JPH04279536A - (S)−(−)−α−ダマスコンの製法 - Google Patents
(S)−(−)−α−ダマスコンの製法Info
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- JPH04279536A JPH04279536A JP6247591A JP6247591A JPH04279536A JP H04279536 A JPH04279536 A JP H04279536A JP 6247591 A JP6247591 A JP 6247591A JP 6247591 A JP6247591 A JP 6247591A JP H04279536 A JPH04279536 A JP H04279536A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルーツ様あるいはフ
ラワー様の香気香味を有し、食品用あるいは香粧品用の
調合香料の素材として有用な(s)−(−)−α−ダマ
スコンの新規な製法に関する。さらに本発明は、(s)
−(−)−α−ダマスコンの製造に有用な新規中間体(
s)−(−)−デヒドロ−α−ダマスコールにも関する
。
ラワー様の香気香味を有し、食品用あるいは香粧品用の
調合香料の素材として有用な(s)−(−)−α−ダマ
スコンの新規な製法に関する。さらに本発明は、(s)
−(−)−α−ダマスコンの製造に有用な新規中間体(
s)−(−)−デヒドロ−α−ダマスコールにも関する
。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明の後記式(1)で表される
(s)−(−)−α−ダマスコンの製法に関しては、本
発明者らが知る限りではJ.Am.Chem.Soc.
,Vol.110,No.20,1988に記載される
方法のみである。さらに後記式(1)の化合物の合成に
有用な後記式(3)の化合物はそのラセミ体については
知られているが、該式(3)の化合物に特定された物質
は従来の文献には見当たらない新規な化合物である。ま
た、近年Ohloffらによって紅茶中のα−ダマスコ
ンの絶対立体配置が(S)−体であることが確認され、
(S)−体は(R)−体に比べ著しく強い香気を有して
いると報告されている([Tetrahedron
22,7003(1989)]。
(s)−(−)−α−ダマスコンの製法に関しては、本
発明者らが知る限りではJ.Am.Chem.Soc.
,Vol.110,No.20,1988に記載される
方法のみである。さらに後記式(1)の化合物の合成に
有用な後記式(3)の化合物はそのラセミ体については
知られているが、該式(3)の化合物に特定された物質
は従来の文献には見当たらない新規な化合物である。ま
た、近年Ohloffらによって紅茶中のα−ダマスコ
ンの絶対立体配置が(S)−体であることが確認され、
(S)−体は(R)−体に比べ著しく強い香気を有して
いると報告されている([Tetrahedron
22,7003(1989)]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案による方法は反応が複雑であるにもかかわらず、得
られる生成物は、(R)−(+)−α−ダマスコンおよ
び(S)−(−)−α−ダマスコンの混合物であり、そ
れぞれの光学純度を上げるためには再結晶を繰り返す必
要がるうえに、かかる操作によっても尚その光学純度は
必ずしも満足できるものではない。従って、後記式(1
)で表される(S)−(−)−α−ダマスコンのみを選
択的に製造する方法の確立が望まれている。
提案による方法は反応が複雑であるにもかかわらず、得
られる生成物は、(R)−(+)−α−ダマスコンおよ
び(S)−(−)−α−ダマスコンの混合物であり、そ
れぞれの光学純度を上げるためには再結晶を繰り返す必
要がるうえに、かかる操作によっても尚その光学純度は
必ずしも満足できるものではない。従って、後記式(1
)で表される(S)−(−)−α−ダマスコンのみを選
択的に製造する方法の確立が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記課題を解決すべく鋭意研究を行ってきた。その結果、
後記式(7)で表される新規な(R)−(+)−2,4
,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オールを
原料として、後記式(6)、(5)、(4)、(3)、
(2)を経て、高い光学純度で選択的に本発明の後記式
(1)の(S)−(−)−α−ダマスコンを合成するこ
とに成功した。従って、本発明の目的は、後記式(1)
の化合物の新規な製造方法および該式(1)の化合物の
合成に有用な新規中間体(3)の化合物を提供するにあ
る。
記課題を解決すべく鋭意研究を行ってきた。その結果、
後記式(7)で表される新規な(R)−(+)−2,4
,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オールを
原料として、後記式(6)、(5)、(4)、(3)、
(2)を経て、高い光学純度で選択的に本発明の後記式
