JPH04287688A - 繊維芽細胞増殖因子の活性フラグメント - Google Patents

繊維芽細胞増殖因子の活性フラグメント

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JPH04287688A
JPH04287688A JP3331577A JP33157791A JPH04287688A JP H04287688 A JPH04287688 A JP H04287688A JP 3331577 A JP3331577 A JP 3331577A JP 33157791 A JP33157791 A JP 33157791A JP H04287688 A JPH04287688 A JP H04287688A
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JP
Japan
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bfgf
heparin
fragment
growth factor
fibroblast growth
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JP3331577A
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English (en)
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Andrew P Seddon
アンドリユー・ピー・セツドン
Peter Bohlen
ピーター・ボーレン
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Wyeth Holdings LLC
Original Assignee
American Cyanamid Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • C07K14/50Fibroblast growth factor [FGF]
    • C07K14/503Fibroblast growth factor [FGF] basic FGF [bFGF]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、塩基性繊維芽細胞増殖因子(
bFGF)の新規な活性フラグメントに関する。この繊
維芽細胞増殖因子(FGF)は、幅広い標的細胞特異性
を示す多機能ポリペプチド分裂促進因子である(1)。 これらの因子の研究過程において、種々の組織、例えば
脳、下垂体および視床下部からの抽出物が有するところ
の、培養細胞の有糸分裂を刺激する能力を基にして数多
くのものが同定されてきた。これらの抽出物中の活性因
子に対して、数多くの短縮名が適用され、それらには、
表皮増殖因子、血小板誘導増殖因子、神経成長因子、造
血増殖因子、および繊維芽細胞増殖因子が含まれる。
【0002】繊維芽細胞増殖因子(FGF)は、最初に
、ウシの脳、或は繊維芽細胞および内皮細胞に対する分
裂促進性を示す下垂体組織、から誘導されたものとして
、Gospodarowiczにより1974年に記述
された(2)。 脳からの主要な分裂促進因子は下垂体から単離されたも
のとは異なることが、後になって付け加えられた。これ
らの2つの因子は、それぞれ酸性および塩基性FGFと
命名された、と言うのは、それらは、同一でないにして
も類似した生物学的活性を有していたが、それらはイソ
レクトリック(isolectric)な点で異なって
いたからである。酸性および塩基性の繊維芽細胞増殖因
子(最近、Burgess, W.H.およびMaci
agによって再調査された(3))は、内皮細胞、平滑
筋細胞、副腎皮質細胞、前立腺および網膜の上皮細胞、
乏突起神経こう細胞、神経こう星状細胞、クロンドサイ
ト(chrondocytes)、筋芽細胞および骨芽
細胞を含むところの、大部分の中胚葉および神経外胚葉
誘導細胞(4)の一般的増殖能力に影響を与えるヘパリ
ン結合増殖因子の一族の正常な一員であると見られてい
る(BurgessおよびMaciag、 上に引用、
584頁)(3)。ヒトのメラミン形成細胞は、塩基性
繊維芽細胞増殖因子の分裂促進因子の影響に応答しそし
て酸性FGFには応答しないが、大部分の鳥類および哺
乳動物細胞の種類は、両方のポリペプチド類に応答する
(上記文献)(3)。
【0003】細胞増殖を刺激する分裂促進応答を引き出
すことに加えて、繊維芽細胞増殖因子は非分裂促進様式
で応答する多数の細胞種を刺激することができる。これ
らの活性には、創傷領域への細胞遊走の促進(化学走性
)、新しい血管形成の開始(脈管形成)、神経再生の修
飾(神経親和性)、並びに特定の細胞蛋白質発現、細胞
外マトリックス生産、そして治癒過程中に重要な細胞生
存に関する刺激または抑制が含まれる(Burgess
およびMaciag、 上に引用、584−588頁)
(3)。
【0004】細胞増殖促進作用と共にこれらの特性は、
創傷治癒を促進するための治療学的方法、そして血栓症
、動脈硬化症などのための予防および治療用途における
、繊維芽細胞増殖因子の使用のための基盤を与えるもの
である。このように、繊維芽細胞増殖因子は、損傷を受
けた組織治癒の促進(5)、心臓病および手術における
心筋層損傷の低減(6および7)、そして神経単位の生
存および神経拡張の増大(8)、を行うと提案されてい
る。
【0005】ヒトの酸性そしてヒトおよびウシの塩基性
繊維芽細胞増殖因子をコード化する相補DNAクローン
体が単離された後、配列決定され、そしてこの相補DN
Aから派生した断定アミノ酸配列は、蛋白質配列分析に
よって測定された構造と一致している(Burgess
およびMaciagにより要約、上に引用、580−5
81頁)(3)。このデータは、酸性繊維芽細胞増殖因
子(以後aFGFと呼ぶ)が155個のアミノ酸を有す
ることを予測している(上記文献)(3)。塩基性繊維
芽細胞増殖因子(以後bFGFと呼ぶ)のための遺伝子
もまた、155個の残基から成る蛋白質に関する遺伝情
報を指定する。aFGFおよびbFGF両方に関して、
完全な生物学的活性を示すところの、N末端が切り取ら
れた形態のものが存在しており、これらには、当初単離
されそして配列決定された146個のアミノ酸から成る
bFGF(9)および131個のアミノ酸から成る形態
が含まれる。構造分析の結果、aFGFとbFGFとの
間に55%の同一性があることが示されている(Bur
gessおよびMaciag、上に引用、581頁)(
3)。
【0006】塩基性繊維芽細胞増殖因子は、哺乳動物の
組織から抽出できるが、しかしこれには、ヘパリンを結
合させたアフィニティークロマトグラフィーを用いたと
しても、数段階が必要であり(Gospodarowi
cz他の米国特許番号4,785,079および4,9
02,782)(10および11)、そしてこの146
個のアミノ酸から成る種は、一般に、プロテアーゼ阻害
剤を存在させないで抽出を行った場合に得られる(上記
文献、コラム9、 29−32行)。ウシおよびヒトの
塩基性繊維芽細胞増殖因子のcDNAは、大腸菌(E.
