JPH04310209A - 炭素分子篩用の高酸素容量椰子殻炭とその製造方法および圧力変動吸着法による空気分離に適した炭素分子篩の製造方法 - Google Patents

炭素分子篩用の高酸素容量椰子殻炭とその製造方法および圧力変動吸着法による空気分離に適した炭素分子篩の製造方法

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JPH04310209A
JPH04310209A JP4030015A JP3001592A JPH04310209A JP H04310209 A JPH04310209 A JP H04310209A JP 4030015 A JP4030015 A JP 4030015A JP 3001592 A JP3001592 A JP 3001592A JP H04310209 A JPH04310209 A JP H04310209A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椰子殻から粒状木炭を
生産し、前記炭の炭素分子篩への二次加工に特に適応さ
せる方法に関する。別の態様においては、炭素分子篩を
椰子殻材料から生産する方法に関する。さらに別の態様
では、高度の酸素体積容量の備わる粒状酸素選択性木炭
に関する。さらなる態様では、酸素に対する極めて高度
の体積容量を備える気化椰子殻炭に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素選択性である炭素分子篩は、空気か
ら動的ベースで酸素を分離する一般に双峰多孔性材料で
ある。これらの材料は普通、炭素性材料(たとえば、石
炭、椰子殻炭、ピート、ピッチ、炭化重合体その他同種
類のもの)を補助的炭素含有種で処理して調製される。
【0003】米国特許第3,801,513号は、最高
5%の揮発性成分を有するコークスを600乃至900
℃の温度で炭素を分離し、それによってコークスに存在
する気孔を狭隘化する炭素性物質で処理することで酸素
を分離する炭素分子篩(CMS)の入手について記述し
ている。出発コークスは、石炭、ピート、椰子殻、木材
もしくはプラスチックから誘導できる。窒素からの酸素
分離を実施するためには、吸着剤の平均気孔寸法を3オ
ングストローム以下にする必要があると一方では述べら
れてきた。平均気孔直径は処理の規模を変化させること
で調整できる。米国特許第3,801,513号の実施
例6では、1乃至3mmの粒度の椰子殻材料を1分間当
り3℃の温度で750℃に加熱し、揮発性物質が4.5
%になると、30分間その状態を保持する一方、エチレ
ンガスをその保持時間中、導入することを記述している
。前記材料をその後、窒素のもとに冷却する。評価試験
では気体生成物に49.5%の窒素と50.5%の酸素
が含まれると報告された。
【0004】ほぼ同時に、炭素分子篩の生産に必要な基
礎材料としての他の材料の使用に注意が向けられた。特
開昭49−37036号公報では、フェノール樹脂もし
くはフラン樹脂を縮合あるいは重合し、それによって前
記樹脂を炭素吸着剤に吸着させた後、加熱により生成物
を炭化させる炭素分子篩の生産につき記述している。前
記炭化は、不活性ガス中で400乃至1,000℃の温
度で実行できる。所定の加熱速度は1時間当り50乃至
400℃の温度(1分間当り0.8乃至6.7℃)であ
り、実施例では1分間当り6.7℃の温度で650及び
800℃に加熱し、材料を1.5時間保持する。この作
業では炭素吸着剤の気孔直径を縮小すると言われている
【0005】椰子殻炭は市場で容易に入手できる商品材
料で、炭素分子篩を様々な改質を加えて調製できる適当
な基礎材料としばしば言われている。しかし、椰子殻炭
それ自体の調製についての記述はほとんど行われてこな
かった。1982年中国林業学会、林産物化学工業研究
所発行のシ.インルイ(Shi  Yinrui)ほか
による「カーボナイゼーション.オヴ、ココナットシェ
ル」第6巻、第2号、第23乃至28頁で、椰子殻を7
20℃の温度に加熱して活性炭素生産用椰子木炭の生産
について記述している。炭化は1分間当り10℃と20
℃の加熱速度を用いると550℃の温度で仕上ると言わ
れている。それより低い炭化温度では、加熱速度は1分
間当り10℃以下が必要であると述べている。
【0006】米国特許第4,594,163号は炭素性
の天然に存在する支持体から始め、非活性化条件、すな
わち非酸化で、気孔狭窄もしくは閉塞材料を添加しない
でCMSを生産する連続法につき記述している。前記方
法は、木炭たとえば、米国特許第3,884,830号
に述べられている900乃至2,000°F(約482
.2乃至1,093.3℃)の温度で約5乃至90分間
加熱する方法で生産された椰子殻炭を加熱する必要があ
る。実施例は1,800°F(982℃)以上に加熱す
る。前記CMS生成物には、4.00乃至6.00cc
/ccの25℃の温度で酸素容量が向上し、平均有効気
孔直径が3乃至5オングストロームであると言われてい
る。先行技術を示す例証として1分間当り5℃の温度で
500℃に加熱、木炭を粉砕し篩にかけて20×40メ
ッシュ(米国篩標準)の材料を入手、その後、窒素に入
れて1分間当り5℃の温度で950℃に加熱処理し、そ
れを2時間の間保持して椰子殻を木炭にした。製品の容
積酸素容量がわずかに0.8cc/ccであった。椰子
殻炭の調製には、出発原料たとえば瀝青炭から、又木炭
になった材料たとえば椰子殻炭からの活性炭素の調整を
記述する米国特許第3,884,830号を参照した。 石炭もしくは木炭を粉砕し一定の大きさに作り、結合剤
と混合して、凝集もしくは圧縮して付形しそれを粉砕し
て選別にかける。活性化は300乃至400℃の温度で
のエアベーキングと、850乃至960℃の温度での假
焼により進行する。出発木炭化材料の調製についての報
告はなにも得られない。
【0007】米国特許第4,627,857号では、凝
集非コークス化もしくは脱炭素処理した炭素性材料たと
えば椰子殻炭の連続假焼による酸素・窒素分離のCMS
の調製を記述している。凝集支持体には熱結合剤が含ま
れ、又一定の大きさに作られて選別もしくは小球状にさ
れる。250乃至1,100℃の温度で少くとも1分間
、好ましくは10乃至60分間、不活性ガスパージング
にかけて假焼を実施する。実施例では、25℃の温度で
2.25乃至4.44cc/ccの製品CMSの酸素容
量が得られる。出発木炭材料についての報告は、上述の
米国特許第3,884,830号を参照する。
【0008】米国特許第4,629,476号は、CM
Sの生産が、炭素性支持体たとえば椰子殻炭を少くとも
400の分子量を有する有機重合体もしくは無機重合体
で重量比で少くとも0.001%の線量率で含浸させる
ことで気体又は液体の分離の選択性を改善したと言われ
ていると説明している。250乃至1,100℃の温度
での木炭化により含浸した篩のさらなる改質を開示した
【0009】椰子殻炭からのCMS調製の詳論では、木
炭をペレットに調製して分離プロセスに用いることに向
けられるのが普通である。米国特許第4,742,04
0号では、椰子殻炭をコールタールもしくはコールター
ルピッチの結合剤と併用し、前記ペレットを600乃至
900℃の温度で小粒化ならびに炭化させ、前記ペレッ
トから鉱酸を用いて可溶性成分を除去、ペレットを乾燥
し、蒸留クレオソート留分を添加、600乃至900℃
の温度に10乃至60分間再加熱するCMSの生産を記
述している。1g当り約6.0乃至7.0mlの25℃
の温度における酸素容量が製品CMSとして、又1g当
り8.0mlの容量が非選択性ではあるが原料炭化木炭
として開示されている。炭化材料をペレットに変換する
同様の研究が、米国特許第4,933,314号で示さ
れ、それには、結合剤と混合された球形フェノール樹脂
粉末を小粒化し、前記ペレットを炭化させるCMSの生
産につき説明している。CMSの生産には、様々な材料
たとえば微細セルロース、椰子殻、石炭、タール、ピッ
チもしくは他の樹脂を少量添加して、作業性たとえばペ
レットの成形における作業性の改良ができる。小粒化材
料の形成に高価につく工程を必要とするほか、小粒化C
MSの使用には、残留結合剤物質もしくはCMSの気孔
にその分解生成物が残り、それによってその総合的容量
の減少を来たす欠点が必ず伴う。従って、粒状かつ、小
粒化工程を経る必要のない分離の吸着層で直接使用でき
る炭素分子篩の開発ができることが非常に望ましい。
【0010】炭化材料の改質には、気孔の大きさを狭隘
化する炭素性材料の蒸着以外に様々な工程が必要である
と説明されている。たとえば、1989年刊「カーボン
(Carbon)」第27巻1号の第13乃至22頁に
所載のウイグマン(Wigman)の「インダストリア
ル.アスペクツ.オヴ.プロダクション.アンド.ユー
ス.オヴ.アクティヴェーテッド.カーボンズ(Ind
ustrial  Aspects  of  Pro
duction  and  Use  of  Ac
tivated  Carbons)」で、石炭、木材
、椰子殻などの炭化残留物を原因物質、たとえば蒸気、
