JPH0428329B2 - - Google Patents
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- JPH0428329B2 JPH0428329B2 JP63320774A JP32077488A JPH0428329B2 JP H0428329 B2 JPH0428329 B2 JP H0428329B2 JP 63320774 A JP63320774 A JP 63320774A JP 32077488 A JP32077488 A JP 32077488A JP H0428329 B2 JPH0428329 B2 JP H0428329B2
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- casing
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- pleated
- smoke agent
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C13/00—Sausage casings
- A22C13/02—Shirring of sausage casings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C13/00—Sausage casings
- A22C2013/0046—Sausage casings suitable for impregnation with flavouring substances, e.g. caramel, liquid smoke, spices
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C13/00—Sausage casings
- A22C2013/0096—Sausage casings cellulosic
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、ひだ付きケーシングに関し、特に、
フランクフルタ等の風味及び色改良された小型ソ
ーセージを製造する場合に使用されるような液状
スモーク剤(薫製剤)又はその他の高分子量添加
剤を含浸させた、予備加湿された中空ひだ付きケ
ーシングステイツクに関する。 従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 いろいろなソーセージ型食品を製造するのに使
用するためのセルロース質ひだ付きケーシングは
周知である。そのようなひだ付きケーシングは、
中空「ステイツク」(棒状体)の形で供給される。
ひだ付きケーシングステイツクは、長さを大幅に
短縮するために長いケーシングをひだ付けし長手
方向に圧縮した筒状体である。ケーシングの長さ
の短縮率は、ケーシングの全長対ステイツクの長
さの比(以下、「圧縮比」と称する)で表わされ
る。例えば、圧縮比100の1ft長のステイツクは、
100ft長のケーシングを包含していることになる。
ひだ付け方法や装置は慣用のものであり、周知で
ある。 本発明の好ましい実施例は、膨満時の直径が約
50.8mm以下のいわゆる「小型」の無補強セルロー
ス質ケーシングに関する。このような小型ケーシ
ングは、フランクフルタサイズのソーセージの製
造に慣用されている。 又、このような小型ケーシングにひだ付けする
前に風味改良剤や食品着色剤等のいろいろなコー
チング剤を被覆することも周知である。その種の
コーチング剤は、ケーシングに食品が填充された
後ケーシング内の食品に望ましい特性が移転され
るように、ケーシングに浸透する成分を含有して
いる。 そのような移転は、時間の経過とともに徐々に
起こる場合もあり、あるいは、調理などの加工時
に急激に起こる場合もあり、食品は、ケーシング
を除去した後でも添加剤の特性を保持している。
例えば、ケーシングに液状スモーク剤を塗布した
とすれば、そのケーシング内の食品は、薫製室で
の時間のかかる本当の薫製処理を施す必要なしに
木材スモークの芳香と、色と風味を得ることがで
きる。液状スモーク剤、及び液状スモーク剤を被
覆されたケーシングは、米国特許第4377187号、
4446167号、4431033号、4525397号及び4540613
号、及びオーストラリア国特許第151768号等に詳
しく記載されている。 しかしながら、小型ケーシングに液状スモーク
剤を被覆した場合、その後のひだ付け加工にとつ
て困難な問題が生じる。即ち、実質的に真直な内
孔、高い圧縮比、高い分離抵抗(ひだとひだが分
離するのに対する抵抗)、平滑な、欠陥(しみ、
汚損、色むら等)のない外観、後述するような
「ロープ」外観をもたないことなどの望ましい特
性を有するひだ付けステイツクを製造することが
困難である。ひだ付け加工を困難にすることを別
にしても、食肉包装業者は、外観だけでみてもむ
らのあるようなひだ付きケーシングは使用するこ
とを好まない。従つて、液状スモーク剤を含浸さ
せた小型ケーシングを使用することが食肉包装業
者にとつて有利な点があるにも拘らず、従来はそ
のようなケーシングの使用は制限されてきたので
ある。 性能的にも、外観的にも許容しうる液状スモー
ク剤被覆ひだ付きケーシングステイツクを製造す
る上での困難な問題は、液状スモーク剤の比較的
高分子量の成分、特に約500以上の分子量を有す
る液状スモーク剤成分から派生すると考えられ
る。 そのような高分子量成分は、セルロースの分子
間隙間を閉塞し、それによつてひだ付け加工の際
セルロースが慣用のひだ付け用溶液から水分を吸
収する能力を阻害すると考えられる。ケーシング
のセルロース組織は、極めて高い親水分性を有す
る。通常、ひだ付けの際セルロースによつて水分
が急激に吸上げられるので、水分の吸収を遅らせ
るために保湿剤が用いられる(例えば米国特許第
3981046号参照)。 このようにしてセルロースの分子間の隙間に進
入するのを阻止された水分は、ケーシングの表面
に集まり滞留する。この表面水分は、ひだ付け加
工によつて形成されたひだの締つた嵌り合い関係
を阻害し、それによつてケーシングステイツクの
分離抵抗(ひだとひだが分離するのに対する抵
抗)を低下させる。 ひだの分離抵抗即ち「凝集性」又は「凝集力」
は、ひだ付きケーシングステイツクが、手作業又
は自動填充装置による過酷な取扱いを受けたとき
分離に抵抗するようにその構造的、機械的一体性
を維持する能力の尺度であるという点で重要であ
る。この凝集力は、in−1bで測定された曲げ強さ
であり、凝集力の大きさは、1つには、ひだ付け
加工によつて形成されるひだの形状寸法に依存す
る。ひだは、円錐形状であり、互いに嵌り合う。
ひだの嵌り合つた円錐形状と、互いに圧接したひ
だの表面摩擦とが、ステイツクの凝集力に寄与す
ると考えられている。 しかしながら、水分がセルロースの分子間隙間
に進入するのを阻止され、ケーシングのひだの表
面に集まりそこに滞留すると、円錐形のひだが、
締つた状態に嵌り合うのを阻害される。ひだの表
面の水分は、時間の経過とともに最終的にはケー
シングによつて吸収されるが、凝集力は一旦低下
すると、一部分しか回復されない。 セルロースケーシングの壁厚は、僅か約0.0254
mm(約0.001in)であり、この厚さは、ケーシン
グの全周に亙つては均一ではない。従つて、ひだ
付けされ長手方向に圧縮されたステイツクは、ひ
だ付け/圧縮マンドレルから抜取られると、弓な
りに曲つてしまうことは周知である。又、ケーシ
ングの壁厚の薄い部分は、厚い部分よりも水分即
ち湿分の吸収量が少なく、それがひだ付きケーシ
ングステイツクの弓反り現象を一層増長させると
考えられる。弓なりに曲つたステイツクは、その
円筒形内孔が真直ではなく、従つて填充ホーンに
自動装填するのに適さないので、望ましくない。 この欠点は、液状スモーク剤を被覆することに
よつて一層増大される。即ち、ケーシングには、
その液状スモーク剤の被膜の均一性に依存して、
他の部分より速い速度で水分を吸収する部分が生
じる。その結果、ケーシングの各部分を異なる速
度で膨張させることになり、従つてひだ付きケー
シングステイツクの弓反り現象が大きくなり、手
作業による填充作業にさえも適さなくなつてしま
う。 ステイツクを弓なりに曲げる原因となるケーシ
ングの欠陥及びその他の要素は、大部分、ひだ付
け加工中連続的にステイツクを撚回する(捩る)
という周知の手段(例えば米国特許第3454981号
及び3704483号参照)によつて解消される。米国
特許第3461484号に記載された型式のひだ付けロ
ーラを用いた慣用のひだ付け加工では、ケーシン
グをひだ寄せし、ステイツクの長手に沿つて連続
したひだのつる巻線に追従するひだを形成する。
ステイツクを撚回する(捩る)と、各ひだを半径
方向に変位させる(ずらせる)ことになり、それ
によつてケーシングに存在する瑕疵又は欠陥をス
テイツクの全周に均一に分配するので、撚回させ
ない場合に比べてより真直なステイツクを形成す
ることができる。しかしながら、米国特許第
3454981号において指摘されているように、ステ
イツクを慣用の態様で撚回すると、撚回させない
で形成されたステイツクよりひだの凝集性の小さ
いステイツクが形成される傾向がある。従つて、
従来は必須の要件とされていた撚回は、上記の問
題にとつて完全に満足すべき解決法ではない。な
ぜなら、液状スモーク剤を塗布されたステイツク
は、すでに、それだけで液状スモーク剤を塗布さ
れていないステイツクに比べて凝集力が小さく、
その上に撚回すれば、凝集力が一層低下されるか
らである。 撚回することによるもう1つの欠点は、スモー
ク剤を塗布されたケーシングに存在する欠陥を増
大させてしまうことである。例えば液状スモーク
剤の色調の漸次的変化のような機能的には有害で
ない欠陥が、ケーシングの長手に沿つて存在する
が、ひだ付けの際ケーシングを撚回すると、その
欠陥がステイツクの外周に沿つて運ばれ、ステイ
ツクに目に見える螺状線又は「アメン棒」(床屋
の看板柱)模様が生じる。従つて、通常ならば気
付かれないような僅かな色むらが、ケーシングを
撚回させると、非常に目立つようになる。このよ
うな欠陥はケーシング自体の使用上の妨げにはな
らないが、食肉包装業者は、外観が完全でないス
テイツクは使用に供するには抵抗のある欠陥ステ
イツクと同等視する傾向がある。 撚回によつて生じるもう1つの欠点は、いわゆ
る「ロープ外観」と称される現象である。ロープ
外観は、ケーシングの色むら、しみ、汚損等の欠
陥がひだ付けマンドレルの周りに運ばれ、撚り合
されたロープの外観を有する波状模様の外表面と
して発現したときに生じする。このロープ模様
は、通常、ケーシングを食品の填充に使用する上
では、支障はない。しかしながら、食肉包装業者
は、液状スモーク剤で処理したもので、均一な色
と、平滑な外表面を有し、可視欠陥のないケーシ
ングステイツクを使用することを望む。彼らは、
真直な内孔、高い圧縮比及び高い凝縮性等の他の
望ましい属性を有していても、外観が均一でな
く、美しくないステイツクを使用することには抵
抗を感じる。 発明が解決しようとする問題点及び発明の目的 従つて、本発明は、従来技術に随伴する上記の
問題点を解決することを企図したものであり、そ
の目的とするところは、均一な色、可視欠陥のな
い平滑な外表面、手動又は自動手段による取扱い
を可能にするのに十分な凝集性、填充ホーンに自
動操作により装填することを可能にする真直な内
孔、及び慣用の透明なひだ付きケーシングステイ
ツクに匹敵する圧縮比等の望ましい属性を有する
液状スモーク剤含浸ひだ付きケーシングステイツ
クを提供することにある。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するために、 a 約12.72〜38.16mm(約0.5〜1.5in)の膨満時直
径を有し、ケーシングのセルロースの乾量を基
準として約16〜35重量%の含水量を有し、実質
的に真直な円筒形の貫通内孔を画定するひだを
有するステイツクの形にひだ付けされて長手方
向に圧縮された一定長の無補強セルロース質ケ
ーシングから成り、 b 該ひだは、ひだ伸ばしされたとき該ステイツ
クの長手に沿つて連続したつる巻線に追従する
規則的なパターンをなして配置されており、該
各ひだ相互間の半径方向の変位は、該ステイツ
クからひだ伸ばしされたケーシングの長さ1ft
(30.48cm)当り15°未満であり、 c 該ケーシングの全長の全表面に液状スモーク
剤が実質的に均一に分配されて含浸されてお
り、該スモーク剤は、該ケーシング内に填充さ
れた食品に転写しうる所望の風味、芳香又は色
を該ケーシングに付与する成分を含有している
ことを特徴とする中空の実質的に真直な、凝集
性の高いひだ付ケーシングステイツクを提供す
る。 前記液状スモーク剤は、ケーシングのセルロー
スの乾量を基準として約10〜30%の重量を占め、
ケーシングの全外表面に実質的に均一に被覆する
ことが好ましい。 本発明は、又、液状スモーク剤を含浸した実質
的に真直な、凝集性の高いひだ付ケーシングステ
イツクを製造する方法において、 a 一定長の液状スモーク剤を含浸させた無補強
セルロース質ケーシングをひだ付け用マンドレ
ル上に嵌めてひだ寄せし、円筒形の内孔を有す
るひだ付ケーシングステイツクを形成し、その
際、該ステイツクの長手に沿つて連続したつる
巻線に追従する規則的なパターンをなして配列
されたひだを形成し、そのようなパターンをな
して配列された各ひだ相互間の半径方向の変位
を該ステイツクからひだ伸ばしされたケーシン
グの長さ1ft(30.48cm)当り15°未満となるよう
にし、該ひだ付けされたケーシングを長手方向
に圧縮し、 b 前記ひだ付け工程中に、該ケーシングにケー
シングのセルロースの乾量を基準として少なく
とも16重量%の含水量を与えるようのに十分な
量のひだ付け用含水溶液をケーシングに塗布
し、 c 実質的に平滑な外表面を有し、前記ひだ付け
用マンドレルの外径の約85〜95%の外径寸法を
有するドエルを該マンドレルに軸線方向に整列
させて位置づけし、 d 前記工程aの直後に前記ひだ付けされ圧縮さ
れたケーシングをマンドレルから前記ドエル上
へ移してひだ付きケーシングのひだを内方へ膨
張させて該ドエルの外周面に圧接把持させ、 e 前記ひだ付けされ圧縮されたケーシングが前
記ひだ付け用溶液中の水分を吸収し、吸収され
た水分が該ケーシング全体に亙つて実質的に均
一に分配され、ひだ付きケーシングが寸法的に
安定するように該ひだ付けされ圧縮されたケー
シングを4〜72時間前記ドエル上に保持し、次
いで、 f 前記ひだ付けされ圧縮されたケーシングを前
記ドエルから分離することから成るひだ付ケー
シングステイツク製造方法を提供する。 作用及び作用効果 上述した従来技術の諸問題は、本発明による、
液状スモーク剤を被覆した無補強小型セルロース
質ひだ付きケーシングステイツクによつて克服さ
れる。この液状スモーク剤は、約500以上の分子
量を有する成分を含有しており、ひだ付け加工の
前にケーシングの外面又は内面に塗布された液状
スモーク剤は、ケーシングの全長に均一に分配さ
れる。本発明に従つてひだ付けされたケーシング
ステイツクは、自動填充装置による過酷な取扱い
に耐えることができる十分な凝集性を有し、目に
見える欠陥のない規則的な外観を有し、平滑な表
面を有し、実質的に真直な円筒形の内孔を有し、
ほとんどあるいは全く捩れがなく、ケーシングの
各ひだ間に半径方向の変位(ずれ)がない。 本発明のひだ付きケーシングステイツクは、ひ
だ付け加工中ケーシングを撚回せずに(捩らず
に)慣用のひだ付け及び圧縮技法によつて形成さ
れる。本発明において「捩れがない」というの
は、後述するように、ひだ付けされたケーシング
ステイツクの各ひだの相互間の半径方向の変位が
そのステイツクがひだ伸ばしされたときの長さ
1ft(30.48cm)当り15°未満であることをいう。 本発明によれば、ひだ付け圧縮加工後、ケーシ
ングをひだ付けマンドレルから直接支持ドエル上
へ受け渡しする。ドエルは、ひだ付きケーシング
ステイツクの内孔を貫通するようになされてお
り、ケーシングのひだがドエルの外周面の周りに
ぴつたり把持係合するように、ドエルの外径寸法
は、ケーシングのひだの半径方向内方への膨張を
多少拘束するように定めてある。この把持係合
は、ひだ付きケーシングが長手方向に膨張するの
をも拘束し、ケーシングがその表面上の、及びひ
だとひだの間の遊離水分を吸収することができる
十分な時間ひだ付きケーシングステイツクを一定
の圧縮度の下に保持する作用をする。このように
して、嵌り合つた円錐形状のひだの圧縮が維持さ
れるので、ひだの凝集性がほとんどあるいは全く
失われない。又、水分の吸収速度がステイツクの
全長の部分部分によつて異なることがあつても、
ステイツクの内孔に存在するドエルによつて与え
られる拘束によりステイツクが弓なりに曲るのを
防止される。ドエルは、ステイツクが実質的に真
直な円筒形の内孔を維持するのを助成し、ステイ
ツクの長手の部分により不均一な速度で湿分が吸
収されることにより弓なりに曲ろうとするステイ
ツクの動きに抵抗する。時間の経過とともに湿分
は移行により分散して平均化し、ステイツク全体
に亙つて実質的に均一に分配される。 湿分の移行が進行するにつれて、ステイツクが
伸張し、あるいはドエルの外周面に対して半径方
向内方へ膨張しようとする傾向が減少し、時間が
経つにつれてテイツクの寸法が安定する。寸法上
の安定が達成されたならば、ドエルをステイツク
の内孔から抜取つた後でも、ステイツクの長さは
実質的に変化せず、ステイツクの内孔は実質的に
真直に、かつ、円筒形に保たれたままとなる。ひ
だ付けマンドレルの直径に対するドエルの直径、
及び、ひだ付きケーシングステイツクをドエル上
に維持する時間は、本発明の方法の実施において
重要な側面である。 この点について説明すると、ドエルの直径は、
ひだ付けマンドレルの直径の約85%〜95%の範囲
とすべきである。この範囲内であれば、ドエルの
直径は、ケーシングの半径方向内方への膨張を拘
束することができないほど小さくもなく、さりと
て、それほど長くない適当な時間経過後ケーシン
グを損傷することなくドエルから抜き取るのを阻
止するほど大きくもない。 ひだ付けマンドレルの直径に対するドエルの正
確な直径寸法、及び、ひだ付きケーシングステイ
ツクをドエル上に保持する時間は、ケーシングの
膨満時の直径、ケーシングの壁厚、ひだ付け用溶
液の組成、ケーシングの含水量、圧縮比、及びケ
ーシングに被覆された液状スモーク剤の性質及び
組成等を含む多数の要因によつて決められる。 ひだ付きケーシングステイツクをドエル上に保
持する時間は、1つには、マンドレルの対するド
エルの直径寸法によつても左右される。この保持
時間は、4〜72時間、好ましくは8〜24時間、最
も好ましくは約16時間とすべきである。ひだ付き
ケーシングステイツクをドエル上に保持する時間
を上記の範囲より短くすると、水分が実質的に均
一にケーシング全体に分配されない可能性が大き
く、又、ドエルから抜取つた後ステイツクが弓な
りに曲るおそれが大きくなる。 ケーシングの膨張を拘束することによつて得ら
れる利点は、時間が経過すると減少するので、ひ
だ付きケーシングステイツクをドエル上に保持す
る時間を過度に長くする必要はない。又、ドエル
の直径が比較的大きい場合、ひだ付きケーシング
ステイツクをドエル上に過度に長い時間保持する
と、ステイツクがドエルの外周面に粘着してしま
う可能性が増大し、ドエルを抜取るのに過度の力
を必要とすることになる。ドエルを抜取るのに過
度の力を用いると、ケーシングを損傷するおそれ
がある。 本発明によるひだ付きケーシングステイツク
は、自動填充機を用いた商業用填充作業に使用す
るのを可能にする円筒形の真直な内孔を有し、従
来の撚回された液状スモーク剤含浸ひだ付きケー
シングステイツクより高い凝集性を示す。 実施例 第1図は、慣用の浮きマンドレル型ひだ付け機
を示す。ひだ付け機10は、本発明の一部を構成
するものではなく、本発明を実施するのに使用す
ることができるひだ付け機の一例として例示され
たものである。ひだ付け機10は、ひだ付けヘツ
ド14を貫通して延長したひだ付けマンドレル1
2を有する。周知のように、ケーシング供給ロー
ル18からの扁平状態のセルロース質ケーシング
16は、膨満され、膨満されたケーシング20
は、1対の送りローラ22によつてマンドレル1
2上へ送られる。 ひだ付けヘツド14は、複数の、通常は3個の
ひだ付けローラ26から成る。膨満されたケーシ
ング20は、ひだ付けローラ26の間を通る。ひ
だ付けローラ26は、複数のベルと28から成る引
留め手段と連携して周知の態様でケーシングをひ
だ付けする。ひだ付けローラ26は、米国特許第
3461484号に記載された型式のローラである。こ
れらのローラは、連続したつる巻線に追従する規
則的なパターンのひだを形成する。 実質的に規則的なひだの形成を達成し、半ば圧
縮されたひだ付きケーシングを形成するために、
マンドレル16に沿つてのひだ付きケーシング3
0の前進が、引留め手段28によつて遅らされ
る。ひだ付けローラ26と引留め手段28とが協
同してケーシングを互いに嵌り合つた相対的に円
錐形のひだの形に寄せ合わせる。後述するように
その後の圧縮工程においてこれらのひだは、締つ
た嵌り合い係合状態に圧接せしめられる。 初期ひだ付け操作の後、ケーシングは、ひだ付
けマンドレル12に沿つて第1クランプ32の方
へ移送される。次いで、第1クランプ32が開放
され、手操作又は自動手段により第2クランプ3
6に当接するまで移送される。この状態は、第1
図に、ひだ付きケーシング34として示されてい
る。この位置で、ひだ付きケーシング34は、圧
縮アーム38によつて第2クランプ36に対して
押圧されることによつて更に圧縮される。この圧
縮操作は、米国特許第4578842号に記載されてい
るように2つの圧縮アームを用いる両端同時押圧
法によつて行うことが好ましい。 セルロース質ケーシングには、それを供給ロー
ル18の形に巻く前のある時点で、液状スモーク
剤を被覆する。好適な液状スモーク剤及びそれを
ケーシングに被覆する方法は、上記米国特許第
4431033号及び4540613号に開示されている。次い
で、ひだ付けを容易にし、ケーシングに加湿する
ために適当な慣用のひだ付け溶液を適当な手段
(図示せず)によつて塗布する。ひだ付け用溶液
は、プロピレングリコール又はグリセリンのよう
な透水分抑制剤を含有していることが好ましい。
この溶液は、ケーシング20に直接塗布してもよ
く、あるいは、ひだ付けローラ26に塗布し、ひ
だ付けローラからケーシングに転写させてもよ
い。 ひだ付け及び圧縮工程後、第2クランプ36が
開放され、圧縮アーム38が作動されてひだ付き
圧縮ケーシングをマンドレル12から押出し、マ
ンドレル12の端部に軸線方向に整列せしめられ
たドエル(心棒)40上へ装填する(第2図)。 ドエル40は、ひだ付き圧縮ケーシングのマン
ドレル12からドエル40への移動を容易にする
ためにマンドレルの直径より僅かに小さい直径を
有している。ドエルの直径は、マンドレルの直径
の約85%〜95%の範囲とすべきである。ドエル
は、比較的平滑な外周面を有する限り、木材、プ
ラスチツク又は金属等の適当な材料で形成した任
意の丸い、中実の又は中空のロツドであつてよ
い。好ましい素材は、ポリウレタン、ポリ塩化ビ
ニル又はポリプロピレンである。 ひだ付き圧縮ケーシングがひだ付けマンドレル
から引抜かれると、ケーシングのひだは、拘束さ
れないままにされていれば、半径方向内方へ膨張
し、そのひだ付きケーシングステイツクの内孔を
部分的に閉塞することになる。この内方への膨張
には、更に長手方向の膨張が伴う。しかしなが
ら、上述したようにひだ付きケーシングステイツ
クをマンドレルから直接ドエル上へ受渡しするこ
とによつて内方への膨張も長手方向の膨張も拘束
される。即ち、第3図に示されるように、内方へ
膨張しようとするひだは、ドエルの屈撓しない表
面42に当接し、その表面に圧接する。ドエルの
外径とひだ付けマンドレルの外径との差は、ケー
シングのひだが内方へ膨張してドエルの表面に圧
接しドエルの外周面をぴつたり把持するように定
める。この把持係合により、ケーシングが長手方
向に膨張しないように拘束し、従つてケーシング
は、長手方向に僅かに膨張しただけで比較的締つ
た圧縮状態に保持される。 先に述べたように、ケーシングの内面又は外面
又は両面に塗布することができる液状スモーク剤
46は、ケーシングがひだ付け用含水溶液からの
水分を迅速に吸収するのを妨害するので、ある量
のひだ付け用含水溶液48がケーシングの隣接す
るひだとひだの間に捕捉される。 ひだ付けされ圧縮されたケーシングは、約4〜
72時間ドエル40上に保持される。この時間は、
ひだ付けや御溶液48中の水分がケーシングの素
材であるセルロースを加水分解させるのに十分な
時間である。ドエル40の直径とマンドレル12
の直径を上述したように適正に選定すれば、ドエ
ルは、ケーシングを損傷させることなくひだ付き
ケーシングステイツクの内孔から引抜くことがで
きる。 ひだ付きケーシングは水分を吸収する間長手方
向に膨張しないように拘束されているから、嵌め
合された円錐状のひだの寸法形状は、実質的に変
更されることがなく、得られたひだ付きケーシン
グステイツクは、ドエルから分離されたとき、比
較的高い、相互のひだの分離抵抗即ち凝集性を有
している。又、ドエルはケーシングによつて吸収
された水分がステイツク全体に亙つて実質的に均
一に分配されるのに要する時間の間ステイツクが
弓なりに曲がろうとするのに抵抗する。水分が均
一に分配されると、ステイツクは、寸法的に安定
し、ドエルから引抜かれた後でも実質的に真直な
円筒形の内孔を維持する。 第4図は、ドエル40から分離された後のひだ
付きケーシングステイツク50を示す。ステイツ
ク50は、比較的平滑で均一な外表面52を有す
る。これは、いつには、本発明によるケーシング
はひだを撚回させず、従つて各ひだを相互に半径
方向に変位させることなくひだ付けされることに
よる。かくして、ひだ付けされたステイツクの各
ひだは、殆どあるいは全く半径方向の相互の変位
(ずれ)を示さない。ここで、半径方向の変位が
ないということは、ひだの半径方向の軌跡がひだ
伸ばしされたケーシングの長さ1ft(30.48cm)当
り15°未満である(換言すれば、ステイツクから
ひだ伸ばしされたケーシング25ft(7.62m)当り
約1回転未満である)ことをいう。 ひだの半径方向の撚回(捩れ)又は変位が存在
しないことは、ひだ付きケーシングステイツク5
0に太い長手方向の線54を引くことによつて証
明することができる。このステイツクからケーシ
ングを符号56で示されるようにひだ伸ばしする
と、太い線54は、ひだ伸ばしされたケーシング
に沿つて延長した一連の点58a,58b,58
c……となる。これらの点は、ひだ伸ばしされた
ケーシングに沿つて長手方向に真直に延長する場
合もあり、ひだ伸ばしされたケーシングの周りに
時計周り方向に又は反時計周り方向につる巻線状
に延長する場合もある。本発明でいう「半径方向
の変位ゼロ」というの線54で表わされる直線軌
跡からの各ひだ間の時計周り方向又は反時計周り
方向の半径方向の変位がひだ伸ばしされたケーシ
ングの長さ1ft(30.48cm)当り15°未満となる範囲
をいう。 反対に、ひだ付けする前にケーシングに沿つて
長手方向に線を引いておいたとすれば、その線
は、本発明に従つてひだ付けされたケーシングス
テイツク上には長手方向に実質的に直線として延
長し、例えば前述した米国特許第3454981号の第
1図に示されるようにステイツクの周りにつる巻
線状に延長することがない。 ほとんどあるいは全く捩れがないので、本発明
のステイツクは、比較的均一な外観を呈する。こ
れは、ケーシングに汚損、しみ等の欠陥が存在し
ても、そのような欠陥がアメン棒模様のようにス
テイツクの周りにつる巻線状に延長されず、目立
たないからである。 ステイツク50は、実質的に真直であり、円筒
形の内孔60を有する。内孔60は、そのステイ
ツクを填充ホーンに自動操作により装填するのを
可能にするのに十分な程度に真直である。これ
は、先に述べたように支持ドエル40の周りにぴ
つたりと把持係合したひだ付きケーシングのひだ
が、ステイツクが水分を吸収する間弓なりに曲が
るのを防止するからである。更に、水分がケーシ
ングの部分部分によつて異なる速度で吸収される
ようなことがあつても、時間の経過とともに水分
はステイツクの全長に亙つて実質的に均一の分配
される。この間、ドエルによつて課せられた拘束
によりステイツクは弓なりに曲がるのを防止さ
れ、ステイツクの長さが僅かに新調するだけであ
る。 本発明の作用効果を実証するために、液状スモ
ーク剤で予め処理した、15.24mm(0.6in)の膨張
時直径を有する慣用の小型無補強セルロース質ケ
ーシングを慣用の浮きマンドレル型ひだ付け機で
ひだ付けした。ケーシングに被覆した液状スモー
ク剤は、米国特許第4540613号の教示に従つて調
整したタール抜き濃縮液状スモーク剤であつた。
この液状スモーク剤は、約500より大きい分子量
を有する例えばフエノール類及びカルモニル類等
の成分を含有するものであるとして知られてお
り、下記の組成及び特性を有する。 濃縮比 3 総酸度 16% フエノール類 6mg/ml カルボニル類 275mg/ml 褐変指数 35 透光率(米国特許第4496595号に記載された
テスト法による) 85% このスモーク剤をひだ付け加工の前に1in2
(0.45cm2)当り約9mgの割合でケーシングに均一
に塗布した。このケーシングにひだ付けをした時
点では、このスモーク剤はケーシングの素材であ
るセルロースの乾量を基準として20〜25重量%を
占めると見積もられた。 このケーシングの内表面に塗布したひだ付け用
溶液は、水約94%と、鉱油2.28%と、鉱油のため
の乳化剤と、剥離剤としてのカルボキシヂメチル
セルロース約2.5%とから成るものであつた。こ
の溶液には透水よくし剤として知られているプロ
ピレングリコール又はグリセリンは含有されてい
なかつた。 ひだ付け用溶液の塗布割合は、ケーシングにケ
ーシングのセルロースの乾量を基準として約25.5
〜33重量%の含水量を与えるように定めた。通
常、このサイズのケーシングは、約16〜35%の含
水量を有していれば、食品を充填することが可能
である。上記の液状スモーク剤で処理されたケー
シングをひだ寄せし、約21.34mのケーシングを
包含したひだ付ケーシングステイツクを形成し
た。このステイツクを約26.71cm(約70ft)に圧
縮し、圧縮比を約80とした。このようにして、第
1群の実験ステイツクとして合計100本のステイ
ツクを製造した。このうち50本のステイツクは、
ひだのつる巻線に沿つて撚回する慣用の方法を用
いて製造した。この撚回(捩り)は、ひだ付ケー
シングステイツクの長さ1in(2.54cm)当り約1.33
回転の撚回とした。これらのステイツクは、ひだ
付け機から抜取り、拘束しないままに放置した。
他の50本のステイツクは、撚回をせず本発明に従
つて製造した。これらのうち25本のステイツク
は、直径10.06mm(0.396in)、即ち、マンドレルの
直径10.92mm(0.430in)の約92%の直径を有する
ポリウレタン製のドエル上へ移した。これらのス
テイツクは、約16時間ドエル上に保持した後、ド
エルから容易に、ケーシングを損傷することなく
抜取ることができた。 撚回しなかつた50本のうちの残りの25本のステ
イツクは、比較対照のための対照製品として、マ
ンドレルから引抜いた後ドエルに移さず、無拘束
のままに放置した。 これらの対照ステイツク(撚回せず、拘束もし
なかつたステイツク)は、マンドレルから引抜か
れた後直ちに弓なりに曲り始めた。16時間後で
は、弓なりに曲つて変形し使用に供せないほど凝
集力が低下していた。 従来技術に従つて撚回したステイツクは、ひだ
付け後16時間経過した時点で比較的真直であり、
平均して約0.8〜1.3in−1bの凝集力を有していた。
これらのステイツクは、商業ベースでの手作業及
び自動操作による取扱いに適するものと考えられ
るが、いずれにも、ケーシングに塗布された液状
スモーク剤の色の僅かな色調変化又は色むらによ
つて惹起された画然としたアメン棒現象がみられ
た。又、これらのステイツクには、はつきりとし
た「ロープ」外観も認められた。 これに対して、本発明によるステイツクでは、
ドエルから抜取られたとき、即ちひだ付け加工後
16時間後の凝集力が平均して約2.3〜2.5in−1bで
あつた。この度合の凝集力は、液状スモーク剤を
被覆されたステイツクにしては比較的高い値であ
る。又、これらのステイツクは、撚回されたステ
イツクに匹敵する比較的真直な円筒形の内孔を保
持したが、外観ははるかによかつた。即ち、本発
明によるステイツクは、目に見えるあからさまな
汚損や色調の段階的変化のない均一な色であつ
た。しかも、外表面は比較的平滑であり、ロープ
外観もみられなかつた。 次ぎに、第2群のひだ付きケーシングステイツ
クを同じ15.24mm(0.60in)径の液状スモーク剤処
理ケーシングから製造した。製造条件は、ひだ付
け機のマンドレルの直径を10.41mm(0.410in)と
し、ドエルの直径を9.78mm(0.385in)即ちマンド
レルの直径の約94%としたことを除いては第1群
のステイツクの場合と同じであつた。この実験の
結果は、第1群のステイツクの場合と同じであつ
た。即ち、対照ステイツクは、使用不能であつた
し、撚回したステイツクは、使用可能ではあつた
が、アメン棒現象も、ロープ現象も生じた。これ
に対して、本発明によるステイツク(ドエル上に
16時間保持した)は、最大限の凝集力を示し、外
観は平滑であり、スモーク剤の色調変化や色むら
はみられなかつた。 次ぎに、第3群のひだ付ケーシングステイツク
をスモーク剤を含浸させたケーシングから製造し
た。この実験では、ケーシングの長さを約25.6m
(80ft)に増大させた。ひだ付けマンドレルの直
径は、第2群の場合と同様に10.41mm(0.410in)
とし、ケーシングの圧縮比を約84とした。ドエル
の直径は、9.54mm(0.375in)即ちマンドレルの直
径の約91.5%とした。この実験の結果も、第1群
及び第2群のステイツクの場合と同じであつた。
即ち、対照ステイツクは、変形度が極めて大きか
つた。撚回したステイツクは、使用可能ではあつ
たが、本発明によるステイツク(ドエル上に16時
間保持した)に比べて、凝集力が小さく、外観も
よくなかつた。 第5図のグラフは、撚回しなかつたステイツク
から一定時間後ドエルを引抜くのに要した所要引
抜き力を示す。この実験に用いられたステイツク
は、いずれも10.41mm(0.410in)径のマンドレル
上でひだ付けし、本発明に従つてドエル上に移す
ことによつて形成した長さ21.34m(70ft)のケ
ーシングを包含したひだ付ケーシングステイツク
である。第1の実験においては、直径9.54mm
(0.375in)のポリウレタン製のドエルを使用し、
第2の実験では、直径9.78mm(0.385in)のポリウ
レタン製のドエルを使用した。このようにして形
成されドエル上に移された35本のステイツクにつ
いて実験した。最初の5本のステイツクについて
は、ドエル上に移した後5〜10分後に(グラフで
はゼロ時間のところ)ステイツクからドエルを引
抜き、その後8時間間隔で5本のステイツクから