 coli)(12および13)およびビール酵母菌(
S.cerevisiae)(36)中で発現した。し
かしながら、報告された生産物の収率は低く(15)、
そして組換え型因子は、蛋白質中の遊離チオール基によ
って促進されたチオール−ジスルフィド交換を進行する
著しい傾向を示し、その結果、ジスルフィドが混ぜ込ま
れた種が生じた(12)。
【0007】数多くの塩基性繊維芽細胞増殖因子類似物
が提案されてきた。アミノ酸を欠失させたか、アミノ酸
を添加したか、システインをセリンの如き中性アミノ酸
で置換したか、或はアスパラギン酸、アルギニン、グリ
シン、セリンまたはバリンを他の酸で置換したところの
、アミノもしくはカルボキシル末端を有するbFGFの
ミューテイン(mutein)は増強された安定性を有
することが提案された(16)。これらのミューテイン
は、2つまたは3つの添加、欠失または置換から成り、
そしてシステインの代わりにセリンを用いたものが最も
好適な置換である(16)。ArakawaおよびFo
x(17)は、天然のbFGF中に見いだされるシステ
インの少なくとも1つ、より好適には2つを異なるアミ
ノ酸残基で置き換えることで、より安定な類似物を生じ
させることを提案し(4頁、 44−47行)、そして
その実施例中にセリンが説明されている(13頁、 2
2−23行)。同様に、異質の結合形成を行うシステイ
ンをセリンに置き換えたところの組換え型aFGF、そ
して酸化傾向を示すシステイン、メチオニンおよびトリ
プトファンをアラニン、バリン、ロイシンまたはイソロ
イシンで置き換えることで、増強されたか或は改良され
た生物学的活性を有する因子を生じさせることも提案さ
れている(18)。
【0008】カルボキシル末端から7〜46個のアミノ
酸を欠失させ、そして任意に、アミノ酸置換を有するb
FGFミューテインは、改良された安定性を有すると共
に活性を維持することが、Seno他のヨーロッパ特許
出願公開番号326,907(2頁の50行〜3頁の4
行)中で提案された(19)。Fiddes他(ヨーロ
ッパ特許出願公開番号298723)(20)は、残基
128〜138を含むヘパリン結合ドメイン中の塩基性
もしくは正に電荷した残基を中性もしくは負に電荷した
アミノ酸で置き換えることで、低下したヘパリン結合能
力および増強した効力を有する形態のFGFを生じさせ
ることを提案している(5頁の45行、 および5頁の
54行〜6頁の16行)。Bergonzoni他(2
1)は次に示す6個の類似体を提案している:1)残基
27〜32が欠失しているM1−bFGF;残基54〜
58が欠失しているM2−bFGF;残基70〜75が
欠失しているM3−bFGF;残基78〜83が欠失し
ているM4−bFGF;残基110〜120が欠失して
いるM5−bFGF;位置128のリジンと位置129
のアルギニンがグルタミン残基で置換されているM5a
−bFGF;位置119と128のリジンおよび位置1
18と129のアルギニンがグルタミン残基で置換され
ているM6b−bFGF。
【0009】幸いなことに、ヘパリンに対する親和性は
また、2つの形態のFGF、即ち酸性および塩基性、の
単離および精製に対する選択的方法を提供する(22)
。FGFは、構造的に不安定であるが、熱による不活性
化か、或はヘパリンと会合させることによる低pHによ
り保護できる(23)。ヘパリン−FGF複合体もまた
、蛋白分解劣化に対して非常に抵抗力を示す(24)。 ヘパリンは、該繊維芽細胞増殖因子の増強された安定性
に恐らくは関係していると考えられるメカニズムを通し
て、酸性および塩基性の両方のFGFの生物学的特性を
強化する(23および25)。FGFには、細胞外空間
にこのFGFを直接分泌させ得るところの古典的なシグ
ナルペプチド配列が不足している(26)。しかしなが
ら、かなりの量のbFGFが、インビトロ(27)およ
びインビボ(28)の両方で、細胞外マトリックス(E
CM)中で検出されそして単離された。従って、このこ
とは、FGFの分泌がどのように生じるかという問題を
提起し、そして担体蛋白質もしくはプロテオグリカン使
用の可能性を提案している。ECMと会合したbFGF
が硫酸ヘパリン(HS)プロテオグリカンと結合し(2
9および31)、そしてFGF−HS複合体として制御
された様式で放出される可能性がある(31)。従って
、FGFの分裂促進活性調整のメカニズムに関する現在
の仮定(1)は、生物学的に不活性なFGF−硫酸ヘパ
リンプロテオグリカンの複合体としてFGFが該ECM
中で分離されるであろうということである。次に、例え
ばプラスミノーゲン活性カスケード(31)および硫酸
ヘパリンに特異的なエンド−ベータ−D−グルクロニダ
ーゼ(32および33)の如きマトリックス劣化酵素シ
ステムを活性化させる特定の細胞シグナルによって、E
CMと結合したFGFが動員されてもよい。
【0010】このように、bFGF上に機能ドメインを
存在させるためには、このヘパリンとの構造機能相互作
用およびFGFのためのレセプタを見直すべきであると
思われる。実際、bFGFの合成ペプチドフラグメント
を用いた構造機能の研究は、残基33〜77および11
2〜155に相当する2つの機能的ドメインの存在を示
唆している。(ここで採用するbFGFのための番号付
けは、(26)中に記述されているように、155個の
アミノ酸から成る形態に対してであり、そして位置1と
してメチオニン開始コドンを表す。このシステムを用い
て、配列決定された146個のアミノ酸から成る組織か
ら誘導された形態のbFGFのN末端プロリル残基は、
コドンの位置10に相当しており、従ってbFGF(1
0〜155)として同定される。)ヘパリンおよびレセ
プタ結合ドメインは、FGF配列に関係した合成ペプチ
ド類が有するところの、bFGFとそのレセプタに関し
て競争する能力、放射能標識したヘパリンと結合する能
力、そしてFGFの分裂促進応答を調節する能力、によ
って同定された(34)。機能ドメイン112〜155
を有するこれらの領域の1つから、活性を示すコアのデ
カペプチド(115〜124)が生産された。しかしな
がら、このペプチド(115〜124)は、ペプチド1
12〜155に比較して、それぞれ、10倍と100倍
、ヘパリンに対する低下した親和力と、低下した生物学
的効力と、を有していた(34)。
【0011】Seno他(35)は、大腸菌中で生産さ
れたところの、一連のC末端が切り取られたbFGF(
10〜155)に関する分裂促進およびヘパリン結合特
性を研究するため、別の組のフラグメントを提供した。 C末端の切り取り度合が6個以上から成る残基であった
ため、ヘパリンに対する親和力が著しく低下した。同じ
研究において、N末端が切り取られた2つの形態のbF
GF、即ち23〜155および50〜155もまた研究
された。未変性のbFGF(10〜155)と比較して
、bFGF(23〜155)および(50〜155)は
、ヘパリンに対する親和力に関していかなる変化も示さ
なかったが、分裂促進活性に関してはそれぞれ約2倍お
よび50倍の減少を示した。
【0012】本発明は、ヘパリンとbFGFとの間の有
意な特定相互作用に関して、ヘパリンと相互作用する増
殖因子の構造ドメイン、そして分裂促進応答を生じさせ
るbFGFのためのレセプタ、をより厳密に限定する利
点を有する。下記の理由で、これらの研究にヒトbFG
Fの変異体glu3・5,ser78・96bFGFを
用いる:(a)bFGFとこれらの変異体は等効力であ
ること;(b)残基3および5の変異は、本発明の発現
システム中で、親蛋白質よりもかなり高い発現を与える
こと;および(c)残基78と96のシステインをセリ
ンに変異させると、特に高収率で発現させたとき、親の
bFGFの組換え型製造で生じるところの、ジスルフィ
ドが混ざり込む安定性に関する問題を、減少させること
。 これらのbFGF類似体は、限定した記述文書に関する
共出願であるところの、同時出願の米国特許連続番号0
7/615,207(1990年11月23日出願)中
により詳細に記述されている。
【0013】ヘパリンセファロースと結合したglu3
・5,ser78・96hbFGF(1〜155)を蛋
白質分解消化させて、損傷を受けていないbFGFを溶
離させるために用いたのと同じ条件下、ヘパリンセファ
ロースから溶離してくる2つのペプチドフラグメントが
得られた。従って、これらのbFGFペプチド生産物は
ヘパリン結合フラグメント(HBF)である、何故なら
ば、それらはヘパリンとの特異的相互作用のおかげで蛋
白質分解劣化から保護されるからである。これらの2つ
のペプチドフラグメントに、HBF−1(bFGF27
〜69)とHBF−2(ser78・96bFGF(7
0〜155))の標識を付ける。ヘパリンアフィニティ
ーHPLCを用いたとき、HBF−1とHBF−2との
混合物は分解することなく、そしてこれらの2つのフラ
グメントは、損傷を受けていないbFGFのそれと同じ
保持時間で共溶離してくる。従って、両方のフラグメン
トはヘパリンに対して同等な親和力を有していると考え
られるが、それらが共有結合的に結合しているか、或は
非共有結合的に会合して複合体を形成している可能性も
ある。 興味の持たれることに、HBF−1とHBF−2の各々
は、未変性の構造中でジスルフィド結合していると考え
られているところの(35)、glu3・5,ser7
8・96hbFGF(1〜155)中の位置34および
101に相当している単一システイン残基を含有してい
る。しかしながら、HBF−1およびHBF−2は、チ
オール還元剤が存在していない場合、RPLCで効率良
く分解される。RPLC精製したHBFに関するN末端
配列決定分析がいかなる第二配列も示さない事実は、H
BF−1とHBF−2が共有結合的に結合しているとす
ることに対する反論を示している。
【0014】従って、HBF−1に対して、非還元条件
下でS−ピリジルエチル化を行った後(37)、N末端
配列決定分析を行う。この操作によって、ビニルピリジ
ンとの定量的反応が得られ、そして8番目の配列決定サ
イクルでフェニルヒダントインS−ピリジルエチルシス
テイン誘導体の放出が生じる一方、同様に処理した対照
であるところのソマトスタチン−28(Bachem 
Bioscience)(ここでは、システイン17お
よび28がジスルフィド結合している)は、配列決定サ
イクル17でいかなる検出可能なフェニルヒダントイン
−システイン誘導体も与えない。このように、このデー
タは、HBF−1中に遊離のスルフヒドリル基が存在し
ていることを支持しており、そしてHBF−2において
も同様であると類推される。このことは、glu3・5
,ser−76・96−bFGF中でシステイン34お
よび101が安定なジスルフィド結合を有していないこ
とを意味している。
【0015】二者択一的に、これらの2つのペプチド類
の間に非共有結合相互作用が存在している可能性がある
。HBF−1と−2との間の会合に対する間接的証拠は
、これらのペプチド類の正味電荷が著しく異なっており
そしてジスルフィド結合が不足しているにも拘らず、カ
チオン交換クロマトグラフィーでこれらの2つのフラグ
メントを分解できなかったことからきている。また、ヘ
パリンとカチオンイオン交換クロマトグラフィーの両方
に関するそれらの挙動は、bFGFのそれとは区別でき
ない。このことは、未変性の状態のとき、或はヘパリン
と結合したとき、配列27〜69および70〜155中
に含有されているbFGFの領域が相互作用を生じて、
ヘパリンとの高い親和力結合に必要なところのユニーク
な三次元構造を生じさせることを意味している可能性が
ある。このことに対する追加的支持は、HPLC溶媒を
除去した後でさえも、RPLC精製したbFGF、HB
F−1およびHBF−2はヘパリンに対するそれらの親
和力を維持していないが、RPLC精製したbFGFお
よびHBF−2は生物学的活性を示すことの観察からき
ている。
【0016】Baird他(34)は、合成bFGFフ
ラグメントを用いて、ヘパリンと結合しそして生物学的
定量において弱い部分的主動もしくは拮抗活性を示すと
ころの、bFGF中の2つのペプチド領域、即ち残基3
3〜77および109〜129を同定した。HBF−2
(ser78・96bFGF(70〜155))は、b
FGF配列109〜129を有している。効力に関して
、損傷を受けていないbFGFとFGF配列との比較を
行った結果(表2)、HBF−2の活性は、公知の最も
高い活性を示す合成ペプチド(bFGF(112〜15
5))(34)よりも少なくとも103〜104倍大き
いことが示されている。最近、Seno他(35)は、
一連の、bFGFのC末端が切り取られた型の特性を発
表しそして調査した。これらの研究は、レセプタ結合の
ために必要な要素は配列50〜109中に含まれており
、そしてヘパリン結合に関しては配列110〜150中
に含まれていると結論づけている、しかしながら、他の
解釈も可能である。Seno他はまた、ヘパリンに対す
る充分な親和性を維持しておりそしてbFGF(10〜
155)の約2%の分裂促進活性を示すところの、N末
端が切り取られた形態のbFGF(50〜155)を記
述した。bFGF(50〜155)およびHBF−2(
70〜155)は等効力を有すると考えられており(表
2)、従って、レセプタ認識および該分裂促進応答に対
して有意に貢献させるためにFGF配列50〜69を除
去することができる。
【0017】本発明は、ヘパリンまたはヘパリンセファ
ロースと結合したbFGFの蛋白分解劣化を行ったとき
得られるFGFフラグメントを提供するものであり、そ
してこれには、分裂促進活性を有するものを含むヘパリ
ンセファロース類似物またはヘパリン類似物を固定化す
るフラグメントが含まれる。本発明はまた、位置78お
