JPH04319604A - 走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法 - Google Patents
走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法Info
- Publication number
- JPH04319604A JPH04319604A JP8803991A JP8803991A JPH04319604A JP H04319604 A JPH04319604 A JP H04319604A JP 8803991 A JP8803991 A JP 8803991A JP 8803991 A JP8803991 A JP 8803991A JP H04319604 A JPH04319604 A JP H04319604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bias voltage
- sample
- value
- feedback control
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋭く尖らせた探針を試
料表面に接近させ、試料または探針にバイアス電圧を印
加した状態で、探針先端と試料表面との距離や印加した
バイアス電圧に依存するトンネル電流を検出することに
より、表面形状や材料分析などを行う走査型トンネル顕
微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法に関するもの
である。
料表面に接近させ、試料または探針にバイアス電圧を印
加した状態で、探針先端と試料表面との距離や印加した
バイアス電圧に依存するトンネル電流を検出することに
より、表面形状や材料分析などを行う走査型トンネル顕
微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】走査型トンネル顕微鏡(以下STMと略
記する)や走査型トンネル分光装置(以下STSと略記
する)は物質の表面を原子オーダーの高分解能で観察や
分析ができるということで注目されており、以下の原理
に基づいている。すなわち、試料・探針間にバイアス電
圧を印加した状態で、鋭く尖らせた探針の先端を試料表
面から1nm程度の距離に接近させると、トンネル現象
による電流(トンネル電流)が試料・探針間に流れる。 このトンネル電流は試料・探針間距離に大きく依存する
ので、探針をXY方向にラスタースキャンさせながらこ
の物理量を検出し、これが一定になるように探針をZ方
向にフィードバック制御することにより、原子オーダー
で試料の表面形状や表面状態分布が観察できる。以上が
STMの原理でる。また、トンネル電流のバイアス電圧
依存性は、試料表面のトンネル電流が流れる部分の物質
の電気的、電子的特性を反映するので、XYの各走査点
で探針を一旦固定し、バイアス電圧を変化させ、トンネ
ル電流のバイアス電圧依存性を測定することにより、試
料の電気的、電子的特性の分布が高い空間分解能で観察
できる。以上がSTSの原理である。このとき、XY方
向の走査制御と試料・探針間距離のフィードバック制御
は、両方ともアナログ方式で行うもの、走査制御のみデ
ィジタル方式で行うもの、両制御ともディジタル方式で
行うものとがあるが、ディジタル制御の方が信号処理の
融通性があるため、主流になりつつある。
記する)や走査型トンネル分光装置(以下STSと略記
する)は物質の表面を原子オーダーの高分解能で観察や
分析ができるということで注目されており、以下の原理
に基づいている。すなわち、試料・探針間にバイアス電
圧を印加した状態で、鋭く尖らせた探針の先端を試料表
面から1nm程度の距離に接近させると、トンネル現象
による電流(トンネル電流)が試料・探針間に流れる。 このトンネル電流は試料・探針間距離に大きく依存する
ので、探針をXY方向にラスタースキャンさせながらこ
の物理量を検出し、これが一定になるように探針をZ方
向にフィードバック制御することにより、原子オーダー
で試料の表面形状や表面状態分布が観察できる。以上が
STMの原理でる。また、トンネル電流のバイアス電圧
依存性は、試料表面のトンネル電流が流れる部分の物質
の電気的、電子的特性を反映するので、XYの各走査点
で探針を一旦固定し、バイアス電圧を変化させ、トンネ
ル電流のバイアス電圧依存性を測定することにより、試
料の電気的、電子的特性の分布が高い空間分解能で観察
できる。以上がSTSの原理である。このとき、XY方
向の走査制御と試料・探針間距離のフィードバック制御
は、両方ともアナログ方式で行うもの、走査制御のみデ
ィジタル方式で行うもの、両制御ともディジタル方式で
行うものとがあるが、ディジタル制御の方が信号処理の
融通性があるため、主流になりつつある。
【0003】さて、従来のSTM/STSのうち、ディ
ジタル制御であるものの例を、図11に示すディジタル
インスツルメント社製のナノスコープ(nanosco
pe2)の構成図で説明する。この従来例を構成するも
のとして、10は試料、11aは探針、11bは探針1
1aをX,Y,Zの3方向に駆動するX,Y,Z軸圧電
素子、12aはA/D変換器、12b〜12eはD/A
変換器、13はDSP部(ディジタル シグナル
プロセッサ部)、14は制御用コンピュータである。上
記において、X,Y方向は試料10の表面に平行な面の
直交座標の2方向を、Z方向は試料10の表面に垂直な
方向を示す。
ジタル制御であるものの例を、図11に示すディジタル
インスツルメント社製のナノスコープ(nanosco
pe2)の構成図で説明する。この従来例を構成するも
のとして、10は試料、11aは探針、11bは探針1
1aをX,Y,Zの3方向に駆動するX,Y,Z軸圧電
素子、12aはA/D変換器、12b〜12eはD/A
変換器、13はDSP部(ディジタル シグナル
プロセッサ部)、14は制御用コンピュータである。上
記において、X,Y方向は試料10の表面に平行な面の
直交座標の2方向を、Z方向は試料10の表面に垂直な
方向を示す。
【0004】この従来例では、ディジタル制御であるた
め制御プログラムにより、STMとしての動作とSTS
としての動作とも両方可能であるが、まずSTMの動作
について説明する。DSP部(ディジタル シグナル
プロセッサ部)13の制御によって、バイアス電圧
用D/A変換器12eを介して、試料10にバイアス電
圧が印加される。この状態で探針11aの先端を試料1
0の表面に接近させると、トンネル電流が試料10・探
針11aの間に流れる。このトンネル電流は試料10・
探針11a間距離に大きく依存するので、トンネル電流
が一定になるようなフィードバック制御の出力を圧電素
子11bに印加し、探針11aをZ方向に制御すること
により、探針11aの先端と試料10の表面の距離を一
定に保つことができる。このフィードバック制御を高速
に繰り返しながら、探針11aを圧電素子11bでXY
方向に走査することにより、原子オーダーで試料10の
表面形状が観察できる。
め制御プログラムにより、STMとしての動作とSTS
としての動作とも両方可能であるが、まずSTMの動作
について説明する。DSP部(ディジタル シグナル
プロセッサ部)13の制御によって、バイアス電圧
用D/A変換器12eを介して、試料10にバイアス電
圧が印加される。この状態で探針11aの先端を試料1
0の表面に接近させると、トンネル電流が試料10・探
針11aの間に流れる。このトンネル電流は試料10・
探針11a間距離に大きく依存するので、トンネル電流
が一定になるようなフィードバック制御の出力を圧電素
子11bに印加し、探針11aをZ方向に制御すること
により、探針11aの先端と試料10の表面の距離を一
定に保つことができる。このフィードバック制御を高速
に繰り返しながら、探針11aを圧電素子11bでXY
方向に走査することにより、原子オーダーで試料10の
表面形状が観察できる。
【0005】ここで、このフィードバック制御について
もう少し詳しく説明する。探針11aに流れるトンネル
電流をA/D変換器12aが増幅、ディジタル信号化し
たものをDSP部13が受け取る。DSP部13は、予
め制御用コンピュータ14から指示されている表式に従
って、このトンネル電流信号の値が設定基準値に一致す
るように、トンネル電流信号の値と設定基準値の差また
はこれらの値の商の対数を帰還信号としたフィードバッ
ク制御の出力を、試料10・探針11a間距離を調節す
るZ印加電圧信号として、Z印加電圧用D/A変換器1
2bに出力する。DSP部13は、このZ印加電圧信号
等を制御用コンピュータ14に転送する。Z印加電圧用
D/A変換器12bはこのディジタル信号をアナログ信
号に変換し、増幅して圧電素子11bのZ印加端子に出
力する。また、DSP部13は、予め制御用コンピュー
タ14から指示された方法で、探針11aをX,Y方向
にラスタースキャンさせるための掃引信号をX,Y掃引
用D/A変換器12c,12dに出力する。X,Y掃引
用D/A変換器12c,12dは、各々このディジタル
信号をアナログ信号に変換し、増幅して圧電素子11b
のX,Y印加端子に出力する。制御用コンピュータ14
は、DSP部13に指示したX,Y掃引信号とDSP部
13から転送されたZ印加電圧信号等のデータを関連付
け、3次元データとして記憶、表示する。
もう少し詳しく説明する。探針11aに流れるトンネル
電流をA/D変換器12aが増幅、ディジタル信号化し
たものをDSP部13が受け取る。DSP部13は、予
め制御用コンピュータ14から指示されている表式に従
って、このトンネル電流信号の値が設定基準値に一致す
るように、トンネル電流信号の値と設定基準値の差また
はこれらの値の商の対数を帰還信号としたフィードバッ
ク制御の出力を、試料10・探針11a間距離を調節す
るZ印加電圧信号として、Z印加電圧用D/A変換器1
2bに出力する。DSP部13は、このZ印加電圧信号
等を制御用コンピュータ14に転送する。Z印加電圧用
D/A変換器12bはこのディジタル信号をアナログ信
号に変換し、増幅して圧電素子11bのZ印加端子に出
力する。また、DSP部13は、予め制御用コンピュー
タ14から指示された方法で、探針11aをX,Y方向
にラスタースキャンさせるための掃引信号をX,Y掃引
用D/A変換器12c,12dに出力する。X,Y掃引
用D/A変換器12c,12dは、各々このディジタル
信号をアナログ信号に変換し、増幅して圧電素子11b
のX,Y印加端子に出力する。制御用コンピュータ14
は、DSP部13に指示したX,Y掃引信号とDSP部
13から転送されたZ印加電圧信号等のデータを関連付
け、3次元データとして記憶、表示する。
【0006】次にSTSの動作について説明する。ST
Sの動作において、DSP部13は、上記のSTMの動
作と同様のX,Y掃引信号の出力とフィードバック制御
を行った後、Z印加電圧信号を一旦その時点の値に固定
し、予め制御用コンピュータ14から指示された方法で
、バイアス電圧用D/A変換器12eに掃引信号をバイ
アス電圧の信号として出力しながら、トンネル電流信号
をA/D変換器12aから複数回入力する。DSP部1
3は、Z印加電圧信号の他にこの複数のトンネル電流信
号も制御用コンピュータ14に転送する。制御用コンピ
ュータ14は、DSP部13に指示したX,Y掃引信号
およびバイアス電圧の掃引信号とDSP部13から転送
された複数のトンネル電流信号のデータを関連付け、4
次元データとして記憶する。また、この4次元データか
ら任意の3次元データを切り出して表示する。
Sの動作において、DSP部13は、上記のSTMの動
作と同様のX,Y掃引信号の出力とフィードバック制御
を行った後、Z印加電圧信号を一旦その時点の値に固定
し、予め制御用コンピュータ14から指示された方法で
、バイアス電圧用D/A変換器12eに掃引信号をバイ
アス電圧の信号として出力しながら、トンネル電流信号
をA/D変換器12aから複数回入力する。DSP部1
3は、Z印加電圧信号の他にこの複数のトンネル電流信
号も制御用コンピュータ14に転送する。制御用コンピ
ュータ14は、DSP部13に指示したX,Y掃引信号
およびバイアス電圧の掃引信号とDSP部13から転送
された複数のトンネル電流信号のデータを関連付け、4
次元データとして記憶する。また、この4次元データか
ら任意の3次元データを切り出して表示する。
【0007】次に、DSP部13がフィードバック制御
に関して行う制御を図12に示したフローチャート図を
用いて説明する。図12で、Iはトンネル電流信号値、
ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネル電流がこ
の値に一定となる様に探針をZ方向にフィードバック制
御する設定基準値で(I−Is)はフィードバック制御
の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−Is)からZ印
加電圧信号値を求めるフィードバック制御関数である。
に関して行う制御を図12に示したフローチャート図を
用いて説明する。図12で、Iはトンネル電流信号値、
ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネル電流がこ
の値に一定となる様に探針をZ方向にフィードバック制
御する設定基準値で(I−Is)はフィードバック制御
の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−Is)からZ印
加電圧信号値を求めるフィードバック制御関数である。
【0008】DSP部13は、予め試料に印加する一定
のバイアス電圧を出力しておく。フィードバック制御と
して、トンネル電流信号Iを入力し、予め与えられてい
るフィードバック制御関数FにIを代入、計算し、Z=
F(I−Is)をZ印加電圧信号として出力する。この
フィードバック制御の方法はSTM、STSに関わらず
同様である。
のバイアス電圧を出力しておく。フィードバック制御と
して、トンネル電流信号Iを入力し、予め与えられてい
るフィードバック制御関数FにIを代入、計算し、Z=
F(I−Is)をZ印加電圧信号として出力する。この
フィードバック制御の方法はSTM、STSに関わらず
同様である。
【0009】次に、異なる電気的特性の物質が混在する
試料表面の形状、Z印加電圧信号、試料表面と探針先端
間の距離、トンネル電流のバイアス電圧依存性の関係の
例を図13(a),(b),(c−1),(c−2)に
示す。物質Aは正のバイアス電圧でトンネル電流が流れ
易い物質であり、物質Bは負のバイアス電圧でトンネル
電流が流れ易い物質であって、図13(a)に示したよ
うな試料表面形状であるとする。この場合、正のバイア
ス電圧が印加されていると、Z印加電圧および試料・探
針間距離は図13(a),(b)に示すようになる。S
TSの動作により得られるトンネル電流のバイアス電圧
依存性は、物質Aと物質Bの各部分で、順に図13(c
−1),(c−2)に示すようになる。このように、S
TMの動作では試料形状と表面物質の電気的または電子
的特性を反映したZ印加電圧信号の空間部分が得られ、
STSの動作では、それに加えて各々の物質の電気的ま
たは電子的特性を反映したトンネル電流のバイアス電圧
依存性の空間分布が得られる。
試料表面の形状、Z印加電圧信号、試料表面と探針先端
間の距離、トンネル電流のバイアス電圧依存性の関係の
例を図13(a),(b),(c−1),(c−2)に
示す。物質Aは正のバイアス電圧でトンネル電流が流れ
易い物質であり、物質Bは負のバイアス電圧でトンネル
電流が流れ易い物質であって、図13(a)に示したよ
うな試料表面形状であるとする。この場合、正のバイア
ス電圧が印加されていると、Z印加電圧および試料・探
針間距離は図13(a),(b)に示すようになる。S
TSの動作により得られるトンネル電流のバイアス電圧
依存性は、物質Aと物質Bの各部分で、順に図13(c
−1),(c−2)に示すようになる。このように、S
TMの動作では試料形状と表面物質の電気的または電子
的特性を反映したZ印加電圧信号の空間部分が得られ、
STSの動作では、それに加えて各々の物質の電気的ま
たは電子的特性を反映したトンネル電流のバイアス電圧
依存性の空間分布が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によるSTM/STSでは、電気的または電子
的特性の異なる複数の物質が混在する試料表面を観察す
る場合、試料・探針間距離が物質の種類によって異なり
、Z印加電圧信号が試料表面形状と大きく異なる場合が
あるという問題があった。また、STSによるトンネル
電流のバイアス電圧依存性のカーブは、フィードバック
時のバイアス電圧値と、設定基準値の交点を通る為、物
質によってはトンネル電流の入力のフルスケールから大
きくはみ出し、その分の情報量が失われてしまうという
問題があった。
来の技術によるSTM/STSでは、電気的または電子
的特性の異なる複数の物質が混在する試料表面を観察す
る場合、試料・探針間距離が物質の種類によって異なり
、Z印加電圧信号が試料表面形状と大きく異なる場合が
あるという問題があった。また、STSによるトンネル
電流のバイアス電圧依存性のカーブは、フィードバック
時のバイアス電圧値と、設定基準値の交点を通る為、物
質によってはトンネル電流の入力のフルスケールから大
きくはみ出し、その分の情報量が失われてしまうという
問題があった。
【0011】一般に適正にSTM/STSが動作するフ
ィードバック制御時のバイアス電圧は、試料の電気的ま
たは電子的特性によって異なり、例えば、金属などの良
導体では数十mV〜数百mVであるのに対し、シリコン
結晶等の半導体では数Vである。また、同じシリコン結
晶でも不純物の違いにより、p型半導体の場合はプラス
数V、n型半導体の場合はマイナス数Vと適正なバイア
ス電圧の符号が逆となる。上記従来の技術によるSTM
/STSでは、データ収集中のフィードバック制御時の
バイアス電圧が一定であるため、複数の物質が試料表面
に混在する場合、全体に渡って適正なバイアス電圧を設
定することは一般に不可能であり、安定に動作すること
は特殊な場合に限られている。つまり、物質の組み合わ
せによっては、物質Aに対し適正なバイアス電圧に設定
すると物質Bの部分では探針11aが試料10表面と接
触し、探針11a先端が変形してしまい、STM/ST
Sの観察の正確度や信憑性を大きく下げるという問題が
あった。
ィードバック制御時のバイアス電圧は、試料の電気的ま
たは電子的特性によって異なり、例えば、金属などの良
導体では数十mV〜数百mVであるのに対し、シリコン
結晶等の半導体では数Vである。また、同じシリコン結
晶でも不純物の違いにより、p型半導体の場合はプラス
数V、n型半導体の場合はマイナス数Vと適正なバイア
ス電圧の符号が逆となる。上記従来の技術によるSTM
/STSでは、データ収集中のフィードバック制御時の
バイアス電圧が一定であるため、複数の物質が試料表面
に混在する場合、全体に渡って適正なバイアス電圧を設
定することは一般に不可能であり、安定に動作すること
は特殊な場合に限られている。つまり、物質の組み合わ
せによっては、物質Aに対し適正なバイアス電圧に設定
すると物質Bの部分では探針11aが試料10表面と接
触し、探針11a先端が変形してしまい、STM/ST
Sの観察の正確度や信憑性を大きく下げるという問題が
あった。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されものであり、その目的は、走査型トンネル顕微鏡/
走査型トンネル分光装置において、複数の物質が混在す
る試料表面でも、正確度と信憑性の高い像を観察できる
走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御
方法を提供することにある。
されものであり、その目的は、走査型トンネル顕微鏡/
走査型トンネル分光装置において、複数の物質が混在す
る試料表面でも、正確度と信憑性の高い像を観察できる
走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御
方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分
光装置の制御方法においては、試料と、探針と、該試料
・探針間の該試料表面の面内方向の相対的位置を走査制
御する走査制御部と、該試料・探針間の該試料表面に垂
直な方向の相対的位置を、該試料・探針間に流れるトン
ネル電流の信号の値をパラメータとした関数の値でフィ
ードバック制御するフィードバック制御部と、該試料ま
たは該探針にバイアス電圧を印加するバイアス電圧制御
部から構成されている走査型トンネル顕微鏡/走査型ト
ンネル分光装置の制御方法であって、前記フィードバッ
ク制御部が、複数の異なるバイアス電圧の値に対して得
られた複数のトンネル電流の信号の値をパラメータとし
た関数の値で前記フィードバック制御することを特徴と
している。
め、本発明の走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分
光装置の制御方法においては、試料と、探針と、該試料
・探針間の該試料表面の面内方向の相対的位置を走査制
御する走査制御部と、該試料・探針間の該試料表面に垂
直な方向の相対的位置を、該試料・探針間に流れるトン
ネル電流の信号の値をパラメータとした関数の値でフィ
ードバック制御するフィードバック制御部と、該試料ま
たは該探針にバイアス電圧を印加するバイアス電圧制御
部から構成されている走査型トンネル顕微鏡/走査型ト
ンネル分光装置の制御方法であって、前記フィードバッ
ク制御部が、複数の異なるバイアス電圧の値に対して得
られた複数のトンネル電流の信号の値をパラメータとし
た関数の値で前記フィードバック制御することを特徴と
している。
【0014】また、同じく上記の目的を達成するため、
本発明の別な走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分
光装置の制御方法においては、前記バイアス電圧制御部
が、複数の異なるバイアス電流の値に対して得られた複
数のトンネル電流の信号の値をパラメータとした関数の
値でバイアス電圧の値を設定した後、前記フィードバッ
ク制御部が前記試料・探針間の相対的位置をフィードバ
ック制御することを特徴としている。
本発明の別な走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分
光装置の制御方法においては、前記バイアス電圧制御部
が、複数の異なるバイアス電流の値に対して得られた複
数のトンネル電流の信号の値をパラメータとした関数の
値でバイアス電圧の値を設定した後、前記フィードバッ
ク制御部が前記試料・探針間の相対的位置をフィードバ
ック制御することを特徴としている。
【0015】
【作用】本発明の走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネ
ル分光装置の制御方法では、複数の物質が混在する試料
表面を観察する際に、試料・探針間の相対的位置につい
てフィードバック制御するための帰還信号を、複数の異
なるバイアス電圧の値に対にして得られた複数のトンネ
ル電流の信号の値をパラメータとする関数の値として与
えることを特徴としている。これにより、複数の物質が
混在する試料表面を観察する場合、それらの物質の何れ
でも適正なフィードバック制御を可能にし、正確度と信
憑性の高い像の観察を可能にする。
ル分光装置の制御方法では、複数の物質が混在する試料
表面を観察する際に、試料・探針間の相対的位置につい
てフィードバック制御するための帰還信号を、複数の異
なるバイアス電圧の値に対にして得られた複数のトンネ
ル電流の信号の値をパラメータとする関数の値として与
えることを特徴としている。これにより、複数の物質が
混在する試料表面を観察する場合、それらの物質の何れ
でも適正なフィードバック制御を可能にし、正確度と信
憑性の高い像の観察を可能にする。
【0016】また、本発明のもう一つの走査型トンネル
顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法では、トン
ネル電流のバイアス電圧依存性から試料表面の局所的な
物質の電気的または電子的特性の違いを判断し、これに
応じてフィードバック制御時のバイアス電圧の値を設定
した後、試料・探針間の相対的位置をフィードバック制
御する。これによっても、複数の物質が混在する試料表
面を観察する場合、それらの物質の何でも適正なフィー
ドバック制御を可能にし、正確度と信憑性の高い像の観
察を可能にする。
顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法では、トン
ネル電流のバイアス電圧依存性から試料表面の局所的な
物質の電気的または電子的特性の違いを判断し、これに
応じてフィードバック制御時のバイアス電圧の値を設定
した後、試料・探針間の相対的位置をフィードバック制
御する。これによっても、複数の物質が混在する試料表
面を観察する場合、それらの物質の何でも適正なフィー
ドバック制御を可能にし、正確度と信憑性の高い像の観
察を可能にする。
【0017】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例の制御方法
を実現するためのSTM(走査型トンネル顕微鏡)の構
成図を示す。本実施例におけるSTMを構成するものと
して、図中の1は試料、2aは探針、2bはXYZ軸圧
電素子、3aは絶対値回路、3b,3cはローパスフィ
ルタとサンプルホールド回路(以下S/H回路と略記す
る)、3dはタイミング回路、3eは比較回路、3fは
差分回路、3gは設定値回路、3hはフィードバック制
御回路、4は走査波形発生回路、5はバイアス電圧発生
回路、6はストレージオシロスコープである。XYZ軸
圧電素子2bは、XY軸が試料1表面に平行な面上にあ
り、Z軸がそれに垂直となるように、試料1に相対的に
配置する。
を実現するためのSTM(走査型トンネル顕微鏡)の構
成図を示す。本実施例におけるSTMを構成するものと
して、図中の1は試料、2aは探針、2bはXYZ軸圧
電素子、3aは絶対値回路、3b,3cはローパスフィ
ルタとサンプルホールド回路(以下S/H回路と略記す
る)、3dはタイミング回路、3eは比較回路、3fは
差分回路、3gは設定値回路、3hはフィードバック制
御回路、4は走査波形発生回路、5はバイアス電圧発生
回路、6はストレージオシロスコープである。XYZ軸
圧電素子2bは、XY軸が試料1表面に平行な面上にあ
り、Z軸がそれに垂直となるように、試料1に相対的に
配置する。
【0019】上記各部の接続構成と各部の機能は次の通
りである。バイアス電圧発生回路5はタイミング回路3
dからタイミング信号を受け取り、このタイミング信号
に従って、高い周波数で2つのバイアス電圧の値を交番
する矩形波をバイアス電圧として試料1に印加する。こ
の状態で探針2aの先端を試料1の表面に接近させるこ
とによって、試料1・探針2a間にトンネル電流が流れ
、この信号を絶対値回路3aが受け取る。絶対値回路3
aはトンネル電流の絶対値の信号を2つのS/H回路3
b,3cに出力する。S/H回路3b,3cは、各々ト
ンネル電流の絶対値の信号にローパスフィルタを掛け、
タイミング回路3dから入力しているタイミング信号が
ローからハイに変わる瞬間の値をサンプリングし、その
値を次にタイミング信号がローからハイに変わる瞬間ま
で比較回路3eに出力し続ける。タイミング回路3dは
バイアス電圧発生回路5とS/H回路3b,3cに適正
なタイミングで高い周波数の矩形波を出力する。つまり
、1つのS/H回路3bにはバイアス電圧発生回路5と
同位相の矩形波を、もう1つのS/H回路3cには反位
相の矩形波を出力する。比較回路3eはS/H回路3b
,3cから入力した2つの信号のうち、大きい方の信号
をそのまま差分回路3fへ出力する。差分回路3fは比
較回路3eから入力した信号と設定値回路3gにより発
生する一定の設定基準値の信号との差の信号をフィード
バック制御回路3hに出力する。フィードバック制御回
路3hは、差分回路3fから入力した信号を帰還信号と
するフィードバック制御の結果をZ印加電圧信号として
圧電素子2bのZ印加端子とストレージオシロスコープ
6に出力する。つまり、帰還信号を予め設定した時定数
で積分し、これに帰還信号に比例する信号を加えるなど
した信号を増幅し、Z印加電圧信号として出力する。走
査波形発生回路4は、探針2aをX,Y方向に走査制御
するX,Y掃引信号を圧電素子2bのX,Y印加端子に
出力する。ストレージオシロスコープ6はフィードバッ
ク制御回路3から入力したZ印加電圧信号と走査波形発
生回路4から入力したX,Y掃引信号を関連付け、3次
元図形や濃淡図として顕微鏡像を表示する。
りである。バイアス電圧発生回路5はタイミング回路3
dからタイミング信号を受け取り、このタイミング信号
に従って、高い周波数で2つのバイアス電圧の値を交番
する矩形波をバイアス電圧として試料1に印加する。こ
の状態で探針2aの先端を試料1の表面に接近させるこ
とによって、試料1・探針2a間にトンネル電流が流れ
、この信号を絶対値回路3aが受け取る。絶対値回路3
aはトンネル電流の絶対値の信号を2つのS/H回路3
b,3cに出力する。S/H回路3b,3cは、各々ト
ンネル電流の絶対値の信号にローパスフィルタを掛け、
タイミング回路3dから入力しているタイミング信号が
ローからハイに変わる瞬間の値をサンプリングし、その
値を次にタイミング信号がローからハイに変わる瞬間ま
で比較回路3eに出力し続ける。タイミング回路3dは
バイアス電圧発生回路5とS/H回路3b,3cに適正
なタイミングで高い周波数の矩形波を出力する。つまり
、1つのS/H回路3bにはバイアス電圧発生回路5と
同位相の矩形波を、もう1つのS/H回路3cには反位
相の矩形波を出力する。比較回路3eはS/H回路3b
,3cから入力した2つの信号のうち、大きい方の信号
をそのまま差分回路3fへ出力する。差分回路3fは比
較回路3eから入力した信号と設定値回路3gにより発
生する一定の設定基準値の信号との差の信号をフィード
バック制御回路3hに出力する。フィードバック制御回
路3hは、差分回路3fから入力した信号を帰還信号と
するフィードバック制御の結果をZ印加電圧信号として
圧電素子2bのZ印加端子とストレージオシロスコープ
6に出力する。つまり、帰還信号を予め設定した時定数
で積分し、これに帰還信号に比例する信号を加えるなど
した信号を増幅し、Z印加電圧信号として出力する。走
査波形発生回路4は、探針2aをX,Y方向に走査制御
するX,Y掃引信号を圧電素子2bのX,Y印加端子に
出力する。ストレージオシロスコープ6はフィードバッ
ク制御回路3から入力したZ印加電圧信号と走査波形発
生回路4から入力したX,Y掃引信号を関連付け、3次
元図形や濃淡図として顕微鏡像を表示する。
【0020】本実施例のSTMの制御方法は、上記の構
成によりアナログ信号処理を行い、2つの異なるバイア
ス電圧の値に対して得られたS/H回路3b,3cの2
つのトンネル電流の信号の値を比較回路3eを通し、次
に設定値回路3gとの差分回路3fを通すことによって
、その2つのトンネル電流の信号の値をパラメータとし
た関数の値を帰還信号として、フィードバック制御回路
3hが試料1・探針2a間のZ方向の相対位置をフィー
ドバック制御し、ストレージオシロスコープ6により試
料1表面の観察を行うものである。
成によりアナログ信号処理を行い、2つの異なるバイア
ス電圧の値に対して得られたS/H回路3b,3cの2
つのトンネル電流の信号の値を比較回路3eを通し、次
に設定値回路3gとの差分回路3fを通すことによって
、その2つのトンネル電流の信号の値をパラメータとし
た関数の値を帰還信号として、フィードバック制御回路
3hが試料1・探針2a間のZ方向の相対位置をフィー
ドバック制御し、ストレージオシロスコープ6により試
料1表面の観察を行うものである。
【0021】以上のように構成したSTMにおける第1
の実施例の動作および作用を説明する。
の実施例の動作および作用を説明する。
【0022】図2(a),(b−1),(b−2),(
c),(d),(e)は、その説明のための動作の例と
して、X掃引信号と試料表面の物質分布、各物質の電気
的特性、バイアス電圧、トンネル電流、Z印加電圧信号
の関係の例を示した図である。試料1が図2(a)に示
すようにX掃引信号の値に対応する部分で物質Aと物質
Bからなっており、これらの物質の電気的特性が順に図
2(b−1),(b−2)に示したトンネル電流のバイ
アス電圧依存性をもつものとする。例えば、物質A,B
がp型半導体およびn半導体である場合には、図の順に
このような電気的特性を持つものがある。本来、物質A
の様な特性の物質は、正のバイアス電圧で、物質Bの様
な特性の物質は、負のバイアス電圧でSTM観察するの
が適切だが、物質Aと物質Bが混在している表面では本
実施例のように、バイアス電圧発生回路5から試料1に
印加するバイアス電圧は図2(c)に示すような正負の
値を交番する矩形波とするのが適当である。この場合、
試料1・探針2a間のトンネル電流は図2(d)に示し
たようになり、物質Aの部分では負バイアス電圧より正
バイアス電圧でトンネル電流の絶対値が大きくなり、物
質Bの部分では正バイアス電圧より負バイアス電圧でト
ンネル電流の絶対値が大きくなる。差分回路2では、正
負の各バイアス電圧でのトンネル電流の絶対値の大きい
方に対して設定値回路3gからの設定基準値が差し引か
れ、これが帰還信号としてフィードバック制御回路3h
に入力されてフィードバック制御が掛けられるので、Z
印加電圧は図2(e)のようになる。つまり、物質Aの
部分では正のバイアス電圧でのトンネル電流信号に対し
、物質Bの部分では負のバイアス電圧でのトンネル電流
信号に対しフィードバック制御を行っていることになり
、物質A,Bに関わらず、適正なバイアス電圧の値でト
ンネル電流信号によりフィードバック制御を行っている
ことになる。
c),(d),(e)は、その説明のための動作の例と
して、X掃引信号と試料表面の物質分布、各物質の電気
的特性、バイアス電圧、トンネル電流、Z印加電圧信号
の関係の例を示した図である。試料1が図2(a)に示
すようにX掃引信号の値に対応する部分で物質Aと物質
Bからなっており、これらの物質の電気的特性が順に図
2(b−1),(b−2)に示したトンネル電流のバイ
アス電圧依存性をもつものとする。例えば、物質A,B
がp型半導体およびn半導体である場合には、図の順に
このような電気的特性を持つものがある。本来、物質A
の様な特性の物質は、正のバイアス電圧で、物質Bの様
な特性の物質は、負のバイアス電圧でSTM観察するの
が適切だが、物質Aと物質Bが混在している表面では本
実施例のように、バイアス電圧発生回路5から試料1に
印加するバイアス電圧は図2(c)に示すような正負の
値を交番する矩形波とするのが適当である。この場合、
試料1・探針2a間のトンネル電流は図2(d)に示し
たようになり、物質Aの部分では負バイアス電圧より正
バイアス電圧でトンネル電流の絶対値が大きくなり、物
質Bの部分では正バイアス電圧より負バイアス電圧でト
ンネル電流の絶対値が大きくなる。差分回路2では、正
負の各バイアス電圧でのトンネル電流の絶対値の大きい
方に対して設定値回路3gからの設定基準値が差し引か
れ、これが帰還信号としてフィードバック制御回路3h
に入力されてフィードバック制御が掛けられるので、Z
印加電圧は図2(e)のようになる。つまり、物質Aの
部分では正のバイアス電圧でのトンネル電流信号に対し
、物質Bの部分では負のバイアス電圧でのトンネル電流
信号に対しフィードバック制御を行っていることになり
、物質A,Bに関わらず、適正なバイアス電圧の値でト
ンネル電流信号によりフィードバック制御を行っている
ことになる。
【0023】このように本実施例によれば、電気的特性
の異なる物質が混在する試料表面で、物質の種類に関わ
らず、物質に適したバイアス電圧の値でのトンネル電流
信号に対する試料・探針の相対的位置についてのフィー
ドバック制御が可能となる。これにより、試料・探針間
距離を適正に維持でき、得られるSTM像の正確度が高
くなり、また、バイアス電圧の不適正による探針と試料
表面との接触も避けられる。
の異なる物質が混在する試料表面で、物質の種類に関わ
らず、物質に適したバイアス電圧の値でのトンネル電流
信号に対する試料・探針の相対的位置についてのフィー
ドバック制御が可能となる。これにより、試料・探針間
距離を適正に維持でき、得られるSTM像の正確度が高
くなり、また、バイアス電圧の不適正による探針と試料
表面との接触も避けられる。
【0024】この説明では、比較回路3eの出力は、タ
イミング信号の半周期で変化する可能性のある構成の例
を示したが、これに限定られることなく、タイミング信
号の一周期毎に、2つのバイアス電圧でのトンネル電流
信号の値を比較選択する方法でも良いことは言うまでも
ない。
イミング信号の半周期で変化する可能性のある構成の例
を示したが、これに限定られることなく、タイミング信
号の一周期毎に、2つのバイアス電圧でのトンネル電流
信号の値を比較選択する方法でも良いことは言うまでも
ない。
【0025】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
上記の第1の実施例は、アナログ制御による実施例であ
ったが、ディジタル制御の構成でもバイアス電圧を交番
させ、物質に適したバイアス電圧の値でのトンネル電流
信号に対するフィードバック制御を可能とする事ができ
る。本実施例ではその構成例を示すもので、具体的には
次に述べる通りである図3は本発明の第2の実施例を示
すディジタル制御STMのフィードバック制御の方法の
フローチャート図であって、交番するバイアス電圧の一
周期毎に、2つのバイアス電圧でのトンネル電流信号の
値を比較選択する方法である。この方法は、図11に示
したディジタル制御STMの構成で、実現可能であり、
その場合、フィードバック制御およびバイアス電圧制御
の計算はDSP部13が行う。
ったが、ディジタル制御の構成でもバイアス電圧を交番
させ、物質に適したバイアス電圧の値でのトンネル電流
信号に対するフィードバック制御を可能とする事ができ
る。本実施例ではその構成例を示すもので、具体的には
次に述べる通りである図3は本発明の第2の実施例を示
すディジタル制御STMのフィードバック制御の方法の
フローチャート図であって、交番するバイアス電圧の一
周期毎に、2つのバイアス電圧でのトンネル電流信号の
値を比較選択する方法である。この方法は、図11に示
したディジタル制御STMの構成で、実現可能であり、
その場合、フィードバック制御およびバイアス電圧制御
の計算はDSP部13が行う。
【0026】図3において、V1は正のバイアス電圧、
V2は負のバイアス電圧、I1,I2はトンネル電流信
号値、ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネル電
流がこの値に一定となる様に探針をZ方向にフィードバ
ック制御する設定基準値であり、(I−Is)はフィー
ドバック制御の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−I
s)からZ印加電圧信号値を求めるフィードバック制御
関数である。
V2は負のバイアス電圧、I1,I2はトンネル電流信
号値、ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネル電
流がこの値に一定となる様に探針をZ方向にフィードバ
ック制御する設定基準値であり、(I−Is)はフィー
ドバック制御の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−I
s)からZ印加電圧信号値を求めるフィードバック制御
関数である。
【0027】DSP部13は、まず正のバイアス電圧V
1を出力し、このバイアス電圧でのトンネル電流信号I
1を入力する。次に、負のバイアス電圧V2を出力し、
このバイアス電圧でのトンネル電流信号I2を入力する
。そして、I1の絶対値とI2の絶対値のうち大きい方
をIとおき、予め与えられているフィードバック制御関
数FにIを代入、計算しZ=F(I−Is)をZ印加電
圧信号として出力する。この制御方法はSTM、STS
に関わらず同様である。
1を出力し、このバイアス電圧でのトンネル電流信号I
1を入力する。次に、負のバイアス電圧V2を出力し、
このバイアス電圧でのトンネル電流信号I2を入力する
。そして、I1の絶対値とI2の絶対値のうち大きい方
をIとおき、予め与えられているフィードバック制御関
数FにIを代入、計算しZ=F(I−Is)をZ印加電
圧信号として出力する。この制御方法はSTM、STS
に関わらず同様である。
【0028】以上のように構成した第2の実施例の動作
および作用を説明する。
および作用を説明する。
【0029】図4(a),(b−1),(b−2),(
c),(d),(e)は、本実施例の制御方法によるS
TSの動作の例として、X掃引信号と試料表面の物質分
布、各物質の電気的特性、バイアス電圧、トンネル電流
、Z印加電圧信号の関係の例を示した図である。試料が
図4(a)に示すようにX掃引信号の値に対応する部分
で物質Aと物質Bからなっており、これらの物質の電気
的特性が順に図4(b−1),(b−2)に示したトン
ネル電流のバイアス電圧依存性を持つものとする。この
場合、バイアス電圧は図4(c)に示すような波形とす
るのが適当であり、トンネル電流は図4(d)に示した
ようになる。つまり、物質Aの部分では負バイアス電圧
より正バイアス電圧でトンネル電流の絶対値が大きくな
り、物質Bの部分では正バイアス電圧より負バイアス電
圧でトンネル電流の絶対値が大きくなり、また、バイア
ス電圧をスロープ状に掃引している際には、物質の種類
に応じて図4(b−1),(b−2)に示したトンネル
電流のバイアス電圧依存性を示すカーブとなる。正負の
各バイアス電圧でのトンネル電流の絶対値の大きい方に
対して設定基準値が差し引かれ、フィードバック制御が
繰り返されるので、Z印加電圧は図4(e)のようにな
る。つまり、物質Aの部分では正のバイアス電圧でのト
ンネル電流信号に対し、物質Bの部分では負のバイアス
電圧でのトンネル電流信号に対しフィードバック制御を
行っていることになり、物質A,Bに関わらず、適正な
バイアス電圧の値でのトンネル電流信号によりフィード
バック制御を行っていることになる。
c),(d),(e)は、本実施例の制御方法によるS
TSの動作の例として、X掃引信号と試料表面の物質分
布、各物質の電気的特性、バイアス電圧、トンネル電流
、Z印加電圧信号の関係の例を示した図である。試料が
図4(a)に示すようにX掃引信号の値に対応する部分
で物質Aと物質Bからなっており、これらの物質の電気
的特性が順に図4(b−1),(b−2)に示したトン
ネル電流のバイアス電圧依存性を持つものとする。この
場合、バイアス電圧は図4(c)に示すような波形とす
るのが適当であり、トンネル電流は図4(d)に示した
ようになる。つまり、物質Aの部分では負バイアス電圧
より正バイアス電圧でトンネル電流の絶対値が大きくな
り、物質Bの部分では正バイアス電圧より負バイアス電
圧でトンネル電流の絶対値が大きくなり、また、バイア
ス電圧をスロープ状に掃引している際には、物質の種類
に応じて図4(b−1),(b−2)に示したトンネル
電流のバイアス電圧依存性を示すカーブとなる。正負の
各バイアス電圧でのトンネル電流の絶対値の大きい方に
対して設定基準値が差し引かれ、フィードバック制御が
繰り返されるので、Z印加電圧は図4(e)のようにな
る。つまり、物質Aの部分では正のバイアス電圧でのト
ンネル電流信号に対し、物質Bの部分では負のバイアス
電圧でのトンネル電流信号に対しフィードバック制御を
行っていることになり、物質A,Bに関わらず、適正な
バイアス電圧の値でのトンネル電流信号によりフィード
バック制御を行っていることになる。
【0030】このようにディジタル制御による本実施例
の制御方法によっても、電気的特性の異なる物質が混在
する試料表面で、物質の種類に関わらず、物質に適した
バイアス電圧の値でのトンネル電流信号に対する試料・
探針間の相対的位置についてのフィードバック制御が可
能となる。
の制御方法によっても、電気的特性の異なる物質が混在
する試料表面で、物質の種類に関わらず、物質に適した
バイアス電圧の値でのトンネル電流信号に対する試料・
探針間の相対的位置についてのフィードバック制御が可
能となる。
【0031】フィードバック制御のためのバイアス電圧
を交番させ、物質に適したバイアス電圧の値でのトンネ
ル電流信号に対してフィードバック制御する事の効果と
しては、複数の物質が混在する試料表面を観察する際に
、STSによるトンネル電流が入力のフルスケールから
はみ出すことによる情報量の損失を防ぐことが可能とな
ること、また物質に依存せずに試料・探針間距離を適正
に維持できるため、得られたSTM像の正確度が向上す
ること、更に試料物質とバイアス電圧の不適合による探
針と試料表面との接触が避けられるため、正確度と信憑
性の高いデータの取得が可能になることにある。また、
本実施例は第1の実施例のようなアナログ制御ではなく
、ディジタル制御の構成とされていることにより、信号
の後処理が容易になり、またSTMとSTSの切り換え
や、各種の付加機能を加える際にハードウエアの変更の
必要がないという効果がある。この効果は、以下に述べ
るディジタル制御の構成に共通するものである。
を交番させ、物質に適したバイアス電圧の値でのトンネ
ル電流信号に対してフィードバック制御する事の効果と
しては、複数の物質が混在する試料表面を観察する際に
、STSによるトンネル電流が入力のフルスケールから
はみ出すことによる情報量の損失を防ぐことが可能とな
ること、また物質に依存せずに試料・探針間距離を適正
に維持できるため、得られたSTM像の正確度が向上す
ること、更に試料物質とバイアス電圧の不適合による探
針と試料表面との接触が避けられるため、正確度と信憑
性の高いデータの取得が可能になることにある。また、
本実施例は第1の実施例のようなアナログ制御ではなく
、ディジタル制御の構成とされていることにより、信号
の後処理が容易になり、またSTMとSTSの切り換え
や、各種の付加機能を加える際にハードウエアの変更の
必要がないという効果がある。この効果は、以下に述べ
るディジタル制御の構成に共通するものである。
【0032】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
前述の第1の実施例および第2の実施例はフィードバッ
ク制御の帰還信号が複数のトンネル電流信号の値の関数
である方法の実施例であったが、本実施例はバイアス電
圧が複数のトンネル電流信号の値の関数である制御方法
の実施例を示す。
ク制御の帰還信号が複数のトンネル電流信号の値の関数
である方法の実施例であったが、本実施例はバイアス電
圧が複数のトンネル電流信号の値の関数である制御方法
の実施例を示す。
【0033】図5は本発明の第3の実施例を示すディジ
タル制御STMのフィードバック制御およびバイアス電
圧制御の方法のフローチャート図であって、図11に示
したディジタル制御STMの構成で、実現可能である。 この場合、フィードバック制御およびバイアス電圧制御
の計算はDSP部13が行う。
タル制御STMのフィードバック制御およびバイアス電
圧制御の方法のフローチャート図であって、図11に示
したディジタル制御STMの構成で、実現可能である。 この場合、フィードバック制御およびバイアス電圧制御
の計算はDSP部13が行う。
【0034】図5において、V1は正のバイアス電圧、
V2は負のバイアス電圧、I1,I2,Iはトンネル電
流信号値、ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネ
ル電流がこの値に一定となる様に探針をZ方向にフィー
ドバック制御する設定基準値で、(I−Is)はフィー
ドバック制御の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−I
s)からZ印加電圧信号値を求めるフィードバック制御
関数である。
V2は負のバイアス電圧、I1,I2,Iはトンネル電
流信号値、ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネ
ル電流がこの値に一定となる様に探針をZ方向にフィー
ドバック制御する設定基準値で、(I−Is)はフィー
ドバック制御の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−I
s)からZ印加電圧信号値を求めるフィードバック制御
関数である。
【0035】DSP部13は、まず正のバイアス電圧V
1を出力し、このバイアス電圧でのトンネル電流信号I
1を入力する。次に、負のバイアス電圧V2を出力し、
このバイアス電圧でのトンネル電流信号I2を入力する
。I1の絶対値がI2の絶対値より大きいときはVをV
1とし、そうでない場合は、VをV2とし、バイアス電
圧Vを出力する。その後、トンネル電流信号Iの入力と
Z=F(I−Is)の計算およびZ印加電圧信号Zの出
力を数回繰り返す。
1を出力し、このバイアス電圧でのトンネル電流信号I
1を入力する。次に、負のバイアス電圧V2を出力し、
このバイアス電圧でのトンネル電流信号I2を入力する
。I1の絶対値がI2の絶対値より大きいときはVをV
1とし、そうでない場合は、VをV2とし、バイアス電
圧Vを出力する。その後、トンネル電流信号Iの入力と
Z=F(I−Is)の計算およびZ印加電圧信号Zの出
力を数回繰り返す。
【0036】このような制御方法においては、V1とV
2のバイアス電圧でのトンネル電流信号の絶対値を比較
することにより、現在観察中の部分が正バイアス電圧と
負バイアス電圧のどちらでトンネル電流が流れ易い特性
を持っているかが判断でき、トンネル電流が流れ易い適
切なバイアス電圧でフィードバック制御を行うことがで
きる。このように、本実施例によっても、電気的特性の
異なる物質が混在する試料表面で、物質の種類に関わら
ず、物質に適したバイアス電圧での試料・探針間の相対
的位置についてのフィードバック制御が可能となる。
2のバイアス電圧でのトンネル電流信号の絶対値を比較
することにより、現在観察中の部分が正バイアス電圧と
負バイアス電圧のどちらでトンネル電流が流れ易い特性
を持っているかが判断でき、トンネル電流が流れ易い適
切なバイアス電圧でフィードバック制御を行うことがで
きる。このように、本実施例によっても、電気的特性の
異なる物質が混在する試料表面で、物質の種類に関わら
ず、物質に適したバイアス電圧での試料・探針間の相対
的位置についてのフィードバック制御が可能となる。
【0037】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
上記第3の実施例は、STMの制御方法の実施例である
が、STSの制御方法においても、バイアス電圧を掃引
した際に取得したトンネル電流のバイアス電圧依存性の
特性から適正なバイアス電圧をフィードバック制御時に
自動生成することができる。本実施例はそのSTSの制
御方法を示すものであり、具体的には次に述べる通りで
ある。
が、STSの制御方法においても、バイアス電圧を掃引
した際に取得したトンネル電流のバイアス電圧依存性の
特性から適正なバイアス電圧をフィードバック制御時に
自動生成することができる。本実施例はそのSTSの制
御方法を示すものであり、具体的には次に述べる通りで
ある。
【0038】図6は本発明の第4の実施例を示すディジ
タル制御STSのフィードバック制御、バイアス電圧制
御および走査制御の方法のフローチャート図であって、
図11に示したディジタル制御STMの構成で、実現可
能である。この場合、フィードバック制御、バイアス電
圧制御、走査制御の計算はDSP部13が行う。
タル制御STSのフィードバック制御、バイアス電圧制
御および走査制御の方法のフローチャート図であって、
図11に示したディジタル制御STMの構成で、実現可
能である。この場合、フィードバック制御、バイアス電
圧制御、走査制御の計算はDSP部13が行う。
【0039】図6において、V1は正のバイアス電圧、
V2は負のバイアス電圧を表わし、V1,V2ともバイ
アス電圧の掃引範囲内の値とする。I1,I2,Iはト
ンネル電流信号値、ZはZ印加電圧信号値である。Is
はトンネル電流がこの値に一定となる様に探針をZ方向
にフィードバック制御する設定基準値で(I−Is)は
フィードバック制御の帰還信号となる。Fは帰還信号(
I−Is)からZ印加電圧信号値を求めるフィードバッ
ク制御関数である。
V2は負のバイアス電圧を表わし、V1,V2ともバイ
アス電圧の掃引範囲内の値とする。I1,I2,Iはト
ンネル電流信号値、ZはZ印加電圧信号値である。Is
はトンネル電流がこの値に一定となる様に探針をZ方向
にフィードバック制御する設定基準値で(I−Is)は
フィードバック制御の帰還信号となる。Fは帰還信号(
I−Is)からZ印加電圧信号値を求めるフィードバッ
ク制御関数である。
【0040】DSP部13は、試料・探針間の相対位置
を固定した状態で、バイアス電圧をV1,V2を含む一
定の範囲内で掃引しながら、トンネル電流信号の値を何
度も入力する。このトンネル電流信号列中の個々のトン
ネル電流信号の値は出力したバイアス電圧と対応づけら
れるので、正のバイアス電圧V1が印加されていた際に
流れていたトンネル電流信号の値I1と負のバイアス電
圧V2が印加されていた際に流れていたトンネル電流信
号の値I2が特定できる。I1の絶対値がI2の絶対値
より大きいときはそこを物質Aと判断しVをV1とし、
そうでない場合は、そこを物質Bと判断しVをV2とす
る。ここで直前のX,Y走査点と同じ物質であると判断
した場合、入力したトンネル電流信号列はそのままデー
タとしてコンピュータに転送、記憶され、また、X,Y
走査点を次に進める。そうでない場合、バイアス電圧V
を出力し、フィードバック制御を行った後、もう一度ト
ンネル電流信号列を入力する。X,Y走査点を進めた後
は、直前のX,Y走査点の物質に適したバイアス電圧V
を出力し、フィードバック制御を何度か繰り返し試料・
探針間距離を調節した後、トンネル電流信号列を再び入
力する。直前のX,Y走査点とは同じ物質である確率が
非常に高いので、ほとんどの走査点でトンネル電流信号
列の入力は1回で済み、物質の境界の走査点でのみトン
ネル電流信号列を2回入力することになる。
を固定した状態で、バイアス電圧をV1,V2を含む一
定の範囲内で掃引しながら、トンネル電流信号の値を何
度も入力する。このトンネル電流信号列中の個々のトン
ネル電流信号の値は出力したバイアス電圧と対応づけら
れるので、正のバイアス電圧V1が印加されていた際に
流れていたトンネル電流信号の値I1と負のバイアス電
圧V2が印加されていた際に流れていたトンネル電流信
号の値I2が特定できる。I1の絶対値がI2の絶対値
より大きいときはそこを物質Aと判断しVをV1とし、
そうでない場合は、そこを物質Bと判断しVをV2とす
る。ここで直前のX,Y走査点と同じ物質であると判断
した場合、入力したトンネル電流信号列はそのままデー
タとしてコンピュータに転送、記憶され、また、X,Y
走査点を次に進める。そうでない場合、バイアス電圧V
を出力し、フィードバック制御を行った後、もう一度ト
ンネル電流信号列を入力する。X,Y走査点を進めた後
は、直前のX,Y走査点の物質に適したバイアス電圧V
を出力し、フィードバック制御を何度か繰り返し試料・
探針間距離を調節した後、トンネル電流信号列を再び入
力する。直前のX,Y走査点とは同じ物質である確率が
非常に高いので、ほとんどの走査点でトンネル電流信号
列の入力は1回で済み、物質の境界の走査点でのみトン
ネル電流信号列を2回入力することになる。
【0041】以上のように構成した第4の実施例の動作
および作用を説明する。
および作用を説明する。
【0042】図7(a),(b−1),(b−2),(
c),(d),(e)は、本実施例の制御方法によるS
TSの動作の例として、X掃引信号と試料表面の物質分
布、各物質の電気的特性、バイアス電圧、トンネル電流
、Z印加電圧信号の関係の例を示した図である。試料が
図7(a)に示すようにX掃引信号の値に対応する部分
で物質Aと物質Bからなっており、これらの物質の電気
的特性が順に図7(b−1),(b−2)に示したトン
ネル電流のバイアス電圧依存性を持つものとする。まず
、バイアス電圧を図7(c)に示すようにスロープ状に
掃引しながらトンネル電流信号を入力する。トンネル電
流信号は物質の種類に応じて、物質Aおよび物質Bの部
分の順に、図7(b−1),(b−2)に示したバイア
ス電圧依存性を示すカーブとなる。入力したトンネル電
流信号列から正負の各バイアス電圧V1,V2での各ト
ンネル電流信号の値I1,I2を特定し、I1,I2の
絶対値の大きさの比較により、I1の絶対値が大きい場
合はそこを物質Aと判断し、I2の絶対値が大きい場合
はそこを物質Bと判断する。物質の種類に適したバイア
ス電圧、ここでは物質Aに対してV1、物質Bに対して
V2を出力するので、バイアス電圧は図7(c)に示す
ようにスロープ状の部分に続いて物質に応じた一定の値
が出力される。フィードバック制御として、トンネル電
流信号の入力とZ印加電圧Z=F(I−Is)の出力を
数回繰り返す。Z印加電圧は図7(e)のようになり、
物質Aから物質Bへの境界では一旦不適切なバイアス電
圧V1でのフィードバック制御となるが、同じ走査点で
バイアス電圧V2の適切なフィードバック制御を直ちに
やり直し、適切なデータのみが記憶されることなる。つ
まり、物質Aの部分では正のバイアス電圧でフィードバ
ック制御を行い、物質Bの部分では負のバイアス電圧で
フィードバック制御を行うことになり、物質A,Bに関
わらず、適切なバイアス電圧でのフィードバック制御が
可能となる。このような本実施例によっても、電気的特
性の異なる物質が混在する試料表面で、物質の種類に関
わらず、物質に適したバイアス電圧での試料・探針間の
相対的位置についてのフィードバック制御が可能となる
。
c),(d),(e)は、本実施例の制御方法によるS
TSの動作の例として、X掃引信号と試料表面の物質分
布、各物質の電気的特性、バイアス電圧、トンネル電流
、Z印加電圧信号の関係の例を示した図である。試料が
図7(a)に示すようにX掃引信号の値に対応する部分
で物質Aと物質Bからなっており、これらの物質の電気
的特性が順に図7(b−1),(b−2)に示したトン
ネル電流のバイアス電圧依存性を持つものとする。まず
、バイアス電圧を図7(c)に示すようにスロープ状に
掃引しながらトンネル電流信号を入力する。トンネル電
流信号は物質の種類に応じて、物質Aおよび物質Bの部
分の順に、図7(b−1),(b−2)に示したバイア
ス電圧依存性を示すカーブとなる。入力したトンネル電
流信号列から正負の各バイアス電圧V1,V2での各ト
ンネル電流信号の値I1,I2を特定し、I1,I2の
絶対値の大きさの比較により、I1の絶対値が大きい場
合はそこを物質Aと判断し、I2の絶対値が大きい場合
はそこを物質Bと判断する。物質の種類に適したバイア
ス電圧、ここでは物質Aに対してV1、物質Bに対して
V2を出力するので、バイアス電圧は図7(c)に示す
ようにスロープ状の部分に続いて物質に応じた一定の値
が出力される。フィードバック制御として、トンネル電
流信号の入力とZ印加電圧Z=F(I−Is)の出力を
数回繰り返す。Z印加電圧は図7(e)のようになり、
物質Aから物質Bへの境界では一旦不適切なバイアス電
圧V1でのフィードバック制御となるが、同じ走査点で
バイアス電圧V2の適切なフィードバック制御を直ちに
やり直し、適切なデータのみが記憶されることなる。つ
まり、物質Aの部分では正のバイアス電圧でフィードバ
ック制御を行い、物質Bの部分では負のバイアス電圧で
フィードバック制御を行うことになり、物質A,Bに関
わらず、適切なバイアス電圧でのフィードバック制御が
可能となる。このような本実施例によっても、電気的特
性の異なる物質が混在する試料表面で、物質の種類に関
わらず、物質に適したバイアス電圧での試料・探針間の
相対的位置についてのフィードバック制御が可能となる
。
【0043】複数のバイアス電圧の値でのトンネル電流
信号の値から物質の電気的特性等を判断し、適切なバイ
アス電圧でフィードバック制御することの効果としては
、複数の物質が混在する試料表面を観察する際に、ST
Sによるトンネル電流のバイアス電圧依存特性のカーブ
が入力のフルスケールからはみ出すことによる情報量の
損失を防ぐことが可能となること、また物質に依存せず
に試料・探針間距離を適正に維持できるため、得られた
STM像の正確度が向上すること、更に試料物質とバイ
アス電圧の不適合による探針と試料表面との接触が避け
られるため、正確度と信憑性の高いデータの取得が可能
になることにある。また、本実施例も第2の実施例と同
様にディジタル制御の構成であることから、信号の後処
理が容易になり、またSTMとSTSの切り換えや、各
種の付加機能を加える際にハードウエアの変更の必要が
ないという効果がある。
信号の値から物質の電気的特性等を判断し、適切なバイ
アス電圧でフィードバック制御することの効果としては
、複数の物質が混在する試料表面を観察する際に、ST
Sによるトンネル電流のバイアス電圧依存特性のカーブ
が入力のフルスケールからはみ出すことによる情報量の
損失を防ぐことが可能となること、また物質に依存せず
に試料・探針間距離を適正に維持できるため、得られた
STM像の正確度が向上すること、更に試料物質とバイ
アス電圧の不適合による探針と試料表面との接触が避け
られるため、正確度と信憑性の高いデータの取得が可能
になることにある。また、本実施例も第2の実施例と同
様にディジタル制御の構成であることから、信号の後処
理が容易になり、またSTMとSTSの切り換えや、各
種の付加機能を加える際にハードウエアの変更の必要が
ないという効果がある。
【0044】次に、本発明の第5の実施例を説明する。
図8は本発明の第5の実施例を示すディジタル制御ST
Mのフィードバック制御およびバイアス電圧制御の方法
のフローチャート図であって、3種類の物質が混在する
試料表面に適した制御方法の例である。この制御方法は
、図11に示したディジタル制御STMの構成で、実現
可能である。この場合、フィードバック制御およびバイ
アス電圧制御の計算はDSP部13が行う。
Mのフィードバック制御およびバイアス電圧制御の方法
のフローチャート図であって、3種類の物質が混在する
試料表面に適した制御方法の例である。この制御方法は
、図11に示したディジタル制御STMの構成で、実現
可能である。この場合、フィードバック制御およびバイ
アス電圧制御の計算はDSP部13が行う。
【0045】図8において、V1,V2,V3,Vは正
のバイアス電圧、I1はバイアス電圧V1でのトンネル
電流信号値、I2はバイアス電圧V2でのトンネル電流
信号値、I3はバイアス電圧V3でのトンネル電流信号
値、a,bは係数、Iはトンネル電流信号値、ZはZ印
加電圧信号値である。Isはトンネル電流がこの値に一
定となる様に探針をZ方向にフィードバック制御する設
定基準値で(I−Is)はフィードバック制御の帰還信
号となる。Fは帰還信号(I−Is)からZ印加電圧信
号値を求めるフィードバック制御関数である。
のバイアス電圧、I1はバイアス電圧V1でのトンネル
電流信号値、I2はバイアス電圧V2でのトンネル電流
信号値、I3はバイアス電圧V3でのトンネル電流信号
値、a,bは係数、Iはトンネル電流信号値、ZはZ印
加電圧信号値である。Isはトンネル電流がこの値に一
定となる様に探針をZ方向にフィードバック制御する設
定基準値で(I−Is)はフィードバック制御の帰還信
号となる。Fは帰還信号(I−Is)からZ印加電圧信
号値を求めるフィードバック制御関数である。
【0046】DSP部13は、試料・探針間の相対位置
を固定した状態で、バイアス電圧をV1,V2を含む一
定の範囲内で掃引しながら、バイアス電圧がV1,V2
となる瞬間にトンネル電流信号の値を各々入力し、順に
I1,I2とする。│I1│>a│I2│の場合はそこ
を物質Aと判断しVをV1とし、│I2│>b│I1│
の場合はそこを物質Bと判断しVをV2とし、何れでも
ない場合、つまり│I1│≦a│I2│かつ│I2│≦
a│I1│の場合は、そこを物質Cと判断しVをV3と
する。バイアス電圧Vを出力した後、フィードバック制
御としてトンネル電流信号Iの入力とZ=F(I−Is
)の計算およびZ印加電圧信号Zの出力を数回繰り返す
。
を固定した状態で、バイアス電圧をV1,V2を含む一
定の範囲内で掃引しながら、バイアス電圧がV1,V2
となる瞬間にトンネル電流信号の値を各々入力し、順に
I1,I2とする。│I1│>a│I2│の場合はそこ
を物質Aと判断しVをV1とし、│I2│>b│I1│
の場合はそこを物質Bと判断しVをV2とし、何れでも
ない場合、つまり│I1│≦a│I2│かつ│I2│≦
a│I1│の場合は、そこを物質Cと判断しVをV3と
する。バイアス電圧Vを出力した後、フィードバック制
御としてトンネル電流信号Iの入力とZ=F(I−Is
)の計算およびZ印加電圧信号Zの出力を数回繰り返す
。
【0047】以上のように、本実施例では、V1とV2
のバイアス電圧でのトンネル電流信号の値の絶対値の大
小またはこれら絶対値の比により、3種類の物質が混在
する試料について現在観察中の部分の物質の電気的特性
等が判断でき、適切なバイアス電圧でフィードバック制
御を行うことができる。すなわち、本実施例によれば、
3種類以上の電気的特性の異なる物質が混在する試料表
面でも、物質の種類に関わらず、物質に適したバイアス
電圧での試料・探針間の相対的位置のフィードバック制
御が可能となる。
のバイアス電圧でのトンネル電流信号の値の絶対値の大
小またはこれら絶対値の比により、3種類の物質が混在
する試料について現在観察中の部分の物質の電気的特性
等が判断でき、適切なバイアス電圧でフィードバック制
御を行うことができる。すなわち、本実施例によれば、
3種類以上の電気的特性の異なる物質が混在する試料表
面でも、物質の種類に関わらず、物質に適したバイアス
電圧での試料・探針間の相対的位置のフィードバック制
御が可能となる。
【0048】次に、本発明の第6の実施例を説明する。
上記の第5の実施例は、バイアス電圧が複数のトンネル
電流信号の値の関数であるSTMの制御方法の実施例で
あったが、フィードバック制御の帰還信号が複数のトン
ネル電流信号の値の関数であるSTSの制御方法におい
ても、3種類の物質が混在する試料表面を適切なフィー
ドバック制御により観察することができる。本実施例は
その制御方法を示すもので、具体的には次に述べる通り
である。
電流信号の値の関数であるSTMの制御方法の実施例で
あったが、フィードバック制御の帰還信号が複数のトン
ネル電流信号の値の関数であるSTSの制御方法におい
ても、3種類の物質が混在する試料表面を適切なフィー
ドバック制御により観察することができる。本実施例は
その制御方法を示すもので、具体的には次に述べる通り
である。
【0049】図9は本発明の第6の実施例を示すディジ
タル制御STSのフィードバック制御、走査制御および
バイアス電圧制御の方法のフローチャート図であって、
図11に示したディジタル制御STMの構成で、実現可
能である。この場合、フィードバック制御、走査制御お
よびバイアス電圧制御はDSP部13が行う。
タル制御STSのフィードバック制御、走査制御および
バイアス電圧制御の方法のフローチャート図であって、
図11に示したディジタル制御STMの構成で、実現可
能である。この場合、フィードバック制御、走査制御お
よびバイアス電圧制御はDSP部13が行う。
【0050】図9において、I1はバイアス電圧V1で
のトンネル電流信号値、I2はバイアス電圧V2でのト
ンネル電流信号値、I3はバイアス電圧V3でのトンネ
ル電流信号値、a,bは係数、Iはトンネル電流信号値
、ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネル電流が
この値に一定となる様に探針をZ方向にフィードバック
制御する設定基準値で(I−Is)はフィードバック制
御の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−Is)からZ
印加電圧信号値を求めるフィードバック制御関数である
。
のトンネル電流信号値、I2はバイアス電圧V2でのト
ンネル電流信号値、I3はバイアス電圧V3でのトンネ
ル電流信号値、a,bは係数、Iはトンネル電流信号値
、ZはZ印加電圧信号値である。Isはトンネル電流が
この値に一定となる様に探針をZ方向にフィードバック
制御する設定基準値で(I−Is)はフィードバック制
御の帰還信号となる。Fは帰還信号(I−Is)からZ
印加電圧信号値を求めるフィードバック制御関数である
。
【0051】DSP部13は、試料・探針間の相対位置
を固定した状態で、バイアス電圧をV1,V2,V3を
含む一定範囲内で掃引しながら、トンネル電流信号の値
を何度も入力する。このトンネル電流信号列中の個々の
トンネル電流信号の値は出力したバイアス電圧と対応づ
けられるので、V1,V2,V3が印加されていた際に
流れていたトンネル電流信号の値が順にI1,I2,I
3と特定できる。│I1│>a│I2│の場合はそこを
物質Aと判断しIを│I1│とし、│I2│>b│I1
│の場合はそこを物質Bと判断しIを│I2│とし、何
れでもない場合、つまり│I1│≦a│I2│かつ│I
2│≦b│I1│の場合(│I1│≦a│I2│≦ab
│I1│)は、そこを物質Cと判断しIを│I3│とす
る。トンネル電流信号列をコンピュータに転送し、X,
Yの走査を進めた後、Z=F(I−Is)を計算し、Z
印加電圧信号Zを出力する。
を固定した状態で、バイアス電圧をV1,V2,V3を
含む一定範囲内で掃引しながら、トンネル電流信号の値
を何度も入力する。このトンネル電流信号列中の個々の
トンネル電流信号の値は出力したバイアス電圧と対応づ
けられるので、V1,V2,V3が印加されていた際に
流れていたトンネル電流信号の値が順にI1,I2,I
3と特定できる。│I1│>a│I2│の場合はそこを
物質Aと判断しIを│I1│とし、│I2│>b│I1
│の場合はそこを物質Bと判断しIを│I2│とし、何
れでもない場合、つまり│I1│≦a│I2│かつ│I
2│≦b│I1│の場合(│I1│≦a│I2│≦ab
│I1│)は、そこを物質Cと判断しIを│I3│とす
る。トンネル電流信号列をコンピュータに転送し、X,
Yの走査を進めた後、Z=F(I−Is)を計算し、Z
印加電圧信号Zを出力する。
【0052】以上のように構成した第6の実施例の動作
および作用を説明する。
および作用を説明する。
【0053】図10(a),(b−1),(b−2),
(b−3),(c),(d)は、本実施例の制御方法に
よるSTSの動作の例として、X掃引信号と試料表面の
物質分布、各物質の電気的特性、バイアス電圧、トンネ
ル電流の関係の例を示した図である。試料が図10(a
)に示すようにX掃引信号の値に対応する部分で物質A
、物質Bと物質Cからなっており、これらの物質の電気
的特性が順に図10(b−1),(b−2),(b−3
)に示したトンネル電流のバイアス電圧依存性を持つも
のとする。例えば、試料が順にp型半導体、n型半導体
、金属からなる場合には、このような電気的特定を持つ
ものがあり、これらは本来、順にプラス数V、マイナス
数V、数十から数百mVのバイアス電圧でフィードバッ
ク制御を行うのが適切である。ここでは、それらがV1
=2V,V2=−2V,3V=100mVであるものと
すれば、上記の係数a,bはa=10、b=10程度が
適当である。まず、バイアス電圧を図10(c)示すよ
うにスロープ状に掃引しながらトンネル電流信号列を入
力する。トンネル電流信号は物質の種類に応じて、物質
A,物質B,物質Cの部分で順に、図10(b−1),
(b−2),(b−3)に示したバイアス電圧依存性を
示すカーブとなる。入力したトンネル電流信号列から各
バイアス電圧V1,V2,V3での各トンネル電流信号
順にI1,I2,I3を特定し、│I1│,│I2│を
比較することにより、そこの物質が特定できる。 そこで、本実施例では、その物質に適したバイアス電圧
でのトンネル電流値を用いてフィードバック制御を行う
。
(b−3),(c),(d)は、本実施例の制御方法に
よるSTSの動作の例として、X掃引信号と試料表面の
物質分布、各物質の電気的特性、バイアス電圧、トンネ
ル電流の関係の例を示した図である。試料が図10(a
)に示すようにX掃引信号の値に対応する部分で物質A
、物質Bと物質Cからなっており、これらの物質の電気
的特性が順に図10(b−1),(b−2),(b−3
)に示したトンネル電流のバイアス電圧依存性を持つも
のとする。例えば、試料が順にp型半導体、n型半導体
、金属からなる場合には、このような電気的特定を持つ
ものがあり、これらは本来、順にプラス数V、マイナス
数V、数十から数百mVのバイアス電圧でフィードバッ
ク制御を行うのが適切である。ここでは、それらがV1
=2V,V2=−2V,3V=100mVであるものと
すれば、上記の係数a,bはa=10、b=10程度が
適当である。まず、バイアス電圧を図10(c)示すよ
うにスロープ状に掃引しながらトンネル電流信号列を入
力する。トンネル電流信号は物質の種類に応じて、物質
A,物質B,物質Cの部分で順に、図10(b−1),
(b−2),(b−3)に示したバイアス電圧依存性を
示すカーブとなる。入力したトンネル電流信号列から各
バイアス電圧V1,V2,V3での各トンネル電流信号
順にI1,I2,I3を特定し、│I1│,│I2│を
比較することにより、そこの物質が特定できる。 そこで、本実施例では、その物質に適したバイアス電圧
でのトンネル電流値を用いてフィードバック制御を行う
。
【0054】このように、V1,V2のバイアス電圧で
のトンネル電流信号の値の絶対値の大小またはこれら絶
対値の比によって、3種類以上の電気的特性の異なる物
質が混在する試料表面で、物質の種類に関わらず、現在
観察中の部分の物質の電気的特性等が判断でき、適切な
バイアス電圧でのトンネル電流信号を用いた試料・探針
間の相対的位置についてのフィードバック制御を行うこ
とができる。
のトンネル電流信号の値の絶対値の大小またはこれら絶
対値の比によって、3種類以上の電気的特性の異なる物
質が混在する試料表面で、物質の種類に関わらず、現在
観察中の部分の物質の電気的特性等が判断でき、適切な
バイアス電圧でのトンネル電流信号を用いた試料・探針
間の相対的位置についてのフィードバック制御を行うこ
とができる。
【0055】複数のバイアス電圧の値でのトンネル電流
信号の値から物質の電気的特性等を判断し、適切なバイ
アス電圧でのトンネル電流信号を用いてフィードバック
制御することの効果としては、複数の物質が混在する試
料表面を観察する際に、STSによるトンネル電流のバ
イアス電圧依存特性のカーブが入力のフルスケールから
はみ出すことによる情報量の損失を防ぐことが可能とな
ること、また物質に依存せずに試料・探針間距離を適正
に維持できるため、得られたSTM像の正確度が向上す
ること、更に試料物質とバイアス電圧の不適合による探
針と試料表面との接触が避けられるため、正確度と信憑
性の高いデータの取得が可能になることにある。また、
本実施例も第2の実施例と同様にディジタル制御の構成
であることから、信号の後処理が容易になり、またST
MとSTSの切り換えや、各種の付加機能を加える際に
ハードウエアの変更の必要がないという効果がある。
信号の値から物質の電気的特性等を判断し、適切なバイ
アス電圧でのトンネル電流信号を用いてフィードバック
制御することの効果としては、複数の物質が混在する試
料表面を観察する際に、STSによるトンネル電流のバ
イアス電圧依存特性のカーブが入力のフルスケールから
はみ出すことによる情報量の損失を防ぐことが可能とな
ること、また物質に依存せずに試料・探針間距離を適正
に維持できるため、得られたSTM像の正確度が向上す
ること、更に試料物質とバイアス電圧の不適合による探
針と試料表面との接触が避けられるため、正確度と信憑
性の高いデータの取得が可能になることにある。また、
本実施例も第2の実施例と同様にディジタル制御の構成
であることから、信号の後処理が容易になり、またST
MとSTSの切り換えや、各種の付加機能を加える際に
ハードウエアの変更の必要がないという効果がある。
【0056】なお、以上に挙げた本発明の実施例は、本
発明により考え得る実施例の極一部であり、STMに関
する既存の制御方法や上に挙げた実施例中に述べた制御
方法の組み合わせにより本発明は多数の実施態様を取り
得るものである。例えば、(a)観察の方法として(1
)STM、(2)STS、(b)複数のトンネル電流の
値を入力する際のバイアス電圧が(1)階段状、(2)
スロープ状、(c)用いるトンネル電流信号の数が(1
)2個、(2)上記の実施例では述べなかったが、3個
あるいはそれ以上、(d)複数のトンネル電流信号の値
を入力する際の各バイアス電圧の値、(e)(1)複数
のトンネル電流信号の値I1,I2,…の関数として変
化するのがフィードバック制御の帰還信号で、具体的な
関数形が(イ)max{│I1│,│I2│,…}、(
ロ)max{a│I1│,b│I2│,…}、上記の実
施例では述べなかったが、(ハ)│I1│+│I2│+
…、(ニ)I12/│I2│+I22/│I1│、(ホ
)I1/I2+I3/I4、等々、(2)複数のトンネ
ル電流信号の値I1,I2…の関数として変化するのが
バイアス電圧で、具体的な関数形が、(イ)V1;│I
1│>a│I2│、V2;それ以外、(ロ)V1;│I
1│>a│I2|、V2;│I2│>b│I1│、V3
;それ以外、上記の実施例では述べなかったが、(ハ)
V1;│I1│>a│I2|かつ│I1│>b│I3│
、V2;a│I2│≧│I1│かつa│I2│>b│I
3│、V3;それ以外、等々、(f)上記(e)の(1
)項で述べたトンネル電流信号の値の関数値、または上
記(e)の(2)項で述べたバイアス電圧で得られたト
ンネル電流値を(1)設定基準値との差を取り、フィー
ドバック制御の帰還信号とする、(2)上記の実施例で
は述べなかったが、設定基準値との商の対数をフィード
バック制御の帰還信号とする、等の組み合わせにより種
々の実施形態を取り得るものである。具体的な組み合わ
せの方法は観察する試料や目的に応じて、最適なものを
選択するべきであるが、適切な組み合わせにより同様の
効果が得られるものである。
発明により考え得る実施例の極一部であり、STMに関
する既存の制御方法や上に挙げた実施例中に述べた制御
方法の組み合わせにより本発明は多数の実施態様を取り
得るものである。例えば、(a)観察の方法として(1
)STM、(2)STS、(b)複数のトンネル電流の
値を入力する際のバイアス電圧が(1)階段状、(2)
スロープ状、(c)用いるトンネル電流信号の数が(1
)2個、(2)上記の実施例では述べなかったが、3個
あるいはそれ以上、(d)複数のトンネル電流信号の値
を入力する際の各バイアス電圧の値、(e)(1)複数
のトンネル電流信号の値I1,I2,…の関数として変
化するのがフィードバック制御の帰還信号で、具体的な
関数形が(イ)max{│I1│,│I2│,…}、(
ロ)max{a│I1│,b│I2│,…}、上記の実
施例では述べなかったが、(ハ)│I1│+│I2│+
…、(ニ)I12/│I2│+I22/│I1│、(ホ
)I1/I2+I3/I4、等々、(2)複数のトンネ
ル電流信号の値I1,I2…の関数として変化するのが
バイアス電圧で、具体的な関数形が、(イ)V1;│I
1│>a│I2│、V2;それ以外、(ロ)V1;│I
1│>a│I2|、V2;│I2│>b│I1│、V3
;それ以外、上記の実施例では述べなかったが、(ハ)
V1;│I1│>a│I2|かつ│I1│>b│I3│
、V2;a│I2│≧│I1│かつa│I2│>b│I
3│、V3;それ以外、等々、(f)上記(e)の(1
)項で述べたトンネル電流信号の値の関数値、または上
記(e)の(2)項で述べたバイアス電圧で得られたト
ンネル電流値を(1)設定基準値との差を取り、フィー
ドバック制御の帰還信号とする、(2)上記の実施例で
は述べなかったが、設定基準値との商の対数をフィード
バック制御の帰還信号とする、等の組み合わせにより種
々の実施形態を取り得るものである。具体的な組み合わ
せの方法は観察する試料や目的に応じて、最適なものを
選択するべきであるが、適切な組み合わせにより同様の
効果が得られるものである。
【0057】このように本発明は、その主旨に沿って種
々に応用され、種々の実施態様を取り得るものである。
々に応用され、種々の実施態様を取り得るものである。
【0058】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御
方法によれば、複数の物質が混在する試料表面を観察す
る際に、これらの物質の何れでも適正なフィードバック
制御が可能となるような帰還信号を、複数の異なるバイ
アス電圧の値に対して得られた複数のトンネル電流の値
をパラメータとする関数として与えることにより、十分
な情報の収集が可能になるとともに、試料物質とフィー
ドバック条件の不適合による探針と試料表面との接触が
避けられ、正確度と信憑性の高いデータの取得が可能に
なる。
走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御
方法によれば、複数の物質が混在する試料表面を観察す
る際に、これらの物質の何れでも適正なフィードバック
制御が可能となるような帰還信号を、複数の異なるバイ
アス電圧の値に対して得られた複数のトンネル電流の値
をパラメータとする関数として与えることにより、十分
な情報の収集が可能になるとともに、試料物質とフィー
ドバック条件の不適合による探針と試料表面との接触が
避けられ、正確度と信憑性の高いデータの取得が可能に
なる。
【0059】また、トンネル電流のバイアス電圧依存性
から試料の局所的な物質の電気的または電子的特性の違
いを判断し、これに応じてフィードバック制御時のバイ
アス電圧の値を変化させることにより、十分な情報の収
集が可能になるとともに、試料物質とフィードバック条
件の不適合による探針と試料表面との接触が避けられ、
正確度と信憑性の高いデータの取得が可能になる。
から試料の局所的な物質の電気的または電子的特性の違
いを判断し、これに応じてフィードバック制御時のバイ
アス電圧の値を変化させることにより、十分な情報の収
集が可能になるとともに、試料物質とフィードバック条
件の不適合による探針と試料表面との接触が避けられ、
正確度と信憑性の高いデータの取得が可能になる。
【図1】本発明第1の実施例を示すSTMの構成図
【図
2】(a),(b−1),(b−2),(c),(d)
,(e)は上記第1の実施例の動作を示すX掃引信号と
試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、バイアス電
圧、トンネル電流、Z印加電圧信号の関係例を示す図
2】(a),(b−1),(b−2),(c),(d)
,(e)は上記第1の実施例の動作を示すX掃引信号と
試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、バイアス電
圧、トンネル電流、Z印加電圧信号の関係例を示す図
【図3】本発明の第2の実施例を示すディジタル制御S
TMのフィードバック制御の方法のフローチャート図
TMのフィードバック制御の方法のフローチャート図
【
図4】(a),(b−1),(b−2),(c),(d
),(e)は上記第2の実施例の動作を示すX掃引信号
と試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、バイアス
電圧、トンネル電流、Z印加電圧信号の関係例を示す図
図4】(a),(b−1),(b−2),(c),(d
),(e)は上記第2の実施例の動作を示すX掃引信号
と試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、バイアス
電圧、トンネル電流、Z印加電圧信号の関係例を示す図
【図5】本発明の第3の実施例を示すディジタル制御S
TMのフィードバック制御およびバイアス電圧制御の方
法のフローチャート図
TMのフィードバック制御およびバイアス電圧制御の方
法のフローチャート図
【図6】本発明の第4の実施例を示すディジタル制御S
TSのフィードバック制御、バイアス電圧制御および走
査制御の方法のフローチャート図
TSのフィードバック制御、バイアス電圧制御および走
査制御の方法のフローチャート図
【図7】(a),(b−1),(b−2),(c),(
d),(e)は上記第4の実施例の動作を示すX掃引信
号と試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、バイア
ス電圧、トンネル電流の関係例を示す図
d),(e)は上記第4の実施例の動作を示すX掃引信
号と試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、バイア
ス電圧、トンネル電流の関係例を示す図
【図8】本発明
の第5の実施例を示すディジタル制御STMのフィード
バック制御およびバイアス電圧制御の方法のフローチャ
ート図
の第5の実施例を示すディジタル制御STMのフィード
バック制御およびバイアス電圧制御の方法のフローチャ
ート図
【図9】本発明の第6の実施例を示すディジタル制御S
TSのフィードバック制御、走査制御およびバイアス電
圧制御の方法のフローチャート図
TSのフィードバック制御、走査制御およびバイアス電
圧制御の方法のフローチャート図
【図10】(a),(b−1),(b−2),(b−3
),(c),(d)は上記第6の実施例の動作を示すX
掃引信号と試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、
バイアス電圧、トンネル電流の関係例を示す図
),(c),(d)は上記第6の実施例の動作を示すX
掃引信号と試料表面の物質分布、各物質の電気的特性、
バイアス電圧、トンネル電流の関係例を示す図
【図11
】ディジタル制御による従来および本発明の走査型トン
ネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の構成図
】ディジタル制御による従来および本発明の走査型トン
ネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の構成図
【図12
】従来の走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装
置のフィードバック制御の方法のフローチャート図
】従来の走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装
置のフィードバック制御の方法のフローチャート図
【図13】(a),(b),(c−1),(c−2)は
試料表面形状、試料表面の物質分布、各物質の電気的特
性、従来の走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光
装置によるZ印加電圧信号、試料表面と探針先端間の距
離の関係例を示す図
試料表面形状、試料表面の物質分布、各物質の電気的特
性、従来の走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光
装置によるZ印加電圧信号、試料表面と探針先端間の距
離の関係例を示す図
1…試料、2a…探針、2b…XYZ軸圧電素子、3a
…絶対値回路、3b,3c…ローパスフィルタおよびサ
ンプルホールド回路、3d…タイミング回路、3e…比
較回路、3f…差分回路、3g…設定値回路、3h…フ
ィードバック制御回路、4…走査波形発生回路、5…バ
イアス電圧発生回路、6…ストレージオシロスコープ、
10…試料、11a…探針、11b…XYZ軸圧電素子
、12a…A/D変換器、12b〜12e…D/A変換
器、13…DSP部、14…制御用コンピュータ。
…絶対値回路、3b,3c…ローパスフィルタおよびサ
ンプルホールド回路、3d…タイミング回路、3e…比
較回路、3f…差分回路、3g…設定値回路、3h…フ
ィードバック制御回路、4…走査波形発生回路、5…バ
イアス電圧発生回路、6…ストレージオシロスコープ、
10…試料、11a…探針、11b…XYZ軸圧電素子
、12a…A/D変換器、12b〜12e…D/A変換
器、13…DSP部、14…制御用コンピュータ。
Claims (4)
- 【請求項1】 試料と、探針と、該試料・探針間の該
試料表面の面内方向の相対的位置を走査制御する走査制
御部と、該試料・探針間の該試料表面に垂直な方向の相
対的位置を、該試料・探針間に流れるトンネル電流の信
号の値をパラメータとした関数の値でフィードバック制
御するフィードバック制御部と、該試料または該探針に
バイアス電圧を印加するバイアス電圧制御部から構成さ
れている走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装
置の制御方法であって、前記フィードバック制御部が、
複数の異なるバイアス電圧の値に対して得られた複数の
トンネル電流の信号の値をパラメータとした関数の値で
前記フィードバック制御することを特徴とする走査型ト
ンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の走査型トンネル顕微鏡
/走査型トンネル分光装置の制御方法において、フィー
ドバック制御部が、複数の異なるバイアス電圧の値に対
して得られる複数のトンネル電流の信号の値の絶対値の
最大値と設定基準値との差または該最大値と設定基準値
との商の対数を帰還信号としてフィードバック制御する
ことを特徴とする走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネ
ル分光装置の制御方法。 - 【請求項3】 試料と、探針と、該試料・探針間の該
試料表面の面内方向の相対的位置を走査制御する走査制
御部と、該試料・探針間の該試料表面に垂直な方向の相
対的位置を、該試料・探針間に流れるトンネル電流の信
号の値をパラメータとした関数の値でフィードバック制
御するフィードバック制御部と、該試料または該探針に
バイアス電圧を印加するバイアス電圧制御部から構成さ
れている走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装
置の制御方法であって、前記バイアス電圧制御部が、複
数の異なるバイアス電圧の値に対して得られた複数のト
ンネル電流の信号の値をパラメータとした関数の値でバ
イアス電圧の値を設定した後、前記フィードバック制御
部が前記試料・探針間の相対的位置をフィードバック制
御することを特徴とする走査型トンネル顕微鏡/走査型
トンネル分光装置の制御方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の走査型トンネル顕微鏡
/走査型トンネル分光装置の制御方法において、バイア
ス電圧制御部が、複数の異なるバイアス電圧の値に対し
て得られた複数のトンネル電流の信号の値の絶対値の大
小または該絶対値の比をパラメータとした関数の値でバ
イアス電圧の値を設定した後、前記フィードバック制御
部が前記試料・探針間の相対的位置をフィードバック制
御することを特徴とする走査型トンネル顕微鏡/走査型
トンネル分光装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8803991A JPH04319604A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8803991A JPH04319604A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04319604A true JPH04319604A (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=13931684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8803991A Pending JPH04319604A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04319604A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006059701A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Sii Nanotechnology Inc | 荷電粒子ビーム装置およびそれを用いた狭ギャップ電極形成方法 |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP8803991A patent/JPH04319604A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006059701A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Sii Nanotechnology Inc | 荷電粒子ビーム装置およびそれを用いた狭ギャップ電極形成方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Becker et al. | Real-space observation of surface states on Si (111) 7× 7 with the tunneling microscope | |
| US5414260A (en) | Scanning probe microscope and method of observing samples by using the same | |
| US5162653A (en) | Scanning tunneling microscope and surface topographic observation method | |
| Yothers et al. | Real-space post-processing correction of thermal drift and piezoelectric actuator nonlinearities in scanning tunneling microscope images | |
| JPH07318568A (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
| EP0401852B1 (en) | Surface microscope | |
| US5185572A (en) | Scanning tunneling potentio-spectroscopic microscope and a data detecting method | |
| EP0408009B1 (en) | Scanning tunneling spectroscope and a spectroscopic information detection method | |
| US3296523A (en) | Apparatus for measuring characteristics of materials through the application of pulses of successively increasing amplitude | |
| JPH04319604A (ja) | 走査型トンネル顕微鏡/走査型トンネル分光装置の制御方法 | |
| US5550479A (en) | Signal measuring apparatus and signal measuring method | |
| JPH04331375A (ja) | 電子ビーム装置による電圧測定方法 | |
| US6423967B1 (en) | Detection apparatus and detection method to be used for scanning probe and observation apparatus and observation method | |
| JPH0614101B2 (ja) | 集積回路内部の論理状態変化の描出方法 | |
| JPH07103709A (ja) | 走査型トンネル顕微鏡 | |
| JPH0712824A (ja) | 電位分布測定機能を備える走査型トンネル顕微鏡 | |
| JP4497665B2 (ja) | プローブの走査制御装置、該走査制御装置による走査型プローブ顕微鏡、及びプローブの走査制御方法、該走査制御方法による測定方法 | |
| JP3225517B2 (ja) | 電圧波形の狂い率の算定方式 | |
| JP3115021B2 (ja) | 原子間力顕微鏡/走査型トンネル顕微鏡およびその制御方法 | |
| JP3085960B2 (ja) | 走査型トンネルポテンシャル分光顕微鏡及び走査型トンネルポテンシャル分光情報検出方式 | |
| JPH0668835A (ja) | トンネルスペクトロスコピー | |
| JPH02285203A (ja) | トンネル顕微鏡測定回路 | |
| JPH04215005A (ja) | 走査型トンネル顕微鏡の画像処理方法 | |
| JPH09171027A (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
| Chakrabarti | Study of Dielectric Degradation Using Self-Sensing and Optical Conductive Probes |