JPH04295473A - カルボキシイミダミド誘導体 - Google Patents
カルボキシイミダミド誘導体Info
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- JPH04295473A JPH04295473A JP41595690A JP41595690A JPH04295473A JP H04295473 A JPH04295473 A JP H04295473A JP 41595690 A JP41595690 A JP 41595690A JP 41595690 A JP41595690 A JP 41595690A JP H04295473 A JPH04295473 A JP H04295473A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
新規なカルボキシイミダミド誘導体に関するものである
。
化合物としては、血管拡張作用、降圧作用等を有するN
‐シアノ‐N′‐置換カルボキシイミダミド化合物(ヨ
ーロッパ特許EP0388528A参照)が知られてい
る。
病態の多様性等を考慮した時に、新規な血管拡張剤、降
圧剤に対しては不断の希求があるといえよう。
合物を提供することを目的とするものである。
N′‐カルボキシイミダミド誘導体が血管拡張作用を有
することを見出すことにより上記目的を達成した。すな
わち、本発明によるカルボキシイミダミド誘導体は、次
式(I)で示されるものである。
−(CH2)2ONO2を表わす。〕
導体 本発明によるカルボキシイミダミド誘導体は、式(I)
で示されるものであることは前記した通りであり、構造
的にはN‐シアノ‐N′‐カルボキシイミダミド誘導体
である。式(I)中において、Xが
形成しうる。すなわち、本発明によるカルボキシイミダ
ミド誘導体は、上記式(I)中Xで示される基が塩基性
の窒素原子を有する
成すべき酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン
酸などの無機酸あるいは酢酸、プロピオン酸、マレイン
酸、オレイン酸、パルミチン酸、クエン酸、コハク酸、
酒石酸、フマル酸、グルタミン酸、パントテン酸、ラウ
リルスルホン酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン
酸などの有機酸をあげることができる。なお、酸付加塩
を医薬として使用する場合には、酸は薬学上許容される
ものでなければならない事は言うまでもない。
ノ‐N′‐カルボキシイミダミド誘導体の代表例として
は下記に示すものがあげられる。 化合物No. 化 合
物 名 (1) N‐シアノ‐N′‐〔
2‐(2‐クロロフェニル)エチル〕‐2‐
(3‐メチルチオフェン)カルボキシイ
ミダミド (2) N‐シアノ‐N′‐(2‐
フェニルエチル)‐2‐(3‐メチルチ
オフェン)カルボキシイミダミド (3)
N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)
‐2‐(3‐メチル チオフェ
ン)カルボキシイミダミド (4) N‐シア
ノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチル〕‐2
‐ (5‐メチルチオフェン)
カルボキシイミダミド (5) N‐シアノ‐
N′‐(2‐フェニルエチル)‐2‐(5‐メチルチ
オフェン)カルボキシイミダミ
ド (6) N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロ
キシエチル)‐2‐(5‐メチル
チオフェン)カルボキシイミダミド (7)
N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)
エチル〕‐3‐ (6‐クロロ
‐2H‐1‐ベンゾピラン)カルボキシイミダミド
(8) N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロ
フェニル)エチル〕‐3‐ (
5‐メトキシ‐1‐メチルインドール)カルボキシイミ
ダミド (9) N‐シアノ‐N′‐(2‐フ
ェニルエチル)‐3‐(5‐メトキシ
‐1‐メチルインドール)カルボキシイミダミ
ド (10) N‐〔2‐(2‐クロロフェニ
ル)エチル〕‐N′‐シアノ‐3‐
(2‐チエニル)プロペニルアミジン (11
) N‐(2‐フェニルエチル)‐N′‐シアノ
‐3‐(2‐チエニル) プロ
ペニルアミジン (12) N‐(2‐ニトロ
キシエチル)‐N′‐シアノ‐3‐(2‐チエニ
ル)プロペニルアミジン (13
) N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル
)‐2‐ベンゾチオフ ェンカ
ルボキシイミダミド (14) N‐シアノ‐
N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチル〕‐3‐
ピリジル‐2‐ベンジルオキシ
イミノアセトアミジン (15) N‐シアノ
‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐3‐ピリジル‐2
‐ベンジルオキシイミノアセ
トアミジン これらの化合物の構造は、下記の第1表
に示される通りである。
シイミダミド誘導体の製造 本発明によるN‐シアノ‐N′‐カルボキシイミダミド
誘導体は、合目的的な任意の方法によって製造すること
ができるが、例えば以下に述べる方法によって製造する
ことができる。 方法 本発明化合物は、後記の反応式Aに示すように式(
II)に示されるニトリルまたは式(III)に示され
るアミドを式(V)のシアノイミデートへと導き、これ
にアミン化合物を反応させることにより得ることができ
る。上記のニトリルまたはアミドは、アルキル、ハロゲ
ン化アルキル、アルデヒド、カルボン酸等、合目的的な
任意の原料から有機合成化学の分野で公知の方法により
製造することができる(参考文献「オーガニック・ファ
ンクショナル・グループ・プレパレイションズ(Org
anic Functional Group Pre
parations)」1、S.R.Sandler
and W.Karo編、Academic Pres
s、1968年)。 反応式A:
アルキル基を表わす。R′とR″は同じであってもよい
し、異なってもよい。X、Yは前記した通りである。〕
以下は、この製造法を反応式に従って更に詳しく説明す
るものである。 (イ) 化合物(II)→化合物(IV)式(II)
で示されるニトリルはR′OH(アルコール)中、塩化
水素ガスまたはR″ONa(ナトリウムアルコキシド)
を作用させることにより、式(IV)に示されるイミデ
ートに導かれる。塩化水素ガスを作用させる場合、使用
し得るアルコール(R′OH)としては、鎖状および環
式アルコールのいずれでもよく、例えばメタノール、エ
タノール、n‐プロパノール、イソプロパノール、n‐
ブタノール、イソブタノール、t‐ブタノール、シクロ
ペンタノール、シクロヘキサノール、n‐オクタノール
等があげられる。アルコールの使用量は、式(II)に
示されるニトリル1モルに対して少なくとも30モル以
上、特に30〜300モル、が好ましい。塩化水素ガス
の量は、ニトリル1モルに対して少なくとも20モル以
上、特に20〜200モルが好ましい。反応温度は−1
0〜10℃が好ましく、−5〜5℃がより好ましい。上
記のような反応条件で、この反応は通常15〜95時間
で終了することができる。得られたイミデートは塩酸塩
であり、アルカリで処理することによりフリー体とする
ことができる。一方、R″ONaを作用させる場合、使
用し得るアルコールの種類は、塩化水素ガスを作用させ
た場合と同じであり、その使用量は、ニトリル1モルに
対して好ましくは5〜500モル、より好ましくは10
〜50モル、の範囲である。R″ONaの量は触媒量で
あり、ニトリル1モルに対して好ましくは0.01〜0
.5モルの範囲内、より好ましくは0.02〜0.2モ
ルである。反応温度は0〜50℃の範囲内が好ましく、
0℃〜室温がより好ましい。上記のような反応条件で、
この反応は通常1〜24時間で終了することができる。 得られた式(IV)で示されるイミデートは、単離精製
することなく次の反応に供することができるが、単離精
製する場合の方法としては、蒸留法、シリカゲルを担体
としたカラムクロマトグラフィーなど有機合成化学の分
野で公知の精製法を用いることができる。 (ロ) 化合物(III)→化合物(IV)式(II
I)で示されるアミドは、硫酸ジメチルを作用させるこ
とにより式(IV)に示されるイミデートに導かれる。 この反応に用いられる硫酸ジメチルの量は、式(III
)に示されるアミド1モルに対して少なくとも3モル以
上、特に3〜6モルが好ましい。反応温度は50〜15
0℃が好ましく、100〜105℃がより好ましい。上
記のような反応条件で、この反応は通常2〜3時間で終
了することができる。得られたイミデートを単離精製す
る方法は、(イ)で述べたものと同様である。 (ハ) 化合物(IV)→化合物(V)式(IV)で
示されるイミデートは、緩衝液中、好ましくはリン酸緩
衝液中でシアナミド(NH2CN)を作用させることに
より、式(V)に示されるシアノイミデートへと変換さ
れる。シアナミドの使用量は、イミデート1モルに対し
て少なくとも1モル以上、特に2〜3モルが好ましい。 またこの反応は上記したように緩衝液(好ましくはリン
酸緩衝液)中で行なわれるが、溶媒の共存下でも行なう
ことができる。使用し得る溶媒としては、例えばアセト
ニリトル、ジクロロメタン、クロロホルム、ジオキサン
等の有機溶媒があげられる。そのpH範囲は好ましくは
5.0〜6.5の範囲内、より好ましくは5.2〜6.
2の範囲内が有利であり、また緩衝液の濃度は好ましく
は0.1〜4Mの範囲内、特に0.2〜3Mが適当であ
る。また充分な緩衝能を維持するために緩衝液の構成成
分、すなわちリン酸緩衝液の場合であれば、例えばNa
2HPO4およびNaH2PO4は、イミデート1モル
に対していずれも少なくとも1モル以上、好ましくは1
〜4モル、使用することが望ましい。反応温度は0〜5
0℃の範囲内が好ましく、室温付近が特に好ましい。こ
のような反応条件で式(IV)に示されるイミデートは
、通常6〜70時間で式(V)に示されるシアノイミデ
ートへと変換される。このようにして得られた式(V)
に示されるシアノイミデートを必要に応じて単離精製す
る場合の方法としては、結晶化法、蒸留法、シリカゲル
を担体としたカラムクロマトグラフィーなど有機合成化
学の分野で公知の精製法を用いることができる。 (ニ) 化合物(V)→化合物(I)式(V)に示さ
れるシアノイミデートは、アミン化合物と反応させる事
により式(I)に示されるN‐シアノ‐N′‐カルボキ
シイミダミド誘導体を製造することができる。アミン化
合物の使用量は、式(V)に示されるシアノイミデート
1モルに対して少なくとも1モル以上、より好ましくは
1〜2.5モルの範囲内が適当である。 またこの反応は溶媒中で行なわれるのが普通であり、使
用し得る溶媒としては、例えばメタノール、エタノール
等のアルコール、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の有機溶媒
、または水があげられる。反応温度は0℃〜溶媒の沸点
の範囲内で、特に室温付近が好ましい。上記のような反
応条件では、この反応は通常5分間〜6日間で終了でき
る。上記反応で得られた反応混合物より式(I)に示さ
れる化合物を単離精製する方法は、式(V)に示される
シアノイミデートの単離精製の項で述べたものと同様で
ある。本発明による式(I)に示される化合物の中で、
塩基性窒素を有する化合物については、それ自体公知の
方法に従ってその酸付加塩とすることができる。付加塩
とすることができる酸は前記した通りである。 〔III 〕化合物の用途 本発明による化合物は、後記実験例に示されているよう
に血管拡張作用を有しており、血管拡張剤として有用で
ある。本発明による化合物を血管拡張剤として投与する
場合は、経口投与または非経口投与(筋肉内、皮下、静
脈内、経皮吸収)または舌下錠剤、座剤等にて投与する
ことができる。本発明化合物の投与量および投与方法は
、患者の状況、例えば体重、性別、感受性、投与時間、
併用する薬剤、患者またはその病気の程度に応じて変化
することは言うまでもなく、また一定条件のもとにおけ
る適量と投与回数は、上記指針を基にして専門医の適量
決定試験によって決定されなければならないが、通常、
成人1日当りの投与量は約0.1〜200mg、好まし
くは0.5〜100mg程度である。本発明化合物を医
薬として経口投与する場合は、錠剤、顆粒剤、散剤、カ
プセル剤等の形態で投与され、非経口投与される場合は
、注射剤、懸濁剤等の形態で投与される。これらの製剤
を製造するには、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安
定剤等の添加剤を添加することができる。賦形剤として
は、例えば乳糖、デンプン、結晶セルロース、マンニト
ール、マルトース、リン酸水素カルシウム、軽質無水ケ
イ酸、炭酸カルシウム等が、結合剤としては、例えばデ
ンプン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、アラビアゴム等が、崩壊剤としては、例えばデン
プン、カルボキシメチルセルロースカルシウム等が、滑
沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、タル
ク、硬化油等が、安定剤としては、例えば乳糖、マンニ
トール、マルトース、ポリソルベート類、マクロゴール
類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等、これらの目的
のために通常使用されるものがあげらる。これらの成分
を用いて通常の方法により錠剤、顆粒剤、カプセル剤、
注射剤等の剤型に製造することができる。
体、すなわちN‐シアノ‐N′‐カルボキシイミダミド
誘導体は、優れた血管拡張作用を有している。本発明に
よるカルボキシイミダミド誘導体が、このように優れた
血管拡張作用を有しているという特性は当業者にとって
思いがけなかったことといえよう。
るためのものであり、これによって本発明はなんら限定
されるものではない。 <薬理試験>試験例:ラット大動脈標本に対する血管弛
緩作用 (1)試験法 摘出したラットの大動脈を用いる方法によって、本発明
化合物の生理活性を試験した。放血致死させた体重25
0〜350gのウィスター系雄性ラットより速やかに胸
部大動脈を摘出し、幅3mmの輪切り標本を作製した。 標本は95%O2−5%CO2の混合ガスを通気した3
7℃のクレブス‐リンゲル(Krebs−Ringer
)液を満たしたオルガンバス中に懸垂した。静止張力1
gを負荷して、標本の張力が安定した後、オルガンバス
内を40mMKClを含む等張の栄養液に交換し、標本
の張力を増加させた。KClによる発生張力が一定とな
った後、試験化合物を累積的にオルガンバス内に添加し
、標本を弛緩させた。KClによる張力を100%とし
、弛緩反応をその抑制率として求め、IC50値(KC
lによる張力を50%抑制する濃度)は平均の用量‐作
用曲線からプロビット法により算出した。 (2)結果 本発明化合物のIC50値を第2表に示す。
エチル〕‐2‐(3‐メチルチオフェン)カルボキシイ
ミダミドの製造 a) 3‐メチル‐2‐チオフェンカルボン酸(20
g、0.14mol)をテトラヒドロフラン(200m
l)に溶解し、トリエチルアミン(18.38g、0.
18mol)を加えた。さらに氷水冷下、クロロ炭酸エ
チル(18.23g、0.17mol)をテトラヒドロ
フラン(80ml)に溶解して加え、室温で3時間攪拌
した。次に氷水冷下、28%アンモニア水(40ml、
0.66mol)を加え、室温で45分攪拌した。反応
後、反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ワコーゲルC−200、1200g)
に供し、クロロホルム:メタノール(50:1)にて溶
出した。溶出区分は減圧濃縮することにより、3‐メチ
ル‐2‐チオフェンカルボキシアミドの粗生成物(10
.22g)を淡黄色結晶として得た。続いて四塩化チタ
ン(27.3g、0.14mol)を四塩化炭素(50
ml)に溶解し、0〜10℃でテトラヒドロフラン(1
00ml)に加えた。さらに上記結晶をテトラヒドロフ
ラン(130ml)に溶解し、0〜10℃で加えた。次
にトリエチルアミン(29.09g、0.29mol)
をテトラヒドロフラン(50ml)に溶解して0〜10
℃で加え、室温で65時間攪拌した。反応後、反応液に
氷水冷下、水(100ml)を加えて減圧濃縮し、水層
を酢酸エチル(100ml×3回)にて抽出した。酢酸
エチル層は飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮することにより、
3‐メチル‐2‐シアノチオフェンの粗生成物(5.2
5g)を黄色シラップとして得た。 続いてこのシラップに氷水冷下、塩化水素ガス(26.
89g、0.74mol)をメタノール(50ml)に
飽和させて加え、0℃で17時間攪拌した。反応後、反
応液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
え、ジエチルエーテル(100ml×3回)にて抽出し
た。ジエチルエーテル層は無水硫酸ナトリウムで脱水後
、減圧濃縮することにより、メチル=2‐(3‐メチル
チオフェン)カルボキシイミデートの粗生成物(4.9
4g)を黄色シラップとして得た。続いてこのシラップ
をシアナミド(2.67g、63.7mmol)及びN
a2HPO4(4.52g、31.8mmol)とNa
H2PO4・2H2O(19.87g、127mmol
)とのリン酸緩衝液(pH5.4、210ml)に加え
、室温で18時間攪拌した。反応後、反応液をジクロロ
メタン(100ml×3回)にて抽出し、ジクロロメタ
ン層は無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200、125g)に供し、ヘキサン:酢酸エチル
(4:1)にて溶出した。溶出区分は減圧濃縮すること
により、メチル=N‐シアノ‐2‐(3‐メチルチオフ
ェン)カルボキシイミデート(1.55g、8.61m
mol、収率6%)を無色結晶として得た。b) 2
‐(2‐クロロフェニル)エチルアミン(0.26g、
1.67mmol)をメタノール(50ml)に溶解し
、メチル=N‐シアノ‐2‐(3‐メチルチオフェン)
カルボキシイミデート(0.3g、1.67mmol)
を加え、室温で64時間攪拌した。反応後、反応液を減
圧濃縮し、残渣をメタノール/ジエチルエーテルより結
晶化して表題の化合物(0.38g、1.25mmol
、収率75%)を無色結晶として得た。 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチ
ル〕‐2‐(3‐メチルチオフェン)カルボキシイミダ
ミドの物理化学的性質 融点:134.5〜135℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2200、
1580、1560、1430、740。核磁気共鳴ス
ペクトル(100MHz 、CDCl3中):δ(pp
m)7.5〜7.0(5H)、6.89(1H,d,J
=5.3Hz)、6.13(1H,brs)、3.75
(2H,m)、3.10(2H,t,J=6.7Hz)
、2.34(3H,s)。 質量分析:m/z 303(M+ )実施例2 N‐シアノ‐N′‐(2‐フェニルエチル)‐2‐
(3‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの製造
2‐フェニルエチルアミン(0.2g、1.67m
mol)をメタノール(50ml)に溶解し、メチル=
N‐シアノ‐2‐(3‐メチルチオフェン)カルボキシ
イミデート(0.3g、1.67mmol)を加え、室
温で16.5時間攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮
し、残渣をジエチルエーテルより結晶化して表題の化合
物(0.37g、1.38mmol、収率82%)を無
色結晶として得た。 N‐シアノ‐N′‐(2‐フェニルエチル)‐2‐(3
‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの物理化学
的性質 融点:129.5〜130℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2180、
1560、1470、735。核磁気共鳴スペクトル(
100MHz 、CDCl3中):δ(ppm)7.5
〜7.0(6H)、6.88(1H,d,J=5.3H
z)、6.06(1H,brs)、3.73(2H,m
)、2.95(2H,t,J=6.7Hz)、2.30
(3H,s)。 質量分析:m/z 269(M+ )
施例3 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐2
‐(3‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの製
造 2‐ニトロキシエチルアミン・P‐トルエンスル
ホン酸塩(0.92g、3.34mmol)をメタノー
ル(30ml)に溶解し、ナトリウムメトキシド(0.
18g、3.34mmol)を加えた。さらにメチル=
N‐シアノ‐2‐(3‐メチルチオフェン)カルボキシ
イミデート(0.3g、1.67mmol)を加え、室
温で5時間攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、残
渣をクロロホルム(40ml×3回)にて抽出した。ク
ロロホルム層は無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワ
コーゲルC−200、14g)に供し、ヘキサン:酢酸
エチル(3:2)にて溶出した。溶出区分は減圧濃縮後
、ジエチルエーテルより結晶化して表題の化合物(0.
23g、0.91mmol、収率54%)を無色結晶と
して得た。 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐2‐(
3‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの物理化
学的性質 融点:114.5〜115℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2180、
1630、1570、1550、1280。核磁気共鳴
スペクトル(100MHz 、CDCl3中):δ(p
pm)7.40(1H,d,J=5.0Hz)、6.9
3(1H,d,J=5.0Hz)、6.72(1H,b
rs)、4.67(2H,t,J=5.3Hz)、3.
80(2H,m)、2.37(3H,s)。質量分析:
m/z 255(〔M+H〕+ )
エチル〕‐2‐(5‐メチルチオフェン)カルボキシイ
ミダミドの製造 a) 5‐メチル‐2‐チオフェンカルボン酸(5g
、35.2mmol)をテトラヒドロフラン(50ml
)に溶解し、トリエチルアミン(4.65g、46mm
ol)を加えた。さらに氷水冷下、クロロ炭酸エチル(
4.56g、42mmol)をテトラヒドロフラン(2
0ml)に溶解して加え、室温で4時間攪拌した。次に
氷水冷下、アンモニアガスを1時間吹込んだ。反応後、
反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ワコーゲルC−200、370g)に供し
、クロロホルム:メタノール(50:1)にて溶出した
。溶出区分は減圧濃縮することにより、5‐メチル‐2
‐チオフェンカルボキシアミドの粗生成物(2g)を淡
黄色結晶として得た。続いてこの結晶に硫酸ジメチル(
5.36g、42.5mmol)を加え、100〜10
5℃で2時間攪拌した。反応後、反応液をジエチルエー
テル(100ml)で洗浄し、30%炭酸ナトリウム水
溶液を加え、ジエチルエーテル(40ml×3回)にて
抽出した。ジエチルエーテル層は無水硫酸ナトリウムで
脱水後、減圧濃縮することにより、メチル=2‐(5‐
メチルチオフェン)カルボキシイミデートの粗生成物(
2.24g)を淡黄色シラップとして得た。続いてこの
シラップをシアナミド(1.21g、28.8mmol
)及びNa2HPO4(2.04g、14.4mmol
)とNaH2PO4・2H2O(8.99g、57.6
mmol)とのリン酸緩衝液(pH5.4、100ml
)に加え、室温で40時間攪拌した。反応後、反応液を
ジクロロメタン(50ml×3回)にて抽出し、ジクロ
ロメタン層は無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコ
ーゲルC−200、60g)に供し、ヘキサン:酢酸エ
チル(4:1)にて溶出した。溶出区分は減圧濃縮する
ことにより、メチル=N‐シアノ‐2‐(5‐メチルチ
オフェン)カルボキシイミデート(1.05g、5.8
3mmol、収率17%)を無色結晶として得た。b)
2‐(2‐クロロフェニル)エチルアミン(0.2
6g、1.67mmol)をメタノール(50ml)に
溶解し、メチル=N‐シアノ‐2‐(5‐メチルチオフ
ェン)カルボキシイミデート(0.3g、1.67mm
ol)を加え、室温で18時間攪拌した。反応後、反応
液を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテルより結晶化し
て表題の化合物(0.4g、1.32mmol、収率7
9%)を無色結晶として得た。 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチ
ル〕‐2‐(5‐メチルチオフェン)カルボキシイミダ
ミドの物理化学的性質 融点:127〜127.5℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2180、
1570、1560。核磁気共鳴スペクトル(100M
Hz 、CDCl3中):δ(ppm)7.71(1H
,d,J=3.8Hz)、7.5〜7.0(4H)、6
.78(1H,d,J=3.8Hz)、6.37(1H
,brs)、3.73(2H,m)、3.10(2H,
t,J=6.7Hz)、2.51(3H,s)。 質量分析:m/z 303(M+ )
施例5 N‐シアノ‐N′‐(2‐フェニルエチル)‐2‐
(5‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの製造
2‐フェニルエチルアミン(0.2g、1.67m
mol)をメタノール(20ml)に溶解し、メチル=
N‐シアノ‐2‐(5‐メチルチオフェン)カルボキシ
イミデート(0.3g、1.67mmol)を加え、室
温で66時間攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、
残渣をジエチルエーテルより結晶化して表題の化合物(
0.35g、1.3mmol、収率78%)を無色結晶
として得た。 N‐シアノ‐N′‐(2‐フェニルエチル)‐2‐(5
‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの物理化学
的性質 融点:97〜97.5℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2180、
1580、1550、1470。核磁気共鳴スペクトル
(100MHz 、CDCl3中):δ(ppm)7.
69(1H,d,J=3.8Hz)、7.5〜7.0(
5H)、6.77(1H,d,J=3.8Hz)、6.
24(1H,brs)、3.71(2H,m)、2.9
4(2H,t,J=6.7Hz)、2.50(3H,s
)。質量分析:m/z 269(M+ )
‐(5‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの製
造 2‐ニトロキシエチルアミン・P‐トルエンスル
ホン酸塩(1.39g、5mmol)をメタノール(5
0ml)に溶解し、ナトリウムメトキシド(0.27g
、5mmol)を加えた。さらにメチル=N‐シアノ‐
2‐(5‐メチルチオフェン)カルボキシイミデート(
0.45g、2.5mmol)を加え、室温で65時間
攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、残渣をクロロ
ホルム(40ml×3回)にて抽出した。クロロホルム
層は無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200、23g)に供し、ヘキサン:酢酸エチル(3
:2)にて溶出した。溶出区分は減圧濃縮後、ジエチル
エーテルより結晶化して表題の化合物(0.27g、1
.06mmol、収率43%)を無色結晶として得た。 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐2‐(
5‐メチルチオフェン)カルボキシイミダミドの物理化
学的性質 融点:91.5〜92℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2170、
1620、1565、1280。核磁気共鳴スペクトル
(100MHz 、CDCl3中):δ(ppm)7.
78(1H,d,J=3.8Hz)、7.11(1H,
brs)、6.81(1H,d,J=3.8Hz)、4
.68(2H,t,J=5.2Hz)、3.81(2H
,m)、2.53(3H,s)。 質量分析:m/z 254(M+ )
施例7 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)
エチル〕‐3‐(6‐クロロ‐2H‐1‐ベンゾピラン
)カルボキシイミダミドの製造 a) 6‐クロロ‐3‐シアノ‐2H‐1‐ベンゾピ
ラン(0.5g、2.61mmol)に氷水冷下、塩化
水素ガスをメタノール(35ml)に飽和させて加え、
0℃で17.5時間攪拌した。反応後、反応液に飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム(150
ml×3回)にて抽出した。クロロホルム層は飽和Na
Cl水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水後、
減圧濃縮することにより、メチル=3‐(6‐クロロ‐
2H‐1‐ベンゾピラン)カルボキシイミデート(0.
5g、2.24mmol、収率86%)を黄色結晶とし
て得た。続いてこの結晶をアセトニトリル(25ml)
に溶解し、シアナミド(0.18g、4.4mmol)
及びNa2HPO4(0.31g、2.2mmol)と
NaH2PO4・2H2O(1.37g、8.8mmo
l)とのリン酸緩衝液(pH5.4、10ml)に加え
、室温で21.5時間攪拌した。反応後、反応液を氷水
(200ml)に注ぎ、クロロホルム(150ml×3
回)にて抽出した。クロロホルム層は飽和NaCl水溶
液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮
することにより、メチル=N‐シアノ‐3‐(6‐クロ
ロ‐2H‐1‐ベンゾピラン)カルボキシイミデート(
0.52g、2.09mmol、収率93%)を黄色結
晶として得た。b) メチル=N‐シアノ‐3‐(6
‐クロロ‐2H‐1‐ベンゾピラン)カルボキシイミデ
ート(0.52g、2.09mmol)をメタノール(
40ml)に溶解し、2‐(2‐クロロフェニル)エチ
ルアミン(0.72g、4.6mmol)を加え、室温
で10分攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、残渣
をジエチルエーテル/ヘキサンより結晶化して表題の化
合物(0.47g、1.26mmol、収率60%)を
淡黄色結晶として得た。 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチ
ル〕‐3‐(6‐クロロ‐2H‐1‐ベンゾピラン)カ
ルボキシイミダミドの物理化学的性質 融点:173〜174℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2170、
1580、1550。核磁気共鳴スペクトル(100M
Hz 、(CD3)2SO中):δ(ppm)9.20
(1H,brs)、7.5〜7.2(6H)、7.06
(1H,s)、6.93(1H,d,J=7.7Hz)
、4.93(2H,s)、3.56(2H,m)、2.
99(2H,t,J=6.7Hz)。 質量分析:m/z 372(M+ )
施例8 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)
エチル〕‐3‐(5‐メトキシ‐1‐メチルインドール
)カルボキシイミダミドの製造 a) 3‐シアノ‐5‐メトキシインドール(2.7
7g、16.1mmol)をテトラヒドロフラン(50
ml)に溶解し、0〜10℃で60%水素化ナトリウム
(0.77g、19.3mmol)及びよう化メチル(
2.74g、19.3mmol)を加え、室温で30分
攪拌した。反応後、反応液にメタノール(8ml)及び
水(8ml)を加えて減圧濃縮し、残渣をクロロホルム
(160ml×3回)にて抽出した。クロロホルム層は
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮し
た。残渣をジエチルエーテル/ヘキサンより結晶化して
3‐シアノ‐5‐メトキシ‐1‐メチルインドール(2
.78g、15mmol、収率93%)を無色結晶とし
て得た。続いてこの結晶に氷水冷下、塩化水素ガスをメ
タノール(50ml)に飽和させて加え、0℃で95時
間攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、残渣をクロ
ロホルム(150ml×3回)にて抽出した。クロロホ
ルム層は飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200ml)
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮する
ことにより、メチル=3‐(5‐メトキシ‐1‐メチル
インドール)カルボキシイミデートの粗生成物を淡黄色
結晶として得た。続いてこの結晶をアセトニトリル(3
0ml)に溶解し、シアナミド(1.25g、30mm
ol)及びNa2HPO4(2.2g、15mmol)
とNaH2PO4・2H2O(9.3g、60mmol
)とのリン酸緩衝液(pH5.4、100ml)を加え
、室温で70時間攪拌した。反応後、反応液をクロロホ
ルム(150ml×3回)にて抽出し、クロロホルム層
は無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−
200、70g)に供し、ヘキサン:ジエチルエーテル
(1:1)にて溶出した。溶出区分は減圧濃縮すること
により、メチル=N‐シアノ‐3‐(5‐メトキシ‐1
‐メチルインドール)カルボキシイミデートの粗生成物
(2.19g)を淡黄色結晶として得た。 b) メチル=N‐シアノ‐3‐(5‐メトキシ‐1
‐メチルインドール)カルボキシイミデートの粗生成物
(0.5g)をメタノール(10ml)及びクロロホル
ム(5ml)に溶解し、2‐(2‐クロロフェニル)エ
チルアミン(0.32g、2.05mmol)を加え、
室温で72時間攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコー
ゲルC−200、15g)に供し、クロロホルムにて溶
出した。 溶出区分は減圧濃縮することにより、表題の化合物(0
.05g、0.14mmol、収率4%)を無色結晶と
して得た。 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチ
ル〕‐3‐(5‐メトキシ‐1‐メチルインドール)カ
ルボキシイミダミドの物理化学的性質 融点:171〜172℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2160、
1540。核磁気共鳴スペクトル(100MHz 、C
DCl3中):δ(ppm)8.13(1H,s)、7
.4〜7.1(5H)、6.98(1H,d,J=2.
8Hz)、6.77(1H,d,J=2.8Hz)、3
.90(2H,t,J=6.6Hz)、3.81(3H
,s)、3.70(3H,s)、3.02(2H,t,
J=6.6Hz)。 質量分析:m/z 367(〔M+H〕+ )実施例
9 N‐シアノ‐N′‐(2‐フェニルエチル)‐3‐
(5‐メトキシ‐1‐メチルインドール)カルボキシイ
ミダミドの製造 メチル=N‐シアノ‐3‐(5‐メトキシ‐1‐メ
チルインドール)カルボキシイミデートの粗生成物(0
.5g)をメタノール(10ml)及びクロロホルム(
5ml)に溶解し、2‐フェニルエチルアミン(0.2
5g、2.07mmol)を加え、室温で72時間攪拌
した。 反応後、反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、15g)
に供し、クロロホルムにて溶出した。溶出区分は減圧濃
縮することにより、表題の化合物(0.04g、0.1
2mmol、収率4%)を無色結晶として得た。 N‐シアノ‐N′‐(2‐フェニルエチル)‐3‐(5
‐メトキシ‐1‐メチルインドール)カルボキシイミダ
ミドの物理化学的性質 融点:173〜174℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2170、
1540。核磁気共鳴スペクトル(100MHz 、C
DCl3中):δ(ppm)8.15(1H,s)、7
.4〜7.1(6H)、7.0〜6.7(2H)、3.
90(2H,t,J=6.7Hz)、3.82(3H,
s)、3.70(3H,s)、3.05(2H,t,J
=6.7Hz)。 質量分析:m/z 333(〔M+H〕+ )
17】実施例10 N‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチル〕‐N′
‐シアノ‐3‐(2‐チエニル)プロペニルアミジンの
製造 a) 2‐チオフェンアクリル酸(5g、32.4m
mol)に塩化チオニル(11.46g、96.3mm
ol)を加え、室温で1.5時間攪拌した。さらに氷水
冷下、28%アンモニア水(10ml、0.16mol
)を加え、室温で4時間攪拌した。反応後、反応液に飽
和炭酸カリウム水溶液を加え、クロロホルム(100m
l×3回)にて抽出した。クロロホルム層は無水硫酸ナ
トリウムで脱水後、減圧濃縮することにより、2‐チオ
フェンアクリルアミド(3.03g、19.8mmol
、収率61%)を淡黄色結晶として得た。続いてこの結
晶(1.5g)に硫酸ジメチル(7.71g、61.2
mmol)を加え、100〜105℃で3時間攪拌した
。反応後、反応液に30%炭酸ナトリウム水溶液を加え
、クロロホルム(50ml×2回)にて抽出した。クロ
ロホルム層は無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮
することにより、メチル=3‐(2‐チエニル)プロペ
ニルイミデートの粗生成物(2.2g)を褐色シラップ
として得た。続いてこのシラップをジクロロメタン(1
0ml)にて溶解し、シアナミド(1.66g、39.
6mmol)及びNa2HPO4(1.87g、13.
2mmol)とNaH2PO4・2H2O(4.12g
、26.4mmol)とのリン酸緩衝液(pH6.0、
20ml)に加え、室温で一晩攪拌した。反応後、反応
液をクロロホルム(50ml×2回)にて抽出した。ク
ロロホルム層は飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、
150g)に供し、ヘキサン:アセトン(10:1)に
て溶出した。溶出区分は減圧濃縮することにより、メチ
ル=N‐シアノ‐3‐(2‐チエニル)プロペニルイミ
デート(1.1g、5.73mmol、収率58%)を
淡黄色結晶として得た。b) メチル=N‐シアノ‐
3‐(2‐チエニル)プロペニルイミデート(0.2g
、1.04mmol)をメタノール(10ml)に溶解
し、2‐(2‐クロロフェニル)エチルアミン(0.1
6g、1.04mmol)を加え、室温で1.5時間攪
拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、残渣をジエチル
エーテルより結晶化して表題の化合物(0.28g、0
.89mmol、収率86%)を無色結晶として得た。 N‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチル〕‐N′‐シ
アノ‐3‐(2‐チエニル)プロペニルアミジンの物理
化学的性質 融点:159〜162℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2170、
1630、1580。核磁気共鳴スペクトル(100M
Hz 、CDCl3中):δ(ppm)7.6〜7.0
(8H)、6.63(1H,d,J=16.1Hz)、
6.15(1H,brs)、3.70(2H,q,J=
6.7Hz)、3.09(2H,t,J=6.7Hz)
。 質量分析:m/z 315(M+ )
施例11 N‐(2‐フェニルエチル)‐N′‐シアノ‐3‐
(2‐チエニル)プロペニルアミジンの製造 メチル
=N‐シアノ‐3‐(2‐チエニル)プロペニルイミデ
ート(0.2g、1.04mmol)をメタノール(1
0ml)に溶解し、2‐フェニルエチルアミン(0.1
3g、1.04mmol)を加え、室温で5時間攪拌し
た。反応後、反応液を減圧濃縮し、残渣をジエチルエー
テルより結晶化して表題の化合物(0.25g、0.8
9mmol、収率86%)を無色結晶として得た。 N‐(2‐フェニルエチル)‐N′‐シアノ‐3‐(2
‐チエニル)プロペニルアミジンの物理化学的性質
融点:164〜165℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2180、
1580、1540。核磁気共鳴スペクトル(100M
Hz 、CDCl3中):δ(ppm)7.6〜7.0
(9H)、6.59(1H,d,J=16.4Hz)、
5.82(1H,brs)、3.69(2H,q,J=
7.1Hz)、2.93(2H,t,J=7.1Hz)
。 質量分析:m/z 281(M+ )
施例12 N‐(2‐ニトロキシエチル)‐N′‐シアノ‐3
‐(2‐チエニル)プロペニルアミジンの製造 2‐
ニトロキシエチルアミン・塩酸塩(0.37g、2.6
mmol)をメタノール(25ml)に溶解し、氷水冷
下、ナトリウムメトキシド(0.12g、2.28mm
ol)を加えた。さらにメチル=N‐シアノ‐3‐(2
‐チエニル)プロペニルイミデート(0.2g、1.0
4mmol)を加え、室温で6日間攪拌した。反応後、
反応液を減圧濃縮し、残渣をクロロホルム(40ml×
2回)にて抽出した。クロロホルム層は無水硫酸ナトリ
ウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、14g)
に供し、ヘキサン:アセトン(5:1)にて溶出した。 溶出区分は減圧濃縮することにより、表題の化合物(0
.03g、0.11mmol、収率11%)を淡黄色結
晶として得た。 N‐(2‐ニトロキシエチル)‐N′‐シアノ‐3‐(
2‐チエニル)プロペニルアミジンの物理化学的性質
赤外吸収スペクトル(cm−1、CHCl3):21
60、1630、1550。核磁気共鳴スペクトル(1
00MHz 、CDCl3中):δ(ppm)7.67
(1H,d,J=15.8Hz)、7.48(1H,d
,J=5.9Hz)、7.31(1H,d,J=3.8
Hz)、7.09(1H,dd,J=3.8,5.9H
z)、6.64(1H,d,J=15.8Hz)、4.
67(2H,t,J=5.5Hz)、3.80(2H,
q,J=5.5Hz)。 質量分析:m/z 266(M+ )
施例13 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐2
‐ベンゾチオフェンカルボキシイミダミドの製造a)
ベンゾチオフェン‐2‐カルボキシアミド(1g、5
.65mmol)に硫酸ジメチル(3g、23.8mm
ol)を加え、100〜105℃で2時間攪拌した。反
応後、反応液を減圧濃縮し、30%炭酸ナトリウム水溶
液を加え、クロロホルム(50ml×2回)にて抽出し
た。 クロロホルム層は無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃
縮することにより、メチル=2‐ベンゾチオフェンカル
ボキシイミデートの粗生成物(0.95g)を無色結晶
として得た。続いてこの結晶をジクロロメタン(10m
l)に溶解し、シアナミド(0.41g、9.88mm
ol)及びNa2HPO4(0.7g、4.94mmo
l)とNaH2PO4・2H2O(3.08g、19.
8mmol)とのリン酸緩衝液(pH5.4、75ml
)に加え、室温で一晩攪拌した。反応後、反応液をクロ
ロホルム(50ml×2回)にて抽出し、クロロホルム
層は無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200、190g)に供し、ヘキサン:アセトン(1
0:1)にて溶出した。溶出区分は減圧濃縮することに
より、メチル=N‐シアノ‐2‐ベンゾチオフェンカル
ボキシイミデート(0.38g、1.77mmol、収
率31%)を無色結晶として得た。b) 2‐ニトロ
キシエチルアミン・塩酸塩(0.19g、1.33mm
ol)をメタノール(14ml)に溶解し、氷水冷下、
ナトリウムメトキシド(0.07g、1.3mmol)
を加えた。さらにメチル=N‐シアノ‐2‐ベンゾチオ
フェンカルボキシイミデート(0.12g、0.56m
mol)を加え、室温で6日間攪拌した。反応後、反応
液を減圧濃縮し、残渣をクロロホルム(40ml×2回
)にて抽出した。クロロホルム層は無水硫酸ナトリウム
で脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ワコーゲルC−200、15g)に供
し、ヘキサン:アセトン(5:1)にて溶出した。溶出
区分は減圧濃縮することにより、表題の化合物(0.0
8g、0.28mmol、収率50%)を無色結晶とし
て得た。 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐2‐ベ
ンゾチオフェンカルボキシイミダミドの物理化学的性質
融点:133〜134℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2180、
1640、1570、1280。核磁気共鳴スペクトル
(100MHz 、CDCl3中):δ(ppm)8.
33(1H,s)、7.88(2H,m)、7.46(
2H,m)、6.34(1H,brs)、4.71(2
H,m)、3.89(2H,m)。 質量分析:m/z 290(M+ )
施例14 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)
エチル〕‐3‐ピリジル‐2‐ベンジルオキシイミノア
セトアミジンの製造 a) 3‐ピリジルアセトニトリル(25g、0.2
1mol)を氷水冷下、15%亜硝酸エチルエタノール
溶液(270ml、0.43mol)に溶解し、ナトリ
ウムメトキシド(11.5g、0.21mol)を加え
、室温で一晩攪拌した。反応後、反応液に氷水及び酢酸
(12.6g、0.21mol)を加えた。形成した沈
殿を濾過し、水で洗浄することにより、3‐ピリジル‐
2‐ヒドロキシイミノアセトニトリル(17.2g、0
.12mol 、収率55%)を粉末として得た。続い
てこの粉末(6g、40.8mmol)をN,N‐ジメ
チルホルムアミド(75ml)に溶解し、氷水冷下、6
0%水素化ナトリウム(1.65g、41.4mmol
)を加え、室温で1時間攪拌した。さらに氷水冷下、塩
化ベンジル(5.91g、46.8mmol)を加え、
室温で1.5時間攪拌した。反応後、反応液に塩化アン
モニウム及び水(150ml)を加え、酢酸エチル(3
00ml×2回)にて抽出した。酢酸エチル層は飽和N
aCl水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水後、
減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC−200、300g)に供し、ヘキ
サン:酢酸エチル(6:1)にて溶出した。溶出区分は
減圧濃縮することにより、3‐ピリジル‐2‐ベンジル
オキシイミノアセトニトリル(9.12g、38.4m
mol、収率94%)を無色結晶として得た。続いてこ
の結晶(8g、33.8mmol)をメタノール(60
0ml)に溶解し、ナトリウムメトキシド(0.2g、
3.7mmol)を加え、室温で一晩攪拌した。反応後
、酢酸(0.24g、4.03mmol)を加えて反応
液を中和し、減圧濃縮することにより、メチル=3‐ピ
リジル‐2‐ベンジルオキシイミノアセトイミデートの
粗生成物を得た。続いてこの粗生成物をアセトニトリル
(30ml)に溶解し、シアナミド(1.42g、33
.8mmol)及びNa2HPO4(2.4g、16.
9mmol)とNaH2PO4・2H2O(10.5g
、67.6mmol)とのリン酸緩衝液(pH5.4、
50ml)を加え、室温で一晩攪拌した。反応後、反応
液を酢酸エチル(100ml×3回)にて抽出した。酢
酸エチル層は飽和NaCl水溶液で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、20
0g)に供し、ヘキサン:酢酸エチル(3:1)にて溶
出した。溶出区分は減圧濃縮することにより、メチル=
N‐シアノ‐3‐ピリジル‐2‐ベンジルオキシイミノ
アセトイミデート(1.46g、4.97mmol、1
5%)をシラップとして得た。b) メチル=N‐シ
アノ‐3‐ピリジル‐2‐ベンジルオキシイミノアセト
イミデート(0.1g、0.34mmol)をメタノー
ル(3ml)に溶解し、2‐(2‐クロロフェニル)エ
チルアミン(0.06g、0.4mmol)を加え、室
温で3時間攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200、5g)に供し、クロロホルム:メタノール
(200:1)にて溶出した。 溶出区分は減圧濃縮後、ジエチルエーテルより結晶化し
て表題の化合物(0.09g、0.22mmol、収率
65%)を無色結晶として得た。 N‐シアノ‐N′‐〔2‐(2‐クロロフェニル)エチ
ル〕‐3‐ピリジル‐2‐ベンジルオキシイミノアセト
アミジンの物理化学的性質 融点:127〜129℃ 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):2180、
1605、1580、1560、1485、1335、
755。核磁気共鳴スペクトル(500MHz 、CD
Cl3中):δ(ppm)8.39(1H,t,J=5
.8Hz)、8.16(1H,d,J=1.8Hz)、
8.08(1H,dd,J=1.2,4.9Hz)、7
.55(1H,brd,J=7.9Hz)、7.40〜
7.24(5H,m)、7.14〜7.08(2H,m
)、7.08〜7.02(2H,m)、5.24(2H
,s)、3.74(2H,m)、3.02(2H,t,
J=7.02)。 質量分析:m/z 419(〔M+H〕+ )
22】実施例15 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐3
‐ピリジル‐2‐ベンジルオキシイミノアセトアミジン
およびその塩酸塩の製造 2‐ニトロキシエチルアミン・塩酸塩(0.42g
、2.95mmol)をメタノール(20ml)に溶解
し、氷水冷下、ナトリウムメトキシド(0.14g、2
.59mmol)を加えた。さらにメチル=N‐シノア
‐3‐ピリジル‐2‐ベンジルオキシイミノアセトイミ
デート(0.57g、1.94mmol)を加え、室温
で6.5時間攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲ
ルC−200、50g)に供し、クロロホルム:メタノ
ール(100:1)にて溶出した。溶出区分は減圧濃縮
することにより、表題の化合物をシラップとして得た。 さらにシラップを10%塩化水素メタノール溶液に溶解
し、減圧濃縮した。残渣をメタノール/ジエチルエーテ
ルより結晶化して表題の塩酸塩を吸湿性粉体として得た
。 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐3‐ピ
リジル‐2‐ベンジルオキシイミノアセトアミジンの物
理化学的性質 核磁気共鳴スペクトル(500MHz 、CDCl
3中):δ(ppm)8.46(1H,d,J=1.8
Hz)、8.38(1H,brd,J=4.9Hz)、
7.78(1H,brd,J=7.9Hz)、7.44
〜7.32(5H,m)、7.23(1H,dd,J=
4.9,7.9Hz)、5.28(1H,s)、4.6
6(2H,m)、3.82(2H,t,J=4.9Hz
)。 N‐シアノ‐N′‐(2‐ニトロキシエチル)‐3‐ピ
リジル‐2‐ベンジルオキシイミノアセトアミジン・塩
酸塩の物理化学的性質 赤外吸収スペクトル(cm−1、KBr):218
0、1690、1640、1600、1280、100
0。
Claims (1)
- 【請求項1】次式(I)で示されるカルボキシイミダミ
ド誘導体。 【化1】 〔式中、置換基は下記のように定義されるものである。 Xは 【化2】 【化3】 もしくはその酸付加体、 【化4】 または 【化5】 もしくはその酸付加体を表わし、Yは 【化6】 (ここでRは塩素原子または水素原子を表わす)または
−(CH2)2ONO2を表わす。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2415956A JP2974791B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | カルボキシイミダミド誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2415956A JP2974791B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | カルボキシイミダミド誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04295473A true JPH04295473A (ja) | 1992-10-20 |
| JP2974791B2 JP2974791B2 (ja) | 1999-11-10 |
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ID=18524218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2415956A Expired - Fee Related JP2974791B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | カルボキシイミダミド誘導体 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2974791B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006017406A1 (en) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Abbott Laboratories | Cyanoamidine p2x7 antagonists for the treatment of pain |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2415956A patent/JP2974791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006017406A1 (en) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Abbott Laboratories | Cyanoamidine p2x7 antagonists for the treatment of pain |
| US7241776B2 (en) | 2004-08-02 | 2007-07-10 | Abbott Laboratories | Cyanoamidine P2X7 antagonists for the treatment of pain |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2974791B2 (ja) | 1999-11-10 |
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