JPH0428638B2 - - Google Patents

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JPH0428638B2
JPH0428638B2 JP59150212A JP15021284A JPH0428638B2 JP H0428638 B2 JPH0428638 B2 JP H0428638B2 JP 59150212 A JP59150212 A JP 59150212A JP 15021284 A JP15021284 A JP 15021284A JP H0428638 B2 JPH0428638 B2 JP H0428638B2
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jib
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JPS6133494A (ja
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Tooru Ninoe
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Kato Seisakusho Co Ltd
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Kato Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0428638B2 publication Critical patent/JPH0428638B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は車両形クレーンに関するものであ
る。
〔発明の技術的背景〕
一般に、車両形クレーンは、ブームの長さを補
うためのジブを備えている。
このジブは、その基端をブームの先端部に支持
させて基端を中心として回動させることによりブ
ーム前方に張出されるもので、不使用時には、ジ
ブ基端をブーム先端側に向け、先端をブーム基端
側に向けた状態で、ブームに沿わせて格納されて
いる。
このジブを備えた車両形クレーンとしては、ジ
ブをブームの下面に沿わせて格納するものと、ジ
ブをブームの側面に沿わせて格納するものとがあ
るが、ジブをブームの下面に沿わせて格納する車
両形クレーンは、ジブをブーム下において縦方向
に回動させることでジブを張出することができる
ために、狭い場所でもジブの張出しを行える反
面、ジブを格納した状態でのクレーン作業に際し
てクレーン操作運転室からの視界がブーム下のジ
ブによつて妨げられるという問題があるし、ま
た、走行運転とクレーン操作を同じ運転室で行な
う自走クレーンでは、ブームを縮めて倒伏させた
状態で走行する際の運転室からの視界がブーム下
のジブによつて妨げられるための、運転室からの
視界を広くするにはブームの取付け位置を高くし
てブームの下面に沿わせて格納されるジブの位置
を高くしなければならないから、車両形クレーン
の重心位置が高くなつて安定性が悪くなるという
問題をもつていた。
一方、ジブをブームの側面に沿わせて格納する
ものは、ブームの下にジブがないために、ブーム
の取付け位置を高くしなくても、運転室からの視
界を広くとることができ、従つて、運転室からの
視界だけを考えると、ジブをブームの下面に沿わ
せて格納するものよりも有利であるが、従来は、
ブームの側面に沿わせて格納されているジブをそ
のまま横方向に回動させてブーム前方に張出すよ
うにしているために、ブームの側方にジブの長さ
以上の空間がない場所ではジブの張出しを行なう
ことができないという問題をもつていた。
そこで、最近では、ジブをブームの側面に沿わ
せて格納しておき、ジブを使用する場合には、ブ
ームの側面に沿わせて格納されているジブを一旦
ブームの下面側に移し替えてから、ジブをブーム
下において縦方向に回動させて張出すようにした
車両形クレーンが考えられている。
この車両形クレーンは、ブームの側面に沿わせ
て格納されるジブをブーム軸回りに回動させてブ
ームの側面側から下面側に移し替えるジブ移し替
え機構を備え、ジブの使用時は、まずブームを伸
長させてブーム先端のシーブブロツクをジブの基
端より前方に退避させてから前記ジブ移し替え機
構によりジブをブームの側面からブームの下面側
に移し替え、ブームを縮小させてシーブブロツク
の側面に設けられているジブ支軸をジブ基端のフ
オーク部に係合させた後にジブをジブ支軸を中心
として回動させることによりブーム前方に張出
し、ジブを格納する場合は、ジブをブームの下面
に抱き込ませた後にブームを伸長させてブーム先
端のシーブブロツクをジブの基端より前方に退避
させてから前記ジブ移し替え機構によりジブをブ
ームの下面からブームの側面に移し替えて格納す
るようにしたもので、この車両形クレーンは、ジ
ブをブームの側面に沿わせて格納するものである
から、ブームの取付け位置を高くしなくても運転
室からの視界を広くとることができるし、また、
ジブを縦方向に回動させて張出すことができるか
ら、狭い場所でもジブの張出しを行なうことがで
きる。この種の車両形クレーンとしては、特開昭
59−57890号公報に記載されているものが知られ
ており、この車両形クレーンでは、ジブを、ブー
ムに下向き状態と横向き状態とに回動可能に枢支
したジブホルダに保持させて格納し、ジブの移し
替えは、ウインチの巻索をジブホルダとは別の箇
所でジブに掛止し、巻索の巻上げまたは繰出しに
よりジブを引上げまたは下降させて行なつてい
る。
〔背景技術の問題点〕
ところで、この車両形クレーンでは、ジブの張
出しに際してジブをブームの側面からブームの下
面側に移し替えるときや、ジブの格納に際してブ
ーム下面に抱き込ませたジブをブームの側面側に
移し替えるときに、ブーム先端のシーブブロツク
をジブの基端より前方に退避させるまでブームを
伸長させてからジブ移し替え機構を作動させなけ
ればならないが、現実には、ブーム操作およびジ
ブ移し替え機構の操作をクレーン運転室において
クレーン運転者が一人で行なつているために、ク
レーン運転者がうつからしてブームを伸長させず
にジブ移し替え機構を作動させてしまつたり、ブ
ームが十分に伸長する前にジブ移し替え機構を作
動させてしまつたりすることがあり、このように
シーブブロツクをジブの基端から退避させる前に
ジブ移し替え機構を作動させると、ブーム軸回り
に回動されるジブの基端がブーム先端のシーブブ
ロツクに当つて回動を阻止されるから、そのまま
ジブ移し替え機構を作動させ続けると、ジブやシ
ーブブロツクに無理な力がかかつてこれらを破損
させてしまうという問題をもつていた。しかも、
上記特開昭59−57890号公報に記載されている従
来の車両形クレーンは、ウインチの巻索をジブホ
ルダとは別の箇所でジブに掛止してジブの移し替
えを行なうものであるため、ジブの移し替え時
に、ジブを保持しているジブホルダがジブの引上
げに対して抵抗となりながら回動し、そのため、
ジブの巻索掛止部とジブホルダ装着部との間にに
ねじりモーメントが作用して、ジブがねじれ変形
してしまうという問題をもつている。
〔発明の目的〕
この発明は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、ブ
ーム先端のシーブブツクをジブの基端から退避さ
せる前にジブ移し替え機構の始動スイツチが操作
された場合にはジブ移し替え機構を作動させない
ようにして、ジブ移し替えの誤操作によるジブや
ブーム先端のシーブブロツクを破損を防ぐことが
でき、しかも、ジブにねじれ変形を生じさせるこ
となくその移し替えを行なうことができる車両形
クレーンを提供することにある。
〔発明の概要〕
すなわち、この発明は、ブームの長さを補うた
めのジブを、その基端をブーム先端側に向け先端
をブーム基端側に向けた状態でブームの側面を沿
わせて格納し、ブームを伸長させてブーム先端の
シーブブロツクをジブの基端より前方に退避させ
た後に前記ジブをブームの側面から下面側に移し
替え、この後ブームを縮小させて前記シーブブロ
ツクの側面に設けられているジブ支軸にジブの基
端部を係合させた後に、ジブを前記ジブ支軸を中
心として回動させてブーム前方に張出す車両形ク
レーンにおいて、 前記ジブを、ブームの一側面下縁部に枢支され
てジブをブームの下面側に移すときに下向きに回
動されジブをブームの側面に沿わせて格納すると
きに横向き状態に回動されるジブホルダに着脱可
能に保持させ、前記ジブホルダに、このジブホル
ダを下向き状態と横向き状態とに回動させるジブ
移し替え機構を連結すると共に、 前記ジブ移し替え機構を作動させるための始動
操作部と、ブーム長さ検出器の検出値と設定値と
を比較してブーム先端のシーブブロツクがジブの
基端より前方に退避するまでブームが伸長された
ことを検知するブーム伸長検知手段と、このブー
ム伸長検知手段によりブームの伸長が検知された
ときにのみ前記始動操作部の操作によつて前記ジ
ブ移し替え機構を作動させる回路とを備えたこと
を特徴とするものである。
この発明によれば、ブーム先端のシーブブロツ
クがジブの基端より前方に退避するまでブームを
伸長させた後でなければ、クレーン運転者が始動
操作部を操作してもジブ移し替え機構は作動しな
いため、ジブ移し替えの誤操作によるジブやブー
ム先端のシーブブロツクの破損を防ぐことができ
る。
しかも、この発明では、ジブを保持するジブホ
ルダにジブ移し替え機構を連結し、このジブ移し
替え機構によつてジブホルダを下向き状態と横向
き状態とに回動させることにより、このジブホル
ダに保持されたジブをブームの側面側と下面側と
に移し替えるようにしているため、ウインチの巻
索をジブホルダとは別の箇所でジブに掛止してジ
ブを引上げまたは下降させる場合のようにジブに
ねじりモーメントが作用することはなく、したが
つて、ジブにねじれ変形を生じさせることなくそ
の移し替えを行なうことができる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図はジブ移し替え誤操作防止装置の構成を
示し、第2図はジブを備えた車両形クレーンを示
している。
まず、ジブを備えた車両形クレーンについて説
明すると、第2図において、図中1は車体、2は
旋回台、3はブーム起伏シリンダ4によつて起伏
される伸縮可能なブームであり、このブーム3の
先端には、シーブ6a,6bを備えたシーブブロ
ツク5が設けられ、このシーブブロツク5の端部
にはルースタシーブ7が設けられている。なお、
8は走行運転とクレーン操作室を兼ねる運転室、
9はアウトリガである。
10はブーム3の長さを補うジブであり、この
ジブ10は、ブーム3に設けた後述するジブホル
ダとジブ支持用ブラケツトとに基端側と先端側を
支持されて、基端をブーム先端側に向け、先端を
ブーム基端側に向けた状態でブーム3の一側面に
沿わせて格納されており、使用時には、ブームの
側面からブームの下面側に移し替えられ、その後
に基端をブーム先端部に支持されて基端を中心と
して回動させることによつて、ブーム3の前方に
張出されるようになつている。
なお、11はブーム3の基端側に設けられたガ
イドシーブであり、このガイドシーブ11は、ジ
ブ10の張出し時および格納時に使用される。
前記ジブ10の基端側を保持するジブホルダ
は、第3図〜第5図に示すように、ジブ10の上
面を受けるジブ受け部20aと、このジブ受け部
20aの中央部から立上がる立上がり部20bと
を有するほぼT字状のものとされており、その立
上がり部20bをブーム3の一側面下縁部に設け
たブーム軸方向に沿う1本の支軸21に枢支して
上下回動可能に設けられている。なお、前記支軸
20は、ブーム側面に設けた左右一対の縦材2
2,22の下端部間に設けられている。
このジブホルダ20は、ブーム3に設けたジブ
移し替え用シリンダ23によつて、第3図に実線
で示した横向き状態と同図に鎖線で示した下向き
状態とに回動されるもので、ジブ移し替え用シリ
ンダ23は、その基端部を前記縦材22,22の
上端部間に枢支してブーム3に設置され、このシ
リンダ23のロツド23aはジブホルダ20のジ
ブ受け部20aの一端側に枢着されている。
また、前記ジブ10のジブホルダ20に保持さ
れる基端側部分には、その両側縁部にジブホルダ
20のジブ受け部両端に接するアタツチメント1
2,12が設けられるとともに、このアタツチメ
ント12,12の中間に、ジブホルダ20に着脱
可能に固定されるホルダ取付け用ブラケツト13
が設けられている。
そして、ジブ10の基端側は、このアタツチメ
ント12,12をジブ受け部20aの両端に受止
めさせた状態で、ホルダ取付け用ブラケツト13
をジブホルダ20にピン24によつて結合するこ
とにより、ジブホルダ20に保持され、前記ピン
24を抜き外すことによつてジブホルダ20から
外されるようになつている。なお、第5図におい
て、25,26はホルダ取付け用ブラケツト13
とジブホルダ20とに設けられたピン挿入孔であ
る。
また、前記ジブホルダ20のシリンダ連結部の
近傍には、ロツクピン挿通孔27が設けられてお
り、ジブホルダ20は、このロツクピン挿通孔2
7を前記縦材22,22に設けたロツクピン挿通
孔28に合せてロツクピン29を挿入することに
より、横向きに回動された状態でロツクされるよ
うになつている。
第6図はブーム3の基端側に設けられてジブ1
0の先端側を支持するジブ支持用ブラケツト30
に対するジブ10の支持構造を示したもので、ジ
ブ支持用ブラケツト30は、ブーム3の側面に設
けた縦リブ31の下端部に固定されており、ジブ
10の先端側には前記ジブ支持用ブラケツト30
に着脱可能に枢支されるブラケツト取付け板14
が設けられている。そして、このブラケツト取付
け板14は、ブーム3の軸方向に沿うピン32に
よつてジブ支持用ブラケツト30に回動可能に枢
支されており、このピン32を抜き外すことによ
つてジブ支持用ブラケツト30から外されるよう
になつている。
次に、ブーム3の側面に沿わせて格納されてい
るジブ10をブーム前方に張出す場合の操作を説
明すると、この場合はまず第7図に示すようにブ
ーム3を若干伸長させてブーム下面側へのジブ1
0の移し替え時にジブ10の基端がシーブブロツ
ク5に当たらないようにシーブブロツク5をジブ
10の基端より前方に退避させ、この状態でジブ
移し替え用シリンダ23を伸長させてジブホルダ
20を第3図に鎖線で示した下向き状態に回動さ
せる。このジブホルダ20を下向き状態に回動さ
せると、基端側をジブホルダ20に保持され先端
側をジブ支持用ブラケツト30に枢支されている
ジブ10が、ジブホルダ20の回動中心とジブ支
持用ブラケツト30のジブ枢支点とを中心として
回動し、ブーム3の下面側に抱かれた状態とな
る。
この場合、ジブ10の基端側を保持するジブホ
ルダ20は、ブーム3の一側面下縁部に枢支され
ているから、ジブ10の基端側はブーム3の一側
面下縁部を中心として回動するし、また、ジブ1
0の先端側もブーム3の一側面下縁部に固定した
ジブ支持用ブラケツト30に枢支されているため
にブーム3の一側面下縁部を中心として回動する
から、ジブ10はブーム3と干渉することなくブ
ーム3の下面側に移し替えられる。
第8図はこのときのブーム3に対するジブ10
の姿勢を示したもので、ジブ10は、その基端が
ブーム3の真下に位置し、先端側がブーム3の側
方にはみ出した状態で、ブーム3に対して斜めに
抱かれている。
このようにジブ10をブーム3の下面側に移し
替えた後は、ジブ10のブーム下面側への移し替
え時に伸長させたブーム3を第9図及び第10図
に示すように縮少させて、シーブブロツク5に両
側面に突設されているジブ支軸15,15をジブ
10の先端に設けられているフオーク部16,1
6に挿入係合させ、フオーク部16,16の先端
にピン17を挿入してフオーク部16,16がジ
ブ支軸15,15から抜け外れないようにする。
この後は、クレーンの吊上げロープ18を、ジ
ブ10側のガイドシーブ19と、ブーム基端部の
ガイドシーブ11とに掛けまわして、その先端を
ジブ10のロープ掛止部10a(第11図参照)
に掛止し、この吊上げロープ18を巻上げて吊上
げロープ18を緊張させた状態で、ジブホルダ2
0にジブ10のホルダ取付け用ブラケツト13を
固定しているピン24と、ジブ支持用ブラケツト
30にジブ10を枢支しているピン32とを抜き
外すことによりジブホルダ20及びジブ支持用ブ
ラケツト30からジブ10を外してやる。
この後は、ブーム3を起しながら吊上げロープ
18を繰り出して、第11図に示すようにジブ1
0をその自重によりジブ支軸15,15を支点と
して回動させてジブ10をブーム先端から垂下さ
せ、次いでブーム基端部のガイドシーブ11から
吊上げロープ18を外して吊上げロープ18を巻
上げることによりジブ10をブーム前方に張出さ
せる。
こうしてジブ10をブーム前方に張出させた後
は、ブーム3を地上近くまで倒伏させた状態で、
基端をジブ10の先端側に枢着し先端をジブ10
の基端側に設けたロツド支え34に係止してジブ
10に付設されているテンシヨンロツド33の先
端を前記ロツド支え34から取り外し、このテン
シヨンロツド33の先端を第12図に示すように
ブーム3のシーブブロツク5に設けられているテ
ンシヨンロツドセツトピン35に取付けた後に、
ジブ10のロープ掛止部10aから吊上げロープ
18を外し、この吊上げロープ18にフツク35
を取付けてクレーン作業を行なえばよい。
また、ジブ10を格納する場合は、ジブ10の
ガイドシーブ19に掛けられている吊上げロープ
18の先端をジブ10のロープ掛止部10aに掛
止し、テンシヨンロツド33をシーブブロツク5
から外してジブ10のロツド支え34に仮止めし
た後に、吊上げロープ18を繰り出してジブ10
をその自重ブーム先端から垂下させ、この後、吊
上けロープ18をブーム基端部のガイドシーブ1
1に掛けて(吊上げロープ18の先端はジブ10
のロープ掛止部10aに掛止したままにしてお
く)吊上げロープ18を巻上げることにより、ジ
ブ10を回動させてブーム3の下にジブ10を抱
込ませ、この後ジブ10のホルダ取付け用ブラケ
ツト13をピン24の挿入によりジブホルダ20
に固定するとともに、ジブ10の先端側をピン3
2によつてジブ支持用ブラケツト30に枢支す
る。
この後は、ブーム3を若干伸長させてブーム先
端のシーブブロツク5をジブ10の基端より前方
に退避させ(このとき、シーブブロツク5のジブ
支軸15,15もジブ10のフオーク部16,1
6から離脱する)、次いでジブ移し替え用シリン
ダ23を縮小させてジブホルダ20を横向きに回
動させることによりジブ10をブーム3の側面に
沿わせて格納し、ジブホルダ20をロツクピン2
9によりブーム3にロツクするとともに、ブーム
3を縮小させてやればよい。
なお、上記車両形クレーンにおいては、ジブ1
0をブームの側面側から下面側に移し替えるのに
シリンダ23を使用しているが、ジブホルダ20
をブームの側面側から下面側に移し替えるジブ移
し替え機構は、シリンダを使用するものに限ら
ず、ブーム3のジブホルダ20の上方に専用のウ
インチを設けて、このウインチの巻上げロープに
よりジブホルダ20をブーム側面側に引上げて回
動させ、ジブホルダ20及びジブ10の自重でジ
ブホルダ20をブーム下面側に回動させるように
した構成としてもよい。
ところで、上記ジブ10の張出しおよび格納に
際して、ブーム3の側面に沿わせて格納されてい
るジブ10をブーム3の下面側に移し替えたり、
ブーム3の下面に抱き込ませたジブ10をブーム
3の側面側に移し替えたりする場合、ブーム3を
伸長させてブーム先端のシーブブロツク5をジブ
10の基端より前方に退避させてからジブ移し替
え機構を作動させれば何等問題はないが、現実に
は前述したように、クレーン運転者がうつかりし
てブーム3を伸長させずにジブ移し替え機構を作
動させてしまつたり、ブーム3が十分に伸長する
前にジブ移し替え機構を作動させてしまつたりす
ることがあり、このようにシーブブロツク5をジ
ブ10の基端から退避させる前に誤つてジブ移し
替え機構を作動させると、ブーム側面側と下面側
との間で移し替え回動されるジブ10の基端がブ
ーム先端のシーブブロツク5に当つて回動を阻止
されるために、そのままジブ移し替え機構を作動
させ続けると、ジブ10やシーブブロツク5に無
理な力がかかつてこれらを破損させてしまうこと
がある。
そこで、この車両形クレーンでは、ブームを伸
長させてブーム先端のシーブブツク5をジブ10
の基端から退避させるまでのクレーン運転者がジ
ブ移し替え機構の始動スイツチをONさせてもジ
ブ移し替え機構を作動させないようにするジブ移
し替え誤操作防止装置を設けて、ジブ移し替えの
誤操作を防止するようにしている。
第2図において、40はジブ移し替え誤操作防
止装置であり、このジブ移し替え誤操作防止装置
40は、運転室8内に設けられている。
このジブ移し替え誤操作防止装置40の構成を
第1図を参照して説明すると、第1図において、
23はジブ10をブーム側面側から下面側に移し
替えるジブ移し替え用シリンダであり、このシリ
ンダ23は、電磁切換えバルブ41の切換えによ
り油圧ユニツトから送られる圧油によつて伸長縮
小されるようになつている。なお、42a,42
bはパイロツトチエツクバルブ、43a,43b
は絞りである。
44はクレーン運転者により手動で切換え操作
されるシリンダ始動スイツチ45を備え、このシ
リンダ始動スイツチ45のONにより閉成されて
前記ジブ移し替え用シリンダ23を作動させるシ
リンダ駆動回路、46はこのシリンダ駆動回路に
前記電磁切換えバルブ41を切換えるための作動
電力を供給する電源回路、47はこの電源回路4
5に設けられた電源であり、前記シリンダ駆動回
路44と電源回路45とは、その間に介在させた
常開リレースイツチ48のONにより接続される
ようになつている。
前記シリンダ駆動回路44は、シリンダ始動ス
イツチ45のONにより前記電源回路46から供
給される作動電力により電磁切換えバルブ41を
作動させてジブ移し替え用シリンダ23を伸長ま
たは縮小させるもので、ジブ移し替え用シリンダ
23は、シリンダ始動スイツチ45を図上上側に
切換えることによつて伸長され、このスイツチ4
5を下側に切換えることによつて縮小される。
一方、51は、車両形クレーンに備えられてい
る過負荷防止装置50内に設けられているブーム
長さ検出器であり、このブーム長さ検出器51
は、ポテンシヨメータ等によりブーム3の伸長長
さを検出してその検出値信号を出力するようにな
つている。なお、前記過負荷防止装置50は、ブ
ーム長さ検出器46の他に、ブーム角度検出器や
荷重検出器等(図示せず)を備えており、これら
各検出器の検出値にもとづいてクレーンにかかる
負荷を演算し、過負荷となつたときにクレーンを
自動的に停止させるようになつている。
また、52はブーム先端のシーブブロツク5を
ジブ10の基端より前方に退避させるのに必要な
ブーム伸長長さをあらかじめ設定したブーム伸長
長さ設定器、53はブーム伸長検知回路であり、
このブーム伸長検知回路53は、ブーム長さ検出
器51の検出値と設定器52の設定値とを比較す
る比較回路からなつており、ブーム長さ検出器5
1の検出値が設定器52の設定値より小さいと
き、つまりブーム3が縮小状態にあるときは出力
動作せず、ブーム長さ検出器51の検出値が設定
器52の設定値より大きくなつたとき、つまりブ
ーム先端のシーブブロツク5がジブ10の基端よ
り前方に退避するまでブーム3が伸長されたとき
に信号を出力するようになつている。
また、第1図において、54は前記常開リレー
スイツチ48をONさせる励磁コイル49を備え
たリレー回路であり、このリレー回路54は前記
ブーム伸長検知回路53に接続されていて、この
ブーム伸長検知回路53の出力信号により励磁コ
イル49を励磁してリレースイツチ48をONさ
せ、シリンダ駆動回路44と電源回路46とを接
続してシリンダ駆動回路44に作動電力を供給す
るようになつている。
このジブ移し替え誤操作防止装置の動作を説明
すると、ブーム3が縮小された状態にあるとき、
またはブーム3が設定された長さまで伸長されて
いないときは、ブーム伸長検知回路53は出力動
作せず、従つてリレースイツチ49はシリンダ駆
動回路42と電源回路46とを遮断する開放状態
にあるから、このときはクレーン運転者がシリン
ダ始動スイツチ44をONさせてもジブ移し替え
用シリンダ23が作動されることはない。
このようにジブ移し替え用シリンダ23が作動
しなかつた場合には、クレーン運転者は一旦シリ
ンダ始動スイツチ45を切つてブーム3を設定長
さつまりブーム先端のシーブブロツク5をジブ1
0の基端から退避させる伸長長さまで伸長させ、
その後に再びシリンダ始動スイツチ45をONさ
せればよく、ブーム3を設定長さまで伸長させて
やると、ブーム伸長検知回路53を出力動作し、
その出力信号によりリレースイツチ48がONさ
れて電源回路46からシリンダ駆動回路44に作
動電力が供給される状態となるから、シリンダ始
動スイツチ45をONさせたときにジブ移し替え
用シリンダ23が作動されてジブ10の移し替え
を開始する。
なお、この場合、クレーン運転者はシリンダ始
動スイツチ45を切らずにそのままブーム3を伸
長させてもよく、その場合は、ブーム3が設定長
さまで伸長すると同時に自動的にジブ移し替え用
シリンダ23が作動してジブ10の移し替えを開
始する。
このように、上記ジブ移し替え誤操作防止装置
は、ブーム先端のシーブブロツク5がジブ10の
基端から退避するまでブーム3が伸長されるまで
はジブ移し替え用シリンダ23の始動スイツチ4
5をONさせてもジブ10の移し替え用シリンダ
23を作動させることができないようにしたもの
であり、このジブ移し替え誤操作防止装置を車両
形クレーンに装備しておけば、ジブ移し替え誤操
作を防いでジブ10やシーブブロツク5の破損を
未然に防ぐことができる。しかも、上記車両形ク
レーンでは、ジブ10を保持するジブホルダ20
にジブ移し替え機構(上記実施例ではジブ移し替
え用シリンダ23)を連結し、このジブ移し替え
機構によつてジブホルダ20を下向き状態と横向
き状態とに回動させることにより、このジブホル
ダ20に保持されたジブ10をブーム3の側面側
と下面側とに移し替えるようにしているため、ジ
ブ10にねじれ変形を生じさせることなくその移
し替えを行なうことができる。
すなわち、〔発明の技術的背景〕の項で上げた
特開昭59−57890号公報に記載されている従来の
車両形クレーンでは、ウインチの巻索をジブホル
ダとは別の箇所でジブに掛止してジブを引上げま
たは下降させているため、ジブの移し替え時に、
ジブを保持しているジブホルダがジブの引上げに
対して抵抗となりながら回動し、そのため、ジブ
の巻索掛止部とジブホルダ装着部との間ににねじ
りモーメントが作用して、ジブがねじれ変形して
しまう。
しかし、上記実施例のように、ジブ移し替え用
シリンダ23をジブホルダ20に連結してジブ移
し替え用シリンダ23によりジブホルダ20を回
動させ、このジブホルダ20の回動により、ジブ
ホルダ20に保持されたジブ10をブーム3の下
面側と側面側とに移し替えるようにすれば、ジブ
10の移し替えに際してジブ10にねじりモーメ
ントが作用することはないから、ジブ10にねじ
れ変形を生じさせることはなくその移し替えを行
なうことができる。
なお、上記実施例ではシリンダ駆動回路44に
作動電力を供給するための専用の電源回路46を
備えているが、シリンダ駆動回路44の作動電力
はブーム伸長検知回路53を出力を利用してもよ
く、その場合はシリンダ駆動回路44をブーム伸
長検知回路53に直接接続しておけばよい。
また、上記実施例では、ジブ移し替え機構とし
てシリンダ23を用いているが、このジブ移し替
え機構にはウインチを用いてもよく、その場合
は、ウインチの巻索をジブホルダ20に連結する
と共に、ジブ移し替え機構を作動させるための始
動操作部(例えば始動スイツチ)をウインチの始
動操作部とし、ブーム伸長検知手段によりブーム
3の伸長が検知されたときにのみ前記始動操作部
の操作によつてウインチが始動するようにすれば
よい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、ブーム先端のシーブブロツ
クをジブの先端から退避させる前にジブ移し替え
機構の操作部が操作された場合にはジブ移し替え
機構を作動させないようにしてジブ移し替えの誤
操作によるジブやブーム先端のシーブブロツクを
破損を防ぐことができる。しかも、この発明で
は、ジブを保持するジブホルダにジブ移し替え機
構を連結し、このジブ移し替え機構によつてジブ
ホルダを下向き状態と横向き状態とに回動させる
ことにより、このジブホルダに保持されたジブを
ブームの側面側と下面側とに移し替えるようにし
ているため、ウインチの巻索をジブホルダとは別
の箇所でジブに掛止してジブを引上げまたは下降
させる場合のようにジブにねじりモーメントが作
用することはなく、したがつて、ジブにねじれ変
形を生じさせることなくその移し替えを行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示したもので、第
1図はジブ移し替え誤操作防止装置の回路図、第
2図はジブを備えた車両形クレーンのジブ格納状
態の側面図、第3図は第2図のA−A線に沿う拡
大側面図、第4図及び第5図はジブホルダからジ
ブを外した状態の側面図及び縦断面図、第6図は
第2図のB−B線に沿う拡大断面図、第7図はブ
ーム下面側へのジブの移し替えに際してブームを
伸長させた状態の拡大側面図、第8図はジブをブ
ーム下面側に移し替えた状態の平面図、第9図及
び第10図はブームを縮小させてジブ基端のフオ
ーク部にジブ支軸を係合させた状態の拡大平面図
及び側面図、第11図はジブ張出し途中の側面
図、第12図はジブを張出した状態の側面図であ
る。 3……ブーム、5……シーブブロツク、10…
…ジブ、20……ジブホルダ、30……ジブ支持
用ブラケツト、15……ジブ支軸、16……フオ
ーク部、23……ジブ移し替え用シリンダ、44
……シリンダ駆動回路、45……シリンダ始動ス
イツチ、51……ブーム長さ検出器、52……ブ
ーム伸長長さ設定器、53……ブーム伸長検知回
路、46……電源回路、48……常開リレースイ
ツチ、54……リレー回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブームの長さを補うためのジブを、その基端
    をブーム先端側に向け先端をブーム基端側に向け
    た状態でブームの側面に沿わせて格納しておき、
    ブームを伸長させてブーム先端のシーブブロツク
    をジブの基端より前方に退避させた後に前記ジブ
    移し替え機構によりジブをブームの側面から下面
    側に移し替え、この後ブームを縮小させて前記シ
    ーブブロツクの側面に設けられているジブ支軸に
    ジブの基端部を係合させた後に、ジブを前記ジブ
    支軸を中心として回動させてブーム前方に張出す
    車両形クレーンにおいて、 前記ジブを、ブームの一側面下縁部に枢支され
    てジブをブームの下面側に移すときに下向きに回
    動されジブをブームの側面に沿わせて格納すると
    きに横向き状態に回動されるジブホルダに着脱可
    能に保持させ、前記ジブホルダに、このジブホル
    ダを下向き状態と横向き状態とに回動させるジブ
    移し替え機構を連結すると共に、 前記ジブ移し替え機構を作動させるための始動
    操作部と、ブーム長さ検出器の検出値と設定値と
    を比較してブーム先端のシーブブロツクがジブの
    基端より前方に退避するまでブームが伸長された
    ことを検知するブーム伸長検知手段と、このブー
    ム伸長検知手段によりブームの伸長が検知された
    ときにのみ前記始動操作部の操作によつて前記ジ
    ブ移し替え機構を作動させる回路とを備えたこと
    を特徴とする車両形クレーン。
JP15021284A 1984-07-19 1984-07-19 車両形クレーン Granted JPS6133494A (ja)

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