JPH04294990A - ロボットの制御方法 - Google Patents
ロボットの制御方法Info
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- JPH04294990A JPH04294990A JP3057215A JP5721591A JPH04294990A JP H04294990 A JPH04294990 A JP H04294990A JP 3057215 A JP3057215 A JP 3057215A JP 5721591 A JP5721591 A JP 5721591A JP H04294990 A JPH04294990 A JP H04294990A
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- inertia
- load
- robot
- angular acceleration
- axis
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスカラ型ロボットの動作
を制御するロボットの制御方法に関し、特に負荷時の作
業動作を負荷の重量に適合して動作制御を行なうロボッ
トの制御方法に関する。
を制御するロボットの制御方法に関し、特に負荷時の作
業動作を負荷の重量に適合して動作制御を行なうロボッ
トの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスカラ型ロボットとして
図3、図7に示すものがあり、工場等の組立作業では稼
動範囲が広く比較的安価であることから広く用いられて
いる。前記図3に示すスカラ型ロボットはロボット先端
に6軸方向に対する付勢力を検知する力覚センサ4が設
けられ、この力覚センサ4の検知結果に基づいて衝突時
にロボット先端に加わる過大な力を検出すると共にロボ
ットの動作を停止させている。
図3、図7に示すものがあり、工場等の組立作業では稼
動範囲が広く比較的安価であることから広く用いられて
いる。前記図3に示すスカラ型ロボットはロボット先端
に6軸方向に対する付勢力を検知する力覚センサ4が設
けられ、この力覚センサ4の検知結果に基づいて衝突時
にロボット先端に加わる過大な力を検出すると共にロボ
ットの動作を停止させている。
【0003】また、図7に示すスカラ型ロボットは、前
記力覚センサを設けない簡略な構成のものがある。前記
各スカラ型ロボットにおいては、ハンド5とこのハンド
5の把持物6の重量により1軸、2軸、Z軸等のモータ
軸11,21、31に対するイナーシャが変化し、イナ
ーシャと角加速度の間には、 T=(d2 θ/dt2 )・I
…(1)T:モータの最大トルク、(d2 θ/
dt2 ):最大角加速度、I:イナーシャの関係があ
る。(1)式においてモータ1,2,3のトルクTは一
定でありイナーシャと角加速度は反比例の関係がある。 一方、今までのロボットは最大角加速度が各軸に対して
最もイナーシャが大きい場合に相当した値に設定してい
る事が一般的であった。その理由は指示加速度がロボッ
トの可能な加速度より大きい場合はロボットが目標値に
追従できずにダウンしてしまうからである。例として、
ハンド5と把持物6の重量の合計が最大可搬重量に等し
い時の角加速度に設定している事が多かった。
記力覚センサを設けない簡略な構成のものがある。前記
各スカラ型ロボットにおいては、ハンド5とこのハンド
5の把持物6の重量により1軸、2軸、Z軸等のモータ
軸11,21、31に対するイナーシャが変化し、イナ
ーシャと角加速度の間には、 T=(d2 θ/dt2 )・I
…(1)T:モータの最大トルク、(d2 θ/
dt2 ):最大角加速度、I:イナーシャの関係があ
る。(1)式においてモータ1,2,3のトルクTは一
定でありイナーシャと角加速度は反比例の関係がある。 一方、今までのロボットは最大角加速度が各軸に対して
最もイナーシャが大きい場合に相当した値に設定してい
る事が一般的であった。その理由は指示加速度がロボッ
トの可能な加速度より大きい場合はロボットが目標値に
追従できずにダウンしてしまうからである。例として、
ハンド5と把持物6の重量の合計が最大可搬重量に等し
い時の角加速度に設定している事が多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の各スカラ型ロボ
ットの制御方法は以上のように構成されていたことから
、重量が小さくイナーシャが最大値より小さい場合にお
いても予め設定された大きなイナーシャに対応する小さ
な角加速度で制御しなければならないという課題を有し
ていた。また、1軸のモータ1に対しては2軸の角度θ
2 により負荷時のイナーシャの値が大きく変化して、
制御可能な角加速度を指示していない場合が多かった。
ットの制御方法は以上のように構成されていたことから
、重量が小さくイナーシャが最大値より小さい場合にお
いても予め設定された大きなイナーシャに対応する小さ
な角加速度で制御しなければならないという課題を有し
ていた。また、1軸のモータ1に対しては2軸の角度θ
2 により負荷時のイナーシャの値が大きく変化して、
制御可能な角加速度を指示していない場合が多かった。
【0005】一方、工場の作業では1つの製品当たりの
製造コストを下げるためロボットの組立作業時間を短縮
したいとの要求がある。また、ロボット先端の空間移動
動作は加速時・一定速度時・減速時の3つで構成されて
おり、組立作業でよく用いられる距離の短い空間移動で
は、3つの区分の内で加速時・減速時の割合が大きい。 そのため角加速度を大きくすることは作業時間の短縮に
対し効果が有るが、角加速度が一定でありイナーシャに
あった最大値をとれないと作業時間を短縮出来ないとの
悪影響があった。
製造コストを下げるためロボットの組立作業時間を短縮
したいとの要求がある。また、ロボット先端の空間移動
動作は加速時・一定速度時・減速時の3つで構成されて
おり、組立作業でよく用いられる距離の短い空間移動で
は、3つの区分の内で加速時・減速時の割合が大きい。 そのため角加速度を大きくすることは作業時間の短縮に
対し効果が有るが、角加速度が一定でありイナーシャに
あった最大値をとれないと作業時間を短縮出来ないとの
悪影響があった。
【0006】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、負荷時における各種重量に最適な角加速度で
