JPH04297877A - 電気機器収納装置の絶縁劣化防止及び絶縁劣化予測診断装置 - Google Patents

電気機器収納装置の絶縁劣化防止及び絶縁劣化予測診断装置

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JPH04297877A
JPH04297877A JP3037050A JP3705091A JPH04297877A JP H04297877 A JPH04297877 A JP H04297877A JP 3037050 A JP3037050 A JP 3037050A JP 3705091 A JP3705091 A JP 3705091A JP H04297877 A JPH04297877 A JP H04297877A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器を収納した装
置、例えばコントロールセンタの絶縁劣化を防止し且つ
劣化の進行を予測する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の一般的な、コントロー
ルセンタの絶縁劣化防止装置を構成する主要な機器の配
置を示す斜視図である。コントロールセンタ(1)は、
電動機回路等を開閉するフィーダユニット(3)を垂直
方向に複数収納した筐体(2)を、フィーダの数に応じ
て水平方向に列盤構成したものである。筐体(2)の底
部にはスペースヒータ(4a)及び(4b)が取付けら
れ、上部には湿度センサ(5)、結露センサ(6)及び
温度センサ(7)が取付けられている。
【0003】図14は、図13に示すコントロールセン
タ(1)の筐体(2)の一面分の動力主回路を示す図で
あり、図15は筐体(2)にフィーダユニット(3)を
収納した状態の水平断面図である。図15において、主
回路電源母線(8)は、複数の絶縁サポート(15)に
よって筐体(2)内に垂直に絶縁支持されている。図1
4及び図15において、フィーダユニット(3)は、筐
体(2)内に挿入されることによってその主回路断路部
(9)において主回路電源母線(8)と自動連結し、給
電される。フィーダユニット(3)は、主回路導体(1
0)を介して主回路断路部(9)に接続される区分遮断
器(11)と、この区分遮断(11)と直列に接続され
る電磁開閉器(12)及び熱動継電器(13)によって
構成されている。図15において、区分遮断器(11)
は、筐体(2)側の扉(2a)を閉めた状態で開閉ハン
ドル(14)を操作することによって開閉される。
【0004】図16はスペースヒータ(4a,4b)の
制御回路図であり、この回路によって構成される装置が
絶縁劣化防止装置である。スペースヒータ(4a,4b
)は、スペースヒータ用電源母線(16)からスペース
ヒータ回路用の区分遮断器(17)を介して電源を供給
される。スペースヒータ(4a)及び(4b)は互いに
並列接続され、それに対してスペースヒータ制御リレー
(18)のa接点(18a)が直列に接続されている。 スペースヒータ制御リレー(18)には、湿度センサ(
5)の出力接点(5a)と結露センサ(6)の出力接点
(6a)との並列回路に対して温度センサ(7)の出力
接点(7b)を直列に接続したものが、接続されている
【0005】次に、上記のフィーダユニット(3)の動
作について説明する。区分遮断器(11)の開閉ハンド
ル(14)を閉操作し、区分遮断器(11)を閉路した
後、図示しない運転/停止押ボタンの操作によって電磁
開閉器(12)は閉路/開路され、フィーダユニット(
3)に接続された負荷の電動機等が運転/停止される。 負荷の過負荷は熱動継電器(13)によって検出され、
電磁開閉器(12)が自動的に開路する。負荷側回路の
短絡事故時は、区分遮断器(11)がトリップして事故
電流を遮断する。
【0006】次に、上記の従来のスペースヒータ(4a
,4b)の動作について説明する。筐体(2)の内部に
は、多数の絶縁物が使用されている。例えば、主回路電
源母線(8)を対地絶縁する絶縁サポート(15)(図
15)、主回路断路部(9)を収納する絶縁ケース(9
a)(図15)及び主回路機器や制御回路機器を構成す
る絶縁物等である。これらの絶縁物は周囲の湿度が高い
場合には吸湿を起こしてその絶縁性能が低下し、経時劣
化する。また、絶縁物の表面に結露が生じるとトラッキ
ングを発生し、絶縁性能が劣化する。スペースヒータ(
4a,4b)は、このような要因によって起こる絶縁物
の劣化を防止するために設けられている。
【0007】図13及び図16において、湿度センサ(
5)の出力接点(5a)は所定値以上の湿度において閉
路している接点であり、結露センサ(6)の出力接点(
6a)は結露が生じているとき閉路している接点である
。温度センサ(7)の出力接点(7b)は所定値以上の
温度において開路している接点である。従って、所定値
以上の湿度であるか又は結露が生じている状態であって
、温度が所定値未満であるときスペースヒータ制御リレ
ー(18)が励磁され、その接点(18a)が閉路して
スペースヒータ(4a,4b)に給電される。スペース
ヒータ(4a,4b)から発生する熱によって筐体(2
)内部の空気温度が上昇するので相対湿度は下がる。こ
うして、絶縁物の劣化を防止する。筐体(2)内の空気
温度が所定値に達すると、温度センサ(7)の出力接点
(7b)が開路するので、スペースヒータ制御リレー(
18)のa接点(18a)も開路して、スペースヒータ
(4a,4b)への給電が停止する。また、空気温度は
所定の値に達していなくても、湿度が下がり且つ結露も
消失すれば、出力接点(5a)及び(6a)が共に開路
するので、同様にスペースヒータ(4a,4b)への給
電は停止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
気機器収納装置(コントロールセンタ)の絶縁劣化防止
装置では、筐体(2)内の空気の温度及び湿度並びに結
露センサ(6)自身が知覚する結露状態を検出すること
によって間接的に、絶縁物の劣化を進行させる環境か否
かを判断し、スペースヒータ(4a,4b)の制御を行
っている。言い換えれば、絶縁物そのものの状態をセン
サによってとらえている訳ではない。しかも、空気の温
度・湿度状態と絶縁物の吸湿・結露状態との間の相関関
係が常に一定とは限らないにもかかわらず、各センサ(
5,6,7)は所定値に設定されている。従って、実際
に運転してみると、絶縁物がまだ充分に乾燥していない
のにスペースヒータ(4a,4b)への通電が切れてし
まうことがあり、結果的に絶縁物が劣化してしまうとい
う問題点があった。また、従来の絶縁劣化防止装置は絶
縁劣化の進行状態を監視する機能はないため、絶縁抵抗
の測定を行うためには設備を休止して、停電状態におい
て行わねばならないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので絶縁物の実際の状態に即した絶縁
劣化防止をすることができ、さらに設備の休止を行うこ
となく、稼働中に絶縁物の劣化の進行を予測診断するこ
とのできる電気機器収納装置の絶縁劣化防止及び絶縁劣
化予測診断装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電気機器
収納装置の絶縁劣化防止及び絶縁劣化予測診断装置は、
電気機器収納装置内の絶縁物に流れる漏洩電流を検出す
る漏洩電流検出器と、上記電気機器収納装置内に設けら
れ同装置内の少なくとも湿度を検出するセンサと、上記
センサの出力信号と上記漏洩電流検出器の出力信号の実
効値の微分値とに応じてスペースヒータの駆動を制御す
る制御手段と、上記漏洩電流検出器の出力信号を受け、
その実効値と実効値の微分値とを出力する漏洩電流測定
回路と、上記漏洩電流測定回路から出力される上記実効
値及び上記微分値をそれぞれ所定の値と比較し、その比
較結果に応じた信号を出力する判定演算回路と、上記判
定演算回路の出力に応じて上記絶縁物の絶縁性能を警報
表示すべき表示手段と、を備えたものである。
【0011】
【作用】この発明における制御手段は、電気機器収納装
置内の湿度環境データに漏洩電流検出器の出力信号の実
効値の微分値を加味してスペースヒータの駆動を制御す
る。一方、判定演算回路は、漏洩電流測定回路によって
得られた漏洩電流検出器出力信号の実効値及びその微分
値を所定の値と比較してその結果に応じた信号を出力す
る。表示手段は、判定演算回路の出力に応じて絶縁物の
絶縁性能状態を表示する。
【0012】
【実施例】図3はこの発明の一実施例による絶縁劣化予
測診断装置(20)を有する漏洩電流検出ユニット(1
9)を搭載したコントロールセンタ(1)を示す斜視図
である。その他の構成は従来例と全く同様であり、同一
符号を付してその説明は省略する。但し、湿度センサ(
5)及び温度センサ(7)は従来例と違ってアナログ出
力型である。図4はコントロールセンタ(1)の動力回
路図である。主回路電源母線(8)及びフィーダユニッ
ト(3)の構造は従来例と同様であるので同一符号を付
してその説明は省略する。本実施例において設けた漏洩
電流検出ユニット(19)は、フィーダユニット(3)
と同様に、筐体(2)内に挿入されることによってその
主回路断路部(9)において主回路電源母線(8)と自
動連結し、給電される。図5は筐体(2)に漏洩電流検
出ユニット(19)を収納した状態の水平断面図である
。図4及び図5において、漏洩電流検出ユニット(19
)は、絶縁サポート(15)によって絶縁支持された主
回路電源母線(8)に主回路断路部(9)が連結し(本
実施例では一例として特定の二相の主回路電源母線(8
a,8b)と連結させている)、さらに主回路導体(1
0)を介して区分遮断器(11)が接続されている。区
分遮断器(11)の2次側には漏洩電流検出器(21)
が接続されている。扉(2a)には絶縁劣化予測診断装
置(20)が取り付けられている。区分遮断器(11)
は、扉(2a)を閉めた状態において開閉ハンドル(1
4)を操作することにより開閉される。
【0013】図2は、上記の漏洩電流検出ユニット(1
9)内の各機器と、筐体(2)の上部に設けられている
湿度センサ(5)、結露センサ(6)及び温度センサ(
7)とによって構成されるスペースヒータ制御回路図で
ある。スペースヒータ(4a,4b)用電源は、スペー
スヒータ用電源母線(16)から区分遮断器(17)を
介して供給される。スペースヒータ(4a,4b)は、
スペースヒータ制御リレー(18)のa接点(18a)
によって開閉される。次に、絶縁劣化予測診断装置(2
0)の内部回路構成について説明する。
【0014】図1は絶縁劣化予測診断装置(20)の図
2に示さなかった内部回路を示すブロック回路図である
。漏洩電流A/D変換回路(22)は漏洩電流検出器(
21)の出力端子に接続されていて、その出力のA/D
変換を行う。湿度A/D変換回路(23)及び温度A/
D変換回路(25)はそれぞれ湿度センサ(5)及び温
度センサ(7)に接続されている。結露センサ(6)に
は結露信号変換回路(24)が接続されている。電源回
路(26)(図2)は区分遮断器(17)の2次側電路
に接続されている。湿度A/D変換回路(23)の後段
には順に、湿度比較判定回路(27)、漏洩電流と湿度
の比較判定回路(28)及びヒータ制御出力回路(29
)が接続されている。この比較判定回路(28)とヒー
タ制御出力回路(29)とによってスペースヒータ(4
a,4b)の駆動を制御する制御手段を構成する。比較
判定回路(28)は漏洩電流A/D変換回路(22)と
も接続されている。ヒータ制御出力回路(29)の出力
接点(29a)(図2)は外部のスペースヒータ制御リ
レー(18)を駆動すべく接続されている。
【0015】結露信号変換回路(24)の後段には、順
に、各センサの出力と規定値とを比較する比較判定回路
(30)、積分回路(31)、漏洩電流測定回路(32
)、判定演算回路(33)及び警報出力回路(34)が
接続されている。警報出力回路(34)の出力接点(3
4a)(図2)は外部の警報接点増幅リレー(37)を
駆動すべく接続されている。漏洩電流測定回路(32)
は漏洩電流A/D変換回路(22)とも接続されている
。また、判定演算回路(33)はさらに、湿度、結露及
び温度に対する漏洩電流の記憶回路(35)が接続され
、その記憶データは出力端子(36)へ出力し得る構成
となっている。警報出力回路(34)と記憶回路(35
)とによって絶縁物の絶縁性能を警報表示する表示手段
を構成する。図2の、警報接点増幅リレー(37)のa
接点(37a)は外部警報接点として外部へ出力される
【0016】次に上記実施例の動作について説明する。 図5に示すように、漏洩電流検出ユニット(19)を筐
体(2)に挿入し、主回路断路部(9)を、主回路電源
母線(8)を構成する3相の母線(8a,8b,8c)
のうちの2相の母線(8a,8b)と自動連結させた後
、操作ハンドル(14)を手動操作することにより区分
遮断器(11)が閉路し、漏洩電流検出器(21)に電
源が供給される。漏洩電流検出器(21)は制御電源を
得ると共に一線(8b)側を接地(抵抗又はコンデンサ
を介して)して漏洩電流を常時検出する。図2のスペー
スヒータ制御電源母線(16)は、主回路電源母線(8
)が停電中に於いても給電する別電源であり、区分開閉
器(17)を手動にて閉路してスペースヒータ(4a,
4b)及びその制御回路に給電する。漏洩電流検出器(
21)で検出された漏洩電流は、絶縁劣化予測診断装置
(20)の漏洩電流A/D変換回路(22)によってデ
ジタル量に変換される。湿度センサ(5)の出力は、湿
度A/D変換回路(23)によりデジタル量に変換され
、結露センサ(6)の出力は、結露信号変換回路(24
)によりデジタル量に変換される。また、温度センサ(
7)の出力は、温度A/D変換回路(25)によりデジ
タル量に変換される。
【0017】湿度A/D変換回路(23)によってデジ
タル量に変換された湿度は、あらかじめ設定された基準
湿度と湿度比較判定回路(27)によって比較判定され
る。例えば、この比較判定回路(27)は、湿度85%
以上ではオン信号を出し、湿度が65%迄低下するとオ
フ信号を出す。次に、比較判定回路(28)によって漏
洩電流A/D変換回路(22)からの出力データを加味
し、例えば以下のような比較演算をする。湿度比較判定
回路(27)からオン信号を受け取ったとき、すなわち
湿度が85%以上のときは、ヒータ制御出力回路(29
)に対してそのままオン信号を出し、スペースヒータ(
4a,4b)をオンさせる。一方、オフ信号を受け取っ
たとき(すなわち湿度が65%以下)であっても漏洩電
流の実効値の微分値が正の値のとき、すなわち漏洩電流
が増加傾向にあるときは、スペースヒータ(4a,4b
)のオン状態を継続し、微分値が負の値であるとき、す
なわち、漏洩電流が減少傾向にあるときはスペースヒー
タオフの信号を出す。
【0018】筐体(2)内に結露が発生すると、結露セ
ンサ(6)がその状態を検出して信号を出力する。この
信号は結露信号変換回路(24)に入力され、デジタル
信号に変換される。このデジタル信号に基づいて、湿度
比較判定回路(27)では湿度85%以上の場合とのオ
ア論理をとってオン信号を出力する。このオン信号は比
較判定回路(28)を経由してヒータ制御出力回路(2
9)にスペースヒータオンの信号を与える。結露状態が
解消すると結露信号が消滅してスペースヒータオフの信
号を与える。ヒータ制御出力回路(29)は、スペース
ヒータオンの信号を受けると、図2に示すヒータ制御出
力接点(29a)を閉路する。 ヒータ制御出力接点(29a)が閉路すると、スペース
ヒータ制御リレー(18)が励磁され、スペースヒータ
制御リレー接点(18a)を閉路し、スペースヒータ(
4a,4b)に通電を行う。こうして、筐体(2)の内
部空気温度を上昇させる。内部空気温度が上昇すると相
対湿度が低下するので、結露の解消・防止と共に絶縁物
の吸湿も防止する。 ヒータ制御出力回路(29)は、スペースヒータオフの
信号が出されると、ヒータ制御出力接点(29a)を開
路する。 ヒータ制御出力接点(29a)が開路するとスペースヒ
ータ制御リレー(18)が消磁されてスペースヒータ制
御リレー接点(18a)が開路するのでスペースヒータ
(4a,4b)への通電が停止する。
【0019】次に、絶縁劣化予測診断に関する動作を説
明する。図6は、温度、湿度及び漏洩電流の1日の変化
を示すグラフであり、カーブaはコントロールセンタ(
1)の筐体(2)内の空気温度(以下、盤内温度という
)、カーブbは筐体(2)内の湿度(以下、盤内湿度と
いう)、カーブcは電気回路の漏洩電流、dは基準とす
る盤内温度(以下、盤内基準温度という)のライン、カ
ーブeは盤内基準温度を超過した盤内温度の一例、fは
基準とする盤内湿度のライン(以下、盤内基準湿度とい
う)、例えば85%のラインをそれぞれ示している。
【0020】図1に戻って、比較判定回路(30)は、
湿度A/D変換回路(23)、結露信号変換回路(24
)及び温度A/D変換回路(25)から出力されたデジ
タル量のデータを受け取る。例えば湿度については、予
め盤内基準湿度である85%を比較判定回路(30)に
設定しておく。図6において盤内湿度が85%のライン
fを超えると、積分回路(31)(図1)において盤内
湿度を示すカーブbの値の時間での積分を行う。積分は
盤内湿度が85%を超えている間(ハッチング部)行わ
れ、積分値が所定の値に到達した場合は、漏洩電流測定
回路(32)に対して漏洩電流測定開始信号を与える。 その後、積分回路(31)は積分値をリセットして次な
る85%超過の機会に備える。つまり、規定値を超える
盤内湿度が所定量存続した場合は盤内の絶縁物にもしか
るべき悪影響があるとみなして漏洩電流を測定するので
ある。
【0021】積分回路(31)から漏洩電流測定開始信
号を受けた漏洩電流測定回路(32)は、漏洩電流A/
D変換回路(22)からの出力を受けとってその実効値
を第1の測定値として判定演算回路(33)へ送ると共
に、その出力を微分した値をも第2の測定値として判定
演算回路(33)へ送る。判定演算回路(33)は第2
の測定値を所定の値と比較して、第2の測定値が所定の
値以上であれば(すなわち、漏洩電流が異常に急速に増
加していることを意味する)、警報出力回路(34)に
対して出力信号を送る。警報出力回路(34)はこの出
力信号を受けて図2の警報出力接点(34a)を閉路し
、警報接点増幅リレー(37)を励磁する。これによっ
て警報接点増幅リレー(37)の外部警報接点(37a
)を閉路し、外部の装置(図示せず)に対して警報信号
を与える。
【0022】また、判定演算回路(33)は第1の測定
値を記憶回路(35)へ送って記憶させる。記憶回路(
35)は第1の測定値が送られてくる毎にそれらを順次
記憶し、漏洩電流の経時的変化データを保有する。図7
は漏洩電流の経時的変化の一例を示す折れ線グラフであ
る。測定月日は、漏洩電流測定開始信号によって測定が
行われた月日である。
【0023】判定演算回路(33)は、さらに、図7に
示す所定の判定基準値Ig1,Ig2およびIg3と第
1の測定値との比較を行う。第1の測定値がIg1未満
であるときは絶縁物の絶縁性能は正常な状態であり、I
g1以上になったときは点検を要する状態であると判定
する。さらにIg2以上になったときはプレアラーム状
態であると判定する。Ig3は漏電保護リレーの動作レ
ベルである。これらの判定結果に応じて判定演算回路(
33)は後述するような保全ガイダンスに相当するデー
タを記憶回路(35)に送り、記憶させる。
【0024】次に、結露センサ(6)から出力される結
露信号に基づいた漏洩電流の測定について説明する。結
露が生じる毎に出力される結露信号は積分回路(31)
においてカウントされ、所定回数、例えば5回に達する
と積分回路(31)は、漏洩電流測定開始信号を漏洩電
流測定回路(32)に与える。その後、積分回路(31
)は積分値をリセットして次なる結露歴5回の機会に備
える。つまり、結露が所定回数起こったことにより盤内
の絶縁物にも悪影響がある可能性があるとみなして漏洩
電流を測定するのである。これ以降の動作は前述の湿度
の場合と全く同様である。図8は結露に起因して測定し
た漏洩電流の経時的変化の一例を示す折れ線グラフであ
る。図において、11月5日の時点で漏洩電流はIg1
に達したので点検を要する状態と判断し、しかるべき保
全ガイダンスを記憶回路(35)に記憶させる。11月
29日にはIg2を超過したのでプレアラーム状態と判
断し、しかるべき保全ガイダンスを記憶させる。
【0025】次に、温度センサ(7)から出力される温
度信号に基づいた漏洩電流の測定について説明する。一
般に、盤内温度の基準値としては、電気機器の各規格に
規定された最高周囲温度40℃に盤内機器の温度上昇分
を加えた値となるが、機器、絶縁物、主回路導体の各温
度からみて盤内の温度上昇を10Kとするのが妥当であ
ると考えられ、従って、図6の点線dに示すように、5
0℃を盤内基準温度としている。上記の如く、湿度の上
昇および結露にて、盤内のスペースヒータ(4a,4b
)に通電すると盤内温度が上昇して、図6のカーブeの
ように盤内基準温度dを超過する場合がある。通常スペ
ースヒータによる盤内空気温度上昇は5Kで管理される
ので盤内の機器の通電電流が小さい時は、スペースヒー
タによる加温が有効であるが、通電電流が大きくなると
、機器本体の発熱量も大きくなるので盤内空気温度が上
昇してスペースヒータが不要になる。盤内基準温度dを
超過すると、絶縁物に対して却って悪影響を与え寿命を
縮める結果となる。
【0026】この点に鑑み、盤内温度が盤内基準温度を
超えると同時に、積分回路(31)においてカーブeの
値の時間での積分を行う。積分は盤内温度が50℃を超
えている間(ハッチング部)行われ、積分値が所定の値
、例えば50℃を超える所定温度の120時間相当分に
到達した場合は、漏洩電流測定回路(32)に対して漏
洩電流測定開始信号を与える。その後、積分回路(31
)は積分値をリセットして次なる50℃超過の機会に備
える。これ以降の動作は前述の湿度の場合と全く同様で
ある。図9は温度に起因して測定を行った漏洩電流の経
時的変化の一例を示す折れ線グラフである。
【0027】次に、定期的な漏洩電流の測定について説
明する。上記のような、各センサ(5,6,7)からの
出力に基づいてその都度行う測定とは別に、毎月定期的
な漏洩電流の測定を、判定演算回路(33)において行
う。測定結果に基づき、湿度に対しては湿度の年間平均
値へ補正を行い、月別データのトレンドとして記憶回路
(35)に記憶させる。温度に対しては、温度の年間平
均値へ補正を行い、月別データのトレンドとして、湿度
と同様に記憶させる。図10は、漏洩電流を定期的(毎
月1日)に測定した折れ線グラフの一例である。毎月の
測定結果を、前月の測定結果と比較し、変化量を監視す
る。例えば7月1日のデータをとった時点で6月1日の
データとの比較を行いその変化量ΔIgを求める。この
変化量ΔIgが所定の値より大きいときは点検を要する
状態であると判断し、その旨の保全ガイダンスデータを
記憶回路(35)に記憶させる。さらに7月1日の時点
において得られた変化量ΔIgからすれば、8月1日の
時点では図の×印に示す値にまで漏洩電流が増加するで
あろうことを、7月1日の時点で予測し、しかるべき保
全ガイダンスデータを記憶させる。また、例えば12月
1日の時点では漏洩電流がIg2を超えるのでプレアラ
ーム状態の保全ガイダンスデータを記憶させると共に、
来月の予測値がIg3を超えるので緊急に点検を要する
旨の保全ガイダンスデータを記憶させる。
【0028】なお、図1に示す記憶回路(35)の記憶
データ出力端子(36)にはデータ読取装置(図示せず
)を接続し、記憶されているデータを定期的に吸い上げ
て監視するか、あるいは、コンピュータ等をデータ伝送
装置を介してオンライン接続し、常時監視するように構
成する。
【0029】以上に述べた漏洩電流の測定結果とその場
合の保全ガイダンスの実際の内容についてまとめたもの
が図11及び図12のフローチャートである。図中、A
〜Fは以下のような保全ガイダンスの内容に相当する保
全ガイダンスデータを記憶回路(35)に対して出力す
ることを意味する。 A:目視点検をして絶縁抵抗を測定して下さい。 B:異常ありません。 C:絶縁の劣化が進んでいます。緊急に細密点検を実施
して、劣化部位を発見して対策を講じて下さい。 D:細密点検の計画を準備して下さい。 E:緊急に細密点検をして劣化部品の交換を実施して下
さい。清掃を実施すると共に絶縁抵抗が回復しているこ
とを確認下さい。 F:緊急に目視点検をして清掃を実施して下さい。清掃
後の絶縁抵抗が回復していることを確認下さい。 なお、上記実施例では一例としてコントロールセンタに
内蔵された絶縁劣化防止及び絶縁劣化予測診断装置につ
いて説明したが、他の低圧開閉装置にも同様に適用でき
ることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、湿度
環境データに漏洩電流検出器の出力信号の微分値を加味
してスペースヒータの駆動を制御する手段を設けたこと
により、盤内の湿度環境に即して適格に絶縁物の劣化を
防ぐことができるという効果がある。また、本発明では
、漏洩電流検出器からの出力信号から得られる実効値及
びその微分値を所定の値と比較しその結果に応じた信号
を出力する判定演算回路を設けて絶縁物の劣化レベルを
予測診断するように構成したので、電気設備の保全の省
力化が図れるとともに事故を未然に防止することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック回路図の主
要部。
【図2】図1に示したこの発明の一実施例の周辺回路を
示す図。
【図3】この発明の一実施例による絶縁劣化防止及び絶
縁劣化予測診断装置を搭載したコントロールセンタを示
す斜視図。
【図4】図3に示すコントロールセンタ内の動力主回路
を示す回路図。
【図5】図3に示す漏洩電流検出ユニット(19)の水
平断面図。
【図6】図3に示すコントロールセンタ内の温度、湿度
及び漏洩電流の経時的変化を示すグラフ。
【図7】この発明において測定されるべき漏洩電流の経
時的変化の一例を示すグラフであり、湿度の情報に基づ
いて測定されたもの。
【図8】この発明において測定されるべき漏洩電流の経
時的変化の一例を示すグラフであり、結露の情報に基づ
いて測定されたもの。
【図9】この発明において測定されるべき漏洩電流の経
時的変化の一例を示すグラフであり、温度の情報に基づ
いて測定されたもの。
【図10】この発明において測定されるべき漏洩電流の
経時的変化の一例を示すグラフであり、定期的に測定さ
れたもの。
【図11】図1に示す測定演算回路(33)において実
行する判定演算を示すフローチャート。
【図12】図1に示す測定演算回路(33)において実
行する判定演算を示すフローチャート。
【図13】従来のコントロールセンタの絶縁劣化防止装
置を構成する主要な機器の配置を示す斜視図。
【図14】図13に示すコントロールセンタの一面分の
動力主回路を示す図。
【図15】図13に示すフィーダユニット(3)の水平
断面図。
【図16】図13に示すスペースヒータ(4a,4b)
の制御回路図。
【符号の説明】
1    コントロールセンタ 4a、4b スペースヒータ 5    湿度センサ 6    結露センサ 7    温度センサ 21    漏洩電流検出器 28    比較判定回路 29    ヒータ制御出力回路 32    漏洩電流測定回路 33    判定演算回路 34    警報出力回路 35    記憶回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電気機器収納装置内の絶縁物に流れる
    漏洩電流を検出する漏洩電流検出器と、上記電気機器収
    納装置内に設けられ同装置内の少なくとも湿度を検出す
    るセンサと、上記センサの出力信号と上記漏洩電流検出
    器の出力信号の実効値の微分値とに応じてスペースヒー
    タの駆動を制御する制御手段と、上記漏洩電流検出器の
    出力信号を受け、その実効値と実効値の微分値とを出力
    する漏洩電流測定回路と、上記漏洩電流測定回路から出
    力される上記実効値及び上記微分値をそれぞれ所定の値
    と比較し、その比較結果に応じた信号を出力する判定演
    算回路と、上記判定演算回路の出力に応じて上記絶縁物
    の絶縁性能を警報表示すべき表示手段と、を備えた電気
    機器収納装置の絶縁劣化防止及び絶縁劣化予測診断装置
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