JPH04287049A - ビススチリル化合物及び電子写真感光体 - Google Patents
ビススチリル化合物及び電子写真感光体Info
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- JPH04287049A JPH04287049A JP7568691A JP7568691A JPH04287049A JP H04287049 A JPH04287049 A JP H04287049A JP 7568691 A JP7568691 A JP 7568691A JP 7568691 A JP7568691 A JP 7568691A JP H04287049 A JPH04287049 A JP H04287049A
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビススチリル化合物及び
電子写真感光体に関し、特に、キャリア発生物質とキャ
リア輸送物質とを含有する感光層を有する電子写真感光
体における前記キャリア輸送物資として好適なビススチ
リル化合物と電子写真感光体に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来、電子写真感光体としては、セレン、
酸化亜鉛、硫化カドミウム、シリコン等の無機光導電体
を主成分として含有する感光体が広く知られていた。し
かし、これらは熱安定性、耐久性等の特性が必ずしも満
足しうるものではなく、さらに製造上、取扱い上にも問
題があった。 【0003】一方、有機光導電性化合物を主成分とする
感光層を有する感光体は、製造が比較的容易であること
、安価であること、取り扱いが容易であること、また一
般にセレン感光体に比べて熱安定性が優れている。こう
した有機光導電体化合物としては、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾールがよく知られており、これと2,4,7−ト
リニトロ−9−フルオレノン等のルイス酸とから形成さ
れる電荷移動錯体を主成分とする感光層を有する感光体
がすでに実用化されている。 【0004】また一方、光導電体のキャリア発生機能と
キャリア輸送機能とをそれぞれ別個の物質に分担させる
積層タイプあるいは単層タイプの機能分離型感光層を有
する感光体が知られている。例えば、無定型セレン薄層
から成るキャリア発生層とポリ−N−ビニルカルバゾー
ルを主成分として含有するキャリア輸送層とからなる感
光層を有する感光体が、すでに実用化されている。 【0005】しかし、ポリ−N−ビニルカルバゾールは
、可とう性に欠け、その被膜は固くて脆く、ひび割れ、
膜剥離を起こしやすく、これを用いた感光体は、耐久性
が劣っている。そこで、可塑剤を添加してこの欠点を改
善すると、電子写真プロセスにおいて残留電位が大きく
なり、繰り返し使用に伴ってその残留電位が蓄積され、
次第にかぶりが大きくなり、複写画像を損ねてしまう。 【0006】また、低分子の有機光導電性化合物は、一
般に被膜形成能を有しないため、適当なバインダーと併
用され、バインダーの種類、組成比等を選択することに
より、被膜の物性あるいは感光特性をある程度制御しう
る点では好ましいが、バインダーに対して高い相溶性を
有する有機光導電化合物の種類は限られている。現実に
電子写真感光体の感光層の構成に用い得るバインダーの
種類は少ない。 【0007】たとえば、米国特許3,189,447
号に記載の2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル
)−1,3,4−オキサジアゾールは、電子写真感光体
の感光層の材質として常用されるバインダー、たとえば
ポリエステル、ポリカーボネートとの相溶性が低い。す
なわち、電子写真特性を整えるために必要とする割合で
混合して感光層を形成すると、温度50℃以上でオキサ
ジアゾールの結晶が析出するようになり、電荷保持力お
よび感度等の電子写真特性が低下する欠点を有する。 【0008】これに対し、米国特許3,820,989
号に記載のジアリールアルカン誘導体は、バインダー
に関する相溶性の問題は少ないが、光に対する安定性が
小さく、これを帯電・露光が繰り返し行われる反復転写
式電子写真の感光体に使用すると、この感光層の感度が
次第に低下するという欠点を有する。 【0009】また、米国特許3,274 ,000号、
特公昭47−36428 号にはそれぞれ異なった型の
フェノチアジン誘導体が記載されているが、いずれも感
光度が低くかつ反復使用時の安定性が小さい欠点があっ
た。 【0010】また、特開昭58−65440 号、同5
8−190953号、同63−149652号に記載さ
れているスチルベン化合物は電荷保持力および感度は比
較的良好であるが、反復使用時による耐久性において満
足できるものではない。 【0011】これに対し、特開昭60−175052号
、同60−174749号、同62−120346号、
同64−32265 号、特開平1−106069号、
同1−93746 号、同1−274154号のような
ジスチルベン化合物をキャリア輸送物質として用いた感
光体は、上記の欠点をほぼ解決した感光体であるが、複
写機やプリンター等に組み込み、反復使用した時の耐久
性においては満足できるものではない。 【0012】特に、次の4点が問題になっていた。 1)線速の速い高速の複写機において、帯電・露光・除
電のサイクルが短くなるため、繰り返し複写時に残留電
位が大きく上昇してしまう。 【0013】2)複写機の場合、繰り返し複写した場合
に、ベタ黒部に白い小さい点状の画像欠陥(白ポチと呼
ぶ)が発生してしまう。 【0014】3)反転現像のプリンターの場合、低温で
露光電位(VL )が上昇し、また繰り返し使用で帯電
電位(VH )が低下するという欠陥が見つかっている
。 【0015】4)白色部に黒い小さい点状の画像欠陥(
黒斑点と呼ぶ)が発生しやすくなる。 【0016】このように、電子写真感光体を作成する上
で実用的に満足すべき特性を有するキャリア輸送物質は
未だ見い出されていないのが現状である。 【0017】 【発明の目的】本発明の目的は、複写機、プリンター等
にも使用できる高感度で高耐久な感光体用のキャリア輸
送物質として好適な化合物及び電子写真感光体を提供す
ることにある。 【0018】さらに、本発明の他の目的は、以下の(1
)〜(4)の通りである。 【0019】(1)線速の速い高速の複写機において、
帯電・露光・除電を繰り返しても、残留電位が上昇しな
い感光体用のキャリア発生物質として好適な化合物及び
電子写真感光体を提供すること。 【0020】(2)複写機に組み込み使用した場合、繰
り返し使用しても、ベタ黒部に白い小さい点状の画像欠
陥(白ポチと呼ぶ)が発生しない感光体用のキャリア輸
送物質として好適な化合物及び電子写真感光体を提供す
ること。 【0021】(3)反転現像のプリンターに組込み使用
した場合に、繰り返し使用しても、低温で露光電位(V
L )が上昇せず、また繰り返し使用で帯電電位(VH
)が低下しない感光体用のキャリア発生物質として好
適な化合物及び電子写真感光体を提供すること。 【0022】(4)白色部に黒い小さい点状の画像欠陥
(黒斑点と呼ぶ)が発生しない感光体用のキャリア輸送
物質として好適な化合物及び電子写真感光体を提供する
こと。 【0023】 【発明の構成及びその作用効果】即ち、本発明は、下記
一般式〔I〕又は〔II〕で表されるビススチリル化合
物及びこのビススチリル化合物を含有する電子写真感光
体に係るものである。 【化5】 {但し、この一般式中〔I〕中、R1 は、炭素原子数
1〜4のアルキル基、−OR2 (R2 は炭素原子数
1〜4のアルキル基)、 (R3 、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキ
ル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハロゲン化
アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基であ
って、l≧2のときは互いに異なっていてもよい。Ar
1 、Ar2 、Ar3 、Ar4は、複素環基(R5
、R6 、R7 はR1 と同じであり、m≧2、n
≧2、q≧2のときは互いに異なっていてもよい。)で
あり、Ar1 とAr2 、Ar3 とAr4 は、夫
々共同して環を形成してもよい。 とは同じではない。l≧1、m≧0、n≧0、q≧0で
ある。} 【化6】 {但し、この一般式〔II〕中、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 は、 複素環基(m=0〜5であるが、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 のすべてが であってそれらのうち3つがm=0、1つがm=1とき
、R5 は、炭素原子数2〜4のアルキル基、−OR2
(R2 は炭素原子数2〜4のアルキル基)、(R3
、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキル基)
、−CH2 COOR8 (R8 はアルキル基)、−
OCOR9 (R9 はアルキル基、フェニル基、アラ
ルキル基)、ハロゲン原子、炭素原子1〜4のハロゲン
化アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基で
あり、それ以外のとき、R5 は、炭素原子数1〜4の
アルキル基、−OR10(R10は炭素原子数1〜4の
アルキル基)、 (R11、R12 はアルキル基、フェニル基、アラ
ルキル基)、ハロゲン原子、炭素原子1〜4のハロゲン
化アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基で
あり、n=0〜7、q=0〜7であり、R6 、R7
は、炭素原子数1〜4のアルキル基、−OR10(R1
0は上記と同じ)、 (R11、R12は上記と同じ)、ハロゲン原子、炭素
原子数1〜4のハロゲン化ア ルキル基、シアノ基、
フェニル基、アラルキル基であり、m≧2、n≧2又は
q≧2のときは、複数のR5 、複数のR6 、複数の
R7 は夫々互いに異なっていてもよい。)であり、A
r1 とAr2 、Ar3 とAr4 は夫々互いに共
同して環を形成してもよい。 とは同じではない。} 【0024】本発明による上記一般式の化合物において
、上記の置換基R1 〜R12としては、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチルなどのアルキル基;メトキシ、エ
トキシ、プロポキシなどのアルコキシ基;弗素、塩素、
臭素、沃素などのハロゲン原子;ジエチルアミンなどの
ジアルキルアミノ基;ジエチルフェニルアミンなどのジ
アラルキルアミノ基;ジフェニルアミンなどのジアリー
ルアミノ基;ベンジル基などのアラルキル基;フェニル
基;シアノ基;トリフルオロメチル基等が挙げられる。 【0025】本発明の上記一般式〔I〕、〔II〕の化
合物は、下記A〜C特徴を有するものであり、電子写真
感光体のキャリア輸送物質として好適である。 【0026】(A).置換基を分子中に有し、一対のス
チリル基が非対称の構造のビススチリル化合物であるた
め、感度及び耐久性が向上し、しかも帯電電位の変動が
小さくなるため、複写機やプリンター等に組み込んで繰
り返し使用した場合、白ポチ・黒斑点・かぶり・濃度低
下等の画像欠陥や画像不良が発生しない良好な画像が得
られる。 【0027】(B).しかも、高速の複写機やプリンタ
ー等に組み込み、繰り返し使用した場合、残留電位も小
さくなるため、画像欠陥や画像不良が発生しない良好な
画像が得られる。 (C).ビススチリル化合物であるから、合成も容易で
ある。 【0028】上記一般式〔I〕の具体的化合物No.
1〜393 は後記においてまとめて例示した。 【0029】次に、一般式〔I〕の化合物の合成例を説
明するが、その合成処方の概略を後記に示した。 【0030】(合成例1 :例示化合物1の合成)ジホ
ルミル体3の合成例は既知の方法に従い以下のように行
った。4−メチルアニリン1(東京化成社製)(1モル
比)とヨウドベンゼン(東京化成社製)(2.5 モル
比)に炭酸カリウム(関東化学社製)(2モル比)と銅
粉(関東化学社製)(0.2 モル比)を加え、内温1
90 〜210 ℃で50時間反応し、後処理後にカラ
ム精製して、4−メチルトリフェニルアミン2を収率8
5%で得た(ウルマン反応)。 【0031】4−メチルトリフェニルアミン2(1モル
比)にN,N−ジメチルホルムアミド(関東化学社製)
(4モル比)とオキシ塩化リン(和光純薬工業社製)(
3モル比)を加え、内温70〜90℃で24時間反応し
、後処理後にカラム精製して、N,N−ビス(4−ホル
ミル−フェニル)−4−メチルアニリン3を収率65%
で得た(ビルスマイヤー反応)。 【0032】ホスホン酸ジエチル体7の合成は既知の方
法に従い、以下のように行った。メタノール(関東化学
社製)中に4−メチルベンゾフェノン4(アルドリッチ
社製)(1モル比)を入れ、ソデュムボロハイドライド
(関東化学社製)(0.5 モル比)を加えて、内温1
0〜20℃で5時間反応し、後処理後にカラム精製して
、ヒドロキシ体5を収率95%で得た(還元反応)。 【0033】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体5(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(東
京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10〜
20℃で2時間反応し、後処理後に、クロル体6を収率
95%で得た(置換反応)。 【0034】クロル体6(1モル比)に亜リン酸トリエ
チル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、内
温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後に
蒸留精製して、ホスホン酸ジエチル体7を収率93%で
得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0035】ホスホン酸ジエチル体12の合成は既知の
方法に従い以下のように行った。メタノール(関東化学
社製)中にベンゾフェノン9(東京化成社製)(1モル
比)を入れ、ソデュムボロハイドライト(関東化学社製
)(0.5 モル比)を加えて、内温10〜20℃で5
時間反応し、後処理後にカラム精製して、ヒドロキシ体
10を収率93%で得た(還元反応)。 【0036】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体10(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(
東京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10
〜20℃で2時間反応し、後処理後、クロル体11を収
率96%で得た(置換反応)。 【0037】クロル体11(1モル比)に亜リン酸トリ
エチル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、
内温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後
に蒸留精製し、ホスホン酸ジエチル体12を収率91%
で得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0038】CTMの合成は、上記のようにして得た化
合物を原料として、以下のように行った。N,N−ビス
(4−ホルミル−フェニル)−4−メチルアニリン3
0.33モルと1−(4−メチル−フェニル)−1−
フェニル−メチルホスホン酸ジエチル70.033 モ
ルとを、とを、トルエン(和光純薬工業社製)50ml
に溶解した。ナトリウムメトキサイド(関東化学社製)
0.033 モルをトルエン50mlに入れ、氷冷下、
内温を25℃以下に保ちながら、この液を前記の液に加
えた。その後、室温で3時間攪拌した。水100ml
を加え、トルエン層を水洗し、次いで、硫酸ナトリウム
(関東化学社製)でトルエン層から水を除き、溶媒を留
去し、得られた残留物をシリカカラム精製し、モノホル
ミ体8を黄白色結晶として収率41%(0.014 モ
ル)で得た。 【0039】次いで、ホルミル体80.033 モルと
1,1−ジフェニル−メチルホスホン酸ジエチル12
0.066 モルとを、トルエン(和光純薬工業社製
)50mlに溶解した。ナトリウムメトキサイド(関東
化学社製)0.066 モルをトルエン50mlに入れ
、氷冷下、内温を25℃以下に保ちながら、この液を前
記の液に加えた。その後、室温で3時間攪拌した。水1
00 mlを加え、トルエン層を水洗し、ついで、硫酸
ナトリウム( 関東化学社製) でトルエン層から水を
除き、溶媒を留去し、得られた残留物をシリカカラム精
製し、目的とする例示化合物1を黄白色結晶として収率
71%(0.023 モル)で得た。 【0040】融点は125 ℃、元素分析値は以下の通
りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
91.41 6.35
2.18 計算値(%) : 91.54
6.24 2.22
例示化合物1のIRデータ(図1にスペクトルあり)1
501cm−1/S(Strong :以下同じ)【0
041】(合成例2 :例示化合物10の合成)合成例
1で、4−メチルアニリンを2,4,6−トリメチルア
ニリンに替え、ベンゾフェノンを4,4′−ジメチルベ
ンゾフェノンに替え、更に4−メチルベンゾフェノンを
2,4−ジメチルベンゾフェノンに替えたほかは、合成
例1と同様にして合成し、例示化合物10を黄白色結晶
として収率59%(0.019 モル)で得た。 【0042】融点は145 −147 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素) 測定値(%) :
90.78 7.08
2.01 計算値(%) : 90.9
4 7.06 2
.00 【0043】(合成例3 :例示化合物8
5の合成)合成例1で、4−メチルアニリンを4−クロ
ルアニリンに替えたほかは、合成例1と同様にして合成
し、例示化合物85を黄白色結晶として収率65%で0
.021 モル得た。 【0044】融点は142 −144 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素) 測定値(%) :
86.80 5.60
2.10 計算値(%) : 86
.81 5.58
2.15 【0045】(合成例4 :例示化合物1
96 の合成)合成例1で、4−メチルアニリンを2,
4−ジメトキシアニリンに替え、4−メチルベンゾフェ
ノンを4−メトキシベンゾフェノンに替えたほかは、合
成例1と同様にして合成し、例示化合物196 を黄白
色結晶として収率55%で0.018 モル得た。 【0046】融点は120 −126 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
85.00 6.00
2.00 計算値(%) : 85.0
7 5.97 2
.02 【0047】(合成例5 :例示化合
物298 の合成)合成例1で、4−メチルアニリンを
4−フェニルアニリンに替え、ベンゾフェノンを4−ヨ
ードベンゾフェノンに替え、更に4−メチルベンゾフェ
ノンを2,4−ジメチルベンゾフェノンに替えたほかは
合成例1と同様にして合成し、例示化合物298 を黄
白色結晶として収率65%で0.021 モル得た。 【0048】融点は131 −134 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
77.62 5.01
1.52 計算値(%
) : 77.84 4.9
3 1.71 【0049】次
に上記一般式〔II〕の具体的化合物No. (1)〜
(104) は後記においてまとめて例示した。 【0050】次に一般式〔II〕の化合物の合成例を説
明するが、その合成処方の概略を後記に示した。 【0051】(合成例6:例示化合物(1)の合成)ジ
ホルミル体3の合成は既知の方法に従い以下のように行
った。アニリン1(関東化学社製)(1モル比)とヨウ
ドベンゼン(東京化成社製)(2.5 モル比)に炭酸
カリウム(関東化学社製)(2モル比)と銅粉(関東化
学社製)(0.2 モル比)を加え、内温190 〜2
10 ℃で50時間反応し、後処理後にカラム精製して
、トリフェニルアミン2を収率81%で得た(ウルマン
反応)。 【0052】トリフェニルアミン2(1モル比)にN,
N−ジメチルホルムアルデヒド(関東化学社製)(4モ
ル比)とオキシ塩化リン(和光純薬工業社製)(3モル
比)を加え、内温70〜90℃で24時間反応し、後処
理後にカラム精製して、N,N−ビス(4−ホルミル−
フェニル)−2,4−メチルアニリン3を収率53%で
得た(ビルスマイヤー反応)。 【0053】ホスホン酸ジエチル体の合成は既知の方法
に従い、以下のように行った。メタノール(関東化学社
製)中に4−メチルベンフェノン4(アルドリッチ社製
)(1モル比)を入れ、ソデュムボロハイドライド(関
東化学社製)(0.5 モル比)を加えて、内温10〜
20℃で5時間反応し、後処理後にカラム精製して、ヒ
ドロキシ体5を収率95%で得た(還元反応)。 【0054】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体5(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(東
京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10〜
20℃で2時間反応し、後処理後に、クロル体6を収率
95%で得た(置換反応)。 【0055】クロル体6(1モル比)に亜リン酸トリエ
チル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、内
温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後に
蒸留精製して、ホスホン酸ジエチル体7を収率93%で
得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0056】ホスホン酸ジエチル体12の合成は既知の
方法に従い以下のように行った。メタノール(関東化学
社製)中に、4、4′−ジメチルベンゾフェノン(アル
ドリッチ社製)(1モル比)を入れ、ソデュムボロハイ
ドライト(関東化学社製)(0.5 モル比)を加えて
、内温10〜20℃で5時間反応し、後処理後にカラム
精製して、ヒドロキシ体10を収率91%で得た(還元
反応)。 【0057】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体10(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(
東京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10
〜20℃で2時間反応し、後処理後、クロル体11を収
率95%で得た(置換反応)。 【0058】クロル体11(1モル比)に亜リン酸トリ
エチル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、
内温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後
に蒸留精製し、ホスホン酸ジエチル体12を収率90%
で得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0059】CTMの合成は、上記のようにして得た化
合物を原料として、以下のように行った。N,N−ビス
(4−ホルミル−フェニル)−アニリン−3 0.3
3モルと1−(4−メチル−フェニル)−1−フェニル
−メチルホスホン酸ジエチル7 0.033モルとを
、トルエン(和光純薬工業社製)50mlに溶解した。 ナトリウムメトキサイド(関東化学社製)0.033
モルをトルエン50mlに入れ、氷冷下、内温を25℃
以下に保ちながら、この液を前記の液に加えた。その後
、室温で3時間攪拌した。水100ml を加え、トル
エン層を水洗し、次いで、硫酸ナトリウム(関東化学社
製)でトルエン層から水を除き、溶媒を留去し、得られ
た残留物をシリカカラム精製し、モノホルミ体8を黄白
色結晶として収率38%(0.013 モル)で得た。 【0060】次いで、ホルミル体80.033 モルと
1,1−ビス−(4−メチルフェニル)−メチルホスホ
ン酸ジエチル12 0.066 モルとを、トルエン
(和光純薬工業社製)50mlに溶解した。ナトリウム
メトキサイド(関東化学社製)0.066 モルをトル
エン50mlに入れ、氷冷下、内温を25℃以下に保ち
ながら、この液を前記の液に加えた。その後、室温で3
時間攪拌した。水100 mlを加え、トルエン層を水
洗し、ついで、硫酸ナトリウム( 関東化学社製) で
トルエン層から水を除き、溶媒を留去し、得られた残留
物をシリカカラム精製し、目的とする例示化合物(1)
を黄白色結晶として収率82%(0.027 モル)で
得た。 【0061】融点は131 −132 ℃、元素分析値
は以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
91.25 6.51
2.11 計算値(%) : 91.41
6.42 2.18
【0062】(合成例7 :例示化合物(6)の合
成)合成例6で、4−メチルベンゾフェノンをベンゾフ
ェノンに替え、4,4′−ジメチルベンゾフェノンを3
,4−ジメチルベンゾフェノンに替えたほかは、合成例
6と同様にして合成し、例示化合物(6)を黄白色結晶
として収率75%(0.025モル)で得た。 【0063】融点は128 −131 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素) 測定値(%) :
91.51 6.25
2.20 計算値(%) : 91.5
4 6.24 2
.22 【0064】(合成例8 :例示化合物(
20)の合成)合成例6で、4−メチルベンゾフェノン
を4−クロルベンゾフェノンに替え、4,4′−ジメチ
ルベンゾフェノンをベンゾフェノンに替えたほかは、合
成例6と同様にして合成し、例示化合物(20)を黄白
色結晶として収率69%で0.023 モル得た。 【0065】融点は133 −137 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
86.73 5.40
2.19 計算値(%) : 86.8
4 5.39 2
.20 【0067】(合成例9 :例示化合物(45
)の合成)合成例6で、4−メチルベンゾフェノンを4
−メトキシベンゾフェノンに替え、4,4′−ジメチル
ベンゾフェノンを3,4−ジメチルベンゾフェノンに替
えたほかは、合成例6と同様にして合成し、例示化合物
(45)を黄白色結晶として収率65%(0.021
モル)で得た。 【0068】融点は131 −133 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
89.01 6.30
2.10 計算値(%) : 89.1
9 6.26 2
.12 【0069】(合成例10 :例示化合物
(81)の合成)合成例6で、4, 4′−ジメチルベ
ンゾフェノンを2−ベンゾイルナフタレンに替えたほか
は、合成例6と同様にして合成し、例示化合物(81)
を黄白色結晶として収率67%(0.022 モル)で
得た。 【0070】融点は135 −137 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
91.61 6.21
2.05 計算値(%) : 91.72
6.19 2.1
0 【0071】上記した一般式〔I〕の化合物をキャ
リア輸送物質として含有する電子写真感光体は、図2〜
図7に示した形態をとることができる。 【0072】即ち、図2及び図3では、導電性支持体1
上にキャリア発生物質を主成分とするキャリア発生層2
と、本発明に基くキャリア輸送物質を主成分として含有
するキャリア輸送層3との積層体より成る感光層4を設
ける。図4及び図5に示すように、感光層4は、導電性
支持体1上に設けた中間層5を介して設けてもよい。 【0073】このように感光層4を二層構成としたとき
に優れた電子写真特性を有する感光体が得られる。 【0074】又、本発明においては、図6及び図7に示
すように、キャリア発生物質をキャリア輸送物質を主成
分とする層6中に分散せしめて成る感光層4を導電性支
持体1上に直接、或いは中間層5を介してて設けてもよ
い。 【0075】又、本発明においては、図5の仮想線のご
とく、最外層として保護層7を設けてもよい。 【0076】本発明における一般式〔I〕化合物は、そ
れ自体では被覆形成能が乏しいので、種々のバインダを
組合せて感光層が形成される。 【0077】ここに用いられるバインダとしては任意の
ものを用いることができるが、疎水性で誘電率が高く、
電気絶縁性フィルム形成性高分子重合体を用いるのが好
ましい。 【0078】このような高分子重合体としては、例えば
次のものを挙げることができるが、これらに限定される
ものではない。 【0079】(P−1) ポリカーボネート(P−2
) ポリエステル (P−3) メタクリル樹脂 (P−4) アクリル樹脂 (P−5) ポリ塩化ビニル (P−6) ポリ塩化ビニリデン (P−7) ポリスチレン (P−8) ポリビニルアセテート (P−9) スチレン−ブタジエン共重合体(P−1
0) 塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体 (P−11) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(P
−12) 塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸
共重合体 (P−13) シリコーン樹脂 (P−14) シリコーン−アルキッド樹脂(P−1
5) フェノールホルムアルデヒド樹脂(P−16)
スチレン−アルキッド樹脂(P−17) ポリ−
N−ビニルカルゾール(P−18) ポリビニルブチ
ラール(P−19) ポリビニルフォルマール【00
80】これらバインダ樹脂は、単独であるいは2種以上
の混合物として用いることができる。 【0081】本発明において併用して使用可能なCTM
としては、特に制限はないが、例えばオキサゾール誘導
体、オキサジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、チア
ジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール
誘導体、イミダゾロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、
ビスイミダゾリジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾ
ン化合物、ピラゾリン誘導体、アミン誘導体、オキサゾ
ロン誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンズイミダゾ
ール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、
アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベ
ン誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−
ビニルピレン、ポリ−9−ビニルアントラセン等である
。 【0082】本発明において用いられるCTMとしては
光照射時発生するホールの支持体側への輸送能力が優れ
ている外、本発明に用いられる後記の有機系顔料との組
合わせに好適なものが好ましい。 【0083】本発明に基く感光層のキャリア発生層に用
いられるキャリア発生物質としては、次のようなものが
挙げられる 【0084】(1)モノアゾ色素、ビスアゾ色素、トリ
スアゾ色素などのアゾ系色素 (2)ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリ
レン系色素 (3)インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ系色素(
4)アンスラキノン、ピレンキノンおよびフラバンスロ
ン類などの多環キノン類 (5)キナクリドン系色素 (6)ビスベンゾイミダゾール系色素 (7)インダスロン系色素 (8)スクエアリリウム系色素 (9)シアニン系色素 (10)アズレニウム系色素 (11)トリフェニルメタン系色素 (12)アモルファスシリコン (13)金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンな
どのフタロシアニン系顔料 (14)セレン、セレン−テルル、セレン−砒素(15
)CdS、CdSe (16)ピリリウム塩色素、チアピリリウム塩色素など
が挙げられ、単独あるいは2種以上の混合物として用い
ることもできる。 【0085】本発明に基く電子写真感光体においては、
CGMとしてフルオレノン系ビスアゾ顔料、フルオレニ
リデン系ビスアゾ顔料、多環キノン顔料等の有機系顔料
が用いられることが好ましい。特に後記に示す一般式〔
F1 〕のフルオレノン系ビスアゾ顔料、フルオレニリ
デン系ビスアゾ顔料、多環キノン顔料を本発明に用いる
と、感度、耐久性及び画質等の点で著しく改良された効
果を示す。 【0086】後記に本発明に使用可能なフルオレノン系
ビスアゾ顔料に具体例(F1 −1〜F1 −24)を
挙げるが、これによって限定されるものではない。 【0087】本発明に使用可能な後記一般式〔F1 〕
で表されるフルオレノン系ビスアゾ顔料は、公知の方法
により容易に合成され、例えば特願昭62−30486
2号等の方法により合成される。 【0088】本発明に使用可能なフルオレニリデン系ビ
スアゾ顔料は後記一般式〔F2 〕で表される。 【0089】一般式〔F2 〕で示される本発明に有効
なビスアゾ顔料の具体例としては、例えば後記の構造式
で示されるもの(F2 −1〜F2 −7)を挙げるこ
とができるが、これによって本発明に使用可能なビスア
ゾ顔料が限定されるものではない。 【0090】本発明に使用可能な多環キノン顔料は、後
記の下記一般式〔Q1 〕〜〔Q3 〕で表される。 【0091】後記の一般式〔Q1 〕〜〔Q3 〕で示
される本発明に使用可能な多環キノン顔料の具体例を後
記に示すが、これに限定されるものではない。 【0092】一般式〔Q1 〕で示されるアントアント
ロン顔料の具体的化合物例(Q1 −1〜Q1 −6)
を挙げると後記の通りである。 【0093】一般式〔Q2 〕で示されるジベンズピレ
ンキノン顔料の具体的化合物例(Q2 −1〜Q2 −
5)を挙げると後記の通りである。 【0094】一般式〔Q3 〕で示されるピラントロン
顔料の具体的化合物例(Q3 −1〜Q3 −4)を挙
げると後記の通りてある。 【0095】本発明に使用可能な一般式〔Q1 〕〜〔
Q3 〕で表される多環キノン顔料は、公知の方法によ
り容易に合成できる。 【0096】本発明に使用できる無金属フタロシアニン
系顔料としては、光導電性を有する無金属フタロシアニ
ン及びその誘導体すべてが使用可能であるが、例えばα
型、β型、τ、τ′型、η、η′型、Χ型、及び特開昭
62−103651号で述べた結晶形及びその誘導体等
を使用できる。特にτ, Χ, K/R−Χ型を使用す
ることが望ましい。 【0097】Χ型無金属フタロシアニンについては米国
特許3,357,989 号に記載があり、τ型無金属
フタロシアニンについては特開昭58−182639号
に記載がある。 【0098】K/R−X型は特開昭62−103651
号にあるように、CuKa 、1.541 ÅのX線に
対するブラッグ角度(2θ±0.2 度)において、7
.7, 9.2, 16.8, 17.5,22.4,
28.8度に主要なピークを有し、且つ9.2 度の
ピーク強度に対して16.8度のピーク強度比が0.8
〜1.0 であり、また22.4度に対する28.8
度のピーク強度比が0.4以上である事を特徴とするフ
タロシアニンである。 【0099】本発明で使用可能なオキシチタニルフタロ
シアニンは、後記の一般式〔TP〕で表される。 【0100】本発明に使用可能なものとしては以下で示
す特許で公開された結晶型の異なるものが知られている
。例えば特開昭61−239248号、同62−670
943号、同62−272272号、同63−1161
58号又は同64−17066 号、特開平2−282
65 号、同2−215866号等が挙げられる。 【0101】本発明に使用可能な有機系顔料の分散媒と
してはメチルエチルケトン等、公知の分散媒がある。 【0102】本発明において、感光層には一種又は二種
以上の公知の電子受容性物質を含有せしめることができ
る。電子受容性物質の添加割合は、重要比で本発明に用
いられる有機系顔料:電子受容性物質=100 :0.
01〜200 、好ましくは100 :0.1 〜10
0 である。また、電子受容性物質の添加割合は重要比
で全CTM:電子受容性物質=100 :0.01〜1
00 、好ましくは100 :0.1 〜50である。 【0103】又、感光層中にはCGM(キャリア発生物
質)の電荷発生機能を改善する目的で有機アミン類を添
加することができ、特に2級アミンを添加するのが好ま
しい。これらの化合物は特開昭59−218447号、
同62−8160号に記載されている。 【0104】又、感光層においては、オゾン劣化防止の
目的で例えば特開昭63−18354 号の酸化防止剤
を添加することができる。酸化防止剤の添加量はCTM
100 重量部に対して0.1 〜100 重量部、好
ましくは1〜50重量部、特に好ましくは5〜25重量
部である。 【0105】又、本発明に基く感光体には、その他、必
要により感光層を保護する目的で紫外線吸収剤等を含有
してもよく、また感色性補正の染料を含有してもよい。 【0106】感光層と支持体との間に中間層を設けてよ
いが、この中間層は接着層又はブロッキング層等として
機能するものである。 【0107】本発明において感光層を図2のように2層
構成としたとき、CGL(キャリア発生層)は、導電性
支持体もしくはCTL(キャリア輸送層)上に直接ある
いは必要に応じて接着層もしくはブロッキング層などの
中間層を設けた上に、次の方法によって形成することが
できる。 【0108】(1) 真空蒸着法 【0109】(2) CGMを適当な溶剤に溶解した
溶液を塗布する方法 【0110】(3) CGMをボールミル、サンドグ
ラインダ等によって分散媒中で微細粒子状として必要に
応じて、バインダと混合分散して得られる分散液を塗布
する方法。 【0111】即ち具体的には、真空蒸着、スバッタリッ
グ、CVD等の気相堆積法あるいはディッピング、スプ
レィ、ブレード、ロール法等の塗布方法が任意に用いら
れる。 【0112】このようにして形成されるCGLの厚さは
、0.01μm〜5μmであることが好ましく、更に好
ましくは0.05μm〜3μmである。 【0113】また、CTLについても、CGLと同様の
方法で形成することができる。CTLの厚さは、必要に
応じて変更し得るが、通常5μm〜60μmであること
が好ましい。 【0114】このCTLにおける組成割合は、本発明の
CTM1重量部に対してバインダ0.1 〜5重量部と
するのが好ましいが、微粒子状のCGMを分散せしめた
感光層4を形成する場合は、CGM1重量部に対してバ
インダを5重量部以下の範囲で用いることが好ましい。 またCTLをバインダ中分散型のものとして構成する場
合には、CGM1重量部に対してバインダを5重量部以
下の範囲で用いることが好ましい。 【0115】本発明に基く電子写真感光体は以上のよう
な構成であって、後述する実施例からも明らかなように
、帯電特性、感度特性、画像形成特性等に優れており、
特に繰り返し使用したときにも疲労劣化が少なく、耐用
性が優れたものである。 【0116】更に、本発明に基く電子写真感光体は電子
写真複写機のほか、レーザ、ブラウン管(CRT)、発
光ダイオード(LED)を光源とするプリンタの感光体
などの応用分野にも広く用いることができる。また、本
発明は、そうした感光体以外にも、EL(エレクトロル
ミネッセンス)等も適用可能である。 【0117】〔実施例〕以下、本発明の実施例を具体的
に説明するが、これにより本発明の実施態様が限定され
るものではない。 【0118】実施例1 ε−アミノ−カプロン酸、アジピン酸及びN−(β−ア
ミノエチル)ピペラジンの比率が1:1:1のモノマー
組成で共重合されたポリアミド30gを、50℃に加熱
した800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製
)200 mlに加えた。その後、直径80mmのアニ
ミニウムドラム上へ浸漬塗布し、0.6 μm厚の中間
層を形成した。 【0119】次に、CGMとしてフルオレノン系ビスア
ゾ顔料(例示化合物F1 −23)20g及びバインダ
ーとしてポリビニルブチラール樹脂エスレックBX−1
(積水化学社製)10gをメチルエチルケトン(関東化
学社製 EL規格)1000mlへ溶解し、サンドミ
ルにて24時間ミリングを行い、CGL塗布液を得た。 これを上記中間層上に浸漬塗布して0.2 μm厚のC
GLを形成した。 【0120】その後、CTMとして例示化合物1140
gとポリカーボネート樹脂「ユーピロンZ−200
」(三菱ガス化学株式会社製)165gを1,2−ジク
ロロエタン特級(関東化学社製)1000mlへ溶解さ
せ、CTL塗工液を得た。 【0121】これを上記CGL上に浸漬塗布後、100
℃で1時間乾燥し、23μm厚のCTLを形成した。 このようにして、中間層−CGL−CTLを順次積層し
て成る感光体1を作成した。 【0122】実施例2〜10 実施例1でCGM、CTMを下記表−1のような例示化
合物とした以外は実施例1と同様にして感光体2〜10
を作成した。 【0123】比較例1〜2 下記表−1のうように、実施例1のCTMを後記の比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例1と同様にし
て比較感光体を作成した。 【0124】実施例11 中間層の形成は実施例1と同様に行った。 【0125】CGMとして、多環キノン系顔料(例示化
合物;Q1 −3)20gおよびバインダーとしてポリ
カーボネート樹脂C−1300(帝人化成社製)10g
を1,2−ジクロロエタン特級(関東化学社製)へ溶解
し、ボールミルにて30時間ミリングを行いCGL塗工
液を得た。これを上記中間層上に浸漬塗布して0.6
μm厚のCGLを形成した。 【0126】次いで、CTMを例示化合物2とした以外
は実施例1と同様にCTLを積層し、感光体11を作成
した。 【0127】実施例12〜20 実施例11で、CGM、CTMを下記表−2のような例
示化合物とした以外は実施例1と同様にして感光体12
〜20を作成した。 【0128】比較例3〜4 下記表−2のように、実施例11でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例11と同様にして比
較感光体3〜4を作成した。 【0129】実施例21 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水
化学社製)12gをエチルエチルケトン1000mlに
溶解させた後、CGMとして例示化合物Q1 −3;5
.7g、例示化合物F1 −23;0.5 gを混合し
、サンドグラインダーで12時間分散した。 【0130】これを実施例1で記した中間層上に浸漬塗
布し、CGLを形成、更にCTMを表−3に示す例示化
合物とした以外は実施例1と同様にしてCTLを形成し
、感光体21を作成した。 【0131】実施例22〜30 実施例11で、CGM、CTMを下記表−3のような例
示化合物とした以外は実施例1と同様にして感光体22
〜30を作成した。 【0132】比較例5〜6 下記表−3のように、実施例21でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例21と同様にして比
較感光体5〜6を作成した。 【0133】実施例31 実施例1で用いたポリアミド50gを50℃に加熱した
800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製)へ
投入し、溶解させた。室温まで冷却後、1−ブタノール
特級(関東化学社製)200 mlを加えた。その後、
直径80mmのアルミニウムドラム上へ浸漬塗布し、0
.5 μmの中間層を形成した。 【0134】次に、CGMとしてτ型無金属フタロシア
ニン(τ−Pc)40gをシリコーン樹脂「KR−52
40」(固形分20%)(信越化学社製)200 gを
溶解したメチルエチルケトンEL規格(関東化学社製)
2000mlに加えて、サンドグラインダーにて4時間
分散させ、CGL塗工液を得た。これを上記中間層上に
浸漬塗布して0.4μm厚のCGLを形成した。 【0135】その後、例示化合物6 135gとポリカ
ーボネート「ユーピロンZ−200 」(三菱ガス化学
株式会社)165 gを1,2−ジクロロエタン特級(
関東化学社製)1000mlへ溶解させ、CTL塗工液
を得た。これを上記CGL上に浸漬塗布後、100℃で
1時間乾燥を行い、22μm厚のCTLを得た。中間層
、CGL及びCTLの順に積層して成る感光体を作成し
た。 【0136】実施例32〜40 実施例31で、CGMを下記表−4のような例示化合物
とした以外は実施例31と同様にして感光体32〜40
を作成した。 【0137】比較例7〜8 下記表−4のように、実施例31でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例31と同様にして比
較感光体を作成した。 【0138】実施例41 CGMにX型無金属フタロシアニン(X−Pc)、用い
た以外は、実施例1と同様にして中間層−CGL−CT
Lを順次積層して成る感光体を作成した。 【0139】実施例42〜50 実施例41で、CTMを下記表−5のような例示化合物
とした以外は実施例41と同様にして感光体42〜50
を作成した。 【0140】比較例9〜10 下記表−5のように、実施例41でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例41と同様にして比
較感光体を作成した。 【0141】実施例51 CGMにY型オキシチタニウムフタロシアニン(Y−T
iOPC)〔電子写真学会誌 250(2) 、29(
2) ,1990〕を用いた以外は、実施例1と同様
にして中間層−CGL−CTLを順次積層し成る感光体
を作成した。 【0143】実施例52〜60 実施例51で、CTMを下記表−6のような例示化合物
とした以外は実施例51と同様にして感光体52〜60
を作成した。 【0144】比較例11〜12 下記表−6のように、実施例51でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例51と同様にして比
較感光体を作成した。 【0145】実施例61 CGMにフルオレニリデン系アゾCGMを用いた以外は
、上記実施例と同様にして中間層−CGL−CTLを順
次積層して成る感光体を作成した。 【0146】実施例62〜70 実施例61でCGM、CTMを下記表−7のような例示
化合物とした以外は実施例61と同様にして感光体62
〜70を作成した。 【0147】比較例13〜14 下記表−7のように、実施例61でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例61と同様にして比
較感光体を作成した。 【0148】実施例71 ε−アミノ−カプロン酸、アジピン酸及びN−(β−ア
ミノエチル)ピペラジンの比率が1:1:1のモノマー
組成で共重合されたポリアミド30gを、50℃に加熱
した800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製
)200 mlに加えた。その後、直径80mmのアニ
ミニウムドラム上へ浸漬塗布し、0.6 μm厚の中間
層を形成した。 【0149】次に、CGMとしてフルオレノン系ジスア
ゾ顔料(例示化合物F1 −23)20g及びバインダ
ーとしてポリビニルブチラール樹脂エスレックBX−1
(積水化学社製)10gをメチルエチルケトン(関東化
学社製 EL規格)1000mlへ溶解し、サンドミ
ルにて24時間ミリングを行い、CGL塗布液を得た。 これを上記中間層上に浸漬塗布して0.2 μm厚のC
GLを形成した。 【0150】その後、例示化合物(1)140 gとポ
リカーボネート樹脂「ユーピロンZ−200 」(三菱
ガス化学株式会社製)165 gを1,2−ジクロロエ
タン特級(関東化学社製)1000mlへ溶解させ、C
TL塗工液を得た。 これを上記CGL上に浸漬塗布後、100 ℃で1時間
乾燥し、23μm厚のCTLを形成した。このようにし
て、中間層−CGL−CTLを順次積層して成る感光体
71を作成した。 【0151】実施例72〜80 実施例71でCGM、CTMを下記表−8のような例示
化合物とした以外は実施例71と同様にして感光体72
〜80を作成した。 【0152】比較例15〜16 下記表−8のうように、実施例71でCTMを後記の比
較化合物(1)〜(2)とした以外は実施例71と同様
にして比較感光体を作成した。 【0153】実施例81 中間層の形成は実施例71と同様に行った。CGMとし
て、多環キノン系顔料(例示化合物;Q1 −3)20
gおよびバインダーとしてポリカーボネート樹脂C−1
300(帝人化成社製)10gを1,2−ジクロロエタ
ン特級(関東化学社製)へ溶解し、ボールミルにて30
時間ミリングを行いCGL塗工液を得た。これを上記中
間層上に浸漬塗布して0.6μm厚のCGLを形成した
。 【0154】次いで、CTMを例示化合物(2)とした
以外は実施例71と同様にCTLを積層し、感光体81
を作成した。 【0155】実施例82〜90 実施例81で、CGM、CTMを下記表−9のような例
示化合物とした以外は実施例71と同様にして感光体8
2〜90を作成した。 【0156】比較例17〜18 下記表−9のように、実施例71でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例71と同様にして比
較感光体17〜18を作成した。 【0157】実施例91 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水
化学社製)12gをエチルエチルケトン1000mlに
溶解しさせた後、CGMとして例示化合物Q1 −3;
5.7 g、例示化合物F1 −23;0.5 gを混
合し、サンドグラインダーで12時間分散した。 【0158】これを実施例71で記した中間層上に浸漬
塗布し、CGLを形成、更に実施例71と同様にしてC
TLを形成し、感光体91を作成した。 【0159】実施例92〜100 実施例81で、CGM、CTMを下記表−10のような
例示化合物とした以外は実施例91と同様にして感光体
92〜100 を作成した。 【0160】比較例19〜20 下記表−10のように、実施例91でCTMを比較化合
物(1)〜(2)とした以外は実施例91と同様にして
比較感光体19〜20を作成した。 【0161】実施例101 実施例71で用いたポリアミド50gを50℃に加熱し
た800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製)
へ投入し、溶解させた。室温まで冷却後、1−ブタノー
ル特級(関東化学社製)200 mlを加えた。その後
、直径80mmのアルミニウムドラム上へ浸漬塗布し、
0.5 μmの中間層を形成した。 【0162】次に、CGMとしていτ型無金属フタロシ
アニン(τ−Pc)40gをシリコーン樹脂「KR−5
240」(固形分20%)(信越化学社製)200 g
を溶解したメチルエチルケトンEL規格(関東化学社製
)2000mlに加えて、サンドグラインダーにて4時
間分散させ、CGL塗工液を得た。これを上記中間層上
に浸漬塗布して0.4 μm厚のCGLを形成した。 【0163】その後、例示化合物(2) 135gとポ
リカーボネート「ユーピロンZ−200 」(三菱ガス
化学株式会社)165 gを1,2−ジクロロエタン特
級(関東化学社製)1000mlへ溶解させ、CTL塗
工液を得た。これを上記CGL上に浸漬塗布後、100
℃で1時間乾燥を行い、22μm厚のCTLを得た。 中間層、CGL及びCTLの順に積層して成る感光体を
作成した。 【0164】実施例102 〜110 実施例101 で、CTMを下記表−11のような例示
化合物とした以外は実施例101 と同様にして感光体
102 〜110 を作成した。 【0165】比較例21〜22 下記表−11のように、実施例101 でCTMを比較
化合物21〜22とした以外は実施例101 と同様に
して比較感光体を作成した。 【0166】実施例111 CGMにX型無金属フタロシアニン(X−Pc)、用い
た以外は、実施例71と同様にして中間層−CGL−C
TLを順次積層して成る感光体を作成した。 【0167】実施例112 〜120 実施例111 で、CTMを下記表−12のような例示
化合物とした以外は実施例111 と同様にして感光体
112 〜120 を作成した。 【0168】比較例23〜24 下記表−12のように、実施例111 でCTMを比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例111 と同
様にして比較感光体を作成した。 【0169】実施例121 CGMにY型オキシチタニウムフタロシアニン(TiO
PC)(前述したもの)を用いた以外は、実施例112
と同様にして中間層−CGL−CTLを順次積層して
成る感光体を作成した。 【0170】実施例122 〜130 実施例121 で、CTMを下記表−13のような例示
化合物とした以外は実施例121 と同様にして感光体
122 〜130 を作成した。 【0171】比較例25〜26 下記表−13のように、実施例121 でCTMを比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例121 と同
様にして比較感光体を作成した。 【0172】実施例131 CGMにフルオレニリデン系アゾCGMを用いた以外は
、実施例111 と同様にして中間層−CGL−CTL
を順次積層して成る感光体を作成した。 【0173】実施例132 〜140 実施例131 で、CGM、CTMを下記表−14のよ
うな例示化合物とした以外は実施例131 と同様にし
て感光体132 〜140 を作成した。 【0174】比較例27〜28 下記表−14のように、実施例131 でCTMを比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例131 と同
様にして比較感光体を作成した。 【0175】 【0176】 【0177】 【0178】 【0179】 【0180】 【0181】 【0182】 【0183】 【0184】 【0185】 【0186】 【0187】 【0188】 【0189】 【0190】 【0191】 【0192】 【0193】 【0194】 【0195】(評価例1)コニカ社製の複
写機U−Bix5076の改造機(帯電極は負帯電に変
更、露光量4.65lux)を用い、線速を240 、
330 、440 mm/sec と3段階に代え、2
万回帯電・露光を繰り返した時の残留電位Vrを測定し
た。結果は下記表−8〜10に示した通りで、本発明の
CTMを用いた感光体は比較化合物を用いた感光体より
、線速を早くした時に残留電位が大きくならず、優れた
高速性を示した。なお、初期白紙電位(Vw)は表−1
5〜17の通りであった。 【0196】(評価例2)評価例1で用いたものと同一
のコニカ社製複写機U−Bix5076の改造機を用い
、A4の再生紙を使って10万回の連続コピーテストを
行った。結果は下記表11〜13に示したとおりで、本
特許の化合物を用いた感光体は10万回まで良好な画像
であったが、比較感光体を用いた感光体は2〜3万回で
ベタ黒部数個の白ポチが発生した。尚、白ポチの評価は
、A4ベタ黒画像上に発生した白ポチの数を目視で数え
た。結果は表−18〜20に示した。 【0197】(評価例3)コニカ社製のデジタルコピー
U−Bix8028を用い、常温(25℃)及び低温(
10℃)において、未露光部電位VH 、露光部電位V
L を測定した。結果は下記表−21〜24に示した。 【0198】(評価例4)評価例3で用いたものと同一
のコニカ社製のデジタルコピーU−Bix8028に、
現像器を装でんし、数回画像出しを行い、複写画像の白
地部分の黒斑点を評価した。結果は下記表−25〜28
に示した。 【0199】尚、黒斑点の評価は、画像解析装置「オム
ニコン 300 型」(島津製作所製)を用いて黒斑
点の粒径と個数を測定し、φ(径)0.05mm以上の
黒斑点が1cm2 当り何個あるかにより判定した。黒
斑点評価の判定基準は、下表に示す通りである。 【0200】 尚、黒斑点判定の結果が◎、○であれば実用になるが、
△は実用に適さないことがあり、×である場合は実用に
適さない。 【0201】 【0202】 【0203】 【0204】 【0205】 【0206】 【0207】 【0208】 【0209】 【0210】 【0211】 【0212】 【0213】 【0214】 【0215】 【0216】 【0217】 【0218】 【0219】 【0220】 【0221】 【0222】 【0223】 【0224】 【0225】 【0226】 【0227】 【0228】 【0229】上述したように、本発明に基く電子写真感
光体は、複写機やプリンター等に組み込んで繰り返し使
用した場合、高感度で、白ポチ・黒斑点・かぶり・濃度
低下等の画像欠陥や画像不良が発生しない良好な画像が
得られる。 【0230】また、本発明に基く電子写真感光体は、高
速の複写機やプリンター等に組み込み繰り返し使用して
も、残留電位が小さく、画像欠陥や画質不良が発生しな
い良好な画像が得られる。 【0231】次に、実施例71〜140 、比較例15
〜28について、上記と同様の評価を行ったところ、下
記表−29〜表−42に示す結果が得られた。 【0232】 【0233】 【0234】 【0235】 【0236】 【0237】 【0238】 【0239】 【0240】 【0241】 【0242】 【0243】 【0244】 【0245】 【0246】 【0247】 【0248】 【0249】 【0250】 【0251】 【0252】 【0253】 【0254】 【0255】 【0256】 【0257】 【0258】 【0259】 【0260】実施例141 次に、上記の例とは異なり、本発明をEL(エレクトロ
ルミネッセンス)に適用した実施例を述べる。 【0261】ガラス基板上に形成された透明電極(イン
ジウム−錫酸化物層)上に、電荷注入層として500
Åの厚さに例示化合物1を蒸着し、次いで、8−キノリ
ノールA1錯体(A1q3 )を有機蛍光層として60
0Åの厚さに蒸着し、さらにその上に、負電極としてマ
グネシウム/銀合金を蒸着した。 【0262】得られた有機薄膜EL素子の発光特性を調
べたところ、0.04mW/cm2 の発光が4mA/
cm2 で得られた。発光色は黄緑色であった。 【0263】 【化7】 【0264】 【化8】 【0265】 【化9】 【0266】 【化10】 【0267】 【化11】 【0268】 【化12】 【0269】 【化13】 【0270】 【化14】 【0271】 【化15】 【0272】 【化16】 【0273】 【化17】 【0274】 【化18】 【0275】 【化19】 【0276】 【化20】 【0277】 【化21】 【0278】 【化22】 【0279】 【化23】 【0280】 【化24】 【0281】 【化25】 【0282】 【化26】 【0283】 【化27】 【0284】 【化28】 【0285】 【化29】 【0286】 【化30】 【0287】 【化31】 【0288】 【化32】 【0289】 【化33】 【0290】 【化34】 【0291】 【化35】 【0292】 【化36】 【0293】 【化37】 【0294】 【化38】 【0295】 【化39】 【0296】 【化40】 【0297】 【化41】 【0298】 【化42】 【0299】 【化43】 【0300】 【化44】 【0301】 【化45】 【0302】 【化46】 【0303】 【化47】 【0304】 【化48】 【0305】 【化49】 【0306】 【化50】 【0307】 【化51】 【0308】 【化52】 【0309】 【化53】 【0310】 【化54】 【0311】 【化55】 【0312】 【化56】 【0313】 【化57】 【0314】 【化58】 【0315】 【化59】 【0316】 【化60】 【0317】 【化61】
電子写真感光体に関し、特に、キャリア発生物質とキャ
リア輸送物質とを含有する感光層を有する電子写真感光
体における前記キャリア輸送物資として好適なビススチ
リル化合物と電子写真感光体に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来、電子写真感光体としては、セレン、
酸化亜鉛、硫化カドミウム、シリコン等の無機光導電体
を主成分として含有する感光体が広く知られていた。し
かし、これらは熱安定性、耐久性等の特性が必ずしも満
足しうるものではなく、さらに製造上、取扱い上にも問
題があった。 【0003】一方、有機光導電性化合物を主成分とする
感光層を有する感光体は、製造が比較的容易であること
、安価であること、取り扱いが容易であること、また一
般にセレン感光体に比べて熱安定性が優れている。こう
した有機光導電体化合物としては、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾールがよく知られており、これと2,4,7−ト
リニトロ−9−フルオレノン等のルイス酸とから形成さ
れる電荷移動錯体を主成分とする感光層を有する感光体
がすでに実用化されている。 【0004】また一方、光導電体のキャリア発生機能と
キャリア輸送機能とをそれぞれ別個の物質に分担させる
積層タイプあるいは単層タイプの機能分離型感光層を有
する感光体が知られている。例えば、無定型セレン薄層
から成るキャリア発生層とポリ−N−ビニルカルバゾー
ルを主成分として含有するキャリア輸送層とからなる感
光層を有する感光体が、すでに実用化されている。 【0005】しかし、ポリ−N−ビニルカルバゾールは
、可とう性に欠け、その被膜は固くて脆く、ひび割れ、
膜剥離を起こしやすく、これを用いた感光体は、耐久性
が劣っている。そこで、可塑剤を添加してこの欠点を改
善すると、電子写真プロセスにおいて残留電位が大きく
なり、繰り返し使用に伴ってその残留電位が蓄積され、
次第にかぶりが大きくなり、複写画像を損ねてしまう。 【0006】また、低分子の有機光導電性化合物は、一
般に被膜形成能を有しないため、適当なバインダーと併
用され、バインダーの種類、組成比等を選択することに
より、被膜の物性あるいは感光特性をある程度制御しう
る点では好ましいが、バインダーに対して高い相溶性を
有する有機光導電化合物の種類は限られている。現実に
電子写真感光体の感光層の構成に用い得るバインダーの
種類は少ない。 【0007】たとえば、米国特許3,189,447
号に記載の2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル
)−1,3,4−オキサジアゾールは、電子写真感光体
の感光層の材質として常用されるバインダー、たとえば
ポリエステル、ポリカーボネートとの相溶性が低い。す
なわち、電子写真特性を整えるために必要とする割合で
混合して感光層を形成すると、温度50℃以上でオキサ
ジアゾールの結晶が析出するようになり、電荷保持力お
よび感度等の電子写真特性が低下する欠点を有する。 【0008】これに対し、米国特許3,820,989
号に記載のジアリールアルカン誘導体は、バインダー
に関する相溶性の問題は少ないが、光に対する安定性が
小さく、これを帯電・露光が繰り返し行われる反復転写
式電子写真の感光体に使用すると、この感光層の感度が
次第に低下するという欠点を有する。 【0009】また、米国特許3,274 ,000号、
特公昭47−36428 号にはそれぞれ異なった型の
フェノチアジン誘導体が記載されているが、いずれも感
光度が低くかつ反復使用時の安定性が小さい欠点があっ
た。 【0010】また、特開昭58−65440 号、同5
8−190953号、同63−149652号に記載さ
れているスチルベン化合物は電荷保持力および感度は比
較的良好であるが、反復使用時による耐久性において満
足できるものではない。 【0011】これに対し、特開昭60−175052号
、同60−174749号、同62−120346号、
同64−32265 号、特開平1−106069号、
同1−93746 号、同1−274154号のような
ジスチルベン化合物をキャリア輸送物質として用いた感
光体は、上記の欠点をほぼ解決した感光体であるが、複
写機やプリンター等に組み込み、反復使用した時の耐久
性においては満足できるものではない。 【0012】特に、次の4点が問題になっていた。 1)線速の速い高速の複写機において、帯電・露光・除
電のサイクルが短くなるため、繰り返し複写時に残留電
位が大きく上昇してしまう。 【0013】2)複写機の場合、繰り返し複写した場合
に、ベタ黒部に白い小さい点状の画像欠陥(白ポチと呼
ぶ)が発生してしまう。 【0014】3)反転現像のプリンターの場合、低温で
露光電位(VL )が上昇し、また繰り返し使用で帯電
電位(VH )が低下するという欠陥が見つかっている
。 【0015】4)白色部に黒い小さい点状の画像欠陥(
黒斑点と呼ぶ)が発生しやすくなる。 【0016】このように、電子写真感光体を作成する上
で実用的に満足すべき特性を有するキャリア輸送物質は
未だ見い出されていないのが現状である。 【0017】 【発明の目的】本発明の目的は、複写機、プリンター等
にも使用できる高感度で高耐久な感光体用のキャリア輸
送物質として好適な化合物及び電子写真感光体を提供す
ることにある。 【0018】さらに、本発明の他の目的は、以下の(1
)〜(4)の通りである。 【0019】(1)線速の速い高速の複写機において、
帯電・露光・除電を繰り返しても、残留電位が上昇しな
い感光体用のキャリア発生物質として好適な化合物及び
電子写真感光体を提供すること。 【0020】(2)複写機に組み込み使用した場合、繰
り返し使用しても、ベタ黒部に白い小さい点状の画像欠
陥(白ポチと呼ぶ)が発生しない感光体用のキャリア輸
送物質として好適な化合物及び電子写真感光体を提供す
ること。 【0021】(3)反転現像のプリンターに組込み使用
した場合に、繰り返し使用しても、低温で露光電位(V
L )が上昇せず、また繰り返し使用で帯電電位(VH
)が低下しない感光体用のキャリア発生物質として好
適な化合物及び電子写真感光体を提供すること。 【0022】(4)白色部に黒い小さい点状の画像欠陥
(黒斑点と呼ぶ)が発生しない感光体用のキャリア輸送
物質として好適な化合物及び電子写真感光体を提供する
こと。 【0023】 【発明の構成及びその作用効果】即ち、本発明は、下記
一般式〔I〕又は〔II〕で表されるビススチリル化合
物及びこのビススチリル化合物を含有する電子写真感光
体に係るものである。 【化5】 {但し、この一般式中〔I〕中、R1 は、炭素原子数
1〜4のアルキル基、−OR2 (R2 は炭素原子数
1〜4のアルキル基)、 (R3 、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキ
ル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハロゲン化
アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基であ
って、l≧2のときは互いに異なっていてもよい。Ar
1 、Ar2 、Ar3 、Ar4は、複素環基(R5
、R6 、R7 はR1 と同じであり、m≧2、n
≧2、q≧2のときは互いに異なっていてもよい。)で
あり、Ar1 とAr2 、Ar3 とAr4 は、夫
々共同して環を形成してもよい。 とは同じではない。l≧1、m≧0、n≧0、q≧0で
ある。} 【化6】 {但し、この一般式〔II〕中、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 は、 複素環基(m=0〜5であるが、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 のすべてが であってそれらのうち3つがm=0、1つがm=1とき
、R5 は、炭素原子数2〜4のアルキル基、−OR2
(R2 は炭素原子数2〜4のアルキル基)、(R3
、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキル基)
、−CH2 COOR8 (R8 はアルキル基)、−
OCOR9 (R9 はアルキル基、フェニル基、アラ
ルキル基)、ハロゲン原子、炭素原子1〜4のハロゲン
化アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基で
あり、それ以外のとき、R5 は、炭素原子数1〜4の
アルキル基、−OR10(R10は炭素原子数1〜4の
アルキル基)、 (R11、R12 はアルキル基、フェニル基、アラ
ルキル基)、ハロゲン原子、炭素原子1〜4のハロゲン
化アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基で
あり、n=0〜7、q=0〜7であり、R6 、R7
は、炭素原子数1〜4のアルキル基、−OR10(R1
0は上記と同じ)、 (R11、R12は上記と同じ)、ハロゲン原子、炭素
原子数1〜4のハロゲン化ア ルキル基、シアノ基、
フェニル基、アラルキル基であり、m≧2、n≧2又は
q≧2のときは、複数のR5 、複数のR6 、複数の
R7 は夫々互いに異なっていてもよい。)であり、A
r1 とAr2 、Ar3 とAr4 は夫々互いに共
同して環を形成してもよい。 とは同じではない。} 【0024】本発明による上記一般式の化合物において
、上記の置換基R1 〜R12としては、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチルなどのアルキル基;メトキシ、エ
トキシ、プロポキシなどのアルコキシ基;弗素、塩素、
臭素、沃素などのハロゲン原子;ジエチルアミンなどの
ジアルキルアミノ基;ジエチルフェニルアミンなどのジ
アラルキルアミノ基;ジフェニルアミンなどのジアリー
ルアミノ基;ベンジル基などのアラルキル基;フェニル
基;シアノ基;トリフルオロメチル基等が挙げられる。 【0025】本発明の上記一般式〔I〕、〔II〕の化
合物は、下記A〜C特徴を有するものであり、電子写真
感光体のキャリア輸送物質として好適である。 【0026】(A).置換基を分子中に有し、一対のス
チリル基が非対称の構造のビススチリル化合物であるた
め、感度及び耐久性が向上し、しかも帯電電位の変動が
小さくなるため、複写機やプリンター等に組み込んで繰
り返し使用した場合、白ポチ・黒斑点・かぶり・濃度低
下等の画像欠陥や画像不良が発生しない良好な画像が得
られる。 【0027】(B).しかも、高速の複写機やプリンタ
ー等に組み込み、繰り返し使用した場合、残留電位も小
さくなるため、画像欠陥や画像不良が発生しない良好な
画像が得られる。 (C).ビススチリル化合物であるから、合成も容易で
ある。 【0028】上記一般式〔I〕の具体的化合物No.
1〜393 は後記においてまとめて例示した。 【0029】次に、一般式〔I〕の化合物の合成例を説
明するが、その合成処方の概略を後記に示した。 【0030】(合成例1 :例示化合物1の合成)ジホ
ルミル体3の合成例は既知の方法に従い以下のように行
った。4−メチルアニリン1(東京化成社製)(1モル
比)とヨウドベンゼン(東京化成社製)(2.5 モル
比)に炭酸カリウム(関東化学社製)(2モル比)と銅
粉(関東化学社製)(0.2 モル比)を加え、内温1
90 〜210 ℃で50時間反応し、後処理後にカラ
ム精製して、4−メチルトリフェニルアミン2を収率8
5%で得た(ウルマン反応)。 【0031】4−メチルトリフェニルアミン2(1モル
比)にN,N−ジメチルホルムアミド(関東化学社製)
(4モル比)とオキシ塩化リン(和光純薬工業社製)(
3モル比)を加え、内温70〜90℃で24時間反応し
、後処理後にカラム精製して、N,N−ビス(4−ホル
ミル−フェニル)−4−メチルアニリン3を収率65%
で得た(ビルスマイヤー反応)。 【0032】ホスホン酸ジエチル体7の合成は既知の方
法に従い、以下のように行った。メタノール(関東化学
社製)中に4−メチルベンゾフェノン4(アルドリッチ
社製)(1モル比)を入れ、ソデュムボロハイドライド
(関東化学社製)(0.5 モル比)を加えて、内温1
0〜20℃で5時間反応し、後処理後にカラム精製して
、ヒドロキシ体5を収率95%で得た(還元反応)。 【0033】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体5(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(東
京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10〜
20℃で2時間反応し、後処理後に、クロル体6を収率
95%で得た(置換反応)。 【0034】クロル体6(1モル比)に亜リン酸トリエ
チル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、内
温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後に
蒸留精製して、ホスホン酸ジエチル体7を収率93%で
得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0035】ホスホン酸ジエチル体12の合成は既知の
方法に従い以下のように行った。メタノール(関東化学
社製)中にベンゾフェノン9(東京化成社製)(1モル
比)を入れ、ソデュムボロハイドライト(関東化学社製
)(0.5 モル比)を加えて、内温10〜20℃で5
時間反応し、後処理後にカラム精製して、ヒドロキシ体
10を収率93%で得た(還元反応)。 【0036】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体10(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(
東京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10
〜20℃で2時間反応し、後処理後、クロル体11を収
率96%で得た(置換反応)。 【0037】クロル体11(1モル比)に亜リン酸トリ
エチル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、
内温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後
に蒸留精製し、ホスホン酸ジエチル体12を収率91%
で得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0038】CTMの合成は、上記のようにして得た化
合物を原料として、以下のように行った。N,N−ビス
(4−ホルミル−フェニル)−4−メチルアニリン3
0.33モルと1−(4−メチル−フェニル)−1−
フェニル−メチルホスホン酸ジエチル70.033 モ
ルとを、とを、トルエン(和光純薬工業社製)50ml
に溶解した。ナトリウムメトキサイド(関東化学社製)
0.033 モルをトルエン50mlに入れ、氷冷下、
内温を25℃以下に保ちながら、この液を前記の液に加
えた。その後、室温で3時間攪拌した。水100ml
を加え、トルエン層を水洗し、次いで、硫酸ナトリウム
(関東化学社製)でトルエン層から水を除き、溶媒を留
去し、得られた残留物をシリカカラム精製し、モノホル
ミ体8を黄白色結晶として収率41%(0.014 モ
ル)で得た。 【0039】次いで、ホルミル体80.033 モルと
1,1−ジフェニル−メチルホスホン酸ジエチル12
0.066 モルとを、トルエン(和光純薬工業社製
)50mlに溶解した。ナトリウムメトキサイド(関東
化学社製)0.066 モルをトルエン50mlに入れ
、氷冷下、内温を25℃以下に保ちながら、この液を前
記の液に加えた。その後、室温で3時間攪拌した。水1
00 mlを加え、トルエン層を水洗し、ついで、硫酸
ナトリウム( 関東化学社製) でトルエン層から水を
除き、溶媒を留去し、得られた残留物をシリカカラム精
製し、目的とする例示化合物1を黄白色結晶として収率
71%(0.023 モル)で得た。 【0040】融点は125 ℃、元素分析値は以下の通
りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
91.41 6.35
2.18 計算値(%) : 91.54
6.24 2.22
例示化合物1のIRデータ(図1にスペクトルあり)1
501cm−1/S(Strong :以下同じ)【0
041】(合成例2 :例示化合物10の合成)合成例
1で、4−メチルアニリンを2,4,6−トリメチルア
ニリンに替え、ベンゾフェノンを4,4′−ジメチルベ
ンゾフェノンに替え、更に4−メチルベンゾフェノンを
2,4−ジメチルベンゾフェノンに替えたほかは、合成
例1と同様にして合成し、例示化合物10を黄白色結晶
として収率59%(0.019 モル)で得た。 【0042】融点は145 −147 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素) 測定値(%) :
90.78 7.08
2.01 計算値(%) : 90.9
4 7.06 2
.00 【0043】(合成例3 :例示化合物8
5の合成)合成例1で、4−メチルアニリンを4−クロ
ルアニリンに替えたほかは、合成例1と同様にして合成
し、例示化合物85を黄白色結晶として収率65%で0
.021 モル得た。 【0044】融点は142 −144 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素) 測定値(%) :
86.80 5.60
2.10 計算値(%) : 86
.81 5.58
2.15 【0045】(合成例4 :例示化合物1
96 の合成)合成例1で、4−メチルアニリンを2,
4−ジメトキシアニリンに替え、4−メチルベンゾフェ
ノンを4−メトキシベンゾフェノンに替えたほかは、合
成例1と同様にして合成し、例示化合物196 を黄白
色結晶として収率55%で0.018 モル得た。 【0046】融点は120 −126 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
85.00 6.00
2.00 計算値(%) : 85.0
7 5.97 2
.02 【0047】(合成例5 :例示化合
物298 の合成)合成例1で、4−メチルアニリンを
4−フェニルアニリンに替え、ベンゾフェノンを4−ヨ
ードベンゾフェノンに替え、更に4−メチルベンゾフェ
ノンを2,4−ジメチルベンゾフェノンに替えたほかは
合成例1と同様にして合成し、例示化合物298 を黄
白色結晶として収率65%で0.021 モル得た。 【0048】融点は131 −134 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
77.62 5.01
1.52 計算値(%
) : 77.84 4.9
3 1.71 【0049】次
に上記一般式〔II〕の具体的化合物No. (1)〜
(104) は後記においてまとめて例示した。 【0050】次に一般式〔II〕の化合物の合成例を説
明するが、その合成処方の概略を後記に示した。 【0051】(合成例6:例示化合物(1)の合成)ジ
ホルミル体3の合成は既知の方法に従い以下のように行
った。アニリン1(関東化学社製)(1モル比)とヨウ
ドベンゼン(東京化成社製)(2.5 モル比)に炭酸
カリウム(関東化学社製)(2モル比)と銅粉(関東化
学社製)(0.2 モル比)を加え、内温190 〜2
10 ℃で50時間反応し、後処理後にカラム精製して
、トリフェニルアミン2を収率81%で得た(ウルマン
反応)。 【0052】トリフェニルアミン2(1モル比)にN,
N−ジメチルホルムアルデヒド(関東化学社製)(4モ
ル比)とオキシ塩化リン(和光純薬工業社製)(3モル
比)を加え、内温70〜90℃で24時間反応し、後処
理後にカラム精製して、N,N−ビス(4−ホルミル−
フェニル)−2,4−メチルアニリン3を収率53%で
得た(ビルスマイヤー反応)。 【0053】ホスホン酸ジエチル体の合成は既知の方法
に従い、以下のように行った。メタノール(関東化学社
製)中に4−メチルベンフェノン4(アルドリッチ社製
)(1モル比)を入れ、ソデュムボロハイドライド(関
東化学社製)(0.5 モル比)を加えて、内温10〜
20℃で5時間反応し、後処理後にカラム精製して、ヒ
ドロキシ体5を収率95%で得た(還元反応)。 【0054】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体5(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(東
京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10〜
20℃で2時間反応し、後処理後に、クロル体6を収率
95%で得た(置換反応)。 【0055】クロル体6(1モル比)に亜リン酸トリエ
チル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、内
温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後に
蒸留精製して、ホスホン酸ジエチル体7を収率93%で
得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0056】ホスホン酸ジエチル体12の合成は既知の
方法に従い以下のように行った。メタノール(関東化学
社製)中に、4、4′−ジメチルベンゾフェノン(アル
ドリッチ社製)(1モル比)を入れ、ソデュムボロハイ
ドライト(関東化学社製)(0.5 モル比)を加えて
、内温10〜20℃で5時間反応し、後処理後にカラム
精製して、ヒドロキシ体10を収率91%で得た(還元
反応)。 【0057】トルエン(和光純薬工業社製)中にヒドロ
キシ体10(1モル比)を入れ、チオニルクロライド(
東京化成社製)(1.2 モル比)を加えて、内温10
〜20℃で2時間反応し、後処理後、クロル体11を収
率95%で得た(置換反応)。 【0058】クロル体11(1モル比)に亜リン酸トリ
エチル(関東化学社製)(1.2 モル比)を加えて、
内温140 〜160 ℃で10時間反応し、後処理後
に蒸留精製し、ホスホン酸ジエチル体12を収率90%
で得た(ホスホン酸ジエチル化反応)。 【0059】CTMの合成は、上記のようにして得た化
合物を原料として、以下のように行った。N,N−ビス
(4−ホルミル−フェニル)−アニリン−3 0.3
3モルと1−(4−メチル−フェニル)−1−フェニル
−メチルホスホン酸ジエチル7 0.033モルとを
、トルエン(和光純薬工業社製)50mlに溶解した。 ナトリウムメトキサイド(関東化学社製)0.033
モルをトルエン50mlに入れ、氷冷下、内温を25℃
以下に保ちながら、この液を前記の液に加えた。その後
、室温で3時間攪拌した。水100ml を加え、トル
エン層を水洗し、次いで、硫酸ナトリウム(関東化学社
製)でトルエン層から水を除き、溶媒を留去し、得られ
た残留物をシリカカラム精製し、モノホルミ体8を黄白
色結晶として収率38%(0.013 モル)で得た。 【0060】次いで、ホルミル体80.033 モルと
1,1−ビス−(4−メチルフェニル)−メチルホスホ
ン酸ジエチル12 0.066 モルとを、トルエン
(和光純薬工業社製)50mlに溶解した。ナトリウム
メトキサイド(関東化学社製)0.066 モルをトル
エン50mlに入れ、氷冷下、内温を25℃以下に保ち
ながら、この液を前記の液に加えた。その後、室温で3
時間攪拌した。水100 mlを加え、トルエン層を水
洗し、ついで、硫酸ナトリウム( 関東化学社製) で
トルエン層から水を除き、溶媒を留去し、得られた残留
物をシリカカラム精製し、目的とする例示化合物(1)
を黄白色結晶として収率82%(0.027 モル)で
得た。 【0061】融点は131 −132 ℃、元素分析値
は以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
91.25 6.51
2.11 計算値(%) : 91.41
6.42 2.18
【0062】(合成例7 :例示化合物(6)の合
成)合成例6で、4−メチルベンゾフェノンをベンゾフ
ェノンに替え、4,4′−ジメチルベンゾフェノンを3
,4−ジメチルベンゾフェノンに替えたほかは、合成例
6と同様にして合成し、例示化合物(6)を黄白色結晶
として収率75%(0.025モル)で得た。 【0063】融点は128 −131 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素) 測定値(%) :
91.51 6.25
2.20 計算値(%) : 91.5
4 6.24 2
.22 【0064】(合成例8 :例示化合物(
20)の合成)合成例6で、4−メチルベンゾフェノン
を4−クロルベンゾフェノンに替え、4,4′−ジメチ
ルベンゾフェノンをベンゾフェノンに替えたほかは、合
成例6と同様にして合成し、例示化合物(20)を黄白
色結晶として収率69%で0.023 モル得た。 【0065】融点は133 −137 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
86.73 5.40
2.19 計算値(%) : 86.8
4 5.39 2
.20 【0067】(合成例9 :例示化合物(45
)の合成)合成例6で、4−メチルベンゾフェノンを4
−メトキシベンゾフェノンに替え、4,4′−ジメチル
ベンゾフェノンを3,4−ジメチルベンゾフェノンに替
えたほかは、合成例6と同様にして合成し、例示化合物
(45)を黄白色結晶として収率65%(0.021
モル)で得た。 【0068】融点は131 −133 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
89.01 6.30
2.10 計算値(%) : 89.1
9 6.26 2
.12 【0069】(合成例10 :例示化合物
(81)の合成)合成例6で、4, 4′−ジメチルベ
ンゾフェノンを2−ベンゾイルナフタレンに替えたほか
は、合成例6と同様にして合成し、例示化合物(81)
を黄白色結晶として収率67%(0.022 モル)で
得た。 【0070】融点は135 −137 ℃、元素分析は
以下の通りであった。 C(炭素)
H(水素) N(窒素)測定値(%) :
91.61 6.21
2.05 計算値(%) : 91.72
6.19 2.1
0 【0071】上記した一般式〔I〕の化合物をキャ
リア輸送物質として含有する電子写真感光体は、図2〜
図7に示した形態をとることができる。 【0072】即ち、図2及び図3では、導電性支持体1
上にキャリア発生物質を主成分とするキャリア発生層2
と、本発明に基くキャリア輸送物質を主成分として含有
するキャリア輸送層3との積層体より成る感光層4を設
ける。図4及び図5に示すように、感光層4は、導電性
支持体1上に設けた中間層5を介して設けてもよい。 【0073】このように感光層4を二層構成としたとき
に優れた電子写真特性を有する感光体が得られる。 【0074】又、本発明においては、図6及び図7に示
すように、キャリア発生物質をキャリア輸送物質を主成
分とする層6中に分散せしめて成る感光層4を導電性支
持体1上に直接、或いは中間層5を介してて設けてもよ
い。 【0075】又、本発明においては、図5の仮想線のご
とく、最外層として保護層7を設けてもよい。 【0076】本発明における一般式〔I〕化合物は、そ
れ自体では被覆形成能が乏しいので、種々のバインダを
組合せて感光層が形成される。 【0077】ここに用いられるバインダとしては任意の
ものを用いることができるが、疎水性で誘電率が高く、
電気絶縁性フィルム形成性高分子重合体を用いるのが好
ましい。 【0078】このような高分子重合体としては、例えば
次のものを挙げることができるが、これらに限定される
ものではない。 【0079】(P−1) ポリカーボネート(P−2
) ポリエステル (P−3) メタクリル樹脂 (P−4) アクリル樹脂 (P−5) ポリ塩化ビニル (P−6) ポリ塩化ビニリデン (P−7) ポリスチレン (P−8) ポリビニルアセテート (P−9) スチレン−ブタジエン共重合体(P−1
0) 塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体 (P−11) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(P
−12) 塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸
共重合体 (P−13) シリコーン樹脂 (P−14) シリコーン−アルキッド樹脂(P−1
5) フェノールホルムアルデヒド樹脂(P−16)
スチレン−アルキッド樹脂(P−17) ポリ−
N−ビニルカルゾール(P−18) ポリビニルブチ
ラール(P−19) ポリビニルフォルマール【00
80】これらバインダ樹脂は、単独であるいは2種以上
の混合物として用いることができる。 【0081】本発明において併用して使用可能なCTM
としては、特に制限はないが、例えばオキサゾール誘導
体、オキサジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、チア
ジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール
誘導体、イミダゾロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、
ビスイミダゾリジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾ
ン化合物、ピラゾリン誘導体、アミン誘導体、オキサゾ
ロン誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンズイミダゾ
ール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、
アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベ
ン誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−
ビニルピレン、ポリ−9−ビニルアントラセン等である
。 【0082】本発明において用いられるCTMとしては
光照射時発生するホールの支持体側への輸送能力が優れ
ている外、本発明に用いられる後記の有機系顔料との組
合わせに好適なものが好ましい。 【0083】本発明に基く感光層のキャリア発生層に用
いられるキャリア発生物質としては、次のようなものが
挙げられる 【0084】(1)モノアゾ色素、ビスアゾ色素、トリ
スアゾ色素などのアゾ系色素 (2)ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリ
レン系色素 (3)インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ系色素(
4)アンスラキノン、ピレンキノンおよびフラバンスロ
ン類などの多環キノン類 (5)キナクリドン系色素 (6)ビスベンゾイミダゾール系色素 (7)インダスロン系色素 (8)スクエアリリウム系色素 (9)シアニン系色素 (10)アズレニウム系色素 (11)トリフェニルメタン系色素 (12)アモルファスシリコン (13)金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンな
どのフタロシアニン系顔料 (14)セレン、セレン−テルル、セレン−砒素(15
)CdS、CdSe (16)ピリリウム塩色素、チアピリリウム塩色素など
が挙げられ、単独あるいは2種以上の混合物として用い
ることもできる。 【0085】本発明に基く電子写真感光体においては、
CGMとしてフルオレノン系ビスアゾ顔料、フルオレニ
リデン系ビスアゾ顔料、多環キノン顔料等の有機系顔料
が用いられることが好ましい。特に後記に示す一般式〔
F1 〕のフルオレノン系ビスアゾ顔料、フルオレニリ
デン系ビスアゾ顔料、多環キノン顔料を本発明に用いる
と、感度、耐久性及び画質等の点で著しく改良された効
果を示す。 【0086】後記に本発明に使用可能なフルオレノン系
ビスアゾ顔料に具体例(F1 −1〜F1 −24)を
挙げるが、これによって限定されるものではない。 【0087】本発明に使用可能な後記一般式〔F1 〕
で表されるフルオレノン系ビスアゾ顔料は、公知の方法
により容易に合成され、例えば特願昭62−30486
2号等の方法により合成される。 【0088】本発明に使用可能なフルオレニリデン系ビ
スアゾ顔料は後記一般式〔F2 〕で表される。 【0089】一般式〔F2 〕で示される本発明に有効
なビスアゾ顔料の具体例としては、例えば後記の構造式
で示されるもの(F2 −1〜F2 −7)を挙げるこ
とができるが、これによって本発明に使用可能なビスア
ゾ顔料が限定されるものではない。 【0090】本発明に使用可能な多環キノン顔料は、後
記の下記一般式〔Q1 〕〜〔Q3 〕で表される。 【0091】後記の一般式〔Q1 〕〜〔Q3 〕で示
される本発明に使用可能な多環キノン顔料の具体例を後
記に示すが、これに限定されるものではない。 【0092】一般式〔Q1 〕で示されるアントアント
ロン顔料の具体的化合物例(Q1 −1〜Q1 −6)
を挙げると後記の通りである。 【0093】一般式〔Q2 〕で示されるジベンズピレ
ンキノン顔料の具体的化合物例(Q2 −1〜Q2 −
5)を挙げると後記の通りである。 【0094】一般式〔Q3 〕で示されるピラントロン
顔料の具体的化合物例(Q3 −1〜Q3 −4)を挙
げると後記の通りてある。 【0095】本発明に使用可能な一般式〔Q1 〕〜〔
Q3 〕で表される多環キノン顔料は、公知の方法によ
り容易に合成できる。 【0096】本発明に使用できる無金属フタロシアニン
系顔料としては、光導電性を有する無金属フタロシアニ
ン及びその誘導体すべてが使用可能であるが、例えばα
型、β型、τ、τ′型、η、η′型、Χ型、及び特開昭
62−103651号で述べた結晶形及びその誘導体等
を使用できる。特にτ, Χ, K/R−Χ型を使用す
ることが望ましい。 【0097】Χ型無金属フタロシアニンについては米国
特許3,357,989 号に記載があり、τ型無金属
フタロシアニンについては特開昭58−182639号
に記載がある。 【0098】K/R−X型は特開昭62−103651
号にあるように、CuKa 、1.541 ÅのX線に
対するブラッグ角度(2θ±0.2 度)において、7
.7, 9.2, 16.8, 17.5,22.4,
28.8度に主要なピークを有し、且つ9.2 度の
ピーク強度に対して16.8度のピーク強度比が0.8
〜1.0 であり、また22.4度に対する28.8
度のピーク強度比が0.4以上である事を特徴とするフ
タロシアニンである。 【0099】本発明で使用可能なオキシチタニルフタロ
シアニンは、後記の一般式〔TP〕で表される。 【0100】本発明に使用可能なものとしては以下で示
す特許で公開された結晶型の異なるものが知られている
。例えば特開昭61−239248号、同62−670
943号、同62−272272号、同63−1161
58号又は同64−17066 号、特開平2−282
65 号、同2−215866号等が挙げられる。 【0101】本発明に使用可能な有機系顔料の分散媒と
してはメチルエチルケトン等、公知の分散媒がある。 【0102】本発明において、感光層には一種又は二種
以上の公知の電子受容性物質を含有せしめることができ
る。電子受容性物質の添加割合は、重要比で本発明に用
いられる有機系顔料:電子受容性物質=100 :0.
01〜200 、好ましくは100 :0.1 〜10
0 である。また、電子受容性物質の添加割合は重要比
で全CTM:電子受容性物質=100 :0.01〜1
00 、好ましくは100 :0.1 〜50である。 【0103】又、感光層中にはCGM(キャリア発生物
質)の電荷発生機能を改善する目的で有機アミン類を添
加することができ、特に2級アミンを添加するのが好ま
しい。これらの化合物は特開昭59−218447号、
同62−8160号に記載されている。 【0104】又、感光層においては、オゾン劣化防止の
目的で例えば特開昭63−18354 号の酸化防止剤
を添加することができる。酸化防止剤の添加量はCTM
100 重量部に対して0.1 〜100 重量部、好
ましくは1〜50重量部、特に好ましくは5〜25重量
部である。 【0105】又、本発明に基く感光体には、その他、必
要により感光層を保護する目的で紫外線吸収剤等を含有
してもよく、また感色性補正の染料を含有してもよい。 【0106】感光層と支持体との間に中間層を設けてよ
いが、この中間層は接着層又はブロッキング層等として
機能するものである。 【0107】本発明において感光層を図2のように2層
構成としたとき、CGL(キャリア発生層)は、導電性
支持体もしくはCTL(キャリア輸送層)上に直接ある
いは必要に応じて接着層もしくはブロッキング層などの
中間層を設けた上に、次の方法によって形成することが
できる。 【0108】(1) 真空蒸着法 【0109】(2) CGMを適当な溶剤に溶解した
溶液を塗布する方法 【0110】(3) CGMをボールミル、サンドグ
ラインダ等によって分散媒中で微細粒子状として必要に
応じて、バインダと混合分散して得られる分散液を塗布
する方法。 【0111】即ち具体的には、真空蒸着、スバッタリッ
グ、CVD等の気相堆積法あるいはディッピング、スプ
レィ、ブレード、ロール法等の塗布方法が任意に用いら
れる。 【0112】このようにして形成されるCGLの厚さは
、0.01μm〜5μmであることが好ましく、更に好
ましくは0.05μm〜3μmである。 【0113】また、CTLについても、CGLと同様の
方法で形成することができる。CTLの厚さは、必要に
応じて変更し得るが、通常5μm〜60μmであること
が好ましい。 【0114】このCTLにおける組成割合は、本発明の
CTM1重量部に対してバインダ0.1 〜5重量部と
するのが好ましいが、微粒子状のCGMを分散せしめた
感光層4を形成する場合は、CGM1重量部に対してバ
インダを5重量部以下の範囲で用いることが好ましい。 またCTLをバインダ中分散型のものとして構成する場
合には、CGM1重量部に対してバインダを5重量部以
下の範囲で用いることが好ましい。 【0115】本発明に基く電子写真感光体は以上のよう
な構成であって、後述する実施例からも明らかなように
、帯電特性、感度特性、画像形成特性等に優れており、
特に繰り返し使用したときにも疲労劣化が少なく、耐用
性が優れたものである。 【0116】更に、本発明に基く電子写真感光体は電子
写真複写機のほか、レーザ、ブラウン管(CRT)、発
光ダイオード(LED)を光源とするプリンタの感光体
などの応用分野にも広く用いることができる。また、本
発明は、そうした感光体以外にも、EL(エレクトロル
ミネッセンス)等も適用可能である。 【0117】〔実施例〕以下、本発明の実施例を具体的
に説明するが、これにより本発明の実施態様が限定され
るものではない。 【0118】実施例1 ε−アミノ−カプロン酸、アジピン酸及びN−(β−ア
ミノエチル)ピペラジンの比率が1:1:1のモノマー
組成で共重合されたポリアミド30gを、50℃に加熱
した800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製
)200 mlに加えた。その後、直径80mmのアニ
ミニウムドラム上へ浸漬塗布し、0.6 μm厚の中間
層を形成した。 【0119】次に、CGMとしてフルオレノン系ビスア
ゾ顔料(例示化合物F1 −23)20g及びバインダ
ーとしてポリビニルブチラール樹脂エスレックBX−1
(積水化学社製)10gをメチルエチルケトン(関東化
学社製 EL規格)1000mlへ溶解し、サンドミ
ルにて24時間ミリングを行い、CGL塗布液を得た。 これを上記中間層上に浸漬塗布して0.2 μm厚のC
GLを形成した。 【0120】その後、CTMとして例示化合物1140
gとポリカーボネート樹脂「ユーピロンZ−200
」(三菱ガス化学株式会社製)165gを1,2−ジク
ロロエタン特級(関東化学社製)1000mlへ溶解さ
せ、CTL塗工液を得た。 【0121】これを上記CGL上に浸漬塗布後、100
℃で1時間乾燥し、23μm厚のCTLを形成した。 このようにして、中間層−CGL−CTLを順次積層し
て成る感光体1を作成した。 【0122】実施例2〜10 実施例1でCGM、CTMを下記表−1のような例示化
合物とした以外は実施例1と同様にして感光体2〜10
を作成した。 【0123】比較例1〜2 下記表−1のうように、実施例1のCTMを後記の比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例1と同様にし
て比較感光体を作成した。 【0124】実施例11 中間層の形成は実施例1と同様に行った。 【0125】CGMとして、多環キノン系顔料(例示化
合物;Q1 −3)20gおよびバインダーとしてポリ
カーボネート樹脂C−1300(帝人化成社製)10g
を1,2−ジクロロエタン特級(関東化学社製)へ溶解
し、ボールミルにて30時間ミリングを行いCGL塗工
液を得た。これを上記中間層上に浸漬塗布して0.6
μm厚のCGLを形成した。 【0126】次いで、CTMを例示化合物2とした以外
は実施例1と同様にCTLを積層し、感光体11を作成
した。 【0127】実施例12〜20 実施例11で、CGM、CTMを下記表−2のような例
示化合物とした以外は実施例1と同様にして感光体12
〜20を作成した。 【0128】比較例3〜4 下記表−2のように、実施例11でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例11と同様にして比
較感光体3〜4を作成した。 【0129】実施例21 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水
化学社製)12gをエチルエチルケトン1000mlに
溶解させた後、CGMとして例示化合物Q1 −3;5
.7g、例示化合物F1 −23;0.5 gを混合し
、サンドグラインダーで12時間分散した。 【0130】これを実施例1で記した中間層上に浸漬塗
布し、CGLを形成、更にCTMを表−3に示す例示化
合物とした以外は実施例1と同様にしてCTLを形成し
、感光体21を作成した。 【0131】実施例22〜30 実施例11で、CGM、CTMを下記表−3のような例
示化合物とした以外は実施例1と同様にして感光体22
〜30を作成した。 【0132】比較例5〜6 下記表−3のように、実施例21でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例21と同様にして比
較感光体5〜6を作成した。 【0133】実施例31 実施例1で用いたポリアミド50gを50℃に加熱した
800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製)へ
投入し、溶解させた。室温まで冷却後、1−ブタノール
特級(関東化学社製)200 mlを加えた。その後、
直径80mmのアルミニウムドラム上へ浸漬塗布し、0
.5 μmの中間層を形成した。 【0134】次に、CGMとしてτ型無金属フタロシア
ニン(τ−Pc)40gをシリコーン樹脂「KR−52
40」(固形分20%)(信越化学社製)200 gを
溶解したメチルエチルケトンEL規格(関東化学社製)
2000mlに加えて、サンドグラインダーにて4時間
分散させ、CGL塗工液を得た。これを上記中間層上に
浸漬塗布して0.4μm厚のCGLを形成した。 【0135】その後、例示化合物6 135gとポリカ
ーボネート「ユーピロンZ−200 」(三菱ガス化学
株式会社)165 gを1,2−ジクロロエタン特級(
関東化学社製)1000mlへ溶解させ、CTL塗工液
を得た。これを上記CGL上に浸漬塗布後、100℃で
1時間乾燥を行い、22μm厚のCTLを得た。中間層
、CGL及びCTLの順に積層して成る感光体を作成し
た。 【0136】実施例32〜40 実施例31で、CGMを下記表−4のような例示化合物
とした以外は実施例31と同様にして感光体32〜40
を作成した。 【0137】比較例7〜8 下記表−4のように、実施例31でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例31と同様にして比
較感光体を作成した。 【0138】実施例41 CGMにX型無金属フタロシアニン(X−Pc)、用い
た以外は、実施例1と同様にして中間層−CGL−CT
Lを順次積層して成る感光体を作成した。 【0139】実施例42〜50 実施例41で、CTMを下記表−5のような例示化合物
とした以外は実施例41と同様にして感光体42〜50
を作成した。 【0140】比較例9〜10 下記表−5のように、実施例41でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例41と同様にして比
較感光体を作成した。 【0141】実施例51 CGMにY型オキシチタニウムフタロシアニン(Y−T
iOPC)〔電子写真学会誌 250(2) 、29(
2) ,1990〕を用いた以外は、実施例1と同様
にして中間層−CGL−CTLを順次積層し成る感光体
を作成した。 【0143】実施例52〜60 実施例51で、CTMを下記表−6のような例示化合物
とした以外は実施例51と同様にして感光体52〜60
を作成した。 【0144】比較例11〜12 下記表−6のように、実施例51でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例51と同様にして比
較感光体を作成した。 【0145】実施例61 CGMにフルオレニリデン系アゾCGMを用いた以外は
、上記実施例と同様にして中間層−CGL−CTLを順
次積層して成る感光体を作成した。 【0146】実施例62〜70 実施例61でCGM、CTMを下記表−7のような例示
化合物とした以外は実施例61と同様にして感光体62
〜70を作成した。 【0147】比較例13〜14 下記表−7のように、実施例61でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例61と同様にして比
較感光体を作成した。 【0148】実施例71 ε−アミノ−カプロン酸、アジピン酸及びN−(β−ア
ミノエチル)ピペラジンの比率が1:1:1のモノマー
組成で共重合されたポリアミド30gを、50℃に加熱
した800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製
)200 mlに加えた。その後、直径80mmのアニ
ミニウムドラム上へ浸漬塗布し、0.6 μm厚の中間
層を形成した。 【0149】次に、CGMとしてフルオレノン系ジスア
ゾ顔料(例示化合物F1 −23)20g及びバインダ
ーとしてポリビニルブチラール樹脂エスレックBX−1
(積水化学社製)10gをメチルエチルケトン(関東化
学社製 EL規格)1000mlへ溶解し、サンドミ
ルにて24時間ミリングを行い、CGL塗布液を得た。 これを上記中間層上に浸漬塗布して0.2 μm厚のC
GLを形成した。 【0150】その後、例示化合物(1)140 gとポ
リカーボネート樹脂「ユーピロンZ−200 」(三菱
ガス化学株式会社製)165 gを1,2−ジクロロエ
タン特級(関東化学社製)1000mlへ溶解させ、C
TL塗工液を得た。 これを上記CGL上に浸漬塗布後、100 ℃で1時間
乾燥し、23μm厚のCTLを形成した。このようにし
て、中間層−CGL−CTLを順次積層して成る感光体
71を作成した。 【0151】実施例72〜80 実施例71でCGM、CTMを下記表−8のような例示
化合物とした以外は実施例71と同様にして感光体72
〜80を作成した。 【0152】比較例15〜16 下記表−8のうように、実施例71でCTMを後記の比
較化合物(1)〜(2)とした以外は実施例71と同様
にして比較感光体を作成した。 【0153】実施例81 中間層の形成は実施例71と同様に行った。CGMとし
て、多環キノン系顔料(例示化合物;Q1 −3)20
gおよびバインダーとしてポリカーボネート樹脂C−1
300(帝人化成社製)10gを1,2−ジクロロエタ
ン特級(関東化学社製)へ溶解し、ボールミルにて30
時間ミリングを行いCGL塗工液を得た。これを上記中
間層上に浸漬塗布して0.6μm厚のCGLを形成した
。 【0154】次いで、CTMを例示化合物(2)とした
以外は実施例71と同様にCTLを積層し、感光体81
を作成した。 【0155】実施例82〜90 実施例81で、CGM、CTMを下記表−9のような例
示化合物とした以外は実施例71と同様にして感光体8
2〜90を作成した。 【0156】比較例17〜18 下記表−9のように、実施例71でCTMを比較化合物
(1)〜(2)とした以外は実施例71と同様にして比
較感光体17〜18を作成した。 【0157】実施例91 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水
化学社製)12gをエチルエチルケトン1000mlに
溶解しさせた後、CGMとして例示化合物Q1 −3;
5.7 g、例示化合物F1 −23;0.5 gを混
合し、サンドグラインダーで12時間分散した。 【0158】これを実施例71で記した中間層上に浸漬
塗布し、CGLを形成、更に実施例71と同様にしてC
TLを形成し、感光体91を作成した。 【0159】実施例92〜100 実施例81で、CGM、CTMを下記表−10のような
例示化合物とした以外は実施例91と同様にして感光体
92〜100 を作成した。 【0160】比較例19〜20 下記表−10のように、実施例91でCTMを比較化合
物(1)〜(2)とした以外は実施例91と同様にして
比較感光体19〜20を作成した。 【0161】実施例101 実施例71で用いたポリアミド50gを50℃に加熱し
た800 mlのメタノールEL規格(関東化学社製)
へ投入し、溶解させた。室温まで冷却後、1−ブタノー
ル特級(関東化学社製)200 mlを加えた。その後
、直径80mmのアルミニウムドラム上へ浸漬塗布し、
0.5 μmの中間層を形成した。 【0162】次に、CGMとしていτ型無金属フタロシ
アニン(τ−Pc)40gをシリコーン樹脂「KR−5
240」(固形分20%)(信越化学社製)200 g
を溶解したメチルエチルケトンEL規格(関東化学社製
)2000mlに加えて、サンドグラインダーにて4時
間分散させ、CGL塗工液を得た。これを上記中間層上
に浸漬塗布して0.4 μm厚のCGLを形成した。 【0163】その後、例示化合物(2) 135gとポ
リカーボネート「ユーピロンZ−200 」(三菱ガス
化学株式会社)165 gを1,2−ジクロロエタン特
級(関東化学社製)1000mlへ溶解させ、CTL塗
工液を得た。これを上記CGL上に浸漬塗布後、100
℃で1時間乾燥を行い、22μm厚のCTLを得た。 中間層、CGL及びCTLの順に積層して成る感光体を
作成した。 【0164】実施例102 〜110 実施例101 で、CTMを下記表−11のような例示
化合物とした以外は実施例101 と同様にして感光体
102 〜110 を作成した。 【0165】比較例21〜22 下記表−11のように、実施例101 でCTMを比較
化合物21〜22とした以外は実施例101 と同様に
して比較感光体を作成した。 【0166】実施例111 CGMにX型無金属フタロシアニン(X−Pc)、用い
た以外は、実施例71と同様にして中間層−CGL−C
TLを順次積層して成る感光体を作成した。 【0167】実施例112 〜120 実施例111 で、CTMを下記表−12のような例示
化合物とした以外は実施例111 と同様にして感光体
112 〜120 を作成した。 【0168】比較例23〜24 下記表−12のように、実施例111 でCTMを比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例111 と同
様にして比較感光体を作成した。 【0169】実施例121 CGMにY型オキシチタニウムフタロシアニン(TiO
PC)(前述したもの)を用いた以外は、実施例112
と同様にして中間層−CGL−CTLを順次積層して
成る感光体を作成した。 【0170】実施例122 〜130 実施例121 で、CTMを下記表−13のような例示
化合物とした以外は実施例121 と同様にして感光体
122 〜130 を作成した。 【0171】比較例25〜26 下記表−13のように、実施例121 でCTMを比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例121 と同
様にして比較感光体を作成した。 【0172】実施例131 CGMにフルオレニリデン系アゾCGMを用いた以外は
、実施例111 と同様にして中間層−CGL−CTL
を順次積層して成る感光体を作成した。 【0173】実施例132 〜140 実施例131 で、CGM、CTMを下記表−14のよ
うな例示化合物とした以外は実施例131 と同様にし
て感光体132 〜140 を作成した。 【0174】比較例27〜28 下記表−14のように、実施例131 でCTMを比較
化合物(1)〜(2)とした以外は実施例131 と同
様にして比較感光体を作成した。 【0175】 【0176】 【0177】 【0178】 【0179】 【0180】 【0181】 【0182】 【0183】 【0184】 【0185】 【0186】 【0187】 【0188】 【0189】 【0190】 【0191】 【0192】 【0193】 【0194】 【0195】(評価例1)コニカ社製の複
写機U−Bix5076の改造機(帯電極は負帯電に変
更、露光量4.65lux)を用い、線速を240 、
330 、440 mm/sec と3段階に代え、2
万回帯電・露光を繰り返した時の残留電位Vrを測定し
た。結果は下記表−8〜10に示した通りで、本発明の
CTMを用いた感光体は比較化合物を用いた感光体より
、線速を早くした時に残留電位が大きくならず、優れた
高速性を示した。なお、初期白紙電位(Vw)は表−1
5〜17の通りであった。 【0196】(評価例2)評価例1で用いたものと同一
のコニカ社製複写機U−Bix5076の改造機を用い
、A4の再生紙を使って10万回の連続コピーテストを
行った。結果は下記表11〜13に示したとおりで、本
特許の化合物を用いた感光体は10万回まで良好な画像
であったが、比較感光体を用いた感光体は2〜3万回で
ベタ黒部数個の白ポチが発生した。尚、白ポチの評価は
、A4ベタ黒画像上に発生した白ポチの数を目視で数え
た。結果は表−18〜20に示した。 【0197】(評価例3)コニカ社製のデジタルコピー
U−Bix8028を用い、常温(25℃)及び低温(
10℃)において、未露光部電位VH 、露光部電位V
L を測定した。結果は下記表−21〜24に示した。 【0198】(評価例4)評価例3で用いたものと同一
のコニカ社製のデジタルコピーU−Bix8028に、
現像器を装でんし、数回画像出しを行い、複写画像の白
地部分の黒斑点を評価した。結果は下記表−25〜28
に示した。 【0199】尚、黒斑点の評価は、画像解析装置「オム
ニコン 300 型」(島津製作所製)を用いて黒斑
点の粒径と個数を測定し、φ(径)0.05mm以上の
黒斑点が1cm2 当り何個あるかにより判定した。黒
斑点評価の判定基準は、下表に示す通りである。 【0200】 尚、黒斑点判定の結果が◎、○であれば実用になるが、
△は実用に適さないことがあり、×である場合は実用に
適さない。 【0201】 【0202】 【0203】 【0204】 【0205】 【0206】 【0207】 【0208】 【0209】 【0210】 【0211】 【0212】 【0213】 【0214】 【0215】 【0216】 【0217】 【0218】 【0219】 【0220】 【0221】 【0222】 【0223】 【0224】 【0225】 【0226】 【0227】 【0228】 【0229】上述したように、本発明に基く電子写真感
光体は、複写機やプリンター等に組み込んで繰り返し使
用した場合、高感度で、白ポチ・黒斑点・かぶり・濃度
低下等の画像欠陥や画像不良が発生しない良好な画像が
得られる。 【0230】また、本発明に基く電子写真感光体は、高
速の複写機やプリンター等に組み込み繰り返し使用して
も、残留電位が小さく、画像欠陥や画質不良が発生しな
い良好な画像が得られる。 【0231】次に、実施例71〜140 、比較例15
〜28について、上記と同様の評価を行ったところ、下
記表−29〜表−42に示す結果が得られた。 【0232】 【0233】 【0234】 【0235】 【0236】 【0237】 【0238】 【0239】 【0240】 【0241】 【0242】 【0243】 【0244】 【0245】 【0246】 【0247】 【0248】 【0249】 【0250】 【0251】 【0252】 【0253】 【0254】 【0255】 【0256】 【0257】 【0258】 【0259】 【0260】実施例141 次に、上記の例とは異なり、本発明をEL(エレクトロ
ルミネッセンス)に適用した実施例を述べる。 【0261】ガラス基板上に形成された透明電極(イン
ジウム−錫酸化物層)上に、電荷注入層として500
Åの厚さに例示化合物1を蒸着し、次いで、8−キノリ
ノールA1錯体(A1q3 )を有機蛍光層として60
0Åの厚さに蒸着し、さらにその上に、負電極としてマ
グネシウム/銀合金を蒸着した。 【0262】得られた有機薄膜EL素子の発光特性を調
べたところ、0.04mW/cm2 の発光が4mA/
cm2 で得られた。発光色は黄緑色であった。 【0263】 【化7】 【0264】 【化8】 【0265】 【化9】 【0266】 【化10】 【0267】 【化11】 【0268】 【化12】 【0269】 【化13】 【0270】 【化14】 【0271】 【化15】 【0272】 【化16】 【0273】 【化17】 【0274】 【化18】 【0275】 【化19】 【0276】 【化20】 【0277】 【化21】 【0278】 【化22】 【0279】 【化23】 【0280】 【化24】 【0281】 【化25】 【0282】 【化26】 【0283】 【化27】 【0284】 【化28】 【0285】 【化29】 【0286】 【化30】 【0287】 【化31】 【0288】 【化32】 【0289】 【化33】 【0290】 【化34】 【0291】 【化35】 【0292】 【化36】 【0293】 【化37】 【0294】 【化38】 【0295】 【化39】 【0296】 【化40】 【0297】 【化41】 【0298】 【化42】 【0299】 【化43】 【0300】 【化44】 【0301】 【化45】 【0302】 【化46】 【0303】 【化47】 【0304】 【化48】 【0305】 【化49】 【0306】 【化50】 【0307】 【化51】 【0308】 【化52】 【0309】 【化53】 【0310】 【化54】 【0311】 【化55】 【0312】 【化56】 【0313】 【化57】 【0314】 【化58】 【0315】 【化59】 【0316】 【化60】 【0317】 【化61】
【図1】本発明に基くキャリア輸送物質の一例のIRス
ペクトル図である。
ペクトル図である。
【図2】本発明に基く電子写真感光体の一例の断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に基く電子写真感光体の他の例の断面図
である。
である。
【図4】本発明に基く電子写真感光体の他の例の断面図
である。
である。
【図5】本発明に基く電子写真感光体の他の例の断面図
である。
である。
【図6】本発明に基く電子写真感光体の他の例の断面図
である。
である。
【図7】本発明に基く電子写真感光体の更に他の例の断
面図である。
面図である。
1 支持体
2 キャリア発生層
3 キャリア輸送層
5 中間層
6 キャリア発生物質及びキャリア輸送物質を含
有する層
有する層
Claims (4)
- 【請求項1】 下記一般式〔I〕で表されるビススチ
リル化合物。 【化1】 {但し、この一般式〔I〕中、R1 は、炭素原子数1
〜4のアルキル基、−OR2 (R2 は炭素原子数1
〜4のアルキル基)、 (R3 、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキ
ル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハロゲン化
アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基であ
って、l≧2のときは互いに異なっていてもよい。Ar
1 、Ar2 、Ar3 、Ar4は、複素環基(R5
、R6 、R7 はR1 と同じであり、m≧2、n
≧2、q≧2のときは互いに異なってもよい。)であり
、Ar1 とAr2 、Ar3 とAr4 は夫々互い
に共同して環を形成してもよい。 とは同じではない。l≧1、m≧0、n≧0、q≧0で
ある。} - 【請求項2】 下記一般式〔II〕で表されるビスス
チリル化合物。 【化2】 {但し、この一般式〔II〕中、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 は、 複素環基(m=0〜5であるが、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 のすべてが、 であって、それらのうち3つがm=0、1つがm=1の
とき、R5 は、炭素原子数2〜4のアルキル基、−O
R2 (R2 は炭素原子数2〜4のアルキル基)、(
R3 、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキル
基)、−CH2 COOR8 (R8 はアルキル基)
、−OCOR9 (R9 はアルキル基、フェニル基、
アラルキル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハ
ロゲン化アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキ
ル基であり、それ以外のとき、R5 は、炭素原子数1
〜4のアルキル基、−OR10(R10は炭素原子数1
〜4のアルキル基)、 (R11、R12はアルキル基、フェニル基、アラルキ
ル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハロゲン化
アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基であ
り、n=0〜7、q=0〜7であり、R6 、R7 は
、炭素原子数1〜4のアルキル基、−OR10(R10
は上記と同じ)、 (R11、R12は上記と同じ)、ハロゲン原子、炭素
原子数1〜4のハロゲン化アルキル基、シアノ基、フェ
ニル基、アラルキル基であり、m≧2、n≧2又はq≧
2のときは、複数のR5 、複数のR6 、複数のR7
は夫々互いに異なってもよい。)であり、Ar1 と
Ar2 、Ar3 とAr4 は夫々互いに共同して環
を形成してもよい。 とは同じではない。} - 【請求項3】 下記一般式〔I〕で表されるビススチ
リル化合物を含有する電子写真感光体。 【化3】 {但し、この一般式〔I〕中、R1 は、炭素原子数1
〜4のアルキル基、−OR2 (R2 は炭素原子数1
〜4のアルキル基)、 (R3 、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキ
ル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハロゲン化
アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基であ
って、l≧2のときは互いに異なっていてもよい。Ar
1 、Ar2 、Ar3 、Ar4は、複素環基(R5
、R6 、R7 はR1 と同じであり、m≧2、n
≧2、q≧2のときは互いに異なってもよい。)であり
、Ar1 とAr2 、Ar3 とAr4 は夫々互い
に共同して環を形成してもよい。 とは同じではない。l≧1、m≧0、n≧0、q≧0で
ある。} - 【請求項4】 下記一般式〔II〕で表されるビスス
チリル化合物を含有する電子写真感光体。 【化4】 {但し、この一般式〔II〕中、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 は、 複素環基(m=0〜5であるが、Ar1 、Ar2 、
Ar3 、Ar4 のすべてが であってそれらのうち3つがm=0、1つがm=1とき
、R5 は、炭素原子数2〜4のアルキル基、−OR2
(R2 は炭素原子数2〜4のアルキル基)、(R3
、R4 はアルキル基、フェニル基、アラルキル基)
、−CH2 COOR8 (R8 はアルキル基)、−
OCOR9 (R9 はアルキル基、フェニル基、アラ
ルキル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハロゲ
ン化アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基
であり、それ以外のとき、R5 は、炭素原子数1〜4
のアルキル基、−OR10(R10は炭素原子数1〜4
のアルキル基)、 (R11、R12 はアルキル基、フェニル基、アラ
ルキル基)、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のハロゲ
ン化アルキル基、シアノ基、フェニル基、アラルキル基
であり、n=0〜7、q=0〜7であり、R6 、R7
は、炭素原子数1〜4のアルキル基、−OR10(R
10は上記と同じ)、 (R11、R12は上記と同じ)、ハロゲン原子、炭素
原子数1〜4のハロゲン化アルキル基、シアノ基、フェ
ニル基、アラルキル基であり、m≧2、n≧2又はq≧
2のときは、複数のR5 、複数のR6 、複数のR7
は夫々互いに異なってもよい。)であり、Ar1 と
Ar2 、Ar3 とAr4 は夫々互いに共同して環
を形成してもよい。 とは同じではない。}
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7568691A JPH04287049A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ビススチリル化合物及び電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7568691A JPH04287049A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ビススチリル化合物及び電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04287049A true JPH04287049A (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=13583328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7568691A Pending JPH04287049A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ビススチリル化合物及び電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04287049A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004252066A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Minolta Co Ltd | 有機感光体 |
| JP2007233351A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-09-13 | Yamanashi Electronics Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2008152197A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Kyocera Mita Corp | 電子写真感光体及び画像形成装置 |
| JP2010070465A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Kyocera Mita Corp | トリフェニルアミン誘導体、その製造方法及び電子写真感光体 |
| WO2015111589A1 (ja) * | 2014-01-21 | 2015-07-30 | 三菱化学株式会社 | 電子写真感光体、電子写真カートリッジ、画像形成装置、及び電荷輸送物質 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP7568691A patent/JPH04287049A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004252066A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Minolta Co Ltd | 有機感光体 |
| JP2007233351A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-09-13 | Yamanashi Electronics Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2008152197A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Kyocera Mita Corp | 電子写真感光体及び画像形成装置 |
| JP2010070465A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Kyocera Mita Corp | トリフェニルアミン誘導体、その製造方法及び電子写真感光体 |
| WO2015111589A1 (ja) * | 2014-01-21 | 2015-07-30 | 三菱化学株式会社 | 電子写真感光体、電子写真カートリッジ、画像形成装置、及び電荷輸送物質 |
| US9791791B2 (en) | 2014-01-21 | 2017-10-17 | Mitsubishi Chemical Corporation | Electrophotographic photoreceptor, electrophotographic cartridge, image forming apparatus, and charge transport substance |
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