二酸化炭素及び空気を用いて、内部の多孔性に暴露する
活性化について記述している。800℃以上の温度で、
酸素は空気もしくは二酸化炭素との反応に比べると、1
00倍以上も早く炭素と反応するので、そのために活性
化が物質移動制限や、生成物抑制条件下にある限り可能
となる。気孔容積ならびに気孔の拡大は、焼き取りが進
むに従って起こるが、表面積とミクロ細孔容積に最適条
件が観測される。 800乃至850℃の温度が、顕著な気孔収縮動作もも
たらすことなく、最適といわれる。
【0011】圧力変動吸着(PSA)における空気分離
に炭素分子篩を使用する価値は、1988年刊、Che
m.Eng.Technol.第11巻、第341乃至
351頁にシーマン(Seemann)ほかの「モデリ
ング.オヴ.ア.プレッシャー.スイング.アドソープ
ション.プロセス.フォア.オキシジェン.エンリッチ
メント.ウィズ.カーボン.モレキューラ.シーヴ(M
odeling  ofa  Pressure  S
wing  Adsorption  Procces
for  Oxygen  Enrichment  
with  Carbon  Molecular  
Sieve)」に詳細に報告している。この論文では、
酸素を窒素とアルゴンからCMS(エッセン市のベルグ
ヴエルクスフエルバンドGmbH製造の市販のCMSN
2材料)を用いて分離するPSAサイクルを詳論してい
るが、その構造データを30℃の温度で酸素、窒素とア
ルゴンが蒸着平衡にあるものとして示している。平衡状
態でのこれらの気体は同量で吸着されるが、酸素は、そ
の有効拡散係数が、窒素及びアルゴンの係数の8倍以上
であるため、相当迅速に吸着される。その結果、ほとん
ど酸素のない窒素・アルゴン混合物は吸着中に回収が可
能であり、又吸着層の減圧により、容量比で50%以上
の酸素を含む気体が入手できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】明らかに、PSAでの
炭素分子篩使用の可能性は非常に高いが、先行技術は、
出発原料の容量の増大に対しほとんど、あるいは全然考
慮を払うことなくCMSの選択性と吸着速度の改良に焦
点を合わせているように思われる。圧力変動吸着におい
て、層容量はしばしば資本もしくは構造上の問題により
固定され、そのためCMSの増大した容積容量が空気か
らのN2の生産性と回収の改善を提供し、従ってPSA
によるN2の生産に要する資本経費ならびにエネルギー
経費の低減に結びつく。
【0013】本発明者はさらなる改質の主材料として使
用して、酸素選択性CMSを生産できる高容量、高密度
炭素分子篩材料の生産方法を見出した。椰子殻製の材料
は、最終CMSの様々の改質を通して推進できる容積容
量を増大させただけでなく、材料を小粒化する必要もな
く粒形に生産もできる。この木炭の容量と酸素吸着速度
は炭素のミクロ細孔を8オングストローム以上に拡大さ
せないままに、酸化剤での後処理により増大できること
がわかった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の方法には次の工
程、すなわち:(a)PSAの吸着剤層での使用に適す
る寸法の殻グラニュールを形成させる椰子殻の粉砕、及
び分粒の工程と、(b) 前記グラニュールを不活性ガ
スの流れで、1分間当り約2乃至12℃の平均温度上昇
速度で、775乃至900℃のピーク温度に加熱する工
程と、(c) その後、前記ピーク温度を保持し、加熱
と保温工程が合計約8時間になるようにして、粒状木炭
を生産する工程と、(d) 前記粒状木炭を不活性ガス
雰囲気で冷却する工程ととが含まれる。
【0015】本発明はさらに、空気分離においてそのミ
クロ細孔大きさを狭隘化して改質することなく酸素選択
性を示し、かつ周囲条件で8.0cc/cc以上の酸素
容積容量が備わる粒状椰子殻炭を提供する。ガス化椰子
殻炭は又、この高容量木炭を二酸化炭素もしくは二酸化
炭素、水又は酸素の混合物を不活性ガス中、650乃至
900℃の温度で接触させて提供できる。このように形
成されたガス化木炭には、9.0cc/cc以上の容積
酸素容量が備わる。このガス化処理は、木炭の酸素容量
を増大させるだけの十分な時間実施するが、その酸素の
窒素に関する選択性を低下させる。
【0016】本発明はさらに圧力変動吸着による空気分
離での使用に適する炭素分子篩を、椰子殻炭をそもそも
の炭化工程により形成されるまま直接に、あるいは気化
手順に続いてのいずれかの修正により生産する方法を提
供する。この修正には、高容量木炭の有効気孔大きさを
熱分解条件において揮発性炭素含有有機化合物と接触さ
せて小さくする必要がある。
【0017】
【作用】本発明は、空気を、炭素分子篩(CMS)を用
い吸着剤の容量を増大させる機構を付与することで分離
する技術に有意の貢献をなす。空気成分の、圧力変動吸
着分離における吸着剤層の単位容積当りの気体容量を増
大させることは回収率と生産性双方の向上に結びつく。 気体吸着の選択性と速度の重要性は認識されているが、
CMSにおける容量増大の開発の価値は十分な注目を惹
いてこなかった。容易に入手できる酸素選択性CMS材
料は、25℃の温度で酸素の1気圧(標準温度と圧力)
において8cc/g以下の酸素気体容量を示す。これら
の市販の材料の多孔性の多くは、CMS材料を生成して
いる間の小粒化と、結合剤バーンアウトの工程中に発生
する粗孔隙及び間孔の双方で仕上っている。これらの粗
孔隙は気体輸送をさせるが、空気分離には無用である。 吸着剤1cc当りの気体容量の高い材料が備わることが
有利である。これは、重量ベースでの高い気体容量又は
(及び)高い密度により達成できる。前記高密度という
のは、吸着層に多量の材料を充填し、従って、吸着層の
単位容積当り高い生産性が達成できることを意味する。
【0018】先行技術において入手できる材料と種別を
再検討すると、CMSの重量酸素容量の上限が約8cc
/gであった。活性化の手順が開発されてこのような炭
素の重量容量(cc/g)を増大させたが、密度を低下
させ、従って体積容量(cc/cc)も低下させる。換
言的に言えば、重合体ベース熱分解炭素蒸着による炭素
の密度を増大させると、ミクロ細孔構造を閉鎖させて容
積容量を全般に低下させる。そのうえ、この補捉処理は
気体吸着速度を過度に低下させる傾向がある。
【0019】本発明はここで、効率のよい酸素選択性C
MS生産のさらなる改質に必要な主材料として使用でき
る高容量、高密度CMS材料生産の方法を提供する。こ
のようにして生産されたCMSには、粒状材料であると
いう付加的利点があって、そのためにさらに小粒化する
必要がなくなる。そのうえ、基礎材料の容量と酸素吸着
速度を、8オングストローム以上にミクロ細孔を拡大す
ることなく酸化剤で後処理することで上昇させることが
できる。結果としてできる製品は、炭化水素熱分解を1
工程もしくは2工程のいずれかで行い、前記主材料を酸
素選択性CMSに転化して、その後に続くミクロ細孔狭
隘化の基材として貴重な材料である。適当な2工程手順
は、特願平3−242649号に開示されている。
【0020】文献は、炭素性材料たとえば、石炭、ピー
ト、ピッチ、木炭化重合体、椰子殻炭、もしくは他の堅
果状果実の木炭化殻を、熱分解させかつ、炭素を出発炭
化基材に蒸着する付加的炭素含有種で処理することで炭
素分子篩の効率の改良を設計した手順を豊富に扱ってい
る。先述した本発明の「技術の背景」で詳論された公報
等を参照して、前記処理手順が非常によく制御された温
度ランプ速度と比上部温度を用いていることは周知のこ
とである。しかし、出発木炭もしくは木炭性材料の重要
性に対してはほとんど注意が払われてこなかった。主材
料のさらなる処理は、明白な定義が必要な出発木炭の特
性に大きく左右されることがわかった。すぐれた出発木
炭の開発に、費用・性能の見地から、椰子殻が最も有望
な原材料を提供することがわかった。
【0021】椰子殻炭は、変動する比率の2主要有機成
分からなるリグノセルロース物質である。集合的にはホ
ロセルロースと考えられるセルロースとヘミセルロース
はグルコースの線状重合体であり、殻の約62%を構成
する。芳香族アルコールの3次元重合体であるリグニン
が35%を形成するが、残量の3%は他の細胞内物質か
ら誘導された(1982年刊、マッケイ(McKay)
とロバーツ(Roberts)の「カーボン」第20巻
、第2号、第105頁)。熱分解は500℃以下の温度
でこれらの成分には最も激しく、この温度以上での熱分
解はほとんどない。しかし、熱分解は椰子殻の天然細胞
構造を破壊しない。
【0022】本発明は、稠密、高容量で、その吸着速度
を容易に変えることができる主材料の調製法を提供する
。新鮮な椰子で出発し、硬質殻を除去した後、粉砕し、
圧力変動吸着の吸着剤層で直接用いることができる寸法
に適する粒状材料の入手のため分粒する。寸法は、たと
えば、0.5インチ(約1.27cm)のチャンクから
下は200メッシュ以下の材料とかなり変化をつけられ
るが、均一の寸法が望ましい。網目の大きさ(米国標準
篩)で18−25、40−60、60−80、80−1
00、100−140及び150−200が適当である
が、微粒炭素粉末(>60メッシュ)はPSA装置には
好ましくない。又、粉末は避けるべきである。
【0023】この粒状殻材料をその後、慎重に管理され
た条件において不活性ガス、好ましくは窒素の流れに入
れ、1分間当り約2乃至12℃好ましくは2乃至10℃
の「ランプ」速度と呼ばれる平均温度速度で、最高温度
が775乃至900℃好ましくは775乃至825℃の
範囲に達するまで加熱する。[温度調節に用いられた設
定点熱電対を回転石英管を入れるようにした金属スリー
ブのすぐ外側に取り付けた。前記管内の温度はこの設定
点温度に極めて近かった]。ランプ速度が十分に緩慢で
、ピーク温度が前記範囲の高い方の端にある場合、椰子
殻の炭化はピーク温度に達して完成するが、普通には、
ピーク温度をある時間を保持すなわち全加熱と保持両工
程の合計が最高8時間になるように保持することが望ま
しい。好ましくは、ピーク温度での保持時間が約15分
から1時間である。
【0024】炭化粒状木炭をその後、不活性ガス雰囲気
で冷却する。この仕方でつくった椰子殻炭には異常に高
い容積酸素容量が備わるだけでなく、動的酸素選択性も
微々たるものである。木炭の容量は、酸素選択性を破壊
するが、酸化剤たとえば二酸化炭素、H2Oもしくは酸
素での高温におけるガス化を必要とする後処理によりさ
らに改良できる。このようにして生産されたCMSの気
体吸着速度と密度を、加熱速度、雰囲気、温度上限及び
酸化気体での後処理又は、交番あるいは連続的かのいず
れかで、ミクロ細孔大きさ狭隘化のための熱分解炭化水
素の蒸着を含む熱分解パラメーターにより管理した。
【0025】椰子殻炭の品質の定義に役立つ要素は、そ
の酸素容量、酸素吸着の速度、気孔大きさの分布(ミク
ロ細孔の割合)及び密度である。この材料の酸素容量は
極めて重大で、容積(吸着剤のcc/cc)又は重量(
吸着剤のcc/g)で示される。すべての容量は周囲条
件(23℃同値、1atmO2同値)で測定される。 本発明の新しい粒状椰子殻炭は空気分離において、その
ミクロ細孔の大きさの狭隘化の改質がなくても、動的酸
素選択性を示し、それには8.0cc/cc以上の酸素
容積容量が備わる。吸着された気体の体積を1気圧、室
温の純粋酸素を用いて測定した。高重量容量を備えるこ
とも可能であるが、炭素材料が低密度であるため、好ま
しくないような低い容積容量となる。本発明の木炭と、
それから生産できるCMSの高容積容量は、吸着剤層の
寸法、その結果、資本設備費の低減を可能にする。密度
(ならびにその測定法)を明記することなしに、cc/
gで容量を明記することは無意味である。容積容量とそ
のHgペレット密度の明記により、新しい又好ましい一
定の型が明確にされた。
【0026】材料は粒状でもあって、それにより、小粒
化する必要もなく、その故に吸着剤製法における付加工
程(2)を省略できる。吸着剤の大型層は圧力変動吸着
に影響を与えるので、CMSが粒状でない場合、押出し
あるいは小粒化材料のいずれかを使用する必要がある。 それは、微粉末が層を通って圧力効果を起す問題がある
ので、条件に合わないからである。出発木炭としての微
粉末も、さらなる炭化水素熱分解には不利益で、そのた
め、このような粉末はまず、それを押出しペレットに形
成できる原因物質に限る必要がある。
【0027】高容量基材が得られても、それが適当な気
体吸着速度が備わらない場合、他のCSM材料に劣るこ
とがある。換言すれば、後処理の後、市販のCMSの吸
収速度に比肩できる(必ずしも等しい必要はないが)気
体吸収速度が備わるCMSをもたらすに十分である。気
体吸着速度があまりにも緩慢な材料はPSA作業のサイ
クルを増加させ、それによって生産性を低下させる。
【0028】吸着速度と気体容量の重要性のほかに、C
MSの気孔大きさの分布も重要である。可能な限り大き
いミクロ細孔容積の主材料でしかも前記ミクロ細孔への
気体輸送に十分な間孔もしくは粗孔隙が備わるものを用
いることが望ましい。本発明での使用に説明された炭化
水素蒸着の手順で、主材料に8オングストローム以下の
ミクロ細孔が備わることが望ましい。8オングストロー
ムより大きいミクロ細孔は、空気からの酸素分離に有効
なゲートであることがわかった3.8乃至4.2オング
ストロームの臨界大きさへの小形化をさらに困難にする
【0029】米国の市場で入手できる椰子殻は、カリブ
海諸国、主としてコスタリカとドミニカ共和国のみなら
ずハワイとシンガポールを含む多数の地域が原産地であ
る。フットボール型のメイパンパームの椰子から殻の厚
さが、約8分の1インチ(約0.32cm)の薄いもの
と、約4分の1インチ(約0.63cm)の厚いものを
含む数種の椰子が普通である。適当な粉砕と分粒で、も
との椰子殻の厚さは、最終製品の品質にはほとんど影響
しないことがわかった。酸素吸着(引続き説明されるC
AU法により測定)は、前記薄手の殻の椰子殻炭と厚手
の殻の椰子殻炭双方とも同類で、最終炭素には、種と産
地の種類が重要な因果関係をもつものでないことを示し
ている。劇的な季節的気候変化(台風、旱魃など)が椰
子の品質に悪い影響を与え得る。このことが、生産され
る木炭の密度に影響し得る。しかし、商品として購入す
る場合、殻の産地により影響がでる重要性の別のペラメ
ーターは、水分の含有量である。たとえば、約20%の
含水量があれば、加熱処理中にとばされた水分が排ガス
と反応するか、あるいは熱分解の初段階中の除去を妨害
して、その後前記排ガスがミクロ細孔の開口部にひびを
入れ又制限させる。110℃の温度で前乾燥しておくと
この問題は避けられる。
【0030】炭化法の加熱及びランプ工程中で、十分な
速度の不活性パージガスが、最大限の吸着能力と速度を
発揮する炭素の形成に必要とされる。窒素がその入手性
と原価のため、えり抜きの不活性ガスとされている。流
量は、もちろん炉の形状と、一時に熱分解中の殻の量に
左右される。流量は、グラニュールから、気化した有機
材料からのわずかな細孔填塞分解生成物も運び去るだけ
の十分なものにする必要がある。実施例において熱分解
に用いられた殻の量で、1分間当り0.5乃至7.5l
の範囲の窒素流量を検査したところ、これらの条件下で
好ましい流量は1分間当り約3乃至7lで、急速選択性
吸着剤の生産を可能にすることがわかった。1分間当り
1l以下の流量は、熱分解中に排出された排ガス除去に
は不十分であることがわかった。炭化水素を有効に除去
できないと、おそらくミクロ細孔に亀裂を入れたり填塞
させることになり、これは、結果としてできるCMSが
気体分離作業において適度の時間内で平衡状態に達する
ことができないことの説明がつく。示された実施例では
、大部分が1分間当り約6.5lのパージ速度を保持し
た。注意すべきことは、全レクターボリウム(Rect
orvolume)をスイープすることである。
【0031】上記指摘のように、1分間当り約2乃至1
2℃、好ましくは2乃至10℃のランプ速度が望ましい
。これは平均ランプ速度であって、温度を周囲温度から
ピーク熱分解温度に昇温させる実際速度は変化できる。 実際には、本発明を、約500℃の温度に原料殻材料を
加熱し、この温度でそれを適正な時間保持しその後、そ
の温度を適正なランプ速度で前記ピーク熱分解温度に昇
温させて実施することが可能である。段階加熱を多数組
み合せても差支えない。しかし、理論は別として実際的
には又管理を容易にするため、安定した昇温もしくはラ
ンプ速度が、最も実行可能な作業方法である。1分間当
り2℃以下のランプ速度を用いた場合、全加熱時間は過
度に長くなるが、1分間当り12℃を大きく上回るラン
プ速度では、ピーク熱分解温度に達するのが早過ぎて、
加熱工程中に排ガス生成物が熱分解する危険を冒すこと
になる。この可能性を最少限に止めるため、不活性ガス
のパージ速度と、加熱ランプ速度を整合し、分解して木
炭のミクロ細孔を填塞させる可能性のある排ガスの蓄積
を防ぐ必要がある。熱分解中に生成された排ガスの除去
に必要な最少限のパージと、適当な温度ランプ速度のほ
かに、最終熱分解温度は、酸素と窒素の吸着速度に甚だ
しく影響を及ぼす。900℃以上の温度で生産された木
炭は、酸素と水素を比較的緩慢に吸着してパージ速度と
は関係なく、規定の温度範囲で調製された木炭よりも少
ない容量が備わることがわかった。
【0032】実施例に説明の通り調製された椰子殻炭を
、水銀多孔度測定法とヘリウム比重びん法により分析し
て、気孔と「ペレット」(グラニュール)密度を入手し
た。重量酸素容量を水銀多孔度測定法で測定したHgペ
レット密度を用いて容積酸素容量を変換した。熱分解温
度が650℃以上に昇温するに従って、ペレット密度と
容量がより大きく又より高くなる傾向が観測された。 しかし、この傾向も、775℃の温度で安定し、775
℃乃至850℃の温度ですぐれた製品ができるようにな
った。このような炭素には高重量酸素容量と組み合った
高水銀ペレット密度が備わる。又容積容量は、市場で容
易に入手できるCMS炭素の容積容量を40%も上回る
ことが観測された。市販の篩での低ペレット密度が小粒
化粉末木炭に起因し、小粒化炭素の多孔性の66%もの
多くが粗孔隙容積であることが認められる。これに反し
て、以下に説明の通りに調製された椰子ベースの木炭に
は、市場で容易に入手できるものと同様のミクロ細孔容
積が残っているが、それでも60%同値以下の粗孔隙し
か備わっていない。
【0033】本発明の椰子殻炭のHgペレット密度は、
市販のCMSもしくは活性炭素の密度よりもかなり大き
く、1cc当り約1.15乃至1.2gの範囲にある。 椰子殻炭密度の若干の変動は椰子それ自体にそもそも存
し、椰子殻炭密度の明らかに微妙な変化は、椰子の成熟
期中の気候条件を反映すると言える。伝統的嵩の容積(
タップ密度)は材料間に十分な対比を付与しない。これ
に反して、Hgペレット密度は、特別の対比方法を提供
し、これを容積O2容量の算定に用いる。
【0034】熱分解期間の後、粒状椰子殻炭を不活性ガ
ス雰囲気中で冷却する。木炭を、その冷却を乾燥、合成
空気混合物(H2Oを含有しない、かつ、CO2を含有
しないO2とN2から調製)中で150℃の温度で約1
5乃至20分間加熱による被膜保護により行った後、安
定させることが望ましいことがわかった。これらの椰子
殻炭には高反応性表面が備わり、被膜保護しない限り周
囲空気に暴露すると熱を遊離する。乾燥空気もしくは窒
素の下で貯蔵された被膜保護木炭の受けるのは極く僅か
な窒素吸着速度の損失であるのに対し、木炭を湿度雰囲
気(たとえば、50%相対湿度)で貯蔵した場合、吸着
水をガス放出により完全に除去してからCAU分析中に
空気を分離する必要があっても、窒素吸着速度は60%
も減速できる。
【0035】650乃至900℃の温度で調製された椰
子誘導木炭は、熱分解温度に帰する動的酸素選択性と気
体吸着速度の変化する度合を示す。これらの温度の上昇
に従って、この木炭の気孔寸法が約4オングストローム
以下に変わり、O2の取り込み速度(CAUによる)が
緩慢になる。900℃の温度で調製されるが最も選択性
のある木炭には、3.5オングストロームのCMSに比
べ4乃至4.3オングストロームの気孔には過剰吸着容
量がまだ残っている。このような木炭を酸化処理にかけ
て酸素容量を増大できるが、そもそもの木炭の本来の酸
素選択性を有意に低下させる。単一分解工程もしくは、
異なる分子大きさの2つの炭化水素を用いる2工程の組
み合わせのいずれかで分解する炭化水素を通す後続の改
質で、酸素選択性を回復させ、選択性気孔の割合を向上
させる。このように改質された木炭での酸素と窒素のC
AU吸着速度は、市場で容易に入手できる材料のそれら
と同様である。本発明の椰子殻炭の特徴の1つは、大勢
を占める数のミクロ細孔がおおむね8オングストローム
以下で、通常、2工程炭化水素熱分解による改質に特に
敏感に反応する4乃至8オングストロームの窓以下であ
ることである。
【0036】椰子殻炭の気孔大きさも本発明のパラメー
ター以内に、木炭をピーク温度で維持する時間を変える
ことで改質できる。一般に15分乃至1時間といったと
ころの比較的短い保持時間は、結果として比較的速い取
り込み速度であるが、4時間の保持時間を用いて作った
木炭とほぼ同一の選択性となる。これは、1時間以下の
時間を保持した木炭には比較的小さい有効なミクロ微粒
子ドメイン(ミクロ細孔拡散通路)の備わる可能性を示
すものである。これに反してランプ速度が1分間当り2
℃乃至10℃変化すると吸着速度に最低限の増加が起こ
るだけである。この効果は前記比較的短い保持時間と矛
盾がない。不活性ガスとして窒素もしくはアルゴンのい
ずれかを用いると木炭にはなんら明白な差異が起こらな
い。同一の条件では、ヘリウムは緩慢であるが選択性の
吸着剤を生成する。これとは反対にパージガスとして二
酸化炭素を用いると、酸素選択性は無視されるが、この
苛酷な酸化処理は木炭が、その密度のわずか約5%を失
うことになる一方、その容量を増大させる。
【0037】椰子殻炭を上記説明の通りに調製した後、
純粋二酸化炭素もしくは、不活性ガスと、二酸化炭素、
H2O又は酸素のいずれかとの混合物のいずれかの存在
において、ガス化によりさらに改質が可能である。この
工程において、酸化ガスに暴露しながら、木炭を650
℃以上、好ましくは750℃乃至900℃の温度に加熱
して、この温度でのその酸素容量を増大させる一方、窒
素に対するその酸素選択性を低下させるだけの十分な時
間をかけて保持する。木炭を二酸化炭素とヘリウムの混
合物で処理すると、吸着容量を増大させてもそれを非選
択性にさせる。この工程はさらに、椰子殻炭の酸素容量
を先の材料を上回る約10%だけ増大させる。容量の改
良は市場で容易に入手できる材料を約30%上回る。
【0038】ガス化手順は木炭を前もって触媒として役
立つ材料たとえば水酸化カリウム、硝酸カルシウム、酢
酸カルシウムもしくは酢酸ニッケルの溶液で含浸させて
改質できる。酢酸ニッケル含浸と、800℃乃至900
℃の温度での二酸化炭素のガス化の組み合わせは木炭の
容量の増大と吸着速度の加速に極めて有効である。酢酸
ニッケルを650℃の温度で、ヘリウム中の25%の二
酸化炭素でのガス化に用いるとこれも有効である。容量
と吸着速度の双方とも増大した。木炭を純粋二酸化炭素
に入れて800℃の温度でガス化してその容量を増大さ
せることは全く容易で、ヘリウム中の25%の二酸化炭
素の混合物を用いて必要とされる時間の約半分で実施で
きる。たとえば、ガス化は800℃の温度でヘリウム中
の25%の二酸化炭素に入れて1時間、もしくは純粋二
酸化炭素で2分の1時間かけると極めてよい結果が得ら
れる。無機塩を加えてガス化を促進させると、結果とし
てでる容量に中程度の明確な影響を与える。
【0039】付加容量を元の木炭に付与するCO2酸化
の後、CMSの選択性は木炭を揮発性炭素含有有機化合
物、好ましくは炭化水素たとえばトリメチルシクロヘキ
サンに90乃至135分間590乃至625℃の温度で
暴露することで復旧できる。同類ではあるが小形の化合
物たとえばイソブチレンで、500乃至530℃の温度
で15乃至60分間2次的処理を施すと選択性はさらに
改良される。
【0040】上述に指摘したように、本発明により提供
される椰子殻粒状炭は、小粒化炭素分子篩に比較してず
っと経済的に生産できる。圧力変動吸着では、吸着剤室
はPSA工程中、層グラニュール間及び室壁に対し衝撃
を起こす反復加圧を受けるようになる。木炭は非常に硬
質で耐磨砕性であるが、木炭をグリットの有無に関係な
く混転もしくは匹敵する技術で粉砕し、それによって吸
着剤層で研磨して粉末になる可能性のある鋭角の角をと
ることが有利である。
【0041】酸素と窒素吸着特性を、循環吸着装置(C
AU)を用いて測定した。前記循環吸着装置(CAU)
にはサーヴォミックス(Servomix)酸素監視装
置570Aと311セル及びバイパス配管が備わり、1
分間0.5乃至8lの流量が可能である。これをコール
パーマー(Coleparmer)ポンプN−7088
−48でその頭部を制御装置と高トルクモーターで改良
(G.K.ヘラー(Heller)、GT21)したも
のに接続し、循環速度を変動圧力(0.2乃至1.0a
tm)で変化させる一方、どのような所定速度と圧力で
でも一貫したポンプ速度を維持できるようにした。前記
ポンプを熱電対の備わるガラスセル吸着装置に導いた。 前記ガラスセルを順番に、MKS気圧計、圧力変換器(
#127AA00100A)、電源(#PDR−C−1
C)を通して前記酸素監視装置に接続した。
【0042】前記O2監視装置の応答時間は、目盛の9
0%に対し7秒で、ポンプを1秒間当り150乃至70
00cm3の循環速度が出るような寸法にした。圧力波
は単一膜ポンプの運転でおきるので、それ故に、ポンプ
速度に対して早い速度でのデータの記録が重要である。 これは、吸着試験中ずっと調整可能な周期数でのデータ
収集をプログラムに組み込まれたMACSYM計算機モ
デル120を使用して達成された。
【0043】前記CAU圧力過渡現象は、個々の気体成
分の圧力取り込み過渡現象の合計である。重量取り込み
方程式を用い、前記CAUで測定される圧力と、%O2
の痕跡を示す方程式を誘導した。時間の関数としての装
置圧力を次式で示す。すなわち:   P=Pi−PO2(1−e−Lt)−PN2(1−
e−mt)  (方程式1)[式中、Piは初期装置圧
力         PO2は平衡において吸収された酸素
圧力        PN2は平衡において吸収された
窒素圧力        L、mはO2とN2それぞれ
の物質移動係数]  空気(21%O2)の測定%O2
対時間を次式で示す。すなわち:  %O2=100[
0.21Pi−PO2(1−e−Lt)]/     
       [Pi−PO2(1−e−Lt)−PN
2(1−e−mt)]               
                         
                      (方程
式2)PO2、PN2及びPiをt=0とt=無限大と
して測定し、前記CAUデータから得られることに注意
が必要である。物質移動係数は従って方程式1を圧力デ
ータに当て嵌めるか、もしくは方程式2を前記%O2デ
ータに当て嵌め得る。動的選択性は、物質移動係数の比
、すなわちL/mである。PSA操作に用いられる魅力
のあるO2選択性材料でのLは3より大、選択性は20
より大となる必要がある。
【0044】短時間(1分間)で吸着されたO2の量は
、吸着されたO2の平衡量以上で、N2が緩慢にミクロ
細孔に拡散し、酸素と入替わるに従って、平衡量に徐々
に減少して戻る。この動作は、方程式1と2によるもの
とは考えられないので、従って実際値より高い作業選択
性を予言している。実験の動領域に起こる平衡値以上の
O2吸着の観測「行き過ぎ量」は競合吸着作用である。 短時間で、O2が吸着剤を十分に飽和させるが、N2が
未だに吸着剤に浸透してその吸着力に接近する必要があ
る時、O2はエネルギー論の全域に亘る吸着部位を蔽う
ことになる。N2が吸着剤に浸透するに従って、それは
吸着されたO2の大部を入れ替える。これは低圧(≦1
atm)でCMS炭素の上でO2以上にN2を吸着する
高温のために起こり、結果として平衡において吸着質・
吸着剤系の最低エネルギー状態となる。空極の効果は、
O2吸着の明白な平衡定数が、O2が部位でN2と競合
(平衡に接近するに従って起こる)する時よりも非競合
実験において高いことである。
【0045】この動作の説明に方程式1と2に補助項を
加えることができる。次式の通り:   P=Pi−(PO2+Pexe−mt)(1−e−
Lt)  −PN2(1−e−mt)        
                         
 (方程式3)  %O2=100[0.21Pi−(
PO2+Pexe−mt)  (1−e−Lt)]/[
Pi−(PO2+Pexe−mt)(1−e−Lt) 
 −PN2(1−e−mt)]           
                     (方程式
4)[式中、Pexは短時間で吸着されたO2の圧力で
、吸着された酸素の平衡圧力以上である。PSA操作で
用いる魅力のあるO2選択性CMS材料のPexは通常
3乃至10トルである。この補助項を付加すると、すぐ
れた当て嵌めが達成され、選択性数値は重量及び容積で
測定された値とすぐれた一致をみる。最終圧力示度Pf
はPSA装置における好ましいO2選択性CMS材料に
は300以下の必要がある。
【0046】時間の関数として測定する圧力は起こるす
べての吸着を反映する一方、測定する%O2は起こる選
択性吸着だけを反映する。これらの測定間に起こる差異
は、起こる非選択性吸着を示す。方程式4を用いて実験
O2吸着データを当て嵌めて計算されたものと、平衡で
吸着されたO2とN2の実際量(最終実験条件で測定さ
れた量を比較することで、動的選択性細孔により吸着さ
れた気体の量対非選択性細孔の量が計算できる。 CAU実験明細   CAU装置の全容積は106ccでそのうちの27
ccは吸着セルからなる。最も正確な結果を得るため、
セルを炭素で充填し(定型的には、ペレットの密度と寸
法によるが、11.5乃至13.9g)、110℃の温
度で、減圧して圧力が0.01トル以下になるまでガス
発生させる。排気をあと1時間継続する。試料を室温(
23℃等値)に動的真空下で冷却し、ストップコックを
用いて周囲大気に対し密封して、CAUに移動させる。 圧力計と酸素監視装置を、生データを補促する計算機に
結合する。この装置の死容積を乾燥空気(21.1%O
2、78.9%N2)で5分間パージしてからセルに接
続する。気体混合物を配合して初期組成が常に間違いな
く同一になるようにする。これは、これらの数値がCA
Uデータ整理プログラムに固定してあるので重大で、ゼ
ロ空気は、その組成が変化するので使用してはならない
。セルを圧縮「0」リングとクランプを使用して接続の
後、ポンプ速度を250rpm等値に設定してポンプを
始動させる。3秒後又吸着セルへのストップコックを同
時に開放して、オペレーターがO2組成を監視し、ポン
プ速度を、%O2が安定するのを見て60rpm以下に
減速する。計算機が最初の30秒間、1秒当り20、次
の90秒間で1秒当り2、さらに続く8分間では1秒当
り1、そして実験の残りの時間の4秒毎に1つを読取り
、典型的例としては、合計1時間がかかる。吸着剤は窒
素と比較して、酸素を急速に吸着するが、高ポンプ速度
は急速計測応答を可能にし、前記%O2痕跡を有意には
移動させない。最大限のO2吸着が起こると、ポンプ速
度は減速され、確度の高い窒素吸着と信号対雑音比の監
視が可能になる。データ中の「雑音」は実験の人為結果
ではなく、それどころか、いかにしてポンプ循環が装置
の種々の部品内の圧力に影響するかを示す。これらの問
題点を前記痕跡から除去できるが、生データは組成物の
分布のさらに本質的な表現を示す。痕跡の本質的立場が
平滑化していないデータから明白である限り、データは
プロットと計算に適し、用いられた。
【0047】
【実施例】本発明をさらに詳述するため、次の実施例を
示すが、それはあくまでも説明として解釈されるべきで
、本発明を不当に制限するものでない。 実施例1−5   殻を除去して、乳液の水気を新鮮な椰子から切り、
1,000乃至1,100gの粉砕椰子殻(約1/2″
(約1.3cm)の大きさ)をマッフル炉で1分間当り
2℃の速度で400℃に加熱し、その温度で最高4時間
の間保持する。1分間当り7l以上の窒素パージをいつ
でも保持した。300乃至350gの最初の処理からの
木炭をそこで1分間当り2℃乃至10℃の速度で800
℃の温度に加熱し、この高温で15分間保持した。ここ
で、前記炉を6rpmで緩やかに回転させて、均一処理
を確実にした。1分間当り6.5lの窒素パージを第2
の加熱中維持した。5つの他の実験で、前記椰子殻を前
記回転炉に入れて、1分間当り2又は10℃のランプ速
度で800℃の温度に直接加熱し、その800℃の温度
で1もしくは4時間の間保持する一方、1分間当り6.
5lの窒素もしくはアルゴンパージを維持した。補助冷
却もなしに炉を冷え込ませることで、生成物を不活性パ
ージガス(N2)の下で室温に冷却した。
【0048】表1のデータは、密度、ペレットの密度か
ら誘導された重量酸素容量と、容積酸素容量の典型的数
値だけでなく、例示的市販の又は先行技術非選択性及び
O2選択性炭素の気孔容積データも列挙している。これ
らは、本発明の手順により作られた椰子殻炭と比較でき
る。実施例1では、木炭を1分間当り2℃のランプ速度
で800℃の温度に加熱し、4時間の間保持した。実施
例2では、ランプ速度が1分間当り2℃で800℃の温
度に加熱し、1時間保持した。実施例3は1分間当り1
0℃のランプ速度を用い、800℃の温度に加熱し、1
時間保持した。実施例4は、実施例1、2及び3で用い
た窒素の代りに不活性ガスとしてアルゴンを用いたこと
以外、同一条件を用いた。実施例5でも、窒素パージガ
スを1分間当り2℃のランプ速度で800℃の温度に加
熱し、4時間保持した。粒状材料で測定された密度は、
市販の圧縮ペレットで測定されたペレット密度と比較さ
れるペレット密度と呼ぶ。ペレット密度は、マイクロメ
リティクス(Micromeritics)Hg多孔度
測定器モデル9220でのHg多孔度法により得られた
。「Hgペレット密度」により測定した。サプライヤー
から入手できない場合、嵩密度(タップ密度)を、50
0cc目盛シリンダーに充填、シリンダーを固い表面で
10回軽く打って、その後、前記シリンダー内の材料の
容積と質量を記録して測定した。これらの実施例は、容
量と密度の最上の組み合わせが、本発明による熱分解の
条件で達成され、それが木炭A乃至Eとして列挙された
例証先行技術の木炭よりも高い酸素容積容量のみならず
高い密度を立証していることを示す。
【0049】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――        密度(g/c
c)        気孔容積(cc/g)     
           O2容量        嵩 
 ペレ    合計(b)   Hg(C)   ミク
ロ(j)   (cc/g)(d) (cc/cc) 
(e)             ット(a) ―――
―――――――――――――――――――――――――
――――――――木  炭   実施例 0.64  1.15    0.32   
  0.14     0.18        7.
5       8.61(f)  実施例  −    1.11    0.36   
  0.18     0.18        8.
1       8.92 実施例 0.60  1.10    0.37   
  0.18     0.19        7.
9       8.63 実施例 0.57  1.09    0.38   
  0.19     0.19        7.
9       8.64 実施例  −    1.18    0.33   
  0.12     0.22        7.
4       8.85 A(g)  0.44  0.67    1.03 
    0.57     0.46        
8.1       5.4B     0.53  
1.02    0.56     0.36    
 0.20        7.1       7.
2C     0.58  1.04    0.58
     0.40     0.25       
 7.7(h)    8.0D     0.27 
 0.45    1.76     1.17   
  0.60        8.5       3
.8E     0.55− 0.9−    NAV
(K)   0.5−     NAV(K)    
 〜8.0     〜8.0        .65
   1.1              0.6  
                         
      ―――――――――――――――――――
――――――――――――――――― (a) Hg多孔度法により得られたペレット密度(b
) (1/He密度)から(1/Hg密度)まで(c)
 Hg多孔度法から60,000psiまで(d) 重
量ガス容量:1atm.O2、25℃(e) 重量容量
からの容積O2容量メペレット密度、(a)×(d) (f) 実施例1−5の木炭はすべて部分O2選択性で
あった (g) 木炭A−Eは市販のもしくは先行技術、非選択
性炭素(CMS)を示す: A−ノリット(Norit)活性炭素の「ソルボノリッ
ト(Sorbonorit)3」 B−サットクリッフェスピークマン(Sutcliff
espeekman)#203 C−米国特許第4,933,314号 D−アンダーソン(Anderson)のスーパー  
カーボン(SuperCorbon)GX−31E−1
985年刊ニシノほかの「化学と工業」第59巻、第5
号第166乃至170頁からのタケダMSC(h) 2
5.5mg/g、17.9cc/g、圧力6.7atm
から計算された容量(′314、表2)(j) (全P
V−HgPV)から (k) NAVは、引例からは利用できないものを示す
実施例1乃至5の椰子殻炭は、硬質の不均一粒状材料で
、圧力変動吸着の吸着剤層で使用に適する小粒化にする
必要はなかった。一般に本発明の椰子殻炭は比較的高密
度(1g当り1.1cc以上)と比較的高い重量容量(
1g当り7.5cc以上)、逆に言えば高容積容量(8
.2cc/cc以上)を提供した。1時間の保持時間は
4時間の保持時間よりも急速の吸着材料を生成したこと
(表4)も注目された。 実施例6−9   4種類の椰子殻炭を異なる保持温度とパージ速度を
用いて作成し、そこで生成物を、酸素と水素の定量気体
吸着と吸着速度の測定評価をした。結果を下表2に示す
【0050】
【表2】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――実施例  保持温度  パージ
速度  吸着ガス(a)   kO2 (b) kN2
 (b)     選択性          ℃  
       L/min     mgO2  mg
N2   (sec−1)(sec −1)   kO
2 /kN2 ――――――――――――――――――
――――――――――――――――――  6    
   800        6.5     1.1
4   0.970   2.23   0.278 
        8.0   7       800
       10.0     1.18   0.
93    1.46   0.20        
  7.3   8       982      
  6.5     0.32   0.09    
0.391  0.048         8.2 
  9       982        9.9 
    0.53   0.10    0.391 
 0.033        11.9 ――――――
―――――――――――――――――――――――――
――――― (a) O2平衡において、温度25℃、1atmで吸
収されたO2もしくはN2質量を最終試料重量で示す。 (b) 室温(23℃等値)の温度で測定し、典型的指
数曲線で当て嵌めたO2又はN2吸着速度:N(t)=
N(s)[1−e(−kt)][式中、Nは時間(t)
、飽和(s)での吸着量であり、kは物質移動係数を示
す]。
【0051】上述のデータは、800℃と比較して98
2℃(1800°F)熱分解温度では、生産された木炭
は酸素と窒素双方の吸着速度を有意に減速していたこと
を立証している。1分間当り6.5lと比較して1分間
当り10lの比較的高い流量では、800℃の温度では
じめて僅かな影響を与えただけであった。データは、吸
着された酸素と窒素の量が有意に減少しただけでなく、
吸着速度が982℃の作業温度を用いて低くなったこと
も示している。上記のデータから、熱分解中に生成され
た排ガスの十分な除去に必要な最少量のパージ以上に、
最終熱分解温度がパージ速度が影響する以上に酸素と窒
素の吸着に影響することが明白である。これらの比較実
験は、可能な限りあらゆる点(恒温対本発明の変動温度
炉における既知の相異)で合致するよう設計され、本発
明の材料を前記特許に開示された取り組み方と区別した
。 実施例10乃至18   実施例10乃至18では、薄椰子殻グラニュールを
、1分間当り2lの窒素パージを用いて1分間当り2℃
の温度にランプした80gの原料椰子を熱分解し、その
後、4時間の間熱分解ピーク温度を保持した。反応器を
不活性パージ下で周囲温度に冷却させ、いったん室温に
なるとゼロ空気が窒素に取って代わり反応器の内容物は
150℃の温度に加熱することで安定した。
【0052】多種類の椰子殻炭を650乃至900℃の
温度範囲で調整し、殻(小粒化していない)から形成さ
れた粒状材料でのペレット密度、ミクロ細孔容積、酸素
吸着剤速度と選択性及び重量と容積酸素容量について分
析した。結果を表3に示す。
【0053】
【表3】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――        保    持
  Hgペレット  気孔容積  O2      選
択性(C)   O2容量実施例  温度(a)   
密      度            吸着速度 
             重量  容積      
    ℃        g/cc      cc
/g       min−1  O2/N2  cc
/g cc/cc―――――――――――――――――
――――――――――――――――――― 10(g)
    650      1.11       0
.09       4.1         1.7
      6.2   6.9  11      
 750      1.07       0.20
       3.6         3.8   
   7.3   7.8  12       77
5      1.2(d)      −     
    2.5         5.3      
8.1   9.7  13       800  
    1.21       0.15      
 2.1         6.4      8.1
   9.8  14(e)    800     
 1.2        0.18       1.
4         8.3      8.4  1
0.2  15(f)    825      1.
2(d)      −         1.1  
       7.7      7.0   8.4
  16(g)    850      1.21 
      0.17       1.0     
    7.9      8.4  10.2  1
7       850      1.21    
    −         1.1        
 9.0      8.2   9.9  18(e
)    900      1.27       
0.18       1.4         8.
3      8.1  10.3 ――――――――
―――――――――――――――――――――――――
――― (a) 4時間の間保持するN2パージの温度に加熱す
る1分間当り2℃のランプ速度 (b) 表2の脚注(b) に説明の通りに測定(c)
 O2吸着速度/N2吸着速度で計算(d) 概算 (e) その他の実施例で用いられたものより厚い椰子
殻(f) その他の実施例で用いられたものよりも大き
いチャンクからなる殻の試料 (g) 形成後、乾燥空気中で約150℃の温度に加熱
では安定しなかった 比較的高い容量と選択性が750℃以上の熱分解温度で
得られたことを上記のデータが示している。850℃の
温度で調製した実施例14と16は8.4cc/gの最
高の重量容量を示した。さらに800℃以上の温度では
、O2吸着速度が減少し始め魅力の少ない値になる。 これらの炭素は他の市販の活性炭素以上に稠密であるの
で、10.2cc/ccの炭素の容積当り容量が得られ
、それは容量で市販のCMS材料を約23%上回る改良
である。椰子殻炭には若干のO2選択性が備わるが。 調製された通り吸着速度は緩慢であった。木炭を小粒度
すなわち、75乃至114μmに粉砕すると選択性をわ
ずかに変化させ、それは、吸着速度と選択性が内部抵抗
から、単に選択性表層よりもむしろ気体拡散に起こるこ
とを示す。最高850℃の比較的高い処理温度で比較的
大きい容量と選択性を示す一般傾向があった。900℃
の比較的高い温度は、重量容量と選択性の双方をいくぶ
ん減少させるように思われる。例外は実施例15からの
製品で、それは825℃の温度で調製され、使用された
温度に対しては比較的低い容量を示したことであった。 たとえそうだとしても、容積容量は、市場で容易に入手
できるCMS材料での予想をかなり上回わった。
【0054】ランプ速度を変化させても酸素吸着特性に
悪影響は及ばさなかった。文献では椰子殻炭を500℃
の温度に加熱してその中にミクロ多孔性を起こす説明を
しているが、気孔の多くは、それが熱分解生成物である
ため閉塞される。高めの温度への加熱は明らかに気孔か
ら有機堆積物を除去する。温度500℃への緩熱分解に
続く800℃までの急速加熱に4時間の浸軟を加えると
、定常ランプ速度で800℃の温度で作ったものと同様
の木炭を生成させ、ミクロ多孔性のどのような改良もC
AU試験からは明白ではなかった。同様の実験で、殻を
窒素中で1分間当り2℃で500℃の温度に先ず加熱し
、周囲温度に冷却、それを1分間当り10℃で500℃
の温度に、そしてそこから1分間当り2℃の速度で80
0℃の温度に再加熱した。この実験の結果は酸素の拡散
性が高く残るが、窒素の拡散が、800℃の温度で恒常
ランプ速度をもって行った実験におけるよりもいくぶん
緩慢であった。高い窒素の拡散速度は、低拡散率がCM
Sの選択性多孔性の増進を行える炭化水素分解の量を制
限する傾向があるので望ましい。 実施例19乃至25   これらの実施例では、椰子殻炭を表4に示されたデ
ータに説明のあるように調製して、ペレット密度、酸素
と窒素吸着速度と選択性を前の実施例と分析により比較
して、保持時間、保持温度、ランプ速度も同様に、又パ
ージガスの種類を変化させる結果を例証した。別の具合
に指示された場合を除きすべての実施例にパージガスと
してN2を用いた。
【0055】
【表4】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――        保持  保持
  ランプ  Hgペレ    吸着速度(a)   
  α(b)     全  量実施例  温度  時
間  速  度  ット密度  θO2  θN2  
  選択性    容  量        ℃  (
時間)℃/分  g/cc    秒      秒 
   N2/O2  cc/cc ―――――――――
―――――――――――――――――――――――――
―― 1(C)   800     4      
2      1.15      41      
521      13         8.6 1
8      900     4      2  
    1.27     113     1351
      12        10.3 19(C
)   650     4      2     
 1.05       3       14   
    5 20      750     4  
    2      1.09      56  
    332       6 21      8
50     1      2      1.05
     138     2650      19
  2      800     1      2
      1.11      18      1
98      11         8.9  3
      800     1     10   
   1.10      25      286 
     11         8.6  4(d)
   800     1     10      
1.09      12      146    
  12         8.6 22(c)   
800     1     10      1.1
8      12      133      1
1 23(d)   800     1     1
0      1.15      12      
145      12 24(c)   800  
   1     10      1.19    
  13      142      11 25 
     800     0.3   10    
  1.10       7       93  
    13 ――――――――――――――――――
―――――――――――――――――― (a) θ吸着速度測定の容積法:P(初期)=OとP
(嵩)=20℃の温度で760トルで充填し67%に達
するに要する時間、低い数字は早い速度を示す。 (b) α選択性はθ吸着速度の比、N2/O2である
。 (c) 同じ口からとった椰子殻を用い同一の群にした
実施例。 (d) パージガスとして用いたアルゴン上記のデータ
により示されたように、最高の熱分解熱における保持時
間を4時間から1時間に減少させると、木炭の気体取り
込み速度を、窒素・酸素選択性の有意の変化なしに増加
させた。最高温度でわずか18分間(実施例25)保持
した木炭は、650℃以上の温度で調製した木炭の最も
早い吸着速度を示し、さらに高い容積容量に達するには
最も早い吸着速度が必要である。1分間当り2乃至10
℃の範囲のランプ速度は、吸着速度にわずかな差異しか
生じさせなかった。さらにデータは窒素又はアルゴンの
いずれかをパージガスとして生産した木炭には有意の差
異を示さない。
【0056】実施例1と18の比較では、取り込み速度
は、熱分解温度が800℃から900℃に上昇するに従
って減少するが、選択性は本質的に不変のままであった
。同様の結果が実施例19と20から明白である。
【0057】熱分解温度が750℃から850℃に上昇
、保持時間が4時間から1時間に減少(実施例20と2
1)すると、取り込み速度は減少し続けるが、選択性は
劇的に増加し、平均ミクロ細孔直径に減少が見られる。 このようにして、800℃の温度で1時間以下の時間で
の熱分解は、最適の木炭密度(Hgペレット密度測定に
よる)とO2容量が得られる一方、急速な吸着速度を維
持させる。
【0058】CAU吸着速度を表5に列挙された実施例
により650乃至900℃の熱分解熱で調製した木炭の
うちのいくつかで測定した。
【0059】
【表5】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――              
保持温度                CAU吸着
結果  実施例                  
          時  間           
         最終圧力            
    ℃      %O2        分  
      L      m      トル―――
―――――――――――――――――――――――――
――――――――  10          650
  18        0.3      −   
   −      300  11        
  750  16.6    0.3    8  
    1.5    280  41       
   750  15.8    0.4    5.
4  1.4    250  12        
  775  14.7    0.4    7.1
  1.1    270  13         
 800  14.6    0.4    8.9 
 0.43  255  15          8
25  14.3    0.5    8.9  0
.29  265  17          850
  14.1    0.6    7.9  0.1
5  255  14(a)       800  
14.3    0.4    9.0  0.65 
 270  18(a)       900  13
.4    0.7    7.0  0.11  2
70―――――――――――――――――――――――
――――――――――――― (a) コスタリカからの厚殻 上記データで立証されたように、CAU酸素吸着は、薄
殻椰子殻炭と厚殻材料(実施例14及び18)の双方と
も同様であった。吸着速度は、気孔構造が小さくなり、
又炭素がさらに黒鉛状になるに従って、最高温度で調製
された木炭で減少する。比較的高い温度は、CAU試験
で%酸素で示される酸素吸着ばかりでなく775℃以上
の温度で調製された椰子殻炭の最終圧力にも明らかに改
善が見られた。 実施例26乃至40   気相処理が開発されて、ヘリウムに25%の二酸化
炭素を入れた混合物、ヘリウムに3%の水を入れた混合
物、又ヘリウムに1%酸素を入れた混合物を用い、椰子
殻炭の吸着容量を増加させた。この3つすべては、80
0乃至900℃の温度で炭素先駆物質のガス化において
有効であった。実施例30、32及び33では、炭素グ
ラニュールを酢酸ニッケルもしくは酢酸カルシウムのい
ずれかの0.03モル溶液で含浸させてガス化反応を触
媒した。木炭調製条件、ガス化条件及びペレット密度と
酸素容量の分析を含むこれらの実施例のデータを表6、
表7に示す。
【0060】
【表6】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――            木炭
加工          ガ  ス  化      
    Hgペレ  O2容量    実施例  温度
  時間  木炭  処理ガス    温度  時間 
 ット密度  重量  容量          ℃ 
   Hrs.  Ex.             
  ℃    Hrs.    g/cc    cc
/g  cc/cc ―――――――――――――――
―――――――――――――――――――――26  
    800     4            
                       1.
14     8.6   9.827       
            26   3%H2O   
 800   1       1.19     8
.9  10.628               
    26   25% CO2  800   1
.75    1.26     9.1  11.5
29                   26  
 25% CO2  800   3.75    1
.22     8.4  10.219      
650     4                
                   1.05  
   6.5   6.930(a)        
        19   25% CO2     
   1       1.06     8.7  
 9.231      800     4    
                         
      1.12     8.7   9.73
2(b)                31   
25% CO2  900   0.5     1.
07    10.2  10.933(a)    
            31   25% CO2 
 800   0.5     1.09     9
.3  10.134      800     4
                         
          1.08     5.3   
5.8  35                  
 34   25% CO2  800   0.9 
    1.21     8.9  10.717 
     850     4           
                        1
.21     9.2  11.136      
             17   3%H2O  
  800   1       1.16    1
0.1  11.737              
     17   1%O2      800  
  .02    0.99    10.0   9
.938                   17
   1%O2      650   0.1   
  1.09    10.7  11.739   
   800     4             
                      1.1
4     8.3   9.540        
           39   25% CO2  
800   1       1.12     9.
7  10.841    800 (c)   1 
                         
         1.27     6.8   8
.642                   41
   25% CO2  800   0.25   
 1.19     7.7   9.143    
800 (c)   1              
                     1.15
     7.9   9.144         
          43   25% CO2  8
00   0.25    1.10     7.9
   8.7―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
【0061】
【表7】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――            木炭
加工          ガ  ス  化      
    Hgペレ  O2容量    実施例  温度
  時間  木炭  処理ガス    温度  時間 
 ット密度  重量  容量          ℃ 
   Hrs.  Ex.             
  ℃    Hrs.    g/cc    cc
/g  cc/cc ―――――――――――――――
―――――――――――――――――――――45  
  800 (c)   1            
                       1.
14     7.4   8.446       
            45   25% CO2 
 800   0.25    1.15     8
.0   9.247    800 (c)   1
                         
          1.18     7.2   
8.548                   4
7   25% CO2  800   0.5   
  1.17     7.9   9.2―――――
―――――――――――――――――――――――――
―――――― (a) 0.03Mの酢酸ニッケルの触媒を加える。 (b) 0.03Mの酢酸カルシウム触媒を加える。 (c) 10℃/mmのランプ速度。
【0062】椰子殻炭をヘリウム中の25%二酸化炭素
で温度800℃にして1時間処理すると、酸素吸着容量
を少くとも8.4そしてかなり頻繁に9.1cc/cc
以上に増加させたが、木炭は非選択性となった。ガス化
処理も気体拡散に対するミクロ細孔の耐性を低下させる
ことがわかったので、処理を先駆物質炭素からの酸素選
択性CMSの調製に必要な多工程に組み入れた。3%の
水と1%の酸素を含む混合物での代りのガス化処理も実
施した。酢酸ニッケル含浸を用いると(実施例30と3
3)椰子殻炭の容量増加と吸着速度上昇に役立った。ガ
ス化工程(実施例30)も650℃の温度で調製した木
炭の容量を増加させたが、木炭の低密度は、容積容量が
800℃と850℃の温度でつくられた木炭の改質に立
証された数値に到達させることはできなかった。追加容
量増加も酢酸カルシウムで処理した木炭を900℃のガ
ス化温度で反応させて達成された。
【0063】実施例41乃至48では、800℃の温度
で、小ミクロ粒子ドメイン、その結果急速O2取り込み
速度をつくる条件下で調製された椰子殻炭を引続き、ヘ
リウム中で二酸化炭素の25%配合物を用いて800℃
の温度で酸化した。酸化時間をCAU分析から得た窒素
吸着速度に基き変化させた。この例で作られた木炭には
、0.1乃至1.5で変化するCAU窒素吸着係数が備
わっていた。酸化時間を調整して、緩慢な窒素吸着速度
の木炭が二酸化炭素により長く暴露されるようにした。 この二酸化炭素暴露は、実施例44の1事例を除きすべ
ての事例で窒素速度を増速し、かつ酸素容量を高めた。 本処理はペレット密度に対する影響が最少限に止まり、
最大密度損失は僅かに6%であった。CO2酸化の結果
としての重量酸素容積の変化は既に急速酸素吸着速度を
示している(実施例41と43)木炭にとっては最少限
に止った。 実施例49乃至54   実施例49乃至54と、表8で示されるデータによ
り示されるように、800℃の温度で調製された木炭は
、ヘリウムで稀釈されたイソブチレンとの1工程分解処
理には敏感に反応して、その酸素吸着特性を向上させた
。 分子プローブ(プラグゲージ実験)は、これらの材料の
ミクロ細孔分布が3.7乃至6オングストロームの範囲
にあり、他の入手できるO2選択性CMSと酷似してい
ることを示す。このことから、800℃の温度で調製し
た未処理椰子殻炭には4オングストロームCMS(たと
えば、K.カワゾエ(Kawazoe)と、T.カワイ
(Kawai)が1970年刊「生産研究」(Seis
an  kenkyu)第22巻、第11号第491乃
至493頁に発表、タケダ薬品工業が称するMSC−A
もしくはMSC−4A)と同様のミクロ細孔分布を備え
ていることが明らかである。基材木炭を、1分間当り2
℃のランプ速度と最高温度で4時間の軟浸を用い窒素に
入れ800℃の温度(実施例49)で粒状椰子殻(−8
乃至+25メッシュ)から調製した。主として500℃
の温度での一連のコークス化工程で、酸素選択性炭素分
子篩(実施例54)ができて、それは12%以下のCA
U酸素量を吸着し、選択度は27であった。
【0064】
【表8】 ―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――実  EXからの  イソブチ
レン                    CAU
結果施            改質(b)     
  O2吸着                   
     圧    力  例           
 時間    温度        時間  吸  着
(a)   速度    初期  最終    材  
  料  分      ℃    %    分  
  O2(L)     N2(m) トル  トル 
 ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――49  基材木炭     
           15.2  0.5     
7.7       0.31    575   2
58 50    49       30     
500   14.1  0.3    10.6  
     0.5     579   255 51
    50       60     500  
 13.1  0.4     8.4       
0.42    593   260 52    5
1       60     500   12.4
  0.6     7.2       0.27 
   596   260 53    52    
  150     625   14.7  0.4
    11.4       0.17    59
7   260 54    53       30
     500   11.9  0.7     
5.6       0.21    599   2
70 ――――――――――――――――――――――
―――――――――――――― (a) Ads.は吸着 (b) ヘリウム中20%イソブチレン上表で示された
データは、おのおのの実施例の製品が実施例54で終る
後続の実施例の出発原料として役立っていることが示さ
れている。計算方法(これは、CMSペレット内の物質
移動の詳細モデルを用い、又基本CMS特性と処理能力
の相関として示された)は、実施例54のCMSが、C
AU分析により、若干の市販の篩よりもいくぶん低い選
択性と緩慢な酸素取り込み速度にもかかわらず、その高
容積容量のため、それらの市販篩に比べ生産性で6%の
増加と、回収率で4%の増加する点で性能がすぐれてい
る。 実施例55   ガス化椰子殻炭を炭化水素で改質して酸素選択性材
料を生産した。実施例5の椰子殻炭をヘリウムで800
℃の温度に加熱し、ヘリウムに入れ25%の二酸化炭素
で30分間処理しその後、ヘリウムで室温に冷却した。 結果としてできる材料には、0.34cc/gの気孔容
積と、0.12cc/gのHg気孔容積と、0.22c
c/gのミクロ細孔容積及び1.18g/ccのHgペ
レット密度が備わっていた。
【0065】12.0gのガス化材料の試料を静圧管炉
に取り付けて、ヘリウムに入れた20%のイソブチレン
の混合物で、1分間当り10℃のランプ速度を用いピー
ク温度に加熱処理した。ピーク温度は500℃で、それ
を30分間保持、その後500℃で1時間、500℃で
もう1時間、525℃で13分間、そして500℃で3
0分間保持した。各処理間で、試料を室温に冷却してC
AUで分析しその能力を評価した。最終製品には、5.
6のL値と0.21のmは値が備わっていた。1時間で
の装置圧力はHgの265mmに等しい。酸素容量は8
.2cc/gで9.6cc/ccの容積容量が備わり、
空極的には市販の代替品を上回るより高い生産性と回収
率の提供が必要である。 実施例56   実施例48の酸化椰子殻炭を、1、2、4−トリメ
チルシクロヘキサン(TMC)と、イソブチレンで62
6℃と525℃のそれぞれの温度で連続的に処理した。 TMCへの暴露は30分間の間、1分間当り1容積交換
の空間速度と、約1%のTMCの気相濃度でヘリウム中
で行った。ヘリウム中で20%イソブチレンでの処理を
1分間当り0.8の空間速度でさらに60分間行った。 CAU分析では、0.4分で13.6%の最低O2濃度
、8.2のL及び0.18のm、それに気孔の82%が
選択性を示した。
【0066】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によればPSA
によるN2の生産に要する経費及びエネルギー経費が大
幅に削減できる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  炭素分子篩としての強化に適する高O
    2容量木炭の製法において、(a) 原料椰子殻を粉砕
    、分粒して、圧力変動吸着の吸着層に用いるに適した寸
    法の殻グラニュールを形成させる工程と、(b) 前記
    グラニュールを不活性ガスの流れに入れて1分間当り約
    2℃乃至12℃の平均温度ランプ速度で775乃至90
    0℃のピーク温度に加熱する工程と、(c) 前記ピー
    ク温度をある時間の間保持して、全加熱と保持工程が1
    時間以下もしくは8時間以上にならないようにして粒状
    木炭を生成させる工程と、(d) 前記粒状木炭を不活
    性ガス雰囲気に入れて冷却する工程と、からなる製法。
  2. 【請求項2】  前記ランプ速度は1分間当り約2乃至
    10℃で安定しており前記ピーク温度は775乃至85
    0℃、又前記保持時間は最高1時間であることを特徴と
    する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】  前記不活性ガスは、気化有機物質の気
    孔閉塞生成物を前記グラニュールから持ち去るだけの十
    分な速度で流れる窒素であることを特徴とする請求項1
    の方法。
  4. 【請求項4】  前記方法が、前記粒状木炭を不活性ガ
    スと、O2、H2OとO2から選ばれるか、もしくはC
    O2単独の酸化体との混合物中で前記木炭の酸素容量を
    増大させるが窒素に対して酸素の選択性を減少させるだ
    けの十分な時間の間、約600乃至950℃の温度に加
    熱することでガス化することからさらになることを特徴
    とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】  圧力変動吸着による空気分離での使用
    に適する炭素分子篩の製法において、椰子殻炭を前記請
    求項1の方法により形成させる工程と、前記木炭の有効
    気孔の大きさを熱分解条件の下で、揮発性炭素含有有機
    化合物との接触により小さくする工程とからなる製法。
  6. 【請求項6】  圧力変動吸着による空気分離の使用に
    適する炭素分子篩の製法において、ガス化椰子殻炭を前
    記請求項4の方法で形成する工程と、前記ガス化木炭の
    有効気孔大きさを熱分解条件の下で揮発性炭素含有有機
    化合物との接触により小さくする工程とからなる製法。
  7. 【請求項7】  前記揮発性有機化合物が炭化水素であ
    ることを特徴とする請求項5の製法。
  8. 【請求項8】  前記揮発性有機化合物が炭化水素であ
    ることを特徴とする請求項6の製法。
  9. 【請求項9】  前記ガス化椰子殻炭を2つの炭化水素
    と逐次的に接触させることと、第2の炭化水素には第1
    炭化水素より小さい分子寸法を有することとを特徴とす
    る請求項8の製法。
  10. 【請求項10】  前記ガス化をヘリウムとCO2の混
    合物で約750乃至900℃の温度で実行することを特
    徴とする請求項4の製法。
  11. 【請求項11】  前記製法は、前記椰子殻の粉砕で形
    成されたグラニュールに残存する鋭角の除去に前記粒状
    木炭を研磨して、炭素分子篩としての後続使用における
    摩耗を減少させることを特徴とする請求項8の製法。
  12. 【請求項12】  空気分離においてその気孔の大きさ
    を狭隘化する改質なしに酸素選択性を示し、又周囲条件
    にあって8.2cc/cc以上の酸素容積容量を備える
    ことを特徴とする粒状椰子殻炭。
  13. 【請求項13】  前記容積酸素容量は周囲条件にあっ
    て9.0cc/cc以上であることを特徴とする請求項
    12の椰子殻炭。
  14. 【請求項14】  請求項12の椰子殻炭をCO2もし
    くはCO2、H2O又はO2の混合物を不活性ガス中で
    、650乃至900℃の温度で接触させることで形成さ
    れることと、周囲条件にあって9.0cc/cc以上の
    容積酸素容量を備えることとを特徴とするガス化椰子殻
    炭。
  15. 【請求項15】  前記椰子殻炭に周囲条件にあって1
    0.0cc/cc以上が備わることを特徴とする請求項
    14のガス化椰子殻炭。
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