JPH04322788A - 船舶のバラスト水殺菌方法および殺菌装置 - Google Patents

船舶のバラスト水殺菌方法および殺菌装置

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JPH04322788A
JPH04322788A JP10976291A JP10976291A JPH04322788A JP H04322788 A JPH04322788 A JP H04322788A JP 10976291 A JP10976291 A JP 10976291A JP 10976291 A JP10976291 A JP 10976291A JP H04322788 A JPH04322788 A JP H04322788A
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Japan
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ballast water
pump
ship
ballast
water
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Hiroshi Nakamura
宏 中村
Tsugio Miki
三木 次夫
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶のバラスト水の殺
菌に用いられる殺菌方法および殺菌装置に関し、特にバ
ラスト水に含まれる有害藻類のシストを死滅させるため
のバラスト水の殺菌方法および殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉱石やチップなどを諸外国から
輸入するための船舶は、相手国に向け出向する際、空船
状態での安定性を欠くことを回避するため、船内のバラ
ストタンク内に母港港湾の海水を注入し、これをバラス
ト水として用いている。
【0003】そして上記の船舶が相手国に到着すると、
相手国港湾内でこのバラスト水を特別な処理を施さずに
排出し、当該輸入品の積み込みを行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年豪州な
どの諸国では、アサリやカキなどの二枚貝に毒性を帯び
る貝毒が発生したり、あるいは赤潮が発生したりするよ
うになり、その原因を我が国のバラスト水に求める傾向
にある。
【0005】すなわち、バラスト水注入の際に日本沿岸
の貝毒や赤潮のプランクトンあるいはその休眠細胞であ
るシストがあわせて取り込まれ、これが豪州沿岸で排出
されて貝毒等の発生の原因となっているというものであ
る。
【0006】実際、豪州の研究者によって我が国の船舶
バラスト水から、我が国特有の有害藻類(温帯低温水域
に生息するとされる毒性渦鞭毛藻、アレキサンドリウム
)のシストを発見したとの報告も行なわれている。
【0007】そこで、現在我が国の多くの船舶では、上
記のような状況に鑑み、自主的に航行中外洋上にてバラ
スト水の張り替え(リバラスト)を行なっている。
【0008】しかしリバラストには、以下のようにいく
つかの問題がある。 (1) 余分なコストがかかる。 (2) 船体強度に余分な負担をかける。 (3) 船体構造上全ての船舶に可能なことではない。 (4) リバラストされる海域の環境汚染を引き起こす
恐れがある。
【0009】本発明は、このような問題点の解決をはか
ろうとするもので、バラスト水内の有害藻類のシストを
化学薬品により死滅させ、しかも同化学薬品で環境汚染
を起こす恐れのない船舶のバラスト水殺菌方法及びバラ
スト水殺菌装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の船舶のバラスト水殺菌方法は、船舶のバラ
スト水に塩素系殺菌剤あるいは過酸化水素を添加するこ
とにより有害藻類のシストを死滅させることを特徴とし
ている。
【0011】また、本発明の船舶のバラスト水殺菌装置
は、船舶がバラストタンクと同バラストタンクにバラス
ト水を注・排水するためのポンプと同ポンプに接続され
る吸込配管および吐出配管をそなえ、上記ポンプにより
上記バラストタンクへ注水中のバラスト水に殺菌剤を混
入可能な殺菌剤混入装置と、上記ポンプにより排水中の
バラスト水に空気を吹き込み可能な瀑気装置とをそなえ
ていることを特徴としている。
【0012】
【作用】上述の本発明の船舶のバラスト水殺菌方法では
、バラスト水に添加された塩素系殺菌剤(次亜塩素酸ナ
トリウム,次亜塩素酸カルシウム)あるいは過酸化水素
によって、有害藻類シストが死滅する。薬剤は有効塩素
量として2〜100ppm、過酸化水素水として100
〜1000ppmが適当である。
【0013】この際、 (1) バラストタンク内は日(太陽光)がささないた
め、有害藻類の栄養細胞(プランクトン)は生育できず
これに対する処置は必要がないが、上記殺菌剤の適用で
、残留するプランクトンも駆除される。 (2) 添加された薬剤の塩素分は、約1週間の航海で
消失して、相手国でバラスト水を排出する際には残留塩
素は環境を悪化させない程度の濃度になっている。 (3) 過酸化水素は、殺菌力を発揮した短時間で無毒
化するため、相手国でバラスト水を排出する際には環境
を悪化させる恐れはない。
【0014】なお、塩素系殺菌剤あるいは過酸化水素は
一般的な殺菌剤であるが、赤潮や貝毒シストの駆除に使
用された例はない。しかし、藻類のシストは休眠細胞と
も呼ばれるが、細菌やカビのシストあるいは胞子と異な
り、その外壁は水溶性物質を容易に浸透せることが実験
により知得され、上記殺菌剤が有害藻類のシスト駆除に
有効なことも実験により証明された。
【0015】また船舶のバラスト水殺菌装置では、殺菌
剤混入装置により、ポンプで注水中のバラスト水中へ殺
菌剤の混入が行なわれ、さらに、瀑気装置により、ポン
プで排水中のバラスト水へ空気が吹き込まれて同空気中
の酸素の作用でバラスト水中の残留塩素を無害化するこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下実施例を説明する。
【0017】まず図2により本発明の一実施例としての
船舶のバラスト水殺菌装置について説明すると、図2は
模式側面図である。
【0018】この実施例では、船舶10の底部にバラス
トタンク11が形成されていて、このバラストタンク1
1への海水の注入および排出を行なうためにポンプ3が
装備されている。
【0019】ポンプ3に吸込配管3aと吐出配管3bと
が連結されていて、吸込配管3aはその先端部がバラス
トタンク11に開口するとともに途中に弁15が介設さ
れ、さらに、船舶10の船底部10aに開口する吸込口
14に連通し途中に弁12をそなえた吸込管13が弁1
5とポンプ3の吸込口との間に接続されている。
【0020】一方、吐出配管3bはその先端部を船体の
外方に開口するように構成され、その途中に弁16が介
設されている。さらに弁16とポンプ3の吐出口との間
に、先端部をバラストタンク11に開口した注水管17
が接続される一方、注水管17の途中に弁18が介設さ
れている。図中の符号は多孔板からなる補強部材を示し
ている。
【0021】なお上述の構成は、従来の船舶用バラスト
タンク注排水装置とほぼ同じ構成である。
【0022】次に、符号1は殺菌剤タンクを示していて
、殺菌剤タンク1に殺菌剤の取出管2が接続され、取出
管2に弁19が介設されるとともに、取出管2の先端部
にノズル2aが装着されて、ノズル2aが吸込管3a上
でポンプ3の吸込口付近に開口している。
【0023】また符号24コンプレッサを示していて、
その吐出管21は吐出配管3b上で弁16の下流に開口
している。符号22はコンプレッサ19を駆動するため
のモータを示している。
【0024】さらに、注水管17にミキシング装置23
が装着されている。
【0025】上述の構成により、バラストタンク11へ
の注水が、弁15,16を閉じ弁12,18を開いた状
態のもとで、ポンプ3を駆動して行なわれる。そしてこ
の注水時に、弁19を所定量だけ開くことにより、吸込
口14から吸い込まれた海水(バラスト水)中に、ノズ
ル2aから殺菌剤タンク1に貯蔵されている殺菌剤を所
定量混入させることができる。
【0026】さらに、ミキシング装置23を作動するこ
とにより、給水中のバラスト水中に混入された殺菌剤を
撹拌してバラストタンク11内で殺菌剤の濃度を均一に
することができる。
【0027】バラストタンク11からのバラスト水の排
水が、弁15,16を開くとともに弁12,18,19
を閉じた状態のもとで、ポンプ3を駆動して行なわれる
。そしてこの排水時に、コンプレッサ24を駆動して圧
縮空気を吐出管21を介して吐出配管3bへ吹き込むこ
とにより、排出中のバラスト水に酸素を与えて、すなわ
ち瀑気を行なうことにより、残留塩素を無害化すること
ができる。
【0028】このように、この実施例の殺菌装置によれ
ば、弁19の調節で所定量の殺菌剤をバラスト水中に混
入させることができるとともに、排出中のバラスト水を
瀑気してバラスト水を無害化することができる。
【0029】また、ミキシング装置を作動させることに
より、バラストタンク内における殺菌剤濃度を均一にす
ることができる。
【0030】次に、船舶のバラスト水殺菌方法の実施例
を説明する。
【0031】本発明者は、次亜塩素酸ナトリウム(次亜
塩素酸ソーダ)を用いてアレキサンドリウムシスト(以
下「シスト」と言う)の死滅効果を確認するために、次
のような実験を行なった。
【0032】1.シストの原形質の色彩は薄緑色をして
おり、外部殻は俵状をしていて、普通の海水処理では、
シストに外見上変化はなかった。
【0033】2.次亜塩素酸ナトリウム10ppm(有
効塩素量1ppm)を加え30分間におけるシストの形
態変化を見た。その結果は次のとおりである。 (1)外部殻に変化はなかった。(外見上変化なし)(
2)薄緑色にやや透明感がでて、原形質の色彩はやや薄
れた。その後普通海水に戻すと原形質の色彩はほぼ元通
りとなった。
【0034】3.次亜塩素酸ナトリウム20ppm(有
効塩素量2ppm)を加え30分間におけるシストの形
態変化を見た。その結果は次のとおりである。 (1)30分以内に原形質の色彩が黒ずんだ。 (2)このシストを普通海水に戻したが1部元に戻らな
かった。
【0035】4.次に、次亜塩素酸ナトリウム1000
ppm(有効塩素料100ppm)を加え30分間にお
けるシストの形態変化を見た。その結果は次のとおりで
ある。 (1)10分以内に内部の原形質の色彩が急速に黒ずん
だ。 (2)30後外部殻が収縮し、瓢箪形に変化した。 (3)このシストを普通海水に戻してもいずいれも元に
戻らなかった。
【0036】以上の1〜4の実験結果を図1に示す。
【0037】なお、添加した次亜塩素酸ナトリウムの塩
素分は、ほぼ1週間で消失したことも実験により判明し
た。
【0038】上記の実験により、塩素系殺菌剤が有害藻
類のシスト駆除に有効であることが判明した。なお、本
発明者の実験によれば、次亜塩素酸カルシウム、過酸化
水素も有害藻類のシスト駆除に有効であることが確認さ
れている。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の船舶のバ
ラスト水殺菌方法および殺菌装置によれば、次のような
効果ないし利点が得られる。 (1) 殺菌剤の効果で、バラスト水内の有害藻類のシ
ストが死滅し、しかも、約1週間の航海が終了するまで
に、環境に悪影響を与える量の塩素や過酸化水素は残留
していないため、相手国港湾にてバラスト水を排出して
も当該港湾の環境を汚染することがない。 (2) 相手国港湾でバラスト水の排出が可能なため、
航海中に外洋でリバラストを行なう必要がなくなる。 (3) 従来のバラスト水注・排水装置が利用できるの
で、コスト面で有利である。 (4) 排出中のバラスト水に空気を吹き込むことによ
りバラスト水中に塩素が残留していても、残留塩素を無
害化することができ、環境を汚染するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の船舶のバラスト水殺菌方法の一実施例
として、次亜塩素酸ソーダを添加した場合の効果テスト
結果図である。
【図2】本発明の一実施例としての船舶のバラスト水殺
菌装置の模式側面図である。
【符号の説明】
1  殺菌剤タンク 2  殺菌剤の取出管 2a  ノズル 3  ポンプ 3a  吸込配管 3b  吐出配管 10  船舶 11  バラストタンク 12,15,16,18,19  弁 13  吸水管 14  吸込口 17  注水管 20  補強部材 21  吐出管 23  ミキシング装置 24  コンプレッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  船舶のバラスト水殺菌方法において、
    上記バラスト水に塩素系殺菌剤あるいは過酸化水素を添
    加することにより有害藻類のシストを死滅させることを
    特徴とする、船舶のバラスト水殺菌方法。
  2. 【請求項2】  船舶のバラスト水殺菌装置において、
    上記船舶がバラストタンクと同バラストタンクにバラス
    ト水を注・排水するためのポンプと同ポンプに接続され
    る吸込配管および吐出配管をそなえ、上記ポンプにより
    上記バラストタンクへ注水中のバラスト水に殺菌剤を混
    入可能な殺菌剤混入装置と、上記ポンプにより排水中の
    バラスト水に空気を吹き込み可能な瀑気装置とをそなえ
    ていることを特徴とする、船舶のバラスト水殺菌装置。
JP10976291A 1991-02-25 1991-04-15 船舶のバラスト水殺菌方法および殺菌装置 Withdrawn JPH04322788A (ja)

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