JPH04292440A - 化学的に安定化されたクリストバライト - Google Patents
化学的に安定化されたクリストバライトInfo
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- JPH04292440A JPH04292440A JP3272495A JP27249591A JPH04292440A JP H04292440 A JPH04292440 A JP H04292440A JP 3272495 A JP3272495 A JP 3272495A JP 27249591 A JP27249591 A JP 27249591A JP H04292440 A JPH04292440 A JP H04292440A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は化学的に安定化されたクリスト
バライトに関し、より詳しくはCaO−Al2O3−S
iO2、SrO−Al2O3−SiO2及びNa2O−
Al2O3−SiO2系から誘導される安定化されたク
リストバライト組成物に関する。
バライトに関し、より詳しくはCaO−Al2O3−S
iO2、SrO−Al2O3−SiO2及びNa2O−
Al2O3−SiO2系から誘導される安定化されたク
リストバライト組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】回路パッケージングが集積回路(IC)
の特性に強く影響し得ることはよく知られている。IC
の基体材料の誘電率(K)を低下させることはシグナル
増殖速度を増加させ、動力消費を減少させ、そして電子
的漏話を最小にし、それによりより高い機能密度を可能
にする。ポリマー材料は通常セラミック材料より低い誘
電率を与えるが、しかしながら多くの適用に対してセラ
ミックパッケージの信頼性、熱安定性及びすぐれた熱伝
導性はそれらをより望ましいものにしている。現在使用
されている低Kセラミック誘電体は大部分が充填ガラス
系であり、そのガラスは通常ボロシリケート又はアルミ
ノシリケート組成物であり、充填剤は通常結晶シリケー
トである。これら充填剤の一つの重要な機能は誘電体の
回路の他の構成部品に対する熱膨張係数(TCE)マッ
チングを改善することである。誘電体のTCEは正常に
はアルミナのTCE(約6.2ppm/℃)又はシリコ
ンのTCE(約3.5ppm/℃)のいずれともマッチ
する。
の特性に強く影響し得ることはよく知られている。IC
の基体材料の誘電率(K)を低下させることはシグナル
増殖速度を増加させ、動力消費を減少させ、そして電子
的漏話を最小にし、それによりより高い機能密度を可能
にする。ポリマー材料は通常セラミック材料より低い誘
電率を与えるが、しかしながら多くの適用に対してセラ
ミックパッケージの信頼性、熱安定性及びすぐれた熱伝
導性はそれらをより望ましいものにしている。現在使用
されている低Kセラミック誘電体は大部分が充填ガラス
系であり、そのガラスは通常ボロシリケート又はアルミ
ノシリケート組成物であり、充填剤は通常結晶シリケー
トである。これら充填剤の一つの重要な機能は誘電体の
回路の他の構成部品に対する熱膨張係数(TCE)マッ
チングを改善することである。誘電体のTCEは正常に
はアルミナのTCE(約6.2ppm/℃)又はシリコ
ンのTCE(約3.5ppm/℃)のいずれともマッチ
する。
【0003】しばしば、回路パッケージングに使用する
ガラスは回路の基体又は他の構成部品のTCEにマッチ
させるに要するものより低いTCEを持つ。これらの場
合、充填剤材料は誘電体の複合TCEが基体及び/又は
他の構成部品とマッチし得るために約4〜6ppm/℃
以上好ましくは約6〜12ppm/℃の範囲のTCEを
持つべきである。複合パッケージング系に使用する充填
剤は低い誘電率、良好な化学的相溶性も持ち、そして関
心のあるガラスと配合した場合焼結されて稠密な物体を
形成するべきである。
ガラスは回路の基体又は他の構成部品のTCEにマッチ
させるに要するものより低いTCEを持つ。これらの場
合、充填剤材料は誘電体の複合TCEが基体及び/又は
他の構成部品とマッチし得るために約4〜6ppm/℃
以上好ましくは約6〜12ppm/℃の範囲のTCEを
持つべきである。複合パッケージング系に使用する充填
剤は低い誘電率、良好な化学的相溶性も持ち、そして関
心のあるガラスと配合した場合焼結されて稠密な物体を
形成するべきである。
【0004】低い誘電率を使用するため、石英は最も一
般的に使用される高TCE充填剤である。石英は望まし
くは25〜300℃の温度範囲で低い誘電率(約4〜4
.5)、約10〜12ppm/℃のTCE及びすぐれた
化学的耐久性を持つ。しかしながら、石英は573℃で
変位性α→β相転移を受け、これは比較的大きい体積変
化を伴う。この突然の体積変化は多層系において熱周期
の際相転移により発生する機械的不安定性(亀裂、ひび
われなど)の原因となることが知られている。パッケー
ジの使用温度は正常には150〜250℃を越えないが
、セラミック多層電子パッケージの製造には通常850
〜950℃における多くの再焼成が必要であり、従って
α→β相転移は石英充填系の一つの欠点である。又、石
英は低K誘電体で使用される多くのガラスにより十分に
湿潤されないので、その焼結性のために石英の充填ガラ
ス複合体への積載がしばしば制限される。積載が高くな
り過ぎると充填ガラス誘電体複合体は気密に焼結されず
、誘電体はその目の荒い多孔性のためもはや良好な絶縁
体ではなくなる。改良されたガラス湿潤特性を持つ充填
剤は低K充填剤の積載をより容易にし、複合体の誘電率
を減少させ、そしてその気密性を増加させるであろう。
般的に使用される高TCE充填剤である。石英は望まし
くは25〜300℃の温度範囲で低い誘電率(約4〜4
.5)、約10〜12ppm/℃のTCE及びすぐれた
化学的耐久性を持つ。しかしながら、石英は573℃で
変位性α→β相転移を受け、これは比較的大きい体積変
化を伴う。この突然の体積変化は多層系において熱周期
の際相転移により発生する機械的不安定性(亀裂、ひび
われなど)の原因となることが知られている。パッケー
ジの使用温度は正常には150〜250℃を越えないが
、セラミック多層電子パッケージの製造には通常850
〜950℃における多くの再焼成が必要であり、従って
α→β相転移は石英充填系の一つの欠点である。又、石
英は低K誘電体で使用される多くのガラスにより十分に
湿潤されないので、その焼結性のために石英の充填ガラ
ス複合体への積載がしばしば制限される。積載が高くな
り過ぎると充填ガラス誘電体複合体は気密に焼結されず
、誘電体はその目の荒い多孔性のためもはや良好な絶縁
体ではなくなる。改良されたガラス湿潤特性を持つ充填
剤は低K充填剤の積載をより容易にし、複合体の誘電率
を減少させ、そしてその気密性を増加させるであろう。
【0005】石英以外に周辺圧で安定なシリカの2つの
結晶系であるトリジマイト(tridymite)とク
リストバライトがある。これらの構造形態の各々は突然
の体積変化を伴う変位性α→β相転移を受け、従って石
英と同様な機械的不安定性をこうむる。もし石英の高温
形態であるトリジマイト又はクリストバライトを室温に
安定化させることができれば、この安定化された物質は
加熱又は冷却の際相転移を受けないであろう。大部分の
結晶相が安定化させた高(β)クリストバライトである
ガラスセラミックスを、他の構成成分例えばNa2O、
CaO及びAl2O3を含む高シリカガラスを結晶化さ
せることにより形成させ得ることがこの数年の間に認識
された。この安定化された高クリストバライトガラスセ
ラミックスを形成させる方法はMacDowell(U
S 3,445,252)により開示されており、彼は
一次結晶相である高クリストバライトと共にガラスセラ
ミックスに結晶化させた55〜90重量%のSiO2、
5〜40重量%のAl2O3、(SiO2/Al2O3
=5.0〜7.1)及び1〜5重量%のCaO、CuO
又はSrOを含むガラス組成物を特許請求している。L
i(US 4,073,655)はガラス組成物を等モ
ル比のCaO(CaOの70モル%までを他の酸化物で
置き換えることができる)とAl2O3とを含むものに
制限することによる改良された相純度を持つ高クリスト
バライトガラスセラミックス物品を特許請求している。
結晶系であるトリジマイト(tridymite)とク
リストバライトがある。これらの構造形態の各々は突然
の体積変化を伴う変位性α→β相転移を受け、従って石
英と同様な機械的不安定性をこうむる。もし石英の高温
形態であるトリジマイト又はクリストバライトを室温に
安定化させることができれば、この安定化された物質は
加熱又は冷却の際相転移を受けないであろう。大部分の
結晶相が安定化させた高(β)クリストバライトである
ガラスセラミックスを、他の構成成分例えばNa2O、
CaO及びAl2O3を含む高シリカガラスを結晶化さ
せることにより形成させ得ることがこの数年の間に認識
された。この安定化された高クリストバライトガラスセ
ラミックスを形成させる方法はMacDowell(U
S 3,445,252)により開示されており、彼は
一次結晶相である高クリストバライトと共にガラスセラ
ミックスに結晶化させた55〜90重量%のSiO2、
5〜40重量%のAl2O3、(SiO2/Al2O3
=5.0〜7.1)及び1〜5重量%のCaO、CuO
又はSrOを含むガラス組成物を特許請求している。L
i(US 4,073,655)はガラス組成物を等モ
ル比のCaO(CaOの70モル%までを他の酸化物で
置き換えることができる)とAl2O3とを含むものに
制限することによる改良された相純度を持つ高クリスト
バライトガラスセラミックス物品を特許請求している。
【0006】Kaduk(US 4,395,388)
はグリセリン存在下の熱水条件下で反応させたシリカと
酸化ホウ素源を含む高pH溶液から安定化された高クリ
ストバライトの形成を開示している。この種類の方法は
通常低(α)クリストバライトを形成する。最近、Pe
rrota等(US 4,818,729)はシリカ、
Al2O3及びLi2O、BeO及びMgOを除く任意
のアルカリ又はアルカリ土類酸化物を含む乾燥したゲル
から安定化された高クリストバライトを形成させる他の
湿潤化学的方法を述べている。彼らは、Liが以前記述
したようにAl2O3のアルカリ又はアルカリ土類酸化
物とのモル比は等モル付近すなわち0.95〜1.1で
なければならず、さもないと高クリストバライト相は安
定化されないと述べている。彼らは安定化された物質を
形成させるためシリカのAl2O3に対する比率を10
〜40の間に変動させ得ると明確に述べている。彼らの
方法は高クリストバライトを形成させるため800〜1
400℃で長時間(しばしば24時間より長い)のか焼
を必要とし、そして他相の混入した物質例えば灰長石(
anorthite)を生ずる。合成法をより経済的に
するため所要の結晶化時間が短縮されれば極めて好まし
いであろう。
はグリセリン存在下の熱水条件下で反応させたシリカと
酸化ホウ素源を含む高pH溶液から安定化された高クリ
ストバライトの形成を開示している。この種類の方法は
通常低(α)クリストバライトを形成する。最近、Pe
rrota等(US 4,818,729)はシリカ、
Al2O3及びLi2O、BeO及びMgOを除く任意
のアルカリ又はアルカリ土類酸化物を含む乾燥したゲル
から安定化された高クリストバライトを形成させる他の
湿潤化学的方法を述べている。彼らは、Liが以前記述
したようにAl2O3のアルカリ又はアルカリ土類酸化
物とのモル比は等モル付近すなわち0.95〜1.1で
なければならず、さもないと高クリストバライト相は安
定化されないと述べている。彼らは安定化された物質を
形成させるためシリカのAl2O3に対する比率を10
〜40の間に変動させ得ると明確に述べている。彼らの
方法は高クリストバライトを形成させるため800〜1
400℃で長時間(しばしば24時間より長い)のか焼
を必要とし、そして他相の混入した物質例えば灰長石(
anorthite)を生ずる。合成法をより経済的に
するため所要の結晶化時間が短縮されれば極めて好まし
いであろう。
【0007】高クリストバライトの安定化の機作は若干
論争のある問題である。種々な研究者は安定化はクリス
トバライトの構造中の隙間に1価又は2価カチオンが「
詰め込まれる」ことにより達成されると提唱した。これ
らのカチオンは構造中でSi4+をAl3+で置き換え
ることにより電荷が補償される。他の著者は安定化した
クリストバライトはその結晶化がガラスマトリックス中
で起こる場合に形成され、このガラスマトリックスが結
晶粒子を束縛し、クリストバライトの低温(α)形態へ
の転換を防ぐと述べた。最後に他の著者は安定化がクリ
ストバライト構造中に欠陥又は堆積の欠点を導入するこ
とにより達成されることを見出した。この欠陥はトリジ
マイト様の連晶の形態を取ることがある。現在では例え
あるとしてもこれらの機作のいずれに効力があるのかは
不明である。
論争のある問題である。種々な研究者は安定化はクリス
トバライトの構造中の隙間に1価又は2価カチオンが「
詰め込まれる」ことにより達成されると提唱した。これ
らのカチオンは構造中でSi4+をAl3+で置き換え
ることにより電荷が補償される。他の著者は安定化した
クリストバライトはその結晶化がガラスマトリックス中
で起こる場合に形成され、このガラスマトリックスが結
晶粒子を束縛し、クリストバライトの低温(α)形態へ
の転換を防ぐと述べた。最後に他の著者は安定化がクリ
ストバライト構造中に欠陥又は堆積の欠点を導入するこ
とにより達成されることを見出した。この欠陥はトリジ
マイト様の連晶の形態を取ることがある。現在では例え
あるとしてもこれらの機作のいずれに効力があるのかは
不明である。
【0008】複合誘電体の充填剤として有用であるため
には、材料は円滑な熱膨張動作を持つべきであり、すな
わちそれは少なくとも1000℃までどのような突然の
体積変化も受けるべきではなく、そして25〜300℃
の範囲で約6〜12ppm/℃のTCEを持つべきであ
る。充填剤は焼成の間起こる状態である溶融ガラスの存
在下でも安定でなければならない。もちろん、材料の誘
電率は可及的低く、好ましくは約5以下であり、誘電損
失は約0.5% tand以下であるべきである。最終
的に充填剤粉末は少なくとも20〜60容量%の充填剤
負荷で稠密な複合体を形成させるため種々なガラスと組
み合わせて良好な湿潤特性を持つべきである。特にこの
充填剤の湿潤特性は石英より大きな充填剤負荷を有する
べきである。相純粋な材料がパッケージング適用に好ま
しいが、しかしながら少量の不純物相を含む材料でもそ
の大部分の相が望ましい性質を持ち、そして不純物の性
質が有害でない限り適当である。
には、材料は円滑な熱膨張動作を持つべきであり、すな
わちそれは少なくとも1000℃までどのような突然の
体積変化も受けるべきではなく、そして25〜300℃
の範囲で約6〜12ppm/℃のTCEを持つべきであ
る。充填剤は焼成の間起こる状態である溶融ガラスの存
在下でも安定でなければならない。もちろん、材料の誘
電率は可及的低く、好ましくは約5以下であり、誘電損
失は約0.5% tand以下であるべきである。最終
的に充填剤粉末は少なくとも20〜60容量%の充填剤
負荷で稠密な複合体を形成させるため種々なガラスと組
み合わせて良好な湿潤特性を持つべきである。特にこの
充填剤の湿潤特性は石英より大きな充填剤負荷を有する
べきである。相純粋な材料がパッケージング適用に好ま
しいが、しかしながら少量の不純物相を含む材料でもそ
の大部分の相が望ましい性質を持ち、そして不純物の性
質が有害でない限り適当である。
【0009】
【発明の要約】本発明は本質的に90〜98モル%のS
iO2、2〜12モル%のAl2O3及び0.5〜8%
の金属酸化物(MexO)からなる本質的にシリカの高
クリストバライト形態と同じX線回折像を持つ結晶組成
物に関し、前記MeはNa、Ca、Sr及びそれらの混
合物から選ばれ、前記組成物中MexO対Al2O3の
比率は0.2対0.9である。
iO2、2〜12モル%のAl2O3及び0.5〜8%
の金属酸化物(MexO)からなる本質的にシリカの高
クリストバライト形態と同じX線回折像を持つ結晶組成
物に関し、前記MeはNa、Ca、Sr及びそれらの混
合物から選ばれ、前記組成物中MexO対Al2O3の
比率は0.2対0.9である。
【0010】〔発明の詳細な説明〕
【0011】本発明の安定化されたクリストバライト粉
末は主としてガラス複合低K誘電体系における充填剤と
しての使用を意図するものである。それらは>1400
℃に至るその円滑な熱膨張と熱安定性が重要である高温
構造用セラミックあるいは耐火適用にも有用であること
ができる。低K誘電体適用のための充填剤は低い誘電率
、良好な化学的耐久性、及び種々なガラスとの組合わせ
における良好な焼結特性と安定性が要求される。理想的
には、充填剤材料は多層回路製造の温度範囲すなわち約
25〜950℃において如何なる相転移による突然の体
積変化も受けてはならない。我々はCaO−Al2O3
−SiO2、SrO−Al2O3−SiO2及びNa2
O−Al2O3−SiO2系における組成物のある範囲
が室温で高クリストバライト相のシリカと本質的に同じ
X線回折像を持つ粉末の形成を許容することを見出した
。安定化していないクリストバライトにおけるような加
熱の際の突然の体積変化はこの材料にはない。本発明の
安定化されたクリストバライトの誘電率は約4で石英よ
りわずかに低い。従って低K電子パッケージング用とし
て有用である。
末は主としてガラス複合低K誘電体系における充填剤と
しての使用を意図するものである。それらは>1400
℃に至るその円滑な熱膨張と熱安定性が重要である高温
構造用セラミックあるいは耐火適用にも有用であること
ができる。低K誘電体適用のための充填剤は低い誘電率
、良好な化学的耐久性、及び種々なガラスとの組合わせ
における良好な焼結特性と安定性が要求される。理想的
には、充填剤材料は多層回路製造の温度範囲すなわち約
25〜950℃において如何なる相転移による突然の体
積変化も受けてはならない。我々はCaO−Al2O3
−SiO2、SrO−Al2O3−SiO2及びNa2
O−Al2O3−SiO2系における組成物のある範囲
が室温で高クリストバライト相のシリカと本質的に同じ
X線回折像を持つ粉末の形成を許容することを見出した
。安定化していないクリストバライトにおけるような加
熱の際の突然の体積変化はこの材料にはない。本発明の
安定化されたクリストバライトの誘電率は約4で石英よ
りわずかに低い。従って低K電子パッケージング用とし
て有用である。
【0012】高クリストバライト類似相の安定化はシリ
カにAl2O3及びCaO、Na2O、SrO又はその
混合物の適当量を添加することにより達成される。アル
ミナとシリカとを組み合わせた上述の組成物以外のアル
カリ及びアルカリ土類酸化物を含有するそれは相純粋な
高クリストバライトを生成しない。通常低クリストバラ
イトと他の結晶シリケートは上に明記した以外の構成成
分を使用する場合形成される。しばしばこの材料は多少
の量の高クリストバライトを持つ不純物相を含む。この
発見はPerotta等の教示、すなわちLi2Oを除
くアルカリ酸化物及びBeOとMgOを除くアルカリ土
類酸化物をいずれも適正な比率でアルミナ及びシリカと
組み合わせて使用することにより安定化した高クリスト
バライトを得ることができると述べていることと相反し
ており、予期しないことであった。この材料はトリジマ
イトの連晶を含むこともある。これらの連晶は組成物の
本質的な特性に影響しない。同様に少量の他の相も本発
明の組成物の本質的特性を変化させることなく存在する
ことができる。本発明の組成物は5重量%以下の他の相
例えば灰長石、ムライト及びガラスを含むのが好ましい
。そのような不純物の存在は分析用電子顕微鏡観察によ
り確認することができる。
カにAl2O3及びCaO、Na2O、SrO又はその
混合物の適当量を添加することにより達成される。アル
ミナとシリカとを組み合わせた上述の組成物以外のアル
カリ及びアルカリ土類酸化物を含有するそれは相純粋な
高クリストバライトを生成しない。通常低クリストバラ
イトと他の結晶シリケートは上に明記した以外の構成成
分を使用する場合形成される。しばしばこの材料は多少
の量の高クリストバライトを持つ不純物相を含む。この
発見はPerotta等の教示、すなわちLi2Oを除
くアルカリ酸化物及びBeOとMgOを除くアルカリ土
類酸化物をいずれも適正な比率でアルミナ及びシリカと
組み合わせて使用することにより安定化した高クリスト
バライトを得ることができると述べていることと相反し
ており、予期しないことであった。この材料はトリジマ
イトの連晶を含むこともある。これらの連晶は組成物の
本質的な特性に影響しない。同様に少量の他の相も本発
明の組成物の本質的特性を変化させることなく存在する
ことができる。本発明の組成物は5重量%以下の他の相
例えば灰長石、ムライト及びガラスを含むのが好ましい
。そのような不純物の存在は分析用電子顕微鏡観察によ
り確認することができる。
【0013】過剰なアルミナ(アルミナに対するアルカ
リ又はアルカリ土類酸化物の比率が等モル比であること
と関連して)を含有する本発明の新規な結晶組成物は以
前開示された等モル組成物にまさる幾つかの重要な利点
を持つ。Perotta等及び他の研究者の以前教示す
る所から、過剰のアルミナを含む組成物は相純粋な安定
化したクリストバライトを形成しないであろうと予想さ
れる。 それにもかかわらず、実際には「非化学量論的」(過剰
のアルミナ)な安定化されたクリストバライト粉末は通
常痕跡量の安定化していない低クリストバライトが混入
している化学量論的粉末よりX線回折から見て相純粋で
ある。低クリストバライトはそのX線回折像に約3.5
Å、3.1Å及び2.8Åのd値に3つの反射が存在す
ることにより高クリストバライトと区別される。従来技
術の化学量論的粉末に存在する少量の低クリストバライ
トは約200〜270℃におけるα→βクリストバライ
トの相転移に伴う大きな体積変化により、その熱膨張動
作におけるやや大きな非直線性の原因となる。過剰なア
ルミナの添加により低クリストバライト不純物量を最小
化させることにより本質的に線形熱膨張動作を持つ粉末
が得られ、この性質は層間の熱膨張の調和が極めて重要
な多層ICパッケージングに望ましい性質である。
リ又はアルカリ土類酸化物の比率が等モル比であること
と関連して)を含有する本発明の新規な結晶組成物は以
前開示された等モル組成物にまさる幾つかの重要な利点
を持つ。Perotta等及び他の研究者の以前教示す
る所から、過剰のアルミナを含む組成物は相純粋な安定
化したクリストバライトを形成しないであろうと予想さ
れる。 それにもかかわらず、実際には「非化学量論的」(過剰
のアルミナ)な安定化されたクリストバライト粉末は通
常痕跡量の安定化していない低クリストバライトが混入
している化学量論的粉末よりX線回折から見て相純粋で
ある。低クリストバライトはそのX線回折像に約3.5
Å、3.1Å及び2.8Åのd値に3つの反射が存在す
ることにより高クリストバライトと区別される。従来技
術の化学量論的粉末に存在する少量の低クリストバライ
トは約200〜270℃におけるα→βクリストバライ
トの相転移に伴う大きな体積変化により、その熱膨張動
作におけるやや大きな非直線性の原因となる。過剰なア
ルミナの添加により低クリストバライト不純物量を最小
化させることにより本質的に線形熱膨張動作を持つ粉末
が得られ、この性質は層間の熱膨張の調和が極めて重要
な多層ICパッケージングに望ましい性質である。
【0014】ガラスを配合した非化学量論的粉末の焼結
特性も化学量論的粉末又は石英のそれにまさる。特に重
要なことは本発明の非化学量論的組成物においては結晶
化が等モル組成物におけるよりはるかに速く達成され得
るという観察結果である。例えば等モル組成物(1:1
:40のCaO:Al2O3:SiO2比)における高
クリストバライト相を形成させるに要するか焼時間は1
100℃で約20〜24時間であり、一方1:2:40
のCaO:Al2O3:SiO2比の材料は1100℃
で3時間又は1050℃で7時間で結晶化する。本発明
の組成物は酸化アルミニウムに対して非等モル比のアル
カリ又はアルカリ土類酸化物(過剰の酸化アルミニウム
)を含むが、それらはX線回折により検出可能な不純物
を何等含まない安定化されたクリストバライトを形成す
る。この発見はPerotta等の以前教示したことと
矛盾しており、彼はアルミナに対して等モル比に近いア
ルカリ又はアルカリ土類酸化物は安定化されたクリスト
バライト相を形成させるために必要と教えている。
特性も化学量論的粉末又は石英のそれにまさる。特に重
要なことは本発明の非化学量論的組成物においては結晶
化が等モル組成物におけるよりはるかに速く達成され得
るという観察結果である。例えば等モル組成物(1:1
:40のCaO:Al2O3:SiO2比)における高
クリストバライト相を形成させるに要するか焼時間は1
100℃で約20〜24時間であり、一方1:2:40
のCaO:Al2O3:SiO2比の材料は1100℃
で3時間又は1050℃で7時間で結晶化する。本発明
の組成物は酸化アルミニウムに対して非等モル比のアル
カリ又はアルカリ土類酸化物(過剰の酸化アルミニウム
)を含むが、それらはX線回折により検出可能な不純物
を何等含まない安定化されたクリストバライトを形成す
る。この発見はPerotta等の以前教示したことと
矛盾しており、彼はアルミナに対して等モル比に近いア
ルカリ又はアルカリ土類酸化物は安定化されたクリスト
バライト相を形成させるために必要と教えている。
【0015】本発明の粉末における好ましい組成は使用
するアルカリ又はアルカリ土類酸化物の種類により変化
する。CaO−Al2O3−SiO2系においては、X
線粉末回折から高クリストバライトが大部分と見られる
物質はSiO2のモル濃度が約91〜96モル%の場合
に形成される。より多くのシリカを含む組成物は高及び
低クリストバライトの混合物を形成するが、一方少ない
シリカを含む組成物は通常無定形又は結晶不純物相例え
ば灰長石を含む。
するアルカリ又はアルカリ土類酸化物の種類により変化
する。CaO−Al2O3−SiO2系においては、X
線粉末回折から高クリストバライトが大部分と見られる
物質はSiO2のモル濃度が約91〜96モル%の場合
に形成される。より多くのシリカを含む組成物は高及び
低クリストバライトの混合物を形成するが、一方少ない
シリカを含む組成物は通常無定形又は結晶不純物相例え
ば灰長石を含む。
【0016】Al2O3のCaOに対するモル比も重要
である。この比率は少なくとも1であるべきであり、約
5まで変動させることができる。より大きい濃度のAl
2O3(より低濃度のCaO)は安定化されたクリスト
バライト相の結晶化を阻害し、一方より低濃度のAl2
O3(より大きい濃度のCaO)は大量の低クリストバ
ライト及び/又は不純物相の形成に至る。好ましい組成
は約92〜96モル%のSiO2を含み、Al2O3/
CaO比が約1.5〜2.5である。
である。この比率は少なくとも1であるべきであり、約
5まで変動させることができる。より大きい濃度のAl
2O3(より低濃度のCaO)は安定化されたクリスト
バライト相の結晶化を阻害し、一方より低濃度のAl2
O3(より大きい濃度のCaO)は大量の低クリストバ
ライト及び/又は不純物相の形成に至る。好ましい組成
は約92〜96モル%のSiO2を含み、Al2O3/
CaO比が約1.5〜2.5である。
【0017】SrO−Al2O3−SiO2とNa2O
−Al2O3−SiO2系はCaO−Al2O3−Si
O2系と同様な動作を示すが、わずかに異なる組成限界
を持つ。Na2O−Al2O3系は安定されたクリスト
バライトを形成させるためにCaOに基づく系よりわず
かに高いドーパント濃度を必要とする。より多くのシリ
カを含む組成物は高及び低クリストバライトの混合物を
形成するが、一方より少ないシリカを含む組成物は通常
無定形又は結晶不純物相を含む。Al2O3対Na2O
の比率は1〜3の間で変化させることができる。明記し
たより大きい濃度のAl2O3(より低濃度のNa2O
)は安定化されたクリストバライト相の結晶化を阻害す
るが、一方明記したより低濃度のAl2O3(より大き
い濃度のNa2O)は大量の低クリストバライト及び/
又は他の不純物相の形成に至る。好ましい組成物は約9
0〜92モル%のSiO2を含み、Al2O3/Na2
O比が約1.2〜2である。
−Al2O3−SiO2系はCaO−Al2O3−Si
O2系と同様な動作を示すが、わずかに異なる組成限界
を持つ。Na2O−Al2O3系は安定されたクリスト
バライトを形成させるためにCaOに基づく系よりわず
かに高いドーパント濃度を必要とする。より多くのシリ
カを含む組成物は高及び低クリストバライトの混合物を
形成するが、一方より少ないシリカを含む組成物は通常
無定形又は結晶不純物相を含む。Al2O3対Na2O
の比率は1〜3の間で変化させることができる。明記し
たより大きい濃度のAl2O3(より低濃度のNa2O
)は安定化されたクリストバライト相の結晶化を阻害す
るが、一方明記したより低濃度のAl2O3(より大き
い濃度のNa2O)は大量の低クリストバライト及び/
又は他の不純物相の形成に至る。好ましい組成物は約9
0〜92モル%のSiO2を含み、Al2O3/Na2
O比が約1.2〜2である。
【0018】SrOに基づく系は他の系と同様な組成の
一般的傾向を持つが、しかしながらこの系できわだって
安定化したクリストバライトを形成させる組成範囲は9
2〜96モル%のSiO2を含み、Al2O3/SrO
比が約1.2〜3である。通常はSrOに基づく系にお
いて明記した組成範囲で形成させる安定化されたクリス
トバライトは痕跡量のα−クリストバライトが混入する
傾向がある。この理由からNa2O−Al2O3−Si
O2とCaO−Al2O3−SiO2系の材料がSrO
−Al2O3−SiO2系の材料より好ましい。
一般的傾向を持つが、しかしながらこの系できわだって
安定化したクリストバライトを形成させる組成範囲は9
2〜96モル%のSiO2を含み、Al2O3/SrO
比が約1.2〜3である。通常はSrOに基づく系にお
いて明記した組成範囲で形成させる安定化されたクリス
トバライトは痕跡量のα−クリストバライトが混入する
傾向がある。この理由からNa2O−Al2O3−Si
O2とCaO−Al2O3−SiO2系の材料がSrO
−Al2O3−SiO2系の材料より好ましい。
【0019】明記したNa2O−Al2O3−SiO2
とCaO−Al2O3−SiO2組成物は低い誘電率、
比較的高いTCE(約8〜12ppm/℃)を持ち、そ
して驚くべきことに種々なガラスを組み合わせた焼結特
性であって、石英又は等モル比のアルカリもしくはアル
カリ土類酸化物とAl2O3とを含む安定化されたクリ
ストバライト組成物よりすぐれたそれを持つ安定化され
たクリストバライト材料を提供する。更に、ここに記述
する非化学量論的組成物の結晶化速度は前に開示した化
学量論的組成物のものより速い。非化学量論的な安定化
されたクリストバライトと多くの低Kガラスとで作る複
合体は電子パッケージング適用のためのすぐれた性質を
持つ。
とCaO−Al2O3−SiO2組成物は低い誘電率、
比較的高いTCE(約8〜12ppm/℃)を持ち、そ
して驚くべきことに種々なガラスを組み合わせた焼結特
性であって、石英又は等モル比のアルカリもしくはアル
カリ土類酸化物とAl2O3とを含む安定化されたクリ
ストバライト組成物よりすぐれたそれを持つ安定化され
たクリストバライト材料を提供する。更に、ここに記述
する非化学量論的組成物の結晶化速度は前に開示した化
学量論的組成物のものより速い。非化学量論的な安定化
されたクリストバライトと多くの低Kガラスとで作る複
合体は電子パッケージング適用のためのすぐれた性質を
持つ。
【0020】種々な電子デバイス用誘電体としての本発
明の結晶化組成物の主要な適用において、それらは一般
に厚膜ペースト又はグリーンテープとして適用し、いず
れもその後に焼成して固体粒子の稠密化を行う。そのよ
うな厚膜組成物は揮発性有機媒質に分散させた本発明の
組成物の微粉砕粒子からなり、前記有機媒質は不揮発性
溶剤に溶解させた有機ポリマーとポリマー有機バインダ
ーとからなる。グリーンテープ形態においては、本発明
の組成物の微粉砕粒子は800〜950℃の範囲で焼成
する際揮発性の固体有機ポリマーのマトリックスに分散
させる。
明の結晶化組成物の主要な適用において、それらは一般
に厚膜ペースト又はグリーンテープとして適用し、いず
れもその後に焼成して固体粒子の稠密化を行う。そのよ
うな厚膜組成物は揮発性有機媒質に分散させた本発明の
組成物の微粉砕粒子からなり、前記有機媒質は不揮発性
溶剤に溶解させた有機ポリマーとポリマー有機バインダ
ーとからなる。グリーンテープ形態においては、本発明
の組成物の微粉砕粒子は800〜950℃の範囲で焼成
する際揮発性の固体有機ポリマーのマトリックスに分散
させる。
【0021】種々な金属酸化物の前駆物質は金属酸化物
その物と同様に本発明組成物の製造に使用し得ることは
セラミック関係当業者に理解されるであろう。従って、
酸化焼成条件下で800〜950℃の範囲の温度で分解
して上述の金属酸化物を形成するカルボキシレート、オ
キザレート、ニトレート及び他の物質も酸化物と同様に
使用することができる。
その物と同様に本発明組成物の製造に使用し得ることは
セラミック関係当業者に理解されるであろう。従って、
酸化焼成条件下で800〜950℃の範囲の温度で分解
して上述の金属酸化物を形成するカルボキシレート、オ
キザレート、ニトレート及び他の物質も酸化物と同様に
使用することができる。
【0022】本発明の結晶組成物又は結晶材料製造用組
成の金属酸化物成分の粒子サイズはそれ自体は臨界的で
はない。通常粒子サイズは適用方法により選択される。 従って、組成物がスクリーン印刷により適用される場合
それは印刷用スクリーンを通過するように十分小さく、
又それらがグリーンテープとして適用される場合それら
はグリーンテープの厚さより大きくてはならない。1〜
15ミクロン程度の結晶及び金属酸化物粒子が好ましい
。
成の金属酸化物成分の粒子サイズはそれ自体は臨界的で
はない。通常粒子サイズは適用方法により選択される。 従って、組成物がスクリーン印刷により適用される場合
それは印刷用スクリーンを通過するように十分小さく、
又それらがグリーンテープとして適用される場合それら
はグリーンテープの厚さより大きくてはならない。1〜
15ミクロン程度の結晶及び金属酸化物粒子が好ましい
。
【0023】本発明の結晶材料中の酸化物はいずれも非
酸化的及び/又は還元的条件下で還元性でなく、そして
それらは酸化的雰囲気例えば空気のみならず中性及び還
元的雰囲気条件下で焼成することができる。
酸化的及び/又は還元的条件下で還元性でなく、そして
それらは酸化的雰囲気例えば空気のみならず中性及び還
元的雰囲気条件下で焼成することができる。
【0024】〔試験方法〕
A.誘電率と損失
セラミック試料を次の方法を用いて評価する。試料寸法
を0.0001cmまで測定可能なデジタルゲージで測
定する。代表的なセラミック試料は直径10mm、厚さ
約1mmの焼結ディスクからなる。銀電極を試料の全平
行表面に適用する。試料の縁部に電極材料の存在するの
を避けるように注意する。
を0.0001cmまで測定可能なデジタルゲージで測
定する。代表的なセラミック試料は直径10mm、厚さ
約1mmの焼結ディスクからなる。銀電極を試料の全平
行表面に適用する。試料の縁部に電極材料の存在するの
を避けるように注意する。
【0025】誘電率測定をSubramanian等(
Phys. Chem. Minerals、16巻、
741ページ、1989年)が記述した方法により、H
ewlett−Packard(P. O. Box
10301, Palo Alto, CA 9430
3−0890)の4274A及び4275A LCRブ
リッジ及び備品16034B(Test Tweeze
rs)を使用して平行板キャパシタンス法により実行す
る。
Phys. Chem. Minerals、16巻、
741ページ、1989年)が記述した方法により、H
ewlett−Packard(P. O. Box
10301, Palo Alto, CA 9430
3−0890)の4274A及び4275A LCRブ
リッジ及び備品16034B(Test Tweeze
rs)を使用して平行板キャパシタンス法により実行す
る。
【0026】縁部キャパシタンスを標準溶融シリカ、C
aF2及びSrF2に基づくデータから導かれる式(S
ubramanian等、1989年):Ce=( .
019 ln P/t− .043)P(式中、Pとt
はcmで表す試料の周囲の長さと厚さである)から算出
する。誘電率を計算するための実際のキャパシタンスは
見掛けの試料のキャパシタンスから算出した縁部キャパ
シタンスを差し引いて求める。
aF2及びSrF2に基づくデータから導かれる式(S
ubramanian等、1989年):Ce=( .
019 ln P/t− .043)P(式中、Pとt
はcmで表す試料の周囲の長さと厚さである)から算出
する。誘電率を計算するための実際のキャパシタンスは
見掛けの試料のキャパシタンスから算出した縁部キャパ
シタンスを差し引いて求める。
【0027】上述の方法を使用する誘電率測定の精度は
一連の標準溶融シリカの測定から求めた。これらの測定
で観察された値はシリカについては3.836± .0
5でこれに対してBussey等(IEEE Tran
s. on Instrumentation and
Measurement、IM−13巻、305〜3
11ページ、1964年)の値は3.862± .01
1であり、CaF2は6.814± .07でこれに対
してAndeen等(J. Appl. Phys,4
2巻、2216〜2219ページ、1971年)の値は
6.799±.0007であり、そしてSrF2は6.
463± .09でこれに対してAndeen等の値は
6.4655である。従って、0.05〜1.0cm2
の面積を持つ試料のKの測定における精度は0.5〜1
.5%である。最も大きな誤差は多分試料配置における
不規則性に関連するものであろう。Hewlett−P
ackardにより明確にされた誘電損失(tan d
)の誤差は± .0016〜 .0026であるが、実
際にはHP4274AとHP4275A LCAブリッ
ジに関連する誤差は± .0004に近い。これらのブ
リッジはドーピングしたアルカリ土類弗化物の誘電損失
を5〜20%の誤差を伴って .002の水準及び50
〜100%の誤差を伴って0.004〜0.0005の
水準で測定する。
一連の標準溶融シリカの測定から求めた。これらの測定
で観察された値はシリカについては3.836± .0
5でこれに対してBussey等(IEEE Tran
s. on Instrumentation and
Measurement、IM−13巻、305〜3
11ページ、1964年)の値は3.862± .01
1であり、CaF2は6.814± .07でこれに対
してAndeen等(J. Appl. Phys,4
2巻、2216〜2219ページ、1971年)の値は
6.799±.0007であり、そしてSrF2は6.
463± .09でこれに対してAndeen等の値は
6.4655である。従って、0.05〜1.0cm2
の面積を持つ試料のKの測定における精度は0.5〜1
.5%である。最も大きな誤差は多分試料配置における
不規則性に関連するものであろう。Hewlett−P
ackardにより明確にされた誘電損失(tan d
)の誤差は± .0016〜 .0026であるが、実
際にはHP4274AとHP4275A LCAブリッ
ジに関連する誤差は± .0004に近い。これらのブ
リッジはドーピングしたアルカリ土類弗化物の誘電損失
を5〜20%の誤差を伴って .002の水準及び50
〜100%の誤差を伴って0.004〜0.0005の
水準で測定する。
【0028】B.熱膨張挙動充填ガラス複合体の熱膨張
を標準の熱機械分析(TMA)装置を使用して評価した
。熱膨張係数(TCE)の値は約±0.5ppm/℃の
範囲内で正確である。この装置は約150〜270℃に
おけるα→β相転移に伴う大きく鋭敏な膨張により少量
のα−クリストバライト不純物を検出することができる
。 これは特にX線粉末回折により痕跡量のα−クリストバ
ライト不純物の存在を検出できない試料について有用で
あった。
を標準の熱機械分析(TMA)装置を使用して評価した
。熱膨張係数(TCE)の値は約±0.5ppm/℃の
範囲内で正確である。この装置は約150〜270℃に
おけるα→β相転移に伴う大きく鋭敏な膨張により少量
のα−クリストバライト不純物を検出することができる
。 これは特にX線粉末回折により痕跡量のα−クリストバ
ライト不純物の存在を検出できない試料について有用で
あった。
【0029】〔合成方法〕以下の実施例において試料は
本願と同時に出願した係属中の米国特許願第EL−02
75号に記述された方法により調製した。特に化学量論
的に適当なMeO硝酸塩水和物と硝酸アルミニウム水和
物の溶液を調製した。pHを2.5に調節し、この溶液
にシリカゾル(Du PontLudox AS−40
)を添加し、次いでpHを2に調節した。混合物を連続
撹拌槽中でNH4OH溶液と反応させてpH9のゾル又
はスラリーを生成させた。 このゾル又はスラリーを導入口温度320℃と排出口温
度180℃で30ml/分のフィード速度で噴霧乾燥し
て約80m2/gの表面積で6.9μmの平均粒子サイ
ズの球状粒子を形成させた。次いで得られた粒子を実施
例に記述のようにか焼した。
本願と同時に出願した係属中の米国特許願第EL−02
75号に記述された方法により調製した。特に化学量論
的に適当なMeO硝酸塩水和物と硝酸アルミニウム水和
物の溶液を調製した。pHを2.5に調節し、この溶液
にシリカゾル(Du PontLudox AS−40
)を添加し、次いでpHを2に調節した。混合物を連続
撹拌槽中でNH4OH溶液と反応させてpH9のゾル又
はスラリーを生成させた。 このゾル又はスラリーを導入口温度320℃と排出口温
度180℃で30ml/分のフィード速度で噴霧乾燥し
て約80m2/gの表面積で6.9μmの平均粒子サイ
ズの球状粒子を形成させた。次いで得られた粒子を実施
例に記述のようにか焼した。
【0030】〔単位〕次の実施例において、組成は特に
別記しない限りモル%で示す。
別記しない限りモル%で示す。
【0031】
【実施例】実施例1〜15(CaO−Al2O3−Si
O2系) CaO−Al2O3−SiO2系からの一連の15個の
試料を上述の方法で調製した。試料の組成はCaO−A
l2O3−SiO2三元状態図のSiO2リッチコーナ
ーにあり、そして90〜98%のSiO2、0〜10%
のAl2O3及び0〜5%のCaOを含む組成物を含む
。次いで試料を1100℃で24時間か焼した。試料が
この処理後十分に結晶化しない場合、乾燥粉末の新しい
試料を1225℃で24時間加熱した。これらの材料の
X線回折像で認められた相を表1に示す。次の略語を使
用した。 すなわち「β」は安定化されたクリストバライト構造、
「α」はα−クリストバライト、「am」は無定形相、
「an」は灰長石、及び「?」は未同定結晶不純物を表
す。括弧内の相は痕跡量のみ存在した。
O2系) CaO−Al2O3−SiO2系からの一連の15個の
試料を上述の方法で調製した。試料の組成はCaO−A
l2O3−SiO2三元状態図のSiO2リッチコーナ
ーにあり、そして90〜98%のSiO2、0〜10%
のAl2O3及び0〜5%のCaOを含む組成物を含む
。次いで試料を1100℃で24時間か焼した。試料が
この処理後十分に結晶化しない場合、乾燥粉末の新しい
試料を1225℃で24時間加熱した。これらの材料の
X線回折像で認められた相を表1に示す。次の略語を使
用した。 すなわち「β」は安定化されたクリストバライト構造、
「α」はα−クリストバライト、「am」は無定形相、
「an」は灰長石、及び「?」は未同定結晶不純物を表
す。括弧内の相は痕跡量のみ存在した。
【0032】
【表1】
【0033】これらの結果は、X線粉末回折像が高クリ
ストバライトのそれとほとんど同一である、すなわち高
クリストバライトの最強ピークの強度の約3%より大き
い強度を有する不純物回折ピークがない物質は次の組成
:90〜98モル%のSiO2、CaO/Al2O3=
0.2〜1.0(モル比)を有する物質であることを示
す。最も相純粋な安定化されたクリストバライト材料は
次の組成:92〜96モル%のSiO2、CaO/Al
2O3=0.4〜0.7(モル比)を有している。
ストバライトのそれとほとんど同一である、すなわち高
クリストバライトの最強ピークの強度の約3%より大き
い強度を有する不純物回折ピークがない物質は次の組成
:90〜98モル%のSiO2、CaO/Al2O3=
0.2〜1.0(モル比)を有する物質であることを示
す。最も相純粋な安定化されたクリストバライト材料は
次の組成:92〜96モル%のSiO2、CaO/Al
2O3=0.4〜0.7(モル比)を有している。
【0034】実施例16〜28(Na2O−Al2O3
−SiO2系) 上述の方法を使用し、Na2O−Al2O3−SiO2
三元状態図のSiO2リッチコーナーにあり、約85〜
98モル%のSiO2、0〜10モル%のAl2O3、
及び0〜10モル%のNa2Oの組成にわたる試料を合
成した。次いで試料を1100℃で24時間か焼した。 この処理の後十分に結晶化しない試料を1225℃で2
4時間処理した。これら材料のX線回折像に認められる
相を表2に示す。
−SiO2系) 上述の方法を使用し、Na2O−Al2O3−SiO2
三元状態図のSiO2リッチコーナーにあり、約85〜
98モル%のSiO2、0〜10モル%のAl2O3、
及び0〜10モル%のNa2Oの組成にわたる試料を合
成した。次いで試料を1100℃で24時間か焼した。 この処理の後十分に結晶化しない試料を1225℃で2
4時間処理した。これら材料のX線回折像に認められる
相を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】これらの結果は、X線粉末回折像が高クリ
ストバライトのそれとほとんど同一である、すなわち高
クリストバライトの最強ピークの強度の約3%より大き
い強度不純物回折ピークがない物質は次の組成:89〜
93モル%のSiO2、Na2O/Al2O3=0.5
〜1.0(モル比)を有する物質であることを示す。最
も相純粋な安定化されたクリストバライト材料は次の組
成:90〜92モル%のSiO2、Na2O/Al2O
3=0.5〜1.0(モル比)を有している。
ストバライトのそれとほとんど同一である、すなわち高
クリストバライトの最強ピークの強度の約3%より大き
い強度不純物回折ピークがない物質は次の組成:89〜
93モル%のSiO2、Na2O/Al2O3=0.5
〜1.0(モル比)を有する物質であることを示す。最
も相純粋な安定化されたクリストバライト材料は次の組
成:90〜92モル%のSiO2、Na2O/Al2O
3=0.5〜1.0(モル比)を有している。
【0037】実施例29〜34(SrO−Al2O3−
SiO2系) 上述の方法を使用し、SrO−Al2O3−SiO2三
元状態図のSiO2リッチコーナーにあり、約89〜9
8モル%のSiO2、0〜10モル%のAl2O3、及
び0〜5モル%のSrOの組成にわたる試料を合成した
。次いで試料を1100℃で24時間か焼した。この処
理の後十分に結晶化しない試料を1225℃で24時間
処理した。これら材料のX線回折像に認められる相を表
3に示す。
SiO2系) 上述の方法を使用し、SrO−Al2O3−SiO2三
元状態図のSiO2リッチコーナーにあり、約89〜9
8モル%のSiO2、0〜10モル%のAl2O3、及
び0〜5モル%のSrOの組成にわたる試料を合成した
。次いで試料を1100℃で24時間か焼した。この処
理の後十分に結晶化しない試料を1225℃で24時間
処理した。これら材料のX線回折像に認められる相を表
3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】これらの結果は、X線粉末回折像が高クリ
ストバライトのそれとほとんど同一である、すなわち高
クリストバライトの最強ピークの強度の約5%より大き
い強度の不純物回折ピークがない物質は次の組成:91
〜95モル%のSiO2、CaO/Al2O3=0.3
〜1(モル比)を有する物質である。真に相純粋な安定
化されたクリストバライト材料は上述の合成方法を使用
してこの系では形成されない。
ストバライトのそれとほとんど同一である、すなわち高
クリストバライトの最強ピークの強度の約5%より大き
い強度の不純物回折ピークがない物質は次の組成:91
〜95モル%のSiO2、CaO/Al2O3=0.3
〜1(モル比)を有する物質である。真に相純粋な安定
化されたクリストバライト材料は上述の合成方法を使用
してこの系では形成されない。
【0040】実施例35〜37(他のドーパントイオン
の効果) CaO、SrO及びNa2O以外のアルカリ及びアルカ
リ土類酸化物は室温におけるシリカの高クリストバライ
ト相のものと名目上同一の回折像を持つ材料を安定化さ
せる効果がないことを見出した。これはPerotta
等の以前の教示からは予期し得ないことであり、彼はL
i2Oを除く任意のアルカリ酸化物、又はBeOとMg
Oを除く任意のアルカリ土類酸化物をアルミナ及びシリ
カと正しい比率で組み合わせて使用して安定化された高
クリストバライトを得ることができると述べている。こ
れらの試料を前述の実施例と同じ方法でか焼した。
の効果) CaO、SrO及びNa2O以外のアルカリ及びアルカ
リ土類酸化物は室温におけるシリカの高クリストバライ
ト相のものと名目上同一の回折像を持つ材料を安定化さ
せる効果がないことを見出した。これはPerotta
等の以前の教示からは予期し得ないことであり、彼はL
i2Oを除く任意のアルカリ酸化物、又はBeOとMg
Oを除く任意のアルカリ土類酸化物をアルミナ及びシリ
カと正しい比率で組み合わせて使用して安定化された高
クリストバライトを得ることができると述べている。こ
れらの試料を前述の実施例と同じ方法でか焼した。
【0041】
【表4】
【0042】BaOを含む試料は結晶化して低クリスト
バライトと不純物相との混合物になった。K2O含有試
料は多少の不純物相を含む低クリストバライトを主とし
て形成するか、又は焼鈍処理を用いた後全く結晶化しな
かった。
バライトと不純物相との混合物になった。K2O含有試
料は多少の不純物相を含む低クリストバライトを主とし
て形成するか、又は焼鈍処理を用いた後全く結晶化しな
かった。
【0043】実施例38〜41(結晶化速度)結晶化速
度に対する組成の効果を研究するため実施例1に記述し
た方法を用いて更に別の4つの試料を調製した。予期し
ないことであったが、我々は過剰のアルミナ(アルカリ
又はアルカリ土類酸化物のアルミナに対する等モル比と
の関連で)を含有する材料は以前開示した化学量論的組
成の材料より著しく速い結晶化速度を持つことを見出し
た。下表に約2θ=21.6°におけるX線の最大の安
定化されたクリストバライトピークの強度から任意のア
モルファスバックグラウンドを差し引いた値(Ic)対
前記2θ値におけるアモルファスバックグラウンドのX
線強度(Iam)の比を1050℃で7時間焼鈍したC
aO−Al2O3−SiO2系における4つの試料につ
いて示す。Ic/Iam比は試料の結晶化の相対度のお
およその指標である。
度に対する組成の効果を研究するため実施例1に記述し
た方法を用いて更に別の4つの試料を調製した。予期し
ないことであったが、我々は過剰のアルミナ(アルカリ
又はアルカリ土類酸化物のアルミナに対する等モル比と
の関連で)を含有する材料は以前開示した化学量論的組
成の材料より著しく速い結晶化速度を持つことを見出し
た。下表に約2θ=21.6°におけるX線の最大の安
定化されたクリストバライトピークの強度から任意のア
モルファスバックグラウンドを差し引いた値(Ic)対
前記2θ値におけるアモルファスバックグラウンドのX
線強度(Iam)の比を1050℃で7時間焼鈍したC
aO−Al2O3−SiO2系における4つの試料につ
いて示す。Ic/Iam比は試料の結晶化の相対度のお
およその指標である。
【0044】
【表5】
【0045】過剰のアルミナを含む試料(実施例39〜
41)は明らかに化学量論的試料(実施例38)より速
やかに結晶化する。最も速い結晶化速度はCaO/Al
2O3モル比が約0.5の試料(実施例40)に見出さ
れる。結晶化速度と組成における同様な一般的傾向がこ
れらの実施例に使用した温度である1050℃より上及
び下の温度で認められる。与えられた温度におけるより
短い結晶化時間は過剰のアルミナを含む組成物において
安定化されたクリストバライト構造を形成させるために
必要であり、その合成は前に開示した化学量論的組成物
のそれより経済的である。
41)は明らかに化学量論的試料(実施例38)より速
やかに結晶化する。最も速い結晶化速度はCaO/Al
2O3モル比が約0.5の試料(実施例40)に見出さ
れる。結晶化速度と組成における同様な一般的傾向がこ
れらの実施例に使用した温度である1050℃より上及
び下の温度で認められる。与えられた温度におけるより
短い結晶化時間は過剰のアルミナを含む組成物において
安定化されたクリストバライト構造を形成させるために
必要であり、その合成は前に開示した化学量論的組成物
のそれより経済的である。
【0046】実施例42〜45(石英と安定化されたク
リストバライトとを含む充填ガラス複合体の誘電特性の
比較) 誘電体組成物を微粉砕無定形結晶性ガラス粒子及び/又
は無定形ボロシリケートガラス粒子及びシリカ充填剤(
石英又は安定化されたクリストバライトのいずれか)を
混合して調製した。ガラス粒子を、適当量のガラス成分
を混合し、混合物を加熱して均質な溶融物を形成させ、
得られるガラスを冷却したローラーを通過させて乾式急
冷し、次いでガラスフレークを乾式ミルで微粒子に粉砕
して作った。
リストバライトとを含む充填ガラス複合体の誘電特性の
比較) 誘電体組成物を微粉砕無定形結晶性ガラス粒子及び/又
は無定形ボロシリケートガラス粒子及びシリカ充填剤(
石英又は安定化されたクリストバライトのいずれか)を
混合して調製した。ガラス粒子を、適当量のガラス成分
を混合し、混合物を加熱して均質な溶融物を形成させ、
得られるガラスを冷却したローラーを通過させて乾式急
冷し、次いでガラスフレークを乾式ミルで微粒子に粉砕
して作った。
【0047】流延溶液を、ボールミル中で揮発性非水性
溶剤中のバインダー/可塑剤マトリックスに誘電体組成
物を分散させて調製した。Usalaにより米国特許第
4,613,648号に開示された種類のアクリルバイ
ンダー可塑剤マトリックスを使用した。特にバインダー
は62.3重量%のエチルメタクリレート、37.1重
量%のメチルメタクリレートからなるターポリマーの3
0重量%、50重量%の1,1,1−トリクロロエタン
、及び20重量%のメチルエチルケトンからなっていた
。ジオクチルフタレートが可塑剤であり、そしてバイン
ダー/可塑剤マトリックスは可塑剤に対して約4.5〜
5の重量比のバインダーからなっていた。溶剤は重量で
1,1,1−トリクロロエタン 70〜85%、塩化メ
チレン 2〜7%、メチルエチルケトン 4〜11%、
イソプロパノール 2〜6%、1,1,2−トリクロロ
−1,2,2−トリフルオロエタン 4〜10%を含ん
でいた。
溶剤中のバインダー/可塑剤マトリックスに誘電体組成
物を分散させて調製した。Usalaにより米国特許第
4,613,648号に開示された種類のアクリルバイ
ンダー可塑剤マトリックスを使用した。特にバインダー
は62.3重量%のエチルメタクリレート、37.1重
量%のメチルメタクリレートからなるターポリマーの3
0重量%、50重量%の1,1,1−トリクロロエタン
、及び20重量%のメチルエチルケトンからなっていた
。ジオクチルフタレートが可塑剤であり、そしてバイン
ダー/可塑剤マトリックスは可塑剤に対して約4.5〜
5の重量比のバインダーからなっていた。溶剤は重量で
1,1,1−トリクロロエタン 70〜85%、塩化メ
チレン 2〜7%、メチルエチルケトン 4〜11%、
イソプロパノール 2〜6%、1,1,2−トリクロロ
−1,2,2−トリフルオロエタン 4〜10%を含ん
でいた。
【0048】分散は6〜10時間の混合により達成され
た。溶液をシリコン被覆ポリエステルフィルム上に60
℃でキャストしてテープを形成させた。キャストされた
テープの厚さは4.1〜10ミルの間で変動した。試料
を3000psi、70℃で稼働させる狭いプレスダイ
を使用して基体配置中に8枚を一緒に20分間積層させ
て基体の形状に成型した。1インチ×1インチの積層部
品を空気中で5℃/分の速度で予備加熱し、450℃に
1時間保って有機バインダーを除いた。バインダーが焼
き尽くした後、部品を900℃で60分間焼成した。
た。溶液をシリコン被覆ポリエステルフィルム上に60
℃でキャストしてテープを形成させた。キャストされた
テープの厚さは4.1〜10ミルの間で変動した。試料
を3000psi、70℃で稼働させる狭いプレスダイ
を使用して基体配置中に8枚を一緒に20分間積層させ
て基体の形状に成型した。1インチ×1インチの積層部
品を空気中で5℃/分の速度で予備加熱し、450℃に
1時間保って有機バインダーを除いた。バインダーが焼
き尽くした後、部品を900℃で60分間焼成した。
【0049】誘電体部品をボロシリケートガラス(CG
W 7070、Corning Glass Work
s, Corning, New York)、コージ
ライトガラス(cordierite glass)、
及び石英又は安定化されたクリストバライトのいずれか
の混合物から二次加工した。実施例44としてここに開
示した組成物はシリコンの熱膨張係数とマッチする熱膨
張係数を持つように設計し、一方実施例42のそれはア
ルミナの熱膨張係数とマッチする熱膨張係数を持つよう
に設計した。これらの組成物の焼成済みテープの組成(
重量%固体に基づく)と誘電特性を表6に示す。
W 7070、Corning Glass Work
s, Corning, New York)、コージ
ライトガラス(cordierite glass)、
及び石英又は安定化されたクリストバライトのいずれか
の混合物から二次加工した。実施例44としてここに開
示した組成物はシリコンの熱膨張係数とマッチする熱膨
張係数を持つように設計し、一方実施例42のそれはア
ルミナの熱膨張係数とマッチする熱膨張係数を持つよう
に設計した。これらの組成物の焼成済みテープの組成(
重量%固体に基づく)と誘電特性を表6に示す。
【0050】
【表6】
【0051】石英で作ったテープの誘電特性は安定化さ
れたクリストバライトで作ったテープのものとは極めて
類似する。テープの他成分の既知の誘電特性及び密度か
ら安定化されたクリストバライトの誘電率は約4と推定
される。
れたクリストバライトで作ったテープのものとは極めて
類似する。テープの他成分の既知の誘電特性及び密度か
ら安定化されたクリストバライトの誘電率は約4と推定
される。
【0052】実施例46〜54(石英、化学量論的クリ
ストバライト、又は非化学量論的クリストバライトを含
む充填ガラス複合体の微小構造の比較)9つの更に別の
テープを、種々な量のボロシリケートガラス(CGW
7070)及び石英又は化学量論的な安定化されたクリ
ストバライト(実施例7に記述した組成の)又は非化学
量論的クリストバライト(実施例5に記述した組成の)
のいずれかを使用し、実施例42〜45に記述した調製
方法を用いて作った。これらのテープから作った焼成済
み8層積層部品の微小構造を走査型電子顕微鏡(SEM
)用として焼成済み部品の研磨した断面を調製して試験
した。これらの部品の組成を表7に示す。
ストバライト、又は非化学量論的クリストバライトを含
む充填ガラス複合体の微小構造の比較)9つの更に別の
テープを、種々な量のボロシリケートガラス(CGW
7070)及び石英又は化学量論的な安定化されたクリ
ストバライト(実施例7に記述した組成の)又は非化学
量論的クリストバライト(実施例5に記述した組成の)
のいずれかを使用し、実施例42〜45に記述した調製
方法を用いて作った。これらのテープから作った焼成済
み8層積層部品の微小構造を走査型電子顕微鏡(SEM
)用として焼成済み部品の研磨した断面を調製して試験
した。これらの部品の組成を表7に示す。
【0053】
【表7】
【0054】焼結済み密度はセラミック電子パッケージ
ングに使用する誘電体系の重要なパラメータである。稠
密な微小構造を持つ部品はより良好な絶縁特性を持ち、
機械的により強い傾向がある。通常充填ガラス複合体に
実際に使用することができる充填剤の添加は充填剤の湿
潤特性により限定される。充填剤の添加が増加すると部
品の気孔率も増加するが、これは処理の間ガラスがすべ
ての充填剤粒子の間を流れることができないからである
。しかしながら、焼成済みテープの微小構造のSEM写
真の比較は非化学量論的な安定化されたクリストバライ
トを含む部品は与えられた充填剤/ガラス比で石英又は
化学量論的な安定化されたクリストバライトを含む同等
の部品より著しく少ない気孔率を持っていた。化学量論
的な安定化されたクリストバライトを含む部品は石英を
含むそれよりわずかに少ない気孔率を示す。充填ガラス
複合体の焼成済み密度の差異は石英又は化学量論的な安
定化されたクリストバライトの湿潤特性にまさる非化学
量論的な安定化されたクリストバライト材料のすぐれた
湿潤特性によるものである。
ングに使用する誘電体系の重要なパラメータである。稠
密な微小構造を持つ部品はより良好な絶縁特性を持ち、
機械的により強い傾向がある。通常充填ガラス複合体に
実際に使用することができる充填剤の添加は充填剤の湿
潤特性により限定される。充填剤の添加が増加すると部
品の気孔率も増加するが、これは処理の間ガラスがすべ
ての充填剤粒子の間を流れることができないからである
。しかしながら、焼成済みテープの微小構造のSEM写
真の比較は非化学量論的な安定化されたクリストバライ
トを含む部品は与えられた充填剤/ガラス比で石英又は
化学量論的な安定化されたクリストバライトを含む同等
の部品より著しく少ない気孔率を持っていた。化学量論
的な安定化されたクリストバライトを含む部品は石英を
含むそれよりわずかに少ない気孔率を示す。充填ガラス
複合体の焼成済み密度の差異は石英又は化学量論的な安
定化されたクリストバライトの湿潤特性にまさる非化学
量論的な安定化されたクリストバライト材料のすぐれた
湿潤特性によるものである。
【0055】実施例55と56(化学量論的及び非化学
量論的な安定化されたクリストバライトの熱膨張特性の
比較) 非化学量論的な安定化されたクリストバライトの前に開
示した化学量論的材料と比較した場合のすぐれた熱膨張
特性と相純粋性を例証するため、実施例42〜45に記
述した方法を使用して別の2つのテープを作った。多層
電子パッケージング系の機械的保全性と材料相溶性はし
ばしば種々な相間の熱膨張マッチングにより制御される
。従って、誘電体層が円滑な熱膨張動作を持つことが極
めて重要であり、さもないと、これらの層と他の層例え
ばアルミナ基体又はシリコンチップとの間の亀裂と離層
が回路製作の間に起こることがある。驚くべきことに、
非化学量論的な安定化されたクリストバライト(過剰の
アルミナを含有する)の膨張特性が前に開示した化学量
論的組成物のそれより相当に直線的であることを見出し
た。これは2つの材料で作ったガラス複合体テープの熱
膨張を分析することにより例示することができ、表8に
示す。
量論的な安定化されたクリストバライトの熱膨張特性の
比較) 非化学量論的な安定化されたクリストバライトの前に開
示した化学量論的材料と比較した場合のすぐれた熱膨張
特性と相純粋性を例証するため、実施例42〜45に記
述した方法を使用して別の2つのテープを作った。多層
電子パッケージング系の機械的保全性と材料相溶性はし
ばしば種々な相間の熱膨張マッチングにより制御される
。従って、誘電体層が円滑な熱膨張動作を持つことが極
めて重要であり、さもないと、これらの層と他の層例え
ばアルミナ基体又はシリコンチップとの間の亀裂と離層
が回路製作の間に起こることがある。驚くべきことに、
非化学量論的な安定化されたクリストバライト(過剰の
アルミナを含有する)の膨張特性が前に開示した化学量
論的組成物のそれより相当に直線的であることを見出し
た。これは2つの材料で作ったガラス複合体テープの熱
膨張を分析することにより例示することができ、表8に
示す。
【0056】
【表8】
【0057】非化学量論的な安定化されたクリストバラ
イトで作ったテープは検討した温度範囲25〜600℃
で明らかに変動することのない熱膨張係数を持つ。テー
プの他成分の既知のTCEと密度から非化学量論的な安
定化されたクリストバライトのTCEは約10〜12p
pm/℃と推定される。一方化学量論的な安定化された
クリストバライトで作ったテープは低温においてそれが
高温で示すよりはるかに高いTCEを持つ。低温におけ
るより高いTCEはおそらくこれらの試料に存在する痕
跡量のX線回折で検出されない低クリストバライトによ
るのであろう。低クリストバライトは比較的高いTCE
を持ち、低クリストバライトの正確な組成と熱履歴によ
り約150〜270℃の間で変動し得る温度で高クリス
トバライトへの相転移を受ける。この相転移には大きな
体積膨張が伴う。一旦すべての低クリストバライトが高
クリストバライトに転換されると(約200℃より高い
温度で)、非化学量論的及び化学量論的試料のTCEは
本質的に同じである。従って組成物への過剰のアルミナ
の添加は前に開示した化学量論的組成物より少ないα−
クリストバライトを持つ試料が得られ、関心のあるすべ
ての温度範囲を越える線形の熱膨張挙動を持つ複合体部
品になる。
イトで作ったテープは検討した温度範囲25〜600℃
で明らかに変動することのない熱膨張係数を持つ。テー
プの他成分の既知のTCEと密度から非化学量論的な安
定化されたクリストバライトのTCEは約10〜12p
pm/℃と推定される。一方化学量論的な安定化された
クリストバライトで作ったテープは低温においてそれが
高温で示すよりはるかに高いTCEを持つ。低温におけ
るより高いTCEはおそらくこれらの試料に存在する痕
跡量のX線回折で検出されない低クリストバライトによ
るのであろう。低クリストバライトは比較的高いTCE
を持ち、低クリストバライトの正確な組成と熱履歴によ
り約150〜270℃の間で変動し得る温度で高クリス
トバライトへの相転移を受ける。この相転移には大きな
体積膨張が伴う。一旦すべての低クリストバライトが高
クリストバライトに転換されると(約200℃より高い
温度で)、非化学量論的及び化学量論的試料のTCEは
本質的に同じである。従って組成物への過剰のアルミナ
の添加は前に開示した化学量論的組成物より少ないα−
クリストバライトを持つ試料が得られ、関心のあるすべ
ての温度範囲を越える線形の熱膨張挙動を持つ複合体部
品になる。
【0058】実施例57〜62(石英と化学的に安定化
させたクリストバライトの溶解特性の比較)ガラス複合
体適用のための充填剤の選択における考慮すべき一つの
重要な事は使用する焼成条件下の充填剤の安定性である
。充填剤の溶解を含む化学反応は組成物を焼成するとき
に起こることがある。多重焼成がしばしば多層パッケー
ジを堆積するために必要であるから、複合体系の特性が
処理の間高度に望ましくない状態に変化することがある
。ボロシリケートガラス(Corning 7070)
の存在下における石英と化学的に安定化させたクリスト
バライトの相対的安定性を多層電子パッケージの加工に
使用される代表的温度である950℃で試験した。 50重量%のCorning 7070ガラスと50重
量%の石英又は化学的に安定化させたクリストバライト
を含むペレットをボールミルにより混合した粉末を圧縮
して製作した。これらの粉末を950℃で表示した時間
焼成し、次いで粉砕してX線回折による分析に用いた。 これらの実験の結果を表9に要約する。表示した各結晶
相の回折像における最強のピークのX線強度で相を表示
する。各回折パターンもCorning 7070ガラ
スの存在による著しい無定形バックグラウンドを持つ。 括弧の中に示す相は痕跡量でのみ存在した。
させたクリストバライトの溶解特性の比較)ガラス複合
体適用のための充填剤の選択における考慮すべき一つの
重要な事は使用する焼成条件下の充填剤の安定性である
。充填剤の溶解を含む化学反応は組成物を焼成するとき
に起こることがある。多重焼成がしばしば多層パッケー
ジを堆積するために必要であるから、複合体系の特性が
処理の間高度に望ましくない状態に変化することがある
。ボロシリケートガラス(Corning 7070)
の存在下における石英と化学的に安定化させたクリスト
バライトの相対的安定性を多層電子パッケージの加工に
使用される代表的温度である950℃で試験した。 50重量%のCorning 7070ガラスと50重
量%の石英又は化学的に安定化させたクリストバライト
を含むペレットをボールミルにより混合した粉末を圧縮
して製作した。これらの粉末を950℃で表示した時間
焼成し、次いで粉砕してX線回折による分析に用いた。 これらの実験の結果を表9に要約する。表示した各結晶
相の回折像における最強のピークのX線強度で相を表示
する。各回折パターンもCorning 7070ガラ
スの存在による著しい無定形バックグラウンドを持つ。 括弧の中に示す相は痕跡量でのみ存在した。
【0059】
【表9】
【0060】石英を用いて調製したペレットに存在する
相は焼成時間と共に劇的に変化する。明らかに、石英は
Corning 7070ガラスの存在下で950℃で
焼成する間にゆっくり反応してα−クリストバライトを
形成する。多少の石英はガラス相に溶解することもでき
るが、X線回折からその溶解量を定量的に測定すること
はできない。石英は864°でシリカのトリジマイト相
に転移することが報告されており、石英が950℃で不
安定なことは驚くことではない。しかしながら、トリジ
マイトよりむしろクリストバライトが反応生成物である
ことはやや驚くべきことである。
相は焼成時間と共に劇的に変化する。明らかに、石英は
Corning 7070ガラスの存在下で950℃で
焼成する間にゆっくり反応してα−クリストバライトを
形成する。多少の石英はガラス相に溶解することもでき
るが、X線回折からその溶解量を定量的に測定すること
はできない。石英は864°でシリカのトリジマイト相
に転移することが報告されており、石英が950℃で不
安定なことは驚くことではない。しかしながら、トリジ
マイトよりむしろクリストバライトが反応生成物である
ことはやや驚くべきことである。
【0061】化学的に安定化されたクリストバライトを
含むペレットは950℃での焼成を長くする場合はるか
に安定である。950℃で任意の多層パッケージを作る
に必要な累積時間よりはるかに長い時間である66時間
後において、ペレットのX線回折パターンにおける唯一
の変化は痕跡量の低クリストバライトの出現である。石
英は低クリストバライトを形成するように反応するから
クリストバライトはこれらの焼成の条件下でシリカの安
定形態であると思われる。化学的に安定化されたクリス
トバライトは石英よりすぐれた化学的安定性を持つから
、高温(>800℃)処理工程を使用するガラス複合体
適用のためのよりよい充填剤である。
含むペレットは950℃での焼成を長くする場合はるか
に安定である。950℃で任意の多層パッケージを作る
に必要な累積時間よりはるかに長い時間である66時間
後において、ペレットのX線回折パターンにおける唯一
の変化は痕跡量の低クリストバライトの出現である。石
英は低クリストバライトを形成するように反応するから
クリストバライトはこれらの焼成の条件下でシリカの安
定形態であると思われる。化学的に安定化されたクリス
トバライトは石英よりすぐれた化学的安定性を持つから
、高温(>800℃)処理工程を使用するガラス複合体
適用のためのよりよい充填剤である。
Claims (6)
- 【請求項1】 本質的にモル%で90〜98%のSi
O2、2〜12%のAl2O3及び0.5〜8%の金属
酸化物(MexO)からなるシリカの高クリストバライ
ト形態と本質的に同じX線回折像を有する結晶組成物で
あって、前記MexOがNa、Ca、Sr及びそれらの
混合物から選ばれ、前記組成物中MeO対Al2O3の
比率が0.2〜0.9である結晶組成物。 - 【請求項2】 91〜96%のSiO2を含み、Me
がCaであり、そしてCaO対Al2O3の比率が0.
4〜0.7である請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 90〜92%のSiO2を含み、Me
がNaであり、そしてNa2O対Al2O3の比率が0
.5〜0.8である請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 92〜96%のSiO2を含み、Me
がSrであり、そしてSrO対Al2O3の比率が0.
3〜0.8である請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 揮発性有機媒質中に分散させた請求項
1記載の組成物の微粉砕粒子を含有するスクリーン印刷
可能な厚膜組成物。 - 【請求項6】 固体揮発性有機ポリマーのマトリック
ス中に分散させた請求項1記載の組成物の微粉砕粒子の
膜からなるグリーンテープ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/606,079 US5096857A (en) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | Chemically stabilized cristobalite |
| US606079 | 1990-10-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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