JPH04316566A - 脂環式オレフィンのエポキシ化物の製造方法 - Google Patents
脂環式オレフィンのエポキシ化物の製造方法Info
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- JPH04316566A JPH04316566A JP3108355A JP10835591A JPH04316566A JP H04316566 A JPH04316566 A JP H04316566A JP 3108355 A JP3108355 A JP 3108355A JP 10835591 A JP10835591 A JP 10835591A JP H04316566 A JPH04316566 A JP H04316566A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Epoxy Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脂環式エポキシ誘導体
の製造に関するものである。更に、詳しくは、脂環基を
有するエポキシアルコール及びエポキシ(メタ)アクリ
レートを高収率で製造する方法に関する。
の製造に関するものである。更に、詳しくは、脂環基を
有するエポキシアルコール及びエポキシ(メタ)アクリ
レートを高収率で製造する方法に関する。
【0002】脂環式エポキシアルコールは、一般的なエ
ポキシ樹脂の原料、並びに有機化学薬品、医薬及び農薬
等の中間体としてのみならず、光学材料樹脂用モノマ−
として、有用である。
ポキシ樹脂の原料、並びに有機化学薬品、医薬及び農薬
等の中間体としてのみならず、光学材料樹脂用モノマ−
として、有用である。
【0003】又、脂環式エポキシ(メタ)アクリレート
は反応性の異なる二つの官能基を持ち、反応性モノマー
と呼ばれる。即ち、不飽和カルボン酸エステル基の二重
結合は、有機過酸化物、熱、紫外線、イオン放射線など
のラジカル重合で単独もしくは他の不飽和基含有化合物
との共重合が可能である。また、エポキシ基は熱または
イオン重合が可能であり、種々の重合方法を組合わせて
、有用な重合体が得られる。例えば、フォトレジスト材
料、光デイスク基板、プラスチックレンズ等の光学材料
用途が挙げられる。更に従来より各種の(メタ)アクリ
ル酸エステル類モノマーが知られているが、これらのモ
ノマーは臭気を持ち、樹脂に対する溶解性も低く問題で
あった。それに対して、脂環式エポキシ(メタ)アクリ
レ−トは、低臭気で各種樹脂に対する溶解性も高い。 そのため、インキ、塗料、成型用樹脂の原料もしくは改
質剤として有用である。また分子構造として、ノルボル
ネン骨格を持つものは、従来の(メタ)アクリレート、
エポキシ(メタ)アクリレートにない優れた耐熱性を示
し、極めて有用な化合物である。
は反応性の異なる二つの官能基を持ち、反応性モノマー
と呼ばれる。即ち、不飽和カルボン酸エステル基の二重
結合は、有機過酸化物、熱、紫外線、イオン放射線など
のラジカル重合で単独もしくは他の不飽和基含有化合物
との共重合が可能である。また、エポキシ基は熱または
イオン重合が可能であり、種々の重合方法を組合わせて
、有用な重合体が得られる。例えば、フォトレジスト材
料、光デイスク基板、プラスチックレンズ等の光学材料
用途が挙げられる。更に従来より各種の(メタ)アクリ
ル酸エステル類モノマーが知られているが、これらのモ
ノマーは臭気を持ち、樹脂に対する溶解性も低く問題で
あった。それに対して、脂環式エポキシ(メタ)アクリ
レ−トは、低臭気で各種樹脂に対する溶解性も高い。 そのため、インキ、塗料、成型用樹脂の原料もしくは改
質剤として有用である。また分子構造として、ノルボル
ネン骨格を持つものは、従来の(メタ)アクリレート、
エポキシ(メタ)アクリレートにない優れた耐熱性を示
し、極めて有用な化合物である。
【0004】
【従来の技術】オレフィン類を触媒の存在下、安価で且
つ比較的安全な酸化剤である過酸化水素を用いて、エポ
キシ化合物を得る方法は知られている。ここで触媒とし
ては、例えばチタン化合物、セレン化合物、タングステ
ン、モリブデン系化合物など数多く知られている。この
なかで、ヘテロポリ酸と4級アンモニウム塩を組み合わ
せた触媒は相間移動触媒として作用し、水不溶性溶媒の
存在下、過酸化水素によるエポキシ化反応の有用な触媒
となることが報告されている(例えば、石油学会誌30
(6)439−445(1987)等)。
つ比較的安全な酸化剤である過酸化水素を用いて、エポ
キシ化合物を得る方法は知られている。ここで触媒とし
ては、例えばチタン化合物、セレン化合物、タングステ
ン、モリブデン系化合物など数多く知られている。この
なかで、ヘテロポリ酸と4級アンモニウム塩を組み合わ
せた触媒は相間移動触媒として作用し、水不溶性溶媒の
存在下、過酸化水素によるエポキシ化反応の有用な触媒
となることが報告されている(例えば、石油学会誌30
(6)439−445(1987)等)。
【0005】しかしながら、脂環式(メタ)アクリレー
トの過酸化水素によるエポキシ化法は知られていない。 更に、ヘテロポリ酸と4級アンモニウム塩を単に組み合
わせた触媒では、反応を充分に進行させるには多量の触
媒を必要とするため、工業的に不利である。
トの過酸化水素によるエポキシ化法は知られていない。 更に、ヘテロポリ酸と4級アンモニウム塩を単に組み合
わせた触媒では、反応を充分に進行させるには多量の触
媒を必要とするため、工業的に不利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脂環
式(メタ)アクリレートまたは脂環式アルコールをヘテ
ロポリ酸及び4級アンモニウム塩の存在下、過酸化水素
で高い転化率および高い選択率でエポキシ化して、脂環
式エポキシ(メタ)アクリレートまたは脂環式エポキシ
アルコールを高収率で製造する方法を提供することにあ
る。
式(メタ)アクリレートまたは脂環式アルコールをヘテ
ロポリ酸及び4級アンモニウム塩の存在下、過酸化水素
で高い転化率および高い選択率でエポキシ化して、脂環
式エポキシ(メタ)アクリレートまたは脂環式エポキシ
アルコールを高収率で製造する方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般式(I)
【0008
】
】
【化5】
または一般式(II)
【0009】
【化6】
(式中、Rは水素またはCH2=CR1CO−(但し、
R1は水素原子またはメチル基を示す)であり、R2ー
R19は、水素原子、炭化水素基またはハロゲン原子で
あって、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。 n,m,l,kは、0または正の整数であって、R2ー
R15が複数回繰り返される場合には、これらはそれぞ
れ同一であっても異なっていてもよい。)であらわされ
る脂環式オレフィンを過酸化水素でエポキシ化して一般
式(III)
R1は水素原子またはメチル基を示す)であり、R2ー
R19は、水素原子、炭化水素基またはハロゲン原子で
あって、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。 n,m,l,kは、0または正の整数であって、R2ー
R15が複数回繰り返される場合には、これらはそれぞ
れ同一であっても異なっていてもよい。)であらわされ
る脂環式オレフィンを過酸化水素でエポキシ化して一般
式(III)
【0010】
【化7】
または一般式(IV)
【0011】
【化8】
(式中、RおよびR1ーR19は、上記と同じ)であら
わされる脂環式オレフィンのエポキシ化物を製造する方
法において、エポキシ化を、ヘテロポリ酸を溶解した過
酸化水素水溶液とオニウム塩を溶解した水不溶性溶媒を
用いて行うことを特徴とする脂環式オレフィンのエポキ
シ化物の製造方法に関する。
わされる脂環式オレフィンのエポキシ化物を製造する方
法において、エポキシ化を、ヘテロポリ酸を溶解した過
酸化水素水溶液とオニウム塩を溶解した水不溶性溶媒を
用いて行うことを特徴とする脂環式オレフィンのエポキ
シ化物の製造方法に関する。
【0012】以下本発明について詳細に説明する。
【0013】本発明の方法において反応原料となる脂環
式オレフィンは、単環式または多環式の不飽和脂肪族炭
化水素アルコールまたは(メタ)アクリレートであり、
上記の一般式(I)および(II)で表される構造を有
するものである。
式オレフィンは、単環式または多環式の不飽和脂肪族炭
化水素アルコールまたは(メタ)アクリレートであり、
上記の一般式(I)および(II)で表される構造を有
するものである。
【0014】一般式(I)および(II)におけるR2
ーR19は、水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子及び
ハロゲン化炭化水素基である。炭化水素基としては、好
ましくは炭素数1−30の、脂肪族炭化水素基、脂環式
炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基
