JPH04282024A - 環状体の取付装置 - Google Patents

環状体の取付装置

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JPH04282024A
JPH04282024A JP4337291A JP4337291A JPH04282024A JP H04282024 A JPH04282024 A JP H04282024A JP 4337291 A JP4337291 A JP 4337291A JP 4337291 A JP4337291 A JP 4337291A JP H04282024 A JPH04282024 A JP H04282024A
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Hirotoshi Takada
浩年 高田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば軸受の内輪
,外輪などの環状体と、この環状体を取り付ける相手部
材との線膨張係数が相違する場合における環状体の取付
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば転がり軸受とこれを取り
付ける相手部材との線膨張係数が相違する場合の取付構
造に関する報文が、LUBRICATION ENGI
NEERING 1981年7月号の407〜415頁
に掲載されている。
【0003】この転がり軸受は、図3に示すように、軸
1に取り付けられた内輪2と、図示を省略した軸箱に取
り付けられた外輪3との間に、保持器6付きの円筒ころ
5が配設されており、軸1は鋼材により、内輪2はセラ
ミック材により作られている。内輪2の軸方向の両側端
面は中心軸線に対して外開きに拡径するテーパ面であっ
て、軸1にすきまばめにより嵌合されている。この内輪
2の両側端面は、軸1にしまりばめにより嵌合された鋼
材からなる一対の間座4によって挟着されており、軸1
や間座4が熱膨張したときに、内輪2と間座4とが挟着
面上で相対的に摺動することによって過大な負荷が作用
しないようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の転がり軸受にお
いては、軸受に負荷される荷重は内輪2の両側端面のく
さび作用により拡大されて間座4に伝達されるため、内
輪2の両側端面における接触面圧が著しく増大して摩耗
,破損したり、負荷荷重が限界に達して破壊するなどの
不都合が生じることがあり、負荷荷重の上限値が小さい
値に制約されるという問題がある。
【0005】また、内輪2と間座4とを軸1に組み付け
るに当たって、すきまばめにより嵌合されているな内輪
2と、しまりばめにより嵌合されている間座4との間で
相対滑りが生じるため、正確な心出しが困難であって組
付け作業に熟練を要し、作業性の点でも支障がある。
【0006】この発明は上記の問題を解決して、相手部
材とは異なる線膨張係数を有する環状体の運転使用中に
、環状体の摩耗,破損等が生じ難く、また相手部材に対
して環状体の正確な組付けが容易にできる取付装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明においては、相手部材の外周または内周に
嵌合された環状体がその相手部材とは異なる線膨張係数
を有し、この環状体は、相手部材との嵌合面とは反対側
の軸方向両側の周面に、相手部材の外周または内周と固
く係合する一対の間座の円筒部を嵌合して支持してなる
取付装置であって、前記間座は、環状体とは異なる線膨
張係数を有し、環状体を相手部材に対し半径方向に弾性
的に支持した構成としてある。
【0008】環状体に対する間座の弾性支持構造として
は、間座の円筒部を薄肉に成形するか、または、この円
筒部の基端側の底面に肉抜き部分を設けるか、あるいは
間座をばね鋼その他の弾性変形し易い材料を用いて成形
するのが好ましい。
【0009】なお、間座の円筒部の環状体との嵌合面に
、軸方向のスリットを円周方向に間隔をおいて形成して
もよい。
【0010】
【作用】この発明の取付装置によって相手部材に取り付
けられた環状体は、環状体に負荷された荷重を、環状体
に嵌合された間座を介して相手部材に伝達する。
【0011】環状体の取付時と使用時または運転時との
間で温度変化が生じて、環状体と間座との間に熱応力、
しめ代の変化が発生しても、間座の円筒部が弾性変形し
て熱応力を緩和し、しめ代の変化分を吸収する。このた
め、環状体に負荷された荷重は間座を介して有効に相手
部材に伝達される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明を円筒ころ軸受の内輪(環状
体)と軸(相手部材)との組付けに適用した実施例であ
る。同図の円筒ころ軸受は、内輪20,外輪30および
内輪20と外輪30との間で保持器51に保持案内され
る円筒ころ50により構成されている。
【0013】内輪20の内周側嵌合面21は、軸10に
対してすきまばめにより嵌合し、内輪20の軸方向両側
端面22に形成された垂直面を一対の間座40により挟
着支持した状態で取り付けてある。
【0014】内輪20の両側端面22と間座40の対向
端面とは、接触させる場合だけに限らず、適当な軸方向
すきまを介して対向させてもよい。
【0015】各間座40は、軸10の外周面に嵌合する
円環部40aと、円環部40aから軸方向に突出して内
輪20の軸方向両側端部の外周側嵌合面23に嵌合する
円筒部40bとにより構成されているが、円筒部40b
は肉厚が薄く、容易に半径方向に弾性変形し易い構造に
なっており、さらに円筒部40bの基端側の底面には肉
抜き部分41を設けて、弾性変形がより容易にできるよ
うにしてある。上記の円筒部40bの薄肉構造と肉抜き
構造とは、何れか一方のみを設けてもよい。なお、間座
40の円筒部40bの内周面43に、軸方向のスリット
を円周方向に間隔をおいて形成してもよい(図示を省略
)。
【0016】この間座40は、円環部40aの内周面4
2が、軸10に対してしまりばめにより嵌合、または接
着,溶接,ねじ締結等により固く係合し、円筒部40b
の内周面43が、内輪20に対してしまりばめにより嵌
合し、内輪20の軸方向両端部を軸10に対して半径方
向に弾性的に支持している。
【0017】上記の円筒ころ軸受の内輪20の構成材料
は、たとえば窒化珪素のようなセラミック材、軸10の
構成材料が鋼材である。外輪30および円筒ころ50の
構成材料は軸受鋼である。間座40の構成材料は鋼材が
一般的であり、とくにばね鋼が好ましいが、他の弾性変
形し易い材料を用いてもよい。
【0018】いま、上記構成の軸受の使用時における温
度が取付時よりも高温になった場合について考えると、
内輪20を構成する窒化珪素の線膨張係数αj が間座
40を構成するばね鋼の線膨張係数αk よりも小さく
、取付時における内輪20は軸10に対してすきまばめ
、間座40は軸10および内輪20に対してしまりばめ
であるから、温度が上昇するにつれて内輪20の外周側
嵌合面23と間座40の円筒部40bの内周面43との
間のしめ代は、取付時よりも減少するはずであるのに対
し、間座40の円筒部40bは内輪20を半径方向に弾
性支持しているため、このしめ代の減少分の多くの部分
は、円筒部40bが半径方向外方へ膨張(弾性変形)す
ることによって吸収されることになる。とくに、この実
施例のように間座40をばね鋼で構成した場合には、し
め代の減少分のより多くの部分を、円筒部40bの弾性
変形によってあらかじめ吸収しておくことができる。
【0019】その結果、温度上昇の前後によって内輪2
0と間座40との間に生じる熱応力を含む嵌合い応力の
変化は、円筒部40bのこのような顕著な弾性変形がな
い場合に比べて減少し、取付時と比べてほとんど変化す
ることがない。このため、温度変化に伴う熱応力の増大
によって内輪20を破壊するということがない。
【0020】また、このような取付状態で軸受が負荷を
受けたときは、軸10に作用した荷重は間座40の円筒
部40bを介して内輪20に伝達されるが、間座40の
円筒部40bは弾性変形しながら荷重を伝達するので、
内輪20を破壊することがない。したがって、この軸受
は有効に荷重を伝達することができる。
【0021】また、上記実施例において、内輪20の内
周側嵌合面21と外周側嵌合面23とが、それぞれ軸1
0と間座40とに対して遅くとも軸受の使用時に固い嵌
合状態となり、かつ、内輪10の内周側嵌合面21にお
ける最大引張応力と、外周側嵌合面23における最大圧
縮応力とが、それぞれ内輪20の構成材料の各許容最大
応力よりも小さくなるように、各嵌合面21,23の寸
法を設定することもできる。
【0022】このように構成すると、軸受に負荷された
荷重の一部は、間座40を介するだけでなく、内輪20
の内周側嵌合面21をも介して軸10に伝達されるから
、間座40の分担荷重が軽減し、内輪20の外周側嵌合
面23に加えられる応力を減少することができ、かつ、
内輪20が負荷された荷重によって破壊することは確実
に防止できることになる。
【0023】なお、この円筒ころ軸受においては、間座
40の円筒部40bの軸方向端部44の端面が円筒ころ
50の端面に近接対向して円筒ころ50の案内つばとし
ての機能を兼ね、さらにその軸方向端部44の外径面が
保持器51の内径面に近接対向して保持器51の案内輪
としての機能を兼ねている。これらの機能はいずれか一
方のみを兼ねるようにしてもよい。
【0024】図2は、この発明を玉軸受の内輪(環状体
)と軸(相手部材)との組付けに適用した実施例である
。同図の玉軸受は、内輪20,外輪30および内輪20
と外輪30との間で保持器54に保持案内される玉53
により構成され、内輪20の内周側嵌合面21が軸10
にすきまばめにより嵌合され、内輪20の軸方向両側端
部の外周側嵌合面23には、軸10に対して肩部11と
軸10に螺合したナット60とにより固く係合する一対
の間座40が、しまりばめにより嵌合されている。内輪
20の軸方向両側端面22は、中心軸線に対して外開き
方向に拡径するテーパ面に形成されており、この両側端
面22と同一傾斜角度の対向端面をもつ一対の中間間座
45を、軸10に固く係合して内輪20と間座40との
間に配置し、中間間座45を介して内輪20を挟着して
ある。この実施例の間座40は、円筒部40bの先端部
分のみを薄肉構造にしてあり、図1の肉抜き部分は省略
している。
【0025】この軸受を構成する軸10、内輪20、外
輪30、玉53および間座40の構成材料は、図1の場
合と同じであり、中間間座45は軸10と同等の線膨張
係数をもつ材料により作られている。
【0026】上記構成の玉軸受における間座40が内輪
20を軸10に対して半径方向に弾性支持している構成
については、図1の場合と変わりはないが、軸受に負荷
された荷重は、内輪20の外周側嵌合面23を介して、
間座40によって分担されるだけでなく、内輪20の両
側端面22を介して中間間座45が分担した荷重を軸1
0に伝達することができるから、間座40のみで荷重を
分担する場合に比べて、円筒部40bの分担荷重が減少
する。
【0027】したがって、この実施例によれば、間座4
0の円筒部40bの弾性変形量が過大になることはない
ので、間座40の構成材料から定まる許容応力の限界内
で円筒部40bの一層の薄肉化を計ることができ、さら
には内輪20の外周側嵌合面23への熱応力を著しく減
少させることができる。
【0028】なお、この実施例においても、内輪20の
内周側嵌合面21と外周側嵌合面23とが、それぞれ軸
10と間座40とに対して遅くとも軸受の使用時におい
て固い嵌合状態になり、かつ、内輪20の最大引張応力
と最大圧縮応力とが、その構成材料の各許容最大応力よ
りも小さくなるように、各嵌合面21,23の寸法を設
定してもよい。このように構成した場合は、軸受に負荷
された荷重は、内輪20の内周側嵌合面21を介しても
軸10に伝達することができるから、間座40と中間間
座45の分担荷重がさらに減少し、内輪20の外周側嵌
合面23における応力の一層の軽減を計ることができ、
内輪20の破壊防止もさらに確実になる。
【0029】また、この実施例では、内輪20の軸方向
両側端面22の軸直角断面に対する傾斜角度θ1 ,θ
2 と、内輪20の肉厚中心における軸方向の長さWp
 および直径Dp との間に、次の関係式(1)が成立
するように角度,寸法を設定することができる。
【0030】   tanθ1 +tanθ2 =2Wp /Dp …
…………(1)θ1 ,θ2 は、内輪20の軸方向両
側端面が外開き方向に拡径する場合を正、外開き方向に
縮径する場合を負とする。
【0031】このように設定すると、内輪20と軸10
との線膨張係数が相違していても、軸受の取付時と使用
時との温度変化に伴う内輪20の軸方向および半径方向
の変位差が打ち消され、内輪20と中間間座45との接
触面および内輪20と軸10との嵌合面に発生する熱応
力による影響を確実に防止することが可能となる。
【0032】上式(1)の算定手順は次のとおりである
。いま、温度変化ΔTによる内輪20の軸方向両側端面
22における軸方向の変位をΔx1 ,Δx2 、半径
方向の変位をΔy1 ,Δy2 とすると、  Δx1
 =(αs −αj )・ΔT・(Wp −Dp ta
nθ1 )/2…(2a)  Δx2 =(αs −α
j )・ΔT・(Wp −Dp tanθ2 )/2…
(2b)  Δy1 =(αs −αj )・ΔT・(
Dp −Wp /tanθ1 )/2…(3a)  Δ
y2 =(αs −αj )・ΔT・(Dp −Wp 
/tanθ2 )/2…(3b)ただし、αs ,αj
 は、それぞれ軸10および内輪20の線膨張係数であ
る。そこで、内輪20の軸方向および半径方向に温度変
化による変位差が生じないときの条件として、         Δx1 +Δx2 =0………………
………………………………(4a)        Δ
y1 +Δy2 =0………………………………………
………(4b)とおき、αs ≠αj 、ΔT≠0のも
とで式(2a),(2b),(3a),(3b),(4
a),(4b)解くと、求める前記式(1)が得られる
【0033】この実施例における中間間座45は、内輪
20の一方の側の軸方向端面のみに挟着してもよい。ま
た、中間間座45の取付けについては、図示した場合の
ほか、中間間座45を軸10に固く係合したのち、中間
間座45の外周面に間座40をしまりばめ等により固く
係合するか、あるいは中間間座45と間座40とを接合
して一体にしたものとするか、または一体に形成したも
のを用いてもよい。
【0034】前記各実施例では、セラミック材からなる
内輪を鋼材からなる軸に取り付けた場合について説明し
たが、この発明はこのような場合に限らず、たとえば鋼
材からなる内輪をステンレス鋼、黄銅、アルミニウム合
金等の材料からなる軸に取り付ける場合についても同様
に適用することができる。
【0035】また、この発明は、内輪と軸との線膨張係
数が異なる軸受だけでなく、外輪と軸箱との線膨張係数
が異なる軸受についても適用することができる。また、
この発明は、軸受の使用時における温度が取付時の温度
よりも高温になる場合に限らず、軸受の取付時よりも使
用時の方が低温になる場合についても適用することがで
きる。
【0036】さらに、この発明は、転がり軸受だけでな
く、滑り軸受その他の装置の構成部材である環状体を、
線膨張係数の異なる相手部材に取り付ける場合にも適用
することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、相手部材と相手部材に嵌合される環状体との線膨張係
数が異なる場合に、環状体に負荷された荷重を、環状体
に嵌合された間座を介して相手部材に伝達することがで
き、環状体の取付時と使用時との間の温度変化により、
環状体と間座との間で熱応力、あるいはしめ代の変化が
発生しても、環状体に嵌合されている間座の円筒部は、
環状体を相手部材に対して半径方向に弾性支持している
ため、発生した熱応力やしめ代の変化分を緩和、吸収し
て、環状体を破壊することなく、荷重を有効に伝達する
ことが可能となる。
【0038】さらに、この発明によれば、環状体の相手
部材に対するはめ合いすきまを小さくすることができる
ため、取付時における心出しが容易になるだけでなく、
運転使用時においても、相手部材に対する同心性を高精
度に保持することができるため、取り付けられた装置の
高性能が維持され、信頼性の高い取付装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を円筒ころ軸受に適用した実施例を示
す上半部縦断側面図である。
【図2】この発明を玉軸受に適用した実施例を示す上半
部縦断側面図である。
【図3】従来の円筒ころ軸受の取付装置を示す上半部縦
断側面図である。
【符号の説明】
10    軸(相手部材) 20    内輪(環状体) 21    内輪の内周側嵌合面 23    内輪の外周側嵌合面 40    間座 40b  間座の円筒部 41    肉抜き部分 42    間座の軸に対する嵌合面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  相手部材の外周または内周に嵌合され
    た環状体がその相手部材とは異なる線膨張係数を有し、
    この環状体の相手部材との嵌合面とは反対側の軸方向両
    側の周面に、相手部材の外周または内周と固く係合する
    一対の間座の円筒部を嵌合してなる取付装置であって、
    前記間座は、環状体とは異なる線膨張係数を有して環状
    体を相手部材に対し半径方向に弾性的に支持しているこ
    とを特徴とする環状体の取付装置。
  2. 【請求項2】  間座の円筒部を薄肉に成形するか、ま
    たは円筒部の基端側の底面に肉抜き部分を設けた請求項
    1記載の環状体の取付装置。
  3. 【請求項3】  間座が、ばね鋼その他の弾性変形し易
    い材料からなる請求項1または2記載の環状体の取付装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08105906A (ja) * 1994-04-07 1996-04-23 Skf Ind Spa ベアリングのスリーブ間の速度を検出する装置及びその磁化されたスリーブを予備的に組み立てる方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08105906A (ja) * 1994-04-07 1996-04-23 Skf Ind Spa ベアリングのスリーブ間の速度を検出する装置及びその磁化されたスリーブを予備的に組み立てる方法

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