JPH04280914A - レーザ焼入れ方法 - Google Patents
レーザ焼入れ方法Info
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- JPH04280914A JPH04280914A JP6385091A JP6385091A JPH04280914A JP H04280914 A JPH04280914 A JP H04280914A JP 6385091 A JP6385091 A JP 6385091A JP 6385091 A JP6385091 A JP 6385091A JP H04280914 A JPH04280914 A JP H04280914A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザビームを加熱
手段として、歯車やスプライン軸等の表面に歯形が形成
された製品を回転させながら焼入れする方法に関するも
のである。
手段として、歯車やスプライン軸等の表面に歯形が形成
された製品を回転させながら焼入れする方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーザ焼入れ方法は、焼入れ硬化性のあ
る材料からなる被加工物に高エネルギー密度のレーザビ
ームを照射し、表面近傍を急激に加熱し、その熱が熱伝
導で被加工物内部に伝達されて急激に冷却する、所謂自
己冷却により焼入れする方法である。
る材料からなる被加工物に高エネルギー密度のレーザビ
ームを照射し、表面近傍を急激に加熱し、その熱が熱伝
導で被加工物内部に伝達されて急激に冷却する、所謂自
己冷却により焼入れする方法である。
【0003】このレーザ焼入れを、歯車やスプライン軸
等のように表面に歯形が形成されている製品に適用する
場合には、レーザビームの光軸が製品の回転軸に垂直な
状態で照射するのが一般的である。
等のように表面に歯形が形成されている製品に適用する
場合には、レーザビームの光軸が製品の回転軸に垂直な
状態で照射するのが一般的である。
【0004】例えば第5図および第6図に示すように、
従来のレーザ焼入れ方法では、歯車2を図において時計
方向に回転させながら焼入れした場合に、凸レンズ1に
集光されたレーザビームLを焼始め側となる歯先部2a
の右側面に照射すると、周囲が常温のため比較的効率良
く熱伝達されて自己冷却されるが、焼終りの左側面3に
照射するときには、右側面照射時の熱伝達で歯先部2a
の全体が高温となっていて自己冷却能力が低下している
ため、焼始め側より高温に加熱されてしまい、その結果
、左側面3が右側面より深く焼入れされるという不具合
があった。
従来のレーザ焼入れ方法では、歯車2を図において時計
方向に回転させながら焼入れした場合に、凸レンズ1に
集光されたレーザビームLを焼始め側となる歯先部2a
の右側面に照射すると、周囲が常温のため比較的効率良
く熱伝達されて自己冷却されるが、焼終りの左側面3に
照射するときには、右側面照射時の熱伝達で歯先部2a
の全体が高温となっていて自己冷却能力が低下している
ため、焼始め側より高温に加熱されてしまい、その結果
、左側面3が右側面より深く焼入れされるという不具合
があった。
【0005】そこで、均一な焼入れを行なうためのレー
ザ焼入れ方法としては、例えば特開昭61−28451
9号公報に示されているものがある。
ザ焼入れ方法としては、例えば特開昭61−28451
9号公報に示されているものがある。
【0006】この方法は図7に示すように、内歯車4の
歯先部4aと歯底部4bの各表面に、凸レンズ5によっ
て集光したレーザビームLを照射して焼入れを行なう場
合に、内歯車4の歯先部4aの側面と歯底部4bとにレ
ーザビーム吸収剤6を予め塗布しておくものである。
歯先部4aと歯底部4bの各表面に、凸レンズ5によっ
て集光したレーザビームLを照射して焼入れを行なう場
合に、内歯車4の歯先部4aの側面と歯底部4bとにレ
ーザビーム吸収剤6を予め塗布しておくものである。
【0007】このレーザ焼入れ方法では、レーザビーム
吸収剤6の塗布された部分が、過熱し易い歯先部4aよ
り多くエネルギを吸収するため、歯先部4aと歯底部4
bとがほぼ均等に加熱されて、均一な深さに焼入れする
ことができる。
吸収剤6の塗布された部分が、過熱し易い歯先部4aよ
り多くエネルギを吸収するため、歯先部4aと歯底部4
bとがほぼ均等に加熱されて、均一な深さに焼入れする
ことができる。
【0008】また別の方法としては、図8に示すものが
ある。
ある。
【0009】これは、レーザビームLを、ハーフミラー
7を通過させてその反射光L1 と透過光L2 とに2
分するとともに、2分された各レーザビームL1 、L
2 をそれぞれ全反射ミラー8に反射させて、歯車9の
歯側面9aと歯底面9bのみに照射して一歯ずつ焼入れ
する方法である。
7を通過させてその反射光L1 と透過光L2 とに2
分するとともに、2分された各レーザビームL1 、L
2 をそれぞれ全反射ミラー8に反射させて、歯車9の
歯側面9aと歯底面9bのみに照射して一歯ずつ焼入れ
する方法である。
【0010】またこれと似た方法として図9に示すもの
がある。
がある。
【0011】これは特開昭60−215715号公報に
記載されているレーザ焼入れ方法で、楔形ミラー10を
用いてレーザビームLを2分割し、分割された各レーザ
ビームL3 ,L4 をそれぞれ全反射ミラー11,1
1に反射させるとともに、それぞれ凸レンズ12,12
によって集光させた後、ラック13の互いに対向する歯
側面13a,13aのみに照射して一歯ずつ焼入れする
方法である。
記載されているレーザ焼入れ方法で、楔形ミラー10を
用いてレーザビームLを2分割し、分割された各レーザ
ビームL3 ,L4 をそれぞれ全反射ミラー11,1
1に反射させるとともに、それぞれ凸レンズ12,12
によって集光させた後、ラック13の互いに対向する歯
側面13a,13aのみに照射して一歯ずつ焼入れする
方法である。
【0012】さらに、特開昭62−67110号公報に
は、冷し金を用いる方法が記載されている。
は、冷し金を用いる方法が記載されている。
【0013】これは、図10に示すように歯車14を間
欠的に回転させながらレーザビームLを照射して、各歯
の側面14a,14bを片側ずつ加熱するとともに、冷
し金15を、間欠回転に同期させてシリンダ16で前進
後退駆動して、歯車14の加熱が完了した部分に対して
、冷し金15を密着させて冷却するもので、片側ずつ加
熱することにより両側を連続加熱した場合に生じる過熱
を防止するとともに、冷し金15を密着させて熱吸収し
、吸収した熱を冷し金15内に循環させた冷却水によっ
て外部に放出するため、全体を均一に熱処理することが
できる。
欠的に回転させながらレーザビームLを照射して、各歯
の側面14a,14bを片側ずつ加熱するとともに、冷
し金15を、間欠回転に同期させてシリンダ16で前進
後退駆動して、歯車14の加熱が完了した部分に対して
、冷し金15を密着させて冷却するもので、片側ずつ加
熱することにより両側を連続加熱した場合に生じる過熱
を防止するとともに、冷し金15を密着させて熱吸収し
、吸収した熱を冷し金15内に循環させた冷却水によっ
て外部に放出するため、全体を均一に熱処理することが
できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したレー
ザビーム吸収剤6を塗布する方法は、吸収剤の塗布に手
間がかかり、量産に不向きであった。
ザビーム吸収剤6を塗布する方法は、吸収剤の塗布に手
間がかかり、量産に不向きであった。
【0015】また、ハーフミラー7あるいは楔形ミラー
10を用いる方法においては、複数のミラーを多段階に
用いるため、ミラー角度にズレがあると、そのズレが増
幅されることから、各ミラー7,8,10,11の精密
な角度調整が必要とされ、調整が難しく、手間がかかる
という問題があった。またレーザビームLを2分割した
後、分割されたレーザビームL1 ,L2 またはレー
ザビームL3 ,L4 を全反射ミラー8,11に反射
させ、また必要に応じて凸レンズ12により集光して歯
車9やラック13の歯側面9a,13aおよび歯底面9
bに照射して一歯ずつ焼入れするため、1ビーム当りの
エネルギ量が半減し、処理能力が低下することから、量
産に不向きであった。
10を用いる方法においては、複数のミラーを多段階に
用いるため、ミラー角度にズレがあると、そのズレが増
幅されることから、各ミラー7,8,10,11の精密
な角度調整が必要とされ、調整が難しく、手間がかかる
という問題があった。またレーザビームLを2分割した
後、分割されたレーザビームL1 ,L2 またはレー
ザビームL3 ,L4 を全反射ミラー8,11に反射
させ、また必要に応じて凸レンズ12により集光して歯
車9やラック13の歯側面9a,13aおよび歯底面9
bに照射して一歯ずつ焼入れするため、1ビーム当りの
エネルギ量が半減し、処理能力が低下することから、量
産に不向きであった。
【0016】さらに、前述した冷し金15を用いるレー
ザ焼入れ方法では、均一な焼入れ深さに熱処理すること
はできるが、歯車14を間欠回転させるとともに、この
間欠回転に同期させて冷し金15を前進後退駆動させる
必要があり、また冷し金15に冷却水を循環させること
から装置が大型となると共に制御が複雑となり、1個当
りの処理時間も長くなることから、量産向きでないとい
う問題がある。
ザ焼入れ方法では、均一な焼入れ深さに熱処理すること
はできるが、歯車14を間欠回転させるとともに、この
間欠回転に同期させて冷し金15を前進後退駆動させる
必要があり、また冷し金15に冷却水を循環させること
から装置が大型となると共に制御が複雑となり、1個当
りの処理時間も長くなることから、量産向きでないとい
う問題がある。
【0017】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、一つの歯形の両歯側面に照射されるエネルギ密度
を変えることにより均一な焼入れを容易に達成できる、
量産に適したレーザ焼入れ方法を提供することを目的と
している。
ので、一つの歯形の両歯側面に照射されるエネルギ密度
を変えることにより均一な焼入れを容易に達成できる、
量産に適したレーザ焼入れ方法を提供することを目的と
している。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、歯形が形成されたワークを
回転させつつその表面にレーザビームを照射するレーザ
焼入れ方法において、前記レーザビームの光軸を、ワー
クの回転中心を通る半径線に対し、前記歯形の回転方向
前面側に向けてレーザビームが照射されるように所定角
度傾斜させたことを特徴としている。
めの手段としてこの発明は、歯形が形成されたワークを
回転させつつその表面にレーザビームを照射するレーザ
焼入れ方法において、前記レーザビームの光軸を、ワー
クの回転中心を通る半径線に対し、前記歯形の回転方向
前面側に向けてレーザビームが照射されるように所定角
度傾斜させたことを特徴としている。
【0019】
【作用】上記の方法によれば、表面に歯形が形成された
ワークにレーザビームを照射する際に、レーザビームは
、その光軸が、ワークの回転中心を通る半径線に対し、
前記歯形の回転方向前面側に向けてレーザビームが照射
される方向に所定角度傾けて配置されるとともに、ワー
クを回転させつつレーザビームを照射すると、一つの歯
形の両歯側面のうち、焼始め側の歯側面に対して大きな
角度で照射され、また焼終り側の歯側面に対しては小さ
な角度で照射される。
ワークにレーザビームを照射する際に、レーザビームは
、その光軸が、ワークの回転中心を通る半径線に対し、
前記歯形の回転方向前面側に向けてレーザビームが照射
される方向に所定角度傾けて配置されるとともに、ワー
クを回転させつつレーザビームを照射すると、一つの歯
形の両歯側面のうち、焼始め側の歯側面に対して大きな
角度で照射され、また焼終り側の歯側面に対しては小さ
な角度で照射される。
【0020】その結果、自己冷却能力の高い焼始め側の
歯側面に照射されるレーザビームの照射面積が小さくて
単位面積当りのエネルギ量が大であるのに対して、照射
前に伝熱によって既に高温となって自己冷却能力が低下
した焼終り側の歯側面に照射されるレーザビームの照射
面積が大きくて単位面積当りのエネルギ量が小となるた
め、自己冷却能力の差とエネルギ密度の差とがバランス
して、焼終り側の歯側面の過熱による過度の焼入れが防
止され、両歯側面の焼入深さが均一化する。
歯側面に照射されるレーザビームの照射面積が小さくて
単位面積当りのエネルギ量が大であるのに対して、照射
前に伝熱によって既に高温となって自己冷却能力が低下
した焼終り側の歯側面に照射されるレーザビームの照射
面積が大きくて単位面積当りのエネルギ量が小となるた
め、自己冷却能力の差とエネルギ密度の差とがバランス
して、焼終り側の歯側面の過熱による過度の焼入れが防
止され、両歯側面の焼入深さが均一化する。
【0021】
【実施例】以下、この発明のレーザ焼入れ方法を、スプ
ライン軸の表面にレーザ焼入れを行なう場合に適用した
一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。
ライン軸の表面にレーザ焼入れを行なう場合に適用した
一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0022】レーザ焼入れを行なうスプライン軸21は
、円柱の表面に歯部21aと歯底部21bとが交互に多
数形成され、また歯部21aは両側に歯側面21c,2
1dを備えており、図1においてOを中心に反時計方向
へ回転駆動されるように設けられている。
、円柱の表面に歯部21aと歯底部21bとが交互に多
数形成され、また歯部21aは両側に歯側面21c,2
1dを備えており、図1においてOを中心に反時計方向
へ回転駆動されるように設けられている。
【0023】一方、照射されるレーザビームLは、その
光軸Zが、スプライン軸21の歯部21aが形成される
歯底円Rに垂直な直線、すなわちスプライン軸21の回
転中心Oを通る半径線Yに対して、回転方向前方側にα
度傾きかつ前記回転中心Oを通らない直線上となるよう
に配置されており、このレーザビームLが凸レンズ22
に集光された焦点Fより先の部分においてスプライン軸
21の表面に照射されるようになっている。
光軸Zが、スプライン軸21の歯部21aが形成される
歯底円Rに垂直な直線、すなわちスプライン軸21の回
転中心Oを通る半径線Yに対して、回転方向前方側にα
度傾きかつ前記回転中心Oを通らない直線上となるよう
に配置されており、このレーザビームLが凸レンズ22
に集光された焦点Fより先の部分においてスプライン軸
21の表面に照射されるようになっている。
【0024】そして、焼入れを行なうときには、スプラ
イン軸21を一定の速度で図1において反時計方向に連
続的に回転駆動しながら、レーザビームLを所定の照射
角度で照射する。したがって、スプライン軸21の表面
へのレーザビームLの照射面積が、回転に伴って増減す
る。
イン軸21を一定の速度で図1において反時計方向に連
続的に回転駆動しながら、レーザビームLを所定の照射
角度で照射する。したがって、スプライン軸21の表面
へのレーザビームLの照射面積が、回転に伴って増減す
る。
【0025】すなわち、一つの歯部21aの焼始め側、
すなわち図1において左側の歯側面21cにおいては、
レーザビームLが大きな角度で照射されるため、その照
射面S1 が狭く、また同じ歯部21aの焼終り側、す
なわち図2において右側の歯側面21dにおいては、小
さな角度で照射されるため、その照射面S2 が広くな
る。
すなわち図1において左側の歯側面21cにおいては、
レーザビームLが大きな角度で照射されるため、その照
射面S1 が狭く、また同じ歯部21aの焼終り側、す
なわち図2において右側の歯側面21dにおいては、小
さな角度で照射されるため、その照射面S2 が広くな
る。
【0026】したがって、スプライン軸21の各歯部2
1aは、焼始め側となる歯側面21cにおいては、照射
面S1 が狭くなるためエネルギ密度の高いレーザビー
ムLが照射されて、表面付近が急速に加熱された後、周
囲に熱が拡散して自己冷却することによって焼入れされ
る。そして、同じ歯部21aの焼終り側となる歯側面2
1dにおいては、照射面S2 が広くなるため照射され
るレーザビームLは、照射面S1 のときよりエネルギ
密度が低くなる。
1aは、焼始め側となる歯側面21cにおいては、照射
面S1 が狭くなるためエネルギ密度の高いレーザビー
ムLが照射されて、表面付近が急速に加熱された後、周
囲に熱が拡散して自己冷却することによって焼入れされ
る。そして、同じ歯部21aの焼終り側となる歯側面2
1dにおいては、照射面S2 が広くなるため照射され
るレーザビームLは、照射面S1 のときよりエネルギ
密度が低くなる。
【0027】しかし、焼終り側となる歯側面21dは、
レーザビームLが照射される以前に歯側面21c側から
伝達される熱によって高温となるとともに、自己冷却能
力が低下しており、そのためエネルギ密度が低くて加熱
不足となるよりもむしろ過熱を防止することができる。
レーザビームLが照射される以前に歯側面21c側から
伝達される熱によって高温となるとともに、自己冷却能
力が低下しており、そのためエネルギ密度が低くて加熱
不足となるよりもむしろ過熱を防止することができる。
【0028】その結果、エネルギ密度の高いレーザビー
ムLが照射されるとともに自己冷却能力が高い歯側面2
1cと、エネルギ密度の低いレーザビームLが照射され
るとともに自己冷却能力の低い歯側面21dとが、ほぼ
均等に焼入れされることから、焼入れ層Tの厚さが均一
化する。
ムLが照射されるとともに自己冷却能力が高い歯側面2
1cと、エネルギ密度の低いレーザビームLが照射され
るとともに自己冷却能力の低い歯側面21dとが、ほぼ
均等に焼入れされることから、焼入れ層Tの厚さが均一
化する。
【0029】なお、焼終り側の歯側面21dを焼入れる
際に、歯部21aの陰となってレーザビームLが照射さ
れない部分があっても、この陰の部分は周囲から伝達さ
れる熱によって加熱されて、周囲とほぼ均等に焼入れさ
れる。
際に、歯部21aの陰となってレーザビームLが照射さ
れない部分があっても、この陰の部分は周囲から伝達さ
れる熱によって加熱されて、周囲とほぼ均等に焼入れさ
れる。
【0030】したがって、この実施例のレーザ焼入れ方
法によれば、従来の焼入れ方法のように、角度調整が必
要なミラー群や間欠駆動装置あるいは強制冷却装置等を
用いることなく、歯面に均一な深さで焼入れができ、歯
車精度を向上することができる。
法によれば、従来の焼入れ方法のように、角度調整が必
要なミラー群や間欠駆動装置あるいは強制冷却装置等を
用いることなく、歯面に均一な深さで焼入れができ、歯
車精度を向上することができる。
【0031】なお、効果を確認するために実際に、スプ
ライン大径が直径32mm、歯高が1mm、歯幅が3m
mのスプライン軸に対して、レーザビームの光軸を、こ
のスプライン軸の半径線と歯底円との交点を中心に偏心
角α=11.5度に傾けた状態で、本発明のレーザ焼入
れ方法を実施した。そして、図11は本発明の方法でレ
ーザ焼入れしたスプライン軸の金属組織を示す写真で、
また図12の従来の方法によってレーザ焼入れしたスプ
ライン軸の金属組織を示す写真であり、両者の比較から
判るように、本発明の方法で焼入れしたスプライン軸の
焼入れ層が均一な厚みに形成されている。
ライン大径が直径32mm、歯高が1mm、歯幅が3m
mのスプライン軸に対して、レーザビームの光軸を、こ
のスプライン軸の半径線と歯底円との交点を中心に偏心
角α=11.5度に傾けた状態で、本発明のレーザ焼入
れ方法を実施した。そして、図11は本発明の方法でレ
ーザ焼入れしたスプライン軸の金属組織を示す写真で、
また図12の従来の方法によってレーザ焼入れしたスプ
ライン軸の金属組織を示す写真であり、両者の比較から
判るように、本発明の方法で焼入れしたスプライン軸の
焼入れ層が均一な厚みに形成されている。
【0032】また、レーザビームLの光軸Zの傾き、す
なわち偏心角αは、図3に示すような歯高a、歯幅b、
歯形形状およびエネルギ照射強度等に応じて実験的に決
められるもので、その関係は、図4に示すように、歯高
aが大きい方が偏心角αが小さく、歯高aが小さい方が
偏心角αが大きい。また、歯幅bが大きい方が偏心角α
が小さく、歯幅bが小さい方が偏心角αが大きい。
なわち偏心角αは、図3に示すような歯高a、歯幅b、
歯形形状およびエネルギ照射強度等に応じて実験的に決
められるもので、その関係は、図4に示すように、歯高
aが大きい方が偏心角αが小さく、歯高aが小さい方が
偏心角αが大きい。また、歯幅bが大きい方が偏心角α
が小さく、歯幅bが小さい方が偏心角αが大きい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のレーザ焼
入れ方法は、歯形が形成されたワークを回転させつつそ
の表面にレーザビームを照射するレーザ焼入れ方法にお
いて、前記レーザビームの光軸を、ワークの回転中心を
通る半径線に対し、前記歯形の回転方向前面側に向けて
レーザビームが照射されるように所定角度傾斜させたの
で、ワークを均一な焼入れ深さに焼入れすることができ
る。
入れ方法は、歯形が形成されたワークを回転させつつそ
の表面にレーザビームを照射するレーザ焼入れ方法にお
いて、前記レーザビームの光軸を、ワークの回転中心を
通る半径線に対し、前記歯形の回転方向前面側に向けて
レーザビームが照射されるように所定角度傾斜させたの
で、ワークを均一な焼入れ深さに焼入れすることができ
る。
【図1】この発明の方法の一実施例における歯部の焼始
めの状態を示す説明図である。
めの状態を示す説明図である。
【図2】同一の歯部の焼終りの状態を示す説明図である
。
。
【図3】偏心角α、歯高aおよび歯幅bを示す説明図で
ある。
ある。
【図4】偏心角αと、歯高a,歯幅bとの関係を示す説
明図である。
明図である。
【図5】従来のレーザ焼入れ方法における歯部の焼始め
の状態を示す説明図である。
の状態を示す説明図である。
【図6】同一の歯部の焼終りの状態を示す説明図である
。
。
【図7】従来のレーザ焼入れ方法の別の例を示す説明図
である。
である。
【図8】従来のレーザ焼入れ方法のまた別の例を示す説
明図である。
明図である。
【図9】従来のレーザ焼入れ方法のさらに別の例を示す
説明図である。
説明図である。
【図10】従来のレーザ焼入れ方法の他の例を示す説明
図である。
図である。
【図11】本発明のレーザ焼入れ方法によって焼入れを
行なった部材の金属組織を示す写真である。
行なった部材の金属組織を示す写真である。
【図12】従来のレーザ焼入れ方法によって焼入れを行
なった部材の金属組織を示す写真である。
なった部材の金属組織を示す写真である。
21 スプライン軸
21a 歯部
21b 歯底部
21c 歯側部
21d 歯側部
22 凸レンズ
L レーザビーム
T 焼入れ層
R 歯底円
Y 回転中心Oを通る半径線
Z レーザビームの光軸
Claims (1)
- 【請求項1】 歯形が形成されたワークを回転させつ
つその表面にレーザビームを照射するレーザ焼入れ方法
において、前記レーザビームの光軸を、ワークの回転中
心を通る半径線に対し、前記歯形の回転方向前面側に向
けてレーザビームが照射されるように所定角度傾斜させ
たことを特徴とするレーザ焼入れ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6385091A JPH04280914A (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | レーザ焼入れ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6385091A JPH04280914A (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | レーザ焼入れ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04280914A true JPH04280914A (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=13241222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6385091A Pending JPH04280914A (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | レーザ焼入れ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04280914A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1801244A1 (en) * | 2005-12-26 | 2007-06-27 | Delta Kogyo Co., Ltd. | Method of making a component part of a reclining device |
| CN102660668A (zh) * | 2012-05-11 | 2012-09-12 | 中国第一汽车股份有限公司 | 内齿圈齿根激光淬火硬化方法 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP6385091A patent/JPH04280914A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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