JPH0430634B2 - - Google Patents
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- JPH0430634B2 JPH0430634B2 JP58156045A JP15604583A JPH0430634B2 JP H0430634 B2 JPH0430634 B2 JP H0430634B2 JP 58156045 A JP58156045 A JP 58156045A JP 15604583 A JP15604583 A JP 15604583A JP H0430634 B2 JPH0430634 B2 JP H0430634B2
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Description
(A) 発明の技術分野
本発明は、論理回路図処理装置、特に格子軸に
沿う形で描かれた線図形と文字を含む画図形とが
混在する手書き図面を読取つて、論理記号,線
分,および画図形部分を認識し抽出する論理回路
図処理装置において、格子点近傍の画像データを
集約的格子点ラベル・コードにまとめるよう構成
し、該集約的格子点ラベル・コードを基にして上
記認識処理を行つてゆくようにした論理回路図処
理装置に関するものである。 (B) 技術の背景と問題点 従来から手書きされた論理回路図をデータ処理
装置に入力することが行われており、例えばデイ
ジタイザなどを使用して、オペレータが文字や線
図形をいちいち抽出しつつ入力するようにされて
いた。この場合、例えば直線を入力することを考
えると、各線毎に、オペレータは、線の1つの端
部座標と他の端部座標とを指示すると共に、直線
である旨の情報を入力する必要がある。このた
め、比較的簡単な回路図の場合には余り問題にな
らないが、IC回路のような非常に複雑な回路図
を入力する場合にはデータの入力がきわめて煩雑
であり、オペレータはかなりの忍耐を必要とし、
しかも入力誤りを生じ易い。 (C) 発明の目的と構成 本発明は、上記の点に鑑み、論理回路図の入力
処理をいわば自動化する処理装置を提供すること
を目的としており、文字などの画図形や格子軸に
沿つて描かれた線図形について、格子点近傍の画
像データを集約的格子点ラベル・コードに集約す
る方式を採用して上記処理を行う処理装置を提供
することを目的としている。そしてそのため、本
発明の論理回路図処理装置は、予め定められた格
子軸に沿つて描かれたシンボルとシンボル間結線
を線図形と文字を含む画図形とが存在する手書き
図面を読み取つて得られた画像データから、線図
形および画図形部分を認識し抽出する論理回路図
処理装置において、 格子点近傍に画像データの存在の可能性を示す
格子点ラベルコードを生成する格子点ラベルコー
ド生成手段107,109と、 上記格子点ラベルコードにもとづいて上記画像
データの上記格子点に対する位置ずれを検証する
位置ずれ検証手段103と、 上記画像データの局部的形状を判別して線図形
または画図形の存在の可能性を識別する局部形状
抽出手段119と、 上記格子点で画像データが交差する場合にその
交差部分での結合子の存在の可能性を判別するラ
イン結合子抽出手段(と、 上記格子点近傍に円形状の画像データの存在の
可能性を判別する円形状抽出手段()と、 少なくとも上記格子点ラベルコード生成手段か
ら得られた格子点ラベルコードと、 上記位置ずれ検証手段から得られた位置ずれ情
報と、 上記局部形状抽出手段から得られた局部形状ラ
ベル情報と、 上記ライン結合子抽出手段から得られたライン
結合子情報と、 円形状抽出手段から得られた円形状情報とにも
とづいて上記格子点近傍の画像データ情報を集約
した集約的格子点ラベルコードを決定する集約的
格子点ラベルコード生成手段121と、 上記集約的格子点ラベルコードをもとに単一お
よび複合シンボルを認識するシンボル認識手段1
28,129,130,131,132,13
3,134,135,136,137)と、 上記集約的格子点ラベルコードと上記シンボル
認識手段とにより得られたシンボル情報よりシン
ボル記結線を抽出する線分抽出手段142,14
4,145,146,148と、 上記集約的格子点ラベルコードと上記画像デー
タとより文字例の抽出および文字の分離を行う文
字領域抽出手段147とを備えてなる ことを特徴としている。なお、上記において例
えば格子点ラベルコード生成手段に対して符号1
07,109を付したのは、図面を参照して説明
する以降の説明中の第4図や第99図A,Bなど
との対応を判り易く例示するためであり、例えば
当該格子点ラベルコード生成手段が図中の符号1
07,109として示す構成単位以外のものと無
関係であることを示すものではない。他の符号に
ついても同様である。 以下図面を参照しつつ説明する。 (D) 発明の実施例 本発明においては、第1図に示すように格子軸
(X軸およびY軸)に沿う形で描かれた図面、即
ち例えば方眼紙上に手書きされた線図形や文字を
含む画図形の混在する図面を、フアクシミリ入力
装置の如き光学的読取装置にて読取り、該読取つ
た画像データを格子点(格子軸交点)上のデータ
として集約し、その上で論理記号、線分、および
文字の部分に分離し認識処理するようにして、上
記データ処理装置に入力せしめるようにしようと
している。更に言えば、第2図に示す格子点G5
の周囲に例えば第3図図示の線図形Vが存在して
いるとした場合に、後述するように、格子点G5
を中心とした第2図図示矢印の範囲内で、線分の
存在の有無、および存在する場合には線分情報と
しての確からしさ、線分が格子点G5の上下左右
のいずれの方向に存在するか、当該線分の存在す
る位置までのずれなどを、当該格子点G5の情報
として抽出し集約し格納しておく。そして、該各
集約格子点ラベルコードを基に、文字や論理記号
などを認識し、データ処理装置に入力せしめるよ
うにしている。 第4図は本発明による論理回路図処理装置の一
実施例全体構成を示している。図中の符号1は処
理対象図面であり、2は本発明による論理回路図
処理装置によつて抽出された処理結果情報を表わ
している。以下、第4図図示の各構成部,…
にしたがう形で具体的に説明してゆくが、各構成
処理部,…は概略次の如きものと考えてよ
い。 図面と諸情報の入力処理部。 図面1をフアクシミリやドラム・スキヤナなど
の入力装置により読取り、該読取つた画像データ
に対してノイズ除去・平滑化などのいわゆる前処
理をほどこして画像メモリに格納する。そして、
デイスプレイ、キーボード、ライト・ペンなどを
使用して会話的に、入力図面の大きさや向き、格
子数などの諸情報を入力する。また入力図面の傾
き補正や認識領域の設定などのために、図面の4
隅に書込まれた基準点(第1図図示の「+」マー
ク)の座標位置を入力する。 ラベルコード生成処理部。 入力された図面の向き、基準点間の格子数、お
よび基準点の位置などの情報から、各格子点の画
像データ・アドレスを算出して、画像データ傾き
補正を行い、各格子点近傍の画像データがもつ形
状特徴を第5図に示す格子点ラベル・コード
LOGLBLとして表現する。なお当該処理部
において最初に得られた格子点ラベル・コードを
初期格子点ラベル・コードLBLと呼ぶ。そして
該ラベル・コードLBLを基にして後述する如き
第1検証処理部、第2検証処理部、局部形状抽出
処理部などによる処理を経て、集約的格子点ラベ
ル・コードを生成する。なお、ここで上記格子点
ラベル・コードLBL又はLOGLBLの各ビツトに
ついて簡単にまとめておく。 #28ないし#31ビツト 該ビツトは方向コードであつて、後述す
る如く、格子点G5からみて線分が延びて
いる方向を表現するものであつて、下方向
(D)、左方向(L)、上方向(U)、右方向
(R)に対応して、線分が延びている方向
に論理「1」を立てる。 #24ないし#27ビツト 該ビツトは“あいまい”方向コードであ
つて、線分が存在するとすれば、当該線分
が複雑な形状を持つているか否かを表わ
す。換言すれば文字の一部らしいか否かを
論理「1」をもつて表現する。例えば#24
ビツトFDが論理「1」であることは、格
子の下方に延びている線分(D=1)が文
字の一部らしいことを表示している。 #19ないし#22ビツト 該ビツトはずれ方向コードであつて、存
在している線分が、格子点からどの方向に
ずれているかを表示する。 #12ないし#15ビツト 該ビツトはギヤツプ方向コードであつ
て、格子の上下左右のいずれかの方向に延
びている線分に切れ目が存在するかを表示
している。 #16ビツト 該ビツトは“あいまい”フラグであつ
て、#24ないし#27ビツトのいずれか1つ
が論理「1」のときに論理「1」とされ
る。 #23ビツト 該ビツトは“ずれ”フラグであつて、
#19ないし#22のいずれか1つが論理
「1」のときに論理「1」とされる。 #11ビツト 該ビツトはギヤツプ・フラグであつて、
#12ないし#15ビツトのいずれか1つが論
理「1」のときに論理「1」とされる。 #18ビツト 該ビツトはライン結合子表示フラグであ
つて、論理回路図中の結線ラインが電気的
に接続されていることを意味すべく、結線
ラインの交差点などに付けた黒丸(ライン
結合子表示フラグと呼ぶ)が当該格子点に
存在するか否かを表わすものであり、存在
する場合に論理「1」とされる。 #9ビツト 該ビツトは三角形状表示フラグであつ
て、三角形のパターンが当該格子点に対応
して存在する場合に論理「1」とされる。 #10ビツト 該ビツトは大円形状表示フラグであつ
て、円形の大きい形状のパターンが当該格
子点に対応て存在する場合に論理「1」と
される。 #17ビツト 該ビツトは小円形状表示フラグであつ
て、円形の小さい形状のパターンが当該格
子点に対応して存在する場合に論理「1」
とされる。 #8ビツト 該ビツトはシンボル領域フラグであつ
て、当該格子点に対応して論理記号(シン
ボル)が記述されていることを表わしてい
る。 #0ビツト ビツトはスタート点フラグであつて、当
該格子点が論理記号(シンボル)のスター
ト点(端子位置)であることを表わしてい
る。 #1ビツト 該ビツトは逆ロジツク・シンボル表示フ
ラグであつて、#0ビツトが示すスタート
点に否定論理を与える小円形状パターン
(逆ロジツク・シンボル)が付いているこ
とを表わしている。 #2ない#5ビツト 該ビツトはスタート点方向コードであ
り、#0ビツトが示すスタート点に接続さ
れる結線ラインが上下左右のいずれの方向
に延びているかを表わしている。 円・三角抽出処理部。 第5図図示の格子点ラベル・コード中の#9ビ
ツト、#10ビツト、#17ビツトに表示する如き形
状の各パターンが存在するか否かを抽出する。 ラベルコード・ノイズ処理部。 生成された初期格子点ラベル・コードの#11な
いし#31ビツトの情報に対応して、各当該情報に
存在するノイズを除去する。 外向き腕の除去ユニツト。 図面1の枠の外に向つて出ている腕に応する方
向コードを論理「0」にする。 対の処理ユニツト。 互に隣接している格子点相互間で、いずれか一
方の格子点において他方に向う腕が存在する当該
他方の格子点において、対となるべき腕が存在し
ない場合に、上記腕に対応する方向コードを論理
「0」にする。 線切れ補正ユニツト。 本来1本の線として存在しているべき線分につ
いて1格子間隔以内の線切れを接続された形に修
正する。 ずれ補正1ユニツト 本来のあるべき形からみて余分なずれ方向コー
ド(#19ないし#22ビツト)とずれフラグ(#23
ビツト)とを論理「0」にする。 あいまい補正1ユニツト 1つの格子点に注目して、4つの方向の隣接格
子点の格子点ラベル・コードにもとづいて、あい
まい方向コード(#24ないし#27ビツト)などを
補正する。 シンボル分類処理部。 格子点ラベル・コード内の4方向コードをもと
に、図面1内の論理記号(シンボル)の位置とそ
の形状(種類)とを抽出する。但し、当該処理に
おいてはいわば大分類程度の分類を行うものと考
えてよい。 複合ゲート・シンボルの認識処理部。 本発明の論理回路図処理装置は、第6図に示す
ように複数個の論理記号(シンボル)の集合を或
る意味をもつているいわば複合ゲート・シンボル
C−Gとしてこれを認識するようにしている。当
認識処理部においては、各シンボルの種類と位置
関係から、複合ゲート・シンボルを認識する。そ
して認識された複合ゲート・シンボルに対し、そ
のスタート点位置の格子点ラベル・コードにスタ
ート点フラグ(#0ビツト)とスタート点コード
(#2ないし#5ビツト)と逆ロジツクシンボル
表示フラグ(#1ビツト)とを設定する。 シンボル領域の設定処理部。 本発明の論理回路図処理装置が読取るべき論理
記号の中には、第7図図示矢印a,bの如く、読
取り状態によつては、1つのシンボルを異なるシ
ンボルとして重複して抽出されることが生じるお
それがある。このように重複して抽出されたシン
ボルの検出を正しく行わせるためあるいは後続処
理を正しく行わせるために、格子点がシンボルの
一部として情報が確定していることを明示するた
めのフラグを設定せしめる。即ち第5図図示のシ
ンボル領域フラグ(#8ビツト)を論理「1」に
する。 線分確定処理部。 シンボル領域が確定された後に、シンボル間を
結ぶ結線ラインを確定せしめる。 ギヤツプ・あいまいの腕の処理部。 結線ラインが確定された後に、ギヤツプ方向コ
ード(#12ないし#15ビツト)とあいまい方向コ
ード(#24ないし#27ビツト)とをもつ格子点に
対し、その方向の4方向コードを論理「0」と
し、その上で、上記処理ユニツトの処理と同
様の処理を行う。 単一ゲート・シンボルの認識処理部。 上述の処理部におけるシンボル分類において
は、シンボルのもつ大まかな形状特徴によつて抽
出を行つたが、本処理部においては第8図A内
の2つのシンボルや第8図B内の2つのシンボル
に示す如くシンボル・グレープとしては同じグル
ープに属しているシンボル相互間を、例えば図示
の如く逆ロジツク・シンボルCが付いているか否
かなどによつて区別するようにして、単一ゲー
ト・シンボルの決定を行う。そして、認識された
単一ゲート・シンボルに対して、そのスタート点
位置の格子点ラベル・コードにスタート点フラグ
(#0ビツト)とスタート点コード(#2ないし
#5ビツト)と逆ロジツクシンボル表示フラグ
(#1ビツト)とを設定する。 スタート点の設定処理部。 第9図A内の2つのシンボル、第9図B内の2
つのシンボル、第9図C内の3つのシンボルなど
については、夫々のシンボルの形状が同じで結線
ラインが書かれる方向や位置が様々となつてい
る。これらの各シンボルを区別して識別するため
には、シンボルのスタート点候補の状態を調べ、
これらのシンボルのスタート点を決定し格子点ラ
ベルコードにスタート点情報を設定する。 逆ロジツク・シンボルの処理部。 第10図A図示の如き逆ロジツク・シンボルが
付いているシンボルを処理する場合、第10図B
に典型的な形として3通りの例を示す如く、逆ロ
ジツク・シンボル近傍の各格子点ラベル・コード
内の4方向コード(#28ないし#31ビツト)は、
様々な現われ方となる。このような状態が存在す
ると、後の追跡処理などにおいて悪影響が生じる
ことから、第10図C図示の如く、一旦余分な4
方向コードを落としておくようにする。本処理部
はこのような処理を行う。 スタート点近傍の線切れ補正処理部。 シンボルのスタート点位置の近傍では、いわゆ
る線切れ(ギヤツプ)が発生し易い。本処理部
では、この補正処理を行う。 線分抽出の前処理部。 シンボル間を結ぶ結線ラインを最終的に抽出す
るに先立つて、前処理を行う。 ギヤツプ・あいまい腕の処理ユニツト この時点でギヤツプ方向コード(#12ないし
#15ビツト)とあいまい方向コード(#24ないし
#27ビツト)とが設定されている格子点に対し
て、該当する方向の4方向コード(#28ないし
#31ビツト)を落とす。その上で、上記処理ユニ
ツトと同様な対の処理を行う。 ライン結合子の処理ユニツト 結線ラインの分岐点に該当するライン結合子に
対して、所定の処理(後述)を行う。 複合ゲート・シンボル内の線分消し処理ユ
ニツト 複合ゲート・シンボル内の結線ラインは予め判
つているパターンであり、この結線ラインを認識
する必要がない。本ユニツトはこの線分消し
を行う。 結線ライン抽出処理部。 結線ラインを個々のベクトルとして抽出するた
めに、 スタート点――スタート点 分 岐 点――分岐点 屈 曲 点――屈曲点 スタート点――分岐点 分 岐 点――屈曲点 屈 曲 点――スタート点 間の4方向コードを追跡する。そして結線ライン
を抽出する。追跡が終了しないラインについて
は、当該ラインが文字の一部である可能性があ
り、格子点ラベル・コードのあいまいフラグ
(#16ビツト)を論理「1」にしておく。 文字領域の抽出処理部。 図面1内からシンボルと結線ラインとを抽出し
終わると、残りは文字などの画図形である。本処
理部においては、格子点ラベル・コードのあい
まいフラグ(#16ビツト)をもとにして文字領域
(画図形領域)の抽出を行う。 文字の分離・認識処理部。 処理部によつて抽出された例えば文字例の各
文字を1文字毎に分離し、文字認識処理技術を用
いて文字認識を行う。 結果の出力処理部。 上述の如く抽出された各シンボル情報、結線ラ
イン情報、文字情報を、フロツピイ・デイスクな
どの外部記憶媒体に出力したり、または回線を介
して他のデータ処理装置に伝送したりする。 上記において、第4図に示す論理回路図処理装
置の各構成処理部,……が行う処理について
概説したが、以下更に具体的に各処理部における
重要な処理について説明してゆく。 〔〕 図面と諸情報の入力処理部 本処理部においては、後続する傾きや歪の補
正などのために、第1図図示の基準点(4隅の
「+」マーク)の座標を正しく指示してやること
が必要となる。即ち、本処理部によつて入力さ
れた結果(画像メモリ上の内容)をテレビ・モニ
タ上に表示せしめ、当該表示画面における上記基
準点がどの座標位置に表示されているかを指示
し、後続する補正時に、本来あるべき座標位置と
上記入力された結果の座標位置とにもとづいて補
正を行うようにする。 入力図形は画像メモリ上に例えば2048×3072ド
ツト程度の大きさをもつものとして格納される。
このために、入力図形全体をそのまま一度にテレ
ビ・モニタ上に表示することはできず、縮小して
表示される。この結果、基準点を縮小表示画面上
で指示しても必らずしも十分な精度が得られな
い。この点を克服するため、第11図図示のフロ
ーチヤートに示す如き手順によつて基準点を高精
度で指示するようにされる。即ち、 (1) 最初に、入力図形のビデオ・データを拡大率
1/8に縮小して、入力図形の前半(2048×1536
ドツト)分を表示する。 (2) 次いで、基準点の1つが存在する領域をライ
ト・ペンによつて指示した上で、その領域を拡
大率1にして表示する。 (3) 次いで当該基準点が存在する領域をライト・
ペンによつて指示した上で、その領域を拡大率
8にして表示する。 (4) この状態において、当該1つの基準点をライ
ト・ペンによつて指示する。正しく指示できな
かつた場合には、正しく指示できるまで修正
し、正しく指示できたとき、当該指示点を基準
点の1つとして送出する(第1の基準点として
画像メモリ上に書込まれる)。 (5) 次いで再び拡大率1/8のもとで入力図形の前
半(2048×1536ドツト)分が表示され、上記操
作(2)ないし(4)と同様な操作によつて、第2の基
準点が画像メモリ上に書込まれる。 (6) 次には、拡大率1/8のもとで入力図形の後半
(2048×1536ドツト)分が表示され、上記操作
(2)ないし(4)と同様の操作によつて、第3の基準
点が画像メモリ上に書込まれる。 (7) その後再び拡大率1/8のもとで入力図形の後
半(2048×1536ドツト)分が表示され、上記操
作(2)ないし(4)と同様の操作によつて、第4の基
準点が画像メモリ上に書込まれ、エンドとな
る。 〔〕 ラベルコード生成処理部における画
像データの傾き補正。 ラベルコード生成処理部においては、上述
の如く入力された基準点の座標にもとづいて、当
基準点が本来の位置に対してどのようにずれてい
るかを検出し、画像データの傾きや歪を補正する
必要がある。以下この処理について述べる。 一般に第12図A図示の如く基準点の座標が
(0,0)、(XW,0)、(0,YW)、(XW,YW)
で与えられている入力図面1を画像メモリに格納
した場合、第12図B図示の如く回転歪を受けた
状態をもつて格納されることが生じる。このため
に上述の如く、画像メモリ上に格納されている入
力図面1−1に対して、ライト・ペンによつて基
準点を指示すると、この指示された基準点が第1
2図Bにおいて例えば座標(0,0)、(Xa,
Ya)、(Xb,Yb)、(Xc,Yc)として与えられ
る。 第12図図示の入力図面1と格納された入力図
面1−1との間には、図示原点(0,0)におい
て一致しているとすると、入力図面1上の点
(x,y)を回転歪を受けた図面1−1上の点
(x′−y′)と対比せしめると、 x′=xcosθ+ysinθ y′=ycosθ−Xsinθ ――(1) なる関係がある。しがつて、入力図面1上の点
(x,y)が画像メモリ上において点(x′,y′)
に位置するものとして補正を行えば足りる。 しかし、上記補正を図形上の各画素について行
うことはきわめて処理量が大となる。このために
本発明の場合、次のような補正にとどめて許容範
囲内で最小限度の補正をもつて済ますようにす
る。即ち、入力図面1上をm×n画素よりなる区
分領域3によつて区分し、各区分領域例えば領域
3−1の左上隅の点(x0,y0)について画像メモ
リ上でどの座標位置に存在するかを決定する。即
ち、図示(x0,y0)と(x0′,y0′)との対応を第
(1)式にもとづいて決定する。そして、当該m×n
画素で与えられる区分領域3−1があたかも第1
2図B図示点線で示すm×n画素で与えられる区
分領域3′−1であるものとみてゆくようにする。
換言すると、図面1について、区分領域3−1の
左上隅点(x0,y0)が座標(x0′,y0′)に対応す
るものであることが見出された場合、区分領域3
−1内の各画素を読取るものとして処理するに当
つて、図面1−1上の座標点(x0′,y0′)から水
平方向にm画素分と垂直方向にn画素分とを抽出
したm×n画素区分領域3′−1を読取つて処理す
るようにする。 このように各区分領域に区分する方式を採用す
ることによつて、補正処理量は1/m・nとなる
ことが容易に理解されよう。ただし、このような
簡略方式を採用することによつて、区分領域3′−
1内の各画素にどの程度の誤差が含まれるかを評
価しておく必要がある。区分領域3′−1の大きさ
を10×10画素に選んだとき、入力図面1上の真の
画素位置に対して最大2画素分の誤差を許容する
とすると、計算上回転角θが約11゜以下であれば
よい。また最大1画素分の誤差を許容するものと
すると、回転角が5゜以下であればよい。逆に言え
ば、実際に20゜程度の回転が生じている場合には、
最大2画素分の誤差が許容されるものとすれば、
区分領域3′−1の大きさを5×5画素に選べばよ
いことを意味する。 上記第12図A,Bを参照して説明した簡略方
式による誤差補正を行うに当つても、上記回転角
θを測定することが煩雑であり、測定誤差が導入
され易い。このために次のような処理がとられ
る。 第13図AおよびBは、入力図面1の例えば4
つの基準点(0,0)、(Xw,0)、(0,YW)、
(XW,YW)が与えられているとし、任意の点
(X,Y)が回転歪を受けた図形1−1上で点
(X′−Y′)となることを示している。そして、上
記第(1)式から X′=Xcosθ+Ysinθ Y′=Ycosθ−Xsinθ の関係にある。ここで図示の如く、XW、YW、
XL、YL、△X、△Y、X″、Y″を考慮すると、 又は したがつて、 また X″=XXL/XW(∵X/XW=X″/XL) Y″=YYL/YW(∵Y/YW=Y″/YL) 故に で表わされる。 ここで、入力図面1上の上記基準点(0,0)、
(XW,0)、(0,YW)、(XW,YW)が予め判つ
ている。そして、図形1−1を例えばテレビ・モ
ニタ上に表示した上で、上記基準点に対応する点
の座標をライトペンなどで入力して(0,0)、
(Xa,Ya)、(Xb,Yb)、(Xc,Yc)として指示
すれば、 XL=Xc−Xb △X=Xb YL=Yc−Ya △Y=Ya として既知の値として与えられる。 〔〕 ラベルコード生成処理部における初
期格子点ラベル・コード生成。 上述の如くして画像メモリ上に読取られた画像
データの傾きなどが補正されると、本発明におい
ては、第2図、第3図に関連して上述した如く、
格子点G5の近傍の画像データを、格子点ラベ
ル・コードの形で表現せしめるようにする。 初期格子点ラベル・コードは、格子点近傍の図
形構造を大まかに把握するものであつて、以下に
その生成方式について説明する。 まず手書き図面を読取つて得られた画像データ
を、第3図に示す如く、格子軸X1ないしX3およ
び格子軸Y1ないしY3で区画し、これを第14図
に示す如く、格子点C5を中心に、格子軸nに相
当するn×1画素の大きさの窓部W1-xおよび1
×n画素の大きさの窓部W1-Yで、それぞれX方
向およびY方向に走査するそしてこの窓内に黒点
が1画素でも存在するとき、これを各窓部の黒点
検出出力「1」としてこれを保持部R1-Xおよび
R1-Yにそれぞれ保持させる。その結果、例えば
第14図に示す画像データを窓部W1-X,W1-Yで
走査したとき、保持部R1-X,R1-Yにそれぞれ斜
線部で示した如き状態で、上記窓部W1-X,W1-Y
からの黒点情報としての出力「1」が、各格子軸
上の投影結果として保持されることになる。 次に、第15図Aに示すように保持部R1-Xに
対して右方向領域R0,R1を定義してこれらの領
域内における「1」(黒点情報を示す)の総和を
求め、それが一定の閾値以上であれば、格子点
G5の右方向に線分が存在する可能性があるとい
う情報「R=1」を決定し、閾値以下ならば可能
性がないという情報「R=0」を決定する。同様
にして左方向領域L0,L1を定義して各領域にお
ける「1」の総和を求め、これが閾値以上であれ
ば左方向に線分が存在する可能性があるという情
報「L=1」を決定し、閾値以下ならば「L=
0」を決定する。勿論、第15図Bに示す如く、
保持部R1-Yに対しても、上下に上方向領域U0,
U1及び下方向領域D0,D1を定め領域U0,U1内お
よびD0,D1内の「1」の総和が閾値以上か以下
かに応じて上方向情報「U=1又は0」および下
方向情報「D=1又は0」を決定する。このよう
にして、初期格子点ラベルコード(LBL)D,
L,U,Rが求められ、例えば第14図の画像デ
ータに対しては、第16図Aに示す如く、上下に
線分が存在する可能性があり、左右には可能性が
ないという、第16図Bに示す如き、格子点G5
に対する初期格子点ラベルコード「LBL=1010」
が決定される。 このようにして第17図A示す如き画像データ
に対しては、第17図Bに示す如く、上・下・
左・右に線分の存在する可能性があることを示す
形で第17図Cに示す初期格子点ラベルコード
「LBL=1111」が求められ、第18図Aに示す画
像データに対しては、第18図Bに示す左・右・
上方向に線分の存在する可能性のあることを示す
形で第18図C示す「LBL=0111」が求められ、
第19図Aに示す画像データに対しては、同様に
「LBL=0111」が求められる。 〔〕 ラベルコード生成処理文における第
1検証処理部の処理。 第1検証処理は、上記初期格子点ラベルコード
LBLを基にして、実際にその格子点近傍を、初
期格子点ラベルコードLBLに対応した方向に線
分が存在するか否かを検証するものである。 まず、第20図に示す如く、WV0,WV2,WH0
〜WH2の各第1検証窓部を設ける。これらの第1
検証窓部はLBLを基にして定められるものであ
つて、「R=1,L=1」のときは1×n画素の、
第1検証窓部WV0を使用し、「R=0,L=1」
のときは1×(n/2+1)画素の第1検証窓部WV1 を使用し、「R=1,L=0」のときは1×(n/2 +1)画素の第1検証窓部WV2を使用する。そし
て「U=1,D=1」ときはn×1画素の第1検
証窓部WHpを使用し、「U=0,D=1」のとき
は(n/2+1)×1画素の第1検証窓部WH1を使用 し、「U=1,D=0」のときは(n/2+1)×1 画素の第1検証窓部WH2を使用する。そして第2
1図A,Bに示すように、これらの第1検証窓部
を水平格子軸(又は垂直格子軸)を始点として、
上下方向(又は左右方向)にスライドさせて黒点
情報を累積してゆき、最初に第1検証窓部を全部
黒点情報である「1」が埋める位置を検出する。
このスライド操作のスライド幅は上下左右方向と
も格子間距離の半分、すなわち、第21図A,B
のnの範囲内である。 このスライド操作によつて格子点近傍を初期格
子点ラベルコードに応じた方向の線分が存在する
か否か、また存在するとすれば、その線分は格子
軸からどの程度ずれているかということを検出す
ることができる。そしてこれらのずれ情報を第1
検証ずれ情報SX1,SY1として抽出する。ここで
次の如くSX1,SY1の符号を表示する。 SX1:左右方向のずれ+右方向;−左方向 SY1:上下方向のずれ+下方向;−上方向 ただしn画素のスライド幅の範囲内で窓部内を
黒点がすべて埋れる状態が存在しなかつた場合に
は、SX1,SY1として「999」という値を設定す
る。そして初期格子点ラベルコードLBLとして
水平あるいは垂直方向の線分が検出されなつた場
合は、その方向にはスライド操作を行わなかつた
ということを示すためにSX1,SY1として
「1000」という値を設定する。 第22図ないし第25図は各種図形に対して第
1検証処理を行つてそのずれを検証した状態を示
すものである。 第22図では「LBL=1010」に応じて、第2
0図の第1検証窓部WH0を格子軸から4画素右に
スライドしたとき第1検証窓部WH0を黒点にて埋
めることができるので「SX1=+4」となる。し
かし「LBL=1010」であることから上下方向の
スライド操作を行う必要はないのでこれを示すた
め「SY1=1000」とする。また第23図では、
「LBL=1111」であつて、このとき第1検証窓部
WH0とWV0をスライドさせる必要なくその格子軸
でこれらの第1検証窓部WH0とWV0が黒点で埋め
ることになるので「SX1=0=0.SY1=0」であ
る。そして第24図では、「LBL=0111」であ
り、このとき第1検証窓部WH2は左方に1画素ス
ライドさせたとき第1検証窓部WH2は全部黒点と
なり、第1検証窓部WV0を3画素下方にスライド
させたときこれを全部黒点とすることができるの
で、「SX1=−1,SY1=+3」となる。しかし
ながら第25図の図形では、「LBL=0111」であ
り、第1検証窓部WH2を左方に1画素スライドさ
せたとき第1検証窓部WH2はすべて黒点とするこ
とができるが、第1検証窓部WV0を使用して第2
1図Aに示す幅nでスライドしてもこの第1検証
窓部WV0を黒点で埋めることはできず、それ故
「SX1=−1,SY1=999」となる。 上記の如く求められた第1検証ずれ情報SX1,
SY1を基にして、格子点近傍の図形構造を捉えて
いる矩形領域を動かして、当該矩形領域内の線分
を格子軸上に位置するように正規化したあとで、
再び上記初期格子点ラベルコード(LBL)を抽
出した方法と同様な方法により格子点ラベルコー
ドを求め、これを第1検証ラベルコード(LB1)
とする。 この場合X方向への正規化合物として次のよう
にする。 「SX1=1000」,「SX1=999」、「SX1=0)の
場合は矩形領域は動かさない。そしてSX1>0」
のときは矩形領域を右方向へ|SX1|だけ動か
し、「SX1<0」のときは矩形領域を左方向へ|
SX1|だけ動かす。 同様に、Y方向への正規化処理として次のよう
