JPH0433428B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0433428B2 JPH0433428B2 JP63318281A JP31828188A JPH0433428B2 JP H0433428 B2 JPH0433428 B2 JP H0433428B2 JP 63318281 A JP63318281 A JP 63318281A JP 31828188 A JP31828188 A JP 31828188A JP H0433428 B2 JPH0433428 B2 JP H0433428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gelatin
- gel
- melting point
- tannin
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Description
産業上の利用分野
この発明は、高融点ゼラチンゲル及びその製造
法に関するものである。更に詳細には、本発明は
ブドウ種子由来のタンニン(以下、ブドウ種子タ
ンニンという)を配合することを特徴とする高融
点ゼラチンゲル及びその製造方法に関する。本発
明のゼラチンゲルはプリン様又はゼリー状食品ゲ
ルとして有用である。 従来の技術 食品ゲルは、通常、ゲル化剤であるゼラチン、
カラギーナン、寒天、アルギン酸ナトリウム、ペ
クチン、植物性ガム類、フアーセルラン、カード
ラン等及びそれらの2種以上の混合物からなるゲ
ルをベースとしている。このゲル中に適当な食品
添加物である甘味料、酸味料、香料、色素、その
他を加えたり、更に必要に応じて上記組成物に果
実、木の実、その他の固形物を加えてプリン様ま
たはゼリー状食品ゲルを製造している。 ゼラチンゲルは食した時に、口腔内温度で直ち
に融解し、独特の滑かな食感を与えるので消費者
に広く好まれている。しかしながら、原料ゼラチ
ンの物性にもよるが、2−5重量%の食用ゼラチ
ン濃度のゼラチンゲルの融解温度は20−30℃であ
り、このような低温融解温度のため、プリン様ま
たはゼリー状等ゲルとして作られる食品は、夏期
における室温、暖房された室内、流通段階におけ
る低温保持の不完全性などにより容易に融解して
しまう。従来は、この欠点を補うためゼリー製造
時に寒天、カラギーナン、ペクチン等高融点ゲル
を形成し得る多糖類を別に融解し、溶液状態でゼ
ラチン溶液と混合して使用してきたが、多糖類の
溶解に高温を必要とし、更にゼラチン独特のなめ
らかなテクスチヤーを損うという欠点があつた。 発明が解決しようとする課題 本発明は、口腔内温度で融解し、ゼラチン本来
の物性及び外観等、即ち滑らかなテクスチヤー、
味及び色を損うことなく、しかも高融点ゼラチン
ゲルを提供することを目的とする。更に、本発明
は高融点の食品用ゼラチンゲルを与えることを目
的としている。 課題を解決するための手段 本発明者らは、ゼラチンゲルの高融点化につ
き、鋭意研究を重ねた結果、ゼラチン水溶液にブ
ドウ種子タンニンを加えることにより、物性、味
及び色を損うことなく目的が達せられるとの知見
を得て本発明を完成したものである。 特に本発明は、プリン様またはゼリー状のゼラ
チンからなる食品ゲルにおいて、ゼラチン水溶液
にブドウ種子タンニンを加え、次いで形成された
ゼラチンゲルPH3−PH9.5好ましくはPH3.5−PH8
に調整した水溶液に浸漬することを特徴とするゼ
ラチン本来の食感、味及び色を維持した高融点食
品ゼラチンゲルおよびその製造法を提供する。 本発明において使用するゼラチンはアルカリゼ
ラチン、酸性ゼラチンのいずれでもよい。ゲル化
の際の最終濃度が2−10重量%になるように水を
加えて十分にゼラチンを膨潤した後、溶解する。
得られたゼラチン水溶液は水酸化ナトリウムでPH
6−8に調整する。 タンニンは、横塚らの方法[J.Ferment.
Technal.,64(6),487(1986)]に従つて、ブド
ウ種子から調整した。即ち、同じく横塚らの方法
[J.Ferment.Technal.,65(5),477(1984)]に
よつて得られたブドウ種子フエノールを乾燥セル
ロース粉末と混合する。この混合物を水でしめら
せてカラムにつめる。まず水で飽和されたエーテ
ルで溶離し、次に飽和された酢酸エチルで溶離す
る。最後に5%エタノールで溶離して、275nmに
吸収をもつ分画を集め、減圧下、窒素気流中で35
℃において乾涸寸前まで濃縮する。 得られた濃縮液に少量の水を加えて凍結乾燥し
て乾燥タンニン含有粉末を得る(本発明で“全フ
エノール”と呼ぶ)。 別にBio−Gel P−2を10%酢酸−50%エタノ
ール中で懸濁、膨潤させ、ステンレススチールカ
ラムにつめる。このカラムに更に0.2ml/minで
10%酢酸−50%エタノールを流して平衡化する。
50%エタノールに溶解したブドウ種子フエノール
をカラムに添加した後、10%酢酸−50%エタノー
ルを流す。この溶離液で溶出してこない部分を50
%アセトンで溶出した。溶離した画分を本発明で
“高重合度タンニン”と呼ぶ。 ブドウ種子タンニンは縮合型タンニンと呼ば
れ、カテキンの重合体である。上記のように精製
分画されたモノマー・ダイマー画分(分子量とし
て約100〜400)、高重合度タンニン(分子量とし
て約1000−3000)、および全フエノール(分画す
る前のものであり、モノマーから、より高重合度
タンニンにわたる種々の分子量のタンニンを含む
混合物)について検討したところ、本発明におけ
るゼラチンゲルの高融点化には高重合度タンニン
および全フエノールに効果が認められる。 本発明の高融点ゼラチンゲルの製法を以下に一
般的に説明する。 タンニンを50%エタノールに溶解し、アルカ
リ、例えばカセイソーダ、炭酸ナトリウムまたは
炭酸水素ナトリウムでPH6以上、好ましくはPH6
〜8に調整し所定量をゼラチン水溶液に加える。
タンニンの添加量はゼラチンに対して0.01−2重
量%であり、50−60℃に保つたゼラチン水溶液に
攪拌しながら加える。 タンニンを添加したゼラチン水溶液をゲル化す
るには、ゼラチンゲルの融点以下に温度を下げれ
ばよいが、温度は低い方がよりゲルの融点をあげ
るのに効果がある。通常4−15℃が適当である。 ゲル化時間は長い方が融点をあげるのには効果
があり、ゼラチン/タンニン水溶液を少くとも30
分以上ゲル化温度に保持することが好ましい。 次いで得られたゲルをPH3−PH9.5、好ましく
はPH3.5−PH8に調整した水溶液に浸漬すること
が必要である。 ゼラチン水溶液とタンニン水溶液とを混合し、
温度を下げてゲル化しただけでは所望の融点上昇
は得られない。むしろこの状態のゲルの融点は、
タンニン無添加ゼラチンゲルの融点より低下す
る。この理由は完全に解明されていないが、タン
ニン添加により、ランダムコイル状のゼラチン分
子鎖の、コラーゲンヘリツクス構造へのまきもど
りがさまたげられ、ヘリツクス構造がみいだされ
ることに起因すると考えられる。 ブドウ種子タンニンを含むゼラチン水溶液から
作られるゲルをPH3−9.5に調整された水溶液に
浸漬することによる融点上昇効果の機構は明らか
ではないが、ゲル化に際してもゼラチン分子がま
きもどつて形成すると考えられるコラーゲンヘリ
ツクス構造をより強固にするものと考えられる。
「浸漬工程」を考えるとき、時間とPHとの影響が
問題になるが、時間の長さはそれほど融点上昇に
影響を与えず、少くとも20分浸漬すれば良く、そ
れ以上長くても悪影響はないが、著しい効果も得
られない。 一方PHは大いに融点上昇に影響を与える。PHは
3−9.5であれば所望の融点が得られるが、酸性
よりも微アルカリ側の方が融点上昇には良好に作
用する。PH調整剤としては、可食性酸であるクエ
ン酸、酢酸、d−酒石酸、乳酸、フマル酸、dl−
リンゴ酸、グルコノデルタラクトン等、また可食
性塩基である炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム等が一般に使用される。し
かしながら、これらに限定されるものではない。 浸漬液中で処理されたゲルはただちに液中から
取り出されて水洗、包装等の必要な処理に移され
るが、浸漬液に甘味料である砂糖、ブドウ糖を加
えてシロツプとして利用することもできる。 本発明を以下の実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 酸性ゼラチン5.0gを水35mlに加えて2時間放
置し、膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重
合度タンニン0.05gを50%エタノール5.0mlに加
え、攪拌し溶解した。次いでM/5リン酸一水素
ナトリウム−M/10クエン酸緩衝液(PH8.0)5.0
mlを加えて高重合度タンニン液を調整した。十分
に膨潤させた酸性ゼラチンを60℃に加温して溶解
した。1N水酸化ナトリウムでPH8に調整した後、
攪拌しながら高重合度タンニン液を加えた。調整
されたゼラチン混合液を4℃で17時間ゲル化させ
た(10%ゼラチンゲル:タンニン1%/ゼラチ
ン)。 できあがつたゼラチンゲルを細断し、M/5リ
ン酸一水素ナトリウム−M/10クエン酸緩衝液
(PH8.0:4℃)に18時間浸漬した。次いでゲルを
浸漬液から取り出し、水洗いして融点を測定し
た。
法に関するものである。更に詳細には、本発明は
ブドウ種子由来のタンニン(以下、ブドウ種子タ
ンニンという)を配合することを特徴とする高融
点ゼラチンゲル及びその製造方法に関する。本発
明のゼラチンゲルはプリン様又はゼリー状食品ゲ
ルとして有用である。 従来の技術 食品ゲルは、通常、ゲル化剤であるゼラチン、
カラギーナン、寒天、アルギン酸ナトリウム、ペ
クチン、植物性ガム類、フアーセルラン、カード
ラン等及びそれらの2種以上の混合物からなるゲ
ルをベースとしている。このゲル中に適当な食品
添加物である甘味料、酸味料、香料、色素、その
他を加えたり、更に必要に応じて上記組成物に果
実、木の実、その他の固形物を加えてプリン様ま
たはゼリー状食品ゲルを製造している。 ゼラチンゲルは食した時に、口腔内温度で直ち
に融解し、独特の滑かな食感を与えるので消費者
に広く好まれている。しかしながら、原料ゼラチ
ンの物性にもよるが、2−5重量%の食用ゼラチ
ン濃度のゼラチンゲルの融解温度は20−30℃であ
り、このような低温融解温度のため、プリン様ま
たはゼリー状等ゲルとして作られる食品は、夏期
における室温、暖房された室内、流通段階におけ
る低温保持の不完全性などにより容易に融解して
しまう。従来は、この欠点を補うためゼリー製造
時に寒天、カラギーナン、ペクチン等高融点ゲル
を形成し得る多糖類を別に融解し、溶液状態でゼ
ラチン溶液と混合して使用してきたが、多糖類の
溶解に高温を必要とし、更にゼラチン独特のなめ
らかなテクスチヤーを損うという欠点があつた。 発明が解決しようとする課題 本発明は、口腔内温度で融解し、ゼラチン本来
の物性及び外観等、即ち滑らかなテクスチヤー、
味及び色を損うことなく、しかも高融点ゼラチン
ゲルを提供することを目的とする。更に、本発明
は高融点の食品用ゼラチンゲルを与えることを目
的としている。 課題を解決するための手段 本発明者らは、ゼラチンゲルの高融点化につ
き、鋭意研究を重ねた結果、ゼラチン水溶液にブ
ドウ種子タンニンを加えることにより、物性、味
及び色を損うことなく目的が達せられるとの知見
を得て本発明を完成したものである。 特に本発明は、プリン様またはゼリー状のゼラ
チンからなる食品ゲルにおいて、ゼラチン水溶液
にブドウ種子タンニンを加え、次いで形成された
ゼラチンゲルPH3−PH9.5好ましくはPH3.5−PH8
に調整した水溶液に浸漬することを特徴とするゼ
ラチン本来の食感、味及び色を維持した高融点食
品ゼラチンゲルおよびその製造法を提供する。 本発明において使用するゼラチンはアルカリゼ
ラチン、酸性ゼラチンのいずれでもよい。ゲル化
の際の最終濃度が2−10重量%になるように水を
加えて十分にゼラチンを膨潤した後、溶解する。
得られたゼラチン水溶液は水酸化ナトリウムでPH
6−8に調整する。 タンニンは、横塚らの方法[J.Ferment.
Technal.,64(6),487(1986)]に従つて、ブド
ウ種子から調整した。即ち、同じく横塚らの方法
[J.Ferment.Technal.,65(5),477(1984)]に
よつて得られたブドウ種子フエノールを乾燥セル
ロース粉末と混合する。この混合物を水でしめら
せてカラムにつめる。まず水で飽和されたエーテ
ルで溶離し、次に飽和された酢酸エチルで溶離す
る。最後に5%エタノールで溶離して、275nmに
吸収をもつ分画を集め、減圧下、窒素気流中で35
℃において乾涸寸前まで濃縮する。 得られた濃縮液に少量の水を加えて凍結乾燥し
て乾燥タンニン含有粉末を得る(本発明で“全フ
エノール”と呼ぶ)。 別にBio−Gel P−2を10%酢酸−50%エタノ
ール中で懸濁、膨潤させ、ステンレススチールカ
ラムにつめる。このカラムに更に0.2ml/minで
10%酢酸−50%エタノールを流して平衡化する。
50%エタノールに溶解したブドウ種子フエノール
をカラムに添加した後、10%酢酸−50%エタノー
ルを流す。この溶離液で溶出してこない部分を50
%アセトンで溶出した。溶離した画分を本発明で
“高重合度タンニン”と呼ぶ。 ブドウ種子タンニンは縮合型タンニンと呼ば
れ、カテキンの重合体である。上記のように精製
分画されたモノマー・ダイマー画分(分子量とし
て約100〜400)、高重合度タンニン(分子量とし
て約1000−3000)、および全フエノール(分画す
る前のものであり、モノマーから、より高重合度
タンニンにわたる種々の分子量のタンニンを含む
混合物)について検討したところ、本発明におけ
るゼラチンゲルの高融点化には高重合度タンニン
および全フエノールに効果が認められる。 本発明の高融点ゼラチンゲルの製法を以下に一
般的に説明する。 タンニンを50%エタノールに溶解し、アルカ
リ、例えばカセイソーダ、炭酸ナトリウムまたは
炭酸水素ナトリウムでPH6以上、好ましくはPH6
〜8に調整し所定量をゼラチン水溶液に加える。
タンニンの添加量はゼラチンに対して0.01−2重
量%であり、50−60℃に保つたゼラチン水溶液に
攪拌しながら加える。 タンニンを添加したゼラチン水溶液をゲル化す
るには、ゼラチンゲルの融点以下に温度を下げれ
ばよいが、温度は低い方がよりゲルの融点をあげ
るのに効果がある。通常4−15℃が適当である。 ゲル化時間は長い方が融点をあげるのには効果
があり、ゼラチン/タンニン水溶液を少くとも30
分以上ゲル化温度に保持することが好ましい。 次いで得られたゲルをPH3−PH9.5、好ましく
はPH3.5−PH8に調整した水溶液に浸漬すること
が必要である。 ゼラチン水溶液とタンニン水溶液とを混合し、
温度を下げてゲル化しただけでは所望の融点上昇
は得られない。むしろこの状態のゲルの融点は、
タンニン無添加ゼラチンゲルの融点より低下す
る。この理由は完全に解明されていないが、タン
ニン添加により、ランダムコイル状のゼラチン分
子鎖の、コラーゲンヘリツクス構造へのまきもど
りがさまたげられ、ヘリツクス構造がみいだされ
ることに起因すると考えられる。 ブドウ種子タンニンを含むゼラチン水溶液から
作られるゲルをPH3−9.5に調整された水溶液に
浸漬することによる融点上昇効果の機構は明らか
ではないが、ゲル化に際してもゼラチン分子がま
きもどつて形成すると考えられるコラーゲンヘリ
ツクス構造をより強固にするものと考えられる。
「浸漬工程」を考えるとき、時間とPHとの影響が
問題になるが、時間の長さはそれほど融点上昇に
影響を与えず、少くとも20分浸漬すれば良く、そ
れ以上長くても悪影響はないが、著しい効果も得
られない。 一方PHは大いに融点上昇に影響を与える。PHは
3−9.5であれば所望の融点が得られるが、酸性
よりも微アルカリ側の方が融点上昇には良好に作
用する。PH調整剤としては、可食性酸であるクエ
ン酸、酢酸、d−酒石酸、乳酸、フマル酸、dl−
リンゴ酸、グルコノデルタラクトン等、また可食
性塩基である炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム等が一般に使用される。し
かしながら、これらに限定されるものではない。 浸漬液中で処理されたゲルはただちに液中から
取り出されて水洗、包装等の必要な処理に移され
るが、浸漬液に甘味料である砂糖、ブドウ糖を加
えてシロツプとして利用することもできる。 本発明を以下の実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 酸性ゼラチン5.0gを水35mlに加えて2時間放
置し、膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重
合度タンニン0.05gを50%エタノール5.0mlに加
え、攪拌し溶解した。次いでM/5リン酸一水素
ナトリウム−M/10クエン酸緩衝液(PH8.0)5.0
mlを加えて高重合度タンニン液を調整した。十分
に膨潤させた酸性ゼラチンを60℃に加温して溶解
した。1N水酸化ナトリウムでPH8に調整した後、
攪拌しながら高重合度タンニン液を加えた。調整
されたゼラチン混合液を4℃で17時間ゲル化させ
た(10%ゼラチンゲル:タンニン1%/ゼラチ
ン)。 できあがつたゼラチンゲルを細断し、M/5リ
ン酸一水素ナトリウム−M/10クエン酸緩衝液
(PH8.0:4℃)に18時間浸漬した。次いでゲルを
浸漬液から取り出し、水洗いして融点を測定し
た。
【表】
実施例 2
アルカリゼラチン2.5gを水38mlに加えて2時
間膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重合度
タンニン0.025gを50%エタノール5.0mlに加え、
攪拌し、更にM/5リン酸一水素ナトリウム−
M/10クエン酸緩衝液(PH8.0)5.0mlを加えて、
十分攪拌して高重合度タンニン溶液を調整した。
以下、ゲルを浸漬する緩衝液のPHを4.0に、ゲル
化ならびに浸漬温度を15℃にした以外は実施例1
と同様な条件で5%ゼラチンゲルをつくり、融点
を測定した。
間膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重合度
タンニン0.025gを50%エタノール5.0mlに加え、
攪拌し、更にM/5リン酸一水素ナトリウム−
M/10クエン酸緩衝液(PH8.0)5.0mlを加えて、
十分攪拌して高重合度タンニン溶液を調整した。
以下、ゲルを浸漬する緩衝液のPHを4.0に、ゲル
化ならびに浸漬温度を15℃にした以外は実施例1
と同様な条件で5%ゼラチンゲルをつくり、融点
を測定した。
【表】
実施例 3
アルカリゼラチン5.0gを水35mlに加えて、2
時間膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重合
度タンニン0.1gを50%エタノール5.0mlに加えて
十分攪拌して溶解させ、次いで、M/5リン酸一
水素ナトリウム−M/10クエン酸緩衝液(PH8.0)
5.0mlを加えて更に攪拌して高重合度タンニン溶
液を調整した。 十分膨潤させたゼラチンを60℃で溶解し、1N
水酸化ナトリウムPH8に調整した後、攪拌しなが
ら前に調整した高重合度タンニン液を加えた。こ
のゼラチン−タンニンの混合溶液を4℃で19時間
ゲル化させた、(10%ゼラチンゲル。タンニン2
%/ゼラチン)。できあがつたゲルを細断し、
M/5リン酸一水素ナトリウム−M/10クエン酸
緩衝液(PH4.0)に4℃で19時間浸漬した。次い
でゲルを浸漬液から取り出し、水洗して融点を測
定したところ、36.7℃であつた。尚、浸漬前のゲ
ルは33.6℃であつた。 実施例 4 アルカリゼラチン5.0gを水40mlに加えて、2
時間膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重合
度タンニン0.005gを50%エタノール5.0mlに加え
て十分攪拌して溶解し、次いで炭酸ナトリウムで
PH8に調整した。十分膨潤させたゼラチンを60℃
で溶解し、1N水酸化ナトリウムPH8に調整した
後、攪拌しながら高重合度タンニン液を加えた。
ゼラチン、タンニンの混合溶液を15℃で3時間ゲ
ル化させた(10%ゼラチンゲル。タンニン0.1
%/ゼラチン)。できあがつたゲルを細断し、PH
8の炭酸ナトリウムの水溶液に30分浸漬した。
後、浸漬液からゲルを取り出し、水洗して融点を
測定した。融点は37.2℃であつた。尚浸漬する前
のゲルは33.6℃であつた。 実施例 5 実施例1の中で、高重合度タンニン0.5%/ゼ
ラチン、ゲルを浸漬するM/5リン酸一水素ナト
リウム−M/10クエン酸緩衝液のPHを6.0にした
以外は、全く同じ条件でつくつたゲルの融点は
37.7℃であつた。尚、浸漬前のゲル、33.5℃であ
つた。 実施例 6 実施例1の中で、高重合度タンニンを全フエノ
ールにかえ、添加量は全フエノール0.5%/ゼラ
チンとした以外は全く同じ条件でつくつたゲルの
融点は36.3℃であつた。尚、浸漬前のゲルは34.8
℃であつた。
時間膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重合
度タンニン0.1gを50%エタノール5.0mlに加えて
十分攪拌して溶解させ、次いで、M/5リン酸一
水素ナトリウム−M/10クエン酸緩衝液(PH8.0)
5.0mlを加えて更に攪拌して高重合度タンニン溶
液を調整した。 十分膨潤させたゼラチンを60℃で溶解し、1N
水酸化ナトリウムPH8に調整した後、攪拌しなが
ら前に調整した高重合度タンニン液を加えた。こ
のゼラチン−タンニンの混合溶液を4℃で19時間
ゲル化させた、(10%ゼラチンゲル。タンニン2
%/ゼラチン)。できあがつたゲルを細断し、
M/5リン酸一水素ナトリウム−M/10クエン酸
緩衝液(PH4.0)に4℃で19時間浸漬した。次い
でゲルを浸漬液から取り出し、水洗して融点を測
定したところ、36.7℃であつた。尚、浸漬前のゲ
ルは33.6℃であつた。 実施例 4 アルカリゼラチン5.0gを水40mlに加えて、2
時間膨潤させた。一方、ブドウ種子由来の高重合
度タンニン0.005gを50%エタノール5.0mlに加え
て十分攪拌して溶解し、次いで炭酸ナトリウムで
PH8に調整した。十分膨潤させたゼラチンを60℃
で溶解し、1N水酸化ナトリウムPH8に調整した
後、攪拌しながら高重合度タンニン液を加えた。
ゼラチン、タンニンの混合溶液を15℃で3時間ゲ
ル化させた(10%ゼラチンゲル。タンニン0.1
%/ゼラチン)。できあがつたゲルを細断し、PH
8の炭酸ナトリウムの水溶液に30分浸漬した。
後、浸漬液からゲルを取り出し、水洗して融点を
測定した。融点は37.2℃であつた。尚浸漬する前
のゲルは33.6℃であつた。 実施例 5 実施例1の中で、高重合度タンニン0.5%/ゼ
ラチン、ゲルを浸漬するM/5リン酸一水素ナト
リウム−M/10クエン酸緩衝液のPHを6.0にした
以外は、全く同じ条件でつくつたゲルの融点は
37.7℃であつた。尚、浸漬前のゲル、33.5℃であ
つた。 実施例 6 実施例1の中で、高重合度タンニンを全フエノ
ールにかえ、添加量は全フエノール0.5%/ゼラ
チンとした以外は全く同じ条件でつくつたゲルの
融点は36.3℃であつた。尚、浸漬前のゲルは34.8
℃であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ゼラチン水溶液にブドウ種子タンニンを添加
し、得られた混合溶液をゼラチンの融点以下の温
度でゲル化させ、次いで形成されたゲルをPH3−
9.5の水溶液に浸漬することを特徴とする高融点
ゼラチンゲルの製造方法。 2 ゼラチン濃度が2−10重量%である、請求項
1記載の高融点ゼラチンゲルの製造方法。 3 ブトウ種子タンニンの添加量がゼラチンに対
して0.01−2重量%である、請求項1記載の高融
点ゼラチンゲルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63318281A JPH02163046A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 高融点ゼラチンゲルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63318281A JPH02163046A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 高融点ゼラチンゲルおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02163046A JPH02163046A (ja) | 1990-06-22 |
| JPH0433428B2 true JPH0433428B2 (ja) | 1992-06-03 |
Family
ID=18097453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63318281A Granted JPH02163046A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 高融点ゼラチンゲルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02163046A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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