JPH0431304B2 - - Google Patents

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JPH0431304B2
JPH0431304B2 JP20340685A JP20340685A JPH0431304B2 JP H0431304 B2 JPH0431304 B2 JP H0431304B2 JP 20340685 A JP20340685 A JP 20340685A JP 20340685 A JP20340685 A JP 20340685A JP H0431304 B2 JPH0431304 B2 JP H0431304B2
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷機に関し、特に、版胴の割線方
向に滑動可能なクランプベースと、このクランプ
ベースに対して起伏可能に結合されたクランププ
レートとが版胴溝に設けられ、このクランププレ
ートを起伏させることによつて版端を咬持し、ま
た、クランプベースを滑動させることによつて版
の引張を行なう形式の版クランプ装置に関する。
〔従来の技術〕
オフセツト印刷にあつては、画線部及び非画線
部の各々に応じて化学処理の施されたアルミニア
ム等の可撓性金属板すなわち版が版胴の外周に取
り付けられ、インキ及び湿し水がこの版に給配さ
れてブランケツト胴に転写され、更に、このブラ
ンケツト胴と圧胴との間に給送される用紙に加圧
して印刷がなされる。従つて、版は、版パンチシ
ステム等によつて指定される所定の位置に、局部
的な歪を生じることなく、しかも、適正な張力状
態で版胴の等円部分の密着して取り付けられなけ
ればならない。そこで、版を版胴に取り付けるた
め、版胴溝に版クランプ装置を設けられる。この
ような版クランプ装置は、良好な印刷品質を確保
すべく、版端を適確に保持するとともに、版全体
に適正な張力を付与することが必要である。加え
て、印刷準備時間の中では版替時間がかなり大き
な割合を占めるので、版取付時間を減少させるべ
く、作動性及び操作性に優れていなければならな
い。
版クランプ装置について、従来様々な技術が提
案されてきた。それらのものの一例として、実開
昭60−32033号公報に開示されたものを挙げるこ
とができる。これらの従来技術の概要を第1図か
ら第4図までを参照して説明すると、次のようで
ある。すなわち、第1図は版クランプ装置を有す
る版胴の側断面説明図、第2図は第1図の版クラ
ンプ装置の一部を示す平面図、第3図は第2図の
−線断面図、第4図は第2図の−線断面
図である。
第1図において、矢印A方向に回転する版胴1
の軸方向(図面に垂直の方向である。)に版胴溝
2が形成され、この版胴溝2の中央にバランスウ
エイト3が、また、版4の咬え元側(符号Fで示
す。)及び咬え尻側(符号Rで示す。)にほとんど
同様の版クランプ装置が対を成して設けられてい
る。そして、これらの版クランプ装置によつて版
4が咬持及び引張されて、版胴1の等円部分5の
外周に密着して取り付けられる。
これらの版クランプ装置のうち、咬え元側Fの
ものは、主として版端を固定的に咬持する役割を
果たし、一方、咬ち尻側Rのものは、版端を咬持
するとともに引張して、版4を版胴1の等円部分
5に密着させる役割を果たすことが多い。従つ
て、咬え尻側Rの版クランプ装置の方が構造的に
もやや複雑であるので、第2図以下にもそれを図
示している。
第2図は咬え尻側Rの版クランプ装置を平面的
に示し、また、版クランプ装置は版胴1の軸方向
(第2図において図面の上下方向である。)に機種
に応じて2〜3組設けられることが多いので、そ
れらのうちの1組を示している。そして、6はク
ランプベースを示し、このクランプベース6は、
例えばその下面の突条及び版胴溝2の凹溝(図示
しない。)の組み合わせにより、版胴1の割線方
向(第2図の左右方向である。)に滑動可能とさ
れている。また、クランプベース6は、第3図に
最も良く示すように、バランスウエイト3の側面
との間に弾装されたスプリング7により、常に版
胴溝2の側壁8方向、言い換えると版4を緩める
方向に付勢されている。しかし、一方でこのクラ
ンプベース6には、第4図に最も良く示すよう
に、調整ボルト9が前記割線方向に螺結されてお
り、この調整ボルト9の先端が側壁8に当接して
いるので、調整ボルト9を回動させることによ
り、スプリング7の力に抗してクランプベース6
を割線方向に自在に滑動させることができる。な
お、10はクランプベース6の軸方向調整ボルト
を示す。
クランププレート11は、クランプベース6に
対して起伏可能に結合されている。すなわち、ク
ランププレート11には、第3図に最も良く示す
ように、凹球面状の取付穴12が設けられてお
り、取付ボルト13の頭部下面の半球状部14を
この取付穴12に合致させることにより、クラン
ププレート11がクランプベース6に対して起伏
可能とされている。そして、第4図に最も良く示
すように、クランプベース6の上面とクランププ
レート11の下面との間にプレートスプリング1
5が介装されており、このプレートスプリング1
5が取付ボルト13を基準にしてクランププレー
ト11の開き方向に常時付勢している。
プレートスプリング15の弾性力に抗してクラ
ンププレート11の開閉動作、言い換えると版端
の咬持/開放を行なわせるのはクランプ軸16で
ある。このクランプ軸16は、クランププレート
11等の長手方向に沿い、版4の咬持個所とは反
対の側において、クランプベース6とクランププ
レート11との間に回動可能に係設されている。
クランプ軸16には、第2図に示すように、ク
ランプリング17が固結され、こくクランプリン
グ17には工具挿入用穴18が設けられている。
また、第3図に示すように、クランプ軸16の外
周の一部は全長に渡つて切り欠かれている(切欠
部19である。)そして、第3図の状態では、ク
ランプ軸16の外周がクランププレート11の下
面を押し上げているので、プレートスリング15
の力にもかかわらずクランププレート11が閉じ
て版端を咬持している。しかし、第3図の状態か
らクランプ軸16を約90°時計方向に回動させ、
切欠部19にクランププレート11の下端が落ち
込むと、プレートスプリング15の弾性力によつ
てクランププレート11が反時計方向に開かれ、
版端が開放されることとなる。
なお、第3図及び第4図にあつては、各々スプ
リング7及びプレートスプリング15を明確に示
すため、これらの部材7,15が丁度断面にくる
ように表示した。
以上要約すると、従来の版クランプ装置は、版
を咬持するためには、切欠部を有するクランプ軸
を回動させてクランププレートを起伏させ、ま
た、版を引張するためには、側壁に当接する調整
ボルトを螺進させてクランプベースを滑動させる
こととしていた。
それ故、従来の版クランプ装置は、調整ボルト
を多数の、かつ、手狭な個所で螺進操作すること
としていたため、クランプベースの滑動がスムー
ズ、かつ、均一になされ得ず、作動性に欠けてい
た。
また、版の咬持のための操作と、版の引張のた
めの操作とが全く無関係に分けられているため、
これらの操作に手間がかかり、長い版替時間を要
していた。
更に、両操作を行なうための構成が全く別異で
あつたため、構造が複雑であつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従つて、本発明の主要な目的は、改良された版
クランプ装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、作動性が良好で、版の引
張が全幅にわたつてスムーズ、かつ、均一になさ
れる版クランプ装置を得ることにある。
本発明のまた他の目的は、操作性が良好で、版
替時間を最少にすることのできる版クランプ装置
を得ることにある。
本発明の更に他の目的は、構成が簡易な版クラ
ンプ装置を得ることにある。
これらの目的を達成するため、本発明は、クラ
ンプベースとクランププレートの間に回動可能に
係設されたクランプ軸が、クランププレートの起
伏に関係する第1のカム部と、クランプベースの
滑動に関係する第2のカム部とを有するようにし
ている。
また、本発明は、前記第2のカム部が、クラン
プベースと相互に摺動する部材を介してクランプ
ベースを滑動させ、しかも、この摺動する部材が
調節可能であつて、これによりクランプベースの
滑動量が調整されるようにしている。
更に、本発明は、前記第2のカムにより割線方
向に押圧される調整基体と、この調整基体と螺合
し、かつ、その螺合量が可変の調整ボルトと、調
整基体と回動方向にのみ一体で、かつ、割線方向
に摺動を許す調整リングと、を有している。
それ故、本発明に係る版クランプ装置によれ
ば、軸方向に1本のクランプ軸によつてクランプ
ベースの滑動もなされるので、版の引張が全幅に
渡つてスムーズ、かつ、均一になされる。
また、本発明装置によれば、版の咬持操作と引
張操作とがクランプ軸の連続的回動によつて行な
われるので、操作性が極めて良く、版替時間を最
少にすることができる。
更に、本発明装置によれば、版の咬持と引張と
を1本のクランプ軸を中心にした機構によつて一
体的に実現しているので、構造が簡素である。
その上、本発明装置によれば、調整リングを回
すだけでクランプベースの滑動量を調整できるの
で、版の引張力を最適化することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の実施例につき
詳細に説明する。
第5図は本発明に係る版クランプ装置の一実施
例を示す平面図、第6図は第5図の−線断面
図、第7図は第5図の−線断面図、第8図
a,b,cは第5図の−線断面図、第9図
a,b,cは第5図の−線断面図、第10図
は調整手段を構成する部材の分解斜視図である。
第5図において、版胴溝2内にクランプベース
20が版胴1の割線方向に滑動可能に設けられて
いる。このクランプベース20は、版胴1の軸方
向(第5図の上下方向である。)に1本であり、
それ故、第5図は、機種に応じて長大な版クラン
プ装置の咬え尻R側の数本の1を代表的に示して
いる訳である。従来技術の項で説明したように、
クランプベース20は、その下面の突条及び版胴
溝2の凹溝(図示しない。)等の公知の組み合わ
せにより、版胴1の割線方向に滑動可能であり、
また、版胴溝2の中央のバランスウエイト3の側
面との間に弾装されたスプリング7により、常時
版胴溝2の側壁8方向(第5図では右方向であ
り、結局、版4を緩める方向である。)に付勢さ
れている。なお、10は、従来技術と同様に、ク
ランプベース20の軸方向調整ボルトを示す。
クランプベース20に対応して、数本のクラン
ププレート21が載置される。これらのクランプ
プレート21は、従来技術のものと同様、第6図
に最も良く示すように、凹面状の取付穴12を有
し、取付ボルト13(第5図に示したように、1
本のクランププレート21につき、3本程度使用
される。)の頭部下面の半球状部14をこの取付
穴12に合致させて、クランプベース20に結合
されている。従つて、クランププレート21は、
取付ボルト13を基準にして、版端を咬持/開放
すべく起伏可能である。そして、第7図に最も良
く示すように、クランプベース20の上面とクラ
ンププレート21の下面との間に馬蹄状に湾曲し
たプレートスプリング15が介装されており、こ
のプレートスプリング15の弾性力により、クラ
ンププレート21が開き方向(第7図の反時計回
りである。)に常時付勢されている。
クランププレート20の半円形溝22とクラン
ププレート21の下面との間に回動可能に係設さ
れたクランプ軸23は、従来技術のものとは全く
異なるので留意して欲しい。すなわち、このクラ
ンプ軸23は、単にクランププレート21を起伏
させるばかりでなく、その回動によつてクランプ
ベース20を滑動させる機能をも具備しているの
である。
第6図に示すように、クランプ軸23の外周
は、その一部が長手方向に渡つて切り欠かれて切
欠部24とされ、この切欠部24にクランププレ
ート21の後端下部を受け入れ得るようになつて
いる。そして、この切欠部24にクランププレー
ト21の後端下部を受け入れた場合(第8図aを
参照のこと。)には、クランププレート21の咬
持端が開いて版端が開放され、一方、第6図及び
第8図bに示すように、クランプ軸23の外周面
がクランププレート21をプレートスプリング1
5の弾性力に抗して押し上げた場合には、クラン
ププレート21が閉じられ、版端が咬持されるの
である。言い換えると、クランプ軸23の切欠部
24と外周面とにより、クランププレート21の
起伏に関係する第1のカム部が構成されているの
である。
さて、クランプ軸23を単にクランププレート
21の起伏のみに係わらせるだけでは、クランプ
軸23の占有するスペースに比してその役割が少
ないのであり、また、第8図a,b,cに示すよ
うに、工具挿入用穴25に全く単純な形状の工具
26を挿し込むだけで回動されるクランプ軸23
は、従来技術の調整ボルト9の如く手狭なスペー
スで螺進操作させるのに比して非常に回動操作が
容易であり、その上、版胴1の軸方向に1本で伸
びるクランプ軸23によつてクランプベース20
の全体に均等に力を及ぼし得るので、クランプ軸
23にクランプベース20の滑動操作にも係わら
しめようというのが、本発明の第1の特徴であ
る。
すなわち、クランプ軸23の長手方向の数個所
(第5図にはそれらのうちの1個所のみを示した
が、機種ないし版幅に応じて数個所とされる。)
に、第9図a,b,Cに最も良く示された部分カ
ム27が係合されており、これらの部分カム27
がクランプベース20の滑動、換言すると版4の
引張に関係する第2のカム部とされているのであ
る。
部分カム27に呼応して、割線方向に摺動する
部材、すなわち調整基体28及び調整ボルト29
がクランプベース20の多数の個所に設けられ、
調整ボルト29の先端が側壁8に当接している。
そして、これらの一体となつた調整基体28及び
調整ボルト29を介して、部分カム27の機能が
発揮される。詳述すると、第9図a,b,cは、
各々第8図a,b,cに対応しており、クランプ
プレート21の後部下端が切欠部24に受け入れ
られ、従つて、クランププレート21が開かれた
状態(第9図a)及びクランプ軸23の外周によ
つてクランププレート21が押し上げられた状態
(第9図b)では、部分カム27は調整基体28
の端部から離間しており、従つて、クランプベー
ス20の滑動させる力も生じることがない。(こ
の時、クランプベース20は、スプリング7によ
つて側壁8方向に押圧されていることは、前述の
通りである。)しかし、第9図bの状態から引き
続いてクランプ軸23を回動させ第9図cの状態
に進めると、部分カム27が始めて調整基体28
を押圧して、これと一体の調整ボルト29に力を
伝達する。これにより、調整ボルト29の先端が
側壁8を押圧し、この反作用としてクランプベー
ス20は、スプリング7の弾性力に抗して、クラ
ンプ軸23自体及びクランププレート21と一体
に割線方向(第9図cの左方向)に滑動し、版4
を引き張るのである。
このように部分カム27は、版4の開放及び咬
持の際には何等作用せず、咬持後更に回動されて
始めて作用する。そして、その押圧力は、クラン
プベース20と相互に摺動する調整基体28及び
調整ボルト29を介して側壁8に働き、反作用と
してクランプベース20を滑動させるのである。
第1及び第2のカム部を有するクランプ軸23
は、版胴1の軸方向に1本で済み、多数の個所に
設けられる部分カム27、調整基体28等と協働
して、版クランプ装置全体をスムーズ、かつ、均
一に滑動させることができる。
また、好ましくは中央部分に設けられる工具挿
入用穴25に単純な形状の工具26を挿入して回
すだけの簡単な操作で、版4の咬持、引張の両動
作を連続して、かつ、迅速に遂行することができ
る。
更に、第8図に示すように、クランプ軸23の
回動範囲を規制するストツパ30(第8図aの場
合には、クランププレート21がこれ以上開くこ
とのない限界を示し、一方、第8図cの場合に
は、クランプベース20がこれ以上滑動しないと
いう限界を示す。)が設けられているので、確実
に、間違いなく前記動作を完了することができ
る。
ところで、版胴1の軸方向に幅の広い版4に局
部的な歪を生じさせることなく、版4を一様、か
つ、適正に引張、密着させるためには、クランプ
プレート21が版端を確実に咬持するのは勿論の
こと、クランプベース20の滑動量、換言すると
版4の引き具合が、クランプベース20の長手方
向の各所において調整可能でなければならないこ
とは、経験的に知られている処である。また、こ
のような調整機能は、機械制作上の都合からも要
請される。
このような調整を可能にするには、クランプ軸
23の回動は多数の調整基体28等について一
様、かつ、一斉的であるので、これらの調整基体
28等、すなわちクランプ軸23の第2のカム部
によつて作用を受ける部材に工夫を加えることが
必要である。本発明の第2の特徴は、クランプベ
ース20を滑動させるためにこのクランプベース
20と相互に摺動する部材が調整可能とされ、こ
れにより、クランプベース20の滑動量が長手方
向の各所において調整されて、例えばクランプベ
ース20を第5図の時計回りないし反時計回りに
僅かに傾けるなどの調整を可能にした調整手段を
設けた処にある。
詳述すると、第9図及び第10図に示すよう
に、クランプ軸23の部分カム27から力を一端
に受ける調整基体28は、クランプベース20の
ガイド穴31に割線方向に摺動できるように嵌合
されており、その内部にはねじ穴32が設けられ
ている。そして、外周にねじが切られた調整ボル
ト29がこのねじ穴32に螺合している。それ
故、一体となつた調整基体28及び調整ボルト2
9の螺合量を変化させると、調整基体28の部分
カム27側の端部から調整ボルト29の側壁8側
の端部までの全長を変化させることができる。こ
れにより、クランプ軸23そのものがクランプベ
ース20の長手方向(版幅方向である。)につい
て一様に作用しても、クランプベース20の各所
に設けられた調整基体28等に及ぼす部分カム2
7のきき具合を異なつたものにすることができ、
その結果、クランプベース20の滑動量も微妙に
調整できるのである。
調整手段を構成する調整基体28及び調整ボル
ト29の螺合量を簡易、迅速に設定変更するため
には、両者のうちの一方を回動不能に保つとよ
い。このため、第10図に最も良く示すように、
調整ボルト29の側面に2面の平面部33が摺動
方向に沿つて平行に形成されている。そして、こ
れらの平面部33を回り止めプレート34が挾む
ようになつている。この回り止めプレート34
は、止めねじ35によつてクランプベース20の
側面に固定されている。
また、回動不能とされた調整ボルト29に対し
て、調整基体28を直接的に回動させることとし
てもよいが、それでは作業に不便で、調整量も確
認できず、結局、従来技術と同様なカンに頼る作
業となつてしまう。
そこで、第10図に示すように、調整基体28
の外周に6角状部36が摺動方向に沿つて形成さ
れ、この6角状部36が調整リング37の中心の
6角穴38と嵌合する。それ故、調整基体28と
調整リング37とは相互に摺動を許すものの、一
体となつて回動する。従つて、調整基体28がク
ランプ軸23の部分カム27によつてクランプベ
ース20と相互に摺動するときには、調整リング
37は何等妨げとはならないものの、調整リング
37が回動されるときには、調整基体28も一体
となつて回動し、調整ボルト29との螺合量が変
化する。
本発明の第3の特徴は、調整基体28を回動さ
せる調整リング37にあり、上述のように調整基
体28との間に相互に摺動を許しつつも一体に回
動させる調整リング37の外周は、第5図に示す
ように、クランププレート21の角穴39から外
部にのぞいている。そして、調整リング37の外
周には目盛40が付され、調整量が即座に、か
つ、定量的に視認できるようになつている。加え
て、第8図に示した工具26と同様な全く単純な
工具によつて容易に回動させ得るように、工具挿
入用穴41が外周の多数個所に穿設されている。
それ故、角穴39からのぞいた調整リング37に
目盛40を視認しつつ、工具挿入用穴41に挿入
された工具を回動させることにより、調整基体2
8も一体に回動され、このとき、回動不能に保持
された調整ボルト29との螺合量も変化される。
その結果、クランプベース20の任意の個所にお
ける滑動量が簡易に調整されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは従来技術を示し、第1
図は版クランプ装置を有する版胴の側断面説明
図、第2図は第1図の版クランプ装置の一部を示
す平面図、第3図は第2図の−線断面図、第
4図は第2図−線断面図である。また、第5
図から第10図までは本発明の一実施例を示し、
第5図は版クランプ装置の平面図、第6図は第5
図の−線断面図、第7図は第5図の−線
断面図、第8図a,b,cは第5図の−線断
面図、第9図a,b,cは第5図の−線断面
図、第10図は調整手段を構成する部材の分解斜
視図である。 1……版胴、2……版胴溝、3……バランスウ
エイト、4……版、7……スプリング、8……側
壁、12……取付穴、13……取付ボルト、14
……半球状部、15……プレートスプリング、2
0……クランプベース、21……クランププレー
ト、22……半円形溝、23……クランプ軸、2
4……切欠部、25……工具挿入用穴、26……
工具、27……部分カム、28……調整基体、2
9……調整ボルト、30……ストツパ、31……
ガイド穴、32……ねじ穴、33……平面部、3
4……回り止めプレート、36……6角状部、3
7……調整リング、38……6角穴、39……角
穴、40……目盛、41……工具挿入用穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 版胴の割線方向に滑動可能にクランプベース
    と、該クランプベースに対して起伏可能に結合さ
    れたクランププレートとが版胴溝に設けられ、該
    クランププレートを起伏させることによつて版端
    を咬持し、また、クランプベースを滑動させるこ
    とによつて版の引張を行なう形式の印刷機の版ク
    ランプ装置において、 前記クランプベースとクランププレートとの間
    に回動可能に係設されたクランプ軸が、クランプ
    プレートの起伏に関係する第1のカム部と、クラ
    ンプベースの滑動に関係する第2のカム部とを有
    しているもの。 2 特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置
    において、クランプ軸の第1のカム部がクランプ
    軸の切欠部と外周面とによつて構成されたことを
    特徴とするもの。 3 特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置
    において、クランプ軸の第2のカム部がクランプ
    軸の長手方向に関して部分的に形成されたことを
    特徴とするもの。 4 特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置
    において、クランプ軸が版胴の軸方向に関して1
    本であることを特徴とするもの。 5 特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置
    において、クランプ軸の回動範囲を規制するスト
    ツパが設けられたことを特徴とするもの。 6 特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置
    において、クランプ軸に工具挿入用穴が穿設され
    たことを特徴とするもの。 7 特許請求の範囲第1項記載の版クランプ装置
    において、クランプ軸の第2のカム部がクランプ
    ベースと相互に摺動する部材を介して、クランプ
    ベースを滑動させることを特徴とするもの。 8 版胴の割線方向に滑動可能なクランプベース
    と、該クランプベースに対して起伏可能に結合さ
    れたクランププレートとが版胴溝に設けられ、該
    クランププレートを起伏させることによつて版端
    を咬持し、また、クランプベースの滑動させるこ
    とによつて版の引張を行なう形式の印刷機版クラ
    ンプ装置において、 前記クランプベースとクランププレートとの間
    に回動可能に係設されたクランプ軸が、クランプ
    プレートの起伏に関係する第1のカム部と、クラ
    ンプベースの滑動に関係する第2のカム部とを有
    し、 該第2のカム部がクランプベースと相互に摺動
    する部材を介してクランプベースを滑動させ、 しかも、この摺動する部材が調節可能であつ
    て、これによりクランプベースの滑動量が調整さ
    れるもの。 9 特許請求の範囲第8項記載の版クランプ装置
    において、摺動する部材の長さが調節可能である
    ことを特徴とするもの。 10 特許請求の範囲第9項記載の版クランプ装
    置において、摺動する部材が相互に螺合する複数
    の部材によつて構成され、これらのうちの一方の
    部材を回動可能にした状態で他方の部材の回動さ
    せて長さを調節することを特徴とするもの。 11 特許請求の範囲第10項記載の版クランプ
    装置において、長さの調節のために回動される部
    材に、回動方向にのみ一体となり、かつ、前記割
    線方向に相互に摺動を許す他の部材が係合し、該
    他の部材を回動させることによつて長さの調節を
    行なうことを特徴とするもの。 12 版胴の割線方向に滑動可能なクランプベー
    スと、該クランプベースに対して起伏可能に係合
    されたクランププレートとが版胴溝に設けられ、
    該クランププレートを起伏させることによつて版
    端を咬持し、また、クランプベースを滑動させる
    ことによつて版の引張を行なう形式の印刷機の版
    クランプ装置において、 前記クランプベースとクランププレートとの間
    に回動可能に係設されたクランプ軸が、クランプ
    プレートの起伏に関係する第1のカム部と、クラ
    ンプベースの滑動に関係する第2のカム部とを有
    し、 該第2のカム部が、クランプベースと相互に摺
    動する部材を介して、クランプベースを滑動さ
    せ、 しかも、この摺動する部材が調節可能であり、 前記第2のカムにより割線方向に押圧される
    調整基体と、 該調整基体と螺合し、かつ、その螺合量が可
    変の調整ボルトと、 前記調整基体と回動方向にのみ一体で、か
    つ、割線方向に摺動を許す調整リングと、 を備えたもの。 13 特許請求の範囲第12項記載の版クランプ
    装置において、調節リングに目盛が付されたこと
    を特徴とするもの。 14 特許請求の範囲第12項記載の版クランプ
    装置において、調整リングに工具挿入用穴が穿設
    されたことを特徴とするもの。
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