JPH04281763A - 食品用組成物および整腸作用性食品 - Google Patents

食品用組成物および整腸作用性食品

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JPH04281763A
JPH04281763A JP3069303A JP6930391A JPH04281763A JP H04281763 A JPH04281763 A JP H04281763A JP 3069303 A JP3069303 A JP 3069303A JP 6930391 A JP6930391 A JP 6930391A JP H04281763 A JPH04281763 A JP H04281763A
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JP
Japan
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dietary fiber
food
insoluble dietary
anthraquinones
weight
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JP3069303A
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Takuji Goto
拓司 後藤
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた整腸作用を有す
る食品用組成物およびそれを含有する整腸作用性食品に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、整腸作用をもつものとして食物繊
維、微生物、生薬などが知られている。食物繊維には、
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、不溶性食物繊
維は、腸管内で水分を吸着し、便量を増すことによって
便通改善、大腸癌予防などの効果を発揮するが、その効
果の発現は遅く、大量摂取が必要であり、また、腹部膨
満感を伴うという問題を有している。また、水溶性食物
繊維は、血清コレステロール低下作用、腸内有用細菌の
増殖作用等の効果を有するが、多量摂取による下痢等の
副作用を有している。
【0003】さらに、乳酸菌等が腸内細菌叢を改善する
ことによって、腸の働きを整えることも知られているが
、これも大量摂取が必要であり、摂取後胃酸等で乳酸菌
が死滅することも考えられ、その効果の発現は遅く、あ
るいは効果を自覚することも困難である。また、酵母類
も、腸内有用細菌の増殖作用を有するが、大量摂取が必
要であり、かつその効果の発現も遅い。
【0004】また、緩下作用を持つ生薬類も知られてい
る。緩下作用を持つ生薬類の有効成分の一例としてアン
トラキノン類があげられる。具体的には、大黄、カスカ
ラサグラダ、アロエ、センナ、決明子等に含まれており
、アントラキノン類は腸管蝉動運動を刺激し、かつ水の
吸収を抑制し、即効性を有している。しかし、便量は増
加されず、大量摂取すると下痢を生じるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上述の従来の問題点を解消し、大量摂取の必要がな
く、また副作用もなく、便量の増加、つまり便通の改善
を行え、かつ、下痢防止といった整腸作用を有し、さら
に即効性のある食品用組成物および整腸作用性食品を提
供するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するも
のは、不溶性食物繊維と、アントラキノン類とを100
:0.002〜0.5重量部の割合で含有してなる整腸
作用を有する食品用組成物である。そして、前記不溶性
食物繊維は、ヘミセルラーゼによる可溶化率が、30%
以上であることが好ましい。さらに、前記不溶性食物繊
維は、穀物外皮由来のものであることが好ましい。また
、前記アントラキノン類は、決明類由来のものであるこ
とが好ましい。また、上記目的を達成するものは、上記
の食品用組成物を1〜70重量%含む整腸作用性食品で
ある。
【0007】そこで、本発明の食品用組成物について説
明する。本発明の食品用組成物は、不溶性食物繊維と、
アントラキノン類を100:0.002〜0.5の割合
で含有している。このように不溶性食物繊維とアントラ
キノン類とを含有することにより、この食品組成物は、
便量を増し便通を良化し、かつ下痢を押え、さらに即効
的な整腸作用を有している。
【0008】本発明の食品組成物に使用されるアントラ
キノン類は、大黄類、虎杖根、羊蹄根、何首烏、センナ
、決明類、カスカラサグラダ、フラングラ皮、アロエ、
ソリシ、クリサロビンなどより抽出される。アントラキ
ノン類として特に好ましくは、決明類由来ものであり、
大黄、センナ等に含まれているビアントラキノンである
センノサイドを主成分とするアントラキノン類に比べ、
副作用も少なく好ましい。なお、アントラキノン類とし
て、決明類の抽出物を用いる場合は、アントラキノン類
だけでなく、決明類中に含まれる多糖類を含んだ状態に
て使用することが好ましい。
【0009】決明類ではその種子部におもにアントラキ
ノン類が含まれ、生薬として決明子(ケツメイシ、CA
SSIA  SEED)と呼ばれている。決明類には、
望江南群Cassia  torsa  Cav.(ハ
ブソウ)、C.ossidentains  L.(オ
オハブソウ)、C.sophera  L.(ホソハブ
ソウ)、決明群としてC.obtusiforia  
L.(エビスグサ)、C.toraL.(ショウケツメ
イ)、山へん豆群として、C.nomame  Hon
da(カワラケツメイ)、C.minosoides 
 L.(サンペンズ)、C.fistula  l.(
アボツロク)等がある。
【0010】そして、アントラキノン類は、一度に0.
025g程度以上摂取すると下痢を引き起こすことがあ
るが、本発明者は、検討の結果、これに少なくとも5g
以上の不溶性食物繊維を同時に摂取することによってこ
の下痢は完全に押えることを知見した。また、不溶性食
物繊維1gに対してアントラキノン0.02mg以上添
加することにより、即効性が付加されることも知見した
【0011】そこで、本発明の食品用組成物では不溶性
食物繊維とアントラキノン類とを100:0.002〜
0.5の割合で含有している。そして、上記の範囲内で
ある食品用組成物は、不溶性食物繊維のもつ便量増加作
用、便通改善作用とアントラキノン類の持つ即効性を合
わせ持ち、なおかつ不溶性食物繊維の欠点である腹部膨
満感やアントラキノン類の過剰摂取による下痢といった
副作用はお互い打ち消し合うという相乗効果を有し、優
れた整腸作用を有する。
【0012】そして、本発明の食品用組成物は、例えば
、パン、膨化食品、焼き菓子、各種麺類(例えば、中華
麺、うどん、スパゲティー、即席スープ)、さらには、
各種飲料(例えば、清涼飲料水、ココア飲料)、乳製品
などに製造時または摂取前に添加して使用される。
【0013】本発明の食品組成物に使用される不溶性食
物繊維としては、従来より食品に使用されるものであれ
ばいずれでもよく、例えば、穀類外皮由来のものが好適
に使用される。特に好ましくは、穀類外皮由来の不溶性
食物繊維であって、ヘミセルラーゼによる可溶化率が不
溶性食物繊維重量の30重量%以上の不溶性食物繊維を
用いることが好ましい。上記のような性質を有する食物
繊維は、例えば、酸性条件下で加圧、加温処理すること
により得られ、不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維の両
者の性質を有しており、このような不溶性食物繊維を用
いることにより、より高い整腸作用を有する食品用組成
物となる。
【0014】上記のような性質を有する不溶性食物繊維
について具体的に説明する。穀類外皮とは、トウモロコ
シ、麦、米および大豆等の種実の外皮、いわゆる「ふす
ま」部分を意味しており、イネ科、マメ科、タデ科の雑
穀の外皮でも良い。穀類外皮はもともと不溶性の繊維質
であり、不溶性性質の強い繊維成分であるセルロースと
、比較的親水性が高く、可溶化されうる繊維成分である
ヘミセルロースを多量に含んでいる。
【0015】また、本発明における「不溶性繊維」とは
、食物繊維食品を水に懸濁して遠心分離(1000gで
10分間)した場合に、残さ画分に含まれる繊維質であ
る。不溶性画分中の食物繊維重量は、酵素重量法(N.
G.Aspら’83、J.Food  Chem.,3
1、476)により定量される。
【0016】そしてヘミセルラーゼとは、穀類外皮中の
ヘミセルロース成分を基質として加水分解する食物繊維
分解酵素である。ヘミセルラーゼ可溶化率の測定には、
例えば、商品名ヘミセルラーゼM、田辺製薬株式会社製
が使用される。ヒトの消化液中には食物繊維分解酵素が
含まれていないが、大腸に共存しているある種の腸内細
菌にはセルラーゼやヘミセルラーゼ活性を有するものが
ある。しかし、穀類外皮を単に粉砕することにより得ら
れた不溶性食物繊維は、完全な不溶性のままであり、ヘ
ミセルラーゼによる可溶化率は極めて低い。この不溶性
食物繊維は不溶性状態あってかつヘミセラーゼによる3
0重量%以上の可溶化率を有することの化学的理論は必
ずしも明確ではないが以下のように推測される。穀類外
皮を単に粉砕することにより得られる不溶性食物繊維で
は、不溶性食物繊維であるセルロースにヘミセルロース
がとりこまれた状態あるいは強い状態で固定されている
ものと推定されるのに対し、この食物繊維では、不溶性
食物繊維であるセルロース表面にヘミセルロースが露出
した状態となることにより、ヘミセラーゼによる30重
量%以上の可溶化率を有するものと推測される。
【0017】このため、この食物繊維は、穀類外皮由来
の不溶性食物繊維であっても、ヘミセルラーゼによる可
溶化率が不溶性食物繊維重量の30重量%以上であり、
食物繊維分解酵素であるヘミセルラーゼの作用を受けや
すいため、消化管内で腸内細菌が産出するヘミセルラー
ゼにより容易に可溶化され、水溶性繊維と同様に、コレ
ステロール低下作用を発揮する。ヘミセルラーゼによる
可溶化率が不溶性食物繊維重量の30重量%以下である
と、十分なコレステロール低下作用を発揮しない。
【0018】そして、「ヘミセルラーゼによる可溶化率
」は、不溶性繊維を酵素とともに15時間インベキュー
ト(pH4.5、40℃酵素・基質比:10%)した後
、遠心分離により上清画分に含まれる糖質(フェノール
・硫酸法により定量)、あるいは残さ画分の固形分重量
の減少により求められる。この不溶性食物繊維における
ヘミセルラーゼによる可溶化率は、不溶性食物繊維重量
の30重量%以上、好ましくは30重量%〜55重量%
であり、逆に60重量%以下、好ましくは30〜60重
量%の完全不溶性成分(セルロース成分)を有している
。このため、この不溶性食物繊維は、不溶性食物繊維と
しての便通改善効果を発揮する。そして、単なる穀類外
皮粉末に比べこの食物繊維はヘミセルラーゼによる酵素
作用を受けやすく、このことはこの食物繊維中のヘミセ
ルロースが不溶性粒子に結合しているにもかかわらず、
水溶性繊維に類似した性状および効果を持つことを示し
ている。
【0019】また、この不溶性食物繊維は、食品への添
加が容易な微粒子状であることが好ましい。微粒子の程
度としては、添加される食品によって最適な範囲が異な
るが、例えば、パンなどの小麦粉製品に添加する場合で
は、50〜150μmが好ましく、また、錠菓やふりか
けに添加する場合には、50μm以下が好ましい。また
、この不溶性食物繊維は、水などの水性液体中の懸濁物
であってもよいが、食品への添加作業を容易なものとす
るために、乾燥物であることが好ましい。そして、乾燥
状態においても、ヘミセルラーゼによる可溶化率は、不
溶性食物繊維重量の30重量%以上であることが好まし
い。
【0020】また、本発明の食品用組成物中には、水溶
性食物繊維を添加してもよい。水溶性食物繊維としては
、ポリデキストロース、ヘミセルロース、グアガム、難
消化性デキストリン、ペクチン、プルラン、アルギン酸
、カラギーナン、サイリウムなどが使用できる。
【0021】次に、本発明の整腸作用性食品について説
明する。本発明の整腸作用性食品は、上述の食品用組成
物を1〜70重量%含有している。そして、含有されて
いる食品用組成物は、上述のとおり、不溶性食物繊維と
、アントラキノン類とを100:0.002〜0.5重
量部の割合で含有しており、いるので、この食品は、便
量を増し便通を良化し、かつ下痢を押え、さらに即効的
な整腸作用を有している。
【0022】さらに、本発明の整腸作用性食品中には、
必要に応じて、でんぷん質、タンパク質、脂質、糖類、
ビタミン、ミネラル、香料、色素、糊料、膨化剤などを
添加してもよい。そして、整腸作用性食品の食品形態と
しては、例えば、パン、膨化食品、焼き菓子、各種麺類
(例えば、中華麺、うどん、スパゲティー、即席スープ
、さらには、各種飲料(例えば、清涼飲料水、ココア飲
料)、乳製品、シート食品、錠菓、ふりかけ、チョコレ
ートなどが考えられる。
【0023】[実施例]次に、本発明の食品用組成物お
よび整腸作用性食品の実施例および比較例について説明
する。 (実施例1〜3)以下のようにして、不溶性食物繊維を
作成した。粒径0.5mm以下の乾燥したトウモロコシ
外皮粉末を水に懸濁して固形分濃度10%とし、湿式粉
砕機を用いて、平均粒径40μmまで粉砕した。これを
遠心分離により、不溶性繊維を分離した。洗浄した不溶
性繊維に水およびクエン酸を加え、繊維質固形分5%と
して再分散した分散液を作成した。なお添加するクエン
酸の濃度を変化させ、表1に示すpHを有する懸濁液を
作成した。そして、それら懸濁液を120℃で30分間
加熱したのち、室温まで冷却し、水酸化ナトリウムによ
りpH7に中和した。そして、上記のようにして得られ
た懸濁液を遠心分離して不溶性繊維を分離し、これに、
10倍量の水を加えて再度遠心(5000G、30分)
した。遠心後の固形分含有量はそれぞれ約25%であっ
た。そして、凍結乾燥機を用いて乾燥し、乾燥品をコー
ヒーミルで粉砕して、不溶性食物繊維素材(A〜F)を
得た。そして、それらA〜Fの不溶性食物繊維素材の乾
燥粉末を水に懸濁させたのち、ヘミセルラーゼを加えて
測定した可溶化率は表1に示す通りであった。
【0024】そして、ヘミセルラーゼ可溶化率の測定は
、以下の方法により行うことができる。ヘミセルラーゼ
としては、例えば、ヘミセルラーゼMを用い、不溶性食
物繊維をヘミセルラーゼMの存在下と非存在下にてそれ
ぞれインキュベートした後、遠心分離により不溶性固形
分を除去し、乾燥させ、乾燥重量の差をヘミセルラーゼ
可溶性画分とし、あるいは、上記と同様にインキュベー
トした後、遠心分離し、上清中の糖含有量をフェノール
硫酸法により測定し、糖含有量の差をヘミセルラーゼ可
溶性画分(糖定量の基準物質としては、例えばグルコー
スが使用できる)とし、また、不溶性繊維の重量は、酵
素重量法により測定し、ヘミセルラーゼ可溶化率(%)
は、以下の式より算出される。ヘミセルラーゼ可溶化率
=ヘミセルラーゼ可溶性画分/不溶性繊維重量×100
【0025】以下のヘミセルラーゼ可溶化率の算出は、
ヘミセルラーゼMを用い、不溶性食物繊維をヘミセルラ
ーゼMの存在下と非存在下にてそれぞれ15時間インキ
ュベート(pH4.5、40℃、酵素・基質比=10:
1)した後、遠心分離により不溶性固形分を除去し、乾
燥させ、乾燥重量の差をヘミセルラーゼ可溶性画分とし
、不溶性繊維の重量は、酵素重量法により測定し、上記
の式より算出した。これらの不溶性食物繊維素材(A〜
F)粉末は水によく分散し、滑らかな食感で風味の癖も
少ないため、牛乳等の各種の飲料に加えて飲用できるも
のであった。
【0026】
【表1】
【0027】そして、アントラキノン類としては、決明
子エキスパウダー(丸善化成株式会社製、アントラキノ
ン類1.1%)を用い、上記の不溶性食物繊維を含有す
る不溶性食物繊維素材(不溶性食物繊維85%含有)と
決明子エキスパウダーとを、表2に示す割合にて混合し
、本発明の食品用組成物(実施例1〜3)および比較例
1〜5の食品用組成物を作成した。決明子エキスパウダ
ー中のアントラキノン類の含有量は、決明子エキスパウ
ダー中よりアントラキノン類を溶媒を用いて抽出したの
ち、アントラキノン類の種類に応じた吸光度を測定する
ことにより、定量した。表2中の繊維種類Gは、商品名
セルファー#200(日本食品化工株式会社製、不溶性
食物繊維約85%含有)であり、繊維種類Hは、商品名
アビセルFD101(旭化成株式会社製、不溶性食物繊
維約95%含有)である。
【0028】
【表2】
【0029】(実施例6)表3の組成で、原材料を混合
し、2軸エクストルーダーにて、150℃60気圧の条
件下に加圧押し出し加工して、板状の膨化食品(実施例
6)を得た。
【0030】
【表3】
【0031】(実施例7)実施例6における食品用組成
物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(実施例2)
を1191g用い、薄力粉の量を調整して、原材料の合
計重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に行
い膨化食品(実施例7)を作成した。この食品7.5g
中の不溶性食物繊維重量は、3gであり、アントラキノ
ン類の重量は、0.5mgであった。
【0032】(実施例8)実施例6における食品用組成
物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(実施例3)
を1358g用い、薄力粉の量を調整して、原材料の合
計重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に行
い膨化食品(実施例8)を作成した。この食品15g中
の不溶性食物繊維重量は、5gであり、アントラキノン
類の重量は、0.025gであった。
【0033】(実施例9)実施例6における食品用組成
物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(実施例4)
を1196g用い、薄力粉の量を調整して、原材料の合
計重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に行
い膨化食品(実施例9)を作成した。この食品7.5g
中の不溶性食物繊維重量は、3gであり、アントラキノ
ン類の重量は、0.66mgであった。
【0034】(実施例10)実施例6における食品用組
成物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(実施例5
)を1073g用い、薄力粉の量を調整して、原材料の
合計重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に
行い膨化食品(実施例10)を作成した。この食品7.
5g中に添加された不溶性食物繊維重量は、3gであり
、アントラキノン類の重量は、0.66mgであった。
【0035】(比較例6)実施例6における食品用組成
物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(比較例1)
を1177.5g用い、薄力粉の量を調整して、原材料
の合計重量を2500gとした以外は、実施例6と同様
に行い膨化食品(比較例6)を作成した。この食品7.
5g中の不溶性食物繊維重量は、3gであり、アントラ
キノン類の重量は、0.05mgであった。
【0036】(比較例7)実施例6における食品用組成
物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(比較例4)
を1176用い、薄力粉の量を調整して、原材料の合計
重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に行い
膨化食品(比較例7)を作成した。この食品7.5g中
の不溶性食物繊維重量は、3gであり、アントラキノン
類の重量は、0gであった。
【0037】(比較例8)実施例6における食品用組成
物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(比較例2)
を966g用い、薄力粉の量を調整して、原材料の合計
重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に行い
膨化食品(比較例8)を作成した。この食品15g中の
不溶性食物繊維重量は、3gであり、アントラキノン類
の重量は、0.025gであった。
【0038】(比較例9)実施例6における食品用組成
物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(実施例3)
を574g用い、薄力粉の量を調整して、原材料の合計
重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に行い
膨化食品(比較例9)を作成した。この食品15g中の
不溶性食物繊維重量は、1gであり、アントラキノン類
の重量は、0.025gであった。
【0039】(比較例10)実施例6における食品用組
成物(実施例1)の代わりに、食品用組成物(比較例5
)を378g用い、薄力粉の量を調整して、原材料の合
計重量を2500gとした以外は、実施例6と同様に行
い膨化食品(比較例10)を作成した。この食品15g
中に添加された不溶性食物繊維重量は、0gであり、ア
ントラキノン類の重量は、0.025gであった。
【0040】(実施例11)表4に示す割合で、強力粉
、食塩、パン用改良剤(商品名クレディンパンアップ、
ミヨシ油脂株式会社製)、ドライイースト(オリエンタ
ル酵母株式会社製)、モルト(ドライモルトエキスパウ
ダー、光洋商会株式会社製)、決明子エキスパウダー(
丸善化成株式会社製、アントラキノン類1.1%含有)
、不溶性食物繊維素材(繊維種類A、不溶性食物繊維8
5%含有)を230mlの水を加えて10分間混練した
後、ショートニング(商品名ショートニングソフトG、
太陽油脂株式会社製)を加えさらに10分間混練した。 混練終了3分前にベーキングパウダー(奥野製薬株式会
社製)とバターフレーバー(三栄化学株式会社製)を加
えた。35℃、湿度80%、30分間1次発酵させ、分
割、成型した後、35℃、湿度80%、1.5時間2次
発酵させた。その後、200℃で15分、160℃で8
分焼成し、1本当たり6.7g中の添加された繊維重量
1g、アントラキノン類0.00017gを含む堅焼き
パン(実施例11)を得た。
【0041】
【表4】
【0042】(比較例11)実施例11における不溶性
食物繊維および決明子エキスパウダーの添加を行わない
代りに、強力粉を添加した以外は、実施例11と同様に
行い堅焼きパン(比較例11)を作成した。
【0043】(比較例12)実施例11における決明子
エキスパウダーの添加を行わない代りに、強力粉を添加
した以外は、実施例11と同様に行い堅焼きパン(比較
例12)を作成した。
【0044】(比較例13)実施例11における不溶性
食物繊維の添加を行わない代りに、強力粉を添加した以
外は、実施例11と同様に行い堅焼きパン(比較例11
)を作成した。
【0045】[実験]実施例および比較例の食品を用い
て以下の実験を行った。 (実験1)便秘自覚者15名に、実施例7の膨化食品を
1日当たり7.5g(不溶性食物繊維3g、アントラキ
ノン類0.5mg含有)3日間継続して摂取させ、1週
間後、比較例6の膨化食品を1日当たり7.5g(不溶
性食物繊維3g、アントラキノン類0.05mg含有)
3日間継続して摂取させ、さらに、1週間後、比較例7
の膨化食品を1日当たり7.5g(不溶性食物繊維3g
、アントラキノン類0g含有)3日間継続して摂取させ
た。それぞれの摂取期間中の便通改善効果について調べ
た結果は、図1に示すとおりであり、実施例7および比
較例6の食品が即効的な便通改善効果を有することがわ
かった。なお、実験は盲験でおこなった。
【0046】(実験2)実施例8の膨化食品15g(不
溶性食物繊維5g、アントラキノン類0.025g含有
)、比較例8の膨化食品15g(不溶性食物繊維3g、
アントラキノン類、0.025g含有)、比較例9の膨
化食品15g(不溶性食物繊維1g、アントラキノン類
0.025g含有)および比較例10の膨化食品15g
(不溶性食物繊維0g、アントラキノン類0.025g
含有)をそれぞれ2週間おきに健常人15人に3日間継
続して摂取させ便の性状について調査したところ、便の
性状に異常を感じた(具体的には、被験者の意識で下痢
または下痢ぎみと感じた)人の人数は、実施例8の膨化
食品では、0人(0%)、比較例8の膨化食品では、3
人(20%)、比較例9の膨化食品では、7人(47%
)、比較例10の膨化食品では、10人(67%)であ
り、不溶性食物繊維を5g含有する実施例8の食品が下
痢を防止できることがわかった。
【0047】(実験3)便秘自覚者15人を含む被験者
23人に、実施例11の堅焼きパンを一日3本(不溶性
食物繊維3g、アントラキノン類0.5mg)を3日間
継続して摂取させ、一週間後、比較例11の堅焼きパン
を一日3本(不溶性食物繊維もアントラキノン類も含ま
ない)を3日間継続して摂取させ、それぞれのの摂取期
間中の排便回数について調べたところ、実施例11の堅
焼きパンでは、全体0.90回、便秘自覚者0.66回
であり、比較例11の堅焼きパンでは、全体0.50回
、便秘自覚者0.30回であった。この結果より比較例
11のパンに比べ実施例11のパンを摂取したほうが排
便回数が多く、便通が改善されることがわかった。
【0048】(実験4)実施例11の堅焼きパンを1日
3本(不溶性食物繊維3g、アントラキノン類0.5m
g含有)、比較例12の堅焼きパンを1日3本(不溶性
食物繊維3g、アントラキノン類0g含有)、比較例1
3の堅焼きパンを1日3本(不溶性食物繊維0g、アン
トラキノン類0.5mg含有)を2週間おきに健常人1
5人に3日間継続して摂取させ、何らかの副作用を感じ
たかどうかについて調査したところ、結果は表5に示す
とおりであり、実施例11のパンを摂取したほうが比較
例12および13のパンを摂取した場合より副作用が少
ないことがわかった。
【0049】
【表5】
【0050】
【発明の効果】本発明の食品用組成物では不溶性食物繊
維とアントラキノン類とを100:0.002〜0.5
の割合で含有しているので、この食品用組成物は、不溶
性食物繊維のもつ便量増加作用、便通改善作用とアント
ラキノン類の持つ即効性を合わせ持ち、なおかつ不溶性
食物繊維の欠点である腹部膨満感やアントラキノン類の
過剰摂取による下痢といった副作用はお互い打ち消し合
うという相乗効果を有し、優れた整腸作用を有する。
【0051】また、本発明の整腸作用性食品は、上述の
食品用組成物を1〜70重量%含有しており、含有され
ている食品用組成物は、上述のとおり、不溶性食物繊維
と、アントラキノン類とを100:0.002〜0.5
重量部の割合で含有しているので、この食品は、便量を
増し便通を良化し、かつ下痢を押え、さらに即効的な整
腸作用を有していので、便秘症の場合のみならず、下痢
や異常発酵などによる腸の不快感、異常を感じる人に有
効である。また、便もソフトになるので、痔などのこう
門周囲に異常を有する人などにも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例および比較例の食品を
用いて行った実験結果を示す図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  不溶性食物繊維と、アントラキノン類
    とを100:0.002〜0.5重量部の割合で含有し
    てなることを特徴とする整腸作用を有する食品用組成物
  2. 【請求項2】  前記不溶性食物繊維は、ヘミセルラー
    ゼによる可溶化率が、30%以上である請求項1に記載
    の食品用組成物。
  3. 【請求項3】  前記不溶性食物繊維は、穀物外皮由来
    のものである請求項1または2に記載の食品用組成物。
  4. 【請求項4】  前記アントラキノン類は、決明類由来
    のものである請求項1ないし3のいずれかに記載の食品
    用組成物。
  5. 【請求項5】  請求項1ないし4のいずれかに記載の
    食品用組成物を1〜70重量%含むことを特徴とする整
    腸作用性食品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006029893A3 (en) * 2004-09-17 2006-10-19 Oystershell Nv Composition for inhibiting or preventing the formation of a biofilm
JP2006316006A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Nippon Kayaku Co Ltd キトサン配合組成物及び食品

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