(1)の(S)−(−)−α−ダマスコンを合成するこ
とに成功した。従って、本発明の目的は、後記式(1)
の化合物の新規な製造方法および該式(1)の化合物の
合成に有用な新規中間体(3)の化合物を提供するにあ
る。
【0005】本発明の式(1)の化合物の製造方法は下
記に示す反応式(A)で表すことができる。
記に示す反応式(A)で表すことができる。
【0006】
【化9】
式中、Buはブチル基を表し、DMSOはジメチルスル
ホキサイドを表す。
ホキサイドを表す。
【0007】上記反応式Aに従う式(1)の化合物の製
造方法を順次詳細に説明する。まず、上記式(7)の化
合物から上記式(6)の化合物を合成するには、上記式
(7)の化合物を有機溶媒中、水素化カリウムの存在下
にトリブチルスタニルメチルアイオダイドと反応させる
ことにより行われる。
造方法を順次詳細に説明する。まず、上記式(7)の化
合物から上記式(6)の化合物を合成するには、上記式
(7)の化合物を有機溶媒中、水素化カリウムの存在下
にトリブチルスタニルメチルアイオダイドと反応させる
ことにより行われる。
【0008】この反応で使用される式(7)の化合物は
、同一出願人による同一出願日の発明の名称「光学活性
2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オ
ール及びその製法」の明細書に記載された方法により容
易に合成することができる。その概要は、例えば下記の
反応式Bによって示すことができる。
、同一出願人による同一出願日の発明の名称「光学活性
2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オ
ール及びその製法」の明細書に記載された方法により容
易に合成することができる。その概要は、例えば下記の
反応式Bによって示すことができる。
【0009】
【化10】
【0010】式中、Ac2Oは無水酢酸を、DMAPは
ジメチルアミノピリジンを夫々示す。すなわち、エチル
ビニルケトンとイソブチルアルデヒドから式(a)で表
される2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−
1−オンを合成し、これを還元して式(b)で表される
ラセミ体の2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセ
ン−1−オールに導き、該ラセミ体アルコールを、従来
既知の酢酸エステル化反応を採用することにより、式(
c)で表される(±)−2,4,4−トリメチル−2−
シクロヘキセニルアセテートに容易に導くことができる
。
ジメチルアミノピリジンを夫々示す。すなわち、エチル
ビニルケトンとイソブチルアルデヒドから式(a)で表
される2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−
1−オンを合成し、これを還元して式(b)で表される
ラセミ体の2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセ
ン−1−オールに導き、該ラセミ体アルコールを、従来
既知の酢酸エステル化反応を採用することにより、式(
c)で表される(±)−2,4,4−トリメチル−2−
シクロヘキセニルアセテートに容易に導くことができる
。
【0011】このようにして得られた、ラセミ体のアセ
テートを、例えばブタ肝臓エステラーゼ、ブタすい臓リ
パーゼ等のエステル分解酵素を用いて不斉加水分解し、
更にシリカゲルクロマトグフィー等によって精製するこ
とにより、100%e.e.(enanthio e
xcess:光学収率)の(R)−(+)−2,4,4
−トリメチル−シクロヘキセン−1−オール[式(7)
の化合物]を容易に得ることができる。
テートを、例えばブタ肝臓エステラーゼ、ブタすい臓リ
パーゼ等のエステル分解酵素を用いて不斉加水分解し、
更にシリカゲルクロマトグフィー等によって精製するこ
とにより、100%e.e.(enanthio e
xcess:光学収率)の(R)−(+)−2,4,4
−トリメチル−シクロヘキセン−1−オール[式(7)
の化合物]を容易に得ることができる。
【0012】前記反応式(A)において、式(6)の化
合物の形成反応は低温で行うのが好ましく、通常は例え
ば約−10℃〜+10℃程度の範囲で行われる。反応時
間は適宜に選択することができるが、例えば約3〜5時
間程度が適当である。
合物の形成反応は低温で行うのが好ましく、通常は例え
ば約−10℃〜+10℃程度の範囲で行われる。反応時
間は適宜に選択することができるが、例えば約3〜5時
間程度が適当である。
【0013】水素化カリウムの使用量は、トリブチルス
タニルメチルアイオダイド1モルに対して例えば約1〜
2モル程度とすることができる。この水素化カリウムは
、一般に市販されている約20%のヌジョールサスペン
ジョンを使うのが便利である。またトリメチルスタニル
メチルアイオダイドの使用量は、式(7)の化合物1モ
ルにつき、例えば約1〜2モル程度の範囲が適当である
。この反応における有機溶媒は、例えばジメチルスルホ
キシド、テトラヒドロフランなどがよく使用されるが、
これに限定されることなく通常の有機溶媒が使用可能で
ある。これらの溶媒は、式(7)の化合物に対して例え
ば約5〜20重量倍程度の範囲で使用される。反応終了
後は、例えばエーテルのごとき溶媒で生成物を抽出し、
濃縮し、所望によりカラムクロマトグラフィーなどの手
段で精製して式(6)の化合物が高収率、高純度で得ら
れる。
タニルメチルアイオダイド1モルに対して例えば約1〜
2モル程度とすることができる。この水素化カリウムは
、一般に市販されている約20%のヌジョールサスペン
ジョンを使うのが便利である。またトリメチルスタニル
メチルアイオダイドの使用量は、式(7)の化合物1モ
ルにつき、例えば約1〜2モル程度の範囲が適当である
。この反応における有機溶媒は、例えばジメチルスルホ
キシド、テトラヒドロフランなどがよく使用されるが、
これに限定されることなく通常の有機溶媒が使用可能で
ある。これらの溶媒は、式(7)の化合物に対して例え
ば約5〜20重量倍程度の範囲で使用される。反応終了
後は、例えばエーテルのごとき溶媒で生成物を抽出し、
濃縮し、所望によりカラムクロマトグラフィーなどの手
段で精製して式(6)の化合物が高収率、高純度で得ら
れる。
【0014】上述のようにして得られる上記式(6)の
化合物から上記式(5)の化合物を合成するには、上記
式(6)の化合物を、有機溶媒中n−ブチルリチウムと
反応させて行うことができる。この反応は、例えば約−
20℃〜約−78℃程度の温度範囲で約1〜約2時間か
けて行われる。この反応に使用される有機溶媒は、例え
ばテトラヒドロフランが好ましく、またその使用量は特
に制約されるものではないが、例えば上記式(6)の化
合物に対して約5〜20重量倍程度の範囲がよく使用さ
れる。また、n−ブチルリチウムの使用量は、上記式(
6)の化合物1モルに対して約1〜2モル程度とするこ
とができる。反応終了後は、反応液を塩化アンモニウム
水溶液中に注ぎ、例えばエ−テルのごとき有機溶媒で生
成物を抽出し、濃縮して、所望によりカラムクロマトグ
ラフィーなどで精製することにより上記式(5)の化合
物が高純度、好収率で得られる。
化合物から上記式(5)の化合物を合成するには、上記
式(6)の化合物を、有機溶媒中n−ブチルリチウムと
反応させて行うことができる。この反応は、例えば約−
20℃〜約−78℃程度の温度範囲で約1〜約2時間か
けて行われる。この反応に使用される有機溶媒は、例え
ばテトラヒドロフランが好ましく、またその使用量は特
に制約されるものではないが、例えば上記式(6)の化
合物に対して約5〜20重量倍程度の範囲がよく使用さ
れる。また、n−ブチルリチウムの使用量は、上記式(
6)の化合物1モルに対して約1〜2モル程度とするこ
とができる。反応終了後は、反応液を塩化アンモニウム
水溶液中に注ぎ、例えばエ−テルのごとき有機溶媒で生
成物を抽出し、濃縮して、所望によりカラムクロマトグ
ラフィーなどで精製することにより上記式(5)の化合
物が高純度、好収率で得られる。
【0015】次に上記式(4)の化合物を合成するには
、上記で得られる上記式(5)の化合物を有機溶媒中、
シュウ酸クロライドの存在下にジメチルスルホキシドで
酸化反応させることにより行われる。この反応は、例え
ば約−50℃〜−78℃程度の低温で行うのが好ましく
、この程度の温度条件下に、反応は例えば約20〜30
分間程度行われる。シュウ酸クロライドは、上記式(5
)の化合物1モルに対して、例えば約1〜3モル程度使
用される。また、ジメチルスルホキシドは、上記式(5
)の化合物に1モル対して例えば約1〜10モル程度の
範囲で使用される。また、有機溶媒はジクロルメタンの
ごとき溶媒が好ましく、その使用量は、上記式(5)の
化合物に対して例えば約2〜10重量倍程度の範囲がし
ばしば採用される。反応終了後は、反応液中にトリエチ
ルアミンのごときアルカリの適当量を添加し、反応生成
物をエ−テルのごとき有機溶媒で抽出し、濃縮後、所望
によりカラムクロマトグラフィーのごとき手段で精製し
て、上記式(4)の化合物が高純度、高収率で得られる
。
、上記で得られる上記式(5)の化合物を有機溶媒中、
シュウ酸クロライドの存在下にジメチルスルホキシドで
酸化反応させることにより行われる。この反応は、例え
ば約−50℃〜−78℃程度の低温で行うのが好ましく
、この程度の温度条件下に、反応は例えば約20〜30
分間程度行われる。シュウ酸クロライドは、上記式(5
)の化合物1モルに対して、例えば約1〜3モル程度使
用される。また、ジメチルスルホキシドは、上記式(5
)の化合物に1モル対して例えば約1〜10モル程度の
範囲で使用される。また、有機溶媒はジクロルメタンの
ごとき溶媒が好ましく、その使用量は、上記式(5)の
化合物に対して例えば約2〜10重量倍程度の範囲がし
ばしば採用される。反応終了後は、反応液中にトリエチ
ルアミンのごときアルカリの適当量を添加し、反応生成
物をエ−テルのごとき有機溶媒で抽出し、濃縮後、所望
によりカラムクロマトグラフィーのごとき手段で精製し
て、上記式(4)の化合物が高純度、高収率で得られる
。
【0016】上述のようにして得られる上記式(4)の
化合物から上記式(3)の化合物を合成するには、上記
