JPH04290841A - 三弗化硼素を触媒に用いた芳香族化合物のアシル化 - Google Patents

三弗化硼素を触媒に用いた芳香族化合物のアシル化

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JPH04290841A
JPH04290841A JP3312650A JP31265091A JPH04290841A JP H04290841 A JPH04290841 A JP H04290841A JP 3312650 A JP3312650 A JP 3312650A JP 31265091 A JP31265091 A JP 31265091A JP H04290841 A JPH04290841 A JP H04290841A
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moles
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JP3312650A
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Charlet R Lindley
シャーレット・アール・リンドレイ
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Hoechst Celanese Corp
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C49/00Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
    • C07C49/04Saturated compounds containing keto groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C49/185Saturated compounds containing keto groups bound to acyclic carbon atoms containing —CHO groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/45Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by condensation
    • C07C45/46Friedel-Crafts reactions

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  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 発明の分野 この発明は触媒として三弗化硼素を、溶媒として液体二
酸化硫黄を利用して芳香族化合物をアシル化する為の改
良された方法に関する。
【0002】関連技術の記述 芳香族ケトンは、医薬品化合物、化粧品の製造及びその
他の用途で有用な貴重な中間体である。
【0003】例えば、米国特許第4,607,125号
は、4−ヒドロキシアセトフェノンのようなヒドロキシ
芳香族ケトンが、アセトアミノフェノンとして良く知ら
れ、従来から鎮痛剤として広く用いらてきたN−アシル
−p−アミノフェノールの製造に有用であることを開示
している。アシル化は、フェノールを塩化アルミニウム
、弗化水素(HF)又は三弗化硼素(BF3)などのフ
リーデル−クラフツ型の触媒の存在で無水酢酸のような
アセチル化剤と反応させることによって行なわれる。反
応の溶媒としても役立つ為にHFが好ましく用いられる
【0004】英国特許公開2102420Aは、BF3
を含むこともあるルイス酸(Lewis acid)と
HFを含むこともある強酸との混合物の存在で、置換ベ
ンゼンを芳香族アシル化合物と反応させることによって
芳香族ジアリールケトンを調製する方法を教示する。反
応媒体は又、二酸化硫黄、テトラメチレンスルホン、ニ
トロベンゼン等の極性の溶媒を含んでも良い。
【0005】米国特許第4,454,350号は、医薬
品化合物と除草剤の調製に中間体として有用なp−ハロ
アセトフェノンの調製方法を開示するが、そこではフル
オロベンゼン等の出発物質を、溶媒としてのHFと触媒
としてのBF3から成る混合系の中で無水酢酸または塩
化アセチル等のアシル化剤と反応させる。
【0006】欧州特許公開EP−199661−Aは、
無水酢酸のようなアセチル化剤化合物を用い、溶媒とし
てHF、又はHFとCH2Cl2の混合物と触媒として
BF3を用いて、ビフェニルをアセチル化して4−アセ
チルビフェニル又は4,4′−ジアセチルビフェニルを
製造する方法を開示する。
【0007】米国特許第4,474,990号は、無水
酢酸などのアシル化剤化合物と触媒兼希釈剤としてのH
Fを用いてジフェニルエーテルをアシル化することから
成る、ポリエーテルケトン樹脂の製造に有用なp−フェ
ノキシベンゾイル化合物を調製する類似の方法を開示す
る。同上の引用特許は第3欄のトップで、反応媒体には
アルカン類、ハロアルカン類、二酸化硫黄などのオプシ
ョンの希釈剤を含んでも良いと述べている。
【0008】イブプロフェン(Ibuprofen)即
ち2−(4′−イソブチルフェニル)プロピオン酸は、
元来医者の処方箋無しでは買えなかった(ethica
l)薬品、即ち、処方薬から処方箋無しでも店頭で自由
に買える(over−the−counter)薬にコ
ンバート(転向)された衆知の非ステロイドの抗炎症性
の医薬品である。この薬品は、一般に無水酢酸などの適
当なアセチル化剤を用いてイソブチルベンゼン(IBB
)を接触的にアセチル化して4−イソブチルアセトフェ
ノン(IBAP)とする方法によって調製される。後者
、即ち、IBAPを還元(接触的水素添加)すれば1−
(4′−イソブチルフェニル)エタノール(IBPE)
となり、IBPEを更にカルボニル化すればイブプロフ
ェン(Ibuprofen)が得られる。
【0009】イソブチルベンゼンから4−イソブチルア
セトフェノンの調製は当該技術に公知である。例えば、
米国化学協会誌(JACS)4943〜4945頁(1
956)の中でBraddely他は、その4945頁
に、触媒として塩化アルミニウムを用いて塩化アセチル
でイソブチルベンゼンをフリーデル−クラフツ アセチ
ル化することによる4−イソブチルアセトフェノンの調
製を開示している。
【0010】更に、特開昭60−188343号は、触
媒としてのHF、又は触媒としてのHFとBF3の組み
合わせと無水酢酸を反応させて調製される弗化アセチル
をアセチル化剤として用いて、イソブチルベンゼンをア
セチル化する方法による4−イソブチルアセトフェノン
の調製を開示する。
【0011】共に譲渡された同時継続出願の書類番号N
−7043Cは、無水酢酸のような適当なアセチル化剤
を用い、触媒と溶媒の両方の役目をするHFの存在で、
イソブチルベンゼンをアセチル化する方法を開示する。
【0012】上述並びにその他のアシル化方法の総ては
、程度こそ異なれ、夫れぞれに有効ではあるけれども、
其れらには幾つかの欠陥、特に商業生産にスケールアッ
プした場合に問題がある。例えば、従来から良く用いら
れる塩化アルミニウムのようなフリーデル−クラフツ触
媒は回収して再利用することができないか、又は反応塊
からリサイクルするのに非常な困難が伴なうかのいずれ
かである。それに加えて、HFは高度にプロトン性の溶
媒であり、そしてHF/BF3/芳香族ケトン反応生成
物からのHFの分離は、芳香族ケトン反応生成物の分解
を避ける為に迅速に行なわなければならない。このこと
は此の分離を行なう為に蒸留塔反応器を利用することを
必要とするだろう。更に第三の要因は、芳香族出発物質
の希望するケトンへの%転化率と其の異性体と比較して
希望するケトンをどれだけ選択的に生産し得るかという
プロセスの選択性である。転化率と選択性は主としてプ
ロセス中で用いられる触媒と溶媒の種類と型式の函数で
ある。例えば、アセチル化剤として無水酢酸、触媒とし
てHFを用いてイソブチルベンゼンから4−イソブチル
アセトフェノンを調製する商業プロセスでは、反応は一
般にイソブチルベンゼン出発物質の転化率が90%以下
、そして3−異性体又は3,4−異性体混合物に対して
所望する4−異性体の生産を指向するプロセスの選択率
が85%以下で進行する。
【0013】このような欠点は製造プロセスの中で余分
な分離および/または精製の段階を必要とするのみなら
ず、これらの段階を達成する為の装置も必要とし、そし
て所望する製品の収率を低下させるので生産の非効率性
を齎らすことになる。
【0014】従来技術には、ハロゲン化アルミニウム触
媒とHF以外の溶剤媒体を用いた芳香族化合物のアシル
化方法が記述されている。例えば、米国特許第2,24
5,721号は、ハロゲン化アルミニウム触媒と液体二
酸化硫黄溶媒の存在でカルボン酸ハロゲン化物又はカル
ボン酸無水物との反応による芳香族化合物のアシル化を
開示する。特許はプロセスの中で二酸化硫黄を使用した
結果として生じる多くの有利点を述べてはいるが、反応
生成物の収率は極めて低く、例えば、同特許の実施例3
に示される如く塩化アルミニウムを用いてベンゼンと塩
化アセチルからアセトフェノンの収率は僅か45%にし
か過ぎない。同じく又、先にも述べたように、塩化アル
ミニウム触媒は商業規模のプロセスで望ましい再利用の
為にリサイクルすることができない。
【0015】従って、芳香族ケトンを調製する効率的で
経済的な方法を提供するのが本発明の一つの目的である
【0016】この発明の別の目的は、高度にプロトン性
の溶媒を使用する必要無しに芳香族化合物をアシル化す
る方法を提供することである。
【0017】別の目的は、出発物質のイソブチルベンゼ
ンの高い転化率が実現されるような4−イソブチルアセ
トフェノンの調製方法を提供することである。
【0018】更に別の目的は、その関連する異性体と対
照的に4−イソブチルアセトフェノンを指向する高度に
選択的なアシル化方法を提供することである。
【0019】発明の要約 本発明によれば、芳香族ケトンは触媒として三弗化硼素
を用い、そして無水の液体二酸化硫黄から成る溶媒の存
在で芳香族反応体をアシル化することによって調製され
る。アシル化反応は化学反応式Iに従って進行する:

0020】
【0021】但し、上の式で、n は5〜9の範囲にあ
り、Arはフェニレン(n=5)、ナフタレン(n=7
)、又は構造式:
【0022】
【0023】を有するビスフェニレンラジカル(n=9
)であり;Zは炭素炭素の共役結合、O、S、SO2、
C=O及びC1〜C3のアルキレン又はアルキリデンか
ら構成される群から選ばれ、Xは、H、OH、ハロゲン
、C1〜C6のアルキル、C1〜C6のアルコキシ及び
その組み合わせから構成される群から選ばれ、Rは炭素
原子を1個から約16個含むアルキル基であり、そして
Yはヒドロキシ、アシロキシ及びハロゲンから構成され
る群から選ばれる。
【0024】プロセスの中で用いられる芳香族出発物質
1モル当たりの反応体、触媒及び無水の二酸化硫黄の量
的範囲は、一般に最低約0.5モル(無水の形で用いら
れる時)から最高で約4モルのアシル化剤、約1モルか
ら約15モルのBF3、約5モルから約75モルの無水
のSO2である。反応は、約2.5psigから約50
0psigの範囲内の圧力と約−60℃から約50℃の
範囲内の温度で行なうことができる。この発明のアシル
化方法は活性化された環炭素の位置で高度に選択的にア
シル化された芳香族ケトンを生じると共に、芳香族出発
物質の高い転化率を齎らす。この方法は、また類似の方
法よりも高い反応速度を与えると共に、大量のBF3の
みならずSO2溶媒を再利用の為に回収する機会を与え
、その為にプロセスの経済性と効率を改善する。
【0025】発明の実施態様 この発明の方法の中で用いることができる式IのXn−
[Ar]−Hの範囲内にある芳香族の出発物質は、好ま
しくはXがH、OH、枝分かれした、又は直鎖のC1〜
C6のアルキルから構成される群から選ばれるような化
合物を含む。Arが単環式のフェニレンラジカルである
好ましい化合物には、ベンゼン、フェノール及び少なく
とも一つのXがより好ましくはトルエン、イソプロピル
ベンゼン、イソブチルベンゼンのようなC1〜C4の炭
化水素である枝分かれした又は直鎖のモノアルキル芳香
族化合物が含まれる。Arがビスフェニレンラジカルで
ある好ましい化合物は、水素でないXの場合には環上の
パラ(又は4)の位置が好ましい位置であり、Zが炭素
炭素の共役結合、酸素、メチル、及び硫黄から構成され
る群から選ばれるような化合物である。適当な化合物に
は、ビフェニル、ジフェニルエーテル、ジフェニルメタ
ン及びジフェニルスルフィドが含まれる。ナフタレン核
に基づく適当な芳香族炭化水素には、ナフタレン、2−
メチルナフタレン及び2−メトキシナフタレンがある。
【0026】先の化学反応式Iに示した式:の範囲内に
あるアシル化剤は、好ましくは、Rが炭素原子を1個か
ら4個含むアルキル基であり、Yがヒドロキシ、アシロ
キシ、クロリド、フルオリド、又はブロミドから構成さ
れる群から選ばれるようなアシル化剤である。より好ま
しい種としては、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸などの
酸と対応する各無水物並びに対応する酸ハロゲン化物が
ある。アシル化反応がアセチル化である場合は、その時
に使用されるアセチル化剤としては、酢酸、無水酢酸、
弗化アセチル、塩化アセチル、臭化アセチル及びアセチ
ル化反応の前に前記のアセチル化剤からHYの引き抜き
により生じるケトン等がある。無水酢酸が好ましいアセ
チル化剤である。
【0027】芳香族出発物質の1モル当たり使用される
アセチル化剤のモル比(上述したように0.5モルから
4モルの範囲内にある)は、より好ましくは、約1モル
から約3モル、最も好ましくは、約1.1モルから約2
モルである。
【0028】三弗化硼素触媒は、より好ましくはプロセ
ス中で使用される唯一単独の触媒であり、従って触媒は
BF3から成る。それは正規の気体の状態で用いられる
か、若しくは液体のBF3−エーテル化物又はBF3−
水和物の錯体の形で反応器に導入される。後者の場合は
、これらの錯体は無水のSO2の中で分解して、その場
で(in−situ)でBF3・SO2錯体を形成する
。芳香族出発物質の1モル当たり、使用されるBF3の
量は、より好ましくは約1モルから約3モル、最も好ま
しくは約3モルから約6モルである。
【0029】液体SO2は唯一単独の溶媒として用いる
か、又は二塩化メチレン、弗化水素、ニトロベンゼン、
ニトロメタン等のように反応体を溶解する追加の一つ又
は一つ以上の溶媒で希釈して用いても良い。より好まし
い具体例では、その不活性、低い沸点、反応媒体からの
除去の容易さ、及び芳香族出発物質の%転化率に有益な
影響と、目標とする芳香族ケトンの生産を指向する選択
性を持っていると言う事実の故に、無水のSO2が用い
られる。このように、本発明の好ましい具体例では、溶
媒は本質的に液体SO2から成る。
【0030】反応は、芳香族反応体と液体SO2に溶解
したアシル化剤の冷却した混合物を含む耐蝕性の反応器
の中に気体または液体の形の触媒を導入することによっ
て開始される。それから反応塊(reaction m
ass)は、好ましくは0℃以下、より好ましくは、約
−20℃以下の温度に約1分から約45分の時間保たれ
る。次に、反応をより高い反応温度と指定された反応時
間に調節する。 反応温度は約−60℃から約50℃の範囲内で変動し、
反応時間は芳香族反応体の種類、アシル化剤、使用した
触媒の量、及び反応が行なわれる温度に依存して約1分
から最高で約4時間又はそれ以上に変動するだろう。上
述した範囲内で触媒濃度を高くすれば、反応は一層速く
、そして通常は目標とする異性体のケトンの収率に関し
て、より高い選択性を以て進行する。もっと好ましい反
応温度は、一般に約−40℃から約+40℃、最も好ま
しくは、−30℃から約+20℃である。
【0031】発明のより好ましい具体例では、BF3触
媒は、0℃以下、より好ましくは、約−20℃以下に保
たれたその他の反応体が入っている反応器に導入される
。低い方の温度、即ち、約−20℃又はそれ以下の温度
で開始された反応に関しては、反応がより速く進行し、
そして目標とする異性体ケトン、即ち、4−イソブチル
アセトフェノンの収率が最大化されることが見出だされ
た。この結果は、BF3ガスがより低い温度で液体によ
り可溶性になるという事実および/またはBF3又はS
O2又はBF3・SO2錯体が高い温度ではより不安定
になるという事実の結果かも知れない。−20℃又はそ
れ以下の温度で約1分維持した後、反応塊の温度を最高
約50℃に調節すると、それに付随して反応器内の圧力
は最高で約500psig迄増加する。
【0032】触媒とその他の物質を反応器に装入するに
は、当該技術に熟練した人々に周知のいかなる型式の取
り扱いの技術を用いても行なうことができる。反応を実
施する時は、反応器の空間を希望する圧力下に、即ち約
2.5psigから約500psigに保つ為に窒素の
ような不活性のガスを用いても良いが、しかし、反応温
度が高くなるとBF3とSO2の双方によって系内に加
えられる蒸気圧の為に屡その必要は無くなる。
【0033】一般に、本発明の方法は、適当な条件下で
は出発物質である芳香族反応体に少なくとも約90%の
転化率を齎らすことができる。例えば、2−メチルナフ
タレンからメチルアセトフェノン誘導体へ99%以上の
転化率を得ることができる。イソブチルベンゼンが出発
物質である場合は、99%以上のイソブチルアセトフェ
ノンへの転化率を得ることができ、希望する4−イソブ
チルアセトフェノン異性体を指向した反応の選択性は約
98%以上である。
【0034】以下に述べる実施例は発明を具体的に例示
する為のものである。
【0035】実施例1 この実施例は、アセチル化剤として無水酢酸を用いてイ
ソブチルベンゼン(IBB)から4−イソブチルアセト
フェノン(4−IBAP)を調製する方法を例証する。
【0036】イソブチルベンゼン(13.6g、0.1
01モル)をハステロイ C耐酸合金製のオートクレー
ブに添加し、次に排気し、−40℃の温度に冷却した。 次に、反応器の内容物に無水酢酸(16.3g、0.1
60モル)と無水二酸化硫黄(156g、2.44モル
)を添加した。 次に、BF3ガス(0.442モル)を導入し、反応塊
の温度を約22℃迄上げて、圧力100psigでその
温度に120分間維持した。IBB:無水酢酸:BF3
の相対的モル比は、夫れぞれ大約1/1.6/4.4で
あった。その後、反応器をガス抜きし、反応溶液を氷の
上に注ぎ出し、水酸化アンモニウムでpH約7.5に中
和し、次いで酢酸エチルを用いて抽出した。酢酸エチル
溶液を無水の硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下に濃
縮すると透明で僅かに青味がかった黄色の液体粗生成物
が得られた。 ガス−液体クロマトグラフィー(GLC)による測定で
、反応は1BBの転化率99.7%で、4−IASPの
生産を指向する選択性98.7%を以て進行した。4−
異性体に関して3−異性体の生産比は僅かに0.004
8であった。
【0037】実施例2 実施例1の方法を繰り返したが、実施例1と異なる点は
、IBB:無水酢酸:BF3のモル比を夫れぞれ1/1
.5/4.3とし、反応温度を40℃迄上げ、160p
sigの圧力でその温度に30分間保持したことである
。 GLCによる測定で、IBBの転化率は99.6%で、
4−イソブチルアセトフェノン異性体を目標とする反応
の選択性は94.5%であった。4−異性体に対する3
−異性体の生産比は0.0026であった。
【0038】実施例3 実施例1の方法を繰り返したが、実施例1と異なる点は
、反応器にBF3ガスを−25℃で導入し、内容物をそ
の温度で60分間の反応時間維持したことである。
【0039】GLCによる測定で、IBBの転化率は9
9%で、4−イソブチルアセトフェノン異性体を目的と
する反応の選択性は99%であった。4−異性体に対す
る3−異性体の生産比は0.0041であった。
【0040】比較実施例A この実施例は、単独触媒兼溶媒として弗化水素(HF)
を用いた従来技術による4−IBAPの調製を例証する
【0041】イソブチルベンゼン(245g、1.9モ
ル)と無水酢酸(385g、3.8モル)をハステロイ
 C耐酸合金製のオートクレーブに添加し、次ぎに5℃
に冷却し、排気した(150mm水銀柱)。無水の弗化
水素(1877g、94モル)を添加し、オートクレー
ブの内容物を80℃に3時間加温した。弗化水素を窒素
のスパージャー(多孔分散管)を用いて苛性ソーダのス
クラバーを通してガス抜きした。オートクレーブの内容
物を氷の上に注ぎ出し、水酸化カリウムを用いてpH7
に中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル溶液を無
水の硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下に濃縮して粗
生成物を得た。 GLCによる測定で、反応はイソブチルベンゼンの転化
率85%、4−IBAPの生成の選択性81%で進行し
た。
【0042】単独触媒としてHFを用いる従来方法で達
成されたIBBの転化率と4−IBAPの生産を目標と
する反応の選択性は、本発明の方法を用いて得られる転
化率と選択性よりも相当に低いことは全く明らかである
【0043】比較実施例B この実施例は、触媒としてのBF3と溶媒/助触媒とし
てのHFの組み合わせを用いた4−IBAPの調製を例
証する。
【0044】反応器の中でイソブチルベンゼン、無水酢
酸および弗化水素をモル比が夫れぞれ、1:2.0:5
2になるように組み合わせた。イソブチルベンゼン1モ
ル当たり、6.2モルのBF3を反応器に導入し、反応
を40℃の温度と67psigの圧力で120分間行な
った。GLCによる測定結果から、反応がIBBの転化
率91〜100%、4−IBAPを目標とした反応の選
択性が約89.5%で進行したことが見出だされた。
【0045】比較実施例Bの中で達成された選択性の結
果を比較すると、4−IBAPの選択性は比較実施例A
のようにHFを単独使用した場合よりもBF3とHFの
組み合わせを用いた時の方が良好であるが、しかし、B
F3/SO2の触媒と溶媒の組み合わせを用いた実施例
1〜3の中で達成された選択性の結果よりも劣ることが
分かる。
【0046】実施例4〜18 以下の実施例では、異なる芳香族出発物質に就いて反応
条件を色々に変えて、実施例1のアセチル化方法を実施
した。これらの実施例では、2−メチルナフタレン(2
MEN)をアセチル化して2,6−メチルアセトフェノ
ンを形成し、2−メトキシナフタレン(2−MON)を
アセチル化して2,6−メトキシアセトフェノンを形成
し、ビフェニル(BP)をアセチル化して4′−フェニ
ルアセトフェノンを形成し、ビフェニルエーテル(BP
E)をアセチル化して、アセチル化剤のモル比に依存し
て夫れぞれ4−モノアセチルビフェニルエーテル(MA
BPE)か、又は4,4′−ジアセチルビフェニルエー
テル(DABPE)のいずれかを形成し、フルオロベン
ゼン(PhF)をアセチル化して p−フルオロアセト
フェノンを形成し、イソブチルベンゼンをアセチル化し
てイソブチルアセトフェノンを形成した。これらの実施
例の中で用いられたアセチル化剤と芳香族反応体のモル
比は、芳香族反応体1モル当たりアセチル化剤約1モル
から約3.5モルの範囲で変化した。例外として実施例
17の場合は、無水酢酸とBPEのモル比は1:0.4
6であり、実施例18の場合は、このモル比は1:0.
77であった。
【0047】反応体の種類と反応条件を表1に示す。各
実施例で使用した触媒はBF3で、溶媒はSO2であっ
た。出発物質の芳香族化合物の転化率と目標とする異性
体を指向した反応の選択性を表の最後の欄に列記する。
【0048】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】  式: Xn−[Ar]−H        (I)を有する芳
    香族の反応体を式: を有するアシル化合物と、本質的に無水の二酸化硫黄か
    ら成る溶媒と三弗化硼素(BF3)から成る触媒の触媒
    作用量の存在で反応させることから成る構造式:を有す
    る芳香族ケトンの調製方法。(但し、式(III)にお
    いて、Xは水素原子、ヒドロキシ、ハロゲン、C1〜C
    6のアルキル、C1〜C6のアルコキシ及びそれの組み
    合わせから構成される群から選ばれ、n は5〜9の範
    囲にあり、Rは炭素原子数が1から約16の枝分かれし
    た又は直鎖のアルキル基であり、そしてArはフェニレ
    ン、ナフチレン又は構造式: を有するビス−フェニレンの各ラジカルである;但し、
    式中のZは、炭素−炭素の共役結合、O、S、SO2、
    C=O、及びC1〜C3のアルキレン又はアルキリデン
    から構成される群から選ばれ、Xは前述のものであり;
    そして式(I)と(II)の中のR、Ar、Xは前述の
    ものであり、そしてYはヒドロキシ、アシロキシ、及び
    ハロゲンから構成される群から選ばれるものとする)【
    請求項2】  該BF3が芳香族反応体1モル当たり約
    1モルから約15モルの比で存在する請求項1記載の方
    法。 【請求項3】  該BF3が芳香族反応体1モル当たり
    約3モルから約10モルの比で存在する請求項2記載の
    方法。 【請求項4】  該アシル化合物が芳香族反応体1モル
    当たり約0.5モルから約4モルの範囲の量存在する請
    求項1記載の方法。 【請求項5】  該アシル化合物が芳香族反応体1モル
    当たり約1モルから約3モルの比で存在する請求項4記
    載の方法。 【請求項6】  該反応が約−60℃から約+50℃の
    範囲内の温度と約1分から最高約4時間の時間行なわれ
    る請求項1記載の方法。 【請求項7】  該反応が約2.5psigから約50
    0psigの範囲内にある反応器圧力で行なわれる請求
    項6記載の方法。 【請求項8】  Rが炭素原子数が1〜4のアルキル基
    である請求項1記載の方法。 【請求項9】  Rがメチル基である請求項8記載の方
    法。 【請求項10】  Yがアセトキシである請求項9記載
    の方法。 【請求項11】  Arがフェニルである請求項1記載
    の方法。 【請求項12】  一つのXが1〜4個の炭素原子を有
    する枝分かれした又は直鎖のアルキル基である請求項1
    1記載の方法。 【請求項13】  該芳香族ケトン上の置換基が互いに
    パラ位にある請求項12記載の方法。 【請求項14】  一つのXがイソブチルである請求項
    13記載の方法。 【請求項15】  該BF3を該芳香族反応体、該アシ
    ル化合物および該無水の二酸化硫黄と0℃以下の温度で
    反応させ、該反応集団を少なくとも1分間0℃以下の温
    度に保ち、その後に該反応集団を最高で約50℃に達す
    る温度に加熱することを特徴とする請求項6記載の方法
    。 【請求項16】  イソブチルベンゼンを無水二酸化硫
    黄から成る溶媒と触媒量のBF3の存在で、酢酸、無水
    酢酸、弗化アセチル、塩化アセチル及び臭化アセチルか
    ら構成される群から選ばれるアセチル化剤でアセチル化
    することから成る4−イソブチルアセトフェノンの調製
    方法。 【請求項17】  該BF3がイソブチルベンゼンの1
    モル当たり約1モルから約15モルの比で存在する請求
    項16記載の方法。 【請求項18】  該BF3がイソブチルベンゼンの1
    モル当たり約3モルから約6モルの比で存在する請求項
    17記載の方法。 【請求項19】  該アセチル化剤がイソブチルベンゼ
    ン1モル当たり約0.5モルから約4モルの比で存在す
    る請求項17記載の方法。 【請求項20】  該アセチル化剤がイソブチルベンゼ
    ン1モル当たり約1モルから約3モルの比で存在する請
    求項19記載の方法。 【請求項21】  約−60℃から約+50℃の範囲内
    の温度で行なわれる請求項20記載の方法。 【請求項22】  該温度が約−40℃から約+20℃
    の範囲にある請求項21記載の方法。 【請求項23】  該温度が約+30℃から約+50℃
    の範囲にある請求項21記載の方法。 【請求項24】  該アセチル化剤が無水酢酸である請
    求項21記載の方法。 【請求項25】  該溶媒が本質的に無水二酸化硫黄か
    ら成り、そしてイソブチルベンゼンの1モル当たり約5
    モルから約75モルの比で存在する請求項21記載の方
    法。 【請求項26】  該触媒がBF3から成る請求項21
    記載の方法。 【請求項27】  該BF3がイソブチルベンゼンの1
    モル当たり約3モルから約6モルの比で存在し、該アセ
    チル化反応が約−40℃から約+20℃の温度で行なわ
    れる請求項21記載の方法。
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