JPH0433304B2 - - Google Patents
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- JPH0433304B2 JPH0433304B2 JP63095286A JP9528688A JPH0433304B2 JP H0433304 B2 JPH0433304 B2 JP H0433304B2 JP 63095286 A JP63095286 A JP 63095286A JP 9528688 A JP9528688 A JP 9528688A JP H0433304 B2 JPH0433304 B2 JP H0433304B2
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- Japan
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- weight
- aromatic
- formula
- composition
- vinyl
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、帯電防止性に優れ、機械的性質、成
形加工性が良好な熱可塑性樹脂組成物に関するも
のであり、埃などの付着する恐れのある電子電気
機器のハウジングやケース類などに好適な材料を
提供するものである。 〔従来の技術及び発明の解決しようとする課題〕 周知のように、芳香族ポリカーボネート樹脂は
強靭で耐衝撃性、電気的性質に優れ、寸法安定性
も良好であり、かつ優れた透明性を有することか
ら、有用なエンジニアリングプラスチツクとして
広範囲に利用されている。しかし、溶融粘度が高
く、電気電子機器のハウジング類などの大型成形
品や肉厚の薄い成形品の金型には充填しずらく、
シヨート・モールド、縮緬模様を呈し良好な成形
品が得られ難い。 これらの欠点を改良する為に、特公昭38−
15225号公報にはABS樹脂を配合することが教示
されている。しかし、本組成物は耐衝撃性や成形
加工性は改良されものの、プラスチツク特有の高
い表面抵抗率を持ち、埃など付着し易いという欠
点を有する。 この欠点を解決する方法として種々の検討がな
されているが、帯電防止性の改良が必ずしも十分
ではなく、かつ、帯電防止剤によつてポリカーボ
ネート樹脂分が分解し、良好な物性を有する成形
品が得られ難いという欠点があつた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、ポリカーボネート樹脂の帯電防止
性、加工性を改良すべく検討した結果完成したも
のである。 即ち本発明は、 (A) 芳香族ポリカーボネート樹脂30〜99重量%と (B) ABS樹脂70〜1重量% との合成樹脂組成物100重量部に対して (C) 式()で示されるアルキルスルホネートも
しくは式()で示されるアルキルベンゼンス
ルホネート R1SO3M ……() (式中、R1,R2は炭素数8〜22の直鎖もしく
は分岐鎖アルキル基、Mはアルカリ金属を示す。)
と、酸性基を有するポリエチレンワツクスとを含
有する帯電防止剤0.5〜5重量部を添加してなる
帯電防止性熱可塑性樹脂組成物を提供するもので
ある。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明の(A)芳香族ポリカーボネート樹脂とは、
芳香族ジヒドロキシ又はこれと少量のポリヒドロ
キシ化合物をホスゲン又は炭酸のジエステルと反
応させることによつて作られる分岐してもよい熱
可塑性ポリカーボネート重合体である。芳香族ジ
ヒドロキシ化合物の一例は、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフエニル)プロパン(=ビスフエノー
ルA)、テトラメチルビスフエノールA、テトラ
ブロムビスフエノールA、ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ハイ
ドロキノン、レゾルシノール、4,4−ジヒドロ
キシジフエニルなどであり、特にビスフエノール
Aが好ましい。また、分岐した芳香族ポリカーボ
ネート樹脂を得るには、フロログルシン、4,6
−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシ
フエニル)ヘプテン−2、4,6−ジメチル−
2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニル)ヘ
プタン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ
(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテン−3、4,
6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキ
シフエニル)ヘプタン、1,3,5−トリ(4−