式(4)の化合物を有機溶媒中、別に調製したプロパギ
ルマグネシウムハライドとグリニアール反応させて行わ
れる。この反応は室温程度で、例えば約1〜2時間程度
かけて行われる。有機溶媒はテトラヒドロフランが使用
されるが、この他の通常グリニアール反応に使用される
有機溶媒であれば使用できる。この溶媒の使用量は適宜
に選択使用されるが、例えば上記式(4)の化合物に対
して約1〜10重量倍程度が適当な範囲である。また、
プロパギルマグネシウムハライドは上記式(4)の化合
物1モルに対して例えば約1〜10モル程度の範囲で使
用される。プロパギルマグネシウムハライドとしては、
プロパギルマグネシウムアイオダイドがより好ましいが
他のハライドでも差し支えない。反応終了後は、反応液
を常法に従って、塩化アンモニウム水溶液中に注ぎエ−
テル抽出し、濃縮して所望によりカラムクロマトグラフ
ィ−などの手段により精製して、高純度、高収率で上記
式(3)の化合物が得られる。
化合物から上記式(3)の化合物を合成するには、上記
式(4)の化合物を有機溶媒中、別に調製したプロパギ
ルマグネシウムハライドとグリニアール反応させて行わ
れる。この反応は室温程度で、例えば約1〜2時間程度
かけて行われる。有機溶媒はテトラヒドロフランが使用
されるが、この他の通常グリニアール反応に使用される
有機溶媒であれば使用できる。この溶媒の使用量は適宜
に選択使用されるが、例えば上記式(4)の化合物に対
して約1〜10重量倍程度が適当な範囲である。また、
プロパギルマグネシウムハライドは上記式(4)の化合
物1モルに対して例えば約1〜10モル程度の範囲で使
用される。プロパギルマグネシウムハライドとしては、
プロパギルマグネシウムアイオダイドがより好ましいが
他のハライドでも差し支えない。反応終了後は、反応液
を常法に従って、塩化アンモニウム水溶液中に注ぎエ−
テル抽出し、濃縮して所望によりカラムクロマトグラフ
ィ−などの手段により精製して、高純度、高収率で上記
式(3)の化合物が得られる。
【0017】上記式(3)の化合物からの上記式(2)
の化合物の合成は、上述のようにして得られる上記式(
3)の化合物を有機溶媒中、還元剤で水素化反応するこ
とにより行われる。この反応に使用される還元剤は、水
素化リチウムアルミニウムがより好ましいが、例えばR
ed−Al[Sodium bis(2−metho
xyethoxy)alminium hydrox
ide](ALDRICH社)などの他の還元剤も使用
することができる。これらの還元剤の使用量は、例えば
上記式(3)の化合物1モルに対して例えば約1〜10
モル程度の範囲とすることができる。有機溶媒はテトラ
ヒドロフランがよいが他の有機溶媒も使用可能である。 反応系に、例えばナトリウムメトキシドなどのごときア
ルカリを添加することにより反応が促進されるのでより
好ましい。このようなアルカリの使用量は、上記式(3
)の化合物1モルに対して例えば約1〜約3モル程度で
ある。反応温度および反応時間は、例えば室温程度の温
度で約10〜30時間程度の範囲とすることができる。 反応終了後は生成物をエーテルのごとき溶媒で抽出し、
濃縮して所望によりカラムクロマトグラフィーのごとき
手段で精製して、高収率、高純度で上記式(2)の化合
物が得られる。
の化合物の合成は、上述のようにして得られる上記式(
3)の化合物を有機溶媒中、還元剤で水素化反応するこ
とにより行われる。この反応に使用される還元剤は、水
素化リチウムアルミニウムがより好ましいが、例えばR
ed−Al[Sodium bis(2−metho
xyethoxy)alminium hydrox
ide](ALDRICH社)などの他の還元剤も使用
することができる。これらの還元剤の使用量は、例えば
上記式(3)の化合物1モルに対して例えば約1〜10
モル程度の範囲とすることができる。有機溶媒はテトラ
ヒドロフランがよいが他の有機溶媒も使用可能である。 反応系に、例えばナトリウムメトキシドなどのごときア
ルカリを添加することにより反応が促進されるのでより
好ましい。このようなアルカリの使用量は、上記式(3
)の化合物1モルに対して例えば約1〜約3モル程度で
ある。反応温度および反応時間は、例えば室温程度の温
度で約10〜30時間程度の範囲とすることができる。 反応終了後は生成物をエーテルのごとき溶媒で抽出し、
濃縮して所望によりカラムクロマトグラフィーのごとき
手段で精製して、高収率、高純度で上記式(2)の化合
物が得られる。
【0018】本発明の上記式(1)の化合物は、上記で
得られる上記式(2)の化合物を有機溶媒中、酸化剤の
存在下に酸化反応させることにより合成される。この酸
化反応は、使用する酸化剤の種類にもよるが通常は、例
えば約0〜約50℃程度の温度で、約5〜100時間程
度反応して行われる。酸化剤としは、通常活性二酸化マ
ンガンがよく使用されるが、他の酸化剤、例えばPDC
(ピリジウムジクロメート)なども使用される。有機溶
媒としてはアセトン、塩化メチレン、n−ペンタンなど
がよく使用され、これらの溶媒の使用量は、例えば上記
式(2)の化合物に対して約5〜約20重量倍程度の範
囲とすることができる。反応終了後、溶媒を濃縮して、
例えばカラムクロマトグラフィーのごとき手段で精製す
ることにより本発明の上記式(1)の化合物が高純度、
高収率で得られる。
得られる上記式(2)の化合物を有機溶媒中、酸化剤の
存在下に酸化反応させることにより合成される。この酸
化反応は、使用する酸化剤の種類にもよるが通常は、例
えば約0〜約50℃程度の温度で、約5〜100時間程
度反応して行われる。酸化剤としは、通常活性二酸化マ
ンガンがよく使用されるが、他の酸化剤、例えばPDC
(ピリジウムジクロメート)なども使用される。有機溶
媒としてはアセトン、塩化メチレン、n−ペンタンなど
がよく使用され、これらの溶媒の使用量は、例えば上記
式(2)の化合物に対して約5〜約20重量倍程度の範
囲とすることができる。反応終了後、溶媒を濃縮して、
例えばカラムクロマトグラフィーのごとき手段で精製す
ることにより本発明の上記式(1)の化合物が高純度、
高収率で得られる。
【0019】以下、参考例及び実施例により本発明の数
態様をさらに具体的に説明する。
態様をさらに具体的に説明する。
【参考例1】2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキ
セン−1−オン[式(a)の化合物]の合成 エチル
ビニルケトン75.0g(892mmol)とイソブチ
ルアルデヒド96.4g(1.34 mol)の混合物
を50℃以下に保ち、かき混ぜながら濃硫酸2.25m
lを少しづつ加えた。混合液を室温で5時間かき混ぜた
後、Dean−Stark trapを装着し、還流
条件下に16時間反応を行った。残渣を減圧蒸留し、b
.p.54〜55℃/5Torrの2,4,4−トリメ
チル−2−シクロヘキセン−1−オン86.2gを得た
。
セン−1−オン[式(a)の化合物]の合成 エチル
ビニルケトン75.0g(892mmol)とイソブチ
ルアルデヒド96.4g(1.34 mol)の混合物
を50℃以下に保ち、かき混ぜながら濃硫酸2.25m
lを少しづつ加えた。混合液を室温で5時間かき混ぜた
後、Dean−Stark trapを装着し、還流
条件下に16時間反応を行った。残渣を減圧蒸留し、b
.p.54〜55℃/5Torrの2,4,4−トリメ
チル−2−シクロヘキセン−1−オン86.2gを得た
。
【0020】
【参考例2】(±)−2,4,4−トリメチル−2−シ
クロヘキセン−1−オール[式(b)の化合物]の合成
エーテル800mlに水素化リチウムアルミニウム
18.5g(486mmol)を溶解し、この溶液をか
き混ぜながら0℃に冷却し、参考例1で得られたケトン
体67.1g(486mmol)をエーテル300ml
に溶解した溶液を滴下した。0℃で1時間かき混ぜた後
、水を少しづつ加えて水素化リチウムアルミニウムを分
解した。 固形物をろ過し洗浄後、濾液を濃縮して残渣を減圧蒸留
してb.p.,89〜90℃/19Torrの(±)−
2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オ
ール62.8gを得た。
クロヘキセン−1−オール[式(b)の化合物]の合成
エーテル800mlに水素化リチウムアルミニウム
18.5g(486mmol)を溶解し、この溶液をか
き混ぜながら0℃に冷却し、参考例1で得られたケトン
体67.1g(486mmol)をエーテル300ml
に溶解した溶液を滴下した。0℃で1時間かき混ぜた後
、水を少しづつ加えて水素化リチウムアルミニウムを分
解した。 固形物をろ過し洗浄後、濾液を濃縮して残渣を減圧蒸留
してb.p.,89〜90℃/19Torrの(±)−
2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オ
ール62.8gを得た。
【0021】
【参考例3】(±)−2,4,4−トリメチル−2−シ
クロヘキセニルアセテート[式(c)の化合物]の合成
参考例2で得られたラセミ体アルコール61.5g
(439mmol)、無水酢酸67.3g(659mm
ol)及びピリジン77mlの混合物をかき混ぜながら
0℃に冷却し、そこへDMAP4.3g(35.2mm
ol)をすこしづつ加えた。さらに0℃で1時間かき混
ぜた後、反応液を氷水中に注ぎエーテルで抽出する。抽
出物を硫酸銅水溶液、炭酸ナトリウム水溶液及び食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後エーテルを回
収し、残渣を減圧蒸留してb.p.82〜84℃/10
.5Torrの(±)−2,4,4−トリメチル−2−
シクロヘキセニルアセテート75.7gを得た。
クロヘキセニルアセテート[式(c)の化合物]の合成
参考例2で得られたラセミ体アルコール61.5g
(439mmol)、無水酢酸67.3g(659mm
ol)及びピリジン77mlの混合物をかき混ぜながら
0℃に冷却し、そこへDMAP4.3g(35.2mm
ol)をすこしづつ加えた。さらに0℃で1時間かき混
ぜた後、反応液を氷水中に注ぎエーテルで抽出する。抽
出物を硫酸銅水溶液、炭酸ナトリウム水溶液及び食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後エーテルを回