、シクロヘキシル基、シクロオクチル基等を挙げること
ができる。又、ハロゲン原子としては、例えば、フッ素
、塩素、臭素等を挙げることができ、ハロゲン化炭化水
素基としては、モノクロロメチル基、モノクロロエチル
基、モノクロロヘキシル基等を挙げることができる。
ーR19は、水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子及び
ハロゲン化炭化水素基である。炭化水素基としては、好
ましくは炭素数1−30の、脂肪族炭化水素基、脂環式
炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基
、シクロヘキシル基、シクロオクチル基等を挙げること
ができる。又、ハロゲン原子としては、例えば、フッ素
、塩素、臭素等を挙げることができ、ハロゲン化炭化水
素基としては、モノクロロメチル基、モノクロロエチル
基、モノクロロヘキシル基等を挙げることができる。
【0015】一般式(I)および(II)で表される脂
環式アルコールおよび脂環式(メタ)アクリレートの具
体例を以下に示す。
環式アルコールおよび脂環式(メタ)アクリレートの具
体例を以下に示す。
【0016】
【化9】
このような脂環式アルコール又は脂環式(メタ)アクリ
レートは公知の方法により合成できる。例えば、脂環式
アルコールは脂環式ジオレフィン類の水和反応、アリル
アルコール類とシクロペンタジエン類とのデイールス・
アルダー反応等により容易に得ることができる。また、
脂環式(メタ)アクリレートは、脂環式ジオレフィン類
と(メタ)アクリル酸の酸付加反応等により得ることが
できる。
レートは公知の方法により合成できる。例えば、脂環式
アルコールは脂環式ジオレフィン類の水和反応、アリル
アルコール類とシクロペンタジエン類とのデイールス・
アルダー反応等により容易に得ることができる。また、
脂環式(メタ)アクリレートは、脂環式ジオレフィン類
と(メタ)アクリル酸の酸付加反応等により得ることが
できる。
【0017】本発明は、前記の脂環式化合物をエポキシ
化して一般式(III)又は一般式(IV)で表される
脂環式エポキシアルコール又は脂環式エポキシ(メタ)
アクリレートを製造するものであり、得られるエポキシ
化物の一部を以下に示す。
化して一般式(III)又は一般式(IV)で表される
脂環式エポキシアルコール又は脂環式エポキシ(メタ)
アクリレートを製造するものであり、得られるエポキシ
化物の一部を以下に示す。
【0018】
【化10】
本発明で触媒として用いられるヘテロポリ酸としては、
一般式 H3PM12O40 (式中、Mは、タングステン、モリブデンを示す。)具
体的には、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、混
合配位型ヘテロポリ酸(例えば、H3PMo6W6O4
0等)が挙げられ、これらの一種又は2種以上を用いる
ことができる。この中で、リンタングステン酸が特に好
ましい。
一般式 H3PM12O40 (式中、Mは、タングステン、モリブデンを示す。)具
体的には、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、混
合配位型ヘテロポリ酸(例えば、H3PMo6W6O4
0等)が挙げられ、これらの一種又は2種以上を用いる
ことができる。この中で、リンタングステン酸が特に好
ましい。
【0019】ヘテロポリ酸は、過酸化水素水に予め溶解
して用いる。過酸化水素中のヘテロポリ酸濃度は、例え
ば0.1〜20重量%とすることができる。又、過酸化
水素水は、市販され、入手容易なものをそのまま用いる
ことができ、例えば10〜50重量%水溶液を用いるこ
とができる。ヘテロポリ酸の使用量は、脂環式アルコー
ル又は脂環式(メタ)アクリレート100重量部に対し
て0.1〜5重量部、好ましくは1〜3.5重量部の範
囲とすることが適当である。
して用いる。過酸化水素中のヘテロポリ酸濃度は、例え
ば0.1〜20重量%とすることができる。又、過酸化
水素水は、市販され、入手容易なものをそのまま用いる
ことができ、例えば10〜50重量%水溶液を用いるこ
とができる。ヘテロポリ酸の使用量は、脂環式アルコー
ル又は脂環式(メタ)アクリレート100重量部に対し
て0.1〜5重量部、好ましくは1〜3.5重量部の範
囲とすることが適当である。
【0020】また、過酸化水素は、通常使用されている
例えば10〜50%水溶液をそのまま用いればよい。過
酸化水素の使用量は理論的にはオレフィンに対してモル
比で1:1であるが、1:0.1〜1:10、好ましく
は1:0.5〜1:0.3の範囲で用いるのがよい。
例えば10〜50%水溶液をそのまま用いればよい。過
酸化水素の使用量は理論的にはオレフィンに対してモル
比で1:1であるが、1:0.1〜1:10、好ましく
は1:0.5〜1:0.3の範囲で用いるのがよい。
【0021】尚、ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水
は、例えば40〜80℃に加熱し、約1分間〜2時間か
くはんした後に、常温に戻してエポキシ化反応に用いる
ことが好ましい。
は、例えば40〜80℃に加熱し、約1分間〜2時間か
くはんした後に、常温に戻してエポキシ化反応に用いる
ことが好ましい。
【0022】オニウム塩としては、一般式R20R21
R22R23M+Q−(R20ーR23は炭素数1−5
0のアルキル基であり、それぞれ同一または異なってい
てもよい。Mは、窒素またはリンを示し、Q−はハロゲ
ンイオン、無機アニオンを示す。)で示される4級アン
モニウム塩又は4級ホスホニウム塩が挙げられる。
R22R23M+Q−(R20ーR23は炭素数1−5
0のアルキル基であり、それぞれ同一または異なってい
てもよい。Mは、窒素またはリンを示し、Q−はハロゲ
ンイオン、無機アニオンを示す。)で示される4級アン
モニウム塩又は4級ホスホニウム塩が挙げられる。
【0023】オニウム塩中のアルキル基としては、例え
ばエチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、シク
ロヘキシル基等を挙げることができ、ハロゲンイオンと
しては、塩素イオン、臭素イオン、沃素イオン等を、無
機アニオンとしては、水酸イオン、亜硫酸イオン等を例
示することができる。
ばエチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、シク
ロヘキシル基等を挙げることができ、ハロゲンイオンと
しては、塩素イオン、臭素イオン、沃素イオン等を、無
機アニオンとしては、水酸イオン、亜硫酸イオン等を例
示することができる。
【0024】4級アンモニウム塩の具体例としては、セ
チルピリジニウム塩、トリオクチルメチルアンモニウム
塩、テトラヘキシルアンモニウム塩、テトラブチルアン
モニウム塩、テトラプロピルアンモニウム塩、アルキル
ピコリニウム塩、アルキルイミダゾリン塩などがあげら
れる。
チルピリジニウム塩、トリオクチルメチルアンモニウム
塩、テトラヘキシルアンモニウム塩、テトラブチルアン
モニウム塩、テトラプロピルアンモニウム塩、アルキル
ピコリニウム塩、アルキルイミダゾリン塩などがあげら
れる。
【0025】また4級ホスホニウム塩の具体例としては
、テトラブチルホスホニウム塩、テトラプロピルホスホ
ニウム塩、トリオクチルエチルホスホニウム塩、テトラ
ヘキシルホスホニウム塩等を挙げることができる。
、テトラブチルホスホニウム塩、テトラプロピルホスホ
ニウム塩、トリオクチルエチルホスホニウム塩、テトラ
ヘキシルホスホニウム塩等を挙げることができる。
【0026】オニウム塩は、これらのうちから一種また
は二種以上が用いられ、その使用量は、使用されるヘテ
ロポリ酸のプロトン量と等モル量であることが好ましい
。
は二種以上が用いられ、その使用量は、使用されるヘテ
ロポリ酸のプロトン量と等モル量であることが好ましい
。
【0027】オニウム塩は、水不溶性溶媒に溶解してエ
ポキシ化反応に供する。水不溶性溶媒としては、例えば
、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素化
合物、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等の
酢酸エステル類、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロ
エタン、テトラクロルエタン、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素等が挙げられる。 この中で、特にクロロホルム、テトラクロロエタンが好
ましい。
ポキシ化反応に供する。水不溶性溶媒としては、例えば
、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素化
合物、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等の
酢酸エステル類、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロ
エタン、テトラクロルエタン、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素等が挙げられる。 この中で、特にクロロホルム、テトラクロロエタンが好
ましい。
【0028】溶媒の使用量は、脂環式アルコール又は脂
環式(メタ)アクリレート1g当たり、1〜20mlの
範囲とすることが好ましい。
環式(メタ)アクリレート1g当たり、1〜20mlの
範囲とすることが好ましい。
【0029】本発明におけるエポキシ化反応は、上記の
ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水とオニウム塩を溶
解した水不溶性溶媒を用い、不均一系で行えばよい。
ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水とオニウム塩を溶
解した水不溶性溶媒を用い、不均一系で行えばよい。
【0030】具体的には、
(i)ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素とオニウム塩
を溶解した水不溶性溶媒とを混合し、この混合溶液中へ
、一般式(I)または(II)で表される脂環式オレフ
ィン類を導入してエポキシ化する方法及び(ii)オニ
ウム塩を溶解した水不溶性溶媒と一般式(I)または(
II)で表される脂環式オレフィン類とを混合し、次い
で得られた混合液とヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素
水を混合してエポキシ化する方法を挙げることができる
。
を溶解した水不溶性溶媒とを混合し、この混合溶液中へ
、一般式(I)または(II)で表される脂環式オレフ
ィン類を導入してエポキシ化する方法及び(ii)オニ
ウム塩を溶解した水不溶性溶媒と一般式(I)または(
II)で表される脂環式オレフィン類とを混合し、次い
で得られた混合液とヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素
水を混合してエポキシ化する方法を挙げることができる
。
【0031】従来ヘテロポリ酸とオニウム塩とからヘテ
ロポリ酸塩を形成させ、相間移動触媒として使用するこ
とは知られている。しかしながら、反応を充分に進行さ
せるには多量の触媒を必要とし、効率的ではない。本発
明のようにヘテロポリ酸を過酸化水素水に予め溶解し、
加熱処理したのち、オニウム塩を溶解させた水不溶性溶
媒を導入し、反応に供することで、反応は著しく進行す
る。反応温度は、過酸化水素の自己分解速度が、低く抑
えられる温度範囲内であるならばよく、例えば、40℃
〜80℃の温度範囲が好ましい。
ロポリ酸塩を形成させ、相間移動触媒として使用するこ
とは知られている。しかしながら、反応を充分に進行さ
せるには多量の触媒を必要とし、効率的ではない。本発
明のようにヘテロポリ酸を過酸化水素水に予め溶解し、
加熱処理したのち、オニウム塩を溶解させた水不溶性溶
媒を導入し、反応に供することで、反応は著しく進行す
る。反応温度は、過酸化水素の自己分解速度が、低く抑
えられる温度範囲内であるならばよく、例えば、40℃
〜80℃の温度範囲が好ましい。
【0032】また、反応は常圧でもオートクレーブ中で
加圧下で行ってもよい。
加圧下で行ってもよい。
【0033】反応時間は、0.5〜10時間とすること
が適当である。
が適当である。
【0034】反応終了後は、有機相を分離し、更に水相
中の有機成分の抽出を行った後、亜硫酸水素ナトリム、
チオ硫酸ナトリム等の水溶液で洗浄することにより、残
留過酸化物を分解し、アルカリ水溶液で中和処理、純水
での水洗をおこなことが好ましい。
中の有機成分の抽出を行った後、亜硫酸水素ナトリム、
チオ硫酸ナトリム等の水溶液で洗浄することにより、残
留過酸化物を分解し、アルカリ水溶液で中和処理、純水
での水洗をおこなことが好ましい。
【0035】次に溶媒を減圧除去したのち、n−ヘキサ
ン,n−ヘプタン等の炭化水素中に投入することにより
、触媒および副生ポリマー成分を析出させ、ろ過により
除去することができる。ろ液の濃縮により、脂環式エポ
キシ誘導体(III)または(IV)の粗製物を回収す
ることができる。
ン,n−ヘプタン等の炭化水素中に投入することにより
、触媒および副生ポリマー成分を析出させ、ろ過により
除去することができる。ろ液の濃縮により、脂環式エポ
キシ誘導体(III)または(IV)の粗製物を回収す
ることができる。
【0036】更に必要であれば、蒸留により高純度の生
成物を回収することができる。その際、可能なかぎり短
時間で蒸留を行うことが好ましく、薄膜蒸留、フラッシ
ュ蒸留等を用いることができる。このとき、重合禁止剤
等を添加することが好ましい。
成物を回収することができる。その際、可能なかぎり短
時間で蒸留を行うことが好ましく、薄膜蒸留、フラッシ
ュ蒸留等を用いることができる。このとき、重合禁止剤
等を添加することが好ましい。
【0037】尚、原料(I),(II)および生成物(
III)(IV)は、非常に重合性が高いため、エポキ
シ化反応中および後処理、蒸留工程において重合禁止剤
を使用してもよい。
III)(IV)は、非常に重合性が高いため、エポキ
シ化反応中および後処理、蒸留工程において重合禁止剤
を使用してもよい。
【0038】尚、エポキシ化反応中に重合禁止剤を使用
してもよい。ただし、エポキシ化反応中に禁止剤を添加
する場合、触媒活性の低下をまねくため、原料誘導体(
I)、(II)に対して500ppm以下であることが
好ましい。
してもよい。ただし、エポキシ化反応中に禁止剤を添加
する場合、触媒活性の低下をまねくため、原料誘導体(
I)、(II)に対して500ppm以下であることが
好ましい。
【0039】重合禁止剤としては、ハイドロキノン、ナ
フトール、t−ブチルハイドロキノン、t−ブチルカテ
コール等のアルコール系安定剤を例示できる。
フトール、t−ブチルハイドロキノン、t−ブチルカテ
コール等のアルコール系安定剤を例示できる。
【0040】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、高選択率か
つ高転化率で脂環式エポキシアルコール又は脂環式エポ
キシ(メタ)アクリレートを得ることができ、その工業
的価値は高い。
つ高転化率で脂環式エポキシアルコール又は脂環式エポ
キシ(メタ)アクリレートを得ることができ、その工業
的価値は高い。
【0041】
【実施例】以下に実施例を示し本発明の効果を具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】実施例1
冷却器、撹拌装置及び温度計を付した100mlの四つ
口フラスコに31%過酸化水素水3.0g(H2O2、
27.6mmol)、H3[PW12O40]0.15
gを仕込み、40℃で20分間撹拌した。これに、クロ
ロホルム50mlにセチルピリジニウムクロライド47
mgとノルボルネンメタクリレート4.1g(23mm
ol)およびヒドロキノン10mgを溶解した液を加え
、40℃で2時間反応させた。反応終了後、反応液から
分液した有機相に、水相の抽出操作をおこなったジエチ
ルエーテルを加え、10wt%チオ硫酸ナトリウム水溶
液及び5重量%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後
、純水で更に洗浄した。これをロ−タリ−エバポレータ
−で低沸分の減圧除去をおこなった後、n−ヘキサン中
に投入し、重合物および残留触媒を析出させろ過により
除去した。ろ液のヘキサンを減圧除去することにより粗
製品を白色結晶として回収した。
口フラスコに31%過酸化水素水3.0g(H2O2、
27.6mmol)、H3[PW12O40]0.15
gを仕込み、40℃で20分間撹拌した。これに、クロ
ロホルム50mlにセチルピリジニウムクロライド47
mgとノルボルネンメタクリレート4.1g(23mm
ol)およびヒドロキノン10mgを溶解した液を加え
、40℃で2時間反応させた。反応終了後、反応液から
分液した有機相に、水相の抽出操作をおこなったジエチ
ルエーテルを加え、10wt%チオ硫酸ナトリウム水溶
液及び5重量%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後
、純水で更に洗浄した。これをロ−タリ−エバポレータ
−で低沸分の減圧除去をおこなった後、n−ヘキサン中
に投入し、重合物および残留触媒を析出させろ過により
除去した。ろ液のヘキサンを減圧除去することにより粗
製品を白色結晶として回収した。
【0043】反応終了後の反応液および回収粗製品のガ
スクロマトグラフィによる分析をおこなった結果、転化
率99.0mol%、エポキシメタクリレートへの選択
性97.1mol%であった。
スクロマトグラフィによる分析をおこなった結果、転化
率99.0mol%、エポキシメタクリレートへの選択
性97.1mol%であった。
【0044】また、ジエポキシ体は、検出されなかった
。
。
【0045】実施例2
反応基質として、ノルボルネンアクリレートを使用した
以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
【0046】その結果、アクリレートの転化率99.0
mol%、エポキシアクリレートへの選択性96.3m
ol%であった。
mol%、エポキシアクリレートへの選択性96.3m
ol%であった。
【0047】実施例3
反応基質として、ノルボルネンメチルメタクリレートを
使用した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
使用した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
【0048】その結果、メチルノルボルネンメタクリレ
ートの転化率99.0mol%、エポキシメタクリレー
トへの選択性95.9mol%であった。
ートの転化率99.0mol%、エポキシメタクリレー
トへの選択性95.9mol%であった。
【0049】実施例4
反応基質として、シクロヘキセンメチルアクリレートを
使用した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
使用した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
【0050】その結果、シクロヘキセンアクリレートの
転化率99.0mol%、エポキシアクリレートへの選
択性97.4mol%であった。
転化率99.0mol%、エポキシアクリレートへの選
択性97.4mol%であった。
【0051】実施例5
反応基質として、シクロヘキセンメチルメタクリレート
を使用した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった
。
を使用した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった
。
【0052】その結果、シクロヘキセンメチルメタクリ
レートの転化率99.0mol%、エポキシメタクリレ
−トへの選択性97.5mol%であった。
レートの転化率99.0mol%、エポキシメタクリレ
−トへの選択性97.5mol%であった。
【0053】実施例6
反応基質として、ノルボルネンメチルアルコールを使用
した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
した以外は、実施例1と同様の操作をおこなった。
【0054】その結果、ノルボルネンメチルメタクリレ
ートの転化率100mol%、エポキシアルコールへの
選択性99.2mol%であった。
ートの転化率100mol%、エポキシアルコールへの
選択性99.2mol%であった。
【0055】比較例1
反応基質として、シクロヘキセンメチルメタクリレート
を用い、H3PW12040とセチルピリジニウム塩を
過酸化水素水に導入した以外は、実施例1と同様の操作
をおこなった。
を用い、H3PW12040とセチルピリジニウム塩を
過酸化水素水に導入した以外は、実施例1と同様の操作
をおこなった。
【0056】その結果、シクロヘキセンメチルメタクリ
レートの転化率49.3mol%、エポキシメタクリレ
ートへの選択性は、98.1mol%であった。
レートの転化率49.3mol%、エポキシメタクリレ
ートへの選択性は、98.1mol%であった。
【0057】比較例2
反応時間を5時間とした以外は、比較例1と同様の操作
をおこなった。その結果、シクロヘキセンメチルメタク
リレートの転化率72.3mol%、エポキシメタクリ
レートへの選択性は72.3mol%であり、重合物の
生成がみられた。
をおこなった。その結果、シクロヘキセンメチルメタク
リレートの転化率72.3mol%、エポキシメタクリ
レートへの選択性は72.3mol%であり、重合物の
生成がみられた。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(I) 【化1】 または一般式(II) 【化2】 (式中、Rは、水素またはCH2=CR1CO−(但し
、R1は水素原子またはメチル基を示す)であり、R2
ーR19は、水素原子、炭化水素基またはハロゲン原子
であって、それぞれ同一であっても異なっていてもよい
。n,m,l,kは、0または正の整数であって、R2
ーR15が複数回繰り返される場合には、これらはそれ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい。)であらわさ
れる脂環式オレフィンを過酸化水素でエポキシ化して一
般式(III) 【化3】 または一般式(IV) 【化4】 (式中、RおよびR1ーR19、n、m、l、kは、前
記と同じ)であらわされる脂環式オレフィンのエポキシ
化物を製造する方法において、エポキシ化を、ヘテロポ
リ酸を溶解した過酸化水素水溶液とオニウム塩を溶解し
た水不溶性溶媒を用いて行うことを特徴とする脂環式オ
レフィンのエポキシ化物の製造方法。 - 【請求項2】ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水溶液
を、加熱処理後、常温に戻してから用いることを特徴と
する請求項1に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3108355A JPH04316566A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 脂環式オレフィンのエポキシ化物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3108355A JPH04316566A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 脂環式オレフィンのエポキシ化物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04316566A true JPH04316566A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=14482623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3108355A Pending JPH04316566A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 脂環式オレフィンのエポキシ化物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04316566A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998028286A3 (en) * | 1996-12-23 | 1998-08-13 | Sartomer Co Inc | Unsaturated (meth)acrylate esters containing at least one epoxidized cyclic group and process for preparing them |
| WO2013146651A1 (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-03 | 興人ホールディングス株式会社 | 環状エーテル基含有(メタ)アクリレート |
| CN105777671A (zh) * | 2014-12-17 | 2016-07-20 | 长春人造树脂厂股份有限公司 | 利用固载杂多酸将烯烃类环氧化的连续式制程 |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3108355A patent/JPH04316566A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998028286A3 (en) * | 1996-12-23 | 1998-08-13 | Sartomer Co Inc | Unsaturated (meth)acrylate esters containing at least one epoxidized cyclic group and process for preparing them |
| WO2013146651A1 (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-03 | 興人ホールディングス株式会社 | 環状エーテル基含有(メタ)アクリレート |
| JPWO2013146651A1 (ja) * | 2012-03-27 | 2015-12-14 | Kjケミカルズ株式会社 | 環状エーテル基含有(メタ)アクリレート |
| CN105777671A (zh) * | 2014-12-17 | 2016-07-20 | 长春人造树脂厂股份有限公司 | 利用固载杂多酸将烯烃类环氧化的连续式制程 |
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