JPH0432053B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0432053B2 JPH0432053B2 JP24425586A JP24425586A JPH0432053B2 JP H0432053 B2 JPH0432053 B2 JP H0432053B2 JP 24425586 A JP24425586 A JP 24425586A JP 24425586 A JP24425586 A JP 24425586A JP H0432053 B2 JPH0432053 B2 JP H0432053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- benzoyl
- alanine
- salts
- carbapenem
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
ペネム型およびカルバペネム型抗生物質は優れ
た抗菌作用を示すことが知られている。しかしな
がら、これらの高用量を静脈内または筋肉内注入
すると一般に腎毒性が認められる。 そこで、本発明者らは腎毒性を軽減すべく鋭意
研究した結果、本発明を完成した。 本発明はペネム型またはカルバペネム型抗生物
質にN−ベンゾイルバリンまたはN−ベンゾイル
−β−アラニンを配合することからなる。 本発明のペネム型またはカルバペネム型抗生物
質は、例えば次式で示される。 式中、 Xは−CH2−、−S−、
た抗菌作用を示すことが知られている。しかしな
がら、これらの高用量を静脈内または筋肉内注入
すると一般に腎毒性が認められる。 そこで、本発明者らは腎毒性を軽減すべく鋭意
研究した結果、本発明を完成した。 本発明はペネム型またはカルバペネム型抗生物
質にN−ベンゾイルバリンまたはN−ベンゾイル
−β−アラニンを配合することからなる。 本発明のペネム型またはカルバペネム型抗生物
質は、例えば次式で示される。 式中、 Xは−CH2−、−S−、
【式】
【式】または
【式】を示す。
R1は−CH2CH3、−CH2CH2F、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】−CH2CN、−
CH2CH2CN、
【式】
【式】−CH2CH2NH2、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 または
【式】を示す。 式(I)を有す
る化合物の具体例としては、例えば次のような化
合物をあげることができる。
合物をあげることができる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
なお、N−ベンゾイルバリンにはD体、L体お
よびDL体が存在するが、いずれをも使用し得る。 また、N−ベンゾイルバリンまたはN−ベンゾ
イル−β−アラニンは、その薬理上許容しうる塩
としても使用しうる。このような塩としては例え
ばナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、
カルシウムなどのアルカリ土類金属塩、およびマ
グネシウム塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、
銅塩、ニツケル塩およびコバルト塩などの金属
塩;アンモニウム塩;グルコサミン、ガラクトサ
ミンなどの有機アミン塩があげられる。 本発明の製剤は常法に従つて製造される。即
ち、N−ベンゾイルバリンまたはN−ベンゾイル
−β−アラニンはそれ自体で水に対する溶解度が
低い。従つて、N−ベンゾイルバリンまたはN−
ベンゾイル−β−アラニンの分散液に、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムのような金属化合物ま
たは医薬として使用可能なアミン誘導体(例えば
アンモニア、グルコサミン、ガラクトサミンなど
のアミノ糖)の水溶液を加えてPH6〜9の範囲で
調整して溶解する。この溶液にペネム型またはカ
ルバペネム型抗生物質を加えることによつて所望
の製剤が得られる。本製剤はさらに所望により凍
結乾燥剤としてもよい。なお、N−ベンゾイルバ
リンまたはN−ベンゾイル−β−アラニンをペネ
ム型またはカルバペネム型抗生物質に配合するに
際して、その量は特に限定はないが好ましくは重
量比で1/10〜4倍である。また、投与方法は通
常、静脈内投与が好ましい。 次に実施例および実験例をあげて本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。 実施例 1 N−ベンゾイル−DL−バリン5gを秤量し、
次いで水80mlに分散した。この分散液に1N−水
酸化ナトリウムを水溶液に徐々に加えてN−ベン
ゾイル−DL−バリンを溶解した。この時のPHは
7〜8であつた。次いでこの溶液に(5R、6S、
8R)−2−〔(3S)−1−アセトイミドイルピロリ
