JPH04316523A - 光学活性なドデカン誘導体 - Google Patents

光学活性なドデカン誘導体

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JPH04316523A
JPH04316523A JP10853591A JP10853591A JPH04316523A JP H04316523 A JPH04316523 A JP H04316523A JP 10853591 A JP10853591 A JP 10853591A JP 10853591 A JP10853591 A JP 10853591A JP H04316523 A JPH04316523 A JP H04316523A
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Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
國郎 小笠原
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Adeka Corp
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Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性なドデカン誘
導体、その中間体及びそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然フィトールは、後記実施例15に構
造式を示すように、光学活性な化合物であり、種々の医
薬品又は農薬の中間原料、特にはビタミンEの中間原料
として有用である。従来技術においては、光学活性なフ
ィトールを、天然物、例えば植物の葉等から抽出して入
手していたので、品質や収率にばらつきがあった。また
、従来の化学合成法では、キラリティの制御が困難であ
り、光学分割を必要とした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、入手
が容易な光学活性出発材料・シトロネラールを用い、そ
のキラリティーを保存したままで純度100%eeの中
間体化合物を経て、純度100%eeのフィトールを容
易に合成することのできる手段を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、本発明に
より、一般式(I)
【0005】
【化5】
【0006】〔式中、R1 、R2 、R3 及びR4
 はそれぞれ独立に炭素数1〜4個の低級アルキル基(
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基又はブチル基
)であり、R5 は一般式(I’)     −C(A)=C(B)−E         
                         
(I’)(式中、Aはハロゲン原子、例えば、塩素原子
、臭素原子又はヨウ素原子であるか又はBと一緒になっ
て炭素−炭素直接結合であり、Bは水素原子又はAと一
緒になって炭素−炭素直接結合であり、Eは水素原子又
は炭素数1〜4個のヒドロキシ低級アルキル基、例えば
、ヒドロキシメチル基又はヒドロキシエチル基である)
で表される基であり、そして式中で*を付したキラル中
心炭素原子における立体配置はそれぞれ独立に択一的に
S−配置又はR−配置のいずれか一方の配置のみをとる
ものとする〕で表される化合物によって達成することが
できる。
【0007】また、本発明は、前記の化合物を製造する
方法を提供するものでもある。その製造方法は以下の工
程(a)〜工程(t)からなる。
【0008】(a)一般式( XII)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R1 、R2 、R3 及び*は
前記と同じ意味である)で表されるジエン化合物の一方
の二重結合を位置かつエチンチオ選択的にエポキシ化し
て一般式(IIa)
【0011】
【化7】
【0012】(式中、R1 、R2 、R3 及び*は
前記と同じ意味である)で表される相当する(即ち、立
体配置を保存して)光学活性なヒドロキシエポキシ化合
物を得る工程。
【0013】(b)一般式(IIa)で表される光学活
性なヒドロキシエポキシ化合物をスルホン酸誘導体(例
えば、スルホン酸クロリド)で処理して、一般式(II
b)
【0014】
【化8】
【0015】(式中、X21はヒドロキシ基を脱離基と
することのできる基、好ましくは、パラトルエンスルホ
ニル基又はメタンスルホニル基であり、R1 、R2 
、R3 及び*は前記と同じ意味である)で表される相
当する(即ち、立体配置を保存して)光学活性なスルホ
ン酸エステル化されたエポキシ化合物を得る工程。
【0016】(c)一般式(IIb)で表される光学活
性な保護ヒドロキシエポキシ化合物をハロゲン化剤で処
理して、一般式(IIc)
【0017】
【化9】
【0018】(式中、X22はハロゲン原子、例えば、
塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、R1 、R
2 、R3 及び*は前記と同じ意味である)で表され
る相当する(即ち、立体配置を保存して)光学活性なハ
ロゲン化エポキシ化合物を得る工程。
【0019】(d)前記工程(b)及び工程(c)の二
段階法に代わる以下の一段階法、即ち、一般式(IIa
)で表される光学活性なヒドロキシエポキシ化合物をハ
ロゲン化剤で処理して、一般式(IIc)で表される相
当する(即ち、立体配置を保存して)光学活性なハロゲ
ン化エポキシ化合物を得る工程。
【0020】(e)一般式(IIc)で表される光学活
性なハロゲン化エポキシ化合物を強塩基で処理して、一
般式( IIIa)
【0021】
【化10】
【0022】(式中、R1 、R2 、R3 及び*は
前記と同じ意味である)で表される相当する(即ち、立
体配置を保存して)光学活性なヒドロキシアルキン化合
物を得る工程。
【0023】(f)一般式( IIIa)で表される光
学活性なヒドロキシアルキン化合物をトリアルキルシリ
ル化剤で処理して、一般式( IIIb)
【0024】
【化11】
【0025】〔式中、X31はヒドロキシ基を保護する
基、好ましくは、炭素数1〜4個の低級アルキル基で置
換されているシリル基(例えば、t−ブチルジメチルシ
リル基)であり、R1 、R2 、R3 及び*は前記
と同じ意味である〕で表される相当する(即ち、立体配
置を保存して)光学活性な保護ヒドロキシアルキン化合
物を得る工程。
【0026】(g)一般式( IIIb)で表される光
学活性な保護ヒドロキシアルキン化合物をアルキル化剤
で処理して、一般式( IIIc)
【0027】
【化12】
【0028】(式中、X31、R1 、R2 、R3 
、R4 及び*は前記と同じ意味である)で表される相
当する(即ち、立体配置を保存して)光学活性なアルキ
ル化アルキン化合物を得る工程。
【0029】(h)一般式( IIIc)で表される光
学活性なアルキル化アルキン化合物を脱シリル化剤で処
理して、一般式( IIId)
【0030】
【化13】
【0031】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 
及び*は前記と同じ意味である)で表される相当する(
即ち、立体配置を保存して)光学活性なアルキル化ヒド
ロキシアルキン化合物を得る工程。
【0032】(i)一般式( IIId)で表される光
学活性なアルキル化アルキン化合物を還元剤で処理して
、一般式( IIIe)
【0033】
【化14】
【0034】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 
及び*は前記と同じ意味である)で表される相当する(
即ち、立体配置を保存して)光学活性なアルキル化ヒド
ロキシ−シス又はトランス配置のアルケン化合物を得る
工程。
【0035】(j)一般式( IIIe)で表される光
学活性なアルキル化ヒドロキシアルケン化合物をオルト
酢酸エステルで処理して、一般式(IV)
【0036】
【化15】
【0037】(式中、R41は炭素数1〜4個の低級ア
ルキル基、例えば、前記基R1 に関して列挙した基で
あり、R1 、R2 、R3 、R4 及び*は前記と
同じ意味である)で表される相当する(即ち、立体配置
を保存して)光学活性なγ,δ−不飽和エステル化合物
を得る工程。
【0038】(k)一般式(IV)で表される光学活性
なγ,δ−不飽和エステル化合物を還元して、一般式(
V)
【0039】
【化16】
【0040】(式中、R41、R1 、R2 、R3 
、R4 及び*は前記と同じ意味である)で表される相
当する(即ち、立体配置を保存して)光学活性な飽和エ
ステル化合物を得る工程。
【0041】(l)一般式(V)で表される光学活性な
飽和エステル化合物をリチウムアルミニウムハイドライ
ドで処理して、一般式(VI)
【0042】
【化17】
【0043】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 
及び*は前記と同じ意味である)で表される相当する(
即ち、立体配置を保存して)光学活性な飽和アルコール
化合物を得る工程。
【0044】(m)一般式(VI)で表される光学活性
な飽和アルコール化合物をハロゲン化剤で処理して、一
般式(VII )
【0045】
【化18】
【0046】(式中、X71はハロゲン原子、好ましく
は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、R1 、
R2 、R3、R4 及び*は前記と同じ意味である)
で表される相当する(即ち、立体配置を保存して)光学
活性な飽和ハロゲン化合物を得る工程。
【0047】(n)一般式(VII )で表される光学
活性な飽和ハロゲン化合物をアセトソn,n−ジメチル
ヒドラゾンで処理して、一般式(VIII)
【0048
【化19】
【0049】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 
及び*は前記と同じ意味である)で表される相当する(
即ち、立体配置を保存して)光学活性なケトン化合物を
得る工程。
【0050】(o)一般式(VIII)で表される光学
活性なケトン化合物をハロゲン化剤で処理して、一般式
(Ia)
【0051】
【化20】
【0052】(式中、X11はハロゲン原子、例えば、
塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、R1 、R
2 、R3 、R4 及び*は前記と同じ意味である)
で表される相当する(即ち、立体配置を保存して)光学
活性なアルケン化合物を得る工程。
【0053】(p)一般式(Ia)で表される光学活性
なアルケン化合物を強塩基で処理して、一般式(Ib)
【0054】
【化21】
【0055】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 
及び*は前記と同じ意味である)で表される相当する(
即ち、立体配置を保存して)光学活性なアルキン化合物
を得る工程。
【0056】(q)一般式(Ib)で表される光学活性
なアルキン化合物を強塩基存在下にパラホルムアルデヒ
ドで処理して、一般式(Ic)
【0057】
【化22】
【0058】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 
及び*は前記と同じ意味である)で表される相当する(
即ち、立体配置を保存して)光学活性なヒドロキシアル
キル化アルキン化合物を得る工程。
【0059】(r)一般式(Ic)で表される光学活性
なヒドロキシアルキル化アルキン化合物をアルミニウム
水素化物〔例えば、ナトリウムビス(2−メトキシエト
キシ)アルミニウムヒドリド〕、次いでハロゲン、例え
ば、ヨウ素で処理して、一般式(Id)
【0060】
【化23】
【0061】(式中、X12はハロゲン原子、例えば、
塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、R1 、R
2 、R3 、R4 及び*は前記と同じ意味である)
で表される相当する(即ち、立体配置を保存して)光学
活性なハロゲン化アルケン化合物を得る工程。
【0062】(s)一般式(Id)で表される光学活性
なハロゲン化アルケン化合物をリチウムジアルキルキュ
ーポレートで処理して、一般式(IX)
【0063】
【化24】
【0064】(式中、R91は炭素数1〜4個の低級ア
ルキル基、例えば、前記基R1 に関して列挙した基で
あり、R1 、R2 、R3 、R4 及び*は前記と
同じ意味である)で表される相当する(即ち、立体配置
を保存して)光学活性なフィトール化合物を得る工程。
【0065】(t)前記工程(q)〜工程(s)の三段
階法に代えて以下の一段階法、即ち、一般式(Ib)で
表される光学活性なアルキン化合物をメタロセンクロリ
ド(例えば、ジルコノセンジクロリド又はチタノセンジ
クロリド)とトリアルキルアルミニウム(例えば、トリ
メチルアルミニウム)との混合物で処理し、次いでアル
キルリチウム(例えば、n−ブチルリチウム)で処理し
、更にカルボニル化合物(例えば、パラホルムアルデヒ
ド)で処理して、一般式(IX)で表される相当する(
即ち、立体配置を保存して)光学活性なフィトール化合
物を得る工程。
【0066】以下、前記の工程(a)〜工程(t)を順
に説明する。 工程(a) 出発材料である一般式( XII)で表されるジエン化
合物は公知の化合物であり、公知の光学活性シトロネラ
ール化合物から公知の方法により、その立体配置を保存
して調製することができる。このジエン化合物( XI
I)のエポキシ化は、例えば、不活性ガス(例えば、ア
ルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例えば、−
30〜0℃、特には−15〜−10℃)にて、非プロト
ン性溶媒(例えば、塩化メチレン)中で、l(−)又は
d(−)酒石酸エステルと、チタニウムイソブチルオキ
シド2−ジブチルハイドロパーオキサイドを用い、4a
モレキュラーシーブの存在下で実施することができる。 この工程(a)において、出発材料・ジエン化合物( 
XII)における1個のキラル中心炭素原子の立体配置
は変化せずに、ヒドロキシエポキシ化合物(IIa)に
そのまま保存される。また、新たにエポキシ基結合部位
に2個のキラル中心が生成される。これらのキラル中心
炭素原子の立体配置は、出発材料・ジエン化合物(XI
I)に存在するキラル中心炭素原子の立体配置に対して
、これとは関係なく形成させることができる。得られた
ヒドロキシエポキシ化合物(IIa)を必要により精製
(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理)
して次の工程(b)に用いる。
【0067】工程(b) ヒドロキシ基の保護基導入剤としては、スルホン酸エス
テル化剤、例えば、パラトルエンスルホニウムクロリド
を用いることができる。この反応は、例えば、不活性ガ
ス(例えば、アルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、常温
下(例えば、−10℃〜室温、特には室温)にて、非プ
ロトン性溶媒(例えば、塩基メチレン)中で、パラトル
エンスルホニウムクロリドを用い、トリエチルアミン及
び4,4−ジメチルアミノピリジンの存在下で実施する
ことができる。この工程(b)において、ヒドロキシエ
ポキシ化合物(IIa)における3個のキラル中心炭素
原子の立体配置は変化せずに、保護ヒドロキシエポキシ
化合物(IIb)にそのまま保存される。得られた保護
ヒドロキシエポキシ化合物(IIb)を必要により精製
(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理)
して次の工程(c)に用いる。
【0068】工程(c) ハロゲン化剤としては、例えば、塩化リチウムを用いる
ことができる。この反応は、不活性ガス(例えば、アル
ゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、常温乃至高温下(例え
ば、室温  〜100℃、特には50〜80℃)にて、
非プロトン性極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド
)中で実施することができる。この工程(c)において
、保護ヒドロキシエポキシ化合物(IIb)における3
個のキラル中心炭素原子の立体配置は変化せずに、ハロ
ゲン化エポキシ化合物(IIc)にそのまま保存される
。得られたハロゲン化エポキシ化合物(IIc)を必要
により精製(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー処理)して次の工程(e)に用いる。
【0069】工程(d) ヒドロキシエポキシ化合物(IIa)から、前記工程(
b)及び工程(c)の二段階法に代えて、一段階法でハ
ロゲン化エポキシ化合物(IIc)を得ることができる
。この反応は、例えば、不活性ガス(例えば、アルゴン
又は窒素ガス)雰囲気下で、高温下(例えば、50〜1
00℃、特には60〜80℃)にて、クロル化剤となる
溶媒(例えば、四塩化炭素)中で、トリフェニルホスフ
ィンを用いて実施することができる。この工程(d)に
おいて、ヒドロキシエポキシ化合物(IIa)における
3個のキラル中心炭素原子の立体配置は変化せずに、ハ
ロゲン化エポキシ化合物(IIc)にそのまま保存され
る。得られたハロゲン化エポキシ化合物(IIc)を必
要により精製(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー処理)して次の工程(e)に用いる。
【0070】工程(e) 脱離反応は、例えば、不活性ガス(例えば、アルゴン又
は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例えば、−70〜0
℃、特には−40〜−20℃)にて、エーテル性溶媒(
例えば、テトラヒドロフラン)中で、n−ブチルリチウ
ムを用いて実施することができる。この工程(e)にお
いて、ハロゲン化エポキシ化合物(IIc)における3
個のキラル中心の内の1個が消滅するが、残りの2個の
キラル中心炭素原子の立体配置は変化せずに、ヒドロキ
シアルキン化合物( IIIa)にそのまま保存される
。得られたヒドロキシアルキン化合物( IIIa)を
必要により精製(例えば、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー処理)して次の工程(f)に用いる。
【0071】工程(f) ヒドロキシ基の保護基導入剤としては、例えば、t−ブ
チルジメチルシリルクロリドを用いることができる。こ
の反応は、例えば、不活性ガス(例えば、アルゴン又は
窒素ガス)雰囲気下で、常温下(例えば、0〜40℃、
特には室温)にて、非プロトン性溶媒(例えば、塩化メ
チル)中で、トリエチルアミンを用い、4,4−アミノ
ジメチルピリジンの存在下で実施することができる。こ
の工程(f)において、ヒドロキシアルキン化合物( 
IIIa)における2個のキラル中心炭素原子の立体配
置は変化せずに、保護ヒドロキシアルキン化合物( I
IIb)にそのまま保存される。得られた保護ヒドロキ
シアルキン化合物( IIIb)を必要により精製(例
えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理)して
次の工程(g)に用いる。
【0072】工程(g) アルキル基導入剤としては、例えば、ヨウ化メチルを用
いることができる。この反応は、例えば、不活性ガス(
例えば、アルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(
例えば、−40〜0℃、特には−5〜0℃)にて、エー
テル性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で、n−
ブチルリチウムを用いてアセチリドとし、更にヨウ化メ
チルでメチル化することにより実施することができる。 この工程(g)において、保護ヒドロキシアルキン化合
物( IIIb)における2個のキラル中心炭素原子の
立体配置は変化せずに、アルキル化アルキン化合物(I
IIc)にそのまま保存される。得られたアルキル化ア
ルキン化合物( IIIc)を必要により精製(例えば
、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理)して次の
工程(h)に用いる。
【0073】工程(h) 保護基の脱離は、不活性ガス(例えば、アルゴン又は窒
素ガス)雰囲気下で、常温下(例えば、0〜60℃、特
には室温)にて、エーテル性溶媒(例えば、テトラヒド
ロフラン)中で、フッ素化塩、特にはテトラn−ブチル
アンモニウムフルオライドと攪拌又は希酸水溶剤の存在
下に攪拌することにより実施することができる。この工
程(h)において、アルキル化アルキン化合物( II
Ic)における2個のキラル中心炭素原子の立体配置は
変化せずに、アルキル化ヒドロキシアルキン化合物( 
IIId)にそのまま保存される。得られたアルキル化
ヒドロキシアルキン化合物( IIId)を必要により
精製(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処
理)して次の工程(i)に用いる。
【0074】工程(i) 還元剤としては、例えばリチウムアルミニウムハイドラ
イドを用いることができる。この還元反応は、不活性ガ
ス(例えば、アルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、常温
乃至高温下(例えば、室温〜100℃、特には70〜8
0℃)にて、エーテル性溶媒(例えば、テトラヒドロフ
ラン)中で実施することができる。この工程(i)にお
いて、アルキル化ヒドロキシアルキン化合物( III
d)における2個のキラル中心炭素原子の立体配置は変
化せずに、アルキル化ヒドロキシアルケン化合物( I
IIe)にそのまま保存される。また、この工程(i)
ではシス−トランス異性体の混合物が得られる。この混
合物を精製(例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー処理)して次の工程(j)に用いる。
【0075】工程(j) クライゼン転移反応は、例えば、不活性ガス(例えば、
アルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、常温乃至高温下(
例えば、120〜180℃、特には150〜160℃)
にて、オルト酢酸エチル中又は非プロトン性溶媒中で、
セバリン酸の存在下で実施することができる。この工程
(j)において、アルキル化ヒドロキシアルケン化合物
( IIIe)における2個のキラル中心の内の1個が
消滅するが、残りの1個のキラル中心炭素原子の立体配
置は変化せずにγ,δ−不飽和エステル化合物(IV)
にそのまま保存される。また、エステルカルボニル基の
β位に新たにキラル中心が生成する。このキラル中心炭
素原子の立体配置は前駆体の水酸基のキラリティにより
決定される。得られたγ,δ−不飽和エステル化合物(
IV)を必要により精製(例えば、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー処理)して次の工程(k)に用いる。
【0076】工程(k) 還元反応は、例えば、水素気流下に10%パラジウム触
媒の存在下でエタノール中にて室温下において実施する
ことができる。この工程(k)において、γ,δ−不飽
和エステル化合物(IV)におけるキラル中心炭素原子
の立体配置は変化せずに飽和エステル化合物(V)にそ
のまま保存される。得られた飽和エステル化合物(V)
を必要により精製(例えば、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー処理)して次の工程(l)に用いる。
【0077】工程(l) 還元反応は、例えば、不活性ガス(例えば、アルゴン又
は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例えば、−10〜0
℃、特には−5〜0℃)にて、エーテル性溶媒(例えば
、テトラヒドロフラン)中で、リチウムアルミニウムハ
イドライドを用いて実施することができる。この工程(
l)において、飽和エステル化合物(V)におけるキラ
ル中心炭素原子の立体配置は変化せずに飽和アルコール
化合物(VI)にそのまま保存される。得られた飽和ア
ルコール化合物(VI)を必要により精製(例えば、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー処理)して次の工程
(m)に用いる。
【0078】工程(m) ハロゲン化反応は、例えば、不活性ガス(例えば、アル
ゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例えば、0〜
40℃、特には10〜30℃)にて、エーテル性溶媒(
例えば、ジエチルエーテル)中で四臭化炭素を用い、ト
リフェニルホスフィンの存在下で実施することができる
。この工程(m)において、飽和アルコール化合物(V
I)におけるキラル中心炭素原子の立体配置は変化せず
に飽和ハロゲン化合物(VII )にそのまま保存され
る。得られた飽和ハロゲン化合物(VII)を必要によ
り精製(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
処理)して次の工程(n)に用いる。
【0079】工程(n) アルキル化反応は、例えば、不活性ガス(例えば、アル
ゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例えば、−7
8〜室温、特には−78〜0℃)にて、エーテル性溶媒
(例えば、テトラヒドロフラン)中でn−ブチルリチウ
ムを用いて実施することができる。この工程(n)にお
いて、飽和ハロゲン化合物(VII )におけるキラル
中心炭素原子の立体配置は変化せずにケトン化合物(V
III)にそのまま保存される。得られたケトン化合物
(VIII)を必要により精製(例えば、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー処理)して次の工程(o)に用
いる。
【0080】工程(o) クロロアルケニル化反応は、例えば、不活性ガス(例え
ば、アルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例え
ば、−10〜室温、特には−5〜0℃)にて、ハイドロ
カーボン溶媒(例えば、トルエン)中で、五塩化リンを
用いて実施することができる。この工程(o)において
、ケトン化合物(VIII)におけるキラル中心炭素原
子の立体配置は変化せずにアルケン化合物(Ia)にそ
のまま保存される。得られたアルケン化合物(Ia)を
必要により精製(例えば、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー処理)して次の工程(p)に用いる。
【0081】工程(p) 脱ハロゲン化反応は、例えば、不活性ガス(例えば、ア
ルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例えば、−
50〜室温、特には−30〜−20℃)にて、エーテル
性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で、リチウム
ジイソプロピルアミドの存在下で実施することができる
。この工程(p)において、アルケン化合物(Ia)に
おけるキラル中心炭素原子の立体配置は変化せずにアル
キン化合物(Ib)にそのまま保存される。得られたア
ルキン化合物(Ib)を必要により精製(例えば、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー処理)して次の工程(
q)に用いる。
【0082】工程(q) ヒドロキシルメチル化反応は、例えば、不活性ガス(例
えば、アルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例
えば、−78〜室温、特には室温)にて、エーテル性溶
媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で、パラホルムア
ルデヒドを用い、グリニヤール試薬の存在下で実施する
ことができる。この工程(q)において、アルキン化合
物(Ib)におけるキラル中心炭素原子の立体配置は変
化せずにヒドロキシアルキル化アルキン化合物(Ic)
にそのまま保存される。得られたヒドロキシアルキル化
アルキン化合物(Ic)を必要により精製(例えば、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー処理)して次の工程
(r)に用いる。
【0083】工程(r) ヨウ素化反応は、例えば、不活性ガス(例えば、アルゴ
ン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例えば、−78
〜室温、特には0℃〜室温)にて、エーテル性溶媒(例
えば、ジエチルエーテル)中で、ヨウ素を用いて実施す
ることができる。この工程(r)において、ヒドロキシ
アルキル化アルキン化合物(Ic)におけるキラル中心
炭素原子の立体配置は変化せずにヒドロキシアルキル化
ハロアルケン化合物(Id)にそのまま保存される。得
られたヒドロキシアルキル化ハロアルケン化合物(Id
)を必要により精製(例えば、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー処理)して次の工程(s)に用いる。
【0084】工程(s) クロスカップリング反応は、例えば、不活性ガス(例え
ば、アルゴン又は窒素ガス)雰囲気下で、低温下(例え
ば、−78〜0℃、特には0℃)にて、リチウムジメチ
ルキュープレートを用いて実施することができる。この
工程(r)において、ヒドロキシアルキル化アルケン化
合物(Id)におけるキラル中心炭素原子の立体配置は
変化せずにフィトール化合物(IX)にそのまま保存さ
れる。得られたフィトール化合物(IX)を必要により
精製(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処
理)して次の工程に用いる。
【0085】工程(t) フィトール化合物(IX)は、前記工程(q)〜工程(
s)の三段階法に代えて、アルキン化合物(Ib)を、
例えば、ジルコノセンクロリドとトリメチルアルミニウ
ムの混合物で処理し、次いでn−ブチルリチウム、更に
パラホルムアルデヒドを反応させて行うことができる。 この反応は不活性ガス(例えば、アルゴン又は窒素ガス
)雰囲気下で、低温下(例えば、−10〜0℃、特には
−5〜0℃)にて、ハイドロカーボン溶媒(例えば、n
−ヘキサン)中で実施することができる。
【0086】こうして得られたフィトール化合物(IX
)から出発して、例えば、特願平2−39322号明細
書に記載のエナンチオ選択的酸化方法により、光学活性
なトコフェロールを容易に製造することができる。純度
100%e.e.のキラルなフィトール化合物(IX)
は、種々の医薬品や農薬等の中間原料、特にはビタミン
Eの中間原料として有用である。
【0087】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない
。なお、以下の実施例に示す化学式において、Tsはト
ルエンスルホニル基であり、TBSはt−ブチルジメチ
ルシリル基である。
【0088】実施例1:メチル(R)−(E)−5,9
−ジメチル−2,8−デカジエノエートの調製
【008
9】
【数1】
【0090】水素化ナトリウム(60%オイル分散液1
.623g,40.6ミリモル)のテトラヒドロフラン
(20ml)懸濁液に氷冷下で攪拌下にてメチルジイソ
プロピルホスホノアセテート(9.360g,40.0
4ミリモル)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液を
10分間かけて滴下した。5分後、−40℃まで冷却し
、更に50分間攪拌した。(R)−シトロネラール(1
)(5.042g,32.7ミリモル)のテトラヒドロ
フラン(30ml)溶液を45分間かけて滴下し、更に
同温下で1時間攪拌した。室温まで昇温後、更に25分
間攪拌した。再び氷冷し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加えた後、ジエチルエーテルを用いて希釈し、飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥した後、滅圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル90g)で処理
し、n−ヘキサン溶出部より無色油状のエステル体(2
)(6.220g,91%)を得た。理化学的データは
以下の通りである。
【0091】〔α〕D 28:−2.91゜(c=1.
05,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :1730(C
=O),1655,1420,1380,1270,1
180,1040,980。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.90(d,3
H,J=6.4Hz,C(5)CH3 ),1.00〜
1.20(m,3H,C(5)CH及びC(6)H2 
),1.58(s,3H,C(9)CH3 ),1.6
8(d,3H,J=7.0Hz,C(9)CH3 ),
1.18−2.43(m,4H,C(4)H2 及びC
(7)H2 ),3.73(s,3H,OCH3 ),
4.90−5.24(m,1H,C(8)H)5.81
(dt,1H,J=15.6,1.3Hz,C(2)H
),6.96(dt,1H,J=15.6,7.3Hz
,C(3)H)。MSm/e:210(M+ ),19
5,178,167,141,121、109,95,
69(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C13H12O2 (M+ ):210
.1620実測値                 
       :210.1644。
【0092】実施例2:(R)−(E)−5,9−ジメ
チル−2,8−デカジエン−1−オールの調製
【009
3】
【数2】
【0094】エステル体(2)(6.050g,28.
8ミリモル)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液に
氷冷下で攪拌下にジイソブチルアルミニウムヒドリド(
13.0ml,73.0ミリモル)を滴下した。80分
後、飽和水酸化アンモニウム水溶液及び3.0N飽和水
酸化ナトリウム水溶液を滴下し、過剰の試薬及び複合体
を分解した。セライト及びジクロロメタンを加え、室温
下で更に10時間攪拌した。セライトろ過後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。残留物を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル128g)で処
理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:8(v/
v)〕溶出部より無色油状のアルコール体(3)(4.
696g;90%)を得た。理化学的データは以下の通
りである。
【0095】〔α〕D 30:+1.02゜(c=1.
03,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3320(O
H),1455,1440,1380,1085,10
00,970。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.89(d,3
H,J=6.1Hz,C(5)CH3 ),0.90−
2.40(m,8H,1H,D2 Oで交換可能),1
.60(br.s.3H,C(9)CH3 ),1.6
9(br.s,3H,C(9)CH3 ),3.95−
4.23(m,2H,C(1)H2 OH),4.92
−5.24(m,1H,C(8)H),5.52−5.
80(m,2H,C(2)H及びC(3)H)。 MSm/e:183(M+ +1),182(M+ )
,164(M+ −H2O),149,138,124
,109,95,69(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C12H20(M+ −H2O):16
4.1565。 実測値                      
      :164.1546。
【0096】実施例3:(2S,3S,5R)−2,3
−エポキシ−5,9−ジメチル−8−デセン−1−オー
ルの調製
【0097】
【数3】
【0098】4A分子ふるい(2.003g)のジクロ
ロメタン(50ml)懸濁液に、−30℃で攪拌下にて
(L)−(+)酒石酸ジイソブチルエステル(1.28
ml,6.09ミリモル)及びチタン(IV)イソプロ
ホキシド(1.81ml,6.08モル)を順に加えた
。25分後、t−ブチルハイドロパーオキサイド(1.
76Mジクロロメタン溶液:4.10ml,7.22ミ
リモル)を滴下した後、同温下で更に1時間攪拌した。 アリルアルコール体(3)(1.053g,5.78ミ
リモル)のジクロロメタン(20ml)溶液を30分間
かけて滴下し、更に11時間同温下で攪拌した。3M炭
酸カリウム水溶液(2.0ml)を加えた後、室温まで
昇温し、更に1時間攪拌した。セライトを加え、更に1
時間攪拌した。セライトろ過後、減圧下で溶媒を留去し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル8
5g)で処理し、ジエチルエーテル−n−ヘキサン〔1
:4(v/v)〕溶出部より無色油状のエポキシアルコ
ール体(4)(1.116g,97%)を得た。この標
記化合物により誘導したα−トリフロロメチル−α−メ
トキシフェニル酢酸エステルの1H−NMRスペクトル
の解析により原料の(R)−シトロネラール(1)に由
来するメチル基のキラリティーに関しては71%d.e
.で、新しく形成されたエボキシ部のキラリティーに関
しては90%d.e.であることを確認した。理化学的
データは以下の通りである。
【0099】〔α〕D 29:−30.67゜(c=1
.02,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3430(O
H),1460,1450,1380,900。  1H−NMR(CDCl3 )δ:  0.96(d
,3H,J=6.3Hz,C(5)H3 ),0.90
−2.13(m,8H,1H  D2 Oで交換可能)
,1.61(s,3H,C(9)CH3 ),1.68
(d,3H,J=1.2Hz,C(9)CH3 ),2
.75−3.12(m,2H,C(2)H及びC(3)
H),3.63(ddd,1H,J=12.6,7.1
,3.9Hz,C(1)H),3.94(ddd,1H
,J=12.6,6.0,2.5,Hz,C(1)H)
,5.10(tq,1H,J=7.1,1.2Hz,C
(8)H)。 MSm/e:198(M+ ),180,167,14
9,109,95,82,69(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C12H22O2 (M+ ):198
.1620。 実測値                      
  :198.1622。
【0100】実施例4:(2R,3S,5R)−1−ク
ロロ−2,3−エポキシ−5,9−ジメチル−8−デセ
ンの調製
【0101】
【数4】
【0102】A法:エポキシアルコール体(4)(1.
398g,7.05ミリモル)の四塩化炭素(20ml
)溶液にトリフェニルホスフィン(2.774g,10
.58ミリモル)を加え、4.5時間加熱還流した。冷
却後、セライトろ過し、減圧下で溶媒を留去した。残留
物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル75g)で
処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:100
(v/v)〕溶出部より無色油状のクロロエポキシド体
(5)(658mg,43%)を得た。理化学的データ
は以下の通りである。
【0103】〔α〕D 29:−13.34゜(c=1
.04,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :1450,1
380,1260,930,900,740。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.98(d,3
H,J=6.4Hz,C(5)H3 ),1.14−2
.10(m,7H),1.60(s,3H,C(9)C
H3 ),1.68(d,3H,J=1.2Hz,C(
9)CH3 ),2.77−3.02(m,2H,C(
2)H及びC(3)H),3.35−3.78(m,2
H,C(1)H2 ),5.09(tt,1H,J=7
.1,1.2Hz,C(8)H)。 MSm/e:216(M+ ),200,198,18
3,163,149,109,95,81,69(10
0%)。 高分解MSm/e: 理論値    C12H21O35Cl(M+ ):2
16.1281。 実測値                      
      :216.1254。
【0104】
【数5】
【0105】B法:エポキシアルコール体(4)(77
.5mg,3915ミリモル)のジクロロメタン(2.
0ml)溶液に氷冷下で攪拌下にてトリエチルアミン(
0.12ml,861ミリモル)、4,4−ジメチルア
ミノピリジン(5.3mg,43ミリモル)及びp−ト
ルエンスルホニルクロライド(95.0mg,498ミ
リモル)を順に加えた。5分後、室温まで昇温し、更に
3時間攪拌した。減圧下で溶媒を留去した後、残渣をジ
エチルエーテルに溶解し、5%HCl水溶液、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液の
順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒
を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル6.0g)で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘ
キサン〔1:6(v/v)〕溶出部より無色油状のクロ
ロエポキシド体(5)(5.1mg,6%)及び無色油
状の(2R,3S,5R)−2,3−エポキシ−5,9
−ジメチル−1−トルエンスルホニル)オキシ−8−デ
セン(6)(115mg,83%)を得た。理化学的デ
ータは以下の通りである。
【0106】〔α〕D 31:−29.94゜(c=1
.13,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :1600,1
450,1365,1190,1100,965,81
5,665。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.93(d,3
H,J=6.4Hz,C(5)CH3 ),1.06−
2.20(m,7H),1.59(s,3H,C(9)
CH3 ),1.68(s,3H,C(9)CH3 )
,2.45(s,3H,CH3 Ar),2.66−3
.02(m,2H,C(2)H及びC(3)H),3.
83−4.32(m,2H,C(1)H2 ),5.0
7(tt,1H,J=7.1,1.2Hz,C(8)H
),7.35(d,3H,J=8.3Hz,芳香族性)
,7.80(d,3H,J=8.3Hz,芳香族性)。
【0107】本例の化合物(6)を直ちに次の反応に用
いた。即ち、トシル体(6)(115mg,326ミリ
モル)のジメチルホルムアミド(2.0ml)溶液に塩
化リチウム(22.0mg,519ミリモル)を加え、
50℃で15分間攪拌した。冷却後、ジエチルエーテル
を用いて希釈し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル6
.0g)で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔
1:20(v/v)〕溶出部より無色油状のクロロエポ
キシド体(5)(64.2mg,91%)を得た。本化
合物の各種スペクトルデータは前記実施例4Aで調製し
た化合物のデータと一致した。
【0108】実施例5:(3S,5R)−5,9−ジメ
チル−8−デセン−1−イン−3−オールの調製
【01
09】
【数6】
【0110】n−ブチルリチウム(1.40Mヘキサン
溶液;14.0ml,19.6ミリモル)のテトラヒド
ロフラン(15ml)溶液に−25℃で攪拌下にエポキ
シクロライド体(5)(880mg,4.06ミリモル
)のテトラヒドロフラン(15ml)溶液を5分間かけ
て滴下した。10分後、飽和塩化アンモニウム水溶液を
加え、室温まで昇温した。ジエチルエーテルを用いて希
釈した後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル60g)
で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:9(
v/v)〕溶出部より無色油状のアセチレン体(7)(
730mg,100%)を得た。α−トリフロロメチル
−α−メトキシフェニル酢酸エステルの 1H−NMR
スペクトルの解析により、メチル基のキラリティーに関
しては74%e.e.で、また水酸基のキラリティーに
関しては93%e.e.であることを確認した。理化学
的データは以下の通りである。
【0111】〔α〕D 30:−13.71゜(c=0
.70,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3390(O
H),3320,1450,1380,1060,10
20。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.97(d,3
H,J=5.9Hz,C(5)CH3 ),0.95−
2.20(m,8H,1H,D2 Oで交換可能),1
.61(br.s,3H,C(9)CH3 )1.69
(d,3H,J=1.2Hz,C(9)H3 ),2.
47(d,1H,J=2.0Hz,C(1)H),4.
23−4.60(m,1H,C(3)H),5.10(
tt,1H,J=7.1,1.2Hz,C(8)H)。 MSm/e:181(M+ +1),180(M+ )
,179,165,147,123,119,109,
95,69(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C12H20O(M+ ):180.1
515。 実測値                      
:180.1505。 元素分析理論値:C12H20O:C=70.94;H
=11.18実測値        :C=70.72
;H=11.14。
【0112】実施例6:(3S,5R)−3−(t−ブ
チルジメチルシリル)オキシ−5,9−ジメチル−8−
デセン−1−イン−の調製
【0113】
【数7】
【0114】アルコール体(7)(252mg,1.4
0ミリモル)のジクロロメタン(4.0ml)溶液に氷
冷下で攪拌下にてトリエチルアミン(0.39ml,2
.80ミリモル)、4,4−ジメチルアミノピリジン(
17.0mg,0.14モル)及びt−ブチルジメチル
ブチルクロリド(253mg,1.68ミリモル)を順
に加えた。 5分後、室温まで昇温し、更に21.5時間攪拌した。 減圧下で溶媒を留去した後、残渣をジエチルエーテルに
溶解し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残留
物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル24g)で
処理し、ジエチルエーテル−n−ヘキサン〔1:6(v
/v)〕溶出部より無色油状のシリルエーテル体(8)
(397mg,96%)を得た。理化学的データは以下
の通りである。
【0115】〔α〕D 31:−46.95゜(c=1
.04,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3300,1
460,1380,1360,1250,1090,1
000,935,900,830,775。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.11(d,3
H,CH3 Si),0.14(s,3H,CH3 S
i),0.90(d,3H,J=5.9Hz,C(5)
CH3 )0.90(s,9H,(CH3 )CSi)
,1.00−2.17(m,7H),1.60(br.
s.3H,C(9)CH3 ),1.68(br.s,
3H,C(9)H3 ),2.37(d,1H,J=2
.2Hz,C(1)H),4.26−4.53(m,1
H,C(3)H),4.90−5.22(m,1H,C
(8)H)。 MSm/e:295(M+ +1),294(M+ )
,279,269,237,193,147,109,
95,75(100%),69。 高分解MSm/e: 理論値    C18H34OSi(M+ ):294
.2379。 実測値                      
    :294.2381。 元素分析理論値:C18H34OSi:C=73.40
;H=11.63実測値              
          :C=72.99;H=11.5
0。
【0116】実施例7:(4S,6R)−4−(t−ブ
チルジメチルシリル)オキシ−6,10−ジメチル−9
−ウンデセン−2−インの調製
【0117】
【数8】
【0118】シリルエーテル体(8)(708mg,2
.40ミリモル)のテトラヒドロフラン(15ml)/
ヘキサメチルホスホリックトリアミド(0.8ml)混
合溶液に、−42℃で攪拌下にn−ブチルリチウム(1
.40Mヘキサン溶液;2.70ml,3.78ミリモ
ル)を加えた。20分後、ヨードメタン(0.24ml
,3.86ミリモル)を滴下した後、−5℃まで昇温し
、更に10時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液
を加えた後、室温まで昇温し、ジエチルエーテルを用い
て希釈し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル40g)
で処理し、n−ヘキサン溶出部より無色油状のシリルエ
ーテル体(9)(702mg,95%)を得た。理化学
的データは以下の通りである。
【0119】〔α〕D 31:−50.63゜(c=1
.03,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :1460,1
375,1360,1250,1090,980,90
0,835,775。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.10(s,3
H,CH3 Si),0.12(s,3H,CH3 S
i),0.90(d,3H,J=5.8Hz,C(6)
CH3 ),0.90(s,9H,(CH3 )3 C
Si),0.98−2.17(m,7H),1.60(
br.s,3H,C(10)CH3 ),1.67(d
,3H,J=1.0Hz,C(10)CH3 ),1.
81(d,3H,J=2.2Hz,C(1)H3 ),
4.22−4.50(m,1H,C(4)H),4.9
5−5.22(m,1H,C(9)H)。 MSm/e:308(M+ ),293,265,25
1,223,211,183,161,137,97,
75(100%),69。 高分解MSm/e: 理論値    C19H36OSi(M+ ):308
.2536。 実測値                      
    :308.2504。 元素分析理論値:C19H36OSi:C=73.95
;H=11.76実測値              
          :C=73.86;H=11.6
6。
【0120】実施例8:(4S,6R)−6,10−ジ
メチル−9−ウンデセン−2−イン−4−オールの調製
【0121】
【数9】
【0122】シリルエーテル体(9)(685mg,2
.22ミリモル)のテトラヒドロフラン(10ml)溶
液に室温下で攪拌下にてテトラn−ブチルアンモニウム
クロリド(1.0Mテトラヒドロフラン溶液;0.70
ml,0.70モル)を加えた。50分後、ジエチルエ
ーテルを用いて希釈し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を
留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル24g)で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサ
ン〔1:4(v/v)〕溶出部より無色油状のアセチレ
ンアルコール体(10)(432mg,100%)を得
た。 理化学的データは以下の通りである。
【0123】〔α〕D 27:−10.32゜(c=1
.04,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3380(O
H),1450,1380,1140,1050。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.93(d,3
H,J=6.4Hz,C(6)CH3 ),0.96−
2.22(m,8H,1H,D2 Oで交換可能),1
.60(br.s,3H,C(10)CH3 ),1.
69(br.s,3H,C(10)CH3 )1.84
(d,3H,J=2.2Hz,C(1)H3 ),4.
21−4.58(m,1H,C(4)H),4.96−
5.24(m,1H,C(9)H)。 MSm/e:194(M+ ),179,161,11
9,109,95,69,(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C13H22O(M+ ):194.1
671。 実測値                      
:194.1675。
【0124】実施例9:(4S,6R)−(Z)−6,
10−ジメチル−2,9−ウンデカジエン−4−オール
及び(4S,6R)−(E)−6,10−ジメチル−2
,9−ウンデカジエン−4−オールの調製
【0125】
【数10】
【0126】アセチレン体(10)(432mg,2.
22ミリモル)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液
に氷冷下で攪拌下にて水素化アルミニウムリチウム(1
02mg,2.68ミリモル)を加えた。8時間加熱還
流した後、再び氷冷し、飽和水酸化アンモニウム水溶液
を滴下し、過剰の試薬及び複合体を分解した。セライト
及びジクロロメタンを加え、室温下で更に12時間攪拌
した。 セライトろ過後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で
溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(
シリカゲル25g)で処理し、ジエチルエーテル/n−
ヘキサン〔1:20(v/v)〕溶出部より無色油状の
(E)−アリルアルコール体(12)(322mg,7
4%)及び(Z)−アリルアルコール体(11)(61
mg,14%)を得た。理化学的データは以下の通りで
ある。
【0127】(E)−アリルアルコール体(12)〔α
〕D 29:−10.25゜(c=1.01,CHCl
3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3350(O
H),1450,1380,965。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.92(d,3
H,J=6.1Hz,C(6)CH3 ),0.90−
2.17(m,7H),1.33(d,1H,J=4.
2Hz,D2 Oで交換可能,OH),1.60(br
.s,3H,C(10)CH3 ),1.66(br.
s,3H,C(10)CH3 ),1.70(d,3H
,J=3.2Hz,C(1)H3 ),3.96−4.
30(m,1H,C(4)H),4.93−5.26(
m,1H,C(9)H),5.26−5.92(m,2
H,C(2)H及びC(3)H)。 MSm/e:196(M+ ),178,163,14
9,71(100%),69。 高分解MSm/e: 理論値    C13H24O(M+ ):196.1
828。 実測値                      
:196.1848。
【0128】(Z)−アリルアルコール体(11)〔α
〕D 30:−8.01゜(c=0.78,CHCl3
)。 IRνmax(film)cm −1 :3350(O
H),1445,1380,960。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.90(d,3
H,J=5.6Hz,C(6)CH3 ),0.90−
2.16(m,7H),1.38(d,1H,J=3.
4Hz,D2 Oで交換可能,OH),1.60(br
.s,3H,C(10)CH3 ),1.67(br.
s,3H,C(10)CH3 ),1.70(d,3H
,J=3.4Hz,C(1)H3 ),3.92−4.
32(m,1H,C(4)H),4.94−5.26(
m,1H,C(9)H),5.26−5.88(m,2
H,C(2)H及びC(3)H)
【0129】実施例10:エチル(3S,7R)−(E
)−3,7,11−トリメチル−4,10−ドデカジエ
ノエートの調製
【0130】
【数11】
【0131】(E)−アリルアルコール体(12)(2
80mg,1.43モル),ピバル酸(10.0mg,
0.27ミリモル),トリエチルオルトアセテート(4
.0ml,21.8ミリモル)の混合物を160℃でデ
ィーン・スターク装置をつけて2時間加熱した。冷却後
、ジエチルエーテルを用いて希釈し、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液の順で洗浄し
、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去
した。 残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル12g
)で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:1
00(v/v)〕溶出部より無色油状のエステル体(1
3)(335mg,93%)を得た。理化学的データは
以下の通りである。
【0132】〔α〕D 29:+14.51゜(c=1
.11,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :1735(C
=O),1450,1375,970。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.84(d,3
H,J=6.1Hz,C(7)CH3 ),1.03(
d,3H,J=6.6Hz,C(3)CH3 ),0.
60−2.50(m,9H),1.24(t,3H,J
=7.1Hz,OCH2 CH3 ),1.59(br
.s,3H,C(11)CH3 ),1.68(d,3
H,J=1.0Hz,C(11)CH3 ),2.25
−2.88(m,1H,C(3)H),4.11(q,
2H,J=7.1Hz,OCH2 CH3 ),4.9
2−5.30(m,1H,C(10)H),5.05−
5.66(m,2H,C(4)H及びC(5)H)。 13C−NMR(CDCl3 )δ:14.26(q)
,17.56(q),19.30(q),20.49(
q),25.58(q),25.58(t),32.7
3(d),33.76(d),36.58(t),39
.83(t),42.00(t),59.93(t),
124.94(d),127.86(d),130.8
4(s),135.45(d),172.39(s)。 MSm/e:267(M+ +1),266(M+ )
,251,223,178,135,123,109,
95,82,69(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C17H30O2 (M+ ):266
.2246。 実測値                      
  :266.2229。
【0133】実施例11:エチル(3R,7R)−3,
7,11−トリメチルドデカノエートの調製
【0134
【数12】
【0135】エステル体(13)(346mg,1.3
0ミリモル)のエチルアルコール(5.0ml)溶液に
10%パラジウム−炭素(17.2mg)を加え、水素
気流下にて室温で2.5時間攪拌した。セライトろ過し
た後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル8.0g)で処理し
、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:50(v/v
)〕溶出部より無色油状のエステル体(14)(338
mg,96%)を得た。理化学的データは以下の通りで
ある。
【0136】〔α〕D 27:+2.34゜(c=1.
02,n−オクタン)〔文献値:〔α〕D :+2.2
4(c=4.99,n−オクタン)〕。 IRνmax(film)cm −1 :1735(C
=O),1460,1370,1245,1170,1
030。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.68−1.7
3(m,26H),1.26(t,3H,J=7.1H
z,OCH2 CH3 ),1.73  −2.43(
m,3H,C(2)CH2 及びC(3)H),4.1
3(q,2H,J=7.1Hz,OCH2 CH3 )
。 13C−NMR(CDCl3 )δ:14.26(q)
,19.62(q),19.73(q),22.55(
q),22.66(q),23.23(t),24.7
7(t),27.96(d),30.35(d),32
.73(t),37.07(d),37.18(t),
37.19(t),39.40(t),41.83(t
),59.82(t),172.93(s)。 MSm/e:271(M+ +1),270(M+ )
,255,227,185,157,115,97,8
8(100%),83,69。 高分解MSm/e: 理論値    C17H34O2 (M+ ):270
.2559。 実測値    270.2552。
【0137】実施例12:(3R,7R)−3,7,1
1−トリメチルドデカン−1−オールの調製
【0138
【数13】
【0139】エステル体(14)(121mg,447
ミリモル)のテトラヒドロフラン(4.0ml)溶液に
氷冷下にて攪拌下で水素化アルミニウムリチウム(18
.0mg,474ミリモル)を加えた。50分後、飽和
水酸化アンモニウム水溶液を滴下し、過剰の試薬及び複
合体を分解した。セライト及びジクロロメタンを加え、
室温下で更に10時間攪拌した。セライトろ過後、硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。残留
物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル6.0g)
で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:6(
v/v)〕溶出部より無色油状のアルコール体(15)
(102mg,100%)を得た。理化学的データは以
下の通りである。
【0140】〔α〕D 27:+2.93゜(c=1.
02,CHCl3 )〔文献値:〔α〕D 18:+3
.49゜(c=0.98,CHCl3 )〕。 IRνmax(film)cm −1 :3330(O
H),1460,1380,1370,1055。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.45−1.8
0(m,30H,1H,D2 Oで交換可能),3.6
9(br.t,2H,J=6.6Hz,C(1)H2 
OH)。 MSm/e:210(M+ −H2 O),182,1
40,125,111,97,83,69,57(10
0%)。 高分解MSm/e: 理論値    C15H30(M+ −H2 O):2
10.2348。 実測値    210.2310。
【0141】実施例13:(3R,7R)−1−ブルモ
−3,7,11−トリメチルドデカンの調製
【0142
【数14】
【0143】アルコール体(15)(121mg,53
0ミリモル)のジクロロメタン(3.0ml)溶液に、
室温にて攪拌下で四臭化炭素(231mg,697ミリ
モル)及びトリフェニルホスフィン(183mg,69
8ミリモル)を加えた。110分後に減圧下で溶媒を留
去し、残渣をジエチルエーテルに溶解した後、飽和塩化
ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
、減圧下で溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル20g)によって処理し、n−ヘ
キサン溶出部より無色油状のブロモ体(16)(154
mg,100%)を得た。理化学的データは以下の通り
である。
【0144】〔α〕D 29:−3.85゜(c=1.
04,CHCl3 )〔文献値:〔α〕D 24:−4
.44゜(c=5.0,CHCl3 )〕。 IRνmax(film)cm −1 :1460,1
380,1370。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.70−2.1
7(m,29H),3.28−3.60(m,2H,C
(1)H2 Br)。 MSm/e:292(M*+ ),290(M+ ),
277,275,249,247、165,163,1
51,149,113,97,71,83,69,57
(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C15H3181Br(M*+ ):2
92.1588実測値               
             :292.1612。 理論値    C15H3179Br(M+ ):29
0.1610実測値                
          :290.1649。
【0145】実施例14:(6R,10R)−6,10
,14−トリメチルペンタデカン−2−オンの調製
【0
146】
【数15】
【0147】アセトンジメチルヒドラゾン(53.7m
g,536ミリモル)のテトラヒドロフラン(1.0m
l)溶液に−78℃で攪拌下にてn−ブチルリチウム(
1.40Mヘキサン溶液;380ml,532ミリモル
)を加えた。30分後にブロム体(16)(91.0m
g,312ミリモル)のテトラヒドロフラン(2.0m
l)溶液を滴下し、更に同温下で1時間攪拌した。反応
液を室温まで昇温し、更に130分間攪拌した。酢酸(
0.20ml)及びH2 O(1.0ml)を加え、更
に50分間攪拌した。ジエチルエーテルを用いて希釈し
、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウ
ム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下で溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル6.0g)で処理し、ジエチルエーテル
/n−ヘキサン〔1:10(v/v)〕溶出部より無色
油状のケトン体(17)(67.mg,80%)を得た
。理化学的データは以下の通りである。
【0148】〔α〕D 26:+1.03゜(c=1.
02,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :1720(C
=O),1460,1375,1360。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.70−1.8
4(m,31H),2.13(s,3H,C(1)H3
 ),2.41(br.t,2H,J=7.3Hz,C
(3)H2 )。 13C−NMR(CDCl3 )δ:19.51(q)
,19.67(q),21.32(t),22.55(
q),22.64(q),24.35(t),24.7
3(t),27.89(d),29.67(q),32
.60(d),32.71(d),36.42(t),
37.17(t),37.22(t),37.34(t
),39.31(t),43.96(t),208.7
0(s)。 MSm/e:268(M+ 1),250,210,1
24,109,95,85,71,58(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C18H36O(M+ ):268.2
766。 実測値                      
:268.2742。
【0149】実施例15:天然のフィトールからの(6
R,10R)−6,10,14−トリメチルペンタデカ
ン−2−オンの調製
【0150】
【数16】
【0151】天然のフィトール(22)(2.045g
,6.90ミリモル)のメチルアルコール(30ml)
−ジクロロメタン(15ml)混合溶液に−78℃で攪
拌下にオゾンを18分間通した。次いで、窒素ガスを1
5分間通して過剰のオゾンを追い出した後、ジメチルス
ルフィド(3.0ml,40.8ミリモル)を滴下した
。反応液を室温まで昇温し、更に4時間攪拌した。減圧
下で溶媒を留去した後、残渣をジエチルエーテルに溶解
し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル40g)で処理し、
ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:100(v/v
)〕溶出部より無色油状のケトン体(17)(1.79
3g,97%)を得た。理化学的データは以下の通りで
ある。
【0152】〔α〕D 26:+1.05゜(c=1.
02,CHCl3 )。
【0153】本例の化合物の各種スペクトルデータは実
施例14において先に合成した化合物のものと一致した
【0154】実施例16:(6R,10R)−2−クロ
ロ−6,10,14−トリメチルペンタデカ−1−エン
の調製
【0155】
【数17】
【0156】5塩化リン(2.205g,10.6ミリ
モル)のトルエン(20ml)溶液に、氷冷下で攪拌下
にてケトン体(17)(2.146g,7.99ミリモ
ル)のトルエン(30ml)溶液を5分間かけて滴下し
た。室温まで昇温し、更に15分間攪拌した後、9時間
加熱還流した。再び氷冷とし、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液を加えて中和した後、ジエチルエーテルを用いて
希釈し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残留
物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル80g)で
処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:20(
v/v)〕溶出部より無色油状のビニルクロライド体(
18)(2.280g,99%)を得た。理化学的デー
タは以下の通りである。
【0157】〔α〕D 31:−0.39゜(c=1.
02,CHCl3 )。 IRnmax(film)cm −1 :1670,1
635,1470,1465,1380,880。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.70−1.7
8(m,31H),1.90−2.44(m,2H,C
(3)H2 ),5.05−5.20(m,2H,C(
1)H2 )。 MSm/e:288(M*+ ),286(M+ ),
218,216,165,146,126,111,9
5,83,71  57(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C18H3637Cl(M*+ ):2
88.2397。 実測値                      
      :288.2421。 理論値    C18H3635Cl(M+ )  :
286.2427。 実測値                      
      :286.2410。
【0158】実施例17:(6R,10R)−6,10
,14−トリメチルペンタデカ−1−インの調製
【01
59】
【数18】
【0160】ジイソプロピルアミン(4.00ml,2
9.2ミリモル)のテトラヒドロフラン(30ml)溶
液に氷冷下で攪拌下にn−ブチルリチウム(1.40M
ヘキサン溶液;22.0ml,30.8ミリモル)を加
えた。20分後、−25℃まで冷却し、ビニクロライド
体(18)(2.286g,7.97ミリモル)のテト
ラヒドロフラン(30ml)溶液を5分間かけて滴下し
た後、室温まで昇温し、4時間攪拌した。再び氷冷とし
、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、再び室温ま
で昇温した。ジエチルエーテルを用いて希釈し、飽和塩
化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した後、減圧下で溶媒を留去した。残留物をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル80g)で処理し、n−ヘ
キサン溶出部より無色油状のアセチレン体(19)(1
.586g;79%)を得た。理化学的データは以下の
通りである。
【0161】〔α〕D 29:−0.66゜(c=1.
03,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3315,2
130,1470,1460,1380,1375。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.70−1.7
5(m,31H),1.94(t,1H,J=2.7H
z,C(1)H),2.00−2.32(m,2H,C
(3)H2 )。
【0162】実施例18:(7R,11R)−7.11
.15−トリメチルヘキサデカ−2−イン−1−オール
調製
【0163】
【数19】
【0164】アセチレン体(19)(1.349g,5
.39ミリモル)のテトラヒドロフラン(20ml)溶
液に氷冷下で攪拌下にてブロモマグネシウムエチル(3
.0Mエーテル溶液;3.60ml,10.8ミリモル
)を加えた後、室温まで昇温した。3時間後に、パラホ
ルムアルデヒド(911mg,30.3ミリモル)を加
え、更に19時間攪拌した。ジエチルエーテルを用いて
希釈しし、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し,硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル60g)
で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:6(
v/v)〕溶出部より原料のアセチレン体及び無色油状
のアセチレン体(20)(1103g,73%)を得た
。理化学的データは以下の通りである。
【0165】〔α〕D 26:−2.14゜(c=1.
09,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3372,2
224,1462,1378,1138,1013。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.65−1.8
0(m,32H,1H,D2 Oで交換可能),2.0
0−2.32(m,2H,C(4)H2 ),4.25
(dt,2H,J=5.9Hz,2.2Hz,C(1)
H2 )。 MSm/e:294(M+ −CH2 OH),177
,149,135,125,107,97,83,69
,57(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C18H33(M+ −CH2 OH)
:249.2582。 実測値                      
          :249.2569。
【0166】実施例19:(7R,11R)−3−ヨー
ド−7,11,15−トリメチルヘキサデカ−2−エン
−1−オールの調製
【0167】
【数20】
【0168】アルコール体(20)(201mg,71
7ミリモル)のジエチルエーテル(2.0ml)溶液に
氷冷下で攪拌下にてナトリウム−ビス(2−メトキシエ
トキシ)アルミニウムヒドリド(70%トルエン溶液;
0.50ml,1.73ミリモル)を加えた。10分後
に室温まで昇温し、更に13.5時間攪拌した。再び氷
冷とし、酢酸エチル(53ml,543ミリモル)を加
え、更に15分間攪拌した後、−78℃に冷却し、ヨウ
素(358mg,1.41ミリモル)を加え、直ちに室
温まで昇温し、1.5時間攪拌した。再度氷冷とし、飽
和水酸化アンモニウム水溶液を滴下し,過剰の試薬及び
複合体を分解した。セライろ過後、ジエチルエーテルで
希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、5%チオ硫酸
ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
し,硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留
去した。 残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル10g
)で処理し、ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:1
0(v/v)〕溶出部より無色油状のヨード体(21)
(238mg,81%)を得た。理化学的データは以下
の通りである。
【0169】〔α〕D 27:−2.44゜(c=1.
06,CHCl3 )。 IRνmax(film)cm −1 :3324,1
645,1461。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.70−1.7
6(m,32H,1H,D2 Oで交換可能),2.4
8(br.t,2H,J=7.1Hz,C(4)H2 
),4.20(br.d,2H,J=5.9Hz,C(
1)H2 ),5.84(tt,J=3.9,1.2H
z,C(2)H)。 MSm/e:408(M+ ),281,198,13
7,123,109,95,83,69,57(100
%)。 高分解MSm/e: 理論値    C19H37OI(M+ ):408.
1889。 実測値                      
  :408.1863。
【0170】実施例20:フィトールの調製
【0171
【数21】
【0172】ヨウ化銅(504mg,2.65ミリモル
)のジエチルエーテル(5.0ml)懸濁液に−38℃
にて攪拌下でメチルリチウム(1.40Mジエチルエー
テル溶液;3.80ml,5.32ミリモル)を加えた
。60分後、ヨード体(21)(180mg,441ミ
リモル)のジエチルエーテル(4.5ml)溶液を5分
間かけて滴下し、更に同温下で1.5時間攪拌した。反
応液を氷冷とし、1.5時間攪拌した後、室温まで昇温
し、更に18時間攪拌した。再び氷冷とし、飽和塩化ア
ンモニウム水溶液を加えた後、室温まで昇温した。セラ
イトろ過した後、有機層を分取し、更に水層からジエチ
ルエーテルを用いて抽出した。有機層を一緒にし、飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄し,硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残留物をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル10g)で処理し、ジエ
チルエーテル/n−ヘキサン〔1:6(v/v)〕溶出
部より無色油状のフィトール体(22)(109mg,
83%)を得た。理化学的データは以下の通りである。
【0173】〔α〕D 24:−1.50゜(c=0.
94,CHCl3 )〔天然の標品:〔α〕D 29:
−1.35゜(c=1.00,CHCl3 )〕。 IRνmax(film)cm −1 :3340,1
460,1375,1000。  1H−NMR(CDCl3 )δ:0.70−1.8
0(m,35H,1H,D2 Oで交換可能),1.8
5−2.15(m,C(4)H2 ),4.00−4.
30(m,2H,C(1)H2),5.23−5.57
(m,1H,C(2)H)。 13C−NMR(CDCl3 )δ:16.14(q)
,19.72(q),19.75(q),22.63(
q),22.73(q),24.59(t),24.8
2(t),25.18(t),27.98(d),32
.71(d),32.80(d),36.73(t),
37.32(t),37.40(t),37.46(t
),39.39(t),39.19(t),59.16
(t),123.34(d),139.63(s)。 MSm/e:297(M+ +1),296(M+ )
,278,196,123,71(100%)。 高分解MSm/e: 理論値    C20H40O(M+ ):296.3
079。 実測値                      
:296.3082。 本例の化合物の各種スペクトルデータは天然の標品のも
のと一致した。
【0174】実施例21:(6R,10R)−6,10
,14−トリメチルペンタデカ−1−インからのフィト
ールの調製 (19)  ─────→  (22)
【0175】ジ
ルコノセンジクロライド(91.7mg,314μモル
)のジクロロメタン(1.0ml)懸濁液に氷冷下で攪
拌下にトリメチルアルミニウム(1.96Mジクロロメ
タン溶液;1.00ml,1.96ミリモル)を加えた
後、室温まで昇温し、更に3分間攪拌した。アセチレン
体(19)(97.0mg,387μモル)のジクロロ
メタン(3.0ml)溶液を2分間かけて滴下した後、
更に12.5時間攪拌した。減圧下で溶媒及び過剰のト
リメチルアルミニウムを留去した後、残渣をn−ヘキサ
ン(1.0ml×3)に溶解し、カニューレを用いてデ
カンテーションした。n−ヘキサン層を約1/3に濃縮
した後、テトラヒドロフラン(2.0ml)を加え、−
30℃に冷却した。n−ブチルリチウム(1.40Mヘ
キサン溶液;0.44ml,616μモル)を滴下し、
更に同温下で10分間攪拌し、氷冷とし、更に35分間
攪拌した。パラホルムアルデヒド(100.3mg,3
.34ミリモル)のテトラヒドロフラン(1.0ml)
溶液を滴下し、更に24時間攪拌した。氷冷とした後、
飽和塩化アンモニウム水溶液を滴下した。ジエチルエー
テルを用いて希釈し、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残留物をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル8.0g)で処理し、
ジエチルエーテル/n−ヘキサン〔1:8(v/v)〕
溶出部より無色油状のフィトール(48.0mg,42
%)を得た。本例の標記化合物の各種スペクトルデータ
は天然の標品のものと一致した。
【0176】
【発明の効果】本発明によれば、出発材料である光学活
性シトロネラールのキラリティーを保存したままで、純
度100%e.e.の新規な各種の光学活性化合物、特
には有用な中間体である、前記一般式(VI)で表され
る飽和ウンデシルアルコール化合物や前記一般式(IX
)で表されるフィトール化合物を得ることができる。ま
た、天然には存在しない(S)型のフィトールを製造す
ることもできる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 、R2 、R3 及びR4 はそれぞれ
    独立に炭素数1〜4個の低級アルキル基であり、R5 
    は一般式(I’)     −C(A)=C(B)−E         
                             
    (I’)(式中、Aはハロゲン原子又はBと一緒になっ
    て炭素−炭素直接結合であり、Bは水素原子又はAと一
    緒になって炭素−炭素直接結合であり、Eは水素原子又
    は炭素数1〜4個のヒドロキシ低級アルキル基である)
    で表される基であり、そして式中で*を付したキラル中
    心炭素原子における立体配置はそれぞれ独立に択一的に
    S−配置又はR−配置のいずれか一方の配置のみをとる
    ものとする〕で表される化合物。
  2. 【請求項2】  一般式(II) 【化2】 (式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ独立に炭
    素数1〜4個の低級アルキル基であり、R6 はヒドロ
    キシ基、保護されたヒドロキシ基又はハロゲン原子であ
    り、そして式中で*を付したキラル中心炭素原子におけ
    る立体配置はそれぞれ独立に択一的にS−配置又はR−
    配置のいずれか一方の配置のみをとるものとする)で表
    される化合物。
  3. 【請求項3】  一般式(III ) 【化3】 〔式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ独立に炭
    素数1〜4個の低級アルキル基であり、R7 はヒドロ
    キシ基又は保護されたヒドロキシ基であり、R8 は一
    般式(III’)     −C(P)=C(Q)−T         
                             
    (III’)(式中、Pは水素原子又はQと一緒になっ
    て炭素−炭素直接結合であり、Qは水素原子又はPと一
    緒になって炭素−炭素直接結合であり、Tは水素原子又
    は炭素数1〜4個の低級アルキル基である)で表される
    基であり、そして式中で*を付したキラル中心炭素原子
    における立体配置は択一的にS−配置又はR−配置のい
    ずれか一方の配置のみをとるものとする〕で表される化
    合物。
  4. 【請求項4】  一般式(IV) 【化4】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR9 はそれぞれ
    独立に炭素数1〜4個の低級アルキル基であり、R10
    は炭素数1〜4個の低級アルコキシカルボニルメチル基
    であり、そして式中で*を付したキラル中心炭素原子に
    おける立体配置はそれぞれ独立に択一的にS−配置又は
    R−配置のいずれか一方の配置のみをとるものとする)
    で表される化合物。
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