JPH04314753A - 熱可塑性成形用組成物 - Google Patents

熱可塑性成形用組成物

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JPH04314753A
JPH04314753A JP3284580A JP28458091A JPH04314753A JP H04314753 A JPH04314753 A JP H04314753A JP 3284580 A JP3284580 A JP 3284580A JP 28458091 A JP28458091 A JP 28458091A JP H04314753 A JPH04314753 A JP H04314753A
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polyoxymethylene
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copolymer
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Graham Edmund Mckee
グラハム、エドモント、マッケー
Sabine Dr Kielhorn
ザビネ、キールホルン
Siegbert Bohnet
ズィークベルト、ボーネット
Hartmut Zeiner
ハルトムート、ツァイナー
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BASF SE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はポリオキシメチレンの単独重合体
、ことに共重合体、ポリエステルなどに充填剤を加えて
成る、熱可塑性の成形用組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】ポリオキシメチレンを含有する成形用組成
物は、ことに住宅関連、機械部品および自動車産業にお
ける熱可塑性材料として広く使用されている。
【0003】これらの用途はすべて重合体の熱安定性を
必要とする。不安定ポリオキシメチレンは熱応力に反応
して分子量の確実な低下をもたらし、ポリマー連鎖にC
−C結合が生ずるまで連鎖におけるこの分子量低下が継
続するからである。
【0004】そこでトリオキサンあるいはホルムアルデ
ヒドの重合においてC−C結合を連鎖中に導入するコモ
ノマーの使用が提案され、実施されている。これはたし
かにポリオキシメチレンの熱劣化を軽減するが、さらに
改善されることが望まれている。
【0005】多数の文献がさらに他の物質を添加しある
いは添加することなく、このポリオキシメチレンの熱安
定剤としてポリアミドを使用することを提案している。 例えば米国特許3406223号、3480694号お
よび仏国特許1570281号各明細書が挙げられる。 日本国特許出願公開昭51−17972号公報は、芳香
族ポリアミドにより安定化され、処理の際の褪色を防止
し、発泡傾向の少ないポリオキシメチレンについて述べ
ている。またヨーロッパ特許出願公開47529号は、
担体ポリマー中にポリアミドを分数状態で含有すること
により安定化された安定化ポリオキシメチレン成形用組
成物を開示している。
【0006】このようにして安定化された組成物はすべ
て添加物を有しないポリオキシメチレンにくらべて改善
された熱安定性を示すことは事実であるが、依然として
満足すべきものではない。
【0007】英国特許出願公開1197842号公報に
は、被覆剤あるいは接着剤として使用される、ポリアミ
ドとポリオキシメチレンの水性乳濁液が記載されている
。しかしながら、この組成物は成形用材料として使用さ
れる場合に満足すべき形状を示さない。同様の欠点は日
本国特許出願公開61−69859号公報における、ポ
リオキシメチレン、フェノキシおよびポリエステルもし
くはポリアミドタイプの熱可塑性エラストマーを主体と
する成形用組成物ならびに西独特許出願公開38027
53号公報における、ポリオキシメチレン、ポリエステ
ルおよび耐衝撃変性ポリマーから成る混合物についても
認められる。
【0008】そこで本発明の目的は、均衡した諸特性、
ことに熱安定性、剛性、靭性、表面特性、例えば印刷可
能性、接着性、被覆性、電鍍性、撥水性を有する熱可塑
性成形用組成物を提供することである。
【0009】
【発明の要約】しかるに上述の目的は、(A)2から9
7.5重量%のポリオキシメチレン単独重合体もしくは
共重合体(B)2から97.5重量%のポリエステル、
(C)0から95.5重量%のポリアミド、(D)0.
5から25重量%の、2,2−ジ(4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパンとエピクロロヒドリンの重縮合物、(
E)0から60重量%の耐衝撃性変性ポリマー、(F)
0から70重量%のポリカーボネートおよび(G)0か
ら60重量%の繊維状もしくは粒子状の充填物あるいは
その混合物を主体とする熱可塑性成形用組成物により達
成されることが本発明者らにより見出された。
【0010】
【発明の構成】本発明による成形用組成物の組成分(A
)は、2から97.5重量%、好ましくは5から97、
ことに5から93重量%のポリオキシメチレン単独重合
体もしくは共重合体である。
【0011】この種のポリマーはこの分野の技術者に周
知であり、また各種文献に記載されている。一般的にこ
れらポリマーは主鎖に−CH2 O−繰返し単位を少な
くとも50モル%有する。単独重合体は一般的にホルム
アルデヒドもしくはトリオキサンを、ことに適当な触媒
の存在下に重合させることにより製造される。
【0012】本発明の目的からして好ましい組成分(A
)は、ポリオキシメチレン共重合体、ことに−CH2 
O−繰返し単位のほかに、50モル%までの、好ましく
は0.1から20、ことに0.3から10モル%の、式
【0013】
【化1】 で表わされる繰返し単位をポリオキシメチレン共重合体
である。上記式中のR1からR4 はそれぞれ独立して
炭素原子1から4個のC1 −C4 アルキルあるいは
ハロアルキルを、R5 は−CH2 、−CH2 O、
C1 −C4アルキルあるいはC1 −C4 ハロアル
キルで置換されたメチレンあるいはオキシメチレンを、
nは0から3の数値を意味する。これらの基は環式エー
テルの開環により共重合体中に導入されるのが好ましい
。ことに好ましいのは環式エーテルは式、
【0014】
【化2】 で表わされるものであって、R1 からR5 およびn
は上述した意味を有する。このような環式エーテルの例
は、エチレンオキサイド、1,2−プロピレンオキサイ
ド、1,2−ブチレンオキサイド、1,3−ブチレンオ
キサイド、1,3−ジオキサン、1,3−ジオキソラン
および1,3−ジオキセパンであり、共重合体の例はポ
リジオキソラン、ポリジオキセパンのような線形オリゴ
フォルマールあるいはポリフォルマールである。
【0015】組成分(A)としては、例えばトリオキサ
ンおよび上記環式エーテルのいずれかを、第3のモノマ
ー、ことに式
【0016】
【化3】 (Zは化学的結合手、−O−あるいは−ORO−を意味
し、RはC1 −C8 アルキレンあるいはC3 −C
8 シクロアルキレン)で表わされる2官能性化合物と
反応させて得られるオキシメチレン  ターポリマーも
使用できる。
【0017】上記モノマーとして好ましいのは、モル割
合2:1のエチレングリシジル、ジグリシジルエーテル
およびグリシジルエーテルと、ホルムアルデヒド、ジオ
キサンあるいはトリオキサン、グリシジル化合物2モル
および2から8個の炭素原子を有する脂肪族ジオール1
モルのジエーテル、例えばエチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,3−
シクロブタンジオール、1,2−プロパンジオールおよ
び1,4−シクロヘキサンジオールのジグリシジルエー
テルである。
【0018】上述した単独重合体および共重合体の製造
方法は当業者に周知であり、各種文献に記載されている
ので、ここでは記載しない。
【0019】好ましいポリオキシメチレン共重合体は、
少なくとも150℃の融点と5000から200,00
0ことに7000から150,000の重量平均分子量
Mwを有する。
【0020】C−C結合を連鎖末端に有する末端基安定
化ポリオキシメチレンポリマーがことに好ましい。
【0021】本発明成形用組成物の組成分(B)は、2
から97.5重量%、好ましくは5から95、ことに5
から93重量%のポリエステルである。
【0022】このようなポリエステル(B)自体は公知
であって、主鎖に芳香族環を有するポリエステルを使用
