JPH0432176B2 - - Google Patents
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- JPH0432176B2 JPH0432176B2 JP63035302A JP3530288A JPH0432176B2 JP H0432176 B2 JPH0432176 B2 JP H0432176B2 JP 63035302 A JP63035302 A JP 63035302A JP 3530288 A JP3530288 A JP 3530288A JP H0432176 B2 JPH0432176 B2 JP H0432176B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet pile
- pile wall
- cover
- corrosion
- cover member
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、護岸、築堤等のために水中に打込ま
れた鋼矢板もしくは鋼管矢板の水側を被覆してこ
れらの矢板の腐食を防止する矢板壁の被覆防食装
置に関するものである。
れた鋼矢板もしくは鋼管矢板の水側を被覆してこ
れらの矢板の腐食を防止する矢板壁の被覆防食装
置に関するものである。
従来技術
上記矢板は例えば海に面して多数互いに隣接し
て地中に打込まれ、土止め用の連続した矢板壁を
形成するが、この矢板壁の表面は各矢板の形状に
より凹凸状をなしている。また、各矢板は、海面
付近において海水と空気の両方に繰返し接触する
ため、長期間の使用によつてこの部分に著しい腐
食を受け易い。
て地中に打込まれ、土止め用の連続した矢板壁を
形成するが、この矢板壁の表面は各矢板の形状に
より凹凸状をなしている。また、各矢板は、海面
付近において海水と空気の両方に繰返し接触する
ため、長期間の使用によつてこの部分に著しい腐
食を受け易い。
このため、矢板壁の海側の海面付近をプラスチ
ツク材料等の防食カバーで覆い、この防食カバー
と矢板壁との間にモルタル等の充填材を充填する
被覆防食装置が知られており、例えば特開昭56−
31942公報、実開昭50−28507公報、特開昭54−
86910公報等に示されている。これらの被覆防食
装置においては、矢板壁の前面に防食カバーが
種々の係止手段により該前面から隔置して取付け
られており、それぞれ一長一短がある。しかしい
ずれの場合においても、防食カバーは矢板壁表面
の前記凹凸に沿わせて設けられており、従つて防
食カバー自体も凹凸状をなしている。
ツク材料等の防食カバーで覆い、この防食カバー
と矢板壁との間にモルタル等の充填材を充填する
被覆防食装置が知られており、例えば特開昭56−
31942公報、実開昭50−28507公報、特開昭54−
86910公報等に示されている。これらの被覆防食
装置においては、矢板壁の前面に防食カバーが
種々の係止手段により該前面から隔置して取付け
られており、それぞれ一長一短がある。しかしい
ずれの場合においても、防食カバーは矢板壁表面
の前記凹凸に沿わせて設けられており、従つて防
食カバー自体も凹凸状をなしている。
解決しようとする課題
しかし、このように表面が凹凸状をなす防食カ
バーは、漂流物が引掛り易く、これにより破損す
ることが多い。また、矢板壁の凹凸に沿うため横
方向の総延長が長くなり材料費が高くつく。さら
に、矢板壁によつて岸壁を構築した場合に小型船
舶の接舷に支障を来すことがある。
バーは、漂流物が引掛り易く、これにより破損す
ることが多い。また、矢板壁の凹凸に沿うため横
方向の総延長が長くなり材料費が高くつく。さら
に、矢板壁によつて岸壁を構築した場合に小型船
舶の接舷に支障を来すことがある。
課題を解決するための手段および作用
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明による防食装置は、互いに隣接す
る多数の矢板によつて形成された矢板壁の前面
に、防食カバーを該前面から隔置して取付け、該
防食カバーと前記矢板壁の前面との間に充填材を
充填して成る矢板壁の防食装置において、前記防
食カバーを、前記矢板壁の凹凸の少なくとも1ピ
ツチに亘る平坦なカバー部材を該矢板壁に沿い順
次水密に連結することにより構成し、前記カバー
部材には、その裏面の前記矢板壁の凸部に対応す
る位置に該カバー部材を矢板壁に取付けるための
取付片を設けるとともに、少なくとも上下方向中
間部に外側から溶接棒を前記取付片に差し向ける
ことのできる窓を設け、かつ該窓を着脱可能な蓋
により外側から閉塞する。
であり、本発明による防食装置は、互いに隣接す
る多数の矢板によつて形成された矢板壁の前面
に、防食カバーを該前面から隔置して取付け、該
防食カバーと前記矢板壁の前面との間に充填材を
充填して成る矢板壁の防食装置において、前記防
食カバーを、前記矢板壁の凹凸の少なくとも1ピ
ツチに亘る平坦なカバー部材を該矢板壁に沿い順
次水密に連結することにより構成し、前記カバー
部材には、その裏面の前記矢板壁の凸部に対応す
る位置に該カバー部材を矢板壁に取付けるための
取付片を設けるとともに、少なくとも上下方向中
間部に外側から溶接棒を前記取付片に差し向ける
ことのできる窓を設け、かつ該窓を着脱可能な蓋
により外側から閉塞する。
本発明によれば、防食カバーを構成する各カバ
ー部材は平坦な板状体をなし、かつその巾は矢板
壁の少なくとも1ピツチに亘つているので、この
ようなカバー部材を連接して形成された防食カバ
ーは、矢板壁の凹凸に沿うことなく該凹凸の凸部
どうしを順次直線状に結ぶ平坦な壁を形成する。
従つてこの防食カバーは漂流物が引掛かつて破損
される恐れが少ない。また総延長が短くなるので
材料が節減され、かつ小型船舶の接舷も容易にな
る。
ー部材は平坦な板状体をなし、かつその巾は矢板
壁の少なくとも1ピツチに亘つているので、この
ようなカバー部材を連接して形成された防食カバ
ーは、矢板壁の凹凸に沿うことなく該凹凸の凸部
どうしを順次直線状に結ぶ平坦な壁を形成する。
従つてこの防食カバーは漂流物が引掛かつて破損
される恐れが少ない。また総延長が短くなるので
材料が節減され、かつ小型船舶の接舷も容易にな
る。
さらに、矢板壁の凹凸の少なくとも1ピツチに
亘る各カバー部材はそれぞれ矢板壁の凸部に対応
する位置で該矢板壁に取付けられるので、この位
置における取付部材の長さが短く、従つて船舶等
から防食カバーに加えられる衝撃により該取付部
材に惹起されるモーメントが小さくなるので、優
れた耐衝撃性が得られる。
亘る各カバー部材はそれぞれ矢板壁の凸部に対応
する位置で該矢板壁に取付けられるので、この位
置における取付部材の長さが短く、従つて船舶等
から防食カバーに加えられる衝撃により該取付部
材に惹起されるモーメントが小さくなるので、優
れた耐衝撃性が得られる。
その上、カバー部材の少なくとも中間部には窓
が設けられており、この窓から溶接棒を差し向け
て裏側の取付片を矢板壁に溶接することができる
ので、カバー部材を上部と下部だけではなく中間
部においても矢板壁に固着させ充填圧に対処させ
ることができる。従つてまた上下方向に長い防食
カバーの設置が可能となる。溶接後前記窓は蓋に
より閉塞され、しかる後充填材が充填される。
が設けられており、この窓から溶接棒を差し向け
て裏側の取付片を矢板壁に溶接することができる
ので、カバー部材を上部と下部だけではなく中間
部においても矢板壁に固着させ充填圧に対処させ
ることができる。従つてまた上下方向に長い防食
カバーの設置が可能となる。溶接後前記窓は蓋に
より閉塞され、しかる後充填材が充填される。
実施例
以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。
る。
第1図ないし第4図は鋼矢板によつて形成され
た矢板壁に本発明による防食装置を施した例を示
す。各鋼矢板1は周知のようにU字状の断面をな
し、両側縁にそれぞれ接手部2,2が設けられて
いる。このような1本の鋼矢板1を海底3に打込
んだ後、この打込み鋼矢板1の接手部2に隣接鋼
矢板1の接手部2を係合させ、両接手部2を相互
に滑らせながら隣接鋼矢板1を下方へ向けて海底
3に打込み、このような作業を反覆することによ
り、陸4側と海5側との境界線に沿つて連続した
矢板壁が構築され、陸4側の土が海5側に崩れ落
ちるのを防止している。
た矢板壁に本発明による防食装置を施した例を示
す。各鋼矢板1は周知のようにU字状の断面をな
し、両側縁にそれぞれ接手部2,2が設けられて
いる。このような1本の鋼矢板1を海底3に打込
んだ後、この打込み鋼矢板1の接手部2に隣接鋼
矢板1の接手部2を係合させ、両接手部2を相互
に滑らせながら隣接鋼矢板1を下方へ向けて海底
3に打込み、このような作業を反覆することによ
り、陸4側と海5側との境界線に沿つて連続した
矢板壁が構築され、陸4側の土が海5側に崩れ落
ちるのを防止している。
これらの鋼矢板1の海5側の面は海水と接触
し、特に海面を挟んでその上下の、海水と空気の
両方に繰返し接触する部分は腐食され易いので、
この部分にカバー部材6を連接して形成した防食
カバー6,6…と、該防食カバー6,6…と矢板
壁1,1…の表面との間に充填されたモルタル、
コンクリート等の充填材7とから成る防食装置が
施されている。なお本実施例においてはこの防食
装置は矢板壁1,1…の頂部から海底に至るまで
全面に亘つて施されている。
し、特に海面を挟んでその上下の、海水と空気の
両方に繰返し接触する部分は腐食され易いので、
この部分にカバー部材6を連接して形成した防食
カバー6,6…と、該防食カバー6,6…と矢板
壁1,1…の表面との間に充填されたモルタル、
コンクリート等の充填材7とから成る防食装置が
施されている。なお本実施例においてはこの防食
装置は矢板壁1,1…の頂部から海底に至るまで
全面に亘つて施されている。
各カバー部材6はFRPで形成されており、平
板状をなしている。そしてその巾Wは、矢板壁
1,1…の凹凸の1ピツチすなわち隣り合う凸部
T1と凸部T2の各中心間の間隔にほぼ等しく設定
されている。第4図はカバー部材6を内側から見
た斜視図である。このカバー部材6の内側面には
その巾方向両端縁部に沿わせてすなわち凸部T1,
T2に対応する位置に山形鋼から成る取付片8,
8がボルト9により固着されており、また巾方向
中央部にも同様な取付片10が固着されている。
そして上下方向の中間部において取付片8,10
に隣接した位置に窓11が所々設けられている。
窓11の周囲の内側面には袋ナツト12が溶着さ
れており、外側に蓋13を当てがつて該蓋13お
よびカバー部材6を貫通するボルト14を袋ナツ
ト12に螺着することにより、窓11を蓋13に
よつて閉塞することができるようになつている。
板状をなしている。そしてその巾Wは、矢板壁
1,1…の凹凸の1ピツチすなわち隣り合う凸部
T1と凸部T2の各中心間の間隔にほぼ等しく設定
されている。第4図はカバー部材6を内側から見
た斜視図である。このカバー部材6の内側面には
その巾方向両端縁部に沿わせてすなわち凸部T1,
T2に対応する位置に山形鋼から成る取付片8,
8がボルト9により固着されており、また巾方向
中央部にも同様な取付片10が固着されている。
そして上下方向の中間部において取付片8,10
に隣接した位置に窓11が所々設けられている。
窓11の周囲の内側面には袋ナツト12が溶着さ
れており、外側に蓋13を当てがつて該蓋13お
よびカバー部材6を貫通するボルト14を袋ナツ
ト12に螺着することにより、窓11を蓋13に
よつて閉塞することができるようになつている。
カバー部材6の両側縁は2股状の調整板保持部
15となつており、また本体部には連続してもし
くは断続的に上下方向に延びる補強リブ16が形
成されている。これらの補強リブ16は第1図に
示すように内側へ向つて半円形状に突出してい
る。
15となつており、また本体部には連続してもし
くは断続的に上下方向に延びる補強リブ16が形
成されている。これらの補強リブ16は第1図に
示すように内側へ向つて半円形状に突出してい
る。
上述したカバー部材6は次のようにして矢板壁
に取付けられる。先ずカバー部材6を例えば上方
から吊して矢板壁前面の所定位置すなわちその両
側縁がそれぞれ矢板壁の相隣る凸部T1,T2の中
心部に来る位置に位置させる。この時前記窓11
は開放されているので、この窓11を通して凸部
T1,T2の位置を確認できる。そして両側の取付
片8,8をそれぞれ凸部T1と凸部T2に溶接する。
この溶接は、窓11を通して溶接棒をカバー部材
6の内側へ差し向け該窓11に隣接した取付片8
部分を凸部T1,T2に溶接することにより行われ
る。窓11はカバー部材6の長手方向に適当な間
隔を置いて設けられているので、取付片8はその
上端から下端までの要所要所を凸部T1,T2に溶
着される。
に取付けられる。先ずカバー部材6を例えば上方
から吊して矢板壁前面の所定位置すなわちその両
側縁がそれぞれ矢板壁の相隣る凸部T1,T2の中
心部に来る位置に位置させる。この時前記窓11
は開放されているので、この窓11を通して凸部
T1,T2の位置を確認できる。そして両側の取付
片8,8をそれぞれ凸部T1と凸部T2に溶接する。
この溶接は、窓11を通して溶接棒をカバー部材
6の内側へ差し向け該窓11に隣接した取付片8
部分を凸部T1,T2に溶接することにより行われ
る。窓11はカバー部材6の長手方向に適当な間
隔を置いて設けられているので、取付片8はその
上端から下端までの要所要所を凸部T1,T2に溶
着される。
次いで巾方向中間部の取付片10と矢板壁の凹
部Bとの間に、該取付片10に隣接する各窓11
の位置において、それぞれステー部材17を当て
がい(ステー部材17は窓11から挿入してもよ
いし、上方から吊り下げてもよい)、前記と同様
にして窓11から溶接棒を差し向けて、取付片1
0とステー部材17およびステー部材17と凹部
Bを溶接する。各窓11は溶接後蓋13によつて
閉塞される。
部Bとの間に、該取付片10に隣接する各窓11
の位置において、それぞれステー部材17を当て
がい(ステー部材17は窓11から挿入してもよ
いし、上方から吊り下げてもよい)、前記と同様
にして窓11から溶接棒を差し向けて、取付片1
0とステー部材17およびステー部材17と凹部
Bを溶接する。各窓11は溶接後蓋13によつて
閉塞される。
このようにして矢板壁に取付けられた隣接する
2枚のカバー部材6,6間は、各カバー部材6の
互いに向かい合つた調整板保持部15,15間に
カバー部材6と同長の調整板18を上方から挿入
することにより密封され、かくして矢板壁1,1
…の前面に該矢板壁から間隔を隔てて延在する連
続した防食カバー6,6…が構成される。そして
窓11を蓋13によつて外から閉塞した後、この
防食カバー6,6…と矢板壁1,1…との間に充
填材7例えばモルタルが充填されるが、カバー部
材6は前述のようにして上下方向に亘つて略均等
に矢板壁に溶接されているので、充填圧によつて
中間部が膨張したり矢板壁から剥離したりするこ
とはない。なお充填圧は下部へ行く程大きくなる
ので、前記ステー部材17の上下方向の間隔を上
部において広く、下部において狭く設定すれば、
一層効果的に充填圧を対処させることができる。
2枚のカバー部材6,6間は、各カバー部材6の
互いに向かい合つた調整板保持部15,15間に
カバー部材6と同長の調整板18を上方から挿入
することにより密封され、かくして矢板壁1,1
…の前面に該矢板壁から間隔を隔てて延在する連
続した防食カバー6,6…が構成される。そして
窓11を蓋13によつて外から閉塞した後、この
防食カバー6,6…と矢板壁1,1…との間に充
填材7例えばモルタルが充填されるが、カバー部
材6は前述のようにして上下方向に亘つて略均等
に矢板壁に溶接されているので、充填圧によつて
中間部が膨張したり矢板壁から剥離したりするこ
とはない。なお充填圧は下部へ行く程大きくなる
ので、前記ステー部材17の上下方向の間隔を上
部において広く、下部において狭く設定すれば、
一層効果的に充填圧を対処させることができる。
カバー部材6の下端は海底3上に載置された袋
詰コンクリート19上に設置され、かつ袋詰コン
クリート19上に遮板20が載置されて充填時に
充填材7が下方へ流出するのを防止している。
詰コンクリート19上に設置され、かつ袋詰コン
クリート19上に遮板20が載置されて充填時に
充填材7が下方へ流出するのを防止している。
各カバー部材6は矢板壁の相隣る凸部T1,T2
間に凹部Bを跨いで直線的に橋架されているの
で、凹凸に沿わせて設けられた従来の防食カバー
部材に比して巾方向の長さがはるかに狭く、従つ
て材料が節減される。またこのカバー部材6を調
整板18を介して連接して形成された防食カバー
6,6…も矢板壁に凹凸に沿うことなく平坦な外
面を呈するので、漂流物が引掛かつてこれにより
破損する恐れがなく、小型船舶の接舷に支障を来
すこともない。
間に凹部Bを跨いで直線的に橋架されているの
で、凹凸に沿わせて設けられた従来の防食カバー
部材に比して巾方向の長さがはるかに狭く、従つ
て材料が節減される。またこのカバー部材6を調
整板18を介して連接して形成された防食カバー
6,6…も矢板壁に凹凸に沿うことなく平坦な外
面を呈するので、漂流物が引掛かつてこれにより
破損する恐れがなく、小型船舶の接舷に支障を来
すこともない。
また、カバー部材6は矢板壁の凸部T1,T2に
短かい取付片8,8を介して固着されているの
で、船舶等によりカバー面に平行に加えられる衝
撃によく耐えることができる。
短かい取付片8,8を介して固着されているの
で、船舶等によりカバー面に平行に加えられる衝
撃によく耐えることができる。
上記実施例においてはカバー部材6の巾Wを矢
板壁の凹凸の1ピツチにほぼ等しくしてあるが、
もちろん巾Wを1ピツチ以上の長さとし、もしく
は数ピツチに亘つて1枚のカバー部材6でカバー
するようにしてもよい。隣接するカバー部材6,
6の間は調整板18によつて調整されるので、巾
Wに多少のバラツキがあつても差支えなく、カバ
ー部材6の製作が容易である。
板壁の凹凸の1ピツチにほぼ等しくしてあるが、
もちろん巾Wを1ピツチ以上の長さとし、もしく
は数ピツチに亘つて1枚のカバー部材6でカバー
するようにしてもよい。隣接するカバー部材6,
6の間は調整板18によつて調整されるので、巾
Wに多少のバラツキがあつても差支えなく、カバ
ー部材6の製作が容易である。
補強リブ16は前述のように内側に向つて半円
形状に突出しているので充填圧に対抗する力が大
きい。なお、補強リブは、矢板壁の数ピツチに亘
つて1枚のカバー部材6でカバーするようにした
場合、長さ方向はもちろん、カバーの巾方向への
リブを設けることも有効である。
形状に突出しているので充填圧に対抗する力が大
きい。なお、補強リブは、矢板壁の数ピツチに亘
つて1枚のカバー部材6でカバーするようにした
場合、長さ方向はもちろん、カバーの巾方向への
リブを設けることも有効である。
第5図および第6図は鋼管矢板を打込んで構成
した矢板壁に本発明による防食装置を施した例を
示す。21は鋼管矢板で、本体鋼管の外周面の直
径上対向する位置にそれぞれ母線方向に指向した
接手鋼管22が溶接により一体に付設されてい
る。接手鋼管22には相隣る鋼管矢板21の接手
鋼管22を嵌脱自在に嵌合するためのスリツト2
3がその母線方向に沿つて形成されており、相隣
る鋼管矢板21はそれぞれ接手鋼管22をスリツ
ト23を通して互いに係合させて打込まれてい
る。
した矢板壁に本発明による防食装置を施した例を
示す。21は鋼管矢板で、本体鋼管の外周面の直
径上対向する位置にそれぞれ母線方向に指向した
接手鋼管22が溶接により一体に付設されてい
る。接手鋼管22には相隣る鋼管矢板21の接手
鋼管22を嵌脱自在に嵌合するためのスリツト2
3がその母線方向に沿つて形成されており、相隣
る鋼管矢板21はそれぞれ接手鋼管22をスリツ
ト23を通して互いに係合させて打込まれてい
る。
カバー部材6は前記実施例のものとほぼ同様で
あるので、同様な部分に同じ参照数字を付してこ
れらについては詳細な説明を省略する。列設され
た鋼管矢板21により形成されているこの矢板壁
も、各鋼管矢板21の外形により凹凸状の表面を
呈している。そしてカバー部材6の巾Wは該凹凸
の1ピツチすなわち隣接する鋼管矢板21の中心
間距離Pにほぼ等しくなされている。なお本実施
例においてはカバー部材6は矢板壁の最も腐食し
易い海面近傍を覆うものとして示されている。
あるので、同様な部分に同じ参照数字を付してこ
れらについては詳細な説明を省略する。列設され
た鋼管矢板21により形成されているこの矢板壁
も、各鋼管矢板21の外形により凹凸状の表面を
呈している。そしてカバー部材6の巾Wは該凹凸
の1ピツチすなわち隣接する鋼管矢板21の中心
間距離Pにほぼ等しくなされている。なお本実施
例においてはカバー部材6は矢板壁の最も腐食し
易い海面近傍を覆うものとして示されている。
両側縁部の取付片8はステー部材24を介して
鋼管矢板21の外周に溶着されるが、取付片8と
ステー部材24およびステー部材24と鋼管矢板
21の溶接は前記実施例と同様に窓11を通じて
行われる。中間の取付片10はステー部材25を
介して前記接手鋼管22に溶接される。このため
ステー部材25の内端には断面コ字状の取付部2
6が設けられており、該取付部26の一方の脚片
を一方の鋼管矢板21の接手鋼管22に、他方の
脚片を他方の鋼管矢板21の接手鋼管22に溶接
する。これらの溶接も窓11を通して行われ、そ
の要領は前記実施例と何等変る所はない。カバー
部材6の下端には充填材流出防止用の遮板27が
設けられている。
鋼管矢板21の外周に溶着されるが、取付片8と
ステー部材24およびステー部材24と鋼管矢板
21の溶接は前記実施例と同様に窓11を通じて
行われる。中間の取付片10はステー部材25を
介して前記接手鋼管22に溶接される。このため
ステー部材25の内端には断面コ字状の取付部2
6が設けられており、該取付部26の一方の脚片
を一方の鋼管矢板21の接手鋼管22に、他方の
脚片を他方の鋼管矢板21の接手鋼管22に溶接
する。これらの溶接も窓11を通して行われ、そ
の要領は前記実施例と何等変る所はない。カバー
部材6の下端には充填材流出防止用の遮板27が
設けられている。
隣接するカバー部材6どうしは調整板18によ
つて接続され、かくして矢板壁21,21…に沿
う平坦な防食カバー6,6…が構成されている。
この防食カバーは前記実施例における防食カバー
と作用、効果において何等変る所はない。
つて接続され、かくして矢板壁21,21…に沿
う平坦な防食カバー6,6…が構成されている。
この防食カバーは前記実施例における防食カバー
と作用、効果において何等変る所はない。
発明の効果
以上の通り、本発明においては、互いに隣接す
る多数の矢板によつて形成された矢板壁の前面
に、防食カバーを該前面から隔置して取付け、該
防食カバーと前記矢板壁の前面との間に充填材を
充填して成る矢板壁の防食装置において、前記防
食カバーを、前記矢板壁の凹凸の少なくとも1ピ
ツチに亘る平坦なカバー部材を該矢板壁に沿い順
次水密に連結することにより構成し、前記カバー
部材には、その裏面の前記矢板壁の凸部に対応す
る位置に該カバー部材を矢板壁に取付けるための
取付片を設けるとともに、少なくとも上下方向中
間部に外側から溶接棒を前記取付片に差し向ける
ことのできる窓を設け、かつ該窓を着脱可能な蓋
により外側から閉塞したので、防食カバーは矢板
壁の凹凸に沿うことなく該凹凸の凸部どうし順次
直線状に結ぶ平坦な壁を形成する。従つて防食カ
バーに漂流物が引掛かつてこれにより該カバーが
破損する恐れがなく、また防食カバーを構成する
各カバー部材の巾が短くてすむので材料が節減さ
れ、さらに防食カバーにより小型船舶の接舷に支
承を来すこともなくなる。
る多数の矢板によつて形成された矢板壁の前面
に、防食カバーを該前面から隔置して取付け、該
防食カバーと前記矢板壁の前面との間に充填材を
充填して成る矢板壁の防食装置において、前記防
食カバーを、前記矢板壁の凹凸の少なくとも1ピ
ツチに亘る平坦なカバー部材を該矢板壁に沿い順
次水密に連結することにより構成し、前記カバー
部材には、その裏面の前記矢板壁の凸部に対応す
る位置に該カバー部材を矢板壁に取付けるための
取付片を設けるとともに、少なくとも上下方向中
間部に外側から溶接棒を前記取付片に差し向ける
ことのできる窓を設け、かつ該窓を着脱可能な蓋
により外側から閉塞したので、防食カバーは矢板
壁の凹凸に沿うことなく該凹凸の凸部どうし順次
直線状に結ぶ平坦な壁を形成する。従つて防食カ
バーに漂流物が引掛かつてこれにより該カバーが
破損する恐れがなく、また防食カバーを構成する
各カバー部材の巾が短くてすむので材料が節減さ
れ、さらに防食カバーにより小型船舶の接舷に支
承を来すこともなくなる。
さらにまた防食カバーの耐衝撃性が向上すると
ともに、カバー部材をその上下方向中間部におい
ても矢板壁に溶着して効果的に充填圧に対処させ
ることができ、かつ上下方向に長い防食カバーの
設置が可能となる。
ともに、カバー部材をその上下方向中間部におい
ても矢板壁に溶着して効果的に充填圧に対処させ
ることができ、かつ上下方向に長い防食カバーの
設置が可能となる。
第1図は本発明の一実施例を示す水平断面図、
第2図はその正面図、第3図は第1図の―線
に沿う断面図、第4図はカバー部材を内側から見
た斜視図、第5図は本発明の他の実施例を示す水
平断面図、第6図はその正面図である。 1……鋼矢板、2……接手部、3……海底、4
……陸、5……海、6……カバー部材、7……充
填材、8……取付片、9……ボルト、10……取
付片、11……窓、12……袋ナツト、13……
蓋、14……ボルト、15……調整板保持部、1
6……補強リブ、17……ステー部材、18……
調整板、19……袋詰コンクリート、20…遮
板、21……鋼管矢板、22……接手鋼管、23
……スリツト、24,25……ステー部材、26
……取付部。
第2図はその正面図、第3図は第1図の―線
に沿う断面図、第4図はカバー部材を内側から見
た斜視図、第5図は本発明の他の実施例を示す水
平断面図、第6図はその正面図である。 1……鋼矢板、2……接手部、3……海底、4
……陸、5……海、6……カバー部材、7……充
填材、8……取付片、9……ボルト、10……取
付片、11……窓、12……袋ナツト、13……
蓋、14……ボルト、15……調整板保持部、1
6……補強リブ、17……ステー部材、18……
調整板、19……袋詰コンクリート、20…遮
板、21……鋼管矢板、22……接手鋼管、23
……スリツト、24,25……ステー部材、26
……取付部。
Claims (1)
- 1 互いに隣接する多数の矢板によつて形成され
た矢板壁の前面に、防食カバーを該前面から隔置
して取付け、該防食カバーと前記矢板壁の前面と
の間に充填材を充填して成る矢板壁の防食装置に
おいて、前記防食カバーを、前記矢板壁の凹凸の
少なくとも1ピツチに亘る平坦なカバー部材を該
矢板壁に沿い順次水密に連結することにより構成
し、前記カバー部材には、その裏面の前記矢板壁
の凸部に対応する位置に該カバー部材を矢板壁に
取付けるための取付片を設けるとともに、少なく
とも上下方向中間部に外側から溶接棒を前記取付
片に差し向けることのできる窓を設け、かつ該窓
を着脱可能な蓋により外側から閉塞したことを特
徴とする矢板壁の防食装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3530288A JPH01210523A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 矢板壁の防食装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3530288A JPH01210523A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 矢板壁の防食装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01210523A JPH01210523A (ja) | 1989-08-24 |
| JPH0432176B2 true JPH0432176B2 (ja) | 1992-05-28 |
Family
ID=12437984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3530288A Granted JPH01210523A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 矢板壁の防食装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01210523A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10052272A1 (de) * | 2000-10-20 | 2002-04-25 | Heinrich Bechert | Tiefbauwerk, insbesondere Tunnel |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6255335A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-11 | Yoshiyuki Ogushi | 鋼矢板の防蝕方法 |
-
1988
- 1988-02-19 JP JP3530288A patent/JPH01210523A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01210523A (ja) | 1989-08-24 |
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