JPH04323209A - 新規なチオアセタール化合物の重合体およびその製造方法 - Google Patents
新規なチオアセタール化合物の重合体およびその製造方法Info
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- JPH04323209A JPH04323209A JP9218991A JP9218991A JPH04323209A JP H04323209 A JPH04323209 A JP H04323209A JP 9218991 A JP9218991 A JP 9218991A JP 9218991 A JP9218991 A JP 9218991A JP H04323209 A JPH04323209 A JP H04323209A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文献未記載の新規なチオ
アセタール化合物の重合体およびその製造方法に関する
。 【0002】 【従来の技術】本発明のチオアセタール化合物の重合体
は、文献未記載の新規な重合体である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、文献
未記載の新規なチオアセタール重合体およびその製造方
法を提供することにあり、特に光学用の高屈折率ポリマ
ーとして有望な重合体、およびその重合体の製造方法を
提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、新規な重合体
として、下記一般式(a): 【0005】 【化3】 【0006】〔式中、R1 、R2 およびR4 は同
一でも異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜3の
置換または非置換の1価の脂肪族炭化水素基もしくは炭
素数1〜3の1価のアルキル(チオ)エーテル基であり
、R1 とR2 もしくはR1 とR4 、R2 とR
4 、またはR1 、R2 およびR4 は、それぞれ
結合して環を形成していてもよく、R3 は炭素数1〜
4の2価の炭化水素基または下記式(a−1)もしくは (a−2): ─(Ra )k ─S─(Rb )l ─
(a−1)─(Ra )k ─O─(Rb )l
─ (a−2)(式中、Ra およびR
b は同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4の2
価の炭化水素基であり、kおよびlは0または1である
)で表される2価の基であり、mは0〜3の整数であり
、R5 は水素原子またはメチル基であり、nは正の整
数である〕で表される繰り返し構造単位から選ばれる少
なくとも1種の繰り返し構造単位を含むチオアセタール
化合物の重合体を提供するものである。 【0007】また、本発明は、前記新規なチオアセター
ル化合物の重合体の製造方法として、下記式(b):【
0008】 【化4】 【0009】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4
、R5 およびmは前記式(a)で定義したとおりであ
る〕で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のイ
オウ含有不飽和エステル化合物を重合させる工程を有す
る、前記の新規なチオアセタール化合物の重合体の製造
方法を提供するものである。 【0010】以下、本発明の新規なチオアセタール化合
物の重合体およびその製造方法について詳細に説明する
。 【0011】本発明のチオアセタール化合物の重合体は
、前記一般式(a)で表される繰り返し構造単位から選
ばれる少なくとも1種を含むものである。この繰り返し
構造単位を表す一般式(a)において、R1 、R2
およびR4 は同一でも異なっていてもよく、水素原子
、炭素数1〜3の置換または非置換の1価の脂肪族炭化
水素基または1価の炭素数1〜3のアルキル(チオ)エ
ーテル基である。炭素数1〜3の置換または非置換の1
価の脂肪族炭化水素基の代表例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基等が挙げられ、炭
素数1〜3のアルキル(チオ)エーテル基の代表例とし
ては、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、
イソプロピル基、メチルチオメチル基、エチルチオメチ
ル基、メチルチオエチル基、メチルチオメチルチオメチ
ル基、メチルジチオ基、エチルジチオ基、メチルジチオ
メチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、メ
トキシエチル基、エトキシメチル基等が挙げられる。ま
た、このR1 とR2 、R1 とR4 、R2 とR
4 、またはR1 、R2 およびR4 は、それぞれ
結合して環を形成していてもよく、例えば、ジチオラン
、ジチアン、トリチアン、トリチオアダマンタン等を形
成していてもよい。 【0012】また、R3 は炭素数1〜4の2価の炭化
水素基または下記式(a−1)もしくは(a−2):─
(Ra )k ─S─(Rb )l ─
(a−1)─(Ra )k ─O─(Rb )l ─
(a−2)で表される2価の基であり
、mは0〜3の整数である。 この2価の炭化水素基の代表例としては、メチレン基、
エチレン基、プロピレン基、エチルメチレン基、メチル
エチレン基、ジメチルメチレン基等が挙げられる。また
式(a−1)もしくは(a−2)において、Ra およ
びRb は同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4
の2価の炭化水素基であり、kおよびlは0または1で
ある。Ra またはRb の2価の炭化水素基の代表例
としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基等が挙げられる。 【0013】R5 は水素原子またはメチル基である。 【0014】本発明の重合体において、前記式(a)で
表される繰り返し構造単位の代表例として、下記式:【
0015】 【化5】 【化6】 (式中、nは前記式(a)で定義したとおりである)で
表されるものなどが挙げられる。 【0016】本発明の重合体は、前記式(a)で表され
る繰り返し構造単位から選ばれる少なくとも1種の繰り
返し構造単位のみから構成されていてもよいし、他の構
造単位を含んでいてもよい。 【0017】本発明の重合体における前記式(a)で表
される繰り返し構造単位から選ばれる少なくとも1種の
繰り返し構造単位の含有量は、50%以上であるのが代
表的である。 【0018】本発明の重合体の代表的なものとしては、
重量平均分子量が10×103 〜5×105 のもの
が挙げられる。 【0019】本発明の重合体の製造は、例えば、前記式
(b)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の
イオウ含有不飽和エステル化合物を重合させる工程を含
む方法にしたがって行うことができる。 【0020】この方法に用いられるイオウ含有不飽和エ
ステル化合物を表す前記一般式(b)において、R1
、R2 、R3 、R4 、R5 およびmは、前記一
般式(a)について定義したとおりである。 【0021】この一般式(b)で表されるイオウ含有不
飽和エステル化合物の代表的なものとして、下記式で表
されるものが挙げられる。 【0022】 【化7】 【化8】 【化9】 【0023】本発明の重合体の出発原料である前記の一
般式(b)で表されるイオウ含有不飽和エステル化合物
の製造は、例えば、下記一般式(c):【0024】 【化10】 【0025】 【0026】〔式中、R1 、R2 およびR4 は前
記式(a)で定義したとおりであり、R6 は下記式(
c−1): −R3 −OM
(c−1)(式中、R3 は前記
式(a)で定義したとおりであり、Mは水素原子または
アルカリ金属である)で表される基である〕で表される
酸素含有チオアセタール化合物と、下記一般式(d): X−CO−C(R5 )=CH2
(d)〔式中、R5 は前記式(a)で
定義したとおりであり、Xはハロゲン原子である〕で表
される酸ハライド化合物とを反応させる工程を有する方
法にしたがって行うことができる。 【0027】この方法において用いられる酸素含有チオ
アセタール化合物を表す前記一般式(c)において、R
1 、R2 およびR4 は前記一般式(a)について
定義したとおりである。また、R6 は前記式(c−1
)で表され、この式(c−1)において、R3は前記式
(a)で定義したとおりである。前記式(c−1)にお
いて、Mは水素原子またはアルカリ金属である。このア
ルカリ金属の代表例として、ナトリウム、カリウム、リ
チウム等が挙げられる。 【0028】この一般式(c)で表される酸素含有チオ
アセタール化合物の具体例として、2−ヒドロキシメチ
ル−1,3−ジチオラン、2−ヒドロキシメチル−2−
メチル−1,3−ジチオラン、2−ヒドロキシエチル−
2−メチル−1,3−ジチオラン、2−ヒドロキシメチ
ル−1,3−ジチアン、2−ヒドロキシメチル−2−メ
チル−1,3−ジチアン、2−ヒドロキシエチル−1,
3−ジチアン、2−ヒドロキシエチル−2−メチル−1
,3−ジチアン等が挙げられる。 【0029】また、もう一つの原料である酸ハライド化
合物を表す前記一般式(d)において、R5 は前記式
(a)で定義したとおりであり、Xはハロゲン原子であ
る。このXのハロゲン原子の代表例として、塩素、臭素
、ヨウ素等が挙げられる。 【0030】この酸ハライド化合物の具体例として、ア
クリル酸クロライド、メタクリル酸クロライド、アクリ
ル酸ブロマイド、メタクリル酸ブロマイド、アクリル酸
アイオダイド、メタクリル酸アイオダイド等が挙げられ
る。 【0031】この方法において、前記酸素含有チオアセ
タール化合物/酸ハライド化合物の使用割合は、モル比
で0.1〜10の範囲である。 【0032】反応は、溶媒の存在下に行われる。用いら
れる溶媒の代表例としては、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ベンゼン、ト
ルエン、ジメトキシエタン等の非プロトン性有機溶媒が
挙げられる。 【0033】反応の温度は、使用する原料、溶媒、その
他の条件により適宜選択されるが、通常、−20〜30
℃の範囲が代表的である。 【0034】反応の圧力は、常圧が好ましい。 【0035】また、反応の雰囲気は、窒素雰囲気下が好
ましい。 【0036】また、原料の酸素含有チオアセタール化合
物として、前記一般式(c)におけるMが水素原子であ
る化合物を使用するときは、トリエチルアミン等の塩基
性化合物を反応混合物に加えると、反応が容易に進行す
る点で、有利である。 【0037】以上の反応の結果、得られる反応混合物か
ら本発明の重合体の出発原料である前記一般式(b)で
表されるイオウ含有不飽和エステル化合物を得ることが
できる。反応混合物からの前記一般式(b)で表される
イオウ含有不飽和エステル化合物の回収は、各種の方法
にしたがって行うことができ、特に制限されない。例え
ば、反応混合物にメタノールを加えて、反応混合物中に
含まれる未反応の酸ハライド化合物を揮発性のエステル
化合物に変換して除去する。次いで、反応混合物を水洗
し、有機層を硫酸マグネシウムを加えて乾燥させた後、
減圧下に濃縮して粗生成物を得る。さらに、この粗生成
物を精製すれば、容易に目的の化合物である前記一般式
(b)で表されるイオウ含有不飽和エステル化合物を得
ることができる。精製の方法としては、ヘキサン−酢酸
エチル系の溶離液を用いるシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーによる方法などが挙げられる。 【0038】このイオウ含有不飽和エステル化合物は、
その赤外線吸収スペクトルにおいて、波数1720cm
−1付近において、α,β−不飽和エステル結合に由来
する特性吸収を示すため、これによって同定することが
できる。 【0039】本発明の重合体の製造は、前記式(b)で
表されるイオウ含有不飽和エステル化合物から選ばれる
少なくとも1種を主成分とする反応混合物を反応させる
ことにより、行うことができ、反応の形式は特に制限さ
れない。例えば、ラジカル重合、アニオン重合等のいず
れの重合形式によっても行うことができる。 【0040】本発明の重合体の製造をラジカル重合によ
って行う場合、ラジカル重合に用いられるラジカル重合
開始剤としては、通常、ラジカル重合に用いられるもの
でよく、特に制限されない。例えば、過酸化ベンゾイル
、過酸化ジt−ブチル、過酸化水素、t−ブチルヒドロ
ペルオキシド等の過酸化物;アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソプロピル、アゾビス−2−プロピロニ
トリル等のアゾ化合物などが挙げられる。これらは1種
単独でも2種以上を組み合わせても用いられる。 【0041】またこのラジカル重合開始剤の使用量は、
通常、使用する単量体の0.001〜10モル%程度の
割合、好ましくは0.01〜1モル%程度の割合となる
量である。 【0042】重合温度は、30〜100℃の範囲が代表
的である。 【0043】また、重合反応は、溶媒を使用しなくても
よいが、溶媒を使用すると高分子量の重合体が得られる
点で、好ましい。用いられる溶媒としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の有機溶媒などが挙げられる。こ
れらは、1種単独でも2種以上を組み合わせても用いら
れる。 【0044】さらに、反応の雰囲気は、窒素雰囲気が好
ましい。 【0045】以上のようにして重合反応の終了後、反応
混合物をTHF等の溶媒に溶解して溶液を調製し、この
溶液をメタノール等の本発明の重合体が難溶性を示す溶
媒に、攪拌しなから滴下して、再沈殿させる。次に、再
沈殿させた重合体を濾別し、減圧乾燥して、生成重合体
を精製物として得ることができる。 【0046】 【実施例】以下、本発明の実施例を挙げ、本発明を具体
的に説明するが、これらの実施例はいかなる点において
も本発明の範囲を限定するものではない。 【0047】(製造例1)2−ヒドロキシメチル−2−
メチル−1,3−ジチオラン8.20gおよびトリエチ
ルアミン11.5mlを、ジイソプロピルエーテル10
0mlに加え、攪拌した。0℃に冷却した後、アクリル
酸クロライド6.09mlをジイソプロピルエーテル1
0mlに溶解してなる溶液を滴下して加え、反応させた
。2時間攪拌した後、メタノール1.5mlを加えて反
応を停止させた。得られた反応混合物に水150mlを
加え、有機層を分離した。残余の水層にジイソプロピル
エーテル100mlで抽出処理を施した。ジイソプロピ
ルエーテル抽出液を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濃縮した。得られた濃縮液体を、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、オイル状の反応生成物3
.22gを得た。この反応生成物のRf値、屈折率(n
D 25)、IR測定、 1H−NMR、UV測定、質
量分析および元素分析の測定結果は、下記のとおりであ
った。 Rf値:0.25(シリカゲル:メルク社製5735、
溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1混合液)屈折率
(nD 25):1.5385 IR(neat):2925、1720、1500、1
190cm−1 1H−NMR(CDCl3 内部標準):δ 1.
75(s,3H) 3.30(s,4H) 4.22(s,2H) 5.7〜6.6(m,3H) UV(ジイソプロピルエーテル):λmax 236
nm,ε462 MS:M+ 204 元素分析: 測定値:C;49.68,H
;6.23,S;28.90
計算値:C;49.51,H;6.46,S;29.3
7以上の結果から、反応生成物は下記式:【0048】 【化11】 で表される2−メチル−2−プロペノイルオキシメチル
−1,3−ジチオランであることが確認された。 (製造例2)2−ヒドロキシエチル−2−メチル−1,
3−ジチオラン7.50gおよびトリエチルアミン11
.5mlを、ジイソプロピルエーテル100mlに加え
、攪拌した。0℃に冷却した後、アクリル酸クロライド
6.09mlをジイソプロピルエーテル50mlに溶解
してなる溶液を滴下して加え、反応させた。2時間攪拌
した後、メタノール1.5mlを加えて反応を停止させ
た。得られた反応混合物に水150mlを加え、有機層
を分離した。残余の水層にジイソプロピルエーテル10
0mlで抽出処理を施した。ジイソプロピルエーテル抽
出液を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した
。得られた濃縮液体を、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、オイル状の反応生成物1.76gを得
た。この反応生成物のRf値、屈折率(nD 25)、
IR測定、 1H−NMR、UV測定、質量分析および
元素分析の測定結果は、下記のとおりであった。 Rf値:0.53(シリカゲル:メルク社製5735、
溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1混合液)屈折率
(nD 25):1.5298 IR(neat):2925、1720、1505、1
190cm−1 1H−NMR(CDCl3 内部標準):δ 1.
78(s,3H) 2.30(t,2H) 3.32(s,4H) 4.34(t,2H) 5.78(dd,1H) 6.17(d,1H) 6.32(d,1H) UV(ジイソプロピルエーテル):λmax 241
nm,ε286 MS:M+ 218 元素分析: 測定値:C;46.91,H
;5.73,S;32.70
計算値:C;47.03,H;5.92,S;31.3
9以上の結果から、反応生成物は下記式:【0049】 【化12】 【0050】で表される2−メチル−2−プロペノイル
オキシエチル−1,3−ジチオランであることが確認さ
れた。 【0051】(実施例1)反応容器にo−キシレン5m
lを仕込み、前記製造例1で得られた2−メチル−2−
プロペノイルオキシメチル−1,3−ジチオラン1.0
0gを加えて溶解させた。次に、アゾビスイソブチロニ
トリル0.8mgを加え、30分間窒素バブリングした
後、温度を50℃に保ちながら14時間攪拌して反応さ
せた。得られた反応混合物を濃縮した後、トルエン5m
lに溶解して反応混合物溶液を得た。この反応混合物溶
液を激しく攪拌しながら、メタノール200mlに少し
ずつ加え、反応より生成した重合体を析出させた。メタ
ノール中に析出した重合体を濾過および減圧乾燥して回
収し、無色、透明な重合体0.97gを得た。 【0052】得られた重合体の重量平均分子量、IRス
ペクトルおよびNMRスペクトルを測定し、および元素
分析に供した。重合体の単量体である2−メチル−2−
プロペノイルオキシメチル−1,3−ジチオランの屈折
率(nD 1.5385)から予想される屈折率(nD
)は1.57〜1.58である。結果を下記に示す。 重量平均分子量:19×104 IRスペクトル(フィルム,cm−1):2850,1
735,1445, 1370,1255,1155 元素分析:測定値:C;46.88,H;5.74,S
;31.10, 計算値:C;47
.03,H;5.92,S;31.39, 【005
3】(実施例2)反応容器にo−キシレン1mlを仕込
み、前記製造例2で得られた2−メチル−2−プロペノ
イルオキシエチル−1,3−ジチオラン1.00gを加
えて溶解させた。次に、アゾビスイソブチロニトリル0
.8mgを加え、30分間窒素バブリングした後、温度
を50℃に保ちながら16時間攪拌して反応させた。得
られた反応混合物を濃縮した後、THF15mlに溶解
して反応混合物溶液を得た。この反応混合物溶液を激し
く攪拌しながら、メタノール200mlに少しずつ加え
、反応より生成した重合体を析出させた。メタノール中
に析出した重合体を濾過および減圧乾燥して回収し、無
色、透明な重合体0.65gを得た。 【0054】得られた重合体の重量平均分子量、IRス
ペクトルおよびNMRスペクトルを測定し、および元素
分析に供した。重合体の単量体である2−メチル−2−
プロペノイルオキシエチル−1,3−ジチオランの屈折
率(nD 1.5298)から予想される屈折率(nD
)は1.56〜1.57)である。結果を下記に示す
。 重量平均分子量:15.5×104 IRスペクトル(フィルム,cm−1):2850,1
730,1440, 1365,1260,1160 元素分析:測定値:C;49.51,H;6.28,S
;29.30, 計算値:C;49
.51,H;6.46,S;29.37, 【005
5】 【発明の効果】本発明の重合体は、文献未記載の新規な
重合体である。この新規重合体は、光学用の高屈折率ポ
リマーの主成分として好適である。また、本発明の製造
方法は、この重合体を製造する方法として、有用である
。
アセタール化合物の重合体およびその製造方法に関する
。 【0002】 【従来の技術】本発明のチオアセタール化合物の重合体
は、文献未記載の新規な重合体である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、文献
未記載の新規なチオアセタール重合体およびその製造方
法を提供することにあり、特に光学用の高屈折率ポリマ
ーとして有望な重合体、およびその重合体の製造方法を
提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、新規な重合体
として、下記一般式(a): 【0005】 【化3】 【0006】〔式中、R1 、R2 およびR4 は同
一でも異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜3の
置換または非置換の1価の脂肪族炭化水素基もしくは炭
素数1〜3の1価のアルキル(チオ)エーテル基であり
、R1 とR2 もしくはR1 とR4 、R2 とR
4 、またはR1 、R2 およびR4 は、それぞれ
結合して環を形成していてもよく、R3 は炭素数1〜
4の2価の炭化水素基または下記式(a−1)もしくは (a−2): ─(Ra )k ─S─(Rb )l ─
(a−1)─(Ra )k ─O─(Rb )l
─ (a−2)(式中、Ra およびR
b は同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4の2
価の炭化水素基であり、kおよびlは0または1である
)で表される2価の基であり、mは0〜3の整数であり
、R5 は水素原子またはメチル基であり、nは正の整
数である〕で表される繰り返し構造単位から選ばれる少
なくとも1種の繰り返し構造単位を含むチオアセタール
化合物の重合体を提供するものである。 【0007】また、本発明は、前記新規なチオアセター
ル化合物の重合体の製造方法として、下記式(b):【
0008】 【化4】 【0009】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4
、R5 およびmは前記式(a)で定義したとおりであ
る〕で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のイ
オウ含有不飽和エステル化合物を重合させる工程を有す
る、前記の新規なチオアセタール化合物の重合体の製造
方法を提供するものである。 【0010】以下、本発明の新規なチオアセタール化合
物の重合体およびその製造方法について詳細に説明する
。 【0011】本発明のチオアセタール化合物の重合体は
、前記一般式(a)で表される繰り返し構造単位から選
ばれる少なくとも1種を含むものである。この繰り返し
構造単位を表す一般式(a)において、R1 、R2
およびR4 は同一でも異なっていてもよく、水素原子
、炭素数1〜3の置換または非置換の1価の脂肪族炭化
水素基または1価の炭素数1〜3のアルキル(チオ)エ
ーテル基である。炭素数1〜3の置換または非置換の1
価の脂肪族炭化水素基の代表例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基等が挙げられ、炭
素数1〜3のアルキル(チオ)エーテル基の代表例とし
ては、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、
イソプロピル基、メチルチオメチル基、エチルチオメチ
ル基、メチルチオエチル基、メチルチオメチルチオメチ
ル基、メチルジチオ基、エチルジチオ基、メチルジチオ
メチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、メ
トキシエチル基、エトキシメチル基等が挙げられる。ま
た、このR1 とR2 、R1 とR4 、R2 とR
4 、またはR1 、R2 およびR4 は、それぞれ
結合して環を形成していてもよく、例えば、ジチオラン
、ジチアン、トリチアン、トリチオアダマンタン等を形
成していてもよい。 【0012】また、R3 は炭素数1〜4の2価の炭化
水素基または下記式(a−1)もしくは(a−2):─
(Ra )k ─S─(Rb )l ─
(a−1)─(Ra )k ─O─(Rb )l ─
(a−2)で表される2価の基であり
、mは0〜3の整数である。 この2価の炭化水素基の代表例としては、メチレン基、
エチレン基、プロピレン基、エチルメチレン基、メチル
エチレン基、ジメチルメチレン基等が挙げられる。また
式(a−1)もしくは(a−2)において、Ra およ
びRb は同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4
の2価の炭化水素基であり、kおよびlは0または1で
ある。Ra またはRb の2価の炭化水素基の代表例
としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基等が挙げられる。 【0013】R5 は水素原子またはメチル基である。 【0014】本発明の重合体において、前記式(a)で
表される繰り返し構造単位の代表例として、下記式:【
0015】 【化5】 【化6】 (式中、nは前記式(a)で定義したとおりである)で
表されるものなどが挙げられる。 【0016】本発明の重合体は、前記式(a)で表され
る繰り返し構造単位から選ばれる少なくとも1種の繰り
返し構造単位のみから構成されていてもよいし、他の構
造単位を含んでいてもよい。 【0017】本発明の重合体における前記式(a)で表
される繰り返し構造単位から選ばれる少なくとも1種の
繰り返し構造単位の含有量は、50%以上であるのが代
表的である。 【0018】本発明の重合体の代表的なものとしては、
重量平均分子量が10×103 〜5×105 のもの
が挙げられる。 【0019】本発明の重合体の製造は、例えば、前記式
(b)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の
イオウ含有不飽和エステル化合物を重合させる工程を含
む方法にしたがって行うことができる。 【0020】この方法に用いられるイオウ含有不飽和エ
ステル化合物を表す前記一般式(b)において、R1
、R2 、R3 、R4 、R5 およびmは、前記一
般式(a)について定義したとおりである。 【0021】この一般式(b)で表されるイオウ含有不
飽和エステル化合物の代表的なものとして、下記式で表
されるものが挙げられる。 【0022】 【化7】 【化8】 【化9】 【0023】本発明の重合体の出発原料である前記の一
般式(b)で表されるイオウ含有不飽和エステル化合物
の製造は、例えば、下記一般式(c):【0024】 【化10】 【0025】 【0026】〔式中、R1 、R2 およびR4 は前
記式(a)で定義したとおりであり、R6 は下記式(
c−1): −R3 −OM
(c−1)(式中、R3 は前記
式(a)で定義したとおりであり、Mは水素原子または
アルカリ金属である)で表される基である〕で表される
酸素含有チオアセタール化合物と、下記一般式(d): X−CO−C(R5 )=CH2
(d)〔式中、R5 は前記式(a)で
定義したとおりであり、Xはハロゲン原子である〕で表
される酸ハライド化合物とを反応させる工程を有する方
法にしたがって行うことができる。 【0027】この方法において用いられる酸素含有チオ
アセタール化合物を表す前記一般式(c)において、R
1 、R2 およびR4 は前記一般式(a)について
定義したとおりである。また、R6 は前記式(c−1
)で表され、この式(c−1)において、R3は前記式
(a)で定義したとおりである。前記式(c−1)にお
いて、Mは水素原子またはアルカリ金属である。このア
ルカリ金属の代表例として、ナトリウム、カリウム、リ
チウム等が挙げられる。 【0028】この一般式(c)で表される酸素含有チオ
アセタール化合物の具体例として、2−ヒドロキシメチ
ル−1,3−ジチオラン、2−ヒドロキシメチル−2−
メチル−1,3−ジチオラン、2−ヒドロキシエチル−
2−メチル−1,3−ジチオラン、2−ヒドロキシメチ
ル−1,3−ジチアン、2−ヒドロキシメチル−2−メ
チル−1,3−ジチアン、2−ヒドロキシエチル−1,
3−ジチアン、2−ヒドロキシエチル−2−メチル−1
,3−ジチアン等が挙げられる。 【0029】また、もう一つの原料である酸ハライド化
合物を表す前記一般式(d)において、R5 は前記式
(a)で定義したとおりであり、Xはハロゲン原子であ
る。このXのハロゲン原子の代表例として、塩素、臭素
、ヨウ素等が挙げられる。 【0030】この酸ハライド化合物の具体例として、ア
クリル酸クロライド、メタクリル酸クロライド、アクリ
ル酸ブロマイド、メタクリル酸ブロマイド、アクリル酸
アイオダイド、メタクリル酸アイオダイド等が挙げられ
る。 【0031】この方法において、前記酸素含有チオアセ
タール化合物/酸ハライド化合物の使用割合は、モル比
で0.1〜10の範囲である。 【0032】反応は、溶媒の存在下に行われる。用いら
れる溶媒の代表例としては、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ベンゼン、ト
ルエン、ジメトキシエタン等の非プロトン性有機溶媒が
挙げられる。 【0033】反応の温度は、使用する原料、溶媒、その
他の条件により適宜選択されるが、通常、−20〜30
℃の範囲が代表的である。 【0034】反応の圧力は、常圧が好ましい。 【0035】また、反応の雰囲気は、窒素雰囲気下が好
ましい。 【0036】また、原料の酸素含有チオアセタール化合
物として、前記一般式(c)におけるMが水素原子であ
る化合物を使用するときは、トリエチルアミン等の塩基
性化合物を反応混合物に加えると、反応が容易に進行す
る点で、有利である。 【0037】以上の反応の結果、得られる反応混合物か
ら本発明の重合体の出発原料である前記一般式(b)で
表されるイオウ含有不飽和エステル化合物を得ることが
できる。反応混合物からの前記一般式(b)で表される
イオウ含有不飽和エステル化合物の回収は、各種の方法
にしたがって行うことができ、特に制限されない。例え
ば、反応混合物にメタノールを加えて、反応混合物中に
含まれる未反応の酸ハライド化合物を揮発性のエステル
化合物に変換して除去する。次いで、反応混合物を水洗
し、有機層を硫酸マグネシウムを加えて乾燥させた後、
減圧下に濃縮して粗生成物を得る。さらに、この粗生成
物を精製すれば、容易に目的の化合物である前記一般式
(b)で表されるイオウ含有不飽和エステル化合物を得
ることができる。精製の方法としては、ヘキサン−酢酸
エチル系の溶離液を用いるシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーによる方法などが挙げられる。 【0038】このイオウ含有不飽和エステル化合物は、
その赤外線吸収スペクトルにおいて、波数1720cm
−1付近において、α,β−不飽和エステル結合に由来
する特性吸収を示すため、これによって同定することが
できる。 【0039】本発明の重合体の製造は、前記式(b)で
表されるイオウ含有不飽和エステル化合物から選ばれる
少なくとも1種を主成分とする反応混合物を反応させる
ことにより、行うことができ、反応の形式は特に制限さ
れない。例えば、ラジカル重合、アニオン重合等のいず
れの重合形式によっても行うことができる。 【0040】本発明の重合体の製造をラジカル重合によ
って行う場合、ラジカル重合に用いられるラジカル重合
開始剤としては、通常、ラジカル重合に用いられるもの
でよく、特に制限されない。例えば、過酸化ベンゾイル
、過酸化ジt−ブチル、過酸化水素、t−ブチルヒドロ
ペルオキシド等の過酸化物;アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソプロピル、アゾビス−2−プロピロニ
トリル等のアゾ化合物などが挙げられる。これらは1種
単独でも2種以上を組み合わせても用いられる。 【0041】またこのラジカル重合開始剤の使用量は、
通常、使用する単量体の0.001〜10モル%程度の
割合、好ましくは0.01〜1モル%程度の割合となる
量である。 【0042】重合温度は、30〜100℃の範囲が代表
的である。 【0043】また、重合反応は、溶媒を使用しなくても
よいが、溶媒を使用すると高分子量の重合体が得られる
点で、好ましい。用いられる溶媒としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の有機溶媒などが挙げられる。こ
れらは、1種単独でも2種以上を組み合わせても用いら
れる。 【0044】さらに、反応の雰囲気は、窒素雰囲気が好
ましい。 【0045】以上のようにして重合反応の終了後、反応
混合物をTHF等の溶媒に溶解して溶液を調製し、この
溶液をメタノール等の本発明の重合体が難溶性を示す溶
媒に、攪拌しなから滴下して、再沈殿させる。次に、再
沈殿させた重合体を濾別し、減圧乾燥して、生成重合体
を精製物として得ることができる。 【0046】 【実施例】以下、本発明の実施例を挙げ、本発明を具体
的に説明するが、これらの実施例はいかなる点において
も本発明の範囲を限定するものではない。 【0047】(製造例1)2−ヒドロキシメチル−2−
メチル−1,3−ジチオラン8.20gおよびトリエチ
ルアミン11.5mlを、ジイソプロピルエーテル10
0mlに加え、攪拌した。0℃に冷却した後、アクリル
酸クロライド6.09mlをジイソプロピルエーテル1
0mlに溶解してなる溶液を滴下して加え、反応させた
。2時間攪拌した後、メタノール1.5mlを加えて反
応を停止させた。得られた反応混合物に水150mlを
加え、有機層を分離した。残余の水層にジイソプロピル
エーテル100mlで抽出処理を施した。ジイソプロピ
ルエーテル抽出液を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濃縮した。得られた濃縮液体を、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、オイル状の反応生成物3
.22gを得た。この反応生成物のRf値、屈折率(n
D 25)、IR測定、 1H−NMR、UV測定、質
量分析および元素分析の測定結果は、下記のとおりであ
った。 Rf値:0.25(シリカゲル:メルク社製5735、
溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1混合液)屈折率
(nD 25):1.5385 IR(neat):2925、1720、1500、1
190cm−1 1H−NMR(CDCl3 内部標準):δ 1.
75(s,3H) 3.30(s,4H) 4.22(s,2H) 5.7〜6.6(m,3H) UV(ジイソプロピルエーテル):λmax 236
nm,ε462 MS:M+ 204 元素分析: 測定値:C;49.68,H
;6.23,S;28.90
計算値:C;49.51,H;6.46,S;29.3
7以上の結果から、反応生成物は下記式:【0048】 【化11】 で表される2−メチル−2−プロペノイルオキシメチル
−1,3−ジチオランであることが確認された。 (製造例2)2−ヒドロキシエチル−2−メチル−1,
3−ジチオラン7.50gおよびトリエチルアミン11
.5mlを、ジイソプロピルエーテル100mlに加え
、攪拌した。0℃に冷却した後、アクリル酸クロライド
6.09mlをジイソプロピルエーテル50mlに溶解
してなる溶液を滴下して加え、反応させた。2時間攪拌
した後、メタノール1.5mlを加えて反応を停止させ
た。得られた反応混合物に水150mlを加え、有機層
を分離した。残余の水層にジイソプロピルエーテル10
0mlで抽出処理を施した。ジイソプロピルエーテル抽
出液を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した
。得られた濃縮液体を、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、オイル状の反応生成物1.76gを得
た。この反応生成物のRf値、屈折率(nD 25)、
IR測定、 1H−NMR、UV測定、質量分析および
元素分析の測定結果は、下記のとおりであった。 Rf値:0.53(シリカゲル:メルク社製5735、
溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1混合液)屈折率
(nD 25):1.5298 IR(neat):2925、1720、1505、1
190cm−1 1H−NMR(CDCl3 内部標準):δ 1.
78(s,3H) 2.30(t,2H) 3.32(s,4H) 4.34(t,2H) 5.78(dd,1H) 6.17(d,1H) 6.32(d,1H) UV(ジイソプロピルエーテル):λmax 241
nm,ε286 MS:M+ 218 元素分析: 測定値:C;46.91,H
;5.73,S;32.70
計算値:C;47.03,H;5.92,S;31.3
9以上の結果から、反応生成物は下記式:【0049】 【化12】 【0050】で表される2−メチル−2−プロペノイル
オキシエチル−1,3−ジチオランであることが確認さ
れた。 【0051】(実施例1)反応容器にo−キシレン5m
lを仕込み、前記製造例1で得られた2−メチル−2−
プロペノイルオキシメチル−1,3−ジチオラン1.0
0gを加えて溶解させた。次に、アゾビスイソブチロニ
トリル0.8mgを加え、30分間窒素バブリングした
後、温度を50℃に保ちながら14時間攪拌して反応さ
せた。得られた反応混合物を濃縮した後、トルエン5m
lに溶解して反応混合物溶液を得た。この反応混合物溶
液を激しく攪拌しながら、メタノール200mlに少し
ずつ加え、反応より生成した重合体を析出させた。メタ
ノール中に析出した重合体を濾過および減圧乾燥して回
収し、無色、透明な重合体0.97gを得た。 【0052】得られた重合体の重量平均分子量、IRス
ペクトルおよびNMRスペクトルを測定し、および元素
分析に供した。重合体の単量体である2−メチル−2−
プロペノイルオキシメチル−1,3−ジチオランの屈折
率(nD 1.5385)から予想される屈折率(nD
)は1.57〜1.58である。結果を下記に示す。 重量平均分子量:19×104 IRスペクトル(フィルム,cm−1):2850,1
735,1445, 1370,1255,1155 元素分析:測定値:C;46.88,H;5.74,S
;31.10, 計算値:C;47
.03,H;5.92,S;31.39, 【005
3】(実施例2)反応容器にo−キシレン1mlを仕込
み、前記製造例2で得られた2−メチル−2−プロペノ
イルオキシエチル−1,3−ジチオラン1.00gを加
えて溶解させた。次に、アゾビスイソブチロニトリル0
.8mgを加え、30分間窒素バブリングした後、温度
を50℃に保ちながら16時間攪拌して反応させた。得
られた反応混合物を濃縮した後、THF15mlに溶解
して反応混合物溶液を得た。この反応混合物溶液を激し
く攪拌しながら、メタノール200mlに少しずつ加え
、反応より生成した重合体を析出させた。メタノール中
に析出した重合体を濾過および減圧乾燥して回収し、無
色、透明な重合体0.65gを得た。 【0054】得られた重合体の重量平均分子量、IRス
ペクトルおよびNMRスペクトルを測定し、および元素
分析に供した。重合体の単量体である2−メチル−2−
プロペノイルオキシエチル−1,3−ジチオランの屈折
率(nD 1.5298)から予想される屈折率(nD
)は1.56〜1.57)である。結果を下記に示す
。 重量平均分子量:15.5×104 IRスペクトル(フィルム,cm−1):2850,1
730,1440, 1365,1260,1160 元素分析:測定値:C;49.51,H;6.28,S
;29.30, 計算値:C;49
.51,H;6.46,S;29.37, 【005
5】 【発明の効果】本発明の重合体は、文献未記載の新規な
重合体である。この新規重合体は、光学用の高屈折率ポ
リマーの主成分として好適である。また、本発明の製造
方法は、この重合体を製造する方法として、有用である
。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(a): 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR4 は同一でも異なっ
ていてもよく、水素原子、炭素数1〜3の置換または非
置換の1価の脂肪族炭化水素基もしくは炭素数1〜3の
1価のアルキル(チオ)エーテル基であり、R1 とR
2 もしくはR1 とR4 、R2 とR4 、または
R1 、R2 およびR4 は、それぞれ結合して環を
形成していてもよく、R3 は炭素数1〜4の2価の炭
化水素基または下記式(a−1)もしくは(a−2): ─(Ra )k ─S─(Rb )l ─
(a−1)─(Ra )k ─O─(Rb )l
─ (a−2)(式中、Ra およびR
b は同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4の2
価の炭化水素基であり、kおよびlは0または1である
)で表される2価の基であり、mは0〜3の整数であり
、R5 は水素原子またはメチル基であり、nは正の整
数である〕で表される繰り返し構造単位から選ばれる少
なくとも1種の繰り返し構造単位を含むチオアセタール
化合物の重合体。 - 【請求項2】 下記式(b): 【化2】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4、R5 および
mは前記式(a)で定義したとおりである〕で表される
化合物から選ばれる少なくとも1種のイオウ含有不飽和
エステル化合物を重合させる工程を有する、請求項1記
載のチオアセタール化合物の重合体の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP03092189A JP3130957B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | 新規なチオアセタール化合物の重合体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03092189A JP3130957B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | 新規なチオアセタール化合物の重合体およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04323209A true JPH04323209A (ja) | 1992-11-12 |
| JP3130957B2 JP3130957B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=14047493
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|---|---|---|---|
| JP03092189A Expired - Fee Related JP3130957B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | 新規なチオアセタール化合物の重合体およびその製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001092252A1 (en) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Mitsui Chemicals, Incorporated | Sulfur compound and use thereof |
| US6680204B1 (en) * | 1999-04-22 | 2004-01-20 | Cranfield University | Polymer for binding amine containing ligands and uses thereof |
| KR20160101873A (ko) * | 2015-02-18 | 2016-08-26 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 화합물, 수지 및 포토레지스트 조성물 |
-
1991
- 1991-04-23 JP JP03092189A patent/JP3130957B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2016169207A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-09-23 | 住友化学株式会社 | 化合物、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法 |
| TWI766834B (zh) * | 2015-02-18 | 2022-06-11 | 日商住友化學股份有限公司 | 化合物、樹脂及光阻組合物 |
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