JPH04290989A - 燃料集合体 - Google Patents
燃料集合体Info
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- JPH04290989A JPH04290989A JP3054365A JP5436591A JPH04290989A JP H04290989 A JPH04290989 A JP H04290989A JP 3054365 A JP3054365 A JP 3054365A JP 5436591 A JP5436591 A JP 5436591A JP H04290989 A JPH04290989 A JP H04290989A
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- rods
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- rod
- fuel rods
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉(BWR
)における燃料集合体に係り、特に、プルトニウムを燃
料とするMOx燃料集合体に好適な燃料集合体の改善に
関する。
)における燃料集合体に係り、特に、プルトニウムを燃
料とするMOx燃料集合体に好適な燃料集合体の改善に
関する。
【0002】
【従来の技術】プルトニウムを核分裂性物質とする燃料
(MOx燃料)を軽水炉で使用する場合、プルトニウム
はウランに較べ特徴的な性質をもつ。図8は、ウラン2
35,プルトニウム239,プルトニウム240の中性
子吸収断面積を示す。ここでウラン235,プルトニウ
ム239が核分裂性物質であり、ウラン燃料を使用する
燃料集合体では、このウラン235による中性子吸収,
核分裂によるエネルギ発生が支配的である。プルトニウ
ムを燃料とするMOx燃料集合体の場合は、プルトニウ
ム239による中性子吸収及び核分裂によりエネルギの
大部分が発生する。ところで、MOx燃料に使用される
プルトニウムはプルトニウム239だけではなく、その
他のプルトニウム同位体もともに含まれている。この中
で、特に、プルトニウム240は中性子エネルギ1eV
付近に大きな中性子吸収断面積を持つため、この1eV
のピークで多くの中性子が吸収されてしまい、その結果
、1eVよりも小さな熱エネルギ領域での中性子スペク
トルはMOx燃料の方がウラン燃料の場合よりも小さく
なる。すなわち、MOx燃料の方がウラン燃料よりも中
性子スペクトルが硬い。また、燃料経済性の向上を図る
ため燃料の高燃焼度化を図る場合、通常、濃縮度を高め
ることが必要で、ウラン235は熱中性子の強い吸収体
であるためこの場合も中性子スペクトルが硬くなる。
(MOx燃料)を軽水炉で使用する場合、プルトニウム
はウランに較べ特徴的な性質をもつ。図8は、ウラン2
35,プルトニウム239,プルトニウム240の中性
子吸収断面積を示す。ここでウラン235,プルトニウ
ム239が核分裂性物質であり、ウラン燃料を使用する
燃料集合体では、このウラン235による中性子吸収,
核分裂によるエネルギ発生が支配的である。プルトニウ
ムを燃料とするMOx燃料集合体の場合は、プルトニウ
ム239による中性子吸収及び核分裂によりエネルギの
大部分が発生する。ところで、MOx燃料に使用される
プルトニウムはプルトニウム239だけではなく、その
他のプルトニウム同位体もともに含まれている。この中
で、特に、プルトニウム240は中性子エネルギ1eV
付近に大きな中性子吸収断面積を持つため、この1eV
のピークで多くの中性子が吸収されてしまい、その結果
、1eVよりも小さな熱エネルギ領域での中性子スペク
トルはMOx燃料の方がウラン燃料の場合よりも小さく
なる。すなわち、MOx燃料の方がウラン燃料よりも中
性子スペクトルが硬い。また、燃料経済性の向上を図る
ため燃料の高燃焼度化を図る場合、通常、濃縮度を高め
ることが必要で、ウラン235は熱中性子の強い吸収体
であるためこの場合も中性子スペクトルが硬くなる。
【0003】中性子スペクトルが硬くなると熱中性子の
強い吸収体である制御棒及びガドリニア(Gd)等の可
燃性毒物の反応度価値が低下する。すなわち、プルトニ
ウム(あるいは高燃焼度燃料の場合ウラン235)によ
る中性子吸収が大きいため、燃料集合体内で制御棒やG
dに吸収される熱中性子が減少し、炉停止余裕等の反応
度制御に影響を及ぼす。
強い吸収体である制御棒及びガドリニア(Gd)等の可
燃性毒物の反応度価値が低下する。すなわち、プルトニ
ウム(あるいは高燃焼度燃料の場合ウラン235)によ
る中性子吸収が大きいため、燃料集合体内で制御棒やG
dに吸収される熱中性子が減少し、炉停止余裕等の反応
度制御に影響を及ぼす。
【0004】この課題に対し、特願昭63−15474
6号明細書や特開平1−162189 号公報はGd燃
料棒を熱中性子束の大きい水ロッド隣接部に配置するこ
とでGd価値を高めてGdによる反応度制御量を増加す
る手段が示されている。
6号明細書や特開平1−162189 号公報はGd燃
料棒を熱中性子束の大きい水ロッド隣接部に配置するこ
とでGd価値を高めてGdによる反応度制御量を増加す
る手段が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術は、G
d等の可燃性毒物価値を増大するためにGd燃料棒を水
ロッドに隣接配置している。しかし、この従来技術は制
御棒価値増加に対する手段がとられておらず、これだけ
では、エネルギ資源有効利用のためにプルトニウム富化
度を高めた高燃焼MOx燃料を用いる場合、その反応度
の有効制御が課題である。図4はウラン,プルトニウム
濃度と制御棒価値を示しており、MOx利用,高燃焼度
化を図る場合、反応度制御に影響する。
d等の可燃性毒物価値を増大するためにGd燃料棒を水
ロッドに隣接配置している。しかし、この従来技術は制
御棒価値増加に対する手段がとられておらず、これだけ
では、エネルギ資源有効利用のためにプルトニウム富化
度を高めた高燃焼MOx燃料を用いる場合、その反応度
の有効制御が課題である。図4はウラン,プルトニウム
濃度と制御棒価値を示しており、MOx利用,高燃焼度
化を図る場合、反応度制御に影響する。
【0006】反応度制御のため、水ロッドに隣接するG
d燃料棒を増やすと、燃料設計は複雑になり加工費が上
昇してしまう。特に、MOx燃料の場合、成型加工費が
高いため、製造費の観点からは、可燃性毒物入り燃料は
プルトニウム燃料棒ではなくウラン燃料棒にGdを加え
た燃料とすることで燃料製造設備の一部をウラン燃料集
合体と共有化することが望まれGd燃料棒本数を増加す
れば、それだけMOx燃料の装荷量が減少する。
d燃料棒を増やすと、燃料設計は複雑になり加工費が上
昇してしまう。特に、MOx燃料の場合、成型加工費が
高いため、製造費の観点からは、可燃性毒物入り燃料は
プルトニウム燃料棒ではなくウラン燃料棒にGdを加え
た燃料とすることで燃料製造設備の一部をウラン燃料集
合体と共有化することが望まれGd燃料棒本数を増加す
れば、それだけMOx燃料の装荷量が減少する。
【0007】また、この課題はウラン燃料でも、経済性
向上,高燃焼度化達成のため、濃縮度を高めた場合には
共通のものである。
向上,高燃焼度化達成のため、濃縮度を高めた場合には
共通のものである。
【0008】本発明の目的は、プルトニウム富化度の高
いMOx燃料や高濃縮ウラン燃料の反応度制御を満足す
る手段において、可燃性毒物入り燃料棒数を最小とし、
その分、十分な制御棒価値を確保するのに好適な燃料集
合体を提供することにある。
いMOx燃料や高濃縮ウラン燃料の反応度制御を満足す
る手段において、可燃性毒物入り燃料棒数を最小とし、
その分、十分な制御棒価値を確保するのに好適な燃料集
合体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、格子状に
配列された複数本の燃料棒,水ロッドを持つ燃料集合体
の水平断面において、燃料棒中心間距離の中点、または
、最外周燃料棒の中心から隣接する燃料集合体外周に下
ろした垂線と前記外周の交点を結ぶ線によって囲まれる
複数の前記燃料棒と水ロッド又は水ロッドの一部からな
る領域Aと、複数の燃料棒をもつそれ以外の領域Bをも
ち、かつ、前記領域Aに含まれる燃料棒のうち80%以
上が可燃性毒物を含み、前記領域Bに含まれる大部分の
燃料棒が可燃性毒物を含まないことを特徴とする水平断
面を持つ燃料集合体により達成される。
配列された複数本の燃料棒,水ロッドを持つ燃料集合体
の水平断面において、燃料棒中心間距離の中点、または
、最外周燃料棒の中心から隣接する燃料集合体外周に下
ろした垂線と前記外周の交点を結ぶ線によって囲まれる
複数の前記燃料棒と水ロッド又は水ロッドの一部からな
る領域Aと、複数の燃料棒をもつそれ以外の領域Bをも
ち、かつ、前記領域Aに含まれる燃料棒のうち80%以
上が可燃性毒物を含み、前記領域Bに含まれる大部分の
燃料棒が可燃性毒物を含まないことを特徴とする水平断
面を持つ燃料集合体により達成される。
【0010】また、この目的は、上述の領域Aに含まれ
る燃料棒は燃料格子配列の最外周をなす四つの燃料棒列
のうち少なくとも直角に交わる二つの燃料列から数えて
三列以上離れた燃料集合体により達成様れる。
る燃料棒は燃料格子配列の最外周をなす四つの燃料棒列
のうち少なくとも直角に交わる二つの燃料列から数えて
三列以上離れた燃料集合体により達成様れる。
【0011】また、この目的は、上述の四つの燃料棒列
のすべてから三列以上離れた燃料集合体により達成され
る。
のすべてから三列以上離れた燃料集合体により達成され
る。
【0012】また、この目的は、燃料集合体において燃
料格子配列が十四行十四列であり、燃料棒を四本配置可
能な領域に一本配置可能な太径水ロッドを十三本もつ燃
料集合体によって達成される。
料格子配列が十四行十四列であり、燃料棒を四本配置可
能な領域に一本配置可能な太径水ロッドを十三本もつ燃
料集合体によって達成される。
【0013】また、この目的は、前記領域Aに含まれる
全ての燃料棒が可燃性毒物をもつ燃料集合体によって達
成される。
全ての燃料棒が可燃性毒物をもつ燃料集合体によって達
成される。
【0014】
【作用】本発明によれば、燃料集合体水平断面は大部分
が可燃性毒物を持つ複数の燃料棒と水ロッド又は水ロッ
ドの一部から構成される閉領域Aと、燃料棒の大部分が
可燃性毒物を含んでいない領域Bの二つの領域のみから
構成される。可燃性毒物入り燃料棒、例えば、Gd燃料
棒であるが、Gd燃料棒は前記領域A内のみにあるため
、このGd燃料棒は燃料集合体内の熱中性子束分布を領
域Aにおいて減少させ、領域Bで増大をもたらす作用が
ある。
が可燃性毒物を持つ複数の燃料棒と水ロッド又は水ロッ
ドの一部から構成される閉領域Aと、燃料棒の大部分が
可燃性毒物を含んでいない領域Bの二つの領域のみから
構成される。可燃性毒物入り燃料棒、例えば、Gd燃料
棒であるが、Gd燃料棒は前記領域A内のみにあるため
、このGd燃料棒は燃料集合体内の熱中性子束分布を領
域Aにおいて減少させ、領域Bで増大をもたらす作用が
ある。
【0015】すなわち、領域AとBを燃料集合体内に設
けたことにより燃料集合体内水平方向の熱中性子束分布
に大きな変化をつけ、領域Bの熱中性子束分布/領域A
の熱中性子束分布の比を増大する作用がある。領域Bは
炉心において領域Aよりも制御棒により近い領域に位置
することになる。このため、制御棒により制御できる熱
中性子量が増加する。そして制御棒価値は、制御棒位置
の熱中性子束の二乗にほぼ比例するため、制御棒価値を
増加し、反応度制御効果を高める作用がある。この効果
を得るためには領域Bの大部分の燃料棒は可燃性毒物を
含まないようにすることが必要である。また、領域Aの
燃料はすべて可燃性毒物を含むか、可燃性毒物を含まな
い燃料棒を含むとしても図5,図7の実施例に示すよう
に、80%以上は可燃性毒物入り燃料とすることで領域
Bの熱中性子束を増大し、制御棒価値を高める作用があ
る。
けたことにより燃料集合体内水平方向の熱中性子束分布
に大きな変化をつけ、領域Bの熱中性子束分布/領域A
の熱中性子束分布の比を増大する作用がある。領域Bは
炉心において領域Aよりも制御棒により近い領域に位置
することになる。このため、制御棒により制御できる熱
中性子量が増加する。そして制御棒価値は、制御棒位置
の熱中性子束の二乗にほぼ比例するため、制御棒価値を
増加し、反応度制御効果を高める作用がある。この効果
を得るためには領域Bの大部分の燃料棒は可燃性毒物を
含まないようにすることが必要である。また、領域Aの
