JPH04309583A - 粘着シート - Google Patents

粘着シート

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JPH04309583A
JPH04309583A JP3099380A JP9938091A JPH04309583A JP H04309583 A JPH04309583 A JP H04309583A JP 3099380 A JP3099380 A JP 3099380A JP 9938091 A JP9938091 A JP 9938091A JP H04309583 A JPH04309583 A JP H04309583A
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resin
film
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Yasuo Nakai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被着体に貼着後、一定温
度を加えることにより粘着力が変化する粘着シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、汎用の粘着剤(アクリル系、
ゴム系等)を基材シート表面に塗工してなる粘着シート
が知られており、一度貼着した後、必要に応じて剥離可
能なことから、特に一時的な接着(仮止め用)や簡易的
な接着等の種々の用途に用いられている。近年、粘着シ
ートが工業的に製造、組立等の工程用として用いられて
おり、このような工程用粘着シートとして例えば、半導
体製造工程においてシリコンウエハーをチップに切り離
したり研磨を行ったりする際に、該ウエハーを一時的に
固定するために使用するダイシングテープ、塗装時に非
塗装部分をマスクするためのマスキングテープ、使用時
まで表面を保護するためのプロテクトフィルム等が知ら
れている。これらの粘着シートは使用時に被着体に貼着
し十分な接着力を持ち、使用後は剥離が容易(低剥離力
)であることが要求されているために、従来の汎用粘着
剤からなる粘着シートではこのような要求に応じられな
いため、粘着力が変化するように改良した粘着シートが
提案されている。上記の剥離力の変化する粘着シートと
して、1)プラスチックフィルム等からなる基材層と汎
用粘着剤層との間にアニオン系界面活性剤を含有するエ
チレン系共重合体からなる中間層を形成して粘着シート
を形成し、被着体に貼着後剥離する際に、約70℃以上
に加熱することにより界面活性剤が粘着剤層に拡散し、
剥離シートの粘着力を低下させて剥離を容易にするもの
(特公平1−31798)。2)基材シート表面に、汎
用のアクリル系粘着剤とウレタンアクリレート等の電離
放射線硬化型樹脂とを混合してなるブレンド系の樹脂を
塗工して粘着剤層を形成し、被着体に貼着後剥離する際
に、粘着剤層に紫外線等の電離放射線を照射することで
粘着剤層の電離放射線硬化型樹脂を架橋させ、粘着剤層
を三次元網状構造化して粘着力を低下せしめたもの(例
えば、特開昭60−196956、特開昭61−285
72等)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記1
)の界面活性剤を使用した粘着シートは、剥離時に加熱
する際、界面活性剤が中間層から粘着剤層へ移行するの
に時間がかかり、粘着剤の種類、塗工厚等により加熱条
件が異なり、更に剥離後の被着体の表面に界面活性剤が
付着して被着体を汚染してしまうといった問題点があっ
た。また、2)の電離放射線の照射により粘着剤層を3
次元網状構造化させた粘着シートは、電離放射線の照射
後の粘着剤層の3次元化の状態が一定にならず、粘着力
の変化にバラツキが大きいことや、被着体に貼付して剥
離するまでの間に紫外線等に晒される場所には使用不可
能であるといった問題があり、更に、使用前の粘着シー
ト自体を紫外線等の電離放射線があたらない場所に保存
する必要があり、保管場所や条件等で制約が多く、シー
ト自体も高価であると言う問題点があった。また上記1
)、2)の従来の粘着シートは粘着力の変化が、接着初
期には強く接着していたものが、剥離時に何らかの処理
により弱くなるといったものであり、その逆に初めに弱
い粘着力が簡単な処理を施しただけで後に粘着が強くな
り、保存性が良好な粘着シートは出来なかった。本発明
は、上記従来技術の欠点を解決しようとするものであり
、被着体に貼着後簡単な操作で粘着力が変化して、剥離
が容易となり、且つ保存や使用が容易な粘着シートを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明粘着シートは、形
状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂フィルムと粘着剤層が
積層されているものである。又、本発明粘着シートは、
形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂フィルムと粘着剤層
が積層されている粘着シートにおいて、形状記憶樹脂フ
ィルム側に基材シートが積層されているものでもある。
【0005】
【実施例】以下、本発明を図面に基づき詳細に説明する
。図面は本発明の1実施例を示し、図1は本発明粘着シ
ートの1例を示し、図2は本発明粘着シートの他の例を
示す。図1に示すように本発明粘着シート1は少なくと
も形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂フィルム2と粘着
剤層3からなる構成を有する。また、本発明粘着シート
は図2に示すように、形状記憶樹脂フィルム2側に基材
シート4を積層した構成でもよい。本発明の粘着シート
1は図1、図2に示すように粘着剤層3の下層に形状記
憶樹脂からなる層を有することに大きな特徴がある。
【0006】本発明でいう形状記憶樹脂とは一般に、樹
脂の流動性を防止し、1次賦形された形状を固定する固
定相と、温度変化に伴い軟化と硬化を繰り返し、2次賦
形された形状を固定する可逆相との、二相構造から成っ
ている。上記樹脂の形状記憶現象は以下に述べるような
工程で起こる。 (1)1次賦形の固定 形状記憶樹脂を固定相・可逆相共に軟化状態となる溶融
温度以上で溶融し、1次賦形を施した後、上記両相が共
に硬化状態となるまで冷却する。 (2)2次賦形の固定 可逆相のみが軟化状態となる形状変形温度以上、溶融温
度以下の温度まで昇温して2次賦形をした後、再び上記
両相が共に硬化状態となるまで冷却する。 (3)形状記憶回復 再び可逆相のみが軟化状態となる形状変形温度以上、溶
融温度以下の温度まで昇温すると、2次賦形の形状が解
かれ、記憶している1次賦形の形状に回復する。上記の
固定相及び可逆相の内部機構は、形状記憶樹脂の種類に
よって異なり、、固定相の内部機構としては、例えば高
分子鎖間の絡み合い、化学的架橋、結晶の形成・融解、
相構造の形成・融解等が挙げられ、可逆相の内部機構と
しては例えばガラス転移による鎖運動の凍結、結晶の形
成・融解、相構造の形成・融解等が挙げられる。
【0007】このような性質を有する形状記憶樹脂とし
て具体的には、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリウ
レタン、ポリノルボルネン、トランスポリイソプレン、
ポリオレフィン、含フッ素樹脂、ポリカプロラクトン、
ポリアミド等の樹脂が挙げられる。なかでも下記に示す
ように、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリウレタン
、ポリノルボルネン、トランスポリイソプレン等が好ま
しい樹脂である。
【0008】好ましい形状記憶樹脂として、1)スチレ
ン−ブタジエン共重合系樹脂は、ポリスチレンユニット
と結晶性のポリブタジエンユニットからなるハイブリッ
ドポリマーである。即ちこの樹脂はポリスチレンユニッ
トの高融点結晶部を固定相とした構造を利用して1次賦
型を行い、一方ポリブタジエンユニットの低融点結晶部
を可逆相とした構造を利用して2次賦型と回復が可能で
ある。このような樹脂として例えば市販品の旭化成株式
会社製「アスマー」を用いることができる。また2)ポ
リウレタン系樹脂は、ジイソシアネートとポリオールと
を鎖延長して重合させて得られる熱可塑性ポリウレタン
樹脂のハードセグメントとソフトセグメントの割合をコ
ントロールして得られる−30〜+70℃の範囲のガラ
ス転移点を有しており、ガラス転移点前後の弾性率比を
20〜180の範囲で任意に設定したポリマーである。 この樹脂は、ガラス転移点以上では分子鎖を架橋又は部
分結晶化により分子運動が拘束されゴム弾性を示し、こ
の状態で応力を加え変形させ分子鎖を配向し、それをそ
のままガラス転移温度以下にして配向した分子鎖を固定
し2次賦型の固定化を、再びガラス転移点以上にすると
分子鎖の配向が解かれ元の形状に回復するものである。 このような樹脂として例えば市販品に三菱重工業株式会
社製「MM−2500」「MM−3500」「MM−4
500」「MM−5500」等がある。また、3)トラ
ンスポリイソプレンは、融点が67℃、結晶化度40%
以下の結晶性ポリマーであり且つ硫黄或いはパーオキサ
イド等による架橋が可能な樹脂である。この樹脂は、ポ
リジエン2重結合の架橋により固定相が形成され、結晶
部分により軟化と硬化の可逆相が形成される。このよう
な樹脂として例えば市販品に株式会社クラレ製の「トラ
ンスポリイソプレン(TPI)」がある。また4)ポリ
ノルボルネン系樹脂としてシクロペンタジエン単量体と
エチレンより開環重合して得られる分子量300万程度
のポリマーをベースとしたものがある。この樹脂は、超
高分子量ポリマーの絡まり合いを固定相とし1次賦型を
行い、ポリノルボルネンのガラス転移による鎖運動を利
用して2次賦型と回復が可能な樹脂である。このような
樹脂として例えば市販品に日本ゼオン株式会社製の「N
ORSOREX」がある。
【0009】形状記憶樹脂フィルム2を形成するには、
まず上記の樹脂を溶融して押出し形成したり、もしくは
適当な溶剤中に溶解して被塗工基材表面にキャスティン
グする等の、公知の熱可塑性樹脂フィルムの製膜方法を
使用してシート状に形成する。次いで、溶融温度以上に
上記シートを加熱成型して任意の形状に1次賦型を行っ
た後、このまま固定相及び可逆相が硬化状態となるまで
冷却して1次賦型の形状を固定する。尚、1次賦型はキ
ャスティングの際に被塗工基材の表面を凹凸面、鏡面等
の任意の形状に形成して形状記憶樹脂自体の1次賦型と
シート化を同時に行ってもよい。そして、可逆相のみが
軟化する形状変形温度以上、溶融温度以下にまで加熱し
て、所望の2次賦型を施した後再び冷却して2次賦型の
形状を硬化させて、1次賦形が記憶された形状記憶樹脂
フィルムを得ることができる。尚、1次賦型と2次賦型
の温度は使用する形状記憶樹脂の種類に応じて適宜選定
することができる。形状記憶樹脂は、室温<形状変形温
度(2次賦型温度)<形状回復温度<溶融温度(1次賦
型温度)の関係を有するものが好ましい。
【0010】上記の溶融温度とは樹脂の固定相が溶融状
態になる温度であり、形状変形温度とは、樹脂の軟化と
硬化の可逆相に軟化をおこさせる温度である。具体的に
上記温度の例を挙げると、例えば形状記憶樹脂にスチレ
ン−ブタジエン共重合樹脂を用いた場合、溶融温度は約
120℃で、この温度以上にすると固定相、可逆相とも
に溶融状態となりこの状態で所定形状に成型することが
でき、更に室温にまで冷却することにより、固定相、可
逆相ともに固化して形状を固定することができる(1次
賦型の固定)。また、形状変形温度は60℃〜80℃で
あり、この温度に加熱すると可逆相のみ溶融し(固定相
は溶融しない)この状態で任意の形状に成型した後40
℃以下に冷却すると可逆相が硬化して形状を固定するこ
とができる(2次賦型の固定)。更に記憶形状(1次賦
型の形状)を再現するための回復温度は60〜90℃で
あり、この温度に加熱すると2次賦型時の変形を一時的
に固定している可逆相の結晶部分が溶融して、1次賦型
の形状を記憶回復することができる。
【0011】図3、図4は本発明粘着シートの使用例を
示し、図1に示す粘着シートの剥離シート5を剥離して
被着体6に貼着した状態を示す縦断面図である。本発明
粘着シートで用いる上記の1次賦型の形状と2次賦型の
形状は特に限定されないが、形状記憶樹脂からなる形状
記憶樹脂フィルム2に、1次賦形の形状(図4)の比表
面積が2次賦形の形状(図3)の比表面積よりも小さく
なるように賦形を施し、再加熱した際に上記フィルム2
が記憶している1次賦形の形状を回復して(図3)、粘
着力が低下するようにすることが望ましい。尚、図2に
示すようにフィルム2側に基材シート4を積層する場合
も、上記同様にフィルム2に変形を行えばよい。上記の
ように形成すると、粘着シート1は2次賦型の温度以上
に加熱して1次賦型の記憶形状を回復した際に、フィル
ム2に積層している粘着剤層3が上記フィルム2に追従
して被着体との接触面積が小さくなる。従って、加熱す
るだけで、粘着テープ1の被着体6からの剥離を容易に
行うことができるために好ましい。尚、この場合の比表
面積とは、形状記憶樹脂フィルム2を平滑な面に接触さ
せた場合の一定面積あたりの接触面積を言い、このよう
に1次賦型と2次賦型の形状を変えて比表面積を変化さ
せるには、例えば比表面積が大きくなるように形成する
には表面を鏡面仕上げ等で平滑に形成し、また比表面積
が小さくなるように形成するにはエンボス加工等で表面
を凹凸形状にすればよい。
【0012】また、本発明では、1次賦型の形状記憶樹
脂フィルム2の比表面積を2次賦型の比表面積に比較し
て大きくなるように形成することもできる。即ち、例え
ば図3に示す粘着シート1の如く1次賦型の状態でフィ
ルム2の粘着剤層3との接触面を平滑に形成し、2次賦
型の状態で図4に示す如くフィルム2の粘着剤層3との
接触面をエンボス等の手段を用いて比表面積が小さくな
るように形成しておく。そして図4に示す如く、使用時
にこの粘着シート1を被着体6に貼着したときは、粘着
剤層3の被着体6との接触面積が小さく接着力が小さい
状態にあり、変形温度以上に加熱を行うと図3に示すよ
うにフィルム2の比表面積が大きくなり、フィルム2の
上に積層した粘着剤層3が該フィルム2に追従して比表
面積が大きくなり、粘着剤層3と被着体6との接触面積
が大きくなって接着力を増大せしめることができる。粘
着シートを上記のように形成した場合、粘着シートを仮
留めしてから本接着をする際などに、粘着シートを仮留
めした後に加熱を行うといった簡単な操作だけで、粘着
シートを加圧したりせずに非接触状態で容易に接着力を
増大させて本接着を完了させることができるといった利
点がある。
【0013】本発明粘着シート1の粘着剤層3を形成す
る樹脂としては、従来公知の粘着シート等に使用されて
いる一般的なアクリル系、ゴム系、シリコーン系等の粘
着剤をいずれも使用することができ、溶剤型、エマルジ
ョン型等を問わず使用することができ、電離放射線硬化
型樹脂も使用することができる。粘着剤層を形成する樹
脂として具体的な材質としては、例えば、ポリイソプレ
ンゴム等のゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系
樹脂等のアクリル系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、
ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリ塩素化オレフィン系樹脂、ポリビ
ニルブチラール系樹脂等の任意の接着剤に適当な粘着付
与剤、例えば、ロジン、ダンマル、重合ロジン、部分水
添ロジン、エステルロジン、ポリテルペン系樹脂、テル
ペン変性体、石油系樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、
フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、キシレン系樹脂、
フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、キシレン系樹脂、
クマロン−インデン系樹脂等を適当量添加したものであ
り、更に必要に応じて、軟化剤、充填剤、老化防止剤等
も添加することができる。このような粘着剤に、溶剤型
の場合は必要に応じて有機溶剤等を添加して粘度を調整
して、例えば、ロールコーティング、ダイコーティング
、ナイフコーティング、グラビアコーティング、等のコ
ーティング法等の直接塗工、転写塗工法等を用い、基材
シートの耐熱性、耐電離放射線性、及び塗工厚、平滑性
、塗料の組成等を考慮して適宜選定して粘着剤層を形成
することができる。このように形成する粘着剤層はいず
れの厚みでもよいが、一般的には約10〜50μmの厚
みに形成するのが望ましい。
【0014】基材シート4の材質は特に限定されない。 例えば基材シートの材質は、薄葉紙、晒クラフト紙、チ
タン紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙等の紙、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリカーボネート、ナイロン、ポリスチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、アイオノマー、(メタ)アクリル
系ポリマー等の熱可塑性樹脂フィルム、フェノール樹脂
、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂の板(シ
ート)、鉄、アルミニウム、銅等の金属箔もしくはシー
ト、亜鉛メッキ鋼板等の金属板、木等の木質基材、石膏
ボード等の石膏系基材、パルプセメント板等の繊維セメ
ント板、軽量発泡コンクリート板等のセメント板、スレ
ート板、琺瑯等のセラミックス板、及び上記の各基材の
複合体等が挙げられる。
【0015】本発明粘着シートは図1に示すように、剥
離シート5を粘着剤層の表面に積層することもできる。 剥離シート5の材質としては、粘着剤層と剥離性を有す
るものであればよく特に限定されないが、通常、上記の
基材シートや該基材シートの表面を離型処理したプラス
チックシート、紙等が用いられる。離型処理にはフッ素
系樹脂、シリコーン、メラミン、ポリオレフィン、電離
放射線硬化性樹脂等を塗工して塗膜層を形成する。また
剥離シート5を使用しない場合、例えば粘着シートをロ
ール状に連続的に形成する際は、形状記憶樹脂フィルム
2(図2の場合は基材シート4)の裏面側に、上記の如
く離型処理を施し粘着剤層3と剥離可能に形成すればよ
い。
【0016】また、本発明粘着シートは特に図示しない
が、粘着剤層と形状記憶樹脂フィルムとの接着力を向上
させるために、該フィルムの表面にプライマー塗布や表
面処理等を施してもよい。
【0017】次に、本発明粘着シートの形成方法につい
て説明する。図1の粘着シートを形成する場合、上記の
説明の如く形状記憶樹脂フィルム2に1次賦型と2次賦
型を行い所定の形状に形成する。そして該フィルム2の
表面に粘着剤層3を形成し、剥離シート5を積層する。 または、剥離シート5の表面に粘着剤層3を形成した後
、所定形状に形成したフィルム2を、粘着剤層3とフィ
ルム2が接するように積層してもよい。また、図2の粘
着シートを形成する場合、フィルム2に1次賦型と2次
賦型を行い所定の形状に形成する。そして、フィルム2
を基材シート4と積層した後に上記のようにフィルム2
側に粘着剤層3、剥離層5を積層して粘着シート1を得
ることができる。
【0018】本発明の粘着シートは、被着体に貼着後に
加熱するだけで剥離力を容易に変化させることができる
ため、工程用粘着テープとして、例えば半導体製造工程
や、積層セラミックコンデンサ製造のダイシング工程に
用いられるダイシングテープや、その他塗装用マスキン
グテープ、プロテクトフィルム等に最適に用いることが
できる。
【0019】以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。 実施例1 スチレン−ブタジエン共重合体からなる形状記憶樹脂(
旭化成製:アスマー)30重量部をトルエン100重量
部に溶解した樹脂溶液をキャスティング法にて厚さ10
0μmの形状記憶樹脂フィルムを作成した。次いで上記
フィルムを表面温度130℃にてエンボス加工を施し表
面に凹凸を形成した後、冷却した。上記エンボスフィル
ムを鏡面ロールを用い、表面温度80℃にてプレス加工
を行いフィルム表面を平滑化した。他方、剥離フィルム
(東洋メタライジング製:セラピール)の表面に粘着剤
(綜研化学製:SKダイン)をコンマコート方式を用い
て塗工した後、110℃で2分間乾燥した(塗工厚、1
5μm  dry)。この剥離フィルムと上記の形状記
憶樹脂フィルムを粘着剤層が接するようにラミネートし
粘着シートを得た。得られた粘着シートをJISZ02
37に準拠して剥離試験を行った。被着体にステンレス
板を用い、該ステンレス板を2枚準備して各々粘着シー
トを貼着した後、1枚はそのままの状態で剥離試験を行
い、他の1枚は80℃で5分間加熱した後、剥離試験を
行った。その結果未加熱の粘着シートは300g/25
mmの接着力を示し、もう1枚の加熱を行った粘着シー
トは50g/25mmの接着力を示した。即ち、上記の
剥離シートは、加熱することにより接着力が低下して剥
離が容易になっていることを確認した。
【0020】実施例2 厚さ50μmのPETフィルム(東レ製:T60)の表
面に、スチレン−ブタジエン共重合体からなる形状記憶
樹脂(旭化成製:アスマー)30重量部をトルエン10
0重量部に溶解した樹脂溶液をコンマコート方式で塗工
した後80℃1分間乾燥して厚さ30μmの形状記憶樹
脂フィルムを形成した後、冷却した。次いで上記フィル
ムを表面温度130℃にてエンボス加工を施し、表面の
中間層に凹凸を形成した。上記エンボスフィルムを鏡面
ロールを用い、表面温度80℃にてプレス加工を行い、
フィルム表面の中間層を平滑化した。他方、剥離フィル
ム(東洋メタライジング製:セラピール)の表面に粘着
剤(綜研化学製:SKダイン)をコンマコート方式を用
いて塗工した後、110℃で2分間乾燥した(塗工厚、
15μm  dry)。この剥離フィルムと上記のPE
Tフィルムを形状記憶樹脂フィルムと粘着剤層が接する
ようにラミネートし粘着シートを得た。得られた粘着シ
ートをJISZ0237に準拠して剥離試験を行った。 被着体にステンレス板を用い、該ステンレス板を2枚準
備して各々粘着シートを貼着した後、1枚はそのままの
状態で剥離試験を行い、他の1枚は80℃で5分間加熱
した後、剥離試験を行った。その結果未加熱の粘着シー
トは500g/25mmの接着力を示し、もう1枚の加
熱を行った粘着シートは50g/25mmの接着力を示
した。即ち、上記の剥離シートは、加熱することにより
接着力が低下して剥離が容易になっていることを確認し
た。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明粘着シート
は形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂フィルムと粘着剤
層が積層された構成を採用したことにより、加熱によっ
て任意に粘着剤層の下層の形状を変形させることが可能
であり、該粘着剤層は形状記憶樹脂フィルムの形状に追
従して変形するため、貼着後の粘着シートと被着体との
接触面積を変化させることが可能であり、加熱するだけ
の簡単な操作で剥離力を任意に変化させることができる
。そして上記形状記憶樹脂フィルムに1次賦形の形状の
比表面積が2次賦形の形状の比表面積に対して小さくな
るように賦形を施した場合、加熱により接着力を大きく
低下させることができ、剥離を容易に行うことができる
効果を有し、従来の界面活性剤を使用した粘着シートや
電離放射線硬化型樹脂を粘着剤層に混合した粘着シート
等と比較して、剥離後の被着体の表面に界面活性剤が付
着して被着体を汚染してしまう虞れや、粘着力の変化の
バラツキ、使用場所の制限等の不具合のない粘着シート
とすることができる。また、形状記憶樹脂フィルム側に
基材シートを積層することにより、基材シートに用いる
材質に任意の材質を選択できるために、材質選択の巾が
広がるとともに、形状記憶樹脂の使用量を減らすことが
でき、粘着シートの材料コストを低減できる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明粘着シートの1例を示す部分縦断面図で
ある。
【図2】本発明粘着シートの他の1例を示す部分縦断面
図である。
【図3】本発明粘着シートの使用例を示す部分縦断面図
である。
【図4】本発明粘着シートの使用例を示す部分縦断面図
である。
【符号の説明】
1  粘着シート 2  形状記憶樹脂フィルム 3  粘着剤層 4  基材シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂フ
    ィルムと粘着剤層が積層されていることを特徴とする粘
    着シート。
  2. 【請求項2】  形状記憶樹脂からなる形状記憶樹脂フ
    ィルムと粘着剤層が積層されている粘着シートにおいて
    、形状記憶樹脂フィルム側に基材シートが積層されてい
    ることを特徴とする粘着シート。
JP3099380A 1991-04-04 1991-04-04 粘着シート Expired - Lifetime JP2986956B2 (ja)

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