収し、残渣を減圧蒸留してb.p.82〜84℃/10
.5Torrの(±)−2,4,4−トリメチル−2−
シクロヘキセニルアセテート75.7gを得た。
【0022】
【参考例4】(R)−(+)−2,4,4−トリメチル
−2−シクロヘキセン−1−オール[式(7)の化合物
]の合成 式(c)の化合物26.3g(145mmol)を
0.1モル燐酸バッファー(イオン交換水:メタノール
=8:2;pH7.5)1.1l中に分散させ、激しく
かき混ぜながら−10℃に冷却し、ブタ肝臓エステラー
ゼ(シグマ社製)50250unitを加えて65時間
酵素分解を行った。反応液を食塩と塩化アンモニウムで
飽和させ、エーテルで3回抽出した。抽出液を炭酸ナト
リウム、食塩水で洗浄し、炭酸マグネシウムで乾燥後エ
ーテルを回収し、残渣27.5gをシリカゲルクロマト
グラフィーにより精製した。その結果、式(7)の化合
物、(R)−(+)−2,4,4−トリメチル−2−シ
クロヘキセン−1−オール5.32gを得た。この化合
物の物性値は、b.p.63〜64℃/3Torr;[
α]D=+95.7°(21℃)(C=1.13、Me
OH);100%e.e.であった。
−2−シクロヘキセン−1−オール[式(7)の化合物
]の合成 式(c)の化合物26.3g(145mmol)を
0.1モル燐酸バッファー(イオン交換水:メタノール
=8:2;pH7.5)1.1l中に分散させ、激しく
かき混ぜながら−10℃に冷却し、ブタ肝臓エステラー
ゼ(シグマ社製)50250unitを加えて65時間
酵素分解を行った。反応液を食塩と塩化アンモニウムで
飽和させ、エーテルで3回抽出した。抽出液を炭酸ナト
リウム、食塩水で洗浄し、炭酸マグネシウムで乾燥後エ
ーテルを回収し、残渣27.5gをシリカゲルクロマト
グラフィーにより精製した。その結果、式(7)の化合
物、(R)−(+)−2,4,4−トリメチル−2−シ
クロヘキセン−1−オール5.32gを得た。この化合
物の物性値は、b.p.63〜64℃/3Torr;[
α]D=+95.7°(21℃)(C=1.13、Me
OH);100%e.e.であった。
【0023】
【実施例1】
,,(R)−(+)−2,4,4
,−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル−トリ
ブチルスタニルメチルエーテル[式(6)化合物]の合
成 フラスコに20%KH14.9g(74.3mmo
l)、THF190ml及びDMF48mlを仕込み、
この混合溶液を氷水で冷却し、かき混ぜながら0℃にて
式(7)の(R)−(+)−2,4,4−トリメチル−
2−シクロヘキセン−1−オール8g(57.1mmo
l)をTHF57mlに溶解した溶液を滴下する。0℃
で1時間かき混ぜた後、同温でBu3SnCH2I32
.7g(76mmol)を加え、室温で2時間かき混ぜ
ながら反応させる。反応液を氷水中に注ぎエーテルで抽
出する。エーテル層を食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、溶液をエバポレーターで濃縮して残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製して式(6)のエー
テル体19.5gを得た。
,,(R)−(+)−2,4,4
,−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル−トリ
ブチルスタニルメチルエーテル[式(6)化合物]の合
成 フラスコに20%KH14.9g(74.3mmo
l)、THF190ml及びDMF48mlを仕込み、
この混合溶液を氷水で冷却し、かき混ぜながら0℃にて
式(7)の(R)−(+)−2,4,4−トリメチル−
2−シクロヘキセン−1−オール8g(57.1mmo
l)をTHF57mlに溶解した溶液を滴下する。0℃
で1時間かき混ぜた後、同温でBu3SnCH2I32
.7g(76mmol)を加え、室温で2時間かき混ぜ
ながら反応させる。反応液を氷水中に注ぎエーテルで抽
出する。エーテル層を食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、溶液をエバポレーターで濃縮して残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製して式(6)のエー
テル体19.5gを得た。
【0024】
【実施例2】(S)−(−)−α−シクロゲラニオール
[式(5)の化合物]の合成 実施例1で得られたエーテル体19.5gをTHF
280mlに溶解し、この溶液を−78℃に冷却する。 そこへ1.66M濃度のn−BuLi36ml(57m
mol)を−78℃に保ちながら滴下し、同温で1時間
かき混ぜた後さらに1時間かけて−20℃まで徐々に昇
温する。反応液を塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ、エ
ーテルで抽出する。抽出液を洗浄後、乾燥して濃縮し、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、式
(5)の(S)−(−)−α−シクロゲラニオール3.
89gを得た(Y=57%)。その物性値は次のとおり
であった。b.p.56〜60℃/4Torr;[α]
D=−116.0°(21℃)。
[式(5)の化合物]の合成 実施例1で得られたエーテル体19.5gをTHF
280mlに溶解し、この溶液を−78℃に冷却する。 そこへ1.66M濃度のn−BuLi36ml(57m
mol)を−78℃に保ちながら滴下し、同温で1時間
かき混ぜた後さらに1時間かけて−20℃まで徐々に昇
温する。反応液を塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ、エ
ーテルで抽出する。抽出液を洗浄後、乾燥して濃縮し、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、式
(5)の(S)−(−)−α−シクロゲラニオール3.
89gを得た(Y=57%)。その物性値は次のとおり
であった。b.p.56〜60℃/4Torr;[α]
D=−116.0°(21℃)。
【0025】
【実施例3】(S)−(−)−α−シクロシトラール[
式(4)の化合物]の合成 塩化メチレン23mlにシュウ酸クロライド0.8
5ml(9.7mmol)を溶解し、−78℃に冷却し
、そこへ塩化メチレン2.3mlに溶解したDMSO1
.04ml(14.6mmol)を滴下する。−78℃
で5分間かき混ぜた後、実施例2で得られた式(5)の
アルコール1.0g(6.5mmol)を塩化メチレン
7mlに溶解した溶液を同温で滴下し、−78℃で15
分間かき混ぜる。次いで、トリエチルアミン4.07m
l(29.2mmol)を加え、−78℃で10分間か
き混ぜた後0℃まで昇温する。氷水を加え、エーテルで
抽出する。エーテル層を洗浄、乾燥後濃縮し粗製の式(
4)の(S)−(−)−α−シクロシトラール0.95
gを得た(Y=97%)。
式(4)の化合物]の合成 塩化メチレン23mlにシュウ酸クロライド0.8
5ml(9.7mmol)を溶解し、−78℃に冷却し
、そこへ塩化メチレン2.3mlに溶解したDMSO1
.04ml(14.6mmol)を滴下する。−78℃
で5分間かき混ぜた後、実施例2で得られた式(5)の
アルコール1.0g(6.5mmol)を塩化メチレン
7mlに溶解した溶液を同温で滴下し、−78℃で15
分間かき混ぜる。次いで、トリエチルアミン4.07m
l(29.2mmol)を加え、−78℃で10分間か
き混ぜた後0℃まで昇温する。氷水を加え、エーテルで
抽出する。エーテル層を洗浄、乾燥後濃縮し粗製の式(
4)の(S)−(−)−α−シクロシトラール0.95
gを得た(Y=97%)。
【0026】
【実施例4】(S)−(−)−デヒドロ−α−ダマスコ
ール[式(3)の化合物]の合成 実施例3で得られた式(4)のアルデヒド650mg(
4.28mmol)をTHF7mlに溶解した溶液中に
、室温下でプロパギルマグネシウムブロマイド(0.5
MinTHF)43ml(21mmol)を滴下する。 室温下で1時間かき混ぜた後、塩化アンモニウム水溶液
中に注ぎ、エーテル抽出する。エーテル層を洗浄後、乾
燥して濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで
精製し式(3)の(S)−(−)−デヒドロ−α−ダマ
スコール645mgを得た。該新規化合物の物性は以下
のとおりであった。b.p.95〜100℃/Torr
;1H−NMR(90MHz,CDCl3) δ=0.
88(s,3H)、1.03(s,3H)、1.1〜2
.2(m,6H)、1.83(d,3H)、1.98(
s,3H)、4.62(d,1H)、5.72(m,1
H)。
ール[式(3)の化合物]の合成 実施例3で得られた式(4)のアルデヒド650mg(
4.28mmol)をTHF7mlに溶解した溶液中に
、室温下でプロパギルマグネシウムブロマイド(0.5
MinTHF)43ml(21mmol)を滴下する。 室温下で1時間かき混ぜた後、塩化アンモニウム水溶液
中に注ぎ、エーテル抽出する。エーテル層を洗浄後、乾
燥して濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで
精製し式(3)の(S)−(−)−デヒドロ−α−ダマ
スコール645mgを得た。該新規化合物の物性は以下
のとおりであった。b.p.95〜100℃/Torr
;1H−NMR(90MHz,CDCl3) δ=0.
88(s,3H)、1.03(s,3H)、1.1〜2
.2(m,6H)、1.83(d,3H)、1.98(
s,3H)、4.62(d,1H)、5.72(m,1
H)。
【0027】
【実施例5】(S)−(−)−ダマスコール[式(2)
の化合物]の合成 実施例4で得られた式(3)の化合物をTHF10
mlに溶解し、そこへTHF7mlに溶解した水素化リ
チウムアルミニウム(LAH)269mg(7.08m
mol)及びナトリウムメチラート227mg(3.5
4mmol)を加え、室温下で約20時間かき混ぜて反
応を行う。反応液を氷水で冷却し、水を少量加えて過剰
のLAHを分解する。固形物をろ過別しエーテル洗浄後
、ろ液と洗液を合わせて濃縮し、残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーで精製して式(2)のアルコール体26
2mgを得た。
の化合物]の合成 実施例4で得られた式(3)の化合物をTHF10
mlに溶解し、そこへTHF7mlに溶解した水素化リ
チウムアルミニウム(LAH)269mg(7.08m
mol)及びナトリウムメチラート227mg(3.5
4mmol)を加え、室温下で約20時間かき混ぜて反
応を行う。反応液を氷水で冷却し、水を少量加えて過剰
のLAHを分解する。固形物をろ過別しエーテル洗浄後
、ろ液と洗液を合わせて濃縮し、残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーで精製して式(2)のアルコール体26
2mgを得た。
【0028】
【実施例6】(S)−(−)−ダマスコン[式(1)化
合物]の合成 実施例5で得られた式(2)のアルコール体170
mg(0.88mmol)をアセトン9mlに溶解し、
活性化した二酸化マンガン2gを加え、室温下で70時
間かき混ぜ反応を行う。二酸化マンガンを濾別し、アセ
トンで洗浄する。濾液と洗液を合わせて濃縮し、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、式(1)の
(S)−(−)−ダマスコン112mgを得た(Y=6
7%)。これをヘキサンから結晶化して86mgの結晶
を得た。m.p.17〜18℃;[α]D=−501.
5°(21℃)(C=1.2,CHCl3)。
合物]の合成 実施例5で得られた式(2)のアルコール体170
mg(0.88mmol)をアセトン9mlに溶解し、
活性化した二酸化マンガン2gを加え、室温下で70時
間かき混ぜ反応を行う。二酸化マンガンを濾別し、アセ
トンで洗浄する。濾液と洗液を合わせて濃縮し、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、式(1)の
(S)−(−)−ダマスコン112mgを得た(Y=6
7%)。これをヘキサンから結晶化して86mgの結晶
を得た。m.p.17〜18℃;[α]D=−501.
5°(21℃)(C=1.2,CHCl3)。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、高光学純度を有する新
規化合物(R)−(+)−2,4,4−トリメチル−2
−シクロヘキセン−1−オールを出発原料とすることに
より、香料物質として有用な(S)−(−)−ダマスコ
ンを工業的に極めて有利に、且つ高光学純度をもって製
造することができる。また、本発明方法によって得られ
る新規中間体の(S)−(−)−デヒドロ−α−ダマス
コールは、光学活性な香料化合物の合成中間体として極
めて有用である。
規化合物(R)−(+)−2,4,4−トリメチル−2
−シクロヘキセン−1−オールを出発原料とすることに
より、香料物質として有用な(S)−(−)−ダマスコ
ンを工業的に極めて有利に、且つ高光学純度をもって製
造することができる。また、本発明方法によって得られ
る新規中間体の(S)−(−)−デヒドロ−α−ダマス
コールは、光学活性な香料化合物の合成中間体として極
めて有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式(3) 【化1】 で示される(S)−(−)−デヒドロ−α−ダマスコー
ル。 - 【請求項2】 下記式(7) 【化2】 で示される(R)−(+)−2,4,4−トリメチル−
2−シクロヘキセン−1−オ−ルを水素化カリウムの存
在下に、トリブチルスタニルメチルアイオダイドと反応
させて、下記式(6) 【化3】 式中、Buはブチル基を表す、で示される(R)−(+
)−2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1
−イル−トリブチルスタニルメチルエーテルを形成させ
、該式(6)の化合物をn−ブチルリチウムと反応させ
て、下記式(5) 【化4】 で示される(s)−(−)−α−シクロゲラニオールを
形成させ、該式(5)の化合物をシュウ酸クロライドの
存在下、ジメチルスルホキシドで酸化反応させて、下記
式(4) 【化5】 で示される(s)−(−)−α−シクロシトラールを形
成させ、該式(4)の化合物をプロパギルマグネシウム
ハライドとグリニアール反応させて、下記式(3)【化
6】 で示される(s)−(−)−デヒドロ−α−ダマスコー
ルを形成させ、該式(3)の化合物を還元剤の存在下に
水素化反応させて、下記式(2) 【化7】 で示される(s)−(−)−α−ダマスコールを形成さ
せ、該式(2)の化合物を酸化剤の存在下に酸化反応さ
せることを特徴とする下記式(1) 【化8】 で示される(s)−(−)−α−ダマスコンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247591A JP2824159B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | (S)−(−)−α−ダマスコンの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247591A JP2824159B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | (S)−(−)−α−ダマスコンの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04279536A true JPH04279536A (ja) | 1992-10-05 |
| JP2824159B2 JP2824159B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=13201255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6247591A Expired - Fee Related JP2824159B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | (S)−(−)−α−ダマスコンの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2824159B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001247504A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-11 | Nippon Zeon Co Ltd | ダマスコンまたはダマセノンの製造方法 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP6247591A patent/JP2824159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001247504A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-11 | Nippon Zeon Co Ltd | ダマスコンまたはダマセノンの製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2824159B2 (ja) | 1998-11-11 |
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