ジン−3−イルチオ〕−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)−2−カルバペネム−3−カルボン酸(化合
物番号6)5gを溶解した後、全量を100mlとし
た。 実施例 2 N−ベンゾイル−β−アラニン5gを秤量し、
次いで水40mlに分散した。この分散液に1N−水
酸化ナトリウム水溶液を徐々に加えてN−ベンゾ
イル−β−アラニンを溶解した。この時のPHは7
〜8であつた。次いでこの溶液に(5R、6R、
8R)−2−〔(3S)−1−アセトイミドイルピロリ
ジン−3−イルチオ〕−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)−2−カルバペネム−3−カルボン酸(化合
物番号6)5gを溶解した後、全量を50mlとし
た。 実験例 1 実施例1で得られた製剤を家兎(体重約3Kg)
に3ml/Kg量(即ち、化合物番号6の抗生物質
150mg/Kg+N−ベンゾイル−DL−バリン150
mg/Kg)を耳静脈より注入した。比較対象とし
て、実施例1においてN−ベンゾイル−DL−バ
リンを配合しない製剤を得、これを上記と同様に
家兎に注入した。1週間後に両家兎の腎臓を剖検
した結果、N−ベンゾイル−DL−バリンを配合
しない製剤を投与した家兎は腎臓における組織変
化が認められたが、N−ベンゾイル−DL−バリ
ンを配合した製剤を投与した家兎は腎臓における
組織変化が全く認められなかつた。 実験例 2 実施例2で得られた製剤を家兎(体重約3Kg)
に3ml/Kg量(即ち、化合物番号6の抗生物質
300mg/Kg+N−ベンゾイル−β−アラニン300
mg/Kg)を耳静脈より注入した。比較対象とし
て、実施例2においてN−ベンゾイル−β−アラ
ニンを配合しない製剤を得、これを上記と同様に
家兎に注入した。1週間後に両家兎の腎臓を剖検
した結果、N−ベンゾイル−β−アラニンを配合
しない製剤を投与した家兎は腎臓における組織変
化が認められたが、N−ベンゾイル−β−アラニ
ンを配合した製剤を投与した家兎は腎臓における
組織変化が全く認められなかつた。 他のペネム型またはカルバペネム型抗生物質を
使用した製剤について、同様の実験を行なつた。
結果を表2に示す。なお、N−ベンゾイルバリン
またはN−ベンゾイル−β−アラニンを配合しな
いペネム型またはカルバペネム型抗生物質を投与
した場合はいずれも腎臓における組織変化が認め
られた。 また、表2の効果の欄における各符号は :腎臓における組織変化が全く認められないま
でに改善された :腎臓における組織変化が殆ど認められない程
度にまで改善された +:腎臓における組織変化が非常に改善された。 を示す。
よびDL体が存在するが、いずれをも使用し得る。 また、N−ベンゾイルバリンまたはN−ベンゾ
イル−β−アラニンは、その薬理上許容しうる塩
としても使用しうる。このような塩としては例え
ばナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、
カルシウムなどのアルカリ土類金属塩、およびマ
グネシウム塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、
銅塩、ニツケル塩およびコバルト塩などの金属
塩;アンモニウム塩;グルコサミン、ガラクトサ
ミンなどの有機アミン塩があげられる。 本発明の製剤は常法に従つて製造される。即
ち、N−ベンゾイルバリンまたはN−ベンゾイル
−β−アラニンはそれ自体で水に対する溶解度が
低い。従つて、N−ベンゾイルバリンまたはN−
ベンゾイル−β−アラニンの分散液に、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムのような金属化合物ま
たは医薬として使用可能なアミン誘導体(例えば
アンモニア、グルコサミン、ガラクトサミンなど
のアミノ糖)の水溶液を加えてPH6〜9の範囲で
調整して溶解する。この溶液にペネム型またはカ
ルバペネム型抗生物質を加えることによつて所望
の製剤が得られる。本製剤はさらに所望により凍
結乾燥剤としてもよい。なお、N−ベンゾイルバ
リンまたはN−ベンゾイル−β−アラニンをペネ
ム型またはカルバペネム型抗生物質に配合するに
際して、その量は特に限定はないが好ましくは重
量比で1/10〜4倍である。また、投与方法は通
常、静脈内投与が好ましい。 次に実施例および実験例をあげて本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。 実施例 1 N−ベンゾイル−DL−バリン5gを秤量し、
次いで水80mlに分散した。この分散液に1N−水
酸化ナトリウムを水溶液に徐々に加えてN−ベン
ゾイル−DL−バリンを溶解した。この時のPHは
7〜8であつた。次いでこの溶液に(5R、6S、
8R)−2−〔(3S)−1−アセトイミドイルピロリ
ジン−3−イルチオ〕−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)−2−カルバペネム−3−カルボン酸(化合
物番号6)5gを溶解した後、全量を100mlとし
た。 実施例 2 N−ベンゾイル−β−アラニン5gを秤量し、
次いで水40mlに分散した。この分散液に1N−水
酸化ナトリウム水溶液を徐々に加えてN−ベンゾ
イル−β−アラニンを溶解した。この時のPHは7
〜8であつた。次いでこの溶液に(5R、6R、
8R)−2−〔(3S)−1−アセトイミドイルピロリ
ジン−3−イルチオ〕−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)−2−カルバペネム−3−カルボン酸(化合
物番号6)5gを溶解した後、全量を50mlとし
た。 実験例 1 実施例1で得られた製剤を家兎(体重約3Kg)
に3ml/Kg量(即ち、化合物番号6の抗生物質
150mg/Kg+N−ベンゾイル−DL−バリン150
mg/Kg)を耳静脈より注入した。比較対象とし
て、実施例1においてN−ベンゾイル−DL−バ
リンを配合しない製剤を得、これを上記と同様に
家兎に注入した。1週間後に両家兎の腎臓を剖検
した結果、N−ベンゾイル−DL−バリンを配合
しない製剤を投与した家兎は腎臓における組織変
化が認められたが、N−ベンゾイル−DL−バリ
ンを配合した製剤を投与した家兎は腎臓における
組織変化が全く認められなかつた。 実験例 2 実施例2で得られた製剤を家兎(体重約3Kg)
に3ml/Kg量(即ち、化合物番号6の抗生物質
300mg/Kg+N−ベンゾイル−β−アラニン300
mg/Kg)を耳静脈より注入した。比較対象とし
て、実施例2においてN−ベンゾイル−β−アラ
ニンを配合しない製剤を得、これを上記と同様に
家兎に注入した。1週間後に両家兎の腎臓を剖検
した結果、N−ベンゾイル−β−アラニンを配合
しない製剤を投与した家兎は腎臓における組織変
化が認められたが、N−ベンゾイル−β−アラニ
ンを配合した製剤を投与した家兎は腎臓における
組織変化が全く認められなかつた。 他のペネム型またはカルバペネム型抗生物質を
使用した製剤について、同様の実験を行なつた。
結果を表2に示す。なお、N−ベンゾイルバリン
またはN−ベンゾイル−β−アラニンを配合しな
いペネム型またはカルバペネム型抗生物質を投与
した場合はいずれも腎臓における組織変化が認め
られた。 また、表2の効果の欄における各符号は :腎臓における組織変化が全く認められないま
でに改善された :腎臓における組織変化が殆ど認められない程
度にまで改善された +:腎臓における組織変化が非常に改善された。 を示す。
【表】
表2から明らかの如く、N−ベンゾイルバリン
またはN−ベンゾイル−β−アラニンを配合した
場合は配合しない場合に比べて著しく良好な効果
を示した。
またはN−ベンゾイル−β−アラニンを配合した
場合は配合しない場合に比べて著しく良好な効果
を示した。
Claims (1)
- 1 ペネム型またはカルバペネム型抗生物質に、
N−ベンゾイルバリンまたはN−ベンゾイル−β
−アラニンを配合することを特徴とする副作用の
軽減された抗生物質製剤。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60-238283 | 1985-10-24 | ||
| JP23828385 | 1985-10-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62174015A JPS62174015A (ja) | 1987-07-30 |
| JPH0432053B2 true JPH0432053B2 (ja) | 1992-05-28 |
Family
ID=17027886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24425586A Granted JPS62174015A (ja) | 1985-10-24 | 1986-10-16 | 副作用の軽減されたペネム型またはカルバペネム型抗生物質製剤 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62174015A (ja) |
| AU (1) | AU6238590A (ja) |
| ZA (1) | ZA868053B (ja) |
-
1986
- 1986-10-16 JP JP24425586A patent/JPS62174015A/ja active Granted
- 1986-10-23 ZA ZA868053A patent/ZA868053B/xx unknown
-
1990
- 1990-09-11 AU AU62385/90A patent/AU6238590A/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62174015A (ja) | 1987-07-30 |
| AU6238590A (en) | 1990-12-13 |
| ZA868053B (en) | 1988-06-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |