JPH04304353A - ▲r▼値の優れた耐食性熱間圧延鋼板の製造方法 - Google Patents
▲r▼値の優れた耐食性熱間圧延鋼板の製造方法Info
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- JPH04304353A JPH04304353A JP8921491A JP8921491A JPH04304353A JP H04304353 A JPH04304353 A JP H04304353A JP 8921491 A JP8921491 A JP 8921491A JP 8921491 A JP8921491 A JP 8921491A JP H04304353 A JPH04304353 A JP H04304353A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜鉛、アルミニウム、
鉛等の単一金属或いはその合金のめっきを生産性良く、
経済的に施した▲r▼値の優れた加工用耐食性熱間圧延
鋼板の製造方法に関するものである。
鉛等の単一金属或いはその合金のめっきを生産性良く、
経済的に施した▲r▼値の優れた加工用耐食性熱間圧延
鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間圧延鋼板等に亜鉛等の金属を
めっきするには、熱間圧延工程後に一旦冷却後、酸洗し
た酸洗板を亜鉛や合金などの金属の溶融浴に浸漬する溶
融メッキ法や、該酸洗板をめっきしようとする金属の塩
を含んだ溶液中に浸漬し直流電解する電気めっき法等が
用いられていた。しかし、これらの方法では、酸洗設備
及び大型のめっき装置が必要となり、多大の設備費と広
大な設置場所が必要となり、また、溶融めっきでは鋼板
を加熱するための燃料費がかかり、電気めっきでは電解
を行うための電気代がかかるので、経済性の改善が望ま
れていた。
めっきするには、熱間圧延工程後に一旦冷却後、酸洗し
た酸洗板を亜鉛や合金などの金属の溶融浴に浸漬する溶
融メッキ法や、該酸洗板をめっきしようとする金属の塩
を含んだ溶液中に浸漬し直流電解する電気めっき法等が
用いられていた。しかし、これらの方法では、酸洗設備
及び大型のめっき装置が必要となり、多大の設備費と広
大な設置場所が必要となり、また、溶融めっきでは鋼板
を加熱するための燃料費がかかり、電気めっきでは電解
を行うための電気代がかかるので、経済性の改善が望ま
れていた。
【0003】これらの欠点を補う金属めっき方法として
、特開昭54−146230号公報において、熱間圧延
工程中或いは精整ライン中を走行する圧延鋼材外表面に
溶融金属を溶射し、鋼材表層面に均一なめっき層を形成
する方法が提案されている。しかし、この方法は熱間圧
延工程中に形成されるスケールの影響を考慮しておらず
、この方法を実施した場合、スケールの上から溶融金属
を溶射することになるためめっき密着性が悪く、製造後
にプレス加工等が行われる薄鋼板の場合、加工後にめっ
きがはがれて耐食性が悪化する。その上これ等の問題を
克服するために必要な溶射金属の種類や溶射する際の鋼
板温度、密着性を向上させるための鋼板表面の適性粗度
、溶射を行う熱間圧延工程中又は精整ライン上での望ま
しい位置等については記載がなく、実用的な密着性を保
証するめっき層を得るための具体的条件について全く開
示も示唆もない。
、特開昭54−146230号公報において、熱間圧延
工程中或いは精整ライン中を走行する圧延鋼材外表面に
溶融金属を溶射し、鋼材表層面に均一なめっき層を形成
する方法が提案されている。しかし、この方法は熱間圧
延工程中に形成されるスケールの影響を考慮しておらず
、この方法を実施した場合、スケールの上から溶融金属
を溶射することになるためめっき密着性が悪く、製造後
にプレス加工等が行われる薄鋼板の場合、加工後にめっ
きがはがれて耐食性が悪化する。その上これ等の問題を
克服するために必要な溶射金属の種類や溶射する際の鋼
板温度、密着性を向上させるための鋼板表面の適性粗度
、溶射を行う熱間圧延工程中又は精整ライン上での望ま
しい位置等については記載がなく、実用的な密着性を保
証するめっき層を得るための具体的条件について全く開
示も示唆もない。
【0004】一方、熱延鋼板の▲r▼値の向上について
は、特開昭59−226149号公報に記載のごとく、
Tiを用いた極低炭素鋼を油潤滑圧延で製造する方法、
または特開昭62−192539号公報に記載のごとく
、Nb、Ti等の合金を添加して製造する方法がある。 しかし、前者に関しては、油潤滑で使用する圧延油は高
濃度であり、必然的に圧延自体がスリップ限界ぎりぎり
の条件で行うことになり、圧延温度、圧延速度、圧延可
能なサイズ等の制約が大きく生産効率の悪化が否定でき
ない。また、ロールに付着した油を取り除く等の手間が
必要になり作業性、生産性が悪いという欠点もある。一
方後者に関しては、Nb、Ti等の合金を使用するので
合金コストが高く経済的でないという問題もある。
は、特開昭59−226149号公報に記載のごとく、
Tiを用いた極低炭素鋼を油潤滑圧延で製造する方法、
または特開昭62−192539号公報に記載のごとく
、Nb、Ti等の合金を添加して製造する方法がある。 しかし、前者に関しては、油潤滑で使用する圧延油は高
濃度であり、必然的に圧延自体がスリップ限界ぎりぎり
の条件で行うことになり、圧延温度、圧延速度、圧延可
能なサイズ等の制約が大きく生産効率の悪化が否定でき
ない。また、ロールに付着した油を取り除く等の手間が
必要になり作業性、生産性が悪いという欠点もある。一
方後者に関しては、Nb、Ti等の合金を使用するので
合金コストが高く経済的でないという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を伴わずに経済的に、作業性よく、亜鉛等の単一金属
あるいはその合金からなるめっき密着性の良いめっき層
を有する耐食性に優れた高▲r▼値耐食性熱間圧延鋼板
を製造する方法提供を課題とするものである。
点を伴わずに経済的に、作業性よく、亜鉛等の単一金属
あるいはその合金からなるめっき密着性の良いめっき層
を有する耐食性に優れた高▲r▼値耐食性熱間圧延鋼板
を製造する方法提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、重量%で、Mn:0.10〜0.60%
、S:0.001〜0.012%を含み、その他Fe及
び不可避的成分からなる鋼の1400℃〜1200℃の
温度範囲を≧5.0℃/分の冷却速度で鋳造凝固して鋳
片とし、該鋳片の仕上げ圧延を前記鋳造開始から60分
以内に開始してAr3 点以上で終了し、その後鋼板を
巻取るまでの間に、該鋼板表面のスケールをドライデス
ケーリングまたは高圧水デスケーリングを用いて除去す
ると供に、表面粗度をRa値で0.5μm以上とし、引
き続き亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或いはその
合金等の金属粉末を前記鋼板の所要の面に前記金属粉末
の融点よりも30℃以上200℃以下の範囲の鋼板温度
において噴射して該鋼板の所要の面に溶融めっき層を形
成する事を特徴とする耐食性熱間圧延鋼板の製造方法を
第1の手段とし、重量%で、Mn:0.10〜0.60
%、S:0.001〜0.012%を含み、その他Fe
及び不可避的成分からなる鋼の1400℃〜1200℃
の温度範囲を≧5.0℃/分の冷却速度で鋳造凝固して
鋳片とし、該鋳片の仕上げ圧延を前記鋳造開始から60
分以内に開始してAr3 点以上で終了し、その後鋼板
を巻取るまでの間に、該鋼板表面のスケールをドライデ
スケーリングまたは高圧水デスケーリングを用いて除去
すると供に、表面粗度をRa値で0.5μm以上とし、
引き続き亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或いはそ
の合金等の粒度150メッシュ以上の金属粉末を前記鋼
板の所要の面に前記金属粉末の融点よりも30℃以上2
00℃以下の範囲の鋼板温度において噴射して該鋼板の
所要の面に溶融めっき層を形成する事を特徴とする耐食
性熱間圧延鋼板の製造方法を第2の手段とするものであ
る。
解決するため、重量%で、Mn:0.10〜0.60%
、S:0.001〜0.012%を含み、その他Fe及
び不可避的成分からなる鋼の1400℃〜1200℃の
温度範囲を≧5.0℃/分の冷却速度で鋳造凝固して鋳
片とし、該鋳片の仕上げ圧延を前記鋳造開始から60分
以内に開始してAr3 点以上で終了し、その後鋼板を
巻取るまでの間に、該鋼板表面のスケールをドライデス
ケーリングまたは高圧水デスケーリングを用いて除去す
ると供に、表面粗度をRa値で0.5μm以上とし、引
き続き亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或いはその
合金等の金属粉末を前記鋼板の所要の面に前記金属粉末
の融点よりも30℃以上200℃以下の範囲の鋼板温度
において噴射して該鋼板の所要の面に溶融めっき層を形
成する事を特徴とする耐食性熱間圧延鋼板の製造方法を
第1の手段とし、重量%で、Mn:0.10〜0.60
%、S:0.001〜0.012%を含み、その他Fe
及び不可避的成分からなる鋼の1400℃〜1200℃
の温度範囲を≧5.0℃/分の冷却速度で鋳造凝固して
鋳片とし、該鋳片の仕上げ圧延を前記鋳造開始から60
分以内に開始してAr3 点以上で終了し、その後鋼板
を巻取るまでの間に、該鋼板表面のスケールをドライデ
スケーリングまたは高圧水デスケーリングを用いて除去
すると供に、表面粗度をRa値で0.5μm以上とし、
引き続き亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或いはそ
の合金等の粒度150メッシュ以上の金属粉末を前記鋼
板の所要の面に前記金属粉末の融点よりも30℃以上2
00℃以下の範囲の鋼板温度において噴射して該鋼板の
所要の面に溶融めっき層を形成する事を特徴とする耐食
性熱間圧延鋼板の製造方法を第2の手段とするものであ
る。
【0007】なお、本発明でいう加工用熱延鋼板とは、
加工用熱延鋼板を製造し、使用している分野で、該鋼板
用として通常用いられている鋼、例えば重量%で、C:
0.01%〜0.10%、Mn:0.10%〜0.60
%、Si:0.001〜0.06%およびP:0.00
1%〜0.050%、S:0.001%〜0.012%
を含み、その他Feおよび不可避的成分からなる鋼をさ
す。
加工用熱延鋼板を製造し、使用している分野で、該鋼板
用として通常用いられている鋼、例えば重量%で、C:
0.01%〜0.10%、Mn:0.10%〜0.60
%、Si:0.001〜0.06%およびP:0.00
1%〜0.050%、S:0.001%〜0.012%
を含み、その他Feおよび不可避的成分からなる鋼をさ
す。
【0008】
【作用】本発明者等は、前記した課題を達成するために
種々の実験検討を行い以下の知見を得た。
種々の実験検討を行い以下の知見を得た。
【0009】上記成分の鋼の1400℃〜1200℃の
温度域を5℃/分以上の冷却速度で鋳造凝固して鋳片と
し、該鋳片の仕上げ圧延を前記凝固開始から60分以内
に開始し、Ar3 点以下で該圧延を終了すると、Mn
Sとして析出するS量が該圧延までの間に充分固溶状態
で確保され、該圧延時に微細なMnSとなって析出し、
この析出した微細なMnSによりオーステナイトの再結
晶が抑制されて充分に発達したオーステナイトの圧延集
合組織を形成し、これが(112)面の集積が高いフェ
ライトに変態し、▲r▼値の高い鋼板が得られる事を知
見した。
温度域を5℃/分以上の冷却速度で鋳造凝固して鋳片と
し、該鋳片の仕上げ圧延を前記凝固開始から60分以内
に開始し、Ar3 点以下で該圧延を終了すると、Mn
Sとして析出するS量が該圧延までの間に充分固溶状態
で確保され、該圧延時に微細なMnSとなって析出し、
この析出した微細なMnSによりオーステナイトの再結
晶が抑制されて充分に発達したオーステナイトの圧延集
合組織を形成し、これが(112)面の集積が高いフェ
ライトに変態し、▲r▼値の高い鋼板が得られる事を知
見した。
【0010】一方発明者等は、種々の温度まで加熱した
熱延鋼板のスケールを除去した後、純亜鉛粉末、純アル
ミニウム粉末、亜鉛とアルミニウムの合金粉末など種々
の金属粉末を噴射する実験を行い、鋼板の温度が噴射す
る金属粉末の融点よりも30℃以上高い場合に、密着性
の良いめっき層を形成することが可能であり、また鋼板
の温度が該融点よりも200℃を超える温度になると酸
化層が発達して外観を損ない、また、めっき量を制御で
きなくなることを見出した。これ等の知見から、金属粉
末の噴射を受ける鋼板の温度を粉末の融点よりも30℃
〜200℃の範囲に高くすると、粉末を溶かす融解熱と
、合金反応を起こすために十分な時間溶融状態を維持す
る熱が供給され、酸化層の発達も防止できることが判明
した。
熱延鋼板のスケールを除去した後、純亜鉛粉末、純アル
ミニウム粉末、亜鉛とアルミニウムの合金粉末など種々
の金属粉末を噴射する実験を行い、鋼板の温度が噴射す
る金属粉末の融点よりも30℃以上高い場合に、密着性
の良いめっき層を形成することが可能であり、また鋼板
の温度が該融点よりも200℃を超える温度になると酸
化層が発達して外観を損ない、また、めっき量を制御で
きなくなることを見出した。これ等の知見から、金属粉
末の噴射を受ける鋼板の温度を粉末の融点よりも30℃
〜200℃の範囲に高くすると、粉末を溶かす融解熱と
、合金反応を起こすために十分な時間溶融状態を維持す
る熱が供給され、酸化層の発達も防止できることが判明
した。
【0011】耐食用途のめっき層を形成する金属として
は、亜鉛、アルミニウム、鉛、亜鉛とアルミニウムの合
金、鉄の含有量が5重量%以下程度の亜鉛と鉄の合金な
どがある。これらの金属の融点は327℃以上で約70
0℃以下程度の温度範囲にあり、これ等の融点よりも3
0℃〜200℃高い温度範囲は、熱間圧延工程では仕上
げ圧延終了から巻取りまでの間にあり、その間で噴射に
使用する金属の融点を基に生産性と経済性の良い位置を
噴射位置とすれば良いことが判明した。
は、亜鉛、アルミニウム、鉛、亜鉛とアルミニウムの合
金、鉄の含有量が5重量%以下程度の亜鉛と鉄の合金な
どがある。これらの金属の融点は327℃以上で約70
0℃以下程度の温度範囲にあり、これ等の融点よりも3
0℃〜200℃高い温度範囲は、熱間圧延工程では仕上
げ圧延終了から巻取りまでの間にあり、その間で噴射に
使用する金属の融点を基に生産性と経済性の良い位置を
噴射位置とすれば良いことが判明した。
【0012】また、めっきの前処理としては、生産性と
経済性の点からは、めっき層と地鉄との間にスケールが
あるとその部分で剥がれ易くなりめっき密着性が悪化す
るので、それを防止するスケール除去と、地鉄とめっき
層との接触面積を拡大して合金化反応を促進するための
鋼板表面の粗度の適性化とを同時に行うことが良い。そ
れには高圧水デスケーリングや液体を用いないドライデ
スケーリングが良く、ドライデスケーリングについて具
体的には、ショットブラスト、グリットブラスト、ブラ
ッシングロール、真空アーク放電法などが良いことが判
明した。ただし、高圧水デスケーリングの場合、デスケ
ーリング後に鋼板上に水が残っていると新たなスケール
の発生を促進し、更に粉末噴射時の合金化反応を妨げる
ので、デスケーリング直後に高圧水または高圧ガスによ
り十分な水切りを行う必要がある。
経済性の点からは、めっき層と地鉄との間にスケールが
あるとその部分で剥がれ易くなりめっき密着性が悪化す
るので、それを防止するスケール除去と、地鉄とめっき
層との接触面積を拡大して合金化反応を促進するための
鋼板表面の粗度の適性化とを同時に行うことが良い。そ
れには高圧水デスケーリングや液体を用いないドライデ
スケーリングが良く、ドライデスケーリングについて具
体的には、ショットブラスト、グリットブラスト、ブラ
ッシングロール、真空アーク放電法などが良いことが判
明した。ただし、高圧水デスケーリングの場合、デスケ
ーリング後に鋼板上に水が残っていると新たなスケール
の発生を促進し、更に粉末噴射時の合金化反応を妨げる
ので、デスケーリング直後に高圧水または高圧ガスによ
り十分な水切りを行う必要がある。
【0013】デスケーリング時に形成する鋼板の表面粗
度については、表面粗度が粗い方が表面積が大きくなり
合金化反応を起こし易いので、めっき密着性向上のため
に好ましい。鋼板の表面粗度がめっき密着性に与える影
響を調べるため、粒度150メッシュ以上のZn粉末ま
たはAl粉末を、該金属の融点よりも30〜200℃高
い温度に加熱した粗度調整済みの鋼板に噴射する実験を
行った。図2はその結果の一例で、Zn粉末をその融点
より100℃高い鋼板に噴射した場合の実験結果を示し
たものであるが、このようにRa値で0.5μm以上あ
ればBl評点(ボールインパクトテストによる評点)で
1が得られ、0.3〜0.4μmでも評点2が得られ実
用上問題のない充分なめっき密着性が得られることが判
明した。上記したBl評点は1が最もめっき密着性の良
いことを示し、値が大きくなるほどめっき密着性が悪い
ことを示す。加工用途の耐食性熱延鋼板としては、この
Bl評点で1を得ることが最も望ましい。
度については、表面粗度が粗い方が表面積が大きくなり
合金化反応を起こし易いので、めっき密着性向上のため
に好ましい。鋼板の表面粗度がめっき密着性に与える影
響を調べるため、粒度150メッシュ以上のZn粉末ま
たはAl粉末を、該金属の融点よりも30〜200℃高
い温度に加熱した粗度調整済みの鋼板に噴射する実験を
行った。図2はその結果の一例で、Zn粉末をその融点
より100℃高い鋼板に噴射した場合の実験結果を示し
たものであるが、このようにRa値で0.5μm以上あ
ればBl評点(ボールインパクトテストによる評点)で
1が得られ、0.3〜0.4μmでも評点2が得られ実
用上問題のない充分なめっき密着性が得られることが判
明した。上記したBl評点は1が最もめっき密着性の良
いことを示し、値が大きくなるほどめっき密着性が悪い
ことを示す。加工用途の耐食性熱延鋼板としては、この
Bl評点で1を得ることが最も望ましい。
【0014】デスケーリング後の新たなスケールの生成
を防ぐため、デスケーリング後に粉末を噴射する必要が
ある。デスケーリングと粉末噴射との間をアルゴン、窒
素等の不活性ガス雰囲気、不活性ガスと水素の混合雰囲
気、水素雰囲気等の非酸化性もしくは還元性雰囲気中に
維持すれば更に望ましい。この場合、非酸化性もしくは
還元性雰囲気中でデスケーリングあるいは粉末噴射を実
施してもよいことはいうまでもない。
を防ぐため、デスケーリング後に粉末を噴射する必要が
ある。デスケーリングと粉末噴射との間をアルゴン、窒
素等の不活性ガス雰囲気、不活性ガスと水素の混合雰囲
気、水素雰囲気等の非酸化性もしくは還元性雰囲気中に
維持すれば更に望ましい。この場合、非酸化性もしくは
還元性雰囲気中でデスケーリングあるいは粉末噴射を実
施してもよいことはいうまでもない。
【0015】また、吹き付ける金属粉末の粒度について
は、あまり粉末が大きいと熱伝導が悪く溶融し難くなる
ため、飛散消耗せず、多大の微粉化費を要しない範囲で
小さい粉末の方が良い。金属粉末の粒度がめっき密着性
に与える影響を調べるため、Zn粉末またはAl粉末を
、該金属の融点よりも30〜200℃高い温度に加熱し
、表面粗度をRa値で0.5μm以上に調整済みの鋼板
に噴射する実験を行った。図1はその結果の一例で、Z
n粉末をその融点より100℃高い鋼板に噴射した場合
の実験結果を示したものであるが、このように粉末の粒
度が150メッシュ以上あれば迅速適確に溶融して、B
l評点で1が得られめっき密着性が良好となり、50以
上150メッシュ未満でもBl評点で2が得られ実用上
問題とならない密着性が得られることが判明した。
は、あまり粉末が大きいと熱伝導が悪く溶融し難くなる
ため、飛散消耗せず、多大の微粉化費を要しない範囲で
小さい粉末の方が良い。金属粉末の粒度がめっき密着性
に与える影響を調べるため、Zn粉末またはAl粉末を
、該金属の融点よりも30〜200℃高い温度に加熱し
、表面粗度をRa値で0.5μm以上に調整済みの鋼板
に噴射する実験を行った。図1はその結果の一例で、Z
n粉末をその融点より100℃高い鋼板に噴射した場合
の実験結果を示したものであるが、このように粉末の粒
度が150メッシュ以上あれば迅速適確に溶融して、B
l評点で1が得られめっき密着性が良好となり、50以
上150メッシュ未満でもBl評点で2が得られ実用上
問題とならない密着性が得られることが判明した。
【0016】以上の各知見の活用により、本発明は課題
を達成している。
を達成している。
【0017】
【実施例】表1に示す化学成分を有する鋼を表2に示す
熱延条件で製造し、金属粉末噴射に関しては、熱間圧延
ラインの仕上げ圧延機と巻取り機との間に種々のデスケ
ーリング装置で粉末噴射装置を設置し、仕上げ圧延後の
鋼板に種々のデスケーリング装置をスケール除去と粗度
調整を行った後、粉末噴射装置で金属粉末を噴射してか
ら巻取った。
熱延条件で製造し、金属粉末噴射に関しては、熱間圧延
ラインの仕上げ圧延機と巻取り機との間に種々のデスケ
ーリング装置で粉末噴射装置を設置し、仕上げ圧延後の
鋼板に種々のデスケーリング装置をスケール除去と粗度
調整を行った後、粉末噴射装置で金属粉末を噴射してか
ら巻取った。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
(注)■ CCS:鋳造冷却速度
■ FTO:仕上げ圧延開始温度
■ FTE:仕上げ圧延終了温度
■ MST:凝固開始から圧延開始までの時間
【00
20】実施例−1 表3の本発明例に示すようにめっき密着性が良く、耐食
性も良好な高▲r▼値熱延鋼板が製造できる。しかし、
本発明例に比べ、凝固時の冷却速度が本発明の下限を外
れた鋼番5、仕上げ圧延終了温度がAr3 点をきった
鋼番6、凝固から仕上げ圧延開始までの時間が上限を外
れた鋼番7、Sが本発明の下限を外れている鋼番8の各
比較例は、▲r▼値が0.90以下と低かった。
20】実施例−1 表3の本発明例に示すようにめっき密着性が良く、耐食
性も良好な高▲r▼値熱延鋼板が製造できる。しかし、
本発明例に比べ、凝固時の冷却速度が本発明の下限を外
れた鋼番5、仕上げ圧延終了温度がAr3 点をきった
鋼番6、凝固から仕上げ圧延開始までの時間が上限を外
れた鋼番7、Sが本発明の下限を外れている鋼番8の各
比較例は、▲r▼値が0.90以下と低かった。
【0021】
【表3】
(注)■ DDはデスケーリング法を指す。Sはショ
ットブラスト。 ■ 粉末種類はZn。粒度は250メッシュ。 ■ 鋼板温度は600℃。Ra値は5μm。 ■ 耐食性はSSTで評価し、◎は大変良好を意味す
る。
ットブラスト。 ■ 粉末種類はZn。粒度は250メッシュ。 ■ 鋼板温度は600℃。Ra値は5μm。 ■ 耐食性はSSTで評価し、◎は大変良好を意味す
る。
【0022】実施例−2
表4、5に示したように、本発明例のNo. 1〜11
ではBl評点1が得られ、めっき密着性がよく耐食性も
良好な耐食性熱延鋼板を得ることができた。また、本発
明例のNo. 12〜18では請求項2の要件である粉
末の粒度あるいは鋼板の表面粗度が外れているが、請求
項1の要件をすべて満たしているため、Bl評点で2が
得られ耐食性が良好な耐食性熱延鋼板を得ることができ
た。これに対し本発明の請求項1の要件である鋼板の下
限温度が外れたNo. 19,21,23、鋼板の上限
温度が外れたNo. 20,22,24の各比較例は共
にめっき密着性が悪く、所要の耐食性を有する耐食性熱
延鋼板を得ることが出来なかった。
ではBl評点1が得られ、めっき密着性がよく耐食性も
良好な耐食性熱延鋼板を得ることができた。また、本発
明例のNo. 12〜18では請求項2の要件である粉
末の粒度あるいは鋼板の表面粗度が外れているが、請求
項1の要件をすべて満たしているため、Bl評点で2が
得られ耐食性が良好な耐食性熱延鋼板を得ることができ
た。これに対し本発明の請求項1の要件である鋼板の下
限温度が外れたNo. 19,21,23、鋼板の上限
温度が外れたNo. 20,22,24の各比較例は共
にめっき密着性が悪く、所要の耐食性を有する耐食性熱
延鋼板を得ることが出来なかった。
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明によると、従来方法
のごとくTi、Nb等の合金を使用する事なく、また、
油潤滑圧延を行う事なく良好な▲r▼値を有し、かつ、
亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或いはその合金な
どのめっき層を、小規模の設備で密着性よく生産性良く
、経済的に付与することが可能となるので、当業分野に
もたらす工業的効果が極めて大きい。
のごとくTi、Nb等の合金を使用する事なく、また、
油潤滑圧延を行う事なく良好な▲r▼値を有し、かつ、
亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或いはその合金な
どのめっき層を、小規模の設備で密着性よく生産性良く
、経済的に付与することが可能となるので、当業分野に
もたらす工業的効果が極めて大きい。
【図1】めっき金属の粉末を吹き付ける前の鋼板の表面
粗度Ra値とBl評点で示しためっき密着性の関係を2
水準の粉末粒度で示す図である。
粗度Ra値とBl評点で示しためっき密着性の関係を2
水準の粉末粒度で示す図である。
【図2】めっき金属の粉末の粒度とBl評点で示しため
っき密着性の関係を2水準の表面粗度Ra値で示す図で
ある。
っき密着性の関係を2水準の表面粗度Ra値で示す図で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、Mn:0.10〜0.60
%、S:0.001〜0.012%を含み、その他Fe
及び不可避的成分からなる鋼の1400℃〜1200℃
の温度範囲を≧5.0℃/分の冷却速度で鋳造凝固して
鋳片とし、該鋳片の仕上げ圧延を前記鋳造開始から60
分以内に開始してAr3 点以上で終了し、その後鋼板
を巻取るまでの間に、該鋼板表面のスケールをドライデ
スケーリングまたは高圧水デスケーリングを用いて除去
し、引き続き、亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或
いはその合金等の金属粉末を前記鋼板の所要の面に前記
金属粉末の融点よりも30℃以上200℃以下の範囲の
鋼板温度において噴射して該鋼板の所要の面に溶融めっ
き層を形成する事を特徴とする耐食性熱間圧延鋼板の製
造方法。 - 【請求項2】 重量%で、Mn:0.10〜0.60
%、S:0.001〜0.012%を含み、その他Fe
及び不可避的成分からなる鋼の1400℃〜1200℃
の温度範囲を≧5.0℃/分の冷却速度で鋳造凝固して
鋳片とし、該鋳片の仕上げ圧延を前記鋳造開始から60
分以内に開始してAr3 点以上で終了し、その後鋼板
を巻取るまでの間に、該鋼板表面のスケールをドライデ
スケーリングまたは高圧水デスケーリングを用いて除去
すると供に、表面粗度をRa値で0.5μm以上とし、
引き続き亜鉛、アルミニウム、鉛等の単一金属或いはそ
の合金等の粒度150メッシュ以上の金属粉末を前記鋼
板の所要の面に前記金属粉末の融点よりも30℃以上2
00℃以下の範囲の鋼板温度において噴射して該鋼板の
所要の面に溶融めっき層を形成する事を特徴とする耐食
性熱間圧延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8921491A JPH04304353A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ▲r▼値の優れた耐食性熱間圧延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8921491A JPH04304353A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ▲r▼値の優れた耐食性熱間圧延鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04304353A true JPH04304353A (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=13964472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8921491A Withdrawn JPH04304353A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ▲r▼値の優れた耐食性熱間圧延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04304353A (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP8921491A patent/JPH04304353A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |