JPH04314827A - ボールねじのねじ軸製造方法 - Google Patents
ボールねじのねじ軸製造方法Info
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- JPH04314827A JPH04314827A JP10876291A JP10876291A JPH04314827A JP H04314827 A JPH04314827 A JP H04314827A JP 10876291 A JP10876291 A JP 10876291A JP 10876291 A JP10876291 A JP 10876291A JP H04314827 A JPH04314827 A JP H04314827A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雄ねじのねじ溝と雌ね
じのねじ溝とを対向させて画成された螺旋状の空間に剛
球を複数収容したボールねじのねじ軸に形成されたねじ
溝の剛球転動面に対し、高エネルギービームを照射して
焼き入れ加工を行うボールねじのねじ軸製造方法に関す
る。
じのねじ溝とを対向させて画成された螺旋状の空間に剛
球を複数収容したボールねじのねじ軸に形成されたねじ
溝の剛球転動面に対し、高エネルギービームを照射して
焼き入れ加工を行うボールねじのねじ軸製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、精密機械要素として工作機械の位
置決め機構に数多く使用されているボールねじのねじ軸
の表面硬化方法としては、浸炭焼き入れ方法、高周波焼
き入れ方法が一般的に行われている。しかしこれらの方
法ではボールねじ全体を加熱冷却する熱処理法なので不
均一な伸縮や曲がり等の熱処理歪が大きく発生するもの
である。従って必要精度を確保するために曲がり修正を
したり、後工程で研削仕上げ等の多大な労力を費やさね
ばならない問題がある。またそれとは別に最近レーザー
ビームによる焼き入れ方法が注目されている。
置決め機構に数多く使用されているボールねじのねじ軸
の表面硬化方法としては、浸炭焼き入れ方法、高周波焼
き入れ方法が一般的に行われている。しかしこれらの方
法ではボールねじ全体を加熱冷却する熱処理法なので不
均一な伸縮や曲がり等の熱処理歪が大きく発生するもの
である。従って必要精度を確保するために曲がり修正を
したり、後工程で研削仕上げ等の多大な労力を費やさね
ばならない問題がある。またそれとは別に最近レーザー
ビームによる焼き入れ方法が注目されている。
【0003】この熱処理方法の一例としては、例えば特
開昭59−208022号公報に記載された「レーザ照
射によるねじ軸表面硬化方法」がある。即ち図5に示す
如く、この記載技術はレーザービーム発生装置(図示せ
ず)から照射されるレーザービーム11の強度を平均化
させるためのビームインテグレーター10が設けられて
おり、このビームインテグレーター10を通過してきた
レーザービーム11は光線分割用ミラー12により2方
向に分割され、それぞれ第1及び第2の反射用ミラー1
3a,13bにより反射される。第1及び第2の反射用
ミラー13a,13bに反射されたビーム11a,11
bはそれぞれ第1及び第2の凸レンズ14a,14bに
より集光されてボールねじのねじ軸Aに形成されたねじ
溝に照射される。このねじ軸Aはその下半分が冷却水1
5中に浸漬されており且つ回転しながら水平方向に移動
するように支持されている。
開昭59−208022号公報に記載された「レーザ照
射によるねじ軸表面硬化方法」がある。即ち図5に示す
如く、この記載技術はレーザービーム発生装置(図示せ
ず)から照射されるレーザービーム11の強度を平均化
させるためのビームインテグレーター10が設けられて
