JPH04285494A - リニアモータ駆動電気車の制御装置 - Google Patents

リニアモータ駆動電気車の制御装置

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JPH04285494A
JPH04285494A JP3049738A JP4973891A JPH04285494A JP H04285494 A JPH04285494 A JP H04285494A JP 3049738 A JP3049738 A JP 3049738A JP 4973891 A JP4973891 A JP 4973891A JP H04285494 A JPH04285494 A JP H04285494A
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JP
Japan
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speed
vehicle
acceleration
linear motor
armature
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JP3049738A
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Susumu Tadakuma
多田隈   進
Shigeru Tanaka
田 中   茂
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は電気車の制御装置、とく
に制御所から指定された時刻や位置、速度を維持しなが
ら電気車を運転するための制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】いわゆる地上1次リニアモータを用いた
電気車においては、地上に並設された電機子コイルに電
力変換器を通して電力を供給する。数十kmとか数百k
mという長距離輸送機関を考えると、1つの電力変換器
によって一度に電力を供給しようとすると、変換器容量
が大きくなるばかりでなく、非常に不経済なシステムに
なってしまうものである。そこで、一般には軌道をいく
つかに区切り、それぞれの軌道を別の電力変換器によっ
て供給する方法がとられる。 【0003】図9はそのようなシステムの基本的な構成
を示すものである。駆動されるべき車両1にはリニアモ
ータの車上装置として超電導磁石等で構成された界磁装
置が搭載されている。リニアモータの地上装置をなす電
機子2は、適当数のき電セクション21,22,…,2
5…に分割され軌道に沿って配設されている。電力変換
所5には2組の電力変換器51および52が設けられて
いる。第1の電力変換器51の出力端は第1のき電線4
1に接続され、第2の電力変換器52の出力端は第2の
き電線42に接続されている。両き電線41,42をき
電線4と総称する。第1のき電線41は、一つ飛びに位
置する電機子コイル21,23,25にそれぞれスイッ
チ71,73,75を介して接続されている。第2のき
電線42も同様に一つ飛びに位置するき電セクション2
2,24にスイッチ72,74を介して接続されている
。 【0004】軌道には車両通過検知装置として交差誘導
線3が配設されており、その出力信号は受信器6により
受信される。受信器6は入力信号に基づいて車両速度お
よび位置を検知し、それを制御信号として電力変換所5
に送出する。電力変換所5においては入力された制御信
号に基づきリニアモータが所要のトルクを発生するよう
に電力変換器51,52が制御される。 【0005】図9の装置において、車両1が仮にき電セ
クション22上を走行しているものとすれば、スイッチ
72のみが閉じ、他のスイッチは開放されている。この
時、駆動電力は第2の電力変換器52から供給される。 なお、電力変換器51,52は一種の電流増幅器として
機能し、受信器6の出力信号u,v,wに同期した正弦
波電流を電機子コイル2に供給する。車両1がき電セク
ション22から次のき電セクション23に移行する場合
、移行直前にスイッチ73を投入して第1の電力変換器
51から電力を供給し始め、車両1に連続して駆動電力
を与える。 【0006】車両通過検知装置としては図示の交差誘導
線3を用いる方式のもののほかにも種々の方式のものが
知られているが、ここでは例示的に交差誘導線3を用い
る方式のものが示されている。 【0007】次に交差誘導線3による車両位置検知の原
理につき、図10および図11を参照して説明しておく
。 【0008】交差誘導線3は実は図8に示すようにU1
 ,U2 ,V1 ,V2 ,W1 ,W2 ,および
K相の7対の交差誘導線からなり、これらがすべて重ね
合わされ全体として1本の平型ケーブルにまとめられて
いる。個々の交差誘導線はそれぞれ大部分の所でより合
わされている2本の素線からなっている。しかし、各交
差誘導線には部分的に2本の素線がより合わされていな
い区間が一定のピッチLで設けられている。より合わさ
れていない区間はリニアモータの界磁の2極ピッチごと
にあり、同一相の1対の交差誘導線(U1 とU2 )
ないし(V1 とV2 ),(W1 とW2 )はそれ
ぞれ電気角で 180°離れており、しかもU,V,W
各相の交差誘導線は互いに電気角で 120°の位相差
を持つように配置されている。 車両1にはアンテナ11が取り付けられており、アンテ
ナ11から放射された一定周波数の信号を交差誘導線で
受信し、その端末に接続された受信器6において図11
に示すようにして信号処理される。 【0009】すなわち、たとえばU相について例示する
ならば、交差誘導線U1 ,U2 からの受信波信号は
一定周波数の信号が振幅変調されたものである。そこで
交差誘導線(U1 ,U2 )からの受信波信号を整流
することにより元の波形の包絡線に相当する波形の整流
波U10,U20を得ることができる。後者の整流波U
20を反転して前者の整流波U10に加えて得られる合
成波(U10−U20)はほぼ正弦波形をしており、こ
れをU相電機子コイルに流すべき電流の位相基準として
用いる。交差誘導線(V1 ,V2 )および(W1 
,W2 )からの受信波信号に基づいてV相およびW相
の電機子コイルに流すべき電流の位相基準として用いる
基準信号を得ることができる。 【0010】交差誘導線Kはチェック用として設けられ
ているものであり、一般には、き電セクション21,2
2,…へ直前のき電セクションから車両1が突入する時
に信号を発生するように設けられる。 【0011】図12は、地上1次リニアモータを用いた
電気車において通常用いられる速度制御システムを示す
ものである。図示のシステムは速度制御器12およびリ
ミッタ13のほかに、電流増幅器の機能を持つゲインK
1 の電力変換装置14を備えている。車両運動を示す
伝達関数15の内容が、推力係数をK2 、質量をM、
微分演算子をsとして、K2 /(Ms)として表され
ている。速度vによって変化する走行抵抗FD*を演算
するブロック16も示されている。上記のほかに、速度
vのフィードバック点すなわち速度制御器12の入力端
に減算器64が、ブロック16による走行抵抗FD*の
フィードバック点すなわち速度制御器12の出力端に加
算器65が設けられている。 【0012】車両1の速度vは交差誘導線U1 ,V1
 ,W1 ,U2 ,V2 ,W2 からの受信波信号
の山の数の計数値(周波数に対応)、または相隣る信号
間の時間の計測値(周期に対応)に基づいて演算により
求めることができる。速度指令v*と実速度vが減算器
64で突き合わされ、その差(速度偏差)が速度制御器
12に与えられる。速度制御器は通常、比例・積分(P
I)要素で構成され、その出力は加速指令または減速指
令を与える。 この指令は、リニアモータにとっては、いわゆる推力指
令F*となる。この推力指令F*は加算器65において
走行抵抗FD*と加算され、リニアモータに対する加速
度指令が決定される。加速度の急変は乗客の乗り心地を
悪化させるので、制限変化率を適当に設定したリミッタ
13を通して電機子電流指令I*が作られる。電力変換
装置14は車両運動に比べると時定数の非常に小さい制
御器であるため、ゲイン(比例定数)K1 で表される
。 電力変換装置14の出力はリニアモータの電機子2に実
際に供給される電流Iであり、電流Iと推力係数との積
K2 Iが発生推力となる。ブロック15において、そ
の入力を質量Mで割り算し積分すれば、車両1の速度v
が求められる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た制御システムを有する従来のリニアモータ駆動電気車
においては、運転者が車両の位置と速度を監視しながら
制御所から与えられた速度指令を適宜変更する。つまり
、実際の車両の運行という立場で見たとき、車両の位置
と速度を自動的に維持するようになってはいない。 【0014】将来予想されるリニアモータシステムを考
えると、中央制御所または隣接する制御所からの位置や
速度の指令に忠実に追従することのできるニアモータの
制御システムが必要になる。 【0015】その場合、列車の制御はすべて地上に設置
された制御装置からの指令に基づいて行われるのである
が、車上に居る人間の判断を必要とする方式では安全確
実な制御、さらには時刻表に沿った車両位置の正確な制
御を遂行することはできないと考えるべきである。 【0016】したがって本発明は、中央制御所または隣
接する制御所からの位置や速度の指令に忠実に追従する
ことのできるリニアモータ駆動電気車の制御装置を提供
することを第1の目的とする。 【0017】本発明の第2の目的は、乗り心地を損うこ
となく定位置停止制御を精度よく実現しうるリニアモー
タ駆動電気車の制御装置を提供することにある。 【0018】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のリニアモータ駆動電気車の制御装置は、軌
道に沿って地上に埋設された電機子および車上に設けら
れた磁石もしくは2次導体からなる車両駆動用リニアモ
ータと、電機子に電流を供給するために地上に設けられ
た電力変換器と、車両の位置および速度を検出する検出
手段と、制御所から指定された場所の通過時刻および通
過速度の指令を受け、その指令をもとに速度−時間パタ
ーンを作成する手段と、検出手段により検出された位置
および速度の信号を前記速度−時間パターンと比較し、
位置とその通過速度およびその地点における加速度を監
視しながらファジィ推論の手法に基づくルールを適用し
て推力指令を演算し電力変換器を通して電機子の電流を
制御する手段とを備えたものである。 【0019】さらに本発明のリニアモータ駆動電気車の
制御装置は、第2の目的を達成するために、軌道に沿っ
て地上に埋設された電機子および車上に設けられた磁石
もしくは2次導体からなる車両駆動用リニアモータと、
電機子に電流を供給するために地上に設けられた電力変
換器と、車両の位置および速度を検出する検出手段と、
制御所から指定された場所の通過時刻および通過速度の
指令を受け、その指令をもとに速度−時間パターンを作
成する手段と、予め定められた停止制御モード開始点以
降、所定のチェックポイントごとに検出手段によって検
出された車両の速度から加速度およびその変化率を演算
して停止位置を予測する予測手段と、目標停止位置と予
測手段によって予測された停止位置とのずれに応じて加
速度の変化率および加速指令を修正する修正手段と、修
正手段によって修正された加速指令に基づいて加速推力
指令を演算し電力変換器を通して電機子の電流を制御す
る手段とを備えるものとする。 【0020】 【作用】中央制御所またはそれに隣接する制御所から時
刻、位置および速度の情報を得て、運転手などの経験に
基づく制御ルールを適用したファジィ推論の手法に従っ
て、時間に対する位置と速度の両者を同時に満足するよ
うな推力指令が決定される。このとき制御装置に与えら
れる指令は時刻表に相当する時刻とそれに対応する位置
並びにその位置における通過速度である。特別な場合と
して、列車遅延が生じた場合や、異常が生じた場合は、
中央制御所からの情報ばかりでなく、隣接する制御所か
らの情報をも参照しながら運転される。 【0021】定位置停止制御において、停止前のチェッ
クポイントにおいて車両の加速度とその変化率を演算し
て停止位置を予測し、その予測停止位置と目標停止位置
とのずれ量に応じて加速度の変化率を修正し、かつ推力
指令を修正出力することにより、乗り心地を損うことな
く適切な加速推力指令を得て定位置停止を実現すること
ができる。 【0022】 【実施例】本発明の一実施例に従って構成された、リニ
アモータ駆動電気車の制御装置を図1に示す。 【0023】図1において図10におけるものと同一の
構成要素には同一の符号を付して示している。ここでは
図12の速度制御器12の代りに後述のファジィ推論の
手法を応用して構成された速度制御器17が用いられて
いる。速度制御器17の出力側の構成機器、すなわちリ
ミッタ13、電流増幅器の機能を持つゲインK1 の電
力変換器14、車両運動を示す伝達関数15、推力係数
K2 、質量M、微分演算子s、および速度によって変
化する走行抵抗FD*を演算するためのブロック16は
図12におけるものと同一である。図1の装置には、上
記のほかに速度信号vを位置信号xに変換するための積
分器18が設けられており、ここで得られた位置信号x
は速度信号vと共に速度制御器12に実信号として導か
れる。 【0024】中央制御所または隣接する制御所からの指
令として位置−速度の指令パターン(x*−v*パター
ン)および速度−時間の指令パターン(v*−tパター
ン)が速度制御器17へ導入される。ある時点における
速度制御器17への速度指令をv*、位置指令をx*と
すると、速度制御器17は交差誘導線3の出力に基づい
て求められる実際の車両速度vおよび位置xの検出値を
それぞれ速度指令v*および位置指令x*と比較し、速
度vおよび位置xの両方をそれぞれの指令値v*ないし
x*に一致させるような推力指令F*が演算される。推
力指令F*は加算器63において算出された走行抵抗の
演算値FD*と加算され、リニアモータに対する加速度
指令が決定される。すでに述べたように加速度の急変は
乗り心地を悪化させるので、変化率を適当に設定したリ
ミッタ13を通して電機子電流指令I*が作られる。電
力変換装置14は車両運動に比べると時定数の非常に小
さい制御器であるため、ゲイン(比例定数)K1 で表
される。電力変換装置14の出力は実際にリニアモータ
の電機子に供給される電流Iであり、この電流Iと推力
係数K2 との積K2 ・Iが発生推力となる。ブロッ
ク15において、その入力を質量Mで割り算し積分すれ
ば、車両1の速度vが求められる。この速度vは交差誘
導線3によって検出されるわけであるが、交差誘導線3
により最初に位置信号を検出する場合は、速度は位置信
号を微分することによって求めることができる。逆に最
初に速度信号を検出する場合は、速度信号を積分するこ
とによって位置を求めることができる。 【0025】本発明によれば、位置−速度のパターン(
x*−v*パターン)および速度−時間の指令パターン
(v*−tパターン)を受けた速度制御器17は、ある
チェックポイントにおいて指令速度と車両速度を比較す
る。また、その時の車両1の加速度αがv*−tパター
ンに照らして大きいか小さいかのチェックを行う。この
ような速度偏差および加速度偏差の情報をもとにして、
ファジィ推論の手法に従ってルール化された制御則によ
りリニアモータの推進力が制御される。 【0026】次に、ルール化された制御則につき図2〜
6を参照して詳細に説明する。 【0027】この実施例においては、速度偏差e1 お
よび加速度偏差e2 は図2に示すようにそれぞれ3つ
のレベルZ,P,Nに分けて判定される。ここで、Z 
 :  偏差が小さい P  :  偏差が正で大きい N  :  偏差が負で大きい との意味で用いられる。推力指令F*を与える速度制御
器17の演算結果はZ,NS,NB,PS,PBの5つ
のレベルに分類して出力される。すなわち、Z    
:  出力は動かさない NS  :  出力として負の小さな値を与えるNB 
 :  出力として負の大きな値を与えるPS  : 
 出力として正の小さな値を与えるPB  :  出力
として正の大きな値を与える以上のように、入力と出力
の正負の別とそのレベル分けをした後、次のような制御
則を作る。 【0028】まず図3および図4に示すように減速中、
すなわち位置x(図3)または時間t(図4)と共に指
令速度v*が減少する場合を考える。図3におけるチェ
ックポイントx1 において指令速度v*と車両速度v
1 とを比較し、速度偏差e1 を求める。 e1 =v*−v1  さらにその時の車両の加速度α1 を速度パターンで決
まる加速度指令α*(=dv*/dt)と比較し、加速
度偏差e2 を求める。 e2 =α*−α1  【0029】以上の前提のもとに、次のような制御ルー
ルが設定される。     ルール1:e1 <0かつe2 >0なら、|
I*|の増分をPBにする。     ルール2:e1 <0かつe2 =0なら、|
I*|の増分をPSにする。     ルール3:e1 <0かつe2 <0なら、|
I*|をそのままにしておく。     ルール4:e1 >0かつe2 >0なら、|
I*|をそのままにしておく。     ルール5:e1 >0かつe2 =0なら、|
I*|の増分をNSにする。     ルール6:e1 >0かつe2 <0なら、|
I*|の増分をNBにする。     ルール7:e1 =0かつe2 >0なら、|
I*|の増分をPSにする。     ルール8:e1 =0かつe2 =0なら、|
I*|をそのままにしておく。     ルール9:e1 =0かつe2 <0なら、|
I*|の増分をNSにする。 以上のルールを図表にして示したのが図5である。 【0030】加速時および低速走行時のためには次のよ
うな制御ルールを設定すればよい。     ルール1:e1 <0かつe2 >0なら、|
I*|の増分をNBにする。     ルール2:e1 <0かつe2 =0なら、|
I*|の増分をNSにする。     ルール3:e1 <0かつe2 <0なら、|
I*|をそのままにしておく。     ルール4:e1 >0かつe2 >0なら、|
I*|をそのままにしておく。     ルール5:e1 >0かつe2 =0なら、|
I*|の増分をPSにする。     ルール6:e1 >0かつe2 <0なら、|
I*|の増分をPBにする。     ルール7:e1 =0かつe2 >0なら、|
I*|の増分をNSにする。     ルール8:e1 =0かつe2 =0なら、|
I*|をそのままにしておく。     ルール9:e1 =0かつe2 <0なら、|
I*|の増分をPSにする。 以上のルールを図表にして示せば図6のようになる。 【0031】このように速度制御器17の入力として速
度vおよび加速度αの値を読取り、上記のような制御ル
ールによって推論処理する。速度制御器17の出力すな
わち推力指令F*という確定値を導く場合は、論理積、
論理和、重心演算などの周知の手法が適宜用いられる。 【0032】本発明による速度制御器は従来の1入力1
出力の単なる比例・積分(PI)方式とは異なり、あた
かも運転手が車上で車両の位置と場所を判断しながら運
転するかのように、位置と速度という2つの信号を入力
し、熟練運転手の経験則をルール化して、ある時は「時
間−速度」パターンを基準にし、また他の場合は「位置
−速度」パターンを基準にして、与えられた車両の位置
と速度を維持するように制御することを特徴とするもの
である。 【0033】次に、乗り心地を損うことなく定位置停止
を実現しうる制御について図7および図8を参照して説
明する。 【0034】図7において図12におけるものと同一の
構成要素には同一の符号を付して示している。すなわち
、リミッタ13、電流増幅器の機能を持つゲインK1 
の電力変換器14、車両運動を示す伝達関数15、推力
係数K2 、質量M、微分演算子s、および速度vによ
って変化する走行抵抗FD*を演算するためのブロック
16は図12におけるものと同一である。図7の装置に
は、上記の要素のほかに、速度信号vを入力とし、それ
に基づいて時間ti における加速度(速度vの1次微
分値)αi および加加速度(加速度の変化率すなわち
速度vの2次微分値。以下、「ジャーク」という)Ji
 を演算する演算器19、この演算器19の出力信号に
基づいて停止位置のずれΔxi を演算する演算器20
、減算器62によって求められた停止位置指令xi *
と停止位置のずれΔxi との差に係数K3 を乗ずる
係数器21、係数器21の出力ΔJを積分して加速度修
正量Δαを得る積分器22、減算器60で得られる速度
指令vi および実速度v間の差に相当する速度偏差を
ゼロにするための加速度αi を演算する速度制御器2
3、加算器61で得られる加速度αi および積分器2
2で得られる加速度修正量Δαの和を増幅して加速推力
指令Fα*を作る増幅器24が設けられている。 【0035】中央制御所または隣接する制御所からの指
令により位置−速度のパターンおよび速度−時間パター
ンを発生させ速度制御器12へ導く。ある時点における
速度制御器12への速度指令をvi *、位置指令をx
i *とすると、交差誘導線3の出力に基づいて求めら
れる実際の車両速度vの検出値vi をそれぞれ減算器
60で比較し、その差として得られる速度偏差を減少さ
せるための加速度指令αi が速度制御器12によって
演算される。加算器61において速度制御器12からの
加速度指令αi と積分器20からの加速度修正量Δα
とが加算され、さらに増幅器24を通して加速推力指令
Fα*に変換される。以下は、すでに図12を参照して
説明したところに従って制御系が構成されている。 【0036】図7の装置による定位置停止制御について
図8を参照しながら説明する。 【0037】通常の速度パターンによって誘導されてい
た車両が停止点の手前nlp (nは整数、lp はリ
ニアモータのポールピッチ)において定位置停止制御モ
ードに入るものとする。nlp 地点以降は、たとえば
ポールピッチlp ごとに速度v、加速度αを検出し、
停止位置を目標にして乗り心地を損わない程度のジャー
クJを維持しながら減速していく。最終的に停止位置に
達した時は、速度vおよび加速度αがゼロになっていな
ければならない。 【0038】ジャーク制御時の車両の運動は次の式によ
って表される。ジャーク制御を開始するnlp 地点に
突入した時の速度をv0 、その時の加速度をα0 、
位置をx0 とすれば、ジャーク制御開始後時間t経過
時点の加速度α、速度v、および位置xはそれぞれ次の
ようになる。     α=α0 +Jt             
                       …(
1)    v=v0 +α0 t+(1/2)Jt2
                     …(2)
    x=x0 +v0 t+(1/2)α0 t2
 +(1/6)Jt3     …(3)【0039】
これらの関係式から、α=0、v=0  になるような
条件を求めると次のようになる。     停止するまでの時間t  ;  t=−α0 
/J          …(4)    nIp 地
点に突入した時の初速度v0 ;          
                  v0 =(1/
2)α0 2 /J    …(5)    nIp 
地点から停止するまでの走行距離x−x0   ;  
                      x−x
0 =−(1/6)α0 3 /J2        
                         
                      …(6
)【0040】(4)〜(6)式に用いる初速度v0 
および加速度α0 を次のようなステップで求め、それ
に基づいて制御する。 (1)   ジャーク制御を開始する最初の位置nlp
 において、速度v=v0 (初速度)を演算器19に
取込み、微分演算によって加速度α0 を求める。 (2)   演算器19において、式(4)で表される
時間tの後に速度vおよび加速度αが同時にゼロになる
ために必要なジャークJの値を式(5)に基づいて計算
し、それをJ0 にする。 (3)   上記により求められた速度v0 、加速度
α0 、ジャークJ0 で進行したときの停止位置(x
の値)を演算器20において式(6)に基づいて求める
。その結果を減算器62に導き、停止位置指令xi *
と突き合わせそれを修正する。その結果得られる差は停
止位置のずれ量示す。その差を増幅器21を通して適宜
増幅し、停止位置のずれを修正するようなジャークΔJ
とする。積分器22によりジャークΔJを加速度Δαに
変換し、これを加算器61において、速度偏差を修正す
るための加速度指令αi に加算しゲインK4 の増幅
器24に通す。増幅器24の出力として加速推力指令F
α*が得られる。以下は、すでに述べた図1の装置と同
様にして電機子電流制御が行われる。 【0041】減速過程における速度指令v*および加速
度αを、位置xを横軸として図8に示す。停止位置に達
したた時、速度vおよび加速度αはともにゼロになり、
停止位置で余分な動きを生じないようにすることができ
る。また、増幅器のゲインを適当な値に選べば加速度の
急変はしないようにすることができ、車両の乗り心地を
損うこともない。 【0042】以上述べた図7の制御装置は、従来実施さ
れている速度制御に定位置停止の機能を付加したもので
ある。この実施例の基本的な考え方は、位置制御の領域
に入ったら各チェックポイントごとに速度、加速度およ
びその変化率(ジャーク)を演算し、停止位置を予測し
て目標位置とのずれを求め、そのずれを修正するような
ジャークおよび加速度を求め、それにより速度偏差を修
正するのに必要な加速度に加算してリニアモータの推力
指令を決定するところにある。したがって、位置制御モ
ードに入ると、位置−速度の管理が正確に行われ、乗り
心地を損うことなく目標位置に精度よく停止させること
ができる。 【0043】上述の実施例においては、演算過程をポー
ルピッチlp ごとに実行するものとしたが、これは演
算速度を考慮して適宜変更することができる。 【0044】 【発明の効果】本発明による速度制御器は、運転手が車
上で車両の位置と場所を判断しながら運転するかのよう
に、運転手の経験則をルール化して、ある時は「時間−
速度」を基準にして、また他の場合は「位置−速度」を
基準にして、与えられた車両の位置と速度を維持するよ
うに制御する。 【0045】中央制御所またはまたはそれに隣接する制
御所からの情報としては、一般に位置、速度、時刻が間
欠的に与えられるが、それを受信した変電所においては
連続的な「位置−速度」ないし「速度−時間」のパター
ンが随時作成されるので、車両の運転管理は正確に行わ
れる。したがって、車両の加速、トンネル通過などに伴
う減速制御、定点停止制御をあたかも熟練運転手による
運転であるかのように、良好な乗り心地を維持しながら
達成することができる。 【0046】さらに本発明の定位置停止制御によれば、
位置制御の領域に入ったら各チェックポイントごとに速
度、加速度、ジャークを演算し、停止位置を予測して目
標位置とのずれを求め、そのずれを修正するようなジャ
ーク、さらには加速度を求めて速度偏差を修正するのに
必要な加速度と加算してリニアモータの推力指令を決定
することにより、位置制御モードに入ってから位置−速
度の管理が正確に行われ、目標位置に精度よく停止させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従って構成された、リニア
モータ駆動電気車の制御装置のブロック図。
【図2】図1の速度制御装置におけるファジィ推論の原
理を説明するためのグラフ。
【図3】車両の実速度と速度指令と速度偏差との関係を
説明するためのグラフ。
【図4】車両の加速度を説明するためのグラフ。
【図5】図1の速度制御装置における定常走行時のファ
ジィ推論のルールを説明するための図表。
【図6】図1の速度制御装置における加速時および低速
走行時のファジィ推論のルールを説明するための図表。
【図7】本発明の他の実施例に従って構成された、リニ
アモータ駆動電気車の制御装置のブロック図。
【図8】図7の装置の作用を説明するためのグラフ。
【図9】リニアモータ駆動電気車の公知の電力系統を示
す系統図。
【図10】図9における交差誘導線の詳細を示す図。
【図11】交差誘導線の検出原理を説明するための図。
【図12】リニアモータ駆動電気車の従来の制御装置の
構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1  車両 2  リニアモータ電機子 3  交差誘導線 51,52  電力変換器 6  受信器 12,17,23  速度制御器 13  リミッタ 14  電力変換器を示す電流増幅器 15  リニアモータおよび車両を表すブロック16 
 走行抵抗演算ブロック 18,22  積分器 19  加速度およびジャークの演算器20  位置ず
れ量演算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道に沿って地上に埋設された電機子およ
    び車上に設けられた磁石もしくは2次導体からなる車両
    駆動用リニアモータと、前記電機子に電流を供給するた
    めに地上に設けられた電力変換器と、前記車両の位置お
    よび速度を検出する検出手段と、制御所から指定された
    場所の通過時刻および通過速度の指令を受け、その指令
    をもとに速度−時間パターンを作成する手段と、前記検
    出手段により検出された位置および速度の信号を前記速
    度−時間パターンと比較し、位置とその通過速度および
    その地点における加速度を監視しながらファジィ推論の
    手法に基づくルールを適用して推力指令を演算し前記電
    力変換器を通して前記電機子の電流を制御する手段とを
    備えたリニアモータ駆動電気車の制御装置。
  2. 【請求項2】軌道に沿って地上に埋設された電機子およ
    び車上に設けられた磁石もしくは2次導体からなる車両
    駆動用リニアモータと、前記電機子に電流を供給するた
    めに地上に設けられた電力変換器と、前記車両の位置お
    よび速度を検出する検出手段と、制御所から指定された
    場所の通過時刻および通過速度の指令を受け、その指令
    をもとに速度−時間パターンを作成する手段と、予め定
    められた停止制御モード開始点以降、所定のチェックポ
    イントごとに前記検出手段によって検出された車両の速
    度から加速度およびその変化率を演算して停止位置を予
    測する予測手段と、目標停止位置と前記予測手段によっ
    て予測された停止位置とのずれに応じて前記加速度の変
    化率および加速指令を修正する修正手段と、前記修正手
    段によって修正された加速指令に基づいて加速推力指令
    を演算し前記電力変換器を通して前記電機子の電流を制
    御する手段とを備えたリニアモータ駆動電気車の制御装
    置。
JP3049738A 1991-03-14 1991-03-14 リニアモータ駆動電気車の制御装置 Pending JPH04285494A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103532459A (zh) * 2013-10-15 2014-01-22 东南大学 一种数控机床驱动用直线伺服电机控制方法
CN110501908A (zh) * 2019-09-04 2019-11-26 北京航空航天大学 一种用于电推力器推力控制的模糊系统控制方法

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