JPH04285247A - プレストレス導入部材およびプレストレス導入方法 - Google Patents

プレストレス導入部材およびプレストレス導入方法

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JPH04285247A
JPH04285247A JP3075677A JP7567791A JPH04285247A JP H04285247 A JPH04285247 A JP H04285247A JP 3075677 A JP3075677 A JP 3075677A JP 7567791 A JP7567791 A JP 7567791A JP H04285247 A JPH04285247 A JP H04285247A
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JP
Japan
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reinforcing material
prestress
mounting jig
reinforcing
steel plate
Prior art date
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Application number
JP3075677A
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English (en)
Inventor
Kenzo Sekijima
関島 謙蔵
Yoshihiro Takegawa
武川 芳広
Shinji Horiguchi
堀口 真嗣
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Publication of JPH04285247A publication Critical patent/JPH04285247A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • E04G2023/0251Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
    • E04G2023/0255Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements whereby the fiber reinforced plastic elements are stressed
    • E04G2023/0259Devices specifically adapted to stress the fiber reinforced plastic elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • E04G2023/0251Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
    • E04G2023/0262Devices specifically adapted for anchoring the fiber reinforced plastic elements, e.g. to avoid peeling off

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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部材にプレストレスを
導入して部材のひびわれに対する補修や補強等に適用で
きるプレストレス導入部材およびプレストレス導入方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、既設のRC造やPC造の構造物に
発生したひびわれ等を補修し、部材を補強する技術とし
ては、部材の表面に鋼板や繊維補強プラスチック(FR
P)等の面状の補強材を接着剤により直接取付ける方法
がある。また、部材の外側にPC鋼より線等の緊張材を
配置し、部材にプレストレスを導入する方法(ポストテ
ンションによるアウトケーブル方式)もある。さらに、
部材表面に緊張力を付与したFRP製シートや高張力鋼
板等の面状の補強材を接着剤で貼り付けて、部材にプレ
ストレスを導入する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最初の
方法には次のような課題がある。まず部材の表面に補強
材を単に取付ける手段にあっては、曲げ又はせん断補強
効果は取付ける鋼板やFRP製シート自体の剛性(大き
さ、厚さ、ヤング係数)により得られるものである。こ
のうち、ヤング係数は材質により一定であり、大きささ
は部材の寸法により決定されるため、前記の効果は厚さ
に依存することが多い。このため、厚さ寸法が大きくな
り(特に、FRP製シートは、鋼板より軟らかいため、
厚くなる)、不経済で美観を損ねる欠点がある。さらに
、鋼板では重くなるため、取り扱い等の施工性が悪いと
いう欠点がある。また、緊張力を与えずに鋼板やFRP
製シートを貼るだけの補強のため、ひびわれ幅の減少や
部材のたわみ等の変形の回復、応力緩和などが期待でき
ないという問題もある。従って、この方法は、現状以上
に損傷が進行するのを防止するだけの機能しかない。
【0004】また、2番目の方法には次のような課題が
ある。即ち、緊張材一般部と部材の固定が困難であるた
め、緊張材の両端部でのみ固定・定着を行なわざるを得
ず、大掛かりな反力盤や定着具がその都度必要である。 また反力盤や定着具が必要なことで、その分だけ部材表
面から離して緊張材を配置せざるを得ず、部材と緊張材
一般部は所謂”アンボンド状態”となる。このため過大
荷重が作用してひびわれが発生するとき、ひびわれの分
散、ひびわれ幅の縮小といったひびわれ制御が困難であ
る。さらに補強する部材の位置によっては、緊張材が構
造物の外側に露出し、景観を損ねてしまう。
【0005】また、3番目の方法では、前記補強材を接
着剤で貼り付けた部材の曲げ試験を実施すると、部材の
設計上の耐力より小さい荷重で破壊してしまうことがあ
る。詳しくは、部材端部からコンクリートの割裂ひびわ
れが発生し、この割裂ひびわれが部材表面に発生する曲
げひびわれより卓越し、最終的に部材の長さ方向に貫通
して、部材が破壊してしまうことがある。かかる破壊性
状は、コンクリート強度と補強材に与える緊張力との関
係で発生し、コンクリート強度が小さいときに生じやす
くなる。このため、既設構造物で老朽化等によりコンク
リート強度が低下している場合、補強材を貼るだけでは
部材の耐力向上に十分寄与することができない。従って
、部材端部から生じるコンクリートの割裂ひびわれを防
止する工夫が必要である。
【0006】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、簡易な構造で部材にプレストレスを導入すること
ができ、またプレストレス導入に伴い部材に発生する割
裂ひびわれの進展による破壊を防止し、部材を補強でき
るプレストレス導入部材およびプレストレス導入方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にかかるプ
レストレス導入部材およびプレストレス導入方法は、予
め緊張力を付与した面状の補強材を被補強材の表面に取
付け治具を介して直接取付ける構成とした。
【0008】前記補強材は接着剤を介して被補強材の表
面に取付けるようにする場合もある。また、前記取付け
治具は、被補強材の表面から所定の深さに埋設したアン
カー手段からなる構成とするのが望ましい。さらに前記
アンカー手段は、補強材の上下面のいずれかに介在され
た鋼板を介して被補強材に固定される構成とする場合も
ある。
【0009】
【作用】本発明によれば、予め緊張力を付与した面状の
補強材を取付け治具により直接、部材表面に取付けるこ
とにより、部材を押し縮めようとする反力が部材に作用
し、部材断面にプレストレス(圧縮力)が導入される。
【0010】以下本発明の第1実施例を、図1ないし図
9を参照しながら実施手順にそって説明する。本実施例
は、既設の橋梁の桁の下面に補強材を取付ける場合の基
本形式である。
【0011】[調査、設計] (1)既設の部材では、ひびわれ発生状況やたわみ量な
どを調査する。新設の部材では、部材に要求される曲げ
性能等を設定する。 (2)(1)に示す調査・検討結果や設計条件に応じて
、部材に導入するプレストレスを決定する。 (3)補強材の仕様を決定する。 (4)取付け治具の種類と形状・寸法、数量及び接着剤
の種類を、与える緊張力の大きさ、施工条件等から決定
する。
【0012】[施工]ここでは、既設構造物の補強工の
うち、図1及び図2に示す橋梁の桁1を例示する。 (1)橋台30の支承31間に架設された桁1の下面の
取付け治具Kの設置箇所(桁1の支持端付近)にドリル
で孔7を削孔する(図3)。孔7の周囲に取付け治具K
の鋼板部6の大きさ、厚さに相当する斫りを行なう。 (2)取付け治具Kを孔7に設置する(図4)。取付け
治具Kにはホールインアンカー5を1箇所2セットとし
て例示する。この取付け治具Kは、通常のRC造りの引
張り鉄筋と同様にコンクリート部材の表面近くに発生す
る割裂ひびわれを防止する役目を奏する。取付け治具K
の鋼板部6を設置し、鋼板部表面には接着剤3を塗布し
、後述の補強材4を取付けるようにする。これにより、
FRP製シート等の補強材に穴を開けることなく、断面
欠損を防止できる。また、コンクリート部材等で表面が
劣化し、接着剤が効かないときでも、補強材の取付けが
できる。 (3)桁1の補強材取付け面である下面に鋼板部6を含
む全面にわたり、接着剤3を塗布する(図5)。 (4)補強材4を後述する補強材取付け用装置10を利
用して所要の力で引張り、この引張り力を保持しつつ、
補強材4を桁1の接着剤3を塗布した下面に貼り付ける
(図6)。 (5)接着剤3が硬化した後、補強材4を補強材取付け
用装置10から外すと、桁1にプレストレス(圧縮力)
が導入される(図7)。
【0013】補強材取付け装置10は、図6に示すよう
に、平面上を移動可能なように車輪15を下面に取付け
たベース11の上に上下に伸縮可能な調整機構がついた
支持部(トラスフレーム)12が載置され、両支持部1
2、12上に補強材の引っ張り時の反力をとる反力ビー
ム13が一体に取付けられ、この反力ビーム13には補
強材の長さに合わせて反力ビーム13の長さを調節する
ための伸縮ジャッキ14が装備されている。反力ビーム
13は、長尺のビームをボルトなどで直列に連結し、長
さを調節するようになっている。反力ビーム13の両端
部13a、13aには補強材を引張る引張り治具16が
取付けられている。
【0014】この引張り治具16は一端がU字形の連結
部16aとされ、他端が反力ビーム13の端部13aを
通して反対側の油圧式ジャッキ17に連結されている。 前記連結部16aには図8に示すように鋼棒18を介し
て補強材4の端部治具19が連結されている。
【0015】この端部治具19は、図9のように補強材
4の端部を上下から挟み付けて補強材4と一体となる2
枚の鋼板20、20から構成され、両鋼板20、20に
は前記鋼棒18を上下に挿通する貫通孔21が設けられ
ている。なお、2枚の鋼板20、20を補強材4の端部
と一体化させるには、上下接着面に接着剤22を塗布す
るか、ボルトナット23で締結するか、双方を併用する
。また、反力ビーム13の上面には高さ方向に伸縮自在
でかつ反力ビーム13の軸方向へ移動可能な移動ローラ
22が設置されている。この移動ローラ22は反力ビー
ム13の両端部13a、13a間に張設された状態の補
強材4を下方から横移動しつつ桁の下面の接着面に押し
つけることにより補強材4を桁1の下面に取付けるよう
になっている。
【0016】本実施例では、補強材4を桁1の下面の全
面に取付けた例を示したが、桁1の損傷状況等によって
は、補強材4は部分的に取付けてもよい。
【0017】図10ないし図11は上記基本型式の応用
型式を示している。
【0018】この実施例では、図11のように2枚の補
強材4、4を橋梁の桁1の下面にそのスパン方向へ平行
に並べて取付けており、補強材4の取付け治具Kを1枚
の補強材当たり2列に配置し、かつ桁1のスパン方向に
密に配置するようにしている。また、接着剤3は補強材
4の全面にわたり塗布するようにしている。但し、取付
け治具Kを密に配置する場合には、鋼板部6のみに塗布
すればよい。
【0019】図12ないし図16は、取付け治具Kの具
体例をそれぞれ示している。
【0020】図12に示す取付け治具Kは、桁1の下面
に埋設されるホールインアンカー5と、このホールイン
アンカー5に取付けられる鋼板部6とから成る構成とさ
れ、鋼板部6の上面に突出されたねじ部6aを対面する
ホールインアンカー5のねじ孔5aに螺合することで鋼
板部6をホールインアンカー5に一体に取付けるように
なっている。かかる形状の取付け治具Kは、図13のよ
うに、ねじ部5bをホールインアンカー5側に設け、ね
じ孔6bを鋼板部6側に設けるようにしてもよい。さら
に、図14のように、皿ねじ40を用いて鋼板部6をホ
ールインアンカー5に取付けるようにしてもよい。
【0021】図15に示す取付け治具Kは、桁1の下面
に埋設されるケミカルアンカー(エポキシ樹脂等を定着
剤とする異形鉄筋等からなる)41と、図12に示した
鋼板部6とから成る構成とされている。
【0022】図16に示す取付け治具Kは、新設構造物
に適用する場合に使用されるもので、予め補強用の異形
鉄筋42を上面に溶接固定した鋼板部6を、コンクリー
ト打設の際にコンクリート部材50の下面に直接埋設す
るようにしたものである。
【0023】図17ないし図18は補強材4の取付け状
況の詳細を示している。
【0024】図17に示すように、コンクリート部材5
0の下部には取付け治具Kのホールインアンカー5が埋
設されており、ホールインアンカー5にはコンクリート
部材50の下面に沿う鋼板部6が固定されている。そし
て、コンクリート部材50の下面には一定厚さで補強材
4の全面に塗布された接着剤3を介して補強材4が取付
けられている。図17に示すような補強材4の取付け状
態においては、ホールインアンカー5の高さ寸法を点線
で示すコンクリート部材50の表面近くに発生する割裂
ひびわれの仮想位置Aよりも大きくとることにより、コ
ンクリート部材50の高さ方向への抵抗力が増大し、割
裂ひびわれの発生を有効に防止できる。
【0025】なお、取付け治具Kの鋼板部6は、図18
のように、コンクリート表面に埋設するようにしてもよ
い。この場合、既設のコンクリート部材であれば、鋼板
部6に相当する箇所43を斫ってセットする。
【0026】また、新設のコンクリート部材では、図1
6に示した取付け治具Kを図19のように型枠44上に
置き、コンクリート打設により図16のようにコンクリ
ート部材50の表面に埋設する。
【0027】次に、各取付け治具Kの各部寸法は以下の
ように決定する。図17の取付け治具Kを例にとれば、
まずホールインアンカー5の埋め込み長さは、割裂ひび
われの仮想位置Aからホールインアンカー5の上端まで
の距離がホールインアンカー5の引き抜き耐力を十分発
揮する長さとなるように設定する。
【0028】次に、鋼板部6のボルト径φ2および本数
は、この部分が補強材4の緊張力の反力を受けもつ場所
であることから、次のように設定する。たとえば鋼材の
許容せん断応力は長期で1平方センチメートル当たり8
00キログラムであるから、φ2=30ミリメートルで
5.6トン受け持つことができる。またφ2=50ミリ
メートルで15.7トン受け持つことができる。従って
、反力Pが60トン、φ2が50ミリメートルとすると
、60/15.7=3.8本、即ちボルトが4本必要と
なる。このように緊張力に応じてボルト径φ2と本数を
決定すればよい。図20は補強材の固定箇所に取付け治
具の鋼板部6を4つセットする例を示している。また、
図21は図14の皿ねじ40を使い、1枚の鋼板部6に
4本の皿ねじ40を用いる例を示している。
【0029】本発明のプレストレス導入方法によれば、
ポストテンションによるアウトケーブル方式に対して次
のような効果がある。
【0030】(1)補強材4の緊張は、補強材4を部材
表面に取付けて固定する間だけ行なえばよいので、緊張
に必要な治具が非常に簡便な装置で足りる。 (2)補強材4の部材表面への取付けは、補強材全面に
わたり行なうので、補強材端部に永久部材としての大掛
かりな反力盤や定着具は一切不要である。 (3)部材に発生する引張り応力などが最も大きい部材
表面から直接プレストレスを導入する構造であるため、
部材の補強効果が優れている。この補強効果により、従
来の補強効果と同等の効果を得るにあたり、鋼板やFR
P製シートが薄くて済み、特にFRP製シートはより一
層の薄形化と軽量化が期待できるので、部材の下面や側
面など作業性の悪い箇所への適用が多い補修、補強工事
でのハンドリングが極めて容易となる。 (4)補強材4は部材表面に露出するものの、アウトケ
ーブル方式のように遊離しておらず、一体化しているた
め、部材に対する違和感がなく景観を損ねることもない
。 (5)コンクリート部材のひびわれを制御し抑制する能
力と耐久性が向上する。特に、本発明は補強材4をその
全面にわたってひびわれが発生しやすい部材表面に直接
取付ける構造であるため、補強材4とコンクリート部材
は、一体化した、所謂ボンド状態をなしており、このボ
ンド状態で用いられる補強材4は過大荷重等の作用によ
り、ひびわれが発生する時、ひびわれを分散し、その幅
の縮小を図るといったひびわれ抑制制御能力に優れてい
る。 (6)また、コンクリートは表面にある微細なひびわれ
からでも、水分や塩分、CO2等の侵入を受け、中性化
や鉄筋など鋼材の腐食といった材料の劣化が除々に進行
する。本発明では、このような劣化因子の侵入を防止で
き、部材の耐久性向上も図ることができる。特に、FR
P製シートは耐腐食性等の耐久性に優れた材質であり、
部材の強度的な補強のほか、耐久性の向上にもその機能
を発揮できる。一方、鋼板でも腐食代を考慮したり塗装
を施すことで、同等の機能を発揮できる。 (7)部材に導入されたプレストレスの経時的な減少を
緩和できる。アウトケーブル方式の端部の定着具には、
時間経過に伴い、PC鋼より線等の緊張材が微小な抜け
出しを生じるものがある。この時、緊張材一般部と部材
は、アンボンド状態のため、この微小な抜け出し量は、
緊張材一般部の弾性ひずみの減少量となり、ただちに部
材に導入されているプレストレスの減少となってしまう
。これに対し、本発明では、補強材(緊張材)全面は、
部材に接着剤3で取付けられたボンド状態となっている
。このため、図1の基本形式に示す取付け治具Kの鋼板
部6で接着剤3に微小なクリープ変形が生じたとしても
、これに伴う補強材4の弾性ひずみと緊張力の減少は、
隣接する極く小範囲の接着剤3と補強材4に伝達される
。従って、補強された部材全長にわたるプレストレスの
減少とはならない構造的な効果がある。
【0031】また、緊張力を与えた補強材4を接着剤3
で貼り付けるだけで、部材にプレストレスを導入する方
法に対しては、以下のような効果がある。
【0032】(1)部材がコンクリートや木等の時、そ
の端部を補強し、補強材4と部材が一体化するよう工夫
されている。このため、部材自身の端部の割裂ひびわれ
等に起因して部材が設計上の耐力より小さい荷重で破壊
してしまう現象を防止でき、部材の性能を十分発揮でき
る。さらに、補強材4に穴を開けることなく取付けるこ
とができるので、最小の補強材料で、最大の補強効果を
得ることができる。穴を開けるとなると、断面欠損や、
FRP製シートでは、繊維を切ってしまうなどが生じる
ため、補強材の幅や厚さを増す必要がある。特に、本実
施例では、部材端部で割裂ひびわれ方向と直角方向に、
十分の長さを有するホールインアンカーやケミカルアン
カーを打ち込むことで、十分な引張り抵抗を確保するこ
とができる。 (2)コンクリート部材等で部材一般部の表面が劣化し
、接着剤の塗布が難しいときでも、一般部で取付け治具
Kを設置し、その鋼板部6を利用して接着剤を塗布する
ことで、容易に補強材4を取付けることができる。 (3)以上の効果により、既にひびわれが発生し老朽化
した既設のコンクリート構造物でも、ひびわれ幅の減少
、たわみ等変形の回復や応力緩和をはじめとして、部材
の保有耐力が向上することで、力学的に信頼性の高い部
材として引き続いて供用できる。 (4)さらに、既設の橋脚や壁などの耐震補強を行なう
とき、橋脚や壁などにコンクリートを増し打ちして合成
構造とするような従来方式では、自重が増加してしまい
、基礎自体の見直し、補強を必要とする場合があるが、
本発明では、緊張力を与えた鋼板又はFRP製シートを
取付けるだけで、自重の増加もほとんどなく、簡単に行
なうことができる。
【0033】なお、以上に説明した本発明にかかるプレ
ストレス導入方法の用途としては、既存の構造物の補修
・補強工事が考えられる。例えば、橋梁の床版や梁の補
強、橋脚の耐震補強などや、建物の床版や梁の補強など
である。また、新設のPC構造物への適用として、ポス
トテンション方式のPC桁、リニアモーターカー用桁(
非磁性という特徴を生かす)、コンクリート工場製品な
ども考えられる。
【0034】図22ないし図24は取付け治具Kをボル
ト状のアンカー手段のみで用いる場合を示しており、図
22及び図23は補強材4に付与する緊張力の大小に応
じて補強材4の端部4aを処理する方法を示している。
【0035】図22は、取付治具Kでコンクリート部材
50等の端部50aを補強し、またFRP製シート等か
らなる補強材4の端部4aに薄い鉄板52を挟み込むこ
とにより補強効果を向上させる例であり、同図は接着剤
3を塗布したボンド状態で図示しているが、接着剤3は
なくてもよい場合がある。図23はFRP製シートや高
張力鋼板からなる補強材4の外側から、FRP製シート
や鋼板53で端部4aを厚くして補強効果を向上させる
例であり、同図の場合も接着剤3はなくてもよい場合が
ある。鋼板を用いる場合、予め取付治具用の穴を開けて
おき、ここに取付治具Kを打ち込む等して固定する。F
RP製シートでは、現場でFRP製シートを貫通する形
で取付治具Kを打ち込む等して固定する。図22および
図23はいずれも、端部を除く区間は、接着剤のみとし
てもよい。さらに、コンクリート部材表面との一体化を
図るために、表面にポリマー等を含侵させ、前処理を行
なうこともできる。
【0036】図24の場合は、接着剤を使用することな
く、高張力鋼板等からなる補強材4を取付治具Kで部材
に一体化させることもできる例であり、取付治具Kを密
に配置しているので接着剤3は不要である。
【0037】なお、FRP製シート又は高張力鋼板は、
部材のプレストレスの損失を少なくすることができる効
果がある。即ち、プレストレスが導入されたコンクリー
トや木等は時間の経過に伴って生じるクリープや乾燥収
縮により、さらに部材が縮まろうとする。この時、部材
を押し縮めようとする緊張材のひずみは減少し、プレス
トレスが損失する現象となる。従って、部材のプレスト
レスの損失を少なくするには、緊張材にクリープや乾燥
収縮によるひずみの減少の影響を受けにくい、伸び性能
の大きい(ひずみの大きい)もの、即ち、FRP製シー
トや高張力鋼板を使用すればよい。
【0038】補強材によりプレストレスを導入する部材
としては、梁、スラブ、柱などの部材が考えられる。材
質はコンクリート、木材、アルミなどの金属のいずれで
もよい。コンクリートは、無筋、RC、PC、FRCい
ずれでもよい。また、接着剤には高分子系等が好適であ
り、アンカー手段は、部材と補強材を一体化できれば、
いずれでもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた効果を奏することができる。予め緊張力
を付与した面状の補強材を被補強材の表面に取付け治具
を介して直接取付けることにより被補強材の表面から内
部にプレストレスを導入するもので、部材のひびわれ幅
の減少や部材のたわみの変形回復、応力緩和を期待でき
、部材の補修及び補強の各効果を向上でき、部材の保有
耐力を向上させて、力学的に信頼性のある部材を得るこ
とができる。また、部材に対するプレストレス導入時の
施工性、経済性を向上させることができる。さらには、
景観を損なうこともない。また、前記取付け治具は、被
補強材の表面から所定の深さに埋設したアンカー手段か
らなることにより、プレストレス導入にともなう割裂ひ
びわれの発生とその進展による破壊などを有効に防止で
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す橋梁の桁を示す
側断面図である。
【図2】図2は同桁の裏面図である。
【図3】図3は同桁の施工手順図である。
【図4】図4は同桁の施工手順図である。
【図5】図5は同桁の施工手順図である。
【図6】図6は同桁の施工手順図である。
【図7】図7は同桁の施工手順図である。
【図8】図8はプレストレス導入装置の要部図である。
【図9】図9は図8の要部断面図である。
【図10】図10は同桁の応用型式を示す図である。
【図11】図11は同桁の裏面図である。
【図12】図12は取付け治具の設置図である。
【図13】図13は取付け治具の設置図である。
【図14】図14は取付け治具の設置図である。
【図15】図15は取付け治具の設置図である。
【図16】図16は取付け治具の設置図である。
【図17】図17は取付け治具の設置図である。
【図18】図18は取付け治具の設置図である。
【図19】図19は取付け治具の設置図である。
【図20】図20は部材に対する取付け治具の配置図で
ある。
【図21】図21は取付け治具の別構成例を示す図であ
る。
【図22】図22は補強材の端部の処理方法を示す図で
ある。
【図23】図23は補強材の端部の処理方法を示す図で
ある。
【図24】図24は補強材の端部の処理方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1  桁 3  接着剤 4  補強材 5  アンカー手段 6  鋼板部 K  取付け治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  予め緊張力が付与された面状の補強材
    が被補強材の表面に取付け治具を介して直接取付けられ
    ていることを特徴とするプレストレス導入部材。
  2. 【請求項2】  予め緊張力を付与した面状の補強材を
    被補強材の表面に取付け治具を介して直接取付けること
    により被補強材の表面から内部にプレストレスを導入す
    ることを特徴とするプレストレス導入方法。
  3. 【請求項3】  前記補強材は接着剤を介して被補強材
    の表面に取付けられていることを特徴とする請求項2記
    載のプレストレス導入方法。
  4. 【請求項4】  前記取付け治具は、被補強材の表面か
    ら所定の深さに埋設したアンカー手段からなることを特
    徴とする請求項3記載のプレストレス導入方法。
  5. 【請求項5】  前記アンカー手段は、補強材の上下面
    のいずれかに介在された鋼板を介して被補強材に固定さ
    れていることを特徴とする請求項4記載のプレストレス
    導入方法。
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