JPH0430268B2 - - Google Patents

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JPH0430268B2
JPH0430268B2 JP59271604A JP27160484A JPH0430268B2 JP H0430268 B2 JPH0430268 B2 JP H0430268B2 JP 59271604 A JP59271604 A JP 59271604A JP 27160484 A JP27160484 A JP 27160484A JP H0430268 B2 JPH0430268 B2 JP H0430268B2
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water
wine
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tannin
grape wine
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JP59271604A
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はブドウ酒の品質改良法に関する。 (従来技術) 近年、食生活の変革に伴つて、嗜好飲料として
あるいは食品加工用としてブトウ酒の消費料は
年々増加している。特に食品の種類の増加、洋風
化指向、高級化指向などの食生活の多様化を反映
して調味料としてのブドウ酒の利用量が増大して
きている。しかしながら、ブドウ酒は酒類の中で
最も鉄含量が多く、調味料など食品加工用として
使用する場合、多量に含まれている鉄による悪影
響が問題となつている。即ち、ブドウ酒中に鉄が
大量に含まれていると、鉄が食品に含まれる種々
の成分と反応して着色物質を生成し、食品の外観
を悪くするほか香味にも微妙な悪影響を与えるお
それがある。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明はブドウ酒本来の性状を変えることな
く、鉄含量のみ低下させることによりブドウ酒の
品質を改良する方法を提供するものである。 (問題を解決するための手段及び効果) 本発明者らはブドウ酒中の鉄を除去する方法に
ついて鋭意研究を重ねた結果、水不溶性タンニン
製剤を用いることによりブドウ酒中の鉄含量を選
択的に低下させ得ることを見いだし、本発明を完
成するに至つた。 即ち、本発明は、ブドウ果汁を常法により発酵
させ、おり引きした後のブドウ酒を水不溶性でか
つ親水性の重合体とタンニン成分とが共有結合に
より結合してなる水不溶性タンニン製剤に接触さ
せ、ブドウ酒中に含まれている鉄を除去すること
からなるブドウ酒の品質改良法である。 本発明に使用される水不溶性タンニン製剤は、
水不溶性でかつ親水性の重合体(担体)とタンニ
ン類化合物とを共有結合させることにより製造す
ることができる。タンニン類化合物としてはタン
ニン、アミノアルキル化タンニン、カルボキシア
ルキル化タンニン及びヒドロキシアルキル化タン
ニンがあげられる。 タンニンは、ピロガロールタンニンであつて
も、又、カテコールタンニンであつてもよい。ピ
ロガロールタンニンとしては、例えば没食子タン
ニン、五倍子タンニンなどがあげられ、カテコー
ルタンニンとしては、例えば茶、カカオなどから
得られるカテコール重合体があげられる。 又、アミノアルキル化タンニン、カルボキシア
ルキル化タンニン又はヒドロキシアルキル化タン
ニンとしては、タンニンをハロゲン化シアン(例
えば、臭化シアン)もしくはエポキシ化合物(例
えば、エピクロルヒドリン)と反応させてハロゲ
ン化シアン活性化タンニンもしくはエポキシ化合
物活性化タンニンを製し、次いでこれをアルキレ
ンジアミン、アミノアルキルカルボン酸、又はア
ミノアルカノールと反応させて得られるものが好
適にあげられる。 一方、水不溶性でかつ親水性の重合体としては
水酸基、アミノ基及びカルボキシル基よりなる群
から選ばれる1種類以上の官能基を分子中に有す
る水不溶性でかつ親水性の重合体があげられる。 ここで親水性とは、重合体が湿潤ないし膨潤す
る性質を有していることを意気する。 水酸基を分子中に有する上記重合体としては、
例えば、セルロース、アガロース、架橋デキスト
ランの如き多糖類、あるいはヒドロキシアルキル
化多糖類の如き水酸基を有するスペーサーを導入
した多糖類などがあげられる。 アミノ基を分子中に有する上記重合体として
は、例えばアミノアルキル化多糖類、アミノアラ
ルキル化多糖類の如きアミノ基を有するスペーサ
ーを導入した多糖類、ポリアクリルアミド、アミ
ノ基を有するスペーサーを導入したポリアクリル
アミド、アミノ基を有するスペーサーを導入した
多孔性ガラス、羊毛、絹の如き繊維状硬蛋白質:
アミノアルキル化羊毛の如きアミノ基を有するス
ペーサーを導入した繊維状硬蛋白質などがあげら
れる。 更に、カルボキシル基を分子中に有する上記重
合体としては、カルボキシル基を有するスペーサ
ーを導入した多糖類、カルボキシル基を有するス
ペーサーを導入したポリアクリルアミドなどがあ
げられる。 タンニン類化合物と水不溶性でかつ親水性の重
合体とを共有結合させて水不溶性タンニン製剤を
製するには、共有結合法により固定化酵素を製造
するに際して採用されている公知法〔例えば、千
畑編「固定化酵素」p.11〜40、講談社発行;山崎
等編「アフイニテイクロマトグラフイー」p.19〜
32、講談社発行参照〕を利用することができる。
詳しくは特公昭57―52357号公報記載の方法で製
造されたものが使用できる。尚、セルロースの3
―〔6―(2,3―エポキシプロピレアミノ)ヘ
キシルアミノ〕―2―ヒドロキシプロピルエーテ
ル化合物と五倍子タンニンとが共有結合により結
合してなる水不溶性タンニン製剤は商品名“固定
化タンニンS<タナベ>”〔田辺製薬(株)製〕とし
て市販されている。 上記の如き水不溶性タンニン製剤にブドウ酒を
接触させてブドウ酒中の鉄を除去するにはカラム
法、流動層法あるいはバツチ法のいずれによつて
も実施することができる。例えば、カラム法によ
つて実施する場合は、水不溶性タンニン製剤をカ
ラムに充てんし、水洗した後、おり引き後のブド
ウ酒を通流し、カラムを通過したブドウ酒を集め
る。ブドウ酒の通流速度は任意に選ぶことができ
るが、一般的には空間速度(SV)が0.1〜100
(hr-1)であるのが望ましい。 流動層法により行なう場合は、水洗した水不溶
性タンニン製剤を分散させた流動層におり引き後
のブドウ酒を通流させることにより行なうことが
できる。ブドウ酒の通流速度は一般に空間速度が
0.1〜100(hr-1)であるのが好ましい。 更に、バツチ法により行なう場合は、水不溶性
タンニン製剤を水洗し、充分水切後、おり引き続
き後のブドウ酒を添加し、かく絆することによつ
て行なうことができる。水不溶性タンニン製剤は
比較的短時間のうちに沈降するので上澄液をデカ
ンテーシヨンによつて集めるか、過して水不溶
性タンニン製剤を除去することによつてブドウ酒
を集めることができる。 尚、操作温度はカラム法、流動層法、バツチ法
のいずれの場合にも任意に設定できるが、一般的
には70℃以下で行なうのが好ましく、とりわけ30
〜50℃で行なうのが好ましい。 一度使用した水不溶性タンニン製剤はカラム
法、流動層法、バツチ法のいずれの場合でも吸着
している鉄を溶出させることによつて容易に再生
できるので、反復して使用することができる。吸
着している鉄を溶出させるには、使用後の水不溶
性タンニン製剤に希酸溶液を接触させることによ
り容易に行なうことができる。 上記の如き本発明の方法によれば、ブドウ酒本
来の性状を変えることなく、ブドウ酒中に含まれ
ている鉄を除去することができる。又、ブドウ酒
中から鉄が除かれることにより、ブドウ酒そのも
のの色調や香味が改良される副次的な効果も同時
に得ることができる。 以下、実施例をあげて本発明を詳しく説明す
る。 実施例 1 市販の水不溶性タンニン製剤〔商品名;固定化
タンニンS<タナベ>(湿潤状態、固形分10%)〕
5gを蒸留水にけん濁した後、カラムに積めて容
積6mlといし、蒸留水で洗浄した。このカラムに
おり引き後の赤ブドウ酒(鉄含量;8600ppb)を
25℃で15ml/時間、30ml/時間、60ml/時間及び
120ml/時間の速度で流下した。流下量が500ml及
び1000mlの時点で流下液をかく絆、混和し、鉄含
量を測定した。鉄含量の測定はフエロミツクメー
ター〔(株)アロース社製〕を用いて行なつた。 その結果は第1表に示す通りであり、水不溶性
タンニン製剤に接触させることにより、ブドウ酒
中の鉄含量を顕著に減少させることができ、その
効果はブドウ酒の流下速度を遅くすればより大き
いことが判る。
【表】 実施例 2 実施例1と同様にして水不溶性タンニン製剤を
詰めたカラムを調製した。このカラムにおり引き
後の白ブドウ酒(鉄濃度;5300ppb)を10℃、25
℃及び40℃で62ml/時間の速度で流下した。流下
量が250ml、500ml及び1000mlの時点で流下液をか
く絆、混和し、鉄含量を測定した。 その結果は第2表に示す通りであり、水不溶性
タンニン製剤と接触させることにより白ブドウ酒
中の鉄含量を顕著に低下させることができ、その
効果は処理温度が高い程大きいことが判る。
【表】 実施例 3 市販の水不溶性タンニン製剤〔商品名;固定化
タンニンS<タナベ>、(湿潤状態、固形分10%〕
20gを蒸留水にけん濁した後カラムに詰めて容積
24mlとし、蒸留水で洗浄した。このカラムにおり
引き後の赤ブドウ酒(鉄含量;3500ppb)あるい
は白ブドウ酒(鉄含量;3400ppb)を25℃で24
ml/時間を速度で流下した。それぞれ流下液2
を採取し、流下液中の鉄含量及び流下液の色調、
PHを測定した。尚、色調は測色色差計(日本電色
工業製、Ζ―Σ80型)を用いて測定した。 その結果は第3表に示す通りであり、水不溶性
タンニン製剤に接触させることによつて、ブドウ
酒は良く除鉄されるが、液性は変化しないことが
判る。又、水不溶性タンニン製剤に接触させるこ
とにより、赤ブドウ酒の場合は、澄明度が高くな
り赤味が若干減少する。白ブドウ酒の場合は、黄
味が減少し澄明度が若干高くなり、いずれの場合
も全体的に色調が改善されてきれいな色のブドウ
酒となることが判る。
【表】 色調変化が大きい。
実施例 4 実施例3で得られた水不溶性タンニン製剤カラ
ム流下前、後の赤ブドウ酒及び白ブドウ酒につい
て官能検査を行なつた。検査は赤ブドウ酒では11
名、白ブドウでは12名の検査員により行なわれ、
赤ブドウ酒それぞれの流下前、後を一対とし、ど
ちらか香味の良い方を選ぶ二者択一方式により行
なつた。 その結果は下記第4表に示す通りであり、赤ブ
ドウ酒及び白ブドウ酒ともに、水不溶性タンニン
製剤カラムを流下したものの方が香味が良いと感
じる検査員が多いことが判つた。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 常法によりブドウ果汁を発酵させ、おり引き
    したブドウ酒を、水不溶性でかつ親水性の重合体
    とタンニン成分とが共有結合によつて結合してな
    る水不溶性タンニン製剤に接触させ当該ブドウ酒
    中の鉄を除去することを特徴とするブドウ酒の品
    質改良法。
JP59271604A 1984-12-21 1984-12-21 ブドウ酒の品質改良法 Granted JPS61149078A (ja)

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JPS61149078A JPS61149078A (ja) 1986-07-07
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