JPH04328123A - 親水化処理組成物及び親水化処理方法 - Google Patents

親水化処理組成物及び親水化処理方法

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JPH04328123A
JPH04328123A JP12463391A JP12463391A JPH04328123A JP H04328123 A JPH04328123 A JP H04328123A JP 12463391 A JP12463391 A JP 12463391A JP 12463391 A JP12463391 A JP 12463391A JP H04328123 A JPH04328123 A JP H04328123A
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weight
acid
polyester resin
water
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Application number
JP12463391A
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English (en)
Inventor
Yutaka Inoue
裕 井上
Hiromi Harakawa
浩美 原川
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親水化処理組成物及び親
水化処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】空調機の熱交換器は冷房時
に発生する凝縮水が水滴となってフィン間に水のブリッ
ジを形成し、空気の通風路を狭めるため通風抵抗が大き
くなって電力の損失、騒音の発生、水滴の飛散などの不
具合が発生する。かかる現象を防止する方策として、ア
ルミニウムフィン(以下フィンと称す。)の表面を親水
性にして水滴および水滴によるブリッジの形成を防止す
ることがなされている。
【0003】かかる熱交換器の表面親水化処理をおこな
う方法として、■アルミニウム板を成型加工してフィン
を作成し、このものを組立てたのち、表面処理剤(親水
性、防錆性)を浸漬、スプレー、シャワーなどの手段に
より塗布するいわゆるアフターコート法と、■あらかじ
めロールコータなどの手段によりアルミニウム板に表面
処理膜を形成したのち、この板にプレス成型加工を施し
てフィンを作成するいわゆるプレコート法の二方法があ
る。
【0004】前者■において、フィンの表面を親水性に
する方法で実用化されているものとしては(1)一般式
mSiO2 /nNa2 Oで示される水ガラスを塗布
する方法(例えば特開昭59−13078号公報など)
、(2)水溶性ポリアミド樹脂のような有機高分子樹脂
を主体とした溶液を塗布し、樹脂皮膜を形成する方法(
例えば特開昭61−250495号公報など)、(3)
ポリカルボン酸樹脂を塩基性中和剤で中和してなる樹脂
水溶液を塗布する方法などが挙げられるが、これら技術
は実用化されていると言っても十分満足しうるものでは
なく、処理板の親水性の持続性(水滴接触角、全面水濡
性)、耐食性、臭気、プレス加工性、さらには処理液の
安定性などの点で未だ改良すべき問題点がある。例えば
、水滴接触角が20°以下という良好な親水持続性を示
す前記(1)の水ガラスについてみてみるとこの材料で
処理したフィンは経時で処理皮膜面が粉状を呈するよう
になり、通風時に飛散しセメント臭、あるいは薬品臭が
発生する。また熱交換器の運転時に発生する凝縮水によ
って水ガラスが加水分解し、フィン表面がアルカリ性と
なるため孔食が起こり易く、また、腐食生成物である水
酸化アルミニウム粉末(白粉)が飛散することが知られ
ており、環境保全上の問題もある。一方前記(2)の処
理剤による方法では、被膜の耐水性が十分でなく、凝縮
水によって被膜が溶解しやすくなるため、フィン表面の
親水性の持続性さらには耐食性への影響などの問題があ
り、また、コストも高い。更に前記(3)の方法では、
フィンに形成された樹脂中和膜が経時で樹脂の中和剤が
水により洗い出され膜の親水性が徐々に低下し親水持続
性が劣るという問題点がある。
【0005】また、空調機は近年小型軽量化が進んでお
り、熱交換器もコンパクト設計の為フィン間隔が小さく
なり、より高い親水性を要求され、水との接触角30°
以下であることが必須となってきている。
【0006】さらに、快適居往空間の提供を目的とする
為、最近は臭気の発生が問題視されている。初期の塗膜
臭や空調機内に発生する微生物が原因の(運転開始時の
)不快臭等に対する対策として防菌剤、防腐剤を混合し
た皮膜剤の使用等も提案されている(特開昭58−10
051号、特開昭61−168675号公報など)が未
だ十分ではない。
【0007】以上のように前述の■フィンのアフターコ
ート法において現在実用化されている親水化処理剤では
、かかる多くの要請に十分応えられるものではなく、該
法に対して特に好適であってかつより親水性に優れ臭気
にも有利な親水化処理組成物の開発が望まれている。
【0008】また後者■においても、フィンの成型加工
時に親水性被膜の破壊による耐食性の劣化などの問題点
が挙げられる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、多価アルコ
ール成分として1分子中に2個の水酸基及び1分子中に
3個以上の水酸基をそれぞれ有するモノ又はポリエーテ
ルポリオール混合物を用い、酸成分としてC1 〜7 
脂肪族二塩基酸を用いてなる水酸基含有ポリエステル樹
脂に硬化剤を配合した組成物を用いると前記した欠点を
全て解決することを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0010】即ち、本発明は、多価アルコール成分とし
て、1分子中に2個の水酸基及び1分子中に3個以上の
水酸基をそれぞれ有するモノ又はポリエーテルポリオー
ル混合物を用い、多塩基酸成分としてC1 〜7 脂肪
族二塩基酸を用いてなる水酸基含有ポリエステル樹脂と
硬化剤とを硬化性樹脂組成物として含有すること、好ま
しくはさらに防菌剤を含有することを特徴とする親水化
処理組成物並びに該組成物をアルミニウム製熱交換器フ
ィンに塗布することを特徴とする親水化処理方法に関す
る。
【0011】まず、本発明親水化処理組成物について述
べる。本発明組成物は水酸基含有ポリエステル樹脂及び
硬化剤とを硬化性樹脂組成物として含有する液状組成物
である。
【0012】水酸基含有ポリエステル樹脂は、多価アル
コール成分として1分子中に2個の水酸基を有するモノ
又はポリエーテルポリオール(以下、このものを「ポリ
エーテルジオール」と略す。)及び1分子中に3個以上
の水酸基を有するモノ又はポリエーテルポリオール(以
下、このものを「ポリエーテルポリオール」と略す。)
を用い、多塩基酸成分としてC1 〜7 脂肪族二塩基
酸を用いてなる水酸基含有ポリエステル樹脂である。
【0013】ポリエーテルジオールは、分子中にエーテ
ル結合を1個以上、好ましくは1〜200個、更に好ま
しくは1〜100個有し、その分子主鎖の両末端に1級
及び/又は2級の水酸基をもつ鎖状化合物である。
【0014】上記ポリエーテルジオールとしては、好ま
しくは、下記一般式(I):
【化1】 で表わされるポリエチレングリコール、一般式(II)
 :
【化2】 で表わされるポリプロピレングリコール、構成単位式と
して、
【化3】
【0015】上記一般式(I)及び(II) における
n及び単位式(III)及び(IV)の合計数であるn
は2〜200、好ましくは2〜100の整数である。該
nの数が2未満になると親水性に優れた塗膜が形成でき
ず、一方、200を越えると耐水性、耐食性などが低下
するので好ましくない。
【0016】また、ポリエーテルジオールのもつ水酸基
の種類としては、水酸基含有ポリエステル樹脂の合成の
しやすさなどの観点から1級の水酸基が好ましい。
【0017】ポリエーテルポリオールは、1分子中にエ
ーテル結合を1個以上、好ましくは約1〜600個、更
に好ましくは約3〜300個有し、かつ1分子中に3個
以上の水酸基を含有する分技鎖状化合物である。エーテ
ル結合が1個未満になると親水性に優れた被膜が形成で
きない。また600個を越えると耐水性、耐食性などが
低下するのでこの範囲内にすることが好ましい。
【0018】該ポリエーテルポリオールとしては、例え
ば3価以上の多価アルコールを原料とし環状エーテルを
付加重合させることによって得られたものが使用できる
【0019】3価以上の多価アルコールは、環状エーテ
ルと重合する水酸基を分子中に3個以上有するものであ
って具体的には例えばグリセリン、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールエタン、ジグリセリン、トリグリ
