JPH0430794Y2 - - Google Patents

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JPH0430794Y2
JPH0430794Y2 JP1985141782U JP14178285U JPH0430794Y2 JP H0430794 Y2 JPH0430794 Y2 JP H0430794Y2 JP 1985141782 U JP1985141782 U JP 1985141782U JP 14178285 U JP14178285 U JP 14178285U JP H0430794 Y2 JPH0430794 Y2 JP H0430794Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、音響機器、その他各種の電子装置
の接続用として使用するのに好適な超小型のスイ
ツチ付き単頭ジヤツクに係り、特に、端子金具と
筐体部の形状を工夫した簡単な構成によつて、挿
入されるプラグとの接触により作動されるスイツ
チ端子片、すなわちスイツチ機構を構成する端子
金具を含む複数個の端子金具が、充分な弾力性を
具備し、かつ、かつ第1と第2(あるいは第3)
の絶縁性部材としてのハウジング部材とカバー部
材とで形成される筐体部により、所定の間隔で、
確実に、相互に独立状態で支持できるように構成
することにより、プラグとの接続不良の発生を防
止して、信頼性を向上させるとともに、使用部品
の点数を減少させることにより、組立て作業工程
の簡略化、および組立て工程の自動化への対応を
可能にすることによつて、コストダウンを可能に
したスイツチ付き単頭ジヤツクに関する。
従来の技術 近年、音響機器その他各種の電子装置は、一方
で高級化が進むとともに、他方では携帯用等とし
ても好適な、超小型化の方向に進んでおり、二極
化の傾向にある。
そして、超小型化が要求される電子装置の場合
には、当然、その使用部品についても、超小型の
ものが必要になる。
ところで、単頭ジヤツクの場合、JIS規格で、
これと接続するプラグの最小直径が決められてい
る。その結果、単頭ジヤツクの寸法は、プラグ挿
入面については、例えば、縦と横がそれぞれ数
mm,また、奥行きが十数mm、のように極めて小型
のものになつている。
しかも、スイツチ付き単頭ジヤツクのように、
スイツチ機構を構成する端子金具を含む複数個の
端子金具を具備するジヤツクの場合、単に小型化
だけでなく、プラグと良好な接続状態を保持する
のに充分な弾力性を有することが要求されるの
で、従来の大きさのスイツチ付き単頭ジヤツクに
比べて、製造上も著しく多くの制約を受けること
になる。
一般に、スイツチ付き単頭ジヤツクを構成する
部品の点数は、挿入されるプラグ先端部の側方を
取囲む筐体を形成する絶縁性部材、例えばハウジ
ングが1〜2個、3端子の場合でも、スイツチ機
構を構成する端子金具を含む端子金具を3個必要
とする。そのため、この3端子の場合でも、最少
部品点数は、4個ないし5個程度となる。
第12図は、3個の端子部を有するスイツチ付
き単頭ジヤツクと、挿入されるプラグとの関係を
示すスイツチ付き単頭ジヤツクの回路図である。
図面において、Pはプラグ、Sはアースバネ、B
はブレーク端子、Tはチツプバネを示す。
このように、従来のスイツチ付き単頭ジヤツク
は、3端子の場合でも、端子金具が3個、すなわ
ちアースバネS、ブレーク端子B,チツプバネT
が必要であり、その他に、挿入されるプラグ先端
部の側方を取囲む筐体を形成するために、絶縁性
の材料からなる少なくとも1個のハウジングが使
用される。
次の第13図は、5個の端子部を有するスイツ
チ付き単頭ジヤツクと、挿入されるプラグとの関
係を示すスイツチ付き単頭ジヤツクの回路図であ
る。図面における符号は第12図と同様であり、
また、B1とB2はブレーク端子、Rはリングバ
ネを示す。
この第13図に示す5端子のスイツチ付き単頭
ジヤツクの場合には、端子金具を5個必要とす
る。
通常、これらの構成部品は、後で図面と関連し
て説明するように、治工具を使用した手作業で、
製品に組立てられる。
第14図1〜4は、5個の端子部を有する従来
のスイツチ付き単頭ジヤツクについて、その詳細
な構成を示す構造図で、1は正面図、2は背面
図、3は側面図、4は底面図である。図面におけ
る符号は第12図および第13図と同様であり、
また、Hはハウジング部材を示す。
この第14図1〜4に示すように、5個の端子
部を有する従来のスイツチ付き単頭ジヤツクは、
1個のハウジング部材Hと、5個の端子金具、す
なわち、アースバネS、チツプバネT、ブレーク
端子B1とB2、リングバネRとから構成され
る。
そして、5個の各端子金具は、1個のハウジン
グ部材Hの背面方向、すなわち第14図2の方向
から、予め設けられたガイド溝に沿つて順次圧入
され、適当な係止部により固定・保持される。
この場合に、各端子金具、特に、スイツチを構
成するチツプバネTとブレーク端子B1、および
リングバネRとブレーク端子B2は、信頼性の観
点から、正確な位置に保持することが要求され
る。
従来のスイツチ付き単頭ジヤツクは、このよう
に、使用部品の点数が多く、しかも、治工具等に
よつて手作業で組立てられる。そのため、全体が
小型化された場合、製造時の組立て作業が複雑化
するとともに、各部品について多少の不良品が発
生するのは避けられないので、歩留りが低下し、
さらに、これが故障の一因ともなつて信頼性も低
下する、という不都合を生じる。
このような不都合を解決する一つの方法とし
て、スイツチ機構を構成する端子金具を含む複数
個の端子金具を連続状態に形成し、換言すれば、
スイツチ機構を構成する端子金具を含む複数個の
端子金具を、連続端子金具として作成しておき、
この連続端子金具をインサート成形することによ
つて、筐体部への取付けと、相互の位置決め、と
を行う端子金具の支持部を形成し、組立て後に切
離す方法が考えられる。
しかし、超小型のスイツチ付き単頭ジヤツクの
場合、このインサート成形方式では、モールド部
の加工精度に限界があり、また、インサート成形
のために、連続端子金具の連続部分、すなわち切
離し部分を広めに設計する必要があるので、連続
端子金具の取り数、換言すれば、同一面積の金属
板から打抜き加工される連続端子金具の組数が減
少する、等の理由で、コストアツプになる。
その上、インサート成形されるモールド部の形
状も、スイツチ機構を構成する端子金具を含む連
続端子金具の形状に対応して複雑化し、不完全部
分が生じる可能性があり、例えば、モールド部に
穴等が生じていると、基板等への取付け時に、こ
の部分からフラツクスが浸入し、信頼性が低下す
る。
殊に、スイツチ機構を構成する端子金具を含む
連続端子金具の場合、プラグとの良好な接触を保
つために、各端子金具に必要な弾力性が要求され
るので、その折曲げ加工も複雑であり、インサー
ト成形後の折曲げ加工時に、モールド部にヒビ割
れ等の不完全部分が生じ易い、等の不都合があ
る。
このように、特に、超小型のスイツチ付き単頭
ジヤツクでは、できるだけ単純な構造で、しか
も、必要な弾力性を有する端子金具を備え、か
つ、可能な限り部品点数を減少させることが、単
に、製造時の作業工程上の観点からだけでなく、
信頼性の向上の点からも望まれており、さらに、
近年では、殊に、自動組立てに対応することがで
きる構造であることが、コストダウンの観点から
も強く要求される。
しかしながら、現在までのところ、このような
要求を充分に満足するスイツチ付き単頭ジヤツク
はなかつた。
考案が解決しようとする課題 そこで、この考案のスイツチ付き単頭ジヤツク
では、特に、従来の超小型のスイツチ付き単頭ジ
ヤツクにおけるこのような不都合を解決し、ジヤ
ツクで要求されている部品の点数を減少させて、
組立て作業の簡略化を可能にするとともに、スイ
ツチ機構を構成する端子金具を含み、必要な弾力
性を有する形状の複数個の端子金具が、所定位置
に確実に保持できるように構成することにより、
プラグとの良好な接触が得られ、しかも、プリン
ト基板等への組立てに際して、スイツチ付き単頭
ジヤツクの内部へのフラツクス等の浸入が防止で
きるようにして、信頼性の向上、歩留りの向上、
および組立て工程の自動化への対応可能によるコ
ストの低減化等を達成することを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案では、スイツチ機構を構成する端子金
具32,33を含む複数個の端子金具31〜33
と、挿入されるプラグ先端部の側方を取囲む絶縁
性の筐体1,2とを具備するスイツチ付き単頭ジ
ヤツクにおいて、 前記複数個の端子金具31〜33は、それぞれ
2個の孔部35〜37を有し、かつ、該2個の孔
部35〜37は、プラグの挿入方向に対して片側
の一面に配列されており、前記スイツチ機構を構
成する一対の端子金具32,33は、前記プラグ
の挿入方向に対して片側の一面において、それぞ
れ前記2個の孔部36,37の間で、ほぼ「く」
の字形に形成され、かつ、一方の端子金具32の
ほぼ「く」の字形の形成部は、他方の端子金具3
3が、ほぼ「く」の字形に形成された方向に対し
て逆方向に折り曲げられて、該他方の端子金具3
3と接触された形状を有し、前記複数個の端子金
具31〜33は、それぞれ2個の孔部35〜37
が形成される外側で互いに連続し、前記筐体1,
2へ固定された後切断された連続部分の切断部で
形成されて互いに独立した端子部を有する前記複
数個の端子金具31〜33と、 ハウジング部材とカバー部材とによつて、前記
複数個の端子金具31〜33の端子部を挟持する
前記筐体1,2、とを備えた構成である。
実施例 この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクは、組立
て工程では、先の第12図と同様な3端子の場
合、スイツチ機構を構成する端子金具を含む3個
1組の端子金具の連続体が1点と、挿入されるプ
ラグ先端部の側方を取囲む筐体を形成する第1と
第2の絶縁性部材、例えば、絶縁性のハウジング
部材と、同じく絶縁性のカバー部材、との計3点
の部品を使用するだけで、スイツチ付き単頭ジヤ
ツクの組立てが可能であり、その組立て工程も、
後で詳しく説明するように極めて単純化されてい
る。
次に、この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクに
ついて、図面を参照しながら、その実施例を詳細
に説明する。
第1図1〜3は、この考案のスイツチ付き単頭
ジヤツクの一実施例について、その詳細な構成を
示す構造図で、1は上面図、2は側面図、3は正
面図である。図面において、1は第1の絶縁性部
材であるハウジング部材で、11はハウジング部
材1に設けられたプラグ挿入孔、2は第2の絶縁
性部材であるカバー部材、31〜33は端子金具
で、アースバネ、ブレーク端子、チツプバネを示
す。
次の第2図1と2は、第1図に示したこの考案
のスイツチ付き単頭ジヤツクのアースバネ、ブレ
ーク端子、チツプバネ31〜33等を構成する連
続端子金具について、その詳細な構成を示す構造
図で、1は上面図、2は側面図である。図面にお
ける符号は第1図と同様であり、また、3は連続
端子金具で、34はそのガイド孔、35〜37は
それぞれカバー部材2のボス(23〜25)と係
合する孔部を示す。
この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクでは、ま
ず、この第2図1と2に示すように、1組からな
るアースバネ、ブレーク端子、チツプバネ31〜
33等の端子金具が複数組分連続された帯状連続
体、すなわち連続端子金具3を製作する。
そのために、燐青銅その他の弾性材からなる数
十メートル以上の帯材を使用する。
まず、打抜き加工を行つて、第2図1に上面図
で示すような連続端子金具3の原形を作成する。
この連続端子金具3は、プラグの挿入方向に対
して片側の一面に配列される端子金具で、最初の
打抜き加工では、複数個の端子金具31〜33
は、それぞれ2個の孔部35〜37が形成される
外側で互いに連続しており、また、それぞれ2個
の孔部35〜37の内側に、ほぼ「U」の字形に
形成された端子金具31と、ほぼ「く」の字形に
形成された端子金具(ブレーク端子)32,(チ
ツプバネ)33とが、作成される。
一般に、打抜き加工では、複雑な折り曲げ加工
はできないが、多少の曲げ加工は可能であるか
ら、可能な限り工程を減少させるために、ほぼ
「U」の字形に形成された端子金具31や、ほぼ
「く」の字形に形成された端子金具32,33等
については、この際に多少の変形を行う。
その後、ブレーク端子32を逆方向(チツプバ
ネ33側)へ折り曲げて、第2図1に上面図、第
2図2に側面図で示すような、連続端子金具3を
形成する。
したがつて、アースバネ、ブレーク端子、チツ
プバネ31〜33等を1組とする端子金具の複数
組が、相互に機械的かつ電気的に連接された状態
で製造される。
なお、アースバネ、ブレーク端子、チツプバネ
がフープ状に形成された連続端子金具3は、適当
な緩衝材、例えば2枚のダンボール等を介して、
リールに巻付けておくことで、輸送中や加工時等
に生じるおそれのある、端子金具の不所望な変形
を防止することができる。
第3図1〜7は、第1図に示したこの考案のス
イツチ付き単頭ジヤツクを構成するハウジング部
材1について、その詳細な構成を示す構造図で、
1は上面図、2は正面図、3は側面図、4は背面
図、5は底面図、6は3のA−A断面図、7は同
じく3のB−B断面図である。図面における符号
は第1図と同様であり、また、12〜14は筐体
の側面を構成する側壁、15〜17はカバー部材
2のボス23〜25と係合する孔部を示す。
この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクを構成す
るハウジング部材1は、この第3図1〜7に示す
ように、プラグ挿入孔11と、筐体の三側面を形
成する側壁12〜14を有し、また、カバー部材
2に設けられたボス23〜25と、それぞれ係合
する孔部15〜17が設けられている。
第4図1〜5は、第1図に示したこの考案のス
イツチ付き単頭ジヤツクを構成するカバー部材2
について、その詳細な構成を示す構造図で、1は
上面図、2は正面図、3は側面図、4は背面図、
5は底面図である。図面における符号は第1図と
同様であり、また、21はカバー部材2に設けら
れた筐体の一壁面で例えば底面部、22は凹部、
23〜25はボスを示す。
この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクを構成す
るハウジング部材1は、この第3図1〜7に示さ
れるように、筐体の側面を形成する側壁部12〜
14、およびカバー部材2のボス23〜25と係
合する孔部15〜17とが設けられている。な
お、凹部22は、スイツチ機構を形成するブレー
ク端子32とチツプバネ33との接点部が、作動
するのに必要な隙間である。
この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクは、第2
図から第4図に示したような3端子の場合、3個
の部品で構成される。すなわち、第1の部品とし
て、スイツチ機構を構成する端子金具を含むアー
スバネ、ブレーク端子、チツプバネ31〜33等
を構成する連続端子金具3を使用し、第2の部品
として、挿入されるプラグ先端部の側方を取囲む
筐体を形成する絶縁性のハウジング部材1を、ま
た、第3の部品として、1個のカバー部材2、を
使用する。
スイツチ付き単頭ジヤツクの組立てに際して
は、リール等に巻付けられたフープ状の連続端子
金具3の一部を所要の長さ分だけ引出し、各1個
のハウジング部材1とカバー部材2とによつて、
連続端子金具3の両側を挟持する。すなわち、ハ
ウジング部材1とカバー部材2とによつて、各端
子金具を形成するアースバネ、ブレーク端子、チ
ツプバネ31〜33の1組分を挟持する。
その後、ハウジング部材1とカバー部材2とを
一体的に溶着等で固定し、さらに、連続端子金具
3の不要な連続部を切離すとともに、リード端子
形成部の折り曲げ加工等を行う。
このような作業工程によつて、スイツチ付き単
頭ジヤツクが、簡単かつ正確に製造される。
なお、この組立て工程において、連続端子金具
3に設けられたガイド孔34は、連続端子金具3
を連続的に送るときの送り制御用と、ハウジング
部材1とカバー部材2との位置合わせのために使
用される。また、孔部35〜37はそれぞれハウ
ジング部材1の孔部15〜17と一致する位置に
設けられ、カバー部材2のボス23〜25が、ハ
ウジング部材1の孔部15〜17へ挿入されると
き、ハウジング部材1とカバー部材2とでその両
面が挟持されるよう機能する。
次に、この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクを
組立てる方法の一例を説明する。
第5図1〜3は、第1図に示した3端子の場合
について、この考案のスイツチ付き単頭ジヤツク
の組立て方法を説明するための詳細な構成を示す
構造図で、1は上面図、2は側面図、3は正面図
である。図面における符号は、第2図から第4図
と同様である。
まず、連続端子金具3の1組、すなわち各1個
のアースバネ、ブレーク端子、チツプバネ31〜
33を、1個のハウジング部材1とカバー部材2
とによつて、所定の位置に挟持して仮り組立てを
行う。
この状態では、第5図1〜3に示すように、連
続端子金具3は、まだ切離されていない。
したがつて、1組のアースバネ、ブレーク端
子、チツプバネ31〜33は、それぞれ所定の位
置に正確に保持される。
この仮り組立て工程の後、ハウジング部材1と
カバー部材2とを、例えば超音波溶着等で固定す
る。この溶着工程により、ハウジング部材1の孔
部15〜17と、カバー部材2のボス23〜25
とが、一体的に溶着固定される。
次に、連続端子金具3は、さらに打抜き加工さ
れて、その連続部が切り離されるとともに、第5
図1に斜線で示す部分が切り離されて、リード端
子形成部の折り曲げ加工等が行われる。
なお、この切り離し部分には、ハーフブラン
ク、すなわち予め切り離し用の溝等を設けておけ
ば、簡単に切り離すことができる。また、フープ
状の連続端子金具3は、リール等に巻付けてお
き、組立て作業の必要な工程で、所定の位置へ供
給すれば、自動化への対応に好適である。
その結果、1組を構成するアースバネ、ブレー
ク端子、チツプバネ31〜33等の複数個の端子
金具は、そのリード端子形成部が相互に独立状態
となり、また、スイツチ機構は電気的に接触さ
れ、その他の端子との間では絶縁状態に保持され
て、第12図のような回路が形成される。
このような簡単な組立て作業を行うだけで、ス
イツチ付き単頭ジヤツクのアースバネ、ブレーク
端子、チツプバネ31〜33等を構成する1組の
連続端子金具3は、ハウジング部材1とカバー部
材2とにより、直接挟持されて、相互に独立した
状態で、所定位置に正確に保持される。
しかも、スイツチ付き単頭ジヤツクは、そのプ
リント基板側が、カバー部材2の底面部21によ
つて、完全に覆われている。この点は、超小型の
スイツチ付き単頭ジヤツクでは、特に重要で、プ
リント基板等に組込んだとき、故障発生の原因と
なる毛細管現象によるフラツクスの浸入が完全に
防止され、信頼性が著しく向上される。
第6図1〜3は、この考案のスイツチ付き単頭
ジヤツクの他の実施例について、その詳細な機構
を示す構造図で、1は上面図、2は側面図、3は
正面図である。図面における符号は第1図と同様
であり、4は第1の絶縁性部材であるハウジング
部材で、41はハウジング部材4に設けられたプ
ラグ挿入孔、5は第2の絶縁性部材であるカバー
部材を示す。
この第6図1〜3に示したこの考案のスイツチ
付き単頭ジヤツクの実施例では、アースバネ、ブ
レーク端子、チツプバネ31〜33等を構成する
1組の端子金具のリード端子形成部の形状が、先
の第1図から第4図の実施例と異なつている。
また、この第6図1〜3に示した実施例のこの
考案のスイツチ付き単頭ジヤツクは、第1の絶縁
性部材であるハウジング部材4と、第2の絶縁性
部材であるカバー部材5の形状も、先の第1図か
ら第4図の実施例と異なつている。しかし、回路
構成等は、すべて先の実施例と同様である。
まず、第1の絶縁性部材である、ハウジング部
材4について説明する。
第7図1〜5は、第6図に示したこの考案のス
イツチ付き単頭ジヤツクを構成するハウジング部
材4について、その詳細な構成を示す構造図で、
1は上面図、2は正面図、3は側面図、4は背面
図、5は底面図である。図面における符号は第6
図と同様であり、また、42は凹部、43は筐体
の一壁面を構成するハウジング部材4の底面部、
44〜46はボスを示す。
この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクを構成す
るハウジング部材4は、この第7図1〜5に示す
ように、プラグ挿入孔41と、筐体の一側面を形
成する側壁、例えば底面部43とを有し、また、
連続端子金具3に設けられた孔部35〜37と、
それぞれ係合するボス44〜46とが設けられて
いる。
次の第8図1〜7は、第6図に示したこの考案
のスイツチ付き単頭ジヤツクを構成するカバー部
材5について、その詳細な構成を示す構造図で、
1は上面図、2は正面図、3は側面図、4は背面
図、5は底面図、6は3のC−C断面図、7は同
じく3のD−D断面図である。図面における符号
は第6図と同様であり、また、51〜53は筐体
の側面を構成する側壁部、54〜56はハウジン
グ部材4のボス44〜46と係合する孔部を示
す。
この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクを構成す
るカバー部材5、すなわち第2の絶縁性部材は、
この第8図1〜7に示されるように、筐体の側面
を形成する側壁部51〜53、およびハウジング
部材4のボス44〜46と係合する孔部54〜5
6とを有している。
以上の実施例では、1組の端子金具が3個で3
端子構成の場合、すなわちアースバネ、ブレーク
端子、チツプバネ31〜33が設けられる場合に
ついて説明した。しかし、1組を構成する端子金
具の数は、必ずしも3個に限定されるものではな
く、先の第13図の回路に示したような、5端子
のスイツチ付き単頭ジヤツクも知られている。
そこで、次に、この考案のスイツチ付き単頭ジ
ヤツクについて、5端子の場合の実施例を説明す
る。
第9図は、この考案のスイツチ付き単頭ジヤツ
クにおいて、5端子の場合のアースバネ、ブレー
ク端子、チツプバネ等の相互位置と、挿入される
プラグとの関係を示す要部構造図である。図面に
おける符号は第2図と同様であり、また、6は第
2の連続端子金具で、61はそのブレーク端子、
62はリングバネ、7はプラグで、71はそのア
ース部、72はリング部、73はチツプ部を示
す。
5端子のスイツチ付き単頭ジヤツクの場合に
は、この第9図に示すように、3端子の場合と同
様の、1組からなるアースバネ、ブレーク端子、
チツプバネ31〜33の各端子金具を構成する第
1の連続端子金具3の他に、さらに、別の1組の
ブレーク端子61とリングバネ62を構成する、
第2の連続端子金具6が必要である。
この第1の連続端子金具3と、第2の連続端子
金具6とは、白矢印の方向に挿入されるプラグ7
のアース部71、リング部72、チツプ部73と
正確に接触する位置に配列される。
この場合、第2の連続端子金具6の形状は、先
の第2図1と2に示した第1の連続端子金具3の
形状と、基本的に同様であり、そのアースバネ3
1が取除かれたものに相当する。しかし、このア
ースバネは、第2の連続端子金具6側に設けても
よく、この場合には、第1の連続端子金具3側は
不要となるが、アースバネ31は付けたままでも
よい。
第10図1と2は、第13図の回路に示した5
端子の場合におけるこの考案のスイツチ付き単頭
ジヤツクについて、その組立て工程を説明するた
めの構成を示す構造図で、1は分解正面図、2は
分解底面図である。図面における符号は第2図お
よび第9図と同様であり、また、8は第1の絶縁
性部材であるハウジング部材、9と10は第2と
第3の絶縁性部材であるカバー部材を示す。
すでに説明したように、5端子の場合には、ア
ースバネ、ブレーク端子、チツプバネ31〜33
が形成された第1の連続端子金具3と、ブレーク
端子61、チツプバネ62が形成された第2の連
続端子金具6が必要である。
この第1と第2の連続端子金具3,6が、第1
0図1と2に示すように、ハウジング部材8の両
側から送られ、第2と第3の絶縁性部材であるカ
バー部材9,10とによつて挟持される。
その後は、先の3端子の場合と同様に、ハウジ
ング部材8とカバー部材9,10とを一体的に溶
着等で固定し、さらに、連続端子金具3,6の不
要な連続部を切離すとともに、リード端子形成部
の折り曲げ加工等を行う。
この5端子の場合にも、カバー部材9と10に
は、先の第3図の場合と同様に、複数個のボスが
設けられており、また、ハウジング部材8には、
これらのボスに対応する位置に孔部が設けられ
る。
この第10図1と2の場合には、2個の連続端
子金具3,6と、1個のハウジング部材8と、2
個のカバー部材9,10との、計5点の部品によ
つて、5端子のスイツチ付き単頭ジヤツクが製造
されることになる。
その組立て工程は、第5図に関連して説明した
3端子の場合と、同様である。
なお、以上の実施例では、第1の絶縁性部材で
あるハウジング部材1(または4,8)と、第2
の絶縁性部材であるカバー部材2(または5,あ
るいは、第2と第3の絶縁性部材である9と1
0)との溶着方法として、超音波溶着の場合につ
いて説明した。しかし、必ずしも超音波溶着であ
ることは必要でなく、公知の溶着・溶融等の固定
方法を用いることもできる。
例えば、第1の実施例の第3図で、ハウジング
部材1に設けられた孔部15〜17を貫通孔とし
て形成し、第4図のカバー部材2に設けられたボ
ス23〜25を延長し、その頭部をこのハウジン
グ部材1の孔部15〜17より突出させておき、
突出されたボス23〜25の頭部を溶融すること
によつて、ハウジング部材1とカバー部材2とを
一体的に固定してもよい。
また、溶着・溶融等の固定方法の代りに、機械
的な固定方法、例えば、いわゆる爪止め等で固定
することも可能である。
次の第11図は、第1図に示したこの考案のス
イツチ付き単頭ジヤツクを構成するハウジング部
材1とカバー部材2との固定方法について、その
要部構成の一例を示す斜視図である。図面におい
て、18は爪部、26は爪の係止孔を示す。
この第11図に示すように、第1の実施例で、
ハウジング部材1に爪部18を設け、また、カバ
ー部材2に爪の係止孔26を設けておき、ハウジ
ング部材1とカバー部材2との組立て時に、両者
を圧入・固定するようにしてもよい。
また、この第11図では、ハウジング部材1に
爪部18を、カバー部材2に爪の係止孔26を設
けた一例を示したが、それとは逆にハウジング部
材1に爪の係止孔を、カバー部材2に爪部を設け
てもよいことは言うまでもない。
以上の実施例では、3端子と5端子の場合、す
なわちアースバネ、ブレーク端子、チツプバネ3
1〜33が各1個で、3端子を構成する場合、さ
らに、5端子を構成する場合について説明した。
しかし、公知のように、1組を構成する端子金
具の数は、必ずしも3個や5個であることは必要
でなく、2個以上の何個でも、同様に実施できる
ことは明らかであり、また、必要に応じて複数枚
の連続端子金具を使用すればよい。
以上、第1と第2の実施例として3端子の場合
を、第3の実施例として5端子の場合を図示し
て、詳しく説明したように、この考案のスイツチ
付き単頭ジヤツクでは、挿入されるプラグ先端部
の側方を取囲む筐体を形成する第1と第2(さら
に第3)の絶縁性部材の形状は、比較的自由に選
択することが可能である。すなわち、第1の実施
例のように、ハウジング部材1とカバー部材2の
ような形状でもよいし、また、第2の実施例のよ
うに、ハウジング部材4とカバー部材5のような
形状でもよく、さらに、第3の実施例のように、
ハウジング部材8とカバー部材9,10のような
形状でもよい。
したがつて、第1の絶縁性部材と、第2の絶縁
性部材の形状や、その名称等は、相対的なもので
あり、要するに、挿入されるプラグ先端部の側方
を取囲む筐体を形成する絶縁性の部材であれば、
任意の形状の部材を組合せることが可能である。
また、第4図に示した第1の実施例では、カバ
ー部材2の一面、すなわち筐体の一壁面を構成す
る底面部21に、凹部22を設けることによつ
て、スイツチ機構を構成するブレーク端子32と
チツプバネ33との断続が可能となるように形成
する場合について説明した。このような凹部22
を設ければ、全体の高さを小さくすることができ
る。
しかし、ハウジング部材1とカバー部材2とが
接合する位置はそのままとし、カバー部材2に凹
部22を設ける代りに、カバー部材2の底面部2
1の形状を変更して、その断面が、例えば、第4
図2や4から見た方向で「コ」の字形にすれば、
断続時のチツプバネ32の移動が可能である。し
たがつて、カバー部材2にこのような凹部22を
設けることは、必ずしも必要でなく、各種に変形
することができることは明らかである。
考案の効果 この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクによれ
ば、使用部品の点数が減少され、同時に、組立て
の作業工程も、極めて簡略化される上、正確な組
立てを行うことが可能になる。
しかも、アースバネ、ブレーク端子、チツプバ
ネ等の各端子金具は、仮り組立て時には、相互に
連続された状態で所定位置に確実に保持されると
ともに、組立て後に行われる不要部分の切離し工
程によつて、所定位置に独立状態で確実に保持さ
れる。
また、連続端子金具の形状を改善しているの
で、超小型の端子金具でも、充分な弾力性が得ら
れることになり、かつ、これらの各端子金具は、
第1の絶縁性部材であるハウジング部材と、第2
(または第3)の絶縁性部材であるカバー部材と
によつて正確な位置に挟持され、固定・保持され
るため、プラグとの良好な接触を行うことが可能
となる。
しかも、筐体部と端子との間は、例えば超音波
溶着等を行うことによつて、モールドが溶けるの
で、ほぼ完全な密閉状態となり、端子とモールド
との間からフラツクスが浸入することはない。
さらに、スイツチ付き単頭ジヤツクのプリント
基板側、すなわちリード端子の引出し側は、筐体
の一面、例えば、ハウジング部材あるいはカバー
部材の底面部等によつて、完全に覆われるので、
基板等への組立て時に、スイツチ付き単頭ジヤツ
クの内部へのフラツクス等の浸入が防止されて、
信頼性が向上される。
その上、使用部品点数の減少と、組立ての作業
工程の簡略化とに伴つて、歩留りが著しく向上さ
れ、同時に、組立て工程の自動化にも充分に対応
できるので、コスト面でも極めて有利である、等
の多くの優れた実用的効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図1〜3は、この考案のスイツチ付き単頭
ジヤツクの一実施例について、その詳細な構成を
示す構造図であつて、1は上面図、2は側面図、
3は正面図、第2図1と2は、第1図に示したこ
の考案のスイツチ付き単頭ジヤツクのアースバ
ネ、ブレーク端子、チツプバネ31〜33等を構
成する連続端子金具について、その詳細な構成を
示す構造図であつて、1は上面図、2は側面図、
第3図1〜7は、第1図に示したこの考案のスイ
ツチ付き単頭ジヤツクを構成するハウジング部材
1について、その詳細な構成を示す構造図であつ
て、1は上面図、2は正面図、3は側面図、4は
背面図、5は底面図、6は3のA−A断面図、7
は同じく3のB−B断面図、第4図1〜5は、第
1図に示したこの考案のスイツチ付き単頭ジヤツ
クを構成するカバー部材2について、その詳細な
構成を示す構造図であつて、1は上面図、2は正
面図、3は側面図、4は背面図、5は底面図、第
5図1〜3は、第1図に示した3端子の場合につ
いて、この考案のスイツチ付き単頭ジヤツクの組
立て方法を説明するための詳細な構成を示す構造
図であつて、1は上面図、2は側面図、3は正面
図、第6図1〜3は、この考案のスイツチ付き単
頭ジヤツクの他の実施例について、その詳細な構
成を示す構造図であつて、1は上面図、2は側面
図、3は正面図、第7図1〜5は、第6図に示し
たこの考案のスイツチ付き単頭ジヤツクを構成す
るハウジング部材4について、その詳細な構成を
示す構造図であつて、1は上面図、2は正面図、
3は側面図、4は背面図、5は底面図、第8図1
〜7は、第6図に示したこの考案のスイツチ付き
単頭ジヤツクを構成するカバー部材5について、
その詳細な構成を示す構造図であつて、1は上面
図、2は正面図、3は側面図、4は背面図、5は
底面図、6は3のC−C断面図、7は同じく3の
D−D断面図、第9図は、この考案のスイツチ付
き単頭ジヤツクにおいて、5端子の場合のアース
バネ、ブレーク端子、チツプバネ等の相互位置
と、挿入されるプラグとの関係を示す要部構造
図、第10図1と2は、第13図の回路に示した
5端子の場合におけるこの考案のスイツチ付き単
頭ジヤツクについて、その組立て工程を説明する
ための構成を示す構造図であつて、1は分解正面
図、2は分解底面図、第11図は、第1図に示し
たこの考案のスイツチ付き単頭ジヤツクを構成す
るハウジング部材1とカバー部材2との固定方法
について、その要部構成の一例を示す斜視図、第
12図は、3個の端子部を有するスイツチ付き単
頭ジヤツクと、挿入されるプラグとの関係を示す
スイツチ付き単頭ジヤツクの回路図、第13図
は、5個の端子部を有するスイツチ付き単頭ジヤ
ツクと、挿入されるプラグとの関係を示すスイツ
チ付き単頭ジヤツクの回路図、第14図1〜4
は、5個の端子部を有する従来のスイツチ付き単
頭ジヤツクについて、その詳細な構成を示す構造
図であつて、1は正面図、2は背面図、3は側面
図、4は底面図。 図面において、1は第1の絶縁性部材であるハ
ウジング部材で、11はハウジング部材1に設け
られたプラグ挿入孔、12〜14は筐体の側面を
構成する側壁、15〜17はカバー部材2のボス
23〜25と係合する孔部、18は爪部、2は第
2の絶縁性部材であるカバー部材で、21はカバ
ー部材2に設けられた筐体の一壁面で例えば底面
部、22は凹部、23〜25はボス、26は爪の
係止孔、3は連続端子金具で、31〜33は端子
金具で、アースバネ、ブレーク端子、チツプバ
ネ、34はそのガイド孔、35〜37はそれぞれ
カバー部材2のボス23〜25と係合する孔部、
4はハウジング部材、5はカバー部材、6は第2
の連続端子金具、8はハウジング部材、9と10
はカバー部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイツチ機構を構成する端子金具32,33を
    含む複数個の端子金具31〜33と、挿入される
    プラグ先端部の側方を取囲む絶縁性の筐体1,2
    とを具備するスイツチ付き単頭ジヤツクにおい
    て、 前記複数個の端子金具31〜33は、それぞれ
    2個の孔部35〜37を有し、かつ、該2個の孔
    部35〜37は、プラグの挿入方向に対して片側
    の一面に配列されており、前記スイツチ機構を構
    成する一対の端子金具32,33は、前記プラグ
    の挿入方向に対して片側の一面において、それぞ
    れ前記2個の孔部36,37の間で、ほぼ「く」
    の字形に形成され、かつ、一方の端子金具32の
    ほぼ「く」の字形の形成部は、他方の端子金具3
    3が、ほぼ「く」の字形に形成された方向に対し
    て逆方向に折り曲げられて、該他方の端子金具3
    3と接触された形状を有し、前記複数個の端子金
    具31〜33は、それぞれ2個の孔部35〜37
    が形成される外側で互いに連続し、前記筐体1,
    2へ固定された後切断された連続部分の切断部で
    形成されて互いに独立した端子部を有する前記複
    数個の端子金具31〜33と、 ハウジング部材とカバー部材とによつて、前記
    複数個の端子金具31〜33の端子部を挟持する
    前記筐体1,2、 とを備えたことを特徴とするスイツチ付き単頭ジ
    ヤツク。
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