JPH04285063A - 粉砕機用部材 - Google Patents
粉砕機用部材Info
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- JPH04285063A JPH04285063A JP3048321A JP4832191A JPH04285063A JP H04285063 A JPH04285063 A JP H04285063A JP 3048321 A JP3048321 A JP 3048321A JP 4832191 A JP4832191 A JP 4832191A JP H04285063 A JPH04285063 A JP H04285063A
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- JP
- Japan
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- zro2
- al2o3
- weight
- powder
- wear
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、耐摩耗性と、強度と
、破壊靭性とがともに優れていることが要求される、乾
式または湿式による粉砕機の部材、たとえば、ボールミ
ルのボール、容器、容器の内張材や、アトリッションミ
ルなどの媒体攪拌ミルの容器、容器の内張材、攪拌スク
リュー、攪拌棒、回転ディスク、ピン、ボール、ペブル
、ビーズや、ローラーミルのローラー、粉砕室の内張材
や、ジェットミルの粉砕ノズル、粉砕室の内張材や、ハ
ンマーミルのローター、ハンマーや、ピンミルのピン、
ローターや、ディスクミルのローター、ブレードや、コ
ロイドミルの回転ディスクに関する。
、破壊靭性とがともに優れていることが要求される、乾
式または湿式による粉砕機の部材、たとえば、ボールミ
ルのボール、容器、容器の内張材や、アトリッションミ
ルなどの媒体攪拌ミルの容器、容器の内張材、攪拌スク
リュー、攪拌棒、回転ディスク、ピン、ボール、ペブル
、ビーズや、ローラーミルのローラー、粉砕室の内張材
や、ジェットミルの粉砕ノズル、粉砕室の内張材や、ハ
ンマーミルのローター、ハンマーや、ピンミルのピン、
ローターや、ディスクミルのローター、ブレードや、コ
ロイドミルの回転ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】粉砕機としては、ボール、ビーズなどの
粉砕媒体を運動させ、その運動エネルギーによる衝撃力
や摩擦力、圧縮力を利用して被砕物を粉砕するボールミ
ル、媒体攪拌ミルや、ローラーによる圧縮力を利用して
粉砕を行うローラーミルや、被砕物を高速で内張材に衝
突させ、その衝突による衝撃力によって粉砕を行うジェ
ットミルや、ハンマー、ブレード、ピンなどを固設した
ローターの回転による衝撃力を利用して被砕物を粉砕す
るハンマーミル、ピンミル、ディスクミルや、剪断力を
利用するコロイドミルなどが広く利用されている。
粉砕媒体を運動させ、その運動エネルギーによる衝撃力
や摩擦力、圧縮力を利用して被砕物を粉砕するボールミ
ル、媒体攪拌ミルや、ローラーによる圧縮力を利用して
粉砕を行うローラーミルや、被砕物を高速で内張材に衝
突させ、その衝突による衝撃力によって粉砕を行うジェ
ットミルや、ハンマー、ブレード、ピンなどを固設した
ローターの回転による衝撃力を利用して被砕物を粉砕す
るハンマーミル、ピンミル、ディスクミルや、剪断力を
利用するコロイドミルなどが広く利用されている。
【0003】これらの粉砕機の、上述した、粉砕媒体や
内張材などの部材としては、天然石や、アルミナセラミ
ックス、ジルコニアセラミックスなどのセラミックスや
、樹脂や、超硬合金などで構成されたものが一般的に使
用されている。しかしながら、そのような材料で構成さ
れた部材は極めて摩耗しやすく、粉砕中に摩耗粉が不純
物として被砕物中に大量に混入して、被砕物や、その被
砕物を原料とするいろいろな材料の物性や品質を低下さ
せるという問題がある。特に、被砕物が、ファインセラ
ミックス材料、磁性材料、電子材料などの、いわゆる先
端材料に供するものである場合には、摩耗粉による不純
物の混入が大きな問題になる。
内張材などの部材としては、天然石や、アルミナセラミ
ックス、ジルコニアセラミックスなどのセラミックスや
、樹脂や、超硬合金などで構成されたものが一般的に使
用されている。しかしながら、そのような材料で構成さ
れた部材は極めて摩耗しやすく、粉砕中に摩耗粉が不純
物として被砕物中に大量に混入して、被砕物や、その被
砕物を原料とするいろいろな材料の物性や品質を低下さ
せるという問題がある。特に、被砕物が、ファインセラ
ミックス材料、磁性材料、電子材料などの、いわゆる先
端材料に供するものである場合には、摩耗粉による不純
物の混入が大きな問題になる。
【0004】このような要求に対して、特開昭62−1
87157号発明は、Al2 O 3を99.9重量%
以上含み、Al2 O 3の平均結晶粒径が2.5μm
以下で、相対密度が98%以上であるアルミナセラミッ
クスからなる粉砕機用部材を提案している。しかしなが
ら、この部材は、耐摩耗性や硬度に優れる反面、強度と
破壊靭性が低く、わずかな衝撃でも欠けたり破壊しやす
いという問題がある。また、十分な耐摩耗性や硬度を発
現させるためには、Al2 O 3の純度を99.9%
以上とかなり高くすることが必要で、製造中にわずかな
不純物が混入しても、粒界強度の低下による粒子離脱摩
耗が起こって耐摩耗性が低下してくるという問題がある
。
87157号発明は、Al2 O 3を99.9重量%
以上含み、Al2 O 3の平均結晶粒径が2.5μm
以下で、相対密度が98%以上であるアルミナセラミッ
クスからなる粉砕機用部材を提案している。しかしなが
ら、この部材は、耐摩耗性や硬度に優れる反面、強度と
破壊靭性が低く、わずかな衝撃でも欠けたり破壊しやす
いという問題がある。また、十分な耐摩耗性や硬度を発
現させるためには、Al2 O 3の純度を99.9%
以上とかなり高くすることが必要で、製造中にわずかな
不純物が混入しても、粒界強度の低下による粒子離脱摩
耗が起こって耐摩耗性が低下してくるという問題がある
。
【0005】一方、特公平2−20587号発明は、Y
2 O3 を2〜4.5モル%含み、結晶相が、10%
以上の正方晶ZrO2 と等軸晶ZrO2 とを含み、
かつ、単斜晶ZrO2 を実質的に含まず、平均結晶粒
径が4μm以下で、かさ密度が5.8g/cm3 以上
であるジルコニアセラミックスからなる粉砕機用部材を
提案している。この部材は、強度と破壊靭性に優れてい
て、SiO2 やBaTiO3 などの比較的硬度の低
いセラミックスを被砕物とするようなときには有用であ
る。しかしながら、Al2 O 3やSiCなど、比較
的硬度の高いものを粉砕するときや、乾式による粉砕機
のように潤滑媒体が存在しないときに摩耗が急激に進行
するという問題がある。
2 O3 を2〜4.5モル%含み、結晶相が、10%
以上の正方晶ZrO2 と等軸晶ZrO2 とを含み、
かつ、単斜晶ZrO2 を実質的に含まず、平均結晶粒
径が4μm以下で、かさ密度が5.8g/cm3 以上
であるジルコニアセラミックスからなる粉砕機用部材を
提案している。この部材は、強度と破壊靭性に優れてい
て、SiO2 やBaTiO3 などの比較的硬度の低
いセラミックスを被砕物とするようなときには有用であ
る。しかしながら、Al2 O 3やSiCなど、比較
的硬度の高いものを粉砕するときや、乾式による粉砕機
のように潤滑媒体が存在しないときに摩耗が急激に進行
するという問題がある。
【0006】このように、従来の粉砕機用部材は、いず
れも、粉砕機用部材として必要な特性、特に、耐摩耗性
と、強度と、破壊靭性とをバランスよく備えているとは
いい難い。
れも、粉砕機用部材として必要な特性、特に、耐摩耗性
と、強度と、破壊靭性とをバランスよく備えているとは
いい難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、従
来の粉砕機用部材の上述した問題点を解決し、耐摩耗性
と、強度と、破壊靭性とがともに優れている粉砕機用部
材を提供するにある。
来の粉砕機用部材の上述した問題点を解決し、耐摩耗性
と、強度と、破壊靭性とがともに優れている粉砕機用部
材を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、この発明は、Al2 O3 を主成分として含
み、結晶構造において少なくとも50体積%が正方晶で
あるZrO2 を20〜40重量%の範囲で含み、Ti
O2 を1〜5重量%の範囲で含み、MgOを0.1〜
1重量%の範囲で含み、Al2 O3 の平均結晶粒径
が1.5〜5μmの範囲にあり、かつ、ZrO2 の少
なくとも80%がAl2O3 の結晶粒界に存在してい
るセラミックスからなる粉砕機用部材を提供する。好ま
しくは、ZrO2 の平均結晶粒径dz が1.5〜3
μmの範囲にあり、かつ、Al2 O3 の平均結晶粒
径dA とZrO2 の平均結晶粒径dz との比dA
/dz が1〜3の範囲にある。また、この発明の粉
砕機用部材は、相対密度が95%以上であるのが好まし
い。さらに、20℃における熱伝導率が0.02〜0.
07cal/cm・sec ・℃の範囲にあるのが好ま
しい。また、この発明の粉砕機用部材は、直径10mm
のボール部材について、そのボール部材200個を内容
積1000mlのナイロン製ボールミルに入れ、さらに
、ボール部材の総重量の、36%の水と、4%の、平均
粒径が1μmのSiC粉末とを入れ、ボールミルを10
0rpm の速度で50時間運転した後の重量損耗率が
1%以下である。
ために、この発明は、Al2 O3 を主成分として含
み、結晶構造において少なくとも50体積%が正方晶で
あるZrO2 を20〜40重量%の範囲で含み、Ti
O2 を1〜5重量%の範囲で含み、MgOを0.1〜
1重量%の範囲で含み、Al2 O3 の平均結晶粒径
が1.5〜5μmの範囲にあり、かつ、ZrO2 の少
なくとも80%がAl2O3 の結晶粒界に存在してい
るセラミックスからなる粉砕機用部材を提供する。好ま
しくは、ZrO2 の平均結晶粒径dz が1.5〜3
μmの範囲にあり、かつ、Al2 O3 の平均結晶粒
径dA とZrO2 の平均結晶粒径dz との比dA
/dz が1〜3の範囲にある。また、この発明の粉
砕機用部材は、相対密度が95%以上であるのが好まし
い。さらに、20℃における熱伝導率が0.02〜0.
07cal/cm・sec ・℃の範囲にあるのが好ま
しい。また、この発明の粉砕機用部材は、直径10mm
のボール部材について、そのボール部材200個を内容
積1000mlのナイロン製ボールミルに入れ、さらに
、ボール部材の総重量の、36%の水と、4%の、平均
粒径が1μmのSiC粉末とを入れ、ボールミルを10
0rpm の速度で50時間運転した後の重量損耗率が
1%以下である。
【0009】さて、粉砕機用部材における摩耗機構は必
ずしも明らかでないが、Al2 O3 などの、高硬度
ではあるが粒界強度が低いセラミックスからなるものは
、粒界の破壊による粒子離脱摩耗が優先的に起こり、ま
た、ZrO2 などの、高強度ではあるが硬度が比較的
低いセラミックスからなるものは、摩擦による摩滅が優
先的に起こるものと考えられる。このような推定から、
この発明は、Al2 O3 の結晶粒界にZrO2 を
分散させてAl2 O3 の粒界亀裂の進展を抑制し、
粒界離脱摩耗を起こしにくくして耐摩耗性を向上させる
とともに強度を向上させ、また、Al2 O3 の結晶
粒径を大きくすることで亀裂の偏向を促進して破壊靭性
を向上させようとする。
ずしも明らかでないが、Al2 O3 などの、高硬度
ではあるが粒界強度が低いセラミックスからなるものは
、粒界の破壊による粒子離脱摩耗が優先的に起こり、ま
た、ZrO2 などの、高強度ではあるが硬度が比較的
低いセラミックスからなるものは、摩擦による摩滅が優
先的に起こるものと考えられる。このような推定から、
この発明は、Al2 O3 の結晶粒界にZrO2 を
分散させてAl2 O3 の粒界亀裂の進展を抑制し、
粒界離脱摩耗を起こしにくくして耐摩耗性を向上させる
とともに強度を向上させ、また、Al2 O3 の結晶
粒径を大きくすることで亀裂の偏向を促進して破壊靭性
を向上させようとする。
【0010】この発明の粉砕機用部材を構成するセラミ
ックスは、Al2 O3 を主成分として含んでいる。 そうして、その平均結晶粒径は、1.5〜5μmの範囲
にある。平均結晶粒径が1.5μm未満では、亀裂の偏
向作用を期待できず、破壊靭性が向上しない。一方、5
μmを越えると、1個のAl2 O3 の結晶粒におけ
る粒界の面積が大きくなるため、粒界離脱摩耗が生じや
すくなって耐摩耗性が低下するようになる。より好まし
い平均結晶粒径の範囲は、1.5〜3μmである。
ックスは、Al2 O3 を主成分として含んでいる。 そうして、その平均結晶粒径は、1.5〜5μmの範囲
にある。平均結晶粒径が1.5μm未満では、亀裂の偏
向作用を期待できず、破壊靭性が向上しない。一方、5
μmを越えると、1個のAl2 O3 の結晶粒におけ
る粒界の面積が大きくなるため、粒界離脱摩耗が生じや
すくなって耐摩耗性が低下するようになる。より好まし
い平均結晶粒径の範囲は、1.5〜3μmである。
【0011】また、この発明で使用するセラミックスは
、ZrO2 を20〜40重量%の範囲で含んでいる。 このZrO2 は、結晶構造においてその少なくとも5
0体積%が正方晶であり、残余が立方晶および/または
単斜晶であるようなものである。ZrO2 が20重量
%未満で、正方晶の結晶構造をもつZrO2 が50体
積%未満であると、正方晶から単斜晶への応力誘起変態
による強度の向上効果を期待できない。一方、ZrO2
が40重量%を超えると、ZrO2 の結晶粒の凝集
が起こるために強度が低下し、また、耐摩耗性も低下す
る。ここで、ZrO2 は、結晶構造において少なくと
も50体積%の正方晶を得るために、1.5〜5モル%
程度の、安定化剤であるY2 O3 やCeO2などを
含み、正方晶は室温下で準安定な状態にある。
、ZrO2 を20〜40重量%の範囲で含んでいる。 このZrO2 は、結晶構造においてその少なくとも5
0体積%が正方晶であり、残余が立方晶および/または
単斜晶であるようなものである。ZrO2 が20重量
%未満で、正方晶の結晶構造をもつZrO2 が50体
積%未満であると、正方晶から単斜晶への応力誘起変態
による強度の向上効果を期待できない。一方、ZrO2
が40重量%を超えると、ZrO2 の結晶粒の凝集
が起こるために強度が低下し、また、耐摩耗性も低下す
る。ここで、ZrO2 は、結晶構造において少なくと
も50体積%の正方晶を得るために、1.5〜5モル%
程度の、安定化剤であるY2 O3 やCeO2などを
含み、正方晶は室温下で準安定な状態にある。
【0012】上述したZrO2 は、その少なくとも8
0%が主成分であるAl2 O3 の結晶粒界に分布し
ている。Al2 O3 の結晶粒内に存在していても、
それはわずかである。これにより、Al2 O3 の結
晶粒界を進展する亀裂に対してZrO2 が有効に応力
誘起変態を起こすようになり、粒界亀裂の進展が抑制さ
れて粒界離脱摩耗が起こりにくくなり、耐摩耗性が向上
するとともに、亀裂先端部での応力緩和によって強度が
向上するようになる。
0%が主成分であるAl2 O3 の結晶粒界に分布し
ている。Al2 O3 の結晶粒内に存在していても、
それはわずかである。これにより、Al2 O3 の結
晶粒界を進展する亀裂に対してZrO2 が有効に応力
誘起変態を起こすようになり、粒界亀裂の進展が抑制さ
れて粒界離脱摩耗が起こりにくくなり、耐摩耗性が向上
するとともに、亀裂先端部での応力緩和によって強度が
向上するようになる。
【0013】また、この発明の粉砕機用部材を構成する
セラミックスは、TiO2 を1〜5重量%の範囲で含
んでいる。TiO2 は、焼結中におけるAl2 O3
の結晶粒の成長を促進し、それを適度に粗大化させて
亀裂の偏向作用が有効に働くようにし、破壊靭性を向上
させる。 かかる作用を期待するためには、TiO2 は1重量%
は必要である。しかしながら、5重量%を越えると、A
l2 O3 の結晶粒が大きくなりすぎる。
セラミックスは、TiO2 を1〜5重量%の範囲で含
んでいる。TiO2 は、焼結中におけるAl2 O3
の結晶粒の成長を促進し、それを適度に粗大化させて
亀裂の偏向作用が有効に働くようにし、破壊靭性を向上
させる。 かかる作用を期待するためには、TiO2 は1重量%
は必要である。しかしながら、5重量%を越えると、A
l2 O3 の結晶粒が大きくなりすぎる。
【0014】MgOは、焼結中に生ずる一部のAl2
O3 の異常な粒成長を抑制し、Al2 O3 の結晶
粒径を均一にするとともに、その結晶粒界にZrO2
が分布しやすくする作用をもち、これにより、耐摩耗性
と強度が向上する。また、TiO2 のみが含まれる場
合には、焼結中にZrO2 とTiO2 とが反応して
ZrTiO4 が生成され、これが焼結中に異常粒成長
して針状結晶を形成し、耐摩耗性や強度が大きく低下す
るようになるが、MgOを共存させておくことにより、
かかる生成反応を抑制することができる。このような作
用を期待するためには、MgOは少なくとも0.1重量
%必要である。0.1重量%未満では、一部のAl2
O3 が異常粒成長してその結晶粒内にZrO2 が取
り込まれやすくなる。また、ZrTiO4 の生成反応
を抑制し難くなる。一方、1重量%を超えると、Al2
O3 の結晶粒の成長を抑制する作用が強くなりすぎ
、その平均結晶粒径を上述した範囲にし得なくなる。
O3 の異常な粒成長を抑制し、Al2 O3 の結晶
粒径を均一にするとともに、その結晶粒界にZrO2
が分布しやすくする作用をもち、これにより、耐摩耗性
と強度が向上する。また、TiO2 のみが含まれる場
合には、焼結中にZrO2 とTiO2 とが反応して
ZrTiO4 が生成され、これが焼結中に異常粒成長
して針状結晶を形成し、耐摩耗性や強度が大きく低下す
るようになるが、MgOを共存させておくことにより、
かかる生成反応を抑制することができる。このような作
用を期待するためには、MgOは少なくとも0.1重量
%必要である。0.1重量%未満では、一部のAl2
O3 が異常粒成長してその結晶粒内にZrO2 が取
り込まれやすくなる。また、ZrTiO4 の生成反応
を抑制し難くなる。一方、1重量%を超えると、Al2
O3 の結晶粒の成長を抑制する作用が強くなりすぎ
、その平均結晶粒径を上述した範囲にし得なくなる。
【0015】この発明の粉砕機用部材は、ZrO2 の
平均結晶粒径dz を1.5〜3μmの範囲とし、かつ
、Al2 O3 の平均結晶粒径dA とZrO2 の
平均結晶粒径dz との比dA /dz を1〜3の範
囲としたとき、耐摩耗性や強度が一層向上する。すなわ
ち、ZrO2 の平均結晶粒径と、dA /dz の値
とを上記の範囲にすることにより、ZrO2 において
も粒界離脱摩耗が起こりにくくなって耐摩耗性が向上す
る。また、ZrO2 とAl2 O3 との間に適度な
相間応力が働くようになり、亀裂の偏向作用に加えて、
複雑な亀裂の分岐による強化機構の発現が期待できる。
平均結晶粒径dz を1.5〜3μmの範囲とし、かつ
、Al2 O3 の平均結晶粒径dA とZrO2 の
平均結晶粒径dz との比dA /dz を1〜3の範
囲としたとき、耐摩耗性や強度が一層向上する。すなわ
ち、ZrO2 の平均結晶粒径と、dA /dz の値
とを上記の範囲にすることにより、ZrO2 において
も粒界離脱摩耗が起こりにくくなって耐摩耗性が向上す
る。また、ZrO2 とAl2 O3 との間に適度な
相間応力が働くようになり、亀裂の偏向作用に加えて、
複雑な亀裂の分岐による強化機構の発現が期待できる。
【0016】また、この発明の粉砕機用部材は、相対密
度が95%以上であるとき、耐摩耗性や強度がさらに向
上する。ここで、相対密度とは、実際の密度の、理論密
度に対する相対値を百分率で表したもので、相対密度が
95%以上では、結晶粒界に存在する気孔の数が減少し
、気孔が粒界亀裂の起点となって起こる粒界離脱摩耗や
、破壊にいたる亀裂の発生が起こりにくくなるため、耐
摩耗性と強度が向上するようになる。なお、理論密度は
、次式によって求める。
度が95%以上であるとき、耐摩耗性や強度がさらに向
上する。ここで、相対密度とは、実際の密度の、理論密
度に対する相対値を百分率で表したもので、相対密度が
95%以上では、結晶粒界に存在する気孔の数が減少し
、気孔が粒界亀裂の起点となって起こる粒界離脱摩耗や
、破壊にいたる亀裂の発生が起こりにくくなるため、耐
摩耗性と強度が向上するようになる。なお、理論密度は
、次式によって求める。
【0017】
100/[0.2508・WA +0.2353・WT
+0.3868WM +WZ /(6.10+k・x
)]ただし、WA :Al2 O3 の重量%WT :
TiO2 の重量% WM :MgOの重量% WZ :ZrO2 の重量% k :ZrO2 の安定化剤がY2 O3 の場合に
は−0.008、CeO2 の場合には0.014(Z
rO2 の安定化剤の種類によって決まる値で、格子定
数、分子量、結晶構造などに依存する) x :ZrO2 の安定化剤のモル%さらに、この発
明の粉砕機用部材は、20℃における熱伝導率が0.0
2〜0.07cal/cm・sec ・℃の範囲にある
。これは、媒体攪拌ミルなどの部材であるとき、好まし
いことである。
+0.3868WM +WZ /(6.10+k・x
)]ただし、WA :Al2 O3 の重量%WT :
TiO2 の重量% WM :MgOの重量% WZ :ZrO2 の重量% k :ZrO2 の安定化剤がY2 O3 の場合に
は−0.008、CeO2 の場合には0.014(Z
rO2 の安定化剤の種類によって決まる値で、格子定
数、分子量、結晶構造などに依存する) x :ZrO2 の安定化剤のモル%さらに、この発
明の粉砕機用部材は、20℃における熱伝導率が0.0
2〜0.07cal/cm・sec ・℃の範囲にある
。これは、媒体攪拌ミルなどの部材であるとき、好まし
いことである。
【0018】すなわち、媒体攪拌ミルのように、粉砕媒
体を高速で攪拌する粉砕機においては、その激しい攪拌
運動で発熱することがあり、熱による被砕物の変質を招
いたり、潤滑媒体の蒸発による濃度変化によって粉砕効
率が低下したりすることがある。そこで、これらの粉砕
機では、一般に、容器や内張材などの部材を冷却するよ
うにしているが、冷却効果を高めるためには、部材は熱
伝導率が高ければ高いほどよい。この点、この発明の部
材は、上述したZrO2 セラミックス製部材などにく
らべて熱伝導率が高く、高い冷却効果が得られる。また
、ZrO2 セラミックス製部材などでは、蓄熱を防止
しようとすると薄くする必要があり、そうすると部材と
しての強度が不足することがあるが、この発明の部材は
、強度が高いうえに熱伝導率が高いから、そのような心
配も低減できる。なお、上述したように、熱伝導率は高
いほどよいが、この発明で使用しているセラミックスの
熱伝導率は、20℃において0.02〜0.07cal
/cm・sec ・℃の範囲をとる。
体を高速で攪拌する粉砕機においては、その激しい攪拌
運動で発熱することがあり、熱による被砕物の変質を招
いたり、潤滑媒体の蒸発による濃度変化によって粉砕効
率が低下したりすることがある。そこで、これらの粉砕
機では、一般に、容器や内張材などの部材を冷却するよ
うにしているが、冷却効果を高めるためには、部材は熱
伝導率が高ければ高いほどよい。この点、この発明の部
材は、上述したZrO2 セラミックス製部材などにく
らべて熱伝導率が高く、高い冷却効果が得られる。また
、ZrO2 セラミックス製部材などでは、蓄熱を防止
しようとすると薄くする必要があり、そうすると部材と
しての強度が不足することがあるが、この発明の部材は
、強度が高いうえに熱伝導率が高いから、そのような心
配も低減できる。なお、上述したように、熱伝導率は高
いほどよいが、この発明で使用しているセラミックスの
熱伝導率は、20℃において0.02〜0.07cal
/cm・sec ・℃の範囲をとる。
【0019】この発明の粉砕機用部材は、表面をバレル
研磨した直径10mmのボール部材について、そのボー
ル部材200個(約450g)を内容積1000mlの
ナイロン製ボールミルに入れ、さらに、ボール部材の総
重量の、36%の水と、4%の、平均粒径が1μmのS
iC粉末とを入れ、ボールミルを100rpm の速度
で50時間運転した後の重量損耗率が1%以下である。 このような値は、Al2 O3 セラミックス製部材や
ZrO2 セラミックス製部材では期待できない値であ
る。
研磨した直径10mmのボール部材について、そのボー
ル部材200個(約450g)を内容積1000mlの
ナイロン製ボールミルに入れ、さらに、ボール部材の総
重量の、36%の水と、4%の、平均粒径が1μmのS
iC粉末とを入れ、ボールミルを100rpm の速度
で50時間運転した後の重量損耗率が1%以下である。 このような値は、Al2 O3 セラミックス製部材や
ZrO2 セラミックス製部材では期待できない値であ
る。
【0020】この発明の粉砕機用部材は、たとえば、次
のような方法によって製造することができる。
のような方法によって製造することができる。
【0021】すなわち、主成分であるAl2 O3 の
粉末に、所定量のZrO2 粉末と、TiO2 粉末と
、MgO粉末とを添加し、よく混合して混合粉末を作る
。混合操作は、湿式でもよく乾式でもよい。混合粉末は
、必要に応じて乾燥した後、粗粉砕し、篩分けするか、
造粒する。なお、Al2 O3 の粉末は、緻密な焼結
を行えるという理由で、平均粒径が0.3〜2μmの範
囲にあるものを使用するのが好ましい。また、TiO2
やMgO、ZrO2 の各粉末は、Al2 O3 中
への均一な分散を考えると、平均粒径が1μm以下であ
るものを使用するのが好ましい。さらに、上述した各粉
末の純度は、不純物による結晶粒の異常成長を防止して
、耐摩耗性や、強度および破壊靭性などの特性を一層向
上させるため、99%以上であるのが好ましい。
粉末に、所定量のZrO2 粉末と、TiO2 粉末と
、MgO粉末とを添加し、よく混合して混合粉末を作る
。混合操作は、湿式でもよく乾式でもよい。混合粉末は
、必要に応じて乾燥した後、粗粉砕し、篩分けするか、
造粒する。なお、Al2 O3 の粉末は、緻密な焼結
を行えるという理由で、平均粒径が0.3〜2μmの範
囲にあるものを使用するのが好ましい。また、TiO2
やMgO、ZrO2 の各粉末は、Al2 O3 中
への均一な分散を考えると、平均粒径が1μm以下であ
るものを使用するのが好ましい。さらに、上述した各粉
末の純度は、不純物による結晶粒の異常成長を防止して
、耐摩耗性や、強度および破壊靭性などの特性を一層向
上させるため、99%以上であるのが好ましい。
【0022】次に、上記の混合粉末を、周知の成形法、
たとえば、金型成形法、ラバープレス成形法、鋳込み成
形法、射出成形法を用いて所望の形状に成形し、焼結す
る。焼結時の雰囲気は、大気中など、酸化性雰囲気とす
る。また、焼結温度と時間は、Al2 O3 の平均結
晶粒径が1.5〜5μmの範囲になり、好ましくは、Z
rO2 の平均結晶粒径が1.5〜3μmの範囲で、か
つ、dA /dz が1〜3の範囲になるように注意深
く制御する。また、ZrO2 の少なくとも80%を主
成分であるAl2 O3 の結晶粒界に存在させるため
に、Al2 O3 が急激に粒成長を起こしてその結晶
粒内にZrO2を取り込まないよう、焼結温度近くでは
0.5℃/分以下のゆっくりした速度で昇温する。一方
、焼結後は、冷却速度が遅すぎると単斜晶のZrO2
が多く析出して、正方晶のZrO2 を少なくとも50
体積%とすることができなくなるので、5℃/分以上の
速度で冷却する。なお、常圧焼結などの一般的な焼結に
よって、十分に、相対密度を95%以上とすることがで
きるが、相対密度をさらに高くして耐摩耗性や強度を一
層向上させ、また、気孔を少なくして熱伝導率を一層向
上させるため、得られたセラミックスに熱間静水圧加圧
処理(HIP処理)を施すのも好ましい。
たとえば、金型成形法、ラバープレス成形法、鋳込み成
形法、射出成形法を用いて所望の形状に成形し、焼結す
る。焼結時の雰囲気は、大気中など、酸化性雰囲気とす
る。また、焼結温度と時間は、Al2 O3 の平均結
晶粒径が1.5〜5μmの範囲になり、好ましくは、Z
rO2 の平均結晶粒径が1.5〜3μmの範囲で、か
つ、dA /dz が1〜3の範囲になるように注意深
く制御する。また、ZrO2 の少なくとも80%を主
成分であるAl2 O3 の結晶粒界に存在させるため
に、Al2 O3 が急激に粒成長を起こしてその結晶
粒内にZrO2を取り込まないよう、焼結温度近くでは
0.5℃/分以下のゆっくりした速度で昇温する。一方
、焼結後は、冷却速度が遅すぎると単斜晶のZrO2
が多く析出して、正方晶のZrO2 を少なくとも50
体積%とすることができなくなるので、5℃/分以上の
速度で冷却する。なお、常圧焼結などの一般的な焼結に
よって、十分に、相対密度を95%以上とすることがで
きるが、相対密度をさらに高くして耐摩耗性や強度を一
層向上させ、また、気孔を少なくして熱伝導率を一層向
上させるため、得られたセラミックスに熱間静水圧加圧
処理(HIP処理)を施すのも好ましい。
【0023】次に、得られたセラミックスに研削、研磨
などの機械加工を施し、また、必要に応じて貼り付け施
工などを行って所望の粉砕機用部材を得る。
などの機械加工を施し、また、必要に応じて貼り付け施
工などを行って所望の粉砕機用部材を得る。
【0024】
【実施例】実施例1:平均粒径が0.5μmで、純度が
99.8%であるAl2 O3 の粉末と、平均粒径が
0.7μmで、純度が99.99%であるTiO2 の
粉末1重量%と、平均粒径が0.3μmで、純度が99
.9%であるMgOの粉末0.1重量%と、平均粒径が
0.7μmの、安定化剤として1.5モル%のY2 O
3 を含むZrO2 の粉末20重量%とを、ボールミ
ルを用いて、24時間、純水中で湿式混合した後、ポリ
ビニルアルコールを加えて噴霧、造粒乾燥し、混合粉末
を得た。なお、ZrO2 の粉末は、ZrOCl2 ・
8H2 Oの水溶液にYCl3 の水溶液を加えて混合
し、アンモニア水を加えて水酸化物を共沈させ、共沈物
を水洗し、乾燥した後、1000℃で60分間仮焼する
ことによって用意した。
99.8%であるAl2 O3 の粉末と、平均粒径が
0.7μmで、純度が99.99%であるTiO2 の
粉末1重量%と、平均粒径が0.3μmで、純度が99
.9%であるMgOの粉末0.1重量%と、平均粒径が
0.7μmの、安定化剤として1.5モル%のY2 O
3 を含むZrO2 の粉末20重量%とを、ボールミ
ルを用いて、24時間、純水中で湿式混合した後、ポリ
ビニルアルコールを加えて噴霧、造粒乾燥し、混合粉末
を得た。なお、ZrO2 の粉末は、ZrOCl2 ・
8H2 Oの水溶液にYCl3 の水溶液を加えて混合
し、アンモニア水を加えて水酸化物を共沈させ、共沈物
を水洗し、乾燥した後、1000℃で60分間仮焼する
ことによって用意した。
【0025】次に、上記の混合粉末を金型に充填し、1
000kgf/cm2 の圧力を加えて、長さ40mm
、幅5mm、厚み4mmの強度試験用の成形体を得た。 また、摩耗試験用として、ラバープレス法を用いて、1
000kgf/cm2 の圧力下に直径10mmの球状
の成形体を得た。
000kgf/cm2 の圧力を加えて、長さ40mm
、幅5mm、厚み4mmの強度試験用の成形体を得た。 また、摩耗試験用として、ラバープレス法を用いて、1
000kgf/cm2 の圧力下に直径10mmの球状
の成形体を得た。
【0026】次に、上記2種類の成形体を、大気中にて
1550℃で2時間焼結し、強度試験用および摩耗試験
用の2種類のセラミックスを得た。このとき、昇温速度
は1000℃までは2℃/分、それ以上は0.5℃/分
とし、冷却速度は5℃/分とした。
1550℃で2時間焼結し、強度試験用および摩耗試験
用の2種類のセラミックスを得た。このとき、昇温速度
は1000℃までは2℃/分、それ以上は0.5℃/分
とし、冷却速度は5℃/分とした。
【0027】かくして得られたセラミックスについて、
Al2 O3 およびZrO2 の平均結晶粒径と、正
方晶のZrO2 の割合と、Al2 O3 の結晶粒界
に存在するZrO2 の割合と、Al2 O3 の平均
結晶粒径dAとZrO2 の平均結晶粒径dz との比
dA /dz と、相対密度と、曲げ強度と、破壊靭性
と、熱伝導率と、摩耗による損耗率とを求めた。
Al2 O3 およびZrO2 の平均結晶粒径と、正
方晶のZrO2 の割合と、Al2 O3 の結晶粒界
に存在するZrO2 の割合と、Al2 O3 の平均
結晶粒径dAとZrO2 の平均結晶粒径dz との比
dA /dz と、相対密度と、曲げ強度と、破壊靭性
と、熱伝導率と、摩耗による損耗率とを求めた。
【0028】平均結晶粒径は、セラミックスの表面を研
磨したのちエッチングし、そのエッチング面の顕微鏡写
真上でいくつかの方向に関して結晶粒の最大長さを求め
、単純平均して求めた。
磨したのちエッチングし、そのエッチング面の顕微鏡写
真上でいくつかの方向に関して結晶粒の最大長さを求め
、単純平均して求めた。
【0029】正方晶のZrO2 の割合は、焼結体の表
面を注意深く鏡面研磨し、X線回析法によって分析した
とき、2θ=30.2°付近に現われる正方晶の(11
1)面の回析ピークの積分強度T(111)と、2θ=
28.2°付近に現われる単斜晶の(111)面の回析
ピークの積分強度M(111)と、2θ=31.5°付
近に現われる単斜晶の(111− )面の回析ピークの
積分強度M(111− )とから、式、 {T(111)/[T(111)+M(111)+M(
111− )]}×100 によって求めた。ここで、1− は−1を表す。
面を注意深く鏡面研磨し、X線回析法によって分析した
とき、2θ=30.2°付近に現われる正方晶の(11
1)面の回析ピークの積分強度T(111)と、2θ=
28.2°付近に現われる単斜晶の(111)面の回析
ピークの積分強度M(111)と、2θ=31.5°付
近に現われる単斜晶の(111− )面の回析ピークの
積分強度M(111− )とから、式、 {T(111)/[T(111)+M(111)+M(
111− )]}×100 によって求めた。ここで、1− は−1を表す。
【0030】Al2 O3 の結晶粒界に存在するZr
O2 の割合は、上述した顕微鏡写真から、Al2 O
3 の結晶粒界に存在するZrO2 の数Zb と、結
晶粒内に存在するZrO2 の数Zi とを読み取り、
式、[Zb /(Zb +Zi )]×100によって
求めた。
O2 の割合は、上述した顕微鏡写真から、Al2 O
3 の結晶粒界に存在するZrO2 の数Zb と、結
晶粒内に存在するZrO2 の数Zi とを読み取り、
式、[Zb /(Zb +Zi )]×100によって
求めた。
【0031】相対密度は、アルキメデス法によってセラ
ミックスの実際の密度Ds を求め、これと、上述した
方法によって求めた理論密度Dt とから、式、(Ds
/Dt )×100 によって求めた。
ミックスの実際の密度Ds を求め、これと、上述した
方法によって求めた理論密度Dt とから、式、(Ds
/Dt )×100 によって求めた。
【0032】曲げ強度は、強度試験用のセラミックスを
加工して得た、10本の、長さ36mm、巾4mm、厚
み3mmの試験片について、JISR1601に基いて
3点曲げ試験を行い、単純平均値として求めた。スパン
長は30mm、クロスヘッドスピードは0.5mm/分
とした。
加工して得た、10本の、長さ36mm、巾4mm、厚
み3mmの試験片について、JISR1601に基いて
3点曲げ試験を行い、単純平均値として求めた。スパン
長は30mm、クロスヘッドスピードは0.5mm/分
とした。
【0033】破壊靭性は、JIS R1607に基き
、曲げ試験と同様の試験片5本について、その長さ方向
中央部に、ビッカース硬度計を用いて荷重10kgf
で圧痕を作り、しかる後、上記と同様に曲げ試験を行い
、破壊荷重を測定して破壊靭性を求め、単純平均値とし
て求めた。
、曲げ試験と同様の試験片5本について、その長さ方向
中央部に、ビッカース硬度計を用いて荷重10kgf
で圧痕を作り、しかる後、上記と同様に曲げ試験を行い
、破壊荷重を測定して破壊靭性を求め、単純平均値とし
て求めた。
【0034】熱伝導率は、よく知られたレーザーフラッ
シュ法を使用し、次式によって求めた。なお、測定温度
は20℃とし、試料は直径10mm、厚み1mmの円板
とし、熱源はルビーレーザーとし、温度検出には赤外線
センサーを使用した。
シュ法を使用し、次式によって求めた。なお、測定温度
は20℃とし、試料は直径10mm、厚み1mmの円板
とし、熱源はルビーレーザーとし、温度検出には赤外線
センサーを使用した。
【0035】0.1388・L・Q/(t・Tm )た
だし、L :試料の厚み Q :レーザーパルスが与える単位面積当りの熱量T
m :試料の温度上昇幅の最高値 t :Tm の半分の値に達するまでの時間摩耗によ
る損耗率は、摩耗試験用の球状セラミックスをバレル研
磨して表面を平滑に仕上げた後、その200個(重量:
W1 )を容量1000mlのナイロン製ボールミルに
入れ、さらに、平均粒径1μmのSiC粉末20gと水
180gとを加えた後、ボールミルを100rpm で
50時間運転し、球状セラミックスを取り出し、超音波
洗浄し、乾燥し、重量W2 を測定し、式、[(W1
−W2 )/W1 ]×100によって求めた。
だし、L :試料の厚み Q :レーザーパルスが与える単位面積当りの熱量T
m :試料の温度上昇幅の最高値 t :Tm の半分の値に達するまでの時間摩耗によ
る損耗率は、摩耗試験用の球状セラミックスをバレル研
磨して表面を平滑に仕上げた後、その200個(重量:
W1 )を容量1000mlのナイロン製ボールミルに
入れ、さらに、平均粒径1μmのSiC粉末20gと水
180gとを加えた後、ボールミルを100rpm で
50時間運転し、球状セラミックスを取り出し、超音波
洗浄し、乾燥し、重量W2 を測定し、式、[(W1
−W2 )/W1 ]×100によって求めた。
【0036】
Al2 O3 の平均粒径
:2.9μm ZrO2
の平均粒径
:1.6μm dA /dz
:1.8 正方晶ZrO2 の割合
:93体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:95
% 相対密度
:96.3%
曲げ強度
:75.8kgf/mm2
破壊靭性
:5.4MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.047
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.13%実施例2:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、また、ZrO
2 の粉末として2.5モル%のY2O3 を含むもの
を使用したほかは実施例1と同様にして試験片を作り、
試験した。試験結果を以下に示す。
:2.9μm ZrO2
の平均粒径
:1.6μm dA /dz
:1.8 正方晶ZrO2 の割合
:93体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:95
% 相対密度
:96.3%
曲げ強度
:75.8kgf/mm2
破壊靭性
:5.4MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.047
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.13%実施例2:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、また、ZrO
2 の粉末として2.5モル%のY2O3 を含むもの
を使用したほかは実施例1と同様にして試験片を作り、
試験した。試験結果を以下に示す。
【0037】
Al2 O3 の平均粒径
:3.0μm ZrO2
の平均粒径
:1.7μm dA /dz
:1.8 正方晶ZrO2 の割合
:91体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:92
% 相対密度
:97.5%
曲げ強度
:82.0kgf/mm2
破壊靭性
:5.4MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.045
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.11%実施例3:TiO2 粉末の量を5重量%と
し、MgO粉末の量を1重量%とし、また、ZrO2
の粉末として5モル%のY2 O3 を含むものを使用
したほかは実施例1と同様にして試験片を作り、試験し
た。試験結果を以下に示す。
:3.0μm ZrO2
の平均粒径
:1.7μm dA /dz
:1.8 正方晶ZrO2 の割合
:91体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:92
% 相対密度
:97.5%
曲げ強度
:82.0kgf/mm2
破壊靭性
:5.4MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.045
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.11%実施例3:TiO2 粉末の量を5重量%と
し、MgO粉末の量を1重量%とし、また、ZrO2
の粉末として5モル%のY2 O3 を含むものを使用
したほかは実施例1と同様にして試験片を作り、試験し
た。試験結果を以下に示す。
【0038】
Al2 O3 の平均粒径
:3.4μm ZrO2
の平均粒径
:2.0μm dA /dz
:1.7 正方晶ZrO2 の割合
:85体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:91
% 相対密度
:95.5%
曲げ強度
:79.3kgf/mm2
破壊靭性
:5.0MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.045
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.13%実施例4:ZrO2 粉末の量を30重量%
としたほかは実施例1と同様にして試験片を作り、試験
した。試験結果を以下に示す。
:3.4μm ZrO2
の平均粒径
:2.0μm dA /dz
:1.7 正方晶ZrO2 の割合
:85体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:91
% 相対密度
:95.5%
曲げ強度
:79.3kgf/mm2
破壊靭性
:5.0MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.045
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.13%実施例4:ZrO2 粉末の量を30重量%
としたほかは実施例1と同様にして試験片を作り、試験
した。試験結果を以下に示す。
【0039】
Al2 O3 の平均粒径
:2.8μm ZrO2
の平均粒径
:2.0μm dA /dz
:1.4 正方晶ZrO2 の割合
:81体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:93
% 相対密度
:96.8%
曲げ強度
:92.4kgf/mm2
破壊靭性
:5.8MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.042
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.23%実施例5:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を30重量%としたほかは実施例1
と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下
に示す。
:2.8μm ZrO2
の平均粒径
:2.0μm dA /dz
:1.4 正方晶ZrO2 の割合
:81体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:93
% 相対密度
:96.8%
曲げ強度
:92.4kgf/mm2
破壊靭性
:5.8MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.042
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.23%実施例5:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を30重量%としたほかは実施例1
と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下
に示す。
【0040】
Al2 O3 の平均粒径
:3.1μm ZrO2
の平均粒径
:2.1μm dA /dz
:1.5 正方晶ZrO2 の割合
:80体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:95
% 相対密度
:96.5%
曲げ強度
:88.3kgf/mm2
破壊靭性
:5.8MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.043
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.25%実施例6:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を40重量%としたほかは実施例1
と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下
に示す。
:3.1μm ZrO2
の平均粒径
:2.1μm dA /dz
:1.5 正方晶ZrO2 の割合
:80体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:95
% 相対密度
:96.5%
曲げ強度
:88.3kgf/mm2
破壊靭性
:5.8MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.043
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.25%実施例6:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を40重量%としたほかは実施例1
と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下
に示す。
【0041】
Al2 O3 の平均粒径
:2.9μm ZrO2
の平均粒径
:2.2μm dA /dz
:1.3 正方晶ZrO2 の割合
:73体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:90
% 相対密度
:96.1%
曲げ強度
:74.2kgf/mm2
破壊靭性
:6.3MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.038
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.28%実施例7:TiO2 粉末の量を5重量%と
し、MgO粉末の量を1重量%とし、ZrO2 の粉末
として5モル%のY2 O3を含むものを使用し、かつ
、その量を40重量%としたほかは実施例1と同様にし
て試験片を作り、試験した。試験結果を以下に示す。
:2.9μm ZrO2
の平均粒径
:2.2μm dA /dz
:1.3 正方晶ZrO2 の割合
:73体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:90
% 相対密度
:96.1%
曲げ強度
:74.2kgf/mm2
破壊靭性
:6.3MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.038
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.28%実施例7:TiO2 粉末の量を5重量%と
し、MgO粉末の量を1重量%とし、ZrO2 の粉末
として5モル%のY2 O3を含むものを使用し、かつ
、その量を40重量%としたほかは実施例1と同様にし
て試験片を作り、試験した。試験結果を以下に示す。
【0042】
Al2 O3 の平均粒径
:3.0μm ZrO2
の平均粒径
:2.4μm dA /dz
:1.3 正方晶ZrO2 の割合
:70体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:89
% 相対密度
:95.3%
曲げ強度
:73.1kgf/mm2
破壊靭性
:6.0MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.038
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.29%実施例8:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、また、1550℃で焼結した後、アルゴン雰囲気
中にて温度1350℃、圧力2000kgf/cm2
で熱間静水圧加圧処理を施したほかは実施例1と同様に
して試験片を作り、試験した。試験結果を以下に示す。
:3.0μm ZrO2
の平均粒径
:2.4μm dA /dz
:1.3 正方晶ZrO2 の割合
:70体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:89
% 相対密度
:95.3%
曲げ強度
:73.1kgf/mm2
破壊靭性
:6.0MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.038
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.29%実施例8:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、また、1550℃で焼結した後、アルゴン雰囲気
中にて温度1350℃、圧力2000kgf/cm2
で熱間静水圧加圧処理を施したほかは実施例1と同様に
して試験片を作り、試験した。試験結果を以下に示す。
【0043】
Al2 O3 の平均粒径
:3.1μm ZrO2
の平均粒径
:1.8μm dA /dz
:1.7 正方晶ZrO2 の割合
:95体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:92
% 相対密度
:99.8%
曲げ強度
:105.5kgf/mm2
破壊靭性
:6.0MPa ・
m1/2 熱伝導率
:0.04
9cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗
率
:0.08%実施例9:TiO2 粉末の量を3重量%
とし、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2
の粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを
使用し、かつ、その量を30重量%とし、また、155
0℃で焼結した後、アルゴン雰囲気中にて温度1350
℃、圧力2000kgf/cm2 で熱間静水圧加圧処
理を施したほかは実施例1と同様にして試験片を作り、
試験した。試験結果を以下に示す。
:3.1μm ZrO2
の平均粒径
:1.8μm dA /dz
:1.7 正方晶ZrO2 の割合
:95体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:92
% 相対密度
:99.8%
曲げ強度
:105.5kgf/mm2
破壊靭性
:6.0MPa ・
m1/2 熱伝導率
:0.04
9cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗
率
:0.08%実施例9:TiO2 粉末の量を3重量%
とし、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2
の粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを
使用し、かつ、その量を30重量%とし、また、155
0℃で焼結した後、アルゴン雰囲気中にて温度1350
℃、圧力2000kgf/cm2 で熱間静水圧加圧処
理を施したほかは実施例1と同様にして試験片を作り、
試験した。試験結果を以下に示す。
【0044】
Al2 O3 の平均粒径
:3.2μm ZrO2
の平均粒径
:2.1μm dA /dz
:1.5 正方晶ZrO2 の割合
:87体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:93
% 相対密度
:99.7%
曲げ強度
:118.5kgf/mm2
破壊靭性
:6.5MPa ・
m1/2 熱伝導率
:0.04
5cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗
率
:0.12%
:3.2μm ZrO2
の平均粒径
:2.1μm dA /dz
:1.5 正方晶ZrO2 の割合
:87体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:93
% 相対密度
:99.7%
曲げ強度
:118.5kgf/mm2
破壊靭性
:6.5MPa ・
m1/2 熱伝導率
:0.04
5cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗
率
:0.12%
【0045】
【比較例】比較例1:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を5重量%としたほかは実施例1と
同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下に
示す。
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を5重量%としたほかは実施例1と
同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下に
示す。
【0046】
Al2 O3 の平均粒径
:3.8μm ZrO2
の平均粒径
:1.0μm dA /dz
:3.8 正方晶ZrO2 の割合
:92体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:81
% 相対密度
:93.3%
曲げ強度
:48.1kgf/mm2
破壊靭性
:4.1MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.053
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.82%比較例2:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を50重量%としたほかは実施例1
と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下
に示す。
:3.8μm ZrO2
の平均粒径
:1.0μm dA /dz
:3.8 正方晶ZrO2 の割合
:92体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:81
% 相対密度
:93.3%
曲げ強度
:48.1kgf/mm2
破壊靭性
:4.1MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.053
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.82%比較例2:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末の量を0.3重量%とし、ZrO2 の
粉末として2.5モル%のY2 O3 を含むものを使
用し、かつ、その量を50重量%としたほかは実施例1
と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下
に示す。
【0047】
Al2 O3 の平均粒径
:2.3μm ZrO2
の平均粒径
:2.5μm dA /dz
:0.9 正方晶ZrO2 の割合
:64体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:90
% 相対密度
:89.4%
曲げ強度
:49.3kgf/mm2
破壊靭性
:5.9MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.027
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.55%比較例3:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末は添加せず、ZrO2 の粉末として2
.5モル%のY2 O3 を含むものを使用したほかは
実施例1と同様にして試験片を作り、試験した。試験結
果を以下に示す。
:2.3μm ZrO2
の平均粒径
:2.5μm dA /dz
:0.9 正方晶ZrO2 の割合
:64体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:90
% 相対密度
:89.4%
曲げ強度
:49.3kgf/mm2
破壊靭性
:5.9MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.027
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.55%比較例3:TiO2 粉末の量を3重量%と
し、MgO粉末は添加せず、ZrO2 の粉末として2
.5モル%のY2 O3 を含むものを使用したほかは
実施例1と同様にして試験片を作り、試験した。試験結
果を以下に示す。
【0048】
Al2 O3 の平均粒径
:6.8μm ZrO2
の平均粒径
:1.3μm dA /dz
:5.2 正方晶ZrO2 の割合
:83体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:69
% 相対密度
:92.0%
曲げ強度
:48.2kgf/mm2
破壊靭性
:4.5MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.041
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.73%比較例4:TiO2 粉末、MgO粉末はと
もに使用せず、ZrO2 の粉末として2.5モル%の
Y2 O3 を含むものを使用し、また、焼結温度を1
600℃としたほかは実施例1と同様にして試験片を作
り、試験した。試験結果を以下に示す。
:6.8μm ZrO2
の平均粒径
:1.3μm dA /dz
:5.2 正方晶ZrO2 の割合
:83体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:69
% 相対密度
:92.0%
曲げ強度
:48.2kgf/mm2
破壊靭性
:4.5MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.041
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.73%比較例4:TiO2 粉末、MgO粉末はと
もに使用せず、ZrO2 の粉末として2.5モル%の
Y2 O3 を含むものを使用し、また、焼結温度を1
600℃としたほかは実施例1と同様にして試験片を作
り、試験した。試験結果を以下に示す。
【0049】
Al2 O3 の平均粒径
:1.0μm ZrO2
の平均粒径
:0.5μm dA /dz
:2.0 正方晶ZrO2 の割合
:93体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:85
% 相対密度
:98.5%
曲げ強度
:60.0kgf/mm2
破壊靭性
:3.9MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.042
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.48%比較例5:TiO2 粉末、MgO粉末、Z
rO2 粉末のいずれも使用せず、Al2 O3 粉末
として平均粒径0.8μm、純度99.5%のものを使
用し、また、焼結温度を1650℃としたほかは実施例
1と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以
下に示す。
:1.0μm ZrO2
の平均粒径
:0.5μm dA /dz
:2.0 正方晶ZrO2 の割合
:93体積% A
l2 O3 の粒界に存在するZrO2 の割合:85
% 相対密度
:98.5%
曲げ強度
:60.0kgf/mm2
破壊靭性
:3.9MPa ・m
1/2 熱伝導率
:0.042
cal/cm・sec ・℃ 摩耗による損耗率
:
0.48%比較例5:TiO2 粉末、MgO粉末、Z
rO2 粉末のいずれも使用せず、Al2 O3 粉末
として平均粒径0.8μm、純度99.5%のものを使
用し、また、焼結温度を1650℃としたほかは実施例
1と同様にして試験片を作り、試験した。試験結果を以
下に示す。
【0050】
Al2 O3 の平均粒径
:5.3μm 相対密度
:96.8% 曲げ強度
:38.0kgf/mm2 破壊靭性
:3.2MPa ・m1/2 熱
伝導率
:0.058cal/cm・se
c ・℃ 摩耗による損耗率
:1.25%比較例6
:Al2 O3 粉末、TiO2 粉末、MgO粉末は
いずれも使用せず、平均粒径0.7μmの、2.5モル
%のY2O 3を含むZrO2 粉末のみを使用し、ま
た、焼結温度を1450℃としたほかは実施例1と同様
にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下に示す
。
:5.3μm 相対密度
:96.8% 曲げ強度
:38.0kgf/mm2 破壊靭性
:3.2MPa ・m1/2 熱
伝導率
:0.058cal/cm・se
c ・℃ 摩耗による損耗率
:1.25%比較例6
:Al2 O3 粉末、TiO2 粉末、MgO粉末は
いずれも使用せず、平均粒径0.7μmの、2.5モル
%のY2O 3を含むZrO2 粉末のみを使用し、ま
た、焼結温度を1450℃としたほかは実施例1と同様
にして試験片を作り、試験した。試験結果を以下に示す
。
【0051】
ZrO2 の平均粒径
:0.4μm 正方晶Z
rO2 の割合
:93体積% 相対密度
:9
9.1% 曲げ強度
:124.0
kgf/mm2 破壊靭性
:7
.8MPa ・m1/2 熱伝導率
:0.007cal/cm・sec ・℃
摩耗による損耗率
:2.21%
:0.4μm 正方晶Z
rO2 の割合
:93体積% 相対密度
:9
9.1% 曲げ強度
:124.0
kgf/mm2 破壊靭性
:7
.8MPa ・m1/2 熱伝導率
:0.007cal/cm・sec ・℃
摩耗による損耗率
:2.21%
【0052】
【発明の効果】この発明の粉砕機用部材は、Al2 O
3 を主成分として含み、結晶構造において少なくとも
50体積%が正方晶であるZrO2 を20〜40重量
%の範囲で含み、TiO2 を1〜5重量%の範囲で含
み、MgOを0.1〜1重量%の範囲で含み、Al2
O3 の平均結晶粒径が1.5〜5μmの範囲にあり、
かつ、ZrO2 の少なくとも80%がAl2 O3
の結晶粒界に存在しているセラミックスからなるもので
あるから、実施例と比較例との対比からも明らかなよう
に、耐摩耗性、強度、破壊靭性がともに大変優れている
。これらの特性は、ZrO2 の平均結晶粒径dz が
1.5〜3μmの範囲にあり、かつ、Al2 O3 の
平均結晶粒径dA とZrO2 の平均結晶粒径dz
との比dA/dz が1〜3の範囲にある場合には一層
向上する。また、焼結体の相対密度が95%以上である
とき、さらに向上する。
3 を主成分として含み、結晶構造において少なくとも
50体積%が正方晶であるZrO2 を20〜40重量
%の範囲で含み、TiO2 を1〜5重量%の範囲で含
み、MgOを0.1〜1重量%の範囲で含み、Al2
O3 の平均結晶粒径が1.5〜5μmの範囲にあり、
かつ、ZrO2 の少なくとも80%がAl2 O3
の結晶粒界に存在しているセラミックスからなるもので
あるから、実施例と比較例との対比からも明らかなよう
に、耐摩耗性、強度、破壊靭性がともに大変優れている
。これらの特性は、ZrO2 の平均結晶粒径dz が
1.5〜3μmの範囲にあり、かつ、Al2 O3 の
平均結晶粒径dA とZrO2 の平均結晶粒径dz
との比dA/dz が1〜3の範囲にある場合には一層
向上する。また、焼結体の相対密度が95%以上である
とき、さらに向上する。
Claims (5)
- 【請求項1】Al2 O3 を主成分として含み、結晶
構造において少なくとも50体積%が正方晶であるZr
O2 を20〜40重量%の範囲で含み、TiO2 を
1〜5重量%の範囲で含み、MgOを0.1〜1重量%
の範囲で含み、Al2 O3 の平均結晶粒径が1.5
〜5μmの範囲にあり、かつ、ZrO2 の少なくとも
80%がAl2 O3 の結晶粒界に存在しているセラ
ミックスからなる粉砕機用部材。 - 【請求項2】ZrO2 の平均結晶粒径dz が1.5
〜3μmの範囲にあり、かつ、Al2 O3 の平均結
晶粒径dA とZrO2 の平均結晶粒径dz との比
dA /dz が1〜3の範囲にある、請求項1の粉砕
機用部材。 - 【請求項3】相対密度が95%以上である、請求項1ま
たは2の粉砕機用部材。 - 【請求項4】20℃における熱伝導率が0.02〜0.
07cal/cm・sec ・℃の範囲にある、請求項
1、2または3の粉砕機用部材。 - 【請求項5】直径10mmのボール部材について、その
ボール部材200個を内容積1000mlのナイロン製
ボールミルに入れ、さらに、ボール部材の総重量の、3
6%の水と、4%の、平均粒径が1μmのSiC粉末と
を入れ、ボールミルを100rpmの速度で50時間運
転した後の重量損耗率が1%以下である、請求項1、2
、3または4の粉砕機用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048321A JPH0813704B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 粉砕機用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048321A JPH0813704B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 粉砕機用部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04285063A true JPH04285063A (ja) | 1992-10-09 |
| JPH0813704B2 JPH0813704B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=12800148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3048321A Expired - Fee Related JPH0813704B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 粉砕機用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0813704B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0811586A3 (en) * | 1996-06-07 | 1999-04-21 | Toray Industries, Inc. | Composite ceramic materials for pulverization media and working parts of a pulverizer |
| KR20010019222A (ko) * | 1999-08-25 | 2001-03-15 | 오용수 | 분쇄기용 분쇄볼 및 이의 제조 방법 |
| JP2006062920A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Kyocera Corp | セラミック焼結体の製法およびセラミック焼結体 |
| JP2007269524A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Kyocera Corp | 絶縁セラミックとそれを用いたセラミックヒータおよびヒータ一体型素子。 |
| JP2013032265A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-02-14 | Maruwa Co Ltd | 半導体装置用アルミナジルコニア焼結基板及びその製造方法 |
| JP2016132577A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | 三井金属鉱業株式会社 | アルミナ・ジルコニア質焼結体 |
| CN109482280A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-03-19 | 李运 | 一种电解铝用真空包铝渣分离系统 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP3048321A patent/JPH0813704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0811586A3 (en) * | 1996-06-07 | 1999-04-21 | Toray Industries, Inc. | Composite ceramic materials for pulverization media and working parts of a pulverizer |
| KR100485278B1 (ko) * | 1996-06-07 | 2005-08-23 | 도레이 가부시끼가이샤 | 분쇄기용 복합 세라믹으로 이루어지는 분쇄기 및 분쇄방법 |
| KR20010019222A (ko) * | 1999-08-25 | 2001-03-15 | 오용수 | 분쇄기용 분쇄볼 및 이의 제조 방법 |
| JP2006062920A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Kyocera Corp | セラミック焼結体の製法およびセラミック焼結体 |
| JP2007269524A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Kyocera Corp | 絶縁セラミックとそれを用いたセラミックヒータおよびヒータ一体型素子。 |
| JP2013032265A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-02-14 | Maruwa Co Ltd | 半導体装置用アルミナジルコニア焼結基板及びその製造方法 |
| JP2016132577A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | 三井金属鉱業株式会社 | アルミナ・ジルコニア質焼結体 |
| CN109482280A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-03-19 | 李运 | 一种电解铝用真空包铝渣分离系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0813704B2 (ja) | 1996-02-14 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |