JPH0429347B2 - - Google Patents
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- JPH0429347B2 JPH0429347B2 JP58239678A JP23967883A JPH0429347B2 JP H0429347 B2 JPH0429347 B2 JP H0429347B2 JP 58239678 A JP58239678 A JP 58239678A JP 23967883 A JP23967883 A JP 23967883A JP H0429347 B2 JPH0429347 B2 JP H0429347B2
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Description
本発明はビタミン類生産性微生物の培養方法に
関し、さらに詳しくは、ビタミン類生産性微生物
を特定の波長領域の光線の照射下に培養すること
によつて該ビタミン類の生産性を向上させるビタ
ミン類生産性微生物の培養方法に関する。 本発明者は各種有用植物の生育、有用植物に対
する病害糸状菌類の繁殖の防除、藻類植物の培養
等において、光質条件が如何に影響するかを研究
している過程において、全く偶然的に、ビタミン
類生産性微生物を少なくとも280nmおよびそれ以
上の光線を実質的に含有する特定の光線の積極的
照射下に培養すると、ビタミン類の生産性が大い
に向上することを見い出し本発明を完成するに至
つた。 かくして、本発明に従えば、ビタミン類生産性
微生物を光線を照射しつつ、培養し、ビタミン類
を生産する方法において、 前記微生物が、ビタミン類を産する能力を有
する細菌類、放線菌類及び菌類から選ばれた微
生物であり、 前記光線の照射開始時期が前記培養系内の前
記微生物の対数増殖期以降であり、かつ、 前記光線が少なくとも280nm及びそれ以上の
波長域の光線を実質的に含有する光線である、 ことを特徴とするビタミン類生産性微生物の培養
方法、が提供される。 本発明でいう「ビタミン類」とは、ビタミン類
及びその中間体化合物を示し、ビタミン類として
は例えばビタミンM(葉酸)、ビタミンB2(リボフ
ラビン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミン
B12(シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、
メチルコバラミン)ビタミンH(ビオチン)、及び
ビタミンB1(チアミン)等があり、中間体化合物
とは、例えばエルゴステロール〔ビタミンD(カ
ルシフエロール)の中間体化合物〕、2−ケトグ
ルコン酸〔イソビタミンC(D−アラボアスコル
ビン酸、エリソルビン酸)の中間体化合物〕、L
−ソルボース〔ビタミンC(アスコルビン酸)の
中間体化合物〕等がある。 本明細書において「ビタミン類生産性微生物」
とは、ビタミン類を微生物菌体外に代謝生産物と
して生産する能力を有する微生物をいい、かかる
微生物には、菌類、放線菌類、細菌類及び酵母類
が包含される。 本発明の方法は、本発明者らの経験及び後述す
る実施例の結果から明らかなように、一般的に言
つて、どのような種類の微生物に対しても適用す
ることができ、それによつて大なり小なりビタミ
ン類の生産性の向上効果を期待することができる
が、中でも菌類、細菌類、放線菌類及び酵母類の
微生物に対して特にその効果が著しく、さらに細
菌類及び酵母類が好ましく特に細菌類が好まし
い。 本発明の方法を適用することができる代表的な
微生物を例示すれば次のとおりである。なお下記
の微生物の例示においては、微生物の名称を和名
で属(Genns)及び種(Species)を示し、その
次に原名を( )内に示した。 1 細菌類 1) コリネバクテリウム
(Corynebacterium)属 (1) コリネバクテリウム・シンプレツクス(C・
simplex) (2) コリネバクテリウム・プリモリオキシダンス
(C.primorioxydans) 2) ブレビバクテリウム(Brevibacterium)
属 (1) ブレビバクテリウム・アンモニアゲネス
(Br.ammoniagenes) 3) アルスロバクター(Arthrobacter)属 (1) アルスロバクター・シンプレツクス(A.
simplex) (2) アルスロバクター・グロビホルミス(A.
globiformis) (3) アルスロバクター・パシエンス(A.
pascens) 4) バチルス(Bacillus)属 (1) バチルス・メガテリウム(B.megaterium) (2) バチルス・スフアエリカス(B.sphaericus) (3) バチルス・サブチリス(B.subtilis) 5) エシエリキア(Escherichia)属 (1) エシエリキア・フレウンデイー(E.
freundii) (2) エシエリキア・コリ(E.coli) 6) シユードモナス(Pseudomonas)属 (1) シユードモナス・ムタビリス(Ps.
mutabilis) (2) シユードモナス・デニトリフインカンス
(Ps.denitrificans) (3) シユードモナス・フルオレセンス(Ps.
fluorescens) (4) シユードモナス・メタニカ(Ps.methanica) 7) アセトバクター(Acetobacter)属 (1) アセトバクター・サブオキシダンス(Ace.
suboxydans) 8) プロピオニバクテリウム
(Propicbibacterium)属 (1) プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキ
ー(Pr.freudenreichii) (2) プロピオニバクテリウム・シヤーマニー
(Pr.shermanii) 9) クロストリデイウム(Clostridium)属 (1) クロストリデイウム・ブチリカム(Cl.
butyricum) (2) クロストリデイウム・アセトブチリカム
(Cl.acetobutyricum) 10) ブチリバクテリウム
(Butyribacterium)属 11) セラチア(Serratia)属 (1) セラチア・マーシエツシエンス(Se.
marcescens) 12) グルコノバクター(Gluconobacter)属 (1) グルコノバクター・ロゼウス(Gl.roseus) (2) グルコノバクター・オキシダンス(Gl.
oxydans) 13) クレブシエラ(Klebsiella)属 14) フラボバクテリウム(Elavobacterium)
属 15) プロタミノバクター
(Protaminobacter)属 (1) プロタミノバクター・ルーバー(Pro.ruber) 16) ロドシユードモナス
(Rhodopseudomonas)属 (1) ロドシユードモナス・スフエロイデス
(Rhodops.spheroides) 17) セレノモナス(Selenomonas)属 (1) セレノモナス・ルミナンテイウム(Sele・
ruminantium) 18) ロドスピリルム(Rhodospirillum)属 (1) ロドスピリルム・ルブラム(Rhdodospi.
rubrum 19) スピリルム(Spirillum)属 (1) スピリルム・ルブラム(Spi.rubrum) 2 酵母菌類 1) キヤンデイダ(Candida)属 (1) キヤンデイダ・グイラーモンデイー(C.
guilliermondii) (2) キヤンデイダ・トロピカリス(C.tropicalis) (3) キヤンデイダ・アルボレア(C.arborea) (4) キヤンデイダ・フラベリー(C.flaveri) (5) キヤンデイダ・インターメデイア(C.
intermedia) 2) クレブロテシウム(Crebrothecium)属 (1) クレブロテシウム・アシビー(Cr.ashbyi) 3) エレモテシウム(Eremothecium)属 (1) エレモテシウム・アシビー(Er.ashbyi) 4) アシビア(Ashbaya)属 (1) アシビア・ゴシビー(As.gossypii) 5) トルロプシス(Torulopsis)属 (1) トルロプシス・キヤンデイダ(T.candida) 6) サツカロマイセス(Saccharomyces)
属 等が挙げられ、就中コリネバクテリウム属、ブレ
ビバクテリウム属、アルスロバクター属、バチル
ス属、グルコノバクター属、アセトバクター属、
シユードモナス属、セラチア属、及びプロピオニ
バクテリウム属が好ましく、特にグルコノバクタ
ー属、アセトバクター属、シユードモナス属、ブ
レビバクテリウム属、アルスロバクター属、及び
プロピオニバクテリウム属が好ましい。 (1) サツカロマイセス・セレビシアエ(S.
cerevisiae) 7) スポリデイオボルス(Sporidiobolus)
属 (1) スポリデイオボルス・サルモニコロア(Sp.
salmonicolor) 8) ピキア(Pichia)属 (1) ピキア・グイラーモンデイ(Pi.
guilliermondii) 9) ハンセヌラ(Hansenula)属 10) ロドトルラ(Rhodotorula)属 (1) ロドトルラ・ルブラ(Rh.rubra) 12) マイコキヤンデイダ(Mycocandida)
属 (1) マイコキヤンデイダ・リボフラビナ(My.
riboflavina) 等があり、就中エレモテシウム属、アシビヤ属、
ピキア属、サツカロマイセス属、クレブロテシウ
ム属及びキヤンデイダ属が好ましく、特にエレモ
テシウム属及びクレブロテシウム属が好ましい。 3 菌類 1) ブラクスレア(Blakeslea)属 (1) ブラクスレア・トリスポーラ(Bl.trispora) 2) ニユーロスポーラ(Neurospora)属 (1) ニユーロスポーラ・シトフイラ(Neu.
sitophila) 3) コアネホーラ(Choanephora)属 (1) コアネホーラ・トリスポーラ(C.trispora) 4) ペニシリウム(Penicillium)属 (1) ペニシリウム・・メンブラナエフアンシエン
ス(Pen.menbranae faciens) (2) ペニシリウム・ノタータム(Pen.notatum) (3) ペニシリウム・リラシナム(Pen.lilacinum) (4) ペニシリウム・ベルコサム(Pen.
verrucosum) (5) ペニシリウム・プベルラム(Pen.
puberulum) (6) ペニシリウム.パトルム(Pen.patulum) (7) ペニシリウム・クリソゲナム(Pen.
chrysogenum) 5) アスペルギルス(Aspergillus)属 (1) アスペルギルス・ニガー(Asp.niger) (2) アスペルギルス・フミガツス(Asp.
fumigatus) (3) アスペルギルス・テレウス(Asp.terreus) (4) アスペルギルス・オリザエ(Asp.oryzae) 6) パエシロミセス(Paecilomyces)属 (1) パエシロミセス・リラシナス(Pae.
lilacinus) 7) ムコール(Mucor)属 (1) ムコール・アザイゴスポラス(Mu.
azygosporus) (2) ムコール・ミクロポラス(Mu.
microsporus) 8) クンニンガメラ(Cunnighamella)属 (1) クンニンガメラ・ブラケスリーアナ(Cun.
blakesleeana) 9) クラドスポリウム(Cladosporium)属 (1) クラドスポリウム・ヘルバルム(Clado.
herbarum) (2) クラドスポリウム・レジナエ(Clado.
resinae) 10) ジベレラ(Gibberella)属 (1) ジベレラ・フジクロイ(Gibb.fujikuroi) 11) フザリウム(Fusarium)属 (1) フザリウム・ソラニー(Fu.solani) 12) アクレモニウム(Acremonium)属 (1) アクレモニウム・デイオスピーリ(Acrem.
diospyri) 等があり、就中ブラクスレア属、ペニシリウム属
及びアスペルギルス属が好ましい。 4 放線菌類 1) ノカルデイア(Nocardia)属 (1) ノカルデイア・ルテア(N.lutea) (2) ノカルデイア・メタノフイルス(N.
methanophilus) (3) ノカルデイア・ガードネリー(N.
gardonerii) 2) マイコバクテリウム(Mycobacterium)
属 (1) マイコバクテリウム・スメグマチス(My.
smegmatis) 3) ストレプトマイセス(Streptomyces)
属 (1) ストレプトマイセス・オリバセウス(St.
olivaceus) (2) ストレプトマイセス・アルジエンテオルス
(St.argenteolus) 4) ミイクロモノスポーラ
(Micromonospora)属 (1) ミクロモノスポーラ・カルセア
(Micromono.chalcea) 等があり、ストレプトミセス属及びノカルデイア
属が好ましく、特にノカルデイア属が好ましい。 従来、ビタミン類の発酵法による工業的生産
は、通常、終始暗黒のタンク内で行なわれてお
り、光線の照射を実質的に回避した条件下に行な
われている。本発明は、かかる従来のビタミン類
の発酵的生産法とは対照的に、上記特定の光線を
含有する光線を積極的に照射しながら微生物の培
養を行なうものであり、この点、本発明の方法は
従来の発酵法とは本質的に相違するものである。 上記特定光線の照射はビタミン類生産工程でい
う、前培養および、本培養いづれの場合も適用さ
れるが、本培養に行なうことによりその効果が大
となる。 照射しうる光線は、少なくとも280nmおよびそ
れ以上の波長域の光線を実質的に含有する限り、
特に制限はなく、上記特定波長域光を実質的に含
有する光線であれば、人工光線のみならず、自然
光線も使用することができる。 しかして、人工光線及び/又は自然光線を用い
る場合には、必要に応じて光フイルターを用い、
少なくとも280nmおよびそれ以上の波長域の光線
を実質的に含有する光線の照射光量が
100000μw/cm2以上、好ましくは300001μw/cm2以
下、更に好ましくは10000〜μw/cm2に抑制された
人工光線の照射下に培養することが好ましい。 本発明の方法に従い、微生物の培養系に照射さ
れる前記光線の強度は、厳密に制限されるもので
はなく、培養すべき微生物の種類やその他の培養
条件等により異なり、個々の場合における最適の
照射条件は当業者であれば小規模の実験を行なう
ことにより容易に決定しうるが、一般には、
400nm〜800nmの範囲の波長の可視光線領域の光
量が100000μw/cm2以下、好ましくは50000〜
1μw/cm2、さらに好ましくは10000〜5μw/cm2、
特に好ましくは5000〜50μw/cm2の範囲内に調節
された光線を照射するのが有利である。また、
280nm〜400nmの波長の紫外線領域の光線はあま
り強くない方が好ましく、通常該波長範囲の紫外
線の強度は一般に80000μw/cm2以下、好ましくは
40000μw/cm2以下、さらに好ましくは10000〜
1μw/cm2特に好ましくは5000〜1μw//cm2とする
のが望ましい。 また、本発明の方法に従い、微生物の培養系に
対して前記特定の光線を積極的に照射する具体的
方法としては、例えば、実質的に外光線から密閉
された系内(タンク内)において、少なくとも
280nmおよびそれ以上の波長域の光線を実質的に
含有する光線、好ましくは、280〜800nmの波長
域光を実質的に含有する人工光線(この場合、人
工光線源それ自体がかかる光質特性の光を発する
ものであつてもよく、或いは人工光線源を適当な
フイルターで覆うことにより照射される光が上記
のような光質特性をもつようにしてもよい)を照
射する方法;太陽又は自然光線の照射下に、少な
くとも280nmおよびそれ以上の波長域の光線を実
質的に含有する光線、好ましくは、280〜800nm
の波長域光を実質的に含有する光を透過する、透
明な無色乃至有色の有機質又は無機質の被覆材
(例えば、紫外線吸収剤を配合した合成樹脂フイ
ルム)により被覆した条件下に培養を行なう方
法;並びに上記両方法の組合わせ等が考えられ
る。 本発明の方法に従い上記特定波長域光を実質的
に含有する光線のビタミン類生産性微生物に対す
る照射開始時期は、該微生物培養系内に於いて、
該微生物の対数増殖期が好ましい。該微生物は、
培養系内に植菌されると、直ちに急激なる増殖は
行なわず、誘導期を経過した後に、急速に増殖を
行う対数増殖期となる。対数増殖期以降の、該微
