JPH06228716A - 軟磁性合金膜 - Google Patents
軟磁性合金膜Info
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- JPH06228716A JPH06228716A JP3456293A JP3456293A JPH06228716A JP H06228716 A JPH06228716 A JP H06228716A JP 3456293 A JP3456293 A JP 3456293A JP 3456293 A JP3456293 A JP 3456293A JP H06228716 A JPH06228716 A JP H06228716A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は軟磁気特性、熱的安定性及び耐蝕性
に優れた軟磁性合金膜を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の合金はFea Lf Mc Bd Ce 、
(Fe1-b Xb )a Lf Mc Bd Ce 、Fea Yg Mc
Bd Ce 、(Fe1-b Xb )a Yg Mc Bd Ce 、及び
(Fe1-b Xb )a Yg Lf Mc Bd Ce なる組成を有
する軟磁性合金膜で、LはTi,V,Mo,Wのうち少
なくとも1種または2種以上、MはZr,Nb,Hf,
Taのうち少なくとも1種又は2種以上、 XはCo,N
iのうち1種または2種YはCr,Cu,Ru,Rh,
Pd,Ag,Ir,Pt,Auのうち少なくとも1種ま
たは2種以上の元素である。
に優れた軟磁性合金膜を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の合金はFea Lf Mc Bd Ce 、
(Fe1-b Xb )a Lf Mc Bd Ce 、Fea Yg Mc
Bd Ce 、(Fe1-b Xb )a Yg Mc Bd Ce 、及び
(Fe1-b Xb )a Yg Lf Mc Bd Ce なる組成を有
する軟磁性合金膜で、LはTi,V,Mo,Wのうち少
なくとも1種または2種以上、MはZr,Nb,Hf,
Taのうち少なくとも1種又は2種以上、 XはCo,N
iのうち1種または2種YはCr,Cu,Ru,Rh,
Pd,Ag,Ir,Pt,Auのうち少なくとも1種ま
たは2種以上の元素である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置、V
TRなどに用いる磁気ヘッドのコア材に係わり、特に高
透磁率、低保磁力、低磁歪、高飽和磁束密度、耐蝕性等
を備えた軟磁合金膜に関するものである。
TRなどに用いる磁気ヘッドのコア材に係わり、特に高
透磁率、低保磁力、低磁歪、高飽和磁束密度、耐蝕性等
を備えた軟磁合金膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録分野における高記録密度化にと
もない、磁気ヘッド用、特にメタル・イン・ギャップヘ
ッド、薄膜磁気ヘッド等の軟磁性薄膜材料として高い飽
和磁束密度のものが要求されている。またギャップ形成
等をガラス溶着で行う必要のあるものもありガラス溶着
工程での高温に耐えうる熱安定性も合わせて要求されて
きている。
もない、磁気ヘッド用、特にメタル・イン・ギャップヘ
ッド、薄膜磁気ヘッド等の軟磁性薄膜材料として高い飽
和磁束密度のものが要求されている。またギャップ形成
等をガラス溶着で行う必要のあるものもありガラス溶着
工程での高温に耐えうる熱安定性も合わせて要求されて
きている。
【0003】磁気ヘッド用軟磁性薄膜において一般的に
要求される諸特性は次の通りである。 1.飽和磁束密度(以下Bsとする)が高いこと。 2.透磁率(以下μとする)が高いこと。 3.保磁力(以下Hcとする)が低いこと。 4.磁歪定数(以下λsとする)が小さいこと。 5.軟磁気特性が熱的に安定であること。
要求される諸特性は次の通りである。 1.飽和磁束密度(以下Bsとする)が高いこと。 2.透磁率(以下μとする)が高いこと。 3.保磁力(以下Hcとする)が低いこと。 4.磁歪定数(以下λsとする)が小さいこと。 5.軟磁気特性が熱的に安定であること。
【0004】これらの特性を満たすような軟磁性薄膜を
得るべく従来より種々の薄膜が開発されてきた。従来の
軟磁性薄膜としては、Fe−Si−Al系合金(センダ
スト)、Fe−Ni系合金(パーマロイ)、または特開
平1−125911号や特開平1−181503号等に
見られるようなCo基非晶質合金等がある。
得るべく従来より種々の薄膜が開発されてきた。従来の
軟磁性薄膜としては、Fe−Si−Al系合金(センダ
スト)、Fe−Ni系合金(パーマロイ)、または特開
平1−125911号や特開平1−181503号等に
見られるようなCo基非晶質合金等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記セ
ンダストは軟磁気特性は優れているもののBsが11K
Gと低い欠点がある。パーマロイもBsが10KGと低
く、ガラス溶着工程の高温では軟磁気特性が劣化してし
まうとともに、電気抵抗が低いため高周波帯域での透磁
率が低くなってしまう。またCo基非晶質合金ではBs
を9KGいかに抑えれば低融点ガラスによる溶着は可能
であるが600℃以上での溶着は困難であり耐環境性に
優れた中〜高融点ガラスを使用できない。
ンダストは軟磁気特性は優れているもののBsが11K
Gと低い欠点がある。パーマロイもBsが10KGと低
く、ガラス溶着工程の高温では軟磁気特性が劣化してし
まうとともに、電気抵抗が低いため高周波帯域での透磁
率が低くなってしまう。またCo基非晶質合金ではBs
を9KGいかに抑えれば低融点ガラスによる溶着は可能
であるが600℃以上での溶着は困難であり耐環境性に
優れた中〜高融点ガラスを使用できない。
【0006】また、上記の軟磁性薄膜の欠点を改善すべ
く、本出願人は特願平3−131977号においてFe
−M−B−C系の軟磁性合金薄膜を提案したが耐蝕性が
不十分であり、耐環境性に問題があった。
く、本出願人は特願平3−131977号においてFe
−M−B−C系の軟磁性合金薄膜を提案したが耐蝕性が
不十分であり、耐環境性に問題があった。
【0007】本発明は上述した課題に鑑みてなされたも
のであり、良好な軟磁気特性と熱安定性を兼ね備えた軟
磁性合金膜を提供することを目的とする。
のであり、良好な軟磁気特性と熱安定性を兼ね備えた軟
磁性合金膜を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
上記課題を解決するため、合金膜に熱処理を施すことに
より作成された金属組織が基本的に平均結晶粒径0.0
8μm以下の結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その
組成式は Fea Lf Mc Bd Ce としたものである。
上記課題を解決するため、合金膜に熱処理を施すことに
より作成された金属組織が基本的に平均結晶粒径0.0
8μm以下の結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その
組成式は Fea Lf Mc Bd Ce としたものである。
【0009】但し、LはTi,V,Mo,Wのうち少な
くとも1種または2種以上、MはZr,Nb,Hf,T
aのうち少なくとも1種又は2種以上の元素であり、そ
の組成範囲は原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、
0.5≦d≦15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦1
5、1≦d+e≦20である。
くとも1種または2種以上、MはZr,Nb,Hf,T
aのうち少なくとも1種又は2種以上の元素であり、そ
の組成範囲は原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、
0.5≦d≦15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦1
5、1≦d+e≦20である。
【0010】請求項2に記載した発明は上記課題を解決
するために、合金膜に熱処理を施すことにより作成され
た金属組織が基本的に平均結晶粒径0.08μm以下の
結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その組成式は(F
e1-b Xb )a Lf Mc BdCe としたものである。
するために、合金膜に熱処理を施すことにより作成され
た金属組織が基本的に平均結晶粒径0.08μm以下の
結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その組成式は(F
e1-b Xb )a Lf Mc BdCe としたものである。
【0011】但し、XはCo,Niのうち1種または2
種、LはTi,V,Mo,Wのうち少なくとも1種また
は2種以上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なく
とも1種又は2種以上の元素であり、その組成範囲はb
≦0.05、原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、
0.5≦d≦15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦1
5、1≦d+e≦20である。
種、LはTi,V,Mo,Wのうち少なくとも1種また
は2種以上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なく
とも1種又は2種以上の元素であり、その組成範囲はb
≦0.05、原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、
0.5≦d≦15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦1
5、1≦d+e≦20である。
【0012】請求項3に記載した発明は上記課題を解決
するために、合金膜に熱処理を施すことにより作成され
た金属組織が基本的に平均結晶粒径0.08μm以下の
結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その組成式はFe
a Yg Mc Bd Ce としたものである。
するために、合金膜に熱処理を施すことにより作成され
た金属組織が基本的に平均結晶粒径0.08μm以下の
結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その組成式はFe
a Yg Mc Bd Ce としたものである。
【0013】但し、YはCr,Cu,Ru,Rh,P
d,Ag,Ir,Pt,Auのうち少なくとも1種また
は2種以上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なく
とも1種又は2種以上の元素であり、その組成範囲は原
子%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦1
5、0.5≦e≦15、0.1≦g≦10、1≦d+e
≦20である。
d,Ag,Ir,Pt,Auのうち少なくとも1種また
は2種以上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なく
とも1種又は2種以上の元素であり、その組成範囲は原
子%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦1
5、0.5≦e≦15、0.1≦g≦10、1≦d+e
≦20である。
【0014】請求項4に記載した発明は上記課題を解決
するために、合金膜に熱処理を施すことにより作成され
た金属組織が基本的に平均結晶粒径0.08μm以下の
結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その組成式は(F
e1-b Xb )a Yg Mc BdCe としたものである。
するために、合金膜に熱処理を施すことにより作成され
た金属組織が基本的に平均結晶粒径0.08μm以下の
結晶粒からなる軟磁性合金膜であり、その組成式は(F
e1-b Xb )a Yg Mc BdCe としたものである。
【0015】但し、XはCo,Niのうち1種または2
種、YはCr,Cu,Ru,Rh,Pd,Ag,Ir,
Pt,Auのうち少なくとも1種または2種以上、Mは
Zr,Nb,Hf,Taのうち少なくとも1種又は2種
以上の元素であり、その組成範囲はb≦0.05、原子
%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦1
5、0.5≦e≦15、0.1≦g≦10、1≦d+e
≦20である。
種、YはCr,Cu,Ru,Rh,Pd,Ag,Ir,
Pt,Auのうち少なくとも1種または2種以上、Mは
Zr,Nb,Hf,Taのうち少なくとも1種又は2種
以上の元素であり、その組成範囲はb≦0.05、原子
%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦1
5、0.5≦e≦15、0.1≦g≦10、1≦d+e
≦20である。
【0016】請求項5に記載の発明は合金膜に熱処理を
施すことにより作成された金属組織が基本的に平均結晶
粒径0.08μm以下の結晶粒からなる軟磁性合金膜で
あり、その組成式は(Fe1-b Xb )a Yg Lf Mc B
d Ce としたものである。
施すことにより作成された金属組織が基本的に平均結晶
粒径0.08μm以下の結晶粒からなる軟磁性合金膜で
あり、その組成式は(Fe1-b Xb )a Yg Lf Mc B
d Ce としたものである。
【0017】但し、XはCo,Niのうち1種または2
種、YはCr,Cu,Ru,Rh,Pd,Ag,Ir,
Pt,Auのうち少なくとも1種または2種以上、Lは
Ti,V,Mo,Wのうち少なくとも1種または2種以
上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なくとも1種
又は2種以上の元素であり、その組成範囲はb≦0.0
5、原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦
d≦15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦15、0.
1≦g≦10、1≦d+e≦20である。
種、YはCr,Cu,Ru,Rh,Pd,Ag,Ir,
Pt,Auのうち少なくとも1種または2種以上、Lは
Ti,V,Mo,Wのうち少なくとも1種または2種以
上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なくとも1種
又は2種以上の元素であり、その組成範囲はb≦0.0
5、原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦
d≦15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦15、0.
1≦g≦10、1≦d+e≦20である。
【0018】請求項6に記載の発明は、上記請求項1、
2、3、4又は5に記載の軟磁性合金膜の金属組織が非
晶質相を含む軟磁性合金膜としたものである。
2、3、4又は5に記載の軟磁性合金膜の金属組織が非
晶質相を含む軟磁性合金膜としたものである。
【0019】以下本発明をさらに詳細に説明する。本発
明の軟磁性合金膜の各組成の限定理由、添加理由は次の
通りである。
明の軟磁性合金膜の各組成の限定理由、添加理由は次の
通りである。
【0020】Feは主成分であり磁性を担う元素であ
る。軟磁気特性を得るためには90原子%以下である必
要があり、10KG以上のBsを得るためには70原子
%以上である必要がある。
る。軟磁気特性を得るためには90原子%以下である必
要があり、10KG以上のBsを得るためには70原子
%以上である必要がある。
【0021】X(=Co,Ni)は磁歪を調整するため
にFe置換で添加する元素であり、後述するようにXの
添加が無い場合あるいは、BとCの総和量が比較的少な
い場合磁歪は負の値になる。この場合Xを添加すること
により10-7台の値にすることができる。Xも磁性を担
う元素であるのでBsの現象は低く抑えられる。しか
し、多く添加し過ぎると磁歪が正に大きくなり過ぎ軟磁
気特性も得ずらくなるので、5原子%以下である必要が
ある。熱処理温度が比較的低い場合及びBとCの総和量
が比較的多い場合はXを添加する必要はない。
にFe置換で添加する元素であり、後述するようにXの
添加が無い場合あるいは、BとCの総和量が比較的少な
い場合磁歪は負の値になる。この場合Xを添加すること
により10-7台の値にすることができる。Xも磁性を担
う元素であるのでBsの現象は低く抑えられる。しか
し、多く添加し過ぎると磁歪が正に大きくなり過ぎ軟磁
気特性も得ずらくなるので、5原子%以下である必要が
ある。熱処理温度が比較的低い場合及びBとCの総和量
が比較的多い場合はXを添加する必要はない。
【0022】M(=Ti,V,Mo,W)は軟磁気特性
を良好にするために気相急冷で作成した状態(熱処理を
施す前の状態)で非晶質相を得やすくするために、必要
である。軟磁気特性を維持するためには5原子%以上1
5原子%以下にする必要がある。15原子%以上加える
と非晶質相は得られるものの、熱処理を施しても良好な
軟磁気特性は得られなくなる。
を良好にするために気相急冷で作成した状態(熱処理を
施す前の状態)で非晶質相を得やすくするために、必要
である。軟磁気特性を維持するためには5原子%以上1
5原子%以下にする必要がある。15原子%以上加える
と非晶質相は得られるものの、熱処理を施しても良好な
軟磁気特性は得られなくなる。
【0023】Bは軟磁気特性を良好にする効果、非晶質
相を得やすくする効果、熱処理を施した時に軟磁気特性
に悪影響を及ぼす化合物相の生成を抑制する効果、及び
Feを主成分とするb.c.c粒成長を抑制する効果が
あると考えられる。良好な軟磁気特性を得るためには、
0.5原子%以上15原子%以下にする必要がある。
相を得やすくする効果、熱処理を施した時に軟磁気特性
に悪影響を及ぼす化合物相の生成を抑制する効果、及び
Feを主成分とするb.c.c粒成長を抑制する効果が
あると考えられる。良好な軟磁気特性を得るためには、
0.5原子%以上15原子%以下にする必要がある。
【0024】Cは軟磁気特性を良好にするために、非晶
質相を得やすくする効果とともに、熱処理を施した時に
b.c.cの析出を均一にする効果がある。良好な軟磁
気特性を得るためには0.5原子%以上15原子%以下
にする必要がある。
質相を得やすくする効果とともに、熱処理を施した時に
b.c.cの析出を均一にする効果がある。良好な軟磁
気特性を得るためには0.5原子%以上15原子%以下
にする必要がある。
【0025】BとCを複合添加することにより、b.
c.c相の析出を均一にし、析出した結晶粒の成長が抑
制され組織が微結晶粒組織になり、比較的広い組成範囲
において良好な軟磁気特性が得られる。なお、BとCの
送料を20原子%以上にするとas depoで非晶質
が得られるものの熱処理を施しても良好な軟磁気特性が
得られないので、BとCの総量は20原子%とする必要
がある。
c.c相の析出を均一にし、析出した結晶粒の成長が抑
制され組織が微結晶粒組織になり、比較的広い組成範囲
において良好な軟磁気特性が得られる。なお、BとCの
送料を20原子%以上にするとas depoで非晶質
が得られるものの熱処理を施しても良好な軟磁気特性が
得られないので、BとCの総量は20原子%とする必要
がある。
【0026】L(=Ti,V,Mo,W)は軟磁気特性
を良好にするために、気相急冷で作成した状態で非晶質
相を得やすくするために必要である。
を良好にするために、気相急冷で作成した状態で非晶質
相を得やすくするために必要である。
【0027】Y(=Cr,Cu,Ru,Rh,Pd,A
g,Ir,Pt,Au)には膜の耐蝕性を向上させる働
きがある。飽和磁束密度と軟磁気特性を大きく劣化させ
ないためには10原子%以下とする必要がある。
g,Ir,Pt,Au)には膜の耐蝕性を向上させる働
きがある。飽和磁束密度と軟磁気特性を大きく劣化させ
ないためには10原子%以下とする必要がある。
【0028】
【実施例】以下の実施例の薄膜はRF2極スパッタ装置
を用いてFeターゲット上にCo,Ni,Nb,Hf,
Ta,B,C(グラファイト)Ti,V,Mo,W,C
r,Ru,Rhのペレットを適宜選択して配置した複合
ターゲットをArガスを用いてスパッタすることによ
り、膜厚5〜6μmの膜を作成した。基板は4mm×2
4mmの結晶化ガラス基板を用いた。
を用いてFeターゲット上にCo,Ni,Nb,Hf,
Ta,B,C(グラファイト)Ti,V,Mo,W,C
r,Ru,Rhのペレットを適宜選択して配置した複合
ターゲットをArガスを用いてスパッタすることによ
り、膜厚5〜6μmの膜を作成した。基板は4mm×2
4mmの結晶化ガラス基板を用いた。
【0029】得られた各合金膜に種々の熱処理を施し
て、合金膜の組成がμ、Hc、λs、Bsに及ぼす影響
を調べた。熱処理はすべて無磁場中で行い、設定温度ま
での昇温を40分、設定温度での保持を20分、設定温
度から室温までの降温を1.5℃/分で行った。また、
その時の膜構造をCo−Kα線を使ったX線回折装置を
用いて調べた。
て、合金膜の組成がμ、Hc、λs、Bsに及ぼす影響
を調べた。熱処理はすべて無磁場中で行い、設定温度ま
での昇温を40分、設定温度での保持を20分、設定温
度から室温までの降温を1.5℃/分で行った。また、
その時の膜構造をCo−Kα線を使ったX線回折装置を
用いて調べた。
【0030】透磁率は8の字コイルを用いて測定し、保
磁力は直流B−Hループとレーサーにより測定し、飽和
磁束密度はVSM、磁歪定数は光てこ法で測定した。
磁力は直流B−Hループとレーサーにより測定し、飽和
磁束密度はVSM、磁歪定数は光てこ法で測定した。
【0031】
【表1】 表1はFe−(Co,Ni)−Ta−B−CにTi,
V,Mo,Wを各々添加したものを600℃で熱処理を
行ったときの1MHzのμ、Hc、λs、Bsと膜組成
との関係を示したものである。表1から明らかなよう
に、各組成とも2000以上のμと1Oe以下のHcが
得られている。また、特にNo.1〜3、5、7の組成
では10-7台の磁歪が得られており、No.1〜4、
6、7、9の組成は15KG以上のBsが得られてお
り、本発明の軟磁性合金膜が良好な軟磁気特性を備えて
いることが分かる。これに対し本発明の範囲外である比
較例1では軟磁性合金膜として必要な特性を備えておら
ず、磁気ヘッド等への応用は不可能である。なお、上記
Taの他にZr,Nb,Hf等の元素を単独もしくは複
合添加した場合も同様な特性が得られる。
V,Mo,Wを各々添加したものを600℃で熱処理を
行ったときの1MHzのμ、Hc、λs、Bsと膜組成
との関係を示したものである。表1から明らかなよう
に、各組成とも2000以上のμと1Oe以下のHcが
得られている。また、特にNo.1〜3、5、7の組成
では10-7台の磁歪が得られており、No.1〜4、
6、7、9の組成は15KG以上のBsが得られてお
り、本発明の軟磁性合金膜が良好な軟磁気特性を備えて
いることが分かる。これに対し本発明の範囲外である比
較例1では軟磁性合金膜として必要な特性を備えておら
ず、磁気ヘッド等への応用は不可能である。なお、上記
Taの他にZr,Nb,Hf等の元素を単独もしくは複
合添加した場合も同様な特性が得られる。
【0032】
【表2】 表2はFe−(Co,Ni)−Ta−B−CにCr,R
u,Rhを添加したものを600℃で熱処理を行った時
の1MHzのμ、Hcと膜組成との関係を示したもので
ある。各組成とも、1000以上のμを有しており、特
に上記表中No.1、2、4、7の各組成は1Oe以下
の保磁力とを兼ね備えており良好な軟磁気特性を有して
いる。
u,Rhを添加したものを600℃で熱処理を行った時
の1MHzのμ、Hcと膜組成との関係を示したもので
ある。各組成とも、1000以上のμを有しており、特
に上記表中No.1、2、4、7の各組成は1Oe以下
の保磁力とを兼ね備えており良好な軟磁気特性を有して
いる。
【0033】また、表2には磁気測定を終えた後のサン
プルを室温において、生理食塩水に24時間浸漬したと
きの腐食進行度の相対比較を示した。◎は腐食が全く認
められなかったものであり、○は腐食量が20%以下で
あったものである。さらに、△は腐食量が20%以上で
あったものを示す。この結果Cr,Ru,Rhを複合添
加することにより、μが若干低下するものの耐蝕性が著
しく向上しており、本発明の軟磁性合金膜が優れた軟磁
気特性と耐蝕性を有していることが分かる。また、上記
Cr,Ru,Rhの他にCu,Pd,Ag,Ir,P
t,Au等を単独もしくは複合添加しても同様な効果が
得られる。
プルを室温において、生理食塩水に24時間浸漬したと
きの腐食進行度の相対比較を示した。◎は腐食が全く認
められなかったものであり、○は腐食量が20%以下で
あったものである。さらに、△は腐食量が20%以上で
あったものを示す。この結果Cr,Ru,Rhを複合添
加することにより、μが若干低下するものの耐蝕性が著
しく向上しており、本発明の軟磁性合金膜が優れた軟磁
気特性と耐蝕性を有していることが分かる。また、上記
Cr,Ru,Rhの他にCu,Pd,Ag,Ir,P
t,Au等を単独もしくは複合添加しても同様な効果が
得られる。
【0034】
【表3】 表3はFe−(Co,Ni)−Ta−B−CにTi,C
rを添加したものを600℃で熱処理を行った時の1M
Hzのμ、Hcと膜組成との関係を示したものである。
これらの組成においても良好な軟磁気特性が得られてい
る。
rを添加したものを600℃で熱処理を行った時の1M
Hzのμ、Hcと膜組成との関係を示したものである。
これらの組成においても良好な軟磁気特性が得られてい
る。
【0035】図1は表1のNo.1の膜のX線回折パタ
ーンである。アズ・デポ(as depo)状態でのパ
ターンは非晶質特有のハローパターンを示しているが、
600度で熱処理した後のパターンはb.c.c−Fe
の{110}面と{200}面の反射が現れている。S
herrerの式から求めた結晶粒径は約10nmであ
り微細な結晶相が析出していることを示している。ま
た、上記表に示した組成とも回折パターンにに大きな相
違はなく結晶構造は基本的に同じになっている。このよ
うに合金膜の結晶組織が微細化することにより、優れた
軟磁気特性が得られるようになる。
ーンである。アズ・デポ(as depo)状態でのパ
ターンは非晶質特有のハローパターンを示しているが、
600度で熱処理した後のパターンはb.c.c−Fe
の{110}面と{200}面の反射が現れている。S
herrerの式から求めた結晶粒径は約10nmであ
り微細な結晶相が析出していることを示している。ま
た、上記表に示した組成とも回折パターンにに大きな相
違はなく結晶構造は基本的に同じになっている。このよ
うに合金膜の結晶組織が微細化することにより、優れた
軟磁気特性が得られるようになる。
【0036】なお、本発明に係わる軟磁性合金膜は結晶
組織が基本的に平均結晶粒径が0.08μm以下の微結
晶組織からなるものであればよいので、微結晶組織が全
体の50vol%以上を占めていれば、非晶質相が混合
していても本発明の目的とする磁気特性等を得ることが
可能である。
組織が基本的に平均結晶粒径が0.08μm以下の微結
晶組織からなるものであればよいので、微結晶組織が全
体の50vol%以上を占めていれば、非晶質相が混合
していても本発明の目的とする磁気特性等を得ることが
可能である。
【0037】図2は表1のサンプルNo.1(白丸)お
よびサンプルNo.9(黒丸)の磁歪λsと熱処理温度
の関係を示したグラフである。図2からサンプルNo.
1、9とも適当な温度の熱処理を施すことにより、λs
が10-7台と小さな値を示すことがわかる。
よびサンプルNo.9(黒丸)の磁歪λsと熱処理温度
の関係を示したグラフである。図2からサンプルNo.
1、9とも適当な温度の熱処理を施すことにより、λs
が10-7台と小さな値を示すことがわかる。
【0038】本実施例の熱処理はすべて無磁界中熱処理
であるが、静磁界中で熱処理を行い磁化困難軸を磁路と
して用いることにより、あるいは、回転磁界中で熱処理
を行い巨視的な異方性分散を抑制することにより軟磁気
特性をさらに向上させることが可能である。
であるが、静磁界中で熱処理を行い磁化困難軸を磁路と
して用いることにより、あるいは、回転磁界中で熱処理
を行い巨視的な異方性分散を抑制することにより軟磁気
特性をさらに向上させることが可能である。
【0039】次に、本発明の軟磁性合金膜を磁気ヘッド
に使用した場合の一例を図2を参照して説明する。図3
は上記本実施例による軟磁性合金膜を用いた磁気ヘッド
の斜視図である。この種の磁気ヘッドはMIG(メタル
・イン・ギャップ)ヘッドと呼ばれるものであり、Mn
−Znフェライトから作成されたじきこあ(1a)、
(1b)に軟磁性合金膜(2)がスパッタリング法など
により形成され、溶着ガラス(3)によって磁気コア
(1a)、(1b)が接合一体化される。このとき軟磁
性合金膜(2)の熱処理を同時に行う。さらに、磁気コ
ア(1a)、(1b)の突き合わせ面にギャップ(4)
が形成され、巻線穴(6)、巻線係止溝(7a)、(7
b)を通して線材(5)を所定ターン巻回し、コイル
(8)を形成する。
に使用した場合の一例を図2を参照して説明する。図3
は上記本実施例による軟磁性合金膜を用いた磁気ヘッド
の斜視図である。この種の磁気ヘッドはMIG(メタル
・イン・ギャップ)ヘッドと呼ばれるものであり、Mn
−Znフェライトから作成されたじきこあ(1a)、
(1b)に軟磁性合金膜(2)がスパッタリング法など
により形成され、溶着ガラス(3)によって磁気コア
(1a)、(1b)が接合一体化される。このとき軟磁
性合金膜(2)の熱処理を同時に行う。さらに、磁気コ
ア(1a)、(1b)の突き合わせ面にギャップ(4)
が形成され、巻線穴(6)、巻線係止溝(7a)、(7
b)を通して線材(5)を所定ターン巻回し、コイル
(8)を形成する。
【0040】このように形成された磁気ヘッドは上記軟
磁性合金膜を使用しているため優れた記録再生特性を示
すことは明らかである。また、上記磁気ヘッドはMIG
ヘッドに用いた場合であるが、積層タイプの磁気ヘッド
や薄膜磁気ヘッド等にも用いることが可能である。
磁性合金膜を使用しているため優れた記録再生特性を示
すことは明らかである。また、上記磁気ヘッドはMIG
ヘッドに用いた場合であるが、積層タイプの磁気ヘッド
や薄膜磁気ヘッド等にも用いることが可能である。
【0041】
【発明の効果】請求項1、2に示した発明によれば、高
透磁率と高飽和磁束密度と低保磁力とを兼ね備えた優れ
た軟磁性合金膜を提供できる。
透磁率と高飽和磁束密度と低保磁力とを兼ね備えた優れ
た軟磁性合金膜を提供できる。
【0042】請求項3、4、5に示した発明によれば、
高透磁率と高飽和磁束密度と低保磁力を維持しつつ優れ
た耐蝕性を備えた軟磁性合金膜を提供することができ
る。さらに、本発明によれば磁歪定数も±10-6〜10
-7と良好であり、しかも600℃以上の高温で熱処理さ
れているため、磁気ヘッドなどに応用する場合、耐環境
性に優れた中〜高融点ガラスの使用が可能である。
高透磁率と高飽和磁束密度と低保磁力を維持しつつ優れ
た耐蝕性を備えた軟磁性合金膜を提供することができ
る。さらに、本発明によれば磁歪定数も±10-6〜10
-7と良好であり、しかも600℃以上の高温で熱処理さ
れているため、磁気ヘッドなどに応用する場合、耐環境
性に優れた中〜高融点ガラスの使用が可能である。
【0043】また、本発明において、BとCを複合添加
することによりFeを主成分とするb.c.c相の析出
が均一な微細結晶粒組織となり、結晶磁気異方性による
軟磁性への悪影響が軽減されるため良好な軟磁気特性が
得られる。
することによりFeを主成分とするb.c.c相の析出
が均一な微細結晶粒組織となり、結晶磁気異方性による
軟磁性への悪影響が軽減されるため良好な軟磁気特性が
得られる。
【0044】さらに、元素T(=Co,Ni)を少量添
加し、磁歪定数を調整することにより、上記の効果をさ
らに高めることができる。
加し、磁歪定数を調整することにより、上記の効果をさ
らに高めることができる。
【図1】本発明の軟磁性合金膜の一例のX線回折パター
ンを示すグラフである。
ンを示すグラフである。
【図2】本発明の軟磁性合金膜の一例の磁歪定数λsと
熱処理温度の関係を示すグラフである。
熱処理温度の関係を示すグラフである。
【図3】本発明の軟磁性合金膜を磁気ヘッドに用いた時
の斜視図。
の斜視図。
1a,1b 磁気コア 2 軟磁性合金膜 3 溶着ガラス 4 ギャップ 5 線材 6 巻線穴 7a,7b 巻線係止溝
Claims (6)
- 【請求項1】 次式で示される組成からなる合金膜に熱
処理を施すことにより作成された金属組織が基本的に平
均結晶粒径0.08μm以下の結晶粒からなる軟磁性合
金膜。 Fea Lf Mc Bd Ce 但し、LはTi,V,Mo,Wのうち少なくとも1種ま
たは2種以上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少な
くとも1種又は2種以上の元素であり、その組成範囲は
原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦
15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦15、1≦d+
e≦20である。 - 【請求項2】 次式で示される組成からなる合金膜に熱
処理を施すことにより作成された金属組織が基本的に平
均結晶粒径0.08μm以下の結晶粒からなる軟磁性合
金膜。 (Fe1-b Xb )a Lf Mc Bd Ce 但し、XはCo,Niのうち1種または2種、LはT
i,V,Mo,Wのうち少なくとも1種または2種以
上、MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なくとも1種
又は2種以上の元素であり、その組成範囲はb≦0.0
5、原子%で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦
d≦15、0.5≦e≦15、0.1≦f≦15、1≦
d+e≦20である。 - 【請求項3】 次式で示される組成からなる合金膜に熱
処理を施すことにより作成された金属組織が基本的に平
均結晶粒径0.08μm以下の結晶粒からなる軟磁性合
金膜。 Fea Yg Mc Bd Ce 但し、YはCr,Cu,Ru,Rh,Pd,Ag,I
r,Pt,Auのうち少なくとも1種または2種以上、
MはZr,Nb,Hf,Taのうち少なくとも1種又は
2種以上の元素であり、その組成範囲は原子%で70≦
a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦15、0.5≦
e≦15、0.1≦g≦10、1≦d+e≦20であ
る。 - 【請求項4】 次式で示される組成からなる合金膜に熱
処理を施すことにより作成された金属組織が基本的に平
均結晶粒径0.08μm以下の結晶粒からなる軟磁性合
金膜。 (Fe1-b Xb )a Yg Mc Bd Ce 但し、XはCo,Niのうち1種または2種、YはC
r,Cu,Ru,Rh,Pd,Ag,Ir,Pt,Au
のうち少なくとも1種または2種以上、MはZr,N
b,Hf,Taのうち少なくとも1種又は2種以上の元
素であり、その組成範囲はb≦0.05、原子%で70
≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦15、0.5
≦e≦15、0.1≦g≦10、1≦d+e≦20であ
る。 - 【請求項5】 次式で示される組成からなる合金膜に熱
処理を施すことにより作成された金属組織が基本的に平
均結晶粒径0.08μm以下の結晶粒からなる軟磁性合
金膜。 (Fe1-b Xb )a Yg Lf Mc Bd Ce 但し、XはCo,Niのうち1種または2種、YはC
r,Cu,Ru,Rh,Pd,Ag,Ir,Pt,Au
のうち少なくとも1種または2種以上、LはTi,V,
Mo,Wのうち少なくとも1種または2種以上、MはZ
r,Nb,Hf,Taのうち少なくとも1種又は2種以
上の元素であり、その組成範囲はb≦0.05、原子%
で70≦a≦90、5≦c≦15、0.5≦d≦15、
0.5≦e≦15、0.1≦f≦15、0.1≦g≦1
0、1≦d+e≦20である。 - 【請求項6】 熱処理を施すことにより作成された金属
組織が非晶質相を含む請求項1、2、3、4または5に
記載の軟磁性合金膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3456293A JPH06228716A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 軟磁性合金膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3456293A JPH06228716A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 軟磁性合金膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06228716A true JPH06228716A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12417761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3456293A Pending JPH06228716A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 軟磁性合金膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06228716A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1850334A1 (en) * | 2006-04-27 | 2007-10-31 | Heraeus, Inc. | Soft magnetic underlayer in magnetic media and soft magnetic alloy based sputter target |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP3456293A patent/JPH06228716A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1850334A1 (en) * | 2006-04-27 | 2007-10-31 | Heraeus, Inc. | Soft magnetic underlayer in magnetic media and soft magnetic alloy based sputter target |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010123 |