JPH04290281A - 色素レーザ装置 - Google Patents
色素レーザ装置Info
- Publication number
- JPH04290281A JPH04290281A JP5434991A JP5434991A JPH04290281A JP H04290281 A JPH04290281 A JP H04290281A JP 5434991 A JP5434991 A JP 5434991A JP 5434991 A JP5434991 A JP 5434991A JP H04290281 A JPH04290281 A JP H04290281A
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- JP
- Japan
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- dye
- laser
- solvent
- water
- pyrromethene
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大出力の色素レーザ装置
に係り、特にウランの同位体元素分離に使用するに好適
な色素レーザ装置に関する。
に係り、特にウランの同位体元素分離に使用するに好適
な色素レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、色素レーザは、溶液中の色素を
光励起してレーザ発振を生じさせるものである。色素レ
ーザ装置の溶媒は、水(例えば特開昭62−28548
9号公報,特開平1−160079 号公報等)やアル
コール等が使用されるが、特に、ウラン同位体分離用色
素レーザ装置では後者のアルコール(例えば特開平1−
220878 号公報、特開平1−230283号 公
報等)が使用される。アルコールを用いる理由は、レー
ザ色素(ローダミン類)の特性と合致しているからであ
る。水を用いる場合には、励起分子のレーザ上準位から
三重項への遷移確率や三重項内での吸収確率が高くなる
。それらの遷移は励起エネルギに対し損失となるから、
大きなレーザ出力は得られない。 アルコールの場合、以上の現象は水の場合よりも小さい
ので、大きなレーザ出力が得られる。ローダミン類の色
素は、ウラン235とウラン238との間に存在する波
長600nm付近の同位体シフトに適合したレーザ光を
発振できる代表的な色素である。最近では、新しい色素
としてピロメテンBF2 錯体が合成され、上述の波長
域での発振例が報告されているが(T.G.Pavlo
poulos他;OPTICS COMMUNICAT
IONS;pp.425−427;1989.4やLA
SER FOCUSWORLD誌;pp.25−28;
1990.10等)、この色素は水に対する溶解度が低
い。溶解度が低いと色素分子が局所的に偏在し、励起光
と作用する実効的空間が小さくなるため、レーザ発振が
困難であるか、発振した場合でもその出力は小さい。そ
のためこの色素に対しても、やはりアルコールが溶媒と
して使用されている。
光励起してレーザ発振を生じさせるものである。色素レ
ーザ装置の溶媒は、水(例えば特開昭62−28548
9号公報,特開平1−160079 号公報等)やアル
コール等が使用されるが、特に、ウラン同位体分離用色
素レーザ装置では後者のアルコール(例えば特開平1−
220878 号公報、特開平1−230283号 公
報等)が使用される。アルコールを用いる理由は、レー
ザ色素(ローダミン類)の特性と合致しているからであ
る。水を用いる場合には、励起分子のレーザ上準位から
三重項への遷移確率や三重項内での吸収確率が高くなる
。それらの遷移は励起エネルギに対し損失となるから、
大きなレーザ出力は得られない。 アルコールの場合、以上の現象は水の場合よりも小さい
ので、大きなレーザ出力が得られる。ローダミン類の色
素は、ウラン235とウラン238との間に存在する波
長600nm付近の同位体シフトに適合したレーザ光を
発振できる代表的な色素である。最近では、新しい色素
としてピロメテンBF2 錯体が合成され、上述の波長
域での発振例が報告されているが(T.G.Pavlo
poulos他;OPTICS COMMUNICAT
IONS;pp.425−427;1989.4やLA
SER FOCUSWORLD誌;pp.25−28;
1990.10等)、この色素は水に対する溶解度が低
い。溶解度が低いと色素分子が局所的に偏在し、励起光
と作用する実効的空間が小さくなるため、レーザ発振が
困難であるか、発振した場合でもその出力は小さい。そ
のためこの色素に対しても、やはりアルコールが溶媒と
して使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ウラン同位体分離に使
用する色素レーザ装置、あるいは、励起レーザ装置のレ
ーザ出力は、数十ワットから数百ワットに達し、アルコ
ール溶媒に対し着火源となる。対策として、レーザ光を
遮蔽した場所に大部分の溶液を収納したタンクを別置し
、そこから溶液を少量ずつ色素レーザ装置側に移送する
(特開平2−196490号公報)など、安全上の工夫
が行われてはいるが、溶媒がアルコールである限り火災
の危険は存在する。また、大規模ウラン同位体分離装置
では、色素レーザ装置も多数カスケード接続されるので
、大量のアルコール溶媒が必要になり、火災の危険もさ
らに増大する。
用する色素レーザ装置、あるいは、励起レーザ装置のレ
ーザ出力は、数十ワットから数百ワットに達し、アルコ
ール溶媒に対し着火源となる。対策として、レーザ光を
遮蔽した場所に大部分の溶液を収納したタンクを別置し
、そこから溶液を少量ずつ色素レーザ装置側に移送する
(特開平2−196490号公報)など、安全上の工夫
が行われてはいるが、溶媒がアルコールである限り火災
の危険は存在する。また、大規模ウラン同位体分離装置
では、色素レーザ装置も多数カスケード接続されるので
、大量のアルコール溶媒が必要になり、火災の危険もさ
らに増大する。
【0004】本発明の目的は、ウラン同位体分離装置が
大規模化しても、本質的に安全な色素レーザ装置を提供
することにある。
大規模化しても、本質的に安全な色素レーザ装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピロメテンB
F2 錯体を色素,水を溶媒とし、色素セル上流側に超
音波振動子を設けたものである。
F2 錯体を色素,水を溶媒とし、色素セル上流側に超
音波振動子を設けたものである。
【0006】このような構成により、本来は良く混じり
あわず、従って、大きなレーザ出力が得られていなかっ
たピロメテンBF2 錯体色素と水の溶媒との組み合わ
せでも、ウラン同位体分離装置用として使用可能な大き
さのレーザ出力が得られることを見出したことが本発明
に至ったきっかけである。
あわず、従って、大きなレーザ出力が得られていなかっ
たピロメテンBF2 錯体色素と水の溶媒との組み合わ
せでも、ウラン同位体分離装置用として使用可能な大き
さのレーザ出力が得られることを見出したことが本発明
に至ったきっかけである。
【0007】
【作用】色素セル上流側に設けた超音波振動子から発生
する超音波は、色素ピロメテンBF2 錯体を水の中に
溶解させる。これは一時的な現象で、再び、両者は分離
するが、溶解状態の保持時間中に色素セル内に流れ込ま
せることで、溶解状態をレーザ発振に利用することがで
きる。
する超音波は、色素ピロメテンBF2 錯体を水の中に
溶解させる。これは一時的な現象で、再び、両者は分離
するが、溶解状態の保持時間中に色素セル内に流れ込ま
せることで、溶解状態をレーザ発振に利用することがで
きる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。構成は以下の
ようである。光学ガラス製の色素セル1の両端に流路2
と流路3とを設け、溶液を矢印aから矢印bの方向へと
流し、それぞれ上流側と下流側とする。色素セル1の側
方には、円筒レンズ4を配置し、励起レーザ5を矢印c
の方向から照射し、色素セル1内に焦点を結ばせる。そ
の焦点位置から矢印dの方向に色素レーザ出力6が発生
する。上流側の流路2の側壁に超音波振動子71,72
を設ける。溶媒には水を用い、色素には図2に表す構造
式の各種ピロメテンBF2 錯体を用いる。基R1,R
2は、ケース1ではともにCH3である。ケース2では
基R1はC2H5,基R2はCH3である。ケース3で
は基R1はCO2C2H5,基R2はC2H5である。
ようである。光学ガラス製の色素セル1の両端に流路2
と流路3とを設け、溶液を矢印aから矢印bの方向へと
流し、それぞれ上流側と下流側とする。色素セル1の側
方には、円筒レンズ4を配置し、励起レーザ5を矢印c
の方向から照射し、色素セル1内に焦点を結ばせる。そ
の焦点位置から矢印dの方向に色素レーザ出力6が発生
する。上流側の流路2の側壁に超音波振動子71,72
を設ける。溶媒には水を用い、色素には図2に表す構造
式の各種ピロメテンBF2 錯体を用いる。基R1,R
2は、ケース1ではともにCH3である。ケース2では
基R1はC2H5,基R2はCH3である。ケース3で
は基R1はCO2C2H5,基R2はC2H5である。
【0009】図3において本実施例の動作を説明する。
この図では模式的に水の分子9を丸印、色素分子10を
三角印で表す。当初、溶液は上流側の流路2(矢印aの
方向)から水の分子9と色素分子10とが混じりあわな
い状態20で流れ込む。超音波振動子72(超音波振動
子71は断面と直交して図示されていない)は色素セル
1の上流側に、それと数cmから数十cm離れた位置に
設ける。超音波振動子71,72によって生じた超音波
領域8内では、水の分子9と色素分子10とが超音波の
エネルギのため振動し、一時的ではあるが色素分子10
は水に良く溶解する。ここで生成された溶解分子11は
、1m/sから50m/s程度の溶液流速のため溶解状
態25を維持したまま色素セル1内に入る。矢印c方向
からの励起レーザ5を円筒レンズ4で絞って色素セル1
内にスポット領域12を形成する。このスポット領域1
2を溶解状態25の溶液が通過し、その場合、色素分子
10が均一に効率良く励起されので大きなレーザ発振出
力が得られる。レーザ発振に寄与した後の溶解分子11
は、再び、水の分子9と色素分子10とに分離し、混じ
りあわない状態30となり下流側の流路3(矢印bの方
向)へ流れる。
三角印で表す。当初、溶液は上流側の流路2(矢印aの
方向)から水の分子9と色素分子10とが混じりあわな
い状態20で流れ込む。超音波振動子72(超音波振動
子71は断面と直交して図示されていない)は色素セル
1の上流側に、それと数cmから数十cm離れた位置に
設ける。超音波振動子71,72によって生じた超音波
領域8内では、水の分子9と色素分子10とが超音波の
エネルギのため振動し、一時的ではあるが色素分子10
は水に良く溶解する。ここで生成された溶解分子11は
、1m/sから50m/s程度の溶液流速のため溶解状
態25を維持したまま色素セル1内に入る。矢印c方向
からの励起レーザ5を円筒レンズ4で絞って色素セル1
内にスポット領域12を形成する。このスポット領域1
2を溶解状態25の溶液が通過し、その場合、色素分子
10が均一に効率良く励起されので大きなレーザ発振出
力が得られる。レーザ発振に寄与した後の溶解分子11
は、再び、水の分子9と色素分子10とに分離し、混じ
りあわない状態30となり下流側の流路3(矢印bの方
向)へ流れる。
【0010】図4に本発明の結果として超音波振動子の
有無に対応したレーザ出力(相対値)を示す。色素の種
類(ケース1,ケース2,ケース3)に係らず超音波振
動子のある方が大きなレーザ出力が得られた。本実験の
励起光としては銅蒸気レーザの波長510nm成分を使
用し、色素濃度はすべて5ミリモル毎リットルに統一し
て実施した。なお比較のため、同一の励起光・色素濃度
条件下でのエタノール溶媒・ローダミン6G色素の特性
も破線で示す。各種ピロメテンBF2 錯体色素でも従
来ウラン同位体分離装置用の色素レーザに用いられてき
たローダミン6G色素と同等なレーザ出力が得られてい
ることがわかる。
有無に対応したレーザ出力(相対値)を示す。色素の種
類(ケース1,ケース2,ケース3)に係らず超音波振
動子のある方が大きなレーザ出力が得られた。本実験の
励起光としては銅蒸気レーザの波長510nm成分を使
用し、色素濃度はすべて5ミリモル毎リットルに統一し
て実施した。なお比較のため、同一の励起光・色素濃度
条件下でのエタノール溶媒・ローダミン6G色素の特性
も破線で示す。各種ピロメテンBF2 錯体色素でも従
来ウラン同位体分離装置用の色素レーザに用いられてき
たローダミン6G色素と同等なレーザ出力が得られてい
ることがわかる。
【0011】なお、超音波振動子の個数や取付角度に何
等制限は無い。また、励起光源は、エキシマレーザやア
ルゴンイオンレーザなど、一般に色素レーザの励起光源
として知られているものはすべて本発明に適用できる。
等制限は無い。また、励起光源は、エキシマレーザやア
ルゴンイオンレーザなど、一般に色素レーザの励起光源
として知られているものはすべて本発明に適用できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、水を溶媒に用いること
が出来るので、安全な色素レーザ装置を得ることが出来
る。
が出来るので、安全な色素レーザ装置を得ることが出来
る。
【図1】本発明の斜視図。
【図2】本発明に使用する色素の化学構造図。
【図3】本発明の断面図。
【図4】本発明によるレーザ出力特性図。
1…色素セル、2…上流側の流路、3…下流側の流路、
71,72…超音波振動子。
71,72…超音波振動子。
Claims (1)
- 【請求項1】溶液を色素セル内に流す色素レーザ装置に
おいて、ピロメテンBF2 錯体を色素,水を溶媒とし
、色素セルの溶液上流側に超音波振動子を設けたことを
特徴とする色素レーザ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5434991A JPH04290281A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 色素レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5434991A JPH04290281A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 色素レーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04290281A true JPH04290281A (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=12968155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5434991A Pending JPH04290281A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 色素レーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04290281A (ja) |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP5434991A patent/JPH04290281A/ja active Pending
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