にする。 「SY1=1000」,「SY1=999」、「SY1=0」の
場合は矩形領域は動かさない。そして「SY1>
0」のときは矩形領域を下方向へ|SY1|だけ動
かし、「SY1<0」のときは矩形領域を上方向に
|SY1|だけ動かす。 例えば、第26図Aに示す如き画像データの場
合には、「SX1=4」のための矩形領域を右方向
に(相対的には画像データを左方向に)4画素だ
け移動するが、このとき「SY1=1000」のため上
下方向には矩形領域は動かさない。この結果、第
26図Bに示す如き状態の図形が得られ、これを
第14図に示した如き窓部W1-X,W1-Yで走査し
て、保持部R1-XおよびR1-Yには第26図Bの斜
線部分に示す如き黒点情報が得られる。そしてこ
れにもとづき、第15図に関連して説明したと同
様の処理を行つて、第1検証ラベルコードLB1
(LB1=DURL)を得ることができ、かくして第
26図Bの図形では第1検証ラベルコード「LB1
=1010」を得る。 そして、第27図Aに示す画像データの場合に
は、「SX1=0,SY1=0」のために、左右上下
方向の移動は行わず、この結果第1検証ラベルコ
ード「LB1=1111」となり、初期格子点ラベルコ
ードと同一となる。 また第28図Aに示す画像データの場合には、
「SX1=−1,SY1=3」のために、矩形領域を
左方向に1画素、下方向に3画素だけ移動(相対
的には画像データを右方向に1画素、上方向に3
画素移動)して、上記の如き処理を行い、その結
果初期格子点ラベルコードLBLと同一な、第1
検証ラベルコード「LB1=0111」を得る。 さらに、第29図Aに示す画像データの場合に
は、「SX1=−1,SY1=999」のために矩形領域
を左方向に1画素だけ移動して第1検証ラベルコ
ード「LB1=0111」を得る。 〔〕 ラベルコード生成処理部における第
2検証処理部の処理。 第2検証処理は、上記第1検証ラベルコード
LB1を基にして、実際にその格子点近傍を、第1
検証ラベルコードLB1に対応した方向に線分が存
在するか否かを検知し、第2検証ラベルコード
LB2を求めるための処理であり、第1検証ラベル
コードLB1に応じて、第30図に示す如く、第2
検証窓部BWV0〜BWV2,BWH0〜BWH2を設け、
上記第1検証処理と同様の方法で検証を行うもの
である。そして、これらの各第2検証窓部の大き
さは第3図に示す如く、格子点G5の両側の格子
軸間の幅をWDとするとき、次のように定められ
る。 これらの第2検証窓部の使用態様は次のように
して決定される。すなわち、「R=1,L=1」
のときは1×WD画素の第2検証窓部BWVpを使
用し、「R=0,L=1」のときは1×(WD/2+ 1)画素の第2検証窓部BWV1を使用し、「R=
1,L=0」のときは1×(WD/2+1)画素の第 2検証窓部BWV2を使用する。そして「U=1,
D=1」のときは、WD×1画素の第2検証窓部
BWH0を使用し、「U=0,D=1」のときは
(WD/2+1)×1画素の第2検証窓部BWH1を使用 し、「U=1,D=0」のときは(WD/2+1)× 1画素の第2検証窓部BWH2を使用する。 そしてこれらの各第2検証窓部を水平格子軸
(又は垂直格子軸)を始点として上下方向(又は
左右方向)にスライドさせて黒点情報を累積して
ゆき、最初に第2検証窓部を全部黒点情報である
「1」が埋める位置を検出する。このスライド操
作のスライド幅は、上下左右とも、第1検証窓部
のときと同様に、第21図A,Bのnの範囲内で
ある。そしてこの結果得られたずれ情報を第2検
証ずれ情報SX2,SY2として上記SX1,SY1と同
様にして決定するものである。 例えば、第30図の図形に対しては、「LB1=
1010」に応じて第2検証窓部BWH0を使用し、こ
れを格子軸から1画素石にスライドしたとき、こ
の第2検証窓部BWH0を黒点にて埋めることがで
きるので「SX2=1」となる。しかし「LB1=
1010」より上下方向のスライド操作を行う必要は
ないので、これを示すため「SY2=1000」とす
る。 また第31図では「LB1=1111」により第2検
証窓部BWH0とBWV0を使用する。このとき第2
検証窓部BWH0は格子軸上で黒点で埋めるためス
ライドさせる必要がなく「SX2=0」であるが、
第2検証窓部BWV0は下方に1画素スライドさせ
たとき全部黒点となるので「SY2=1」となる。 そして第32図では、「LB1=0111」により第
2検証窓部BWH2とBWV0を使用する。このとき
第2検証窓部BWH2およびBWV0は格子軸上に位
置させたときいずれも全部黒点となるので「SX2
=0、SY2=0」である。 しかしながら第33図では「LB1=0111」によ
り、第2検証窓部BWH2およびBWV0を使用する
ものであるが、これらの第2検証窓部BWH2およ
びBWV0を第21図A,Bに示す幅n内にスライ
ドしても全部黒点とすることができないので、
「SX2=999,SY2=999」となる。 上記の如くして求められた第2検証ずれ情報
SX2,SY2を基にして、格子点近傍の図形構造を
捉える矩形領域を更に動かしてその線分を格子軸
上により正確に位置するよう正規化したあとで、
再び上記初期格子点ラベルコードLBLおよび第
1検証ラベルコードLB1を抽出したと同様の方法
で、第2検証ラベルコードLB2を求める。 すなわち、第34図Aでは「SX2=1,SY2=
1000」であるので、これにもとづき矩形領域を右
方向に1画素移動する。このとき「SY2=1000」
のため、上下方向には矩形領域は動かさない。こ
の結果、第34図Bの如き図形が得られ、これに
もとづき上記初期格子点ラベルコードLBLおよ
び第1検証ラベルコードLB1を抽出したときと同
様の方法で第2検証ラベルコード「LB2=1010」
を求めることができる。 また第35図Aの図形では「SX2=0,SY2=
1」であり、矩形領域を下方向に1画素移動す
る。この結果第35図Bの如き図形が得られ、こ
れにもとづき、第2検証ラベルコード「LB2=
1111」を求めることができる。 そして第36図Aの図形では「SX2=0,SY2
=0」であり、このまま第36図Bのように、第
2検証ラベルコード「LB2=0111」を求めること
ができる。 さらに、第37図Aの図形では「SX2=999,
SY2=999」であり、このまま、第37図Bのよ
うに、第2検証ラベルコード「LB2=0111」を求
めることができる。 〔〕 ラベルコード生成処理部における局
部形状抽出処理部の処理。 上記により求められたLBL、SX1、SY1、
LB1、SX2、SY2、LB2等は次の事項を表現して
いる。 格子点近傍に線分が存在するかどうか。 格子点近傍に線分が存在する場合にはその線
分は4方向(上下左右)のどの方向のものか。 格子点近傍に線分が存在するときにその線分
が格子軸からどの程度ずれているのか。 この局部形状抽出処理は、これらの図形表現に
加えて更に細かい局所的な形状特徴を捉えるため
に設けられたものであり、第38図に示す第1抽
出窓部SW′を用いて、格子点近傍に存在する線分
が線図形の線分であるかそれとも文字のストロー
クの一部であるか、その可能性を表現するもので
ある。 そしてこの局部形状抽出処理は、上記第2検証
処理部までの処理により正規化された図形に対し
て実行するものである。 この場合、第1抽出窓部SW′の各辺の矩形領域
内に、第38図Bおよび第39図A等に示した4
つの領域R′3,U′3,L′3,D′3を定義し、各領域
R′3〜D′3に対して次の処理を行なう。 (1) 第39図Aに示す如く、各領域R′3,U′3,
L′3,D′3を細分化して1×n画素あるいはn×
1画素の領域の集合として捉える。この場合、
領域R′3は細分領域R′31,R′32,R′33,に分割さ
れ、領域U′3は細分領域U′31,U′32,U′33に分
割され、領域L′3は細分領域L′31,L′32,L′33に
分割され、領域D′3は細分領域D′31,D′32,D′33
に分割されている。 (2) 各細分領域において(i)黒点の凝まりの個数
(ラインセグメントの個数)LSEG,(ii)黒点の
数(線幅に相当する)が閾値LTH以下である黒
点の凝まりの個数(線幅とみなし得る黒点の凝
まりの個数)ARiを夫々カウントする。なおこ
こで閾値LTHは筆記用具や入力装置の解像度等
から決まる線幅の閾値である。 (3) 細分領域毎に上記黒点の凝まりの個数
LSEG、黒点の凝まりの長さが閾値LTH以下の
個数ARiの数を基にして、あいまいさのフラグ
FAおよび連続腕CAMを示す次の2ビツト情報
を生成する。 LSEG=1,ARi=1 →FA=0.CAM=1 LSEG=0 →FA=0,CAM=0 その他 →FA=1,CAM=1 (4) 領域R′3、U′3、L′3、D′3の各領域毎に上記(3)
により得られた情報の論理和をとり、これを4
つの領域R′3、U′3、L′3、D′3毎に2ビツトの情
報とする。 (5) 領域R′3、U′3、L′3D′3の4つの領域から得ら
れる2ビツトずつの情報の合計8ビツトの情報
により、第39図Bに示す第1抽出ラベルコー
ドLB′3を生成する。ここで第39図Bの最後
の4ビツトD′、L′、U′、R′は、これらが「1」
のときには、その方向に線分が走つていること
を示しており、またF′R〜F′Dは、例えばF′Rが
「1」のときには右方向に走つている線分があ
いまいであること、すなわち、線図形の一部の
線分であつてノイズが垂つているか、文字の一
部であるということを表わしている。F′Uが
「1」のときには、上方向に走つている線分が
あいまいであること、つまり上記F′Rについて
説明したようなことが上方向に存在することを
表し、F′Lが「1」のときには、左方向に走つ
ている線分があいまいであり、F′Dが「1」の
ときには下方向に走つている線分があいまいで
あつて、それぞれ上記F′Rについて説明したよ
うなことがこれらにも存在することを表わして
いる。そしてF′Fが「1」のときは上記F′Rない
しF′Dのいずれかが「1」であることを示して
いる。 したがつて、第40図の図形を第1抽出窓部
SW′を使用して、上記(1)〜(5)の処理理にもとづき
第1抽出ラベルコードLB′3を作成する場合、
「LB′3=000001010」を得る。この場合は、第4
0図の図形ではあいまいさはなく、線分が上下に
走つていることを示している。 そして第41図の図形について第1抽出ラベル
コードLB′3を作成すれば「LB′3=000001111」を
得る。この場合は、あいまいさがなく、線分が上
下左右に走つていることを示している。 また第42図の図形について第1抽出ラベルコ
ードLB′3を作成すれば「LB′3=000000111」を得
るが、これはあいまいさがなく、線が上方向と左
右に走つていることを示している。 しかし、第43図の図形について第1抽出ラベ
ルコードLB′3を作成すれば、「LB′3‐100111111」
を得る。これは線分がこの第1抽出窓部SW′に対
しては上下左右に存在するものの、そのうち上方
向と右方向のものにあいまいさが存在することを
示している。 一般には上記第1抽出窓部SW′を使用して局部
形状抽出処理を行えば足りるが、例えば第44図
Aに示す如く線分に非所望な切れ目Gが存在する
と、第1抽出ラベルコードLB′3においては第3
9図B図示のビツトU′が論理「0」を示すこと
になる。この点を改良すべく、第44図に示す形
の第2抽出窓部SW″を用いるようにされる。該
第2抽出窓部SW″は、第38図Bに示す第1抽
出窓部SW′を包含しており、上述の領域R′3、
U′3、L′3、D′3の他に、第44図Bに示す如く、
領域R″3、U″3、L″3、D″3をもつている。そして、
上述の第1抽出ラベル・コードLB′3を抽出した
と同様に、上記領域R′3、U′3、L″3、D″3を用いて
第2抽出ラベル・コードLB″3を抽出する。 第45図A,Bは、第44図Aに示す画像デー
タ(図示斜線部)に対して領域R′3、U′3、L′3、
D′3を用いて第1抽出ラベル・コードLB′3を抽出
した状態を示している。また第45図C,Dは、
同じく第44図Aに示す画像データに対して領域
R″3、U″3、L′3、D″3を用いて第2抽出ラベル・
コードLB″3を抽出した状態を示している。 上記第1抽出ラベル・コードLB′3と第2抽出
ラベル・コードLB″3とが抽出された時点で、こ
れらの両コードを用いて、局部形状抽出ラベル・
コードLB3を決定する。各コードを
沿う形で描かれた線図形と文字を含む画図形とが
混在する手書き図面を読取つて、論理記号,線
分,および画図形部分を認識し抽出する論理回路
図処理装置において、格子点近傍の画像データを
集約的格子点ラベル・コードにまとめるよう構成
し、該集約的格子点ラベル・コードを基にして上
記認識処理を行つてゆくようにした論理回路図処
理装置に関するものである。 (B) 技術の背景と問題点 従来から手書きされた論理回路図をデータ処理
装置に入力することが行われており、例えばデイ
ジタイザなどを使用して、オペレータが文字や線
図形をいちいち抽出しつつ入力するようにされて
いた。この場合、例えば直線を入力することを考
えると、各線毎に、オペレータは、線の1つの端
部座標と他の端部座標とを指示すると共に、直線
である旨の情報を入力する必要がある。このた
め、比較的簡単な回路図の場合には余り問題にな
らないが、IC回路のような非常に複雑な回路図
を入力する場合にはデータの入力がきわめて煩雑
であり、オペレータはかなりの忍耐を必要とし、
しかも入力誤りを生じ易い。 (C) 発明の目的と構成 本発明は、上記の点に鑑み、論理回路図の入力
処理をいわば自動化する処理装置を提供すること
を目的としており、文字などの画図形や格子軸に
沿つて描かれた線図形について、格子点近傍の画
像データを集約的格子点ラベル・コードに集約す
る方式を採用して上記処理を行う処理装置を提供
することを目的としている。そしてそのため、本
発明の論理回路図処理装置は、予め定められた格
子軸に沿つて描かれたシンボルとシンボル間結線
を線図形と文字を含む画図形とが存在する手書き
図面を読み取つて得られた画像データから、線図
形および画図形部分を認識し抽出する論理回路図
処理装置において、 格子点近傍に画像データの存在の可能性を示す
格子点ラベルコードを生成する格子点ラベルコー
ド生成手段107,109と、 上記格子点ラベルコードにもとづいて上記画像
データの上記格子点に対する位置ずれを検証する
位置ずれ検証手段103と、 上記画像データの局部的形状を判別して線図形
または画図形の存在の可能性を識別する局部形状
抽出手段119と、 上記格子点で画像データが交差する場合にその
交差部分での結合子の存在の可能性を判別するラ
イン結合子抽出手段(と、 上記格子点近傍に円形状の画像データの存在の
可能性を判別する円形状抽出手段()と、 少なくとも上記格子点ラベルコード生成手段か
ら得られた格子点ラベルコードと、 上記位置ずれ検証手段から得られた位置ずれ情
報と、 上記局部形状抽出手段から得られた局部形状ラ
ベル情報と、 上記ライン結合子抽出手段から得られたライン
結合子情報と、 円形状抽出手段から得られた円形状情報とにも
とづいて上記格子点近傍の画像データ情報を集約
した集約的格子点ラベルコードを決定する集約的
格子点ラベルコード生成手段121と、 上記集約的格子点ラベルコードをもとに単一お
よび複合シンボルを認識するシンボル認識手段1
28,129,130,131,132,13
3,134,135,136,137)と、 上記集約的格子点ラベルコードと上記シンボル
認識手段とにより得られたシンボル情報よりシン
ボル記結線を抽出する線分抽出手段142,14
4,145,146,148と、 上記集約的格子点ラベルコードと上記画像デー
タとより文字例の抽出および文字の分離を行う文
字領域抽出手段147とを備えてなる ことを特徴としている。なお、上記において例
えば格子点ラベルコード生成手段に対して符号1
07,109を付したのは、図面を参照して説明
する以降の説明中の第4図や第99図A,Bなど
との対応を判り易く例示するためであり、例えば
当該格子点ラベルコード生成手段が図中の符号1
07,109として示す構成単位以外のものと無
関係であることを示すものではない。他の符号に
ついても同様である。 以下図面を参照しつつ説明する。 (D) 発明の実施例 本発明においては、第1図に示すように格子軸
(X軸およびY軸)に沿う形で描かれた図面、即
ち例えば方眼紙上に手書きされた線図形や文字を
含む画図形の混在する図面を、フアクシミリ入力
装置の如き光学的読取装置にて読取り、該読取つ
た画像データを格子点(格子軸交点)上のデータ
として集約し、その上で論理記号、線分、および
文字の部分に分離し認識処理するようにして、上
記データ処理装置に入力せしめるようにしようと
している。更に言えば、第2図に示す格子点G5
の周囲に例えば第3図図示の線図形Vが存在して
いるとした場合に、後述するように、格子点G5
を中心とした第2図図示矢印の範囲内で、線分の
存在の有無、および存在する場合には線分情報と
しての確からしさ、線分が格子点G5の上下左右
のいずれの方向に存在するか、当該線分の存在す
る位置までのずれなどを、当該格子点G5の情報
として抽出し集約し格納しておく。そして、該各
集約格子点ラベルコードを基に、文字や論理記号
などを認識し、データ処理装置に入力せしめるよ
うにしている。 第4図は本発明による論理回路図処理装置の一
実施例全体構成を示している。図中の符号1は処
理対象図面であり、2は本発明による論理回路図
処理装置によつて抽出された処理結果情報を表わ
している。以下、第4図図示の各構成部,…
にしたがう形で具体的に説明してゆくが、各構成
処理部,…は概略次の如きものと考えてよ
い。 図面と諸情報の入力処理部。 図面1をフアクシミリやドラム・スキヤナなど
の入力装置により読取り、該読取つた画像データ
に対してノイズ除去・平滑化などのいわゆる前処
理をほどこして画像メモリに格納する。そして、
デイスプレイ、キーボード、ライト・ペンなどを
使用して会話的に、入力図面の大きさや向き、格
子数などの諸情報を入力する。また入力図面の傾
き補正や認識領域の設定などのために、図面の4
隅に書込まれた基準点(第1図図示の「+」マー
ク)の座標位置を入力する。 ラベルコード生成処理部。 入力された図面の向き、基準点間の格子数、お
よび基準点の位置などの情報から、各格子点の画
像データ・アドレスを算出して、画像データ傾き
補正を行い、各格子点近傍の画像データがもつ形
状特徴を第5図に示す格子点ラベル・コード
LOGLBLとして表現する。なお当該処理部
において最初に得られた格子点ラベル・コードを
初期格子点ラベル・コードLBLと呼ぶ。そして
該ラベル・コードLBLを基にして後述する如き
第1検証処理部、第2検証処理部、局部形状抽出
処理部などによる処理を経て、集約的格子点ラベ
ル・コードを生成する。なお、ここで上記格子点
ラベル・コードLBL又はLOGLBLの各ビツトに
ついて簡単にまとめておく。 #28ないし#31ビツト 該ビツトは方向コードであつて、後述す
る如く、格子点G5からみて線分が延びて
いる方向を表現するものであつて、下方向
(D)、左方向(L)、上方向(U)、右方向
(R)に対応して、線分が延びている方向
に論理「1」を立てる。 #24ないし#27ビツト 該ビツトは“あいまい”方向コードであ
つて、線分が存在するとすれば、当該線分
が複雑な形状を持つているか否かを表わ
す。換言すれば文字の一部らしいか否かを
論理「1」をもつて表現する。例えば#24
ビツトFDが論理「1」であることは、格
子の下方に延びている線分(D=1)が文
字の一部らしいことを表示している。 #19ないし#22ビツト 該ビツトはずれ方向コードであつて、存
在している線分が、格子点からどの方向に
ずれているかを表示する。 #12ないし#15ビツト 該ビツトはギヤツプ方向コードであつ
て、格子の上下左右のいずれかの方向に延
びている線分に切れ目が存在するかを表示
している。 #16ビツト 該ビツトは“あいまい”フラグであつ
て、#24ないし#27ビツトのいずれか1つ
が論理「1」のときに論理「1」とされ
る。 #23ビツト 該ビツトは“ずれ”フラグであつて、
#19ないし#22のいずれか1つが論理
「1」のときに論理「1」とされる。 #11ビツト 該ビツトはギヤツプ・フラグであつて、
#12ないし#15ビツトのいずれか1つが論
理「1」のときに論理「1」とされる。 #18ビツト 該ビツトはライン結合子表示フラグであ
つて、論理回路図中の結線ラインが電気的
に接続されていることを意味すべく、結線
ラインの交差点などに付けた黒丸(ライン
結合子表示フラグと呼ぶ)が当該格子点に
存在するか否かを表わすものであり、存在
する場合に論理「1」とされる。 #9ビツト 該ビツトは三角形状表示フラグであつ
て、三角形のパターンが当該格子点に対応
して存在する場合に論理「1」とされる。 #10ビツト 該ビツトは大円形状表示フラグであつ
て、円形の大きい形状のパターンが当該格
子点に対応て存在する場合に論理「1」と
される。 #17ビツト 該ビツトは小円形状表示フラグであつ
て、円形の小さい形状のパターンが当該格
子点に対応して存在する場合に論理「1」
とされる。 #8ビツト 該ビツトはシンボル領域フラグであつ
て、当該格子点に対応して論理記号(シン
ボル)が記述されていることを表わしてい
る。 #0ビツト ビツトはスタート点フラグであつて、当
該格子点が論理記号(シンボル)のスター
ト点(端子位置)であることを表わしてい
る。 #1ビツト 該ビツトは逆ロジツク・シンボル表示フ
ラグであつて、#0ビツトが示すスタート
点に否定論理を与える小円形状パターン
(逆ロジツク・シンボル)が付いているこ
とを表わしている。 #2ない#5ビツト 該ビツトはスタート点方向コードであ
り、#0ビツトが示すスタート点に接続さ
れる結線ラインが上下左右のいずれの方向
に延びているかを表わしている。 円・三角抽出処理部。 第5図図示の格子点ラベル・コード中の#9ビ
ツト、#10ビツト、#17ビツトに表示する如き形
状の各パターンが存在するか否かを抽出する。 ラベルコード・ノイズ処理部。 生成された初期格子点ラベル・コードの#11な
いし#31ビツトの情報に対応して、各当該情報に
存在するノイズを除去する。 外向き腕の除去ユニツト。 図面1の枠の外に向つて出ている腕に応する方
向コードを論理「0」にする。 対の処理ユニツト。 互に隣接している格子点相互間で、いずれか一
方の格子点において他方に向う腕が存在する当該
他方の格子点において、対となるべき腕が存在し
ない場合に、上記腕に対応する方向コードを論理
「0」にする。 線切れ補正ユニツト。 本来1本の線として存在しているべき線分につ
いて1格子間隔以内の線切れを接続された形に修
正する。 ずれ補正1ユニツト 本来のあるべき形からみて余分なずれ方向コー
ド(#19ないし#22ビツト)とずれフラグ(#23
ビツト)とを論理「0」にする。 あいまい補正1ユニツト 1つの格子点に注目して、4つの方向の隣接格
子点の格子点ラベル・コードにもとづいて、あい
まい方向コード(#24ないし#27ビツト)などを
補正する。 シンボル分類処理部。 格子点ラベル・コード内の4方向コードをもと
に、図面1内の論理記号(シンボル)の位置とそ
の形状(種類)とを抽出する。但し、当該処理に
おいてはいわば大分類程度の分類を行うものと考
えてよい。 複合ゲート・シンボルの認識処理部。 本発明の論理回路図処理装置は、第6図に示す
ように複数個の論理記号(シンボル)の集合を或
る意味をもつているいわば複合ゲート・シンボル
C−Gとしてこれを認識するようにしている。当
認識処理部においては、各シンボルの種類と位置
関係から、複合ゲート・シンボルを認識する。そ
して認識された複合ゲート・シンボルに対し、そ
のスタート点位置の格子点ラベル・コードにスタ
ート点フラグ(#0ビツト)とスタート点コード
(#2ないし#5ビツト)と逆ロジツクシンボル
表示フラグ(#1ビツト)とを設定する。 シンボル領域の設定処理部。 本発明の論理回路図処理装置が読取るべき論理
記号の中には、第7図図示矢印a,bの如く、読
取り状態によつては、1つのシンボルを異なるシ
ンボルとして重複して抽出されることが生じるお
それがある。このように重複して抽出されたシン
ボルの検出を正しく行わせるためあるいは後続処
理を正しく行わせるために、格子点がシンボルの
一部として情報が確定していることを明示するた
めのフラグを設定せしめる。即ち第5図図示のシ
ンボル領域フラグ(#8ビツト)を論理「1」に
する。 線分確定処理部。 シンボル領域が確定された後に、シンボル間を
結ぶ結線ラインを確定せしめる。 ギヤツプ・あいまいの腕の処理部。 結線ラインが確定された後に、ギヤツプ方向コ
ード(#12ないし#15ビツト)とあいまい方向コ
ード(#24ないし#27ビツト)とをもつ格子点に
対し、その方向の4方向コードを論理「0」と
し、その上で、上記処理ユニツトの処理と同
様の処理を行う。 単一ゲート・シンボルの認識処理部。 上述の処理部におけるシンボル分類において
は、シンボルのもつ大まかな形状特徴によつて抽
出を行つたが、本処理部においては第8図A内
の2つのシンボルや第8図B内の2つのシンボル
に示す如くシンボル・グレープとしては同じグル
ープに属しているシンボル相互間を、例えば図示
の如く逆ロジツク・シンボルCが付いているか否
かなどによつて区別するようにして、単一ゲー
ト・シンボルの決定を行う。そして、認識された
単一ゲート・シンボルに対して、そのスタート点
位置の格子点ラベル・コードにスタート点フラグ
(#0ビツト)とスタート点コード(#2ないし
#5ビツト)と逆ロジツクシンボル表示フラグ
(#1ビツト)とを設定する。 スタート点の設定処理部。 第9図A内の2つのシンボル、第9図B内の2
つのシンボル、第9図C内の3つのシンボルなど
については、夫々のシンボルの形状が同じで結線
ラインが書かれる方向や位置が様々となつてい
る。これらの各シンボルを区別して識別するため
には、シンボルのスタート点候補の状態を調べ、
これらのシンボルのスタート点を決定し格子点ラ
ベルコードにスタート点情報を設定する。 逆ロジツク・シンボルの処理部。 第10図A図示の如き逆ロジツク・シンボルが
付いているシンボルを処理する場合、第10図B
に典型的な形として3通りの例を示す如く、逆ロ
ジツク・シンボル近傍の各格子点ラベル・コード
内の4方向コード(#28ないし#31ビツト)は、
様々な現われ方となる。このような状態が存在す
ると、後の追跡処理などにおいて悪影響が生じる
ことから、第10図C図示の如く、一旦余分な4
方向コードを落としておくようにする。本処理部
はこのような処理を行う。 スタート点近傍の線切れ補正処理部。 シンボルのスタート点位置の近傍では、いわゆ
る線切れ(ギヤツプ)が発生し易い。本処理部
では、この補正処理を行う。 線分抽出の前処理部。 シンボル間を結ぶ結線ラインを最終的に抽出す
るに先立つて、前処理を行う。 ギヤツプ・あいまい腕の処理ユニツト この時点でギヤツプ方向コード(#12ないし
#15ビツト)とあいまい方向コード(#24ないし
#27ビツト)とが設定されている格子点に対し
て、該当する方向の4方向コード(#28ないし
#31ビツト)を落とす。その上で、上記処理ユニ
ツトと同様な対の処理を行う。 ライン結合子の処理ユニツト 結線ラインの分岐点に該当するライン結合子に
対して、所定の処理(後述)を行う。 複合ゲート・シンボル内の線分消し処理ユ
ニツト 複合ゲート・シンボル内の結線ラインは予め判
つているパターンであり、この結線ラインを認識
する必要がない。本ユニツトはこの線分消し
を行う。 結線ライン抽出処理部。 結線ラインを個々のベクトルとして抽出するた
めに、 スタート点――スタート点 分 岐 点――分岐点 屈 曲 点――屈曲点 スタート点――分岐点 分 岐 点――屈曲点 屈 曲 点――スタート点 間の4方向コードを追跡する。そして結線ライン
を抽出する。追跡が終了しないラインについて
は、当該ラインが文字の一部である可能性があ
り、格子点ラベル・コードのあいまいフラグ
(#16ビツト)を論理「1」にしておく。 文字領域の抽出処理部。 図面1内からシンボルと結線ラインとを抽出し
終わると、残りは文字などの画図形である。本処
理部においては、格子点ラベル・コードのあい
まいフラグ(#16ビツト)をもとにして文字領域
(画図形領域)の抽出を行う。 文字の分離・認識処理部。 処理部によつて抽出された例えば文字例の各
文字を1文字毎に分離し、文字認識処理技術を用
いて文字認識を行う。 結果の出力処理部。 上述の如く抽出された各シンボル情報、結線ラ
イン情報、文字情報を、フロツピイ・デイスクな
どの外部記憶媒体に出力したり、または回線を介
して他のデータ処理装置に伝送したりする。 上記において、第4図に示す論理回路図処理装
置の各構成処理部,……が行う処理について
概説したが、以下更に具体的に各処理部における
重要な処理について説明してゆく。 〔〕 図面と諸情報の入力処理部 本処理部においては、後続する傾きや歪の補
正などのために、第1図図示の基準点(4隅の
「+」マーク)の座標を正しく指示してやること
が必要となる。即ち、本処理部によつて入力さ
れた結果(画像メモリ上の内容)をテレビ・モニ
タ上に表示せしめ、当該表示画面における上記基
準点がどの座標位置に表示されているかを指示
し、後続する補正時に、本来あるべき座標位置と
上記入力された結果の座標位置とにもとづいて補
正を行うようにする。 入力図形は画像メモリ上に例えば2048×3072ド
ツト程度の大きさをもつものとして格納される。
このために、入力図形全体をそのまま一度にテレ
ビ・モニタ上に表示することはできず、縮小して
表示される。この結果、基準点を縮小表示画面上
で指示しても必らずしも十分な精度が得られな
い。この点を克服するため、第11図図示のフロ
ーチヤートに示す如き手順によつて基準点を高精
度で指示するようにされる。即ち、 (1) 最初に、入力図形のビデオ・データを拡大率
1/8に縮小して、入力図形の前半(2048×1536
ドツト)分を表示する。 (2) 次いで、基準点の1つが存在する領域をライ
ト・ペンによつて指示した上で、その領域を拡
大率1にして表示する。 (3) 次いで当該基準点が存在する領域をライト・
ペンによつて指示した上で、その領域を拡大率
8にして表示する。 (4) この状態において、当該1つの基準点をライ
ト・ペンによつて指示する。正しく指示できな
かつた場合には、正しく指示できるまで修正
し、正しく指示できたとき、当該指示点を基準
点の1つとして送出する(第1の基準点として
画像メモリ上に書込まれる)。 (5) 次いで再び拡大率1/8のもとで入力図形の前
半(2048×1536ドツト)分が表示され、上記操
作(2)ないし(4)と同様な操作によつて、第2の基
準点が画像メモリ上に書込まれる。 (6) 次には、拡大率1/8のもとで入力図形の後半
(2048×1536ドツト)分が表示され、上記操作
(2)ないし(4)と同様の操作によつて、第3の基準
点が画像メモリ上に書込まれる。 (7) その後再び拡大率1/8のもとで入力図形の後
半(2048×1536ドツト)分が表示され、上記操
作(2)ないし(4)と同様の操作によつて、第4の基
準点が画像メモリ上に書込まれ、エンドとな
る。 〔〕 ラベルコード生成処理部における画
像データの傾き補正。 ラベルコード生成処理部においては、上述
の如く入力された基準点の座標にもとづいて、当
基準点が本来の位置に対してどのようにずれてい
るかを検出し、画像データの傾きや歪を補正する
必要がある。以下この処理について述べる。 一般に第12図A図示の如く基準点の座標が
(0,0)、(XW,0)、(0,YW)、(XW,YW)
で与えられている入力図面1を画像メモリに格納
した場合、第12図B図示の如く回転歪を受けた
状態をもつて格納されることが生じる。このため
に上述の如く、画像メモリ上に格納されている入
力図面1−1に対して、ライト・ペンによつて基
準点を指示すると、この指示された基準点が第1
2図Bにおいて例えば座標(0,0)、(Xa,
Ya)、(Xb,Yb)、(Xc,Yc)として与えられ
る。 第12図図示の入力図面1と格納された入力図
面1−1との間には、図示原点(0,0)におい
て一致しているとすると、入力図面1上の点
(x,y)を回転歪を受けた図面1−1上の点
(x′−y′)と対比せしめると、 x′=xcosθ+ysinθ y′=ycosθ−Xsinθ ――(1) なる関係がある。しがつて、入力図面1上の点
(x,y)が画像メモリ上において点(x′,y′)
に位置するものとして補正を行えば足りる。 しかし、上記補正を図形上の各画素について行
うことはきわめて処理量が大となる。このために
本発明の場合、次のような補正にとどめて許容範
囲内で最小限度の補正をもつて済ますようにす
る。即ち、入力図面1上をm×n画素よりなる区
分領域3によつて区分し、各区分領域例えば領域
3−1の左上隅の点(x0,y0)について画像メモ
リ上でどの座標位置に存在するかを決定する。即
ち、図示(x0,y0)と(x0′,y0′)との対応を第
(1)式にもとづいて決定する。そして、当該m×n
画素で与えられる区分領域3−1があたかも第1
2図B図示点線で示すm×n画素で与えられる区
分領域3′−1であるものとみてゆくようにする。
換言すると、図面1について、区分領域3−1の
左上隅点(x0,y0)が座標(x0′,y0′)に対応す
るものであることが見出された場合、区分領域3
−1内の各画素を読取るものとして処理するに当
つて、図面1−1上の座標点(x0′,y0′)から水
平方向にm画素分と垂直方向にn画素分とを抽出
したm×n画素区分領域3′−1を読取つて処理す
るようにする。 このように各区分領域に区分する方式を採用す
ることによつて、補正処理量は1/m・nとなる
ことが容易に理解されよう。ただし、このような
簡略方式を採用することによつて、区分領域3′−
1内の各画素にどの程度の誤差が含まれるかを評
価しておく必要がある。区分領域3′−1の大きさ
を10×10画素に選んだとき、入力図面1上の真の
画素位置に対して最大2画素分の誤差を許容する
とすると、計算上回転角θが約11゜以下であれば
よい。また最大1画素分の誤差を許容するものと
すると、回転角が5゜以下であればよい。逆に言え
ば、実際に20゜程度の回転が生じている場合には、
最大2画素分の誤差が許容されるものとすれば、
区分領域3′−1の大きさを5×5画素に選べばよ
いことを意味する。 上記第12図A,Bを参照して説明した簡略方
式による誤差補正を行うに当つても、上記回転角
θを測定することが煩雑であり、測定誤差が導入
され易い。このために次のような処理がとられ
る。 第13図AおよびBは、入力図面1の例えば4
つの基準点(0,0)、(Xw,0)、(0,YW)、
(XW,YW)が与えられているとし、任意の点
(X,Y)が回転歪を受けた図形1−1上で点
(X′−Y′)となることを示している。そして、上
記第(1)式から X′=Xcosθ+Ysinθ Y′=Ycosθ−Xsinθ の関係にある。ここで図示の如く、XW、YW、
XL、YL、△X、△Y、X″、Y″を考慮すると、 又は したがつて、 また X″=XXL/XW(∵X/XW=X″/XL) Y″=YYL/YW(∵Y/YW=Y″/YL) 故に で表わされる。 ここで、入力図面1上の上記基準点(0,0)、
(XW,0)、(0,YW)、(XW,YW)が予め判つ
ている。そして、図形1−1を例えばテレビ・モ
ニタ上に表示した上で、上記基準点に対応する点
の座標をライトペンなどで入力して(0,0)、
(Xa,Ya)、(Xb,Yb)、(Xc,Yc)として指示
すれば、 XL=Xc−Xb △X=Xb YL=Yc−Ya △Y=Ya として既知の値として与えられる。 〔〕 ラベルコード生成処理部における初
期格子点ラベル・コード生成。 上述の如くして画像メモリ上に読取られた画像
データの傾きなどが補正されると、本発明におい
ては、第2図、第3図に関連して上述した如く、
格子点G5の近傍の画像データを、格子点ラベ
ル・コードの形で表現せしめるようにする。 初期格子点ラベル・コードは、格子点近傍の図
形構造を大まかに把握するものであつて、以下に
その生成方式について説明する。 まず手書き図面を読取つて得られた画像データ
を、第3図に示す如く、格子軸X1ないしX3およ
び格子軸Y1ないしY3で区画し、これを第14図
に示す如く、格子点C5を中心に、格子軸nに相
当するn×1画素の大きさの窓部W1-xおよび1
×n画素の大きさの窓部W1-Yで、それぞれX方
向およびY方向に走査するそしてこの窓内に黒点
が1画素でも存在するとき、これを各窓部の黒点
検出出力「1」としてこれを保持部R1-Xおよび
R1-Yにそれぞれ保持させる。その結果、例えば
第14図に示す画像データを窓部W1-X,W1-Yで
走査したとき、保持部R1-X,R1-Yにそれぞれ斜
線部で示した如き状態で、上記窓部W1-X,W1-Y
からの黒点情報としての出力「1」が、各格子軸
上の投影結果として保持されることになる。 次に、第15図Aに示すように保持部R1-Xに
対して右方向領域R0,R1を定義してこれらの領
域内における「1」(黒点情報を示す)の総和を
求め、それが一定の閾値以上であれば、格子点
G5の右方向に線分が存在する可能性があるとい
う情報「R=1」を決定し、閾値以下ならば可能
性がないという情報「R=0」を決定する。同様
にして左方向領域L0,L1を定義して各領域にお
ける「1」の総和を求め、これが閾値以上であれ
ば左方向に線分が存在する可能性があるという情
報「L=1」を決定し、閾値以下ならば「L=
0」を決定する。勿論、第15図Bに示す如く、
保持部R1-Yに対しても、上下に上方向領域U0,
U1及び下方向領域D0,D1を定め領域U0,U1内お
よびD0,D1内の「1」の総和が閾値以上か以下
かに応じて上方向情報「U=1又は0」および下
方向情報「D=1又は0」を決定する。このよう
にして、初期格子点ラベルコード(LBL)D,
L,U,Rが求められ、例えば第14図の画像デ
ータに対しては、第16図Aに示す如く、上下に
線分が存在する可能性があり、左右には可能性が
ないという、第16図Bに示す如き、格子点G5
に対する初期格子点ラベルコード「LBL=1010」
が決定される。 このようにして第17図A示す如き画像データ
に対しては、第17図Bに示す如く、上・下・
左・右に線分の存在する可能性があることを示す
形で第17図Cに示す初期格子点ラベルコード
「LBL=1111」が求められ、第18図Aに示す画
像データに対しては、第18図Bに示す左・右・
上方向に線分の存在する可能性のあることを示す
形で第18図C示す「LBL=0111」が求められ、
第19図Aに示す画像データに対しては、同様に
「LBL=0111」が求められる。 〔〕 ラベルコード生成処理文における第
1検証処理部の処理。 第1検証処理は、上記初期格子点ラベルコード
LBLを基にして、実際にその格子点近傍を、初
期格子点ラベルコードLBLに対応した方向に線
分が存在するか否かを検証するものである。 まず、第20図に示す如く、WV0,WV2,WH0
〜WH2の各第1検証窓部を設ける。これらの第1
検証窓部はLBLを基にして定められるものであ
つて、「R=1,L=1」のときは1×n画素の、
第1検証窓部WV0を使用し、「R=0,L=1」
のときは1×(n/2+1)画素の第1検証窓部WV1 を使用し、「R=1,L=0」のときは1×(n/2 +1)画素の第1検証窓部WV2を使用する。そし
て「U=1,D=1」ときはn×1画素の第1検
証窓部WHpを使用し、「U=0,D=1」のとき
は(n/2+1)×1画素の第1検証窓部WH1を使用 し、「U=1,D=0」のときは(n/2+1)×1 画素の第1検証窓部WH2を使用する。そして第2
1図A,Bに示すように、これらの第1検証窓部
を水平格子軸(又は垂直格子軸)を始点として、
上下方向(又は左右方向)にスライドさせて黒点
情報を累積してゆき、最初に第1検証窓部を全部
黒点情報である「1」が埋める位置を検出する。
このスライド操作のスライド幅は上下左右方向と
も格子間距離の半分、すなわち、第21図A,B
のnの範囲内である。 このスライド操作によつて格子点近傍を初期格
子点ラベルコードに応じた方向の線分が存在する
か否か、また存在するとすれば、その線分は格子
軸からどの程度ずれているかということを検出す
ることができる。そしてこれらのずれ情報を第1
検証ずれ情報SX1,SY1として抽出する。ここで
次の如くSX1,SY1の符号を表示する。 SX1:左右方向のずれ+右方向;−左方向 SY1:上下方向のずれ+下方向;−上方向 ただしn画素のスライド幅の範囲内で窓部内を
黒点がすべて埋れる状態が存在しなかつた場合に
は、SX1,SY1として「999」という値を設定す
る。そして初期格子点ラベルコードLBLとして
水平あるいは垂直方向の線分が検出されなつた場
合は、その方向にはスライド操作を行わなかつた
ということを示すためにSX1,SY1として
「1000」という値を設定する。 第22図ないし第25図は各種図形に対して第
1検証処理を行つてそのずれを検証した状態を示
すものである。 第22図では「LBL=1010」に応じて、第2
0図の第1検証窓部WH0を格子軸から4画素右に
スライドしたとき第1検証窓部WH0を黒点にて埋
めることができるので「SX1=+4」となる。し
かし「LBL=1010」であることから上下方向の
スライド操作を行う必要はないのでこれを示すた
め「SY1=1000」とする。また第23図では、
「LBL=1111」であつて、このとき第1検証窓部
WH0とWV0をスライドさせる必要なくその格子軸
でこれらの第1検証窓部WH0とWV0が黒点で埋め
ることになるので「SX1=0=0.SY1=0」であ
る。そして第24図では、「LBL=0111」であ
り、このとき第1検証窓部WH2は左方に1画素ス
ライドさせたとき第1検証窓部WH2は全部黒点と
なり、第1検証窓部WV0を3画素下方にスライド
させたときこれを全部黒点とすることができるの
で、「SX1=−1,SY1=+3」となる。しかし
ながら第25図の図形では、「LBL=0111」であ
り、第1検証窓部WH2を左方に1画素スライドさ
せたとき第1検証窓部WH2はすべて黒点とするこ
とができるが、第1検証窓部WV0を使用して第2
1図Aに示す幅nでスライドしてもこの第1検証
窓部WV0を黒点で埋めることはできず、それ故
「SX1=−1,SY1=999」となる。 上記の如く求められた第1検証ずれ情報SX1,
SY1を基にして、格子点近傍の図形構造を捉えて
いる矩形領域を動かして、当該矩形領域内の線分
を格子軸上に位置するように正規化したあとで、
再び上記初期格子点ラベルコード(LBL)を抽
出した方法と同様な方法により格子点ラベルコー
ドを求め、これを第1検証ラベルコード(LB1)
とする。 この場合X方向への正規化合物として次のよう
にする。 「SX1=1000」,「SX1=999」、「SX1=0)の
場合は矩形領域は動かさない。そしてSX1>0」
のときは矩形領域を右方向へ|SX1|だけ動か
し、「SX1<0」のときは矩形領域を左方向へ|
SX1|だけ動かす。 同様に、Y方向への正規化処理として次のよう
にする。 「SY1=1000」,「SY1=999」、「SY1=0」の
場合は矩形領域は動かさない。そして「SY1>
0」のときは矩形領域を下方向へ|SY1|だけ動
かし、「SY1<0」のときは矩形領域を上方向に
|SY1|だけ動かす。 例えば、第26図Aに示す如き画像データの場
合には、「SX1=4」のための矩形領域を右方向
に(相対的には画像データを左方向に)4画素だ
け移動するが、このとき「SY1=1000」のため上
下方向には矩形領域は動かさない。この結果、第
26図Bに示す如き状態の図形が得られ、これを
第14図に示した如き窓部W1-X,W1-Yで走査し
て、保持部R1-XおよびR1-Yには第26図Bの斜
線部分に示す如き黒点情報が得られる。そしてこ
れにもとづき、第15図に関連して説明したと同
様の処理を行つて、第1検証ラベルコードLB1
(LB1=DURL)を得ることができ、かくして第
26図Bの図形では第1検証ラベルコード「LB1
=1010」を得る。 そして、第27図Aに示す画像データの場合に
は、「SX1=0,SY1=0」のために、左右上下
方向の移動は行わず、この結果第1検証ラベルコ
ード「LB1=1111」となり、初期格子点ラベルコ
ードと同一となる。 また第28図Aに示す画像データの場合には、
「SX1=−1,SY1=3」のために、矩形領域を
左方向に1画素、下方向に3画素だけ移動(相対
的には画像データを右方向に1画素、上方向に3
画素移動)して、上記の如き処理を行い、その結
果初期格子点ラベルコードLBLと同一な、第1
検証ラベルコード「LB1=0111」を得る。 さらに、第29図Aに示す画像データの場合に
は、「SX1=−1,SY1=999」のために矩形領域
を左方向に1画素だけ移動して第1検証ラベルコ
ード「LB1=0111」を得る。 〔〕 ラベルコード生成処理部における第
2検証処理部の処理。 第2検証処理は、上記第1検証ラベルコード
LB1を基にして、実際にその格子点近傍を、第1
検証ラベルコードLB1に対応した方向に線分が存
在するか否かを検知し、第2検証ラベルコード
LB2を求めるための処理であり、第1検証ラベル
コードLB1に応じて、第30図に示す如く、第2
検証窓部BWV0〜BWV2,BWH0〜BWH2を設け、
上記第1検証処理と同様の方法で検証を行うもの
である。そして、これらの各第2検証窓部の大き
さは第3図に示す如く、格子点G5の両側の格子
軸間の幅をWDとするとき、次のように定められ
る。 これらの第2検証窓部の使用態様は次のように
して決定される。すなわち、「R=1,L=1」
のときは1×WD画素の第2検証窓部BWVpを使
用し、「R=0,L=1」のときは1×(WD/2+ 1)画素の第2検証窓部BWV1を使用し、「R=
1,L=0」のときは1×(WD/2+1)画素の第 2検証窓部BWV2を使用する。そして「U=1,
D=1」のときは、WD×1画素の第2検証窓部
BWH0を使用し、「U=0,D=1」のときは
(WD/2+1)×1画素の第2検証窓部BWH1を使用 し、「U=1,D=0」のときは(WD/2+1)× 1画素の第2検証窓部BWH2を使用する。 そしてこれらの各第2検証窓部を水平格子軸
(又は垂直格子軸)を始点として上下方向(又は
左右方向)にスライドさせて黒点情報を累積して
ゆき、最初に第2検証窓部を全部黒点情報である
「1」が埋める位置を検出する。このスライド操
作のスライド幅は、上下左右とも、第1検証窓部
のときと同様に、第21図A,Bのnの範囲内で
ある。そしてこの結果得られたずれ情報を第2検
証ずれ情報SX2,SY2として上記SX1,SY1と同
様にして決定するものである。 例えば、第30図の図形に対しては、「LB1=
1010」に応じて第2検証窓部BWH0を使用し、こ
れを格子軸から1画素石にスライドしたとき、こ
の第2検証窓部BWH0を黒点にて埋めることがで
きるので「SX2=1」となる。しかし「LB1=
1010」より上下方向のスライド操作を行う必要は
ないので、これを示すため「SY2=1000」とす
る。 また第31図では「LB1=1111」により第2検
証窓部BWH0とBWV0を使用する。このとき第2
検証窓部BWH0は格子軸上で黒点で埋めるためス
ライドさせる必要がなく「SX2=0」であるが、
第2検証窓部BWV0は下方に1画素スライドさせ
たとき全部黒点となるので「SY2=1」となる。 そして第32図では、「LB1=0111」により第
2検証窓部BWH2とBWV0を使用する。このとき
第2検証窓部BWH2およびBWV0は格子軸上に位
置させたときいずれも全部黒点となるので「SX2
=0、SY2=0」である。 しかしながら第33図では「LB1=0111」によ
り、第2検証窓部BWH2およびBWV0を使用する
ものであるが、これらの第2検証窓部BWH2およ
びBWV0を第21図A,Bに示す幅n内にスライ
ドしても全部黒点とすることができないので、
「SX2=999,SY2=999」となる。 上記の如くして求められた第2検証ずれ情報
SX2,SY2を基にして、格子点近傍の図形構造を
捉える矩形領域を更に動かしてその線分を格子軸
上により正確に位置するよう正規化したあとで、
再び上記初期格子点ラベルコードLBLおよび第
1検証ラベルコードLB1を抽出したと同様の方法
で、第2検証ラベルコードLB2を求める。 すなわち、第34図Aでは「SX2=1,SY2=
1000」であるので、これにもとづき矩形領域を右
方向に1画素移動する。このとき「SY2=1000」
のため、上下方向には矩形領域は動かさない。こ
の結果、第34図Bの如き図形が得られ、これに
もとづき上記初期格子点ラベルコードLBLおよ
び第1検証ラベルコードLB1を抽出したときと同
様の方法で第2検証ラベルコード「LB2=1010」
を求めることができる。 また第35図Aの図形では「SX2=0,SY2=
1」であり、矩形領域を下方向に1画素移動す
る。この結果第35図Bの如き図形が得られ、こ
れにもとづき、第2検証ラベルコード「LB2=
1111」を求めることができる。 そして第36図Aの図形では「SX2=0,SY2
=0」であり、このまま第36図Bのように、第
2検証ラベルコード「LB2=0111」を求めること
ができる。 さらに、第37図Aの図形では「SX2=999,
SY2=999」であり、このまま、第37図Bのよ
うに、第2検証ラベルコード「LB2=0111」を求
めることができる。 〔〕 ラベルコード生成処理部における局
部形状抽出処理部の処理。 上記により求められたLBL、SX1、SY1、
LB1、SX2、SY2、LB2等は次の事項を表現して
いる。 格子点近傍に線分が存在するかどうか。 格子点近傍に線分が存在する場合にはその線
分は4方向(上下左右)のどの方向のものか。 格子点近傍に線分が存在するときにその線分
が格子軸からどの程度ずれているのか。 この局部形状抽出処理は、これらの図形表現に
加えて更に細かい局所的な形状特徴を捉えるため
に設けられたものであり、第38図に示す第1抽
出窓部SW′を用いて、格子点近傍に存在する線分
が線図形の線分であるかそれとも文字のストロー
クの一部であるか、その可能性を表現するもので
ある。 そしてこの局部形状抽出処理は、上記第2検証
処理部までの処理により正規化された図形に対し
て実行するものである。 この場合、第1抽出窓部SW′の各辺の矩形領域
内に、第38図Bおよび第39図A等に示した4
つの領域R′3,U′3,L′3,D′3を定義し、各領域
R′3〜D′3に対して次の処理を行なう。 (1) 第39図Aに示す如く、各領域R′3,U′3,
L′3,D′3を細分化して1×n画素あるいはn×
1画素の領域の集合として捉える。この場合、
領域R′3は細分領域R′31,R′32,R′33,に分割さ
れ、領域U′3は細分領域U′31,U′32,U′33に分
割され、領域L′3は細分領域L′31,L′32,L′33に
分割され、領域D′3は細分領域D′31,D′32,D′33
に分割されている。 (2) 各細分領域において(i)黒点の凝まりの個数
(ラインセグメントの個数)LSEG,(ii)黒点の
数(線幅に相当する)が閾値LTH以下である黒
点の凝まりの個数(線幅とみなし得る黒点の凝
まりの個数)ARiを夫々カウントする。なおこ
こで閾値LTHは筆記用具や入力装置の解像度等
から決まる線幅の閾値である。 (3) 細分領域毎に上記黒点の凝まりの個数
LSEG、黒点の凝まりの長さが閾値LTH以下の
個数ARiの数を基にして、あいまいさのフラグ
FAおよび連続腕CAMを示す次の2ビツト情報
を生成する。 LSEG=1,ARi=1 →FA=0.CAM=1 LSEG=0 →FA=0,CAM=0 その他 →FA=1,CAM=1 (4) 領域R′3、U′3、L′3、D′3の各領域毎に上記(3)
により得られた情報の論理和をとり、これを4
つの領域R′3、U′3、L′3、D′3毎に2ビツトの情
報とする。 (5) 領域R′3、U′3、L′3D′3の4つの領域から得ら
れる2ビツトずつの情報の合計8ビツトの情報
により、第39図Bに示す第1抽出ラベルコー
ドLB′3を生成する。ここで第39図Bの最後
の4ビツトD′、L′、U′、R′は、これらが「1」
のときには、その方向に線分が走つていること
を示しており、またF′R〜F′Dは、例えばF′Rが
「1」のときには右方向に走つている線分があ
いまいであること、すなわち、線図形の一部の
線分であつてノイズが垂つているか、文字の一
部であるということを表わしている。F′Uが
「1」のときには、上方向に走つている線分が
あいまいであること、つまり上記F′Rについて
説明したようなことが上方向に存在することを
表し、F′Lが「1」のときには、左方向に走つ
ている線分があいまいであり、F′Dが「1」の
ときには下方向に走つている線分があいまいで
あつて、それぞれ上記F′Rについて説明したよ
うなことがこれらにも存在することを表わして
いる。そしてF′Fが「1」のときは上記F′Rない
しF′Dのいずれかが「1」であることを示して
いる。 したがつて、第40図の図形を第1抽出窓部
SW′を使用して、上記(1)〜(5)の処理理にもとづき
第1抽出ラベルコードLB′3を作成する場合、
「LB′3=000001010」を得る。この場合は、第4
0図の図形ではあいまいさはなく、線分が上下に
走つていることを示している。 そして第41図の図形について第1抽出ラベル
コードLB′3を作成すれば「LB′3=000001111」を
得る。この場合は、あいまいさがなく、線分が上
下左右に走つていることを示している。 また第42図の図形について第1抽出ラベルコ
ードLB′3を作成すれば「LB′3=000000111」を得
るが、これはあいまいさがなく、線が上方向と左
右に走つていることを示している。 しかし、第43図の図形について第1抽出ラベ
ルコードLB′3を作成すれば、「LB′3‐100111111」
を得る。これは線分がこの第1抽出窓部SW′に対
しては上下左右に存在するものの、そのうち上方
向と右方向のものにあいまいさが存在することを
示している。 一般には上記第1抽出窓部SW′を使用して局部
形状抽出処理を行えば足りるが、例えば第44図
Aに示す如く線分に非所望な切れ目Gが存在する
と、第1抽出ラベルコードLB′3においては第3
9図B図示のビツトU′が論理「0」を示すこと
になる。この点を改良すべく、第44図に示す形
の第2抽出窓部SW″を用いるようにされる。該
第2抽出窓部SW″は、第38図Bに示す第1抽
出窓部SW′を包含しており、上述の領域R′3、
U′3、L′3、D′3の他に、第44図Bに示す如く、
領域R″3、U″3、L″3、D″3をもつている。そして、
上述の第1抽出ラベル・コードLB′3を抽出した
と同様に、上記領域R′3、U′3、L″3、D″3を用いて
第2抽出ラベル・コードLB″3を抽出する。 第45図A,Bは、第44図Aに示す画像デー
タ(図示斜線部)に対して領域R′3、U′3、L′3、
D′3を用いて第1抽出ラベル・コードLB′3を抽出
した状態を示している。また第45図C,Dは、
同じく第44図Aに示す画像データに対して領域
R″3、U″3、L′3、D″3を用いて第2抽出ラベル・
コードLB″3を抽出した状態を示している。 上記第1抽出ラベル・コードLB′3と第2抽出
ラベル・コードLB″3とが抽出された時点で、こ
れらの両コードを用いて、局部形状抽出ラベル・
コードLB3を決定する。各コードを
【表】
のように表示するとき、局部形状抽出ラベル・コ
ードLB3は次の論理によつて決定される。 即ち、最初にLB′3をまずLB3に代入する。 そして次に、 〓 | | 〓 | | | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 U″=1&U=0→U=1、FU=1、FF=1、GU=1、G
F=1 | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 U″=1&U=0→U=1、FU=1、FF=1、GU=1、G
F=1 L″=1&L=0→L=1、FL=1、FF=1、GL=1、G
F=1 | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 U″=1&U=0→U=1、FU=1、FF=1、GU=1、G
F=1 L″=1&L=0→L=1、FL=1、FF=1、GL=1、G
F=1 D″=1&D=0→D=1、FD=1、FF=1、GD=1、G
F=1 の処理を実行し、代入して得られたLB3を補正
するとともに、第5図図示のギヤツプ・フラグ
GFおよびギヤツプ方向コードGD・GL・GU・GRの
情報を生成する。 上記処理によつて第44図Aに示した程度の線
パターンの切れは充分吸収し得る。第46図は、
第45図B図示のコードLB′3と第45図D図示
のコードLB″3とにもとづいて得られた局部形状
抽出ラベル・コードLB3と、上記ギヤツプ関係の
ビツトGF、GD、GL、GU、GRとを示している。 なお、ギヤツプ方向の抽出処理は、上述の第2
検証処理によつて入力画像を格子軸上に正規化し
た後、第2検証ラベルコードを抽出するために投
影処理を実行するが、ギヤツプ方向の抽出はこの
投影結果を基にして各方向における投影結果が連
続しているか否かの判定によつて行う。第47
図、第48図に処理例を示す。 〔〕 ラベル生成処理部における集約的格
子点ラベル・コード(LOGLBL)の決定処理。 上記〔〕ないし〔〕によつて、初期格子点
ラベルコードLBL;第1検証ずれ情報SX1、SY、
第1検証ラベルコードLB1:第2検証ずれ情報
SX2、SY2、第2検証ラベルコードLB2、および
局部形状抽出ラベルコードLB3を抽出することが
できる。そしてこれらの抽出情報をまとめて第5
図に示す如き形で32ビツトの集約的格子点ラベル
コードLOGLBLを下記の如く決定する。 (1) 初期格子点ラベルコードLBLがすべて0の
ときは、格子点ラベルコードLOGLBLは32ビ
ツト全部を「0」にするが、LBLがすべて
「0」でないときで局部形状抽出ラベルコード
LB3がすべて「0」の場合には、LOGLBLを
#16ビツト目のあいまいフラグのみ「1」にし
て残りの31ビツトを「0」とする。 (2) 第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検証
ずれ情報SX2、SY2がいずれも「999」でない
場合には次式によりSX、SYを求める。 SX=SX1+SX2 SY=SY1+SY2 ただし、「SX1=1000」又は「SX2=1000」
のとき「SX=0」とし、「SY=100」又は
「SY2=1000」のとき「SY=0」とする。 (3) この結果を用いて、まず、LOGLBLをクリ
アして、LBL、LB1、LB2およびLB3の下位4
ビツトの論理積をとり、LOGLBLの下位ビツ
ト、すなわち、第5図の#28ないし#31ビツト
に設定する。 (4) 次に上記SX、SYの絶対値|SX|、|SY|
に対して、ずれの閾値ATHを設定し、次の処理
を行なう。この閾値ATHは、例えば窓部の最大
移動距離であるnの半分即ちn/2に定める。 (4-1) |SX|>ATHの場合、 第5図に示すLOGLBLの#23ビツトであ
るずれフラグを「1」にする。 そして「SX>0」のとき、右方向にずれ
ているので、LOGLBLの#22ビツトを「1」
とし、 「SX<0」のとき、左方向にずれている
のでLOGLBLの#20ビツトを「1」とする。 また、あまり大きく矩形領域を動かしすぎ
ることにより生ずる弊害を防止するために上
記ATHよりやゝ小さい閾値O THを設定し、次の
処理を行う。 |SX|>O THの場合、 「SX>0」ならば、 LBLのRビツトが「1」ならば、格子軸
の右側にあつたものをシフトしすぎたことを
示すものであり、最初の状態に信頼を置き
LOGLBLの#31ビツトを「1」とする。 「SX<0」ならば、 LBLのLビツトが「1」ならば、同様に
してLOGLBLの#29ビツトを「1」にする。 (4-2) |SY|>TTHの場合、 上記(4−1)と同様に、LOGLBLの
#23ビツトであるずれフラグを「1」にす
る。 そして「SY>0」のとき、下方向にずれ
ているので、LOGLBLの#19ビツトを「1」
とし、「SY<0」のとき上方向にずれている
ので#21ビツトを「1」にする。 また|SY|>O THの場合 「SY>0」ならば、 LBLのUのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#30ビツトを「1」にする。 「SY<0」ならば、 LBLのDビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#28ビツトを「1」にする。 (5) それから、あいまい方向の処理を行なう。 (5-1) LOGLBLの#31ビツトが「1」でかつ
LB3のFRのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#27ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (5-2) LOGLBLの#30ビツトが「1」でかつ
LB3のFUのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#26ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (5-3) LOGLBLの#29ビツトが「1」でかつ
LB3のFLのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#25ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (5-4) LOGLBLの#28ビツトが「1」でかつ
LB3のFDのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#24ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (6) 第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検証
ずれ情報SX2、SY2がいずれも「999」の場合
では、次の如き処理を行う。 (6-1) LOGLBLをクリアーし、LBL、LB1、
LB2、LB3の下位4ビツトの論理積をとり、
LOGLBLの下位4ビツトすなわち#28ない
し#31ビツトを上記論理積に設定する。 (6-2) LOGLBLの#16ビツトを「1」にし、
線分としてはあいまいであつて文字の可能性
のあることを示す。 (7) 第1検証ずれ情報SX1と第2検証ずれ情報
SX2がともに「999」であつてしかも第1検証
ずれ情報「SY1=1000」の場合には、上記(6)と
同様な処理を行なう。 (8) 第1検証ずれ情報SX1が「1000」であつてし
かも第1検証ずれ情報SY1および第2検証ずれ
情報SY2が「999」の場合には、上記(6)と同様
な処理を行なう。 (9) 第1検証ずれ情報SX1が「999」であつてし
かも第1検証ずれ情報SY1と第2検証ずれ情報
SX2、SY2がいずれも検証できたことを示す、
「999」より小さい場合には、 SX=SX2 SY=SY1+SY2 として上記(3)ないし(5)の処理を行なう。 (10) 第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検証
ずれ情報SX2、SY2が「SX1<999」で「SY1
=999」で「SX2<999」でしかも「SY2<999」
の場合には、 SX=SX1+SX2 SY=SY2 として、上記(3)ないし(5)処理を行なう。 (11) 上記(1)ないし(10)以外の場合、下記の如き処理
を行う。 SX1999→SX1=0 SX2999→SX2=0 SY1999→SY1=0 SY2999→SY2=0 SX=SX1+SX2 SY=SY1+SY2 としかつ、LOGLBLの#16ビツトを「1」とし、
上記(4),(5)の処理を行う。 上記(1)ないし(11)の如き処理により生成される集
約的格子点ラベルコードLOGLBLの表現するこ
とを要約すれば次のようになる。 (a) 格子点近傍に線分が存在するか否か。これは
LOGLBLの#28ないし#31ビツトの4方向コ
ードによりわかる。 (b) 格子点近傍に線分が存在するとすれば、その
線分は左右上下の4方向のうちのどの方向の線
分であるか否か、あるいはその線分は線図形の
一部か文字の一部であるかの可能性を表わす。
これはLOGLBLの#16ビツトと#24ないし
#27ビツト即ちあいまいフラグとあいまい方向
コードによりわかる。 (c) 格子点近傍に線分が存在すれば、その線分は
格子軸からどの方向にずれているか。これはず
れフラグとずれ方向コードを示すLOGLBLの
#19ないし#23ビツトによりわかる。 そして上記のようにして決定された集約的格子
点ラベルコードLOGLBLを、第49図ないし第
52図について示す。 第49図Aに示す図形の場合には、そのLBL、
LB1〜LB3、SX1、SY1、SX2、SY2はその(A)〜
(G)に示す通りであり、これらにもとづき、同図D
に示す如きLOGLBLが得られる。 第50図Aの図形も、同様にして第50図Dに
示すLOGLBLが得られ、第51図、第52図つ
いてもこれまた同様である。 こようにして本発明によれば、入力画像情報を
格子点近傍の図形表現よつて格子点上のコード情
報である格子点ラベルコードに圧縮することがで
きる。 〔〕 ラベルコード生成処理部におけるラ
イン結合子についての認識処理。 該ラベルコード生成処理部においては、第
5図図示コードLOGLBLにおける#18ビツト
(ライン結合子表示フラグ)を立てるか否かをチ
エツクする。該ライン結合子とは、上述した如
く、論理回路図上の結線ライン交差点が電気的に
接続されているか否かを示す微小な黒丸であると
考えてよい。該黒丸の存否を検出するに当つて
は、言うまでもなく結線ラインの存在を正しく見
出した上で、上記交差点に対応する位置において
画像データのパターンを調べるようにされる。以
下、その処理態様を述べる。 画像メモリに記憶されている画像データの部分
画像が、格子座標を基準にして切り出される。 即ち、第53図Aに示す如く、垂直格子軸X0、
水平格子軸Y0による格子座標(X0、Y0)を基準
にした部分画像が切出される。こ状態で、部分画
像に対し、第53図B,Cに示すように、水平方
向(左右)の2種類の水平ウインドウHW1、
HW2(その各々のサイズを1×m画素とする)及
び垂直方向VW1、VW2(上下)の2種類の垂直
ウインドウ(その各々のサイズをm×1画素とす
る)を設定し、第53図に示される如く予め設定
されているスライド範囲WHで水平ウインドウを
上から下へ、又スライド範囲WVで垂直ウインド
ウを左から右へスライドさせる。 これらウインドウのスライド過程において単位
距離、例えば1画素移動毎にウインドウ内にある
「1」(黒点)の総数を求め、その総数が予め設定
されている閾値を超えているか否かを調べる。そ
して超えているならばその位置をライン部分とみ
なしながら、その検出をスライド範囲終端まで継
続して上下左右の各方向におけるラインの有無と
その位置を検出する。 このようにして検出されるラインはウインドウ
のスライド範囲の中間部分に存在するライン、つ
まり、ラインでない部分によつて挾まれているラ
インである。第54図に上方向ウインドウVW1
によるラインの検出例を示す。尚、DTLは検出
されたライン位置を示す。 上述の如く、閾値を設定することにより、切れ
が生じているラインも検出し得ると共に、歪んで
いるラインもその位置を比較的正確に検出し得
る。なお、上記閾値はmより若干小さな値に設定
され,る。 このようにして検出されたラインの有無及びそ
の位置を基にして、ライン位置の補正処理を行
う。該補正処理は第1表に示す如き論理にしたが
つて行われる。
ードLB3は次の論理によつて決定される。 即ち、最初にLB′3をまずLB3に代入する。 そして次に、 〓 | | 〓 | | | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 U″=1&U=0→U=1、FU=1、FF=1、GU=1、G
F=1 | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 U″=1&U=0→U=1、FU=1、FF=1、GU=1、G
F=1 L″=1&L=0→L=1、FL=1、FF=1、GL=1、G
F=1 | 〓R″=1&R=0→R=1、FR=1、FF=1、GR=1
、GF=1 U″=1&U=0→U=1、FU=1、FF=1、GU=1、G
F=1 L″=1&L=0→L=1、FL=1、FF=1、GL=1、G
F=1 D″=1&D=0→D=1、FD=1、FF=1、GD=1、G
F=1 の処理を実行し、代入して得られたLB3を補正
するとともに、第5図図示のギヤツプ・フラグ
GFおよびギヤツプ方向コードGD・GL・GU・GRの
情報を生成する。 上記処理によつて第44図Aに示した程度の線
パターンの切れは充分吸収し得る。第46図は、
第45図B図示のコードLB′3と第45図D図示
のコードLB″3とにもとづいて得られた局部形状
抽出ラベル・コードLB3と、上記ギヤツプ関係の
ビツトGF、GD、GL、GU、GRとを示している。 なお、ギヤツプ方向の抽出処理は、上述の第2
検証処理によつて入力画像を格子軸上に正規化し
た後、第2検証ラベルコードを抽出するために投
影処理を実行するが、ギヤツプ方向の抽出はこの
投影結果を基にして各方向における投影結果が連
続しているか否かの判定によつて行う。第47
図、第48図に処理例を示す。 〔〕 ラベル生成処理部における集約的格
子点ラベル・コード(LOGLBL)の決定処理。 上記〔〕ないし〔〕によつて、初期格子点
ラベルコードLBL;第1検証ずれ情報SX1、SY、
第1検証ラベルコードLB1:第2検証ずれ情報
SX2、SY2、第2検証ラベルコードLB2、および
局部形状抽出ラベルコードLB3を抽出することが
できる。そしてこれらの抽出情報をまとめて第5
図に示す如き形で32ビツトの集約的格子点ラベル
コードLOGLBLを下記の如く決定する。 (1) 初期格子点ラベルコードLBLがすべて0の
ときは、格子点ラベルコードLOGLBLは32ビ
ツト全部を「0」にするが、LBLがすべて
「0」でないときで局部形状抽出ラベルコード
LB3がすべて「0」の場合には、LOGLBLを
#16ビツト目のあいまいフラグのみ「1」にし
て残りの31ビツトを「0」とする。 (2) 第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検証
ずれ情報SX2、SY2がいずれも「999」でない
場合には次式によりSX、SYを求める。 SX=SX1+SX2 SY=SY1+SY2 ただし、「SX1=1000」又は「SX2=1000」
のとき「SX=0」とし、「SY=100」又は
「SY2=1000」のとき「SY=0」とする。 (3) この結果を用いて、まず、LOGLBLをクリ
アして、LBL、LB1、LB2およびLB3の下位4
ビツトの論理積をとり、LOGLBLの下位ビツ
ト、すなわち、第5図の#28ないし#31ビツト
に設定する。 (4) 次に上記SX、SYの絶対値|SX|、|SY|
に対して、ずれの閾値ATHを設定し、次の処理
を行なう。この閾値ATHは、例えば窓部の最大
移動距離であるnの半分即ちn/2に定める。 (4-1) |SX|>ATHの場合、 第5図に示すLOGLBLの#23ビツトであ
るずれフラグを「1」にする。 そして「SX>0」のとき、右方向にずれ
ているので、LOGLBLの#22ビツトを「1」
とし、 「SX<0」のとき、左方向にずれている
のでLOGLBLの#20ビツトを「1」とする。 また、あまり大きく矩形領域を動かしすぎ
ることにより生ずる弊害を防止するために上
記ATHよりやゝ小さい閾値O THを設定し、次の
処理を行う。 |SX|>O THの場合、 「SX>0」ならば、 LBLのRビツトが「1」ならば、格子軸
の右側にあつたものをシフトしすぎたことを
示すものであり、最初の状態に信頼を置き
LOGLBLの#31ビツトを「1」とする。 「SX<0」ならば、 LBLのLビツトが「1」ならば、同様に
してLOGLBLの#29ビツトを「1」にする。 (4-2) |SY|>TTHの場合、 上記(4−1)と同様に、LOGLBLの
#23ビツトであるずれフラグを「1」にす
る。 そして「SY>0」のとき、下方向にずれ
ているので、LOGLBLの#19ビツトを「1」
とし、「SY<0」のとき上方向にずれている
ので#21ビツトを「1」にする。 また|SY|>O THの場合 「SY>0」ならば、 LBLのUのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#30ビツトを「1」にする。 「SY<0」ならば、 LBLのDビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#28ビツトを「1」にする。 (5) それから、あいまい方向の処理を行なう。 (5-1) LOGLBLの#31ビツトが「1」でかつ
LB3のFRのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#27ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (5-2) LOGLBLの#30ビツトが「1」でかつ
LB3のFUのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#26ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (5-3) LOGLBLの#29ビツトが「1」でかつ
LB3のFLのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#25ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (5-4) LOGLBLの#28ビツトが「1」でかつ
LB3のFDのビツトが「1」ならば、
LOGLBLの#24ビツトおよび#16ビツトの
各ビツトを「1」にする。 (6) 第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検証
ずれ情報SX2、SY2がいずれも「999」の場合
では、次の如き処理を行う。 (6-1) LOGLBLをクリアーし、LBL、LB1、
LB2、LB3の下位4ビツトの論理積をとり、
LOGLBLの下位4ビツトすなわち#28ない
し#31ビツトを上記論理積に設定する。 (6-2) LOGLBLの#16ビツトを「1」にし、
線分としてはあいまいであつて文字の可能性
のあることを示す。 (7) 第1検証ずれ情報SX1と第2検証ずれ情報
SX2がともに「999」であつてしかも第1検証
ずれ情報「SY1=1000」の場合には、上記(6)と
同様な処理を行なう。 (8) 第1検証ずれ情報SX1が「1000」であつてし
かも第1検証ずれ情報SY1および第2検証ずれ
情報SY2が「999」の場合には、上記(6)と同様
な処理を行なう。 (9) 第1検証ずれ情報SX1が「999」であつてし
かも第1検証ずれ情報SY1と第2検証ずれ情報
SX2、SY2がいずれも検証できたことを示す、
「999」より小さい場合には、 SX=SX2 SY=SY1+SY2 として上記(3)ないし(5)の処理を行なう。 (10) 第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検証
ずれ情報SX2、SY2が「SX1<999」で「SY1
=999」で「SX2<999」でしかも「SY2<999」
の場合には、 SX=SX1+SX2 SY=SY2 として、上記(3)ないし(5)処理を行なう。 (11) 上記(1)ないし(10)以外の場合、下記の如き処理
を行う。 SX1999→SX1=0 SX2999→SX2=0 SY1999→SY1=0 SY2999→SY2=0 SX=SX1+SX2 SY=SY1+SY2 としかつ、LOGLBLの#16ビツトを「1」とし、
上記(4),(5)の処理を行う。 上記(1)ないし(11)の如き処理により生成される集
約的格子点ラベルコードLOGLBLの表現するこ
とを要約すれば次のようになる。 (a) 格子点近傍に線分が存在するか否か。これは
LOGLBLの#28ないし#31ビツトの4方向コ
ードによりわかる。 (b) 格子点近傍に線分が存在するとすれば、その
線分は左右上下の4方向のうちのどの方向の線
分であるか否か、あるいはその線分は線図形の
一部か文字の一部であるかの可能性を表わす。
これはLOGLBLの#16ビツトと#24ないし
#27ビツト即ちあいまいフラグとあいまい方向
コードによりわかる。 (c) 格子点近傍に線分が存在すれば、その線分は
格子軸からどの方向にずれているか。これはず
れフラグとずれ方向コードを示すLOGLBLの
#19ないし#23ビツトによりわかる。 そして上記のようにして決定された集約的格子
点ラベルコードLOGLBLを、第49図ないし第
52図について示す。 第49図Aに示す図形の場合には、そのLBL、
LB1〜LB3、SX1、SY1、SX2、SY2はその(A)〜
(G)に示す通りであり、これらにもとづき、同図D
に示す如きLOGLBLが得られる。 第50図Aの図形も、同様にして第50図Dに
示すLOGLBLが得られ、第51図、第52図つ
いてもこれまた同様である。 こようにして本発明によれば、入力画像情報を
格子点近傍の図形表現よつて格子点上のコード情
報である格子点ラベルコードに圧縮することがで
きる。 〔〕 ラベルコード生成処理部におけるラ
イン結合子についての認識処理。 該ラベルコード生成処理部においては、第
5図図示コードLOGLBLにおける#18ビツト
(ライン結合子表示フラグ)を立てるか否かをチ
エツクする。該ライン結合子とは、上述した如
く、論理回路図上の結線ライン交差点が電気的に
接続されているか否かを示す微小な黒丸であると
考えてよい。該黒丸の存否を検出するに当つて
は、言うまでもなく結線ラインの存在を正しく見
出した上で、上記交差点に対応する位置において
画像データのパターンを調べるようにされる。以
下、その処理態様を述べる。 画像メモリに記憶されている画像データの部分
画像が、格子座標を基準にして切り出される。 即ち、第53図Aに示す如く、垂直格子軸X0、
水平格子軸Y0による格子座標(X0、Y0)を基準
にした部分画像が切出される。こ状態で、部分画
像に対し、第53図B,Cに示すように、水平方
向(左右)の2種類の水平ウインドウHW1、
HW2(その各々のサイズを1×m画素とする)及
び垂直方向VW1、VW2(上下)の2種類の垂直
ウインドウ(その各々のサイズをm×1画素とす
る)を設定し、第53図に示される如く予め設定
されているスライド範囲WHで水平ウインドウを
上から下へ、又スライド範囲WVで垂直ウインド
ウを左から右へスライドさせる。 これらウインドウのスライド過程において単位
距離、例えば1画素移動毎にウインドウ内にある
「1」(黒点)の総数を求め、その総数が予め設定
されている閾値を超えているか否かを調べる。そ
して超えているならばその位置をライン部分とみ
なしながら、その検出をスライド範囲終端まで継
続して上下左右の各方向におけるラインの有無と
その位置を検出する。 このようにして検出されるラインはウインドウ
のスライド範囲の中間部分に存在するライン、つ
まり、ラインでない部分によつて挾まれているラ
インである。第54図に上方向ウインドウVW1
によるラインの検出例を示す。尚、DTLは検出
されたライン位置を示す。 上述の如く、閾値を設定することにより、切れ
が生じているラインも検出し得ると共に、歪んで
いるラインもその位置を比較的正確に検出し得
る。なお、上記閾値はmより若干小さな値に設定
され,る。 このようにして検出されたラインの有無及びそ
の位置を基にして、ライン位置の補正処理を行
う。該補正処理は第1表に示す如き論理にしたが
つて行われる。
【表】
即ち、ケースの如く上方向(又は左方向)に
向うラインが存在せずかつ下方向(又は右方向)
に向うラインが存在しない場合には、上下方向
(又は左右方向)のラインは存在しないとする。
またケースの如く上方向(又は左方向)に向う
ラインが存在せずかつ下方向(又は右方向)に向
うラインが存在している場合には、下方向(又は
右方向)のラインが存在する位置と同じ位置で上
方向(又は左方向)のラインが存在しているもの
と仮定する。更にケースの場合には、検出され
たそのままの位置に上下方向(又は左右方向)の
ラインが存在しているとする。このような補正を
行う理由は、T字型の交差の場合や、入力画品質
が悪い場合などにおいては、4方向全部のライン
が検出されないこととなり、この点を仮補正して
おくためである。 この補正処理で第1表のケースの時は、上下
方向又は左右方向のラインは存在しないので、後
述する所の交差点近傍領域の切り出しとマツチン
グ演算と判定とを行うまでもなく、ライン結合子
が存在しないことが判定可能である。そのため後
述の各処理は省略される。 そして、上記表のケース、、の時は上下
左右の各方向のラインが実在又は仮定されるの
で、この補正処理の出力値を基にライン結合子の
形状特徴となる交差点近傍領域を部分画像から切
り出す。切り出し領域は、第55図に示す如く、
補正処理の出力値を基準にして設定される4方向
のラインによつて挾まれ、大きさがn×nの4つ
の矩形領域C1〜C4である。この切り出し処理は
交差点近傍領域に関して4n2のビツトパターンを
切り出すことによつて行われる。 尚、第55図中LUは上方向ライン、LLは左方
向ライン、LDは下方向ライン、LRは右方向ライ
ンである。 こうして切り出された領域ビツトパターンにつ
いては例えば辞書メモリから読み出される辞書ビ
ツトパターンと、次のようなマツチング演算が行
われる。 T=k 〓j=1 4o 2 i=1 (Ci+Dij) 但し、上式で、Ciは切り出された領域ビツトパ
ターンのi番目のビツト、Dijはj番目の辞書ビ
ツトパターンのi番目のビツト、kは辞書メモリ
へ登録されているパターンの数、4n2は上述した
各パターンのサイズを表わす。 そして、上述のマツチング演算結果Tが閾値以
下であるならば、その交差点にはライン結合子が
存在しないと判定され、閾値以上ならばその交差
点にライン結合子が存在すると判定される。 〔〕 円・三角抽出処理部における小円形
状パターン抽出の処理。 論理回路図における小円形状パターンは第56
図A,Bの如き反転を意味するもの、及び第56
図Cの如き結合を意味するもの等がある。第56
図Aの場合は円パターン図形Mがなければアンド
ゲート、あればナンドゲートであるから、図形M
はそれが円であること、および結合している周囲
図形Nを調べることが重要である。円図形Mの周
囲図形N即ち第56図Aで言えばアンドシンボル
は別途他の手段で認識されることから、図形Mが
円なのか、その近傍にはどのような線分があるか
を認識し、該円パターン図形Mの意味を知ろうと
している。 図面上に書かれる小円形状パターンの記述位置
は他の線図形に比べて位置ずれがはげしい。これ
に対処するためどの場所に描かれていてもその存
在が認識されるように位置ずれに対して柔軟に対
応する必要がある。以下論理回路図によく現われ
る2mmφの円形パターンを例にとつて述べる。1
mmφあたり8本の解像度とした場合視野として25
×25画素の矩形領域を用いると2mmφの円形パタ
ーンに対して片方4画素の余裕があるからこれに
よつて0.5mmまでの位置ずれは視野の矩形領域に
入つてくることになる。第57図にこの視野の矩
形領域4と円形パターン5との相対関係を示す。
第57図は円形パターン5が領域4の中心に入つ
ている場合を示す。 つぎにこの領域4において円形パターン5が存
在するか否かを特徴抽出するがこの円形パターン
の特徴抽出態様については公知のことであり、説
明を省略する。 第58図は、画像データに対する上記領域4に
よる走査態様と円形パターン5の存在位置候補点
5′とを示している。第58図においてG5は各格
子点を示し、この格子点は2mmの距離間隔をもつ
て存在し、これらの格子点に沿つて25×25画素の
矩形領域4が走査される。1つの領域4の内部で
の円形パターン5の位置ずれの許容は0.5mmであ
るから領域4の走査は1mmピツチで行われる。こ
うすることにより円形パターン5がどの位置に描
かれていても抽出が可能となる。また円形パター
ン5の存在位置の候補点5′としては円形パター
ンが抽出された位置によつて第58図の6a,6
b,6c,6dの如く決定してその格子点位置で
ある集約的格子点ラベルコードLOGLBLの#17
ビツトを「1」に設定する。 2mmφの円形パターンはその性質上他のシンボ
ルに付帯して意味をもつ。したがつて円形パター
ンの存在位置の決定は他のシンボルの認識結果か
ら円形パターンのあるべき位置を推定し、その位
置が候補点であれば円形パターンとして決定され
る。 〔〕 外向き腕の除去ユニツトの処理。 上述の如くして抽出された集約的格子点ラベ
ル・コードLOGLBLにおいては、一般に、非所
望なノイズが含まれている。当該処理において
は、例えば第59図に示す如く、論理回路図1の
枠の外側に向つて腕7(上述のLU、LL、LD、
LRなどの線分)が存在している場合には、この
腕7は非所望なノイズであるとみなして抹消す
る。そして、その腕に関連して存在しているかも
知れないあいまい方向コードやギヤツプ方向コー
ドを抹消する。 このための処理は、各格子点についての集約的
格子点ラベル・コードLOGLBLと、当該格子点
の座標とを対比して、当該格子点が、 (1) j=NY(下辺)ならば、 #28ビツト(D)、#24ビツト(FD、#12ビツト
(GD)を「0」にする。 (2) j=1(左辺)ならば、 #29ビツト(L)、#25ビツト(FL)、#13ビ
ツト(GL)を「0」にする。 (3) j=1(上辺)ならば、 #30ビツト(U)、#26ビツト(FU、#14ビツ
ト(GU)を「0」にする。 (4) j=NX(右辺)ならば、 #31ビツト(R)、#27ビツト(FR、#15ビツ
ト(GR)を「0」にする。 但しNX、NYは第1図の夫々X軸、Y軸方向
の格子軸の数である。 〔XI〕 対の処理ユニツトの処理。 当該処理においては、例えば第60図A、B、
C、Dの如く、2つの対峙する格子点について腕
7の存在を調べ、対になつていない腕7を除去す
る。該処理に当つては、次の如く、対になつてい
ない腕を除去した上で、所定の補足的な処理を行
う。即ち、 (1) 対をなさない腕の除去 a LOGLBL(j,j)とLOGLBL(i+1,
j)について注目するとき ●LOGLBL(i,j)の#31ビツト(R)が
「1」で且つLOGLBL(i+1,j)の#29
ビツト(L)が「0」ならば―→LOGLBL
(i,j)の#31ビツト(R)、#27ビツト
(FR)、#15ビツト(GR)を「0」にする。 ●LOGLBL(i,j)の#31ビツト(R)が
「0」で且つLOGLBL(i+1,j)の#29
ビツト(L)が「1」ならば―→LOGLBL
(i+1,j)の#29ビツト(L)、#25ビツ
ト(FL、#13ビツト(GL)を「0」にする。 b LOGLBL(i,j)とLOGLBL(i,j+
1)について注目するとき ●LOGLBL(i,j)の#28ビツト(D)が
「1」で且つLOGLBL(i,J+1)の#30
ビツト(U)が「0」ならば―→LOGLBL
(i,j)の#28ビツト(D)、#24ビツト
(FD)、#12ビツト(GD)を「0」にする。 ●LOGLBL(i,j)の#28ビツト(D)が
「0」で且つLOGLBL(i,j+1)の#30
ビツト(U)が「1」ならば―→LOGLBL
(i,j+1)の#30ビツト(U)、#26ビツ
ト(FU、#14ビツト(GU)を「0」にする。 (2) 腕の除去後、個々のLOGLBL(i,j)につ
いて、 a LOGLBL(i,j)の#28ないし#31ビツト
(D、L、U、R)のすべてが「0」ならば、
―→LOGLBL(i,j)の#11ないし#15ビツ
ト(GF、GD、GL、GU、GR)、#19ないし#27
ビツト(ZD、ZL、ZU、ZR、ZF、FD、FL、FU、
FRを「0」にする。 b LOGLBL(i,j)の#12ないし#15ビツト
(GD、GL、GUGR)のすべてが「0」ならば、
―→LOGLBL(i,j)の#11ビツト(GF)を
「0」にする。 なお該処理(2)は、腕を除去したことに対応して、
あいまいコードなどを抹消する処理に対応してい
る。 〔XII〕 線切れ補正ユニツトの処理。 当該処理においては、例えば第61図A,Bの
如く、4つの対応する格子点について腕7の存在
を調べ、本来あるべき腕が欠落したものとして附
加し、線切れを補正する。なお第61図におい
て、8は腕7が存在してもしなくてもよいドン
ト・ケア腕を表わし、9は当該処理によつて附加
した腕を表わしている。即ち (1) LOGLBL(i−1,j)とLOGLBL(i,
j)とLOGLBL(i+1,j)とLOGLBL(i
+2,j)に注目きたとき; LOGLBL(i−1,j)のR LOGLBL(i,j)のL LOGLBL(i+1,j)のR LOGLBL(i+2,j)のLがすべて「1」で且つ LOGLBL(i,j)のR,U,D LOGLBL(i,j)のR,U,D LOGLBL(i+1,j)のL、U、Dがすべて「0」なら
ば LOGLBL(i,j)の「R=1、FR=1、FF=
1、GR=1、GF=1」 LOGLBL(i+1,j)の「L=1、FL=1、FF
=1、GL=1、GF=1」 とする。 即ち、腕9をつける。 (2) LOGLBL(i,j−1)とLOGLBL(i,
j)とLOGLBL(i,j+1)とLOGLBL
(i,j+2) に注目したとき; LOGLBL(i,j−1)のD LOGLBL(i,j)のU LOGLBL(i,j+1)のD LOGLBL(i,j+2)のUがすべて「1」で且つ LOGLBL(i,j)のR、L、D LOGLBL(i,j+1)のR、L、U がすべて「0」ならば LOGLBL(i,j)の「D=1、FD=1、FF=
1、GD=1、GF=1」 LOGLBL(i,j+1)の「U=1、FU=1、FF
=1、GU=1、GF=1」 とする。 即ち腕9をつける。 〔〕 ずれ補正ユニツトの処理。 当該処理においては、一般にある格子点(i,
j)に対応して線分にずれが生じていれば、当該
ずれている方向の格子点(io,jo)においても、
対応してずれが現われる可能性がある点に着目
し、上記ずれている方向の格子点ラベル・コード
LOGLBLにおいてずれがなければ、当該ある格
子点(i,j)に存在しているずれフラグなどを
落とすようにする。その処理は次の如きものであ
る。 (1) ずれフラグZF(#23ビツト)が「1」である
LOGLBL(i,j)を検出する。 (2) 当該LOGLBL(i,j)が検出されると、当
該LOGLBL(i,j)のずれ方向コードを調べ
る。そして、 a #22ビツト「ZR=1」ならばLOGLBL(i
+1,j) b #21ビツト「Zu=1」ならばLOGLBL
(i,j−1) c #20ビツト「ZL=1」ならばLOGLBL(i
−1,j) d #19ビツト「ZD=1」ならばLOGLBL
(i,J+1) に注目する。 (3) 当該注目対象のLOGLBL(io,jo)がすべ
て、次の条件の e #28ないし#31ビツトがすべて「0」, f 28ないし#31ビツトのいずれかが「1」で
且つあいまいフラグFF(#16ビツト)が
「0」で且つずれフラグZF(#23ビツト)が
「0」、 のいずれかを満足しているケースを探す。 (4) そして当該ケースが満足されていると、上記
LOGLBL(i,j)についての#19ビツトない
し#23ビツトを「0」にする。即ちずれ方向コ
ードとずれフラグとを落とす。 〔〕 あいまい補正ユニツトの処理。 当該処理においては、或るコードLOGLBL
(i,j)に関連して、4つの方向の隣接格子点
のコードLOGLBL(i+1,j)、LOGLBL(i,
j−1)、LOGLBL(i−1,j)、LOGLBL
(i,j+1)を調べ、あいまい情報を補正する。
即ち、 (1) あいまいフラグFF(#16ビツト)が「1」で
あるLOGLBL(i,j)を検出する。 (2) 初期設定;CNT=0、(ARM(io)=0、io
=1,4) (3) LOGLBL(i,j)の4方向コード(D・
L・U・R)に対応した方向のLOGLBL(io,
jo) 即ちa 「R=1」ならばLOGLBL(i+1,
j) b 「U=1」ならばLOGLBL(i,j−
1) c 「L=1」ならばLOGLBL(i−1,
j) d 「D=1」ならばLOGLBL(i,j+
1) を調べる。 調べる対象となる格子点の数をCFLGとする。 例えば、 「R=1、U=1、L=1、D=1」→
(CFLG=4」 「R=1、U=0、L=0、D=0」→
「CFLG=1」 (4) 対象となる格子点ラベルの対応する方向の
腕; e LOGLBL(i+1,j)についてはL
(#29ビツト)をARM(1)とし、 f LOGLBL(i,j−1)についてはD
(#28ビツト)をARM(2)とし、 g LOGLBL(i−1,j)についてはR
(#31ビツト)をARM(3)とし、 h LOGLBL(i,j+1)についてはU
(#30ビツト)をARM(4)とし、 これらARM(1)ないしARM(4)が論理「1」で
且つ、ずれフラグ#23ビツト「ZF=0」、且つあ
いまいフラグ#16ビツト「FF=0」であるなら
ば、上記CNTを「プラス1」し、ARM(io)を
「1」にする。 (5) 判定; i CFLG≦1のとき、処理なし。 j CFLG=CNT(但し、CFLG≧2)のとき、 LOGLBL(i,j)の #16ビツト(FF)、#24ないし#27ビツト
(FD、FL、FU、FR) #11ビツト(GF)、#12ないし#15ビツト
(GD、GL、GU、GR) を「0」にする。 k CFLG≠CNT、かつ (i) LOBLBL(i−1,j)とLOGLBL(i
+1,j)が、上記(4)の条件を満たすと
き、LOGLBL(i、j)の #16ビツト(FF、#24ないし#27ビツト
(FD、FL、FU、FR) #15ビツト(GR、#13ビツト(GL) を「0」にする。 また、 ARM(2)=1ならば#14ビツト(GU) ARM(4)=1ならば#12ビツト(GDを
「0」にする。 さらに、 12ないし15ビツト(GD、GL、GU、GR)が
すべて「0」ならば、#11ビツト(GF) を「0」にする。 (ii) LOGLBL(i,j−1)および
LOGLBL(i,j+1)が、上記(4)の条件
を満たすとき、#16ビツト(FF)、#24な
いし#27ビツト(FD、FL、FU、FR) #14ビツト(GU、#12ビツト(GD) を「0」にする。 また、 ARM(1)=1ならば#15ビツト(GR) ARM(3)=1ならば#13ビツト(GL) を「0」にする。 さらに、 #12ないし15ビツト(GD・GL・GU・GR)
がすべて「0」ならば#11ビツト(GF)
を「0」にする。 〔〕 シンボル分類処理部の処理。 以上のようにして生成された格子点ラベルコー
ドLOGLBL中の4方向コード(D,L,U,R)
を基にしてシンボルグループ抽出処理を行う。 論理回路図の認識においては、第62図Aない
しCに示すような類似したシンボルの識別を行う
必要がある。これらのシンボル間の差異は僅かな
がら現われるが、本発明において対象とする入力
図面においては文字の混在する手書き図面である
ため、手書きによる変動や文字の影響を考慮する
と、現処理時点において、これらの僅かな差異に
より個々のシンボルを決定してしまうのは危険で
ある。 そのために、当該処理では、直接個々のシンボ
ルの抽出は行わずに大分類と小分類という2段階
の処理に対応する大分類の抽出を行つている。予
め抽出すべきシンボルについて第62図Aないし
Cに示すような類似したシンボル同士をグループ
化しておき、このシンボルグループ毎に抽出を行
うものである。小分類に対応する処理については
単一ゲート・シンボルの認識処理部で詳細に説
明する。 第63図(A)ないし(E)は、第62図A図示のシン
ボルグループを手書きした時の各格子点において
の4方向コード(DLUR)の現われ方を図形で
表現したものであり、例えば“|・−”は「1011」
を、“・”は「0000」を意味している。またMX
およびMYはシンボルの形状が影響を及ぼすと考
えられる領域の大きさを示している。第63図A
ないしEの如く幾つかの異なるパターンが存在す
るのは、シンボルに曲線が含まれているためであ
つて、手書き等による僅かの変動により曲線部分
の周囲の格子点での4方向コードの現われ方が異
なるためである。これは第62図Bに示すような
斜線を含むシンボルについても同様である。この
ような変形パターンに対処するには、基本的に
は、これらの変形パターンのすべてを辞書パター
ンとして例えば辞書メモリに格納すればよいが、
それでは辞書パターンの数が厖大になつてしま
う。 そのため、本発明では以下に示す手法による辞
書パターンを用いる。先ず、第63図AないしE
のそれぞれの変形パターン中のある1つの座標
(I,B)に注目してみると、これらのパターン
の全部について、格子点の左方向には線分が存在
し、上方向には線分が存在していない。そして格
子点の下方向と右方向には、1つのパターンにつ
いて少なくともどちらかの方向に線分が存在して
いる。また、同図のそれぞれの変形パターンの座
標(,B)に注目してみると、下方向と左方向
には線分は全く存在しておらず、上方向と右方向
には線分が存在していたり存在していなかつたり
している。 故に、本発明ではこれらの条件を利用して、第
62図Aのシンボルグループの抽出に対しては、
第64図に図形化したような辞書パターンを用い
る。図中、小円は格子点を表わしており、各格子
点においての上下左右の各方向に対して、太線は
パターンが存在すべきことを表わし、線なしはパ
ターンが存在すべきはないことを表わし、2重線
はパターンの存在の不問(ドントケア)を表わ
し、細線は必らず2方向以上に指定されこの内の
少なくとも1方向にパターンが存在していればよ
いことを表わしている。また、MXおよびMYは
辞書パターンの大きさを示している。このような
形式の辞書パターンを用いることにより、第63
図AないしEに示す数種の変形パターンに対して
も、第64図に示す辞書パターンの1種類のみで
第62図Aのシンボルグループが抽出可能とな
る。第64図に図示の辞書パターンの座標(・
C)および(・C)の右方向が2重線となつて
いるのは、シンボルの出力端子に書かれる逆ロジ
ツクシンボル(小円形状パターン)の悪影響を吸
収するためである。 第65図Aは、第5図の如き集約的格子点ラベ
ルコードLOGLBLから辞書パターンとのマツチ
ングの対象となる4方向コード部分を抜出したも
ので〔DLUR〕に〔T1T2T3T4〕が相当してい
る。また第65図Bには、本発明に用いる辞書パ
ターンの1格子点当たりのコード形式を示す。こ
の辞書コードDCの9ビツト区分の内#0ないし
#3ビツトはパターンコード(Pk)であつて、
シンボルを手書きした時に手書き変動による影響
を考慮した上で、格子点から4方向〔DLUR〕
に線分が存在する場合があるか否かを
〔P1P2P3P4〕で表わし、#4ないし#7ビツトは
モードコード(Mk)であつて、上記4方向コー
ドと上記パターンコードとのマツチングにおける
モードを規定するもので、〔M1M2M3M4〕が
〔P1P2P3P4〕に対応する。このモードコードは、 (1) 「Mk=0」のときPkとTkが一致しているか
否か (2) 「Mk=1」且つ「Pk=0」のときTkは
「0」でも「1」でもよい(ドントケア) (3) 「Mk=1」且つ「Pk=1」のとき必らず2
方向以上に指定されるが、少なくともその内の
1方向が「Tk=1」であるか否か の意味を持つ。また、その格子点自身がマツチン
グの対象となるか否かを表わすシンボル領域フラ
グ(S)を#9ビツト目に設けている。 第66図には、例として、第64図の図形化さ
れた辞書パターンに対応する辞書コードを示す。
この図形化された辞書パターンと辞書コードとの
間の変換は第2表により容易となろう。
向うラインが存在せずかつ下方向(又は右方向)
に向うラインが存在しない場合には、上下方向
(又は左右方向)のラインは存在しないとする。
またケースの如く上方向(又は左方向)に向う
ラインが存在せずかつ下方向(又は右方向)に向
うラインが存在している場合には、下方向(又は
右方向)のラインが存在する位置と同じ位置で上
方向(又は左方向)のラインが存在しているもの
と仮定する。更にケースの場合には、検出され
たそのままの位置に上下方向(又は左右方向)の
ラインが存在しているとする。このような補正を
行う理由は、T字型の交差の場合や、入力画品質
が悪い場合などにおいては、4方向全部のライン
が検出されないこととなり、この点を仮補正して
おくためである。 この補正処理で第1表のケースの時は、上下
方向又は左右方向のラインは存在しないので、後
述する所の交差点近傍領域の切り出しとマツチン
グ演算と判定とを行うまでもなく、ライン結合子
が存在しないことが判定可能である。そのため後
述の各処理は省略される。 そして、上記表のケース、、の時は上下
左右の各方向のラインが実在又は仮定されるの
で、この補正処理の出力値を基にライン結合子の
形状特徴となる交差点近傍領域を部分画像から切
り出す。切り出し領域は、第55図に示す如く、
補正処理の出力値を基準にして設定される4方向
のラインによつて挾まれ、大きさがn×nの4つ
の矩形領域C1〜C4である。この切り出し処理は
交差点近傍領域に関して4n2のビツトパターンを
切り出すことによつて行われる。 尚、第55図中LUは上方向ライン、LLは左方
向ライン、LDは下方向ライン、LRは右方向ライ
ンである。 こうして切り出された領域ビツトパターンにつ
いては例えば辞書メモリから読み出される辞書ビ
ツトパターンと、次のようなマツチング演算が行
われる。 T=k 〓j=1 4o 2 i=1 (Ci+Dij) 但し、上式で、Ciは切り出された領域ビツトパ
ターンのi番目のビツト、Dijはj番目の辞書ビ
ツトパターンのi番目のビツト、kは辞書メモリ
へ登録されているパターンの数、4n2は上述した
各パターンのサイズを表わす。 そして、上述のマツチング演算結果Tが閾値以
下であるならば、その交差点にはライン結合子が
存在しないと判定され、閾値以上ならばその交差
点にライン結合子が存在すると判定される。 〔〕 円・三角抽出処理部における小円形
状パターン抽出の処理。 論理回路図における小円形状パターンは第56
図A,Bの如き反転を意味するもの、及び第56
図Cの如き結合を意味するもの等がある。第56
図Aの場合は円パターン図形Mがなければアンド
ゲート、あればナンドゲートであるから、図形M
はそれが円であること、および結合している周囲
図形Nを調べることが重要である。円図形Mの周
囲図形N即ち第56図Aで言えばアンドシンボル
は別途他の手段で認識されることから、図形Mが
円なのか、その近傍にはどのような線分があるか
を認識し、該円パターン図形Mの意味を知ろうと
している。 図面上に書かれる小円形状パターンの記述位置
は他の線図形に比べて位置ずれがはげしい。これ
に対処するためどの場所に描かれていてもその存
在が認識されるように位置ずれに対して柔軟に対
応する必要がある。以下論理回路図によく現われ
る2mmφの円形パターンを例にとつて述べる。1
mmφあたり8本の解像度とした場合視野として25
×25画素の矩形領域を用いると2mmφの円形パタ
ーンに対して片方4画素の余裕があるからこれに
よつて0.5mmまでの位置ずれは視野の矩形領域に
入つてくることになる。第57図にこの視野の矩
形領域4と円形パターン5との相対関係を示す。
第57図は円形パターン5が領域4の中心に入つ
ている場合を示す。 つぎにこの領域4において円形パターン5が存
在するか否かを特徴抽出するがこの円形パターン
の特徴抽出態様については公知のことであり、説
明を省略する。 第58図は、画像データに対する上記領域4に
よる走査態様と円形パターン5の存在位置候補点
5′とを示している。第58図においてG5は各格
子点を示し、この格子点は2mmの距離間隔をもつ
て存在し、これらの格子点に沿つて25×25画素の
矩形領域4が走査される。1つの領域4の内部で
の円形パターン5の位置ずれの許容は0.5mmであ
るから領域4の走査は1mmピツチで行われる。こ
うすることにより円形パターン5がどの位置に描
かれていても抽出が可能となる。また円形パター
ン5の存在位置の候補点5′としては円形パター
ンが抽出された位置によつて第58図の6a,6
b,6c,6dの如く決定してその格子点位置で
ある集約的格子点ラベルコードLOGLBLの#17
ビツトを「1」に設定する。 2mmφの円形パターンはその性質上他のシンボ
ルに付帯して意味をもつ。したがつて円形パター
ンの存在位置の決定は他のシンボルの認識結果か
ら円形パターンのあるべき位置を推定し、その位
置が候補点であれば円形パターンとして決定され
る。 〔〕 外向き腕の除去ユニツトの処理。 上述の如くして抽出された集約的格子点ラベ
ル・コードLOGLBLにおいては、一般に、非所
望なノイズが含まれている。当該処理において
は、例えば第59図に示す如く、論理回路図1の
枠の外側に向つて腕7(上述のLU、LL、LD、
LRなどの線分)が存在している場合には、この
腕7は非所望なノイズであるとみなして抹消す
る。そして、その腕に関連して存在しているかも
知れないあいまい方向コードやギヤツプ方向コー
ドを抹消する。 このための処理は、各格子点についての集約的
格子点ラベル・コードLOGLBLと、当該格子点
の座標とを対比して、当該格子点が、 (1) j=NY(下辺)ならば、 #28ビツト(D)、#24ビツト(FD、#12ビツト
(GD)を「0」にする。 (2) j=1(左辺)ならば、 #29ビツト(L)、#25ビツト(FL)、#13ビ
ツト(GL)を「0」にする。 (3) j=1(上辺)ならば、 #30ビツト(U)、#26ビツト(FU、#14ビツ
ト(GU)を「0」にする。 (4) j=NX(右辺)ならば、 #31ビツト(R)、#27ビツト(FR、#15ビツ
ト(GR)を「0」にする。 但しNX、NYは第1図の夫々X軸、Y軸方向
の格子軸の数である。 〔XI〕 対の処理ユニツトの処理。 当該処理においては、例えば第60図A、B、
C、Dの如く、2つの対峙する格子点について腕
7の存在を調べ、対になつていない腕7を除去す
る。該処理に当つては、次の如く、対になつてい
ない腕を除去した上で、所定の補足的な処理を行
う。即ち、 (1) 対をなさない腕の除去 a LOGLBL(j,j)とLOGLBL(i+1,
j)について注目するとき ●LOGLBL(i,j)の#31ビツト(R)が
「1」で且つLOGLBL(i+1,j)の#29
ビツト(L)が「0」ならば―→LOGLBL
(i,j)の#31ビツト(R)、#27ビツト
(FR)、#15ビツト(GR)を「0」にする。 ●LOGLBL(i,j)の#31ビツト(R)が
「0」で且つLOGLBL(i+1,j)の#29
ビツト(L)が「1」ならば―→LOGLBL
(i+1,j)の#29ビツト(L)、#25ビツ
ト(FL、#13ビツト(GL)を「0」にする。 b LOGLBL(i,j)とLOGLBL(i,j+
1)について注目するとき ●LOGLBL(i,j)の#28ビツト(D)が
「1」で且つLOGLBL(i,J+1)の#30
ビツト(U)が「0」ならば―→LOGLBL
(i,j)の#28ビツト(D)、#24ビツト
(FD)、#12ビツト(GD)を「0」にする。 ●LOGLBL(i,j)の#28ビツト(D)が
「0」で且つLOGLBL(i,j+1)の#30
ビツト(U)が「1」ならば―→LOGLBL
(i,j+1)の#30ビツト(U)、#26ビツ
ト(FU、#14ビツト(GU)を「0」にする。 (2) 腕の除去後、個々のLOGLBL(i,j)につ
いて、 a LOGLBL(i,j)の#28ないし#31ビツト
(D、L、U、R)のすべてが「0」ならば、
―→LOGLBL(i,j)の#11ないし#15ビツ
ト(GF、GD、GL、GU、GR)、#19ないし#27
ビツト(ZD、ZL、ZU、ZR、ZF、FD、FL、FU、
FRを「0」にする。 b LOGLBL(i,j)の#12ないし#15ビツト
(GD、GL、GUGR)のすべてが「0」ならば、
―→LOGLBL(i,j)の#11ビツト(GF)を
「0」にする。 なお該処理(2)は、腕を除去したことに対応して、
あいまいコードなどを抹消する処理に対応してい
る。 〔XII〕 線切れ補正ユニツトの処理。 当該処理においては、例えば第61図A,Bの
如く、4つの対応する格子点について腕7の存在
を調べ、本来あるべき腕が欠落したものとして附
加し、線切れを補正する。なお第61図におい
て、8は腕7が存在してもしなくてもよいドン
ト・ケア腕を表わし、9は当該処理によつて附加
した腕を表わしている。即ち (1) LOGLBL(i−1,j)とLOGLBL(i,
j)とLOGLBL(i+1,j)とLOGLBL(i
+2,j)に注目きたとき; LOGLBL(i−1,j)のR LOGLBL(i,j)のL LOGLBL(i+1,j)のR LOGLBL(i+2,j)のLがすべて「1」で且つ LOGLBL(i,j)のR,U,D LOGLBL(i,j)のR,U,D LOGLBL(i+1,j)のL、U、Dがすべて「0」なら
ば LOGLBL(i,j)の「R=1、FR=1、FF=
1、GR=1、GF=1」 LOGLBL(i+1,j)の「L=1、FL=1、FF
=1、GL=1、GF=1」 とする。 即ち、腕9をつける。 (2) LOGLBL(i,j−1)とLOGLBL(i,
j)とLOGLBL(i,j+1)とLOGLBL
(i,j+2) に注目したとき; LOGLBL(i,j−1)のD LOGLBL(i,j)のU LOGLBL(i,j+1)のD LOGLBL(i,j+2)のUがすべて「1」で且つ LOGLBL(i,j)のR、L、D LOGLBL(i,j+1)のR、L、U がすべて「0」ならば LOGLBL(i,j)の「D=1、FD=1、FF=
1、GD=1、GF=1」 LOGLBL(i,j+1)の「U=1、FU=1、FF
=1、GU=1、GF=1」 とする。 即ち腕9をつける。 〔〕 ずれ補正ユニツトの処理。 当該処理においては、一般にある格子点(i,
j)に対応して線分にずれが生じていれば、当該
ずれている方向の格子点(io,jo)においても、
対応してずれが現われる可能性がある点に着目
し、上記ずれている方向の格子点ラベル・コード
LOGLBLにおいてずれがなければ、当該ある格
子点(i,j)に存在しているずれフラグなどを
落とすようにする。その処理は次の如きものであ
る。 (1) ずれフラグZF(#23ビツト)が「1」である
LOGLBL(i,j)を検出する。 (2) 当該LOGLBL(i,j)が検出されると、当
該LOGLBL(i,j)のずれ方向コードを調べ
る。そして、 a #22ビツト「ZR=1」ならばLOGLBL(i
+1,j) b #21ビツト「Zu=1」ならばLOGLBL
(i,j−1) c #20ビツト「ZL=1」ならばLOGLBL(i
−1,j) d #19ビツト「ZD=1」ならばLOGLBL
(i,J+1) に注目する。 (3) 当該注目対象のLOGLBL(io,jo)がすべ
て、次の条件の e #28ないし#31ビツトがすべて「0」, f 28ないし#31ビツトのいずれかが「1」で
且つあいまいフラグFF(#16ビツト)が
「0」で且つずれフラグZF(#23ビツト)が
「0」、 のいずれかを満足しているケースを探す。 (4) そして当該ケースが満足されていると、上記
LOGLBL(i,j)についての#19ビツトない
し#23ビツトを「0」にする。即ちずれ方向コ
ードとずれフラグとを落とす。 〔〕 あいまい補正ユニツトの処理。 当該処理においては、或るコードLOGLBL
(i,j)に関連して、4つの方向の隣接格子点
のコードLOGLBL(i+1,j)、LOGLBL(i,
j−1)、LOGLBL(i−1,j)、LOGLBL
(i,j+1)を調べ、あいまい情報を補正する。
即ち、 (1) あいまいフラグFF(#16ビツト)が「1」で
あるLOGLBL(i,j)を検出する。 (2) 初期設定;CNT=0、(ARM(io)=0、io
=1,4) (3) LOGLBL(i,j)の4方向コード(D・
L・U・R)に対応した方向のLOGLBL(io,
jo) 即ちa 「R=1」ならばLOGLBL(i+1,
j) b 「U=1」ならばLOGLBL(i,j−
1) c 「L=1」ならばLOGLBL(i−1,
j) d 「D=1」ならばLOGLBL(i,j+
1) を調べる。 調べる対象となる格子点の数をCFLGとする。 例えば、 「R=1、U=1、L=1、D=1」→
(CFLG=4」 「R=1、U=0、L=0、D=0」→
「CFLG=1」 (4) 対象となる格子点ラベルの対応する方向の
腕; e LOGLBL(i+1,j)についてはL
(#29ビツト)をARM(1)とし、 f LOGLBL(i,j−1)についてはD
(#28ビツト)をARM(2)とし、 g LOGLBL(i−1,j)についてはR
(#31ビツト)をARM(3)とし、 h LOGLBL(i,j+1)についてはU
(#30ビツト)をARM(4)とし、 これらARM(1)ないしARM(4)が論理「1」で
且つ、ずれフラグ#23ビツト「ZF=0」、且つあ
いまいフラグ#16ビツト「FF=0」であるなら
ば、上記CNTを「プラス1」し、ARM(io)を
「1」にする。 (5) 判定; i CFLG≦1のとき、処理なし。 j CFLG=CNT(但し、CFLG≧2)のとき、 LOGLBL(i,j)の #16ビツト(FF)、#24ないし#27ビツト
(FD、FL、FU、FR) #11ビツト(GF)、#12ないし#15ビツト
(GD、GL、GU、GR) を「0」にする。 k CFLG≠CNT、かつ (i) LOBLBL(i−1,j)とLOGLBL(i
+1,j)が、上記(4)の条件を満たすと
き、LOGLBL(i、j)の #16ビツト(FF、#24ないし#27ビツト
(FD、FL、FU、FR) #15ビツト(GR、#13ビツト(GL) を「0」にする。 また、 ARM(2)=1ならば#14ビツト(GU) ARM(4)=1ならば#12ビツト(GDを
「0」にする。 さらに、 12ないし15ビツト(GD、GL、GU、GR)が
すべて「0」ならば、#11ビツト(GF) を「0」にする。 (ii) LOGLBL(i,j−1)および
LOGLBL(i,j+1)が、上記(4)の条件
を満たすとき、#16ビツト(FF)、#24な
いし#27ビツト(FD、FL、FU、FR) #14ビツト(GU、#12ビツト(GD) を「0」にする。 また、 ARM(1)=1ならば#15ビツト(GR) ARM(3)=1ならば#13ビツト(GL) を「0」にする。 さらに、 #12ないし15ビツト(GD・GL・GU・GR)
がすべて「0」ならば#11ビツト(GF)
を「0」にする。 〔〕 シンボル分類処理部の処理。 以上のようにして生成された格子点ラベルコー
ドLOGLBL中の4方向コード(D,L,U,R)
を基にしてシンボルグループ抽出処理を行う。 論理回路図の認識においては、第62図Aない
しCに示すような類似したシンボルの識別を行う
必要がある。これらのシンボル間の差異は僅かな
がら現われるが、本発明において対象とする入力
図面においては文字の混在する手書き図面である
ため、手書きによる変動や文字の影響を考慮する
と、現処理時点において、これらの僅かな差異に
より個々のシンボルを決定してしまうのは危険で
ある。 そのために、当該処理では、直接個々のシンボ
ルの抽出は行わずに大分類と小分類という2段階
の処理に対応する大分類の抽出を行つている。予
め抽出すべきシンボルについて第62図Aないし
Cに示すような類似したシンボル同士をグループ
化しておき、このシンボルグループ毎に抽出を行
うものである。小分類に対応する処理については
単一ゲート・シンボルの認識処理部で詳細に説
明する。 第63図(A)ないし(E)は、第62図A図示のシン
ボルグループを手書きした時の各格子点において
の4方向コード(DLUR)の現われ方を図形で
表現したものであり、例えば“|・−”は「1011」
を、“・”は「0000」を意味している。またMX
およびMYはシンボルの形状が影響を及ぼすと考
えられる領域の大きさを示している。第63図A
ないしEの如く幾つかの異なるパターンが存在す
るのは、シンボルに曲線が含まれているためであ
つて、手書き等による僅かの変動により曲線部分
の周囲の格子点での4方向コードの現われ方が異
なるためである。これは第62図Bに示すような
斜線を含むシンボルについても同様である。この
ような変形パターンに対処するには、基本的に
は、これらの変形パターンのすべてを辞書パター
ンとして例えば辞書メモリに格納すればよいが、
それでは辞書パターンの数が厖大になつてしま
う。 そのため、本発明では以下に示す手法による辞
書パターンを用いる。先ず、第63図AないしE
のそれぞれの変形パターン中のある1つの座標
(I,B)に注目してみると、これらのパターン
の全部について、格子点の左方向には線分が存在
し、上方向には線分が存在していない。そして格
子点の下方向と右方向には、1つのパターンにつ
いて少なくともどちらかの方向に線分が存在して
いる。また、同図のそれぞれの変形パターンの座
標(,B)に注目してみると、下方向と左方向
には線分は全く存在しておらず、上方向と右方向
には線分が存在していたり存在していなかつたり
している。 故に、本発明ではこれらの条件を利用して、第
62図Aのシンボルグループの抽出に対しては、
第64図に図形化したような辞書パターンを用い
る。図中、小円は格子点を表わしており、各格子
点においての上下左右の各方向に対して、太線は
パターンが存在すべきことを表わし、線なしはパ
ターンが存在すべきはないことを表わし、2重線
はパターンの存在の不問(ドントケア)を表わ
し、細線は必らず2方向以上に指定されこの内の
少なくとも1方向にパターンが存在していればよ
いことを表わしている。また、MXおよびMYは
辞書パターンの大きさを示している。このような
形式の辞書パターンを用いることにより、第63
図AないしEに示す数種の変形パターンに対して
も、第64図に示す辞書パターンの1種類のみで
第62図Aのシンボルグループが抽出可能とな
る。第64図に図示の辞書パターンの座標(・
C)および(・C)の右方向が2重線となつて
いるのは、シンボルの出力端子に書かれる逆ロジ
ツクシンボル(小円形状パターン)の悪影響を吸
収するためである。 第65図Aは、第5図の如き集約的格子点ラベ
ルコードLOGLBLから辞書パターンとのマツチ
ングの対象となる4方向コード部分を抜出したも
ので〔DLUR〕に〔T1T2T3T4〕が相当してい
る。また第65図Bには、本発明に用いる辞書パ
ターンの1格子点当たりのコード形式を示す。こ
の辞書コードDCの9ビツト区分の内#0ないし
#3ビツトはパターンコード(Pk)であつて、
シンボルを手書きした時に手書き変動による影響
を考慮した上で、格子点から4方向〔DLUR〕
に線分が存在する場合があるか否かを
〔P1P2P3P4〕で表わし、#4ないし#7ビツトは
モードコード(Mk)であつて、上記4方向コー
ドと上記パターンコードとのマツチングにおける
モードを規定するもので、〔M1M2M3M4〕が
〔P1P2P3P4〕に対応する。このモードコードは、 (1) 「Mk=0」のときPkとTkが一致しているか
否か (2) 「Mk=1」且つ「Pk=0」のときTkは
「0」でも「1」でもよい(ドントケア) (3) 「Mk=1」且つ「Pk=1」のとき必らず2
方向以上に指定されるが、少なくともその内の
1方向が「Tk=1」であるか否か の意味を持つ。また、その格子点自身がマツチン
グの対象となるか否かを表わすシンボル領域フラ
グ(S)を#9ビツト目に設けている。 第66図には、例として、第64図の図形化さ
れた辞書パターンに対応する辞書コードを示す。
この図形化された辞書パターンと辞書コードとの
間の変換は第2表により容易となろう。
【表】
上記手法による辞書パターンを、抽出すべき全
シンボルグループについて作成して、辞書パター
ンの大きい順に辞書メモリに格納しておく。そし
て入力画像データから得られる各格子点の4方向
コードとのマツチングを行つてシンボルを入力図
面中から抽出する。即ち、第67図において辞書
メモリ内に格納されている各シンボルグループの
辞書パターンと、この辞書パターンの格子数に等
しい格子分の4方向コードを順次読出し、これら
の辞書パターンを構成する辞書ユード群DCCと
4方向コード群TCC間で格子点対応にマツチン
グを行つていく。このマツチングを行うマツチン
グ演算は次式に従つて行う。即ち今、或るシンボ
ルグループの全体的な評価値をEgとすると、 Eg=MX 〓x=1 MY 〓y=1 Wxy ――(5) ここで、1格子点当りの評価値Wxyは Wxy=S×〔4 〓k=1 {Mk ∧(PkTk)}+F――(6) ただし F=(P1∧M1∨P2∧M2∨P3∧M3∨P4∧M4)∧/P1
∧M1∧T1∨P2∧M2∧T2∨P3∧M3∧T3∨P4∧M4∧T4――(7
) この1格子点当りの評価値Wxyは「0」から
「4」までの値をとる。つまり辞書コードと4方
向コードとが完全にマツチするならば最小値
「0」となり、全然マツチしないならば最大値
「4」となる。そして、全体的な評価値Egは辞書
パターン領域(MX,MYで表わされる)内の全
格子点の評価値の和で表わされる。この全体的な
評価値Eが「0」となれば、辞書パターン内のす
べての格子点において辞書コードと4方向コード
とが完全にマツチしたこととなり、4方向コード
群TCCが辞書コード群DCCのシンボルグループ
に属するシンボルであると判定される。 しかし、第68図Bの座標(,A)の左方向
や第68図Bの座標(,A)の上方向に見られ
るように、直線部分の手書き等による変形を許容
するために、辞書パターンの大きさ(MX,
MY)や手書き等による変形の生じる度合に応じ
て各辞書パターン毎に最適な閾値Tgを全体的な
評価値Egに対して設定して Eg≦Tg ――(8) の関係が成立すればシンボルと判定する。 このようにして、入力図面の或る格子点におい
て辞書メモリ内の全辞書パターンとマツチングを
行い、シンボルと判定されたものの中から実際の
シンボルを1つ決定する。これは式(8)を満足する
Egの内最小のものを採用する。また最小のEgが
複数個ある場合は辞書パターンの大きいものを採
用する。 以上のシンボル抽出結果として、辞書パターン
の座標(,A)の対応する入力図面の座標と、
予め定められたシンボルグループの名前と、辞書
パターンと完全にマツチしたか否か、つまり
「Eg=0」となつたか否かの情報をシンボル認識
テーブルに格納する。 以上のマツチング処理を入力図面の格子点位置
を1格子ずつずらしながら行う。 〔〕 複合ゲート・シンボルの認識処理部
における複数ゲート・シンボル抽出処理。 上述の如く、本発明の処理対象となる論理回路
図においては、第62図に示す如きシンボルと共
に第6図に示す如き複合ゲート・シンボルC−G
が存在している。これらのシンボルを正しく処理
するために、次の如きテーブルが用意される。即
ち第62図に示す如き単一ゲート・シンボルを抽
出したことに対応して、第69図A図示の如き単
一ゲート・シンボル認識テーブルSPTABLEを
用意するようにする。該テーブルSPTABLEは、
次の如き欄をもつている。即ち、 (1) i,j……単一ゲートシンボルについての代
表的な格子点の座標値を記入する。第69図B
に図示する如き格子点の座標値(i,j)が記
入される。 (2) NO.……抽出された単一ゲート・シンボルの
名前が番号によつて与えられる。例えばオア回
路に対しては番号「27」が与えられ、ナンド回
路に対しては番号「7」が与えられ、…るなど
される。 (3) SDRCT……抽出された単一ゲートシンボル
の出力方向を与える。例えば第69図Bに図示
するシンボルに対して夫々図示の如き数値
「0」ないし「3」を与える。 (4) SNO.……最終的に1つの複合ゲート・シン
ボルとして抽出されるようになつたとすると
き、当該複合ゲート・シンボルを構成している
所の単一ゲート・シンボルとしてのあるべき番
号が与えられる。例えば上記NO.としてはアン
ド回路として抽出されたが、1つの複合ゲー
ト・シンボルを構成する単一ゲート・シンボル
としては本来オア回路であつたとした場合に
は、SNO.をオア回路に対応する番号にし、こ
れをデータ処理装置に入力せしめるようにす
る。しかし、該SNO.は複合ゲート・シンボル
が抽出されたことによつて与えられるものであ
り、最初は値「0」とされている。 (5) CNO.……当該単一ゲート・シンボルが複合
ゲート・シンボルの核(後述するが第70図A
図示のナンド回路K1の如きもの)として選ば
れたときに与えられるもので、当該複合ゲー
ト・シンボルの名前が番号の形で与えられる。
最初は値「0」とされている。 (6) STFLG……1つの複合ゲート・シンボルを
抽出する際に処理対象とされるときに論理
「1」が立てられるものであり、最初は値「0」
とされている。 なお、単一ゲート・シンボル認識テーブル
SPTABLEの役割については第71図を参照し
て後述される。該テーブルSPTABLEが上述の
如く用意されると共に、第70図に示す如き複合
ゲート・シンボル辞書メモリMPDICが用意され
る。第70図Aの内容は、第70図Bに示す1つ
の複合ゲート・シンボルC−Gに対応する辞書メ
モリの内容を示している。そして、次の如き欄を
そなえている。 (7) i,j……核となる単一ゲート・シンボル
(第70図B図示K1)の座標値を(0,0)
としたとき、当該複合ゲート・シンボルを構成
する単一ゲート・シンボルK1,K2,K3…
…の座標値が相対値として与えられる。例えば
単一ゲート・シンボルK2については(−7,
−11)で与えられる。 (8) SDRCT……各単一ゲート・シンボルK1,
K2,…についての第69図Aの場合と同様な
情報が与えられる。 (9) NO.……当該複合ゲート・シンボルを構成す
る各単一ゲート・シンボルK1,K2,…につ
いての名前が番号によつて与えられる。第69
図Aの場合と同じ (10) SNO.……当該複合ゲート・シンボルを構成
する各単一ゲート・シンボルK1,K2,…に
ついての本来あるべき番号が与えられる。この
役割については第74図,第75図を参照して
後述する。 (11) SCNT……当該複合ゲート・シンボルを構成
する単一ゲート・シンボルK1,K2…の個数
が与えられる (12) CNO.……当該複合ゲート・シンボルの名前
が番号によつて与えられる。第70図B図示の
複合ゲートシンボルについては「CNO.=121」
とされている。 上述の如く、単一ゲート・シンボル認識テーブ
ルSPTABLEと複合ゲート・シンボル辞書メモ
リMPDICとが用意されている状態で、1つの複
合ゲート・シンボルが抽出される態様を第71図
を参照しつつ説明する。 今第71図A図示の如き単一ゲート・シンボル
認識テーブルSPTABLEが存在しており、かつ
1つの複合ゲート・シンボルに対応する辞書メモ
リMPDICの内容が第71図B図示の如きもので
あつたとする。なお単一ゲートシンボル認識テー
ブルSPTABLE内には、抽出された各単一ゲー
ト・シンボルが例えば座標値の順に格納されてい
るものとする。また複合ゲート・シンボル辞書メ
モリMPDIC内には、個々の複合ゲート・シンボ
ルに対応するひとかたまりの情報(第71図B図
示の如き)が、核となる単位ゲート・シンボルの
番号の大きい順にソートされ且つ同じ番号ならば
上述のCNO.の大きい順にソートされて並んでい
る。更に単一ゲート・シンボル認識テーブル
SPTABLEの先頭を指示するポイントをSPNT
とし、複合ゲート・シンボル辞書メモリ中の先頭
のひとかたまりの情報を指示するポイントを
FPNTとする。 処理は次のように行われる。即ち、 (13) テーブルSPTABLEの先頭に記述されてい
る単一ゲート・シンボル(当該パターンは当然
に未処理であるとする)についてのNO.と
SDRCTとを抽出し、辞書メモリMPDICの先
頭のひとかたまりの情報(第71B図示の如き
ひとかたまり)内の先頭の単一ゲート・シンボ
ル(核となつている)についてのNO.と
SDRCTとを比較する。 (14) 不一致であれば、辞書メモリMPDICの次
のひとかたまりの情報(FPNT+1の位置の
情報)について同様に比較する。以下同様であ
る。 (15) 辞書メモリMPDICをすべて検索したが不
一致であれば、テーブルSPTABLE内の次の
単一ゲートシンボル(SPNT+1の位置の単一
ゲート・シンボル)について同様に比較してゆ
く。 (16) 仮に第71図A図示の#12の単一ゲート・
シンボルのNO.とSDRCTとが、第71図B図
示の先頭の単一ゲート・シンボルのNOS.と
SDRCTとに一致したとする。この場合、#12
の単一ゲート・シンボルの座標(i12,j12)か
らみて所定の座標範囲内に位置する単一ゲー
ト・シンボルを調べて、STFLGを論理「1」
にする。範囲外のものに対して、STFLGを論
理「0」にする。 (17) そしてこの「STFLG=1」の個数CNTと
第71図B図示のSCNTとを照合してみる。こ
のとき「CNT<SCNT」ならば、上記#12の
単一ゲート・シンボルは第71図B図示に対応
する複合ゲート・シンボルの核ではないとし
て、検索を次に進める。 (18) 「CNT≧SCNT」 であつた場合には、第71図Eに示すバツフア
BUFをクリヤし、第71図C図示の辞書用バ
ツフアMPDIC・BUFの#1行の座標欄に i=i12,j=j12 をセツトし、#2行の座標欄に i=i12−7,j=j12−2 をセツトし、#3行の座標欄に i=i12−14,j=j12−4 をセツトする。また第71図Eに示すバツフア
BUFに、テーブルSPTABLE中の「#12」で
あることを対応づけて格納する。 (19) 次いで辞書用バツフアMPDIC・BUFの
#2行に示す座標値(i12−7,j12−2)に対
応する位置に所望の単一ゲート・シンボルが存
在するか否かを調べる。テーブルSPTABLE
上でSTFLGが論理「1」となつているものの
内から、例えば#10のものの如く該当するもの
が見出されると、第71図D図示の如く辞書用
バツフアMPDIC・BUF内で、座標値(i12−
7,j12−2)が(i10,j10)に書替えられ、第
71図E図示のバツフアBUF内に「#10」で
あることが書込まれる。この場合、座標値
(i12−7)とi10とや、座標値(j12−2)とj10と
が完全に一致していなくても少々のずれを許容
すべく例えば差が絶対値で「2」以下であれ
ば、該当したものとされる。したがつて複数個
該当するものがあるとされることもある。 (20) 同様にテーブルSPTABLE内の#14の単一
ゲート・シンボルが抽出され、第71図E図示
のバツフアBUF内に「#14」が書込まれたと
する。 (21) この状態で、バツフアBUFに書込まれた個
数と、上述のSCNTとが一致すれば、第71図
B図示の情報に対応する1つの複合ゲート・シ
ンボルが抽出されたものとし、第71図A図示
のテーブルとSPTABLE内に図示丸印で示し
た如くSNOやCNOが記述される。そして、次
の検索に進んでゆく。 この間の動作を更に詳しくその動作をフローチ
ヤートの形で示すと、第72図および第73図図
示の如くである。なお、第73図図示のフローチ
ヤートは、第72図図示の複合ゲート・シンボル
の核の候補抽出のブロツクについての一実施例処
理態様を示している。 上述の如く、複合ゲート・シンボルを抽出した
上で、データ処理装置に対して入力するようにさ
れる。即ち第71図の例で言えば、第71図D図
示のi,j,SDRCT,SNOの各欄と、SCNTと
CNOと、第71図E図示のバツフアBUFの内容
とがデータ処理装置に入力される情報として出力
される。 このことを利用して、単一ゲート・シンボル抽
出時における誤抽出を救済してデータ処理装置に
入力することが可能となる。即ち、複合ゲート・
シンボルを抽出するに当つて、上述の単一ゲー
ト・シンボル抽出の過程において、何等かの理由
により、第74図A図示の矢印Lに示す如く、本
来オア回路となるべき所が比較的高い頻度でアン
ド回路として抽出されることがあるとする。この
ような場合、上記矢印Lの所がアンド回路となる
ことがあり得ないものとすると、複合ゲート・シ
ンボル辞書メモリとして第74図B図示の如き辞
書を用意しておくようにする。そして、矢印Lの
所の単一ゲート・シンボルがアンド回路であるも
のを称して、総合パターンとしてCNO=102を与
えるようにする。このようにすると、第74図A
図示のパターンをもつてCNO=102の複合ゲー
ト・シンボルであると認識されることとなり、デ
ータ処理装置へ入力するに当つては、矢印Lの位
置の単一ゲート・シンボルをオア回路(SNO=
27)と修正して報告することができる。 第75図は、本来複合ゲート・シンボルである
べき第75図A図示の如く矢印Mの位置の単一ゲ
ート・シンボルが、多入力アンド回路として単一
ゲート・シンボルの如く抽出され易い場合に対処
する態様を示している。 〔〕 複合ゲート・シンボルの認識処理部
におけるスタート点設定処理。 当該処理に関連する複合ゲート・シンボルに限
らず一般にゲート・シンボルを抽出したとき、当
該ゲート・シンボルのスタート点(端子位置)を
正しく設定しておいて、後述する結線ラインの抽
出処理などに利用するようにされる。このため
に、スタート点設定の処理は次の如く行われる。 即ち、上述の如くして例えば1つの複合ゲー
ト・シンボルが抽出されたとき、マツチングのと
れた辞書メモリの内容から、当該シンボルにおい
てスタート点(結線ラインとの連接点)がどの位
置にあるかが座標(i,j)からの相対座標の形
で判明する。本発明においては、この点にもとづ
いて、上記スタート点が位置すべき絶対座標が算
出され、当該絶対座標に該当する格子点に対して
格子点ラベルコードLOGLBL上の#0ビツトに
論理「1」を立てると共に、当該スタート点から
いずれの方向に線分が延長しているかに対応して
#2ないし#5ビツトのいずれかに論理「1」を
立てる。また、その格子点に逆ロジツクシンボル
が付記されるベき場合には#1ビツトを論理
「1」とする。 〔〕 シンボル領域の設定処理部における
処理。 上述の如く単一ゲート・シンボルの各グループ
あるいは複合ゲート・シンボルに属するシンボル
が大分類のレベルで抽出されとき、当該各シンボ
ルが占有する領域の境界にある格子点に対して、
シンボル領域フラグを立てる。即ち第5図図示の
コードにおける#8ビツト(シンボル領域フラグ
S)を論理「1」にする。該シンボル領域フラグ
Sを立てるに当つては、当該シンボルとマツチン
グのとれた辞書メモリの内容から、第66図図示
のシンボル領域フラグSが論理「1」である格子
点の相対座標をみることによつて絶対座標を算出
し、当該絶対座標をもつ格子点に対して格子点ラ
ベルコードLOGLBL上の#8ビツトを論理「1」
にすればよい。 このように、抽出されたシンボルに対応して格
子点ラベル・コードLOGLBL上の#8ビツトに
論理「1」を立てようとするとき、既に論理
「1」が立つていることがある。このような場合
には、第7図を参照して述べた如く、シンボルを
2重に抽出している恐れがあり、その旨を指示す
るフラグを第69図Aに図示の如きSPTABLE
のSTFLG欄に立てておくようにする。第76図
Bは、第76図A図示の論理回路図に対応して、
上述のシンボル領域フラグS(#8ビツト)を設
定した態様を太線で示したものである。 〔〕 線分確定処理部における線分確定処
理。 当該処理は、第4図に示す如く、ずれ補正ユ
ニツトによる処理とあいまい補正ユニツト
による処理とからなつている。 手書き図面の処理においては線分の位置ズレを
充分考慮する必要がある。本来単一の線分である
ものがこの位置ズレに起因して平行する二つの格
子軸上の格子点ラベルコードとして二重に抽出さ
れる場合が生じる。 ずれ補正ユニツトによる処理はこのよう
な線分の位置ズレの状態を格子点ラベルコードか
ら推定し設計者が意図したと思われる格子軸上に
のみ確実な格子点ラベルコードを生成するもので
ある。ここで確実な格子点ラベルコードというの
はギヤツプ方向コード(#12ないし#15ビツト)、
ズレ方向コード(#19ないし#22ビツト)および
あいまい方向コード(#24ないし#27ビツト)が
すべて「0」であるものをさし、あいまいな格子
点ラベルコードというのはギヤツプ方向コード、
ズレ方向コード、あいまい方向コードのいずれか
のビツトが「1」であるものをさす。 第77図は本処理例であるが、第77図Bに示
す如く相対する方向に“ズレ方向”を有する一対
の隣接格子点ラベル・コードを捉え、これを単一
線分がズレた結果とみて第77図C図示の如く補
正するようにする。即ち第77図B図示のコード
を4方向コードにもとづき逐次検索しながら確実
な格子点ラベルコードが付与された格子の存在す
る軸を検出する。最後にその軸を確実な格子点ラ
ベルコードへと高めるとともに、他方の格子点ラ
ベルコードを除去する。なお図において、7−1
は確実なラベル・コードに対応する腕、7−2は
ずれフラグをもつ腕、10はずれ方向、11は線
分を図式的に表わしている。 次にあいまい補正ユニツトによる処理は
格子点ラベルコードの持つあいまいさをより大域
的な視野から捉え、確実な格子点ラベルコードへ
と高めていくもので、手書図面特有の線切れ、あ
るいは線分に近接して描かれた文字の影響による
あいまいさなどを除去する。 線分として不完全な形態を有する格子点にはギ
ヤツプ方向コード又はあいまい方向コードが
「1」を持つあいまいな格子点ラベルコードが付
与されている。当然、文字の存在する格子点にも
同じくあいまいな格子点ラベルコードが付与され
るわけであるが、ここではこのコード情報の持つ
あいまいさが線分の局所的変動によるものか、そ
れとも文字そのものに起因するのかの解釈を与
え、その解釈にもとづく補正を行う。 第78図は本処理例であり、具体的には、最初
に、第78図B図示の如くあいまいな格子点ラベ
ルコードを検出し、その4方向コードに沿つた方
向に位置する隣接格子点ラベルコードを逐次検索
する。この検索の過程で第78図C図示の如くあ
いまいな格子点ラベルコードをはさむ形の確実な
格子点ラベルコードが出現すると、そのあいまい
さは線分の局所的な変動によるものであると解釈
し、確実な格子点ラベルコードへと変換する。な
お図において、白丸12は確実な格子点ラベル・
コード、黒丸13はあいまいな格子点ラベル・コ
ード、14はあいまいフラグをもつ腕、15は上
述のずれフラグをもつ腕7−2と上述のあいまい
フラグをもつ腕14とが重複した腕を表わしてい
る。また16は文字、17は線分を表わしてい
る。 〔〕 ギヤツプ・あいまい腕の処理部に
おける処理。 上記処理までにおいて結線ラインが実質上確定
してゆくことから、当該時点において、ギヤツプ
方向コードとあいまい方向コードとをもつ格子点
に対して、それらのコードをもつ方向の4方向コ
ード(D,L,U,R)を落とすようにする。 格子点ラベルコードLOGLBL(i,j)の#8
ビツト(S)が「0」のものに対して、以下の処
理を実行する。 (1) LOGLBL(i,j)の#11ビツト(GF)が
「1」であつて、 (1-1) LOGLBL(i,j)の#15ビツト
(GR)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#15ビツト(GR),#31ビツト(R)を
「0」にする。 (1-2) LOGLBL(i,j)の#14ビツト
(GU)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#14ビツト(GU),#30ビツト(U)を
「0」にする。 (1-3) LOGLBL(i,j)の#13ビツト
(GL)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#13ビツト(GL),#29ビツト(L)を「0」
にする。 (1-4) LOGLBL(i,j)の#12ビツト
(GD)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#12ビツト(GD),#28ビツト(D)を「0」
にする。 (1-5) そしてLOGLBL(i,j)の#11ビツ
ト(GF)を「0」にする。 (2) LOGLBL(i,j)の#16ビツト(FF)が
「1」であつて、 (2-1) LOGLBL(i,j)の#27ビツト
(FR)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#27ビツト(FR),#31ビツト(R)を
「0」にする。 (2-2) LOGLBL(i,j)の#26ビツト
(FU)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#26ビツト(FU),#30ビツト(U)を
「0」にする。 (2-3) LOGLBL(i,j)の#25ビツト
(FL)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#25ビツト(FL),#29ビツト()を
「0」にする。 (2-4) LOGLBL(i,j)の#24ビツト
(FD)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#24ビツト(FD),#28ビツト(D)を「0」
にする。 (3) 上記処理(1),(2)で処理されたものに対して、
上記対の処理ユニツトで行つた如き対の処
理を実行する。 〔XI〕 単一ゲート・シンボルの認識処理部
におけるシンボルの認識処理。 当該処理においては、上述のシンボル分類処理
部において大分類を行つた結果にもとづいて、
同じグループ内を更に小分類してゆくようにす
る。上述の如く抽出されたシンボルに対しては、
第69図Aに示す如きテーブルSPTABLEが得
られている。この状態の下で次の如く処理が行わ
れる。 (1) テーブルSPTABLEの検索。 例えば第79図A図示の如き単一ゲートシンボ
ル18につき、第69図A図示のテーブルを検索
し、格子点座標(i,j)、および分類番号NO,
方向SDRCTを取出す。ここでは「(iS,jS),NO
=13,SDRCT=0」が取出されたものとする。 (2) 候補シンボルテーブルの検索。 第79図Bに示すように、第69図A図示の
NO毎に該当する候補シンボル番号と候補個数情
報とを記述した候補シンボルテーブル19が設け
られ、たとえば図示の3入力2出力のスタート点
を持つ単一ゲートシンボル18の場合を分類番号
を「NO=13」とし、方向「SDRCT=0」とし
た場合候補シンボルテーブル19で3つの候補シ
ンボル番号「13」,「14」,「15」が取出される。 (3) シンボル認識辞書と変換。 第79図C,D,Eは同図Bから取出された候
補シンボル番号「13」,「14」,「15」に対応するシ
ンボル認識辞書20−1,20−2,20−3の
内容を示す。それぞれの左側のゲートの各スター
ト点位置に対応する(i,j)と格子点ラベルコ
ードの形状を示す。また欄外の*印はそのスター
ト点にその状態があつてはならないことを示す情
報である。下欄の左側は辞書の大きさを、右側は
逆ロジツクシンボル(2mmφ)の数を示したもの
である。 これらの認識辞書を方向SDRCTにより変換を
行う。 (4) シンボ認識辞書と格子点ラベルコードとのマ
ツチング。 第79図Fに示すようにシンボル認識辞書20
−1,20−2,20−3と格子点ラベルコード
の小円形表示フラグ(#17ビツト)および4方向
コード(#28ないし#31ビツト)とのマツチング
演算を行い、結果を同図Gの認識バツフア21に
格納する。該認識バツフア21のAの欄は4方向
コードの一致度数、Bの欄は逆ロジツク・シンボ
ルの一致度数、Cの欄は辞書に記述された逆ロジ
ツク・シンボルの存在位置からみた逆ロジツク・
シンボル存在位置の一致度数を示す。 (5) 判定。 (5-1) A+Bが最大値、すなわち、A+B
の値がシンボル認識辞書の大きさ(図示縦欄
の数)の2倍であれば、その候補シンボルが
最大マツチングであり認識結果の答となる。
同図Gの認識バツフアの候補シンボル番号の
1番目はこれに該当する。そして第69図A
図示のテーブルSPTABLE内のSNO欄にそ
のシンボル番号13を入れる。 (5-2) A+Bが最大値であるものがなけれ
ば、C欄が最大値のもの、すなわちシンボル
認識辞書に記述された逆ロジツク・シンボル
の個数と一致し且つA+Bがある閾値より大
きいもののうちで最大の度数をもつものを認
識結果の答とする。そしてテーブル
SPTABLE内のSNO欄にそのシンボル番号
を入れる。 (5-3) 上記(5−1),(5−2)のいずれ
にも該当するものがなければ、A+B+Cに
閾値を設け、その値以上のもののうちで最大
のものを認識結果の答とする。そして同様に
SNO欄にそのシンボル番号を入れる。 (5-4) 上記(5−1)ないし(5−3)に
該当するものがなければ、シンボルではない
と判定し、テーブルSPTABLEのSTFLG欄
に「1」を立てる。 以上のようにして、シンボルについて小分類を
与えることができる。 〔XII〕 スタート点の設定処理部の処理。 該処理は上記処理〔〕と実質的に全く同一
である。 〔〕 逆ロジツク・シンボルの処理部の
処理。 当該処理は、第10図に関連して述べた如く、
後述する処理に悪影響を与える可能性のある逆ロ
ジツク・シンボルを、いわば一時棚上げしてしま
うための処理である。この場合には、スタート点
に対応する格子点に対する処理であることから、
#0ビツト(ST)が「1」、且つ#1ビツト(S2)
が「1」の格子点ラベルコードLOGLBL(i,
j)に対してのみ、以下の処理を実行する。 (1) LOGLBL(i,j)の#5ビツト(SR)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i,j−1)の#31ビツト
(R),#16ビツト(FF) b LOGLBL(i+1,j−1)の#29ビツト
(L),#28ビツト(D)、#16ビツト(FF) c LOGLBL(i+1,j)の#30ビツト
(U),#28ビツト(D) d LOGLBL(i+1,j+1)の#30ビツト
(U),#29ビツト(L),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i,j+1)の#31ビツト
(R),#16ビツト(FF) を「0」にする。 (2) LOGLBL(i,j)の#4ビツト(SU)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i−1,j)の#30ビツト
(U),#16ビツト(FF) b LOGLBL(i−1,j−1)の#31ビツト
(R),#28ビツト(D),#16ビツト(FF) c LOGLBL(i,j−1)の#31ビツト
(R),#29ビツト(L) d LOGLBL(i+1,j−1)の#29ビツト
(L),#28ビツト(D),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i+1,j)の#30ビツト
(U),#16ビツト(FF) を「0」にする。 (3) LOGLBL(i,j)の#3ビツト(SL)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i,j−1)の#29ビツト(L),
#16ビツト(FF) b LOGLBL(i−1,j−1)の#31ビツト
(R),#28ビツト(D),#16ビツト(FF) c LOGLBL(i−1,j)の#30ビツト
(U),#28ビツト(D) d LOGLBL(i−1,j+1)の#31ビツト
(R),#30ビツト(U),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i,j+1)の#29ビツト(L),
#16ビツト(FF) を「0」にする。 (4) LOGLBL(i,j)の#2ビツト(SD)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i−1,j)の#28ビツト(D),
#16ビツト(FF) b LOGLBL(i−1,j+1)の#31ビツト
(R),#30ビツト(U),#16ビツト(FF) c LOGLBL(i,j+1)の#31ビツト
(R),#29ビツト(L) d LOGLBL(i+1,j+1)の#30ビツト
(U),#29ビツト(L),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i+1,j)の#28ビツト(D),
#16ビツト(FF) を「0」にする。 〔〕 スタート点近傍の線切れ補正処理部
における処理。 上述の如く、シンボルのスタート点位置の近傍
では、上述の格子点ラベルコードLOGLBL上で
線切れが発生し易い。本処理はこの非所望な線切
れの存在を補正する。 第80図Aはスタート方向が左、従つて格子点
ラベルコードの#2ないし#5ビツトが「0100」
の場合である。図の5列は該スタート方向詳しく
は認識した論理シンボルのスタート点の格子点ラ
ベルコードの#2ないし#5ビツトを図解的に示
すものであり、4列はそれより1格子軸左側の
(格子間隔は本例では2mmとした場合に2mm左側
の)格子点ラベルコードの#28ないし#31ビツト
を図解的に示す。そして、ケース1は4方向コー
ドが「0100」の場合つまり線分は左から延びてき
て当該格子点で止つていることを示している。ケ
ース2は4方向コードが「0010」つまり線分が上
から下つてきて当該格子点で止まり、そしてケー
ス3は4方向コードが「1000」つまり線分が下か
ら上つて当該格子点で止つていることを示してい
る。しかしこの部分には第5列に示す如く論理シ
ンボルの端子があるので、このような跡切れ状態
は、不正確な作図による線切れであり、本来は右
へ1格子間隔だけ延びているべきものと判断し、
6列および7列に示すようにその線分を付加す
る。具体的にはスタート点の4方向コードのL
(#29ビツト)を「1」にし、その左隣りの格子
点の4方向コードのR(#31ビツト)を「1」に
する。 第80図Bはスタート方向が上の場合で、5行
はそれを図示し、4行はその上隣りの格子点の4
方向コードを図解的に示す。ケース1,2,3は
4方向コードが「0010」,「0100」,「0001」の場合
で、いずれも該格子点よりスタート点までの結線
が欠けていると判断し、6行、7行に示すように
上隣り格子点の4方向コードのD(#28ビツト)
を「1」にし、またスタート点の4方向コードの
U(#30ビツト)を「1」にする。第80図Cは
スタート方向が右の場合、同図Dはスタート方向
が下の場合で、いずれも上記に準じた図示の如き
補正を行う。この処理によつて、手書きのため生
じやすい論理シンボルの端子位置近傍の線切れを
補正し、断線を回避することができる。 〔〕 ギヤツプ・あいまい腕の処理ユニ
ツトの処理。 この処理は、当該時点で上記処理〔〕と同
じような処理を行うものである。即ち、 (1) 格子点ラベルコードLOGLBL(i,j)の
#8ビツト(S)が「1」のものに対して以下
の処理を実行する。 a LOGLBL(i,j)の#16ビツト(FF),
#11ビツト(GF)を「0」にする。 (2) 格子点ラベルコードLOGLBL(i,j)の
#8ビツト(S)が「0」のものに対して以下
の処理を実行する。 (2-1) LOGLBL(i,j)の#11ビツト
(GF)が「1」ならば a LOGLBL(i,j)の#15ビツト(GR)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#15
ビツト(GR),#31ビツト(R)を「0」
にする。 b LOGLBL(i,j)の#14ビツト(GU)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#14
ビツト(GU),#30ビツト(U)を「0」
にする。 c LOGLBL(i,j)の#13ビツト(GL)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#13
ビツト(GL),#29ビツト(L)を「0」にす
る。 d LOGLBL(i,j)の#12ビツト(GD)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#12
ビツト(GD),#28ビツト(D)を「0」にす
る。 e そしてLOGLBL(i,j)の#11ビツト
(GF)を「0」にする。 (2-2) LOGLBL(i,j)の#16ビツト
(FF)が「1」ならば a LOGLBL(i,j)の#24ないし#31ビ
ツト(FD,FL,FU,FR,D,L,U,R)
を「0」にする。 (3) そして、その結果に対して対の処理を行う。 〔〕 ライン結合子の処理ユニツトの
処理。 この時点で非所望な形でライン結合表示ビツト
(#18ビツト)が立つていれば、これを補正する。
即ち、 (1) シンボル領域「S=1」ならば;#18ビツト
を「0」にする。 (2) シンボル領域でない「S=0」ならば; (2-1) 4方向コード(D・L・U・R)を
調べ、1であるビツトの個数を数え、個数に
応じて以下の処理を行う。 a) 個数2ならば#18ビツトを「0」にす
る。 b) 個数=3ならば」#18ビツトを「1」にす
る。 c) 個数=4ならばそのまま(処理なし) 〔〕 複合ゲート・シンボル内の線分消し
処理ユニツトの処理。 複合ゲート・シbボルの領域内での結線ライン
は予め判つているパターンであり、抽出が不要な
ため、これを抹消する処理を行う。即ち、 (1) シンボル認識テーブルSPTABLEから複合
ゲートシンボルの構成要素であるシンボルを取
り出す。即ちSTFLG=0、且つCNO>100(複
合であることを示す)のシンボルの座標(i,
j)とシンボル番号SNOとを抽出する。 (2) シンボル番号SNOに応じて、その端子辞書
(スタート点辞書20)を取り出す。 (3) スタート点辞書20の内容と格子点ラベルコ
ードとを比較し、スタート点情報(#0ビツ
ト)が「1」でない端子位置および結線の方向
を検出する。即ち複合ゲート・シンボル領域内
の線分の端子位置と方向とを検出する。 (4) シンボル領域(#8ビツト=1)あるいは、
スタート点(#0ビツト=1)あるいは、端点
(追跡方向がない)まで、4方向コードを追跡
し、次の処理を実行する。 (4-1) 追跡により到達した格子点ラベル
LOGLBL(i,j)に対して、 a 左方向へ向う追跡を行つたとき、#29ビ
ツト(L)を「0」にする。 b 上方向へ向う追跡を行つたとき、#28ビ
ツト(D)を「0」にする。 c 右方向へ向う追跡を行つたとき、#31ビ
ツト(R)を「0」にする。 d 下方向へ向う追跡を行つたとき、#30ビ
ツト(U)を「0」にする。 e そして、その上で#16ビツト(あいまい
フラグ)を「0」にする。 〔〕 結線ライン抽出処理部における処
理。 当該処理においては、結線ラインについて (i) スタート点――スタート点間 (ii) 分 岐 点――分岐点間 (iii) 屈曲点――屈曲点間 (iv) スタート点――分岐点間 (v) 分岐点――屈曲点間 (vi) 屈 曲 点――スタート点間 をもつて、ベクトルとして抽出すべく追跡を行う
ものである。これは、上述の集約的格子点ラベ
ル・コードを4方向コードにもとづいて辿つてゆ
くことにより達成できるものであつて、処理の詳
細については説明を省略する。 〔〕 文字領域の抽出処理部における処
理。 図面からシンボルと結線ラインとを抽出する
と、残りは文字である。当該処理においては、格
子点ラベル・コードLOGLBLにおけるあいまい
フラグ#16ビツト(FF)が立つているものを抽
出し、文字領域を抽出してゆく。当該処理は、次
の如く行われる。即ち、 (1) 文字フラグのグルーピング (2) 文字列の抽出 (2-1) 画像データの切出し (2-2) 画像データの連結性抽出 (2-3) 図形パターンの除去および隣接領域
の切出しの各段階から構成される。 以下上記各処理の詳細を説明する。 (1) 文字フラグのグルーピング 例えば第81図Aに示した如く、格子点ラベル
コード中の当面不要なものを一時消去し文字列フ
ラグMFとして1ビツトをもうけ、格子点データ
として使用する。そして、処理に先立ち全格子点
ラベルコードの文字列フラグMFはクリアしてお
く。またあいまいフラグFFを文字フラグと呼び
かえる。 本処理では、格子点ラベルコードの文字フラグ
FFを検索し、一かたまり(文字列毎)の文字フ
ラグ22を抽出する。第81図Bに処理例を示
し、一かたまりの格子点データ23の#7ビツト
の文字列フラグMFを「1」とする。 (2) 文字列の抽出 (2-1) 画像データの切出し 文字フラグMFが「1」の格子点を中心とする
n×n(nは格子軸間の距離)画素で矩形領域に
切り出す。以下本処理を第82図および第83図
を参照しつつ説明する。 第82図A,Bは上述の処理により処理した例
を示している。すなわち、同図Aの文字24、線
分25を処理し、同図Bの黒丸印26は文字フラ
グFFが「1」の格子点を示し、白丸に対応した
腕は論理「1」をもつ4方向コード(DLUR)
を図式的に示している。文字フラグによるグルー
ピング処理は、第83図Aに示すように、○×の文
字列フラグ27により格子点近傍の画像データを
グループ別けする。従つて、○×印の格子点近傍の
画像データを矩形領域28により切出すと、第83
図B図示の画像データ29が抽出される。しか
し、このように単にグルーピングされた文字フラ
グで格子点近傍の画像データを切出すだけでは、
図示のように、文字の一部の欠除や、他の図形画
像の混入等により完全な文字列の抽出が難しい場
合が起る。 このために、以下の処理を導入する。 (2-2) 画像データの連結性抽出 文字列フラグMFが「1」の格子点近傍矩形領
域28で切出した画像データに対し、第84図に
示すように、その矩形領域内の画像データが矩形
領域の外線30に接するか否かを調べる。 (a) n×1(または1×n)の領域がすべて
「0」ならば「AM(k)=0」で示し非連
結である。 (b) n×1(または1×n)の領域に「1」
があれば「AM(k)=1」で示し隣接領域
への連結の可能性がある。ただし「k=
1,2,3,4」とする。 第85図はこの連結性抽出例を示したもので、
矩形領域28の画像データの4方向のうち、
「AM(3)=0」のみが非連結で、他の3方向の
「AM(1)=1」,「AM(4)=1」は文字データ31
により、「AM(2)=1」は隣接格子軸ライン32
により画像データが存在していることが示されて
いる。 (2-3) 図形パターンの除去および隣接領域
の切出し a 矩形領域内の図形パターン除去 画像データの連結性抽出処理の結果、「AM
(k)=1」ならば、第85図に示す画像データの
上方向の「AM(2)=1」に見られるように、隣接
格子軸のラインがずれた場合に、そのラインの一
部分が入つてきている可能性がある。そのため、
「AM(k)=1」ならば、第86図に示すように、
その方向に対応した隣接格子点ラベルコードを調
べ、次の処理を行う。すなわち、 (i) 文字フラグ(FF=1」ならば、「AM(k)=
0」とする。 (ii) 文字フラグ「FF=0」且つ 4方向コード(DLUR)の 何れかが「1」 ならば、線パターン除去処理を行う。 (iii) 上記以外ならばそのままとする。 矩形領域28内の線パターン除去処理は上記条
件(ii)を満たす各方向に対して実行するが、例とし
て「k=1」の場合を取りあげ第87図,第88
図により説明する。 切出した矩形領域28の外縁からm画素の領域
で、縦方向(「K=2,4」の時は横方向となる)
にすべて「0」となる列があるか否かを調べ、次
の処理を行う。 (iv) すべて「0」となる列があれば、その列より
外側方向にある黒点をクリアし、「AM(k)=
0」とする。 (v) すべて「0」となる列がなければ、そのまま
とする。 第87図は本処理の概略図、第88図は第85
図の矩形領域内の画像データに対し、本処理を適
用した結果を示す。本処理適用後、「AM(k)=
1」はその方向に文字データが連続していること
を表わしている。なお、第88図において右方向
に文字データが連続しているにも拘らず「AM(1)
=0」とするのは、右隣りの格子点ラベルコード
の文字フラグFFが「1」となつているからであ
り、この場合文字の連続性を明示しなくても後の
処理でその格子点近傍領域が切出される。 b 隣接矩形領域の切出し 前述の矩形領域に対し、「AM(k)=1」なら
ば、その方向の隣接格子点近傍の画像データをn
×n画素で切出し、以下の図形パターン除去処理
を実行する。 一例として「k=1」の場合を説明する。 切出した矩形領域33内の画像データに対し、
第89図に示すように左から右に第1列から第w
列まで各列(例えば「k=2」の場合は下から上
へ第n行から第(n−w+1)行まで各行とな
る)の黒点数BCNTを順次カウントし、 BCNT≧TH またはBCNT=0 ならば、その列を含めてその列から第w列までの
黒点をすべてクリアする。また、第(w+1)列
から第n列までは無条件にすべての黒画素をクリ
アする。なおTHは予め定められた閾値である。 第90図Aは第88図に示した矩形領域の下方
向(AM(4)=1」の隣接格子点近傍の切出した画
像データを示し、第90図Bはこの画像データに
上記a)に示す図形パターン除去処理を施した結
果を示す。 以上の処理をすべての文字列フラグMFが「1」
のものに対して適用することによつて、一文字列
の画像データを抽出することができる。第91図
A,Bは、不要な図形パターンを除去し、欠除し
た文字の一部パターンを補完することにより完全
な文字を抽出したものである。 〔〕 文字の分離・認識処理部における
文字分離処理。 上記処理〔〕において抽出された文字列
の文字は、本処理において1文字毎に分離され、
認識処理を容易に行わせ得るようにする。以下に
その処理を示す。 ここでは文字列として第92図に示す「V2B」
のようにそのままでは分離困難な場合の処理手順
を示す。 第92図は文字列311〜313をその外接矩形
よりも各方向にそれぞれ1画素分大きい矩形枠3
4により切出した画像を示す。この画像に対して
同図に示す窓部35、すなわち文字列方向に垂直
で長さが矩形枠34の縦幅に等しく、1画素幅の
窓部を矩形枠内領域の1端より走査させ、最初に
窓部35内に黒点36が出現する位置を検出す
る。 第93図は第92図の文字列331〜333に対
し窓部35により黒点36を検出した位置を示
す。次に、この位置における窓部35の両端位置
“S”,“E”の白画素間の最短径路を見出すので
あるが、その探索領域を窓部35の位置から文字
列の走査方向即ち図示右方向に限定する。第93
図の“+”印で示す文字端位置37は探索領域の
限定を表わすラベルである。すなわち、“+”印
の右側の領域が探索領域である。最短径路の抽出
アルゴリズムとしては、従来各種のものが提案さ
れているが、ここではリー(Lee)のアルゴリズ
ムを用いて説明する。 前述の処理によつて決定された2点“S”,
“E”のうち、まずどちらか一方、たとえば“S”
を出発点として選ぶ。最初に、“S”に直接隣接
する(4方向連結)白点にラベル“1”を与え
る。次にラベル“1”の与えられた画素に隣接す
る白点にラベル“2”を与える。ラベル“2”に
隣接する白点にラベル“3”を与える。さらにラ
ベル“3”に隣接する白点にラベル“1”を与え
る。以下、これを繰返す。この処理は終点“E”
に到達するまでこの手順で続けられる。第94図
はこのラベル付与の手順の結果を示す。 次にこのラベルを終点”E”からラベル付与と
逆の手順で“3”→“2”→“1”→“3”と巡
回するラベルの順番に逆追跡し、始点“S”に到
達する径路を見出す。この径路が最短径路である
が、必ずしも一意的に定まるとは限らない。これ
を一意に定めるため、第95図に示すように、逆
追跡の方向に優先順位を設け、これに従つて追跡
を行う。 第96図に逆追跡によつて検出された最短径路
を示し、逆追跡の際に径路上の画素38にラベル
“+”を与えたものである。 以上の処理によつて、文字列中の1文字の存在
する領域が“+”で囲まれた領域として識別され
る。そこでこの領域内の黒点を切出すことによつ
て、1文字の画像が分離抽出される。 第97図は1文字を分離抽出した後の矩形枠3
4の領域内の文字列332,333の画像である。 以上の処理を、1文字分離抽出する毎に白点、
黒点以外のラベルが付与された画素を白点に変換
した後、矩形領域内の黒点が検出されなくなるま
で繰返すことにより、文字列の個々の文字が1文
字ずつ分離抽出できる。 すなわち、第98図に示すように、次の文字3
32に対し窓部を設定し、次の文字の探索領域の
限定を表わすラベル39を決定し、第93図〜第
97図の手順を繰返す。 〔XI〕 文字の分離・認識処理部における
文字認識処理。 上記処理〔〕において1文字毎に分離さ
れた文字に対して、認識処理が行われるが、当該
処理の態様は任意であり、かつ従来公知のことで
あるので、説明を省略する。 上述の如く処理が実行されるが、第99図は、
上記処理を実行する一実施例ハードウエア・ブロ
ツク図を示している。 図中の符号101は画像入力装置、102は画
像メモリ、103は検証回路、104は基準点検
出回路、105は格子点テーブル、106は格子
変換回路(水平)、107は格子点ラベルコード
生成回路(水平)、108は格子変換回路(垂
直)、109は格子点ラベルコード生成回路(垂
直)、110はアドレス制御部、111は制御部、
112は検証窓設定回路、113はLBLテーブ
ルであつてコードLBLをセツトするもの114
はLB1テーブル、115はLB2テーブル、11
6はSX1,SY1テーブル、117はSX2,SY
2テーブル、118はアドレス変換回路、119
はLB3生成回路でであつて局部形状ラベル情報
を生成するもの、120はLB3テーブルであつ
て局部形状ラベル情報がセツトされるもの、12
1は格子点ラベル・コード決定回路、122はラ
ベル・コード・テーブル、123は対処理回路、
124は線パターン切れ補正回路、126はずれ
補正回路、127はあいまい補正回路()、1
28はシンボル辞書、129はシンボ抽出回路、
130はシンボル認識テーブル、131は複合ゲ
ート・シンボル認識辞書、132は複合ゲート・
シンボル端子位置辞書、133は複合ゲート・シ
ンボル認識回路、134は単一・ゲートシンボル
候補辞書、135は単一ゲート・シンボル端子位
置辞書、136は単一ゲート・シンボル認識回
路、137はシンボル領域設定回路、138はず
れ補正回路()、139はあいまい補正回路
()、140はギヤツプ・あいまい処理回路、1
41はページ結合子認識処理回路、142は逆ロ
ジツク・シンボル処理回路、143は端子位置決
定回路、144は端子近傍線切れ補正回路、14
5は線分抽出回路、146は線分抽出前処理回
路、147は文字領域抽出回路、148はライン
結合子処理回路、149は認識結果出力装置を表
わしている。 (E) 発明の効果 以上説明した如く、本発明によれば、手書きさ
れた論理回路図をいわば自動的に読取つて、当該
論理回路図に関する情報をデータ処理装置に入力
せしめることが可能となる。
シンボルグループについて作成して、辞書パター
ンの大きい順に辞書メモリに格納しておく。そし
て入力画像データから得られる各格子点の4方向
コードとのマツチングを行つてシンボルを入力図
面中から抽出する。即ち、第67図において辞書
メモリ内に格納されている各シンボルグループの
辞書パターンと、この辞書パターンの格子数に等
しい格子分の4方向コードを順次読出し、これら
の辞書パターンを構成する辞書ユード群DCCと
4方向コード群TCC間で格子点対応にマツチン
グを行つていく。このマツチングを行うマツチン
グ演算は次式に従つて行う。即ち今、或るシンボ
ルグループの全体的な評価値をEgとすると、 Eg=MX 〓x=1 MY 〓y=1 Wxy ――(5) ここで、1格子点当りの評価値Wxyは Wxy=S×〔4 〓k=1 {Mk ∧(PkTk)}+F――(6) ただし F=(P1∧M1∨P2∧M2∨P3∧M3∨P4∧M4)∧/P1
∧M1∧T1∨P2∧M2∧T2∨P3∧M3∧T3∨P4∧M4∧T4――(7
) この1格子点当りの評価値Wxyは「0」から
「4」までの値をとる。つまり辞書コードと4方
向コードとが完全にマツチするならば最小値
「0」となり、全然マツチしないならば最大値
「4」となる。そして、全体的な評価値Egは辞書
パターン領域(MX,MYで表わされる)内の全
格子点の評価値の和で表わされる。この全体的な
評価値Eが「0」となれば、辞書パターン内のす
べての格子点において辞書コードと4方向コード
とが完全にマツチしたこととなり、4方向コード
群TCCが辞書コード群DCCのシンボルグループ
に属するシンボルであると判定される。 しかし、第68図Bの座標(,A)の左方向
や第68図Bの座標(,A)の上方向に見られ
るように、直線部分の手書き等による変形を許容
するために、辞書パターンの大きさ(MX,
MY)や手書き等による変形の生じる度合に応じ
て各辞書パターン毎に最適な閾値Tgを全体的な
評価値Egに対して設定して Eg≦Tg ――(8) の関係が成立すればシンボルと判定する。 このようにして、入力図面の或る格子点におい
て辞書メモリ内の全辞書パターンとマツチングを
行い、シンボルと判定されたものの中から実際の
シンボルを1つ決定する。これは式(8)を満足する
Egの内最小のものを採用する。また最小のEgが
複数個ある場合は辞書パターンの大きいものを採
用する。 以上のシンボル抽出結果として、辞書パターン
の座標(,A)の対応する入力図面の座標と、
予め定められたシンボルグループの名前と、辞書
パターンと完全にマツチしたか否か、つまり
「Eg=0」となつたか否かの情報をシンボル認識
テーブルに格納する。 以上のマツチング処理を入力図面の格子点位置
を1格子ずつずらしながら行う。 〔〕 複合ゲート・シンボルの認識処理部
における複数ゲート・シンボル抽出処理。 上述の如く、本発明の処理対象となる論理回路
図においては、第62図に示す如きシンボルと共
に第6図に示す如き複合ゲート・シンボルC−G
が存在している。これらのシンボルを正しく処理
するために、次の如きテーブルが用意される。即
ち第62図に示す如き単一ゲート・シンボルを抽
出したことに対応して、第69図A図示の如き単
一ゲート・シンボル認識テーブルSPTABLEを
用意するようにする。該テーブルSPTABLEは、
次の如き欄をもつている。即ち、 (1) i,j……単一ゲートシンボルについての代
表的な格子点の座標値を記入する。第69図B
に図示する如き格子点の座標値(i,j)が記
入される。 (2) NO.……抽出された単一ゲート・シンボルの
名前が番号によつて与えられる。例えばオア回
路に対しては番号「27」が与えられ、ナンド回
路に対しては番号「7」が与えられ、…るなど
される。 (3) SDRCT……抽出された単一ゲートシンボル
の出力方向を与える。例えば第69図Bに図示
するシンボルに対して夫々図示の如き数値
「0」ないし「3」を与える。 (4) SNO.……最終的に1つの複合ゲート・シン
ボルとして抽出されるようになつたとすると
き、当該複合ゲート・シンボルを構成している
所の単一ゲート・シンボルとしてのあるべき番
号が与えられる。例えば上記NO.としてはアン
ド回路として抽出されたが、1つの複合ゲー
ト・シンボルを構成する単一ゲート・シンボル
としては本来オア回路であつたとした場合に
は、SNO.をオア回路に対応する番号にし、こ
れをデータ処理装置に入力せしめるようにす
る。しかし、該SNO.は複合ゲート・シンボル
が抽出されたことによつて与えられるものであ
り、最初は値「0」とされている。 (5) CNO.……当該単一ゲート・シンボルが複合
ゲート・シンボルの核(後述するが第70図A
図示のナンド回路K1の如きもの)として選ば
れたときに与えられるもので、当該複合ゲー
ト・シンボルの名前が番号の形で与えられる。
最初は値「0」とされている。 (6) STFLG……1つの複合ゲート・シンボルを
抽出する際に処理対象とされるときに論理
「1」が立てられるものであり、最初は値「0」
とされている。 なお、単一ゲート・シンボル認識テーブル
SPTABLEの役割については第71図を参照し
て後述される。該テーブルSPTABLEが上述の
如く用意されると共に、第70図に示す如き複合
ゲート・シンボル辞書メモリMPDICが用意され
る。第70図Aの内容は、第70図Bに示す1つ
の複合ゲート・シンボルC−Gに対応する辞書メ
モリの内容を示している。そして、次の如き欄を
そなえている。 (7) i,j……核となる単一ゲート・シンボル
(第70図B図示K1)の座標値を(0,0)
としたとき、当該複合ゲート・シンボルを構成
する単一ゲート・シンボルK1,K2,K3…
…の座標値が相対値として与えられる。例えば
単一ゲート・シンボルK2については(−7,
−11)で与えられる。 (8) SDRCT……各単一ゲート・シンボルK1,
K2,…についての第69図Aの場合と同様な
情報が与えられる。 (9) NO.……当該複合ゲート・シンボルを構成す
る各単一ゲート・シンボルK1,K2,…につ
いての名前が番号によつて与えられる。第69
図Aの場合と同じ (10) SNO.……当該複合ゲート・シンボルを構成
する各単一ゲート・シンボルK1,K2,…に
ついての本来あるべき番号が与えられる。この
役割については第74図,第75図を参照して
後述する。 (11) SCNT……当該複合ゲート・シンボルを構成
する単一ゲート・シンボルK1,K2…の個数
が与えられる (12) CNO.……当該複合ゲート・シンボルの名前
が番号によつて与えられる。第70図B図示の
複合ゲートシンボルについては「CNO.=121」
とされている。 上述の如く、単一ゲート・シンボル認識テーブ
ルSPTABLEと複合ゲート・シンボル辞書メモ
リMPDICとが用意されている状態で、1つの複
合ゲート・シンボルが抽出される態様を第71図
を参照しつつ説明する。 今第71図A図示の如き単一ゲート・シンボル
認識テーブルSPTABLEが存在しており、かつ
1つの複合ゲート・シンボルに対応する辞書メモ
リMPDICの内容が第71図B図示の如きもので
あつたとする。なお単一ゲートシンボル認識テー
ブルSPTABLE内には、抽出された各単一ゲー
ト・シンボルが例えば座標値の順に格納されてい
るものとする。また複合ゲート・シンボル辞書メ
モリMPDIC内には、個々の複合ゲート・シンボ
ルに対応するひとかたまりの情報(第71図B図
示の如き)が、核となる単位ゲート・シンボルの
番号の大きい順にソートされ且つ同じ番号ならば
上述のCNO.の大きい順にソートされて並んでい
る。更に単一ゲート・シンボル認識テーブル
SPTABLEの先頭を指示するポイントをSPNT
とし、複合ゲート・シンボル辞書メモリ中の先頭
のひとかたまりの情報を指示するポイントを
FPNTとする。 処理は次のように行われる。即ち、 (13) テーブルSPTABLEの先頭に記述されてい
る単一ゲート・シンボル(当該パターンは当然
に未処理であるとする)についてのNO.と
SDRCTとを抽出し、辞書メモリMPDICの先
頭のひとかたまりの情報(第71B図示の如き
ひとかたまり)内の先頭の単一ゲート・シンボ
ル(核となつている)についてのNO.と
SDRCTとを比較する。 (14) 不一致であれば、辞書メモリMPDICの次
のひとかたまりの情報(FPNT+1の位置の
情報)について同様に比較する。以下同様であ
る。 (15) 辞書メモリMPDICをすべて検索したが不
一致であれば、テーブルSPTABLE内の次の
単一ゲートシンボル(SPNT+1の位置の単一
ゲート・シンボル)について同様に比較してゆ
く。 (16) 仮に第71図A図示の#12の単一ゲート・
シンボルのNO.とSDRCTとが、第71図B図
示の先頭の単一ゲート・シンボルのNOS.と
SDRCTとに一致したとする。この場合、#12
の単一ゲート・シンボルの座標(i12,j12)か
らみて所定の座標範囲内に位置する単一ゲー
ト・シンボルを調べて、STFLGを論理「1」
にする。範囲外のものに対して、STFLGを論
理「0」にする。 (17) そしてこの「STFLG=1」の個数CNTと
第71図B図示のSCNTとを照合してみる。こ
のとき「CNT<SCNT」ならば、上記#12の
単一ゲート・シンボルは第71図B図示に対応
する複合ゲート・シンボルの核ではないとし
て、検索を次に進める。 (18) 「CNT≧SCNT」 であつた場合には、第71図Eに示すバツフア
BUFをクリヤし、第71図C図示の辞書用バ
ツフアMPDIC・BUFの#1行の座標欄に i=i12,j=j12 をセツトし、#2行の座標欄に i=i12−7,j=j12−2 をセツトし、#3行の座標欄に i=i12−14,j=j12−4 をセツトする。また第71図Eに示すバツフア
BUFに、テーブルSPTABLE中の「#12」で
あることを対応づけて格納する。 (19) 次いで辞書用バツフアMPDIC・BUFの
#2行に示す座標値(i12−7,j12−2)に対
応する位置に所望の単一ゲート・シンボルが存
在するか否かを調べる。テーブルSPTABLE
上でSTFLGが論理「1」となつているものの
内から、例えば#10のものの如く該当するもの
が見出されると、第71図D図示の如く辞書用
バツフアMPDIC・BUF内で、座標値(i12−
7,j12−2)が(i10,j10)に書替えられ、第
71図E図示のバツフアBUF内に「#10」で
あることが書込まれる。この場合、座標値
(i12−7)とi10とや、座標値(j12−2)とj10と
が完全に一致していなくても少々のずれを許容
すべく例えば差が絶対値で「2」以下であれ
ば、該当したものとされる。したがつて複数個
該当するものがあるとされることもある。 (20) 同様にテーブルSPTABLE内の#14の単一
ゲート・シンボルが抽出され、第71図E図示
のバツフアBUF内に「#14」が書込まれたと
する。 (21) この状態で、バツフアBUFに書込まれた個
数と、上述のSCNTとが一致すれば、第71図
B図示の情報に対応する1つの複合ゲート・シ
ンボルが抽出されたものとし、第71図A図示
のテーブルとSPTABLE内に図示丸印で示し
た如くSNOやCNOが記述される。そして、次
の検索に進んでゆく。 この間の動作を更に詳しくその動作をフローチ
ヤートの形で示すと、第72図および第73図図
示の如くである。なお、第73図図示のフローチ
ヤートは、第72図図示の複合ゲート・シンボル
の核の候補抽出のブロツクについての一実施例処
理態様を示している。 上述の如く、複合ゲート・シンボルを抽出した
上で、データ処理装置に対して入力するようにさ
れる。即ち第71図の例で言えば、第71図D図
示のi,j,SDRCT,SNOの各欄と、SCNTと
CNOと、第71図E図示のバツフアBUFの内容
とがデータ処理装置に入力される情報として出力
される。 このことを利用して、単一ゲート・シンボル抽
出時における誤抽出を救済してデータ処理装置に
入力することが可能となる。即ち、複合ゲート・
シンボルを抽出するに当つて、上述の単一ゲー
ト・シンボル抽出の過程において、何等かの理由
により、第74図A図示の矢印Lに示す如く、本
来オア回路となるべき所が比較的高い頻度でアン
ド回路として抽出されることがあるとする。この
ような場合、上記矢印Lの所がアンド回路となる
ことがあり得ないものとすると、複合ゲート・シ
ンボル辞書メモリとして第74図B図示の如き辞
書を用意しておくようにする。そして、矢印Lの
所の単一ゲート・シンボルがアンド回路であるも
のを称して、総合パターンとしてCNO=102を与
えるようにする。このようにすると、第74図A
図示のパターンをもつてCNO=102の複合ゲー
ト・シンボルであると認識されることとなり、デ
ータ処理装置へ入力するに当つては、矢印Lの位
置の単一ゲート・シンボルをオア回路(SNO=
27)と修正して報告することができる。 第75図は、本来複合ゲート・シンボルである
べき第75図A図示の如く矢印Mの位置の単一ゲ
ート・シンボルが、多入力アンド回路として単一
ゲート・シンボルの如く抽出され易い場合に対処
する態様を示している。 〔〕 複合ゲート・シンボルの認識処理部
におけるスタート点設定処理。 当該処理に関連する複合ゲート・シンボルに限
らず一般にゲート・シンボルを抽出したとき、当
該ゲート・シンボルのスタート点(端子位置)を
正しく設定しておいて、後述する結線ラインの抽
出処理などに利用するようにされる。このため
に、スタート点設定の処理は次の如く行われる。 即ち、上述の如くして例えば1つの複合ゲー
ト・シンボルが抽出されたとき、マツチングのと
れた辞書メモリの内容から、当該シンボルにおい
てスタート点(結線ラインとの連接点)がどの位
置にあるかが座標(i,j)からの相対座標の形
で判明する。本発明においては、この点にもとづ
いて、上記スタート点が位置すべき絶対座標が算
出され、当該絶対座標に該当する格子点に対して
格子点ラベルコードLOGLBL上の#0ビツトに
論理「1」を立てると共に、当該スタート点から
いずれの方向に線分が延長しているかに対応して
#2ないし#5ビツトのいずれかに論理「1」を
立てる。また、その格子点に逆ロジツクシンボル
が付記されるベき場合には#1ビツトを論理
「1」とする。 〔〕 シンボル領域の設定処理部における
処理。 上述の如く単一ゲート・シンボルの各グループ
あるいは複合ゲート・シンボルに属するシンボル
が大分類のレベルで抽出されとき、当該各シンボ
ルが占有する領域の境界にある格子点に対して、
シンボル領域フラグを立てる。即ち第5図図示の
コードにおける#8ビツト(シンボル領域フラグ
S)を論理「1」にする。該シンボル領域フラグ
Sを立てるに当つては、当該シンボルとマツチン
グのとれた辞書メモリの内容から、第66図図示
のシンボル領域フラグSが論理「1」である格子
点の相対座標をみることによつて絶対座標を算出
し、当該絶対座標をもつ格子点に対して格子点ラ
ベルコードLOGLBL上の#8ビツトを論理「1」
にすればよい。 このように、抽出されたシンボルに対応して格
子点ラベル・コードLOGLBL上の#8ビツトに
論理「1」を立てようとするとき、既に論理
「1」が立つていることがある。このような場合
には、第7図を参照して述べた如く、シンボルを
2重に抽出している恐れがあり、その旨を指示す
るフラグを第69図Aに図示の如きSPTABLE
のSTFLG欄に立てておくようにする。第76図
Bは、第76図A図示の論理回路図に対応して、
上述のシンボル領域フラグS(#8ビツト)を設
定した態様を太線で示したものである。 〔〕 線分確定処理部における線分確定処
理。 当該処理は、第4図に示す如く、ずれ補正ユ
ニツトによる処理とあいまい補正ユニツト
による処理とからなつている。 手書き図面の処理においては線分の位置ズレを
充分考慮する必要がある。本来単一の線分である
ものがこの位置ズレに起因して平行する二つの格
子軸上の格子点ラベルコードとして二重に抽出さ
れる場合が生じる。 ずれ補正ユニツトによる処理はこのよう
な線分の位置ズレの状態を格子点ラベルコードか
ら推定し設計者が意図したと思われる格子軸上に
のみ確実な格子点ラベルコードを生成するもので
ある。ここで確実な格子点ラベルコードというの
はギヤツプ方向コード(#12ないし#15ビツト)、
ズレ方向コード(#19ないし#22ビツト)および
あいまい方向コード(#24ないし#27ビツト)が
すべて「0」であるものをさし、あいまいな格子
点ラベルコードというのはギヤツプ方向コード、
ズレ方向コード、あいまい方向コードのいずれか
のビツトが「1」であるものをさす。 第77図は本処理例であるが、第77図Bに示
す如く相対する方向に“ズレ方向”を有する一対
の隣接格子点ラベル・コードを捉え、これを単一
線分がズレた結果とみて第77図C図示の如く補
正するようにする。即ち第77図B図示のコード
を4方向コードにもとづき逐次検索しながら確実
な格子点ラベルコードが付与された格子の存在す
る軸を検出する。最後にその軸を確実な格子点ラ
ベルコードへと高めるとともに、他方の格子点ラ
ベルコードを除去する。なお図において、7−1
は確実なラベル・コードに対応する腕、7−2は
ずれフラグをもつ腕、10はずれ方向、11は線
分を図式的に表わしている。 次にあいまい補正ユニツトによる処理は
格子点ラベルコードの持つあいまいさをより大域
的な視野から捉え、確実な格子点ラベルコードへ
と高めていくもので、手書図面特有の線切れ、あ
るいは線分に近接して描かれた文字の影響による
あいまいさなどを除去する。 線分として不完全な形態を有する格子点にはギ
ヤツプ方向コード又はあいまい方向コードが
「1」を持つあいまいな格子点ラベルコードが付
与されている。当然、文字の存在する格子点にも
同じくあいまいな格子点ラベルコードが付与され
るわけであるが、ここではこのコード情報の持つ
あいまいさが線分の局所的変動によるものか、そ
れとも文字そのものに起因するのかの解釈を与
え、その解釈にもとづく補正を行う。 第78図は本処理例であり、具体的には、最初
に、第78図B図示の如くあいまいな格子点ラベ
ルコードを検出し、その4方向コードに沿つた方
向に位置する隣接格子点ラベルコードを逐次検索
する。この検索の過程で第78図C図示の如くあ
いまいな格子点ラベルコードをはさむ形の確実な
格子点ラベルコードが出現すると、そのあいまい
さは線分の局所的な変動によるものであると解釈
し、確実な格子点ラベルコードへと変換する。な
お図において、白丸12は確実な格子点ラベル・
コード、黒丸13はあいまいな格子点ラベル・コ
ード、14はあいまいフラグをもつ腕、15は上
述のずれフラグをもつ腕7−2と上述のあいまい
フラグをもつ腕14とが重複した腕を表わしてい
る。また16は文字、17は線分を表わしてい
る。 〔〕 ギヤツプ・あいまい腕の処理部に
おける処理。 上記処理までにおいて結線ラインが実質上確定
してゆくことから、当該時点において、ギヤツプ
方向コードとあいまい方向コードとをもつ格子点
に対して、それらのコードをもつ方向の4方向コ
ード(D,L,U,R)を落とすようにする。 格子点ラベルコードLOGLBL(i,j)の#8
ビツト(S)が「0」のものに対して、以下の処
理を実行する。 (1) LOGLBL(i,j)の#11ビツト(GF)が
「1」であつて、 (1-1) LOGLBL(i,j)の#15ビツト
(GR)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#15ビツト(GR),#31ビツト(R)を
「0」にする。 (1-2) LOGLBL(i,j)の#14ビツト
(GU)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#14ビツト(GU),#30ビツト(U)を
「0」にする。 (1-3) LOGLBL(i,j)の#13ビツト
(GL)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#13ビツト(GL),#29ビツト(L)を「0」
にする。 (1-4) LOGLBL(i,j)の#12ビツト
(GD)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#12ビツト(GD),#28ビツト(D)を「0」
にする。 (1-5) そしてLOGLBL(i,j)の#11ビツ
ト(GF)を「0」にする。 (2) LOGLBL(i,j)の#16ビツト(FF)が
「1」であつて、 (2-1) LOGLBL(i,j)の#27ビツト
(FR)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#27ビツト(FR),#31ビツト(R)を
「0」にする。 (2-2) LOGLBL(i,j)の#26ビツト
(FU)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#26ビツト(FU),#30ビツト(U)を
「0」にする。 (2-3) LOGLBL(i,j)の#25ビツト
(FL)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#25ビツト(FL),#29ビツト()を
「0」にする。 (2-4) LOGLBL(i,j)の#24ビツト
(FD)が「1」ならば、LOGLBL(i,j)
の#24ビツト(FD),#28ビツト(D)を「0」
にする。 (3) 上記処理(1),(2)で処理されたものに対して、
上記対の処理ユニツトで行つた如き対の処
理を実行する。 〔XI〕 単一ゲート・シンボルの認識処理部
におけるシンボルの認識処理。 当該処理においては、上述のシンボル分類処理
部において大分類を行つた結果にもとづいて、
同じグループ内を更に小分類してゆくようにす
る。上述の如く抽出されたシンボルに対しては、
第69図Aに示す如きテーブルSPTABLEが得
られている。この状態の下で次の如く処理が行わ
れる。 (1) テーブルSPTABLEの検索。 例えば第79図A図示の如き単一ゲートシンボ
ル18につき、第69図A図示のテーブルを検索
し、格子点座標(i,j)、および分類番号NO,
方向SDRCTを取出す。ここでは「(iS,jS),NO
=13,SDRCT=0」が取出されたものとする。 (2) 候補シンボルテーブルの検索。 第79図Bに示すように、第69図A図示の
NO毎に該当する候補シンボル番号と候補個数情
報とを記述した候補シンボルテーブル19が設け
られ、たとえば図示の3入力2出力のスタート点
を持つ単一ゲートシンボル18の場合を分類番号
を「NO=13」とし、方向「SDRCT=0」とし
た場合候補シンボルテーブル19で3つの候補シ
ンボル番号「13」,「14」,「15」が取出される。 (3) シンボル認識辞書と変換。 第79図C,D,Eは同図Bから取出された候
補シンボル番号「13」,「14」,「15」に対応するシ
ンボル認識辞書20−1,20−2,20−3の
内容を示す。それぞれの左側のゲートの各スター
ト点位置に対応する(i,j)と格子点ラベルコ
ードの形状を示す。また欄外の*印はそのスター
ト点にその状態があつてはならないことを示す情
報である。下欄の左側は辞書の大きさを、右側は
逆ロジツクシンボル(2mmφ)の数を示したもの
である。 これらの認識辞書を方向SDRCTにより変換を
行う。 (4) シンボ認識辞書と格子点ラベルコードとのマ
ツチング。 第79図Fに示すようにシンボル認識辞書20
−1,20−2,20−3と格子点ラベルコード
の小円形表示フラグ(#17ビツト)および4方向
コード(#28ないし#31ビツト)とのマツチング
演算を行い、結果を同図Gの認識バツフア21に
格納する。該認識バツフア21のAの欄は4方向
コードの一致度数、Bの欄は逆ロジツク・シンボ
ルの一致度数、Cの欄は辞書に記述された逆ロジ
ツク・シンボルの存在位置からみた逆ロジツク・
シンボル存在位置の一致度数を示す。 (5) 判定。 (5-1) A+Bが最大値、すなわち、A+B
の値がシンボル認識辞書の大きさ(図示縦欄
の数)の2倍であれば、その候補シンボルが
最大マツチングであり認識結果の答となる。
同図Gの認識バツフアの候補シンボル番号の
1番目はこれに該当する。そして第69図A
図示のテーブルSPTABLE内のSNO欄にそ
のシンボル番号13を入れる。 (5-2) A+Bが最大値であるものがなけれ
ば、C欄が最大値のもの、すなわちシンボル
認識辞書に記述された逆ロジツク・シンボル
の個数と一致し且つA+Bがある閾値より大
きいもののうちで最大の度数をもつものを認
識結果の答とする。そしてテーブル
SPTABLE内のSNO欄にそのシンボル番号
を入れる。 (5-3) 上記(5−1),(5−2)のいずれ
にも該当するものがなければ、A+B+Cに
閾値を設け、その値以上のもののうちで最大
のものを認識結果の答とする。そして同様に
SNO欄にそのシンボル番号を入れる。 (5-4) 上記(5−1)ないし(5−3)に
該当するものがなければ、シンボルではない
と判定し、テーブルSPTABLEのSTFLG欄
に「1」を立てる。 以上のようにして、シンボルについて小分類を
与えることができる。 〔XII〕 スタート点の設定処理部の処理。 該処理は上記処理〔〕と実質的に全く同一
である。 〔〕 逆ロジツク・シンボルの処理部の
処理。 当該処理は、第10図に関連して述べた如く、
後述する処理に悪影響を与える可能性のある逆ロ
ジツク・シンボルを、いわば一時棚上げしてしま
うための処理である。この場合には、スタート点
に対応する格子点に対する処理であることから、
#0ビツト(ST)が「1」、且つ#1ビツト(S2)
が「1」の格子点ラベルコードLOGLBL(i,
j)に対してのみ、以下の処理を実行する。 (1) LOGLBL(i,j)の#5ビツト(SR)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i,j−1)の#31ビツト
(R),#16ビツト(FF) b LOGLBL(i+1,j−1)の#29ビツト
(L),#28ビツト(D)、#16ビツト(FF) c LOGLBL(i+1,j)の#30ビツト
(U),#28ビツト(D) d LOGLBL(i+1,j+1)の#30ビツト
(U),#29ビツト(L),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i,j+1)の#31ビツト
(R),#16ビツト(FF) を「0」にする。 (2) LOGLBL(i,j)の#4ビツト(SU)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i−1,j)の#30ビツト
(U),#16ビツト(FF) b LOGLBL(i−1,j−1)の#31ビツト
(R),#28ビツト(D),#16ビツト(FF) c LOGLBL(i,j−1)の#31ビツト
(R),#29ビツト(L) d LOGLBL(i+1,j−1)の#29ビツト
(L),#28ビツト(D),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i+1,j)の#30ビツト
(U),#16ビツト(FF) を「0」にする。 (3) LOGLBL(i,j)の#3ビツト(SL)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i,j−1)の#29ビツト(L),
#16ビツト(FF) b LOGLBL(i−1,j−1)の#31ビツト
(R),#28ビツト(D),#16ビツト(FF) c LOGLBL(i−1,j)の#30ビツト
(U),#28ビツト(D) d LOGLBL(i−1,j+1)の#31ビツト
(R),#30ビツト(U),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i,j+1)の#29ビツト(L),
#16ビツト(FF) を「0」にする。 (4) LOGLBL(i,j)の#2ビツト(SD)が
「1」ならば、 a LOGLBL(i−1,j)の#28ビツト(D),
#16ビツト(FF) b LOGLBL(i−1,j+1)の#31ビツト
(R),#30ビツト(U),#16ビツト(FF) c LOGLBL(i,j+1)の#31ビツト
(R),#29ビツト(L) d LOGLBL(i+1,j+1)の#30ビツト
(U),#29ビツト(L),#16ビツト(FF) e LOGLBL(i+1,j)の#28ビツト(D),
#16ビツト(FF) を「0」にする。 〔〕 スタート点近傍の線切れ補正処理部
における処理。 上述の如く、シンボルのスタート点位置の近傍
では、上述の格子点ラベルコードLOGLBL上で
線切れが発生し易い。本処理はこの非所望な線切
れの存在を補正する。 第80図Aはスタート方向が左、従つて格子点
ラベルコードの#2ないし#5ビツトが「0100」
の場合である。図の5列は該スタート方向詳しく
は認識した論理シンボルのスタート点の格子点ラ
ベルコードの#2ないし#5ビツトを図解的に示
すものであり、4列はそれより1格子軸左側の
(格子間隔は本例では2mmとした場合に2mm左側
の)格子点ラベルコードの#28ないし#31ビツト
を図解的に示す。そして、ケース1は4方向コー
ドが「0100」の場合つまり線分は左から延びてき
て当該格子点で止つていることを示している。ケ
ース2は4方向コードが「0010」つまり線分が上
から下つてきて当該格子点で止まり、そしてケー
ス3は4方向コードが「1000」つまり線分が下か
ら上つて当該格子点で止つていることを示してい
る。しかしこの部分には第5列に示す如く論理シ
ンボルの端子があるので、このような跡切れ状態
は、不正確な作図による線切れであり、本来は右
へ1格子間隔だけ延びているべきものと判断し、
6列および7列に示すようにその線分を付加す
る。具体的にはスタート点の4方向コードのL
(#29ビツト)を「1」にし、その左隣りの格子
点の4方向コードのR(#31ビツト)を「1」に
する。 第80図Bはスタート方向が上の場合で、5行
はそれを図示し、4行はその上隣りの格子点の4
方向コードを図解的に示す。ケース1,2,3は
4方向コードが「0010」,「0100」,「0001」の場合
で、いずれも該格子点よりスタート点までの結線
が欠けていると判断し、6行、7行に示すように
上隣り格子点の4方向コードのD(#28ビツト)
を「1」にし、またスタート点の4方向コードの
U(#30ビツト)を「1」にする。第80図Cは
スタート方向が右の場合、同図Dはスタート方向
が下の場合で、いずれも上記に準じた図示の如き
補正を行う。この処理によつて、手書きのため生
じやすい論理シンボルの端子位置近傍の線切れを
補正し、断線を回避することができる。 〔〕 ギヤツプ・あいまい腕の処理ユニ
ツトの処理。 この処理は、当該時点で上記処理〔〕と同
じような処理を行うものである。即ち、 (1) 格子点ラベルコードLOGLBL(i,j)の
#8ビツト(S)が「1」のものに対して以下
の処理を実行する。 a LOGLBL(i,j)の#16ビツト(FF),
#11ビツト(GF)を「0」にする。 (2) 格子点ラベルコードLOGLBL(i,j)の
#8ビツト(S)が「0」のものに対して以下
の処理を実行する。 (2-1) LOGLBL(i,j)の#11ビツト
(GF)が「1」ならば a LOGLBL(i,j)の#15ビツト(GR)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#15
ビツト(GR),#31ビツト(R)を「0」
にする。 b LOGLBL(i,j)の#14ビツト(GU)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#14
ビツト(GU),#30ビツト(U)を「0」
にする。 c LOGLBL(i,j)の#13ビツト(GL)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#13
ビツト(GL),#29ビツト(L)を「0」にす
る。 d LOGLBL(i,j)の#12ビツト(GD)
が「1」のときLOGLBL(i,j)の#12
ビツト(GD),#28ビツト(D)を「0」にす
る。 e そしてLOGLBL(i,j)の#11ビツト
(GF)を「0」にする。 (2-2) LOGLBL(i,j)の#16ビツト
(FF)が「1」ならば a LOGLBL(i,j)の#24ないし#31ビ
ツト(FD,FL,FU,FR,D,L,U,R)
を「0」にする。 (3) そして、その結果に対して対の処理を行う。 〔〕 ライン結合子の処理ユニツトの
処理。 この時点で非所望な形でライン結合表示ビツト
(#18ビツト)が立つていれば、これを補正する。
即ち、 (1) シンボル領域「S=1」ならば;#18ビツト
を「0」にする。 (2) シンボル領域でない「S=0」ならば; (2-1) 4方向コード(D・L・U・R)を
調べ、1であるビツトの個数を数え、個数に
応じて以下の処理を行う。 a) 個数2ならば#18ビツトを「0」にす
る。 b) 個数=3ならば」#18ビツトを「1」にす
る。 c) 個数=4ならばそのまま(処理なし) 〔〕 複合ゲート・シンボル内の線分消し
処理ユニツトの処理。 複合ゲート・シbボルの領域内での結線ライン
は予め判つているパターンであり、抽出が不要な
ため、これを抹消する処理を行う。即ち、 (1) シンボル認識テーブルSPTABLEから複合
ゲートシンボルの構成要素であるシンボルを取
り出す。即ちSTFLG=0、且つCNO>100(複
合であることを示す)のシンボルの座標(i,
j)とシンボル番号SNOとを抽出する。 (2) シンボル番号SNOに応じて、その端子辞書
(スタート点辞書20)を取り出す。 (3) スタート点辞書20の内容と格子点ラベルコ
ードとを比較し、スタート点情報(#0ビツ
ト)が「1」でない端子位置および結線の方向
を検出する。即ち複合ゲート・シンボル領域内
の線分の端子位置と方向とを検出する。 (4) シンボル領域(#8ビツト=1)あるいは、
スタート点(#0ビツト=1)あるいは、端点
(追跡方向がない)まで、4方向コードを追跡
し、次の処理を実行する。 (4-1) 追跡により到達した格子点ラベル
LOGLBL(i,j)に対して、 a 左方向へ向う追跡を行つたとき、#29ビ
ツト(L)を「0」にする。 b 上方向へ向う追跡を行つたとき、#28ビ
ツト(D)を「0」にする。 c 右方向へ向う追跡を行つたとき、#31ビ
ツト(R)を「0」にする。 d 下方向へ向う追跡を行つたとき、#30ビ
ツト(U)を「0」にする。 e そして、その上で#16ビツト(あいまい
フラグ)を「0」にする。 〔〕 結線ライン抽出処理部における処
理。 当該処理においては、結線ラインについて (i) スタート点――スタート点間 (ii) 分 岐 点――分岐点間 (iii) 屈曲点――屈曲点間 (iv) スタート点――分岐点間 (v) 分岐点――屈曲点間 (vi) 屈 曲 点――スタート点間 をもつて、ベクトルとして抽出すべく追跡を行う
ものである。これは、上述の集約的格子点ラベ
ル・コードを4方向コードにもとづいて辿つてゆ
くことにより達成できるものであつて、処理の詳
細については説明を省略する。 〔〕 文字領域の抽出処理部における処
理。 図面からシンボルと結線ラインとを抽出する
と、残りは文字である。当該処理においては、格
子点ラベル・コードLOGLBLにおけるあいまい
フラグ#16ビツト(FF)が立つているものを抽
出し、文字領域を抽出してゆく。当該処理は、次
の如く行われる。即ち、 (1) 文字フラグのグルーピング (2) 文字列の抽出 (2-1) 画像データの切出し (2-2) 画像データの連結性抽出 (2-3) 図形パターンの除去および隣接領域
の切出しの各段階から構成される。 以下上記各処理の詳細を説明する。 (1) 文字フラグのグルーピング 例えば第81図Aに示した如く、格子点ラベル
コード中の当面不要なものを一時消去し文字列フ
ラグMFとして1ビツトをもうけ、格子点データ
として使用する。そして、処理に先立ち全格子点
ラベルコードの文字列フラグMFはクリアしてお
く。またあいまいフラグFFを文字フラグと呼び
かえる。 本処理では、格子点ラベルコードの文字フラグ
FFを検索し、一かたまり(文字列毎)の文字フ
ラグ22を抽出する。第81図Bに処理例を示
し、一かたまりの格子点データ23の#7ビツト
の文字列フラグMFを「1」とする。 (2) 文字列の抽出 (2-1) 画像データの切出し 文字フラグMFが「1」の格子点を中心とする
n×n(nは格子軸間の距離)画素で矩形領域に
切り出す。以下本処理を第82図および第83図
を参照しつつ説明する。 第82図A,Bは上述の処理により処理した例
を示している。すなわち、同図Aの文字24、線
分25を処理し、同図Bの黒丸印26は文字フラ
グFFが「1」の格子点を示し、白丸に対応した
腕は論理「1」をもつ4方向コード(DLUR)
を図式的に示している。文字フラグによるグルー
ピング処理は、第83図Aに示すように、○×の文
字列フラグ27により格子点近傍の画像データを
グループ別けする。従つて、○×印の格子点近傍の
画像データを矩形領域28により切出すと、第83
図B図示の画像データ29が抽出される。しか
し、このように単にグルーピングされた文字フラ
グで格子点近傍の画像データを切出すだけでは、
図示のように、文字の一部の欠除や、他の図形画
像の混入等により完全な文字列の抽出が難しい場
合が起る。 このために、以下の処理を導入する。 (2-2) 画像データの連結性抽出 文字列フラグMFが「1」の格子点近傍矩形領
域28で切出した画像データに対し、第84図に
示すように、その矩形領域内の画像データが矩形
領域の外線30に接するか否かを調べる。 (a) n×1(または1×n)の領域がすべて
「0」ならば「AM(k)=0」で示し非連
結である。 (b) n×1(または1×n)の領域に「1」
があれば「AM(k)=1」で示し隣接領域
への連結の可能性がある。ただし「k=
1,2,3,4」とする。 第85図はこの連結性抽出例を示したもので、
矩形領域28の画像データの4方向のうち、
「AM(3)=0」のみが非連結で、他の3方向の
「AM(1)=1」,「AM(4)=1」は文字データ31
により、「AM(2)=1」は隣接格子軸ライン32
により画像データが存在していることが示されて
いる。 (2-3) 図形パターンの除去および隣接領域
の切出し a 矩形領域内の図形パターン除去 画像データの連結性抽出処理の結果、「AM
(k)=1」ならば、第85図に示す画像データの
上方向の「AM(2)=1」に見られるように、隣接
格子軸のラインがずれた場合に、そのラインの一
部分が入つてきている可能性がある。そのため、
「AM(k)=1」ならば、第86図に示すように、
その方向に対応した隣接格子点ラベルコードを調
べ、次の処理を行う。すなわち、 (i) 文字フラグ(FF=1」ならば、「AM(k)=
0」とする。 (ii) 文字フラグ「FF=0」且つ 4方向コード(DLUR)の 何れかが「1」 ならば、線パターン除去処理を行う。 (iii) 上記以外ならばそのままとする。 矩形領域28内の線パターン除去処理は上記条
件(ii)を満たす各方向に対して実行するが、例とし
て「k=1」の場合を取りあげ第87図,第88
図により説明する。 切出した矩形領域28の外縁からm画素の領域
で、縦方向(「K=2,4」の時は横方向となる)
にすべて「0」となる列があるか否かを調べ、次
の処理を行う。 (iv) すべて「0」となる列があれば、その列より
外側方向にある黒点をクリアし、「AM(k)=
0」とする。 (v) すべて「0」となる列がなければ、そのまま
とする。 第87図は本処理の概略図、第88図は第85
図の矩形領域内の画像データに対し、本処理を適
用した結果を示す。本処理適用後、「AM(k)=
1」はその方向に文字データが連続していること
を表わしている。なお、第88図において右方向
に文字データが連続しているにも拘らず「AM(1)
=0」とするのは、右隣りの格子点ラベルコード
の文字フラグFFが「1」となつているからであ
り、この場合文字の連続性を明示しなくても後の
処理でその格子点近傍領域が切出される。 b 隣接矩形領域の切出し 前述の矩形領域に対し、「AM(k)=1」なら
ば、その方向の隣接格子点近傍の画像データをn
×n画素で切出し、以下の図形パターン除去処理
を実行する。 一例として「k=1」の場合を説明する。 切出した矩形領域33内の画像データに対し、
第89図に示すように左から右に第1列から第w
列まで各列(例えば「k=2」の場合は下から上
へ第n行から第(n−w+1)行まで各行とな
る)の黒点数BCNTを順次カウントし、 BCNT≧TH またはBCNT=0 ならば、その列を含めてその列から第w列までの
黒点をすべてクリアする。また、第(w+1)列
から第n列までは無条件にすべての黒画素をクリ
アする。なおTHは予め定められた閾値である。 第90図Aは第88図に示した矩形領域の下方
向(AM(4)=1」の隣接格子点近傍の切出した画
像データを示し、第90図Bはこの画像データに
上記a)に示す図形パターン除去処理を施した結
果を示す。 以上の処理をすべての文字列フラグMFが「1」
のものに対して適用することによつて、一文字列
の画像データを抽出することができる。第91図
A,Bは、不要な図形パターンを除去し、欠除し
た文字の一部パターンを補完することにより完全
な文字を抽出したものである。 〔〕 文字の分離・認識処理部における
文字分離処理。 上記処理〔〕において抽出された文字列
の文字は、本処理において1文字毎に分離され、
認識処理を容易に行わせ得るようにする。以下に
その処理を示す。 ここでは文字列として第92図に示す「V2B」
のようにそのままでは分離困難な場合の処理手順
を示す。 第92図は文字列311〜313をその外接矩形
よりも各方向にそれぞれ1画素分大きい矩形枠3
4により切出した画像を示す。この画像に対して
同図に示す窓部35、すなわち文字列方向に垂直
で長さが矩形枠34の縦幅に等しく、1画素幅の
窓部を矩形枠内領域の1端より走査させ、最初に
窓部35内に黒点36が出現する位置を検出す
る。 第93図は第92図の文字列331〜333に対
し窓部35により黒点36を検出した位置を示
す。次に、この位置における窓部35の両端位置
“S”,“E”の白画素間の最短径路を見出すので
あるが、その探索領域を窓部35の位置から文字
列の走査方向即ち図示右方向に限定する。第93
図の“+”印で示す文字端位置37は探索領域の
限定を表わすラベルである。すなわち、“+”印
の右側の領域が探索領域である。最短径路の抽出
アルゴリズムとしては、従来各種のものが提案さ
れているが、ここではリー(Lee)のアルゴリズ
ムを用いて説明する。 前述の処理によつて決定された2点“S”,
“E”のうち、まずどちらか一方、たとえば“S”
を出発点として選ぶ。最初に、“S”に直接隣接
する(4方向連結)白点にラベル“1”を与え
る。次にラベル“1”の与えられた画素に隣接す
る白点にラベル“2”を与える。ラベル“2”に
隣接する白点にラベル“3”を与える。さらにラ
ベル“3”に隣接する白点にラベル“1”を与え
る。以下、これを繰返す。この処理は終点“E”
に到達するまでこの手順で続けられる。第94図
はこのラベル付与の手順の結果を示す。 次にこのラベルを終点”E”からラベル付与と
逆の手順で“3”→“2”→“1”→“3”と巡
回するラベルの順番に逆追跡し、始点“S”に到
達する径路を見出す。この径路が最短径路である
が、必ずしも一意的に定まるとは限らない。これ
を一意に定めるため、第95図に示すように、逆
追跡の方向に優先順位を設け、これに従つて追跡
を行う。 第96図に逆追跡によつて検出された最短径路
を示し、逆追跡の際に径路上の画素38にラベル
“+”を与えたものである。 以上の処理によつて、文字列中の1文字の存在
する領域が“+”で囲まれた領域として識別され
る。そこでこの領域内の黒点を切出すことによつ
て、1文字の画像が分離抽出される。 第97図は1文字を分離抽出した後の矩形枠3
4の領域内の文字列332,333の画像である。 以上の処理を、1文字分離抽出する毎に白点、
黒点以外のラベルが付与された画素を白点に変換
した後、矩形領域内の黒点が検出されなくなるま
で繰返すことにより、文字列の個々の文字が1文
字ずつ分離抽出できる。 すなわち、第98図に示すように、次の文字3
32に対し窓部を設定し、次の文字の探索領域の
限定を表わすラベル39を決定し、第93図〜第
97図の手順を繰返す。 〔XI〕 文字の分離・認識処理部における
文字認識処理。 上記処理〔〕において1文字毎に分離さ
れた文字に対して、認識処理が行われるが、当該
処理の態様は任意であり、かつ従来公知のことで
あるので、説明を省略する。 上述の如く処理が実行されるが、第99図は、
上記処理を実行する一実施例ハードウエア・ブロ
ツク図を示している。 図中の符号101は画像入力装置、102は画
像メモリ、103は検証回路、104は基準点検
出回路、105は格子点テーブル、106は格子
変換回路(水平)、107は格子点ラベルコード
生成回路(水平)、108は格子変換回路(垂
直)、109は格子点ラベルコード生成回路(垂
直)、110はアドレス制御部、111は制御部、
112は検証窓設定回路、113はLBLテーブ
ルであつてコードLBLをセツトするもの114
はLB1テーブル、115はLB2テーブル、11
6はSX1,SY1テーブル、117はSX2,SY
2テーブル、118はアドレス変換回路、119
はLB3生成回路でであつて局部形状ラベル情報
を生成するもの、120はLB3テーブルであつ
て局部形状ラベル情報がセツトされるもの、12
1は格子点ラベル・コード決定回路、122はラ
ベル・コード・テーブル、123は対処理回路、
124は線パターン切れ補正回路、126はずれ
補正回路、127はあいまい補正回路()、1
28はシンボル辞書、129はシンボ抽出回路、
130はシンボル認識テーブル、131は複合ゲ
ート・シンボル認識辞書、132は複合ゲート・
シンボル端子位置辞書、133は複合ゲート・シ
ンボル認識回路、134は単一・ゲートシンボル
候補辞書、135は単一ゲート・シンボル端子位
置辞書、136は単一ゲート・シンボル認識回
路、137はシンボル領域設定回路、138はず
れ補正回路()、139はあいまい補正回路
()、140はギヤツプ・あいまい処理回路、1
41はページ結合子認識処理回路、142は逆ロ
ジツク・シンボル処理回路、143は端子位置決
定回路、144は端子近傍線切れ補正回路、14
5は線分抽出回路、146は線分抽出前処理回
路、147は文字領域抽出回路、148はライン
結合子処理回路、149は認識結果出力装置を表
わしている。 (E) 発明の効果 以上説明した如く、本発明によれば、手書きさ
れた論理回路図をいわば自動的に読取つて、当該
論理回路図に関する情報をデータ処理装置に入力
せしめることが可能となる。
第1図は本発明によつて処理される論理回路図
の一例、第2図は格子点ラベル・コードを得る処
理範囲を説明する図、第3図は格子点ラベル・コ
ードを得る処理の一実施例態様を説明する図、第
4図は本発明装置の一実施例全体構成図、第5図
は本発明において用いられる格子点ラベル・コー
ドの一実施例フオーマツト、第6図ないし第10
図は夫々本発明による処理態様を説明する図、第
11図は第4図図示の処理部における図面入力
処理の一実施例態様、第12図及び第13図は第
4図図示の処理部における歪補正処理の一実
施例態様説明図、第14図ないし第52図は第4
図図示の処理部における集約的格子点ラベ
ル・コードを得る処理態様を説明する図、第53
図ないし第55図はライン結合子を抽出する処理
態様を説明する図、第56図ないし第58図は逆
ロジツク・シンボルを抽出する処理態様を説明す
る図、第59図は第4図図示の処理ユニツト
の処理を説明する図、第60図は第4図図示の処
理ユニツトの処理を説明する図、第61図は
第4図図示の処理ユニツトの処理を説明する
図、第62図ないし第68図は第4図図示の処理
部の処理を説明する図、第69図ないし第76
図は第4図図示の処理部の処理を説明する図、
第77図及び第78図は第4図図示の処理部の
処理を説明する図、第79図は第4図図示の処理
部の処理を説明する図、第80図は第4図図示
の処理部の処理を説明する図、第81図ないし
第91図は第4図図示の処理部の処理を説明す
る図、第92図ないし第98図は第4図図示の処
理部の処理を説明する図、第99図は第4図図
示の構成を実行する一実施例ハードウエア・ブロ
ツク図を示す。 図中、1は処理対象図面、2は処理結果情報、
LOGLBLは格子点ラベル・コード、G5は格子点
を表わす。
の一例、第2図は格子点ラベル・コードを得る処
理範囲を説明する図、第3図は格子点ラベル・コ
ードを得る処理の一実施例態様を説明する図、第
4図は本発明装置の一実施例全体構成図、第5図
は本発明において用いられる格子点ラベル・コー
ドの一実施例フオーマツト、第6図ないし第10
図は夫々本発明による処理態様を説明する図、第
11図は第4図図示の処理部における図面入力
処理の一実施例態様、第12図及び第13図は第
4図図示の処理部における歪補正処理の一実
施例態様説明図、第14図ないし第52図は第4
図図示の処理部における集約的格子点ラベ
ル・コードを得る処理態様を説明する図、第53
図ないし第55図はライン結合子を抽出する処理
態様を説明する図、第56図ないし第58図は逆
ロジツク・シンボルを抽出する処理態様を説明す
る図、第59図は第4図図示の処理ユニツト
の処理を説明する図、第60図は第4図図示の処
理ユニツトの処理を説明する図、第61図は
第4図図示の処理ユニツトの処理を説明する
図、第62図ないし第68図は第4図図示の処理
部の処理を説明する図、第69図ないし第76
図は第4図図示の処理部の処理を説明する図、
第77図及び第78図は第4図図示の処理部の
処理を説明する図、第79図は第4図図示の処理
部の処理を説明する図、第80図は第4図図示
の処理部の処理を説明する図、第81図ないし
第91図は第4図図示の処理部の処理を説明す
る図、第92図ないし第98図は第4図図示の処
理部の処理を説明する図、第99図は第4図図
示の構成を実行する一実施例ハードウエア・ブロ
ツク図を示す。 図中、1は処理対象図面、2は処理結果情報、
LOGLBLは格子点ラベル・コード、G5は格子点
を表わす。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 予め定められた格子軸に沿つて描かれたシン
ボルとシンボル間結線を含む線図形と文字を含む
画図形とが存在する手書き図面を読み取つて得ら
れた画像データから、線図形および画図形部分を
認識し抽出する論理回路図処理装置において、 格子点近傍に画像データの存在の可能性を示す
格子点ラベルコードを生成する格子点ラベルコー
ド生成手段と、 上記格子点ラベルコードにもとづいて上記画像
データの上記格子点に対する位置ずれを検証する
位置ずれ検証手段と、 上記画像データの局部的形状を判別して線図形
または画図形の存在の可能性を識別する局部形状
抽出手段と、 上記格子点上で画像データが交差する場合にそ
の交差部分での結合子の存在の可能性を判別する
ライン結合子抽出手段と、 上記格子点近傍に円形状の画像データの存在の
可能性を判別する円形状抽出手段と、 少なくとも上記格子点ラベルコード生成手段か
ら得られた格子点ラベルコードと、 上記位置ずれ検証手段から得られた位置ずれ情
報と、 上記局部形状抽出手段から得られた局部形状ラ
ベル情報と、 上記ライン結合子抽出手段から得られたライン
結合子情報と、 円形状抽出手段から得られた円形状情報とにも
とづいて上記格子点近傍の画像データ情報を集約
した集約的格子点ラベルコードを決定する集約的
格子点ラベルコード生成部と、 上記集約的格子点ラベルコードをもとに単一お
よび複合シンボルを認識するシンボル認識手段
と、 上記集約的格子点ラベルコードと上記シンボル
認識手段とにより得られたシンボル情報よりシン
ボル間結線を抽出する線分抽出手段と、 上記集約的格子点ラベルコードと上記画像デー
タとより文字列の抽出および文字の分離を行う文
字領域抽出手段とを備えてなる ことを特徴とした論理回路図処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58156045A JPS6048580A (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | 論理回路図処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58156045A JPS6048580A (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | 論理回路図処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6048580A JPS6048580A (ja) | 1985-03-16 |
| JPH0430634B2 true JPH0430634B2 (ja) | 1992-05-22 |
Family
ID=15619110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58156045A Granted JPS6048580A (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | 論理回路図処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6048580A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS583077A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | Fujitsu Ltd | 文字情報抽出方式 |
| JPS583078A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | Fujitsu Ltd | 図形情報抽出方式 |
-
1983
- 1983-08-26 JP JP58156045A patent/JPS6048580A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6048580A (ja) | 1985-03-16 |
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