JPH04333203A - 軟磁性合金膜 - Google Patents

軟磁性合金膜

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JPH04333203A
JPH04333203A JP13197791A JP13197791A JPH04333203A JP H04333203 A JPH04333203 A JP H04333203A JP 13197791 A JP13197791 A JP 13197791A JP 13197791 A JP13197791 A JP 13197791A JP H04333203 A JPH04333203 A JP H04333203A
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JP
Japan
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soft magnetic
alloy film
magnetic alloy
heat treatment
atomic
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Withdrawn
Application number
JP13197791A
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English (en)
Inventor
Masaji Saito
正路 斎藤
Naoya Hasegawa
直也 長谷川
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッド等に用いられ
る軟磁性合金膜に関するものであり、特に熱安定性に優
れ、高飽和磁束密度、高透磁率を有するFe系軟磁性合
金膜に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッド用軟磁性薄膜において、一般
的に要求される諸特性は次の通りである。 1.飽和磁束密度(以下Bsとする)が高いこと。 2.透磁率(μ)が高いこと。 3.保磁力(Hc)が低いこと。 4.磁歪定数(λs)が小さいこと。 また、磁気ヘッドにおいては、ギャップ形成等をガラス
溶着で行う必要のあるものもあり、ガラス溶着工程での
高温に耐え得る以下の特性が要求される。5.軟磁気特
性が熱的に安定であること。
【0003】従って、軟磁性合金膜、あるいは磁気ヘッ
ド等を製造する場合、以上の観点から従来より研究がな
されている。従来の軟磁性薄膜として、センダスト、パ
ーマロイ等の軟磁性材や、最近ではCo基あるいはFe
基非晶質合金等も使用されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高記録
密度化に伴い、磁気ヘッドに用いられる軟磁性薄膜材料
として高飽和磁束密度のものが要求されている。また、
ギャップ形成等をガラス溶着で行う必要があるものもあ
り、ガラス溶着工程での高温に耐え得る熱安定性も合わ
せて要求されてきている。
【0005】ところが、前記のセンダストは、軟磁気特
性には優れているもののBsが11kG程度と低い欠点
がある。また、パーマロイもBsが10kGと低く、ガ
ラス溶着工程等で、高温処理を行うと軟磁気特性が劣化
する欠点や、電気抵抗が低いために高周波帯域での透磁
率が低くなる欠点などがある。
【0006】さらに、Fe基あるいはCo基非晶質合金
ではBsを9kG以下に抑えれば低融点ガラスによる溶
着は可能であるが、600度以上での溶着は困難であり
、耐環境性に優れた中〜高融点ガラスを使用することが
できない。
【0007】本発明の目的は、上述したような欠点を克
服するために、従来の軟磁性合金膜と同等もしくはそれ
以上の軟磁気特性を備え、特に良好な飽和磁束密度と熱
的安定性とを有する軟磁性合金膜を提供することである
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
前述した課題を解決するために、次式で示される組成か
らなる軟磁性合金膜としたものである。 Fea Mc Bd Ce  但し、MはZr,Nb,Hf,Taのうち1種または2
種以上の元素であり、 70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦15、0
.5≦e≦15、1≦d+e≦20(原子%)である。
【0009】請求項2に記載の発明は前述した課題を解
決するために、次式で示される組成からなる軟磁性合金
膜としたものである。 (Fe1−b Tb ) a Mc Bd Ce 但し
、TはCo,Niのうち、少なくとも1種または2種の
元素、MはZr,Nb,Hf,Taのうち、少なくとも
1種または2種以上の元素であり、70≦a≦90、b
≦0.05、5≦c≦15、0.5≦d≦15、0.5
≦d≦15、0.5≦e≦15、1≦d+e≦20(原
子%)である。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記課題を解決
するために請求項1または2の軟磁性合金膜に熱処理を
施し、その金属組織が実質的に平均粒径0.08μm 
以下の結晶粒からなるようにしたものである。
【0011】請求項4に記載の発明は前記課題を解決す
るために請求項1または2の軟磁性合金膜に熱処理を施
し、その金属組織が実質的に平均粒径0.08μm 以
下の結晶粒と非晶質相からなるようにしたものである。
【0012】以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0013】本発明の軟磁性合金膜は、スパッタ法ある
いは蒸着法等の気相急冷法により、前記組成の非晶質合
金あるいは非晶質相を含む結晶質合金を得る過程と、こ
れらの過程で得られた合金に熱処理を施し、微細な結晶
粒を析出させる熱処理工程とによって得られる。ここで
合金に熱処理を施す理由は、気相急冷法で作製されたま
まの合金(asdepo)は非晶質相をかなり含んでお
り、Bsが低く軟磁気特性も不十分なためである。スパ
ッタ装置としては、RF2極スパッタ、マグネトロンス
パッタ、3極スパッタ、イオンビームスパッタ、対向タ
ーゲット型スパッタ等の既存のものが使用できる。
【0014】以下、前記のように成分を限定した理由及
びその添加理由について述べる。
【0015】Feは主成分であり磁性を担う元素である
。従って、軟磁気特性を得るためには90原子%以下で
あることが必要であり、10kG以上のBsを得るため
には70原子%以上である必要がある。
【0016】元素T(=Co,Ni)は磁歪を調整する
ためにFe置換で添加する元素である。後述するように
、Tの添加がない膜では熱処理温度が高い場合あるいは
、BとCの総和量が比較的少ない場合磁歪定数は負の値
になる。この場合、Tを添加することにより磁歪定数を
正にすることができ、添加量を調整することにより10
−5〜10−7台の値にすることができる。また、Tも
磁性を担う元素であるのでBsの減少は低く抑えられる
。 しかし、多く添加しすぎると磁歪が正に大きくなりすぎ
て軟磁気特性が得にくくなるので、5原子%以下である
必要がある。ただし、熱処理温度が比較的低い場合ある
いはBとCの総和量が比較的多い場合はTを添加する必
要はない。
【0017】元素M(=Zr,Nb,Hf,Ta)は軟
磁気特性を良好にし、気相急冷法で作成した状態(熱処
理を施す前の状態)で非晶質相を得やすくするために必
要であり、軟磁気特性を維持するために5原子%以上1
5原子%以下にする必要がある。15原子%以上加える
と非晶質相は得られるものの、熱処理をしても良好な軟
磁気特性が得られなくなる。
【0018】ホウ素Bは、軟磁気特性を良好にするため
に、非晶質相を得やすくする効果、熱処理を施したとき
に軟磁気特性に悪影響を及ぼす化合物相の生成を抑制す
る効果、及びFeを主成分とするb.c.c相の粒成長
を抑制する効果があると考えられる。良好な軟磁気特性
を得るためには0.5原子%以上15原子%以下にする
必要がある。
【0019】炭素Cは軟磁気特性を良好にするために、
非晶質相を得やすくする効果と共に、熱処理を施したと
きにb.c.c相の析出を均一にする効果がある。良好
な軟磁気特性を得るためには0.5原子%以上、15原
子%以下にする必要がある。
【0020】
【実施例1】以下の実施例の薄膜はRF2極スパッタ装
置を用いてFeターゲット上にCo,Ni,Zr,Nb
,Hf,Ta,B,C(グラファイト)のペレットを適
宜選択し配置した複合ターゲットをArガスを用いてス
パッタすることにより膜厚5〜6μm の膜を作成した
。基板は4mm×24mmの結晶化ガラス基板を用いた
【0021】得られた各合金膜に種々の熱処理を施して
、合金膜の組成がμ,Hc,λs,Bsに及ぼす影響を
調べた。熱処理はすべて無磁場中で行い、設定温度まで
の昇温を40分、設定温度から室温までの降温を1.5
℃/分で行った。また、その時の膜構造をCo−Kα線
を使ったX線回折装置を用いて調べた。
【0022】透磁率は8の字コイルを用いて測定し、保
磁力は直流B−Hループトレイサーにより測定し、飽和
磁束密度はVSM、磁歪定数は光てこ法で測定した。以
上のように作成、測定された軟磁性合金膜の結果を表1
乃至表3及び図1乃至図4に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1はFe−Ta−B−Cにおいて、55
0℃及び650℃の熱処理を施した後の1MHzの透磁
率μ、保磁力Hc、磁歪定数λs、飽和磁束密度Bsと
膜組成の関係を示したものである。表1から明らかに、
本発明における軟磁性薄膜が特にサンプルNo.3にお
いては3000以上のμ(1MHz)、0.1Oe以下
のHc、10−6〜10−7台のλs、15kG以上の
Bsを示している。なお、ビデオの映像ヘッドの場合、
μは少なくとも1000(1MHz)あれば十分であり
、本発明の軟磁性薄膜が極めて優秀な軟磁気特性を備え
ていることがわかる。
【0025】図1は、表1のサンプルNo.1のFe8
0.8Ta7.0 B7.5 C4.7 膜のX線回折
パターンである。スパッタ直後のパターンではb. c
. c−Feの{110}面と{220}面の反射が現
れている。Sherrerの式から求めた結晶粒径は約
8nmであり、微細なb.c.c相を示していることが
わかる。なお、サンプルNo.1には、b.c.c相以
外の結晶相は析出していない。
【0026】図2は表1のサンプルNo.1(黒丸)と
No.3の(白丸)のμ(1MHz)と熱処理温度の関
係を示したグラフである。図2から明らかに、サンプル
No.1は500℃から650℃の温度範囲において透
磁率μが2000以上の値を示し、サンプルNo.3は
室温から450℃の範囲でμが1000以上、550℃
から650℃の温度範囲でμが2000以上の値を示し
ている。
【0027】図3は表1のサンプルNo.1(黒丸)と
No.3(白丸)の磁歪λsと熱処理温度の関係を示し
たグラフである。図3よりサンプルNo.1,3ともに
600℃以上の熱処理を施した場合、λsが10−7台
と小さな値を示すことがわかる。
【0028】図4は表1のサンプルNo.1のBsと熱
処理温度の関係を示したものである。スパッタ直後の非
晶質状態での値は7kGであるが、550℃以上の熱処
理を施しb.c.c相を析出させることにより15.6
kGの値を示すことがわかる。これは非晶質状態ではF
eのモーメントがTa,B,Cによって減少されていた
が熱処理を施しFeを多く含むb.c.c相を析出させ
ることによりTa,B,Cによるモーメントの減少が少
なくなりBsが上昇したものと考えられる。
【0029】
【表2】
【0030】表2は、他の実施例として、Fe−Ta−
B−CにおけるTaをZr,Hf,Nbで全置換したと
きの1MHzのμ,Hc,λs,Bsと膜組成の関係を
示したものである。表1と同様、高飽和磁束密度(Bs
)、高透磁率(μ)、低磁歪定数(λs)の軟磁気特性
を示していることがわかる。
【0031】
【表3】
【0032】表3はFe−Ta−B−CにCo,Niを
添加したときの同様な関係を示したものである。Coま
たはNiの添加がλsを正にシフトする効果があること
がわかる。軟磁気特性も良好でBsの低下も低く抑えら
れている。また、高温の熱処理ではλsは負になるが、
Co,Niを少量添加することによりλsを正にシフト
させ、ほぼゼロにすることが可能である。
【0033】本実施例では熱処理はすべて無磁界中で行
っているが、静磁界中で熱処理を行い磁化困難軸を磁路
として用いることにより、あるいは、回転磁界中で熱処
理を行い巨視的な異方性分散を抑制することにより軟磁
気特性をさらに向上させことも可能である。
【0034】
【表4】
【0035】表4は、本発明との比較例であり、本発明
の組成範囲を越える部分のサンプルである。表中、Hc
,λsの値がないのは±100Oeの印加磁界でサンプ
ルが未飽和で測定不可能であったためである。また、B
sもこれらの試料では測定不能であった。表4より明ら
かなように本発明の組成範囲を越えるとμ(1MHz)
が10未満と小さくなり磁気ヘッドのコア材として不適
である。
【0036】
【効果】以上説明したように、本発明では従来の軟磁性
合金膜と同等もしくはそれ以上の透磁率と保磁力を備え
、かつ従来の軟磁性合金膜よりも優れた飽和磁束密度を
有し、さらに磁歪定数も±10−6〜10−7と良好な
軟磁性合金膜を提供できる。しかも高温で熱処理されて
いるため、熱的安定性にも優れている。
【0037】従って本発明による軟磁性合金膜は、磁気
ヘッド等に好適であり、ガラス溶着工程等高温処理を必
要とする磁気ヘッドにも適用できる。またBとCを複合
添加することによりFeを主成分とするb.c.c相の
析出が均一な微細結晶粒細織となり、結晶磁気異方性に
よる軟磁性への悪影響が軽減されるため良好な軟磁気特
性が得られる。さらに元素T(=Co,Ni)を少量添
加し、磁歪定数を調整することによって、上記の効果を
さらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軟磁性合金膜の一例のX線回折パターン
を示すグラフである。
【図2】本発明軟磁性合金膜の一例の透磁率μと熱処理
温度の関係を示すグラフである。
【図3】本発明軟磁性合金膜の一例の磁歪定数λsと熱
処理温度の関係を示すグラフである。
【図4】本発明軟磁性合金膜の一例の飽和磁束密度Bs
と熱処理温度の関係を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次式で示される組成からなることを特
    徴とする軟磁性合金膜。 Fea Mc Bd Ce  但し、MはZr,Nb,Hf,Taのうち、1種または
    2種以上の元素であり、 70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦15、0
    .5≦e≦15、1≦d+e≦20(原子%)である。
  2. 【請求項2】  次式で示される組成からなることを特
    徴とする軟磁性合金膜。 (Fe1−b Tb ) a Mc Bd Ce 但し
    、TはCo,Niのうち、少なくとも1種または2種の
    元素、MはZr,Nb,Hf,Taのうち、少なくとも
    1種または2種以上の元素であり、70≦a≦90、b
    ≦0.05、5≦c≦15、0.5≦d≦15、0.5
    ≦d≦15、0.5≦e≦15、1≦d+e≦20(原
    子%)である。
  3. 【請求項3】  上記軟磁性合金膜は熱処理が施され、
    その金属組織が実質的に平均粒径0.08μm 以下の
    結晶粒からなる請求項1または2に記載の軟磁性合金膜
  4. 【請求項4】  上記軟磁性合金膜は熱処理が施され、
    その金属組織が実質的に平均粒径0.08μm 以下の
    結晶粒と非晶質相からなる請求項1または2に記載の軟
    磁性合金膜。
JP13197791A 1991-05-08 1991-05-08 軟磁性合金膜 Withdrawn JPH04333203A (ja)

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