セリン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトールな
どが包含される。上記した中でもトリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン、グリセリン、ペンタエリス
リトールなどが好ましい。また上記多価アルコールは1
種もしくは2種以上組合わせて使用できる。
【0020】環状エーテルは、環式構造の中に1個のエ
ーテル結合をもつ化合物であり、具体的にはエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどが
挙げられる。これらのものは1種もしくは2種以上組合
わせて使用できる。また、これらの中でもエチレンオキ
シド及びプロピレンオキシドが好ましい。
【0021】ポリエーテルポリオールの具体例としては
、例えば一般式(V):
【化4】 で表わされるトリメチロールエタンのエチレンオキシド
又はプロピレンオキシド付加重合体、一般式(VI) 
【化5】 で表わされるトリメチロールプロパンのエチレンオキシ
ド又はプロピレンオキシド付加重合体、一般式(VII
):
【化6】 で表わされるグリセリンのエチレンオキシド又はプロピ
レンオキシド付加重合体、一般式(VIII):
【化7
】 で表わされるペンタエリスリトールのエチレンオキシド
又はプロピレンオキシド付加重合体などが好適なものと
して挙げられる。
【0022】また、一般式(VI)〜(VIII)にお
いてmの数は、m1 ,m2 ,m3 及びm4 の総
合係数が1以上、好ましくはm1 〜m4 のそれぞれ
の数が1〜200、更に、好ましくは1〜100の整数
である。また、m1 〜m4 の数は同一もしくは異な
っていてもよい。
【0023】多塩基酸成分は、1分子中に2個のカルボ
キシル基及び1分子中に1個の無水カルボキシル基を有
しかつカルボキシル基又は無水カルボキシル基に結合す
る残基はC1 〜7 の2価の飽和もしくは不飽和脂肪
族炭化水素基であるものが包含される。該脂肪族炭化水
素基としては、直鎖状もしくは分岐鎖状のいずれのもの
であってもよい。
【0024】上記多塩基酸成分として、特に、下記一般
式(IX): HOOC  Ct H2tC00H         
 (IX)(tは1〜7の整数を示す。) で表わされる、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸
、アジピン酸、スペリン酸などの如き飽和脂肪族2塩基
酸及びその無水物(例えば無水コハク酸など)、下記一
般式(X) : HOOC  Cp H2p−2COOH       
 (X)(pは1〜7の整数を示す。) で表わされる、例えばフマル酸、イタコン酸などの如き
不飽和脂肪族2塩基酸及びその無水物(例えば無水マレ
イン酸など)並びに例えばテトラヒドロフタル酸、ヘキ
サヒドロフタル酸、3−メチルヘキサヒドロフタル酸、
3−メチルテトラヒドロフタル酸などの如き脂肪族二塩
基酸及びその無水物などが包含される。
【0025】多塩基酸の脂肪族の炭素数は1〜7、好ま
しくは1〜4の整数である。炭素数が7を越えると親水
性に優れた被膜が形成できない。
【0026】本発明で用いる水酸基含有ポリエステル樹
脂は、上記多価アルコール成分とC1 〜7 脂肪族2
塩基酸とをエステル化反応させることによって製造でき
る。
【0027】上記の多価アルコール成分と2塩基酸成分
とをエステル化反応させるにあたっての両成分の配合割
合は両成分の総合計量で多価アルコール成分約15〜8
5重量%、好ましくは約20〜75重量%、2塩基酸成
分約15〜85重量%、好ましくは約25〜80重量%
の範囲が適している。該多価アルコール成分の割合が約
85重量%を上回り、そして2塩基酸成分の割合が約1
5重量%を下回ると耐水性、耐食性などが低下し、一方
、多価アルコール成分の割合が約15重量%を下回り、
そして2塩基酸成分の割合が約85重量%を上回ると親
水性などが低下するので好ましくない。また、多価アル
コール成分中のポリエーテルジオール及びポリエーテル
ポリオールの配合割合は両成分の総合計量でポリエーテ
ルジオール約30〜95重量%、好ましくは約40〜9
0重量%、ポリエーテルポリオール約5〜70重量%、
好ましくは約10〜60重量%の範囲が適している。ポ
リエーテルジオールの割合が約30重量%を下回り、そ
してポリエーテルポリオールの割合が約70重量%を上
回るとポリエステルの製造安定性などが低下し、一方、
ポリエーテルジオールの割合が約95重量%を上回り、
そしてポリエーテルポリオールの割合が約5重量%を下
回ると親水性などが低下するので好ましくない。
【0028】本発明組成物で用いる水酸基含有ポリエス
テル樹脂において、多価アルコール成分として、上記ポ
リエーテルジオールおよびポリエーテルポリオール以外
のその他の多価アルコールを必要に応じて配合できる。 該その他の多価アルコール成分としては、例えばエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール
、ネオペンチルグリコール、ブチレングリコール、ペン
タンジオール、ジメチルプロパンジオール、ヘキサンジ
オール、水素化ビスフエノールA、シクロヘキサンジメ
タノール、トリメチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ジグリ
セリン、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミン、シクロヘ
キシルジイソプロパノールアミン、メチルジエタノール
アミン、メチルジイソプロパノールアミンなどが包含さ
れる。
【0029】該その他の多価アルコール成分を用いる場
合には、前記多価アルコール成分と前記脂肪族2塩基酸
との合計割合で約80重量%以下、好ましくは約70重
量%以下で配合される。配合割合が約80重量%を越え
ると被膜の親水性が低下するので好ましくない。
【0030】また、本発明組成物で用いる水酸基含有ポ
リエステル樹脂において、多塩基酸成分として、上記C
1 〜7 脂肪族の2塩基酸以外のその他の多塩基酸を
必要に応じて配合できる。該その他の多塩基酸成分とし
ては、例えばアゼライン酸、セバシン酸、ドデシニルコ
ハク酸およびこれらの無水物などの脂肪族飽和2塩基酸
、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸およびこれらの無水物などの芳香
族多塩基酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、ヘ
ット酸、テトラクロロフタル酸、ヘキサヒドロトリメリ
ット酸およびこれらの無水物などの脂環族多塩基酸など
が包含される。
【0031】該その他の多塩基酸成分を用いる場合には
、前記多価アルコール成分と前記脂肪族二塩基酸との合
計割合で約80重量%以下、好ましくは約70重量%以
下で配合される。配合割合が約80重量%を越えると被
膜の親水性が低下するので好ましくない。
【0032】本発明組成物で用いる水酸基含有ポリエス
テル樹脂において、分子量調製や要求される塗膜性能に
応じて脂肪油及び脂肪酸以外の1塩基酸、例えば安息香
酸、P−tert−安息香酸などの芳香族1塩基酸を配
合することができる。該芳香族1塩基酸は、通常、前記
多価アルコール成分と前記脂肪族2塩基酸との合計割合
で約40重量%以下の範囲で配合される。また、1塩基
酸として特にC8 以上の高級脂肪油又は脂肪酸を用い
ると被膜の親水性が低下するので好ましくない。
【0033】水酸基含有ポリエステル樹脂は、通常のポ
リエステル樹脂と同様の条件、例えば150〜250℃
で1〜15時間反応させることによって製造できる。
【0034】本発明組成物で用いる水酸基含有ポリエス
テル樹脂は、水酸基価約30〜250、好ましくは約3
0〜200の範囲が適している。該水酸基価が約30よ
り小さくなると被膜の架橋密度が低下し耐久性に優れた
親水性被膜が得られ難く、一方、水酸基価が約250よ
り大きくなると耐水性などが低下するので好ましくない
【0035】また、水酸基含有ポリエステル樹脂は、被
膜の耐久性及び親水性の観点から約500〜20000
、好ましくは約1000〜15000の範囲の平均分子
量をもつことが好ましい。更に、該ポリエステル樹脂は
カルボキシル基を必要に応じて含有させることもでき、
その含有量としては、例えば酸価約300以下の範囲が
好適である。
【0036】本発明組成物で用いる硬化剤は、上記水酸
基含有ポリエステル樹脂を加熱により架橋硬化せしめる
ためのものであって、該ポリエステル樹脂中の水酸基と
架橋反応する官能基(例えば、水酸基、アルキルエーテ
ル基、ブロックされたイソシアネート基など)を有する
化合物である。具体的にはメチロール化もしくは1価ア
ルコール(炭素数1〜5)から選ばれた1種以上で変性
したアルキルエーテル化されたメラミン樹脂、尿素樹脂
、ベンゾグアナミン樹脂などがある。そして、ブロック
されたイソシアネート基を有する化合物は、イソシアネ
ート化合物が有するイソシアネート基をブロック剤でブ
ロックしたものである。イソシアネート化合物としては
トリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート
とトリメチロールプロパンとの付加物、ジフエニルメタ
ンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネートとトリメチロールプロパンとの付加物、キシリ
レンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどが
あり、ブロック剤としてはフエノール、チオ尿素、メタ
ノール、プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノー
ル、アセト酢酸エチル、マロン酸ジメチル、ε−カプロ
ラクタムなどがあげられる。
【0037】本発明組成物は上記の水酸基含有ポリエス
テル樹脂と硬化剤とを主成分としており、該両成分の構
成比率は、該両成分の合計量にもとずいて、水酸基含有
ポリエステル樹脂97〜60重量%、特に95〜70重
量%、硬化剤3〜40重量%、特に5〜30重量%が好
ましい。
【0038】本発明組成物は、有機溶剤及び/又は水を
溶媒もしくは分散媒とする液状組成物である。また、本
発明組成物で使用される水酸基含有ポリエステル樹脂は
、水に対する溶解性が優れることから水を主な溶媒とす
る水性組成物として用いることができる。また、該樹脂
は樹脂中にカルボキシル基を含まなくとも水に容易に溶
解もしくは分散することができる。
【0039】本発明組成物において、特に製造の面及び
環境保全及び安全性の面から水酸基含有ポリエステル樹
脂及び硬化剤を有機溶剤に溶解したものを水中に分散し
た水性組成物として用いることが好ましい。
【0040】上記有機溶剤としては水酸基含有ポリエス
テル樹脂及び硬化剤を溶解し、これらの成分に対して実
質的に不活性なもの、例えばトルエン、キシレン、ナフ
サ、ミネラルスピリット、オクタン、シクロヘキサンな
どの炭化水素系、メタノール、エタノール、ブタノール
、シクロヘキサノール、ヘプタノールなどのアルコール
系、ジオキサン、メチルセロソルプ、ブチルセロソルプ
、メチルカルビトールなどが使用できる。
【0041】本発明組成物は、必要に応じて防菌剤を含
有していてもよく、防菌剤は次の条件を備えていること
が必要である。 (1)低毒性で安全性が高いこと、(2)熱、光、酸、
アルカリなどに対して安定であり、水に対して難溶性で
あり、かつ持続性にすぐれていること、(3)低濃度で
殺菌性を有するか、または菌の発育を阻止する能力を有
すること、(4)組成物に配合しても効力が低下しない
こと、また、組成物の安全性を阻害しないこと、(5)
フィン表面に形成した被膜の新水性およびフィンの耐食
性を阻害しないことなどである。
【0042】かかる条件に適合する防菌剤は公知の脂肪
族系および芳香族系の有機化合物ならびに無機化合物で
ある。たとえば2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダ
ゾール、n−(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイ
ミド、N−ジメチル−N´−フェノール−N´−(フル
オロジクロロメチルチオ)−スルファミド、o−フェニ
ルフェノール、10,10´−オキシビスフェノキシア
ルシン、ジンクピリチオン、2,3,5,6−テトラク
ロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,4,5
,6−テトラクロロイソフタロニトリル、ジヨードメチ
ル−p−トルイルスルホン、2−ベンツイミダゾールカ
ルバミン酸メチル、ビス(ジメチルチオカルバモイル)
ジサルファイド、N−(トリクロロメチルチオ)4−シ
クロヘキセン1,2−ジカルボキシイミドおよびメタホ
ウ酸バリウム、ホウ酸銅、ホウ酸亜鉛、亜鉛−銅−銀−
ゼオライトなどが代表的なものである。これらの防菌剤
は単独もしくは併用することができる。
【0043】上記防菌剤の配合割合は上記水酸基含有ポ
リエステル樹脂の合計量に対し、固形分重量比で1〜3
0重量%さらには5〜20重量%の範囲にあることが好
ましい。配合量が30重量%を超えると組成物の安全性
、造膜性を阻害し、また、得られる被膜の親水性および
素材の耐食性を阻害する傾向がある。
【0044】本発明組成物は、さらに公知の界面活性剤
、消泡剤などを必要に応じて含有することができる。
【0045】本発明の親水化処理方法はかくして得られ
た組成物を、アルミニウム製フィンの親水化処理剤とし
て濃度を適宜調整し、従来既知の方法、例えば浸漬塗装
、シャワー塗装、スプレー塗装、ロール塗装などによっ
てフィンあるいは成型された熱交換器フィンに塗布せし
め乾燥させることによって行なわれる。
【0046】本発明の方法においては、脱脂、洗浄のみ
施されたフィン無処理材へ本発明組成物を塗布せしめて
も実用的な親水性被膜を形成しうるが、十分に脱脂処理
を施したフィンに従来公知のアルミニウム用表面処理で
あるリン酸クロメート処理、又はクロム酸クロメート処
理などを施した上で、本発明組成物を塗布せしめ、親水
性被膜を形成することが耐食性等の点から好ましい。
【0047】本発明の方法により得られる親水性被膜は
膜厚で0.2〜5μm、さらには0.5〜3μmの範囲
が好ましい。膜厚が0.2μm未満であると親水性の持
続性が十分でなくなったり、また5μmを越えるとフィ
ンの放熱効率が低下するおそれがある。
【0048】本発明組成物は特に浸漬塗装に対して好適
であり、かかる浸漬塗装する場合には、処理剤の固形分
濃度を通常2〜10重量%の範囲に調整した浴とし、こ
の浴にてフィンを浸漬塗装する。浸漬塗装するフィンは
通常、予め成型、組立てられた熱交換器アルミニウム製
フィンであり、このものを浴中に浸漬し、引上げた後、
適当な焼付条件、例えば120〜200℃で10〜30
分間焼付けることによって前述の被膜厚を有する親水性
被膜を得ることができる。
【0049】本発明組成物は、プラスチック製のフィル
ム成型品、セラミックス成型品、ほか建造物、器物など
の成型物の結露防止、着雪氷防止の被膜剤として使用す
ることもできる。
【0050】
【作用及び発明の効果】本発明に用いる水酸基含有ポリ
エステル樹脂は、ポリエーテルジオール成分と脂肪族2
塩基酸成分によりエーテル結合をもつ直鎖状構造が形成
されるので被膜の親水性が優れしかもポリエーテルポリ
オール成分と脂肪族2塩基酸成分によりエーテル結合を
もつ分岐状構造が形成され被膜の親水持続性が良くなっ
たものと考える。また、樹脂中に含まれるエーテル結合
は親水性を付与するとともに化学的に安定であり全く加
水分解されないので長期にわたって被膜の親水性を持続
することができる。更に、ポリエーテルジオール及びポ
リエーテルポリオールと組合わせて用いる2塩基酸成分
は、比較的炭素数の短かい脂肪族2塩基酸であり、これ
自体親水性が比較的高いので被膜の親水化に良い影響を
与える。
【0051】本発明組成物を用いた処理方法によって形
成されたアルミニウムフィン材は、従来の問題点であっ
た親水持続性(全面水濡性と水との接触角30°以下)
、連続成形加工性(耐金型摩耗性)に優れている。 さらに防菌剤を配合することによって上記性能を維持し
ながら防菌性の向上、臭気発生の抑制という効果を示す
【0052】
【実施例】以下、製造例、実施例、及び比較例を挙げて
、本発明を具体的に説明する。
【0053】製造例1 ポリエチレングリコール200(重量平均分子量200
)28.8重量部、グリセリンのエチレンオキシド10
モル付加物51.1重量部、無水マレイン酸20.1重
量部およびキシレン3重量部からなる混合物を、窒素ガ
ス雰囲気中で、攪拌しながら160〜230℃において
約8時間反応して本発明で用いるポリエステル樹脂を得
た。該樹脂に関し、水酸基価は128、酸価は30、多
塩基酸/多価アルコール(モル比)は0.85であった
【0054】製造例2 ポリエチレングリコール400(重量平均分子量400
)51.7重量部、ペンタエリスリトールのプロピレン
オキサイド20モル付加物29.5重量部、アジピン酸
18.8重量部およびキシレン3重量部からなる混合物
を上記製造例1と同様にして反応せしめて本発明で用い
るポリエステル樹脂を作成した。該樹脂に関し、水酸基
価は74、酸価は20、多塩基酸成分/多価アルコール
成分(モル比)は0.85であった。
【0055】製造例3 ポリプロピレングリコール200(重量平均分子量20
0)27.4重量部、トリメチロールエタンのエチレン
オキサイド15モル付加物45.8重量部、テトラヒド
ロ無水フタル酸268重量部およびキシレン3重量部か
らなる混合物を前記製造例1と同様にして反応せしめて
本発明で用いるポリエステル樹脂を作成した。該樹脂に
関し、水酸基価は117、酸価は60、多塩基酸成分/
多価アルコール成分(モル比)は0.9であった。
【0056】ポリエチレングリコール400(重量平均
分子量400)70.2重量部、ペンタエリスリトール
4.2重量部、アジピン酸25.6重量部およびキシレ
ン3重量部からなる混合物を製造例1と同様にして反応
して、比較例用ポリエステル樹脂を作成した。
【0057】製造例5 エチレングリコール26.7重量部、ペンタエリスリト
ール10.4重量部、アジピン酸62.9重量部および
キシレン3重量部からなる混合物を製造例1と同じ条件
で反応して比較例用ポリエステル樹脂を作成した。
【0058】実施例1 製造例1で得たポリエステル樹脂70重量部(固形分)
及び「ベッカミンN」(大日本インキ化学工業社製、水
溶性尿素樹脂液)30重量部(固形分)の混合物を水で
希釈して固形分7%の親水化処理組成物を得た。
【0059】ついでアルミニウム板(A1050、板厚
0.1mm)をアルカリ脱脂剤(日本シーピーケミカル
(株)製、商品名「ケミクリーナー561B」)で脱脂
したのち、クロメート処理剤(日本バーカライジング(
株)製、商品名「アルクロム713」)でクロメート処
理(クロム換算塗着量50mg/m2 )を行ない、こ
れを被塗物として、上記親水化処理組成物を乾燥被膜で
1μmになるように塗布し、160℃で30分間焼付け
し、親水化処理被膜を形成させた。
【0060】得られた親水化処理板について親水性、耐
食性、防菌性などの試験を行なった。その試験結果を表
−2に示す。
【0061】実施例2〜4および比較例1〜2表−1に
示す配合とする以外は実施例1と同様に行なって固形分
7%の親水化処理組成物を得て、実施例1と同様にして
親水化処理被膜を形成させた。尚、表−1の配合量は、
固形分表示である。
【0062】得られた親水化処理板については、実施例
1と同様の試験を行ない、その試験結果は表−2のとお
りである。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】 表−2における試験方法は下記方法にて行なった。 (*1)水濡性:塗板にプレス油を塗布した後、この塗
板をトリクレン(東亜合成化学(株)製、商品名「トリ
クレン−S」の蒸気で5分間脱脂処理を施した板を水道
水流水(流水量塗板1平方米当り15kg/時)中に5
00時間浸漬したのち、引き上げたときの塗板表面の水
の濡れ状態を目視で判定する。全面が水で濡れている状
態を良好(〇)とした。水をはじく状態を不良(×)と
した。 (*2)接触角:塗板と水との接触角の測定は、処理板
を80℃で5分間乾燥したのち、協和化学(株)製コン
タクタングルメーターDCAA型で測定する。 (*3)耐食性:JIS−Z−2371塩水噴霧試験法
に準ずる。試験時間は500時間とした。白サビ、フク
レの発生のない場合を良好(〇)とした。 (*4)防菌性:JIS−Z−2911に準ずる。それ
ぞれの処理板に対して下記の試験菌の混合胞子懸濁液を
噴霧し、27℃の温度下に28日間静置したのち処理板
面の菌(黴)の繁殖度合を目視観察する。被膜表面に菌
の発生、付着がない状態のものを良好(〇)とした。被
膜表面に黴の発生、付着がある状態のものを不良(×)
とした。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多価アルコール成分として、1分子中
    に2個の水酸基及び1分子中に3個以上の水酸基をそれ
    ぞれ有するモノ又はポリエーテルポリオール混合物を用
    い、多塩基酸成分としてC1 〜7 脂肪族二塩基酸を
    用いてなる水酸基含有ポリエステル樹脂と硬化剤とを硬
    化性樹脂組成物として含有することを特徴とする親水化
    処理組成物。
  2. 【請求項2】  請求項1の組成物に防菌剤を配合する
    ことを特徴とする親水化処理組成物。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2の組成物をアルミニウ
    ム製熱交換器フィンに塗布することを特徴とする親水化
    処理方法。
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