JPH04328155A - 親水化処理組成物及び親水化処理方法 - Google Patents

親水化処理組成物及び親水化処理方法

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JPH04328155A
JPH04328155A JP12453791A JP12453791A JPH04328155A JP H04328155 A JPH04328155 A JP H04328155A JP 12453791 A JP12453791 A JP 12453791A JP 12453791 A JP12453791 A JP 12453791A JP H04328155 A JPH04328155 A JP H04328155A
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JP
Japan
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weight
acid
composition
polyester resin
water
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Pending
Application number
JP12453791A
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English (en)
Inventor
Yutaka Inoue
裕 井上
Hiromi Harakawa
浩美 原川
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親水化処理組成物及び親
水化処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】空調機の熱交換器は冷房時
に発生する凝縮水が水滴となってフィン間に水のブリッ
ジを形成し、空気の通風路を狭めるため通風抵抗が大き
くなって電力の損失、騒音の発生、水滴の飛散などの不
具合が発生する。かかる現象を防止する万策として、ア
ルミニウムフィン(以下フィンと称す。)の表面を親水
性にして水滴および水滴によるブリッジの形成を防止す
ることがなされている。
【0003】かかる熱交換器の表面親水化処理をおこな
う方法として、■アルミニウム板を成型加工してフィン
を作成し、このものを組立てたのち、表面処理剤(親水
性、防錆性)を浸漬、スプレー、シャワーなどの手段に
より塗布するいわゆるアフターコート法と、■あらかじ
めロールコータなどの手段によりアルミニウム板に表面
処理膜を形成したのち、この板にプレス成型加工を施し
てフィンを作成するいわゆるプレコート法の二方法があ
る。
【0004】前者■において、フィンの表面を親水性に
する方法で実用化されているものとしては(1)一般式
mSiO2 /nNa2 Oで示される水ガラスを塗布
する方法(例えば特開昭59−13078号公報など)
、(2)水溶性ポリアミド樹脂のような有機高分子樹脂
を主体とした溶液を塗布し、樹脂皮膜を形成する方法(
例えば特開昭61−250495号公報など)、(3)
ポリカルボン酸樹脂を塩基性中和剤で中和してなる樹脂
水溶液を塗布する方法などが挙げられるが、これらの技
術は実用化されていると言っても十分満足しうるもので
はなく、処理板の親水性の持続性(水滴接触角、全面水
漏性)、耐食性、臭気、プレス加工性、さらには処理液
の安定性などの点で未だ改良すべき問題点がある。例え
ば、水滴接触角が30°以下という良好な親水持続性を
示す前記(1)の水ガラスについてみてみるとこの材料
で処理したフィンは経時で処理皮膜面が粉状を呈するよ
うになり、通風時に飛散しセメント臭、あるいは薬品臭
が発生する。また熱交換器の運転時に発生する凝縮水に
よって水ガラスが加水分解し、フィン表面がアルカリ性
となるため孔食が起こり易く、また、腐食生成物である
水酸化アルミニウム粉末(白粉)が飛散することが知ら
れており、環境保全上の問題もある。一方前記(2)の
処理剤による方法では、被膜の耐水性が十分でなく、凝
縮水によって被膜が溶解しやすくなるため、フィン表面
の親水性の持続性さらには耐食性への影響などの問題が
あり、また、コストも高い。更に前記(3)の方法では
、フィンに形成された樹脂中和膜が経時で樹脂中の中和
剤が水により洗い出され膜の親水性が徐々に低下し親水
持続性が劣るという問題点がある。
【0005】また、空調機は近年小型軽量化が進んでお
り、熱交換器もコンパクト設計の為フィン間隔が小さく
なり、より高い親水性を要求され、水との接触角30°
以下であることが必須となってきている。
【0006】さらに、快適居住空間の提供を目的とする
為、最近は臭気の発生が問題視されている。初期の塗膜
臭や空調機内に発生する微生物が原因の(運転開始時の
)不快臭等に対する対策として防菌剤、防腐剤を混合し
た皮膜剤の使用等も提案されている(特開昭58−10
051号、特開昭61−168675号公報など)が未
だ十分ではない。
【0007】以上のように前述の■フィンのアフターコ
ート法において現在実用化されている親水性化処理剤で
は、かかる多くの要請に十分応えられるものでなく、該
法に対して特に好適であってかつより親水性に優れ臭気
にも有利な親水化処理組成物の開発が望まれている。
【0008】また後者■においても、フィンの成型加工
時に親水性被膜の破壊による耐食性の劣化などの問題点
が挙げられる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、多価アルコ
ール成分としてアルカノールアミン及びモノ又はポリエ
ーテルジオールを用い、酸成分としてC1 〜7 脂肪
族の2塩基酸を用いてなる水酸基含有含窒素ポリエステ
ル樹脂に硬化剤を配合した組成物を用いると前記した欠
点を全て解決することを見い出し、本発明を完成するに
至った。
【0010】即ち、本発明は、多価アルコール成分とし
て1分子中に少なくとも2個の水酸基を有するアルカノ
ールアミン及びモノ又はポリエーテルジオールを用い、
多塩基酸成分としてC1 〜7 脂肪族の2塩基酸を用
いてなる水酸基含有含窒素ポリエステル樹脂と硬化剤と
を硬化性樹脂組成物として含有すること、好ましくはさ
らに防菌剤を含有することを特徴とする親水化処理組成
物並びに該組成物をアルミニウム製熱交換器フィンに塗
布することを特徴とする親水化処理方法を提供するもの
である。
【0011】まず、本発明の親水化処理組成物について
述べる。
【0012】本発明組成物で用いる水酸基含有含窒素ポ
リエステル樹脂の多価アルコール成分であるアルカノー
ルアミンは、1分子中に2塩基酸成分のカルボキシル基
又は無水カルボキシル基と反応しうる水酸基を少なくと
も2個と孤立電子対をもつ窒素原子を有する官能基:

化1】 を少なくとも1個とを有する化合物であって、例えば、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプ
ロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、シク
ロヘキシルジイソプロパノールアミン、メチルジエタノ
ールアミン、メチルモノエタノールアミン、メチルジイ
ソプロパノールアミンなどがあり、これらは単独、もし
くは2種以上併用することができ、これらのうち特にメ
チルジエタノールアミン、メチルモノエタノールアミン
、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが好
ましい。
【0013】また、多価アルコール成分として用いるモ
ノ又はポリエーテルジオールは、分子中にエーテル結合
を1個以上、好ましくは1〜200個)、更に好ましく
は1〜100個有し、この分子主鎖の両末端に1級及び
/又は2級の水酸基をもつ鎖状化合物である。
【0014】モノ又はポリエーテルジオールとしては、
好ましくは、下記一般式(I):
【化2】 で表わされるポリエチレングリコール、一般式(II)
【化3】 で表わされるポリプロピレングリコール、構成単位式と
して
【化4】 を有しこの両末端がHOCH2 CH2 O−又は
【化
5】 であり、上記単位式(III)及び(IV)が単独もし
くは相互に繰返されていてもよく、その単位式(III
)及び(IV)の合計がnであるエチレン−プロピレン
グリコールが挙げられる。
【0015】上記一般式(I)及び(II)におけるn
及び単位式(III)及び(IV)の合計数であるnは
2〜200、好ましくは2〜100の整数である。該n
の数が2未満になると親水性に優れた被膜が形成できず
、一方、200を越えると耐水性、耐食性などが低下す
るので好ましくない。
【0016】多塩基酸成分は、1分子中に2個のカルボ
キシル基及び1分子中に1個の無水カルボキシル基を有
しかつカルボキシル基又は無水カルボキシル基に結合す
る残基はC1 〜7 の2価の飽和もしくは不飽和脂肪
族炭化水素基であるものが包含される。該脂肪族炭化水
素基としては、直鎖状もしくは分岐鎖状のいずれのもの
であってもよい。上記多塩基酸成分として、特に下記一
般式(V):   HOOCCm H2mCOOH         
                         
    (V)(mは1〜7の整数を示す。)で表わさ
れる、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、スベリン酸などの如き飽和脂肪族2塩基酸及びそ
の無水物(例えば無水コハク酸など)、下記一般式(V
I):  HOOCCp H2p−2COOH    
                         
       (VI)(pは1〜7の整数を示す。)
で表わされる、例えばフマル酸、イタコン酸などの如き
不飽和脂肪族2塩基酸及びその無水物(例えば無水マレ
イン酸など)並びに例えばテトラヒドロフタル酸、ヘキ
サヒドロフタル酸、3−メチルヘキサヒドロフタル酸、
3−メチルテトラヒドロフタル酸などの如き脂肪族2塩
基酸及びその無水物などが包含される。
【0017】多塩基酸の脂肪族の炭素数は1〜7、好ま
しくは1〜4の整数である。炭素数が7を越えると親水
性に優れた被膜が形成できない。
【0018】本発明で用いる水酸基含有含窒素ポリエス
テル樹脂は、上記多価アルコール成分とC1 〜7 脂
肪族2塩基酸とをエステル価反応させることによって製
造できる。
【0019】上記の多価アルコール成分と2塩基酸成分
とをエステル化反応させるにあたっての両成分の配合割
合は両成分の総合計量で多価アルコール成分約15〜8
5重量%、好ましくは約20〜75重量%、2塩基酸成
分約15〜85重量%、好ましくは約25〜80重量%
の範囲が適している。該多価アルコール成分の割合が約
85重量%を上回り、そして2塩基酸成分の割合が約1
5重量%を下回ると耐水性、耐食性などが低下し、一方
、多価アルコール成分の割合が約15重量%を下回り、
そして2塩基酸成分の割合が約85重量%を上回ると親
水性などが低下するので好ましくない。また、多価アル
コール成分中のアルコールアミン及びモノ又はポリエー
テルジオールの配合割合は両成分の総合計量でアルカノ
ールアミン約2〜40重量%、好ましくは約3〜30重
量%、モノ又はポリエーテルジオール約60〜98重量
%、好ましくは約70〜97重量%の範囲が適している
。アルカノールアミンの割合が約2重量%を下回り、そ
してモノ又はポリエーテルジオールの割合が約98重量
%上回ると流水浸漬後の親水性などが低下し、一方、ア
ルカノールアミンの割合が約40重量%を上回り、そし
てモノ又はポリエーテルジオールの割合が約60重量%
を下回ると初期の親水性などが低下するので好ましくな
い。
【0020】本発明組成物で用いる水酸基含有含窒素ポ
リエステル樹脂において、多価アルコール成分として、
上記モノ又はポリエーテルジオール以外のその他の多価
アルコールを必要に応じて配合できる。該その他の多価
アルコール成分としては、例えば、エチレングリコール
、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ブチレングリコール、ペンタンジオール
、ジメチルプロパンジオール、ヘキサンジオール、水素
化ビスフェノールA、シクロヘキサンジメタノール、ト
リメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘ
キサメチレングリコール、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、グリセリン、ジグリセリン、ジペ
ンタエリスリトール、ソルビトールなどが包含される。
【0021】該その他の多価アルコール成分を用いる場
合には、前記多価アルコール成分と前記脂肪族2塩基酸
との合計割合で約80重量%以下、好ましくは約70重
量%以下で配合される。配合割合が約80重量%を越え
ると被膜の親水性が低下するので好ましくない。
【0022】また、本発明組成物で用いる水酸基含有含
窒素ポリエステル樹脂において、多塩基酸成分として、
上記C1 〜7 脂肪族の2塩基酸以外のその他の多塩
基酸を必要に応じて配合できる。該その他の多塩基酸成
分としては、例えばアゼライン酸、セパシン酸、ドデシ
ニルコハク酸およびこれらの無水物などの脂肪族飽和二
塩基酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸およびこれらの無水物など
の芳香族多塩基酸、メチルシクロヘキセントリカルボン
酸、ヘット酸、テトラクロロフタル酸、ヘキサヒドロト
リメリット酸およびこれらの無水物などの脂環族多塩基
酸などが包含される。
【0023】該その他の多塩基酸成分を用いる場合には
、前記多価アルコール成分と前記脂肪族2塩基酸との合
計割合で約80重量%以下、好ましくは約70重量%以
下で配合される。配合割合が約80重量%を越えると被
膜の親水性が低下するので好ましくない。
【0024】本発明組成物で用いる水酸基含有含窒素ポ
リエステル樹脂において、分子量調製や要求される被膜
性能に応じて脂肪油及び脂肪酸以外の1塩基酸、例えば
安息香酸、P−tert安息香酸などの芳香族1塩基酸
を配合することができる。該芳香族1塩基酸は、通常、
前記多価アルコール成分と前記脂肪族2塩基酸との合計
割合で約40重量%以下の範囲で配合される。また、1
塩基酸として特にC8 以上の高級脂肪油又は脂肪酸を
用いると塗膜の親水性が低下するので好ましくない。
【0025】水酸基含有含窒素ポリエステル樹脂は、通
常のポリエステル樹脂と同様の条件、例えば150〜2
50℃で1〜15時間反応させることによって製造でき
る。
【0026】本発明組成物で用いる水酸基含有含窒素ポ
リエステル樹脂は、水酸基価約30〜250、好ましく
は約30〜200の範囲が適している。該水酸基価が約
30より小さくなると被膜の架橋密度が低下し耐久性に
優れた親水性被膜が得られ難く、一方、水酸基価が約2
50より大きくなると耐水性などが低下するので好まし
くない。
【0027】また、水酸基含有含窒素ポリエステル樹脂
は、被膜の耐久性及び親水性の観点から約500〜20
000、好ましくは約1000〜15000の範囲の平
均分子量をもつことが好ましい。更に、該ポリエステル
樹脂はカルボキシル基を必要に応じて含有させることも
でき、その含有量としては、例えば酸価約300以下の
範囲が好適である。
【0028】本発明組成物で用いる硬化剤は、上記水酸
基含有含窒素ポリエステル樹脂を加熱により架橋硬化せ
しめるためのものであって、該ポリエステル樹脂中の水
酸基と架橋反応する官能基(例えば、水酸基、アルキル
エーテル基、ブロックされたイソシアネート基など)を
有する化合物である。具体的にはメチロール化もしくは
1価アルコール(炭素数1〜5)から選ばれた1種以上
で変性したアルキルエーテル化されたメラミン樹脂、尿
素樹脂、ペンソグアナミン樹脂などがある。そして、ブ
ロックされたイソシアネート基を有する化合物は、イソ
シアネート化合物が有するイソシアネート基をブロック
剤でブロックしたものである。イソシアネート化合物と
してはトリレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネートとトリメチロールプロパンとの付加物、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート
、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加物、
キシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート
などがあり、ブロック剤としてはフェノール、チオ尿素
、メタノール、プロバノール、n−ブタノール、t−ブ
タノール、アセト酢酸エチル、マロン酸ジメチル、ε−
カプロラクタムなどがあげられる。
【0029】本発明組成物は上記の水酸基含有含窒素ポ
リエステル樹脂と硬化剤とを主成分としており、該両成
分の構成比率は、該両成分の合計量にもとずいて、水酸
基含有含窒素ポリエステル樹脂97〜60重量%、特に
95〜70重量%、硬化剤3〜40重量%、特に5〜3
0重量%は好ましい。
【0030】本発明組成物は、有機溶剤及び/又は水を
溶媒もしくは分散媒する液状組成物である。
【0031】また、本発明組成物で使用される水酸基含
有含窒素ポリエステル樹脂は、該樹脂中にカルボキシル
基を含まなくとも水に対する溶解性が優れることから水
を主な溶媒とする水性組成物として用いることができる
。また、該樹脂は樹脂中にカルボキシル基を含まなくと
も水に容易に溶解もしくは分散することができる。
【0032】本発明組成物において、特に製造の面並び
に環境保全及び安全性の面から水酸基含有含窒素ポリエ
ステル樹脂及び硬化剤を有機溶剤に溶解としたものを水
中に分散した水性組成物として用いることが好ましい。
【0033】上記有機溶剤としては水酸基含有含窒素ポ
リエステル樹脂及び硬化剤を溶解し、これらの成分に対
して実質的に不活性なもの、例えばトルエン、キシレン
、ナフサ、ミネラルスピリット、オクタン、シクロヘキ
サンなどの炭化水素系、メタノール、エタノール、ブタ
ノール、シクロヘキサノール、ヘプタノールなどのアル
コール系、ジオキサン、メチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、メチルカルビトールなどが使用できる。
【0034】本発明組成物は、必要に応じて防菌剤を含
有していてもよく、防菌剤は次の条件を備えていること
が必要である。(1)低毒性で安全性が高いこと、(2
)熱、光、酸、アルカリなどに対して安定であり、水に
対して難溶性であり、かつ持続性にすぐれていること、
(3)低濃度で殺菌性を有するか、または菌の発育を阻
止する能力を有すること、(4)組成物に配合しても効
力が低下しないこと、また、組成物の安全性を阻害しな
いこと、(5)フィン表面に形成した被膜の親水性およ
びフィンの耐食性を阻害しないことなどである。
【0035】かかる条件に適合する防菌剤は公知の脂肪
族系および芳香族系の有機化合物および無機化合物であ
る。たとえば2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾ
ール、n−(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミ
ド、N−ジメチル−N′−フェノール−N′−(フルオ
ロジクロロメチルチオ)−スルファミド、o−フェニル
フェノール、10,10′−オキシビスフェノキシアル
シン、ジンクピリチオン、2,3,5,6−テトラクロ
ロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,4,5,
6−テトラクロロイソフタロニトリル、ジヨードメチル
−p−トルイルスルホン、2−ベンツイミダゾールカル
バミン酸メチル、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジ
サルファイド、N−(トリクロロメチルチオ)−4−シ
クロヘキセン1,2−ジカルボキシイミドおよびメタホ
ウ酸バリウム、ホウ酸銅、ホウ酸亜鉛、亜鉛−銅−銀−
ゼオライトなどが代表的なものである。これらの防菌剤
は単独もしくは併用することができる。
【0036】上記防菌剤の配合割合は上記水酸基含有含
窒素ポリエステル樹脂の合計量に対し、固形分重量比で
1〜30重量%さらには5〜20重量%の範囲にあるこ
とが好ましい。配合量が30重量%を超えると組成物の
安全性および造膜性を阻害し、また、得られる被膜の親
水性および素材の耐食性を阻害する傾向がある。
【0037】本発明組成物は、さらに公知の界面活性剤
、消泡剤などを必要に応じて含有することができる。
【0038】本発明の親水化処理方法はかくして得られ
た組成物を、アルミニウム製フィンの親水化処理剤とし
て濃度を適宜調整し、従来既知の方法、例えば浸漬塗装
、シャワー塗装、スプレー塗装、ロール塗装などによっ
てフィンあるいは成型された熱交換器フィンに塗布せし
め乾燥させることによって行なわれる。
【0039】本発明の方法においては、脱脂、洗浄のみ
施されたフィン無処理材へ本発明組成物を塗布せしめて
も実用的な親水性被膜を形成しうるが、十分に脱脂処理
を施したフィンに従来公知のアルミニウム用表面処理で
あるリン酸クロメート処理、又はクロム酸クロメート処
理などを施した上で、本発明組成物を塗布せしめ、親水
性被膜を形成することが耐食性等の点から好ましい。
【0040】本発明の方法により得られる親水性被膜は
膜厚で0.2〜5μm、さらには0.5〜3μmの範囲
が好ましい。膜厚が0.2μm未満であると親水性の持
続性が十分でなくなったり、また5μmを越えるとフィ
ンの放熱効率が低下するおそれがある。
【0041】本発明組成物は特に浸漬塗装に対して好適
であり、かかる浸漬塗装する場合には、処理剤の固形分
濃度を通常2〜10重量%の範囲に調整した浴とし、こ
の浴にてフィンを浸漬塗装する。浸漬塗装するフィンは
通常、予め成型、組立てられた熱交換器アルミニウム製
フィンであり、このものを浴中に浸漬し、引上げた後、
適当な焼付条件、例えば120〜200℃で10〜30
分間焼付けることによって前述の被膜厚を有する親水性
被膜を得ることができる。
【0042】本発明組成物は、プラスチック製のフィル
ム、成型品、セラミックス成型品、ほか建造物、器物な
どの成型物の結露防止、着雪氷防止の被膜剤として使用
することもできる。
【0043】
【作用及び発明の効果】本発明に用いる水酸基含有含窒
素ポリエステル樹脂は、多価アルコール成分であるアル
カノールアミンが1分子中に少なくとも2個の水酸基を
有する化合物であって、該水酸基は2塩基酸成分とエス
テル化しており、これに含まれる窒素原子はポリエステ
ル樹脂主鎖中に存在し、このものが被膜に親水性を付与
するものと考える。また、樹脂の側鎖に含窒素が存在す
る。例えばポリエステル樹脂にヒドロキシルアミン化合
物を後付加して得られるものもみられるが、このもので
は初期の被膜の親水性は向上するが、水溶出が多いため
に親水性の持続性が低下し、また、メラミン樹脂との架
橋性も低下する。上記した如く、本発明で用いるポリエ
ステル樹脂は主鎖中に窒素原子を含むので親水性の持続
性及びメラミン樹脂との架橋性が優れた被膜が形成でき
る。
【0044】また、もう一方の多価アルコール成分であ
るモノ又はポリエーテルジオールは分子中にエーテル結
合をもつ、両末端に水酸基を有する化合物であって、該
水酸基は2塩基酸成分とエステル化しており、これに含
まれるエーテル結合はポリエステル樹脂主鎖を形成する
。このため被膜全体での親水性が向上するとともに該エ
ーテル結合は化学的に安定であり全く加水分解されない
ので長期にわたって被膜の親水性を持続することができ
る。
【0045】本発明の組成物を用いた処理方法によって
形成されたアルミニウムフィン材は、従来の問題点であ
った親水持続性(全面水濡性と水との接触角30°以下
)および連続成形加工性(耐金型摩耗性)に優れている
。さらに防黴剤を配合することによって上記性能を維持
しながら防黴性の向上、臭気発生の抑制という効果を示
す。
【0046】
【実施例】以下、製造例、実施例及び比較例を挙げて、
本発明を具体的に説明する。
【0047】製造例1 トリエチレングリコール41.5重量部、ジエタノール
アミン12.4重量部、アジピン酸46.1重量部およ
びキシレン3重量部からなる混合物を、窒素ガス雰囲気
中で、攪拌しながら160〜230℃において約8時間
反応させて本発明で用いる含窒素ポリエステル樹脂を得
た。該樹脂に関し、水酸基価は190、酸価は15、多
塩基酸/多価アルコール(モル比)は0.8、アルカノ
ールアミン含有率は12.4重量%であった。
【0048】製造例2 ポリエチレングリコール400(重量平均分子量400
)65.8重量部、トリエタノールアミン6.1重量部
、テトラヒドロ無水フタル酸28.1重量部およびキシ
レン3重量部からなる混合物を上記製造例1と同様にし
て反応せしめて本発明で用いる含窒素ポリエステル樹脂
を作成した。該樹脂に関し、水酸基価は82.3、酸価
は35、多塩基酸成分/多価アルコール成分(モル比)
は0.9、アルカノールアミン含有率は2.2重量%で
あった。
【0049】製造例3 エチレングリコール10.8重量部、ポリエチレングリ
コール600(重量平均分子量600)52.7重量部
、メチルモノエタノールアミン6.6重量部、無水コハ
ク酸29.9重量部およびキシレン3重量部からなる混
合物を前記製造例1と同様にして反応せしめて本発明で
用いる含窒素ポリエステル樹脂を作成した。該樹脂に関
し、水酸基価は144.5、酸価は30、多塩基酸成分
/多価アルコール成分(モル比)は0.85、アルカノ
ールアミン含有率は6.6重量%であった。
【0050】製造例4 ネオペンチルグリコール33.5重量部、トリエタノー
ルアミン11.9重量部、テトラヒドロ無水フタル酸5
4.6重量部およびキシレン3重量部からなる混合物を
製造例1と同様にして反応して、比較例用ポリエステル
樹脂を作成した。
【0051】製造例5 ネオペンチルグリコール35.1重量部、グリセリン7
.7重量部、テトラヒドロ無水フタル酸57.2重量部
およびキシレン3重量部からなる混合物を製造例1と同
じ条件で反応して比較例用ポリエステル樹脂を作成した
【0052】実施例1 製造例1で得たポリエステル樹脂70重量部(固形分)
及び「ベッカミンN」(大日本インキ化学工業社製、水
溶性尿素樹脂液)30重量部(固形分)の混合物を水で
希釈して固形分7%の親水化処理組成物を得た。
【0053】ついでアルミニウム板(A1050、板厚
0.1mm)をアルカリ脱脂剤(日本シービーケミカル
(株)製、商品名「ケミクリーナー561B」)で脱脂
したのち、クロメート処理剤(日本パーカライジング(
株)製、商品名「アルクロム713」)でクロメート処
理(クロム換算塗着量50mg/m2 )を行ない、こ
れを被塗物として、上記親水化処理組成物を乾燥被膜で
1μmになるように塗布し、160℃で30分間焼付け
し、親水化処理被膜を形成させた。
【0054】得られた親水化処理板について親水性、耐
食性、防菌性などの試験を行なった。その試験結果を表
−2に示す。
【0055】実施例2〜4および比較例1〜2表−1に
示す配合とする以外は実施例1と同様に行なって固形分
7%の親水化処理組成物を得て、実施例1と同様にして
親水化処理被膜を形成させた。尚、表−1の配合量は、
固形分表示である。
【0056】得られた親水化処理板については、実施例
1と同様の試験を行ない、その試験結果は表−2のとお
りである。
【0057】
【表−1】
【0058】表−2における試験方法は下記方法にて行
なった。 (*1)水濡性:処理板にプレス油を塗布した後、この
処理板をトリクレン(東亜合成化学(株)製、商品名「
トリクレン−S」)の蒸気で5分間脱脂処理を施した板
を水道水流水(流水量処理板1平方米当り15kg/時
)中に500時間浸漬したのち、引き上げたときの処理
板表面の水の濡れ状態を目視で判定する。全面が水で濡
れている状態を良好(○)とした。水をはじく状態を不
良(×)とした。 (*2)接触角:処理板と水との接触角の測定は、処理
板を80℃で5分間乾燥したのち、協和化学(株)製コ
ンタクタングルメーターDCAA型で測定する。 (*3)耐食性:JIS−Z−2371塩水噴霧試験法
に準ずる。試験時間は500時間とした。白サビ、フク
レの発生のない場合を良好(○)とした。 (*4)防菌性:JIS−Z−2911に準ずる。それ
ぞれの処理板に対して下記の試験菌の混合胞子懸濁液を
噴霧し、27℃の温度下に28日間静置したのち処理膜
面の黴の繁殖度合を目視観察する。処理膜面に黴の発生
、付着がない状態のものを良好(○)とした。塗面に黴
の発生、付着がある状態のものを不良(×)とした。
【表1】
【表2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多価アルコール成分として1分子中に
    少なくとも2個の水酸基を有するアルカノールアミン及
    びモノ又はポリエーテルジオールを用い、多塩基酸成分
    としてC1 〜7 脂肪族の2塩基酸を用いてなる水酸
    基含有含窒素ポリエステル樹脂と硬化剤とを硬化性樹脂
    組成物として含有することを特徴とする親水化処理組成
    物。
  2. 【請求項2】  請求項1の組成物に防菌剤を配合する
    ことを特徴とする親水化処理組成物。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2の組成物をアルミニウ
    ム製熱交換器フィンに塗布することを特徴とする親水化
    処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012023555A1 (ja) * 2010-08-19 2012-02-23 東洋製罐株式会社 酸素吸収性接着剤用樹脂及び酸素吸収性接着剤

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