よび96のシステイン残基が他のアミノ酸、例えばアラ
ニン、グリシン、アルギニン、トリプトファン、リジン
、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グル
タミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、バリン
、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン、セリン、
トレオニンまたはプロリンなどで置換されている類似物
を包含するものである。更に、本発明のbFGFフラグ
メントは特定の種ではなく、そしてこれには、実例を示
したもの、ウシ、ヒツジ、ブタ、そしてヒトのbFGF
と同様な配列相同性を共有する他のものが含まれる。
【0018】本発明の新規なbFGFフラグメントはま
た、bFGFフラグメントをコード化するDNAの製造
を伴う組換え型蛋白質合成、ベクターへのDNAの挿入
、宿主細胞中でのベクターの発現、並びにそれによって
生産される組換え型bFGFフラグメントの単離、によ
り製造されてもよい。
【0019】遺伝コード縮重のため、本発明のbFGF
フラグメントをコード化するDNAを生じさせる種々の
コドン変化組換え物が選択でき、その結果、本文中の該
bFGFフラグメントをコード化するDNAを生じさせ
るいかなるヌクレオチド欠失(類)、添加(類)、或は
点変異(類)も、本発明に包含される。特定のコドン類
は特定の種類の有機体中でのポリペプチド発現に対して
より有効であるため、本発明のbFGFフラグメントに
関する遺伝情報を指定するDNA材料を生産させるため
に選択された遺伝変性体は、好適には、組換え型ベクタ
ーの宿主として生存させるべき種類の有機体中で最も有
効に発現を生じるものである。変更されたコドンの選択
もまた、ベクター構造に対する考慮に依存し得る。
【0020】本発明のDNAを生じさせるために変性さ
れ得るDNA出発材料は、天然の(組織から単離された
)、組換え型、或は合成されたものであってもよい。 従って、DNA出発材料は、組織或は組織培養物から単
離されるか、通常の方法を用いてオリゴヌクレオチド類
から構成されるか、商業的に入手するか、或はbFGF
に関する遺伝情報を指定するRNAを繊維芽細胞から単
離した後、このRNAを用いて、相当する二重ストラン
ドDNAを合成する鋳型として使用できる単一ストラン
ドcDNAを合成させること、によって得られてもよい
。ここに指摘したように、ヘパリン或は固定化されたヘ
パリンと結合した未変性のbFGFを蛋白分解劣化させ
ることによって、同様に、該フラグメントを生じさせる
ことができる。
【0021】ここに記述した相補DNAに相同か或は密
接に関係しているDNA配列、即ちここに記述したcD
NAおよびそれに相当するRNAに対して、特に厳格な
条件下、雑種形成するDNA配列もまた、包含される。
【0022】本発明のbFGFフラグメントをコード化
するDNA、或はそれに相当するRNAはまた、ベクタ
ー、例えばpBR、pUC、pUB、またはpET系の
プラスミド、そして微生物の宿主有機体を形質転換させ
るために用いられる組換え型ベクター、中に挿入され得
る。宿主の有機体は、バクテリア(例えば大腸菌または
枯草菌(B. subtillis)、酵母(例えばS
. cerevisiae))または哺乳動物(例えば
マウスの繊維芽細胞)のものであってもよい。促進条件
下の上記ベクターを用いて安定に形質転換させたかもし
くは移入させた宿主有機体の培養、或は外因性のベクタ
ー生産DNAもしくはRNA配列の大規模発現、そして
該増殖媒体、細胞溶解産物または細胞膜画分からの所望
ポリペプチド類の単離により、所望の生産物が得られる
【0023】
【発明の要約】本発明は、bFGFの新規なフラグメン
トに関する。このbFGFフラグメント類は、未変性の
bFGFまたはそれらの類似物の蛋白分解劣化を行い、
そして単独か、或はヘパリンまたはヘパリンセファロー
スと結合するbFGFの他のフラグメントとの組み合わ
せで、ヘパリンまたはヘパリンセファロースと結合する
フラグメントを生じさせることで得られる。より詳細に
は、本発明のフラグメントは、未変性のbFGFのおお
よそアミノ酸27〜69およびおおよそアミノ酸70〜
155を有するか、或はヘパリンと結合するかもしくは
ヘパリンまたはヘパリンセファロースを固定化するそれ
らの類似物を有する。予想外に、本発明のポリペプチド
類、即ちおおよそアミノ酸70〜155を有するものは
、前に得られたペプチド類(34および35)よりもず
っと高い分裂促進活性を示す。
【0024】このように、本発明の目的は、単独かもし
くは他のフラグメントとの組み合わせでヘパリンと結合
するところの、生物学的活性を示すbFGFフラグメン
トを提供することにある。更に、このフラグメント70
〜155はまた、分裂促進活性を示す。本発明の更に一
層の目的は、上記ペプチドフラグメントを生じさせる方
法を提供することにある。また、これらのフラグメント
は、前に考察したように、損傷を受けそして/または破
壊された組織をより迅速に再生させるための、動物およ
び患者の治療に有益である。本発明のこれらのそして他
の目的は、以下に示す本発明のより詳細な記述によって
更に明らかになるであろう。
【0025】
【発明の詳細な記述】以下に示す実施例によって本発明
を説明するが、これは説明的であり本発明を限定するも
のではない。
【0026】
【実施例】実施例1 発現プラスミドの組み立て pUC18にクローン化された155個のアミノ酸から
成る型の、ヒトの塩基性GFG(26)をコード化する
合成遺伝子を、British Bio−techno
logy、 Oxford、 UKから購入した。操作
を容易にする目的で、bFGFのcDNAのN末端メチ
オニンコドンを含む内部Ncol制限部位を崩壊させた
後、ユニークなNdel部位で置き換える。これは、H
indIIIおよびBspMIIを用いてヌクレオチド
配列(−12〜36)を切除した後、内部Ndel部位
含有合成フラグメントをpUC18にクローン化するこ
とによって達成される。次に、bFGFをコード化する
cDNAを、NdelおよびBam H1によりpUC
18から切除した後、発現ベクターpT7Kan5のN
delおよびBam H1部位、即ちRNAポリメラー
ゼからのT7プロモーターを含有しているpET−3a
の誘導体、にクローン化する(38)。
【0027】実施例2 ヒトのbGFG類似物glu3・5,ser78・96
bFGFに相当する合成遺伝子の組み立て 第一段階で、それぞれ、位置3および5のアラニンとセ
リンに関するコドン(a)を、グルタミン酸(b)をコ
ード化するように変化させる以外は、Ndel制限部位
の導入に関して上述したのと同様なプロトコルを用い、
glu3・5−bGFG、即ちキメラのFGFを組み立
てる。
【0028】
【化1】
【0029】センスストランドのみを、それぞれ、オリ
ジナル(a)および修飾(b)フラグメントに関して示
す。アンダーラインを引いたコドンは、位置3および5
のグルタミン酸をコード化するように変化させたコドン
を示している。
【0030】次に、発現プラスミドpT7 glu3・
5−hbFGFを、オリゴヌクレオチド部位に向かう変
異誘発のための鋳型として用いた。2つの変異オリゴヌ
クレオチドプライマーを、位置78と96のシステイン
に関するコドンをセリンコドンに変化させるように設計
する。位置96のセリンのためのプライマーは、該セン
スストランド(60−mer;238−297)に対す
るものである一方、位置96のセリンはアンチセンスス
トランド(30−mer;251−222)に対するも
のである。これらの分裂促進プライマーに加えて、T7
プロモーター(ヌクレオチド−12〜+13)およびタ
ーミネーター領域(ヌクレオチド−75〜−51)に対
するプライマーも設計する(38)。修飾されたFGF
遺伝子の変異は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用
いて行う。HindIII切断プラスミドDNAを有す
るところの、次に示す2つの反応混合物を製造する:(
i)予想された319bp生産物を得るための、T7セ
ンスとSer78アンチセンスのプライマー、および(
ii)予想された294bp生産物を生じさせるための
、T7アンチセンスとSer96センスのプライマー。 PCR混合物を、標準的教示に従って製造する。各々、
92℃で1分間、50℃で5秒間、72℃で1分間から
成る30回の増幅サイクルで、Taqポリメラーゼを用
いたPCRを行った後、これらの生成物を、アガロース
ゲル電気泳動で分析する。連続した3回の濃縮そして3
0,000MWカット・オブ(cut−of)ミクロ濃
縮装置(Millipore)を用いた透析により、こ
の増幅したDNAフラグメントから、過剰のプライマー
を分離する。保持物の部分を一緒にした後、用いるプラ
イマー類が該T7プロモーター(センス)およびT7タ
ーミネーター(アンチセンス)領域に相当する以外は上
述したのと同様なPCRを用いて、増幅する。次に、こ
の599 bp PCR生成物を、NdelおよびBa
mHlで処理した後、アガロースゲル電気泳動により精
製する。その後、この精製したフラグメントを、該T7
発現ベクターpET−3a(M−13)、即ちpET−
3aの誘導体、にクローン化する。
【0031】実施例3 glu3・5,ser78・96bFGFの発現配列決
定立証(39)の後、該bFGF変異体をコード化する
遺伝子を、受容能力のあるBL21 plys S細胞
に形質転換する。プラスミドを有する大腸菌(リゾチー
ム”s”プラスミドを有する大腸菌株)細胞を、アンピ
シリン(100μg/mL)およびクロロアンフェニコ
ール(34μg/mL)が入っているLuriaブロス
中、37℃で増殖させて、600nmの吸収が約0.6
単位になるようにした後、イソプロピル−ベータ−チオ
ガラクトピラノシド(IPTG、1mM)を添加するこ
とで、bFGF合成を誘発させる。次に、誘発2時間後
、4℃で遠心分離して細胞を収穫する。
【0032】実施例4 glu3・5,ser78・96bFGFの精製1リッ
トルの培養物から得られた細胞のペレットを、50mM
のトリス、0.1mMのEDTA緩衝剤(pH7.6、
30mL)中に再び懸濁させた後、3回の迅速冷凍/解
凍サイクルにより溶解させる。次に、この溶解産物を、
5mMのMgCl2存在下、DNアーゼ1(20μg/
mL)を用いて4℃で20分間処理した後、遠心分離し
て細胞断片を除去する(10,000xg、20分間)
。0.6〜3.0MのNaClの一次塩勾配を用いて、
本質的に記述されている(22)ヘパリンセファロース
のアフィニティークロマトグラフィーにより、その上澄
み溶液からbFGFを精製する。増殖因子を含有してい
る画分をプールし、トリス緩衝液(10mM、pH7.
6)で希釈して、約0.6Mの最終NaCl濃度にした
後、10mMのトリス、0.6MのNaCl(pH7.
6)で平衡にしたTSKヘパリン−5PWカラム(0.
75x7.5cm;TosoHaas、 Philad
elphia、 PA)上に乗せた。結合した材料の溶
離を280nmで監視し、そしてこれを、0.7mL/
分の流速の一次塩勾配(60分で0.6〜3.0MのN
aCl)で行う。
【0033】上記方法で精製した増殖因子に関する相同
性を、0.7mL/分の流速の、0.1%のトリフルオ
ロ酢酸中のアセトニトリル勾配(15分間で0〜28%
のCH3CN;90分間で28〜60%のCH3CN)
中、溶離を210nmで監視(C4,Vydac;Th
e Separations Group、 Hesp
eria、 CA)することによる逆相HPLC、N末
端配列分析、そして銀染色検出システム(Phastg
el System、 Pharmacia/LKB)
を用いた10〜15%勾配および20%均一ゲル上のド
デシル硫酸ナトリウムのポリアクリルアミドゲル電気泳
動(SDS−PAGE)、により分析する。
【0034】実施例5 glu3・5,ser78・96bFGFの蛋白分解消
化トリス−HCl緩衝液(50mM、pH7.6)で予
め平衡にしたヘパリン−セファロース(Pharmac
ia/LKB、 Uppsala、 Sweden)の
排出スラリー(0.2mL)に、glu3・5,ser
78・96bFGF含有溶液(0.475mL中712
μg)を加え、混合した後、4℃で培養する。60分後
、この上澄み液を取り出した後、ゲルを50mMのトリ
ス−HCl pH7.6(0.4mL)で洗浄する。こ
のゲルのスラリーをトリス−HCl緩衝液(0.2mL
)に再び懸濁させた後、プロナーゼ(Sigma Ch
emical Col.、 Type XXV)を加え
て、bFGFとプロナーゼとの比率を0.75:1.0
(w/w)にする。次に、この混合物を撹拌しながら3
7℃で培養する。24時間後、このゲル混合物を遠心分
離し、上澄み溶液を取り出した後、排出させたゲルを1
0mMのトリス緩衝液(pH7.6、3x0.4mL)
そして0.6MのNaCl含有トリス緩衝液(2x0.
4mL)で洗浄して、非特異的に結合している蛋白分解
生成物を除去する。3MのNaClが入っているトリス
緩衝液で2回、そのヘパリン−セファロースゲルを洗浄
することで、結合した材料の溶離を行う。
【0035】実施例6 glu3・5,ser78・96bFGFの蛋白分解フ
ラグメントの分析 銀染色検出システム(Phastgel System
、 Pharmacia/LKB)を用い、ドデシル硫
酸ナトリウム(SDS−PAGE)存在下の20%のポ
リアクリルアミドゲルを用いた還元条件下で、bFGF
のヘパリン結合蛋白分解フラグメントを分析する。0.
7mL/分の流速で、0.1%のトリフルオロ酢酸中の
アセトニトリル勾配を用いた逆相HPLC(C4,Vy
dac、 Hesperia、 CA)によりペプチド
フラグメントを分解する。結合した材料の溶離を210
nmで監視する。逆相精製したペプチドのN末端配列決
定分析を、オンラインのPTH誘導体分析物(Mode
 120A、Applied Biosystems)
が備わっているモデル477Aの脈動−液相配列決定(
Applied Biosystems、 CA)を用
いて行う。HClガス相での加水分解(5.7MのHC
l、10.1%のフェノール;110℃で24時間)を
行った後、オンラインのモデル130A分離システム(
Applied Biosystems)が備わってい
るモデル420Aフェニルイソチオシアネート−誘導化
装置を用いて、アミノ酸組成を測定する。特に明記され
ていない限り、製造業者のプロトコルに従って操作を行
う。
【0036】hbFGFのヘパリン結合蛋白分解フラグ
メントに関するSDS−PAGEによる分析結果は、g
lu3・5,ser78・96−bFGFに相当する1
8kD帯の完全な消化を示しており、そして11kDお
よび9kD種として移動するところの、分子量が2少な
いペプチド類が発生したことを示している。3MのNa
Clを用いたヘパリン−セファロースから溶離した増殖
因子消化物に関するRPLCの結果、ヘパリン結合フラ
グメント−1および−2(HBF−1およびHBF−2
)と名づけた2つの主要ピークが得られる(図1)。早
く溶離するフラグメント、即ちHBF−1は、ヘパリン
セファロースから溶離してきた材料中に存在する9kD
種として、SDS−PAGEにより同定される一方、遅
れて出てくるフラグメントHBF−2は、その11kD
フラグメントのそれと同じ位置に移動する。この2つの
RPLC精製したフラグメントのN末端配列決定分析は
、HBF−1およびHBF−2に対して、それぞれ、g
lu3・5,ser78・96bFGFの残基27およ
び残基70で開始するペプチド領域に一致している単一
配列を与える。HBF−1およびHBF−2のアミノ酸
組成(表1)は、実験誤差の範囲内で、それぞれ、残基
27〜69および70〜155のglu3・5,ser
78・96−bFGF配列領域に相当している。
【0037】
【表1】
【0038】HBF−1およびHBF−2のアミノ酸組
成  HBF−1(45pmol)およびHBF−2(
25pmol)のアミノ酸分析を3回行う。相対標準偏
差は10%未満である(N.D.は測定せず)。
【0039】実施例7 バイオアッセイ 逆相HPLC精製したサンプルを、直ちに、1%のウシ
の血清アルブミン(BSA)を含有しているDulbe
cco修飾したEagle媒体(DMEM)中で希釈す
る(1:5)。記述されているように(22)、成人の
大動脈弓から誘導されたウシの血管内皮細胞を用いて、
bFGFおよびbFGFペプチドフラグメントの分裂促
進活性を測定する。簡単に示すと、0.5mLのDME
M/10%の子牛の血清(Hyclone、 Loga
n、 UT)、ペニシリン(100単位/mL)、スト
レプトマイシン(100μg/mL)、およびL−グル
タミン(2mM)中に、初期密度が、24個のウエルを
有するプレート当たり0.8x104個の細胞になるよ
うに、細胞を接種する。入れてから2時間後、0.5%
のBSAが入っているDMEM中の適当な希釈率のbF
GFを、一定量20μL加える。培養5日後、2つのプ
レートをトリプシン処理し、そしてCoulterカウ
ンター中で細胞数を数えることにより細胞密度を測定す
る。二者択一的に、bFGFが存在している場合と存在
していない場合の増殖曲線を、細胞溶解した後の酸性ホ
スファターゼレベルを測定することによって決定する(
40)。抗生物質およびL−グルタミンが入っているD
MEM/10%子牛血清0.25mL(上を参照)に、
初期細胞濃度が1ウエル(0.32cm2の平底の96
個ウエルプレート)当たり1000〜1200個の細胞
になるように細胞を接種する。 細胞を入れた後、DMEM/0.5%BSA中適当な希
釈率の増殖因子およびペプチドフラグメントを、一定量
10μL加える。4〜5日後、基質としてp−ニトロフ
ェニルホスフェートを用いて細胞溶解後の酸性ホスファ
ターゼレベルを測定することにより、各々のウエル中の
細胞増殖を評価する(40)。UV最大動力ミクロプレ
ート読み取り装置(Molecular Device
s)を用い、各々のサンプルに関して405nmの吸収
を測定する。測定は3回行う。細胞増殖を両方の方法で
測定したとき、用量応答曲線の形、或は細胞増殖の最大
の半分および最大の刺激に必要なbFGFの濃度に関し
て、いかなる有意な差も観察されない。
【0040】実施例8 HBF−1とHBF−2とから成る約等モルの混合物を
含有しているヘパリン−セファロースからの3M Na
Cl溶離物の分裂促進活性を測定する。この混合物は、
ウシの内皮細胞の用量依存増殖を誘発し、最大の1/2
増殖刺激の用量は、損傷を受けていないbFGFに比較
して約10倍高い(図2)。各々の成分に関する分裂促
進特性を測定する目的で、この2つの変異FGFフラグ
メントを分解する試みを行う。予想外に、種々の条件下
のMono−Sカチオン交換およびTSKヘパリンHP
LCで、HBF−1およびHBF−2のクロマトグラフ
ィー挙動は、損傷を受けていないbFGFの挙動と同じ
であり、そしてこれらは、HBF−1とHBF−2との
いかなる分解も与えない。しかしながら、この2つの成
分に関する有効な分離をRPLCが与えたため(図1)
、RPLC精製したHBF−1およびHBF−2の分裂
促進特性を、RPLC精製したbFGFの特性と比較す
る。 これらの条件はbFGFの分裂促進活性を10〜20倍
まで低下させることが知られており、これは恐らく蛋白
質が変性するためであろう。本実験において、RPLC
精製したbFGFは、損傷を受けていないbFGFの活
性の1/10である。RPLC精製したHBF−1は細
胞増殖に影響を与えないように見えるが、一方、HBF
−2は用量依存刺激応答を示し(図3)、この効力はR
PLC精製したglu3・5,ser−78・96−b
FGFのそれよりも25〜50倍低い(RPLC精製し
たHBF−2およびglu3・5,ser78・96−
bFGFのED50は、それぞれ、約3と0.1pmo
l/mLである)。RPLC条件下、bFGFと同じ割
合でHBF−2の分裂促進活性が低下すると仮定した場
合、未変性のHBF−2に関するED50は約150〜
300fmol/mLであると予測され得る。この見積
もりは、ヘパリン−セファロースから溶離されたHBF
−1とHBF−2とを有する混合物に関する図2中に示
したデータから得られるところの、約150fmol/
mLのED50と一致している。我々の分析において、
損傷を受けていないbFGFもしくはglu3・5,s
er78・96−bFGFの効力は約17fmol/m
Lである。従って、損傷を受けていない構造を有するH
BF−2は、損傷受けていないbFGFよりも約10倍
低い効力を有する。
【0041】
【表2】
【0042】bFGFペプチドフラグメントの相対的分
裂促進活性 示されている公開データから、各々のペプチドの分裂促
進活性を見積もり、そしてbFGF(2〜155)また
はbFGF(10〜155)に関するED50値との比
較で表示する。(34)から引用される相対的分裂促進
効力を不完全データから見積もる。HBF−2に関して
報告されている値を、RPLC精製したbFGFに関し
て測定されたED50値と比較する。ヘパリンセファロ
ースから溶離されたHBF−1およびHBF−2を有す
る混合物のED50値に対して、bFGFのED50値
を比較することによって、同様の値を得ることができる
【0043】相反する事実に対して記述したものを除き
、本特許出願に関連して寄託したDNA配列、プラスミ
ド類および/または微生物は、Pearl River
、New Yorkに維持されているAmerican
 Cyanamid Companyの培養収集中に保
存されており、合法的に適合する場合、公に利用できる
。更に、示したATCC取得番号に表示されている日付
で、American Type Culture C
ollection(ATCC)、Rockville
、 Maryland 20952、 U.S.A.に
下記のものが寄託されている:ATCC番号68478
で、1990年11月13日に寄託したBL21 ly
sS/pET glu3・5ser78・96。
【0044】ATCC番号68477で、1990年1
1月13日に寄託したBL21 lys−S/pET 
glu3・5hbFGF。
【0045】上記2つは、本文中に記述したように、g
lu3・5ser78・96hbFGFおよびglu3
・5hbFGFのDNAを有する。
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、 Knight, M.B.、 Harakas, 
N.K.、 Wittwer, A.J.およびFed
er, J.、 (1986) Anal. Bioc
hem 152、 136−140。
【0086】配列表 (1)一般情報: (i)出願者:  Andrew P. Seddon
およびPeter Bohlen(ii)発明の名称:
  繊維芽細胞増殖因子の活性フラグメント (iii)配列の数:  3 (iv)通信住所: (A)住所:  Dr. Estelle J. Ts
evdos、 American Cyanamid 
Company (B)通り:  1937 West Main St
reet、 P.O.Box 60(C)市:    
Stamford (D)州:    Connecticut(E)国:
    アメリカ合衆国 (F)郵便番号:  06904−0060(v)コン
ピューター読み取りフォーム:(A)媒体種類:  フ
ロッピーディスク(B)コンピューター:  IBM 
PC AT(C)作動システム:  MS−DOS(D
)ソフトウエア:  IBMディスプレイライトから変
換したASCII (vi)現在の出願日: (A)出願番号: (B)出願日: (C)分類: (vii)先願出願日: (A)出願番号: (B)出願日: (viii)代理人/代理人情報: (A)名前:  Tsevdos, Estelle 
J., Dr.(B)登録番号:  31,145 (C)参照/処理予定事項番号:  31,309−0
0(ix)遠隔通信情報: (A)電話:  203 321 2756(B)テレ
ファックス:  203 321 2971(C)テレ
ックス:  710 474 4059(2)SEQ 
ID NO:1に関する情報:(i)配列の特徴: (A)長さ:  132個の塩基対 (B)種類:  核酸 (C)ストランド性:  単一 (D)トポロジー:  線状 (ii)分子の種類:  DNA (iii)仮説: (iv)アンチ−センス: (v)フラグメントの種類: (vi)オリジナル源: (A)有機体: (B)株: (C)個々の単離: (D)発生段階: (E)ハプロタイプ: (F)組織の種類: (G)細胞の種類: (H)細胞系: (I)小器官: (vii)直接源: (A)収集: (B)クローン: (viii)ゲノムの位置: (A)クロモゾーム/セグメント: (B)マップの位置: (C)単位: (ix)特徴: (A)名前/鍵: (B)位置: (C)同定方法: (D)他の情報: (x)公開情報: (A)著者: (B)名称: (C)雑誌: (D)巻: (E)発行: (F)頁: (G)日付: (H)書類番号: (I)出願日: (J)公開日: (K)関係する他の情報: (xi)配列記述:  SEQ ID NO:  1:
【0087】
【化2】
【0088】(2)SEQ ID NO:2に関する情
報: (i)配列の特徴: (A)長さ:  258個の塩基対 (B)種類:  核酸 (C)ストランド性:  単一 (D)トポロジー:  線状 (ii)分子の種類:  DNA (iii)仮説: (iv)アンチ−センス: (v)フラグメントの種類: (vi)オリジナル源: (A)有機体: (B)株: (C)個々の単離: (D)発生段階: (E)ハプロタイプ: (F)組織の種類: (G)細胞の種類: (H)細胞系: (I)小器官: (vii)直接源: (A)収集: (B)クローン: (viii)ゲノムの位置: (A)クロモゾーム/セグメント: (B)マップの位置: (C)単位: (ix)特徴: (A)名前/鍵: (B)位置: (C)同定方法: (D)他の情報: (x)公開情報: (A)著者: (B)名称: (C)雑誌: (D)巻: (E)発行: (F)頁: (G)日付: (H)書類番号: (I)出願日: (J)公開日: (K)関係する他の情報: (xi)配列記述:  SEQ ID NO:  2:
【0089】
【化3】
【0090】(2)SEQ ID NO:3に関する情
報: (i)配列の特徴: (A)長さ:  258個の塩基対 (B)種類:  核酸 (C)ストランド性:  単一 (D)トポロジー:  線状 (ii)分子の種類:  DNA (iii)仮説: (iv)アンチ−センス: (v)フラグメントの種類: (vi)オリジナル源: (A)有機体: (B)株: (C)個々の単離: (D)発生段階: (E)ハプロタイプ: (F)組織の種類: (G)細胞の種類: (H)細胞系: (I)小器官: (vii)直接源: (A)収集: (B)クローン: (viii)ゲノムの位置: (A)クロモゾーム/セグメント: (B)マップの位置: (C)単位: (ix)特徴: (A)名前/鍵: (B)位置: (C)同定方法: (D)他の情報: (x)公開情報: (A)著者: (B)名称: (C)雑誌: (D)巻: (E)発行: (F)頁: (G)日付: (H)書類番号: (I)出願日: (J)公開日: (K)関係する他の情報: (xi)配列記述:  SEQ ID NO:  3:
【0091】
【化4】
【0092】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0093】1.  単独もしくはFGFの他のフラグ
メントとの組み合わせで、ヘパリン、ヘパリンセファロ
ース、或はそれら各々の類似物と結合する塩基性繊維芽
細胞増殖因子フラグメント。
【0094】2.  上記フラグメントが、おおよそ塩
基性繊維芽細胞増殖因子のアミノ酸27〜69、或はお
およそ塩基性繊維芽細胞増殖因子のアミノ酸70〜15
5から成る第1項記載の塩基性繊維芽細胞増殖因子フラ
グメント。
【0095】3.  上記フラグメントが分裂促進性を
示す第1項記載の塩基性繊維芽細胞増殖因子フラグメン
ト。
【0096】4.  上記フラグメントがおおよそ塩基
性繊維芽細胞増殖因子のアミノ酸70〜155から成る
第3項記載の塩基性繊維芽細胞増殖因子フラグメント。
【0097】5.  位置78および96のシステイン
がアラニン、グリシン、アルギニン、トリプトファン、
リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン
、グルタミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、
バリン、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン、セ
リン、トレオニンまたはプロリンで置換されている第1
項記載の塩基性繊維芽細胞増殖因子フラグメント。
【0098】6.  位置78および96のシステイン
がセリンで置換されている第5項記載の塩基性繊維芽細
胞増殖因子フラグメント。
【0099】7.  位置78および96のシステイン
がアラニン、グリシン、アルギニン、トリプトファン、
リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン
、グルタミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、
バリン、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン、セ
リン、トレオニンまたはプロリンで置換されている第2
項記載の塩基性繊維芽細胞増殖因子フラグメント。
【0100】8.  位置78および96のシステイン
がセリンで置換されている第7項記載の塩基性繊維芽細
胞増殖因子フラグメント。
【0101】9.  組換え型塩基性繊維芽細胞増殖因
子フラグメント(このフラグメントは、単独もしくは塩
基性繊維芽細胞増殖因子の他のフラグメントとの組み合
わせで、ヘパリン、ヘパリンセファロース、或はそれら
各々の類似物と結合する)に関する遺伝情報を指定する
DNA配列、そして組換え型塩基性繊維芽細胞増殖因子
(このフラグメントは、ヘパリン、ヘパリンセファロー
ス、或はそれら各々の類似物と結合する)に関する遺伝
情報を指定するDNA配列に対して、厳格な条件下、ハ
イブリダイズするDNA配列。
【0102】10.  上記DNA配列が、おおよそ塩
基性繊維芽細胞増殖因子のアミノ酸26〜69、或はお
およそアミノ酸70〜155を有する塩基性繊維芽細胞
増殖因子フラグメントに関する遺伝情報を指定する第9
項記載のDNA配列。
【0103】11.  塩基性繊維芽細胞増殖因子フラ
グメント(このフラグメントは分裂促進性を示す)に関
する遺伝情報を指定する第9項記載のDNA配列。
【0104】12.  上記DNA配列が、おおよそ塩
基性繊維芽細胞増殖因子のアミノ酸70〜55を有する
塩基性繊維芽細胞増殖因子フラグメントに関する遺伝情
報を指定する第11項記載のDNA配列。
【0105】13.  位置78および96のシステイ
ンに関する遺伝情報を指定する上記DNA配列が、アラ
ニン、グリシン、アルギニン、トリプトファン、リジン
、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グル
タミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、バリン
、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン、セリン、
トレオニンまたはプロリンに関する遺伝情報を指定する
DNA配列によって置換されている第9項記載のDNA
配列。
【0106】14.  上記DNAの位置78および9
6が、セリンに関する遺伝情報を指定するDNA配列に
よって置換されている第13項記載のDNA配列。
【0107】15.  位置78および96のシステイ
ンに関する遺伝情報を指定する上記DNA配列が、アラ
ニン、グリシン、アルギニン、トリプトファン、リジン
、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グル
タミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、バリン
、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン、セリン、
トレオニンまたはプロリンに関する遺伝情報を指定する
DNA配列によって置換されている第10項記載のDN
A配列。
【0108】16.  位置78および96のシステイ
ンに関する遺伝情報を指定する上記DNA配列が、セリ
ンに関する遺伝情報を指定するDNA配列によって置換
されている第15項記載のDNA配列。
【0109】17.  位置78および96のシステイ
ンに関する遺伝情報を指定する上記DNA配列が、アラ
ニン、グリシン、アルギニン、トリプトファン、リジン
、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グル
タミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、バリン
、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン、セリン、
トレオニンまたはプロリンに関する遺伝情報を指定する
DNA配列によって置換されている第11項記載のDN
A配列。
【0110】18.  位置78および96のシステイ
ンに関する遺伝情報を指定する上記DNA配列が、セリ
ンに関する遺伝情報を指定するDNA配列によって置換
されている第17項記載のDNA配列。
【0111】19.  位置78および96のシステイ
ンに関する遺伝情報を指定する上記DNA配列が、アラ
ニン、グリシン、アルギニン、トリプトファン、リジン
、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グル
タミン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、バリン
、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン、セリン、
トレオニンまたはプロリンに関する遺伝情報を指定する
DNA配列によって置換されている第12項記載のDN
A配列。
【0112】20.  位置78および96のシステイ
ンに関する遺伝情報を指定する上記DNA配列が、セリ
ンに関する遺伝情報を指定するDNA配列によって置換
されている第19項記載のDNA配列。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1:HBF−1およびHBF−2のRPLC
精製 ヘパリンセファロースからの3M NaCl溶離液の一
部(3μg)に対して、記述されているように、Vyd
ac C4カラムを用いて逆相HPLCを行う。
【図2】図2:ウシの大動脈弓内皮細胞増殖に対する、
ヘパリンセファロースから溶離されたHBF−1および
HBF−2から成る混合物の効果 記述されているように、ヘパリン−セファロースからの
3M NaCl溶離液中の蛋白質をアミノ酸分析で測定
し、そしてDMEM/BSA中で適当に希釈した後、一
定分量を分裂促進活性定量用細胞に添加し、細胞数を数
えることによって、細胞増殖を評価する。
【図3】図3:ウシの大動脈弓内皮細胞増殖に対する、
RPLC精製したHBF−1、HBF−2およびglu
3・5,ser78・96bFGFの効果適当に希釈(
DMEM/BSA中)したところの、RPLC精製した
変異体bFGF(−  −)、HBF−1(−o−)、
HBF−2(−  −)のサンプルを細胞に加えた後、
酸性ホスファターゼ分析により増殖を測定する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  単独もしくはFGFの他のフラグメン
    トとの組み合わせで、ヘパリン、ヘパリンセファロース
    、或はそれら各々の類似物と結合する塩基性繊維芽細胞
    増殖因子フラグメント。
  2. 【請求項2】  組換え型塩基性繊維芽細胞増殖因子フ
    ラグメント(このフラグメントは、単独もしくは塩基性
    繊維芽細胞増殖因子の他のフラグメントとの組み合わせ
    で、ヘパリン、ヘパリンセファロース、或はそれら各々
    の類似物と結合する)に関する遺伝情報を指定するDN
    A配列、そして組換え型塩基性繊維芽細胞増殖因子(こ
    のフラグメントは、ヘパリン、ヘパリンセファロース、
    或はそれら各々の類似物と結合する)に関する遺伝情報
    を指定するDNA配列に対して、厳格な条件下、ハイブ
    リダイズするDNA配列。
JP3331577A 1990-11-23 1991-11-21 繊維芽細胞増殖因子の活性フラグメント Pending JPH04287688A (ja)

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