制御することができるロボットの制御方法を提案するこ
とを目的とする。
たもので、負荷時における各種重量に最適な角加速度で
制御することができるロボットの制御方法を提案するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図を示す。同図において本発明に係るロボット制御方法
は、ロボットアームの先端とハンドとの間に力覚センサ
を備えるスカラ型ロボットの動作を制御するロボットの
制御方法において、前記ハンド及び当該ハンドで把持さ
れた対象物が無い無負荷時における最大角加速度を測定
し、当該測定された最大角加速度と前記ロボットアーム
を駆動するモータの最大トルクとから無負荷時における
イナーシャを演算する無負荷イナーシャ演算工程と、前
記力覚センサの検出質量に基づいて負荷時におけるイナ
ーシャを演算する負荷イナーシャ演算工程と、前記負荷
時のイナーシャに基づいて負荷時の質量に対応する前記
ロボットアームの最大角加速度を演算する最大角加速度
演算工程とを備え、前記最大角加速度に基づいてロボッ
トアームのアーム軸を駆動制御するものである。
図を示す。同図において本発明に係るロボット制御方法
は、ロボットアームの先端とハンドとの間に力覚センサ
を備えるスカラ型ロボットの動作を制御するロボットの
制御方法において、前記ハンド及び当該ハンドで把持さ
れた対象物が無い無負荷時における最大角加速度を測定
し、当該測定された最大角加速度と前記ロボットアーム
を駆動するモータの最大トルクとから無負荷時における
イナーシャを演算する無負荷イナーシャ演算工程と、前
記力覚センサの検出質量に基づいて負荷時におけるイナ
ーシャを演算する負荷イナーシャ演算工程と、前記負荷
時のイナーシャに基づいて負荷時の質量に対応する前記
ロボットアームの最大角加速度を演算する最大角加速度
演算工程とを備え、前記最大角加速度に基づいてロボッ
トアームのアーム軸を駆動制御するものである。
【0008】図2は他の本発明の原理説明図を示す。同
図において他の本発明に係るロボット制御方法は、ロボ
ットアームの先端に設けられるZ軸アームを備えるスカ
ラ型ロボットであって、前記Z軸アームをZ軸方向に動
作させるモータを比例・積分・微分制御のサーボ制御系
に基づいて制御するロボット制御方法において、前記Z
軸アーム先端に設けられたハンド及び当該ハンドで把持
された対象物が無い無負荷時における最大角加速度を測
定し、当該測定された最大角加速度と前記ロボットアー
ムを駆動するモータの最大トルクとから無負荷時におけ
るイナーシャを演算する無負荷イナーシャ演算工程と、
前記Z軸アームを比例・微分制御のサーボ制御系で目標
位置へ動作させ、当該動作後の位置と目標位置との位置
偏差から前記ハンドに把持された対象物の質量を推定す
る質量推定工程と、前記質量推定工程の推定質量に基づ
いて負荷時におけるイナーシャを演算する負荷イナーシ
ャ演算工程と、前記負荷時のイナーシャに基づいて負荷
時の質量に対応する前記ロボットアームの最大角加速度
を演算する最大角加速度演算工程とを備え、前記最大角
加速度に基づいてロボットアームのアーム軸を駆動制御
するものである。
図において他の本発明に係るロボット制御方法は、ロボ
ットアームの先端に設けられるZ軸アームを備えるスカ
ラ型ロボットであって、前記Z軸アームをZ軸方向に動
作させるモータを比例・積分・微分制御のサーボ制御系
に基づいて制御するロボット制御方法において、前記Z
軸アーム先端に設けられたハンド及び当該ハンドで把持
された対象物が無い無負荷時における最大角加速度を測
定し、当該測定された最大角加速度と前記ロボットアー
ムを駆動するモータの最大トルクとから無負荷時におけ
るイナーシャを演算する無負荷イナーシャ演算工程と、
前記Z軸アームを比例・微分制御のサーボ制御系で目標
位置へ動作させ、当該動作後の位置と目標位置との位置
偏差から前記ハンドに把持された対象物の質量を推定す
る質量推定工程と、前記質量推定工程の推定質量に基づ
いて負荷時におけるイナーシャを演算する負荷イナーシ
ャ演算工程と、前記負荷時のイナーシャに基づいて負荷
時の質量に対応する前記ロボットアームの最大角加速度
を演算する最大角加速度演算工程とを備え、前記最大角
加速度に基づいてロボットアームのアーム軸を駆動制御
するものである。
【0009】
【作用】本発明においては、無負荷時のイナーシャ及び
力覚センサの検出重量に基づく負荷時のイナーシャを演
算し、この負荷時のイナーシャに基づいて負荷時におけ
るロボットアームの最大角加速度を演算することにより
、力覚センサの検出重量に適合した最適な最大角加速度
でロボットアーム又はZ軸アームを動作できることとな
り、ロボットの空間移動時間を最短にする。特に、ツー
ルチェンジャを用いて種々のハンドを取替える場合、又
はハンドの把持物が種々異なる重量の場合には全体の作
業時間を短縮する。
力覚センサの検出重量に基づく負荷時のイナーシャを演
算し、この負荷時のイナーシャに基づいて負荷時におけ
るロボットアームの最大角加速度を演算することにより
、力覚センサの検出重量に適合した最適な最大角加速度
でロボットアーム又はZ軸アームを動作できることとな
り、ロボットの空間移動時間を最短にする。特に、ツー
ルチェンジャを用いて種々のハンドを取替える場合、又
はハンドの把持物が種々異なる重量の場合には全体の作
業時間を短縮する。
【0010】また、他の本発明においては、積分制御の
フィードバック定数を零として比例・微分制御でZ軸ア
ームを動作させ、この現在位置と目標位置との位置偏差
からZ軸アームの先端に設けられたハンドで把持された
対象物の質量を推定し、この推定質量に基づいて負荷時
のイナーシャを演算し、この負荷時のイナーシャから負
荷時における各種負荷に適合する最大角加速度を演算す
る。この最大角加速度に基づいてロボットアームのアー
ム軸を駆動制御することにより、高価格な力覚センサを
設けることなくロボットの空間移動時間を短縮化する。 また、Z軸アーム先端に力覚センサを設ける必要がなく
なり、スカラ型ロボットの構成、特にZ軸アームの構成
を簡略化すると共にアーム自体の重量を軽量化する。
フィードバック定数を零として比例・微分制御でZ軸ア
ームを動作させ、この現在位置と目標位置との位置偏差
からZ軸アームの先端に設けられたハンドで把持された
対象物の質量を推定し、この推定質量に基づいて負荷時
のイナーシャを演算し、この負荷時のイナーシャから負
荷時における各種負荷に適合する最大角加速度を演算す
る。この最大角加速度に基づいてロボットアームのアー
ム軸を駆動制御することにより、高価格な力覚センサを
設けることなくロボットの空間移動時間を短縮化する。 また、Z軸アーム先端に力覚センサを設ける必要がなく
なり、スカラ型ロボットの構成、特にZ軸アームの構成
を簡略化すると共にアーム自体の重量を軽量化する。
【0011】
【実施例】(a)本発明の第1の実施例以下、本実施例
に係るロボットの制御方法を図3〜図7に基づいて1軸
、2軸及びZ軸に分けて説明する。この図3は本実施例
方法が適用されるスカラ型ロボットの概略構成図、図4
はロボットアームの支点と重心とのイナーシャ説明図、
図5は各ロボットアームのイナーシャ説明図である。
に係るロボットの制御方法を図3〜図7に基づいて1軸
、2軸及びZ軸に分けて説明する。この図3は本実施例
方法が適用されるスカラ型ロボットの概略構成図、図4
はロボットアームの支点と重心とのイナーシャ説明図、
図5は各ロボットアームのイナーシャ説明図である。
【0012】前記各図において1軸、2軸、Z軸から見
た各イナーシャを、(a)ロボットアームの支点・重心
におけるイナーシャ(b)2軸の角加速度調整(c)Z
軸の加速度調整(d)1軸の角加速度調整に分けて分説
する。 (a)ロボットアームの支点・重心におけるイナーシャ
前記図4に示すようにロボットアーム12(又は22)
が1軸11(又は2軸21)により支持される支点Aか
らみたイナーシャIは、物体の重心をBとしたときに次
式のようになる。
た各イナーシャを、(a)ロボットアームの支点・重心
におけるイナーシャ(b)2軸の角加速度調整(c)Z
軸の加速度調整(d)1軸の角加速度調整に分けて分説
する。 (a)ロボットアームの支点・重心におけるイナーシャ
前記図4に示すようにロボットアーム12(又は22)
が1軸11(又は2軸21)により支持される支点Aか
らみたイナーシャIは、物体の重心をBとしたときに次
式のようになる。
【0013】
I=I1 +R2 ・M
…(2)ここで、I1 は重心B回りの
イナーシャ、Rは支点Aと重心Bとの距離、Mは質量で
ある。 (b)2軸の角加速度調整 前記(2)式を基本として2軸21のモータ2に減速器
(図示を省略)が設けられている場合に2軸のモータ2
から見たイナーシャI2 は、 I2 =I′2 +(1/D2 )2 {(R
2 )2 ・M2 +(R3 )2
・(M3 +MS +ML )+A′2 +(A′
3 +A′S +A′L )}
…(3)となる。ここで、I′2 は2軸のモー
タ軸のイナーシャ、A′2は2軸の重心回りのイナーシ
ャ、A′3 はZ軸の重心回りのイナーシャ、A′S
は力覚センサ4の重心回りのイナーシャ、A′Lはハン
ド5と把持物6との重心回りのイナーシャ、D2 は2
軸の減速比、M2 は2軸21の質量、M3 はZ軸3
1の質量、MS は力覚センサ4の質量、ML はハン
ド5と把持物6との質量、R2 は2軸21のモータ軸
から2軸21の重心までの距離、R3 は2軸21のモ
ータ軸からZ軸31の重心までの距離である。
…(2)ここで、I1 は重心B回りの
イナーシャ、Rは支点Aと重心Bとの距離、Mは質量で
ある。 (b)2軸の角加速度調整 前記(2)式を基本として2軸21のモータ2に減速器
(図示を省略)が設けられている場合に2軸のモータ2
から見たイナーシャI2 は、 I2 =I′2 +(1/D2 )2 {(R
2 )2 ・M2 +(R3 )2
・(M3 +MS +ML )+A′2 +(A′
3 +A′S +A′L )}
…(3)となる。ここで、I′2 は2軸のモー
タ軸のイナーシャ、A′2は2軸の重心回りのイナーシ
ャ、A′3 はZ軸の重心回りのイナーシャ、A′S
は力覚センサ4の重心回りのイナーシャ、A′Lはハン
ド5と把持物6との重心回りのイナーシャ、D2 は2
軸の減速比、M2 は2軸21の質量、M3 はZ軸3
1の質量、MS は力覚センサ4の質量、ML はハン
ド5と把持物6との質量、R2 は2軸21のモータ軸
から2軸21の重心までの距離、R3 は2軸21のモ
ータ軸からZ軸31の重心までの距離である。
【0014】この(3)式において、ロボットの形状が
一定の場合に変化する項はA′L ,ML であり、ロ
ボットが大きく(R3 )2 ・(M3 +MS +M
L )の値に対しA′L の変化が無視できる場合には
ML だけがイナーシャに影響がある。このML はロ
ボット先端の力覚センサ4により測定することが可能で
ある。以上の関係を用いて、負荷時における負荷イナー
シャにあわせた最大角加速度を制御コントローラ9(図
6を参照)が求める手順を図1の原理説明図に基づいて
説明する。
一定の場合に変化する項はA′L ,ML であり、ロ
ボットが大きく(R3 )2 ・(M3 +MS +M
L )の値に対しA′L の変化が無視できる場合には
ML だけがイナーシャに影響がある。このML はロ
ボット先端の力覚センサ4により測定することが可能で
ある。以上の関係を用いて、負荷時における負荷イナー
シャにあわせた最大角加速度を制御コントローラ9(図
6を参照)が求める手順を図1の原理説明図に基づいて
説明する。
【0015】まず、ハンド5・把持物6の無い状態(M
L =0)でその軸の最大角加速度を測定する(ステッ
プ11)。このステップ11の値と定格で特定されるモ
ータの最大トルクとから無負荷時のイナーシャを求める
(ステップ12)。前記(3)式においてAL ′=0
と仮定し、ロボットのハンド5が取付け対象物である把
持物6を把持した状態で力覚センサ4によりハンド5と
把持物6の合計重量MS を測定し(ステップ13)、
前記ステップ12の無負荷時のイナーシャの値とともに
(3)式に代入して負荷時におけるイナーシャを求める
(ステップ14)。この負荷時のイナーシャの値から負
荷のある時の最大角加速度をもとめ(ステップ15)、
その値を制御回路10(図6を参照)に指示する。
L =0)でその軸の最大角加速度を測定する(ステッ
プ11)。このステップ11の値と定格で特定されるモ
ータの最大トルクとから無負荷時のイナーシャを求める
(ステップ12)。前記(3)式においてAL ′=0
と仮定し、ロボットのハンド5が取付け対象物である把