ドエルを引抜いた。各ドエルの各5本組のステイ
ツクについて要した平均引抜き所要力が第5図の
グラフに示されている。 第5図に示されるように、直径9.54mm
(0.375in)のドエルの場合、ドエルを引抜くのに
要した初期力(ゼロ時間での引抜き所要力)は、
平均約11b(0.453Kg)であつた。この所要力は、
16時間経過後のステイツクでは31b(1.359Kg)よ
り僅かに高い値に増大したが、その後48時間経過
後間でこの値の前後で安定していた。 直径9.78mm(0.385in)のドエルの場合は、ドエ
ルを引抜くのに要した初期力(ゼロ時間での引抜
き所要力)は、平均約21b(0.906Kg)であつた。
この所要力は、16時間経過後のステイツクでは
3.51b(1.59Kg)より僅かに高い値に増大した。24
時間後では51b(2.27Kg)より相当高い値に増大
し、40時間後では61b(2.72Kg)を越えるピークに
達した。 別の実験として、液状スモーク剤含浸ケーシン
グから約10.41mm(0.410in)径のマンドレルるを
用いて2群のステイツクを製造した。同様にし
て、透明な、即ち液状スモーク剤含浸をさせない
ケーシングから2群のステイツクを製造した。液
状スモーク剤含浸ケーシングの2群のステイツク
のうち一方の群のステイツクは撚回を加えずに製
造し、他方の群のステイツクは慣用の撚回を加え
て製造した。同様に、透明ケーシング2群のステ
イツクについても、一方の群のステイツクは撚回
を加えずに製造し、他方の群のステイツクは慣用
の撚回を加えて製造した。どのステイツクも、膨
満時直径15.24mm(0.60in)の約21.34m(70ft)の
長さのケーシングを包含し、圧縮比は約80であつ
た。撚回の度合は、ステイツクの長さ1in(2.54
cm)当り約1.33回転、即ち、ひだ伸ばしされたケ
ーシングの長さ1ft(30.48cm)当り約72°とした。
撚回せずに形成したステイツクは、いずれも9.54
mm(0.375in)径のドエル上に移した。各群のス
テイツクからひだ付け後10分、1日、4日の間隔
をおいてドエルを引抜き、ドエルを引抜いた直後
に各群のステイツクの凝集力をテストした。 撚回を加えたステイツクの凝集力についても、
同じ時間間隔でドエルを抜取つた後測定した。そ
れらのすべての測定値の平均値が以下の表に記
載されている。 表に示されるように、液状スモーク剤含浸ケ
ーシングの2群のステイツクのうち、本発明によ
るステイツクであるB群のステイツクは、A群の
撚回ステイツクに比べて、平均値でみて、ひだ付
け後10分の時点では53%、1日後の時点では45
%、4日後の時点では50%高い凝集力を示した。 透明ケーシングのC群及びD群のステイツクの
場合は、撚回したステイツクであるC群のステイ
ツクに対するD群の撚回しないステイツクの凝集
力の改良率は、ひだ付け後10分の時点では28%、
1日後の時点で25%、4日後の時点で20%に過ぎ
なかつた。
フランクフルタ等の風味及び色改良された小型ソ
ーセージを製造する場合に使用されるような液状
スモーク剤(薫製剤)又はその他の高分子量添加
剤を含浸させた、予備加湿された中空ひだ付きケ
ーシングステイツクに関する。 従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 いろいろなソーセージ型食品を製造するのに使
用するためのセルロース質ひだ付きケーシングは
周知である。そのようなひだ付きケーシングは、
中空「ステイツク」(棒状体)の形で供給される。
ひだ付きケーシングステイツクは、長さを大幅に
短縮するために長いケーシングをひだ付けし長手
方向に圧縮した筒状体である。ケーシングの長さ
の短縮率は、ケーシングの全長対ステイツクの長
さの比(以下、「圧縮比」と称する)で表わされ
る。例えば、圧縮比100の1ft長のステイツクは、
100ft長のケーシングを包含していることになる。
ひだ付け方法や装置は慣用のものであり、周知で
ある。 本発明の好ましい実施例は、膨満時の直径が約
50.8mm以下のいわゆる「小型」の無補強セルロー
ス質ケーシングに関する。このような小型ケーシ
ングは、フランクフルタサイズのソーセージの製
造に慣用されている。 又、このような小型ケーシングにひだ付けする
前に風味改良剤や食品着色剤等のいろいろなコー
チング剤を被覆することも周知である。その種の
コーチング剤は、ケーシングに食品が填充された
後ケーシング内の食品に望ましい特性が移転され
るように、ケーシングに浸透する成分を含有して
いる。 そのような移転は、時間の経過とともに徐々に
起こる場合もあり、あるいは、調理などの加工時
に急激に起こる場合もあり、食品は、ケーシング
を除去した後でも添加剤の特性を保持している。
例えば、ケーシングに液状スモーク剤を塗布した
とすれば、そのケーシング内の食品は、薫製室で
の時間のかかる本当の薫製処理を施す必要なしに
木材スモークの芳香と、色と風味を得ることがで
きる。液状スモーク剤、及び液状スモーク剤を被
覆されたケーシングは、米国特許第4377187号、
4446167号、4431033号、4525397号及び4540613
号、及びオーストラリア国特許第151768号等に詳
しく記載されている。 しかしながら、小型ケーシングに液状スモーク
剤を被覆した場合、その後のひだ付け加工にとつ
て困難な問題が生じる。即ち、実質的に真直な内
孔、高い圧縮比、高い分離抵抗(ひだとひだが分
離するのに対する抵抗)、平滑な、欠陥(しみ、
汚損、色むら等)のない外観、後述するような
「ロープ」外観をもたないことなどの望ましい特
性を有するひだ付けステイツクを製造することが
困難である。ひだ付け加工を困難にすることを別
にしても、食肉包装業者は、外観だけでみてもむ
らのあるようなひだ付きケーシングは使用するこ
とを好まない。従つて、液状スモーク剤を含浸さ
せた小型ケーシングを使用することが食肉包装業
者にとつて有利な点があるにも拘らず、従来はそ
のようなケーシングの使用は制限されてきたので
ある。 性能的にも、外観的にも許容しうる液状スモー
ク剤被覆ひだ付きケーシングステイツクを製造す
る上での困難な問題は、液状スモーク剤の比較的
高分子量の成分、特に約500以上の分子量を有す
る液状スモーク剤成分から派生すると考えられ
る。 そのような高分子量成分は、セルロースの分子
間隙間を閉塞し、それによつてひだ付け加工の際
セルロースが慣用のひだ付け用溶液から水分を吸
収する能力を阻害すると考えられる。ケーシング
のセルロース組織は、極めて高い親水分性を有す
る。通常、ひだ付けの際セルロースによつて水分
が急激に吸上げられるので、水分の吸収を遅らせ
るために保湿剤が用いられる(例えば米国特許第
3981046号参照)。 このようにしてセルロースの分子間の隙間に進
入するのを阻止された水分は、ケーシングの表面
に集まり滞留する。この表面水分は、ひだ付け加
工によつて形成されたひだの締つた嵌り合い関係
を阻害し、それによつてケーシングステイツクの
分離抵抗(ひだとひだが分離するのに対する抵
抗)を低下させる。 ひだの分離抵抗即ち「凝集性」又は「凝集力」
は、ひだ付きケーシングステイツクが、手作業又
は自動填充装置による過酷な取扱いを受けたとき
分離に抵抗するようにその構造的、機械的一体性
を維持する能力の尺度であるという点で重要であ
る。この凝集力は、in−1bで測定された曲げ強さ
であり、凝集力の大きさは、1つには、ひだ付け
加工によつて形成されるひだの形状寸法に依存す
る。ひだは、円錐形状であり、互いに嵌り合う。
ひだの嵌り合つた円錐形状と、互いに圧接したひ
だの表面摩擦とが、ステイツクの凝集力に寄与す
ると考えられている。 しかしながら、水分がセルロースの分子間隙間
に進入するのを阻止され、ケーシングのひだの表
面に集まりそこに滞留すると、円錐形のひだが、
締つた状態に嵌り合うのを阻害される。ひだの表
面の水分は、時間の経過とともに最終的にはケー
シングによつて吸収されるが、凝集力は一旦低下
すると、一部分しか回復されない。 セルロースケーシングの壁厚は、僅か約0.0254
mm(約0.001in)であり、この厚さは、ケーシン
グの全周に亙つては均一ではない。従つて、ひだ
付けされ長手方向に圧縮されたステイツクは、ひ
だ付け/圧縮マンドレルから抜取られると、弓な
りに曲つてしまうことは周知である。又、ケーシ
ングの壁厚の薄い部分は、厚い部分よりも水分即
ち湿分の吸収量が少なく、それがひだ付きケーシ
ングステイツクの弓反り現象を一層増長させると
考えられる。弓なりに曲つたステイツクは、その
円筒形内孔が真直ではなく、従つて填充ホーンに
自動装填するのに適さないので、望ましくない。 この欠点は、液状スモーク剤を被覆することに
よつて一層増大される。即ち、ケーシングには、
その液状スモーク剤の被膜の均一性に依存して、
他の部分より速い速度で水分を吸収する部分が生
じる。その結果、ケーシングの各部分を異なる速
度で膨張させることになり、従つてひだ付きケー
シングステイツクの弓反り現象が大きくなり、手
作業による填充作業にさえも適さなくなつてしま
う。 ステイツクを弓なりに曲げる原因となるケーシ
ングの欠陥及びその他の要素は、大部分、ひだ付
け加工中連続的にステイツクを撚回する(捩る)
という周知の手段(例えば米国特許第3454981号
及び3704483号参照)によつて解消される。米国
特許第3461484号に記載された型式のひだ付けロ
ーラを用いた慣用のひだ付け加工では、ケーシン
グをひだ寄せし、ステイツクの長手に沿つて連続
したひだのつる巻線に追従するひだを形成する。
ステイツクを撚回する(捩る)と、各ひだを半径
方向に変位させる(ずらせる)ことになり、それ
によつてケーシングに存在する瑕疵又は欠陥をス
テイツクの全周に均一に分配するので、撚回させ
ない場合に比べてより真直なステイツクを形成す
ることができる。しかしながら、米国特許第
3454981号において指摘されているように、ステ
イツクを慣用の態様で撚回すると、撚回させない
で形成されたステイツクよりひだの凝集性の小さ
いステイツクが形成される傾向がある。従つて、
従来は必須の要件とされていた撚回は、上記の問
題にとつて完全に満足すべき解決法ではない。な
ぜなら、液状スモーク剤を塗布されたステイツク
は、すでに、それだけで液状スモーク剤を塗布さ
れていないステイツクに比べて凝集力が小さく、
その上に撚回すれば、凝集力が一層低下されるか
らである。 撚回することによるもう1つの欠点は、スモー
ク剤を塗布されたケーシングに存在する欠陥を増
大させてしまうことである。例えば液状スモーク
剤の色調の漸次的変化のような機能的には有害で
ない欠陥が、ケーシングの長手に沿つて存在する
が、ひだ付けの際ケーシングを撚回すると、その
欠陥がステイツクの外周に沿つて運ばれ、ステイ
ツクに目に見える螺状線又は「アメン棒」(床屋
の看板柱)模様が生じる。従つて、通常ならば気
付かれないような僅かな色むらが、ケーシングを
撚回させると、非常に目立つようになる。このよ
うな欠陥はケーシング自体の使用上の妨げにはな
らないが、食肉包装業者は、外観が完全でないス
テイツクは使用に供するには抵抗のある欠陥ステ
イツクと同等視する傾向がある。 撚回によつて生じるもう1つの欠点は、いわゆ
る「ロープ外観」と称される現象である。ロープ
外観は、ケーシングの色むら、しみ、汚損等の欠
陥がひだ付けマンドレルの周りに運ばれ、撚り合
されたロープの外観を有する波状模様の外表面と
して発現したときに生じする。このロープ模様
は、通常、ケーシングを食品の填充に使用する上
では、支障はない。しかしながら、食肉包装業者
は、液状スモーク剤で処理したもので、均一な色
と、平滑な外表面を有し、可視欠陥のないケーシ
ングステイツクを使用することを望む。彼らは、
真直な内孔、高い圧縮比及び高い凝縮性等の他の
望ましい属性を有していても、外観が均一でな
く、美しくないステイツクを使用することには抵
抗を感じる。 発明が解決しようとする問題点及び発明の目的 従つて、本発明は、従来技術に随伴する上記の
問題点を解決することを企図したものであり、そ
の目的とするところは、均一な色、可視欠陥のな
い平滑な外表面、手動又は自動手段による取扱い
を可能にするのに十分な凝集性、填充ホーンに自
動操作により装填することを可能にする真直な内
孔、及び慣用の透明なひだ付きケーシングステイ
ツクに匹敵する圧縮比等の望ましい属性を有する
液状スモーク剤含浸ひだ付きケーシングステイツ
クを提供することにある。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するために、 a 約12.72〜38.16mm(約0.5〜1.5in)の膨満時直
径を有し、ケーシングのセルロースの乾量を基
準として約16〜35重量%の含水量を有し、実質
的に真直な円筒形の貫通内孔を画定するひだを
有するステイツクの形にひだ付けされて長手方
向に圧縮された一定長の無補強セルロース質ケ
ーシングから成り、 b 該ひだは、ひだ伸ばしされたとき該ステイツ
クの長手に沿つて連続したつる巻線に追従する
規則的なパターンをなして配置されており、該
各ひだ相互間の半径方向の変位は、該ステイツ
クからひだ伸ばしされたケーシングの長さ1ft
(30.48cm)当り15°未満であり、 c 該ケーシングの全長の全表面に液状スモーク
剤が実質的に均一に分配されて含浸されてお
り、該スモーク剤は、該ケーシング内に填充さ
れた食品に転写しうる所望の風味、芳香又は色
を該ケーシングに付与する成分を含有している
ことを特徴とする中空の実質的に真直な、凝集
性の高いひだ付ケーシングステイツクを提供す
る。 前記液状スモーク剤は、ケーシングのセルロー
スの乾量を基準として約10〜30%の重量を占め、
ケーシングの全外表面に実質的に均一に被覆する
ことが好ましい。 本発明は、又、液状スモーク剤を含浸した実質
的に真直な、凝集性の高いひだ付ケーシングステ
イツクを製造する方法において、 a 一定長の液状スモーク剤を含浸させた無補強
セルロース質ケーシングをひだ付け用マンドレ
ル上に嵌めてひだ寄せし、円筒形の内孔を有す
るひだ付ケーシングステイツクを形成し、その
際、該ステイツクの長手に沿つて連続したつる
巻線に追従する規則的なパターンをなして配列
されたひだを形成し、そのようなパターンをな
して配列された各ひだ相互間の半径方向の変位
を該ステイツクからひだ伸ばしされたケーシン
グの長さ1ft(30.48cm)当り15°未満となるよう
にし、該ひだ付けされたケーシングを長手方向
に圧縮し、 b 前記ひだ付け工程中に、該ケーシングにケー
シングのセルロースの乾量を基準として少なく
とも16重量%の含水量を与えるようのに十分な
量のひだ付け用含水溶液をケーシングに塗布
し、 c 実質的に平滑な外表面を有し、前記ひだ付け
用マンドレルの外径の約85〜95%の外径寸法を
有するドエルを該マンドレルに軸線方向に整列
させて位置づけし、 d 前記工程aの直後に前記ひだ付けされ圧縮さ
れたケーシングをマンドレルから前記ドエル上
へ移してひだ付きケーシングのひだを内方へ膨
張させて該ドエルの外周面に圧接把持させ、 e 前記ひだ付けされ圧縮されたケーシングが前
記ひだ付け用溶液中の水分を吸収し、吸収され
た水分が該ケーシング全体に亙つて実質的に均
一に分配され、ひだ付きケーシングが寸法的に
安定するように該ひだ付けされ圧縮されたケー
シングを4〜72時間前記ドエル上に保持し、次
いで、 f 前記ひだ付けされ圧縮されたケーシングを前
記ドエルから分離することから成るひだ付ケー
シングステイツク製造方法を提供する。 作用及び作用効果 上述した従来技術の諸問題は、本発明による、
液状スモーク剤を被覆した無補強小型セルロース
質ひだ付きケーシングステイツクによつて克服さ
れる。この液状スモーク剤は、約500以上の分子
量を有する成分を含有しており、ひだ付け加工の
前にケーシングの外面又は内面に塗布された液状
スモーク剤は、ケーシングの全長に均一に分配さ
れる。本発明に従つてひだ付けされたケーシング
ステイツクは、自動填充装置による過酷な取扱い
に耐えることができる十分な凝集性を有し、目に
見える欠陥のない規則的な外観を有し、平滑な表
面を有し、実質的に真直な円筒形の内孔を有し、
ほとんどあるいは全く捩れがなく、ケーシングの
各ひだ間に半径方向の変位(ずれ)がない。 本発明のひだ付きケーシングステイツクは、ひ
だ付け加工中ケーシングを撚回せずに(捩らず
に)慣用のひだ付け及び圧縮技法によつて形成さ
れる。本発明において「捩れがない」というの
は、後述するように、ひだ付けされたケーシング
ステイツクの各ひだの相互間の半径方向の変位が
そのステイツクがひだ伸ばしされたときの長さ
1ft(30.48cm)当り15°未満であることをいう。 本発明によれば、ひだ付け圧縮加工後、ケーシ
ングをひだ付けマンドレルから直接支持ドエル上
へ受け渡しする。ドエルは、ひだ付きケーシング
ステイツクの内孔を貫通するようになされてお
り、ケーシングのひだがドエルの外周面の周りに
ぴつたり把持係合するように、ドエルの外径寸法
は、ケーシングのひだの半径方向内方への膨張を
多少拘束するように定めてある。この把持係合
は、ひだ付きケーシングが長手方向に膨張するの
をも拘束し、ケーシングがその表面上の、及びひ
だとひだの間の遊離水分を吸収することができる
十分な時間ひだ付きケーシングステイツクを一定
の圧縮度の下に保持する作用をする。このように
して、嵌り合つた円錐形状のひだの圧縮が維持さ
れるので、ひだの凝集性がほとんどあるいは全く
失われない。又、水分の吸収速度がステイツクの
全長の部分部分によつて異なることがあつても、
ステイツクの内孔に存在するドエルによつて与え
られる拘束によりステイツクが弓なりに曲るのを
防止される。ドエルは、ステイツクが実質的に真
直な円筒形の内孔を維持するのを助成し、ステイ
ツクの長手の部分により不均一な速度で湿分が吸
収されることにより弓なりに曲ろうとするステイ
ツクの動きに抵抗する。時間の経過とともに湿分
は移行により分散して平均化し、ステイツク全体
に亙つて実質的に均一に分配される。 湿分の移行が進行するにつれて、ステイツクが
伸張し、あるいはドエルの外周面に対して半径方
向内方へ膨張しようとする傾向が減少し、時間が
経つにつれてテイツクの寸法が安定する。寸法上
の安定が達成されたならば、ドエルをステイツク
の内孔から抜取つた後でも、ステイツクの長さは
実質的に変化せず、ステイツクの内孔は実質的に
真直に、かつ、円筒形に保たれたままとなる。ひ
だ付けマンドレルの直径に対するドエルの直径、
及び、ひだ付きケーシングステイツクをドエル上
に維持する時間は、本発明の方法の実施において
重要な側面である。 この点について説明すると、ドエルの直径は、
ひだ付けマンドレルの直径の約85%〜95%の範囲
とすべきである。この範囲内であれば、ドエルの
直径は、ケーシングの半径方向内方への膨張を拘
束することができないほど小さくもなく、さりと
て、それほど長くない適当な時間経過後ケーシン
グを損傷することなくドエルから抜き取るのを阻
止するほど大きくもない。 ひだ付けマンドレルの直径に対するドエルの正
確な直径寸法、及び、ひだ付きケーシングステイ
ツクをドエル上に保持する時間は、ケーシングの
膨満時の直径、ケーシングの壁厚、ひだ付け用溶
液の組成、ケーシングの含水量、圧縮比、及びケ
ーシングに被覆された液状スモーク剤の性質及び
組成等を含む多数の要因によつて決められる。 ひだ付きケーシングステイツクをドエル上に保
持する時間は、1つには、マンドレルの対するド
エルの直径寸法によつても左右される。この保持
時間は、4〜72時間、好ましくは8〜24時間、最
も好ましくは約16時間とすべきである。ひだ付き
ケーシングステイツクをドエル上に保持する時間
を上記の範囲より短くすると、水分が実質的に均
一にケーシング全体に分配されない可能性が大き
く、又、ドエルから抜取つた後ステイツクが弓な
りに曲るおそれが大きくなる。 ケーシングの膨張を拘束することによつて得ら
れる利点は、時間が経過すると減少するので、ひ
だ付きケーシングステイツクをドエル上に保持す
る時間を過度に長くする必要はない。又、ドエル
の直径が比較的大きい場合、ひだ付きケーシング
ステイツクをドエル上に過度に長い時間保持する
と、ステイツクがドエルの外周面に粘着してしま
う可能性が増大し、ドエルを抜取るのに過度の力
を必要とすることになる。ドエルを抜取るのに過
度の力を用いると、ケーシングを損傷するおそれ
がある。 本発明によるひだ付きケーシングステイツク
は、自動填充機を用いた商業用填充作業に使用す
るのを可能にする円筒形の真直な内孔を有し、従
来の撚回された液状スモーク剤含浸ひだ付きケー
シングステイツクより高い凝集性を示す。 実施例 第1図は、慣用の浮きマンドレル型ひだ付け機
を示す。ひだ付け機10は、本発明の一部を構成
するものではなく、本発明を実施するのに使用す
ることができるひだ付け機の一例として例示され
たものである。ひだ付け機10は、ひだ付けヘツ
ド14を貫通して延長したひだ付けマンドレル1
2を有する。周知のように、ケーシング供給ロー
ル18からの扁平状態のセルロース質ケーシング
16は、膨満され、膨満されたケーシング20
は、1対の送りローラ22によつてマンドレル1
2上へ送られる。 ひだ付けヘツド14は、複数の、通常は3個の
ひだ付けローラ26から成る。膨満されたケーシ
ング20は、ひだ付けローラ26の間を通る。ひ
だ付けローラ26は、複数のベルと28から成る引
留め手段と連携して周知の態様でケーシングをひ
だ付けする。ひだ付けローラ26は、米国特許第
3461484号に記載された型式のローラである。こ
れらのローラは、連続したつる巻線に追従する規
則的なパターンのひだを形成する。 実質的に規則的なひだの形成を達成し、半ば圧
縮されたひだ付きケーシングを形成するために、
マンドレル16に沿つてのひだ付きケーシング3
0の前進が、引留め手段28によつて遅らされ
る。ひだ付けローラ26と引留め手段28とが協
同してケーシングを互いに嵌り合つた相対的に円
錐形のひだの形に寄せ合わせる。後述するように
その後の圧縮工程においてこれらのひだは、締つ
た嵌り合い係合状態に圧接せしめられる。 初期ひだ付け操作の後、ケーシングは、ひだ付
けマンドレル12に沿つて第1クランプ32の方
へ移送される。次いで、第1クランプ32が開放
され、手操作又は自動手段により第2クランプ3
6に当接するまで移送される。この状態は、第1
図に、ひだ付きケーシング34として示されてい
る。この位置で、ひだ付きケーシング34は、圧
縮アーム38によつて第2クランプ36に対して
押圧されることによつて更に圧縮される。この圧
縮操作は、米国特許第4578842号に記載されてい
るように2つの圧縮アームを用いる両端同時押圧
法によつて行うことが好ましい。 セルロース質ケーシングには、それを供給ロー
ル18の形に巻く前のある時点で、液状スモーク
剤を被覆する。好適な液状スモーク剤及びそれを
ケーシングに被覆する方法は、上記米国特許第
4431033号及び4540613号に開示されている。次い
で、ひだ付けを容易にし、ケーシングに加湿する
ために適当な慣用のひだ付け溶液を適当な手段
(図示せず)によつて塗布する。ひだ付け用溶液
は、プロピレングリコール又はグリセリンのよう
な透水分抑制剤を含有していることが好ましい。
この溶液は、ケーシング20に直接塗布してもよ
く、あるいは、ひだ付けローラ26に塗布し、ひ
だ付けローラからケーシングに転写させてもよ
い。 ひだ付け及び圧縮工程後、第2クランプ36が
開放され、圧縮アーム38が作動されてひだ付き
圧縮ケーシングをマンドレル12から押出し、マ
ンドレル12の端部に軸線方向に整列せしめられ
たドエル(心棒)40上へ装填する(第2図)。 ドエル40は、ひだ付き圧縮ケーシングのマン
ドレル12からドエル40への移動を容易にする
ためにマンドレルの直径より僅かに小さい直径を
有している。ドエルの直径は、マンドレルの直径
の約85%〜95%の範囲とすべきである。ドエル
は、比較的平滑な外周面を有する限り、木材、プ
ラスチツク又は金属等の適当な材料で形成した任
意の丸い、中実の又は中空のロツドであつてよ
い。好ましい素材は、ポリウレタン、ポリ塩化ビ
ニル又はポリプロピレンである。 ひだ付き圧縮ケーシングがひだ付けマンドレル
から引抜かれると、ケーシングのひだは、拘束さ
れないままにされていれば、半径方向内方へ膨張
し、そのひだ付きケーシングステイツクの内孔を
部分的に閉塞することになる。この内方への膨張
には、更に長手方向の膨張が伴う。しかしなが
ら、上述したようにひだ付きケーシングステイツ
クをマンドレルから直接ドエル上へ受渡しするこ
とによつて内方への膨張も長手方向の膨張も拘束
される。即ち、第3図に示されるように、内方へ
膨張しようとするひだは、ドエルの屈撓しない表
面42に当接し、その表面に圧接する。ドエルの
外径とひだ付けマンドレルの外径との差は、ケー
シングのひだが内方へ膨張してドエルの表面に圧
接しドエルの外周面をぴつたり把持するように定
める。この把持係合により、ケーシングが長手方
向に膨張しないように拘束し、従つてケーシング
は、長手方向に僅かに膨張しただけで比較的締つ
た圧縮状態に保持される。 先に述べたように、ケーシングの内面又は外面
又は両面に塗布することができる液状スモーク剤
46は、ケーシングがひだ付け用含水溶液からの
水分を迅速に吸収するのを妨害するので、ある量
のひだ付け用含水溶液48がケーシングの隣接す
るひだとひだの間に捕捉される。 ひだ付けされ圧縮されたケーシングは、約4〜
72時間ドエル40上に保持される。この時間は、
ひだ付けや御溶液48中の水分がケーシングの素
材であるセルロースを加水分解させるのに十分な
時間である。ドエル40の直径とマンドレル12
の直径を上述したように適正に選定すれば、ドエ
ルは、ケーシングを損傷させることなくひだ付き
ケーシングステイツクの内孔から引抜くことがで
きる。 ひだ付きケーシングは水分を吸収する間長手方
向に膨張しないように拘束されているから、嵌め
合された円錐状のひだの寸法形状は、実質的に変
更されることがなく、得られたひだ付きケーシン
グステイツクは、ドエルから分離されたとき、比
較的高い、相互のひだの分離抵抗即ち凝集性を有
している。又、ドエルはケーシングによつて吸収
された水分がステイツク全体に亙つて実質的に均
一に分配されるのに要する時間の間ステイツクが
弓なりに曲がろうとするのに抵抗する。水分が均
一に分配されると、ステイツクは、寸法的に安定
し、ドエルから引抜かれた後でも実質的に真直な
円筒形の内孔を維持する。 第4図は、ドエル40から分離された後のひだ
付きケーシングステイツク50を示す。ステイツ
ク50は、比較的平滑で均一な外表面52を有す
る。これは、いつには、本発明によるケーシング
はひだを撚回させず、従つて各ひだを相互に半径
方向に変位させることなくひだ付けされることに
よる。かくして、ひだ付けされたステイツクの各
ひだは、殆どあるいは全く半径方向の相互の変位
(ずれ)を示さない。ここで、半径方向の変位が
ないということは、ひだの半径方向の軌跡がひだ
伸ばしされたケーシングの長さ1ft(30.48cm)当
り15°未満である(換言すれば、ステイツクから
ひだ伸ばしされたケーシング25ft(7.62m)当り
約1回転未満である)ことをいう。 ひだの半径方向の撚回(捩れ)又は変位が存在
しないことは、ひだ付きケーシングステイツク5
0に太い長手方向の線54を引くことによつて証
明することができる。このステイツクからケーシ
ングを符号56で示されるようにひだ伸ばしする
と、太い線54は、ひだ伸ばしされたケーシング
に沿つて延長した一連の点58a,58b,58
c……となる。これらの点は、ひだ伸ばしされた
ケーシングに沿つて長手方向に真直に延長する場
合もあり、ひだ伸ばしされたケーシングの周りに
時計周り方向に又は反時計周り方向につる巻線状
に延長する場合もある。本発明でいう「半径方向
の変位ゼロ」というの線54で表わされる直線軌
跡からの各ひだ間の時計周り方向又は反時計周り
方向の半径方向の変位がひだ伸ばしされたケーシ
ングの長さ1ft(30.48cm)当り15°未満となる範囲
をいう。 反対に、ひだ付けする前にケーシングに沿つて
長手方向に線を引いておいたとすれば、その線
は、本発明に従つてひだ付けされたケーシングス
テイツク上には長手方向に実質的に直線として延
長し、例えば前述した米国特許第3454981号の第
1図に示されるようにステイツクの周りにつる巻
線状に延長することがない。 ほとんどあるいは全く捩れがないので、本発明
のステイツクは、比較的均一な外観を呈する。こ
れは、ケーシングに汚損、しみ等の欠陥が存在し
ても、そのような欠陥がアメン棒模様のようにス
テイツクの周りにつる巻線状に延長されず、目立
たないからである。 ステイツク50は、実質的に真直であり、円筒
形の内孔60を有する。内孔60は、そのステイ
ツクを填充ホーンに自動操作により装填するのを
可能にするのに十分な程度に真直である。これ
は、先に述べたように支持ドエル40の周りにぴ
つたりと把持係合したひだ付きケーシングのひだ
が、ステイツクが水分を吸収する間弓なりに曲が
るのを防止するからである。更に、水分がケーシ
ングの部分部分によつて異なる速度で吸収される
ようなことがあつても、時間の経過とともに水分
はステイツクの全長に亙つて実質的に均一の分配
される。この間、ドエルによつて課せられた拘束
によりステイツクは弓なりに曲がるのを防止さ
れ、ステイツクの長さが僅かに新調するだけであ
る。 本発明の作用効果を実証するために、液状スモ
ーク剤で予め処理した、15.24mm(0.6in)の膨張
時直径を有する慣用の小型無補強セルロース質ケ
ーシングを慣用の浮きマンドレル型ひだ付け機で
ひだ付けした。ケーシングに被覆した液状スモー
ク剤は、米国特許第4540613号の教示に従つて調
整したタール抜き濃縮液状スモーク剤であつた。
この液状スモーク剤は、約500より大きい分子量
を有する例えばフエノール類及びカルモニル類等
の成分を含有するものであるとして知られてお
り、下記の組成及び特性を有する。 濃縮比 3 総酸度 16% フエノール類 6mg/ml カルボニル類 275mg/ml 褐変指数 35 透光率(米国特許第4496595号に記載された
テスト法による) 85% このスモーク剤をひだ付け加工の前に1in2
(0.45cm2)当り約9mgの割合でケーシングに均一
に塗布した。このケーシングにひだ付けをした時
点では、このスモーク剤はケーシングの素材であ
るセルロースの乾量を基準として20〜25重量%を
占めると見積もられた。 このケーシングの内表面に塗布したひだ付け用
溶液は、水約94%と、鉱油2.28%と、鉱油のため
の乳化剤と、剥離剤としてのカルボキシヂメチル
セルロース約2.5%とから成るものであつた。こ
の溶液には透水よくし剤として知られているプロ
ピレングリコール又はグリセリンは含有されてい
なかつた。 ひだ付け用溶液の塗布割合は、ケーシングにケ
ーシングのセルロースの乾量を基準として約25.5
〜33重量%の含水量を与えるように定めた。通
常、このサイズのケーシングは、約16〜35%の含
水量を有していれば、食品を充填することが可能
である。上記の液状スモーク剤で処理されたケー
シングをひだ寄せし、約21.34mのケーシングを
包含したひだ付ケーシングステイツクを形成し
た。このステイツクを約26.71cm(約70ft)に圧
縮し、圧縮比を約80とした。このようにして、第
1群の実験ステイツクとして合計100本のステイ
ツクを製造した。このうち50本のステイツクは、
ひだのつる巻線に沿つて撚回する慣用の方法を用
いて製造した。この撚回(捩り)は、ひだ付ケー
シングステイツクの長さ1in(2.54cm)当り約1.33
回転の撚回とした。これらのステイツクは、ひだ
付け機から抜取り、拘束しないままに放置した。
他の50本のステイツクは、撚回をせず本発明に従
つて製造した。これらのうち25本のステイツク
は、直径10.06mm(0.396in)、即ち、マンドレルの
直径10.92mm(0.430in)の約92%の直径を有する
ポリウレタン製のドエル上へ移した。これらのス
テイツクは、約16時間ドエル上に保持した後、ド
エルから容易に、ケーシングを損傷することなく
抜取ることができた。 撚回しなかつた50本のうちの残りの25本のステ
イツクは、比較対照のための対照製品として、マ
ンドレルから引抜いた後ドエルに移さず、無拘束
のままに放置した。 これらの対照ステイツク(撚回せず、拘束もし
なかつたステイツク)は、マンドレルから引抜か
れた後直ちに弓なりに曲り始めた。16時間後で
は、弓なりに曲つて変形し使用に供せないほど凝
集力が低下していた。 従来技術に従つて撚回したステイツクは、ひだ
付け後16時間経過した時点で比較的真直であり、
平均して約0.8〜1.3in−1bの凝集力を有していた。
これらのステイツクは、商業ベースでの手作業及
び自動操作による取扱いに適するものと考えられ
るが、いずれにも、ケーシングに塗布された液状
スモーク剤の色の僅かな色調変化又は色むらによ
つて惹起された画然としたアメン棒現象がみられ
た。又、これらのステイツクには、はつきりとし
た「ロープ」外観も認められた。 これに対して、本発明によるステイツクでは、
ドエルから抜取られたとき、即ちひだ付け加工後
16時間後の凝集力が平均して約2.3〜2.5in−1bで
あつた。この度合の凝集力は、液状スモーク剤を
被覆されたステイツクにしては比較的高い値であ
る。又、これらのステイツクは、撚回されたステ
イツクに匹敵する比較的真直な円筒形の内孔を保
持したが、外観ははるかによかつた。即ち、本発
明によるステイツクは、目に見えるあからさまな
汚損や色調の段階的変化のない均一な色であつ
た。しかも、外表面は比較的平滑であり、ロープ
外観もみられなかつた。 次ぎに、第2群のひだ付きケーシングステイツ
クを同じ15.24mm(0.60in)径の液状スモーク剤処
理ケーシングから製造した。製造条件は、ひだ付
け機のマンドレルの直径を10.41mm(0.410in)と
し、ドエルの直径を9.78mm(0.385in)即ちマンド
レルの直径の約94%としたことを除いては第1群
のステイツクの場合と同じであつた。この実験の
結果は、第1群のステイツクの場合と同じであつ
た。即ち、対照ステイツクは、使用不能であつた
し、撚回したステイツクは、使用可能ではあつた
が、アメン棒現象も、ロープ現象も生じた。これ
に対して、本発明によるステイツク(ドエル上に
16時間保持した)は、最大限の凝集力を示し、外
観は平滑であり、スモーク剤の色調変化や色むら
はみられなかつた。 次ぎに、第3群のひだ付ケーシングステイツク
をスモーク剤を含浸させたケーシングから製造し
た。この実験では、ケーシングの長さを約25.6m
(80ft)に増大させた。ひだ付けマンドレルの直
径は、第2群の場合と同様に10.41mm(0.410in)
とし、ケーシングの圧縮比を約84とした。ドエル
の直径は、9.54mm(0.375in)即ちマンドレルの直
径の約91.5%とした。この実験の結果も、第1群
及び第2群のステイツクの場合と同じであつた。
即ち、対照ステイツクは、変形度が極めて大きか
つた。撚回したステイツクは、使用可能ではあつ
たが、本発明によるステイツク(ドエル上に16時
間保持した)に比べて、凝集力が小さく、外観も
よくなかつた。 第5図のグラフは、撚回しなかつたステイツク
から一定時間後ドエルを引抜くのに要した所要引
抜き力を示す。この実験に用いられたステイツク
は、いずれも10.41mm(0.410in)径のマンドレル
上でひだ付けし、本発明に従つてドエル上に移す
ことによつて形成した長さ21.34m(70ft)のケ
ーシングを包含したひだ付ケーシングステイツク
である。第1の実験においては、直径9.54mm
(0.375in)のポリウレタン製のドエルを使用し、
第2の実験では、直径9.78mm(0.385in)のポリウ
レタン製のドエルを使用した。このようにして形
成されドエル上に移された35本のステイツクにつ
いて実験した。最初の5本のステイツクについて
は、ドエル上に移した後5〜10分後に(グラフで
はゼロ時間のところ)ステイツクからドエルを引
抜き、その後8時間間隔で5本のステイツクから
ドエルを引抜いた。各ドエルの各5本組のステイ
ツクについて要した平均引抜き所要力が第5図の
グラフに示されている。 第5図に示されるように、直径9.54mm
(0.375in)のドエルの場合、ドエルを引抜くのに
要した初期力(ゼロ時間での引抜き所要力)は、
平均約11b(0.453Kg)であつた。この所要力は、
16時間経過後のステイツクでは31b(1.359Kg)よ
り僅かに高い値に増大したが、その後48時間経過
後間でこの値の前後で安定していた。 直径9.78mm(0.385in)のドエルの場合は、ドエ
ルを引抜くのに要した初期力(ゼロ時間での引抜
き所要力)は、平均約21b(0.906Kg)であつた。
この所要力は、16時間経過後のステイツクでは
3.51b(1.59Kg)より僅かに高い値に増大した。24
時間後では51b(2.27Kg)より相当高い値に増大
し、40時間後では61b(2.72Kg)を越えるピークに
達した。 別の実験として、液状スモーク剤含浸ケーシン
グから約10.41mm(0.410in)径のマンドレルるを
用いて2群のステイツクを製造した。同様にし
て、透明な、即ち液状スモーク剤含浸をさせない
ケーシングから2群のステイツクを製造した。液
状スモーク剤含浸ケーシングの2群のステイツク
のうち一方の群のステイツクは撚回を加えずに製
造し、他方の群のステイツクは慣用の撚回を加え
て製造した。同様に、透明ケーシング2群のステ
イツクについても、一方の群のステイツクは撚回
を加えずに製造し、他方の群のステイツクは慣用
の撚回を加えて製造した。どのステイツクも、膨
満時直径15.24mm(0.60in)の約21.34m(70ft)の
長さのケーシングを包含し、圧縮比は約80であつ
た。撚回の度合は、ステイツクの長さ1in(2.54
cm)当り約1.33回転、即ち、ひだ伸ばしされたケ
ーシングの長さ1ft(30.48cm)当り約72°とした。
撚回せずに形成したステイツクは、いずれも9.54
mm(0.375in)径のドエル上に移した。各群のス
テイツクからひだ付け後10分、1日、4日の間隔
をおいてドエルを引抜き、ドエルを引抜いた直後
に各群のステイツクの凝集力をテストした。 撚回を加えたステイツクの凝集力についても、
同じ時間間隔でドエルを抜取つた後測定した。そ
れらのすべての測定値の平均値が以下の表に記
載されている。 表に示されるように、液状スモーク剤含浸ケ
ーシングの2群のステイツクのうち、本発明によ
るステイツクであるB群のステイツクは、A群の
撚回ステイツクに比べて、平均値でみて、ひだ付
け後10分の時点では53%、1日後の時点では45
%、4日後の時点では50%高い凝集力を示した。 透明ケーシングのC群及びD群のステイツクの
場合は、撚回したステイツクであるC群のステイ
ツクに対するD群の撚回しないステイツクの凝集
力の改良率は、ひだ付け後10分の時点では28%、
1日後の時点で25%、4日後の時点で20%に過ぎ
なかつた。
【表】
【表】
又、上記表から分るように、A群の液状スモ
ーク剤処理撚回ステイツクに対する本発明による
B群の液状スモーク剤処理不撚回ステイツクの凝
集力改良率は、C群の透明撚回ステイツクに対す
るD群の透明不撚回ステイツクの凝集力改良率よ
り大きい。即ち、本発明によるB群の液状スモー
ク剤処理不撚回ステイツクは、僅か10分間ドエル
上に保持しただけのものでも、平均0.78in−1bの
凝集力を示し、1日間ドエル上に保持したもので
は平均2.24in−1bの凝集力(即ち10分間ドエル上
に保持したものに比べて187%の凝集力の増大)
を示し、4日間ドエル上に保持したものでは平均
2.53in−1bの凝集力(即ち10分間ドエル上に保持
したものに比べて224%の凝集力の増大)を示し
た。 比較対照としてのD群の透明不撚回ケーシング
ステイツクの場合、その凝集力は、10分間ドエル
上に保持した場合の平均1.53in−1bから1日間ド
エル上に保持した場合の平均3.79in−1bに増大し
(即ち10分間ドエル上に保持したものに比べて148
%の増大)、4日間ドエル上に保持したものでは
平均3.58in−1bに増大した(即ち10分間ドエル上
に保持したものに比べて147%の増大)。 作用効果 叙上の説明から明らかなように、本発明は、食
肉包装業者にとつて望ましい特徴及び特性を有す
る液状スモーク剤含浸ひだ付ケーシングステイツ
クを提供する。このステイツクは、比較的高い凝
集性を有し、従つて、ステイツクを輸送する場合
や、自動填充機によつて取扱う場合ひだが分離す
るおそれが少ない。又、本発明のステイツクは、
しみや、汚損などの目に見える欠陥がなく、均一
な色を有し、更に、外表面が平滑であり、ステイ
ツクの外観を損ねるロープ模様も生じない。
ーク剤処理撚回ステイツクに対する本発明による
B群の液状スモーク剤処理不撚回ステイツクの凝
集力改良率は、C群の透明撚回ステイツクに対す
るD群の透明不撚回ステイツクの凝集力改良率よ
り大きい。即ち、本発明によるB群の液状スモー
ク剤処理不撚回ステイツクは、僅か10分間ドエル
上に保持しただけのものでも、平均0.78in−1bの
凝集力を示し、1日間ドエル上に保持したもので
は平均2.24in−1bの凝集力(即ち10分間ドエル上
に保持したものに比べて187%の凝集力の増大)
を示し、4日間ドエル上に保持したものでは平均
2.53in−1bの凝集力(即ち10分間ドエル上に保持
したものに比べて224%の凝集力の増大)を示し
た。 比較対照としてのD群の透明不撚回ケーシング
ステイツクの場合、その凝集力は、10分間ドエル
上に保持した場合の平均1.53in−1bから1日間ド
エル上に保持した場合の平均3.79in−1bに増大し
(即ち10分間ドエル上に保持したものに比べて148
%の増大)、4日間ドエル上に保持したものでは
平均3.58in−1bに増大した(即ち10分間ドエル上
に保持したものに比べて147%の増大)。 作用効果 叙上の説明から明らかなように、本発明は、食
肉包装業者にとつて望ましい特徴及び特性を有す
る液状スモーク剤含浸ひだ付ケーシングステイツ
クを提供する。このステイツクは、比較的高い凝
集性を有し、従つて、ステイツクを輸送する場合
や、自動填充機によつて取扱う場合ひだが分離す
るおそれが少ない。又、本発明のステイツクは、
しみや、汚損などの目に見える欠陥がなく、均一
な色を有し、更に、外表面が平滑であり、ステイ
ツクの外観を損ねるロープ模様も生じない。
第1図は、本発明のケーシングにひだ付けする
のに使用することができる慣用のひだ付け機の概
略図、第2図は、ひだ付きケーシングをマンドレ
ルから抜取り支持ドエルに装填するところを示す
側面図、第3図は、ひだ付きケーシングとドエル
との界面の一部を示す拡大図、第4図は、ドエル
から取外した後のひだ付きケーシングの一部分を
示す一部断面による側面図、第5図は、ひだ付き
ケーシングをドエルから抜取るのに必要とされる
時間と力の関係を示すグラフである。 10……ひだ付け機、12……ひだ付けマンド
レル、20……膨満されたケーシング、26……
ひだ付けローラ、28……引留め手段、30……
ひだ付きケーシング、32,36……クランプ、
38……圧縮アーム、40……ドエル、46……
液状スモーク剤、48……ひだ付け用溶液、50
……ひだ付きケーシング、60……内孔。
のに使用することができる慣用のひだ付け機の概
略図、第2図は、ひだ付きケーシングをマンドレ
ルから抜取り支持ドエルに装填するところを示す
側面図、第3図は、ひだ付きケーシングとドエル
との界面の一部を示す拡大図、第4図は、ドエル
から取外した後のひだ付きケーシングの一部分を
示す一部断面による側面図、第5図は、ひだ付き
ケーシングをドエルから抜取るのに必要とされる
時間と力の関係を示すグラフである。 10……ひだ付け機、12……ひだ付けマンド
レル、20……膨満されたケーシング、26……
ひだ付けローラ、28……引留め手段、30……
ひだ付きケーシング、32,36……クランプ、
38……圧縮アーム、40……ドエル、46……
液状スモーク剤、48……ひだ付け用溶液、50
……ひだ付きケーシング、60……内孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 a 約12.72〜38.16mm(約0.5〜1.5in)の膨満
時直径を有し、ケーシングのセルロースの乾量
を基準として約16〜35重量%の含水量を有し、
実質的に真直な円筒形の貫通内孔を画定するひ
だを有するステイツクの形にひだ付けされて長
手方向に圧縮された一定長の無補強セルロース
質ケーシングから成り、 b 該ひだは、ひだ伸ばしされたとき該ステイツ
クの長手に沿つて連続したつる巻線に追従する
規則的なパターンをなして配置されており、該
各ひだ相互間の半径方向の変位は、該ステイツ
クからひだ伸ばしされたケーシングの長さ1ft
(30.48cm)当り15°未満であり、 c 該ケーシングの全長の全表面に液状スモーク
剤が実質的に均一に分配されて含浸されてお
り、該スモーク剤は、該ケーシング内に填充さ
れた食品に転写しうる所望の風味、芳香又は色
を該ケーシングに付与する成分を含有している
ことを特徴とする中空の実質的に真直な、凝集
性の高いひだ付ケーシングステイツク。 2 前記液状スモーク剤は、ケーシングのセルロ
ースの乾量を基準として約10〜30%の重量を占め
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
ひだ付ケーシングステイツク。 3 前記液状スモーク剤は、ケーシングの外表面
に被覆されていることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のひだ付ケーシングステイツク。 4 前記液状スモーク剤は、タールを除去された
液状スモーク剤であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載のひだ付ケーシングステイツ
ク。 5 前記液状スモーク剤は、約500より大きい分
子量を有する成分を含有していることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のひだ付ケーシング
ステイツク。 6 該ステイツクの凝集力は約2より大きいこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のひだ付
ケーシングステイツク。 7 約21.34〜24.38m(70〜80ft)の長さのケー
シングを包含し、約15.26mm(約0.6in)の膨満時
直径を有し、前記液状スモーク剤は、ケーシング
のセルロースの乾量を基準として約20〜25%の重
量を占めることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載のひだ付ケーシングステイツク。 8 液状スモーク剤を含浸した実質的に真直な、
凝集性の高いひだ付ケーシングステイツクを製造
する方法において、 a 一定長の液状スモーク剤を含浸させた無補強
セルロース質ケーシングをひだ付け用マンドレ
ル上に嵌めてひだ寄せし、円筒形の内孔を有す
るひだ付ケーシングステイツクを形成し、その
際、該ステイツクの長手に沿つて連続したつる
巻線に追従する規則的なパターンをなして配列
されたひだを形成し、そのようなパターンをな
して配列された各ひだ相互間の半径方向の変位
を該ステイツクからひだ伸ばしされたケーシン
グの長さ1ft(30.48cm)当り15°未満となるよう
にし、該ひだ付けされたケーシングを長手方向
に圧縮し、 b 前記ひだ付け工程中に、該ケーシングにケー
シングのセルロースの乾量を基準として少なく
とも16重量%の含水量を与えるようのに十分な
量のひだ付け用含水溶液をケーシングに塗布
し、 c 実質的に平滑な外表面を有し、前記ひだ付け
用マンドレルの外径の約85〜95%の外径寸法を
有するドエルを該マンドレルに軸線方向に整列
させて位置づけし、 d 前記工程aの直後に前記ひだ付けされ圧縮さ
れたケーシングをマンドレルから前記ドエル上
へ移してひだ付きケーシングのひだを内方へ膨
張させて該ドエルの外周面に圧接把持させ、 e 前記ひだ付けされ圧縮されたケーシングが前
記ひだ付け用溶液中の水分を吸収し、吸収され
た水分が該ケーシング全体に亙つて実質的に均
一に分配され、ひだ付きケーシングが寸法的に
安定するように該ひだ付けされ圧縮されたケー
シングを4〜72時間前記ドエル上に保持し、次
いで、 f 前記ひだ付けされ圧縮されたケーシングを前
記ドエルから分離することから成るひだ付ケー
シングステイツク製造方法。 9 前記工程eにおいて前記ひだ付けされ圧縮さ
れたケーシングをドエル上に保持する時間を少な
くとも約16時間とすることを特徴とする特許請求
の範囲第8項記載のひだ付ケーシングステイツク
製造方法。 10 前記ドエルの外径を前記マンドレルの外径
の約90〜約94%とすることを特徴とする特許請求
の範囲第8項記載のひだ付ケーシングステイツク
製造方法。 11 前記液状スモーク剤は、前記ケーシングの
セルロースの乾量を基準として約20〜25%の重量
を占める、タールを除去された液状スモーク剤で
あることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載
のひだ付ケーシングステイツク製造方法。 12 該ケーシングは、約12.72〜38.16mm(約0.5
〜1.5in)の膨満時直径を有する特許請求の範囲
第8項記載のひだ付ケーシングステイツク製造方
法。 13 前記液状スモーク剤は、ケーシングのセル
ロースの乾量を基準として約10〜30%の重量を占
めることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載
のひだ付ケーシングステイツク製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/183,214 US4818551A (en) | 1986-08-05 | 1988-04-19 | Method of making a liquid smoke impregnated shirred casing stick |
| CA000585076A CA1325131C (en) | 1988-04-19 | 1988-12-06 | Liquid smoke impregnated shirred casing stick and method of producing same |
| JP63320774A JPH02190140A (ja) | 1988-04-19 | 1988-12-21 | 真直な、凝集性の高い中空ひだ付きケーシングスティック及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/183,214 US4818551A (en) | 1986-08-05 | 1988-04-19 | Method of making a liquid smoke impregnated shirred casing stick |
| CA000585076A CA1325131C (en) | 1988-04-19 | 1988-12-06 | Liquid smoke impregnated shirred casing stick and method of producing same |
| JP63320774A JPH02190140A (ja) | 1988-04-19 | 1988-12-21 | 真直な、凝集性の高い中空ひだ付きケーシングスティック及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02190140A JPH02190140A (ja) | 1990-07-26 |
| JPH0428329B2 true JPH0428329B2 (ja) | 1992-05-14 |
Family
ID=27168125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63320774A Granted JPH02190140A (ja) | 1986-08-05 | 1988-12-21 | 真直な、凝集性の高い中空ひだ付きケーシングスティック及びその製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4818551A (ja) |
| JP (1) | JPH02190140A (ja) |
| CA (1) | CA1325131C (ja) |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5270067A (en) * | 1987-11-12 | 1993-12-14 | Red Arrow Products Company Inc. | Impregnated casing and method of making the same |
| DE3841808C1 (ja) * | 1988-12-12 | 1989-09-28 | Rindfleisch, Peter, Dr., 2000 Hamburg, De | |
| US5230933A (en) * | 1990-07-11 | 1993-07-27 | Viskase Corporation | Acid resistant peelable casing |
| CA2090884C (en) | 1992-03-04 | 2001-10-16 | John Markulin | Cellulosic article containing an olefinic oxide polymer and method of manufacture |
| US5782683A (en) * | 1996-08-27 | 1998-07-21 | Alfacel S.A. | Cold temperature shirring |
| US5914141A (en) * | 1997-03-11 | 1999-06-22 | Alfacel S.A. | Easy peeling wiener casings via use of enzymes |
| US6086929A (en) * | 1998-09-15 | 2000-07-11 | Alfacel S.A. | Shirring solution for cellulosic sausage casings |
| US5975301A (en) * | 1998-10-13 | 1999-11-02 | Alfacel S.A. | Vacuum packed shirred sticks |
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| US20040202762A1 (en) * | 2003-04-08 | 2004-10-14 | Ducharme Paul E | Smoked nonfibrous casing |
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| JP4354392B2 (ja) * | 2004-12-13 | 2009-10-28 | 理研ビタミン株式会社 | 改質された天然腸の製造方法 |
| ES2306577B1 (es) * | 2006-05-11 | 2009-09-28 | Viscofan, S.A. | Procedimiento de obtencion de una tripa con marcas y de un producto carnico con marcas, tripa y productos carnicos asi obtenidos. |
| ES2401284B1 (es) | 2011-08-26 | 2014-02-19 | Viscofan, S.A. | Composición de plisado y aplicaciones de la misma. |
| CN106305952B (zh) * | 2016-09-19 | 2018-07-06 | 佛山威崯逊智能装备有限公司 | 一种肠衣连续套缩生产的自动肠衣套缩机 |
| EP4106529A1 (en) | 2020-03-31 | 2022-12-28 | Viskase Companies, Inc. | Rigid shirred food casing articles, and related methods and compositions |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA713510A (en) * | 1965-07-13 | H. Cameron Andrew | Process and casing for fully cooked sausage | |
| US1616971A (en) * | 1926-08-20 | 1927-02-08 | Visking Corp | Preparation of sausage casings for stuffing |
| US1876279A (en) * | 1930-08-23 | 1932-09-06 | Visking Corp | Mandrel |
| US1993480A (en) * | 1934-06-08 | 1935-03-05 | Visking Corp | Method and apparatus for shirring sausage casings or the like |
| NL114002C (ja) * | 1958-10-20 | |||
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-
1988
- 1988-04-19 US US07/183,214 patent/US4818551A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-06 CA CA000585076A patent/CA1325131C/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-21 JP JP63320774A patent/JPH02190140A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02190140A (ja) | 1990-07-26 |
| US4818551A (en) | 1989-04-04 |
| CA1325131C (en) | 1993-12-14 |
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