するのがことに有利である。この芳香族環は、例えば塩
素、臭素のようなハロゲンおよび/あるいはメチル、エ
チル、i−もしくはn−プロピル、i−もしくはn−も
しくはt−ブチルのようなC1 −C4 アルキルによ
り置換されていてもよい。ポリエステルはカルボン酸、
そのエステルないしそのエステル形成誘導体を、常法に
よりジヒドロキシ化合物と反応させて得られる。
【0023】適当なジカルボン酸としては、脂肪族ある
いは芳香族ジカルボン酸が使用され、これらの混合物も
使用可能である。具体的にはナフタレンジカルボン酸、
テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバチン酸、ドデカンジオン酸、シクロヘキサンジ
カルボン酸、これらの混合物、これらのエステル形成誘
導体である。
【0024】また上述ジヒドロキシ化合物としては、炭
素原子2から10のジオール、ことにエチレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,4−ブテンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ルが好ましいが、1,4−ヘキサンジオール、1,4−
シクロヘキサンジオール、1,4−ジ(ヒドロキシメチ
ル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、ネオペンチル
グリコール、これらの混合物、これらのエステル形成誘
導体も使用され得る。
【0025】テレフタル酸あるいはナフタレンジカルボ
ン酸とC2 −C6 ジオールのポリエステル、例えば
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、これらの混合物がことに好ましい。
【0026】もちろんコポリエーテルエステルのような
ポリエステルブロック共重合体を使用することもできる
。このような共重合体自体は公知でありあるいは公知文
献、例えば米国特許3651014号明細書に記載され
ており、また例えばHytrel(登録商標)(デュポ
ン社)のように市販されている。
【0027】組成分(C)のポリアミドはそれ自体公知
である。例えば1988年ジョン、ウィリイ、アンド、
サンズ社刊、「エレサイクロペディア、オブ、ポリマー
、サイエンス、アンド、エンジニアリング」11巻31
5−489頁に記載されているような少なくとも500
0の分子量を有する半結晶性あるいは無定形樹脂を使用
することができる。
【0028】このポリアミドの具体例は、ポリヘキサメ
チレンアジパミド、ポリヘキサメチレンアゼラアミド、
ポリヘキサメチレンセバシンアミド、ポリヘキサメチレ
ンドデカンジアミド、ポリ−11−アミノウンデカノア
ミド、ビス−(p−アミノシクロヘキシル)−メタンド
デカンジアミドあるいはラクタムの開環により得られる
生成物、例えばポリカプロラクタム、ポリラウロラクタ
ムである。また酸構成分としてテレフタル酸あるいはイ
ソフタル酸および/あるいはジアミン構成分としてトリ
メチルヘキサメチレンジアミンあるいはビス(p−アミ
ノシクロヘキシル)プロパンによるポリアミド、および
上述したポリマーあるいはその構成分の2種類あるいは
それ以上を共重合して得られる塩基性ポリアミド樹脂も
使用することができる。例えばテレフタル酸、イソフタ
ル酸、ヘキサメチレンジアミンおよびカプロラクタムの
共重縮合物である。
【0029】これらポリアミドの製法も上述文献に記載
されている。末端アミン基の末端酸基に対する割合は、
出発化合物間のモル割合を変えることにより調整され得
る。
【0030】本発明による成形用組成物中のポリアミド
の割合は、0から95.5重量%である。ポリアミドを
組成物中に含有させる場合には0.1から95.5重量
%、ことに0.5から89重量%の割合が好ましい。
【0031】組成物(D)、すなわち2,2′−ジ(4
−ヒドロキシフェニル)−プロパン(ビスフェノール−
A)とエピクロロヒドリンの重縮合物は、0.5から2
5重量%、ことに1から15重量%使用される。
【0032】上述したポリアミド、ポリオキシメチレン
、ポリエステルおよびエピクロロヒドリンとビスフェノ
ールAの重縮合物は、すべて商業的に入手可能である。 これらの製造方法も当業者には周知である。重縮合物の
商品名はPhenoxy(登録商標)(ユニオン、カー
バイド社)およびEpikote(登録商標)(シェル
社)である。この重縮合物の分子量は広範囲で変えられ
ることができるが、いずれの商品も使用に適する。
【0033】本発明による熱可塑性成形用組成物の組成
分(E)は、0から60重量%、好ましくは0から50
、ことに0から40重量%の量で使用される耐衝撃性改
善ポリマー(以下においてエラストマー性ポリマーない
しエラストマーとも称される)である。この種の好まし
いエラストマーは、エチレンプロピレンモノマー(EP
M)とエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)
のエラストマーである。EPMゴムは本質的に二重結合
を持たないが、EPDMゴムは炭素原子100個に対し
て1から20の二重結合を有する。
【0034】EPPMゴムのジエンモノマーとしては、
共役ジエン、例えばイソプレン、ブタジエン、炭素原子
5から25個の非共役ジエン、例えば1,4−ペンタジ
エン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、
2,5−ジメチル−1,5−ヘキサジエンおよび1,4
−オクタジエン、環式ジエン、例えばシクロペンタジエ
ン、シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、ジシク
ロペンタジエン、さらにアルケニルノルボルン、例えば
5−エチルジエン−2−ノルボルン、5−ブチリデン−
2−ノルボルン、2−メタアリル−5−ノルボルン、2
−イソプロペニル−5−ノルボルンおよびトリシクロジ
エン、例えば3−メチルトリシクロ〔5.2.1.0.
26〕−3,8−デカジエンならびにこれらの混合物で
ある。ことに好ましいのは1,5−ヘキサジエン、5−
エチリデンノルボルンおよびジシクロペンタジエンであ
る。EPDMゴムのジエン分はゴム全量に対して0.5
から50重量%、ことに1から8重量%である。
【0035】EPMならびにEPPMゴムは、活性カル
ボン酸ないしその誘導体でグラフト共重合されていても
よい。その具体例としてアクリル酸、メタクリル酸およ
びその誘導体、例えばグリシジル(メタ)アクリレート
、マレイン酸無水物が挙げられる。
【0036】好ましいゴムとしては、さらにエチレンと
、アクリル酸および/あるいはメタクリル酸および/あ
るいはこれら酸のエステルとの共重合体が挙げられる。 これらゴムは例えばマレイン酸、フマル酸のようなカル
ボン酸、その誘導体、例えばエステル、無水物および/
あるいはエポキシ含有モノマーを含有していてもよい。 これらジカルボン酸誘導体およびエポキシ含有モノマー
は、カルボン酸あるいは以下の式(I)もしくは(II
)もしくは(III)もしくは(IV)のエポキシ含有
モノマーをモノマー混合物に添加することによりゴム内
に導入されることが好ましい。
【0037】
【化4】 式中、R6 からR14はそれぞれ水素あるいは炭素原
子1から6のアルキル、mは0から20の整数、gは0
から10の整数、pは0から5の整数である。R6から
R12はそれぞれ水素を、mは0もしくは1、gは1で
あるのが好ましい。該当する化合物はマレイン酸、フマ
ル酸、無水マレイン酸、アリルグリシルエーテルおよび
ビニルグリシジルエーテルである。
【0038】式(I)、(II)および(IV)の化合
物で好ましいは、マレイン酸、無水マレイン酸、および
アクリル酸および/あるいはメタクリル酸のエポキシ含
有エステル、例えばグリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリレートおよび3級アルコールとのエステル、
例えばt−ブチルアクリレートである。後者が遊離カル
ボキシル基を持たないことは事実であるが、これらは遊
離酸と同様に挙動し、従って潜在的カルボキシル基とみ
なし得る。
【0039】共重合体は50から98重量%のエチレン
、0.1から20重量%のエポキシ含有モノマーおよび
/あるいはメタクリル酸および/あるいは無水物基を有
するモノマー、残余量の(メタ)アクリル酸エステルか
ら構成されるのが好ましい。
【0040】ことに好ましい共重合体は、50から98
重量%、ことに55から95重量%のエチレン、0.1
から40重量%、ことに0.3から20重量%のグリシ
ジルアクリレートおよび/あるいはグリシジルメタクリ
レート、(メタ)アクリル酸および/あるいは無水マレ
イン酸、1から45重量%、ことに10から40重量%
のn−ブチルアクリレートおよび/あるいは2−エチル
ヘキシルアクリレートから構成される共重合体である。
【0041】さらに好ましいアクリル酸および/あるい
はメタクリル酸のエステルは、メチル、エチル、プロピ
ルおよびi−もしくはt−ブチルエステルである。さら
にビニルエステルおよびビニルエーテルをコモノマーと
して使用することも可能である。
【0042】上述したエチレン共重合体は、常法により
、ことに加温、加圧下にランダム共重合して製造される
。このような方法自体は公知である。
【0043】好ましいエラストマーは、また例えば「エ
マルジョン、ポリメライゼイション」と題するブラック
レイの論稿に記載されている製法による乳濁重合体を含
む。使用し得る乳化剤および触媒は公知である。この使
用可能エラストマーは、均質構造かあるいはシェル構造
を有する。シェル構造の性格は個々のモノマーを添加す
る順序により決定される。この添加順序はポリマー形態
にも影響を及ぼす。
【0044】エラストマーのゴム部分の形成に使用され
るモノマーとしては、例えばn−ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートのようなアクリレート
、対応するメタクリレート、ブタジエン、イソプレンお
よびこれらの混合物が挙げられる。これらモノマーは、
さらに他のモノマー、例えばスチレン、アクリロニトリ
ル、ビニルエーテルおよびさらに他のアクリレートない
しメタクリレート、例えばメチルメタクリレート、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレートおよびプロピルア
クリレートと共重合せしめられる。
【0045】エラストマーの軟質相、すなわちゴム相(
0℃以下のガラス転移点)は、コア部分、外方スリーブ
あるいはイン−ビトゥイン−シェル(in−betwe
en−shell)(2個以上のシェル構造の場合)を
構成する。複数シェルエラストマーの場合、2個以上の
シェルをゴム相で形成することもできる。
【0046】エラストマーがゴム相のほかにさらに1個
ないし複数個の硬質構成分(ガラス転移点20℃以上)
を有する場合、このエラストマーは一般的にスチレン、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、アクリル酸エステルおよ
びメタクリル酸エステル、例えばメチルアクリレート、
エチルアクリレート、メチルメタクリレートを、主モノ
マーとして製造される。さらに他の微量のコモノマーを
使用してもよい。
【0047】場合により表面に活性基を有する乳化重合
体を使用するのが有利である。このような活性基は、例
えばエポキシ、カルボキシル、潜在カルボキシル、アミ
ノあるいはアミド、さらに式
【0048】
【化5】 で表わされるモノマーの使用により導入され得る官能基
である。ただし、式中、R15は水素あるいはC1 −
C4 アルキル、R16は水素、C1 −C8 アルキ
ルあるいはアリール、ことにフェニル、R17は水素、
C1 −C10アルキル、C1 −C12アリールある
いは−OR18、R18はC1 −C8 アルキルある
いはC1 −C12アリール(これらはそれぞれOもし
くはN含有基で置換されていてもよい)Xは化学的結合
手、C1 −C10アルキレン、C1 −C12アリー
レンあるいは
【0049】
【化6】 YはO−Z−あるいはNH−Z、ZはC1 −C10ア
ルキレンあるいはC6 −C12アリーレンを意味する
。ヨーロッパ特許出願公開208187号公報に記載さ
れているグラフトモノマーも、表面における活性基をも
たらすのに適する。
【0050】さらに他の例としては、アクリルアミド、
メタクリルアミドおよびアクリル酸ないしメタクリル酸
の置換エステル、例えば(N−t−ブチルアミノ)エチ
ルメタクリレート、(N,N−ジメチルアミノ)エチル
アクリレート、(N,N−ジメチルアミノ)メチルアク
リレートおよび(N,N−ジエチルアミノ)エチルアク
リレートが挙げられる。
【0051】さらにゴム相の粒子は架橋され得る。適当
な架橋剤モノマーは、例えば1,3−ブタジエン、ジビ
ニルベンゼン、ジアクリルフタレートおよびジヒドロジ
シクロペンタジエニルアクリレートおよびヨーロッパ特
許出願公開50265号公報に記載されている化合物で
ある。
【0052】さらに、グラフト結合モノマー、すなわち
重合において異なる速度で反応する2個以上の重合可能
二重結合を有するモノマーも使用できる。少なくとも1
個の反応性基が他のモノマーとほぼ同じ速度で重合する
が、他の1個もしくは複数個の反応基が例えば著しく低
い速度で反応するような化合物を使用するのが好ましい
。この相違する重合速度により不飽和二重結合の若干量
がゴムに導入される。このようなゴムが次いで他の相で
グラフト重合されるならば、ゴム中の二重結合は少なく
とも部分的にグラフトモノマーと反応せしめられて化学
的結合手を形成する。すなわちグラフト相はこの結合手
を介して少なくともある程度グラフト幹部分に付着され
る。
【0053】このようなグラフト結合モノマーの例とし
ては、アリル基含有モノマー、ことにエチレン性不飽和
カルボン酸のアリルエステル、例えばアリルアクリレー
ト、アリルメタクリレート、ジアリルマレエート、ジア
リルフマレート、ジアリルイタコネートあるいは対応す
るカルボン酸モノアリル化合物が挙げられる。このほか
にさらに多数のグラフト結合モノマーがあるが、その詳
細については例えば米国特許4148846号明細書を
参照され度い。
【0054】組成分(E)におけるこのような架橋モノ
マーの割合は、(E)に対して5重量%まで、ことに3
重量%までである。
【0055】以下に若干の好ましい乳濁重合体が列記さ
れるが、その最初のものは以下の構造のコア(幹)と少
なくとも1個のシェル(枝)とを有するグラフト共重合
体である。
【0056】
【表1】
【0057】複数シェル構造のグラフト共重合体の代り
に、均質の、すなわち単一シェルの1,3−ブタジエン
、イソプレンおよびn−ブチルアクリレートのエラスト
マーあるいはその共重合体を使用することもできる。 なおこれらは、反応基を有する架橋モノマーを使用して
製造され得る。
【0058】好ましい乳化重合体としては、n−ブチル
アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体、n−ブチ
ルアクリート/グリシジルアクリレート共重合体、n−
ブチルアクリレート/グリシジルメタクリレート共重合
体、n−ブチルアクリレートあるいはブタジエンを基礎
とするコア(幹)と上述した共重合体および反応性基を
もたらすコモノマーとエチレンとの共重合体から形成さ
れるシェル(枝)とから成るグラフト共重合体が挙げら
れる。
【0059】上述したエラストマー(E)は、また他の
常法、例えば懸濁重合法により製造され得る。
【0060】さらに他の好ましいゴムは、ヨーロッパ特
許出願公開115846号、115847号、1164
56号、117664号および327384号各公報に
記載されているようなポリウレタンである。またこれら
はDesmopan(登録商標)(バイエル社)あるい
はElastollan(登録商標)(エラストグラン
ポリウレタン社)なる商品名で市販されている。西独特
許出願公開3725576号、同3800603号、ヨ
ーロッパ特許出願公開235690号、同319290
号各公報に記載されているシリコーンゴムも同様に使用
される。上述した各種ゴムの混合物ももちろん使用可能
である。
【0061】本発明成形用組成物の組成分(F)は、0
から70重量%、ことに0から40重量%の量で使用さ
れるポリカーボネートである。このようなポリカーボネ
ート自体は公知であり、各種文献に記載されている。
【0062】これらポリカーボネートは、ホスゲン、ジ
フェニルカーボネートのようなカルボン酸誘導体とジフ
ェノールとの反応により製造され得る。基本的には例え
ば1964年インターサイエンス、パブリッシャーズ社
刊、H、シュネルの「ケミストリー、アンド、フィジッ
クス、オブポリカーボネート」、米国特許229983
5号明細書、西独特許出願公開2248877号公報に
記載されている、どのようなジフェノールも使用可能で
ある。ジヒドロキシフェニル、ジ(ヒドロキシフェニル
)−アルカン、ジ(ヒドロキシフェニル)−エーテルお
よびこれらの混合物を使用するのがことに有利である。
【0063】ことに好ましいジフェノールは、2,2−
ジ(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン(すなわちビ
スフェノールA)である。このような混合物中における
ビスフェノールAの割合は一般に70から98重量%で
ある。
【0064】このようなポリカーボネートの製造方法自
体は公知であり、例えば前述した米国特許299983
5号明細書および西独特許出願公開2248817号公
報ならびに同公開1300266号、1495730号
公報に記載されている。
【0065】本発明成形用組成物の組成分(G)は、0
から60重量%、ことに0から50重量%の繊維状ない
し粒子状充填剤であるいはこれらの混合物である。補強
充填剤は、例えばカリウムチタネートホイスカー、カー
ボン繊維およびことにガラス繊維である。ガラス繊維は
例えば織成体、マット、ガラスフィラメントロービング
あるいは直径5から200μm、ことに8から50μm
の低アルカリEガラス繊維の切断片であって、合体後の
繊維状充填剤の平均長さは0.05から1mm、ことに
0.1から0.5mmとなるのが好ましい。他の適当な
充填剤は、例えばウォルストナイト、炭酸カルシウム、
ガラス小球石英粉、窒化珪素、窒化硼素、これらの混合
物である。
【0066】組成分(A)、(B)、(D)および(C
)、(E)、(F)、(G)のいずれかのほかに、本発
明成形用組成物は、慣用の添加物および処理助剤を含有
し得る。例えばホルムアルデヒドスカベンジャー、可塑
剤、滑剤、酸化防止剤、接着性増進剤、光安定剤、顔料
などである。このような添加剤の使用量は、一般的に0
.001から5重量%(安定剤、顔料、滑剤)あるいは
5から40重量%(充填剤)である。具体的化合物は当
業者に周知であり、例えばヨーロッパ特許出願公開32
7384号公報に記載されている。
【0067】本発明による熱可塑性の成形用組成物は、
各組成物を緊密に混合して調製される。組成分(A)、
(B)、(D)と場合により(C)、(E)、(F)、
(G)を、180から280℃で、ことに押出機により
混合し、押出し、顆粒化するのが好ましい。
【0068】本発明組成物中にポリアミドが含まれない
場合には、ポリエステルを場合によりゴム、ビスフェノ
ールAの縮合生成物およびエピクロロヒドリンと共に溶
融し、次いでポリオキシメチレンと混合し、押出し、顆
粒化する。ゴムはポリオキシメチレンと共に溶融しても
よい。
【0069】本発明による成形用の熱可塑性組成物は、
均衡のとれた諸特性、ことに良好な熱安定性、剛性、靭
性、表面特性において、また撥水性において秀れている
。従って種々の成形体を製造するためにことに適当であ
る。
【0070】実施例 後述各実施例において以下の組成分が使用された。
【0071】(A)トリオキサンとモノマー全量に対し
2.5ないし3重量%のブタンジオールホルマールとの
ポリオキシメチレン共重合体(ウルトラフォーム社のU
ltraform(登録商標)S2320)(メルトフ
ローインデックス13g/10分、190℃/2.16
kg負荷)、(B)ポリブチレンテレフタレート(Ul
tradur(登録商標)B4500、BASF社)(
フェノールおよびo−ジクロロベンゼン(重量比1:1
)の混合溶媒中0.5%濃度溶液で25℃において測定
して粘度数130ml/g)、(C)ポリ−ε−カプロ
ラクタム(Ultramid(登録商標)BS400S
、BASF社)(数平均分子量14000)、(D)ビ
スフェノールAおよびエピクロロヒドリンの縮合生成物
(Phenoxy(登録商標)PKHH、UCC社)、
(E/1)西独特許出願公開3446225号公報に記
載された方法により、固体分40重量%、0.1μmの
累積重量分布d50を有するポリブタジエン懸濁液をメ
タクリルアミド/エチルアクリレート共重合体(重量4
:96)の懸濁液と混合してポリブタジエン粒子集塊(
累積重量分布d50は0.3μm)をもたらし、次いで
スチレンとアクリロニトリルの混合物(重量比75:2
5)でグラフト付加して成るゴム分散液(スチレン/ア
クリロニトリルグラフトシェル(枝)は、グラフトゴム
20重量%を含有)、(E/2)西独特許出願公開24
44584号公報に記載された方法により、286.6
8gのn−ブチルアクリレート、5.85gのジヒドロ
ジシクロペンタジエニルアクリレート、89.56gの
スチレンおよび38.38gのアクリロニトリルを水中
で乳化重合させて得られたエラストマー重合体。
【0072】実施例1−11 二軸押出機(ZSK53型、ウェルナー、ウント、プフ
ライデラー社)を使用してポリエステル(組成分B)を
260℃で溶融させてゴム分散液(組成分E)と混合水
分を蒸散スクリューから除去し、紐状体に押出成形し、
冷却、顆粒化した。第2押出工程でポリオキシメチレン
(組成分A)を他の二軸押出機(ZSK30型)により
220℃で溶融させた。さらに他の押出機(同じくZS
K30型)で250℃においてポリエステル/ゴム混合
物、場合によりポリアミド(組成分C)を含めてPhe
noxy(登録商標)(組成分D)を溶融させ、この溶
融体を上記主押出機に給送し、全組成分を220℃で紐
状体として押出し、冷却し、顆粒化した。
【0073】対比例CE1−CE3 実施例1−11におけると同様にして、ただしPhen
oxy(登録商標)(組成分D)を添加することなく処
理した。
【0074】各例の混練物の組成および特性を下表に示
す。
【0075】弾性率はDIN53457により、破断時
伸び(εR )は23℃においてDIN53455によ
り、貫通テストにおける全体エネルギ(Wtot )は
DIN53443により測定した。50%減衰エネルギ
(W50)は、DIN53443により2mm厚さ、6
0mm径の円盤上で径20mmの落下ボルトにより測定
した。 ノッチ衝撃力(ak )は23℃てDIN53753に
より、IZODノッチ衝撃力はISO180/4Aによ
り23℃でそれぞれ測定した。熱安定性は222℃にお
ける2時間の空気中ないし窒素雰囲気中貯蔵後、被験物
重量ロスを基礎に算定した。
【0076】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)2から97.5重量%のポリオ
    キシメチレン単独重合体もしくは共重合体、(B)2か
    ら97.5重量%のポリエステル、(C)0から95.
    5重量%のポリアミド、(D)0.5から25重量%の
    、2,2−ジ(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンと
    エピクロロヒドリンの重縮合物、(E)0から60重量
    %の耐衝撃性変性ポリマー、(F)0から70重量%の
    ポリカーボネートおよび(G)0から60重量%の繊維
    状もしくは粒子状の充填物あるいはその混合物を主体と
    する熱可塑性成形用組成物。
JP3284580A 1990-11-09 1991-10-30 熱可塑性成形用組成物 Withdrawn JPH04314753A (ja)

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