JPH04304225A - 樹脂の製造方法 - Google Patents

樹脂の製造方法

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JPH04304225A
JPH04304225A JP9266391A JP9266391A JPH04304225A JP H04304225 A JPH04304225 A JP H04304225A JP 9266391 A JP9266391 A JP 9266391A JP 9266391 A JP9266391 A JP 9266391A JP H04304225 A JPH04304225 A JP H04304225A
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epoxy
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Kazuyuki Murata
和幸 村田
Hiromi Morita
博美 森田
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一郎 木村
Tomiyoshi Ishii
石井 富好
Masahiro Hamaguchi
昌弘 浜口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の封止又は積
層用の材料として有用な化合物、樹脂、樹脂組成物及び
その硬化物に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から電気・電子部品、特にICの封
止剤の分野では、エポキシ樹脂、フェノールノボラック
樹脂、硬化促進剤を主成分とした樹脂組成物が広く用い
られている。 【0003】しかし、近年のICにおける高密度・高集
積化は、封止剤に対して高耐熱化、低吸水化を要求する
ようになった。とりわけ、ICの高密度実装におけるハ
ンダ浴浸漬という苛酷な条件は、硬化物に対する高耐熱
化、低吸水化の要求をますます強めている。 【0004】しかし、従来の組成物においてエポキシ樹
脂として一般に用いられているクレゾールノボラック型
エポキシ樹脂では、ハンダ浴浸漬という苛酷な条件に対
して耐熱性の面で不充分である。又、耐熱性を有すると
して提案されている特開昭63−264622号公報記
載のフェノール性水酸基を有する芳香族アルデヒドとフ
ェノール類を縮合して得られるポリフェノールをエポキ
シ化したポリエポキシ化合物などでは硬化物の耐熱性の
向上は認められるものの、軟化点の上昇、あるいは溶融
粘度の上昇がみられ作業性を損なうという欠点を有し、
又、吸水率の面でもクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂には及ばない。 【0005】一方、硬化剤として一般に使用されている
フェノールノボラック樹脂は耐熱性の面で未だ不充分で
あり、低分子量体(2核体フェノールノボラック)を少
なくする試みがなされているものの、ますます苛酷にな
っていく条件下(例えば、ハンダ浴浸漬)では満足な結
果をもたらしていない。そこで耐熱性、低吸水性の硬化
物を与え、更に良好な作業性を兼ね備えた樹脂の開発が
待ち望まれている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このように
苛酷になっていく条件にも耐え得る、高耐熱性でしかも
低吸水性の硬化物を与える樹脂組成物及びその硬化物を
提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の相
反する2つの特性、高耐熱性、低吸水性を兼ね備えた樹
脂組成物の開発を目的に鋭意検討した結果、ナフトール
環を導入した特定の構造の化合物を使用することにより
上記目的を実現できることを見出だし本発明を完成する
に至った。 【0008】即ち、本発明は、(1)式[1]【000
9】 【化17】 【0010】(式中、Aは、式[A1]【0011】 【化18】 【0012】又は式[A2] 【0013】 【化19】 【0014】を、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アリ
ール基又はハロゲン原子を、XはH又は式[XE]【0
015】 【化20】 【0016】を示し、nは0〜10の値をとる。)で表
される樹脂、(2)式[2] 【0017】 【化21】 【0018】(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、
アリール基又はハロゲン原子を示す。)で表される化合
物、(3)式[3] 【0019】 【化22】 【0020】で表される化合物、(4)式[4]【00
21】 【化23】 【0022】で表される化合物、(5)式[5]【00
23】 【化24】 【0024】で表される化合物、(6)式[6]【00
25】 【化25】 【0026】(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、
アリール基又はハロゲン原子を示す。)で表されるエポ
キシ化合物、(7)式[7] 【0027】 【化26】 【0028】で表されるエポキシ化合物、(8)式[8
] 【0029】 【化27】 【0030】で表されるエポキシ化合物、(9)式[9
] 【0031】 【化28】 【0032】で表されるエポキシ化合物、(10)式[
10] 【0033】 【化29】 【0034】(式中、Rは、炭素数1〜4のアルキル基
、アリール基又はハロゲン原子を示す。)又は式[11
] 【0035】 【化30】 【0036】(式中、Rは前記と同じ意味を示す)で表
されるジメチロール化合物と式[12]【0037】 【化31】 【0038】で表されるジヒドロキシナフタレンとを反
応させて得られ、上記(1)の式[1]においてn=O
でX=Hの化合物を30重量%以上含む、上記(1)の
式[1]においてXがHである樹脂、 【0039】(11)上記(10)の樹脂を、式[13
] 【0040】 【化32】 【0041】(式中、Yはハロゲン原子を示す)で表さ
れるエピハロヒドリン化合物と反応させて得られ、上記
(1)の式[1]においてn=OでXが上記(1)の式
[XE]を示す化合物を30重量%以上含む、上記(1
)の式[1]においてXが上記(1)の式[XE]を示
す樹脂、 【0042】(12)エポキシ樹脂、硬化剤及び硬化促
進剤を含むエポキシ樹脂組成物において、(A)エポキ
シ樹脂として、上記(1)の式[1]においてXが上記
(1)の式[XE]を示す樹脂又は上記(11)の樹脂
を用い、及び/又は(B)硬化剤として、上記(1)の
式[1]においてXがHである樹脂又は上記(10)の
樹脂を用いる、エポキシ樹脂組成物、 【0043】(13)上記(12)のエポキシ樹脂組成
物の硬化物、に関するものである。 【0044】以下本発明を詳細に説明する。本発明の樹
脂は、上記式[1]で示されるが、式[1]においてn
=0の化合物を30重量%以上含むものが好ましく、特
に35重量%以上含むものが好ましい。上記式[1]中
のnの数は0〜10であり、好ましくは0〜5で、特に
好ましくは0〜2である。nの値が高すぎると粘度が増
し作業性を損なう。 【0045】Rにおいて、炭素数1〜4のアルキル基と
しては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基
が挙げられ、特にメチル基が好ましい。アリール基とし
ては、フェニル基、4−メチルフェニル基、2−メチル
フェニル基等が挙げられる。ハロゲン原子としては、塩
素原子、フッ素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げら
れるが、特に塩素原子、臭素原子が好ましい。 【0046】本発明の化合物及び樹脂のうち、特に好ま
しいものは、式[4]、[5]、[8]又は、[9]で
表される化合物及びこれを含んでなる樹脂である。特に
、上記(10)及び(11)の樹脂は、式[1]におい
てn=0の化合物の含有量が多く、分子量分布がシャー
プになるためナフトール環を有するにも拘らず溶融粘度
が低く作業性に優れ、又高耐熱性、低吸水性の硬化物を
与えることかできる。 【0047】本発明の化合物及び樹脂は、例えば、次の
ようにして製造することができる。即ち、式[10]あ
るいは[11]で表されるジメチロール化合物と式[1
2]で表されるジヒドロキシナフタレンとを酸触媒の存
在下に脱水縮合させることにより製造できる。式[10
]で表されるジメチロール化合物としては、4,6−ジ
メチロール−2−メチルフェノール、2,6−ジメチロ
ール−4−メチルフェノール、2,6−ジメチロール−
4−エチルフェノール、2,6−ジメチロール−4−n
−ブチルフェノール、2,6−ジメチロール−4−se
c−ブチルフェノール、2,6−ジメチロール−4−t
ert−ブチルフェノール、2,6−ジメチロール−4
−クロロフェノール、2,6−ジメチロール−4−ブロ
モフェノール、2,6−ジメチロール−4−フェニルフ
ェノール等が挙げられるが、特に、4,6−ジメチロー
ル−2−メチルフェノール、2,6−ジメチロール−4
−メチルフェノールが好ましい。 【0048】また、式[11]で表されるジメチロール
化合物としては、式[14] 【0049】 【化33】 【0050】で表される化合物であるオルソクレゾール
の2核体ジメチロール化合物が好適に用いられる。式[
12]で表されるジヒドロキシナフタレンとしては、1
,2−ジヒドロキシナフタレン、1,3−ジヒドロキシ
ナフタレン、1,4−ジヒドロキシナフタレン、1,5
−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフ
タレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジ
ヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキシナフタレ
ン、2,4−ジヒドロキシナフタレン、2,5−ジヒド
ロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、
2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,8−ジヒドロキ
シナフタレンが挙げられるが特に1,6−ジヒドロキシ
ナフタレン1,4−ジヒドロキシナフタレンが好ましい
。  これらは、単独でも2種類以上混合して用いても
良い。 【0051】酸触媒としては、塩酸、硫酸、リン酸、し
ゅう酸、p−トルエンスルホン酸等が使用でき、酸触媒
は式[10]あるいは[11]で表されるジメチロール
化合物の0.1 〜30重量%用いるのが好ましい。ま
た、ジヒドロキシナフタレンは式[10]あるいは[1
1]で表されるジメチロール化合物に対して2〜10モ
ル倍用いるのが好ましい。反応は、無溶媒でも、ベンゼ
ン、トルエン、メチルイソブチルケトン等の溶媒中でも
行うことができる。反応温度は、20〜150℃の範囲
が好ましい。反応終了後、使用した触媒を水洗等により
除去し、更に未反応物を溶媒抽出により除去した後、溶
媒を減圧下に除去することにより目的の樹脂(式[1]
においてXがHを示すもの)が得られる。 【0052】この様にして得られる樹脂は、式[1]に
おいてX=H、n=0の化合物を30重量%以上含むも
のが好ましく、特に35重量%以上含むものが好ましい
。 【0053】次に、このようにして得られた、式[1]
においてX=Hの樹脂に、式[13]で示されるエピハ
ロヒドリン化合物を塩基性化合物の存在下で反応させる
ことにより、(式[1]においてXが式[XE]を示す
樹脂が容易に得られる。前記式[13]において、Yで
表されるハロゲン原子としてCl、Br、I等が挙げら
れ、式[13]の化合物としては、具体的には、エピク
ロルヒドリン、エピブロムヒドリン、エピヨードヒドリ
ン等が挙げられ、これらの混合物を用いることもできる
が、工業的にはエピクロルヒドリンが好適に使用される
。 【0054】式[1]においてX=Hの樹脂とエピハロ
ヒドリン化合物の反応は、公知の方法により行うことが
できる。例えば、式[1]においてX=Hの樹脂と、そ
の水酸基当量に対して過剰モル量のエピハロヒドリン化
合物とをテトラメチルアンモニウムクロリド、テトラメ
チルアンモニウムブロミド、トリエチルアンモニウムク
ロリドなどの第4級アンモニウム塩または水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物など
の存在下で反応させ、第4級アンモニウム塩などを用い
た場合は開環付加反応の段階で反応が止まるので次いで
上記アルカリ金属水酸化物を加えて閉環反応させる。 【0055】また最初からアルカリ金属水酸化物を加え
て反応させる場合は、開環付加反応及び閉環反応を一気
に行わせる。エピハロヒドリン化合物の使用割合は、式
[1]においてX=Hの樹脂の水酸基1当量に対して通
常1〜50モル、好ましくは、3〜15モルの範囲であ
る。 【0056】又、この際、反応を円滑に行わせる為、メ
タノールなどのアルコール類、或いはアセトン、ジオキ
サン又はジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、ジ
メチルホルムアミドなどの非プロトン性極性溶媒を用い
ることができ、特にジメチルスルホキシドを用いること
が好ましい。 【0057】アルカリ金属水酸化物の使用量は、式[1
]においてX=Hの樹脂の水酸基当量1に対して通常0
.8〜1.5モル、好ましくは0.9〜1.3モルの範
囲であり、第4級アンモニウム塩を使用する場合その使
用量は、式[1]においてX=Hの樹脂の水酸基当量1
に対して通常0.001〜1.0モル、好ましくは0.
005〜0.5モルの範囲である。反応温度は通常30
〜130℃、好ましくは40〜120℃である。また反
応で生成した水を反応系外に除去しながら反応を進行さ
せることもできる。 【0058】反応終了後、副生した塩を水洗、濾過等に
より、除去することにより式 [1]においてXが式[
XE]を示すエポキシ樹脂が得られる。この様にして得
られるエポキシ樹脂は、式[1]においてn=0、Xが
式[XE]を示す化合物を30重量%以上含むものが好
ましく、特に35%以上含むものが好ましい。 【0059】以下、本発明のエポキシ樹脂組成物につい
て説明する。前記(12)のエポキシ樹脂組成物におい
て、上記(1)の式[1]においてXが式[XE]を示
す樹脂又は上記(11)の樹脂(以下、本発明のエポキ
シ樹脂という)は単独で又は、他のエポキシ樹脂と併用
して使用することができる。併用する場合、本発明のエ
ポキシ樹脂の全エポキシ樹脂中に占める割合は30重量
%以上が好ましく、特に40重量%以上が好ましい。 【0060】本発明のエポキシ樹脂と併用される他のエ
ポキシ樹脂としては、ノボラック型エポキシ樹脂、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式エ
ポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂等が挙げられる
が、ノボラック型エポキシ樹脂が耐熱性の点で特に有利
である。具体的には、クレゾールノボラック型エポキシ
樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、臭素化フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられるが
これらに限定されるものではない。これらは単独で用い
てもよく、2種以上併用してもよい。 【0061】前記(12)のエポキシ樹脂組成物におい
て、上記(1)の式[1]においてXがHである樹脂又
は上記(10)の樹脂(以下、本発明のノボラック型樹
脂という)は単独で又は、他の硬化剤と併用して使用す
ることができる。併用する場合、本発明のノボラック型
樹脂の全硬化剤中に占める割合は、30重量%以上が好
ましく、特に40重量%以上が好ましい。 【0062】本発明のノボラック型樹脂と併用される他
の硬化剤としては、例えば、脂肪族ポリアミン、芳香族
ポリアミン、ポリアミドポリアミン等のポリアミン系硬
化剤、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルテトラヒ
ドロフタル酸等の酸無水物系硬化剤、フェノールノボラ
ック、クレゾールノボラック等のフェノール系硬化剤、
三フッ化ホウ素等のルイス酸又はそれらの塩類、ジシア
ンジアミド類等の硬化剤等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。これらは単独で用いてもよく、
2種以上併用してもよい。 【0063】前記(12)のエポキシ樹脂組成物におい
て、エポキシ樹脂として本発明のエポキシ樹脂を用いる
場合、硬化剤としては、前記の他の硬化剤や本発明のノ
ボラック型樹脂を用いることができる。 【0064】又、前記のエポキシ樹脂組成物において、
硬化剤として本発明のノボラック型樹脂を用いる場合、
エホキシ樹脂としては、前記の他のエポキシ樹脂や本発
明のエポキシ樹脂を用いることができる。 【0065】本発明のエポキシ樹脂組成物において、硬
化剤の使用量は、エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対
して0.5〜1.5当量が好ましく特に0.6〜1.2
当量が好ましい。 【0066】硬化促進剤としては、2−メチルイミダゾ
ール、2−エチルイミダゾール等の、イミダゾール系化
合物、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール等の第
3アミン系化合物、トリフェニルホスフィン化合物等が
挙げられ、公知の種々の硬化剤促進剤が使用でき、特に
限定されるものではない。硬化促進剤の使用量はエポキ
シ樹脂100重量部に対して0.01〜15重量部の範
囲が好ましく、特に、0.1〜10重量部の範囲が好ま
しい。 【0067】本発明のエポキシ樹脂組成物には、さらに
必要に応じて公知の添加剤を配合することができ、添加
剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、タルク、ガラ
ス繊維等の無機充填剤、シランカップリング剤のような
充填剤の表面処理剤、離型剤、顔料等が挙げられる。 【0068】本発明のエポキシ樹脂組成物は、各成分を
均一に混合することにより得られ、通常130〜170
℃の温度で30〜300秒の範囲で予備硬化し、さらに
150〜200℃の温度で2〜8時間、後硬化すること
により充分な硬化反応が進行し、本発明の硬化物が得ら
れる。 【0069】こうして得られる硬化物は、耐熱性を保持
しながら、低吸水性を有するという二つの特性を兼ね備
えた優れた性能を有する。従って、本発明の上記化合物
又は樹脂は、耐熱性、低吸水性の要求される広範な分野
で、エポキシ樹脂として、あるいは、硬化剤として用い
ることができる。具体的には、絶縁材料、積層板、封止
材料等あらゆる電気・電子材料の配合成分として有用で
ある。又、成形材料、複合材料等の分野に用いることも
できる。 【0070】エポキシ樹脂成分、硬化剤成分の両方に本
発明エポキシ樹脂と本発明のノボラック型樹脂を用いる
ことによりその効果は倍増する。さらに、本発明の樹脂
は、ナフトール環を有するにも拘らず軟化点が低く抑え
られているためトランスファー成型等、従来通りの手法
を用いることができ作業性も良好である。 【0071】 【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。 【0072】実施例1.4−メチルフェノール162g
(1.5モル)、パラホルムアルデヒド90g及び水1
00mlを温度計、冷却管、滴下ロート及び攪拌機を付
けたフラスコに仕込み、窒素を吹き込みながら攪拌した
。室温下、15%水酸化ナトリウム水溶液120g(水
酸化ナトリウムとして0.45モル)を発熱に注意しな
がら液温が50℃を越えないようにゆっくり滴下した。 【0073】その後、水浴中で50℃まで加熱し、10
時間反応させた。反応終了後、水300mlを加え室温
まで冷却し発熱に注意しながら10%塩酸水溶液で中和
し、その後析出した結晶を濾取した。濾液のpHが6〜
7になるまで洗浄し、減圧下(10mmHg)50℃で
乾燥し、白色結晶の2,6−ジメチロール−4−メチル
フェノール(AM)202gを得た。 【0074】こうして得られた白色結晶(AM)168
gを温度計、冷却管、及び攪拌機を付けたフラスコに仕
込み、1,6−ジヒドロキシナフタレン640g及びメ
チルイソブチルケトン1000mlを加えて窒素雰囲気
下、室温で攪拌した。そして、p−トルエンスルホン酸
1.7gを発熱に注意しながら液温が50℃を越えない
ようにゆっくり滴下した。添加後、水浴中で50℃まで
加温し2時間反応させた後、分液ロートに移し水洗した
。 【0075】洗浄水が、中性を示すまで水洗後、更に水
/メタノール溶液(水/メタノール=60/40(重量
%))により未反応のジヒドロキシナフタレンを抽出し
た後、有機層から溶媒及び未反応物を減圧下に除去する
ことにより本発明の樹脂(A−1)430gを得た。生
成物(A−1)の軟化温度(JIS  K2425  
環球法)は115℃で水酸基当量(g/mol)は88
であった。 【0076】実施例2.実施例1において1,6−ジヒ
ドロキシナフタレンの使用量を400gとした以外は実
施例1と同様の操作により生成物(A−2)438gを
得た。生成物(A−2)の軟化温度は118℃で水酸基
当量(g/mol)は86であった。 【0077】実施例3.実施例1において1,6−ジヒ
ドロキシナフタレンの代わりに1,4−ジヒドロキシナ
フタレン640gを用いた以外は実施例1と同様の操作
により生成物■(A−3)426gを得た。生成物(A
−3)の軟化温度は120℃で水酸基当量(g/mol
)は89であった。 【0078】実施例4.4−t−ブチルフェノール22
5g(1.5モル)、パラホルムアルデヒド90g及び
水100mlを温度計、冷却管、滴下ロート及び攪拌機
を付けた1リットルのフラスコに仕込み、窒素を吹き込
みながら攪拌した。室温下、15%水酸化ナトリウム水
溶液120g(水酸化ナトリウムとして0.45モル)
を発熱に注意しながら液温が50℃を越えないようにゆ
っくり滴下した。 【0079】その後、水浴中で50℃まで加熱し、10
時間反応させた。反応終了後、水300mlを加え室温
まで冷却し発熱に注意しながら10%塩酸水溶液で中和
した。クロロホルムを500ml加えて油層を分離し、
水/メタノール溶液(水/メタノール=80/20(重
量%))にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウムを加えて
乾燥した。その後減圧下でクロロホルムを除去し粘稠な
液体として2,6−ジメチロール−4−t−ブチルフェ
ノール(AB)285g(純度85%)を得た。 【0080】こうして得られた2,6−ジメチロール4
−t−ブチルフェノール(AB)247gを温度計、冷
却管、及び攪拌機を付けたフラスコに仕込み、1,6−
ジヒドロキシナフタレン640g及びメチルイソブチル
ケトン1000mlを加えて窒素雰囲気下、室温で攪拌
した。そして、p−トルエンスルホン酸1.7gを発熱
に注意しながら液温が50℃を越えないようにゆっくり
滴下した。添加後、水浴中で50℃まで加温し2時間反
応させた後、分液ロートに移し水洗した。 【0081】洗浄水が、中性を示すまで水洗後、更に水
/メタノール溶液(水/メタノール=60/40(重量
%))により未反応のジヒドロキシナフタレンを抽出し
た後、有機層から溶媒及び未反応物を減圧下に除去する
ことにより本発明の樹脂(A−4)480gを得た。生
成物(A−4)の軟化温度(JIS  K2425  
環球法)は105℃で水酸基当量(g/mol)は10
1であった。 【0082】実施例5.実施例4において1,6−ジヒ
ドロキシナフタレンの代わりに1,4−ジヒドロキシナ
フタレン640gを用いた以外は実施例4と同様の操作
により生成物■(A−5)476gを得た。生成物(A
−5)の軟化温度は102℃で水酸基当量(g/mol
)は99であった。 【0083】実施例6.実施例1において2,6−ジメ
チロール−4−メチルフェノールの代りに2,6−ジメ
チロール4−クロロフェノール(AC)189gを用い
た以外は、実施例1と同様にして生成物(A−6)46
0gを得た。生成物(A−6)の軟化温度(JIS  
K2425  環球法)は116℃で水酸基当量(g/
mol)は93であった。 【0084】実施例7.実施例6において1,6−ジヒ
ドロキシナフタレンの代わりに1,4−ジヒドロキシナ
フタレン640gを用いた以外は実施例6と同様の操作
により生成物■(A−7)472gを得た。生成物(A
−7)の軟化温度は117℃で水酸基当量(g/mol
)は95であった。 【0085】実施例8.実施例1において2,6−ジメ
チロール4−メチルフェノールの代りに2,6−ジメチ
ロール4−フェニルフェノール(AP)295g(純度
78%)を用いた以外は、実施例1と同様にして生成物
(A−8)508gを得た。生成物(A−8)の軟化温
度(JIS  K2425  環球法)は125℃で水
酸基当量(g/mol)は104であった。 【0086】実施例9.実施例8において1,6−ジヒ
ドロキシナフタレンの代わりに1,4−ジヒドロキシナ
フタレン640gを用いた以外は実施例8と同様の操作
により生成物■(A−9)472gを得た。生成物(A
−9)の軟化温度は128℃で水酸基当量(g/mol
)は105であった。 【0087】実施例10.オルソクレゾール162g(
1.5モル)、パラホルムアルデヒド90g及び水10
0mlを温度計、冷却管、滴下ロート及び攪拌機を付け
た1リットルのフラスコに仕込み、窒素を吹き込みなが
ら攪拌した。室温下、15%水酸化ナトリウム水溶液5
0g(水酸化ナトリウムとして0.19モル)を発熱に
注意しながら液温が50℃を越えないようにゆっくり滴
下した。その後、水浴中で50℃まで加熱し、10時間
反応させた。反応終了後、水300mlを加え室温まで
冷却し発熱に注意しながら10%塩酸水溶液で中和し、
その後析出した結晶を濾取した。濾液のpHが6〜7に
なるまで洗浄し、減圧下(10mmHg)50℃で乾燥
し、白色結晶(式[14]の化合物)(AO)197g
を得た。 【0088】こうして得られた白色結晶(AO)197
gを温度計、冷却管、及び攪拌機を付けたフラスコに仕
込み、1,6−ジヒドロキシナフタレン450g及びメ
チルイソブチルケトン500mlを加えて窒素雰囲気下
、室温で攪拌した。そして、p−トルエンスルホン酸2
gを発熱に注意しながら液温が50℃を越えないように
ゆっくり滴下した。 【0089】添加後、水浴中で50℃まで加温し2時間
反応させた後、分液ロートに移し水洗した。洗浄水が、
中性を示すまで水洗後、更に水/メタノール溶液(水/
メタノール=60/40(重量%))により未反応のジ
ヒドロキシナフタレンを抽出した後、有機層から溶媒及
び未反応物を減圧下に除去することにより、本発明の樹
脂(A−10)388gを得た。生成物(A−10)の
軟化温度(JIS  K2425  環球法)は96℃
で水酸基当量(g/mol)は99であった。 【0090】実施例11.実施例10において1,6−
ジヒドロキシナフタレンの使用量を281gとした以外
は実施例10と同様の操作により生成物(A−11)3
93gを得た。生成物(A−11)の軟化温度は108
℃で水酸基当量(g/mol)は97であった。 【0091】実施例12.実施例10において1,6−
ジヒドロキシナフタレンの代わりに1,4−ジヒドロキ
シナフタレン450gを用いた以外は実施例10と同様
の操作により生成物(A−12)385gを得た。生成
物(A−12)の軟化温度は107℃で水酸基当量(g
/mol)は96であった。 【0092】実施例13.実施例12において1,4−
ジヒドロキシナフタレンの使用量を281gとした以外
は実施例12と同様の操作により生成物(A−13)3
79gを得た。生成物(A−13)の軟化温度は110
℃で水酸基当量(g/mol)は99であった。 【0093】分析例1.実施例1〜9で得られた本発明
の樹脂である生成物(A−1)〜(A−9)についてG
PC分析を行い、式[2]で表される化合物のものと思
われるピークを分取し、マススペクトル(FAB−MS
)によって分析した。その結果、生成物(A−1)〜(
A−3)についてはM+ 452、生成物(A−4)、
(A−5)についてはM+ 494、生成物(A−6)
、(A−7)についてはM+ 472と474、生成物
(A−8)、(A−9)についてはM+ 514が得ら
れた。 【0094】また同様に、実施例10〜13で得られた
生成物(A−10)〜(A−13)については式〔5〕
の化合物と思われるピークを分取しマススペクトルによ
って分析した所、M+ 572が得られた。従って、実
施例1〜13で得られた生成物(A−1)〜(A−13
)中には、各々第1〜2表に示すような含有量で式[2
]あるいは式[5]で表される化合物が含まれることが
確認された。 【0095】尚、GPC分析条件は、次のとおり。 GPC装置:島津製作所      (カラム:TSK
−G−3000XL(1本)+TSK−G−2000X
L(2本))溶媒:テトラヒドロフラン    1ml
/min検出:UV(254nm) 【0096】                          
       第1表               
   生成物中に含まれる使途[2]で表される化合物
生成物                構造式   
       (分子量)      含有量(重量%
)(A−1)      下記式[15]      
  (452)          55(A−2) 
     下記式[15]        (452)
          45(A−3)      下記
式[16]        (452)       
   53(A−4)      下記式[17]  
      (494)          52(A
−5)      下記式[18]        (
494)          50(A−6)    
  下記式[19]      (472.5)   
     56(A−7)      下記式[20]
      (472.5)        53(A
−8)      下記式[21]        (
514)          54(A−9)    
  下記式[22]        (514)   
       52【0097】 【化34】 【0098】 【化35】 【0099】 【化36】 【0100】 【化37】 【0101】 【化38】 【0102】 【化39】 【0103】 【化40】 【0104】 【化41】 【0105】                          
       第2表               
 生成物中に含まれる式[5]で表される化合物生成物
                構造式      
    (分子量)      含有量(重量%)(A
−10)    下記式[23]        (5
72)          52(A−11)    
下記式[23]        (572)     
     43(A−12)    下記式[24] 
       (572)          53(
A−13)    下記式[24]        (
572)          42【0106】 【化42】 【0107】 【化43】 【0108】実施例14.温度計、攪拌装置、滴下ロー
ト及び生成水分離装置のついた1リットルの反応器に実
施例1で得た生成物(A−1)(水酸基当量(g/mo
l)88)176g及びエピクロルヒドリン920gを
仕込み窒素置換を行った後、48%水酸化ナトリウム水
溶液170gを5時間かけて滴下した。滴下中は反応温
度60℃、圧力100〜150mmHgの条件下で生成
水及び水酸化ナトリウム水溶液の水をエピクロルヒドリ
ンとの共沸により連続的に反応系外に除去し、エピクロ
ルヒドリンは系内に戻した。 【0109】ついで過剰の未反応エピクロルヒドリンを
減圧下に回収した後、メチルイソブチルケトン1000
mlを加え水層が中性を示すまで水洗した。有機層から
メチルイソブチルケトンを減圧下に除去し、その後再び
メチルイソブチルケトンを400g加え再溶解した。得
られたメチルイソブチルケトン溶液に20%水酸化ナト
リウム水溶液40gを加え反応温度70℃で2時間反応
した。 【0110】反応終了後、水層が中性を示すまで水で洗
浄し、油層からメチルイソブチルケトンを減圧下に除去
し、淡黄色の固体(B−1)285gを得た。本発明の
エポキシ樹脂である生成物(B−1)の軟化温度(JI
S  K2425)は88℃でエポキシ当量(g/mo
l)は149であった。 【0111】実施例15.温度計、攪拌装置及び滴下ロ
ートの付いた反応器に実施例1で得た生成物(A−1)
(水酸基当量(g/mol)88)176g、エピクロ
ルヒドリン920g及びジメチルスルホキシド460g
を仕込み窒素置換を行った後、30℃の水浴中にて水酸
化ナトリウム80gを徐々に加えた。発熱に注意しなが
ら30℃にて5時間、50℃にて2時間、さらに70℃
にて1時間反応を行った。ついで水を加えて水層が中性
を示すまで洗浄した。その後油層からエピクロルヒドリ
ン及びジメチルスルホキシドを減圧下に除去した。 【0112】次にメチルイソブチルケトンを400g加
え再溶解した。得られたメチルイソブチルケトン溶液に
20%水酸化ナトリウム水溶液40gを加えて反応温度
70℃で2時間反応した。反応終了後、水層が中性を示
すまで水で洗浄し、油層からメチルイソブチルケトンを
減圧下に除去し、淡黄色の固体(B−2)280gを得
た。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−2)の軟
化温度は90℃でエポキシ当量(g/mol)は148
であった。 【0113】実施例16.生成物(A−1)の代わりに
実施例2で得た生成物(A−2)(水酸基当量■(g/
mol)86)172gを用いた以外は実施例14と同
様にして反応を行い生成物(B−3)307gを得た。 本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−3)の軟化温
度は86℃でエポキシ当量(g/mol)は149であ
った。 【0114】実施例17.生成物(A−1)の代わりに
実施例3で得た生成物(A−3)(水酸基当量■(g/
mol)89)178gを用いた以外は実施例14と同
様にして反応を行い生成物(B−4)298gを得た。 本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−4)の軟化温
度は91℃でエポキシ当量(g/mol)は150であ
った。 【0115】実施例18.生成物(A−1)の代わりに
実施例4で得た生成物(A−4)(水酸基当量■(g/
mol)101)202gを用いた以外は実施例14と
同様にして反応を行い生成物(B−5)305gを得た
。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−5)の軟化
温度は92℃でエポキシ当量(g/mol)は157で
あった。 【0116】実施例19.生成物(A−1)の代わりに
実施例5で得た生成物(A−5)(水酸基当量■(g/
mol)99)198gを用いた以外は実施例14と同
様にして反応を行い生成物(B−6)303gを得た。 本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−6)の軟化温
度は90℃でエポキシ当量(g/mol)は156であ
った。 【0117】実施例20.生成物(A−1)の代わりに
実施例6で得た生成物(A−6)(水酸基当量■(g/
mol)93)186gを用いた以外は実施例14と同
様にして反応を行い生成物(B−7)280gを得た。 本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−7)の軟化温
度は97℃でエポキシ当量(g/mol)は155であ
った。 【0118】実施例21.生成物(A−1)の代わりに
実施例7で得た生成物(A−7)(水酸基当量■(g/
mol)95)190gを用いた以外は実施例14と同
様にして反応を行い生成物(B−8)277gを得た。 本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−8)の軟化温
度は96℃でエポキシ当量(g/mol)は158であ
った。 【0119】実施例22.生成物(A−1)の代わりに
実施例8で得た生成物(A−8)(水酸基当量■(g/
mol)104)208gを用いた以外は実施例14と
同様にして反応を行い生成物(B−9)308gを得た
。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−9)の軟化
温度は99℃でエポキシ当量(g/mol)は163で
あった。 【0120】実施例23.生成物(A−1)の代わりに
実施例9で得た生成物(A−9)(水酸基当量(g/m
ol)105)210gを用いた以外は実施例14と同
様にして反応を行い生成物(B−10)299gを得た
。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−10)の軟
化温度は101℃でエポキシ当量(g/mol)は16
4であった。 【0121】実施例24.生成物(A−1)の代わりに
実施例10で得た生成物(A−10)(水酸基当量(g
/mol)96)192gを用いた以外は実施例14と
同様にして反応を行い生成物(B−11)294gを得
た。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−11)の
軟化温度は89℃でエポキシ当量(g/mol)は15
7であった。 【0122】実施例25.生成物(A−1)の代わりに
実施例11で得た生成物(A−11)(水酸基当量(g
/mol)97)194gを用いた以外は実施例14と
同様にして反応を行い生成物(B−12)290gを得
た。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−12)の
軟化温度は88℃でエポキシ当量(g/mol)は15
5であった。 【0123】実施例26.生成物(A−1)の代わりに
実施例12で得た生成物(A−12)(水酸基当量(g
/mol)96)192gを用いた以外は実施例14と
同様にして反応を行い生成物(B−13)292gを得
た。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−13)の
軟化温度は90℃でエポキシ当量(g/mol)は15
6であった。 【0124】実施例27.生成物(A−1)の代わりに
実施例13で得た生成物(A−13)(水酸基当量(g
/mol)99)198gを用いた以外は実施例14と
同様にして反応を行い生成物(B−14)294gを得
た。本発明のエポキシ樹脂である生成物(B−14)の
軟化温度は91℃でエポキシ当量(g/mol)は15
4であった。 【0125】分析例2.実施例14〜27で得られた生
成物(B−1)〜(B−14)について分析例1と同様
にGPC分析を行い、式[6]あるいは式[9]で表さ
れる化合物のものと思われるピークを分取し、マススペ
クトル(FAB−MS)によって分析した。その結果、
生成物(B−1)〜(B−4)についてはM+ 732
、生成物(B−5)、(B−6)についてはM+774
、生成物(B−7)、(B−8)についてはM+ 75
2と754、及び生成物(B−9)、(B−10)につ
いてはM+ 794が、生成物(B−11)〜(B−1
4)についてはM+ 908が得られた。従って、実施
例14〜27で得られた生成物(B−1)〜(B−14
)中には、各々第3−4表に示すような含有量で式[6
]あるいは式[9]で表される化合物が含まれることが
確認された。 【0126】                          
       第3表               
     生成物中に含まれる式[6]で表される化合
物生成物                    構
造式        (分子量)      含有量(
重量%)(B−1)        下記式[25] 
       (732)          49(
B−2)        下記式[25]      
  (732)          48(B−3) 
       下記式[25]        (73
2)          38(B−4)      
  下記式[26]        (732)   
       47(B−5)        下記式
[27]        (774)        
  45(B−6)        下記式[28] 
       (774)          44(
B−7)        下記式[29]      
(752.5)        48(B−8)   
     下記式[30]      (752.5)
        46(B−9)        下記
式[31]        (794)       
   45(B−10)      下記式[32] 
       (794)          42【
0127】 【化44】 【0128】 【化45】 【0129】 【化46】 【0130】 【化47】 【0131】 【化48】 【0132】 【化49】 【0133】 【化50】 【0134】 【化51】 【0135】                          
       第4表               
 生成物中に含まれる式[9]で表される化合物  生
成物                  構造式  
        (分子量)      含有量(重量
%)(B−11)      下記式[33]    
    (908)          46  (B
−12)      下記式[33]        
(908)          38  (B−13)
      下記式[34]        (908
)          47  (B−14)    
  下記式[34]        (908)   
       36  【0136】 【化52】 【0137】 【化53】 【0138】なお、生成物(A−1)〜(B−14)の
nの値(平均値)(式[1]における)は次のとおりで
ある。     生成物        nの値       
         生成物        nの値  
(A−1)      0.5           
   (B−1)      0.5    (A−2
)      0.8              (
B−2)      0.5    (A−3)   
   0.6              (B−3)
      0.8    (A−4)      0
.7              (B−4)    
  0.6    (A−5)      0.9  
            (B−5)      0.
7    (A−6)      0.7      
        (B−6)      0.9   
 (A−7)      0.8          
    (B−7)      0.7    (A−
8)      0.6              
(B−8)      0.8    (A−9)  
    0.9              (B−9
)      0.6    (A−10)    0
.9              (B−10)   
 0.9    (A−11)    1.1    
          (B−11)    0.9  
  (A−12)    1.0          
    (B−12)    1.1    (A−1
3)    1.2              (B
−13)    1.0              
                         
 (B−14)    1.2  【0139】応用実
施例1〜13.硬化剤として実施例1〜13で得られた
生成物(A−1)〜(A−13)を、エポキシ樹脂とし
てクレゾールノボラック型エポキシ樹脂EOCN−10
20を用い、2−メチルイミダゾール(2MZ)を硬化
促進剤とし、これらを第5表に示す割合で配合した組成
物を70〜80℃で15分間ロール混練した。これを冷
却後、粉砕、タブレット化し、更にトランスファー成型
機により成型後、160℃で2時間予備硬化して、18
0℃で8時間、後硬化を行って硬化物(試験片)を得た
。この硬化物のガラス転移温度(Tg)及び吸水率を測
定した。硬化物の評価結果を第5表に示した。 【0140】応用実施例14〜26.硬化剤として市販
フェノールノボラック樹脂(PN(H−1))を、エポ
キシ樹脂として実施例14〜27で得られた生成物(B
−1)〜(B−14)を用い、2−メチルイミダゾール
(2MZ)を硬化促進剤とし、これらを第6表に示す割
合で配合し、以下応用実施例1〜13と同様にして試験
を行った。硬化物の評価結果を第6表に示した。 【0141】応用実施例27〜35.硬化剤として実施
例1〜13で得られた生成物を、エポキシ樹脂として実
施例14〜27で得られた生成物を用い、2−メチルイ
ミダゾール(2MZ)を硬化促進剤とし、これらを第7
表に示す割合で配合し、以下応用実施例1〜13と同様
にして試験を行った。硬化物の評価結果を第7表に示し
た。 【0142】応用比較例1〜3.第8表に示す割合で市
販の硬化剤としてフェノールノボラック樹脂(PN■(
H−1))をエポキシ樹脂としてクレゾールノボラック
型エポキシ樹脂(EOCN1020)、芳香族アルデヒ
ドとフェノールを縮合して得られるポリフェノールのポ
リエポキシ化合物(EPPN502)、ビスフェノール
型エポキシ樹脂(エポミックR301)を用い、硬化促
進剤を配合し、応用実施例1〜13と同様の操作により
硬化物の評価を行った。その評価結果を第8表に示した
。 【0143】なお、ガラス転移温度及び吸水率の測定装
置及び測定条件は以下の通り。   ガラス転移温度(℃)    :熱機械測定装置(
TMA)真空理工(株)              
              TM−7000  昇温
速度  2℃/min   吸水率(%)      
      :試  験  片      直径   
 50                      
        (硬化物)      厚さ    
  3    円板                
            条      件     
 100℃の水中で20時間            
                         
       煮沸した後の重量増加量       
                         
                    (重量%)
【0144】                          
     第5表(1)              
                        応
用実施例                     
             1        2  
      3        4         
     生成物(A−1)    88      
        生成物(A−2)         
     86硬化剤        生成物(A−3
)                        
89              生成物(A−4) 
                         
        101              
生成物(A−5)              生成物
(A−6)              生成物(A−
7)エポキシ樹脂  EOCN−1020    20
0    200    200      200硬
化促進剤(2MZ)            2.0 
   2.0    2.0      2.0ガラス
転移温度(℃)            190   
 188    187      181吸水率  
  (%)                0.8 
   0.9    0.8      0.9【01
45】                          
     第5表(2)              
                        応
用実施例                     
             5        6  
      7              生成物(
A−1)              生成物(A−2
)硬化剤        生成物(A−3)     
         生成物(A−4)        
      生成物(A−5)    99     
         生成物(A−6)        
      93              生成物
(A−7)                    
    95エポキシ樹脂  EOCN−1020  
  200    200    200硬化促進剤(
2MZ)            2.0    2.
0    2.0ガラス転移温度(℃)       
     180    183    181吸水率
    (%)                0.
9    0.8    0.9 【0146】                          
     第5表(3)              
                         
     応用実施例               
                       8 
         9          10   
           生成物(A−8)      
104              生成物(A−9)
                  105硬化剤 
       生成物(A−10)         
                     96  
            生成物(A−11)    
          生成物(A−12)      
        生成物(A−13)エポキシ樹脂  
EOCN−1020        200     
 200      200硬化促進剤(2MZ)  
              2.0      2.
0      2.0ガラス転移温度(℃)     
           192      188  
    188吸水率    (%)        
            0.8      0.8 
     0.8 【0147】                          
     第5表(4)              
                         
     応用実施例               
                       11
        12        13     
         生成物(A−8)        
      生成物(A−9)硬化剤        
生成物(A−10)              生成
物(A−11)      97          
    生成物(A−12)            
      96              生成物
(A−13)                   
             99エポキシ樹脂  EO
CN−1020        200      2
00        200硬化促進剤(2MZ)  
              2.0      2.
0        2.0ガラス転移温度(℃)   
             186      187
        186吸水率    (%)    
                0.9      
0.9        0.9【0148】                          
     第6表(1)              
                         
     応用実施例               
                       14
      15      16      17 
                 生成物(B−1)
    148                  
生成物(B−3)              149
                  生成物(B−4
)                        
150エポキシ樹脂      生成物(B−5)  
                         
     157                 
 生成物(B−6)                
  生成物(B−7)               
   生成物(B−8)硬化剤           
 PN  (H−1)  106      106 
   106  106硬化促進剤(2MZ)    
            1.5      1.5 
   1.5  1.6ガラス転移温度(℃)    
            188      186 
   182  179吸水率  (%)      
                0.8      
0.8    0.9  0.9 【0149】                          
     第6表(2)              
                         
     応用実施例               
                       18
        19        20     
             生成物(B−1)    
              生成物(B−3)   
               生成物(B−4)エポ
キシ樹脂      生成物(B−5)       
           生成物(B−6)    15
6                  生成物(B−
7)                155    
              生成物(B−8)   
                         
158硬化剤            PN  (H−
1)    106      106      1
06硬化促進剤(2MZ)             
     1.6      1.6      1.
6ガラス転移温度(℃)              
    180      184      182
吸水率  (%)                 
       0.9      0.8      
0.8 【0150】                          
     第6表(3)              
                         
       応用実施例             
                         
  21        22        23 
                 生成物(B−9)
    163                  
生成物(B−10)              16
4                  生成物(B−
11)                      
    157エポキシ樹脂      生成物(B−
12)                  生成物(
B−13)                  生成
物(B−14)硬化剤            PN 
 (H−1)    106      106   
   106硬化促進剤(2MZ)         
         1.6      1.6    
  1.6ガラス転移温度(℃)          
        186      185     
 188吸水率  (%)             
           0.9      0.9  
    0.8 【0151】                          
     第6表(4)              
                      応用実
施例                       
                 24      
  25        26           
       生成物(B−9)          
        生成物(B−10)        
          生成物(B−11)エポキシ樹脂
      生成物(B−12)  155     
             生成物(B−13)   
           156           
       生成物(B−14)         
                 155硬化剤  
          PN  (H−1)    10
6      106      106硬化促進剤(
2MZ)                  1.6
      1.6      1.6ガラス転移温度
(℃)                  187 
     183      182吸水率  (%)
                        0
.9      0.9      0.9【0152
】                          
     第7表(1)              
                         
     応用実施例               
                       27
        28        29     
             生成物(B−1)    
148                  生成物(
B−3)                149  
                生成物(B−4) 
                         
  150エポキシ樹脂      生成物(B−6)
                  生成物(B−8
)────────────────────────
────────────             
     生成物(A−1)      88    
              生成物(A−2)   
               86        
          生成物(A−3)       
                       89
硬化剤            生成物(A−5)  
                生成物(A−7) 
                 生成物(A−11
)硬化促進剤(2MZ)              
    1.5      1.5      1.5
ガラス転移温度(℃)               
   192      193      189吸
水率  (%)                  
      0.7      0.7      0
.8 【0153】                          
     第7表(2)              
                         
     応用実施例               
                       30
        31        32     
             生成物(B−1)    
              生成物(B−3)   
               生成物(B−4)エポ
キシ樹脂      生成物(B−6)    156
                  生成物(B−8
)              158───────
─────────────────────────
────                  生成物
(A−1)                  生成
物(A−2)                  生
成物(A−3)硬化剤            生成物
(A−5)      99            
      生成物(A−7)           
     95                  
生成物(A−11)                
            97硬化促進剤(2MZ) 
                 1.6     
 1.6      1.6ガラス転移温度(℃)  
                186      
188      184吸水率  (%)     
                   0.8   
   0.9      0.8 【0154】                          
     第7表(3)              
                         
     応用実施例               
                       33
        34        35     
             生成物(B−9)    
148エポキシ樹脂      生成物(B−11) 
           149           
       生成物(B−13)         
                 150─────
─────────────────────────
──────                  生
成物(A−8)    88硬化剤         
   生成物(A−10)             
 86                  生成物(
A−12)                    
        89硬化促進剤(2MZ)     
             1.5      1.5
      1.5ガラス転移温度(℃)      
            194      192 
     188吸水率  (%)         
               0.8      0
.7      0.7【0155】                          
       第8表               
                         
    応用比較例                
                        1
          2          3   
             EOCN−1020   
 200エポキシ樹脂    EPPN−502   
               168       
         エポミックR−301      
                    470硬化
剤          PN−  (H−1)    
106      106      106硬化促進
剤(2MZ)                  2
.0      1.7      4.7ガラス転移
温度(℃)                  16
2      177      125吸水率  (
%)                       
 1.4      2.0      1.2 【0156】尚、配合した市販の樹脂は次のとおり。 PN (H−1)  :  (日本化薬製)  フェノ
ールノボラック樹脂              水酸
基当量(g/mol)106            
  軟化温度                85℃
 EOCN−1020:  (日本化薬製)クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂             
 エポキシ当量(g/mol)200        
      軟化温度               
 65℃【0157】 エホ゜ミック R−301 :(三井石油化学エポキシ
製)              ビスフェノールA型
エポキシ樹脂              エポキシ当
量(g/mol)470              
軟化温度  68℃EPPN502   :(日本化薬
製)    ポリエポキシ化合物          
    エポキシ当量(g/mol)168     
         軟化温度            
    70℃【0158】 【発明の効果】本発明の樹脂は、軟化温度が低く抑えら
れ、作業性に優れている。また、これを用いて得られる
硬化物は、耐熱性の指標であるガラス転移温度、熱変形
温度が高くしかも吸水率を従来の樹脂に比べて低くする
ことができる。従って、本発明の樹脂は、近年の高耐熱
、低吸水性の要求に充分応えることができ、この性能を
利用して広範な分野、具体的には、電子部品の封止材料
、成形材料または積層用の材料として極めて有用である

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式[1] 【化1】 (式中、Aは、式[A1] 【化2】 又は式[A2] 【化3】 を、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アリール基又はハ
    ロゲン原子を、XはH又は式[XE] 【化4】 を示し、nは0〜10の値をとる。)で表される樹脂。
  2. 【請求項2】式[2] 【化5】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アリール基又
    はハロゲン原子を示す。)で表される化合物。
  3. 【請求項3】式[3] 【化6】 で表される化合物。
  4. 【請求項4】式[4] 【化7】 で表される化合物。
  5. 【請求項5】式[5] 【化8】 で表される化合物。
  6. 【請求項6】式[6] 【化9】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アリール基又
    はハロゲン原子を示す。)で表されるエポキシ化合物。
  7. 【請求項7】式[7] 【化10】 で表されるエポキシ化合物。
  8. 【請求項8】式[8] 【化11】 で表されるエポキシ化合物。
  9. 【請求項9】式[9] 【化12】 で表されるエポキシ化合物。
  10. 【請求項10】式[10] 【化13】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、アリール基又
    はハロゲン原子を示す。又は式[11]【化14】 (式中、Rは前記と同じ意味ヲ示す)で表されるジメチ
    ロール化合物と式[12] 【化15】 で表されるジヒドロキシナフタレンとを反応させて得ら
    れ、請求項1の式[1]においてn=OでX=Hの化合
    物を30重量%以上含む、請求項1の式[1]において
    XがHである樹脂。
  11. 【請求項11】請求項10の樹脂を、式[13]【化1
    6】 (式中、Yはハロゲン原子を示す)で表されるエピハロ
    ヒドリン化合物と反応させて得られ、請求項1の式[1
    ]においてn=OでXが請求項1の式[XE]を示す化
    合物を30重量%以上含む、請求項1の式[1]におい
    てXが請求項1の式[XE]を示す樹脂。
  12. 【請求項12】エポキシ樹脂、硬化剤及び硬化促進剤を
    含むエポキシ樹脂組成物において、(A)エポキシ樹脂
    として、請求項1の式[1]においてXが請求項1の式
    [XE]を示す樹脂又は請求項11の樹脂を用い、及び
    /又は(B)硬化剤として、請求項1の式[1]におい
    てXがHである樹脂又は請求項10の樹脂を用いる、エ
    ポキシ樹脂組成物。
  13. 【請求項13】請求項12のエポキシ樹脂組成物の硬化
    物。
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