JPH04301823A - 防振機能付カメラ - Google Patents

防振機能付カメラ

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JPH04301823A
JPH04301823A JP8912391A JP8912391A JPH04301823A JP H04301823 A JPH04301823 A JP H04301823A JP 8912391 A JP8912391 A JP 8912391A JP 8912391 A JP8912391 A JP 8912391A JP H04301823 A JPH04301823 A JP H04301823A
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JP
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camera
vibration
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detection means
switch
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JP8912391A
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Inventor
Koichi Washisu
晃一 鷲巣
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ鏡筒に加わる振
動を検出する振動検出手段よりの防振出力に基づいて、
レンズ群の光軸を偏心させる補正光学手段を該手段を保
持するレンズ鏡筒に対し相対的に変位させる駆動手段を
有する防振システムと、該防振システムを構成する前記
各手段へ電源を供給する電源電池とと、前記防振システ
ムへ前記電源電池からの電源を供給して作動させる為の
防振システム起動用スイッチとを備えた防振機能付カメ
ラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の背景】本発明の対象となる従来技術を以下に説
明する。
【0003】現代のカメラでは、露出決定やピント合せ
等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されている
ため、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起す可能
性は非常に少なくなっているが、カメラ振れによる撮影
の失敗だけは自動的に防ぐことが困難とされていた。
【0004】そこで、近年このカメラ振れに起因する撮
影失敗をも防止することを可能とするカメラが意欲的に
研究されており、特に、撮影者の手振れによる撮影失敗
を防止することのできるカメラについての開発、研究が
進められている。
【0005】撮影時のカメラの上記手振れは周波数とし
て通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタの
レリ−ズ時点においてこのような手振れを起していても
像振れのない写真を撮影可能とするための基本的な考え
として、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その
検出値に応じて補正レンズを変位させてやらなければな
らない。従って、上記目的(即ち、カメラの振れが生じ
ても像振れを生じない写真を撮影できること)を達成す
るためには、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2
に手振れによる光軸変化を補正することが必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、角加速度、角速度、角変位等を検出する振動
検出手段と該手段の出力信号を電気的或は機械的に積分
して角変位を出力するカメラ振れ検出手段をカメラに搭
載することによって行うことができる。そして、この検
出情報に基づき撮影光軸を偏心させる補正光学手段を駆
動させて像振れ抑制が行われる。
【0007】ここで、角変位検出器を用いた像振れ抑制
システム(防振システム)について、図7を用いてその
概要を説明する。
【0008】図7の例は、図示矢印51方向のカメラ縦
振れ51p及びカメラ横振れ51yに由来する像振れを
抑制するシステムの図である。
【0009】同図中、52はレンズ鏡筒、53p,53
yは各々カメラ縦振れ角変位、カメラ横振れ角変位を検
出する角変位検出器で、それぞれの角変位検出方向を5
4p,54yで示してある。この角変位検出器53p,
53yからの信号により補正光学手段56(57p,5
7yは各々その駆動部)を駆動させて像面59での安定
を確保する。尚、58p,58yは補正光学位置検出セ
ンサである。
【0010】図8乃至図10は前記角変位検出器の構成
例を示すものであり、以下これらの図を用いて説明する
【0011】図8乃至図10において、1は装置を構成
する各部品を取付ける地板、2は内部に後述の浮体3及
び液体4を封入した室をもつ外筒である。3は軸3b回
りに回転自在に後述の浮体保持体5により保持された浮
体で、突起3aにはスリット状の反射面が形成されてお
り、永久磁石から成る材料にて構成されて上記軸3b方
向に着磁されている。また、この浮体3は軸3b回りの
回転バランス及び浮力バランスがそれぞれとられたもの
として構成されている。
【0012】5は後述のピボット軸受13を介して浮体
3を保持した状態で外筒2に固定されている浮体保持体
である。6は地板1に取付けられたコの字形状のヨ−ク
で、浮体3と共に閉磁路を形成している。7は巻線コイ
ルで、浮体3とヨ−ク6の間に配置されて外筒2と固定
関係に設けられている。8は通電により光を発生する発
光素子(iRED)であり、地板1に取付けられている
。9は受ける光の位置によって出力の変化する受光素子
(PSD)であり、地板1に取付けられている。そして
、これら発光素子8及び受光素子9が上記浮体3の突起
(反射面)3aを介して光を伝送する方式の光学的な角
変位検出の手段を構成している。
【0013】10は発光素子8の前面に配置されたマス
クで、光を透過するスリット穴10aを有している。1
1は外筒2に取付けられたストッパ部材で、定められた
範囲以上浮体3が回転しないように回転規制をしている
【0014】尚上記した浮体3の回転自在の保持は次の
ようにして行われている。即ち浮体3の中心には図9(
図8のA−A断面)で示すように、上下に先端が尖鋭な
ピボット12が圧入されている。一方、前記の浮体保持
体5のコ字形の上下腕の先端には互いに内向きに対向し
てピボット軸受13が設けられ、上記ピボット12の尖
鋭な先端がこのピボット軸受13に嵌合することで浮体
の保持がされる。
【0015】14は外筒2の上蓋であり、シリコン接着
剤等を用いた公知の技術により該外筒2内に液体4を封
入すべくシ−ル接着されている。
【0016】以上の構成において、浮体3はいずれの姿
勢においても重力の影響による回転モ−メントが発生す
ることなく、またピボット軸に実質的に負荷が作用しな
いように、回転軸3b回りに対し対称形状をしているう
えに、液体4と同比重の材料にて構成されている。現実
には、アンバランス成分ゼロというのは不可能ではある
が、形状誤差分は比重差分だけしかアンバランスとして
作用しないので実質的には十分小さく、慣性に対する摩
擦のSN比が極めて良好であることは容易に理解できよ
う。
【0017】かかる構成においては、外筒2が回転軸3
b回りに回転しても内部の液体4は慣性により絶対空間
に対し静止するので、浮遊状態にある浮体3は回転せず
、従って外筒2と浮体3は回転軸3b回りに相対的に回
転することになる。これらの相対的な角変位は、上記発
光素子8,受光素子9を用いた光学的検知手段で検出で
きる。
【0018】さて、以上の構成を有する装置において、
角変位の検出は次のように行われる。
【0019】まず、発光素子8から発せられた光はマス
ク10のスリット穴10aを通過し浮体3に照射され、
ここで突起3aのスリット状反射面により反射されて受
光素子9に至る。上記光の伝送の際にはこの光はスリッ
ト穴10aとスリット状反射面とにより略平行光となり
、受光素子9の上にはボケのない像が形成されることに
なる。
【0020】そして外筒2,発光素子8,受光素子9は
いずれも地板1に固定されているものであって一体に運
動するので、外筒2と浮体3の間で相対的な角変位運動
が生じると、該変位に応じた量だけ受光素子9上のスリ
ット像は移動することになる。従って、受光した光の位
置によって出力の変化する光電変換素子である該受光素
子9の出力は、該スリット像の位置変位に比例した出力
となり、該出力を情報として外筒2の角変位を検出する
ことができる。
【0021】ところで、前述したように浮体3は液体4
と同比重をもつ永久磁石材料にて構成されているが、そ
れは例えば次の様にして成すものである。
【0022】液体4としてフッ素系の不活性液体を用い
た場合、プラスチック材をベ−スにフィラ−として永久
磁石材料(例えばフェライト等)の微粉を含有させてそ
の含有率を調整すれば、体積含有率8%前後にて液体の
比重 「1.8」 と同程度の比重にすることは容易で
ある。かかる材料にて浮体3を成形した後、又は同時に
前記軸3b方向に着磁すれば、浮体3は永久磁石として
の性質を持つこととなる。
【0023】図11は浮体3とヨ−ク6と巻線コイル7
の関係を表した、図8のB−B断面である。
【0024】該図の如く浮体3は軸3b方向に着磁され
ており、この図では上側がN極、下側がS極に着磁され
ている。N極から出た磁力線はコの字型のヨ−ク6を通
り、S極に入るという閉磁路を構成しており、この磁路
内に配置された巻線コイル7に図の様に紙面裏側から表
側へ電流を流せば、フレミングの左手の法則に従って該
巻線コイル7は矢印f方向に力を受ける。ところが、該
巻線コイル7は前述したように外筒2に対し固定されて
いることから動くことができず、よってその反作用であ
る矢印F方向に力が働き、該力によって浮体3が駆動さ
れることになる。この力は巻線コイル7に流す電流に比
例し、力の方向も電流を上記とは逆に流せば逆方向に働
くことは言うまでもないことである。即ち以上の構成に
於ては、浮体3を自在に駆動することが可能である。
【0025】この駆動力により浮体3に及ぼされるバネ
力は、原理的には浮体3を外筒2に対して一定の姿勢に
維持させる(つまり一体に移動させる)力であるから、
そのバネ力が強いと外筒2と浮体3は一体となって運動
してしまい、目的とする角変位の為の相対角変位は生じ
ないと云う問題を招くが、駆動力(バネ力)が浮体3の
慣性に対し十分に小さければ、比較的低い周波数の角変
位にも応答し得る様に構成できる。
【0026】図12は以上の様な角変位検出器の電気回
路を示す図である。
【0027】電流−電圧変換アンプ17a,17b(及
び抵抗R33〜R36)は発光素子8の反射光15によ
り受光素子9に生じる光電流16a,16bを電圧に変
化し、差動アンプ18(及び抵抗R37〜40)は前記
電流−電圧変換アンプ17a,17bの出力差、つまり
角変位(外筒2と浮体3の間の相対的な角変位運動)を
求める。この出力を抵抗19,20で分割して極めて小
さい出力にし、巻線コイル7に電流22を流す駆動アン
プ21(及び抵抗R41,トランジスタTR11,TR
12)に入力して、負帰還(差動アンプ18が出力する
と、浮体3が中心に戻る様に巻線コイル7の配線及び浮
体3の着磁方向を設定する)を行うと、前述の様に液体
4の慣性に対し十分に小さいバネ力(駆動力)が生じる
【0028】加算アンプ23(及び抵抗R42〜45)
は前記アンプ17a,17bの和(受光素子の発光素子
8からの反射光15の受光量総和)を求めており、その
出力を発光素子8を発光させる駆動アンプ24(及び抵
抗R47〜R48,トランジスタTR13,コンデンサ
C11)に入力している。
【0029】発光素子8は温度差に極めて不安定にその
発光量を変化させてしまうが、上記の様に受光量総和に
より発光素子8を駆動させれば、受光素子9の出力する
光電流総和は常に一定となり、差動アンプ18の角変位
検出感度は極めて安定なもとすることができる。
【0030】図13は、上記の如き角変位検出器を有す
る、図7に示した防振システムに好適に用いられる補正
光学機構(補正光学手段及びそれを駆動する駆動手段す
る回路より成る)の構成を示す図であり、補正レンズ3
2は光軸と直交する互いに直角な2方向〔ピッチ方向3
1pとヨ−方向31y(51p,51yに対応する)〕
に自在に駆動可能である。以下にその構成を示す。
【0031】図13において、補正レンズ32を保持す
る固定枠33は、ポリアセタ−ル樹脂(以下POMと記
す)等のすべり軸受34pを介してピッチスライド軸3
5p上を摺動出来る様になっている。又、固定枠33は
ピッチスライド軸35pと同軸のピッチコイルバネ37
pに挟まれており、中立位置付近に保持される。ピッチ
スライド軸35pは第1の保持枠36に取付けられてい
る。
【0032】固定枠33に取付けられたピッチコイル3
8pはピッチマグネット39pとピッチヨ−ク310p
で構成される磁気回路中に置かれており、電流を流すこ
とで前記固定枠33がピッチ方向31pに駆動されるこ
とになる。又、ピッチコイル38pにはピッチスリット
311pが設けられており、発光素子312p(赤外発
光ダイオ−ド)と受光素子313p(半導体位置検出素
子)の関連により、固定枠33のピッチ方向31pの位
置検出を行う。
【0033】第1の保持枠36にはPOM等のすべり軸
受34yが嵌合されており、ヨ−スライド軸35yが取
付けられたハウジング314上を摺動出来る。そしてハ
ウジング314は図7に示したレンズ鏡筒52に取付け
られる為、第1の保持枠33はレンズ鏡筒52に対しヨ
−方向31yに移動可能となる。又、ヨ−スライド軸3
5yと同軸にヨ−コイルバネ37yが設けられており、
固定枠33と同様中立位置付近に保持される。
【0034】又、上記固定枠33にはヨ−コイル38y
が設けられており、ヨ−コイル38yを挟むヨ−マグネ
ット39yとヨ−ヨ−ク310yの関連で固定枠33は
ヨ−方向31yにも駆動される。上記ヨ−コイル38y
にはヨ−スリット311yが設けられており、ピッチ方
向と同様固定枠33のヨ−方向31yの位置検出を行う
【0035】図13において、受光素子313p,31
3yの出力を増幅器315p,315yで増幅して図示
の様な各回路(後述)を介してコイル(ピッチコイル3
8p,ヨ−コイル38y)に入力すると、固定枠33が
駆動されて受光素子313p,313yの出力が変化す
る。ここでコイル38p,38yの駆動方向(極性)を
受光素子313p,313y出力が小さくなる方向にす
ると、閉じた系(閉ル−プ)が形成され、受光素子31
3p,313yの出力がほぼゼロになる点で安定する。
【0036】なお、補償回路316p,316yは図1
3の系をより安定化させる回路であり、加算回路319
p,319yは増幅器315p,315yと入力される
指令信号318p,318yを加算する回路であり、駆
動回路317p,317yはコイル38p,38yの印
加電流を補う回路である。
【0037】上記の様な系に外部から指令信号318p
,318yを与えると、補正レンズ32はピッチ方向3
1pとヨ−方向31yに該指令信号318p,318y
に極めて忠実に駆動される。
【0038】図14は補正光学手段を駆動する駆動手段
をより詳細に示した図であり、ここではピッチ方向31
pについてのみ説明する。
【0039】電流−電圧変換アンプ325a,325b
は発光素子312pにより受光素子313p(抵抗R1
,R2より成る)に生じる光電流を電圧に変換し、差動
アンプ320は各電流−電圧変換アンプ325a,32
5bの差を求めるものであり、この差信号が補正レンズ
32のピッチ方向31pの位置を表す。以上、電流−電
圧変換アンプ325a,325b,差動アンプ320及
び抵抗R3〜R10にて図13の増幅器315pを構成
している。
【0040】アンプ321は指令信号318pを、前記
差動アンプ320の差信号に加算するもので、抵抗R1
1〜R14とで図13の加算回路319pを構成してい
る。
【0041】抵抗R15,R16及びコンデンサC1は
公知の位相進み回路であり、これが図13の補償回路3
16pに相当し、系を安定化させている。
【0042】前記加算回路319pの出力は補償回路3
16pを介して駆動アンプ322へ入力し、ここでコイ
ル38pの駆動信号が生成され、補正レンズ32が変位
する。該駆動アンプ322、抵抗R17及びトランジス
タTR1,TR2にて図13の駆動回路317pを構成
している。
【0043】加算アンプ323は電流−電圧変換アンプ
325a,325bの出力の和(受光素子313pの受
光量総和)を求め、この信号を受ける駆動アンプ324
はこれにしたがって発光素子312pを駆動する。以上
、加算アンプ323,駆動アンプ324、抵抗R18〜
R22及びコンデンサC2により発光素子312pの駆
動回路を構成している(図13では不図示)。
【0044】上記の発光素子312pは温度等に極めて
不安定にその投光量が変化し、それに伴い差動アンプ3
20の位置感度が変化するが、上記の様に受光量総和一
定となる様に前述の駆動回路によって発光素子312p
を制御すれば、位置感度が変化する事は無い。
【0045】以上説明した様な防振システムの投入は、
以下の様にして行われる。
【0046】まず、カメラのメインスイッチがONされ
ると、前述した角変位検出器等の振動検出手段が起動を
始め、振動(手振れ)を検出し始める。次に、カメラの
レリ−ズボタンの半押し(スイッチSW1のON)がな
されると、補正光学手段も駆動され、防振を始める。
【0047】前記メインスイッチのONで補正光学手段
を駆動させないのは、省電力化とともにレリ−ズボタン
を“押さない,半押し”の切換で撮影者がカメラを構え
たまま、防振有無の状態を確認可能にする為である。
【0048】また、何故スイッチSW1のONで防振シ
ステムを全起動(振動検出手段も起動)させないかにつ
いて以下に述べる。
【0049】防振システムの説明で述べた角変位検出器
や、他の振動検出器としての角加速度計等はともに自身
の慣性を利用して振動を検出する慣性センサである。そ
して、この様な慣性を用いて角変位を検出する場合の共
通した欠点は立上がりが遅い事である。例えば、角変位
検出器の場合“比較的低い周波数の角変位にも応答する
様に”バネ力を弱くする事を前述したが、このバネ力を
発生させるコイル7は電源投入(この場合カメラのメイ
ンスイッチのON)により始めて起動され、これにより
浮体3を角変位検出位置まで復帰させる(カメラ使用前
の振動状況で浮体3がストッパ片側に接触したままで振
動検出不能な場合があるが、このバネ力で浮体3をスト
ッパから離し、振動検出状態にする)動作が行われる。
【0050】しかし、バネ力が弱い為、使用状態になる
まである程度時間を必要とする。また、角加速度計の場
合、直ぐに立上がるがその手振れ角加速度を2回積分し
て角変位に変換させなければならず、低周波まで精度良
く積分させる為にはやはり積分器の立上がりに時間がか
かってしまう。この為、スイッチSW1のON、つまり
レリ−ズボタンの半押しで防振システムを全起動させる
場合、その状態で暫く待っていなくてはならず、又、レ
リ−ズボタンの性格上頻繁にON,OFFを繰返される
事が多く、その様なスイッチを振動検出手段の起動には
使えない。
【0051】故に、メインスイッチ(又は振動検出手段
用スイッチ)がONされた後、レリ−ズボタンの半押し
がなされる事(スイッチSW1のON)で補正光学手段
を起動し、防振を始める形態となっている。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に外部からの操作スイッチが増えると、必ず生じる問題
として“スイッチの切り忘れ”がある。
【0053】特に防振システムの場合、補正光学手段は
“レリ−ズボタンの半押し状態”でしか駆動されない為
、切り忘れは生じないが、メインスイッチ又は振動検出
手段用スイッチ、つまり振動検出手段起動用スイッチの
切り忘れが生じる事は容易に想像出来る。この振動検出
手段起動用スイッチのONにより作動する振動検出手段
は、図7で示した様に防振システムに2台必要で、且つ
1台毎に発光素子,コイルを備えている為、電源の消耗
が大きく、スイッチの切り忘れで電池が消耗してしまい
、防振機能を用いない通常の撮影すら出来なくなってし
まうと言う問題を生じてしまう。
【0054】本発明の目的は上記の点に鑑み、防振シス
テム起動用スイッチの切り忘れに伴う電源電池の無駄な
消耗を防止することのできる防振機能付カメラを提供す
ることである。
【0055】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮影するため
に該カメラが使用状態にあるか否かを検知する検知手段
と、該検知手段により該カメラが使用状態にない事が検
知されている場合には、防振システム起動用スイッチの
状態に関係なく、防振システムへの電源供給を断つ電源
供給制御手段とを設けている。
【0056】
【作用】電源供給制御手段は、撮影するために該カメラ
が使用状態にあるか否かを検知する検知手段により使用
状態にない事が検知されている場合には、防振システム
起動用スイッチが投入されたままであっても、自動的に
防振システムへの電源供給を断つ。
【0057】
【実施例】図1及び図2は本発明の第1の実施例を示す
図である。
【0058】図1において、カメラボディ120の背面
に反射型のフォトインタラプタ111を取付けてあり、
その出力が時定数の極めて大きいロ−パスフィルタ11
2に入力される。ロ−パスフィルタ112の出力は比較
器113に入力され、ここで一定値出力回路114より
の一定値と比較される。ロ−パスフィルタ112の出力
が一定値より小さい場合、比較器113は出力を発生す
る。振動検出手段起動用スイッチ116は、撮影者の指
119により操作されるか或は前記比較器113より出
力を受けるかのいずれかでONし、電源電池117から
の電源を信号ライン118を介してレンズ鏡筒121内
に配置される振動検出手段122(図7の53p,53
yに相当する)へ供給する。また、該振動検出手段起動
用スイッチ116は、フォトインタラプタ111,ロ−
パスフィルタ112、及びタイマ115を介して比較器
113への電源の供給も制御する。
【0059】図2(a)〜(d)は図1の各回路の出力
波形を示すものであり、横軸は振動検出手段起動用スイ
ッチ116がONされてからの経過時間tを表し、縦軸
はフォトインタラプタ111,ロ−パスフィルタ112
,一定値出力回路114,比較器113の出力レベルを
表している。また、波形211はフォトインタラプタ1
11の出力、波形212はロ−パスフィルタ112の出
力、波形213は一定値出力回路114の出力、波形2
14は比較器113の出力である。
【0060】図1の構成において、今、撮影者(の指1
19)により振動検出手段起動用スイッチ116がON
されたとすると、振動検出手段122に電源が供給され
、振動検出が開始される。又、この際、撮影者の顔面1
23はカメラボディ120の背面に近づく為、フォトイ
ンタラプタ111の出力は図2(a)に示す波形211
の様に変化する。図1(a)において、時刻t1は顔面
123がカメラボディ120の背面に近づき、フォトイ
ンタラプタ111の出力が変化し始めた時点を示す。 このフォトインタラプタ111のロ−パスフィルタ11
2を介する出力を表すのが図2(b)に示す波形212
である。比較器113はタイマ115を介している為、
振動検出手段起動用スイッチ116がONされてから所
定時間遅れて作動を始める。その為、一定値出力回路1
14からの一定値は図2(c)の波形213に示す様に
時刻t4から出力され、比較器113はこの出力(波形
213)とロ−パスフィルタ112からの出力(波形2
12)の比較を行い、図2(d)に示す様に、一定値出
力回路114からの出力(波形213)よりもロ−パス
フィルタ112の出力(波形212)が小さくなった時
点(時刻t5)より振動検出手段起動用スイッチ116
へ出力(波形214)を生じることになる。
【0061】この出力(波形214)で振動検出手段起
動用スイッチ116はOFFし、信号ライン118を介
して振動検出手段122へ供給されていた電源が断たれ
ることになる。つまり、撮影者が撮影を終え、顔面12
3がカメラボディ120の背面から離れると、図1(a
)の時刻t2でフォトインタラプタ111の出力(波形
211)が無くなる為、時定数の大きなロ−パスフルタ
112の出力(波形212)も図2(b)(c)示す様
に次第に小さくなっていき、この出力レベルが一定値よ
り小さくなる時刻t5(図2(d)参照)においてレン
ズ鏡筒121内に配置される防振システムは自動的に停
止する。勿論これは撮影者の指119により振動検出手
段起動用スイッチ116が再度ONされることにより、
前記防振システムは復帰することになる。
【0062】なお、時定数の大きいロ−パスフィルタ1
12を設けているのは、このロ−パスフィルタ112が
無いと、フォトインタラプタ111の出力が変化すると
直ちに振動検出手段122が停止してしまう為、一瞬の
顔面123の動きや大きな外光輝度変化により頻繁に振
動検出手段起動用スイッチ116がOFFしてしまい、
そのたびに振動検出手段起動用スイッチ116をONさ
せて、振動検出手段122の立上がりを待たなくてはな
らず、非常に不便であるからである。又、タイマ115
により比較器113の作動を遅らしているのは、撮影者
が振動検出手段起動用スイッチ116をONさせてから
顔面123をカメラボディ120の背面に近づける為、
その間(顔面123が近づくまでの間に)に比較器11
3に出力が発生し、振動検出手段起動用スイッチ116
がOFFされてしまうのを防ぐためである。
【0063】上記の実施例の様な構成にすることにより
、振動検出手段起動用スイッチ116をONしたままカ
メラを放置しておいても、自動的に防振システムが停止
される為、電源の消耗を防ぐ事が出来る。
【0064】以上の実施例では、撮影者がカメラボディ
120に顔面123を近づけた事を、つまり撮影するた
めにカメラが使用状態にあるか否かの検知にフォトイン
タラプタ111を用いたが、これに限られるものではな
く、例えばカメラボディ120のグリップ部にロ−ドセ
ルを設け、撮影者がカメラを構えているか否かを検出し
たり、カメラボディ120の背面に温度センサを設け、
撮影者の顔面123が近くにある事を検知しても良い。
【0065】図3及び図4は本発明の第2の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるのは、振動検出手
段122の出力から、カメラを構えているか否かの検知
を行う様にしている点である。なお、図3においては図
1と同じ機能を持つ部分は同一符合を付してある。
【0066】図3において、124は絶対値出力回路で
あり、振動検出手段122の出力の絶対値を出力する。 この絶対値出力回路124の出力はロ−パスフィルタ1
12により整形されて比較器113に入力され、ここで
一定値出力回路114からの一定値と比較され、一定値
よりもロ−パスフィルタ112の出力が小さくなること
により、比較器113に出力が生じ、振動検出手段起動
用スイッチ116がOFFする。
【0067】図4(a)〜(e)は図3の各回路の出力
波形を示すものであり、横軸は振動検出手段起動用スイ
ッチ116がONされてからの経過時間tを表し、縦軸
は振動検出手段122,絶対値出力回路124,ロ−パ
スフィルタ112,一定値出力回路114,比較器11
3の出力レベルを表している。また、波形220は振動
検出手段122の出力、波形221は絶対値出力回路1
24の出力、波形222はロ−パスフィルタ112の出
力、波形223は一定値出力回路114の出力、波形2
24は比較器113の出力である。
【0068】図3の構成において、まず撮影者の指11
9で振動検出手段起動用スイッチ116がONされ、カ
メラが構えられると、振動検出手段122は手振れ検出
を開始する。撮影者の手振れ量は個人差はあまりないの
で、振動検出手段122の出力(波形220)を絶対値
出力回路124により絶対値化(波形221)し、ロ−
パスフィルタ112を通すと、該ロ−パスフィルタ11
2の出力(波形222)はほぼ一定な値となる。そして
、図4(a)の時刻t11で示す時点で撮影を終え、カ
メラを片付けると、手振れは生じなくなる為、ロ−パス
フィルタ112の出力(波形222)は次第に小さくな
り、その値が一定値出力回路114からの一定値出力よ
り小さくなると(図4(d)(e)の時刻t13)、比
較器113に出力が生じ、振動検出手段起動用スイッチ
116はOFFされ、振動検出手段122への電源供給
が自動的に停止される。
【0069】なお、比較器113の作動をタイマ15で
遅らせているのは、ロ−パスフィルタ112の出力(波
形222)が振動検出手段起動用スイッチ116がON
した時点から次第に立上がっていく為、その間は(タイ
マ115がなく、比較器113が振動検出手段起動用ス
イッチ116と同時に作動すると)一定値出力回路11
4の一定値出力(波形223)よりロ−パスフィルタ1
12の出力(波形222)の方が小さく、振動検出手段
起動用スイッチ116はOFFされてしまう為である。
【0070】以上の様な構成にすると、特別な検出系を
設けることなく、撮影状態にあるか否かを振動検出手段
122の出力状態により検知でき(撮影を終え、カメラ
を片付けると振動(手振れ)は入力されなくなる為)、
自動的に振動検出手段122への電源供給を停止するこ
とができる。したがって、第1の実施例と同様に、メイ
ンスイッチや振動検出手段122を作動させるためのス
イッチ、つまり起動用スイッチ116の切り忘れによる
電源消耗は無くなる。
【0071】図5及び図6は本発明の第3の実施例を示
すものであり、図5と同じ機能を持つ部分は同一符合を
付してある。
【0072】前記第2の実施例では、カメラに振動が加
わらなくなると自動的に振動検出手段122への電源供
給を断つ様にしているが、この実施例ではこれに加えて
、その後カメラに大きな振動が加わっても電源供給は継
続して断つ事が可能な様に構成している。
【0073】つまり、撮影を終えたカメラはそのまま片
付けるばかりでなく、ストラップ等を用いて、肩から下
げて持ち歩いたり、手に持って歩いたりする場合が多く
、その状態でも電源の振動検出手段122への供給を停
止させようとするものである。
【0074】図5において、比較器113a,一定値出
力回路114a及び該回路114aの出力(図6(d)
の波形233a)は前記図3と同様であるが、別に比較
器113b,一定値出力回路114bを設け、一定値出
力回路114bの出力(図6(f)の波形233b)を
一定値出力回路114aの出力(波形233a)より大
きく設定してある。そして、図6(f)に示す様にロ−
パスフィルタ112の出力(波形232)が前記一定値
出力回路114bの出力(波形233b)より大きくな
ると、比較器113bに出力(図6(g)の波形234
)が発生する。又、比較器113a,113bの出力(
波形233a,233b)の論理和をオアゲ−ト125
で求め、その出力で振動検出手段起動用スイッチ116
をOFFする様に構成している。
【0075】図5の構成において、撮影を終えて撮影者
がカメラを手に持って歩き始めると、振動検出手段12
2の出力(図6(a)の波形230)は矢印Aで示す様
に大きくなり、ロ−パスフィルタ112の出力(図6(
c)の波形232)も矢印Bで示す様に大きくなる。 この為、比較器113aにおいては一定値出力回路11
4aの出力(波形233a)よりもロ−パスフィルタ1
12の出力(波形232)が小さくなる事は無い為、図
6(e)に示す様に比較器113aには出力は発生しな
い。ところが、ロ−パスフィルタ112の出力(波形2
32)は一定値出力回路114bの出力(波形233b
)よりも大きい為、比較器113bには図6(g)に示
す様に出力(波形234)が発生し、オアゲ−ト125
を介して該出力が振動検出手段起動用スイッチ116に
入力される為、該振動検出手段起動用スイッチ116は
OFFとなる。
【0076】勿論、カメラを片付けた(収納し、振動が
加わらなくなった)場合には、第2の実施例と同様に比
較器113aに出力が発生し、振動検出手段起動用スイ
ッチ116はOFFされることになる。
【0077】この様な構成にする事により、振動検出手
段起動用スイッチ116の切り忘れによる電源の消耗が
極めて小さくなる。
【0078】なお、上記の図3及び図5において、振動
検出手段122の出力が所定値より大きいか或は小さい
かを絶対値出力回路124,ロ−パスフィルタ112,
比較器113等を用いて判別していたが、同様な判別が
可能ならば以上の構成にとらわれるものではない。又、
振動検出手段122としては、角変位検出器ばかりでな
く、角速度計,角加速度計を用い、それらの純出力或は
積分した出力を用いて、撮影状態か否かを検出してもよ
いのは言うまでもない。
【0079】以上の各実施例によれば、撮影者がカメラ
を構えているか否か、つまり撮影するためにカメラが使
用状態にあるか否かを検知する手段を設け、この結果に
基づいてカメラの電源の入切(振動検出手段への)を制
御する様にしたため、防振システムのスイッチ切り忘れ
による電池の消耗を防ぐことができ、電池の消耗により
通常の撮影(防振機能を用いない撮影)に支障を来すと
いったことが無くなる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影するために該カメラが使用状態にあるか否かを検知
する検知手段と、該検知手段により該カメラが使用状態
にない事が検知されている場合には、防振システム起動
用スイッチの状態に関係なく、防振システムへの電源供
給を断つ電源供給制御手段とを設け、検知手段により該
カメラが使用状態にない事が検知されている場合には、
防振システム起動用スイッチが投入(ON)されたまま
であっても、自動的に防振システムへの電源供給を断つ
ようにしている。よって、撮影終了後に防振システム起
動用スイッチを切るのを(OFFするのを)忘れたとし
ても、自動的に電源供給が断たれるため、電源電池の無
駄な消耗を防止するこが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における主要部分の構成
を示す図である。
【図2】図1の各回路の出力波形を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例における主要部分の構成
を示す図である。
【図4】図3の各回路の出力波形を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例における主要部分の構成
を示す図である。
【図6】図5の各回路の出力波形を示す図である。
【図7】従来の防振システムの概略構成を示す斜視図で
ある。
【図8】図7の防振システムに配置される振動検出手段
の一つである角変位検出装置を示す平面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】図8に示した角変位検出装置の斜視図である
【図11】図8に示した角変位検出装置の要部構成を示
す断面図である。
【図12】図8に示した角変位検出装置の電気的構成を
示す回路図である。
【図13】図7の防振システムに配置される補正光学機
構の機械的及び電気的構成を示す図である。
【図14】図13の電気的構成を具体的に示した回路図
である。
【符合の説明】
111  フォトインタラプタ 112  ロ−パスフィルタ 113  比較器 114  一定値出力回路 116  振動検出手段起動用スイッチ117  電源
電池 122  振動検出手段 124  絶対値出力回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  レンズ群を保持するレンズ鏡筒内に配
    置され、前記レンズ群の光軸を偏心させる補正光学手段
    、前記レンズ鏡筒に加わる振動を検出する振動検出手段
    、該振動検出手段よりの防振出力に基づいて前記補正光
    学手段を前記レンズ鏡筒に対し相対的に変位させる駆動
    手段を有する防振システムと、該防振システムを構成す
    る前記各手段へ電源を供給する電源電池と、前記防振シ
    ステムへ前記電源電池からの電源を供給して作動させる
    為の防振システム起動用スイッチとを備えた防振機能付
    カメラにおいて、撮影するために該カメラが使用状態に
    あるか否かを検知する検知手段と、該検知手段により該
    カメラが使用状態にない事が検知されている場合には、
    前記防振システム起動用スイッチの状態に関係なく、前
    記防振システムへの電源供給を断つ電源供給制御手段と
    を設けたことを特徴とする防振機能付カメラ。
JP8912391A 1991-03-29 1991-03-29 防振機能付カメラ Pending JPH04301823A (ja)

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