JPH04307982A - 固体パルスレーザ装置 - Google Patents
固体パルスレーザ装置Info
- Publication number
- JPH04307982A JPH04307982A JP3073343A JP7334391A JPH04307982A JP H04307982 A JPH04307982 A JP H04307982A JP 3073343 A JP3073343 A JP 3073343A JP 7334391 A JP7334391 A JP 7334391A JP H04307982 A JPH04307982 A JP H04307982A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- laser
- oscillator
- optical
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の技術分野】この発明は、安定な超短パルスを
得ることができ、かつ装置構成の簡単な固体パルスレー
ザ装置に係り、特に、量子エレクトロニクス分野、光物
性分野、光通信分野、光コンピュータなどの高速光デバ
イス分野などにおける超高速現象の測定用に用いて好適
な固体パルスレーザ装置に関する。
得ることができ、かつ装置構成の簡単な固体パルスレー
ザ装置に係り、特に、量子エレクトロニクス分野、光物
性分野、光通信分野、光コンピュータなどの高速光デバ
イス分野などにおける超高速現象の測定用に用いて好適
な固体パルスレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超高速物理現象や高速光デバイスなどの
研究に用いられるプローブ光や、光通信等に使用される
信号光は超短パルスであることが必要不可欠である。こ
のため、取扱いが簡便で、かつ信頼性の高い超短光パル
ス発生装置の開発が要望されている。
研究に用いられるプローブ光や、光通信等に使用される
信号光は超短パルスであることが必要不可欠である。こ
のため、取扱いが簡便で、かつ信頼性の高い超短光パル
ス発生装置の開発が要望されている。
【0003】従来は、超短光パルス発生装置として、色
素レーザが用いられてきた。各種色素レーザのうち、た
とえば、衝突パルスモード同期色素レーザからは、10
0フェムト秒(1フェムトは10−15である。)を切
る超短光パルスが得られている(Valdmanis,
etc., Opt. Lett. 10巻、 pp
131、 1985)。しかしながら、従来の色素レー
ザは、色素の劣化に伴う性能低下が避けられず、このた
め、長期的安定性、保守性、操作性において実用上難点
があった。
素レーザが用いられてきた。各種色素レーザのうち、た
とえば、衝突パルスモード同期色素レーザからは、10
0フェムト秒(1フェムトは10−15である。)を切
る超短光パルスが得られている(Valdmanis,
etc., Opt. Lett. 10巻、 pp
131、 1985)。しかしながら、従来の色素レー
ザは、色素の劣化に伴う性能低下が避けられず、このた
め、長期的安定性、保守性、操作性において実用上難点
があった。
【0004】ところで、光のパルス幅は光の周波数領域
において、一定の位相相関のある周波数幅で原理的に制
限され、同一の位相で広い周波数幅をもつほど、光のパ
ルス幅は短くなることが知られている。レーザ発振器内
で一定の光の位相が作られている状態をモード同期と呼
んでおり、このようなモード同期状態においては、出力
光は高繰り返し短パルスとなる。
において、一定の位相相関のある周波数幅で原理的に制
限され、同一の位相で広い周波数幅をもつほど、光のパ
ルス幅は短くなることが知られている。レーザ発振器内
で一定の光の位相が作られている状態をモード同期と呼
んでおり、このようなモード同期状態においては、出力
光は高繰り返し短パルスとなる。
【0005】また、このような非線形光学現象を効果的
に引き起こすためには、まず、レーザ光を短パルス化し
光強度を強める必要があり、このような技術の一つとし
て、上記のモード同期法が知られている。モード同期の
一つの方法として、可飽和吸収体を用いた受動モード同
期法がある。このための可飽和吸収体としては、取扱い
が困難な、有機色素の溶液、化合物半導体の超格子に限
られていた(Silberberg, etc., O
pt. Lett. 9巻,pp507, 1984)
。
に引き起こすためには、まず、レーザ光を短パルス化し
光強度を強める必要があり、このような技術の一つとし
て、上記のモード同期法が知られている。モード同期の
一つの方法として、可飽和吸収体を用いた受動モード同
期法がある。このための可飽和吸収体としては、取扱い
が困難な、有機色素の溶液、化合物半導体の超格子に限
られていた(Silberberg, etc., O
pt. Lett. 9巻,pp507, 1984)
。
【0006】また、高出力短パルスレーザ光等を非線形
光学現象の一つであるカー効果を示す媒質中に導入する
と自己位相変調効果により位相相関のある周波数広りが
起こることが知られている。この際、異なった周波数成
分の位相補償を行なえば、より短いパルス幅の光が得ら
れる。この効果を超短パルスの発生に利用するためには
、十分な光強度、相互作用長、媒質の非線形性が必要と
される。
光学現象の一つであるカー効果を示す媒質中に導入する
と自己位相変調効果により位相相関のある周波数広りが
起こることが知られている。この際、異なった周波数成
分の位相補償を行なえば、より短いパルス幅の光が得ら
れる。この効果を超短パルスの発生に利用するためには
、十分な光強度、相互作用長、媒質の非線形性が必要と
される。
【0007】従来、かかる効果を利用して超短光パルス
を発生させる方法として、(1)発振器の外で、石英光
ファイバ等のカー効果を利用してパルスの圧縮を行う方
法(ファイバーパルス圧縮:中塚他、 Phys. R
ev. Lett. 47巻, pp910, 198
1、[この方法による世界最短光パルスは、6フェムト
秒: Fork, etc., Opt.Lett.
12巻, pp483, 1987])、(2)発振器
内に付加的にカー媒質を導入する方法(王他、 Opt
.Lett. 15巻, pp965, 1990)、
(3)結合発振器に光ファイバ等を用いる方法(Mol
lenauer. etc., Opt. Lett.
9巻, pp13, 1984)等が知られている。
を発生させる方法として、(1)発振器の外で、石英光
ファイバ等のカー効果を利用してパルスの圧縮を行う方
法(ファイバーパルス圧縮:中塚他、 Phys. R
ev. Lett. 47巻, pp910, 198
1、[この方法による世界最短光パルスは、6フェムト
秒: Fork, etc., Opt.Lett.
12巻, pp483, 1987])、(2)発振器
内に付加的にカー媒質を導入する方法(王他、 Opt
.Lett. 15巻, pp965, 1990)、
(3)結合発振器に光ファイバ等を用いる方法(Mol
lenauer. etc., Opt. Lett.
9巻, pp13, 1984)等が知られている。
【0008】図7は、従来における典型的な超短光パル
ス発生装置の構成を示す図である。上記超短光パルス発
生装置は、パルス発振器24とパルス圧縮器25とから
構成されている。上記パルス発振器24は、レーザ媒質
である有機色素26と、音響光学素子及び過飽和吸収体
からなるモード同期素子27と、高反射率鏡28と出力
鏡29とからなっている。また、上記パルス圧縮器25
は、カー媒質としての光ファイバ30と位相補償用プリ
ズム対31とレンズ32,32とからなっている。さら
に、パルス発振器24とパルス圧縮器25との間には光
路を設定すために平面鏡33,33が設置されている。
ス発生装置の構成を示す図である。上記超短光パルス発
生装置は、パルス発振器24とパルス圧縮器25とから
構成されている。上記パルス発振器24は、レーザ媒質
である有機色素26と、音響光学素子及び過飽和吸収体
からなるモード同期素子27と、高反射率鏡28と出力
鏡29とからなっている。また、上記パルス圧縮器25
は、カー媒質としての光ファイバ30と位相補償用プリ
ズム対31とレンズ32,32とからなっている。さら
に、パルス発振器24とパルス圧縮器25との間には光
路を設定すために平面鏡33,33が設置されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの方法((1)〜(3))も、ピコ秒(1ピコは1
0−12である。)以下の光パルスを発生させようとす
れば、構成が複雑になるばかりでなく、安定性や信頼性
にかけるという問題があった。また、レーザ媒質は色素
であるため保守性に難があると共に、カー媒質は光ファ
イバーを用いるためシステムを複雑にし、結局、安定性
や信頼性に欠けるという問題があった。この発明は、上
記事情に鑑みてなされたもので、装置構成が簡便で、長
期安定性に優れる超短パルスを容易に得ることができる
固体パルスレーザ装置を提供することを目的としている
。
ずれの方法((1)〜(3))も、ピコ秒(1ピコは1
0−12である。)以下の光パルスを発生させようとす
れば、構成が複雑になるばかりでなく、安定性や信頼性
にかけるという問題があった。また、レーザ媒質は色素
であるため保守性に難があると共に、カー媒質は光ファ
イバーを用いるためシステムを複雑にし、結局、安定性
や信頼性に欠けるという問題があった。この発明は、上
記事情に鑑みてなされたもので、装置構成が簡便で、長
期安定性に優れる超短パルスを容易に得ることができる
固体パルスレーザ装置を提供することを目的としている
。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、励起光源と、レーザ媒質を
有し該レーザ媒質が前記励起光源によって励起されると
光パルスを出力するパルス発振器とからなるパルスレー
ザ装置において、前記レーザ媒質が固体でなり、かつ、
前記パルス発振器内に前記レーザ媒質のカー効果を強く
引き起こすための過飽和吸収媒質を付加してなると共に
、前記パルス発振器外に前記光パルスを圧縮する位相補
償手段を付加してなることを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、励起光源と、レーザ媒質を
有し該レーザ媒質が前記励起光源によって励起されると
光パルスを出力するパルス発振器とからなるパルスレー
ザ装置において、前記レーザ媒質が固体でなり、かつ、
前記パルス発振器内に前記レーザ媒質のカー効果を強く
引き起こすための過飽和吸収媒質を付加してなると共に
、前記パルス発振器外に前記光パルスを圧縮する位相補
償手段を付加してなることを特徴としている。
【0011】また、請求項2記載の発明は、励起光源と
、レーザ媒質を有し該レーザ媒質が前記励起光源によっ
て励起されると光パルスを出力するパルス発振器とから
なるパルスレーザ装置において、前記レーザ媒質が固体
でなり、かつ、前記パルス発振器内に前記レーザ媒質の
カー効果を強く引き起こすための過飽和吸収媒質と位相
補償手段とを付加してなることを特徴としている。
、レーザ媒質を有し該レーザ媒質が前記励起光源によっ
て励起されると光パルスを出力するパルス発振器とから
なるパルスレーザ装置において、前記レーザ媒質が固体
でなり、かつ、前記パルス発振器内に前記レーザ媒質の
カー効果を強く引き起こすための過飽和吸収媒質と位相
補償手段とを付加してなることを特徴としている。
【0012】また、請求項3記載の発明は、前記過飽和
吸収媒質として色ガラスフィルタを用いることを特徴し
ている。
吸収媒質として色ガラスフィルタを用いることを特徴し
ている。
【0013】また、請求項4記載の発明は、前記位相補
償手段として回折格子対を用いることを特徴としている
。
償手段として回折格子対を用いることを特徴としている
。
【0014】さらにまた、請求項5記載の発明は、前記
パルス発振器内の前記位相補償手段がプリズム対である
ことを特徴としている。
パルス発振器内の前記位相補償手段がプリズム対である
ことを特徴としている。
【0015】
【作用】この発明は、パルス発振器内にレーザ媒質のカ
ー効果を強く引き起こすための過飽和吸収媒質を付加し
てなるものなので、上記パルス発振器内に単独のカー媒
質を付加することも、カー媒質である光ファイバーなど
に高出力光パルスを通すことも必要がないため、装置構
成が簡便となる。また、上記レーザ媒質が固体でなので
、長期安定性に優れる短パルスを得ることができる。
ー効果を強く引き起こすための過飽和吸収媒質を付加し
てなるものなので、上記パルス発振器内に単独のカー媒
質を付加することも、カー媒質である光ファイバーなど
に高出力光パルスを通すことも必要がないため、装置構
成が簡便となる。また、上記レーザ媒質が固体でなので
、長期安定性に優れる短パルスを得ることができる。
【0016】また、位相補償手段を上記パルス発振器内
に設置するようにすれば、パルス幅が一段と短く、安定
した波長可変性の光パルスを得ることができると共に、
装置構成も一段と簡素化することができる。したがって
、量子エレクトロニクス分野、光物性分野、光通信分野
、光コンピュータなどの高速光デバイス分野などにおけ
る様々な超高速現象を測定するための短パルス光源とし
て利用することができる。
に設置するようにすれば、パルス幅が一段と短く、安定
した波長可変性の光パルスを得ることができると共に、
装置構成も一段と簡素化することができる。したがって
、量子エレクトロニクス分野、光物性分野、光通信分野
、光コンピュータなどの高速光デバイス分野などにおけ
る様々な超高速現象を測定するための短パルス光源とし
て利用することができる。
【0017】特に、可飽和吸収体として色ガラスフィル
ターを用いれば、有期色素などと較べて取扱いが容易と
なるので、さらに一段と装置構成が簡便となり、かつ受
動モード同期半導体レーザ構成にすれば、高繰返しの光
パルス列を取り出すことができるので、光通信の高速光
クロック信号として好適に用いることができる。
ターを用いれば、有期色素などと較べて取扱いが容易と
なるので、さらに一段と装置構成が簡便となり、かつ受
動モード同期半導体レーザ構成にすれば、高繰返しの光
パルス列を取り出すことができるので、光通信の高速光
クロック信号として好適に用いることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 [実施例1]図1は、この発明の第1実施例である固体
パルスレーザ装置の構成を示す図であり、この固体パル
スレーザ装置は、励起装置とパルス発振器とパルス圧縮
器とから概略構成されている。図1に示すように、上記
励起装置は、チタンサファイアレーザ励起用のアルゴン
レーザ1からなっている。
いて説明する。 [実施例1]図1は、この発明の第1実施例である固体
パルスレーザ装置の構成を示す図であり、この固体パル
スレーザ装置は、励起装置とパルス発振器とパルス圧縮
器とから概略構成されている。図1に示すように、上記
励起装置は、チタンサファイアレーザ励起用のアルゴン
レーザ1からなっている。
【0019】上記パルス発振器は、チタンサファイア結
晶2、可飽和色素3、及び各種光学素子(凹面鏡4,4
、平面鏡5、レーザ光取り出し鏡6、波長選択素子7)
からなるチタンサファイアレーザによって構成されてい
る。上記パルス発振器は、二つの焦点を有し、一の焦点
上にはチタンサファイア結晶2が、他の焦点上には可飽
和色素3がそれぞれ配置されている。
晶2、可飽和色素3、及び各種光学素子(凹面鏡4,4
、平面鏡5、レーザ光取り出し鏡6、波長選択素子7)
からなるチタンサファイアレーザによって構成されてい
る。上記パルス発振器は、二つの焦点を有し、一の焦点
上にはチタンサファイア結晶2が、他の焦点上には可飽
和色素3がそれぞれ配置されている。
【0020】上記チタンサファイア結晶2は、レーザ(
利得)媒質であると共にカー媒質であり、アルゴンレー
ザ1によって励起される。上記可飽和色素3は、有機色
素からなる過飽和吸収体であり、受動モード同期をかけ
る機能を有している。
利得)媒質であると共にカー媒質であり、アルゴンレー
ザ1によって励起される。上記可飽和色素3は、有機色
素からなる過飽和吸収体であり、受動モード同期をかけ
る機能を有している。
【0021】また、上記パルス圧縮器は、上記パルス発
振器から出力される光パルスを圧縮するもので、回折格
子8と折り返し直角プリズム9とから構成されている。 これら回折格子8と折り返し直角プリズム9との組合せ
は等価回折格子対をなすものである。なお、図1におい
ては、上記パルス圧縮器によって圧縮された光パルスの
パルス幅を測定するために、パルス幅測定装置10が配
置されている。さらに、上記励起装置、パルス発振器、
パルス圧縮器及びパルス幅測定装置10間の光路を設定
するために、平面鏡11,11,…、凹面鏡12が適宜
配置されている。
振器から出力される光パルスを圧縮するもので、回折格
子8と折り返し直角プリズム9とから構成されている。 これら回折格子8と折り返し直角プリズム9との組合せ
は等価回折格子対をなすものである。なお、図1におい
ては、上記パルス圧縮器によって圧縮された光パルスの
パルス幅を測定するために、パルス幅測定装置10が配
置されている。さらに、上記励起装置、パルス発振器、
パルス圧縮器及びパルス幅測定装置10間の光路を設定
するために、平面鏡11,11,…、凹面鏡12が適宜
配置されている。
【0022】上記構成において、パルス発振器は、アル
ゴンレーザ1によって励起されると、パルス発振器内に
レーザ光を発生する。このレーザ光は、まず、可飽和色
素3によって受動モード同期をかけられ、光強度を強め
た短パルスとなる。こうして短パルスとなったレーザ光
は、チタンサファイア結晶2を通過する際、カー効果に
よる発振器内自己位相変調効果と線形分散との作用を受
ける。この結果、パルス内周波数掃引のある圧縮可能な
光パルスがパルス発振器から直接出力される。パルス発
振器から出力された光パルスは、パルス圧縮器(等価回
折格子対)による位相補償を受け、これによりパルスは
圧縮され、パルス幅がさらに短くなる。
ゴンレーザ1によって励起されると、パルス発振器内に
レーザ光を発生する。このレーザ光は、まず、可飽和色
素3によって受動モード同期をかけられ、光強度を強め
た短パルスとなる。こうして短パルスとなったレーザ光
は、チタンサファイア結晶2を通過する際、カー効果に
よる発振器内自己位相変調効果と線形分散との作用を受
ける。この結果、パルス内周波数掃引のある圧縮可能な
光パルスがパルス発振器から直接出力される。パルス発
振器から出力された光パルスは、パルス圧縮器(等価回
折格子対)による位相補償を受け、これによりパルスは
圧縮され、パルス幅がさらに短くなる。
【0023】図2は、この例によって得られる圧縮前後
のパルスの自己相関波形(実測)を示し、パルス発振器
から出力される12.6ピコ秒の光パルス(同図(イ)
)が、パルス圧縮器によって1.8ピコ秒にまで圧縮(
同図(ロ))されることを示している。
のパルスの自己相関波形(実測)を示し、パルス発振器
から出力される12.6ピコ秒の光パルス(同図(イ)
)が、パルス圧縮器によって1.8ピコ秒にまで圧縮(
同図(ロ))されることを示している。
【0024】上記構成によれば、付加的なカー媒質を発
振器内に挿入する必要もない。また、出力光パルスをカ
ー効果を生じさせる光ファイバー内に通す必要もない。 このため、簡単な構成で短パルスの発生及びパルス圧縮
が可能となる。なお、上述の実施例においては、等価回
折格子対を用いた場合について述べたが、これに代えて
、プリズム対を用いても良い。ただし、この場合、プリ
ズム間の距離を長くとる必要がある。
振器内に挿入する必要もない。また、出力光パルスをカ
ー効果を生じさせる光ファイバー内に通す必要もない。 このため、簡単な構成で短パルスの発生及びパルス圧縮
が可能となる。なお、上述の実施例においては、等価回
折格子対を用いた場合について述べたが、これに代えて
、プリズム対を用いても良い。ただし、この場合、プリ
ズム間の距離を長くとる必要がある。
【0025】[実施例2]図3は、この発明の第2実施
例である固体パルスレーザ装置の構成を示す図である。 この例の固体パルスレーザ装置が、図1の構成と大きく
異なるところは、等価回折格子対(回折格子8と折り返
し直角プリズム9)に代えて、位相補償用のプリズム対
13,13(図3)をパルス発振器内に設けた点である
。なお、図3において、図1と同一の構成部分について
は同一の符号を付してその説明を省略する。
例である固体パルスレーザ装置の構成を示す図である。 この例の固体パルスレーザ装置が、図1の構成と大きく
異なるところは、等価回折格子対(回折格子8と折り返
し直角プリズム9)に代えて、位相補償用のプリズム対
13,13(図3)をパルス発振器内に設けた点である
。なお、図3において、図1と同一の構成部分について
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0026】上記構成において、光パルスは、プリズム
対13,13によって位相補償を受けてパルス幅を一段
と短くする。この結果、一段と高くなったピーク光強度
のため、レーザ媒質のカー効果をさらに強く引き起こす
。この結果、図4に示すように、パルス発振器から、9
0フェムト秒の光パルスを直接取り出すことができる。 図2と図4との比較から明らかなように、この例によれ
ば、外部圧縮を行う第1実施例による圧縮のおよそ1/
20にまでパルス圧縮することができる。
対13,13によって位相補償を受けてパルス幅を一段
と短くする。この結果、一段と高くなったピーク光強度
のため、レーザ媒質のカー効果をさらに強く引き起こす
。この結果、図4に示すように、パルス発振器から、9
0フェムト秒の光パルスを直接取り出すことができる。 図2と図4との比較から明らかなように、この例によれ
ば、外部圧縮を行う第1実施例による圧縮のおよそ1/
20にまでパルス圧縮することができる。
【0027】かくして上記構成によれば、固体レーザ媒
質をカー媒質として用いるのに加えて、プリズム対13
,13をパルス発振器内に挿入することにより、パルス
圧縮を効果的に行うことができるので、パルス圧縮器も
不要であり、装置構成が一段と簡素化される。なお、こ
の例の効果を試す実験によれば、波長可変性(730−
810nm)が認められ、波形も裾がなくきれいであり
、1日程度は、まったく追加調整なしで安定動作するこ
とが確認できた。
質をカー媒質として用いるのに加えて、プリズム対13
,13をパルス発振器内に挿入することにより、パルス
圧縮を効果的に行うことができるので、パルス圧縮器も
不要であり、装置構成が一段と簡素化される。なお、こ
の例の効果を試す実験によれば、波長可変性(730−
810nm)が認められ、波形も裾がなくきれいであり
、1日程度は、まったく追加調整なしで安定動作するこ
とが確認できた。
【0028】[実施例3]図5は、この発明の第3実施
例である固体パルスレーザ装置の構成を示す図である。 ただし、パルス圧縮器の部分は省略してある。この例の
固体パルスレーザ装置が、図1の構成と大きく異なると
ころは、可飽和色素3(溶液)に代えて、色ガラスフイ
ルタ14(固体)を可飽和吸収体として用い、受動モー
ド同期をかけるようにした点である。この例の構成によ
れば、可飽和吸収体を安価に入手できるので、パルス発
振器の製作が安価となる。また、色ガラスフィルタ14
は固体であるので、可飽和吸収体の取扱いが容易となる
。かくして、一段と安価かつ容易に光短パルスを得るこ
とができる。
例である固体パルスレーザ装置の構成を示す図である。 ただし、パルス圧縮器の部分は省略してある。この例の
固体パルスレーザ装置が、図1の構成と大きく異なると
ころは、可飽和色素3(溶液)に代えて、色ガラスフイ
ルタ14(固体)を可飽和吸収体として用い、受動モー
ド同期をかけるようにした点である。この例の構成によ
れば、可飽和吸収体を安価に入手できるので、パルス発
振器の製作が安価となる。また、色ガラスフィルタ14
は固体であるので、可飽和吸収体の取扱いが容易となる
。かくして、一段と安価かつ容易に光短パルスを得るこ
とができる。
【0029】[実施例4]図6は、この発明の第4実施
例である固体パルスレーザ装置の構成を示す図である。 この例の固体パルスレーザ装置は、可飽和吸収体として
色ガラスフィルタを用いて、半導体レーザに受動モード
同期を施す構造となっている。同図において、符号15
は半導体レーザチップ、16は色ガラスフィルタ、17
はヒートシンクを兼ねた基板、18は電源、19は減反
射率コーティング層、20は高反射率コーティング層、
21は部分反射率コーティング層である。また、22は
レーザ光線及び23はパルス化されたレーザ光を示して
いる。上記高反射率コーティング層20と部分反射率コ
ーティング層21との面で発振器が構成されている。上
記構成によれば、簡便に、高い繰り返しの光パルス列を
得ることができる。これに加えて、装置を小型化するこ
とができる。一例を挙げれば、面間隔1.5cmの時、
繰り返し約10GHzの光クロックを発生させることが
できる。
例である固体パルスレーザ装置の構成を示す図である。 この例の固体パルスレーザ装置は、可飽和吸収体として
色ガラスフィルタを用いて、半導体レーザに受動モード
同期を施す構造となっている。同図において、符号15
は半導体レーザチップ、16は色ガラスフィルタ、17
はヒートシンクを兼ねた基板、18は電源、19は減反
射率コーティング層、20は高反射率コーティング層、
21は部分反射率コーティング層である。また、22は
レーザ光線及び23はパルス化されたレーザ光を示して
いる。上記高反射率コーティング層20と部分反射率コ
ーティング層21との面で発振器が構成されている。上
記構成によれば、簡便に、高い繰り返しの光パルス列を
得ることができる。これに加えて、装置を小型化するこ
とができる。一例を挙げれば、面間隔1.5cmの時、
繰り返し約10GHzの光クロックを発生させることが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、パル
ス発振器内にレーザ媒質のカー効果を強く引き起こすた
めの過飽和吸収媒質を付加してなるものなので、上記パ
ルス発振器内に単独のカー媒質を付加することも、カー
媒質である光ファイバーなどに高出力光パルスを通すこ
とも必要がないため、装置構成が簡便となる。
ス発振器内にレーザ媒質のカー効果を強く引き起こすた
めの過飽和吸収媒質を付加してなるものなので、上記パ
ルス発振器内に単独のカー媒質を付加することも、カー
媒質である光ファイバーなどに高出力光パルスを通すこ
とも必要がないため、装置構成が簡便となる。
【0031】また、上記レーザ媒質が固体でなので、長
期安定性に優れる短パルスを得ることができる。また、
位相補償手段を上記パルス発振器内に設置するようにす
れば、パルス幅が一段と短く、安定した波長可変性の光
パルスを得ることができると共に、装置構成も一段と簡
素化することができる。したがって、量子エレクトロニ
クス分野、光物性分野、光通信分野、光コンピュータな
どの高速光デバイス分野などにおける様々な超高速現象
を測定するための短パルス光源として利用することがで
きる。
期安定性に優れる短パルスを得ることができる。また、
位相補償手段を上記パルス発振器内に設置するようにす
れば、パルス幅が一段と短く、安定した波長可変性の光
パルスを得ることができると共に、装置構成も一段と簡
素化することができる。したがって、量子エレクトロニ
クス分野、光物性分野、光通信分野、光コンピュータな
どの高速光デバイス分野などにおける様々な超高速現象
を測定するための短パルス光源として利用することがで
きる。
【0032】特に、可飽和吸収体として色ガラスフィル
ターを用いれば、有期色素などと較べて取扱いが容易と
なるので、さらに一段と装置構成が簡便となり、かつ受
動モード同期半導体レーザ構成にすれば、高繰返しの光
パルス列を取り出すことができるので、光通信の高速光
クロック信号として好適に用いることができる。
ターを用いれば、有期色素などと較べて取扱いが容易と
なるので、さらに一段と装置構成が簡便となり、かつ受
動モード同期半導体レーザ構成にすれば、高繰返しの光
パルス列を取り出すことができるので、光通信の高速光
クロック信号として好適に用いることができる。
【図1】この発明の第1実施例である固体パルスレーザ
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図2】第1実施例によって得られる圧縮前後のパルス
の自己相関波形を示す図である。
の自己相関波形を示す図である。
【図3】この発明の第2実施例である固体パルスレーザ
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図4】第2実施例によって得られるパルスの自己相関
波形を示す図である。
波形を示す図である。
【図5】この発明の第3実施例である固体パルスレーザ
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図6】この発明の第4実施例である固体パルスレーザ
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図7】従来における典型的な超短光パルス発生装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
1 アルゴンレーザ(励起光源)
Claims (5)
- 【請求項1】 励起光源と、レーザ媒質を有し該レー
ザ媒質が前記励起光源によって励起されると光パルスを
出力するパルス発振器とからなるパルスレーザ装置にお
いて、前記レーザ媒質が固体でなり、かつ、前記パルス
発振器内に前記レーザ媒質のカー効果を強く引き起こす
ための過飽和吸収媒質を付加してなると共に、前記パル
ス発振器外に前記光パルスを圧縮する位相補償手段を付
加してなることを特徴とする固体パルスレーザ装置。 - 【請求項2】 励起光源と、レーザ媒質を有し該レー
ザ媒質が前記励起光源によって励起されると光パルスを
出力するパルス発振器とからなるパルスレーザ装置にお
いて、前記レーザ媒質が固体でなり、かつ、前記パルス
発振器内に前記レーザ媒質のカー効果を強く引き起こす
ための過飽和吸収媒質と位相補償手段とを付加してなる
ことを特徴とする固体パルスレーザ装置。 - 【請求項3】 前記過飽和吸収媒質は色ガラスフィル
タであることを特徴とする請求項1又は2記載の固体パ
ルスレーザ装置。 - 【請求項4】 前記位相補償手段は回折格子対である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の固体パルスレー
ザ装置。 - 【請求項5】 前記位相補償手段はプリズム対である
ことを特徴とする請求項2記載の固体パルスレーザ装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07334391A JP3171265B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 固体パルスレーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07334391A JP3171265B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 固体パルスレーザ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04307982A true JPH04307982A (ja) | 1992-10-30 |
| JP3171265B2 JP3171265B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=13515421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07334391A Expired - Fee Related JP3171265B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 固体パルスレーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3171265B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002539627A (ja) * | 1999-03-12 | 2002-11-19 | マツクス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デル ヴイツセンシャフテン エー フアウ | 安定化された超短光パルスの発振および光周波数の合成へのその使用 |
| JP2007193232A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光源装置 |
| JP2007193230A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光源装置 |
| EP1925975A4 (en) * | 2006-01-20 | 2010-04-28 | Sumitomo Electric Industries | LIGHT SOURCE ARRANGEMENT |
| JP2012195545A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | テラヘルツ波発生装置、カメラ、イメージング装置および計測装置 |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP07334391A patent/JP3171265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002539627A (ja) * | 1999-03-12 | 2002-11-19 | マツクス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デル ヴイツセンシャフテン エー フアウ | 安定化された超短光パルスの発振および光周波数の合成へのその使用 |
| JP2007193232A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光源装置 |
| JP2007193230A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光源装置 |
| EP1925975A4 (en) * | 2006-01-20 | 2010-04-28 | Sumitomo Electric Industries | LIGHT SOURCE ARRANGEMENT |
| JP2012195545A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | テラヘルツ波発生装置、カメラ、イメージング装置および計測装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3171265B2 (ja) | 2001-05-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Mkrtchyan et al. | Nd-doped polarization maintaining all-fiber laser with dissipative soliton resonance mode-locking at 905 nm | |
| Rubinov et al. | Generation of single‐picosecond dye laser pulses using one‐and two‐photon traveling‐wave excitation | |
| Diels et al. | Degenerate four-wave mixing of picosecond pulses in the saturable amplification of a dye laser | |
| Komarov et al. | Generation of stationary ultra-short pulses by a passive mode-locking solid-state laser | |
| Antoncini | Ultrashort laser pulses | |
| JP3171265B2 (ja) | 固体パルスレーザ装置 | |
| Shank et al. | Ultrashort pulse dye lasers | |
| Shank et al. | Mode-locking of dye lasers | |
| Ferrario | A picosecond dye laser tunable in the 1.1 μ m region | |
| Dienes | Mode-locked CW dye lasers | |
| Kleinbauer et al. | Ultrashort pulse lasers and amplifiers based on Nd: YVO4 and Yb: YAG bulk crystals | |
| Reid | Ultrashort Pulses | |
| Rudolph et al. | Femtosecond Studies of Transient Nonlinearities in Wide‐Gap II‐VI Semiconductor Compounds | |
| Basu | A high peak and high average power neodymium: glass moving slab laser for soft X-ray generation | |
| Woodward et al. | Mode-locked mid-infrared fiber systems | |
| JPH06152015A (ja) | 短パルス光機能装置 | |
| Guy et al. | Simultaneous dual polarisation operation of a diode pumped femtosecond fibre laser | |
| Delfyett et al. | Recent advances in high-power ultrafast mode-locked laser diodes | |
| JPWO2004029713A1 (ja) | 超短レーザーパルス発生方法及び装置 | |
| Sibbett | Ultrashort pulses for nonlinear optical techniques | |
| Hayduk | Passively mode-locked erbium-doped fiber lasers using multiple quantum well saturable absorbers | |
| Welford | Development of a Modelocked Ti: Al2O3 Laser | |
| Shah | Lasers used for spectroscopy: fundamentals of spectral and temporal control | |
| Lihuang et al. | Colliding pulse mode-locked Nd: YAG and Nd: phosphate glass lasers | |
| Honig et al. | Diode-pumped 22-W average-power uv laser with user-selectable pulse width and> 50% conversion efficiency |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |