JPH0433632B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0433632B2 JPH0433632B2 JP57183233A JP18323382A JPH0433632B2 JP H0433632 B2 JPH0433632 B2 JP H0433632B2 JP 57183233 A JP57183233 A JP 57183233A JP 18323382 A JP18323382 A JP 18323382A JP H0433632 B2 JPH0433632 B2 JP H0433632B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- color
- ink layer
- density
- yellow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38228—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of two or more ink layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
本発明は、印字、印刷濃度を変更しうる多階調
プリント技術に用いる感熱転写媒体に関し、詳し
くは基材に設けられたインキ層が熱転写により記
録紙に複数回重ね合わされることによつてえられ
る転写像の濃度を調整する多階調感熱転写方式に
用いられる多階調用感熱転写記録媒体に関する。 従来の感熱転写による多階調技術としては、通
称3L法と呼ばれる方法が知られている(社団法
人電子通信学会1981年9月25日発行の同会技法
IE81−63、45〜52頁参照)。 この3L法は一画素におけるドツト数の多少と、
熱転写されるインキ層の反射濃度の濃淡との組合
わせで多数の階調をえようとするものであるが、
該方法ではインキ層の反射濃度の調整限界とドツ
ト数の解像度に対する限界とにより、自然な階調
に近い多数の階調を高い解像度でうることはきわ
めて困難であつた。 これに対し、同色の濃度が同一または相互に異
なるインキ層を重ね合わせて印字することによ
り、印字濃度を調整すると階調調整の因子に重ね
合せ印字回数を加えることができ、一画素あたり
のドツト数を少なくして解像度を向上しても階調
数を充分多くとれるようになつた。 しかし、該重ね合せ印字、印刷による多階調記
録では後に重ね合せ転写されたインキ層の濃度
が、先に転写されたインキ層の濃度よりも強く作
用し、加算的濃度の増大が生じにくくなり、最高
反射濃度でも全体にかすみのかかつたような淡い
印字、印刷となりやすい欠点があつた。 本発明はこのような欠点を解消して、鮮明な重
ね合せ多階調サーマル転写印字、印刷が行なえる
ようにすることを目的とする。 本発明はこのような目的を達成するために熱転
写インキ層を改良したもので、基材上に設けられ
たイエロー、マゼンタまたはシアンのうちの少な
くとも1色のインキ層が各色ごとに熱転写により
記録紙に複数回重ね合わされることによつて、え
られる各色の転写像の濃度を調整する多階調感熱
転写方式に用いられる多階調用感熱転写記録媒体
であつて、前記インキ層が透明性および着色力の
高い着色顔料が最高反射濃度を呈する量未満の少
ない量含有されているとともに、前記着色顔料に
おける非吸収帯域での光透過率が約65%以上であ
るものである。 このようなインキ層を重ね合せ印字、印刷する
ことにより、反射濃度の最高値は従来のものに比
してきわめて高くなり、目視においてはかすみの
かかつたようなぼやけは生じず、鮮明な印字、印
刷がえられるようになつた。 本発明において、インキ層が含有している着色
剤の量は、その色の印字像の最高反射濃度以上で
あれば多階調がえられないので、印字像の最高反
射濃度を呈する量未満より少ない量でなければな
らない。 本発明においてインキ層の着色材量は次式によ
つて表わされるものである。 着色材量(g/m2)=[着色顔料含有率(重量%
)×塗布量(g/m2)]/100 またある色について印字像の最高反射濃度と
は、前記着色材量をいくら増加してもそれ以上反
射濃度が増加することのない上限の反射濃度をい
う。 また着色顔料における非吸収帯域の光透過率は
約65%以上、好ましくは70%以上である。約65%
未満のときはインキ層を重ねても濃度がでず、印
字像の最高反射濃度を充分高めることができず、
かすみがかかつたような印字像しかえられないた
め満足しうる階調はえられない。なお光透過率は
できるだけ高い方が好ましい。 つぎに本発明を実施例に基づいて説明する。 実施例 1 1つのフイルム状基材1に第1図に示すように
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色につき
着色材量の異なる3つの部分インキ層Y1,Y
2,Y3;C1,C2,C3;M1,M2,M3
をカラーダンダラ(富士化学紙工業(株)の商標名)
状に塗布してある。 フイルム基材1としては、厚さ9μのポリエス
テルフイルムを用いた。また前記インキ層のベヒ
クルとしては透明性の高いつぎの組成のものを用
いた。 成 分 重量% カルナバワツクス1号 20 パラフインワツクス(融点65℃のもの) 35 エステルワツクス 25 石油樹脂 10 スピンドル油 10 前記インキ層の着色材としては各色において、
つぎの透明性の高い着色顔料、すなわちシアンと
してはシアニンブルー、マゼンタとしてはローダ
ミンレーキY、イエローとしてはベンジジンイエ
ローを用いた。 各部分インキ層のベヒクルと着色顔料との混合
比および普通紙にサーマルプリンタにより1回直
接感熱転写したときの印字像の反射濃度(ΔOD)
(印字部分の反射濃度−未印字部分の反射濃度)、
非吸収帯域での光透過率およびその測定波長、な
らびに最大吸収波長を第1表に示す。
プリント技術に用いる感熱転写媒体に関し、詳し
くは基材に設けられたインキ層が熱転写により記
録紙に複数回重ね合わされることによつてえられ
る転写像の濃度を調整する多階調感熱転写方式に
用いられる多階調用感熱転写記録媒体に関する。 従来の感熱転写による多階調技術としては、通
称3L法と呼ばれる方法が知られている(社団法
人電子通信学会1981年9月25日発行の同会技法
IE81−63、45〜52頁参照)。 この3L法は一画素におけるドツト数の多少と、
熱転写されるインキ層の反射濃度の濃淡との組合
わせで多数の階調をえようとするものであるが、
該方法ではインキ層の反射濃度の調整限界とドツ
ト数の解像度に対する限界とにより、自然な階調
に近い多数の階調を高い解像度でうることはきわ
めて困難であつた。 これに対し、同色の濃度が同一または相互に異
なるインキ層を重ね合わせて印字することによ
り、印字濃度を調整すると階調調整の因子に重ね
合せ印字回数を加えることができ、一画素あたり
のドツト数を少なくして解像度を向上しても階調
数を充分多くとれるようになつた。 しかし、該重ね合せ印字、印刷による多階調記
録では後に重ね合せ転写されたインキ層の濃度
が、先に転写されたインキ層の濃度よりも強く作
用し、加算的濃度の増大が生じにくくなり、最高
反射濃度でも全体にかすみのかかつたような淡い
印字、印刷となりやすい欠点があつた。 本発明はこのような欠点を解消して、鮮明な重
ね合せ多階調サーマル転写印字、印刷が行なえる
ようにすることを目的とする。 本発明はこのような目的を達成するために熱転
写インキ層を改良したもので、基材上に設けられ
たイエロー、マゼンタまたはシアンのうちの少な
くとも1色のインキ層が各色ごとに熱転写により
記録紙に複数回重ね合わされることによつて、え
られる各色の転写像の濃度を調整する多階調感熱
転写方式に用いられる多階調用感熱転写記録媒体
であつて、前記インキ層が透明性および着色力の
高い着色顔料が最高反射濃度を呈する量未満の少
ない量含有されているとともに、前記着色顔料に
おける非吸収帯域での光透過率が約65%以上であ
るものである。 このようなインキ層を重ね合せ印字、印刷する
ことにより、反射濃度の最高値は従来のものに比
してきわめて高くなり、目視においてはかすみの
かかつたようなぼやけは生じず、鮮明な印字、印
刷がえられるようになつた。 本発明において、インキ層が含有している着色
剤の量は、その色の印字像の最高反射濃度以上で
あれば多階調がえられないので、印字像の最高反
射濃度を呈する量未満より少ない量でなければな
らない。 本発明においてインキ層の着色材量は次式によ
つて表わされるものである。 着色材量(g/m2)=[着色顔料含有率(重量%
)×塗布量(g/m2)]/100 またある色について印字像の最高反射濃度と
は、前記着色材量をいくら増加してもそれ以上反
射濃度が増加することのない上限の反射濃度をい
う。 また着色顔料における非吸収帯域の光透過率は
約65%以上、好ましくは70%以上である。約65%
未満のときはインキ層を重ねても濃度がでず、印
字像の最高反射濃度を充分高めることができず、
かすみがかかつたような印字像しかえられないた
め満足しうる階調はえられない。なお光透過率は
できるだけ高い方が好ましい。 つぎに本発明を実施例に基づいて説明する。 実施例 1 1つのフイルム状基材1に第1図に示すように
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色につき
着色材量の異なる3つの部分インキ層Y1,Y
2,Y3;C1,C2,C3;M1,M2,M3
をカラーダンダラ(富士化学紙工業(株)の商標名)
状に塗布してある。 フイルム基材1としては、厚さ9μのポリエス
テルフイルムを用いた。また前記インキ層のベヒ
クルとしては透明性の高いつぎの組成のものを用
いた。 成 分 重量% カルナバワツクス1号 20 パラフインワツクス(融点65℃のもの) 35 エステルワツクス 25 石油樹脂 10 スピンドル油 10 前記インキ層の着色材としては各色において、
つぎの透明性の高い着色顔料、すなわちシアンと
してはシアニンブルー、マゼンタとしてはローダ
ミンレーキY、イエローとしてはベンジジンイエ
ローを用いた。 各部分インキ層のベヒクルと着色顔料との混合
比および普通紙にサーマルプリンタにより1回直
接感熱転写したときの印字像の反射濃度(ΔOD)
(印字部分の反射濃度−未印字部分の反射濃度)、
非吸収帯域での光透過率およびその測定波長、な
らびに最大吸収波長を第1表に示す。
【表】
* 着色材量が減少すると非吸収帯域での光透過率は
増大する。
ついで各部分のインキ層の各色における重ね合
せ印字をサーマルプリンタを用いて行なつた。え
られた印字像の反射濃度と着色材量の関係をグラ
フにして第2図に示す。第2図(第3〜4図も同
じ)において、Y1の1回転写でえられた印字像
およびY1の複数回の重ね合せ転写でえられた印
字像は〇印で示し、Y2の1回転写でえられた印
字像およびY2の複数回の重ね合せ転写でえられ
た印字像は●印で示し、Y3の1回転写でえられ
た印字像およびY3の複数回の重ね合せ転写でえ
られた印字像は▲印で示している。C1,C2,
C3およびM1,M2,M3についても同様であ
る。 第2図に示すとおり、各色とも一定の着色材量
を超えると、それ以上着色材の量を増してもえら
れる印字像の反射濃度は一定の値を超えることは
なかつた。また各色とも10階調程度の印字像がえ
られ、いずれの印字像もきわめて鮮明なものであ
つた。 実施例 2 実施例1で用いた着色顔料1重量部に対しさら
に酸化チタン0.5重量部を混合して実施例1と同
様に多階調用感熱転写記録媒体を作製し、これを
用いて実施例1と同様にして印字を行なつた。え
られた印字像の反射濃度と着色材量の関係をグラ
フにして第3図に示す。 なお、非吸収帯域での光透過率は前記Y1のイ
ンキ層に対応する層で約70%、前記C1のインキ
層に対応する層で約76%、前記M1のインキ層に
対応する層で約73%であつた。 第3図から明らかなとおり、いずれの色でも実
施例1とほぼ同程度の高い最高反射濃度値がえら
れた。また各色とも8階調程度の印字像がえら
れ、いずれの印字像もきわめて鮮明なものであつ
た。 比較例 酸化チタンを実施例1で用いた着色顔料1重量
部に対して4重量部添加し、非吸収帯域での光透
過率が前記Y1のインキ層に対応する層で約45
%、前記C1のインキ層に対応する層で約49%、
前記M1のインキ層に対応する層で約47%の比較
用の感熱転写記録媒体を作製した。これを用いて
実施例1と同様に印字を行なつた。えられた印字
像の反射濃度と着色材量の関係をグラフにして第
4図に示す。 第4図から明らかなとおり、この比較例ではい
ずれの色においても実施例1〜2に比して大幅に
反射濃度が減少し、インキ層を重ねてもかすみの
かかつたような印字像しかえられず、鮮明な階調
色はえられなかつた。 以上の比較は、着色顔料が相違すれば色相など
が相違し、比較しにくいため、あえて酸化チタン
により透過率を減少させて透過率の作用を確認し
たものである。 なお前記第2〜4図において◇が付してあるも
のは、▲に相当する着色顔料含有率と同様な含有
率のインキを塗布量2g/m2にして形成したイン
キ層による印字濃度を示している。 第2〜4図から明らかなとおり、反射濃度
(ΔOD)は着色材量によつて変動するものであ
る。 なおインキ層の厚さは、多くのばあい、重ね合
せ印字によるトータルの厚さが35μm程度以下に
なるように設定するのが好ましい。 なお前記実施例に限らず、ベヒクルや着色顔料
として以下の透明性のよいものを用いるときは、
前記実施例とほぼ同様な傾向を示した。 ただし、各材料により最高反射濃度、非吸収帯
域での光透過率および該反射濃度に達したときの
着色材量に変動は生じたが、いずれも目視による
最高濃度以上とすることができた。 イエローの着色顔料としてナフトールエロー
S、ハンザエロー5G、パーマネントエロー
NCG、キノリンエローレーキなどの顔料の1種
または2種以上の混合物を用いたところ、実施例
1と同様にすぐれた効果がえられた。 マゼンタの着色顔料としてブリリアントフアス
トカーレツト、ブリリンアントカーミンBS、パ
ーマネントカーミンFB、リソールレツド、パー
マネントレツドF5R、ブリリアントカーミン6B、
ピグメントスカーレツト3B、ローダミンレーキ
B、アリザリンレーキなどの顔料の1種または2
種以上の混合物を用いたところ、実施例1と同様
にすぐれた効果がえられた。 シアンの着色顔料としてビクトリアブルーレー
キ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニ
ンブルー、フアストスカイブルーなどの顔料の1
種または2種以上の混合物を用いたところ、実施
例1と同様にすぐれた効果がえられた。 ベヒクルの組成としては、バインダー剤とし
て、針入度が10〜30(25℃)の固体ロウを用いる
のが、えられるインキ層の感熱性を向上せしめる
うえで好ましく、たとえばカルナバワツクス、マ
イクロクリスタリンワツクス、木ろう、ミツロ
ウ、セレシンワツクス、鯨ロウなどのワツクス類
が用いられるが、さらに必要に応じて低分子量ポ
リエチレン、酸化ワツクス、エステルワツクスな
どの容易に溶融しうる物質を併用して用いてもよ
い。 また柔軟剤としては、たとえば石油樹脂、ポリ
酢酸ビニル、ポリスチレン、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、セルロースエステル類、セルロース
エーテル類、アクリル系樹脂類などのごとき容易
に熱溶融しうる物質または潤滑油が好適に使用さ
れる。 さらに本発明においては、かかる感熱転写性イ
ンキ層に良好な熱伝導性および溶融転写性を付与
させるために、粉体状熱伝導性物質および(また
は)体質顔料を配合することができる。 粉体状熱伝導性物質としては、たとえばアルミ
ニウム、銅、錫、亜鉛などの熱伝導率が6.0×
10-4〜25.0×10-4cal/sec・cm・℃のものが好適
に使用される。 また体質顔料としては、たとえばコロイダルシ
リカ、炭酸マグネシウム、炭残カルシウム、クレ
ー、カオリン、珪酸カルシウム、アエロジル、ホ
ワイトカーボンなどの比較的透明性の高いものが
好適に使用される。 これらの熱伝導性物質や体質顔料はインキ層総
量100重量部に対してそれぞれ0〜30重量部およ
び0〜10重量部の割合で配合される。 なお、ベヒクルを構成する前記各成分の組合せ
や配合量などは、ベヒクル自体の透明性を損なわ
ないように選択する必要がある。 基材1としては、コンデンサー薄紙、コンデン
サー絶縁紙、ワンタイムカーボン原紙、硫酸紙、
グラシン紙、インデイアン紙、ロウ紙原子などの
薄紙あるいはセロハン、ポリエステル、ポリイミ
ド、ポリ塩化ビニルなどのプラスチツクフイルム
などを用いることができる。 また基材1は表面にステイツク防止のための樹
脂や転写性向上のための高熱伝導層をコーテイン
グしたものとしてもよい。 基材1に対するインキ層の配置は必ずしも第1
図に示すようなものに限らず、従来周知のパター
ンで配置すればよい。 また色ちがいのインキ層を1つの基材1に塗布
するのではなく、各色のインキ層ごとに基材に塗
布したり、濃度の相意により基材をかえるなどし
てもよい。
増大する。
ついで各部分のインキ層の各色における重ね合
せ印字をサーマルプリンタを用いて行なつた。え
られた印字像の反射濃度と着色材量の関係をグラ
フにして第2図に示す。第2図(第3〜4図も同
じ)において、Y1の1回転写でえられた印字像
およびY1の複数回の重ね合せ転写でえられた印
字像は〇印で示し、Y2の1回転写でえられた印
字像およびY2の複数回の重ね合せ転写でえられ
た印字像は●印で示し、Y3の1回転写でえられ
た印字像およびY3の複数回の重ね合せ転写でえ
られた印字像は▲印で示している。C1,C2,
C3およびM1,M2,M3についても同様であ
る。 第2図に示すとおり、各色とも一定の着色材量
を超えると、それ以上着色材の量を増してもえら
れる印字像の反射濃度は一定の値を超えることは
なかつた。また各色とも10階調程度の印字像がえ
られ、いずれの印字像もきわめて鮮明なものであ
つた。 実施例 2 実施例1で用いた着色顔料1重量部に対しさら
に酸化チタン0.5重量部を混合して実施例1と同
様に多階調用感熱転写記録媒体を作製し、これを
用いて実施例1と同様にして印字を行なつた。え
られた印字像の反射濃度と着色材量の関係をグラ
フにして第3図に示す。 なお、非吸収帯域での光透過率は前記Y1のイ
ンキ層に対応する層で約70%、前記C1のインキ
層に対応する層で約76%、前記M1のインキ層に
対応する層で約73%であつた。 第3図から明らかなとおり、いずれの色でも実
施例1とほぼ同程度の高い最高反射濃度値がえら
れた。また各色とも8階調程度の印字像がえら
れ、いずれの印字像もきわめて鮮明なものであつ
た。 比較例 酸化チタンを実施例1で用いた着色顔料1重量
部に対して4重量部添加し、非吸収帯域での光透
過率が前記Y1のインキ層に対応する層で約45
%、前記C1のインキ層に対応する層で約49%、
前記M1のインキ層に対応する層で約47%の比較
用の感熱転写記録媒体を作製した。これを用いて
実施例1と同様に印字を行なつた。えられた印字
像の反射濃度と着色材量の関係をグラフにして第
4図に示す。 第4図から明らかなとおり、この比較例ではい
ずれの色においても実施例1〜2に比して大幅に
反射濃度が減少し、インキ層を重ねてもかすみの
かかつたような印字像しかえられず、鮮明な階調
色はえられなかつた。 以上の比較は、着色顔料が相違すれば色相など
が相違し、比較しにくいため、あえて酸化チタン
により透過率を減少させて透過率の作用を確認し
たものである。 なお前記第2〜4図において◇が付してあるも
のは、▲に相当する着色顔料含有率と同様な含有
率のインキを塗布量2g/m2にして形成したイン
キ層による印字濃度を示している。 第2〜4図から明らかなとおり、反射濃度
(ΔOD)は着色材量によつて変動するものであ
る。 なおインキ層の厚さは、多くのばあい、重ね合
せ印字によるトータルの厚さが35μm程度以下に
なるように設定するのが好ましい。 なお前記実施例に限らず、ベヒクルや着色顔料
として以下の透明性のよいものを用いるときは、
前記実施例とほぼ同様な傾向を示した。 ただし、各材料により最高反射濃度、非吸収帯
域での光透過率および該反射濃度に達したときの
着色材量に変動は生じたが、いずれも目視による
最高濃度以上とすることができた。 イエローの着色顔料としてナフトールエロー
S、ハンザエロー5G、パーマネントエロー
NCG、キノリンエローレーキなどの顔料の1種
または2種以上の混合物を用いたところ、実施例
1と同様にすぐれた効果がえられた。 マゼンタの着色顔料としてブリリアントフアス
トカーレツト、ブリリンアントカーミンBS、パ
ーマネントカーミンFB、リソールレツド、パー
マネントレツドF5R、ブリリアントカーミン6B、
ピグメントスカーレツト3B、ローダミンレーキ
B、アリザリンレーキなどの顔料の1種または2
種以上の混合物を用いたところ、実施例1と同様
にすぐれた効果がえられた。 シアンの着色顔料としてビクトリアブルーレー
キ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニ
ンブルー、フアストスカイブルーなどの顔料の1
種または2種以上の混合物を用いたところ、実施
例1と同様にすぐれた効果がえられた。 ベヒクルの組成としては、バインダー剤とし
て、針入度が10〜30(25℃)の固体ロウを用いる
のが、えられるインキ層の感熱性を向上せしめる
うえで好ましく、たとえばカルナバワツクス、マ
イクロクリスタリンワツクス、木ろう、ミツロ
ウ、セレシンワツクス、鯨ロウなどのワツクス類
が用いられるが、さらに必要に応じて低分子量ポ
リエチレン、酸化ワツクス、エステルワツクスな
どの容易に溶融しうる物質を併用して用いてもよ
い。 また柔軟剤としては、たとえば石油樹脂、ポリ
酢酸ビニル、ポリスチレン、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、セルロースエステル類、セルロース
エーテル類、アクリル系樹脂類などのごとき容易
に熱溶融しうる物質または潤滑油が好適に使用さ
れる。 さらに本発明においては、かかる感熱転写性イ
ンキ層に良好な熱伝導性および溶融転写性を付与
させるために、粉体状熱伝導性物質および(また
は)体質顔料を配合することができる。 粉体状熱伝導性物質としては、たとえばアルミ
ニウム、銅、錫、亜鉛などの熱伝導率が6.0×
10-4〜25.0×10-4cal/sec・cm・℃のものが好適
に使用される。 また体質顔料としては、たとえばコロイダルシ
リカ、炭酸マグネシウム、炭残カルシウム、クレ
ー、カオリン、珪酸カルシウム、アエロジル、ホ
ワイトカーボンなどの比較的透明性の高いものが
好適に使用される。 これらの熱伝導性物質や体質顔料はインキ層総
量100重量部に対してそれぞれ0〜30重量部およ
び0〜10重量部の割合で配合される。 なお、ベヒクルを構成する前記各成分の組合せ
や配合量などは、ベヒクル自体の透明性を損なわ
ないように選択する必要がある。 基材1としては、コンデンサー薄紙、コンデン
サー絶縁紙、ワンタイムカーボン原紙、硫酸紙、
グラシン紙、インデイアン紙、ロウ紙原子などの
薄紙あるいはセロハン、ポリエステル、ポリイミ
ド、ポリ塩化ビニルなどのプラスチツクフイルム
などを用いることができる。 また基材1は表面にステイツク防止のための樹
脂や転写性向上のための高熱伝導層をコーテイン
グしたものとしてもよい。 基材1に対するインキ層の配置は必ずしも第1
図に示すようなものに限らず、従来周知のパター
ンで配置すればよい。 また色ちがいのインキ層を1つの基材1に塗布
するのではなく、各色のインキ層ごとに基材に塗
布したり、濃度の相意により基材をかえるなどし
てもよい。
第1図はカラーダンダラ状に配置されている本
発明の多階調用感熱転写記録媒体の一実施例の概
略説明図、第2〜4図はそれぞれ実施例1〜2お
よび比較例においてえられた印字像の反射濃度
(ΔOD)と着色材量との関係を示すグラフであ
る。
発明の多階調用感熱転写記録媒体の一実施例の概
略説明図、第2〜4図はそれぞれ実施例1〜2お
よび比較例においてえられた印字像の反射濃度
(ΔOD)と着色材量との関係を示すグラフであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基材に設けられたイエロー、マゼンタまたは
シアンのうちの少なくとも1色のインキ層が各色
ごとに熱転写により記録紙に複数回重ね合わされ
ることによつて、えられる各色の転写像の濃度を
調整する多階調感熱転写方式に用いられる多階調
用感熱転写記録媒体であつて、前記インキ層が、
透明性および着色力の高い着色顔料が最高反射濃
度を呈する量未満の少ない量含有されているとと
もに、前記着色顔料における非吸収帯域での光透
過率が約65%以上である多階調用感熱転写記録媒
体。 2 単一の基材上に、イエロー、マゼンタまたは
シアンのうちの1色に属し、反射濃度が相互に異
なる複数のインキ層が並べて配置されてなる特許
請求の範囲第1項記載の多階調用感熱転写記録媒
体。 3 単一の基材上に、イエローに属し、反射濃度
が相互に異なる複数のインキ層、マゼンタに属
し、反射濃度が相互に異なる複数のインキ層、お
よびシアンに属し、反射濃度が相互に異なる複数
のインキ層が並べて配置されてなる特許請求の範
囲第1項記載の多階調用感熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57183233A JPS5971896A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | 多階調用感熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57183233A JPS5971896A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | 多階調用感熱転写記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5971896A JPS5971896A (ja) | 1984-04-23 |
| JPH0433632B2 true JPH0433632B2 (ja) | 1992-06-03 |
Family
ID=16132103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57183233A Granted JPS5971896A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | 多階調用感熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5971896A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016064105A1 (ko) * | 2014-10-23 | 2016-04-28 | 주식회사 에스엠하이테크 | 온도 퓨즈 기능을 가진 에스엠디형 마이크로 복합 퓨즈 및 그 제조방법 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0729483B2 (ja) * | 1985-06-27 | 1995-04-05 | 沖電気工業株式会社 | インパクトプリンタ用インキリボン |
| JPH0755583B2 (ja) * | 1985-07-22 | 1995-06-14 | 大日本印刷株式会社 | 感熱転写シ−ト |
| JPH0717141A (ja) * | 1992-12-11 | 1995-01-20 | Tektronix Inc | 熱転写プリント媒体 |
| JP2963056B2 (ja) * | 1996-07-29 | 1999-10-12 | 大日本印刷株式会社 | 画像形成方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5939595A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 階調画像用熱転写記録材 |
-
1982
- 1982-10-18 JP JP57183233A patent/JPS5971896A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016064105A1 (ko) * | 2014-10-23 | 2016-04-28 | 주식회사 에스엠하이테크 | 온도 퓨즈 기능을 가진 에스엠디형 마이크로 복합 퓨즈 및 그 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5971896A (ja) | 1984-04-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1198591A (en) | Heat-sensitive color transfer recording media | |
| US4572684A (en) | Heat-sensitive color transfer ribbon | |
| JPH01258987A (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| EP0198505B1 (en) | Heat-sensitive transfer sheet | |
| US4853274A (en) | Thermal transfer material | |
| JPS62169692A (ja) | 熱転写シ−ト | |
| JPH0433632B2 (ja) | ||
| US5700584A (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JPS6365029B2 (ja) | ||
| JPH038959B2 (ja) | ||
| JPS6365030B2 (ja) | ||
| US4615932A (en) | Multi-gradation heat sensitive transfer medium | |
| US5376432A (en) | Thermal transfer sheet | |
| EP0158686B1 (en) | Multi-gradation heat sensitive transfer medium | |
| JP5556311B2 (ja) | 昇華型熱転写方法及び情報漏洩防止システム | |
| US4931123A (en) | Heat-sensitive color transfer recording medium | |
| CA1236300A (en) | Multi-gradation heat sensitive transfer medium | |
| JP3114977B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JP3357961B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JP3055800B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JPH01271289A (ja) | 溶融型熱転写インク画像受容シート | |
| JP2922734B2 (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JPH0717142A (ja) | カラー熱転写記録方法 | |
| JPH01263081A (ja) | 熱転写画像受容シート | |
| JPH0578433B2 (ja) |