おり、このビームインテグレーター10を通過してきた
レーザービーム11は光線分割用ミラー12により2方
向に分割され、それぞれ第1及び第2の反射用ミラー1
3a,13bにより反射される。第1及び第2の反射用
ミラー13a,13bに反射されたビーム11a,11
bはそれぞれ第1及び第2の凸レンズ14a,14bに
より集光されてボールねじのねじ軸Aに形成されたねじ
溝に照射される。このねじ軸Aはその下半分が冷却水1
5中に浸漬されており且つ回転しながら水平方向に移動
するように支持されている。
【0004】そして図6に示すごとく、第1凸レンズ1
4aにより集光されたレーザービーム11aは前記ねじ
軸Aのねじ山Dの両側に隣接するねじ溝の内、右側のね
じ溝の剛球転動面のねじ軸軸線方向に対し一側(左フラ
ンク面α)に照射され、第2の凸レンズ14bにより集
光されたレーザービーム11bは前記ねじ軸Aのねじ山
Dの両側に隣接するねじ溝の内、左側のねじ溝の剛球転
動面のねじ軸軸線方向に対し他側(右フランク面β)に
同時に照射される。このレーザービームの照射と同時に
前記ねじ軸Aを回転させながらねじのピッチに同期して
ねじ軸Aを移動させることにより、ねじ山Dの左右フラ
ンク面α,βが同時に焼き入れされた後に隣のねじ山D
’の左右フランク面α’,β’が同時に焼き入れされて
いく。
4aにより集光されたレーザービーム11aは前記ねじ
軸Aのねじ山Dの両側に隣接するねじ溝の内、右側のね
じ溝の剛球転動面のねじ軸軸線方向に対し一側(左フラ
ンク面α)に照射され、第2の凸レンズ14bにより集
光されたレーザービーム11bは前記ねじ軸Aのねじ山
Dの両側に隣接するねじ溝の内、左側のねじ溝の剛球転
動面のねじ軸軸線方向に対し他側(右フランク面β)に
同時に照射される。このレーザービームの照射と同時に
前記ねじ軸Aを回転させながらねじのピッチに同期して
ねじ軸Aを移動させることにより、ねじ山Dの左右フラ
ンク面α,βが同時に焼き入れされた後に隣のねじ山D
’の左右フランク面α’,β’が同時に焼き入れされて
いく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法によると、ねじ山Dの両フランク面α,β(剛球転
動面)を深く焼き入れたい場合、次のような問題が生じ
る。
方法によると、ねじ山Dの両フランク面α,β(剛球転
動面)を深く焼き入れたい場合、次のような問題が生じ
る。
【0006】即ち、その場合はレーザービーム11a,
11bのスポットとねじ軸との間の相対移動速度を遅く
するか、或はより高出力のレーザービーム11a,11
bを照射すればよい。しかしながら前記ねじ山Dの熱容
量が小さいために、蓄熱されてスポットが移動した後の
焼き入れに必要な冷却速度が得られないことがある。そ
の結果、焼き入れは不完全に終わり、剛球転動面の硬さ
はHv550〜600と低く不完全となり、耐摩耗性が
上がらなくなる。また、高出力のビームで焼き入れると
、剛球転動面Bのエッジ部分が溶融しその部分で著しく
硬さが上昇したり、形状が変形したりすることがある。
11bのスポットとねじ軸との間の相対移動速度を遅く
するか、或はより高出力のレーザービーム11a,11
bを照射すればよい。しかしながら前記ねじ山Dの熱容
量が小さいために、蓄熱されてスポットが移動した後の
焼き入れに必要な冷却速度が得られないことがある。そ
の結果、焼き入れは不完全に終わり、剛球転動面の硬さ
はHv550〜600と低く不完全となり、耐摩耗性が
上がらなくなる。また、高出力のビームで焼き入れると
、剛球転動面Bのエッジ部分が溶融しその部分で著しく
硬さが上昇したり、形状が変形したりすることがある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、ボールねじのねじ軸を焼き入れる際
、硬さが低下することなく、また溶融したり形状が変形
することなくボールねじのねじ軸を製造する方法を提供
することを目的とする。
されたものであり、ボールねじのねじ軸を焼き入れる際
、硬さが低下することなく、また溶融したり形状が変形
することなくボールねじのねじ軸を製造する方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のボールねじのねじ軸製造方法は、雄ねじのね
じ溝と雌ねじのねじ溝とを対向させて画成された螺旋状
の空間に剛球を複数収容したボールねじのねじ軸製造方
法であって、ねじ軸の断面凹形状をしたねじ溝の剛球転
動面の内、ねじ軸の軸線方向の一側を前記ねじ溝の始点
から終点に向けて高エネルギービームにより螺旋状に焼
き入れ加工した後、前記ねじ溝の剛球転動面の内、ねじ
軸の軸線方向の他側を高エネルギービームにより螺旋状
に焼き入れ加工している。
に本発明のボールねじのねじ軸製造方法は、雄ねじのね
じ溝と雌ねじのねじ溝とを対向させて画成された螺旋状
の空間に剛球を複数収容したボールねじのねじ軸製造方
法であって、ねじ軸の断面凹形状をしたねじ溝の剛球転
動面の内、ねじ軸の軸線方向の一側を前記ねじ溝の始点
から終点に向けて高エネルギービームにより螺旋状に焼
き入れ加工した後、前記ねじ溝の剛球転動面の内、ねじ
軸の軸線方向の他側を高エネルギービームにより螺旋状
に焼き入れ加工している。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、ボール
ねじのねじ軸のねじ山の片側だけを高エネルギービーム
で加熱し、この後、前記ねじ山の反対側だけを高エネル
ギービームで加熱しているので、前記ねじ山に一度に加
えられる加熱量が少なくなり高エネルギービームのスポ
ットが移動した後の加熱部の冷却速度が大きくなる。こ
のため剛球転動面の硬さを大きくすることができ、溶融
したり形状が変形したりすることがない。
ねじのねじ軸のねじ山の片側だけを高エネルギービーム
で加熱し、この後、前記ねじ山の反対側だけを高エネル
ギービームで加熱しているので、前記ねじ山に一度に加
えられる加熱量が少なくなり高エネルギービームのスポ
ットが移動した後の加熱部の冷却速度が大きくなる。こ
のため剛球転動面の硬さを大きくすることができ、溶融
したり形状が変形したりすることがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0011】図1のように、ボールねじのねじ軸5は垂
直軸線に対して平行に回転盤20のチャッキング装置2
01に着脱可能に固定されており、ねじ軸5はその軸線
の回りに回転される。このねじ軸5の軸線に対して平行
に移動可能に加工ヘッド6が設けられいる。この加工ヘ
ッド6は前記ねじ軸5の一回転に対しねじ軸5のねじ溝
51のピッチに対応する距離だけ周知の移動機構30に
より移動される。この移動機構30は、前記加工ヘッド
6が固定された垂直移動ブラケット301を案内面30
2に摺接させるとともに、その垂直移動ブラケット30
1に送りねじ303を螺合させ、その送りねじ303を
送りサーボモータ304により回転駆動させて前記加工
ヘッド6を上下動させるものである。この送りサーボモ
ータ304は周知の数値制御装置40により制御される
。
直軸線に対して平行に回転盤20のチャッキング装置2
01に着脱可能に固定されており、ねじ軸5はその軸線
の回りに回転される。このねじ軸5の軸線に対して平行
に移動可能に加工ヘッド6が設けられいる。この加工ヘ
ッド6は前記ねじ軸5の一回転に対しねじ軸5のねじ溝
51のピッチに対応する距離だけ周知の移動機構30に
より移動される。この移動機構30は、前記加工ヘッド
6が固定された垂直移動ブラケット301を案内面30
2に摺接させるとともに、その垂直移動ブラケット30
1に送りねじ303を螺合させ、その送りねじ303を
送りサーボモータ304により回転駆動させて前記加工
ヘッド6を上下動させるものである。この送りサーボモ
ータ304は周知の数値制御装置40により制御される
。
【0012】レーザービーム発生装置1から射出された
平行光としてのレーザービーム2は、前記加工ヘッド6
内に移動可能に設けられたレンズ3に入射して集光され
た後、同加工ヘッド6内の反射鏡7により水平方向に屈
折される。反射鏡7により屈折されたレーザービーム1
1は前記ねじ軸5のねじ溝51に照射される。ねじ軸5
のねじ溝51に照射されるレーザービーム2の照射範囲
(スポット径)は、前記レンズ3を移動調節することに
より設定される。
平行光としてのレーザービーム2は、前記加工ヘッド6
内に移動可能に設けられたレンズ3に入射して集光され
た後、同加工ヘッド6内の反射鏡7により水平方向に屈
折される。反射鏡7により屈折されたレーザービーム1
1は前記ねじ軸5のねじ溝51に照射される。ねじ軸5
のねじ溝51に照射されるレーザービーム2の照射範囲
(スポット径)は、前記レンズ3を移動調節することに
より設定される。
【0013】また、前記加工ヘッド6にはねじ軸5のレ
ーザービーム照射部に窒素やアルゴンといったアシスト
ガスを吹き付けるためのノズル8が固定されており、レ
ーザービーム照射部の冷却と共に酸化を防止している。
ーザービーム照射部に窒素やアルゴンといったアシスト
ガスを吹き付けるためのノズル8が固定されており、レ
ーザービーム照射部の冷却と共に酸化を防止している。
【0014】上述の装置を使用して前記ボールねじのね
じ軸5に形成されたねじ溝51の剛球転動面4に焼き入
れをする方法につき説明する。
じ軸5に形成されたねじ溝51の剛球転動面4に焼き入
れをする方法につき説明する。
【0015】まず、前記加工ヘッド6に内蔵されたレン
ズ3を移動させて前記反射鏡7により屈折されたレーザ
ービーム11の照射範囲(スポット径)を前記ねじ溝5
1の幅の60%〜75%と設定する。
ズ3を移動させて前記反射鏡7により屈折されたレーザ
ービーム11の照射範囲(スポット径)を前記ねじ溝5
1の幅の60%〜75%と設定する。
【0016】次に、数値制御装置40により前記送りサ
ーボモータ304を駆動して前記加工ヘッド6をボール
ねじのねじ軸5のねじ溝51の始点Sに対応する位置ま
で移動させる。この時、レーザービーム11のスポット
がねじ溝51の中心よりも一側(ねじ軸5の軸線方向の
一側)に形成されるように前記加工ヘッド6は位置決め
されている。即ち、スポットがねじ溝51の左右の剛球
転動面4の内の一方に形成される。
ーボモータ304を駆動して前記加工ヘッド6をボール
ねじのねじ軸5のねじ溝51の始点Sに対応する位置ま
で移動させる。この時、レーザービーム11のスポット
がねじ溝51の中心よりも一側(ねじ軸5の軸線方向の
一側)に形成されるように前記加工ヘッド6は位置決め
されている。即ち、スポットがねじ溝51の左右の剛球
転動面4の内の一方に形成される。
【0017】また、前記数値制御装置40には前記回転
盤20のチャッキング装置201の一回転(ねじ軸5の
一回転)あたりの前記加工ヘッド6の移動量データが前
記ねじ溝51の送りピッチに応じて予め設定されている
。
盤20のチャッキング装置201の一回転(ねじ軸5の
一回転)あたりの前記加工ヘッド6の移動量データが前
記ねじ溝51の送りピッチに応じて予め設定されている
。
【0018】作業者により焼き入れ加工開始指令が入力
されると、数値制御装置40はレーザービーム発生装置
1と回転盤20と送りサーボモータ304とを作動させ
る。即ち、ねじ軸5が回転されると共に加工ヘッド6が
前記ねじ溝51の始点Sから終点Eまで移動される。つ
まり、レーザービーム11のスポットがねじ溝51の一
方の剛球転動面を始点Sから終点Eまで移動することに
より当該部分は連続して焼き入れ加工される。前記スポ
ットが終点Eまで移動すると数値制御装置40はレーザ
ービーム発生装置1と回転盤20と送りサーボモータ3
04との作動を停止させる。
されると、数値制御装置40はレーザービーム発生装置
1と回転盤20と送りサーボモータ304とを作動させ
る。即ち、ねじ軸5が回転されると共に加工ヘッド6が
前記ねじ溝51の始点Sから終点Eまで移動される。つ
まり、レーザービーム11のスポットがねじ溝51の一
方の剛球転動面を始点Sから終点Eまで移動することに
より当該部分は連続して焼き入れ加工される。前記スポ
ットが終点Eまで移動すると数値制御装置40はレーザ
ービーム発生装置1と回転盤20と送りサーボモータ3
04との作動を停止させる。
【0019】この後、数値制御装置40は送りサーボモ
ータ304を逆転させて前記加工ヘッド6を前記ねじ溝
51の始点Sに対応した初期位置に復帰させる。この時
、その復帰位置は、前記レーザービーム11のスポット
がねじ溝51の中心よりも他側(ねじ軸5の軸線方向の
他側)に形成されるように設定されている。即ち、スポ
ットがねじ溝51の左右の剛球転動面4の内の他方に形
成される。
ータ304を逆転させて前記加工ヘッド6を前記ねじ溝
51の始点Sに対応した初期位置に復帰させる。この時
、その復帰位置は、前記レーザービーム11のスポット
がねじ溝51の中心よりも他側(ねじ軸5の軸線方向の
他側)に形成されるように設定されている。即ち、スポ
ットがねじ溝51の左右の剛球転動面4の内の他方に形
成される。
【0020】この復帰移動が完了すると数値制御装置4
0はレーザービーム発生装置1と回転盤20と送りサー
ボモータ304とを再び作動させる。即ちねじ軸5が回
転されると共に加工ヘッド6が前記ねじ溝51の始点S
から終点Eまで移動される。つまり、レーザービーム1
1のスポットがねじ溝51の他方の剛球転動面を始点S
から終点Eまで移動することにより当該部分は連続して
焼き入れ加工される。前記スポットが終点Eまで移動す
ると数値制御装置40はレーザービーム発生装置1と回
転盤20と送りサーボモータ304との作動を停止させ
て加工制御を終了する。
0はレーザービーム発生装置1と回転盤20と送りサー
ボモータ304とを再び作動させる。即ちねじ軸5が回
転されると共に加工ヘッド6が前記ねじ溝51の始点S
から終点Eまで移動される。つまり、レーザービーム1
1のスポットがねじ溝51の他方の剛球転動面を始点S
から終点Eまで移動することにより当該部分は連続して
焼き入れ加工される。前記スポットが終点Eまで移動す
ると数値制御装置40はレーザービーム発生装置1と回
転盤20と送りサーボモータ304との作動を停止させ
て加工制御を終了する。
【0021】以上詳述した焼き入れ方法によりねじ軸を
焼き入れ加工し、その焼き入れ部の断面を図2の金属組
織断面を示す写真にて示す。
焼き入れ加工し、その焼き入れ部の断面を図2の金属組
織断面を示す写真にて示す。
【0022】ここで、ボールねじのねじ軸は、材質SC
M440、リード14mm、ねじ軸外形42mm、ねじ
巻き方向 左、剛球径6mm、ねじ溝溝曲率半径3.
5mm、ねじ溝幅6mmの仕様で作成された。図2はレ
ーザー出力1.2kw、レーザービーム直径(スポット
径)4.5mm、加工ヘッド6の移動速度を500mm
/minとした加工条件のもとに、前記の仕様で作製さ
れたねじ軸にビーム吸収剤を塗布した後、ねじ溝の剛球
転動面4の焼き入れを行い、その金属組織断面を15倍
に拡大して写したものである。
M440、リード14mm、ねじ軸外形42mm、ねじ
巻き方向 左、剛球径6mm、ねじ溝溝曲率半径3.
5mm、ねじ溝幅6mmの仕様で作成された。図2はレ
ーザー出力1.2kw、レーザービーム直径(スポット
径)4.5mm、加工ヘッド6の移動速度を500mm
/minとした加工条件のもとに、前記の仕様で作製さ
れたねじ軸にビーム吸収剤を塗布した後、ねじ溝の剛球
転動面4の焼き入れを行い、その金属組織断面を15倍
に拡大して写したものである。
【0023】この写真から明らかなように、焼き入れ硬
化層9が形成された後に焼き入れ硬化層10が形成され
ていることが理解される(図3にも示されている)。こ
の焼き入れ深さは0.8〜1.0mmであり、剛球転動
面4は溶融していない。
化層9が形成された後に焼き入れ硬化層10が形成され
ていることが理解される(図3にも示されている)。こ
の焼き入れ深さは0.8〜1.0mmであり、剛球転動
面4は溶融していない。
【0024】また、図2,3に示されているように、ね
じ溝の低部(左右一対の剛球転動面4の低部)には最初
の焼き入れ硬化層9と後の焼き入れ硬化層10との重な
り部11が形成され、この重なり部11は焼きなましさ
れて硬度が低下している。
じ溝の低部(左右一対の剛球転動面4の低部)には最初
の焼き入れ硬化層9と後の焼き入れ硬化層10との重な
り部11が形成され、この重なり部11は焼きなましさ
れて硬度が低下している。
【0025】しかしながら、剛球12はボールねじのね
じ軸5のねじ溝の左右一対の剛球転動面4の略中央で点
接触し、前記重なり部11には接触していない。従って
、剛球12は前記焼き入れ硬化層9,10の焼きなまし
されていない部分を転動するため摩耗することはない。 一般に、前記ねじ溝の断面はゴシックアーチ型をしてい
るためその底部と剛球とのあいだに隙間が存在する。そ
のため焼きなましされて硬さの低い重なり部が生じても
剛球とは接触しないので何等摩耗する心配は無いのであ
る。
じ軸5のねじ溝の左右一対の剛球転動面4の略中央で点
接触し、前記重なり部11には接触していない。従って
、剛球12は前記焼き入れ硬化層9,10の焼きなまし
されていない部分を転動するため摩耗することはない。 一般に、前記ねじ溝の断面はゴシックアーチ型をしてい
るためその底部と剛球とのあいだに隙間が存在する。そ
のため焼きなましされて硬さの低い重なり部が生じても
剛球とは接触しないので何等摩耗する心配は無いのであ
る。
【0026】この時の剛球の接触点C(剛球の中心に対
し45度斜めの部分)における剛球転動面4からの深さ
と硬度との関係を図4のグラフに示す。硬度は平均でH
v700〜730で、硬化層深さは平均して0.8〜1
.0mmであった。
し45度斜めの部分)における剛球転動面4からの深さ
と硬度との関係を図4のグラフに示す。硬度は平均でH
v700〜730で、硬化層深さは平均して0.8〜1
.0mmであった。
【0027】ここで、比較のために前記の仕様で作製さ
れたボールねじのねじ軸5にビーム吸収剤を塗布した後
、前記加工条件のもとに前記した特開昭59−2080
22号公報に記載の従来方法により焼き入れ加工した時
の図4相当のグラフを図7に示す。両図を比較して明ら
かなように本発明を適用した場合の方が焼き入れ硬化層
を深く形成可能であることが理解される。
れたボールねじのねじ軸5にビーム吸収剤を塗布した後
、前記加工条件のもとに前記した特開昭59−2080
22号公報に記載の従来方法により焼き入れ加工した時
の図4相当のグラフを図7に示す。両図を比較して明ら
かなように本発明を適用した場合の方が焼き入れ硬化層
を深く形成可能であることが理解される。
【0028】尚、本発明は前述の実施例にのみ限定され
るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において
のみ種々の変更が可能である。例えば前記実施例におい
ては第1回目の焼き入れ加工の後、加工ヘッドをねじ溝
の始点S側に復動させてから第2回目の焼き入れ加工を
行っていたが、第1回目の焼き入れ加工の後、所定時間
経過後にねじ溝の終点E側から第2回目の焼き入れ加工
を行ってもよい。また、加工ヘッドを移動させる代わり
にねじ軸をその軸線に沿って移動させるようにしてもよ
い。
るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において
のみ種々の変更が可能である。例えば前記実施例におい
ては第1回目の焼き入れ加工の後、加工ヘッドをねじ溝
の始点S側に復動させてから第2回目の焼き入れ加工を
行っていたが、第1回目の焼き入れ加工の後、所定時間
経過後にねじ溝の終点E側から第2回目の焼き入れ加工
を行ってもよい。また、加工ヘッドを移動させる代わり
にねじ軸をその軸線に沿って移動させるようにしてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ね
じ軸の断面凹形状をしたねじ溝の剛球転動面の内、ねじ
軸の軸線方向の一側を前記ねじ溝の始点から終点に向け
て高エネルギービームにより螺旋状に焼き入れ加工した
後、前記ねじ溝の剛球転動面の内、ねじ軸の軸線方向の
他側を高エネルギービームにより螺旋状に焼き入れ加工
しているので、高エネルギービームの被照射部が受ける
熱量は従来に比べて小さくなり、ねじ山部が溶融するこ
とが無く、また硬さが低化することのない焼き入れ硬化
層が得られ、耐摩耗性がよいという利点を有する。
じ軸の断面凹形状をしたねじ溝の剛球転動面の内、ねじ
軸の軸線方向の一側を前記ねじ溝の始点から終点に向け
て高エネルギービームにより螺旋状に焼き入れ加工した
後、前記ねじ溝の剛球転動面の内、ねじ軸の軸線方向の
他側を高エネルギービームにより螺旋状に焼き入れ加工
しているので、高エネルギービームの被照射部が受ける
熱量は従来に比べて小さくなり、ねじ山部が溶融するこ
とが無く、また硬さが低化することのない焼き入れ硬化
層が得られ、耐摩耗性がよいという利点を有する。
【0030】また焼き入れ加工した時の熱歪がすくなく
、後加工が不要なので製造費が安くなる利点も有する。
、後加工が不要なので製造費が安くなる利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールねじのねじ軸の焼き入れ方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図2】ねじ溝を焼き入れ加工した時のねじ軸の金属組
織の拡大断面を示す写真である。
織の拡大断面を示す写真である。
【図3】ねじ軸のねじ溝の左右一対の剛球転動面と剛球
との配置を示す説明図である。
との配置を示す説明図である。
【図4】本発明の焼き入れ方法により加工されたねじ軸
の剛球転動面からの深さとビッカース硬さとの関係(硬
さ分布曲線)を示すグラフである。
の剛球転動面からの深さとビッカース硬さとの関係(硬
さ分布曲線)を示すグラフである。
【図5】従来方法を示す説明図である。
【図6】図5の従来方法におけるレーザー焼き入れ部分
の詳細説明図である。
の詳細説明図である。
【図7】図5の従来方法により加工されたねじ軸の剛球
転動面からの深さとビッカース硬さとの関係(硬さ分布
曲線)を示すグラフである。
転動面からの深さとビッカース硬さとの関係(硬さ分布
曲線)を示すグラフである。
1 レーザービーム発生装置1
4 剛球転動面
5 ボールねじのねじ軸
6 加工ヘッド
9 焼き入れ硬化層
10 焼き入れ硬化層
11 レーザービーム
20 回転盤
30 移動機構
40 数値制御装置
51 ねじ溝
Claims (1)
- 【請求項1】 雄ねじのねじ溝と雌ねじのねじ溝とを
対向させて画成された螺旋状の空間に剛球を複数収容し
たボールねじのねじ軸製造方法であって、ねじ軸の断面
凹形状をしたねじ溝の剛球転動面の内、ねじ軸の軸線方
向の一側を前記ねじ溝の始点から終点に向けて高エネル
ギービームにより螺旋状に焼き入れ加工した後、前記ね
じ溝の剛球転動面の内、ねじ軸の軸線方向の他側を高エ
ネルギービームにより螺旋状に焼き入れ加工することを
特徴とするボールねじのねじ軸製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10876291A JPH04314827A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ボールねじのねじ軸製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10876291A JPH04314827A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ボールねじのねじ軸製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04314827A true JPH04314827A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=14492858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10876291A Pending JPH04314827A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ボールねじのねじ軸製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04314827A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104531958A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-04-22 | 上海海隆石油钻具有限公司 | 一种螺纹表面激光处理方法 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP10876291A patent/JPH04314827A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104531958A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-04-22 | 上海海隆石油钻具有限公司 | 一种螺纹表面激光处理方法 |
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