JPH04309473A - 抵抗溶接装置 - Google Patents

抵抗溶接装置

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JPH04309473A
JPH04309473A JP3101878A JP10187891A JPH04309473A JP H04309473 A JPH04309473 A JP H04309473A JP 3101878 A JP3101878 A JP 3101878A JP 10187891 A JP10187891 A JP 10187891A JP H04309473 A JPH04309473 A JP H04309473A
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JP
Japan
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welding
phase
transformer
current
resistance welding
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JP3101878A
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Ryoda Sato
佐藤 亮拿
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスポット溶接や突き合
わせ溶接等を行う抵抗溶接装置に関し、特に溶接電流の
進相化による溶接能力の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接や突き合わせ溶接は、被溶
接部材間に電流を流して発生する抵抗熱を利用して該被
溶接部材を加熱すると同時に該両被溶接部材を圧接して
溶接を行う抵抗溶接の一種であり、一般にアーク溶接よ
りも溶接温度が低く、短時間で行われるので加熱の影響
を接合部の近傍の狭い範囲内に止めることができ、被溶
接部材の変形や残留応力が少ないという利点をもってい
る。しかし加熱は抵抗熱のみによるため、アーク溶接に
比較して数十倍もの大電流を短時間に必要とし、溶接機
の容量は大きなものとなる。
【0003】またこのような抵抗溶接機は、通常単相の
交流電力を使用し、通電時の入力皮相電力が大きく、低
力率の負荷となっているため、力率の改善策がいろいろ
と考えられており、その一つにコンデンサ放電式溶接機
がある。これは、交流電源を整流器で整流して直流とし
、該直流電流によりコンデンサを充電し、その電荷を溶
接変圧器の1次側に放電させて、2次側の瞬間的に発生
する大電流を利用するもので、電源容量の小さい箇所に
適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら厚板の溶
接のように比較的長時間(0.5 秒間程度)の溶接電
流を必要とするものには適さず、また溶接面が油や埃で
汚れている場合や、表面に荒れのある被溶接部材では、
スポット溶接等が困難であった。またアルミ板を何枚か
重ねてスポット溶接したり、被溶接部材の溶接面に水の
浸入を防ぐためのシーラ剤等を塗布したままでスポット
溶接したりすることはできないという不便さもあった。 さらに溶接部分が脆く、スポット溶接処理した部材を機
械装置の振動の激しい部分に用いると、外れがでるとい
う問題もあった。このため例えば飛行機の翼部分の溶接
等、特に高い信頼性が要求される部材の溶接には、作業
性のよいスポット溶接を用いることはできず、手間暇の
かかる鋲かしめにより、つまり図17(a) 及び図1
7(b) に示すように接合するアルミ板801,80
2の鋲挿入穴803に鋲804を挿入し、該鋲の頭部8
04aを変形させて2枚のアルミ板を接合していた。し
かしこの場合は鋲804を装着する穴803から亀裂8
10が発生し(図17(c) )、この部分が破損する
と大事故につながるという問題があった。
【0005】一方、スポット溶接等を行うには、電力会
社の柱上トランス、または自家用の高圧受電トランスを
介して、スポット溶接等の専用トランスを設備し、スポ
ット溶接作業をしていたが、スポット溶接においては変
圧器の1次側に投入される1次入力に対し、2次側に得
られる出力は平均して40パーセント程度であり、電力
変換効率も好ましいものではなかった。
【0006】この発明は以上のような従来の問題点を解
消するためになされたもので、無効電流を低減して、溶
接部分の加熱溶融に寄与する溶接電流を増大でき、これ
によりその溶接部表面に多少の絶縁皮膜がある被溶接部
材を溶接する場合、あるいは被溶接部材を何枚か重ね合
わせて溶接する場合であっても、その溶接部分を充分加
熱溶融して、振動に強い強固な溶接を行うことができる
抵抗溶接装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る抵抗溶接
装置は、変圧器の2次コイルを、1次及び2次コイル間
の静電容量により変圧器の誘導リアクタンス成分が相殺
されるよう、鉄芯の回りに周回路を形成する銅板を複数
枚重合わせて構成し、該変圧器により出力電圧の発生と
同時に急峻に立ち上がる溶接電流を一対の溶接電極に印
加するようにしたものである。
【0008】この発明に係る抵抗溶接装置は、上記一対
の溶接電極を、上記溶接電流と同期して変化する加圧力
により加圧する、あるいは該加圧力に一定加圧力を重畳
した加圧力により加圧するようにしたものである。
【0009】またこの発明は、上記抵抗溶接装置におい
て、上記溶接電極として、近接して配置された2組の上
下一対の溶接電極を備えるとともに、各組の溶接電極に
対してそれぞれ上記変圧器を備え、各組の上下の溶接電
極とこれらに対応する変圧器の2次コイルとを、隣接す
る上側及び下側の溶接電極同士間でそれぞれ上側及び下
側の被溶接部材を介して電流が流れるよう結線したもの
である。
【0010】またこの発明は、上記抵抗溶接装置におい
て、変圧器の入力側に、3相交流の供給を各相ごとに点
弧制御する位相制御回路を設け、該変圧器はその単相鉄
芯の1次側に3つの1次コイルを、2次側に単相コイル
を巻回し、上記3つの1次コイルをそれぞれ該位相制御
回路を介して3相交流電源の各相に接続した構成とし、
上記位相制御回路により3相交流電源の各相を位相制御
して上記2次コイルに単相交流を出力するようにしたも
のである。
【0011】
【作用】この発明においては、変圧器の2次コイルを、
1次コイルと2次コイル間に生ずる静電容量により変圧
器のリアクタンス成分が相殺されるよう銅板を重ね合わ
せて構成したから、変圧器の出力電圧の発生と同時に、
溶接電極に挟持された被溶接部材には立ち上がりの急峻
な大電流が流れることとなり、これによって被溶接部材
の表面に多少の絶縁皮膜があっても、あるいは被溶接部
材が何枚か重ね合わせてあっても、その溶接部分を充分
加熱溶融して、振動に強い強固な溶接を行うことができ
る。
【0012】また、溶接電極の加圧力を溶接電流に同期
させて変化させるようにしたので、被溶接部材の加圧を
効果的に行うことができる。
【0013】またこの発明においては、上記溶接電極と
して、2組の上下一対の溶接電極を近接して配置すると
ともに、各組の溶接電極に対してそれぞれ上記変圧器を
備え、隣接する各組の上側及び下側の溶接電極同士間で
それぞれ上側及び下側の被溶接部材を介して電流が流れ
るようにしたので、被溶接部材間に絶縁性皮膜が介在す
る場合でも、隣接する溶接電極間に流れる電流の発熱作
用により上記絶縁性皮膜を溶融あるいは炭化して上下の
溶接電極間を導通可能な状態にでき、これにより抵抗溶
接を行うことができる。
【0014】さらにこの発明においては、3相交流を位
相制御回路により位相制御して、単相鉄芯の1次側に巻
回した3相の1次コイルに供給し、該鉄芯の2次側に巻
回した2次コイルに単相交流を出力するようにしたので
、3相出力の各相の位相を制御することによって、3倍
周波で鋸歯状波の単相出力と同等な合成波形を得ること
ができ、これによってトランスの2次側に該合成波形よ
りなる単相出力を生じさせることができる。また位相の
制御によって、得られる出力波形をスポット溶接に好適
な波形とすることができる。
【0015】
【実施例】以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるスポット溶接装置
を示す。図において、100はスポット溶接装置で、単
相交流電源101、その出力を変圧する変圧器103及
び上記単相交流電源と変圧器103との間に挿入された
オン・オフスイッチ回路102からなる電源部120と
、上下一対の溶接電極110及び該溶接電極に挟持され
た被溶接部材111からなるスポット溶接部130とか
ら構成されている。上記変圧器103は、薄鉄板の積層
体からなる鉄芯121に4つの2次コイル123と3つ
の1次コイル124を装着したものである。
【0016】以下図1(b) 〜図1(d) を用いて
上記変圧器(以下トランスとも言う。)の構造を詳しく
説明する。図において、121は本トランスの外鉄型鉄
芯、122は該外鉄型鉄芯121の内部にくり抜かれた
2個のコイル収納部、123は該外鉄型鉄芯121のコ
イル収納部122内に収納された、銅板をくり抜いて形
成した2次コイルで、ここでは4枚の銅板(2次コイル
)123を、1次コイルと2次コイル間に生ずる静電容
量により変圧器のリアクタンス成分が相殺されるよう上
下に重ねて中央鉄芯部121aに装着しており、またこ
れら4枚の銅板2次コイル123は並列に接続している
。124は上記2次コイル収納部122内にて該2次コ
イル123間に収納して設けられた1次コイルで、上,
中,下と3つある。そして各1次コイル124は、平角
銅線を、その巻始め124aと巻終わり124bがコイ
ル最外周に位置するよう2段に巻回して形成したもので
あり、3つの1次コイルは直列に接続している。またこ
こでは、外鉄型鉄芯121にはその中央鉄芯部121a
が両側の側部鉄芯部121bの二倍の断面積を有するも
のを用いている。
【0017】またここで、上記2次コイル123には、
図1(d) に示すように銅板をくり抜いて中央孔部1
23aを形成するとともに、これに続いて両端辺部12
3cと123dとの間にスリット部123bを有するよ
うに形成してなる銅板コイルを用いている。なお123
eはコイル接続用のネジ穴である。
【0018】次に作用効果について説明する。まず、図
1(e) に示すように一対の溶接電極110により、
被溶接材料111を圧接挟持し、スイッチ回路102を
オンする。すると交流電源101の交流出力が上記変圧
器103の1次コイル124に印加され、2次コイル1
03には電磁誘導の原理により1次及び2次コイルの巻
き数比に応じた電圧が発生する。これにより2次側の電
圧が上記一対の溶接電極110に印加され、図1(f)
 に示すように溶接電流Iが被溶接部材111に流れ、
その際発生する熱により電極の圧接部分Aが加熱溶融さ
れて接合する。
【0019】このような構成のトランスを用いたスポッ
ト溶接装置では、2次コイルとして銅板を重ねて配置し
て、1次コイルと2次コイルとの間に生ずる静電容量に
より変圧器の誘導リアクタンス成分が相殺されるように
しているため、溶接電流を進相化することができる。つ
まり従来は図2に示すように溶接電流I2 の位相は、
変圧器の誘導リアクタンス成分のために出力電圧V0に
対し遅れており、また立ち上がりが緩慢であったのに対
し、本実施例では溶接電流I1 は変圧器の出力電圧V
0 の発生と同時に急峻に立ち上がり、溶接電極に挟持
された被溶接部材には立ち上がりの急峻な大電流I1 
が流れることとなる。
【0020】また鉄芯121の中央鉄芯部121aは、
その側部鉄芯部121bの二倍の断面積を有しているた
め、中央鉄芯部での磁束が過密とならず、中央鉄芯部と
側部鉄芯部の断面積が同じトランスに比べ、発熱等のエ
ネルギーロスを低減できる。さらに上記鉄芯の接合部は
中央部両側の2箇所B1 ,B2 だけであるため、1
次側の投入電流に対する2次側の出力電力の出力割合が
高くて性能がよく、接触抵抗が少なくてロスのない変圧
器鉄芯が得られる。
【0021】この結果被溶接部材の溶接部分は効率よく
充分加熱溶融され、振動に強い強固なスポット溶接がで
きる。具体的には被溶接部材の溶接面に油や埃が付着し
ていても、溶接面が多少荒れていても問題なく溶接でき
、従来溶接の前処理として行っていたアルミ板の酸洗い
等の作業を省略できる。またアルミ板の溶接面に、水分
の浸入を防ぐシーラや接着剤を塗布した状態でも、これ
が完全に乾燥するまえであれば、多少の電流が流れ、そ
の発熱作用により接着剤等が溶融あるいは炭化され、溶
接電流が流れることとなるので、スポット溶接可能であ
る。
【0022】すなわち、従来はアルミの場合、油や埃等
の付着したものはそのままスポット溶接できなかったた
め、通常油を洗浄し、水洗いし、乾燥して2時間以内に
溶接するようにしており、また航空機等に用いられる、
特に信頼性の要求される大事な部材では、1時間以内に
溶接するようにしていたのに対し、本発明では、被溶接
部材の表面に油や埃が付着していても、また水密のため
のシーラ材が塗布されていても、あるいは接着剤が全面
塗布されていても、これらが乾燥する前であれば、その
ままスポット溶接できる。
【0023】さらに厚みの異なるアルミ板のスポット溶
接では、通常は厚板と薄板の厚みが3対1程度が限度で
あるのに対し、本実施例では0.1mmの薄いアルミ箔
をこれより100倍も厚い10mmの厚いアルミ板とス
ポット溶接することもできる。厚みが異なる場合の溶接
例としては、例えば図3(a) に示すように骨部材1
11cとアルミ板111dとを溶接するような場合であ
り、もちろんこれらの部材の間に接着剤111eが介在
していてもこれが乾燥する前であれば、問題ない。また
他の例として図3(b) はI型鋼材111fの上面と
下面に同時にアルミ板111dをスポット溶接する場合
を示している。 なお110aは変圧器の2次コイル123の中点に接続
され、スポット溶接電流を効率よく流すための補助銅電
極である。さらに他の例として図3(c) には、I型
鋼材の中央縦辺の両側に上記補助銅電極110aを配置
したものを示している。
【0024】またさらにアルミ箔やチタン箔では20枚
重ねのスポット溶接も可能であり、また銅合金,白金、
金,銀等の非鉄金属についてもこのような重合わせ溶接
が可能である。
【0025】また接着剤やシーラ材等が乾燥した場合は
、2組の上下一対の溶接電極によりスポット溶接する装
置(特公昭52−1379号)を用いれば溶接可能であ
る。 図4はこのスポット溶接装置に上記第1実施例のトラン
スを用いた、本発明の第2の実施例を示し、図において
、110c,110dは第1のトランス103bの2次
コイル123に接続された第1の一対の溶接電極、11
0f,110gは第2のトランス103aの2次コイル
123に接続された第2の一対の溶接電極で、これら2
組の溶接電極により、その間に乾燥した絶縁皮膜が介在
する被溶接部材111g,111hを重合わせ溶接する
ようにしている。ここで上記第1,第2のトランスはそ
れぞれ上述した図1のトランスと同一構成のものであり
、各トランスの1次コイル124は上記実施例と同様、
スイッチ回路(図示せず)を介して単相交流電源に接続
されている。
【0026】この装置による溶接では、まず、隣接電極
111cと111e、111dと111f間に横方向に
電流IP が流れて、その発熱作用により絶縁皮膜11
1gが溶融あるいは炭化される。これによって上下一対
の溶接電極111cと111d、111eと111f間
に溶接電流が流れスポット溶接が行われる。このように
して被溶接部材間に絶縁皮膜等があってもスポット溶接
をすることができる。
【0027】また、この装置では、図5に示すように重
合わせたアルミ板111間に乾燥した接着剤111a等
がある場合でも、3枚重ね程度までは問題なく溶接でき
る。図5(a) は溶接前、図5(b) は溶接後の被
溶接部材の断面の状態を示している。
【0028】さらに図6に示すようにアルミ板の4枚重
ね以上で各板間に絶縁皮膜がある場合は、中央の絶縁皮
膜110bが炭化して導通を起こすまで時間調整が必要
となるが、重合わせ溶接は可能であり、絶縁皮膜が油等
である場合は10枚位の多層重スポット溶接ができる。 なお図6(a) は溶接前、図6(b) は溶接後の被
溶接部材の断面の状態を示している。
【0029】以下にこのようなスポット溶接の具体的な
用途の例を示す。図18(a) 〜(c)はそれぞれ航
空機や自動車等に用いられる例えばアルミ製の気密ある
いは水密容器の例を示す。図18(a) に示すもので
は、一対の断面凹状容器711,712のフランジ部分
711a,712aにシール剤あるいは接着剤(図示せ
ず)を塗布して、これらを重合わせ、両フランジ部をス
ポット溶接している。また図18(b) ,(c) に
示す形状の密封容器では、容器本体720とその蓋部材
721とを、これらの間にシーラ材等(図示せず)を挟
んでスポット溶接し、密封口金722を蓋部材721の
開口部分にシーラ材(図示せず)を介してスポット溶接
している。従来はこれらの容器をシーム溶接やアルゴン
溶接等により接合部分全域を溶接していたため、高度の
技術を必要とし、また熱歪みが必ず発生し、歪み取りの
名人芸が必要であり、また少しでも溶接不良があると洩
れが発生するという問題もあったが、本スポット溶接装
置を用いれば、上述のようにシール材等を塗布した状態
でスポット溶接することができ、このため高度の技術を
必要とすることなく、機械強度が高く、気密性にすぐれ
た溶接を行うことができ、製造のコストダウンを図るこ
とができる。
【0030】また図19は本スポット溶接装置を用いて
製作したステンレス製の流し台を示し、図中730は流
し台で、これは天板731の開口部731aに断面凹状
の容器732を取付けたものである。この天板開口部7
31aのフランジ部731bと上記容器732の上端部
732aとをシール材等を介してスポット溶接している
。この場合も図18に示す容器の場合と同様な効果があ
る。
【0031】また図20は他の容器の例を示し、図20
(a) のものでは、断面略凹形状の容器本体740の
上端部とカバー部材741との間及び上記容器本体74
0の下部のニップル部740aとパイプ部材742との
間を、シール材(図示せず)を介してスポット溶接して
いる。また図20(b) のものでは、容器本体の側面
に形成した開口部740bにパイプ部材743の一端を
シール材(図示せず)を介してスポット溶接している。
【0032】さらに図21(a) 〜図21(d) は
断熱構造を有する浴槽を示しており、図において750
は浴槽で、751は浴槽本体を構成する、断面略凹形状
で外形長方形のベース部材であり、その側壁外面には、
該側壁との間に断熱空間Sができるようその中央部分が
外側に膨らんだカバー部材752が取付けられており、
また上記浴槽本体751の底面にも、該底面との間に断
熱空間Sができるよう底部カバー部材753が取付けら
れている。そして該底部カバー部材753と浴槽本体7
51の底面との間には、浴槽にかかる荷重を支持するた
めの波板状の補強部材754が配設されている。なお、
755は波板状補強部材754と底部カバー部材753
とを接合するネジ部材、756は浴槽本体底部の排水口
751aに取付けられた排水口金である。
【0033】そしてこの浴槽では、特にカバー部材75
2,753や排水口金756と浴槽本体751との接合
部分には、シール材を塗布した状態でスポット溶接が施
されており、シーム溶接やアルゴン溶接によるシール効
果をスポット溶接を用いて実現している。図21(a)
 の平面図は、上記補強部材754のスポット溶接部位
を黒丸、ネジ部材の締めつけ部位を白丸で示している。 また溶接時、熱があまり出ないスポット溶接を用いてい
るため、上記断熱空間Sに断熱材を充填して断熱効果を
向上することも簡単にでき、また溶接焼けによる変色が
なく、熱歪みもなく、製作コストが安く、断熱性,機械
強度,外観性等に優れたものを得ることができる。なお
ここでは浴槽を示しているが、これは工業用,産業用の
温湯容器、瞬間湯沸器、太陽熱利用の温水タンク等でも
同様のことが言える。
【0034】さらにまた、本スポット溶接装置は、航空
機を構成部材であるアルミ板部材の接合にも利用できる
。即ち従来、航空機の事故が多いのは、鋲カシメの穴か
らひび割れが発生して事故となるのが殆どのケースであ
り、近年航空機の大型化に伴い振動パワーも増大してい
るので、鋲穴により大きな無理がかかり、金属疲労を起
こしやすくなってきているが、本発明のスポット溶接で
は、スポット溶接部は充分溶融され強固に接合されるた
め、信頼性が高く、従来行われていた鋲カシメに代えて
部材の接合に用いることができ、鋲カシメ等の手間のか
かる作業を不要とできるだけでなく、鋲カシメで問題と
なっていた鋲穴の金属疲労による事故を回避することが
できる。またこのような本発明のスポット溶接装置は、
アルミ板が採用されるであろう今後の自動車の製造にお
いても広く利用することができる。
【0035】図7はこの発明の第3の実施例によるスポ
ット溶接装置に用いたトランスを示し、これは内鉄型鉄
芯を用いたものである。図7(a) は従来の内鉄型ト
ランスを示し、これに対し図7(b) は本発明の実施
例によるスポット溶接装置の内鉄型のトランスを示す。 図において201は一対のカットコア201aを相対向
させ突き合わせてなる鉄芯、203は上記第1の実施例
と同じように銅板をくり抜いて形成した2次コイルであ
り、この実施例では、2次コイル203を3枚づつこれ
らを重合わせて上記鉄芯201の左右の脚部211に装
着しており、これによって1次及び2次コイル間の静電
容量により変圧器の誘導リアクタンス成分を相殺してい
る。204は上記上下の2次コイル203間に装着され
た3つの1次コイルで、上記第1実施例と同様、平角銅
線をその巻始め204aと巻終わり204bがコイル最
外周に位置するよう2段に巻回して形成したものである
。また上記2次コイル203は4枚を並列に、1次コイ
ル204は3枚を直列に接続している。
【0036】このように内鉄型のトランスを用いたスポ
ット溶接装置においても、上記実施例と同様、進相コン
デンサの効力が出て、出力電圧の発生と同時に急峻に立
ち上がる鋸歯状波の溶接電流が得られ、大電流による強
固なスポット溶接ができる。
【0037】なお、1次コイルは図7(d) のような
2段巻である必要はなく、これは1段巻のものを直列と
してもよい。
【0038】次に本発明の第4の実施例として、上記第
1の実施例において、溶接電極の加圧方法を改良したス
ポット溶接装置について説明する。図8は本発明の第4
の実施例によるスポット溶接装置を示し、図において、
図1と同一符号は同一のものを示し、303は上記スイ
ッチ回路102に接続された変圧器で、ここでは変圧器
の鉄芯には第1の2次コイル123に加えて第2の2次
コイル301が巻回されている。また、321は該第2
の2次コイル301にそのソレノイドコイル321aが
接続されたソレノイド、321bは該ソレノイド321
の摺動ロッド、322は該摺動ロッド321bの上下動
によって支点323を中心に下上動せられる部材である
【0039】次に動作について説明する。従来、スポッ
ト溶接においては、シリンダによる空圧または油圧によ
り溶接電極の加圧を行って、例えば図9(b)のような
溶接電流I0 に対し、図9(a) の一点鎖線Pc1
で示すエアー加圧(加圧力P1 )を行うことにより実
際の溶接電流I1 を得ていた。しかるにこれは実際の
溶接電流波形I1 の零点やその近傍の電流小なる領域
でも大なる加圧力P1 がかかり、非常に無駄であった
。即ち、スポット溶接の加圧においては、スポット溶接
電流Iが正弦波形I1 である場合は、これが最大Im
 となるとき(t=tm )に加圧力PがP1 であれ
ば良好な溶接を行うことができ、スポット溶接電流Iが
0のときは加圧力Pも0でよく、理想的には点線のよう
な加圧波形Ps が得られればよい。
【0040】このようなことから、本実施例では第2の
2次コイル301を用いて第1の2次コイル123によ
る溶接電流I1 と同じ波形Ps により加圧するよう
にしており、パワーのロスがなく効率的である。また、
スポット溶接においては加圧があると逆に熱が出にくい
もので、溶接熱I2 Rは加圧力が大のところでは小と
なるが、本実施例では加圧力は通常(溶接時以外)は小
であるので発熱が増大し、良好なスポット溶接が得られ
る。 そしてこれにより、従来不可能であったAl,銅,チタ
ン等のスポット溶接も可能となった。例えば従来3mm
厚のAlをスポット溶接するには100KVAが必要で
あったが、本発明では50KVAでこれが可能となった
【0041】ところがこのように、スポット溶接電流の
印加と同時にこれと同期した電極加圧を行う溶接では、
スポット溶接電流I1 と加圧波形Ps とが完全に同
期しているときはよいが、両者の同期がずれたとき、電
流が小さくとも加圧力が零では抵抗が大きくなるので、
スパークの発生により被溶接材や電極に穴があくことも
ある。このため、本実施例では、さらに空圧又は油圧に
よる一定加圧Pc0(加圧力P0 ) を与え、この一
定加圧Pc0に、上記溶接電流I1 と同期した加圧P
s が重畳した振動加圧が得られるようにしており、こ
れによって上記被溶接物や電極の破損の恐れをなくして
いる。
【0042】このように本実施例では、上記第1の実施
例の効果に加えて、被溶接部材の加圧を効果的に行うこ
とができる効果がある。
【0043】なお、この第4の実施例ではスポット溶接
電流の波形が正弦波形である場合について説明したが、
これは鋸波形でもよく、この場合もこの実施例と同様の
ことが言える。また上述のような加圧方式はスポット溶
接装置に限るものではなく、例えば電流で加熱成形する
鍛造機にも適用可能である。
【0044】また、上記スポット溶接と同様抵抗溶接の
一種である棒状体の付き合わせ溶接法、すなわち図10
に示すように、棒状の被溶接部材620を、電極を兼ね
た一対の保持具610a,610bにより保持し(図1
0(a) )、端面を接触させ(図10(b) )、こ
の状態で保持具へ溶接電圧と加圧力を印加して溶接する
(図10(c) ,図10(d) )方法では、上記実
施例のように、溶接電圧の発生と同時に急峻に立ち上が
る鋸歯状波の溶接電流を上記一対の保持具610a,6
10bに印加するとともに、該溶接電流と同期した振動
加圧を該保持具に加えることにより、6倍の溶接効果,
つまり従来の6倍の太さの被溶接部材の溶接が可能とな
った。なお図10(e) は被溶接部材の溶接後これを
仕上げ加工をしたものを示している。
【0045】また、図11はその他の突き合わせ溶接の
例としてアルミパイプ等のT字突き合わせ溶接を示して
おり、図11(a) に示すように一方のパイプ701
の中間部分に他方のハイプ702の先端を当接させ、こ
の状態でこれらのパイプに上記溶接電流とともに、これ
と同期した振動加圧を印加すると、図11(b) に示
すようにT字突き合わせ溶接が行われる。そして溶接完
了時には最初点接触であった両パイプは一方のパイプ7
01が他方のパイプ702にめり込んだ形となり、その
接触部分703は図に示すように面接触となる。
【0046】この場合アルミ等の非鉄金属は良導体で、
抵抗が小さく、熱伝導がよいので、非常に短時間に大電
流が必要であり、電流の波形は、パルス的か瞬間に立ち
上がるような曲線が要求される。つまり非常に大きく瞬
間的な溶接電流が必要となるが、この大きな溶接電流を
溶接初期に印加すると、スパークが発生し、溶接部材7
01,702の接触部分が飛散するので、溶接電流は図
13に示すように最初は小さなパルス波形とし、次第に
パルスを大きくしていく。またパイプの材質としては、
チタン、ステンレス、亜鉛メッキ鋼管、銅メッキ鉄パイ
プ、塗装皮膜付またはメッキ皮膜付金属パイプ等が挙げ
られ、いずれであっても、立ち上がりのよいパルスが要
求される。
【0047】また図12は2つのパイプを交差させて突
き合わせ溶接する場合を示しており、図12(a) は
溶接前、図12(b) は溶接後の状態を示している。 この場合も溶接電流の波形や大きさ等の条件は上記T字
の突き合わせ溶接と同様である。
【0048】図14は本発明の第5の実施例の説明図で
あり、ここでは3相整流式溶接機の構成を示している。 図14(a) において、412はその入力端子401
〜403に3相電源が接続された3相電源のオン・オフ
スイッチ回路で、その出力側に3相変圧器413が接続
されている。この変圧器413は、デルタ結線の3相1
次コイル413aとスター結線の3相2次コイル413
bを有している。この変圧器413の2次側の各相出力
には、3つのダイオード414a〜414cのアノード
がそれぞれ接続されており、これらのダイオードにより
整流回路414が構成されている。そして上記各ダイオ
ード414a〜414cのカソード側は一対の溶接電極
410の一方に共通接続されている。また他方の溶接電
極410は、上記3相2次コイル413bのニュートラ
ル点Nに接続されている。
【0049】次に上記変圧器の構造について詳述する。 図14(b) はこの第5実施例に用いている3相トラ
ンスを示し、図において、413はトランス(変圧器)
、473a,473bは3脚のつぎ目なし鉄芯413a
の第1脚(紙面左側の脚)に交互に積ねて巻回した1次
及び2次コイルで、該各コイルには、図14(c) に
示すように銅板をくり抜いて中央孔部472aを形成す
るとともに、これに続いて両端辺部472cと472d
との間にスリット部472bを有するように形成してな
る銅板コイル472を用いている。なお472eは結線
用孔である。
【0050】また475a,475bは3相トランスの
第2脚(中央脚)に上下に重ね合わせて巻回した1次,
2次コイルであり、銅板コイル474(図14(d) 
)を巻いたものである。477a,477bは上記47
3a,473bと同様、銅板を繰りぬいて形成したコイ
ル476(図14(e) )からなり、上下に重ね合わ
せて3相トランスの第3の脚(紙面右側の脚)に上下に
重ね合わせて巻回した1次コイル及び2次コイルである
。ここで、474a〜474e,476a〜476eは
、上記銅板コイル472の各部472a〜472eと同
一の部分である。そしてこの実施例においては、上述の
ように鉄芯の各脚の1次及び2次コイル銅板を互いに重
ねて配置することにより1次及び2次コイル間の静電容
量を増大して、変圧器のリアクタンス成分を相殺してい
る。
【0051】この実施例においても上記第1の実施例と
同様、溶接電極には、変圧器の出力電圧の立ち上がりと
同時に、急峻な大電流を印加することができ、上述のよ
うに従来不可能であったスポット溶接が可能となる効果
がある。
【0052】なお、上記実施例ではトランスは継ぎ目無
し鉄芯としたが、トランスの鉄芯には図14(f) に
示すように、薄鉄板の中央2箇所をくり抜き、そのくり
抜き部461a,461bの内面辺部461c,461
dに沿って、薄鉄板461の上辺部を切断するスリット
部462a,462bを形成してなる薄鉄芯板461を
用いてもよく、この場合該薄鉄芯板461のみで鉄芯を
構成でき、製造が極めて容易になる。
【0053】またトランス413の鉄芯413aの中央
の脚を両側の脚の2倍の断面積に設定することにより、
トランスの効率を改善できるが、この場合は図14(g
) に示すような、銅板コイル474に比べて中央孔部
478aの広い銅板コイル478を用いる。このコイル
の各部分478b〜478eは上記銅板コイル474の
各部分474b〜474eと同一である。
【0054】また、上記実施例では、スポット溶接装置
の電源として、通常の単相交流電源や3相交流電源を用
いており、電源部の出力が正弦波である場合について説
明したが、電源部の出力は鋸歯状波であってもよく、こ
の場合さらに効率アップを図ることができる。
【0055】次に本発明の第6の実施例として、このよ
うな鋸歯状単相出力の電源装置を用いたスポット溶接装
置について説明する。図15(a) は、本件出願人が
すでに出願した電源装置(特願平2−150585号)
を用いたスポット溶接装置を示し、図において、501
は3相交流電源、504は3相交流電源の供給を各相の
120度〜180度の範囲のみ行うよう制御する位相制
御回路、503は1次側に3つの1次コイル505,5
06,507を、2次側に1つの2次コイル508を巻
回した薄板の積層体からなる鉄芯を有する変圧器、51
2はアース、500は上記位相制御回路504及び変圧
器509からなる電源装置である。また上記位相制御回
路504において、図中520a,520b,520c
はサイリスタ、521は3相交流の各層の正弦波の零ク
ロス点を検出する零クロス点検出器、522a,522
b,522cは該零クロス点検出器521の出力を受け
、各層のサイリスタ520a,520b,520cの点
弧角を調整する位相調整器である。
【0056】また上記変圧器503は、図15(d) 
に示すように第1実施例と同様、4つの2次コイル50
8と3つの1次コイル524a〜524cを、1次と2
次との間に生ずる生ずる静電容量により変圧器のリアク
タンス成分が相殺されるよう上下に重ねて中央鉄芯部1
21aに装着した構造となっているが、ここでは2次コ
イル508を全て並列に接続して、その両端を一対のス
ポット溶接電極110に接続し、また各1次コイル52
4a〜524cの一端を上記各サイリスタ520a〜5
20cに接続し、他端はすべてアースしている。また上
記1次コイル及び2次コイルには上記各実施例と同様そ
れぞれ平角銅線の2段巻コイル、銅板コイルを用いてい
る。
【0057】次に動作について説明する。3相交流電源
501より変圧器500の3相コイル505〜507へ
の通電は、位相制御器504によって制御され図15(
b) に示すように第1,第2,第3のコイル505,
506,507にそれぞれ各層の交流正弦波X,Y,Z
の位相角120度〜180度の範囲(Xについてはcと
f、Yについてはbとe、Zについてはaとd)におい
てのみ、各コイルに通電が行われ、それ以外の時間は各
コイルは開放状態である。
【0058】このようにして3相の第1,第2,第3の
コイル505,506,507に順次通電が繰り返され
ると、鉄芯内には図15(c) のように3倍周波の垂
下特性を持った磁束が誘導され、これにより2次コイル
508には同じく図15(c) に示すような鋸歯状波
の3倍周波の電流が誘導されることとなる。
【0059】そして、この鋸歯状の3倍周波の電流が溶
接部130の両溶接電極110に印加され、該両溶接電
極110に挟まれた溶接部材111の該当部分に電流が
ながれて該部分が溶融し、スポット溶接が行われる。こ
の際、上記第5実施例の効果とともに、以下に述べる効
果が得られる。
【0060】■  一般にスポット溶接は、大容量の電
流が必要で、従来の単相交流を用いる方法では3相不平
衡の問題が生ずるが、本実施例では3相を単相に変換し
ているので、3相不平衡の問題は生じない。また、単相
出力は図15(c) に示すように3倍周波で鋸歯状波
となっているので、極めて良質の溶接ができる。特に非
鉄金属であるAl,Cu,Bs等の溶接を良好にでき、
少々の絶縁皮膜があってもスポット溶接が可能となる。
【0061】■  本発明で用いる電源で得られる周波
数は3倍となるので変圧器が小型となり、重量が従来の
1/3で済み、大変小型軽量となる。またトランスの構
造が簡単で小型軽量となるので、製造コストも大幅に低
減できる。
【0062】■  1相の交流正弦波形の点弧角を12
0度を中心に前後に適当に調整することにより、スポッ
ト溶接の強さを大きく調整することができる。
【0063】■  コンピュータによる自動制御を行う
ことによって従来の商用周波数より微細な調整が可能と
なり、大きな溶接安定性を得ることができる。なお、溶
接電流の波形は、上記のものに限らず、上記位相制御回
路の調整により、例えば図16(a) 〜図16(c)
 に示すような波形の溶接電流を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明に係る抵抗溶接装置
によれば、変圧器の2次コイルを、1次と2次コイル間
での静電容量により変圧器のリアクタンス成分が相殺さ
れるよう銅板を重ね合わせて構成したので、変圧器の出
力電圧の発生と同時に、溶接電極に挟持された被溶接部
材には立ち上がりの急峻な大電流が流れることとなり、
これによって被溶接部材の表面に多少の凸凹があっても
、あるいは被溶接部材が何枚か重ね合わせてあっても、
その溶接部分を充分加熱溶融して、振動に強い強固な溶
接を行うことができる効果がある。
【0065】また、溶接電極を溶接電流に同期して加圧
するようにしたので、被溶接部材の加圧を効果的に行う
ことができる効果がある。
【0066】またこの発明によれば、上記溶接電極とし
て、2組の上下一対の溶接電極を近接して配置するとと
もに、各組の溶接電極に対してそれぞれ上記変圧器を備
え、隣接する各組の上側及び下側の溶接電極同士間でそ
れぞれ上側及び下側の被溶接部材を介して電流が流れる
ようにしたので、被溶接部材間に絶縁性皮膜が介在する
場合でも、隣接する溶接電極間に流れる電流の発熱作用
により上記絶縁性皮膜を溶融あるいは炭化して上下の溶
接電極間を導通可能な状態にでき、これにより抵抗溶接
を行うことができる効果がある。
【0067】またこの発明によれば、3相交流を位相制
御回路により位相制御して、単相鉄芯の1次側に巻回し
た3相の1次コイルに供給し、該鉄芯の2次側に巻回し
た2次コイルに単相交流を出力するようにしたので、3
倍周波で鋸歯状波の単相出力と同等な合成波形を得るこ
とができ、これによってトランスの2次側に該合成波形
よりなる単相出力を生じさせることができる。また位相
の制御によって得られる出力波形をスポット溶接に好適
な波形とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるスポット溶接装置を
示す図である。
【図2】上記スポット溶接装置の溶接電極に印加される
変圧器の出力電圧と出力電流との関係を示す図である。
【図3】厚みの異なる部材を溶接する例を示す図である
【図4】本発明の第2の実施例によるスポット溶接装置
を説明するための図である。
【図5】絶縁皮膜を有するアルミ板の3枚重合わせ溶接
法を示す図である。
【図6】絶縁皮膜を有するアルミ板の4枚重ね合わせ溶
接法を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例によるスポット溶接装置
の内鉄型変圧器の構造を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施例によるスポット溶接装置
を説明するための図である。
【図9】上記スポット溶接装置における溶接電流と溶接
電極の加圧力との関係を示す図である。
【図10】突き合わせ溶接を説明するための図である。
【図11】アルミパイプのT字突き合わせ溶接法を示す
図である。
【図12】アルミパイプを交差させて溶接する方法を示
す図である。
【図13】上記図11及び図12に示す溶接方法で要求
される溶接電流の波形を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施例によるスポット溶接装
置を説明するための図である。
【図15】本発明の第6の実施例によるスポット溶接装
置を説明するための図である。
【図16】上記第6実施例において発生することができ
る溶接電流の波形の例を示す図である。
【図17】従来の接合アルミ板における問題点の説明図
である。
【図18】航空機や自動車等に用いられる例えばアルミ
製の気密あるいは水密容器の例を示す図である。
【図19】本スポット溶接装置を用いて製作したステン
レス製の流し台を示す図である。。
【図20】本スポット溶接装置を用いて製作した他の容
器の例を示す図である。
【図21】本スポット溶接装置を用いて製作した断熱構
造を有する浴槽を示す図である。
【符号の説明】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  交流入力を入力とし、溶接用電圧,電
    流を出力する変圧器と、該変圧器の出力が印加され、被
    溶接部材を圧接挟持して抵抗溶接を行う一対の溶接電極
    とを備え、非鉄金属材料の抵抗溶接を行う抵抗溶接装置
    であって、上記変圧器は、1次及び2次コイル間の静電
    容量により変圧器の誘導リアクタンス成分が相殺される
    よう、鉄芯の回りに周回路を形成する銅板を複数枚重合
    わせて構成された2次コイルを有し、出力電圧の発生と
    同時に急峻に立ち上がる溶接電流を上記溶接電極に供給
    するものであることを特徴とする抵抗溶接装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の抵抗溶接装置において
    、上記2次コイルは、銅板を周回路を形成するようくり
    抜いて形成し、かつその周回路の一部を切断して外鉄型
    鉄芯あるいは内鉄型鉄芯に装着可能としたものであり、
    上記1次コイルは、外鉄型あるいは内鉄型鉄芯の空間部
    に上記銅板よりなる2次コイル間に該2次コイルの銅板
    面と平行な面内に位置するよう巻回したものであること
    を特徴とする抵抗溶接装置。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の抵抗溶接装置において
    、上記変圧器は内鉄型であり、上記1次コイルは対向す
    る一対のカットコアからなる巻型鉄芯に所定の平面内で
    巻回してなるものであり、2次コイルは上記巻型鉄芯に
    上記1次コイルと平行な面内で装着してなる2次銅板か
    らなることを特徴とする請求項2記載の抵抗溶接装置。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の抵抗溶接装置において
    、上記一対の溶接電極間の加圧を、上記溶接電流と同期
    して変化する加圧力としたことを特徴とする抵抗溶接装
    置。
  5. 【請求項5】  請求項4記載の抵抗溶接装置において
    、上記一対の溶接電極間の加圧を、一定加圧力、上記溶
    接電流と同期して変化する加圧を重畳した振動加圧力と
    したことを特徴とする抵抗溶接装置。
  6. 【請求項6】  請求項1記載の抵抗溶接装置において
    、上記溶接電極として、近接して配置された2組の上下
    一対の溶接電極を備えるとともに、各組の溶接電極に対
    応してそれぞれ上記変圧器を備え、各組の上下一対の溶
    接電極と、これらに対応する変圧器の2次コイルとを、
    隣接する上側及び下側の溶接電極同士間でそれぞれ上側
    及び下側の被溶接部材を介して電流が流れるよう結線し
    たことを特徴とする抵抗溶接装置。
  7. 【請求項7】  請求項1記載の抵抗溶接装置において
    、3相交流電源の供給を各相ごとに点弧制御する位相制
    御回路を備え、上記変圧器は、1次側に3相の1次コイ
    ルを、2次側に単相の2次コイルを巻回した単相鉄芯を
    有し、該変圧器の上記3相の1次コイルは上記位相制御
    回路を介して3相交流電源の各相に接続され、上記位相
    制御回路は3相交流電源の各相を位相制御して上記2次
    コイルに単相交流を出力するものであることを特徴とす
    る抵抗溶接装置。
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