ヒドロキシフエニル)ベンゼン、1,1,1−ト
リ(4−ヒドロキシフエニル)エタンなどで例示
されるポリヒドロキシ化合物、及び3,3−ビス
(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール
(=イサチンビスフエノール)、5−クロルイサチ
ン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロムイサ
チンなどを前記ジヒドロキシ化合物の一部、例え
ば0.1〜2モル%をポリヒドロ化合物で置換する。
更に分子量を調節するのに適した一価芳香族ヒド
ロキシ化合物としては、m−及びp−メチルフエ
ノール、m−及びp−プロピルフエノール、p−
ブロムフエノール、p−tert−ブチルフエノール
及びp−長鎖アルキル置換フエノールなどが好ま
しい。芳香族ポリカーボネート樹脂としては、代
表的にはビス(4−ヒドロキシフエニル)アルカ
ン系ジヒドロキシ化合物、特にビスフエノールA
を主原料とするポリカーボネートが挙げられ、2
種以上の芳香族ジヒドロキシ化合物を併用して得
られるポリカーボネート共重合体、3価のフエノ
ール系化合物を少量併用して得られる分岐化ポリ
カーボネートも挙げることができる。芳香族ポリ
カーボネート樹脂は2種以上の混合物として用い
てもよい。 本発明の(B)成分のABS樹脂とは、通常、共役
ジエン系ゴム−芳香族ビニル−シアン化ビニルグ
ラフト共重合体単独又はこれに芳香族ビニル−シ
アン化ビニル共重合体を90重量%以下の量で配合
してなるものである。 ここに共役ジエン系ゴム−芳香族ビニル−シア
ン化ビニルグラフト共重合体とは、共役ジエンを
必須成分としてなるゴム質重合体に芳香族ビニル
化合物とシアン化ビニルとを必須成分としてグラ
フト重合したグラフト重合体である。グラフト重
合体中の共役ジエン系ゴムとグラフト重合用化合
物との組成比には特に制限はないが、共役ジエン
系ゴム5〜70重量%及びグラフト重合用化合物95
〜30重量%であることが好ましい。更に、グラフ
ト重合用化合物に於ける芳香族ビニルとシアン化
ビニルとの組成比も特に制限はないが、芳香族ビ
ニル50〜80重量%及びシアン化ビニル50〜20重量
%であることが好ましい。 また、芳香族ビニル−シアン化ビニル共重合体
における芳香族ビニルとシアン化ビニルとの組成
比には特に制限はないが、芳香族ビニル55〜85重
量%及びシアン化ビニル45〜15重量%であること
が好ましく、粘度もジメチルホルムアミド中、30
℃において0.60〜1.50の範囲が好ましい。 上記のグラフト共重合体又は共重合体中の共役
ジエン系ゴムとしては、ポリブタジエンやブタジ
エン−スチレン共重合体、ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体、ブタジエン−アクリル酸エス
テル共重合体などのブタジエン系ゴム状重合体を
挙げることができる。また、芳香族ビニルとして
は、スチレン、ハロゲン化スチレン、ビニルトル
エン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレンな
どが例示され、特にスチレンが良く、シアン化ビ
ニルとしては、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、α−ハロゲン化アクリロニトリルなどが
例示され、特にアクリロニトリルが良い。なお、
芳香族ビニルやシアン化ビニルの一部を他のビニ
ル化合物、例えば、(メタ)アクリル酸エステル
類、酢酸ビニル、塩化ビニルなど、特に(メタ)
アクリル酸エステル類で置換したものも好まし
い。 本発明で使用される(C)成分は、式()で示さ
れるアルキルスルホネートもしくは式()で示
されるアルキルベンゼンスルホネート R1SO3M ……() (式中、R1,R2は炭素数8〜22の直鎖もしく
は分岐鎖アルキル基、Mはアルカリ金属を示す。)
と、酸性基を有するポリエチレンワツクスとを含
有する帯電防止剤である。 この帯電防止剤中のスルホネート化合物に対す
る酸性基を有するポリエチレンワツクスの割合
は、0.5〜50重量%が好ましく、更に好ましくは
2〜25重量%である。 本発明における酸性基を有するポリエチレンワ
ツクスとしては、分子量(MW)が500〜10000、
酸価(AV,mg/g)が10〜300のものが望まし
く、酸性基としてはカルボキシル基、スルホン酸
基等が挙げられる。かかる酸性基を有するポリエ
チレンワツクスは、例えばポリエチレンワツクス
に酸化反応により酸性基を導入したり、或いはポ
リエチレンワツクス重合時に酸性基を有するモノ
マーを共重合したりして得られる。 また、本発明の組成物の耐ケーキング性を向上
させる目的で、少量の二酸化ケイ素を併用しても
良い。 本発明の熱可塑性樹脂組成物における樹脂成分
の比率は、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂は30〜
99重量%、好ましくは40〜95重量%であり、(B)共
役ジエン系ゴム−芳香族ビニル−シアン化ビニル
グラフト共重合体100〜10重量%と芳香族ビニル
−シアン化ビニルグラフト共重合体0〜90重量%
との混合物は1〜70重量%、好ましくは5〜60重
量%の範囲である。また、この組成物100重量部
に対して(C)成分である帯電防止剤は0.5〜5重量
部、好ましくは1〜3重量部の範囲である。(A)成
分が30重量%未満では耐熱性がエンジニアリン
グ・プラスチツクに要求される水準に至らず、寸
法安定性も不良となる。(B)成分が1重量%未満で
は成形性の改良効果が不十分であり、更に、この
組成物100重量部に対する(C)成分の配合量が0.5重
量部未満では帯電防止性の改良が不十分であり、
5重量部を超えると耐熱性が低下することとなる
ので好ましくない。 以上の如くである本発明の熱可塑性樹脂組成物
には、所望に応じて安定剤、顔料、染料、難燃
剤、滑剤等の各種添加剤や無機或いは有機の繊維
物質といつた補強材やガラスビーズなどの各種充
填剤を配合することができ、さらには、本発明の
特性を害さない範囲で、他の樹脂成分を配合して
も良い。例えばビスフエノールA又はテトラブロ
ムビスフエノールAからのポリカーボネート・オ
リゴマーを成形性、難燃性や表面特性の改良に、
ポリエステルカーボネートやポリアリレート(例
えば、商品名:Uポリマー、ユニチカ(株))な
どの耐熱性ポリエステル類を耐熱性の改良に配合
することが挙げられる。 本発明の熱可塑性樹脂組成物を調整するに当た
つては、従来公知の方法が採用されれば良く、押
出機、バンバリーミキサー、ロール等で混練する
方法が適宜選択される。 〔実施例〕 以下、実施例及び比較例によつて説明するが、
「部」は特に断らない限り重量基準である。 実施例1,2及び比較例1,2,3,4 ビスフエノールAを原料とする芳香族ポリカー
ボネート樹脂(帝人化成(株)、パンライトL−
1250)、ABS樹脂(東レ(株))、トヨラツクス
100)、帯電防止剤をそれぞれ第1表に示す割合で
ブレンダーに入れ、30分間混合した。 得られた混合物を40mmベント付き押出機に供給
し、シリンダー温度230〜250℃で溶融練してペレ
ツトとした。このペレツトを熱風乾燥機で110〜
120℃、5時間以上乾燥した後、射出成形によつ
て物性測定用試験片を作製し、物性を測定した。 また帯電防止剤を加えた場合の樹脂組成物の着
色を調べた。即ち、スガ試験機(株)のSMカラ
ーコンピユーター(SM−3型)を使用し、酸化
ポリエチレンワツクスおよび/または帯電防止剤
を添加した場合と無添加の場合の、成形品表面の
色差(ΔE)を測定した。その値が大きいほど着
色性が大きく、帯電防止剤として適当でない。試
験結果を第1表に示した。 比較のため、ポリカーボネート樹脂単独(比較
例1)、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂との組
成物(比較例2)、ポリカーボネート樹脂とABS
樹脂との組成物に酸化低分子量ポリエチレンワツ
クスのみ添加したもの(比較例3)及びスルホネ
ートのみを添加したもの(比較例4)について実
施例と同様の方法でペレツト、試験片を作製して
物性測定および樹脂着色性を調査した。試験結果
を第1表に示した。 尚、表の記載は下記による。 Q値:高化式フローテスター、荷重160Kg/cm2、
温度240℃において、1mmφ×100mmLのノズ
ルよりの樹脂の流出量、但し比較例1は温度
280℃である。 (単位;×10-2c.c./sec) IZ:アイゾツト衝撃値、厚み3.2mm、ノツチ付き
(単位;Kg・cm/cm) HDT:熱変形温度、荷重18.6Kg/cm2
形加工性が良好な熱可塑性樹脂組成物に関するも
のであり、埃などの付着する恐れのある電子電気
機器のハウジングやケース類などに好適な材料を
提供するものである。 〔従来の技術及び発明の解決しようとする課題〕 周知のように、芳香族ポリカーボネート樹脂は
強靭で耐衝撃性、電気的性質に優れ、寸法安定性
も良好であり、かつ優れた透明性を有することか
ら、有用なエンジニアリングプラスチツクとして
広範囲に利用されている。しかし、溶融粘度が高
く、電気電子機器のハウジング類などの大型成形
品や肉厚の薄い成形品の金型には充填しずらく、
シヨート・モールド、縮緬模様を呈し良好な成形
品が得られ難い。 これらの欠点を改良する為に、特公昭38−
15225号公報にはABS樹脂を配合することが教示
されている。しかし、本組成物は耐衝撃性や成形
加工性は改良されものの、プラスチツク特有の高
い表面抵抗率を持ち、埃など付着し易いという欠
点を有する。 この欠点を解決する方法として種々の検討がな
されているが、帯電防止性の改良が必ずしも十分
ではなく、かつ、帯電防止剤によつてポリカーボ
ネート樹脂分が分解し、良好な物性を有する成形
品が得られ難いという欠点があつた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、ポリカーボネート樹脂の帯電防止
性、加工性を改良すべく検討した結果完成したも
のである。 即ち本発明は、 (A) 芳香族ポリカーボネート樹脂30〜99重量%と (B) ABS樹脂70〜1重量% との合成樹脂組成物100重量部に対して (C) 式()で示されるアルキルスルホネートも
しくは式()で示されるアルキルベンゼンス
ルホネート R1SO3M ……() (式中、R1,R2は炭素数8〜22の直鎖もしく
は分岐鎖アルキル基、Mはアルカリ金属を示す。)
と、酸性基を有するポリエチレンワツクスとを含
有する帯電防止剤0.5〜5重量部を添加してなる
帯電防止性熱可塑性樹脂組成物を提供するもので
ある。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明の(A)芳香族ポリカーボネート樹脂とは、
芳香族ジヒドロキシ又はこれと少量のポリヒドロ
キシ化合物をホスゲン又は炭酸のジエステルと反
応させることによつて作られる分岐してもよい熱
可塑性ポリカーボネート重合体である。芳香族ジ
ヒドロキシ化合物の一例は、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフエニル)プロパン(=ビスフエノー
ルA)、テトラメチルビスフエノールA、テトラ
ブロムビスフエノールA、ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ハイ
ドロキノン、レゾルシノール、4,4−ジヒドロ
キシジフエニルなどであり、特にビスフエノール
Aが好ましい。また、分岐した芳香族ポリカーボ
ネート樹脂を得るには、フロログルシン、4,6
−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシ
フエニル)ヘプテン−2、4,6−ジメチル−
2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニル)ヘ
プタン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ
(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテン−3、4,
6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキ
シフエニル)ヘプタン、1,3,5−トリ(4−
ヒドロキシフエニル)ベンゼン、1,1,1−ト
リ(4−ヒドロキシフエニル)エタンなどで例示
されるポリヒドロキシ化合物、及び3,3−ビス
(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール
(=イサチンビスフエノール)、5−クロルイサチ
ン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロムイサ
チンなどを前記ジヒドロキシ化合物の一部、例え
ば0.1〜2モル%をポリヒドロ化合物で置換する。
更に分子量を調節するのに適した一価芳香族ヒド
ロキシ化合物としては、m−及びp−メチルフエ
ノール、m−及びp−プロピルフエノール、p−
ブロムフエノール、p−tert−ブチルフエノール
及びp−長鎖アルキル置換フエノールなどが好ま
しい。芳香族ポリカーボネート樹脂としては、代
表的にはビス(4−ヒドロキシフエニル)アルカ
ン系ジヒドロキシ化合物、特にビスフエノールA
を主原料とするポリカーボネートが挙げられ、2
種以上の芳香族ジヒドロキシ化合物を併用して得
られるポリカーボネート共重合体、3価のフエノ
ール系化合物を少量併用して得られる分岐化ポリ
カーボネートも挙げることができる。芳香族ポリ
カーボネート樹脂は2種以上の混合物として用い
てもよい。 本発明の(B)成分のABS樹脂とは、通常、共役
ジエン系ゴム−芳香族ビニル−シアン化ビニルグ
ラフト共重合体単独又はこれに芳香族ビニル−シ
アン化ビニル共重合体を90重量%以下の量で配合
してなるものである。 ここに共役ジエン系ゴム−芳香族ビニル−シア
ン化ビニルグラフト共重合体とは、共役ジエンを
必須成分としてなるゴム質重合体に芳香族ビニル
化合物とシアン化ビニルとを必須成分としてグラ
フト重合したグラフト重合体である。グラフト重
合体中の共役ジエン系ゴムとグラフト重合用化合
物との組成比には特に制限はないが、共役ジエン
系ゴム5〜70重量%及びグラフト重合用化合物95
〜30重量%であることが好ましい。更に、グラフ
ト重合用化合物に於ける芳香族ビニルとシアン化
ビニルとの組成比も特に制限はないが、芳香族ビ
ニル50〜80重量%及びシアン化ビニル50〜20重量
%であることが好ましい。 また、芳香族ビニル−シアン化ビニル共重合体
における芳香族ビニルとシアン化ビニルとの組成
比には特に制限はないが、芳香族ビニル55〜85重
量%及びシアン化ビニル45〜15重量%であること
が好ましく、粘度もジメチルホルムアミド中、30
℃において0.60〜1.50の範囲が好ましい。 上記のグラフト共重合体又は共重合体中の共役
ジエン系ゴムとしては、ポリブタジエンやブタジ
エン−スチレン共重合体、ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体、ブタジエン−アクリル酸エス
テル共重合体などのブタジエン系ゴム状重合体を
挙げることができる。また、芳香族ビニルとして
は、スチレン、ハロゲン化スチレン、ビニルトル
エン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレンな
どが例示され、特にスチレンが良く、シアン化ビ
ニルとしては、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、α−ハロゲン化アクリロニトリルなどが
例示され、特にアクリロニトリルが良い。なお、
芳香族ビニルやシアン化ビニルの一部を他のビニ
ル化合物、例えば、(メタ)アクリル酸エステル
類、酢酸ビニル、塩化ビニルなど、特に(メタ)
アクリル酸エステル類で置換したものも好まし
い。 本発明で使用される(C)成分は、式()で示さ
れるアルキルスルホネートもしくは式()で示
されるアルキルベンゼンスルホネート R1SO3M ……() (式中、R1,R2は炭素数8〜22の直鎖もしく
は分岐鎖アルキル基、Mはアルカリ金属を示す。)
と、酸性基を有するポリエチレンワツクスとを含
有する帯電防止剤である。 この帯電防止剤中のスルホネート化合物に対す
る酸性基を有するポリエチレンワツクスの割合
は、0.5〜50重量%が好ましく、更に好ましくは
2〜25重量%である。 本発明における酸性基を有するポリエチレンワ
ツクスとしては、分子量(MW)が500〜10000、
酸価(AV,mg/g)が10〜300のものが望まし
く、酸性基としてはカルボキシル基、スルホン酸
基等が挙げられる。かかる酸性基を有するポリエ
チレンワツクスは、例えばポリエチレンワツクス
に酸化反応により酸性基を導入したり、或いはポ
リエチレンワツクス重合時に酸性基を有するモノ
マーを共重合したりして得られる。 また、本発明の組成物の耐ケーキング性を向上
させる目的で、少量の二酸化ケイ素を併用しても
良い。 本発明の熱可塑性樹脂組成物における樹脂成分
の比率は、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂は30〜
99重量%、好ましくは40〜95重量%であり、(B)共
役ジエン系ゴム−芳香族ビニル−シアン化ビニル
グラフト共重合体100〜10重量%と芳香族ビニル
−シアン化ビニルグラフト共重合体0〜90重量%
との混合物は1〜70重量%、好ましくは5〜60重
量%の範囲である。また、この組成物100重量部
に対して(C)成分である帯電防止剤は0.5〜5重量
部、好ましくは1〜3重量部の範囲である。(A)成
分が30重量%未満では耐熱性がエンジニアリン
グ・プラスチツクに要求される水準に至らず、寸
法安定性も不良となる。(B)成分が1重量%未満で
は成形性の改良効果が不十分であり、更に、この
組成物100重量部に対する(C)成分の配合量が0.5重
量部未満では帯電防止性の改良が不十分であり、
5重量部を超えると耐熱性が低下することとなる
ので好ましくない。 以上の如くである本発明の熱可塑性樹脂組成物
には、所望に応じて安定剤、顔料、染料、難燃
剤、滑剤等の各種添加剤や無機或いは有機の繊維
物質といつた補強材やガラスビーズなどの各種充
填剤を配合することができ、さらには、本発明の
特性を害さない範囲で、他の樹脂成分を配合して
も良い。例えばビスフエノールA又はテトラブロ
ムビスフエノールAからのポリカーボネート・オ
リゴマーを成形性、難燃性や表面特性の改良に、
ポリエステルカーボネートやポリアリレート(例
えば、商品名:Uポリマー、ユニチカ(株))な
どの耐熱性ポリエステル類を耐熱性の改良に配合
することが挙げられる。 本発明の熱可塑性樹脂組成物を調整するに当た
つては、従来公知の方法が採用されれば良く、押
出機、バンバリーミキサー、ロール等で混練する
方法が適宜選択される。 〔実施例〕 以下、実施例及び比較例によつて説明するが、
「部」は特に断らない限り重量基準である。 実施例1,2及び比較例1,2,3,4 ビスフエノールAを原料とする芳香族ポリカー
ボネート樹脂(帝人化成(株)、パンライトL−
1250)、ABS樹脂(東レ(株))、トヨラツクス
100)、帯電防止剤をそれぞれ第1表に示す割合で
ブレンダーに入れ、30分間混合した。 得られた混合物を40mmベント付き押出機に供給
し、シリンダー温度230〜250℃で溶融練してペレ
ツトとした。このペレツトを熱風乾燥機で110〜
120℃、5時間以上乾燥した後、射出成形によつ
て物性測定用試験片を作製し、物性を測定した。 また帯電防止剤を加えた場合の樹脂組成物の着
色を調べた。即ち、スガ試験機(株)のSMカラ
ーコンピユーター(SM−3型)を使用し、酸化
ポリエチレンワツクスおよび/または帯電防止剤
を添加した場合と無添加の場合の、成形品表面の
色差(ΔE)を測定した。その値が大きいほど着
色性が大きく、帯電防止剤として適当でない。試
験結果を第1表に示した。 比較のため、ポリカーボネート樹脂単独(比較
例1)、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂との組
成物(比較例2)、ポリカーボネート樹脂とABS
樹脂との組成物に酸化低分子量ポリエチレンワツ
クスのみ添加したもの(比較例3)及びスルホネ
ートのみを添加したもの(比較例4)について実
施例と同様の方法でペレツト、試験片を作製して
物性測定および樹脂着色性を調査した。試験結果
を第1表に示した。 尚、表の記載は下記による。 Q値:高化式フローテスター、荷重160Kg/cm2、
温度240℃において、1mmφ×100mmLのノズ
ルよりの樹脂の流出量、但し比較例1は温度
280℃である。 (単位;×10-2c.c./sec) IZ:アイゾツト衝撃値、厚み3.2mm、ノツチ付き
(単位;Kg・cm/cm) HDT:熱変形温度、荷重18.6Kg/cm2
以上の詳細な説明及び実施例、比較例から明白
なように、本発明の組成物はポリカーボネート樹
脂−ABS樹脂組成物の物性を大幅に低下させる
ことなく、帯電防止性を改良した組成物が得られ
るものであり、埃などの付着する恐れのある電子
電気機器のハウジングやケース類などに好適な材
料を提供するものである。
なように、本発明の組成物はポリカーボネート樹
脂−ABS樹脂組成物の物性を大幅に低下させる
ことなく、帯電防止性を改良した組成物が得られ
るものであり、埃などの付着する恐れのある電子
電気機器のハウジングやケース類などに好適な材
料を提供するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 芳香族ポリカーボネート樹脂30〜99重量
%と (B) ABS樹脂70〜1重量% との合成樹脂組成物100重量部に対して (C) 式()で示されるアルキルスルホネートも
しくは式()で示されるアルキルベンゼンス
ルホネート R1SO3M ……() (式中、R1,R2は炭素数8〜22の直鎖もしく
は分岐鎖アルキル基、Mはアルカリ金属を示す。)
と、上記スルホネート化合物に対し0.5〜50重量
%の割合の酸性基を有するポリエチレンワツクス
とを含有する帯電防止剤0.5〜5重量部 を添加してなる帯電防止性熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9528688A JPH01266159A (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 帯電防止性熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9528688A JPH01266159A (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 帯電防止性熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01266159A JPH01266159A (ja) | 1989-10-24 |
| JPH0433304B2 true JPH0433304B2 (ja) | 1992-06-02 |
Family
ID=14133532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9528688A Granted JPH01266159A (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 帯電防止性熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01266159A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (4)
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| JPS6272709A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-03 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 合成樹脂用滑剤および顔料分散剤 |
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-
1988
- 1988-04-18 JP JP9528688A patent/JPH01266159A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01266159A (ja) | 1989-10-24 |
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