持物6を把持した状態で力覚センサ4によりハンド5と
把持物6の合計重量MS を測定し(ステップ13)、
前記ステップ12の無負荷時のイナーシャの値とともに
(3)式に代入して負荷時におけるイナーシャを求める
(ステップ14)。この負荷時のイナーシャの値から負
荷のある時の最大角加速度をもとめ(ステップ15)、
その値を制御回路10(図6を参照)に指示する。
【0016】(c)Z軸の加速度調整
Z軸31は直線運動を行いボールネジを用いているので
、Z軸のモータ3から見た等価イナーシャは I
Z =I′Z +(M4 +MS +ML )・(P/
2π)2 …(4)I′z :Z
軸31のモータ軸のイナーシャ、M4 :Z軸31のボ
ールネジの先の質量、P:ボールネジのピッチで求めら
れる。2軸の場合と同様にML の値は力覚センサ4で
測定可能であり、ML だけがイナーシャに影響がある
。手順も前記2軸の角加速度調整と同様であり、ただ直
線運動のため加速度を指示することになる。また直線角
加速度(d2 θ/dt2 )とモータの角加速度(d
2 x/dt2 )との関係は、 (d2 x/dt2 )=(P/2π)(d2
θ/dt2 ) …(5)である
。
、Z軸のモータ3から見た等価イナーシャは I
Z =I′Z +(M4 +MS +ML )・(P/
2π)2 …(4)I′z :Z
軸31のモータ軸のイナーシャ、M4 :Z軸31のボ
ールネジの先の質量、P:ボールネジのピッチで求めら
れる。2軸の場合と同様にML の値は力覚センサ4で
測定可能であり、ML だけがイナーシャに影響がある
。手順も前記2軸の角加速度調整と同様であり、ただ直
線運動のため加速度を指示することになる。また直線角
加速度(d2 θ/dt2 )とモータの角加速度(d
2 x/dt2 )との関係は、 (d2 x/dt2 )=(P/2π)(d2
θ/dt2 ) …(5)である
。
【0017】(d)1軸の角加速度調整1軸のモータ1
に減速器(図示を省略)が設けられている場合に1軸か
ら見たイナーシャI1 について図5を参照して説明す
る。この1軸のモータ1から見たイナーシャI1 は、 I1 =I′1 +(1/D1 )2 {(R
1 )2 ・M1 +(R4 )
2 ・M2 +(R5 )2 ・(M3 +MS +M
L ) +A′1 +A′2 +(
A′3 +A′S +A′L )} …
(6)である。ここで、I′1 は1軸のモータ1のイ
ナーシャ、D1 は1軸11の減速比、M1 は1軸1
1の質量、R1 は1軸11のモータ軸から重心までの
距離、R4 は1軸のモータ1から2軸の重心までの距
離、R5 は1軸のモータ1から3軸と4軸の重心まで
の距離、A′1 は1軸11の重心まわりのイナーシャ
である。
に減速器(図示を省略)が設けられている場合に1軸か
ら見たイナーシャI1 について図5を参照して説明す
る。この1軸のモータ1から見たイナーシャI1 は、 I1 =I′1 +(1/D1 )2 {(R
1 )2 ・M1 +(R4 )
2 ・M2 +(R5 )2 ・(M3 +MS +M
L ) +A′1 +A′2 +(
A′3 +A′S +A′L )} …
(6)である。ここで、I′1 は1軸のモータ1のイ
ナーシャ、D1 は1軸11の減速比、M1 は1軸1
1の質量、R1 は1軸11のモータ軸から重心までの
距離、R4 は1軸のモータ1から2軸の重心までの距
離、R5 は1軸のモータ1から3軸と4軸の重心まで
の距離、A′1 は1軸11の重心まわりのイナーシャ
である。
【0018】前記(6)式は、{(R1 )2 ・M1
+A′1 )が1軸11から見た1軸の11のイナーシ
ャ、{(R4 )2 ・M2 +A′2 }が1軸11
から見た2軸21のイナーシャ、{(R5 )2 ・(
M3 +MS +ML )+(A′3 +A′S +A
′L )}が1軸11から見たZ軸(3軸)31のイナ
ーシャであり、これら各イナーシャの合計が1軸11か
ら見た全体のイナーシャとなる。
+A′1 )が1軸11から見た1軸の11のイナーシ
ャ、{(R4 )2 ・M2 +A′2 }が1軸11
から見た2軸21のイナーシャ、{(R5 )2 ・(
M3 +MS +ML )+(A′3 +A′S +A
′L )}が1軸11から見たZ軸(3軸)31のイナ
ーシャであり、これら各イナーシャの合計が1軸11か
ら見た全体のイナーシャとなる。
【0019】なお、1軸11の長さをL1 、2軸のロ
ボットアーム22が1軸のロボットアーム12に対して
なす角度をθ2 とすると、 R4 ={(L1 )2 +(R2 )2 −
2cos (π−θ2 )・L1 ・R2 } 0.5
…(7) R5
={(L1 )2 +(R3 )2 −2cos (π
−θ2 )・L1 ・R3 } 0.5
…(8)となる。このR4 ,R5 は
角度θ2 だけより変化する。 前記(6)式において2軸の角加速度調整と同様にA′
L の変化が無視出来ると仮定すれば、力覚センサ4に
より測定したML とθ2 によりイナーシャが計算可
能である。この結果と(1)式を用いることにより最大
加速度を求めることが出来る。手順は前記(b)の2軸
の角加速度調整と同様である。
ボットアーム22が1軸のロボットアーム12に対して
なす角度をθ2 とすると、 R4 ={(L1 )2 +(R2 )2 −
2cos (π−θ2 )・L1 ・R2 } 0.5
…(7) R5
={(L1 )2 +(R3 )2 −2cos (π
−θ2 )・L1 ・R3 } 0.5
…(8)となる。このR4 ,R5 は
角度θ2 だけより変化する。 前記(6)式において2軸の角加速度調整と同様にA′
L の変化が無視出来ると仮定すれば、力覚センサ4に
より測定したML とθ2 によりイナーシャが計算可
能である。この結果と(1)式を用いることにより最大
加速度を求めることが出来る。手順は前記(b)の2軸
の角加速度調整と同様である。
【0020】次に、図6を参照して本実施例方法の具体
的動作を説明する。まず、6軸方向に対して検知する力
覚センサ4の出力はセンサ処理回路7及びADコンバー
タ8を介して制御コントローラ9に入力される。力覚セ
ンサ4の2軸方向の値である質量ML を、無負荷時の
値である質量FZOと所定の負荷を装着した時の値であ
る質量FZLより ML =FZL−FZO
…(9)を用いてML を算出する
。次に、2軸21について実際に動作させることにより
、無負荷時の最大角加速度θ2MAXを測定しモータ2
1の定格表から最大トルクを読み出して、前記(1)式
により無負荷時のイナーシャI20を計算する。
的動作を説明する。まず、6軸方向に対して検知する力
覚センサ4の出力はセンサ処理回路7及びADコンバー
タ8を介して制御コントローラ9に入力される。力覚セ
ンサ4の2軸方向の値である質量ML を、無負荷時の
値である質量FZOと所定の負荷を装着した時の値であ
る質量FZLより ML =FZL−FZO
…(9)を用いてML を算出する
。次に、2軸21について実際に動作させることにより
、無負荷時の最大角加速度θ2MAXを測定しモータ2
1の定格表から最大トルクを読み出して、前記(1)式
により無負荷時のイナーシャI20を計算する。
【0021】
I20=T2MAX/θ2MAX
…(10)質量ML の負荷時のイナー
シャI2 は I2 =I20+ML ・(L2
)2
…(11)ここでL2 は2軸21
のモータ軸の中心から負荷の重心までの距離である。こ
れから質量ML の負荷時における角加速度の最大値は I2 ・θ2 =I20・θZMAX
…(12)となる。この値を最大角加速度と
して制御装置に指示することにより、負荷に応じた最大
角加速度を実現することができる。Z軸31も同様の手
段で実現できる。
…(10)質量ML の負荷時のイナー
シャI2 は I2 =I20+ML ・(L2
)2
…(11)ここでL2 は2軸21
のモータ軸の中心から負荷の重心までの距離である。こ
れから質量ML の負荷時における角加速度の最大値は I2 ・θ2 =I20・θZMAX
…(12)となる。この値を最大角加速度と
して制御装置に指示することにより、負荷に応じた最大
角加速度を実現することができる。Z軸31も同様の手
段で実現できる。
【0022】また、1軸11の場合は無負荷でθ2 =
0のときのイナーシャI100 と無負荷でθ2 =9
0°の時のを前記(6)式に各々代入して求める。この
求められた各イナーシャの差(I100 −I1090
)は、 I100 −I1090=(L1 ・R
2 ・M2 )+{L1 ・R3 ・(M3 +MS
)}
…(13)となり、未知
数がR2 ,R3 ,M2 ,M3+MS の4つにな
る。そこで、2軸21と同様に無負荷での最大角速度を
θ2 を変化させ5つのポイントで測定し、最大トルク
(定格表)から計算してイナーシャをθ2 に対応して
5つ求める。これらの値から4つの差を求めそれらから
R2 ,R3 ,M2 ,M3 +MS の値を求める
。またその値から残りの変化しないイナーシャ分も計算
する。このような計算によりθ2 の角度に対応したイ
ナーシャの値が求まり、最大角速度を算出する。負荷の
変動にたいしては、2軸と同様の手法を用いる。
0のときのイナーシャI100 と無負荷でθ2 =9
0°の時のを前記(6)式に各々代入して求める。この
求められた各イナーシャの差(I100 −I1090
)は、 I100 −I1090=(L1 ・R
2 ・M2 )+{L1 ・R3 ・(M3 +MS
)}
…(13)となり、未知
数がR2 ,R3 ,M2 ,M3+MS の4つにな
る。そこで、2軸21と同様に無負荷での最大角速度を
θ2 を変化させ5つのポイントで測定し、最大トルク
(定格表)から計算してイナーシャをθ2 に対応して
5つ求める。これらの値から4つの差を求めそれらから
R2 ,R3 ,M2 ,M3 +MS の値を求める
。またその値から残りの変化しないイナーシャ分も計算
する。このような計算によりθ2 の角度に対応したイ
ナーシャの値が求まり、最大角速度を算出する。負荷の
変動にたいしては、2軸と同様の手法を用いる。
【0023】(b)本発明の他の実施例前記実施例にお
いては、複数軸で連結動作する複数のロボットアームを
備える構成としが、単一のロボットアームで形成し、こ
の単一のロボットアームについて最大の角加速度で作業
を行なわせることもできる。また、前記実施例において
は、複数のロボットアームにおける先端にZ軸アームを
備える構成としたが、Z軸アームを備えることなくロボ
ットアームの先端に力覚センサを介して直接ハンドを備
える構成とすることもできる。
いては、複数軸で連結動作する複数のロボットアームを
備える構成としが、単一のロボットアームで形成し、こ
の単一のロボットアームについて最大の角加速度で作業
を行なわせることもできる。また、前記実施例において
は、複数のロボットアームにおける先端にZ軸アームを
備える構成としたが、Z軸アームを備えることなくロボ
ットアームの先端に力覚センサを介して直接ハンドを備
える構成とすることもできる。
【0024】(c)他の本発明の一実施例本実施例に係
るロボットの制御方法を図7ないし図9に基づいて説明
する。この図7は本実施例方法が適用されるスカラ型ロ
ボットの概略構成図、図8は本実施方法の前提となるP
ID(比例・積分・微分)制御のブロック構成図、図9
は本実施例方法の動作フローチャートを示す。
るロボットの制御方法を図7ないし図9に基づいて説明
する。この図7は本実施例方法が適用されるスカラ型ロ
ボットの概略構成図、図8は本実施方法の前提となるP
ID(比例・積分・微分)制御のブロック構成図、図9
は本実施例方法の動作フローチャートを示す。
【0025】前記各図において本実施例方法は、前記図
3〜図7に記載の実施例と同様に1軸、2軸、Z軸から
各々イナーシャを求めることについて共通するが、前記
各イナーシャを求める際のZ軸にかかる質量ML の測
定方法を異にする。即ち、前記質量ML は、サーボ制
御系により動作するZ軸31の目標位置と現在位置の位
置偏差により推定する。一般的にスカラ型ロボットの制
御系は位置偏差を基準としたPID制御で構成されてい
る(図8を参照)。また、Z軸31は稼動方向が重力と
一致しているので、モータ3に重力を補正するための一
定電流を流している。この様なPID制御系において、
Z軸31のサーボ系を一時的にPD制御とし、重力を補
償するための一定電流を「0」とする。こうして、Z軸
31が静定したときの位置偏差Δは、速度が「0」のた
めD(微分)制御の影響は無くなり、P(比例)フィー
ドバックだけが関係する。フィードバックゲインは普通
一定なので、比例定数をKP としてZ軸31にかかる
負荷(ハンドとハンドの把持物との総質量)の重量をM
L とすると、 ML =Δ×KP
…(14)の関係があり、負荷重量Wと
位置偏差Δは比例関係にある。
3〜図7に記載の実施例と同様に1軸、2軸、Z軸から
各々イナーシャを求めることについて共通するが、前記
各イナーシャを求める際のZ軸にかかる質量ML の測
定方法を異にする。即ち、前記質量ML は、サーボ制
御系により動作するZ軸31の目標位置と現在位置の位
置偏差により推定する。一般的にスカラ型ロボットの制
御系は位置偏差を基準としたPID制御で構成されてい
る(図8を参照)。また、Z軸31は稼動方向が重力と
一致しているので、モータ3に重力を補正するための一
定電流を流している。この様なPID制御系において、
Z軸31のサーボ系を一時的にPD制御とし、重力を補
償するための一定電流を「0」とする。こうして、Z軸
31が静定したときの位置偏差Δは、速度が「0」のた
めD(微分)制御の影響は無くなり、P(比例)フィー
ドバックだけが関係する。フィードバックゲインは普通
一定なので、比例定数をKP としてZ軸31にかかる
負荷(ハンドとハンドの把持物との総質量)の重量をM
L とすると、 ML =Δ×KP
…(14)の関係があり、負荷重量Wと
位置偏差Δは比例関係にある。
【0026】この比例関係を用いて位置偏差Δから先端
の質量ML を推定することができる。そして質量ML
を推定した後には、この質量ML を補償する一定電
流をモータ3に流し、制御系をPID制御に戻す。なお
、質量ML を補償する電流とI(積分)制御のフィー
ドバックがあるときには、静定時の位置偏差Δと負荷重
量は比例しない。前記推定された質量ML を(3)式
、(4)式、(6)式に代入して前記図3〜図7に記載
の実施例と同様に2軸の角加速度調整、Z軸の加速度調
整、1軸の角加速度調整を演算することとなる。
の質量ML を推定することができる。そして質量ML
を推定した後には、この質量ML を補償する一定電
流をモータ3に流し、制御系をPID制御に戻す。なお
、質量ML を補償する電流とI(積分)制御のフィー
ドバックがあるときには、静定時の位置偏差Δと負荷重
量は比例しない。前記推定された質量ML を(3)式
、(4)式、(6)式に代入して前記図3〜図7に記載
の実施例と同様に2軸の角加速度調整、Z軸の加速度調
整、1軸の角加速度調整を演算することとなる。
【0027】次に、前記実施例の動作を図9を参照して
説明する。まず、Z軸31の先端に設けられたハンド5
を閉結(クローズ)することにより、部品等の対象物で
ある把持物6の把持を検知する(ステップ200)。P
ID制御系におけるZ軸31のサーボ系のうちI(積分
)制御のフィードバック定数を「0」にしてPD制御系
とする(ステップ201)。このPD制御系とすること
により質量補正用の電流Iを「0」とし(ステップ20
2)、このとき、Z軸31の先端が静止した状態で、こ
の静止した現在位置と目的位置との位置偏差Δを読出す
(ステップ203)。この位置偏差Δから負荷質量ML
を前記(14)式に基づいて推定する(ステップ20
4)。
説明する。まず、Z軸31の先端に設けられたハンド5
を閉結(クローズ)することにより、部品等の対象物で
ある把持物6の把持を検知する(ステップ200)。P
ID制御系におけるZ軸31のサーボ系のうちI(積分
)制御のフィードバック定数を「0」にしてPD制御系
とする(ステップ201)。このPD制御系とすること
により質量補正用の電流Iを「0」とし(ステップ20
2)、このとき、Z軸31の先端が静止した状態で、こ
の静止した現在位置と目的位置との位置偏差Δを読出す
(ステップ203)。この位置偏差Δから負荷質量ML
を前記(14)式に基づいて推定する(ステップ20
4)。
【0028】前記質量補正電流Iを「0」とした状態で
Z軸31の先端の負荷を変動させて質量ML とZ軸3
1の位置偏差Δとの関係から比例定数Ki を求める。 また、前記質量ML と質量補正電流Iとの間には
ML =Ki ・I
…(15)の関係があり、この関係から負荷
を変動した際に位置変動Δが「0」となるような質量補
正用電流Iを測定し比例定数Ki を求めておく。この
ようにして前記(15)式に基づき質量ML から質量
補正電流Iを計算する(ステップ205)。この質量補
正電流IをZ軸31のモータ3に出力して位置偏差Δを
「0」に近くする(ステップ206)。
Z軸31の先端の負荷を変動させて質量ML とZ軸3
1の位置偏差Δとの関係から比例定数Ki を求める。 また、前記質量ML と質量補正電流Iとの間には
ML =Ki ・I
…(15)の関係があり、この関係から負荷
を変動した際に位置変動Δが「0」となるような質量補
正用電流Iを測定し比例定数Ki を求めておく。この
ようにして前記(15)式に基づき質量ML から質量
補正電流Iを計算する(ステップ205)。この質量補
正電流IをZ軸31のモータ3に出力して位置偏差Δを
「0」に近くする(ステップ206)。
【0029】ここで、前記図3ないし図7に記載と同様
にして、2軸21についての無負荷時における最大角加
速度θ2MAXを測定し、またモータ2の定格表から最
大トルクT2MAXを読出して前記(10)式に基づい
て無負荷時のイナーシャI20を算出する。次に、Z軸
31のPID制御系におけるI(積分)制御のフィード
バックゲインを元の値に戻す(ステップ207)。前記
ステップ204で推定した質量ML の負荷時における
イナーシャI2 は I2 =I20+ML (L2 )2
…(16)として算出する(ステップ208)
。ここで、L2 は2軸21のモータ軸の中心から負荷
の重心までの距離である。これから質量ML の負荷時
の角加速度の最大値θ2MAXを次式により求める(ス
テップ209)。
にして、2軸21についての無負荷時における最大角加
速度θ2MAXを測定し、またモータ2の定格表から最
大トルクT2MAXを読出して前記(10)式に基づい
て無負荷時のイナーシャI20を算出する。次に、Z軸
31のPID制御系におけるI(積分)制御のフィード
バックゲインを元の値に戻す(ステップ207)。前記
ステップ204で推定した質量ML の負荷時における
イナーシャI2 は I2 =I20+ML (L2 )2
…(16)として算出する(ステップ208)
。ここで、L2 は2軸21のモータ軸の中心から負荷
の重心までの距離である。これから質量ML の負荷時
の角加速度の最大値θ2MAXを次式により求める(ス
テップ209)。
【0030】
I2 ・θ2 =I20・θ2MAX
…(17)この値を最大角加速度として制御
コントローラに指示することにより、負荷に応じた最大
角加速度を実現することができる。Z軸も同様の手段で
実現できる。また1軸の場合は無負荷でθ2 =0のと
きのイナーシャI100 と、無負荷でθ2 =90°
の時のイナーシャI1090の差が前記(12)式のよ
うな関係の場合にも前記図3ないし図7に記載の実施例
と同様にして最大角速度を算出する。
…(17)この値を最大角加速度として制御
コントローラに指示することにより、負荷に応じた最大
角加速度を実現することができる。Z軸も同様の手段で
実現できる。また1軸の場合は無負荷でθ2 =0のと
きのイナーシャI100 と、無負荷でθ2 =90°
の時のイナーシャI1090の差が前記(12)式のよ
うな関係の場合にも前記図3ないし図7に記載の実施例
と同様にして最大角速度を算出する。
【0031】なお、本実施例においてはロボットアーム
を2つとして構成したが、2以上のロボットアーム又は
単一のロボットアームの場合においてもロボットアーム
の先端にZ軸アームを有する構成であればいずれにも適
用することができる。
を2つとして構成したが、2以上のロボットアーム又は
単一のロボットアームの場合においてもロボットアーム
の先端にZ軸アームを有する構成であればいずれにも適
用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明においては、無負荷
時のイナーシャ及び力覚センサの検出重量に基づく負荷
時のイナーシャを演算し、この負荷時のイナーシャに基
づいて負荷時におけるロボットアームの最大角加速度を
演算することにより、力覚センサの検出重量に適合した
最適な最大角加速度でロボットアーム又はZ軸アームを
動作できることとなり、ロボットの空間移動時間を最短
にする。特に、ツールチェンジャを用いて種々のハンド
を取替える場合、又はハンドの把持物が種々異なる重量
の場合には全体の作業時間を短縮する効果を有する。
時のイナーシャ及び力覚センサの検出重量に基づく負荷
時のイナーシャを演算し、この負荷時のイナーシャに基
づいて負荷時におけるロボットアームの最大角加速度を
演算することにより、力覚センサの検出重量に適合した
最適な最大角加速度でロボットアーム又はZ軸アームを
動作できることとなり、ロボットの空間移動時間を最短
にする。特に、ツールチェンジャを用いて種々のハンド
を取替える場合、又はハンドの把持物が種々異なる重量
の場合には全体の作業時間を短縮する効果を有する。
【0033】また、他の本発明においては、積分制御の
フィードバック定数を零として比例・微分制御でZ軸ア
ームを動作させ、この現在位置と目標位置との位置偏差
からZ軸アームの先端に設けられたハンドで把持された
対象物の質量を推定し、この推定質量に負荷時のイナー
シャを演算し、この負荷時のイナーシャから負荷時にお
ける各種負荷に適合する最大角加速度を演算する。この
最大角加速度に基づいてロボットアームのアーム軸を駆
動制御することにより、高価格な力覚センサを設けるこ
となくロボットの空間移動時間を短縮化する。また、Z
軸アーム先端に力覚センサを設ける必要がなくなり、ス
カラ型ロボットの構成、特にZ軸アームの構成を簡略化
すると共にアーム自体の重量を軽量化する効果を有する
。
フィードバック定数を零として比例・微分制御でZ軸ア
ームを動作させ、この現在位置と目標位置との位置偏差
からZ軸アームの先端に設けられたハンドで把持された
対象物の質量を推定し、この推定質量に負荷時のイナー
シャを演算し、この負荷時のイナーシャから負荷時にお
ける各種負荷に適合する最大角加速度を演算する。この
最大角加速度に基づいてロボットアームのアーム軸を駆
動制御することにより、高価格な力覚センサを設けるこ
となくロボットの空間移動時間を短縮化する。また、Z
軸アーム先端に力覚センサを設ける必要がなくなり、ス
カラ型ロボットの構成、特にZ軸アームの構成を簡略化
すると共にアーム自体の重量を軽量化する効果を有する
。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】他の本発明の原理説明図である。
【図3】図1記載の発明の一実施例に適用されるスカラ
型ロボットの概略構成図である。
型ロボットの概略構成図である。
【図4】図3記載実施例のロボットアームの支点と重心
とのイナーシャ説明図である。
とのイナーシャ説明図である。
【図5】図3記載実施例の各ロボットアームのイナーシ
ャ説明図である。
ャ説明図である。
【図6】図3記載実施例が適用される具体的ブロック図
である。
である。
【図7】図2記載の発明の一実施例に適用されるスカラ
型ロボットの概略構成図である。
型ロボットの概略構成図である。
【図8】図7記載の実施例におけるPID制御系ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図9】図7記載の実施例における動作フローチャート
である。
である。
1…1軸のモータ
2…2軸のモータ
3…Z軸のモータ
4…力覚センサ
5…ハンド
6…把持物
7…センサ処理回路
8…ADコンバータ
9…制御コントローラ
10…制御回路
11…1軸
12…1軸アーム
21…2軸
22…2軸アーム
31…Z軸
32…Z軸アーム
Claims (5)
- 【請求項1】 ロボットアームの先端とハンドとの間
に力覚センサを備えるスカラ型ロボットの動作を制御す
るロボットの制御方法において、前記ハンド及び当該ハ
ンドで把持された対象物が無い無負荷時における最大角
加速度を測定し、当該測定された最大角加速度と前記ロ
ボットアームを駆動するモータの最大トルクとから無負
荷時におけるイナーシャを演算する無負荷イナーシャ演
算工程と、前記無負荷イナーシャ演算工程の無負荷時に
おけるイナーシャ及び力覚センサの検出質量に基づいて
負荷時におけるイナーシャを演算する負荷イナーシャ演
算工程と、前記負荷時のイナーシャに基づいて負荷時の
質量に対応する前記ロボットアームの最大角加速度を演
算する最大角加速度演算工程とを備え、前記最大角加速
度に基づいてロボットアームのアーム軸を駆動制御する
ことを特徴とするロボット制御方法。 - 【請求項2】 前記請求項1記載のロボットの制御方
法において、前記無負荷イナーシャ演算工程及び負荷イ
ナーシャ演算工程で前記ロボットアームのZ軸動作にお
ける無負荷時及び負荷時の各等価イナーシャを演算し、
当該負荷時のイナーシャに基づいて最大角加速度演算工
程で負荷時における最大加速度を演算することを特徴と
するロボットの制御方法。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2記載のロボットの
制御方法において、複数のロボットアームを各々連結支
持する複数軸における各々に対するモータの各イナーシ
ャを、前記無負荷イナーシャ演算工程、負荷イナーシャ
演算工程で各々演算し、各イナーシャに基づいて前記ロ
ボットアームの最大角加速度を最大角加速度演算工程で
演算することを特徴とするロボット制御方法。 - 【請求項4】 ロボットアームの先端に設けられるZ
軸アームを備えるスカラ型ロボットであって、前記Z軸
アームをZ軸方向に動作させるモータを比例・積分・微
分制御のサーボ制御系に基づいて制御するロボット制御
方法において、前記Z軸アーム先端に設けられたハンド
及び当該ハンドで把持された対象物が無い無負荷時にお
ける最大角加速度を測定し、当該測定された最大角加速
度と前記ロボットアームを駆動するモータの最大トルク
とから無負荷時におけるイナーシャを演算する無負荷イ
ナーシャ演算工程と、前記Z軸アームを比例・微分制御
のサーボ制御系で目標位置へ動作させ、当該動作後の位
置と目標位置との位置偏差から前記ハンドに把持された
対象物の質量を推定する質量推定工程と、前記無負荷イ
ナーシャ演算工程の無負荷時におけるイナーシャ及び質
量推定工程の推定質量に基づいて負荷時におけるイナー
シャを演算する負荷イナーシャ演算工程と、前記負荷時
のイナーシャに基づいて負荷時の質量に対応する前記ロ
ボットアームの最大角加速度を演算する最大角加速度演
算工程とを備え、前記最大角加速度に基づいてロボット
アームのアーム軸を駆動制御することを特徴とするロボ
ット制御方法。 - 【請求項5】 前記請求項4記載のロボットの制御方
法において、複数のロボットアームを各々連結支持する
複数軸における各々のモータに対する各イナーシャを、
前記無負荷イナーシャ演算工程、負荷イナーシャ工程で
各々演算し、各イナーシャに基づいて前記ロボットアー
ムの最大角加速度を最大角加速度演算工程で演算するこ
とを特徴とするロボット制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3057215A JPH04294990A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ロボットの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3057215A JPH04294990A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ロボットの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04294990A true JPH04294990A (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=13049307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3057215A Withdrawn JPH04294990A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ロボットの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04294990A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100453262C (zh) * | 2004-02-13 | 2009-01-21 | 兄弟工业株式会社 | 搬送装置、搬送装置的搬送加速度决定方法 |
| JP2013121625A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Seiko Epson Corp | ロボット装置およびロボット装置の制御方法 |
| JP2022090540A (ja) * | 2020-12-07 | 2022-06-17 | 株式会社ユーシン精機 | 搬送装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5615206U (ja) * | 1979-07-11 | 1981-02-09 | ||
| JPS5661091U (ja) * | 1979-10-15 | 1981-05-23 | ||
| JPS6278004U (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-19 | ||
| JPS63167309U (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-31 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3057215A patent/JPH04294990A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5615206U (ja) * | 1979-07-11 | 1981-02-09 | ||
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| JPS6278004U (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-19 | ||
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| JP2013121625A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Seiko Epson Corp | ロボット装置およびロボット装置の制御方法 |
| JP2022090540A (ja) * | 2020-12-07 | 2022-06-17 | 株式会社ユーシン精機 | 搬送装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |