JPH04326052A - シリコン窒化膜の膜質評価方法 - Google Patents

シリコン窒化膜の膜質評価方法

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JPH04326052A
JPH04326052A JP9657291A JP9657291A JPH04326052A JP H04326052 A JPH04326052 A JP H04326052A JP 9657291 A JP9657291 A JP 9657291A JP 9657291 A JP9657291 A JP 9657291A JP H04326052 A JPH04326052 A JP H04326052A
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JP
Japan
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silicon nitride
nitride film
film
value
quality
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JP9657291A
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Nobuaki Watanabe
渡辺 宣朗
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコン窒化膜の膜
質評価方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコン窒化膜は、各種半導体デバイス
の最終保護膜、電界効果トランジスタのゲート絶縁膜等
として用いられており、半導体装置構成上不可欠なもの
となっている。このシリコン窒化膜は所望の膜質のもの
が必要とされる。
【0003】しかし、シリコン窒化膜の膜質は、生成装
置の種類、生成条件等が変わると変わる。例えば、プラ
ズマCVD装置を用いシリコン窒化膜を形成する場合で
は、生成温度、生成ガス流量、高周波電源の電力密度、
生成ガスの圧力等の生成パラメータを変えることによっ
て膜の組成比、密度、屈折率、内部応力、抵抗率、絶縁
破壊電界、光学的バンドギャップ、蓄積電荷密度、ダン
グリングボンド密度等の特性が大きく変化する。
【0004】そこで、成膜後のシリコン窒化膜の膜質を
評価することは重要である。このため、シリコン窒化膜
の膜質評価方法として、従来は、以下のようなものがあ
った。
【0005】(1)シリコン窒化膜中のシリコン(Si
)と窒素(N)との組成比を調べる評価方法。具体的に
は、オージェ電子分光法(AES)、2次イオン質量分
析法(SIMS)、X線励起光電子分光法(XPS)等
が用いられている。
【0006】(2)シリコン窒化膜中の水素(H)量を
調べる評価方法。具体的には、赤外線吸収スペクトル法
(IR)、ラザフォード後方散乱法(RBS)が用いら
れている。
【0007】(3)シリコン窒化膜の抵抗率、絶縁破壊
電界を調べる評価方法。抵抗率、絶縁破壊電界は、導体
基板上にシリコン窒化膜を形成しさらにこのシリコン窒
化膜上に電極を形成し、このシリコン窒化膜での電流対
電圧特性を測定することにより求められる。
【0008】(4)シリコン窒化膜の蓄積電荷密度を調
べる評価方法。蓄積電荷密度は、MISダイオード構造
の絶縁体部分をシリコン窒化膜で構成した当該MISダ
イオードの容量対電圧特性(C−V特性)を測定するこ
とにより求められる。
【0009】(5)シリコン窒化膜のダングリングボン
ド密度を調べる評価方法。ダングリングボンド密度は例
えば電子スピン共鳴(ESR:ElectronSpi
nResonance)法によって求められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリコ
ン窒化膜の膜質評価に当たっては一つの方法でシリコン
窒化膜の膜質を完全に評価することはむずかしい。この
ため、上述のように複数の方法により膜質を評価するこ
とが多い。このための手間は大変である。いくつかの方
法でそれぞれ評価していたパラメータを一つの方法で評
価できればその分膜質評価のための手間が省け好適であ
る。また、その評価データが一義的であればなお好適で
ある。
【0011】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、したがってこの発明の目的は、シリコン窒化
膜の膜質を従来より迅速にかつ一義的に評価できる方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この出願にかかる発明者は種々の検討を行った。そ
の結果、電子スピン共鳴(ESR)法で得られる電子ス
ピン共鳴信号のスペクトル分岐因子(g値)が所定の値
(具体的には2.003)を示すシリコン窒化膜は、g
値の値がそうでないシリコン窒化膜に比べ、特性が優れ
ることを見出した。g値は、従来は、成膜条件を変化さ
せ形成した試料の構成原子の結合状態や、成膜後にその
試料に温度を加えた際のその試料の構成原子の結合状態
の変化を調べるために用いられていたが、膜質評価に積
極的に用いられてはいなかった。
【0013】したがって、この発明のシリコン窒化膜の
膜質評価方法によれば、電子スピン共鳴法によりシリコ
ン窒化膜の電子スピン共鳴信号のスペクトル分岐因子(
g値)を測定し、該g値に基いて該シリコン窒化膜の膜
質評価を行うことを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明によれば、後述する実験結果から明ら
かなように、少なくとも、シリコン窒化膜に含有される
水素量とそのシリコン窒化膜のg値との間、シリコン窒
化膜の蓄積電荷密度とそのシリコン窒化膜g値との間に
は相関関係が見られることから、少なくとも、シリコン
窒化膜中の水素含有量測定と電荷蓄積密度測定の2つの
測定をg値を求めるという1回の測定に置き換えられる
【0015】また、g値が2.003となるシリコン窒
化膜は良質であると判定できるので膜質評価を一義的に
行える。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明のシリコン窒
化膜の膜質評価方法の実施例について説明する。 1.シリコン窒化膜の形成 はじめに、評価試料用のシリコン窒化膜(SiNX膜)
を以下の通り形成する。
【0017】シリコン窒化膜の形成はこの実施例ではプ
ラズマCVD法により行った。図9はその際に用いたプ
ラズマCVD装置の構成を概略的に示した図である。こ
の装置は、反応容器11と、反応容器11からガスを排
出するためのガス搬出口13と、反応容器11内にシリ
コン窒化膜形成用の生成ガスを供給するためのガス供給
口15と、上部電極17と、シリコン窒化膜を形成する
ための基板19を載置するための台を兼ねる下部電極2
1と、基板19を加熱するために下部電極21に埋め込
んであるヒータ23と、上部電極17及び下部電極21
間に高周波電力を印加するための高周波電源25とを具
えて成っている。
【0018】また、シリコン窒化膜形成のためのの生成
ガスとしてSiH4(シラン)、NH3(アンモニア)
を用いた。シリコン窒化膜を形成する基板としてシリコ
ン基板を用いた。
【0019】また、シリコン窒化膜生成時のパラメータ
として、基板温度(記号としてTを用いる。)、SiH
4の流量(記号としてFを用いる)、生成ガス中へH2
(水素)を添加するか否かの各条件を設定した。 2.シリコン窒化膜の膜質評価 上述のような各条件で形成した各SiNX膜のバルク特
性として、この実施例では、ESR法によるスピン密度
(記号としてDSを用いる。)と、赤外吸収スペクトル
によるN−H結合量(記号としてnN−Hを用いる。)
と、このSiNx膜を絶縁体部として構成したMISダ
イオードでのC−V特性から得られる蓄積電荷密度(記
号としてσを用いる。)とをそれぞれ求めた。なお、ス
ピン密度DSは、日本電子(株)製JES−RE2Xと
称される装置で測定した。この装置では、サンプルから
得られたESR信号強度スペクトルをスピン密度が既知
の標準サンプルのそれと比較することにより、サンプル
のスピン密度が自動的に求められる。具体的には、サン
プル及び標準サンプル各々のESR信号強度スペクトル
の幅や高さを比較することによりこのサンプルのスピン
密度が求められる。
【0020】次に、各シリコン窒化膜のスピン密度DS
の、基板温度依存性及びSiH4流量依存性についてそ
れぞれ調べた。その結果を図3、図4に示した。
【0021】図3は、横軸に基板温度(℃)をとり縦軸
にスピン密度(×1017/cm−3)をとって両者の
関係を示した特性図である。図3中、IはSiH4/N
H3の流量比を30/300としかつ水素は添加しない
場合のスピン密度−基板温度特性、IIはSiH4/N
H3の流量比を15/300としかつ水素を流量300
sccmで添加した場合の同特性、III はSiH4
/NH3の流量比を30/300としかつ水素を流量3
00sccmで添加した場合の同特性である。
【0022】図4は、横軸にSiH4の流量(sccm
)をとり、縦軸にスピン密度(×1017/cm3)を
とって両者の関係をプロットして示した特性図である。 図4中、Iは水素は添加せず基板温度は250℃とした
場合のSiH4流量−スピン密度特性、IIは水素を流
量300sccmで添加し基板温度は200℃とした場
合の同特性、IIIは水素を流量300sccmで添加
し基板温度は250℃とした場合の同特性、IVは水素
を流量300sccmで添加し基板温度は300℃とし
た場合の同特性である。
【0023】図3及び図4から明らかなように、シリコ
ン窒化膜のスピン密度DSは、基板温度Tを高くするこ
とにより、また流量を30sccmとすることにより、
また水素を添加することにより、小さくなることが分る
【0024】次に、各シリコン窒化膜のESRで求めた
スピン密度DSと、当該シリコン窒化膜を絶縁膜として
構成したMISダイオードでのC−V特性から得られる
蓄積電荷密度σとの関係、さらに、スピン密度DSと、
IRで求めたN−H結合量nN−Hとの関係をそれぞれ
調べた。この結果を図1、図2に示した。
【0025】図1は、横軸に蓄積電荷密度(×1017
/cm3)をとり縦軸にスピン密度(×1017/cm
−3)をとって両者の関係をプロットして示した特性図
である。
【0026】図2は、横軸にN−H結合量nN−H(×
1022/cm3)をとり縦軸にスピン密度(×101
7/cm−3)をとって両者の関係をプロットして示し
た特性図である。
【0027】図1から明らかなように、スピン密度DS
と蓄積電荷密度σとは正の相関関係があることが分る。 また、図2から明らかなように、スピン密度DSとN−
H結合量nN−Hとは正の相関関係があることが分る。 なお、スピン密度DSと、電荷蓄積密度σとの相関関係
が比較的弱いのは、蓄積電荷の成因がシリコン窒化膜(
SiNX膜)中の局在準位だけでなくシリコン窒化膜と
MISダイオードを構成する他の構成成分との界面のト
ラップにもあるからと考えられる。
【0028】良質なシリコン窒化膜の条件は膜中の水素
量(この例でいえばnN−H)が少なく、蓄積電荷密度
が小さいことであるので、図1及び図2から明らかなよ
うに、スピン密度DSが小さいものは良質なシリコン窒
化膜であるといえる。そして、スピン密度DSを求める
ことにより、シリコン窒化膜中の水素濃度を求めるため
のIRと、蓄積電荷密度を求めるためのMISダイオー
ド作製及びC−V特性測定とを行わなくても良いことが
分る。
【0029】また、この出願に係る発明者は、ESR法
により求めたシリコン窒化膜のスピン密度を図1及び図
2にプロットする際に、ESR法実施時に得られるg値
も同時にプロットすることを試みた。図1及び図2にプ
ロットしたスピン密度のデータ中、△印で示したものは
そのg値が2.003であったことを示し、○印はg値
が2.004であったことを示し、□印はg値が2.0
05であったことを示している。
【0030】g値とN−H結合量nN−H及び電荷蓄積
密度σとに関しても正の相関が顕著に見られることが分
る。したがって、g値を求めることにより、シリコン窒
化膜中の水素濃度を求めるためのIRと、蓄積電荷密度
電荷を求めるためのMISダイオード作製及びC−V特
性測定とを行わなくても良いことが分る。さらに、g値
が2.003となるシリコン窒化膜がそうでない膜に比
べN−H結合量nN−H及び電荷蓄積密度σ共に小さく
なり良質な膜であると一義的にいえることが分る。
【0031】このことは、シリコン原子の最近接に3個
のN原子と1個のダングリングボンドとをもつシリコン
窒化膜のg値が2.003となり、シリコン原子の最近
接に3個のSi原子と1個のダングリングボンドとをも
つシリコン窒化膜のg値が2.005となることからも
うかがえる。そして、前者のシリコン窒化膜では、Si
原子、N原子が均一なネットワーク状に結合しかつその
組成比Si/Nが化学量論的な値1.33であるために
、スピン密度及びN−H結合が少なくなると考えられる
。また、後者のシリコン窒化膜ではSi原子がクラスタ
ー状に分布しているためN原子の結合手が余りこのN原
子にはSi原子の代わりにH原子が結合し易くなりその
結果N−H結合が増加すると考えられる。
【0032】なお、g値は、この実施例で用いたESR
装置JES−RE2Xでは、スピン密度を得るために測
定されるESR信号強度スペクトルをg値既知の標準サ
ンプルのそれと比較することにより自動的に求められる
。原理的には次のように求められる。図5はこの装置か
ら出力されるESR信号強度スペクトルのうちの微分形
で表示されたスペクトルを概略的に模写した図である。 縦軸はESR強度、横軸はこの場合g値となる。標準サ
ンプルのg値は2点に出ており、この例の場合はそれぞ
れ1.9810及び2.0033である。サンプルであ
るシリコン窒化膜のESR信号強度スペクトルは標準サ
ンプルの2つのg値間に現われる。そして、このシリコ
ン窒化膜のg値は、図5中のP点のx座標を2つのg値
を基に比例配分して求めることで決定される。このシリ
コン窒化膜の場合g値は2.0047となる。 3.シリコン窒化膜を保護膜として用いたTFTの特性
次に、g値が2.003となるシリコン窒化膜と、g値
が2.005となるシリコン窒化膜とをそれぞれアモル
ファスシリコン薄膜トランジスタ(以下、「TFT」と
略称する。)の最終保護膜として使用した場合の、各々
のTFTの特性を以下のように測定する。
【0033】実験に用いたTFTは、図6に断面図を以
って示したいわゆる逆スタガー型のTFTとした。具体
的には、ガラス基板31と、このガラス基板31上に形
成されたタンタルから成るゲート電極33と、このゲー
ト電極33を覆うように形成されたゲート絶縁膜35と
、このゲート絶縁膜35上に形成された活性層(a−S
i)37と、該活性層37上にオーミック層39を介し
形成されたソース電極41及びドレイン電極43と、最
終保護膜45とを具えて成っているものである。
【0034】まず、最終保護膜45を形成する前の状態
まで完成したTFTの閾値電圧、電界効果移動度、電流
−電圧特性をそれぞれ測定する。その後、g値2.00
3のシリコン窒化膜で最終保護膜45構成して実施例の
TFTを作製し、また、g値2.005のシリコン窒化
膜で最終保護膜45を構成して比較例のTFTを作製し
た。なお、g値2.003のシリコン窒化膜及びg値2
.005のシリコン窒化膜は、下記表1に示した条件で
それぞれ成膜した。ただし、表1中、g値2.005の
シリコン窒化膜は低質(比較例)と記載してあり、g値
2.003のシリコン窒化膜は良質(実施例)と記載し
てある(以下の各表において同じ。)。このg値2.0
03のシリコン窒化膜は、図1及び図2中のQで示した
データを得た膜に相当する。また、g値2.005のシ
リコン窒化膜、図1及び図2中のRで示したデータを得
た膜に相当する。
【0035】
【表1】
【0036】
【0037】次に、最終保護膜45を形成した実施例及
び比較例のTFT各々の閾値電圧、電界効果移動度及び
電流−電圧特性をそれぞれ測定する。そして、測定した
閾値電圧、電界効果移動度を最終保護膜形成前の閾値電
圧、電界効果移動度から減じることにより、最終保護膜
形成前後での閾値電圧の変化量ΔTT1と電界効果移動
度の変化量Δμ1とをそれぞれ求めた。この結果を下記
の表2に示した。
【0038】
【表2】
【0039】
【0040】次に、これら実施例及び比較例のTFTそ
れぞれに対し、ゲート・ソース間電圧VGS=20V、
ドレイン・ソース間電圧VDS=1V及びこれら電圧の
印加時間を1000秒とした条件のストレス試験を実施
した。そして、ストレス試験後の実施例及び比較例のT
FT各々の、閾値電圧、電界効果移動度及び電流−電圧
特性各々をそれぞれ測定する。そして、測定した閾値電
圧、電界効果移動度をストレス試験実施前の閾値電圧、
電界効果移動度から減じることにより、ストレス試験前
後での閾値電圧変動量ΔVT2、電界効果移動度の変化
量Δμ2、ドレイン電流の低下量ΔIDをそれぞれ求め
た。 この結果を下記の表3に示した。
【0041】
【表3】
【0042】
【0043】また、実施例のTFTについて、最終保護
膜形成前、最終保護膜形成後でストレス試験実施前及び
ストレス試験実施後各々で測定しておいた電流−電圧特
性を縦軸に電流をとり、横軸に電圧をとって、図7に示
した。同じく比較例のTFTの各電流−電圧特性を図8
に示した。図7及び図8各々において、Iが最終保護膜
形成前の特性、IIが最終保護膜形成後でストレス試験
実施前の特性、III がストレス試験実施後の特性で
ある。
【0044】表1〜表3並びに図7及び図8から明らか
なように、実施例及び比較例のTFTは最終保護膜形成
前後での特性変動は同等である。しかし、ストレス試験
実施前後での特性変動量は比較例のTFTの方が実施例
のTFTより大きい。このことから、最終保護膜をg値
が2.003のシリコン窒化膜で構成すると、そうしな
い場合に比べ経時変化の少ないTFTが得られることが
分る。
【0045】上述においてはこの発明のシリコン窒化膜
の評価方法の実施例について説明したが、この発明は上
述の実施例に限られるものではない。
【0046】例えば上述の実施例では評価するシリコン
窒化膜をプラズマCVD法によって形成した膜としてい
た。しかし、この発明の方法は、プラズマCVD法以外
の方法で形成した膜、例えばスパッタ法、レーザCVD
法、熱CVD法等の方法で形成した各膜に対しての適用
も期待できる。
【0047】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のシリコン窒化膜の評価方法によれば、少なくと
もシリコン窒化膜中の水素含有量測定と電荷蓄積密度測
定の2つの測定をg値を求めるという1回の測定に置き
換えられる。また、g値が2.003となるシリコン窒
化膜は良質であると判定できるので膜質評価を一義的に
行える。このため、シリコン窒化膜の膜質を従来より迅
速にかつ一義的に評価できる。また、シリコン窒化膜の
膜質評価をg値でも行えることによってより多面的に評
価できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリコン窒化膜におけるスピン密度及びg値の
蓄積電荷密度依存性を示した特性図である。
【図2】シリコン窒化膜におけるスピン密度及びg値の
N−H結合量依存性を示した特性図である。
【図3】シリコン窒化膜におけるスピン密度の膜生成時
基板温度依存性を示した特性図である。
【図4】シリコン窒化膜におけるスピン密度の膜生成ガ
ス(SiH4)流量依存性を示した特性図である。
【図5】g値の求め方の説明に供する図である。
【図6】実験に用いたTFT(薄膜トランジスタ)の構
造説明に供する図である。
【図7】実施例のTFTの最終保護膜形成前、ストレス
試験実施前後各々での電流−電圧特性を示した図である
【図8】比較例のTFTの最終保護膜形成前、ストレス
試験実施前後各々での電流−電圧特性を示した図である
【図9】評価対象のシリコン窒化膜を形成した装置(プ
ラズマCVD装置)の説明図である。
【符号の説明】
11:反応容器 13:ガス排出口 15:ガス供給口 17:上部電極 19:基板 21:下部電極 23:ヒータ 25:高周波電源 31:ガラス基板 33:ゲート電極 35:ゲート絶縁膜 37:活性層(a−Si層) 39:オーミック層 41:ソース電極 43:ドレイン電極 45:最終保護膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電子スピン共鳴法によりシリコン窒化
    膜の電子スピン共鳴信号のスペクトル分岐因子(g値)
    を測定し、該g値に基いて前記シリコン窒化膜の膜質評
    価を行うことを特徴とするシリコン窒化膜の膜質評価方
    法。
JP9657291A 1991-04-26 1991-04-26 シリコン窒化膜の膜質評価方法 Withdrawn JPH04326052A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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