燃料はすべて可燃性毒物を含むか、可燃性毒物を含まな
い燃料棒を含むとしても図5,図7の実施例に示すよう
に、80%以上は可燃性毒物入り燃料とすることで領域
Bの熱中性子束を増大し、制御棒価値を高める作用があ
る。
【0016】また、領域Aの燃料棒を最外周燃料棒列の
少なくとも直角に交わる二列から三列以上離したことで
、領域Bに面して制御棒が挿入されたとき、制御棒と可
燃性毒物による熱中性吸収の競合を防ぐ作用がある。
少なくとも直角に交わる二列から三列以上離したことで
、領域Bに面して制御棒が挿入されたとき、制御棒と可
燃性毒物による熱中性吸収の競合を防ぐ作用がある。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図1,5,6および図7を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0018】図1は本発明の第一の実施例の燃料集合体
の水平断面図である。その構成は、1は燃料集合体であ
り、プルトニウムを含む混合酸化物燃料棒2,可燃性毒
物のGd入りウラン燃料棒3及び3aを正方格子状に配
列し、さらに太径水ロッド4及び4aを十三本配設した
ものである。
の水平断面図である。その構成は、1は燃料集合体であ
り、プルトニウムを含む混合酸化物燃料棒2,可燃性毒
物のGd入りウラン燃料棒3及び3aを正方格子状に配
列し、さらに太径水ロッド4及び4aを十三本配設した
ものである。
【0019】図中、Aの正方領域は、燃料棒配列八行×
八列に相当する大きさを持つ。この領域Aは可燃性毒物
Gd入り燃料棒三十二本と太径水ロッド八本分(5本+
1/2本×4+1/4本×4)から成る。また。領域A
内の可燃性毒物Gd入り燃料棒のうち3aで示した十六
本は、隣接するものがGd入り燃料棒又は水ロッドとな
っている。水ロッドに着目すれば、4aで示した水ロッ
ド五本は、隣接するものがGd入り燃料棒又は水ロッド
であるという特徴がある。
八列に相当する大きさを持つ。この領域Aは可燃性毒物
Gd入り燃料棒三十二本と太径水ロッド八本分(5本+
1/2本×4+1/4本×4)から成る。また。領域A
内の可燃性毒物Gd入り燃料棒のうち3aで示した十六
本は、隣接するものがGd入り燃料棒又は水ロッドとな
っている。水ロッドに着目すれば、4aで示した水ロッ
ド五本は、隣接するものがGd入り燃料棒又は水ロッド
であるという特徴がある。
【0020】図中、Bの領域は、112本のGdを含ま
ない燃料棒2と、水ロッド4から成り、領域Aをとり囲
んでいる。
ない燃料棒2と、水ロッド4から成り、領域Aをとり囲
んでいる。
【0021】領域A内にある燃料棒は、その全てがGd
入り燃料棒である。そして、本燃料集合体断面内にある
全てのGd入り燃料棒は、水ロッドに隣接する。さらに
この全てのGd入り燃料棒は各々二本の水ロッドに隣接
する。
入り燃料棒である。そして、本燃料集合体断面内にある
全てのGd入り燃料棒は、水ロッドに隣接する。さらに
この全てのGd入り燃料棒は各々二本の水ロッドに隣接
する。
【0022】一方、領域Aは水ロッドの配置により中性
子スペクトルを柔らかくしているが、熱中性子の強い吸
収体であるGdを配置したことにより、この領域の平均
熱中性子束は低下することになる。領域Aを囲む領域B
内は、領域Aに較べ水ロッド(すなわち中性子減速材)
は少ないが、本燃料を用いて炉心を構成した場合には隣
接燃料集合体との間、すなわち、制御棒が挿入される領
域に水ギャップが形成される。従って主としてこの水ギ
ャップ部の水(減速材)により領域Bの中性子スペクト
ルは柔かくなる。領域Bの特徴は、そこで使用されてい
る全ての燃料棒がGdを含まないことである。従って燃
料集合体内水平断面内の熱中性子束分布は、領域A内で
くぼみ、その分相対的に領域Bで増大する。本発明によ
る燃料集合体をBWR炉心で使用した場合、図1に示す
ように制御棒5,5′は領域Bのみに隣接するようにし
て、炉心内の隣接燃料集合体間に生じるギャップ部に挿
入されるため、本発明のようにして制微棒領域側の熱中
性子束を増加させたことにより、制御棒価値を大幅に高
めることができる。
子スペクトルを柔らかくしているが、熱中性子の強い吸
収体であるGdを配置したことにより、この領域の平均
熱中性子束は低下することになる。領域Aを囲む領域B
内は、領域Aに較べ水ロッド(すなわち中性子減速材)
は少ないが、本燃料を用いて炉心を構成した場合には隣
接燃料集合体との間、すなわち、制御棒が挿入される領
域に水ギャップが形成される。従って主としてこの水ギ
ャップ部の水(減速材)により領域Bの中性子スペクト
ルは柔かくなる。領域Bの特徴は、そこで使用されてい
る全ての燃料棒がGdを含まないことである。従って燃
料集合体内水平断面内の熱中性子束分布は、領域A内で
くぼみ、その分相対的に領域Bで増大する。本発明によ
る燃料集合体をBWR炉心で使用した場合、図1に示す
ように制御棒5,5′は領域Bのみに隣接するようにし
て、炉心内の隣接燃料集合体間に生じるギャップ部に挿
入されるため、本発明のようにして制微棒領域側の熱中
性子束を増加させたことにより、制御棒価値を大幅に高
めることができる。
【0023】図2は、第一は本実施例の冷温時制御棒価
値の燃焼変化を示すものである。
値の燃焼変化を示すものである。
【0024】制御棒挿入時と引抜時の燃料集合体の反応
度差を、制御棒引抜時の反応度に対する割合で表わした
ものである。
度差を、制御棒引抜時の反応度に対する割合で表わした
ものである。
【0025】本発明による効果は、図中Xで示した燃焼
度範囲における制御棒価値の燃焼変化によく表われる。 燃焼度0GWd/tの時はGdはまだ燃焼していないた
め、燃焼を通じて熱中性子吸収効果が最大である。従っ
て、図1の領域A部の平均熱中性子束は燃料集合体水平
断面内の平均中性子束分布に対して減少し、相対的に領
域Bの平均熱中性子束は著しく増大する。すなわち、領
域Bの平均熱中性子束/領域Aの平均熱中性子束の比が
大きい。制御棒価値は、制御棒位置の熱中性子束のおよ
そ二乗に比例するため、制御棒による反応度制御効果は
大きい。この効果は燃焼が進むと小さくなる。すなわち
、燃焼とともにGdは熱中性子を吸収して減少していく
ためである。そのため、領域Aと領域Bの熱中性子束の
比は次第に小さくなり、制御棒によって吸収しやすい熱
中性子束が減少する。このため、制御棒価値は範囲Xで
燃焼とともに減少していく。Gdは燃焼度X1 付近で
、ほとんど燃えつきてしまう。なお、燃焼度がX1 よ
りも大きくなると制御棒価値はまた増加しはじめるが、
これはGdがほとんど燃えてしまうと核分裂性物質(プ
ルトニウム)の燃焼が進み、制御棒引抜時の燃料集合体
の中性子無限増倍率が小さくなるので、制御棒挿入時と
引抜時の反応度差の占める割合が大きくなるためである
。
度範囲における制御棒価値の燃焼変化によく表われる。 燃焼度0GWd/tの時はGdはまだ燃焼していないた
め、燃焼を通じて熱中性子吸収効果が最大である。従っ
て、図1の領域A部の平均熱中性子束は燃料集合体水平
断面内の平均中性子束分布に対して減少し、相対的に領
域Bの平均熱中性子束は著しく増大する。すなわち、領
域Bの平均熱中性子束/領域Aの平均熱中性子束の比が
大きい。制御棒価値は、制御棒位置の熱中性子束のおよ
そ二乗に比例するため、制御棒による反応度制御効果は
大きい。この効果は燃焼が進むと小さくなる。すなわち
、燃焼とともにGdは熱中性子を吸収して減少していく
ためである。そのため、領域Aと領域Bの熱中性子束の
比は次第に小さくなり、制御棒によって吸収しやすい熱
中性子束が減少する。このため、制御棒価値は範囲Xで
燃焼とともに減少していく。Gdは燃焼度X1 付近で
、ほとんど燃えつきてしまう。なお、燃焼度がX1 よ
りも大きくなると制御棒価値はまた増加しはじめるが、
これはGdがほとんど燃えてしまうと核分裂性物質(プ
ルトニウム)の燃焼が進み、制御棒引抜時の燃料集合体
の中性子無限増倍率が小さくなるので、制御棒挿入時と
引抜時の反応度差の占める割合が大きくなるためである
。
【0026】従来のMOx燃料集合体の制御棒価値燃焼
変化の概略を図2中の一点鎖線で示す。本発明による制
御棒価値増加の効果は、領域Bの熱中性子束/領域Aの
熱中性子束の比が大きい0GWd/tにおいて、約3〜
4%Δk/k得ることができる。
変化の概略を図2中の一点鎖線で示す。本発明による制
御棒価値増加の効果は、領域Bの熱中性子束/領域Aの
熱中性子束の比が大きい0GWd/tにおいて、約3〜
4%Δk/k得ることができる。
【0027】出力運転時にも図2と同様の制御棒価値改
善の作用があるため、出力運転時の余剰反応度制御に効
果がある。
善の作用があるため、出力運転時の余剰反応度制御に効
果がある。
【0028】また、水ロッドは領域A内において等間隔
に配置され、領域A内の全体にわたって中性子スペクト
ルを柔らかくする効果を持つ。このため、Gd燃料棒は
中性子スペクトルが柔らかい、すなわち、熱中性子割合
の高い領域に配置されているため、燃焼初期の余剰反応
度を制御するのに十分な反応度価値を得ることができる
。
に配置され、領域A内の全体にわたって中性子スペクト
ルを柔らかくする効果を持つ。このため、Gd燃料棒は
中性子スペクトルが柔らかい、すなわち、熱中性子割合
の高い領域に配置されているため、燃焼初期の余剰反応
度を制御するのに十分な反応度価値を得ることができる
。
【0029】本発明の第二の実施例を図5に示す。本実
施例は特開平1−162189 号公報の第一の実施例
と同じ燃料棒配列が十四行十四列で太径水ロッド9本を
もつ燃料集合体と同じ燃料格子で、高燃焼度化のため濃
縮度を約6wt%としたウラン燃料集合体である。本実
施例は三十二本のGd入り燃料棒3と水ロッド4及びG
dを含まない4本の燃料棒とからなる閉領域Aが、燃料
集合体外周部から数えて四層目にある。領域A内の燃料
棒のうち、約89%がGd入り燃料棒である。領域Aを
とりまく燃料棒は、すべてGdを含まない燃料棒である
。水ロッドのうち四本は領域AとBにまたがっており、
領域Bの熱中性子スペクトルをさらに柔らかくする働き
をする。本実施例でも同様に領域AにおいてGd棒によ
る熱中性子吸収効果が大きいため、相対的に領域Bの熱
中性子束を増大できる。このため、本燃料集合体を、本
燃料集合体及び制御棒5及び5′から構成される燃料格
子炉心に使用した場合、制御棒価値を十分増加でき、こ
れによって高濃縮燃料であるにもかかわらず炉停止余裕
を増やすことができる効果がある。
施例は特開平1−162189 号公報の第一の実施例
と同じ燃料棒配列が十四行十四列で太径水ロッド9本を
もつ燃料集合体と同じ燃料格子で、高燃焼度化のため濃
縮度を約6wt%としたウラン燃料集合体である。本実
施例は三十二本のGd入り燃料棒3と水ロッド4及びG
dを含まない4本の燃料棒とからなる閉領域Aが、燃料
集合体外周部から数えて四層目にある。領域A内の燃料
棒のうち、約89%がGd入り燃料棒である。領域Aを
とりまく燃料棒は、すべてGdを含まない燃料棒である
。水ロッドのうち四本は領域AとBにまたがっており、
領域Bの熱中性子スペクトルをさらに柔らかくする働き
をする。本実施例でも同様に領域AにおいてGd棒によ
る熱中性子吸収効果が大きいため、相対的に領域Bの熱
中性子束を増大できる。このため、本燃料集合体を、本
燃料集合体及び制御棒5及び5′から構成される燃料格
子炉心に使用した場合、制御棒価値を十分増加でき、こ
れによって高濃縮燃料であるにもかかわらず炉停止余裕
を増やすことができる効果がある。
【0030】図6は本発明の第三の実施例である。本実
施例は第二の実施例と同様14×14燃料棒配列で九本
の水ロッドを持つものであり、閉領域Aは燃料棒配列八
行×八列相当の正方領域であり燃料集合体最外周から三
層目に位置する。領域A内の燃料棒は全てGd燃料棒で
ある。原理,効果は第一,第二の実施例と同様である。
施例は第二の実施例と同様14×14燃料棒配列で九本
の水ロッドを持つものであり、閉領域Aは燃料棒配列八
行×八列相当の正方領域であり燃料集合体最外周から三
層目に位置する。領域A内の燃料棒は全てGd燃料棒で
ある。原理,効果は第一,第二の実施例と同様である。
【0031】本発明の第四の実施例を図7に示す。本実
施例は、燃料棒配列九行九列をもち、太径水ロッド二本
及びそのまわりの可燃性毒物としてGdを含んだウラン
燃料棒十四本とGdを含まない、プルトニウムを含む混
合酸化物燃料一本からなる閉領域Aを持つ。領域Aをと
りまく領域Bの燃料棒はすべてプルトニウム入り混合酸
化物燃料棒である。
施例は、燃料棒配列九行九列をもち、太径水ロッド二本
及びそのまわりの可燃性毒物としてGdを含んだウラン
燃料棒十四本とGdを含まない、プルトニウムを含む混
合酸化物燃料一本からなる閉領域Aを持つ。領域Aをと
りまく領域Bの燃料棒はすべてプルトニウム入り混合酸
化物燃料棒である。
【0032】領域Aに含まれる燃料棒は直角に交わる最
外周燃料棒列のCとDから数えて五層目から位置する。 このため燃料集合体内の熱中性子束は領域Aで小さく押
さえられ、領域Bの熱中性子束が増加する。本実施例の
燃料は、領域Bのみが制御棒に面するよう燃料集合体を
炉心内に配置して使用することにより本発明の目的が達
成できる。
外周燃料棒列のCとDから数えて五層目から位置する。 このため燃料集合体内の熱中性子束は領域Aで小さく押
さえられ、領域Bの熱中性子束が増加する。本実施例の
燃料は、領域Bのみが制御棒に面するよう燃料集合体を
炉心内に配置して使用することにより本発明の目的が達
成できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、MOx燃料集合体、あ
るいは、高濃縮ウラン燃料集合体において、本数の80
%以上が可燃性毒物をもつ燃料棒と水ロッドから成る領
域Aと、燃料棒の大部分が可燃性毒物を含まないその他
の領域Bを設け、領域A内の燃料棒は燃料集合体燃料棒
配列最外周列のうち少なくとも直角に交わる二列から三
列以上離れた場所に置いたことにより制御棒に面する領
域Bの熱中性子束を増加する機能を持つ。これにより制
御棒価値を満足する効果がある。
るいは、高濃縮ウラン燃料集合体において、本数の80
%以上が可燃性毒物をもつ燃料棒と水ロッドから成る領
域Aと、燃料棒の大部分が可燃性毒物を含まないその他
の領域Bを設け、領域A内の燃料棒は燃料集合体燃料棒
配列最外周列のうち少なくとも直角に交わる二列から三
列以上離れた場所に置いたことにより制御棒に面する領
域Bの熱中性子束を増加する機能を持つ。これにより制
御棒価値を満足する効果がある。
【図1】本発明の実施例の燃料集合体水平断面図。
【図2】制御棒価値の燃焼変化説明図。
【図3】ウラン,プルトニウムの吸収断面積の説明図。
【図4】燃料濃度と制御棒価値の特性図。
【図5】本発明の実施例の燃料集合体水平断面図。
【図6】本発明の実施例の燃料集合体水平断面図。
【図7】本発明の実施例の燃料集合体水平断面図。
1…燃料集合体、2…燃料棒、3,3a…Gd入り燃料
棒、4,4a…水ロッド、5,5′…制御棒。
棒、4,4a…水ロッド、5,5′…制御棒。
Claims (7)
- 【請求項1】格子状に配列された核燃料物質を封入した
複数本の燃料棒と、水ロッドをもった燃料集合体の水平
断面において、前記燃料棒の中心間距離の中点、または
最外周の前記燃料棒の中心から隣接する燃料集合体の外
周におろした垂線と前記外周の交点を結ぶ線によって囲
まれ、かつ、複数の前記燃料棒と前記水ロッド又は前記
水ロッドの一部から構成される領域Aと、複数の前記燃
料棒をもったそれ以外の領域Bをもち、かつ、前記領域
Aに含まれる前記燃料棒のうち80%以上が可燃性毒物
を含み、前記領域Bに含まれる大部分の前記燃料棒が可
燃性毒物を含まないことを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項2】請求項1において、前記領域Aに含まれる
前記燃料棒は、燃料棒格子配列の最外周列をなす四つの
燃料棒列のうち、少なくとも直角に交わる二つの燃料棒
列から数えて三列以上離れている燃料集合体。 - 【請求項3】請求項1において、前記領域Aに含まれる
前記燃料棒は、燃料棒格子配列の最外周列をなす四つの
燃料棒列から数えて三列以上離れている燃料集合体。 - 【請求項4】請求項3において、前記燃料棒の配列が十
四行十四列であり、燃料棒を四本配置可能な領域に一本
配置可能な太径水ロッドを十三本設け、前記領域Aは燃
料配列八行八列の正方領域である燃料集合体。 - 【請求項5】請求項1,2,3または4において、前記
領域Aに含まれる前記燃料棒がすべて可燃性毒物を含む
燃料集合体。 - 【請求項6】請求項1,2,3,4または5において、
可燃性毒性を持たない燃料棒は全てプルトニウムを含む
混合酸化物燃料である燃料集合体。 - 【請求項7】請求項6において、前記可燃性毒物入り燃
料棒は全てウラン燃料棒に可燃性毒物を加えたものであ
る燃料集合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3054365A JPH04290989A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 燃料集合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3054365A JPH04290989A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 燃料集合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04290989A true JPH04290989A (ja) | 1992-10-15 |
Family
ID=12968627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3054365A Pending JPH04290989A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 燃料集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04290989A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0664546A1 (en) * | 1994-01-21 | 1995-07-26 | General Electric Company | Fuel bundle |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5435584A (en) * | 1977-08-26 | 1979-03-15 | Hitachi Ltd | Fuel assembly of reactor |
| JPS5786093A (en) * | 1980-11-17 | 1982-05-28 | Nippon Atomic Ind Group Co | Refueling method |
| JPS63108294A (ja) * | 1986-10-24 | 1988-05-13 | 株式会社東芝 | 沸騰水型原子炉用燃料集合体 |
| JPH01162189A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-26 | Hitachi Ltd | 燃料集合体 |
| JPH02249995A (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-05 | Hitachi Ltd | 燃料集合体 |
| JPH04204291A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-24 | Toshiba Corp | 原子炉用燃料集合体 |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP3054365A patent/JPH04290989A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5435584A (en) * | 1977-08-26 | 1979-03-15 | Hitachi Ltd | Fuel assembly of reactor |
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Cited By (1)
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| EP0664546A1 (en) * | 1994-01-21 | 1995-07-26 | General Electric Company | Fuel bundle |
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