生物は、系内の栄養源の枯渇に伴ない定常期を経
て、減数、死滅する。 本発明によれば、上記特定波長域光を実質的に
含有する光線の照射開始は、対数増殖期、好まし
くは、対数増殖期の前期さらに好ましくは、中期
である。また、上記特定の波長域光を実質的に含
有する光線を照射する期間としては、前記の照射
開始時点より発酵が終了する時点まで、あるいは
発酵がある過程に達する時点まで等があげられる
が、好ましくは発酵が終了する時点までである。 なお、照射形式としては、続けて照射を行う連
続照射法、照射と暗黒とを交互にくり返す間欠照
射法、およびこれらの組み合せ法等があり、適宜
選択することが出来る。 本発明でいう「Xnmおよびそれ以上の波長域
の光線を実質的に含有する」とは照射する全光線
量のうち、Xnm未満の波長域の光線が完全に存
在しないことのみならず、該紫外線が本発明の培
養に悪影響を及ぼさない程度の範囲で少量含有し
ていても支障はないことを意味する。 また、本発明でいう「Y〜Znmの波長域光を
実質的に含有する」とは、照射する全光線量のう
ち、Y〜Znmの波長域光が100%の場合のみなら
ず、60%以上、好ましくは、80%以上更に好まし
くは90%以上である。 本発明の方法に従うビタミン類生産性微生物の
培養は、上記特定の光線の照射下に行なうという
条件を除けば、従来から行なわれている条件と全
く同様の条件下に行なうことができる。例えば、
ビタミン類生産性微生物を適当な栄養培地中で液
体培養又は固体培養することにより行なうことが
できる。その際の培地の栄養源、窒素源及び無機
塩類等は、使用する微生物や培養手段に応じて適
宜変更選択されるが、微生物の培養に適常用いら
れるものが広く使用される。炭素源としては、同
化可能な炭素化合物であればよく、例えばブドウ
糖、シヨ糖、乳糖、麦芽糖、澱粉、デキストリ
ン、糖密、グリセリン、炭化水素、エチルアルコ
ール、メチルアルコール、酢酸などが使用され
る。また、窒素源としては、使用可能な窒素化合
物であればよく、例えばコーン・スチーブ・リカ
ー、大豆粉、大豆タンパク加水分解物、綿実油、
小麦グルテン、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、酵母、カゼイン加水分解物、アンモニウム
塩、硝酸塩、などが使用される。無機塩としては
例えば、リン酸塩、マグネシウム、カルシウム、
カリウム、ナトリウム、亜鉛、鉄、マンガンなど
の塩類が必要に応じて各種ビタミン類やアミノ酸
類、核酸関連物質、発酵原料となる各種前駆体も
使用される。 培養温度および培養時間は、使用する微生物に
よつても多少異なるものであつて、その微生物が
充分発育し得る範囲内で適宜変更することができ
るが一般に、例えば細菌類の場合は約25〜37℃程
度、真菌類、酵母菌類、の場合は約20〜26℃程
度、放線菌類の場合は約26〜32℃程度で培養する
ことがよい。 本発明において、上記光質条件下で培養を行う
際に使用する資材としては、上記の光線透過特性
を有するものであれば、その材質等は特に制限さ
れるものではなく、どのようなタイプの被覆材で
も使用することができる。そしてかかる資材は通
常無機質又は有機質のフイルム、板、その他の成
形体から成ることができる。しかして、例えば無
機質フイルム又は板としては、典型的には染料又
は顔料(例:エメラルドグリーン)を配合したガ
ラス板、一般的な紫外線吸収剤を含有する合成樹
脂膜を塗布又は積層したガラス板およびガラスフ
イルター等が挙げられ、また、有機質フイルム又
は板としては、特に紫外線吸収剤を塗布又は含有
せしめた合成樹脂フイルム又は板が好適である。 この成形に使用しうる樹脂としては、後述する
熱可塑性樹脂の他、例えば、メラミン樹脂、フエ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、尿
素樹脂、アルキツド樹脂、アリルフタレート樹脂
等の熱硬化性樹脂もまた用いることができる。 本発明に使用し得る透明フイルム又は板は、例
えば通常のフイルム形成性熱可塑性樹脂に適当な
紫外線吸収剤を配合し、フイルム又は板に成形す
ることにより製造することができる。 使用し得るフイルム成形性熱可塑性合成樹脂と
しては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、
含フツ素樹脂、セルロース系樹脂、ABS樹脂等、
又はこれら重合体を主体(好ましくは50重量%以
上)とする共重合体もしくはブレンド物が包含さ
れ、特に耐光性、強度、光線透過性の理由からポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、含フツ素系樹脂、セルロース系樹
脂及びポリカーボネートが好適である。 本説発に使用し得る人工光源として、上記した
特定波長域の光線を放射する光源であれば、いづ
れのものでも使用できる。そして、かかる光源と
しては例えば、蛍光灯、水銀灯、陽光ランプ、一
般電球、投光用電球、特殊電球(東芝ランプカタ
ログより、東芝電材株式会社)等がある。更に具
体的には、蛍光灯〔( )内は、商品名を示す。〕
として、日照灯(FLF40SW/EM、東芝)、プラ
ントルクス(FL40B/NL、東芝)、フイツシユ
ルクス(FL40SBRF/NL、東芝)、青色
(FL40B/NL、東芝)、青白色(FL40BW/NL、
東芝)、白色(FL40SD/NL、東芝)、昼光色
(FL40SD/NL、東芝)、デラツクス(FL40SW
−DL−X/NL、東芝)、温白色(FL40SW/
NL、FL40SW−/A/NL、東芝)、葉たばこ用
6100〓(FL40SRD−SDL6100〓、東芝)、写真
撮影用(FL40SD−SDL−CP/NL、東芝)、ブ
ラツクライト蛍光ランプ(FL40SBL−B松下)、
健康線用蛍光灯(FL20S−E松下)、蛍光ケミカ
ルランプ(FL20S−BL松下)、高演色性蛍光灯
(FL20SW−EDL−50K、東芝)及び捕虫用蛍光
灯(FL20SBA−37K、東芝)等があり、このう
ち、ブラツクライト蛍光ランプ、健康線用蛍光ラ
ンプ、青色および青白色灯が好ましい。 以上述べた本発明の方法に従えば、発酵法によ
るビタミン類の生産において、特定の光質条件下
に微生物を培養することにより、ビタミン類の生
産が大いに促進され、医薬、食品等の分野に資す
る所極めて甚大である。 次に実施例を挙げて、本発明をさらに説明す
る。 実施例1、比較例1及び9 表−1に示した組成より成る水溶液100mlを500
ml三角フラスコに分注し、加圧滅菌後、あらかじ
めYM Agar(Difco0587)スラントに植継いでお
いたリボフラビン生産微生物クレブロテシウム・
アシビー(エレモテシウム・アシビー)
〔Crebrothecium ashbyi(Eremothecium
ashbyii)ATCC26614〕をリボフラビン生産能の
高い濃い黄色のコロニーより1白金耳接種し、培
養温度30℃、振とう回転数200回/分、暗黒条件
下で48時間前培養した。 予め、表−1から成る水溶液にダイズ油3%を
添加した培地を調製しておき、その水溶液100ml
をハリオガラス製の500ml坂口フラスコに分注し、
110℃、10分間滅菌後、上記前培養浮遊液2mlを
接種し、培養温度30℃、振とう回転数200回/分、
暗黒条件下で、本培養を行つた。
関し、さらに詳しくは、ビタミン類生産性微生物
を特定の波長領域の光線の照射下に培養すること
によつて該ビタミン類の生産性を向上させるビタ
ミン類生産性微生物の培養方法に関する。 本発明者は各種有用植物の生育、有用植物に対
する病害糸状菌類の繁殖の防除、藻類植物の培養
等において、光質条件が如何に影響するかを研究
している過程において、全く偶然的に、ビタミン
類生産性微生物を少なくとも280nmおよびそれ以
上の光線を実質的に含有する特定の光線の積極的
照射下に培養すると、ビタミン類の生産性が大い
に向上することを見い出し本発明を完成するに至
つた。 かくして、本発明に従えば、ビタミン類生産性
微生物を光線を照射しつつ、培養し、ビタミン類
を生産する方法において、 前記微生物が、ビタミン類を産する能力を有
する細菌類、放線菌類及び菌類から選ばれた微
生物であり、 前記光線の照射開始時期が前記培養系内の前
記微生物の対数増殖期以降であり、かつ、 前記光線が少なくとも280nm及びそれ以上の
波長域の光線を実質的に含有する光線である、 ことを特徴とするビタミン類生産性微生物の培養
方法、が提供される。 本発明でいう「ビタミン類」とは、ビタミン類
及びその中間体化合物を示し、ビタミン類として
は例えばビタミンM(葉酸)、ビタミンB2(リボフ
ラビン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミン
B12(シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、
メチルコバラミン)ビタミンH(ビオチン)、及び
ビタミンB1(チアミン)等があり、中間体化合物
とは、例えばエルゴステロール〔ビタミンD(カ
ルシフエロール)の中間体化合物〕、2−ケトグ
ルコン酸〔イソビタミンC(D−アラボアスコル
ビン酸、エリソルビン酸)の中間体化合物〕、L
−ソルボース〔ビタミンC(アスコルビン酸)の
中間体化合物〕等がある。 本明細書において「ビタミン類生産性微生物」
とは、ビタミン類を微生物菌体外に代謝生産物と
して生産する能力を有する微生物をいい、かかる
微生物には、菌類、放線菌類、細菌類及び酵母類
が包含される。 本発明の方法は、本発明者らの経験及び後述す
る実施例の結果から明らかなように、一般的に言
つて、どのような種類の微生物に対しても適用す
ることができ、それによつて大なり小なりビタミ
ン類の生産性の向上効果を期待することができる
が、中でも菌類、細菌類、放線菌類及び酵母類の
微生物に対して特にその効果が著しく、さらに細
菌類及び酵母類が好ましく特に細菌類が好まし
い。 本発明の方法を適用することができる代表的な
微生物を例示すれば次のとおりである。なお下記
の微生物の例示においては、微生物の名称を和名
で属(Genns)及び種(Species)を示し、その
次に原名を( )内に示した。 1 細菌類 1) コリネバクテリウム
(Corynebacterium)属 (1) コリネバクテリウム・シンプレツクス(C・
simplex) (2) コリネバクテリウム・プリモリオキシダンス
(C.primorioxydans) 2) ブレビバクテリウム(Brevibacterium)
属 (1) ブレビバクテリウム・アンモニアゲネス
(Br.ammoniagenes) 3) アルスロバクター(Arthrobacter)属 (1) アルスロバクター・シンプレツクス(A.
simplex) (2) アルスロバクター・グロビホルミス(A.
globiformis) (3) アルスロバクター・パシエンス(A.
pascens) 4) バチルス(Bacillus)属 (1) バチルス・メガテリウム(B.megaterium) (2) バチルス・スフアエリカス(B.sphaericus) (3) バチルス・サブチリス(B.subtilis) 5) エシエリキア(Escherichia)属 (1) エシエリキア・フレウンデイー(E.
freundii) (2) エシエリキア・コリ(E.coli) 6) シユードモナス(Pseudomonas)属 (1) シユードモナス・ムタビリス(Ps.
mutabilis) (2) シユードモナス・デニトリフインカンス
(Ps.denitrificans) (3) シユードモナス・フルオレセンス(Ps.
fluorescens) (4) シユードモナス・メタニカ(Ps.methanica) 7) アセトバクター(Acetobacter)属 (1) アセトバクター・サブオキシダンス(Ace.
suboxydans) 8) プロピオニバクテリウム
(Propicbibacterium)属 (1) プロピオニバクテリウム・フレウデンレイキ
ー(Pr.freudenreichii) (2) プロピオニバクテリウム・シヤーマニー
(Pr.shermanii) 9) クロストリデイウム(Clostridium)属 (1) クロストリデイウム・ブチリカム(Cl.
butyricum) (2) クロストリデイウム・アセトブチリカム
(Cl.acetobutyricum) 10) ブチリバクテリウム
(Butyribacterium)属 11) セラチア(Serratia)属 (1) セラチア・マーシエツシエンス(Se.
marcescens) 12) グルコノバクター(Gluconobacter)属 (1) グルコノバクター・ロゼウス(Gl.roseus) (2) グルコノバクター・オキシダンス(Gl.
oxydans) 13) クレブシエラ(Klebsiella)属 14) フラボバクテリウム(Elavobacterium)
属 15) プロタミノバクター
(Protaminobacter)属 (1) プロタミノバクター・ルーバー(Pro.ruber) 16) ロドシユードモナス
(Rhodopseudomonas)属 (1) ロドシユードモナス・スフエロイデス
(Rhodops.spheroides) 17) セレノモナス(Selenomonas)属 (1) セレノモナス・ルミナンテイウム(Sele・
ruminantium) 18) ロドスピリルム(Rhodospirillum)属 (1) ロドスピリルム・ルブラム(Rhdodospi.
rubrum 19) スピリルム(Spirillum)属 (1) スピリルム・ルブラム(Spi.rubrum) 2 酵母菌類 1) キヤンデイダ(Candida)属 (1) キヤンデイダ・グイラーモンデイー(C.
guilliermondii) (2) キヤンデイダ・トロピカリス(C.tropicalis) (3) キヤンデイダ・アルボレア(C.arborea) (4) キヤンデイダ・フラベリー(C.flaveri) (5) キヤンデイダ・インターメデイア(C.
intermedia) 2) クレブロテシウム(Crebrothecium)属 (1) クレブロテシウム・アシビー(Cr.ashbyi) 3) エレモテシウム(Eremothecium)属 (1) エレモテシウム・アシビー(Er.ashbyi) 4) アシビア(Ashbaya)属 (1) アシビア・ゴシビー(As.gossypii) 5) トルロプシス(Torulopsis)属 (1) トルロプシス・キヤンデイダ(T.candida) 6) サツカロマイセス(Saccharomyces)
属 等が挙げられ、就中コリネバクテリウム属、ブレ
ビバクテリウム属、アルスロバクター属、バチル
ス属、グルコノバクター属、アセトバクター属、
シユードモナス属、セラチア属、及びプロピオニ
バクテリウム属が好ましく、特にグルコノバクタ
ー属、アセトバクター属、シユードモナス属、ブ
レビバクテリウム属、アルスロバクター属、及び
プロピオニバクテリウム属が好ましい。 (1) サツカロマイセス・セレビシアエ(S.
cerevisiae) 7) スポリデイオボルス(Sporidiobolus)
属 (1) スポリデイオボルス・サルモニコロア(Sp.
salmonicolor) 8) ピキア(Pichia)属 (1) ピキア・グイラーモンデイ(Pi.
guilliermondii) 9) ハンセヌラ(Hansenula)属 10) ロドトルラ(Rhodotorula)属 (1) ロドトルラ・ルブラ(Rh.rubra) 12) マイコキヤンデイダ(Mycocandida)
属 (1) マイコキヤンデイダ・リボフラビナ(My.
riboflavina) 等があり、就中エレモテシウム属、アシビヤ属、
ピキア属、サツカロマイセス属、クレブロテシウ
ム属及びキヤンデイダ属が好ましく、特にエレモ
テシウム属及びクレブロテシウム属が好ましい。 3 菌類 1) ブラクスレア(Blakeslea)属 (1) ブラクスレア・トリスポーラ(Bl.trispora) 2) ニユーロスポーラ(Neurospora)属 (1) ニユーロスポーラ・シトフイラ(Neu.
sitophila) 3) コアネホーラ(Choanephora)属 (1) コアネホーラ・トリスポーラ(C.trispora) 4) ペニシリウム(Penicillium)属 (1) ペニシリウム・・メンブラナエフアンシエン
ス(Pen.menbranae faciens) (2) ペニシリウム・ノタータム(Pen.notatum) (3) ペニシリウム・リラシナム(Pen.lilacinum) (4) ペニシリウム・ベルコサム(Pen.
verrucosum) (5) ペニシリウム・プベルラム(Pen.
puberulum) (6) ペニシリウム.パトルム(Pen.patulum) (7) ペニシリウム・クリソゲナム(Pen.
chrysogenum) 5) アスペルギルス(Aspergillus)属 (1) アスペルギルス・ニガー(Asp.niger) (2) アスペルギルス・フミガツス(Asp.
fumigatus) (3) アスペルギルス・テレウス(Asp.terreus) (4) アスペルギルス・オリザエ(Asp.oryzae) 6) パエシロミセス(Paecilomyces)属 (1) パエシロミセス・リラシナス(Pae.
lilacinus) 7) ムコール(Mucor)属 (1) ムコール・アザイゴスポラス(Mu.
azygosporus) (2) ムコール・ミクロポラス(Mu.
microsporus) 8) クンニンガメラ(Cunnighamella)属 (1) クンニンガメラ・ブラケスリーアナ(Cun.
blakesleeana) 9) クラドスポリウム(Cladosporium)属 (1) クラドスポリウム・ヘルバルム(Clado.
herbarum) (2) クラドスポリウム・レジナエ(Clado.
resinae) 10) ジベレラ(Gibberella)属 (1) ジベレラ・フジクロイ(Gibb.fujikuroi) 11) フザリウム(Fusarium)属 (1) フザリウム・ソラニー(Fu.solani) 12) アクレモニウム(Acremonium)属 (1) アクレモニウム・デイオスピーリ(Acrem.
diospyri) 等があり、就中ブラクスレア属、ペニシリウム属
及びアスペルギルス属が好ましい。 4 放線菌類 1) ノカルデイア(Nocardia)属 (1) ノカルデイア・ルテア(N.lutea) (2) ノカルデイア・メタノフイルス(N.
methanophilus) (3) ノカルデイア・ガードネリー(N.
gardonerii) 2) マイコバクテリウム(Mycobacterium)
属 (1) マイコバクテリウム・スメグマチス(My.
smegmatis) 3) ストレプトマイセス(Streptomyces)
属 (1) ストレプトマイセス・オリバセウス(St.
olivaceus) (2) ストレプトマイセス・アルジエンテオルス
(St.argenteolus) 4) ミイクロモノスポーラ
(Micromonospora)属 (1) ミクロモノスポーラ・カルセア
(Micromono.chalcea) 等があり、ストレプトミセス属及びノカルデイア
属が好ましく、特にノカルデイア属が好ましい。 従来、ビタミン類の発酵法による工業的生産
は、通常、終始暗黒のタンク内で行なわれてお
り、光線の照射を実質的に回避した条件下に行な
われている。本発明は、かかる従来のビタミン類
の発酵的生産法とは対照的に、上記特定の光線を
含有する光線を積極的に照射しながら微生物の培
養を行なうものであり、この点、本発明の方法は
従来の発酵法とは本質的に相違するものである。 上記特定光線の照射はビタミン類生産工程でい
う、前培養および、本培養いづれの場合も適用さ
れるが、本培養に行なうことによりその効果が大
となる。 照射しうる光線は、少なくとも280nmおよびそ
れ以上の波長域の光線を実質的に含有する限り、
特に制限はなく、上記特定波長域光を実質的に含
有する光線であれば、人工光線のみならず、自然
光線も使用することができる。 しかして、人工光線及び/又は自然光線を用い
る場合には、必要に応じて光フイルターを用い、
少なくとも280nmおよびそれ以上の波長域の光線
を実質的に含有する光線の照射光量が
100000μw/cm2以上、好ましくは300001μw/cm2以
下、更に好ましくは10000〜μw/cm2に抑制された
人工光線の照射下に培養することが好ましい。 本発明の方法に従い、微生物の培養系に照射さ
れる前記光線の強度は、厳密に制限されるもので
はなく、培養すべき微生物の種類やその他の培養
条件等により異なり、個々の場合における最適の
照射条件は当業者であれば小規模の実験を行なう
ことにより容易に決定しうるが、一般には、
400nm〜800nmの範囲の波長の可視光線領域の光
量が100000μw/cm2以下、好ましくは50000〜
1μw/cm2、さらに好ましくは10000〜5μw/cm2、
特に好ましくは5000〜50μw/cm2の範囲内に調節
された光線を照射するのが有利である。また、
280nm〜400nmの波長の紫外線領域の光線はあま
り強くない方が好ましく、通常該波長範囲の紫外
線の強度は一般に80000μw/cm2以下、好ましくは
40000μw/cm2以下、さらに好ましくは10000〜
1μw/cm2特に好ましくは5000〜1μw//cm2とする
のが望ましい。 また、本発明の方法に従い、微生物の培養系に
対して前記特定の光線を積極的に照射する具体的
方法としては、例えば、実質的に外光線から密閉
された系内(タンク内)において、少なくとも
280nmおよびそれ以上の波長域の光線を実質的に
含有する光線、好ましくは、280〜800nmの波長
域光を実質的に含有する人工光線(この場合、人
工光線源それ自体がかかる光質特性の光を発する
ものであつてもよく、或いは人工光線源を適当な
フイルターで覆うことにより照射される光が上記
のような光質特性をもつようにしてもよい)を照
射する方法;太陽又は自然光線の照射下に、少な
くとも280nmおよびそれ以上の波長域の光線を実
質的に含有する光線、好ましくは、280〜800nm
の波長域光を実質的に含有する光を透過する、透
明な無色乃至有色の有機質又は無機質の被覆材
(例えば、紫外線吸収剤を配合した合成樹脂フイ
ルム)により被覆した条件下に培養を行なう方
法;並びに上記両方法の組合わせ等が考えられ
る。 本発明の方法に従い上記特定波長域光を実質的
に含有する光線のビタミン類生産性微生物に対す
る照射開始時期は、該微生物培養系内に於いて、
該微生物の対数増殖期が好ましい。該微生物は、
培養系内に植菌されると、直ちに急激なる増殖は
行なわず、誘導期を経過した後に、急速に増殖を
行う対数増殖期となる。対数増殖期以降の、該微
生物は、系内の栄養源の枯渇に伴ない定常期を経
て、減数、死滅する。 本発明によれば、上記特定波長域光を実質的に
含有する光線の照射開始は、対数増殖期、好まし
くは、対数増殖期の前期さらに好ましくは、中期
である。また、上記特定の波長域光を実質的に含
有する光線を照射する期間としては、前記の照射
開始時点より発酵が終了する時点まで、あるいは
発酵がある過程に達する時点まで等があげられる
が、好ましくは発酵が終了する時点までである。 なお、照射形式としては、続けて照射を行う連
続照射法、照射と暗黒とを交互にくり返す間欠照
射法、およびこれらの組み合せ法等があり、適宜
選択することが出来る。 本発明でいう「Xnmおよびそれ以上の波長域
の光線を実質的に含有する」とは照射する全光線
量のうち、Xnm未満の波長域の光線が完全に存
在しないことのみならず、該紫外線が本発明の培
養に悪影響を及ぼさない程度の範囲で少量含有し
ていても支障はないことを意味する。 また、本発明でいう「Y〜Znmの波長域光を
実質的に含有する」とは、照射する全光線量のう
ち、Y〜Znmの波長域光が100%の場合のみなら
ず、60%以上、好ましくは、80%以上更に好まし
くは90%以上である。 本発明の方法に従うビタミン類生産性微生物の
培養は、上記特定の光線の照射下に行なうという
条件を除けば、従来から行なわれている条件と全
く同様の条件下に行なうことができる。例えば、
ビタミン類生産性微生物を適当な栄養培地中で液
体培養又は固体培養することにより行なうことが
できる。その際の培地の栄養源、窒素源及び無機
塩類等は、使用する微生物や培養手段に応じて適
宜変更選択されるが、微生物の培養に適常用いら
れるものが広く使用される。炭素源としては、同
化可能な炭素化合物であればよく、例えばブドウ
糖、シヨ糖、乳糖、麦芽糖、澱粉、デキストリ
ン、糖密、グリセリン、炭化水素、エチルアルコ
ール、メチルアルコール、酢酸などが使用され
る。また、窒素源としては、使用可能な窒素化合
物であればよく、例えばコーン・スチーブ・リカ
ー、大豆粉、大豆タンパク加水分解物、綿実油、
小麦グルテン、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、酵母、カゼイン加水分解物、アンモニウム
塩、硝酸塩、などが使用される。無機塩としては
例えば、リン酸塩、マグネシウム、カルシウム、
カリウム、ナトリウム、亜鉛、鉄、マンガンなど
の塩類が必要に応じて各種ビタミン類やアミノ酸
類、核酸関連物質、発酵原料となる各種前駆体も
使用される。 培養温度および培養時間は、使用する微生物に
よつても多少異なるものであつて、その微生物が
充分発育し得る範囲内で適宜変更することができ
るが一般に、例えば細菌類の場合は約25〜37℃程
度、真菌類、酵母菌類、の場合は約20〜26℃程
度、放線菌類の場合は約26〜32℃程度で培養する
ことがよい。 本発明において、上記光質条件下で培養を行う
際に使用する資材としては、上記の光線透過特性
を有するものであれば、その材質等は特に制限さ
れるものではなく、どのようなタイプの被覆材で
も使用することができる。そしてかかる資材は通
常無機質又は有機質のフイルム、板、その他の成
形体から成ることができる。しかして、例えば無
機質フイルム又は板としては、典型的には染料又
は顔料(例:エメラルドグリーン)を配合したガ
ラス板、一般的な紫外線吸収剤を含有する合成樹
脂膜を塗布又は積層したガラス板およびガラスフ
イルター等が挙げられ、また、有機質フイルム又
は板としては、特に紫外線吸収剤を塗布又は含有
せしめた合成樹脂フイルム又は板が好適である。 この成形に使用しうる樹脂としては、後述する
熱可塑性樹脂の他、例えば、メラミン樹脂、フエ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、尿
素樹脂、アルキツド樹脂、アリルフタレート樹脂
等の熱硬化性樹脂もまた用いることができる。 本発明に使用し得る透明フイルム又は板は、例
えば通常のフイルム形成性熱可塑性樹脂に適当な
紫外線吸収剤を配合し、フイルム又は板に成形す
ることにより製造することができる。 使用し得るフイルム成形性熱可塑性合成樹脂と
しては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、
含フツ素樹脂、セルロース系樹脂、ABS樹脂等、
又はこれら重合体を主体(好ましくは50重量%以
上)とする共重合体もしくはブレンド物が包含さ
れ、特に耐光性、強度、光線透過性の理由からポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、含フツ素系樹脂、セルロース系樹
脂及びポリカーボネートが好適である。 本説発に使用し得る人工光源として、上記した
特定波長域の光線を放射する光源であれば、いづ
れのものでも使用できる。そして、かかる光源と
しては例えば、蛍光灯、水銀灯、陽光ランプ、一
般電球、投光用電球、特殊電球(東芝ランプカタ
ログより、東芝電材株式会社)等がある。更に具
体的には、蛍光灯〔( )内は、商品名を示す。〕
として、日照灯(FLF40SW/EM、東芝)、プラ
ントルクス(FL40B/NL、東芝)、フイツシユ
ルクス(FL40SBRF/NL、東芝)、青色
(FL40B/NL、東芝)、青白色(FL40BW/NL、
東芝)、白色(FL40SD/NL、東芝)、昼光色
(FL40SD/NL、東芝)、デラツクス(FL40SW
−DL−X/NL、東芝)、温白色(FL40SW/
NL、FL40SW−/A/NL、東芝)、葉たばこ用
6100〓(FL40SRD−SDL6100〓、東芝)、写真
撮影用(FL40SD−SDL−CP/NL、東芝)、ブ
ラツクライト蛍光ランプ(FL40SBL−B松下)、
健康線用蛍光灯(FL20S−E松下)、蛍光ケミカ
ルランプ(FL20S−BL松下)、高演色性蛍光灯
(FL20SW−EDL−50K、東芝)及び捕虫用蛍光
灯(FL20SBA−37K、東芝)等があり、このう
ち、ブラツクライト蛍光ランプ、健康線用蛍光ラ
ンプ、青色および青白色灯が好ましい。 以上述べた本発明の方法に従えば、発酵法によ
るビタミン類の生産において、特定の光質条件下
に微生物を培養することにより、ビタミン類の生
産が大いに促進され、医薬、食品等の分野に資す
る所極めて甚大である。 次に実施例を挙げて、本発明をさらに説明す
る。 実施例1、比較例1及び9 表−1に示した組成より成る水溶液100mlを500
ml三角フラスコに分注し、加圧滅菌後、あらかじ
めYM Agar(Difco0587)スラントに植継いでお
いたリボフラビン生産微生物クレブロテシウム・
アシビー(エレモテシウム・アシビー)
〔Crebrothecium ashbyi(Eremothecium
ashbyii)ATCC26614〕をリボフラビン生産能の
高い濃い黄色のコロニーより1白金耳接種し、培
養温度30℃、振とう回転数200回/分、暗黒条件
下で48時間前培養した。 予め、表−1から成る水溶液にダイズ油3%を
添加した培地を調製しておき、その水溶液100ml
をハリオガラス製の500ml坂口フラスコに分注し、
110℃、10分間滅菌後、上記前培養浮遊液2mlを
接種し、培養温度30℃、振とう回転数200回/分、
暗黒条件下で、本培養を行つた。
【表】
成量
本培養開始より24時間目に、菌体の増殖が対数
増殖期の中期に達していることを生菌数により確
認したので、表−2、図−1及び図−2に示した
280〜360nm及び300〜800nmの波長域光を放射す
る蛍光灯を設置してある振とう培養機(培養温度
30℃、振とう回転数200回/分)に培養フラスコ
10本を移し、培養を継続した。なお、残つた10本
の培養フラスコについてはそのまま暗黒培養を続
けた。培養時間は培養開始より144時間とし、光
照射区では連続照射培養を行つた。さらに、本培
養開始当初から実施例1と同様な光線照射条件の
下で培養を行つた(比較例9)。その培養結果を
表−3に示した。なお、培養結果(生成量)は、
各区の培養フラスコ(10本)で得られた値の平均
値である。
本培養開始より24時間目に、菌体の増殖が対数
増殖期の中期に達していることを生菌数により確
認したので、表−2、図−1及び図−2に示した
280〜360nm及び300〜800nmの波長域光を放射す
る蛍光灯を設置してある振とう培養機(培養温度
30℃、振とう回転数200回/分)に培養フラスコ
10本を移し、培養を継続した。なお、残つた10本
の培養フラスコについてはそのまま暗黒培養を続
けた。培養時間は培養開始より144時間とし、光
照射区では連続照射培養を行つた。さらに、本培
養開始当初から実施例1と同様な光線照射条件の
下で培養を行つた(比較例9)。その培養結果を
表−3に示した。なお、培養結果(生成量)は、
各区の培養フラスコ(10本)で得られた値の平均
値である。
【表】
【表】
実施例2、比較例2
ソルビトール5%、酵母エキス0.5%、ペプト
ン0.3%、CaCO30.2%(別殺菌)の組成より成る
前培地、及びソルビトール20%、酵母エキス0.5
%、CaCO30.2%(別殺菌)の組成より成る本培
地を用いて、ソルボース生産性(ソルビトールよ
り生成)微生物グルコノバクター・オキシダンス
亜種サブオキシダンス(アセトバクター・サブオ
キシダンス)〔Gluconobacter oxydanssubsp.
suboxydans(Acetobacter suboxydans)ATCC
621〕を実施例1と比較例1と同一の方法により
培養した。但し、本培養は120時間とし、光照射
区では培養7時間目から光照射培養を開始した。
その培養結果を表−4に示した。
ン0.3%、CaCO30.2%(別殺菌)の組成より成る
前培地、及びソルビトール20%、酵母エキス0.5
%、CaCO30.2%(別殺菌)の組成より成る本培
地を用いて、ソルボース生産性(ソルビトールよ
り生成)微生物グルコノバクター・オキシダンス
亜種サブオキシダンス(アセトバクター・サブオ
キシダンス)〔Gluconobacter oxydanssubsp.
suboxydans(Acetobacter suboxydans)ATCC
621〕を実施例1と比較例1と同一の方法により
培養した。但し、本培養は120時間とし、光照射
区では培養7時間目から光照射培養を開始した。
その培養結果を表−4に示した。
【表】
* ソルビトールに基づく収率
実施例3、比較例3 トマトジユースAgarスラントで培養しておい
たビタミンB12生産性微生物プロピオニバクテリ
ウム・シヤーマニー(Propionibacterium
shermanii IFO 12391)の菌体を滅菌生理食塩水
中に集め、予め用意しておいた表−5に示す組成
の培養液100mlの入つた500ml三角フラスコ(滅菌
済)20本に均等に植菌し、それを30℃の暗黒条件
下で静置培養した。静置培養中は1日に1度培養
液のPHを中性付近に調整した。培養4日目には硫
酸アルミニウム(沈降剤)を10mg/mlとなるよう
に添加し、2時間静置して菌体を沈降させた後、
上澄液40mlを除去して新たな培地(組成は同じ)
40mlと交換した。この時5,6−ジメチルベンズ
イミダゾールを10mg/となるように添加し、さ
らに2日間培養を続けた。なお、静置培養開始18
時間目に20本の培養フラスコの内10本を実施例1
に示した条件と同一の光照射下に移し、残り10本
はそのまま暗黒下で培養を続け、両区とも光条件
の差異以外は全く同一の培養を行つた。 その培養結果(10本の培養フラスコで得られた
値の平均値)を表−6に示した。
実施例3、比較例3 トマトジユースAgarスラントで培養しておい
たビタミンB12生産性微生物プロピオニバクテリ
ウム・シヤーマニー(Propionibacterium
shermanii IFO 12391)の菌体を滅菌生理食塩水
中に集め、予め用意しておいた表−5に示す組成
の培養液100mlの入つた500ml三角フラスコ(滅菌
済)20本に均等に植菌し、それを30℃の暗黒条件
下で静置培養した。静置培養中は1日に1度培養
液のPHを中性付近に調整した。培養4日目には硫
酸アルミニウム(沈降剤)を10mg/mlとなるよう
に添加し、2時間静置して菌体を沈降させた後、
上澄液40mlを除去して新たな培地(組成は同じ)
40mlと交換した。この時5,6−ジメチルベンズ
イミダゾールを10mg/となるように添加し、さ
らに2日間培養を続けた。なお、静置培養開始18
時間目に20本の培養フラスコの内10本を実施例1
に示した条件と同一の光照射下に移し、残り10本
はそのまま暗黒下で培養を続け、両区とも光条件
の差異以外は全く同一の培養を行つた。 その培養結果(10本の培養フラスコで得られた
値の平均値)を表−6に示した。
【表】
【表】
【表】
実施例4、比較例4
表−7に示した組成の水溶液100ml入つた500ml
坂口フラスコを滅菌・冷却後、ビタミンB12生産
性微生物プロピオニバクテリウム・フレウデンレ
イキー(Propionibacterium fredenrechii
ATCC 6207)を1白金耳接種し、30℃の暗黒条
件下、振とう回転数200回/分48時間前培養した。
予め表−8に示した組成の本培地1を2三角
フラスコに分注し、滅菌・冷却後ここに上記前培
養菌体浮遊液50mlを植菌した。本培養は30℃の暗
黒条件下で96時間の静置培養とし、光照射区で
は、実施例3と同様に光照射培養を行つた。その
培養結果を表−9に示した。
坂口フラスコを滅菌・冷却後、ビタミンB12生産
性微生物プロピオニバクテリウム・フレウデンレ
イキー(Propionibacterium fredenrechii
ATCC 6207)を1白金耳接種し、30℃の暗黒条
件下、振とう回転数200回/分48時間前培養した。
予め表−8に示した組成の本培地1を2三角
フラスコに分注し、滅菌・冷却後ここに上記前培
養菌体浮遊液50mlを植菌した。本培養は30℃の暗
黒条件下で96時間の静置培養とし、光照射区で
は、実施例3と同様に光照射培養を行つた。その
培養結果を表−9に示した。
【表】
【表】
【表】
実施例5,6、比較例5,6
表−10に示した組成の前培地及び本培地を用い
てビオチン生産性(シス−テトラヒドロ−2−オ
キソ−4−n−ペンチル−チエノ−〔3,4−d〕
−イミダゾリンより生成)微生物アルスロバクタ
ー・パラフイネウス(Arthrobacter paraffineus
ATCC 21003)及びブレビバクテリウム・ケトグ
ルタミカム(Brevibacterium ketoglutamicum
ATCC 21004)を、それぞれ別々に実施例1比較
例1と同一の方法で培養した。但し、前培養は24
時間、本培養120時間とし、本培養開始後シスー
テトラヒドロー2−オキソ−4−n−ペンチル−
チエノ−〔3,4−d〕−イミダゾリンのエタノー
ル溶液(50mg/ml)を各フラスコに2mlずつ添加
した。また、光照射区では、培養7時間目より光
照射培養を開始した。その培養結果を表−11に示
した。
てビオチン生産性(シス−テトラヒドロ−2−オ
キソ−4−n−ペンチル−チエノ−〔3,4−d〕
−イミダゾリンより生成)微生物アルスロバクタ
ー・パラフイネウス(Arthrobacter paraffineus
ATCC 21003)及びブレビバクテリウム・ケトグ
ルタミカム(Brevibacterium ketoglutamicum
ATCC 21004)を、それぞれ別々に実施例1比較
例1と同一の方法で培養した。但し、前培養は24
時間、本培養120時間とし、本培養開始後シスー
テトラヒドロー2−オキソ−4−n−ペンチル−
チエノ−〔3,4−d〕−イミダゾリンのエタノー
ル溶液(50mg/ml)を各フラスコに2mlずつ添加
した。また、光照射区では、培養7時間目より光
照射培養を開始した。その培養結果を表−11に示
した。
【表】
【表】
実施例7、比較例7
表−12及び表−13に示した前培地及び本培地を
用いて、ビオチン生産性(シスーテトラヒドロ−
2−オキソ−4−n−ペンチル−チエノ−〔3,
4−d〕−イミダゾリンより生成)微生物シユー
ドモナス・ムタビリス(Pseudomonas
mutabilis ATCC 31014)を培養温度を25℃にし
た以外は実施例6、比較例6と同一の方法で培養
した。
用いて、ビオチン生産性(シスーテトラヒドロ−
2−オキソ−4−n−ペンチル−チエノ−〔3,
4−d〕−イミダゾリンより生成)微生物シユー
ドモナス・ムタビリス(Pseudomonas
mutabilis ATCC 31014)を培養温度を25℃にし
た以外は実施例6、比較例6と同一の方法で培養
した。
【表】
【表】
その培養結果を表−14に示した。
【表】
実施例8、比較例8
酵母エキス4g、マルトエキス10g、グルコー
ス4g及び蒸留水1から成る水溶液をPH7.3に
調製し、この水溶液100mlを500ml三角フラスコに
分注し、加圧滅菌後、ビタミンB6生産性微生物
ノカルデイア・SP(ノカルデイア・ガードネリ)
〔Nocardia sp(Nocardia gardneri ATCC
21519〕を1白金耳接種し、28℃、振とう回転数
200回/分、暗黒条件下で48時間前培養を行つた。
予め、表−15から成る水溶液を調製しておき、そ
の水溶液3.5を2基の7.5パイレツクス
ス4g及び蒸留水1から成る水溶液をPH7.3に
調製し、この水溶液100mlを500ml三角フラスコに
分注し、加圧滅菌後、ビタミンB6生産性微生物
ノカルデイア・SP(ノカルデイア・ガードネリ)
〔Nocardia sp(Nocardia gardneri ATCC
21519〕を1白金耳接種し、28℃、振とう回転数
200回/分、暗黒条件下で48時間前培養を行つた。
予め、表−15から成る水溶液を調製しておき、そ
の水溶液3.5を2基の7.5パイレツクス
【表】
ガラス製ジヤーフアメンターに各々分注し、滅菌
した後上記前培養菌体浮遊液350mlを植菌し、培
養温度28℃、攪拌回転数550rpm、通気量3.5/
分の条件で暗黒培養を開始した。48時間後、槽内
の菌体の増殖が対数増殖期の中期になつているこ
とを生菌数及び排炭酸ガス量により確認し、一方
のジヤーフアメンターに光照射を開始し、他のジ
ヤーフアメンターはそのまま暗黒培養を続けた。
光照射を開始したジヤーフアメンターには表−
16、図−1及び図−2に示した。280〜360nm及
び300〜800nmの波長域光を発光する蛍光灯がジ
ヤーフアメンターを取り囲んで設置してある。培
養時間は144時間とし、その間の培地中のPHはア
ンモニア水のフイード法によりPH6.8に維持した。
なお、光照射中では連続照射培養を行い、その結
果を表−17に示した。
した後上記前培養菌体浮遊液350mlを植菌し、培
養温度28℃、攪拌回転数550rpm、通気量3.5/
分の条件で暗黒培養を開始した。48時間後、槽内
の菌体の増殖が対数増殖期の中期になつているこ
とを生菌数及び排炭酸ガス量により確認し、一方
のジヤーフアメンターに光照射を開始し、他のジ
ヤーフアメンターはそのまま暗黒培養を続けた。
光照射を開始したジヤーフアメンターには表−
16、図−1及び図−2に示した。280〜360nm及
び300〜800nmの波長域光を発光する蛍光灯がジ
ヤーフアメンターを取り囲んで設置してある。培
養時間は144時間とし、その間の培地中のPHはア
ンモニア水のフイード法によりPH6.8に維持した。
なお、光照射中では連続照射培養を行い、その結
果を表−17に示した。
【表】
第1図及び第2図は実施例及び比較例で使用し
た照射光の波長別比エネルギー曲線である。
た照射光の波長別比エネルギー曲線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビタミン類生産性微生物を光線を照射しつ
つ、培養し、ビタミン類を生産する方法におい
て、 前記微生物が、ビタミン類を産する能力を有
する細菌類、放線菌類及び菌類から選ばれた微
生物であり、 前記光線の照射開始時期が前記培養系内の前
記微生物の対数増殖期以降であり、かつ、 前記光線が少なくとも280nm及びそれ以上の
波長域の光線を実質的に含有する光線である、 ことを特徴とするビタミン類生産性微生物の培養
方法。 2 該培養を少なくとも280〜800nmの波長域光
を実質的に含有する光線の照射下に行なう特許請
求の範囲第1項記載の方法。 3 該光線の照射強度が100000〜1μW/cm2の範
囲である特許請求の範囲第1〜2項いずれか記載
の方法。 4 該光線が、人工光線及び/又は自然光線であ
る特許請求の範囲第1〜3項いずれか記載の方
法。 5 該ビタミン類が、ビタミンB2、ビタミン
B12、ソルボーヌ、ビオチン、及びビタミンB6で
ある特許請求の範囲第1〜4項いずれか記載の方
法。 6 該微生物が、シユードモナス
(Pseudomonas)属、プロピオニバクテリウム
(Propionibacterium)属、グルコノバクター
(Gluconobacter)属、アセトバクター
(Acetobacter)属、アルスロバクター
(Arthrobacter)属、ブレビバクテリウム
(Brevibacteriun)属、クレブロテシウム
(Crebrothecium)属、及びノカルデイア
(Nocardia)属である特許請求の範囲第1項記載
の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58239678A JPS60133882A (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | ビタミン類生産性微生物の培養方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58239678A JPS60133882A (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | ビタミン類生産性微生物の培養方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60133882A JPS60133882A (ja) | 1985-07-17 |
| JPH0429347B2 true JPH0429347B2 (ja) | 1992-05-18 |
Family
ID=17048280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58239678A Granted JPS60133882A (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | ビタミン類生産性微生物の培養方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60133882A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0411882A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-16 | Hasegawa Shoji | 励起水利用の細胞増殖方法 |
| CH686761A5 (de) * | 1993-05-27 | 1996-06-28 | Sandoz Ag | Galenische Formulierungen. |
| JP2018057371A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-12 | 国立大学法人信州大学 | 有用代謝産物の生産方法及び代謝産物生産条件のスクリーニング方法 |
| CN109825543B (zh) * | 2018-11-24 | 2021-04-30 | 浙江华康药业股份有限公司 | 基于光照调控的木糖母液微生物发酵维生素b12的方法 |
| CN112625965A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-09 | 军事科学院系统工程研究院军需工程技术研究所 | 一种醋杆菌提取物、其制备方法及应用 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5639789A (en) * | 1979-09-05 | 1981-04-15 | Yamamoto Takashi | Activating method of bacteria used for treating and deodorizing organic waste |
-
1983
- 1983-12-21 JP JP58239678A patent/JPS60133882A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60133882A (ja) | 1985-07-17 |
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