JPH0428779A - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物

Info

Publication number
JPH0428779A
JPH0428779A JP13283590A JP13283590A JPH0428779A JP H0428779 A JPH0428779 A JP H0428779A JP 13283590 A JP13283590 A JP 13283590A JP 13283590 A JP13283590 A JP 13283590A JP H0428779 A JPH0428779 A JP H0428779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylenically unsaturated
acid
compound
weight
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13283590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2961814B2 (ja
Inventor
Yoshiki Hasegawa
長谷川 義起
Fumio Yoshino
吉野 文夫
Yoshihiro Okamoto
好弘 岡本
Yoshifumi Yamada
善文 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP13283590A priority Critical patent/JP2961814B2/ja
Publication of JPH0428779A publication Critical patent/JPH0428779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2961814B2 publication Critical patent/JP2961814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水性塗料組成物に関し、更に詳しくいえば、
耐候性、耐汚染性、湿潤接着性に優れる水性塗料組成物
に関する。
(従来の技術) 従来、芳香族系の有機溶剤を多く含有した塗料が広く用
いられてきていたが、近年大気汚染、省資源の観点から
、溶剤を使用しない合成樹脂エマルション塗料に置換さ
れつつある。
ところが、一般に溶剤を使用しないエマルジョン塗料、
例えばアクリル酸やメタクリル酸等のα、β−エチレン
性不飽和酸とアクリル酸ブチルやアクリル酸2−エチル
へ牛シル等のアクリル酸エステル又はメタクリル酸メチ
ル等のメタクリル酸エステルの重合性単量体とを乳化重
合させて得られた乳化重合体組成物をビヒクルとする塗
料から得られた塗膜は、有機溶剤含有系の塗料から得ら
れた塗膜と比較して、基材への接着性が不十分であり、
特に白亜化面への接着性及び被塗装物への湿潤接着性が
著しく劣るという欠点を有していた。
このような欠点を改良するため種々の研究が行なわれて
おり、その中でも油変性アルキッド樹脂を合成樹脂エマ
ルジョンと混和した水性塗料がよく知られている。
また合成樹脂エマルジョンを製造する際に湿潤接着性を
改良するための湿潤接着助剤と称する化合物が知られて
いる。
湿潤接着助剤としては、アミノアルキル(メタ)アクリ
レート、特にジメチルアミノエチルメタアクリレート、
t−ブチルアミノエチルメタクリレート、及びアルキレ
ン尿素基又はアルキレンウレタン基を有するエチレン性
不飽和単量体が挙げられる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、油変性アルキッド樹脂を合成樹脂エマルジョン
と混和した水性塗料の場合は、白亜化面、被塗装物への
湿潤接着性は向上するが、油変性アルキッド樹脂を合成
樹脂エマルジョンに混和する際、使用する分散剤、乳化
剤のために、耐候性が悪く、しかもアルキッド樹脂を用
いたことにより、塗装後、乾燥初期の耐汚染性が悪いと
いう欠点があった。
また湿潤接着助剤を乳化重合して得られた乳化重合体組
成物をビヒクルとした水性塗料組成物の場合、その塗膜
の湿潤接着性は確かに向上するか、乳化剤に起因すると
考えられる耐候性及び耐汚染性不良の問題が発生する。
一般に、前記のとおり、湿潤接着助剤はアミノ基を分子
中に含んでいて、カチオン性が強いため、乳化重合の際
の乳化剤の種類が限られ、且つ多量に用いなければ安定
なエマルジョンが得られにくいためである。このため、
塗料分野で、これらの組成物を利用できる用途が限定さ
れていた。
従って、耐候性、耐汚染性及び湿潤接着性を兼ね備えた
水性塗料組成物の開発が待望されていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の課題を解決すへく鋭意研究を重ね
た結果、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、環式尿素化合物(A)とα、β−エチレ
ン性不飽和酸(B)とα、β−エチレン性不飽和酸のア
ミド類(C)と、<C>と共重合可能な他のα、β−エ
チレン性不飽和単量体とを乳化重合させてなる乳化重合
体組成物をビヒクルとすることを特徴とする水性塗料組
成物である。
本発明に用いられる環式尿素化合物(A)としては、種
々の構造のものを含み得るが、例えば、N′−メチロー
ル−N、  N’ −エチレン尿素、N′−メチロール
−N、N’−n−プロピレン尿素、N’−メチロール−
N、N’  −1so−プロピレン尿素、ジメチロール
−N、  N’ −エチレン尿素、ジメチロール−N、
N’ −n−プロピレン尿素、ジメチロール−N、  
N” −jso−プロピレン尿素(以上1群)、N、N
’ −エチレン尿素、N、N’−n−プロピレン尿素、
N、  N’1SO−プロピレン尿L  N’ −ヒド
ロキシ−N。
N’−n−プロピレン尿素、N′ −ヒドロキシ−N、
  N’ −エチレン尿素、N’  −ヒドロキシ−N
N’−1so−プロピレン尿素(以上n群)なとが挙げ
られる。
環式尿素化合物の使用量としては、α、β−不飽和単量
体100重量部に対して、0. 1〜1O10重量部か
好ましい。0.1重量部より少ない場合は湿潤接着性向
上の効果か顕著には認められない。一方、l000重量
部を越える場合は、耐候性、耐汚染性のレベル低下が観
察される。
本発明に用いられるα、β−エチレン性不飽和酸(B)
は種々の構造のものを含み得るが、例えばアクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸またはその半エステル化合物
、フマール酸またはその半エステル化合物、イタフン酸
またはその半エステル化合物、クロトン酸などが挙げら
れる。
本発明の水性塗料組成物が湿潤接着性を有するためには
、α、β−エチレン性不飽和酸を使用することが必須条
件であるが、その使用量が大きな影響を与える。その使
用量はα、β−不飽和単量体100重量部に対して、0
.1〜10重量部、好ましくは、0.2〜5重量部が適
当である。
0.1重量部以下では湿潤接着性が十分てなく、また1
0重量部以上になると、湿潤接着性は向上するが、耐候
性、耐汚染性を損なうことになる。
α、β−エチレン性不飽和酸が湿潤接着性向上に寄与す
る理由は明らかではないが、環式尿素化合物と、α、β
−エチレン性不飽和酸のアミド類との相互作用を高める
触媒的な役割を果たしているものと考えられる。
本発明に用いられるα、β−エチレン性不飽和酸のアミ
ド類(C)は、種々の構造のものを含み得るが、例えば
、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N、  、
N−ジメチルアクリルアミド、N、  N−ジメチルメ
タクリルアミド、マレイン酸アミド、フマール酸アミド
、ダイアセトンアクリルアミド、ダイアセトンメタクリ
ルアミド(以上■群)、N−メチロールアクリルアミド
、N−メチロールメタクリルアミド、N、  N−ジメ
チロールアクリルアミド、  N、  N−ジメチロー
ルメタクリルアミド、ジメチロールイタコンアミド、ジ
メチロールマレイン酸アミド、ジメチロールフマール酸
アミド(以上■群)などが挙げられる。
本発明の水性塗料組成物を得るための、α、β−エチレ
ン性不飽和酸のアミド類の使用量は、α。
β−不飽和単量体100重量部に対して、0.2〜10
.0重量部が好ましい。0.2重量部より少ない場合は
湿潤接着性向上の効果が顕著には認められない。一方、
10.0重量部を越える場合は、耐候性、耐汚染性のレ
ベル低下が観察される。
本発明の水性塗料組成物は、耐候性及び耐汚染性を損な
うことなく、白亜化面や被塗装物への湿潤接着性の改善
された特徴的性質を有するものである。この特徴的性質
をさらに向上させるためには、環式尿素化合物として、
