JPH04292593A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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- JPH04292593A JPH04292593A JP5493891A JP5493891A JPH04292593A JP H04292593 A JPH04292593 A JP H04292593A JP 5493891 A JP5493891 A JP 5493891A JP 5493891 A JP5493891 A JP 5493891A JP H04292593 A JPH04292593 A JP H04292593A
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Links
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 11
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- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 abstract description 2
- 241000276420 Lophius piscatorius Species 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型圧縮機(以
下、単に圧縮機という。)に関し、詳しくは固定スクロ
ールの固定渦巻体及び可動スクロールの可動渦巻体の改
良に関する。
下、単に圧縮機という。)に関し、詳しくは固定スクロ
ールの固定渦巻体及び可動スクロールの可動渦巻体の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に一般的な圧縮機の断面図を示す
。この圧縮機は、ハウジング1内に固定された固定スク
ロール2と、ハウジング1内で公転自在に支承された可
動スクロール3とを有するものである。固定スクロール
2は、固定側板21と、この固定側板21の一面に一体
的に形成された固定渦巻体22とからなる。可動スクロ
ール3は、可動側板31と、この可動側板31の一面に
一体的に形成され、かつ固定渦巻体22と互いにπ(r
ad)位相をずらして噛合する可動渦巻体32とからな
る。一般的な圧縮機における固定渦巻体22及び可動渦
巻体32の内外壁は、いずれも常時互いに接触すべくイ
ンボリュート曲線により形成され、始端部から終端部ま
で一定の壁厚とされている。
。この圧縮機は、ハウジング1内に固定された固定スク
ロール2と、ハウジング1内で公転自在に支承された可
動スクロール3とを有するものである。固定スクロール
2は、固定側板21と、この固定側板21の一面に一体
的に形成された固定渦巻体22とからなる。可動スクロ
ール3は、可動側板31と、この可動側板31の一面に
一体的に形成され、かつ固定渦巻体22と互いにπ(r
ad)位相をずらして噛合する可動渦巻体32とからな
る。一般的な圧縮機における固定渦巻体22及び可動渦
巻体32の内外壁は、いずれも常時互いに接触すべくイ
ンボリュート曲線により形成され、始端部から終端部ま
で一定の壁厚とされている。
【0003】この圧縮機では、駆動軸4の回転が偏心ブ
ッシュ7及び自転防止機構8を介して可動スクロール3
の公転運動とされ、この可動スクロール3の公転運動に
より固定スクロール2との間に形成される複数の圧縮室
5が順次容積を縮小させながら中心方向へ移動し、しか
る後固定側板21に設けられた吐出口61から吐出室6
へ圧縮流体を吐出する。
ッシュ7及び自転防止機構8を介して可動スクロール3
の公転運動とされ、この可動スクロール3の公転運動に
より固定スクロール2との間に形成される複数の圧縮室
5が順次容積を縮小させながら中心方向へ移動し、しか
る後固定側板21に設けられた吐出口61から吐出室6
へ圧縮流体を吐出する。
【0004】ところで、圧縮機の軽量化を図る方法とし
ては壁厚の薄化がある。特開昭60−98186号公報
では、このような観点から可動渦巻体32の壁厚を終端
部に向かうにつれて徐々に薄くした圧縮機を開示してい
る。この圧縮機では、所定径の基礎円により形成される
インボリュート曲線で可動渦巻体32の外壁曲線を形成
し、この基礎円より小径の基礎円により形成されるイン
ボリュート曲線で可動渦巻体32の内壁曲線を形成する
ことにより、可動渦巻体32の壁厚を終端部まで薄くし
ている。
ては壁厚の薄化がある。特開昭60−98186号公報
では、このような観点から可動渦巻体32の壁厚を終端
部に向かうにつれて徐々に薄くした圧縮機を開示してい
る。この圧縮機では、所定径の基礎円により形成される
インボリュート曲線で可動渦巻体32の外壁曲線を形成
し、この基礎円より小径の基礎円により形成されるイン
ボリュート曲線で可動渦巻体32の内壁曲線を形成する
ことにより、可動渦巻体32の壁厚を終端部まで薄くし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の圧縮機では、両スクロール2、3における固定及び可
動渦巻体22、32の内外壁が従来と同様にインボリュ
ート曲線により形成されているため、所定の圧縮効率を
確保すべく所定長さの固定及び可動渦巻体22、32を
得んとすれば、固定及び可動渦巻体22、32の各終端
部が圧縮機の中心から一定の位置に存在することとなり
、圧縮機の小型化に繋がる縮径化を図ることができない
。
の圧縮機では、両スクロール2、3における固定及び可
動渦巻体22、32の内外壁が従来と同様にインボリュ
ート曲線により形成されているため、所定の圧縮効率を
確保すべく所定長さの固定及び可動渦巻体22、32を
得んとすれば、固定及び可動渦巻体22、32の各終端
部が圧縮機の中心から一定の位置に存在することとなり
、圧縮機の小型化に繋がる縮径化を図ることができない
。
【0006】そして、この圧縮機では、両スクロール2
、3が互いに接触を維持する必要性から、可動渦巻体3
2の壁厚の減少と固定渦巻体22の壁厚の増大とが互い
に補償し合っている。また、この圧縮機は、開示された
内容では始端部について何ら考慮されておらず、インボ
リュート曲線の始点同士を単純に滑らかに接続すること
により始端部を形成している。このため、両スクロール
2、3の始端部が不十分な壁厚であれば、始端部は吐出
直前の流体を密封して最も大きな圧力下に置かれるため
、その始端部に破損を生じるおそれもあり、耐久性に課
題を有することとなる。かといって、両スクロール2、
3の始端部を強度維持の観点から必要不可欠な壁厚とす
れば、可動渦巻体32は終端部側へ向かうにつれて薄壁
化されるが、可動渦巻体32の壁厚の減少の分だけ固定
渦巻体22の壁厚が増大するため、固定渦巻体22は同
様に必要不可欠な壁厚の始端部から終端部側へ向かうに
つれて可動渦巻体32の外壁と噛合する範囲では過剰に
厚い壁厚とされ、圧縮機全体で軽量化を実現することが
困難となる。
、3が互いに接触を維持する必要性から、可動渦巻体3
2の壁厚の減少と固定渦巻体22の壁厚の増大とが互い
に補償し合っている。また、この圧縮機は、開示された
内容では始端部について何ら考慮されておらず、インボ
リュート曲線の始点同士を単純に滑らかに接続すること
により始端部を形成している。このため、両スクロール
2、3の始端部が不十分な壁厚であれば、始端部は吐出
直前の流体を密封して最も大きな圧力下に置かれるため
、その始端部に破損を生じるおそれもあり、耐久性に課
題を有することとなる。かといって、両スクロール2、
3の始端部を強度維持の観点から必要不可欠な壁厚とす
れば、可動渦巻体32は終端部側へ向かうにつれて薄壁
化されるが、可動渦巻体32の壁厚の減少の分だけ固定
渦巻体22の壁厚が増大するため、固定渦巻体22は同
様に必要不可欠な壁厚の始端部から終端部側へ向かうに
つれて可動渦巻体32の外壁と噛合する範囲では過剰に
厚い壁厚とされ、圧縮機全体で軽量化を実現することが
困難となる。
【0007】本発明は、圧縮機全体の小型化を図るとと
もに、耐久性の観点から始端部の強度を確保しつつ軽量
化をも実現することを解決すべき課題とする。
もに、耐久性の観点から始端部の強度を確保しつつ軽量
化をも実現することを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮機は、上記
課題を解決するため、インボリュート曲線上の伸開角位
置から伸開線の方向へ伸開角の増大に応じて減じた位置
の曲線を前記固定及び可動スクロールの外壁曲線とし、
該外壁曲線上の伸開角位置における法線方向又はこれに
近似する方向へ前記可動スクロールの公転半径分だけ該
伸開角位置を移動して移動伸開角位置をとり、該移動伸
開角位置の曲線を前記インボリュート曲線の基礎円の中
心点の点対称位置に移した点対称曲線を前記固定及び可
動スクロールの内壁曲線とし、かつ前記外壁曲線上にお
ける始点側のある伸開角位置には、該伸開角位置よりも
始点側に離れて位置する該外壁曲線の一部を設け、該伸
開角位置における法線方向又はこれに近似する方向へ公
転半径分だけ前記伸開角位置を移動して移動伸開角位置
をとり、該移動伸開角位置を前記基礎円の中心点の点対
称位置に移した前記内壁曲線上の点対称位置には、該点
対称位置よりも始点側に離れて位置する該内壁曲線の一
部を設け、該外壁曲線の一部及び該内壁曲線の一部を含
んで接続することにより前記固定及び可動スクロールの
始端部を構成するという新規な手段を採用している。
課題を解決するため、インボリュート曲線上の伸開角位
置から伸開線の方向へ伸開角の増大に応じて減じた位置
の曲線を前記固定及び可動スクロールの外壁曲線とし、
該外壁曲線上の伸開角位置における法線方向又はこれに
近似する方向へ前記可動スクロールの公転半径分だけ該
伸開角位置を移動して移動伸開角位置をとり、該移動伸
開角位置の曲線を前記インボリュート曲線の基礎円の中
心点の点対称位置に移した点対称曲線を前記固定及び可
動スクロールの内壁曲線とし、かつ前記外壁曲線上にお
ける始点側のある伸開角位置には、該伸開角位置よりも
始点側に離れて位置する該外壁曲線の一部を設け、該伸
開角位置における法線方向又はこれに近似する方向へ公
転半径分だけ前記伸開角位置を移動して移動伸開角位置
をとり、該移動伸開角位置を前記基礎円の中心点の点対
称位置に移した前記内壁曲線上の点対称位置には、該点
対称位置よりも始点側に離れて位置する該内壁曲線の一
部を設け、該外壁曲線の一部及び該内壁曲線の一部を含
んで接続することにより前記固定及び可動スクロールの
始端部を構成するという新規な手段を採用している。
【0009】なお、本発明の圧縮機では、外壁曲線に基
づいて内壁曲線を形成する場合には法線方向又はこれに
近似する方向を外側に向けてとり、内壁曲線に基づいて
外壁曲線を形成する場合には法線方向又はこれに近似す
る方向を内側に向けてとればよい。
づいて内壁曲線を形成する場合には法線方向又はこれに
近似する方向を外側に向けてとり、内壁曲線に基づいて
外壁曲線を形成する場合には法線方向又はこれに近似す
る方向を内側に向けてとればよい。
【0010】
【作用】幾何学上、同一の基礎円で所定の位相角離れた
二つの始点より二つのインボリュート曲線を描く場合、
一のインボリュート曲線と他の一のインボリュート曲線
との離間距離(壁厚)を設定せんとすれば、位相角と離
間距離とが一定の関係をもつため、必要な離間距離から
位相角を算出して各インボリュート曲線を描くこととな
る。しかし、各インボリュート曲線には、例えば外側の
インボリュート曲線の任意の伸開角位置をその伸開角位
置における法線方向へ所定の離間距離分だけ移動して移
動伸開角位置をとり、この移動伸開角位置の曲線を外側
のインボリュート曲線の基礎円の中心点の点対称位置に
移せば、その移した点対称位置が描く曲線が内側のイン
ボリュート曲線となる関係がある。本発明の圧縮機では
、この点に着目し、外壁曲線をインボリュート曲線から
伸開角の増大に応じて減じて形成し、この外壁曲線から
可動スクロールの公転半径分の移動・点対称操作を経て
内壁曲線を形成している。なお、このとき、法線方向へ
の移動の他にこれに近似する方向への移動をも許容して
いるのは、こうした場合であっても実質的に固定及び可
動渦巻体の接触は維持できるからである。
二つの始点より二つのインボリュート曲線を描く場合、
一のインボリュート曲線と他の一のインボリュート曲線
との離間距離(壁厚)を設定せんとすれば、位相角と離
間距離とが一定の関係をもつため、必要な離間距離から
位相角を算出して各インボリュート曲線を描くこととな
る。しかし、各インボリュート曲線には、例えば外側の
インボリュート曲線の任意の伸開角位置をその伸開角位
置における法線方向へ所定の離間距離分だけ移動して移
動伸開角位置をとり、この移動伸開角位置の曲線を外側
のインボリュート曲線の基礎円の中心点の点対称位置に
移せば、その移した点対称位置が描く曲線が内側のイン
ボリュート曲線となる関係がある。本発明の圧縮機では
、この点に着目し、外壁曲線をインボリュート曲線から
伸開角の増大に応じて減じて形成し、この外壁曲線から
可動スクロールの公転半径分の移動・点対称操作を経て
内壁曲線を形成している。なお、このとき、法線方向へ
の移動の他にこれに近似する方向への移動をも許容して
いるのは、こうした場合であっても実質的に固定及び可
動渦巻体の接触は維持できるからである。
【0011】このため、本発明の圧縮機では、固定及び
可動渦巻体において、外壁曲線が伸開角の増大につれて
外側のインボリュート曲線から内側へ徐々に離れ、内壁
曲線も伸開角の増大につれて内側のインボリュート曲線
から内側へ徐々に離れ、各終端部が従来の圧縮機と比較
して中心側に近づくので、縮径により小型化が図られる
。なお、このように内外壁を形成しても、外壁に基づい
て内壁又は内壁に基づいて外壁が形成されるため、内外
壁の接触は維持され、所定長さの固定及び可動渦巻体が
一定の圧縮効率を維持する。また、固定及び可動渦巻体
ともに、外壁曲線と内壁曲線とを外壁曲線の一部及び内
壁曲線の一部を含んで接続することにより従来の圧縮機
の始端部より厚い壁厚の始端部とされ、始端部で充分な
強度を維持する。そして、内壁曲線が内側のインボリュ
ート曲線から離れる程度は、伸開角の差により、外壁曲
線が外側のインボリュート曲線から離れる程度より小さ
くなるため、固定及び可動渦巻体は、充分な強度の始端
部から終端部へ向かうほど壁厚が薄くされ、圧縮機全体
で軽量化される。
可動渦巻体において、外壁曲線が伸開角の増大につれて
外側のインボリュート曲線から内側へ徐々に離れ、内壁
曲線も伸開角の増大につれて内側のインボリュート曲線
から内側へ徐々に離れ、各終端部が従来の圧縮機と比較
して中心側に近づくので、縮径により小型化が図られる
。なお、このように内外壁を形成しても、外壁に基づい
て内壁又は内壁に基づいて外壁が形成されるため、内外
壁の接触は維持され、所定長さの固定及び可動渦巻体が
一定の圧縮効率を維持する。また、固定及び可動渦巻体
ともに、外壁曲線と内壁曲線とを外壁曲線の一部及び内
壁曲線の一部を含んで接続することにより従来の圧縮機
の始端部より厚い壁厚の始端部とされ、始端部で充分な
強度を維持する。そして、内壁曲線が内側のインボリュ
ート曲線から離れる程度は、伸開角の差により、外壁曲
線が外側のインボリュート曲線から離れる程度より小さ
くなるため、固定及び可動渦巻体は、充分な強度の始端
部から終端部へ向かうほど壁厚が薄くされ、圧縮機全体
で軽量化される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。この圧縮機は、図1〜図7に示すよ
うに、固定スクロール2の固定渦巻体22及び可動スク
ロール3の可動渦巻体32の形状を除いて前記図10の
ものと同一であるため、以下、同一の構成及び作用につ
いては詳述を省略する。 (1)まず、幾何学上のインボリュート曲線の特質につ
いて検討する。
照しつつ説明する。この圧縮機は、図1〜図7に示すよ
うに、固定スクロール2の固定渦巻体22及び可動スク
ロール3の可動渦巻体32の形状を除いて前記図10の
ものと同一であるため、以下、同一の構成及び作用につ
いては詳述を省略する。 (1)まず、幾何学上のインボリュート曲線の特質につ
いて検討する。
【0013】図8において、インボリュート曲線I1
は、x−y座標の原点OS (0,0)を中心とする半
径Aの基礎円CS 上にx軸との交点P11(A,0)
をとり、この交点P11を始点として創成される。ここ
で、伸開角θ(rad)における基礎円CS 上の点を
Q0 とし、その伸開角θのインボリュート曲線I1
上の点をP12(x,y)とすれば、AθがQ0 P1
2間の距離であるから、インボリュート曲線I1 は三
平方の定理より次の関係をもつ。
は、x−y座標の原点OS (0,0)を中心とする半
径Aの基礎円CS 上にx軸との交点P11(A,0)
をとり、この交点P11を始点として創成される。ここ
で、伸開角θ(rad)における基礎円CS 上の点を
Q0 とし、その伸開角θのインボリュート曲線I1
上の点をP12(x,y)とすれば、AθがQ0 P1
2間の距離であるから、インボリュート曲線I1 は三
平方の定理より次の関係をもつ。
【0014】
x2 +y2 =A2 +A2 θ2
……
式(1)次に、基礎円CS 上の点Q0 における接線
(伸開線)をl1 とし、インボリュート曲線I1 上
の点P12における接線をl2 とし、接線l2 にお
ける外側への法線をl3 とする。そして、点P12を
法線l3 方向へ所定の離間距離tだけ移動した点P2
2の座標を(X、Y)とすれば、伸開角θの変化により
点P22が曲線I2 を形成する。ここで、法線l3
方向の離間距離tのx成分をa、y成分をbとすると、
tは次式のように表される。
……
式(1)次に、基礎円CS 上の点Q0 における接線
(伸開線)をl1 とし、インボリュート曲線I1 上
の点P12における接線をl2 とし、接線l2 にお
ける外側への法線をl3 とする。そして、点P12を
法線l3 方向へ所定の離間距離tだけ移動した点P2
2の座標を(X、Y)とすれば、伸開角θの変化により
点P22が曲線I2 を形成する。ここで、法線l3
方向の離間距離tのx成分をa、y成分をbとすると、
tは次式のように表される。
【0015】
t2 =a2 +b2
……式(2)また、Xとx、Yとyは次の関係をもつ
。 X−x=a Y−y=b
……式(3)よって、式(2)に式(3)を代入すれ
ば、t2 =(X−x)2 +(Y−y)2 これを整
理すると、 X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
+2(xa+yb) ……式(4)ところで、x
及びyは次の関係をもつ。
……式(2)また、Xとx、Yとyは次の関係をもつ
。 X−x=a Y−y=b
……式(3)よって、式(2)に式(3)を代入すれ
ば、t2 =(X−x)2 +(Y−y)2 これを整
理すると、 X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
+2(xa+yb) ……式(4)ところで、x
及びyは次の関係をもつ。
【0016】
x=Acosθ+Aθsinθ
y=−Aθcosθ+Asinθ
……式(5)また、法線l3
とy軸とがなす角度をγ(rad)とすると、a及びb
は次のように表される。 a=tsinγ b=tcosγ
…
…式(6)したがって、式(4)に式(5)、(6)を
代入すれば、 X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
+2tA{sinγ(c
osθ+θsinθ) +
cosγ(−θcosθ+sinθ)} ……式
(7)さて、伸開角θにおける基礎円CS 上の点Q0
の座標を(x0 、y0 )とすると、接線l2 の
傾きdy0 /dx0 は、 dy0 /dx0 =(y−y0 )/(
x−x0 ) ……式(8)ここで、 x0 =Acosθ y0 =Asinθ であり、かつ式(5)から式(8)は次のようになる。
y=−Aθcosθ+Asinθ
……式(5)また、法線l3
とy軸とがなす角度をγ(rad)とすると、a及びb
は次のように表される。 a=tsinγ b=tcosγ
…
…式(6)したがって、式(4)に式(5)、(6)を
代入すれば、 X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
+2tA{sinγ(c
osθ+θsinθ) +
cosγ(−θcosθ+sinθ)} ……式
(7)さて、伸開角θにおける基礎円CS 上の点Q0
の座標を(x0 、y0 )とすると、接線l2 の
傾きdy0 /dx0 は、 dy0 /dx0 =(y−y0 )/(
x−x0 ) ……式(8)ここで、 x0 =Acosθ y0 =Asinθ であり、かつ式(5)から式(8)は次のようになる。
【0017】
dy0 /dx0 =−1/tanθ
……式(9)ま
た、式(1)をxで微分し、整理すれば、
x+ydy/dx=A2 θdθ/dx
……式(10)同様に、式(5)の
xの式をθで微分し、整理すれば、 dx/
dθ=Aθcosθ
……式(11)よって、式(10
)、(11)から接線l2 の傾きdy/dxを求める
と、 dy/dx=(A/cosθ−x)/y
……式(12)式(12)
に式(5)を代入し、整理すれば、 dy/
dx=tanθ
……式(13)したがって、
式(9)と式(13)とから、接線l1 と接線l2と
は直交することがわかる。よって、接線l1 と法線l
3 とは傾きが一致する。
……式(9)ま
た、式(1)をxで微分し、整理すれば、
x+ydy/dx=A2 θdθ/dx
……式(10)同様に、式(5)の
xの式をθで微分し、整理すれば、 dx/
dθ=Aθcosθ
……式(11)よって、式(10
)、(11)から接線l2 の傾きdy/dxを求める
と、 dy/dx=(A/cosθ−x)/y
……式(12)式(12)
に式(5)を代入し、整理すれば、 dy/
dx=tanθ
……式(13)したがって、
式(9)と式(13)とから、接線l1 と接線l2と
は直交することがわかる。よって、接線l1 と法線l
3 とは傾きが一致する。
【0018】このため、
cosγ=cosθ
sinγ=−sinθ
とおくことができ、これらを式(7)に代入すると、
X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
+2tA{−si
nθ(cosθ+θsinθ)
+cosθ(−θcosθ+sinθ)
}これを整理すると、 X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
−2tAθ ……式(14)結
局、式(1)、(14)から、 X2 +Y2 =A2 +A2 θ2 +
t2 −2tAθ ……式(15)ここ
で、 t=Aδ とすると、式(15)は、 X2 +Y2 =A2 +A2 (θ−δ
)2 ……式(16
)すなわち、インボリュート曲線I1 から求めた曲線
I2 は、原点OS を中心にインボリュート曲線I1
を角度δ(rad)だけ右に回転移動したインボリュ
ート曲線であることがわかる。また、インボリュート曲
線I1 の始点P11は、インボリュート曲線I2 上
では点P21(A,−t)に移動している。
X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
+2tA{−si
nθ(cosθ+θsinθ)
+cosθ(−θcosθ+sinθ)
}これを整理すると、 X2 +Y2 =x2 +y2 +t2
−2tAθ ……式(14)結
局、式(1)、(14)から、 X2 +Y2 =A2 +A2 θ2 +
t2 −2tAθ ……式(15)ここ
で、 t=Aδ とすると、式(15)は、 X2 +Y2 =A2 +A2 (θ−δ
)2 ……式(16
)すなわち、インボリュート曲線I1 から求めた曲線
I2 は、原点OS を中心にインボリュート曲線I1
を角度δ(rad)だけ右に回転移動したインボリュ
ート曲線であることがわかる。また、インボリュート曲
線I1 の始点P11は、インボリュート曲線I2 上
では点P21(A,−t)に移動している。
【0019】このように、従来の圧縮機における固定渦
巻体のようにインボリュート曲線により内外壁曲線を形
成せんとすれば、基礎円CS の原点OS を中心とし
て外壁曲線として始点P11よりインボリュート曲線I
1 を創成し、このインボリュート曲線I1 を平行移
動及び回転移動つまり原点OS を中心とした点対称移
動を行えば、それにより得られるインボリュート曲線I
2 で内壁曲線が得られることがわかる。また、内壁曲
線とされるインボリュート曲線I2 は、外壁曲線たる
インボリュート曲線I1 の始点P11を原点OS を
中心に角度(π−δ)だけ左に回転移動した始点から創
成することによっても得られることがわかる。
巻体のようにインボリュート曲線により内外壁曲線を形
成せんとすれば、基礎円CS の原点OS を中心とし
て外壁曲線として始点P11よりインボリュート曲線I
1 を創成し、このインボリュート曲線I1 を平行移
動及び回転移動つまり原点OS を中心とした点対称移
動を行えば、それにより得られるインボリュート曲線I
2 で内壁曲線が得られることがわかる。また、内壁曲
線とされるインボリュート曲線I2 は、外壁曲線たる
インボリュート曲線I1 の始点P11を原点OS を
中心に角度(π−δ)だけ左に回転移動した始点から創
成することによっても得られることがわかる。
【0020】このため、従来の圧縮機における固定渦巻
体では、図9に示すように、外壁曲線たるインボリュー
ト曲線I1 のある伸開角θにおける点P12をその点
P12における外側への法線方向へ可動スクロールの公
転半径R分だけ移動して点P22とし、この点P22を
基礎円CS の原点OS の点対称位置に移して点P3
2とすれば、伸開角θの変化によるその点P32の軌跡
が内壁曲線たるインボリュート曲線I3 となる。なお
、伸開角θの変化による点P22の軌跡はインボリュー
ト曲線I2 となる。これにより、インボリュート曲線
I1 の始点P11は、インボリュート曲線I2 上で
点P21(A,−t)に移動し、インボリュート曲線I
3 上で点P31(−A,−t)に移動する。
体では、図9に示すように、外壁曲線たるインボリュー
ト曲線I1 のある伸開角θにおける点P12をその点
P12における外側への法線方向へ可動スクロールの公
転半径R分だけ移動して点P22とし、この点P22を
基礎円CS の原点OS の点対称位置に移して点P3
2とすれば、伸開角θの変化によるその点P32の軌跡
が内壁曲線たるインボリュート曲線I3 となる。なお
、伸開角θの変化による点P22の軌跡はインボリュー
ト曲線I2 となる。これにより、インボリュート曲線
I1 の始点P11は、インボリュート曲線I2 上で
点P21(A,−t)に移動し、インボリュート曲線I
3 上で点P31(−A,−t)に移動する。
【0021】そして、始点P11と点P31とを公転軌
跡に入りこまない単純に滑らかな曲線Dにより接続すれ
ば固定渦巻体の始端部が形成される。以上はインボリュ
ート曲線I1 、I3 で固定渦巻体22の内外壁曲線
及び始端部を形成する場合について検討したが、可動渦
巻体32の内外壁曲線及び始端部を形成する場合もイン
ボリュート曲線I1 、I3 と位相がπずれている点
を除いて同じである。こうして、固定及び可動渦巻体が
形成される。 (2)本実施例の圧縮機では、図1〜図7に示すように
、固定及び可動渦巻体22、32は、従来の固定及び可
動渦巻体を形成するインボリュート曲線I1、I3 と
は異なる外壁曲線SG1 、MG1 及び内壁曲線SG
3 、MG3 が採用されており、これにより固定及び
可動渦巻体22、32の壁厚はいずれも終端部に向かう
につれて徐々に薄くされている。ここで、例えば、固定
渦巻体22の外壁曲線SG1 と内壁曲線SG3 とに
ついて検討する。
跡に入りこまない単純に滑らかな曲線Dにより接続すれ
ば固定渦巻体の始端部が形成される。以上はインボリュ
ート曲線I1 、I3 で固定渦巻体22の内外壁曲線
及び始端部を形成する場合について検討したが、可動渦
巻体32の内外壁曲線及び始端部を形成する場合もイン
ボリュート曲線I1 、I3 と位相がπずれている点
を除いて同じである。こうして、固定及び可動渦巻体が
形成される。 (2)本実施例の圧縮機では、図1〜図7に示すように
、固定及び可動渦巻体22、32は、従来の固定及び可
動渦巻体を形成するインボリュート曲線I1、I3 と
は異なる外壁曲線SG1 、MG1 及び内壁曲線SG
3 、MG3 が採用されており、これにより固定及び
可動渦巻体22、32の壁厚はいずれも終端部に向かう
につれて徐々に薄くされている。ここで、例えば、固定
渦巻体22の外壁曲線SG1 と内壁曲線SG3 とに
ついて検討する。
【0022】図1において、x−y座標に図8及び図9
と同様に、原点OS、基礎円CS 、始点P11(E1
1)、インボリュート曲線I1 、I2 、I3 、点
Q0 、接線(伸開線)l1 をとる。そして、インボ
リュート曲線I1 上の伸開角θの位置から伸開線l1
の方向へ伸開角θのn(2以上の次数)乗のB(正の
定数)倍に比例して減じた位置が描く曲線を外壁曲線S
G1 とする。伸開線l1 と外壁曲線SG1 との交
点をE12(x,y)とすると、(Aθ−Bθn )は
、距離Q0 E12を表すから、外壁曲線SG1 は次
の関係をもつ。
と同様に、原点OS、基礎円CS 、始点P11(E1
1)、インボリュート曲線I1 、I2 、I3 、点
Q0 、接線(伸開線)l1 をとる。そして、インボ
リュート曲線I1 上の伸開角θの位置から伸開線l1
の方向へ伸開角θのn(2以上の次数)乗のB(正の
定数)倍に比例して減じた位置が描く曲線を外壁曲線S
G1 とする。伸開線l1 と外壁曲線SG1 との交
点をE12(x,y)とすると、(Aθ−Bθn )は
、距離Q0 E12を表すから、外壁曲線SG1 は次
の関係をもつ。
【0023】
x2 +y2 =A2 +(Aθ−Bθn
)2 ……式(17)
すなわち、式(17)を式(1)と比較すれば、Bθn
はインボリュート曲線I1 上の点P12と外壁曲線
SG1 上の点E12との距離を表し、外壁曲線SG1
は距離Q0 P12からBθn を減じて得られる曲
線であることがわかる。よって、外壁曲線SG1 は伸
開角θの増大につれてインボリュート曲線I1 から内
側へ徐々に離れていく。
)2 ……式(17)
すなわち、式(17)を式(1)と比較すれば、Bθn
はインボリュート曲線I1 上の点P12と外壁曲線
SG1 上の点E12との距離を表し、外壁曲線SG1
は距離Q0 P12からBθn を減じて得られる曲
線であることがわかる。よって、外壁曲線SG1 は伸
開角θの増大につれてインボリュート曲線I1 から内
側へ徐々に離れていく。
【0024】式(17)で表される外壁曲線SG1 に
対応する内壁曲線SG3 は、前記(1)と同様につま
りインボリュート曲線I1からインボリュート曲線I3
を作る場合と同様に作られる。すなわち、外壁曲線S
G1 上の伸開角位置をその伸開角位置における法線l
3 方向に公転半径R分だけ移動して曲線SG2 を作
り、この曲線SG2 をさらに原点OS で点対称移動
して内壁曲線SG3 が作られる。ここで、点E12を
法線l3 方向へ公転半径R分だけ移動した点E22の
座標を(X、Y)とすれば、伸開角θの変化により点E
22が曲線SG2 を形成する。前記(1)と同様に、
法線l3 方向の距離Rのx成分をa、y成分をbとす
ると、Xとx、Yとyは次の関係をもつ。
対応する内壁曲線SG3 は、前記(1)と同様につま
りインボリュート曲線I1からインボリュート曲線I3
を作る場合と同様に作られる。すなわち、外壁曲線S
G1 上の伸開角位置をその伸開角位置における法線l
3 方向に公転半径R分だけ移動して曲線SG2 を作
り、この曲線SG2 をさらに原点OS で点対称移動
して内壁曲線SG3 が作られる。ここで、点E12を
法線l3 方向へ公転半径R分だけ移動した点E22の
座標を(X、Y)とすれば、伸開角θの変化により点E
22が曲線SG2 を形成する。前記(1)と同様に、
法線l3 方向の距離Rのx成分をa、y成分をbとす
ると、Xとx、Yとyは次の関係をもつ。
【0025】
X−x=a
Y−y=b
……式(18)よって、式(17)、(18)から、
曲線SG2 は次式(19)で表される。 (X−a)2 +(Y−b)2 =A2
+(Aθ−Bθn )2
……式(19)
この曲線SG2 上の点E22を原点OS で点対称移
動した点をE32とすれば、伸開角θの変化により点E
32が内壁曲線SG3 を形成する。この内壁曲線SG
3 は次の関係をもつ。
……式(18)よって、式(17)、(18)から、
曲線SG2 は次式(19)で表される。 (X−a)2 +(Y−b)2 =A2
+(Aθ−Bθn )2
……式(19)
この曲線SG2 上の点E22を原点OS で点対称移
動した点をE32とすれば、伸開角θの変化により点E
32が内壁曲線SG3 を形成する。この内壁曲線SG
3 は次の関係をもつ。
【0026】
(X+a)2 +(Y+b)2 =A2
+(Aθ−Bθn )2
……式(20)
すなわち、式(20)を式(16)と比較すれば、曲線
SG3 も伸開角θの増大につれてインボリュート曲線
I3 から内側へ徐々に離れていくことがわかる。なお
、伸開角θ=0である始点P11はBθn =0である
ため外壁曲線SG1 上の点E11と一致し、この始点
P11(E11)は、インボリュート曲線I2 (曲線
SG2 )上ではP21(E21)上に移動し、インボ
リュート曲線I3 (外壁曲線SG3 )上ではP31
(E31)に移動する。ここで、後述する始端部22a
を得るために、内壁曲線SG3 上の点P31(E31
)から基礎円CS まで滑らかにつながる曲線SG4
を求めておき、基礎円CS と曲線SG4 との交点(
始点)を点P30(E30)とする。
+(Aθ−Bθn )2
……式(20)
すなわち、式(20)を式(16)と比較すれば、曲線
SG3 も伸開角θの増大につれてインボリュート曲線
I3 から内側へ徐々に離れていくことがわかる。なお
、伸開角θ=0である始点P11はBθn =0である
ため外壁曲線SG1 上の点E11と一致し、この始点
P11(E11)は、インボリュート曲線I2 (曲線
SG2 )上ではP21(E21)上に移動し、インボ
リュート曲線I3 (外壁曲線SG3 )上ではP31
(E31)に移動する。ここで、後述する始端部22a
を得るために、内壁曲線SG3 上の点P31(E31
)から基礎円CS まで滑らかにつながる曲線SG4
を求めておき、基礎円CS と曲線SG4 との交点(
始点)を点P30(E30)とする。
【0027】また、本実施例の固定渦巻体22では、図
2に示すように、基礎円CS 上に任意の小さい伸開角
αの点Q1 をとり、点Q1 に引いた接線l2 を外
壁曲線SG1 まで延ばして得られる交点を点S1 と
する。この外壁曲線SG1 上の点S1 には、点S1
よりも始点P11(E11)側に離れて位置する外壁
曲線SG1 の一部を接続する。つまり、この実施例で
は、基礎円CS 上に他の任意の小さい伸開角β(β<
α)の点Q5 をとり、点Q5 に引いた接線l10を
外壁曲線SG1 まで延ばして得られる交点を点S5
とする。そして、外壁曲線SG1 のうちS5 P11
(E11)の部分を図3に示すように点S1 に接続す
る。このとき、接線l10は接線l2 と一致する。
2に示すように、基礎円CS 上に任意の小さい伸開角
αの点Q1 をとり、点Q1 に引いた接線l2 を外
壁曲線SG1 まで延ばして得られる交点を点S1 と
する。この外壁曲線SG1 上の点S1 には、点S1
よりも始点P11(E11)側に離れて位置する外壁
曲線SG1 の一部を接続する。つまり、この実施例で
は、基礎円CS 上に他の任意の小さい伸開角β(β<
α)の点Q5 をとり、点Q5 に引いた接線l10を
外壁曲線SG1 まで延ばして得られる交点を点S5
とする。そして、外壁曲線SG1 のうちS5 P11
(E11)の部分を図3に示すように点S1 に接続す
る。このとき、接線l10は接線l2 と一致する。
【0028】この後、図2に示すように、点S1 に接
線l4 を引き、この接線l4 の法線l5 を引く。 この法線l5 の公転半径R分の位置には曲線SG2
があり、法線l5 と曲線SG2 との交点を点S2
とする。この点S2 を基礎円CS の中心点OS の
点対称位置に移せば内壁曲線SG3 との交点S3 が
求まる。点S3 から基礎円CS への接線l6 を引
き、その接点を点Q2 とする。この点S3 には、点
S3よりも始点P30(E30)側に離れて位置する内
壁曲線SG3 の一部を接続する。つまり、この実施例
では、外壁曲線SG1 上の点S5 に接線l11を引
き、この接線l11の法線l12を引く。この法線l1
2の公転半径R分の位置には曲線SG2 があり、法線
l12と曲線SG2 との交点を点S6 とする。この
点S6 を基礎円CS の中心点OS の点対称位置に
移せば内壁曲線SG3 との交点S7 が求まる。そし
て、内壁曲線SG3 のうち点S7 から点P31(E
31)までの部分と曲線SG4 との和を図3に示すよ
うに点S3 に接続する。このとき、接線l13は接線
l6 と一致する。
線l4 を引き、この接線l4 の法線l5 を引く。 この法線l5 の公転半径R分の位置には曲線SG2
があり、法線l5 と曲線SG2 との交点を点S2
とする。この点S2 を基礎円CS の中心点OS の
点対称位置に移せば内壁曲線SG3 との交点S3 が
求まる。点S3 から基礎円CS への接線l6 を引
き、その接点を点Q2 とする。この点S3 には、点
S3よりも始点P30(E30)側に離れて位置する内
壁曲線SG3 の一部を接続する。つまり、この実施例
では、外壁曲線SG1 上の点S5 に接線l11を引
き、この接線l11の法線l12を引く。この法線l1
2の公転半径R分の位置には曲線SG2 があり、法線
l12と曲線SG2 との交点を点S6 とする。この
点S6 を基礎円CS の中心点OS の点対称位置に
移せば内壁曲線SG3 との交点S7 が求まる。そし
て、内壁曲線SG3 のうち点S7 から点P31(E
31)までの部分と曲線SG4 との和を図3に示すよ
うに点S3 に接続する。このとき、接線l13は接線
l6 と一致する。
【0029】次いで、点S1 (S5 )に接続した外
壁曲線SG1 の一部上のP11(E11)から中心点
OS まで直線l12を引く。点S3 (S7 )に接
続した内壁曲線SG3 の一部と曲線SG4 との和に
は、直線l12と平行に接線l13を引く。ここで、接
線l13は曲線SG4 と接するため、その接点を点S
8 とする。この点S8 から法線l14を引き、法線
l14上に公転半径Rを半径とする円弧SG5 を引く
。そして、点P11(E11)から円弧SG5 への接
線l15を引き、その接点をS9 とする。
壁曲線SG1 の一部上のP11(E11)から中心点
OS まで直線l12を引く。点S3 (S7 )に接
続した内壁曲線SG3 の一部と曲線SG4 との和に
は、直線l12と平行に接線l13を引く。ここで、接
線l13は曲線SG4 と接するため、その接点を点S
8 とする。この点S8 から法線l14を引き、法線
l14上に公転半径Rを半径とする円弧SG5 を引く
。そして、点P11(E11)から円弧SG5 への接
線l15を引き、その接点をS9 とする。
【0030】こうして、外壁曲線SG1 上の点S1
と内壁曲線SG3 上の点S3 とは、外壁曲線SG1
の一部たるS5 P11(E11)と、接線l15の
P11(E11)S9 と、円弧SG5 のS9 S8
と、曲線SG4 のS8 P31(E31)と、内壁
曲線SG3 の一部たるP31(E31)S3 とで接
続される。これにより、図4に示すように、固定渦巻体
22の始端部22aは、従来の圧縮機の始端部より厚く
され、始端部22aで充分な強度を維持する。 こうして、外壁曲線SG1 、内壁曲線SG3 及び始
端部22aにより固定渦巻体22が得られる。
と内壁曲線SG3 上の点S3 とは、外壁曲線SG1
の一部たるS5 P11(E11)と、接線l15の
P11(E11)S9 と、円弧SG5 のS9 S8
と、曲線SG4 のS8 P31(E31)と、内壁
曲線SG3 の一部たるP31(E31)S3 とで接
続される。これにより、図4に示すように、固定渦巻体
22の始端部22aは、従来の圧縮機の始端部より厚く
され、始端部22aで充分な強度を維持する。 こうして、外壁曲線SG1 、内壁曲線SG3 及び始
端部22aにより固定渦巻体22が得られる。
【0031】以上は固定渦巻体22について検討したが
、図5に示すように、可動渦巻体32の外壁曲線MG1
、内壁曲線MG3 及び始端部32aも位相がπずれ
ている点を除いて同じ曲線である。すなわち、可動渦巻
体32の外壁曲線MG1 及び内壁曲線MG3 は、固
定渦巻体22の外壁曲線SG1 及び内壁曲線SG3
を原点OS で点対称移動した後、可動渦巻体32を形
成する基礎円CM の中心OM が公転半径円C0 上
に位置するように移動する。そして、基礎円CM 上に
直線Q1 Q2 と平行に直線T1 T2 を設け、点
T2 に引いた接線を外壁曲線MG1 まで延ばして得
られる交点を点M1 とする。また、外壁曲線MG1
上の点M1 の平行移動・点対称移動を行なって得られ
る内壁曲線MG3 上の点を点M3 とする。 そして、外壁曲線MG1 上の点M1 と内壁曲線MG
3 上の点M3 とは、固定渦巻体22の始端部22a
と同様に、外壁曲線MG1 の一部と、接線と、円弧と
、曲線と、内壁曲線SG3 の一部とで接続される。こ
れにより、可動渦巻体32の始端部32aも、従来の圧
縮機の始端部より厚くされ、始端部32aで充分な強度
を維持する。こうして、外壁曲線MG1 、内壁曲線M
G3 及び始端部32aにより可動渦巻体32が得られ
る。
、図5に示すように、可動渦巻体32の外壁曲線MG1
、内壁曲線MG3 及び始端部32aも位相がπずれ
ている点を除いて同じ曲線である。すなわち、可動渦巻
体32の外壁曲線MG1 及び内壁曲線MG3 は、固
定渦巻体22の外壁曲線SG1 及び内壁曲線SG3
を原点OS で点対称移動した後、可動渦巻体32を形
成する基礎円CM の中心OM が公転半径円C0 上
に位置するように移動する。そして、基礎円CM 上に
直線Q1 Q2 と平行に直線T1 T2 を設け、点
T2 に引いた接線を外壁曲線MG1 まで延ばして得
られる交点を点M1 とする。また、外壁曲線MG1
上の点M1 の平行移動・点対称移動を行なって得られ
る内壁曲線MG3 上の点を点M3 とする。 そして、外壁曲線MG1 上の点M1 と内壁曲線MG
3 上の点M3 とは、固定渦巻体22の始端部22a
と同様に、外壁曲線MG1 の一部と、接線と、円弧と
、曲線と、内壁曲線SG3 の一部とで接続される。こ
れにより、可動渦巻体32の始端部32aも、従来の圧
縮機の始端部より厚くされ、始端部32aで充分な強度
を維持する。こうして、外壁曲線MG1 、内壁曲線M
G3 及び始端部32aにより可動渦巻体32が得られ
る。
【0032】可動スクロール3の公転により、基礎円C
M の中心OM が公転軌跡円C0 上を移動する。例
えば、基礎円CMの中心OM が公転軌跡円C0 上を
y軸から公転角度Φ(rad)の位置にあるとき固定渦
巻体22と可動渦巻体32とが点E1 、EX で接触
しておれば、点E1 から基礎円CSへ下ろした接線l
7 と基礎円CS との交点をQ3 とすると、直線Q
3 OS と直線OS OM とは直角となる。また、
点EX から基礎円CM へ下ろした接線l8 と基礎
円CM との交点をQX とすると、直線QX OM
と直線OS OMも直角となる。すなわち、固定渦巻体
22の外壁曲線SG1 上における点E1 は、可動渦
巻体32の外壁曲線MG1 上の点EX に対応する。 しかし、点E1 を外側への法線l9方向へ公転半径R
分だけ移動した点をE2 とし、この点E2 を基礎円
CS の中心OS で点対称移動した点は、点EX と
一致しない点E3 となる。これは、この圧縮機の固定
及び可動渦巻体22、32の内外壁が外壁曲線SG1
、MG1 及び内壁曲線SG3 、MG3 によって形
成され、インボリュート曲線I1 、I3 と異なった
形状であるため、外壁曲線SG1 上の点E1 におけ
る法線l9の傾きが接線l7 の傾きに一致しないため
である。
M の中心OM が公転軌跡円C0 上を移動する。例
えば、基礎円CMの中心OM が公転軌跡円C0 上を
y軸から公転角度Φ(rad)の位置にあるとき固定渦
巻体22と可動渦巻体32とが点E1 、EX で接触
しておれば、点E1 から基礎円CSへ下ろした接線l
7 と基礎円CS との交点をQ3 とすると、直線Q
3 OS と直線OS OM とは直角となる。また、
点EX から基礎円CM へ下ろした接線l8 と基礎
円CM との交点をQX とすると、直線QX OM
と直線OS OMも直角となる。すなわち、固定渦巻体
22の外壁曲線SG1 上における点E1 は、可動渦
巻体32の外壁曲線MG1 上の点EX に対応する。 しかし、点E1 を外側への法線l9方向へ公転半径R
分だけ移動した点をE2 とし、この点E2 を基礎円
CS の中心OS で点対称移動した点は、点EX と
一致しない点E3 となる。これは、この圧縮機の固定
及び可動渦巻体22、32の内外壁が外壁曲線SG1
、MG1 及び内壁曲線SG3 、MG3 によって形
成され、インボリュート曲線I1 、I3 と異なった
形状であるため、外壁曲線SG1 上の点E1 におけ
る法線l9の傾きが接線l7 の傾きに一致しないため
である。
【0033】しかしながら、両点E3 、EX は内壁
曲線SG3 、外壁曲線MG1 の接線方向に僅かに離
間するだけであり、法線方向の離間量は極微小である。 したがって、固定及び可動渦巻体22、32は両点E3
、EX の極近傍で接しているとみなし得る。これは
以下のように示される。すなわち、式(17)の伸開角
θを公転角度Φに置き換え、図6に示すように、外壁曲
線SG3 上の点EX の座標を(X、Y)とし、点E
X を接線l8 方向へBΦn だけ延ばしてインボリ
ュート曲線上となる点をEY (x,y)とする。BΦ
n のx軸方向の量をΔx、y軸方向の量をΔyとする
と、次の関係がある。
曲線SG3 、外壁曲線MG1 の接線方向に僅かに離
間するだけであり、法線方向の離間量は極微小である。 したがって、固定及び可動渦巻体22、32は両点E3
、EX の極近傍で接しているとみなし得る。これは
以下のように示される。すなわち、式(17)の伸開角
θを公転角度Φに置き換え、図6に示すように、外壁曲
線SG3 上の点EX の座標を(X、Y)とし、点E
X を接線l8 方向へBΦn だけ延ばしてインボリ
ュート曲線上となる点をEY (x,y)とする。BΦ
n のx軸方向の量をΔx、y軸方向の量をΔyとする
と、次の関係がある。
【0034】
X=x−Δx
Y=y−Δy
……式(21)接線l8 の傾きは、式(9)と同様に
して、−1/tanΦであるから、Δx、Δyは次の関
係をもつ。 Δx=BΦn ・sinΦ Δ
y=−BΦn ・cosΦ
……式(22)ここで、式
(17)のx、yをX、YとしてXで微分し、整理する
と、 X+YdY/dX=(AΦ−BΦn )(
A−BnΦn−1 )dΦ/dXこの式に式(21)、
(22)を代入すれば、 (x−BΦn s
inΦ)+(y+BΦn cosΦ)dY/dX
=(AΦ−BΦn )(A−BnΦn−1
)dΦ/dX ……式(23)ところで、式(22)
のΔxの式を式(21)のXの式に代入し、これをΦで
微分し、式(11)を当てはめると、dX/dΦが得ら
れるから、 dX/dΦ=dx/dΦ−B(nΦn−1
sinΦ+Φn cosΦ)
=AΦcosΦ−B(nΦn−1 sinΦ
+Φn cosΦ)
……式(24)ここで
、例えばn=2、Φ=πを代入すると、式(23)、(
24)及び(5)から、 dY/dX=2B/(A−Bπ)
……式(25)式(
25)は基礎円CS における公転角度Φ=πのときの
接線l8 の傾きを表す。ここで例えばA=0.5(c
m)、B=0.001とすると、dY/dX=0.00
4となる。一方、式(13)によればdy/dx=0と
なる。両者の相違程度は他の公転角度、位置でも略同じ
である。
……式(21)接線l8 の傾きは、式(9)と同様に
して、−1/tanΦであるから、Δx、Δyは次の関
係をもつ。 Δx=BΦn ・sinΦ Δ
y=−BΦn ・cosΦ
……式(22)ここで、式
(17)のx、yをX、YとしてXで微分し、整理する
と、 X+YdY/dX=(AΦ−BΦn )(
A−BnΦn−1 )dΦ/dXこの式に式(21)、
(22)を代入すれば、 (x−BΦn s
inΦ)+(y+BΦn cosΦ)dY/dX
=(AΦ−BΦn )(A−BnΦn−1
)dΦ/dX ……式(23)ところで、式(22)
のΔxの式を式(21)のXの式に代入し、これをΦで
微分し、式(11)を当てはめると、dX/dΦが得ら
れるから、 dX/dΦ=dx/dΦ−B(nΦn−1
sinΦ+Φn cosΦ)
=AΦcosΦ−B(nΦn−1 sinΦ
+Φn cosΦ)
……式(24)ここで
、例えばn=2、Φ=πを代入すると、式(23)、(
24)及び(5)から、 dY/dX=2B/(A−Bπ)
……式(25)式(
25)は基礎円CS における公転角度Φ=πのときの
接線l8 の傾きを表す。ここで例えばA=0.5(c
m)、B=0.001とすると、dY/dX=0.00
4となる。一方、式(13)によればdy/dx=0と
なる。両者の相違程度は他の公転角度、位置でも略同じ
である。
【0035】すなわち、点EX における法線と点E3
における法線とのなす角度をΔΦとすると、ΔΦ≒t
anΔΦ≒dY/dX=0.004となる。そして、公
転半径Rを1(cm)とすると、点EX と点E3 と
は接線方向に0.004×1=0.004(cm)程度
離間し、法線方向には0.004×0.004=0.0
00016(cm)程度離間することとなる。この法線
方向への離間距離0.000016(cm)は固定及び
可動渦巻体22、32の内外壁形成の誤差範囲内である
。したがって、係数Bを適正に設定することによって、
可動渦巻体32の公転変位に対して固定渦巻体22の内
外壁曲線SG1 、SG3 と可動渦巻体32の内外壁
曲線MG1 、MG3 とが実質的に常に接触状態にあ
るようにすることができる。このため、この圧縮機のよ
うに内外壁を形成しても、内外壁の接触は維持され、所
定長さの固定及び可動渦巻体22、32が一定の圧縮効
率を維持する。
における法線とのなす角度をΔΦとすると、ΔΦ≒t
anΔΦ≒dY/dX=0.004となる。そして、公
転半径Rを1(cm)とすると、点EX と点E3 と
は接線方向に0.004×1=0.004(cm)程度
離間し、法線方向には0.004×0.004=0.0
00016(cm)程度離間することとなる。この法線
方向への離間距離0.000016(cm)は固定及び
可動渦巻体22、32の内外壁形成の誤差範囲内である
。したがって、係数Bを適正に設定することによって、
可動渦巻体32の公転変位に対して固定渦巻体22の内
外壁曲線SG1 、SG3 と可動渦巻体32の内外壁
曲線MG1 、MG3 とが実質的に常に接触状態にあ
るようにすることができる。このため、この圧縮機のよ
うに内外壁を形成しても、内外壁の接触は維持され、所
定長さの固定及び可動渦巻体22、32が一定の圧縮効
率を維持する。
【0036】そして、この圧縮機では、図7に示すよう
に、可動スクロール3の公転により、例えば基礎円CM
の中心OM が(0,R)にあれば、可動渦巻体32
の始端部32aは固定渦巻体22の始端部22aと接触
しており、しかる後に図10に示すように、固定スクロ
ール2との間に形成される複数の圧縮室5が順次容積を
縮小させながら中心方向へ移動して単一の圧縮室5にさ
れ、固定側板21に設けられた吐出口61から吐出室6
へ圧縮流体を吐出する。
に、可動スクロール3の公転により、例えば基礎円CM
の中心OM が(0,R)にあれば、可動渦巻体32
の始端部32aは固定渦巻体22の始端部22aと接触
しており、しかる後に図10に示すように、固定スクロ
ール2との間に形成される複数の圧縮室5が順次容積を
縮小させながら中心方向へ移動して単一の圧縮室5にさ
れ、固定側板21に設けられた吐出口61から吐出室6
へ圧縮流体を吐出する。
【0037】また、式(17)で表される固定渦巻体2
2の外壁曲線SG1は次のようにも表される。 L1 (θ)=Aθ−Bθn
……式(
26)同様に、式(20)で表される固定渦巻体22の
内壁曲線SG3 は次のようにも表される。
2の外壁曲線SG1は次のようにも表される。 L1 (θ)=Aθ−Bθn
……式(
26)同様に、式(20)で表される固定渦巻体22の
内壁曲線SG3 は次のようにも表される。
【0038】
L2 (θ−π)=A(θ−π)−B(θ
−π)n ……式(27)そして、図5に
示すように固定渦巻体22の壁厚tを内外壁曲線SG1
、SG3 の基礎円CM の接線l8 方向の間隔と
すると、壁厚tは次の関係をもつ。 t(θ)=L1 (θ)−L2 (θ−π
) ……式(28)ここで
、n=2とすると式(28)は、 t(θ)
=Aπ−2Bθπ+Bπ2
……式(29)すなわち、壁厚tは伸開角
θの増大に伴ってリニアに減少していくことがわかる。 また、nが3以上でも壁厚はθの増大に伴って減少して
いくことがわかる。
−π)n ……式(27)そして、図5に
示すように固定渦巻体22の壁厚tを内外壁曲線SG1
、SG3 の基礎円CM の接線l8 方向の間隔と
すると、壁厚tは次の関係をもつ。 t(θ)=L1 (θ)−L2 (θ−π
) ……式(28)ここで
、n=2とすると式(28)は、 t(θ)
=Aπ−2Bθπ+Bπ2
……式(29)すなわち、壁厚tは伸開角
θの増大に伴ってリニアに減少していくことがわかる。 また、nが3以上でも壁厚はθの増大に伴って減少して
いくことがわかる。
【0039】したがって、この圧縮機では、内壁曲線S
G3 が内側のインボリュート曲線I3 から離れる程
度は、伸開角θの差により、外壁曲線SG1 が外側の
インボリュート曲線I1 から離れる程度より小さくな
るため、固定渦巻体22は充分な強度の始端部22aか
ら終端部へ向かうほど壁厚tが薄くされる。そして、こ
れは可動渦巻体32も同様であるから、圧縮機全体で軽
量化されることがわかる。
G3 が内側のインボリュート曲線I3 から離れる程
度は、伸開角θの差により、外壁曲線SG1 が外側の
インボリュート曲線I1 から離れる程度より小さくな
るため、固定渦巻体22は充分な強度の始端部22aか
ら終端部へ向かうほど壁厚tが薄くされる。そして、こ
れは可動渦巻体32も同様であるから、圧縮機全体で軽
量化されることがわかる。
【0040】さらに、本実施例の圧縮機では、固定渦巻
体22の終端部を伸開角θ=11π/2程度とすれば、
固定渦巻体22の半径を伸開角θ=11π/2の場合の
伸開線の長さと考えて、式(26)より外壁曲線SG1
の長さL1 (11π/2)=8.337(cm)程
度となる。一方、図8に示すインボリュート曲線I1
の伸開線の長さL0 は、 L0 (θ)=Aθ
…
…式(30)であるから、インボリュート曲線I1 に
より同一の伸開角θで固定渦巻体の終端部まで形成すれ
ば、L0 (11π/2)=8.635(cm)程度と
なる。
体22の終端部を伸開角θ=11π/2程度とすれば、
固定渦巻体22の半径を伸開角θ=11π/2の場合の
伸開線の長さと考えて、式(26)より外壁曲線SG1
の長さL1 (11π/2)=8.337(cm)程
度となる。一方、図8に示すインボリュート曲線I1
の伸開線の長さL0 は、 L0 (θ)=Aθ
…
…式(30)であるから、インボリュート曲線I1 に
より同一の伸開角θで固定渦巻体の終端部まで形成すれ
ば、L0 (11π/2)=8.635(cm)程度と
なる。
【0041】したがって、この圧縮機では、固定及び可
動渦巻体22、32において、外壁曲線SG1 、MG
1 が伸開角θの増大につれて外側のインボリュート曲
線I1 から内側へ徐々に離れ、同様に内壁曲線SG3
、MG3 も伸開角θの増大につれて内側のインボリ
ュート曲線I3 から内側へ徐々に離れ、各終端部が従
来の圧縮機と比較して中心側に近づくので、縮径により
小型化が図られることがわかる。
動渦巻体22、32において、外壁曲線SG1 、MG
1 が伸開角θの増大につれて外側のインボリュート曲
線I1 から内側へ徐々に離れ、同様に内壁曲線SG3
、MG3 も伸開角θの増大につれて内側のインボリ
ュート曲線I3 から内側へ徐々に離れ、各終端部が従
来の圧縮機と比較して中心側に近づくので、縮径により
小型化が図られることがわかる。
【0042】なお、上記実施例では、例えば固定渦巻体
22では、図2及び図3に示すように、外壁曲線SG1
の一部として始点P11(E11)から所定の伸開角
βまでの外壁曲線SG1 を採用し、内壁曲線SG3
の一部として始点P30(E30)から曲線SG4 及
び内壁曲線SG3 を採用し、固定及び可動渦巻体22
、32相互の干渉を避けるべく公転半径Rの円弧SG5
を用いて形状の補正を行ったが、始点P11(E11
)、P30(E30)からある伸開角までの外壁曲線S
G1 及び内壁曲線SG3 のうちの中間部分を採用す
ることもできる。この場合には、外壁曲線SG1 の一
部及び内壁曲線SG3 の一部を接続する位置を決定す
る伸開角αの取り方によっては形状の補正を要しない場
合もある。
22では、図2及び図3に示すように、外壁曲線SG1
の一部として始点P11(E11)から所定の伸開角
βまでの外壁曲線SG1 を採用し、内壁曲線SG3
の一部として始点P30(E30)から曲線SG4 及
び内壁曲線SG3 を採用し、固定及び可動渦巻体22
、32相互の干渉を避けるべく公転半径Rの円弧SG5
を用いて形状の補正を行ったが、始点P11(E11
)、P30(E30)からある伸開角までの外壁曲線S
G1 及び内壁曲線SG3 のうちの中間部分を採用す
ることもできる。この場合には、外壁曲線SG1 の一
部及び内壁曲線SG3 の一部を接続する位置を決定す
る伸開角αの取り方によっては形状の補正を要しない場
合もある。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の圧縮機で
は、固定及び可動スクロールにおいて、インボリュート
曲線より伸開角の増大に応じて減じた曲線で外壁曲線を
構成し、この外壁曲線に基づく曲線で内壁曲線を構成し
、かつ外壁曲線と内壁曲線とを外壁曲線の一部及び内壁
曲線の一部を含んで接続することにより始端部を構成し
ているため、圧縮機全体の小型化を図ることができ、か
つ始端部の強度を確保して耐久性を向上させることがで
き、さらに軽量化をも実現することができる。
は、固定及び可動スクロールにおいて、インボリュート
曲線より伸開角の増大に応じて減じた曲線で外壁曲線を
構成し、この外壁曲線に基づく曲線で内壁曲線を構成し
、かつ外壁曲線と内壁曲線とを外壁曲線の一部及び内壁
曲線の一部を含んで接続することにより始端部を構成し
ているため、圧縮機全体の小型化を図ることができ、か
つ始端部の強度を確保して耐久性を向上させることがで
き、さらに軽量化をも実現することができる。
【図1】実施例の圧縮機における固定渦巻体の一部をな
す外壁曲線及び内壁曲線を示す曲線図である。
す外壁曲線及び内壁曲線を示す曲線図である。
【図2】実施例の圧縮機における固定渦巻体の一部をな
す外壁曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
す外壁曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
【図3】実施例の圧縮機における固定渦巻体の一部をな
す外壁曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
す外壁曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
【図4】実施例の圧縮機における固定渦巻体をなす外壁
曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
【図5】実施例の圧縮機における固定及び可動渦巻体を
なす外壁曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である
。
なす外壁曲線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である
。
【図6】図3の一部を拡大して示す線図である。
【図7】図3の状態から可動スクロールが公転した状態
における固定及び可動渦巻体をなす外壁曲線、内壁曲線
及び始端部を示す曲線図である。
における固定及び可動渦巻体をなす外壁曲線、内壁曲線
及び始端部を示す曲線図である。
【図8】従来の圧縮機における固定渦巻体の一部をなす
外壁曲線等を示す曲線図である。
外壁曲線等を示す曲線図である。
【図9】従来の圧縮機における固定渦巻体をなす外壁曲
線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
線、内壁曲線及び始端部を示す曲線図である。
【図10】一般的な圧縮機の縦断面図である。
2…固定スクロール
3…可動スクロール 5…圧縮室
I1 …インボリュート曲線 θ…伸開角
l3 、l5 、l9 、l12…法線 SG1 …外壁曲線
R…公転半径CS …基礎円
OS …原点(中心点)
3…可動スクロール 5…圧縮室
I1 …インボリュート曲線 θ…伸開角
l3 、l5 、l9 、l12…法線 SG1 …外壁曲線
R…公転半径CS …基礎円
OS …原点(中心点)
Claims (1)
- 【請求項1】固定スクロールと、該固定スクロールに対
向して自転不能かつ公転可能に支持された可動スクロー
ルとの間に圧縮室を形成し、該圧縮室が該可動スクロー
ルの公転に基づいて容積減少するスクロール型圧縮機に
おいて、インボリュート曲線上の伸開角位置から伸開線
の方向へ伸開角の増大に応じて減じた位置の曲線を前記
固定及び可動スクロールの外壁曲線とし、該外壁曲線上
の伸開角位置における法線方向又はこれに近似する方向
へ前記可動スクロールの公転半径分だけ該伸開角位置を
移動して移動伸開角位置をとり、該移動伸開角位置の曲
線を前記インボリュート曲線の基礎円の中心点の点対称
位置に移した点対称曲線を前記固定及び可動スクロール
の内壁曲線とし、かつ前記外壁曲線上における始点側の
ある伸開角位置には、該伸開角位置よりも始点側に離れ
て位置する該外壁曲線の一部を設け、該伸開角位置にお
ける法線方向又はこれに近似する方向へ公転半径分だけ
前記伸開角位置を移動して移動伸開角位置をとり、該移
動伸開角位置を前記基礎円の中心点の点対称位置に移し
た前記内壁曲線上の点対称位置には、該点対称位置より
も始点側に離れて位置する該内壁曲線の一部を設け、該
外壁曲線の一部及び該内壁曲線の一部を含んで接続する
ことにより前記固定及び可動スクロールの始端部を構成
したことを特徴とするスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5493891A JPH04292593A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5493891A JPH04292593A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04292593A true JPH04292593A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=12984583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5493891A Pending JPH04292593A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04292593A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60252102A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-12 | Hitachi Ltd | スクロ−ル流体機械 |
| JPS63309791A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-12-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロ−ル型流体機械 |
| JPH0223285A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-25 | Toyota Autom Loom Works Ltd | スクロール型圧縮機 |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP5493891A patent/JPH04292593A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60252102A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-12 | Hitachi Ltd | スクロ−ル流体機械 |
| JPS63309791A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-12-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロ−ル型流体機械 |
| JPH0223285A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-25 | Toyota Autom Loom Works Ltd | スクロール型圧縮機 |
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