N”−メチロール−N、  N’ −エチレン尿素、N
”−メチロール−N。
N’ −n−プロピレンIfl、N’ −メチロールN
、N’−1so−プロピレン尿素、ジメチロール−N、
  N’ −エチレン尿素、ジメチロール−N。
N’−n−プロピレン尿素、ジメチロール−N。
N’ −1so−プロピレン尿素などのN−メチロール
型の化合物(1群)を用いた場合には、α。
β−エチレン性不飽和酸のアミド類として、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、
N−メチルメタクリルアミド N。
N−ジメチルアクリルアミド、N、  N’ −ジメチ
ルメタクリルアミド、マレイン酸アミド、フマール酸ア
ミド、ダイアセトンアクリルアミド、タイアセトンメタ
クリルアミドなとの非メチロール型の化合物(■群)を
用いるのが好ましい。
一方、環式尿素化合物として、N、N’ −xfレン尿
素、N、N’−n−プロピレン尿素、N、  N−i 
so−フロピレン尿i、N’ −ヒドロキシ−N、N″
−エチレン尿素 N l −ヒドロ牛ンN、N’−n−
プロピレン尿素、N″ −ヒドロキシ−N、N’  −
1so−プロピレン尿素などの非N−メチロール型の化
合物(■群)を用いた場合には、α、β−エチレン性不
飽和酸のアミド類として、N−メチロールアクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミド、N、  N−ジ
メチロールアクリルアミド、N、  N−ジメチロール
メタクリルアミド、ジメチロールイタコンアミド、ジメ
チロールマレイン酸アミド、ジメチロールフマール酸ア
ミドなどのメチロール型の化合物(■群)を用いるのが
特に好ましい。
このように、環化尿素化合物としてN−メチロール型の
化合物を用いた時には、α、β−エチレン性不飽和酸の
アミド類として非メチロール型の化合物を用いた場合が
、一方、環化尿素化合物として非N−メチロール型の化
合物を用いた時には、α、β−エチレン性不飽和酸のア
ミド類としてメチロール型の化合物を用いた場合が、耐
候性及び耐汚染性を損なうことなく、白亜化面や被塗装
物への湿潤接着性改善が一層向上する。
その理由は明らかではないが、この分子構造をとったと
きに、α、β−エチレン性不飽和酸の触媒的作用によっ
て、環式尿素化合物とα、β−エチレン性不飽和酸のア
ミド類との相互作用が一層高まることによるものと考え
られる。
α、β−エチレン性不飽和酸のアミド類(C)と共重合
可能なα、β−エチレン性不飽和単量体としては、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステル
類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル等のメタクリル酸エステル類;マレイン酸
、フマル酸、イタコン酸の各エステル類;酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、第3級カルボン酸ビニル等のビニ
ルエステル類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエンの如き芳香族ビニル化合物、ビニルピロリドン
の如き複素環式ビニル化合物;塩化ビニル、アクリロニ
トリル、ビニルエーテル、ビニルケトン、ビニルアミド
等;塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等ハロゲン化ビ
ニリデン化合物;エチレン、プロピレン等のα−オレフ
ィン類;ブタジェンの如きジエン類などがある。また所
望により、ジアリルフタレート、ジビニルベンゼン、ア
リルアクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレートの如き1分子中に2個以上の不飽和結合を有す
る単量体なども用いることができる。更に、ビニルスル
ホン酸、スチレンスルホン酸、アリルアル牛ルイタフ不
−ト硫酸エステルなどの不飽和基とスルホン酸基、サル
フェート基を有するもの及びこれらのアルカリ塩も使用
することができる。
さらに、反応性極性基を持つα、β−エチレン性不飽和
単量体も使用可能である。例えば、グリシジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエ
ーテル等のグリシジル系化合物;ビニルトリクロロシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン等のシラン化合物;β−ヒドロキシ
エチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート等のヒドロキシル系化合物などが挙げられる。
次に、本発明の水性塗料組成物の製造方法について述へ
る。
即ち、環式尿素化合物(A)と乳化剤との混合物に重合
開始剤を加え、これにα、β−エチレン性不飽和酸(B
)とα、β−エチレン性不飽和酸のアミド類(C)と、
(C)と共重合可能な他のα、β−エチレン性不飽和単
量体等を添加したものを攪拌しつつ、継続して乳化重合
反応させることにより、乳化重合体組成物が得られる。
次に、この乳化重合体組成物をビヒクルとして通常のエ
マルジョン塗料の製造とまったく同様にして本発明の水
性塗料組成物が製造される。即ち、顔料、充填剤、骨剤
、分散剤、湿潤剤、増粘剤及び/またはレオロジーコン
トロール剤、消泡剤、可塑剤、造膜助剤、有機溶剤、防
腐剤、防パイ剤、pH調節剤、防錆剤など、それぞれの
目的に応じて選択し、組み合わされ、通常の方法で塗料
に調製される。
その乳化重合体組成物の製造の際に用いられる乳化剤と
しては、公知のもので差しつかえない。
例えば、ラウリル硫酸ソーダ、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ、ナトリウムジオクチルスルホサクシネート
、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩
のような陰イオン性乳化剤;ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンーポリオキシフロピレンフロ
ノク共重合体等のような非イオン性乳化剤を適宜、選択
して使用できる。
本発明の水性塗料組成物の重大な特徴は、乳化重合体組
成物の製造に際しては、乳化剤の種類、使用量に選択の
幅が非常に広いことにある。本発明の乳化重合体組成物
は、公知のアニオン乳化剤、ノニオン乳化剤から適宜、
選択して使用できる。
しかも、乳化剤の使用量が、通常の乳化重合に用いられ
る乳化剤量よりも少ない量においても、充分安定で、し
かも凝集物の少ないエマルジョンを得ることができる。
即ち、乳化剤の使用量は、α、β−エチレン性不飽和単
量体の100重量部に対して、0. 1〜5.0重量部
、好ましくは、0.2〜3.0重量部用いることが適当
である。
これは、環式尿素、α、β−エチレン性不飽和酸、及び
α、β−エチレン性不飽和酸のアミド類の相互作用によ
って、α、β−エチレン性不飽和単量体に対する乳化能
が増加したことによるものと考えられる。
この効果は、湿潤接着性向上のための手段として用いら
れる油変性アルキッドと合成樹脂エマルジョンとを混合
する際や、合成樹脂エマルジョンを製造する際に用いら
れる湿潤接着助剤が有している耐候性、耐汚染性の悪さ
を顕著に改善するものである。
すなわち、湿潤接着助剤については、その化合物自身の
カチオン性の為に、アニオン乳化剤は、はとんど用いる
ことができなかった。このため、安定で凝集物の少ない
エマルジョンを得るためには、多量のノニオン乳化剤を
用いなければならないので、耐候性、耐汚染性の著しい
向上を求めることは困難であった。
本発明によれば、上述のとおり、環式尿素、α、β−エ
チレン性不飽和酸、α、β−エチレン性不飽和酸のアミ
ド類の相互作用によりα、β−エチレン性不飽和単量体
に対する乳化能が増加するものと考えられるので、乳化
重合体組成物の製造に際し、通常の乳化重合組成物に用
いられる乳化剤の量よりも少ない量に於いても、安定で
、しかも凝集物の少ないエマルジョンを得ることができ
、耐候性、耐汚染性を損ねることなしに湿潤接着性の向
上を図ることができる。
また、水溶性オリゴマーや、α、β−エチレン性不飽和
二重結合を有する乳化剤、いわゆる反応性乳化剤も単独
、または、上記の乳化剤と併用して使用することも可能
である。
更に、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロ
ース等のような水溶性高分子物質を上記乳化剤と併用し
たり、重合後孔化液に添加したりすることも有効である
乳化重合の際に用“いられる重合開始剤としては、水溶
性及び油溶性重合開始剤が用いられるが、単独で用いて
も複合化して用いても差し支えない。
水溶性の重合開始剤としては過酸化水素、過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどが挙げ
られる。油溶性の重合開始剤としては、2. 2’ −
アゾビスイソブチロニトリル、2.2”−アゾビス−(
4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2
. 2’  −アゾビス−2,4−ジメチルバレロニト
リル、1. 1’アゾビスシクロへ牛サンーシクロへ牛
サンー1−カルボニトリル、過酸化ベンゾイル、過酸化
ラウロイル、過酸化ジブチリル、過酸化ジアセチル、過
酸化ジプロピオニル、クメンヒドロ過酸化物等が挙げら
れる。
上記重合開始剤の内、耐候性、耐汚染性の観点からは、
有機過酸化物又は過酸化水素を用いることが特に好まし
い。
これらの水溶性及び油溶性重合開始剤と適当な還元剤、
例えば、アスコルビン酸、亜硫酸塩類またはスルホキシ
レート類との組合せよりなる、いわゆるレドックス開始
剤を用いてもよい。
乳化重合に際しては、分子量調整のため連鎖移動剤を用
いてもよい。好適な連鎖移動剤としては、メチルメルカ
プタン、エチルメルカプタン、プロピルメルカプタン、
イソプロピルメルカプタン、ブチルメルカプタン、ペン
チルメルカプタン、ヘキシルメルカプタン、オクチルメ
ルカプタン、デシルメルカプタン、ウンデシルメルカプ
タン、ドデシルメルカプタン、ステアリルメルカプタン
、等のメルカプタン類、0−メルカプト安息香酸、メル
カプト酢酸、メタノール、エタ/−ル、プロパツール、
インプロパツール、ブタノール、インブタノール、t−
ブタノール、ペンタノール類、ヘキサノール類を挙げる
ことができる。
本発明の水性塗料組成物の乳化重合体組成物のガラス転
移温度は、耐候性、耐汚染性、湿潤接着性の観点から、
−10〜40℃の範囲にあることが好ましい。
乳化重合の濃度は実用的な観点より最終組成物の固形分
濃度が25〜65重量%になるようにするのがよく、ま
たα、β−エチレン性不飽和単量体及び重合開始剤は、
反応系へ、−括仕込み、連続滴下、分割添加など公知の
いずれの方法でも行なうことができる。
乳化重合時の温度は、すでに公知の乳化重合法で行なわ
れている温度の範囲でよく、また乳化重合時の圧力は常
圧でよく、ガス状のα、β−エチレン性不飽和単量体を
使用するときは、加圧下で行なわれる。
(実施例) 以下に実施例を挙げ本発明をより詳細に説明するが、本
発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。
なお、以下の部及び%は、いずれも重量に基づ(値であ
る。
実施例1 (乳化重合体組成物の製造例1) 原料として下記のものを用意した。
■環式尿素化合物 N、  N’ −エチレン尿素 ■重合性単量体 アクリル酸2−エチルヘキシル 175gスチレン  
          200gメタクリル酸メチル  
    105gN−メチロールアクリルアミド  1
0gアクリル酸            10g■乳化
剤 ニューコール707SF (固形分30%) ”)50 g ■イオン交換水          480g■重合開
始剤 過硫酸アンモニウム      2.5g11〉 日本
乳化剤(株)製 特殊アニオン乳化剤口つロフラスコに
、エチレン尿素log、乳化剤5g、イオン交換水33
0gを仕込んで攪拌を開始し、窒素気流中で80℃に昇
温し、ついで重合開始剤を添加した。次いで重合性単量
体500g、乳化剤45g、イオン交換水150gを混
合してモノマープレエマルジョンを作製し、このモノマ
ーブレエマルジョンを3時間にわたって上記のフラスコ
中に滴下した。この際の反応温度は80±3°Cに保っ
た。滴下終了後も同温度範囲に2時間保持しつつ、攪拌
下に反応を継続させ、次いで冷却して14%アンモニア
水にてpH8〜9に調整し不揮発分が50.0%、粘度
1200cps、pH8,5の乳化重合体組成物を得た
この乳化重合体組成物を使用して下記の配合により水性
塗料組成物を得た。
塗料配合 水 エチレングリコール(凍結防止剤) フィンフロ−540 (分散剤;日本ゼオンKK製品) 10、 0 2.6 1.0 ノイゲンEA−1200,3 (湿潤剤;第一工業製薬KK製品) ベストサイドFX           O,01(大
日本インキ化学KK製品) JR−600A           36.0(酸化
チタン;帝国化工KKfJ1品)SNデフォ−マー12
1       0.4(消泡剤;サンノブフKK製品
) アンモニア水(28%)        0.15エマ
ルジヨン(50%)      100.0テキサノー
ル            7.0(造膜助剤;イース
トマン・ケミカル製品)七ロサイズQP−4400(3
%)  9.2(増粘剤;ユニオンカーバイド社製品)
水                       3
.75Total                 
170. 41N、V、              
      51.0%顔料容積濃度(PVC)   
      20%さらに実施例1と同様の方法で表1
に示した原料、及び重合条件を使用して、乳化重合体組
成物(NO12〜7)を合成し、実施例1と同様の塗料
配合により水性塗料組成物(実施例2〜7)を得た。 
一方、実施例1と同様の方法で表1に示した原料及び重
合条件を使用して乳化重合体組成物(No、  8〜1
3)を合成し、実施例1と同様の塗料配合により、水性
塗料組成物(比較例1〜6)を得た。
乳化重合体組成物と実施例と比較例との関係は次の通り
となる。
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 乳化重合体組成物No。
ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No。
ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No。
ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No、4をビヒク ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No。
ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No。
1をビヒク 2をビヒク 3をビヒク 5をビヒク 6をビヒク 実施例7 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 比較例6 ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物N007をビヒク ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物N008をビヒク ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物N009をビヒク ルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No、10をビヒ クルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No、11をビヒ クルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No、12をビヒ クルとする水性塗料組成物 乳化重合体組成物No、13をビヒ クルとする水性塗料組成物 実施例及び比較例の水性塗料組成物の塗膜性能のテスト
結果は表2の如くであった。
/ / 試験方法 耐汚染性 (1)屋外耐汚染性;フレキシブル板に刷毛テ塗料を2
度塗りし7日間、乾 燥後、屋外バクロ試験を行 い、1年後、表面状態を観 察。
○・・・良好 △・・・やや汚れ ×・・・汚れ大 (2)インキ汚染性;3m1lアプリケーターにてガラ
ス板に塗布し、20 度にて65%RH中で1晩 乾燥後、KKパイロット製 の黒インキ10%溶液を塗 膜の上にスポット状に置き 60分間放置。
その後、ガーゼにてインキ をふきとり、汚染性の程度 を10点評価方法にて判定。
接着性; 10点・・・まったくインキ のあとが残らない 1点・・・塗膜にインキか にじみあとがくっ きり残る。
軟鋼板はキシレンで脱脂後15゜ 70X150mm軟鋼板にアルキ ラド塗料を塗布し、7日間、乾燥 後、本発明の水性塗料組成物を1 回目、0.6g塗布し、4時間後 0.3g塗布し、1日乾燥後、カ ミソリにてクロスカットを行ない、 セロハン粘着テープ剥離テストに て判定。
○・・・まったく剥離なし △・・・一部剥離 ×・・・セoハン粘着テープ部周辺で 剥離 湿潤接着性; 接着性試験と同様の条件で作製した試験
片を1晩水に浸漬し、ブリス タリングの状態を判定。水から取り 出したのち、20°C165%RHの 条件下で3時間、乾燥後クロスカッ トを行ない、セロハン粘着テープ剥 離テストにて判定。
ブリスタリング;○・・・全くブリスタなし△・・・試
片の一部に ブリスタ発生 ×・・・試片の全体に ブリスタ発生 セロハン粘着テープ剥離テスト; ○・・・全く剥離なし △・・・一部剥離 ×・・・セロハン粘着テープ部周辺で 剥離 耐候性; フレキシブル板に刷毛で塗料を2度塗りし7
日間、乾燥後、屋外バクロ試験を行い、1年後、表面状
態を観察。
(発明の効果) 表2かられかるように、本発明の水性塗料組成物は、耐
候性、耐汚染性が良好で、しかも、湿潤接着性を兼ね備
えた塗膜特性を発揮する。
従って、この水性塗料組成物は、室内塗装だけてなく屋
外塗装にも適し、また、家庭塗料分野のみならず、工業
塗装分野への適用も十分可能であり、有機溶剤塗料の置
換品としても使用できるものである。
代理人 弁理士、高 橋 勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、環式尿素化合物(A)とα,β−エチレン性不飽和
    酸(B)とα,β−エチレン性不飽和酸のアミド類(C
    )と、(C)と共重合可能な他のα,β−エチレン性不
    飽和単量体とを乳化重合させてなる乳化重合体組成物を
    ビヒクルとすることを特徴とする水性塗料組成物。 2、環式尿素化合物(A)が、下記の I 群 N’−メチロール−N,N’−エチレン 尿素、 N’−メチロール−N,N’−n−プロ ピレン尿素、 N’−メチロール−N,N’−iso− プロピレン尿素、 ジメチロール−N,N’−エチレン尿素 ジメチロール−N,N’−n−プロピレ ン尿素、 ジメチロール−N,N’−iso−プロ ピレン尿素、 又はII群 N,N’−エチレン尿素、 N,N’−n−プロピレン尿素、 N,N’−iso−プロピレン尿素、 N’−ヒドロキシ−N,N’−エチレン 尿素、 N’−ヒドロキシ−N,N’−n−プロ ピレン尿素、 N’−ヒドロキシ−N,N’−iso− プロピレン尿素 から選ばれた少なくとも一種の化合物を用いることを特
    徴とする請求項1記載の水性塗料組成物。 3、α,β−エチレン性不飽和酸(B)が、アクリル酸
    、メタクリル酸、マレイン酸またはその半エステル化合
    物、フマール酸またはその半エステル化合物、イタコン
    酸またはその半エステル化合物、クロトン酸からなる群
    から選ばれた少なくとも一種の化合物を用いることを特
    徴とする請求項1または2記載の水性塗料組成物。 4、α,β−エチレン性不飽和酸のアミド類(C)が、
    下記のIII群 アクリルアミド、 メタクリルアミド、 N−メチルアクリルアミド、 N−メチルメタクリルアミド、 N,N−ジメチルアクリルアミド、 N,N−ジメチルメタクリルアミド、 マレイン酸アミド、 フマール酸アミド、 ダイアセトンアクリルアミド、 ダイアセトンメタクリルアミド、 又はIV群 N−メチロールアクリルアミド、 N−メチロールメタクリルアミド、 N,N−ジメチロールアクリルアミド、 N,N−ジメチロールメタクリルアミド、 ジメチロールイタコンアミド、 ジメチロールマレイン酸アミド、 ジメチロールフマール酸アミド、 から選ばれた少なくとも一種の化合物を用いることを特
    徴とする請求項1、2または3記載の水性塗料組成物。 5、環式尿素化合物として請求項2記載の I 群から選
    ばれた少なくとも一種の化合物を用い、α,β−エチレ
    ン性不飽和酸のアミド類として請求項4記載のIII群か
    ら選ばれた少なくとも一種の化合物を用いることを特徴
    とする請求項1記載の水性樹脂組成物。 6、環式尿素化合物として請求項2記載のII群から選ば
    れた少なくとも一種の化合物を用い、α,β−エチレン
    性不飽和酸のアミド類として請求項4記載のIV群から選
    ばれた少なくとも一種の化合物を用いることを特徴とす
    る請求項1記載の水性樹脂組成物。 7、環式尿素化合物の使用量が、α,β−不飽和単量体
    の100重量部に対して、0.1〜10.0重量部であ
    る請求項1から6のいずれか1に記載の水性塗料組成物
    。 8、α,β−エチレン性不飽和酸の使用量が、α,β−
    不飽和単量体の100重量部に対して、0.2〜5.0
    重量部である請求項1から7のいずれか1に記載の水性
    塗料組成物。 9、α,β−エチレン性不飽和酸のアミド類の使用量が
    、α,β−不飽和単量体の100重量部に対して、0.
    2〜10.0重量部である請求項1から8のいずれか1
    に記載の水性塗料組成物。 10、乳化重合する際の乳化剤の使用量が、α,β−エ
    チレン性不飽和単量体の総量100重量部に対して、0
    .1〜5.0重量部である請求項1から9のいずれか1
    に記載の水性塗料組成物。 11、請求項1記載の重合体組成物がガラス転移温度−
    10〜40℃の範囲である請求項 1から10のいずれか1に記載の水性塗料組成物。 12、乳化重合する際、ラジカル開始剤として、有機過
    酸化物または、過酸化水素を用いることを特徴とする請
    求項1から11のいずれか1に記載の水性塗料組成物。
JP13283590A 1990-05-23 1990-05-23 水性塗料組成物 Expired - Fee Related JP2961814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13283590A JP2961814B2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 水性塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13283590A JP2961814B2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 水性塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0428779A true JPH0428779A (ja) 1992-01-31
JP2961814B2 JP2961814B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=15090640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13283590A Expired - Fee Related JP2961814B2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 水性塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2961814B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0554728A3 (en) * 1992-02-04 1993-09-29 Bayer Ag Mixtures that are storage-stable at room temperature and their use as binders in coating compositions
DE19520373B4 (de) * 1994-06-03 2004-02-19 Denso Corp., Kariya Fehlerdiagnosevorrichtung für eine Fahrgastschutzvorrichtung
JP2008114328A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Yamaha Motor Co Ltd 一軸アクチュエータ
JP2012166195A (ja) * 2012-03-27 2012-09-06 Asahi Kasei Chemicals Corp 防汚層の形成方法
JP2014185273A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Dic Corp コーティング剤、金属表面処理剤及び物品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0554728A3 (en) * 1992-02-04 1993-09-29 Bayer Ag Mixtures that are storage-stable at room temperature and their use as binders in coating compositions
US5292807A (en) * 1992-02-04 1994-03-08 Bayer Aktiengesellschaft Compositions of cyclic isourea component with carboxyl component
DE19520373B4 (de) * 1994-06-03 2004-02-19 Denso Corp., Kariya Fehlerdiagnosevorrichtung für eine Fahrgastschutzvorrichtung
JP2008114328A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Yamaha Motor Co Ltd 一軸アクチュエータ
JP2012166195A (ja) * 2012-03-27 2012-09-06 Asahi Kasei Chemicals Corp 防汚層の形成方法
JP2014185273A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Dic Corp コーティング剤、金属表面処理剤及び物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2961814B2 (ja) 1999-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU700150B2 (en) Aqueous paint composition
EP0258988B1 (en) Mastic and caulking compositions and composite articles
JP3181906B2 (ja) 水性処理用組成物を用いる基体の処理方法
JP4005185B2 (ja) 建築外装塗料用エマルション組成物および該エマルション組成物を用いた建築外装塗料組成物
EP2514790A1 (en) Copolymer dispersion for water whitening resistant coatings
JP3458397B2 (ja) 共重合体エマルジョンの製造方法
BG107318A (bg) ВОДОПР...НО'ИМ 'ВЪРЗВА(tm) 'Ъ''АВ
US4140664A (en) Thermosetting resin composition
AU2005200954B2 (en) Aqueous polymer dispersion and method of use
JPH0428779A (ja) 水性塗料組成物
NZ235451A (en) Coating method using an aqueous elastomeric composition comprising at
JP4683515B2 (ja) 複層塗膜の形成方法
JP3987217B2 (ja) 外装用建材及びその製造方法
JPH1190325A (ja) 建築外装塗料の施工方法
JPS6322812A (ja) ブロッキング防止用塗料
JP2910220B2 (ja) フッ素樹脂水性分散体、その製造法、それを含有する樹脂組成物及びその組成物を被覆してなる物品
JP2557581B2 (ja) 塗膜構造体およびその製法
EP4408939A1 (en) Compositions and methods for making instant-set aqueous coatings
JPH0583108B2 (ja)
JPS6153388B2 (ja)
JP2606244B2 (ja) 常温硬化性エマルジョン塗料
JP2004107518A (ja) 建材用エマルション塗料
JP5741838B2 (ja) プラスチック基材用の水性被覆材、これを含有する塗料及びプラスチック成形物
JP7728071B2 (ja) 合成樹脂エマルションとこれを含有する水性塗料組成物及び当該水性塗料組成物を使用した塗装方法
JPS6351478A (ja) ブロツキング防止用塗膜材

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees