JPH04336502A - カラ−フィルタ - Google Patents

カラ−フィルタ

Info

Publication number
JPH04336502A
JPH04336502A JP3109264A JP10926491A JPH04336502A JP H04336502 A JPH04336502 A JP H04336502A JP 3109264 A JP3109264 A JP 3109264A JP 10926491 A JP10926491 A JP 10926491A JP H04336502 A JPH04336502 A JP H04336502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
conductive layer
silicon oxide
thickness
transparent conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3109264A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Akamatsu
孝義 赤松
Tetsuo Oka
哲雄 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP3109264A priority Critical patent/JPH04336502A/ja
Publication of JPH04336502A publication Critical patent/JPH04336502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示素子に使用され
るカラ−フィルタに関するものであり、さらに詳しくは
、エッチング特性や低抵抗の点で優れた透明導電層を有
するカラ−フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に透明導電層としては酸化インジウ
ムに錫を数%ド−プしたITOなどの酸化物半導体が採
用される。液晶表示素子用途には高透明化および低抵抗
化の要請が強く、透明導電層の改良が続けられている。 また液晶表示素子用途には画素に対応したパタ−ンを作
るために透明導電層は良好なエッチング特性を備えてい
ることも要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高透明
化および低抵抗化の改良やエッチング性の改良は、もっ
ぱらガラス基体上に直接設けられた透明導電層について
検討されてきており、有機物層の上に透明導電層を設け
る場合については研究例は非常に少ない。本発明者らは
カラ−フィルタの製造にあたって有機物層の上に透明導
電層を積層することを試みたところ、有機物層の組成や
状態もしくは透明導電層形成条件によっては、ガラス基
体上に透明導電層を直接積層した場合に比べて特性が劣
った透明導電層ができる問題があることが明らかになっ
た。すなわち、抵抗値が大きくなってしまったり、エッ
チングにおいてサイドエッチングが大きかったり、不規
則なサイドエッチングが起きたりすることが明らかにな
った。該有機物層の上にスパッタ法やディップ法で形成
したシリコン酸化物層を介して透明導電層を積層するこ
とも提案されているが、この場合は透明導電層作成後の
保管期間やエッチング時あるいは超音波洗浄時にクラッ
クや剥離が発生しやすいという問題があった。またスパ
ッタ法やディップ法では、生産性の上での制限や製造方
法の本質的な制限から0.02μm程度の比較的薄い膜
しか形成できず、該有機物層と透明導電膜との分離が十
分でない問題もあった。
【0004】本発明者らは上記のごとき課題を解決せん
と鋭意検討した結果、本発明に到達した。その目的とす
るところは、高透明性、低抵抗性およびエッチング特性
に優れた透明導電層を備えたカラ−フィルタを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
以下の構成により達成される。
【0006】基体、有機着色層、保護層および透明導電
層をこの順に積層してなるカラ−フィルタであって、該
保護層がシリコン、酸素および炭素を含んでおり、かつ
該保護層と該透明導電層との間に厚さが0.05〜0.
5μmの範囲のシリコン酸化物層が形成されていること
を特徴とするカラ−フィルタ。
【0007】本発明において使用される基体としては、
耐熱性や寸法安定性の点でガラスであることが好ましい
が、ポリエチレンテレフタレ−トやポリカ−ボネ−トな
どのプラスチックも使用することができる。これらの基
体と有機着色層との間に遮光や基体と有機着色層との相
互作用の防止を目的とした層を挿入することは適宜許さ
れる。遮光層としては、クロム膜や部分酸化させたクロ
ム膜が好適である。基体と有機着色層との相互作用を防
止するための層としては、酸化シリコン膜が好適である
。遮光方法としては遮光層の挿入のほか、有機着色層の
重ね合わせにより透過光を減少させる方法も採用できる
【0008】本発明において使用される有機着色層は、
着色剤とポリマの複合体からなる。着色剤としては顔料
や染料が用いられるが、特に耐熱性および耐光性の良好
な顔料が好ましい。一方、ポリマとしては200℃以上
の熱処理でも軟化、分解、着色を生じない高分子材料が
用いられ、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、尿素樹脂、ア
クリル樹脂、ポリビニルアルコ−ル樹脂、ポリイミド樹
脂およびこれらの混合物が好ましく用いられる。中でも
耐熱姓に優れるポリイミド樹脂が特に好ましい。これら
に感光性を付与した樹脂も好ましく用いられる。
【0009】本発明のシリコン、酸素および炭素を含ん
だ保護層としては、オルガノシランを縮重合して得られ
るシリコ−ン樹脂やオルガノシランとイミド基を有する
化合物とを縮重合して得られるイミド変性シリコ−ン樹
脂等が使用される。中でもイミド変性シリコ−ン樹脂は
透明性、耐熱性、塗布時の平坦性および密着性に優れる
ため好ましい。オルガノシランとしては、メチルトリメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルト
リエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリ
シドキシプロピルトリエトキシシランなどのトリアルコ
キシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシラン、エチルフェニルジメトキシシラン、メチ
ルフェニルジメトキシシラン、メチルフェニルジエトキ
シシランなどのジアルコキシシラン、トリメチルメトキ
シシラン、トリエチルエトキシシラン、トリフェニルエ
トキシシランなどのモノアルコキシシランを挙げること
ができる。またオルガノシランに代えてオルガノシラン
の加水分解物や部分的縮合物を採用することもできる。 またこれらのオルガノシランは単独でなく複数の種類を
混合して使用することも可能である。使用されるオルガ
ノシランの少なくとも一種類が分子量が500以下であ
ることが本発明のシリコン酸化物層を形成しやすい点で
好ましい。該分子量は200以下であることがさらに好
ましい。使用されるオルガノシランの少なくとも一種類
がジアルコキシシランもしくはモノアルコキシシランで
あることが本発明のシリコン酸化物層を形成しやすい点
で好ましい。
【0010】イミド基を有する化合物としては、縮合反
応タイプのポリイミド前駆体が使用される。例えばテト
ラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物などとアミノシラン化合物を溶媒中で反応させる
ことにより、ポリアミド酸溶液すなわち縮合反応タイプ
のポリイミド前駆体を得ることができる。テトラカルボ
ン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の
具体例としては、ピロメリット酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物、4,4’− オキシジフタル酸二無水物を挙げる
ことができる。アミノシラン化合物の具体例としては、
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメエキ
シシラン、3−アミノブチルトリメトキシシラン、3−
アミノブチルトリエトキシシランを挙げることができる
。イミド基の他にポリイミドの耐熱性を損なわない範囲
でアミノ基、アミド基、カルボキシル基、スルホンアミ
ド基などの核置換基を有していても良い。
【0011】本発明の保護層に塗布性、接着性などの改
善を目的として、カップリング剤などの接着性付与剤や
非イオン性界面活性剤などを加えることは適宜許される
【0012】本発明において使用される透明導電層とし
ては、酸化錫、酸化インジウム、酸化ジルコニウム、酸
化亜鉛、酸化カドミウム、錫添加酸化インジウム(IT
O)、錫添加酸化カドミウムなどが用いられるが、中で
もITOが高透明性および低抵抗性の点で好ましい。I
TOにおける錫の添加量は重量で5〜15%の範囲が抵
抗値を小さくするために好ましく、7〜13%がさらに
好ましい。透明導電層の厚みは、必要とされる表面抵抗
値によって変化するが、0.005〜0.3μmの範囲
が好ましく、0.01〜0.2μmの範囲がさらに好ま
しい。
【0013】本発明における保護層と透明導電層との間
に形成されたシリコン酸化物層とは、主としてシリコン
と酸素からなる層であって、原子個数で30%以下、好
ましくは20%以下の炭素、窒素、水素やその他不可避
の不純物が混入していても良い。該シリコン酸化物層は
、化学量論的な組成であるSiO2 だけでなくSiO
x で表される非化学量論的な組成であっても良い。S
iOx のXの値は0.8≦X≦2.2の範囲であるこ
とが透明導電層の抵抗値を小さくするためやエッチング
特性を改良するために好ましく、1≦X≦2の範囲であ
ることがさらに好ましい。
【0014】該シリコン酸化物層の厚みは薄すぎると透
明導電層の抵抗値を小さくするためやエッチング特性を
改良する効果が小さく、厚すぎるとクラックが発生しや
すくなるほか生産性を低下させたりするため、0.05
〜0.5μmの範囲であることが重要である。該シリコ
ン酸化物層の厚みは、0.06〜0.3μmであること
がさらに好ましく、0.08〜0.2μmであることが
最も好ましい。
【0015】本発明のシリコン酸化物層と保護層との間
に形成される連続的に組成が変化している境界層とは、
シリコン酸化物層と保護層との中間の組成を持ち、かつ
例えば炭素の割合がシリコン酸化物層内での割合から保
護層側に向かって保護層内での割合へ連続的に増加して
いる層を言う。該境界層の厚みは0.05μm以上ある
ことが、透明導電層の抵抗値を小さくするためやエッチ
ング特性を改良するために好ましい。該境界層の厚みは
0.1μm以上あることがさらに好ましい。
【0016】該透明導電層、該シリコン酸化物層、該境
界層の厚みや組成はイオンエッチングとオ−ジェ電子分
光分析の組合せなどによって知ることができる。図1は
本発明のカラ−フィルタの内、透明導電層から保護層表
層までの部分の深さ方向の組成分布の一例である。本発
明では、透明導電層を構成する主たる元素(図1ではイ
ンジウム)の濃度が透明導電層の厚さ方向の中央部での
濃度の半分になる位置Aを透明導電層とシリコン酸化物
層の境界とする。またシリコン酸化物層と保護層との境
界は炭素原子が増加を始める位置Bとする。シリコン酸
化物層と保護層との間の連続的に組成が変化している境
界層とは、位置Bから本来の保護層の組成に回復する位
置Cまでとする。
【0017】以下、本発明によるカラ−フィルタの製造
方法の概略を説明するが、これに限定されるものではな
い。
【0018】スパッタ法によって酸化クロムからなる遮
光層をガラス基体上に形成し、フォトリソグラフィ法に
よって格子状に加工する。赤、青、緑の顔料とポリマ−
と溶媒を分散混合した3種類のペ−ストを用意する。ス
トライプ状の酸化クロム層が形成されたガラス上へ緑ペ
−ストを塗布しセミキュアした後、フォトリソグラフィ
法によって画素に対応したストライプ状の緑有機着色層
を形成し、キュアする。同様にして、続けて赤、青の有
機着色層を形成する。3色の画素が形成された上へオル
ガノシランとイミド基を有する化合物とを共重合して得
られるイミド変性シリコ−ン樹脂を塗布、キュアし、保
護層とする。該保護層を設けた基体を所定の条件で加熱
処理またはプラズマ処理することによって、該保護層表
層にシリコン酸化物層および境界層を形成する。次いで
スパッタ法によってITO透明導電層を形成し、フォト
リソグラフィ法によってストライプ状に加工する。かく
して本発明のカラ−フィルタを得る。
【0019】該加熱処理は、保護層のキュアから5時間
以上、好ましくは24時間以上放置した後、170℃以
上の温度雰囲気に30分間以上保管することを言う。キ
ュア後から加熱処理までの時間経過により該加熱処理の
効果は顕著になる。エッチング特性に優れた透明導電層
を得られる点で、該温度雰囲気は170〜350℃の範
囲であることが好ましく、200〜300℃の範囲であ
ることがさらに好ましい。該加熱処理の時間は30分〜
3時間の範囲であることが好ましい。該加熱処理雰囲気
は特に限定されないが、大気など酸素や水蒸気を含む雰
囲気が好適に採用される。高温高湿雰囲気での加熱処理
が特に好ましい。
【0020】該プラズマ処理とは、減圧下で発生させた
グロ−放電に処理物を晒すことを言う。プラズマ処理装
置としては公知のものが利用できるが、低抵抗およびエ
ッチング特性に優れた透明導電層を得られる点で、処理
時の圧力は、10−3〜20Torrの範囲が好ましく
、10−2〜5Torrの範囲がさらに好ましい。処理
雰囲気としては、空気、ネオン、アルゴン、クリプトン
、窒素、酸素などが採用できるが、良質のシリコン酸化
物層を高速に形成するためや保護層の酸化などの劣化を
抑えるためには、空気、アルゴン、窒素が好ましい。常
圧プラズマと呼ばれる大気圧のヘリウムもしくはアルゴ
ンとアセトンなどのケトン類の混合ガス雰囲気でのグロ
−放電も採用することができる。
【0021】低抵抗を得るためには、加熱処理よりもプ
ラズマ処理のほうが効果が大きく好ましい。
【0022】[特性の測定方法、評価方法](1)深さ
方向の組成分布の測定方法 オ−ジェ電子分光分析機(日本電子(株)製JAMP−
10S)を用いた。透明導電層を構成する主たる元素の
濃度が透明導電層の厚さ方向の中央部での濃度の半分に
なる位置Aを透明導電層とシリコン酸化物層の境界とす
る。またシリコン酸化物層と保護層との境界は炭素原子
が増加を始める位置Bとする。シリコン酸化物層と保護
層との間の連続的に組成が変化している境界層とは、位
置Bから本来の保護層の組成に回復する位置Cまでとす
る。
【0023】(2)エッチング特性の評価方法得られた
透明導電層試料をフォトリソグラフィ法によってストラ
イプ状にエッチングし、レジストパタ−ンの幅からの広
がりやストライプの直線性からエッチング特性を評価す
る。エッチングは40℃の塩酸と塩化第二鉄が2:1の
混合液中で行い、ジャストエッチングできる時間の2倍
の時間をかけてオ−バ−エッチングした。レジストパタ
−ンの幅からの広がり(サイドエッチング)が小さく、
ストライプの直線性が良いものが好ましい。
【0024】(3)抵抗値の測定方法 四探針抵抗測定器(共和理研(株) model K−
705RD)を用いた。
【0025】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0026】実施例1 スパッタ法によって厚さ0.1μmの酸化クロム遮光層
をガラス基体上に形成し、フォトリソグラフィ法によっ
て、一方は110μmピッチ、これと直交する方向には
330μmピッチで線幅が30μmの格子状に加工した
。赤、緑、青の顔料としてそれぞれColor Ind
ex No.73905 Pigment Red 2
09で示されるキナクリドン系顔料、Color In
dex No.74160 Pigment Gree
n 36 で示されるフタロシアニングリ−ン系顔料、
Color Index No.74160 Pigm
ent blue 15−4で示されるフタロシアニン
ブル−系顔料を用意した。透明なポリイミド先駆体溶液
(東レ(株)製セミコファインSP−910)と上記顔
料を分散混合した赤、緑、青の3種類のペ−ストを用意
した。 格子状の酸化クロム層が形成されたガラス上へ緑ペ−ス
トを塗布しセミキュアした後、フォトリソグラフィ法に
よって、該格子の開口部を埋めるように、画素に対応し
た幅90μm、ピッチ330μmのストライプ状の緑有
機着色層を形成し、キュアした。該緑有機着色層の厚さ
は1.5μmとした。同様にして、続けて赤、青の有機
着色層を形成した。メチルトリメトキシシランおよびジ
メチルジメトキシシランを酢酸を加え加水分解した後、
1:1に混合してオルガノシラン縮合物を作製した。3
,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二
無水物と3−アミノプロピルトリエトキシシランとをn
−メチル−2−ピロリドン溶媒中にてモル比で1:2の
割合で混合し、反応させ、イミド基を有する縮合物を作
製した。該オルガノシラン縮合物と該イミド基を有する
縮合物およびn−メチル−2−ピロリドンとを7:2:
4の割合で混合した組成物を赤、青、緑の有機着色層が
形成された基体上に塗布、キュアしてシリコン、酸素お
よび炭素を含んだ厚さ2μmの保護層を得た。
【0027】プラズマリアクタ−(ヤマト科学(株)製
 model PC−101A)にて1Torrのアル
ゴン雰囲気中で、該保護層を設けた基体に50W、3分
間のプラズマ処理を施した。次にスパッタ法によって錫
が10%含有されたITO層を0.11μmの厚さで該
保護層上に形成した。ITO層形成前の真空排気時間は
15分、ITO層形成中の基体の温度は250℃とした
。有機着色層のストライプとは直交する方向に幅290
μm、ピッチ30μmのフォトレジストのパタ−ンを設
け、フォトリソグラフィ法によって該ITO層を該格子
の開口部を埋めるようにストライプ状にエッチングした
。ITO層のエッチングは塩酸と塩化第二鉄とが2:1
の混合液にて行った。かくして本発明のカラ−フィルタ
を得た。
【0028】ストライプ状に加工する前に測定したIT
O層の表面抵抗値は18.4Ω/□と十分小さかった。 ITO層のストライプの直線性は良好で、またレジスト
パタ−ンに比べてサイドエッチングは7%と小さかった
【0029】カラ−フィルタをITO層側からオ−ジェ
電子分光分析法で深さ方向の組成分布を調べたところ図
1のようであり、シリコン、酸素および炭素を含んだ保
護層とITO層との間に厚さが0.17μmのシリコン
酸化物層(位置A−B間)があり、またさらにその基体
側に0.2μmの連続的に組成が変化している境界層(
位置B−C間)があった。
【0030】実施例2 実施例1と同様にして、赤、青、緑の有機着色層を形成
した。メチルトリメトキシシランとジメチルジメトキシ
シランとを1:1に混合して酢酸を加え加水分解した。 この加水分解物とn−メチル−2−ピロリドンとを1:
1に混合して得られた組成物を、該有機着色層上に塗布
し、150℃で2時間のキュアを施してシリコン、酸素
および炭素を含んだ保護層を得た。
【0031】プラズマリアクタ−にて1Torrのアル
ゴン雰囲気中で、該保護層を設けた基体に50W、3分
間のプラズマ処理を施した。次に実施例1と同様にして
ITO膜を形成し、エッチングを施して、本発明のカラ
−フィルタを得た。
【0032】ストライプ状に加工する前に測定したIT
O層の表面抵抗値は18.6Ω/□と十分小さかった。 ITO層のストライプの直線性は良好で、またレジスト
パタ−ンに比べてサイドエッチングは8%と小さかった
【0033】カラ−フィルタをITO層側からオ−ジェ
電子分光分析法で深さ方向の組成分布を調べたところ、
シリコン、酸素および炭素を含んだ保護層とITO膜と
の間に厚さが0.2μmのシリコン酸化物層があり、ま
たさらにその基体側に0.23μmの連続的に組成が変
化している境界層があった。
【0034】実施例3 実施例1と同様にして、赤、青、緑の有機着色層および
該有機着色層上のシリコン、酸素および炭素を含んだ保
護層を得た。
【0035】保護層のキュア後、24時間大気中に該保
護層を設けた基体を放置した。次に、熱風オ−ブンにて
200℃で3時間の加熱処理を施した。該保護層上に実
施例1と同様にしてITO膜を形成し、エッチングを施
して、本発明のカラ−フィルタを得た。
【0036】ストライプ状に加工する前に測定したIT
O層の表面抵抗値は19.4Ω/□と実施例1に比べて
やや大きくなったが、比較例1よりは小さかった。IT
O層のストライプの直線性は非常に良好で、またレジス
トパタ−ンに比べてサイドエッチングは5%と特に小さ
かった。
【0037】カラ−フィルタをITO層側からオ−ジェ
電子分光分析法で深さ方向の組成分布を調べたところ、
シリコン、酸素および炭素を含んだ保護層とITO膜と
の間に厚さが0.13μmのシリコン酸化物層があり、
またさらにその基体側に0.3μmの連続的に組成が変
化している境界層があった。
【0038】比較例1 保護層形成後、プラズマ処理を行わなかったこと以外は
実施例1と同様にしてカラ−フィルタを作製した。
【0039】ストライプ状に加工する前に測定したIT
O層の表面抵抗値は20.4Ω/□であり、ガラス基板
上に同じ条件で成膜した場合の18.8Ω/□より著し
く増大した。ITO層のストライプの幅方向端部には不
規則な剥離が生じ直線性が損なわれたほか、レジストパ
タ−ンに比べて30%のサイドエッチングが観察された
【0040】カラ−フィルタをITO層側からオ−ジェ
電子分光分析法で深さ方向の組成分布を調べたところ、
図2のようであり、シリコン、酸素および炭素を含んだ
保護層とITO膜との間にはシリコン酸化物層や連続的
に組成が変化している境界層が見られなかった。
【0041】比較例2 保護層形成後、プラズマ処理を行わなかったこと以外は
実施例2と同様にしてカラ−フィルタを作製した。
【0042】ストライプ状に加工する前に測定したIT
O層の表面抵抗値は21Ω/□であり、ガラス基板上に
同じ条件で成膜した場合の18.8Ω/□より著しく増
大した。ITO層のストライプの幅方向端部には不規則
な剥離が生じ直線性が損なわれたほか、レジストパタ−
ンに比べて40%のサイドエッチングが観察された。カ
ラ−フィルタをITO層側からオ−ジェ電子分光分析法
で深さ方向の組成分布を調べたところ、シリコン、酸素
および炭素を含んだ保護層とITO膜との間にはシリコ
ン酸化物層や連続的に組成が変化している境界層が見ら
れなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明は、シリコン、酸素および炭素を
含んだ保護層の上に厚さ0.05〜0.5μmのシリコ
ン酸化物層を介して透明導電層を形成したので、ガラス
基体上に形成した場合と同等かそれ以下の小さな抵抗値
が得られたものである。透明導電層の抵抗値が小さいこ
とは、液晶駆動信号の遅延が抑えられより大型のディス
プレイが可能になったり、液晶駆動信号回路への負担が
小さくなるので非常に重要である。また該シリコン酸化
物層が無い場合には透明導電層をややオ−バ−エッチン
グすると顕著なサイドエッチングや不均一なサイドエッ
チングが起こりやすいが、該シリコン酸化物層を設けた
場合には良好なエッチングができたものである。オ−バ
−エッチングしても良好なパタ−ンが得られることは、
製造工程を安定させるために効果が大きい。さらに該シ
リコン酸化物層および該シリコン酸化物層と該保護層と
の間に連続的に組成が変化する境界層があることにより
、液晶表示素子製造時の熱履歴や洗浄によるクラックの
発生が抑制される効果もあった。
【0044】
【発明の作用】シリコン、酸素および炭素を含んだ保護
層に適当な前処理を施し、表層を改質した後、透明導電
層を形成することにより、透明導電層形成時の保護層か
らの低分子量のアルコキシシランなどの脱離を抑えるこ
とができ、ガラス基体上に形成した場合と同等かそれ以
下の小さな抵抗値でかつエッチング特性に優れた透明導
電層が得られるものと推定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラ−フィルタの深さ方向の組成分布
の一例である。
【図2】比較例のカラ−フィルタの深さ方向の組成分布
の一例である。
【符号の説明】
A:透明導電層とシリコン酸化物層との境界B:シリコ
ン酸化物層と該シリコン酸化物層と保護層との間の連続
的に組成が変化する境界層との境界C:該境界層と該保
護層との境界

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体、有機着色層、保護層および透明導電
    層をこの順に積層してなるカラ−フィルタであって、該
    保護層がシリコン、酸素および炭素を含んでおり、かつ
    該保護層と該透明導電層との間に厚さが0.05〜0.
    5μmの範囲のシリコン酸化物層が形成されていること
    を特徴とするカラ−フィルタ。
  2. 【請求項2】該シリコン酸化物層と該保護層との間に0
    .05μm以上の厚さの連続的に組成が変化している境
    界層を有することを特徴とする請求項1記載のカラ−フ
    ィルタ。
JP3109264A 1991-05-14 1991-05-14 カラ−フィルタ Pending JPH04336502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3109264A JPH04336502A (ja) 1991-05-14 1991-05-14 カラ−フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3109264A JPH04336502A (ja) 1991-05-14 1991-05-14 カラ−フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04336502A true JPH04336502A (ja) 1992-11-24

Family

ID=14505764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3109264A Pending JPH04336502A (ja) 1991-05-14 1991-05-14 カラ−フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04336502A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013165068A (ja) * 2013-04-15 2013-08-22 Sony Corp 上面発光型発光素子及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013165068A (ja) * 2013-04-15 2013-08-22 Sony Corp 上面発光型発光素子及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6787124B2 (ja) 樹脂積層膜、それを含む積層体、tft基板、有機el素子カラーフィルターならびにそれらの製造方法。
CN105026963B (zh) 黑矩阵基板
KR20190022487A (ko) 폴리이미드 수지, 폴리이미드 수지 조성물, 그것을 사용한 터치 패널 및 그의 제조 방법, 컬러 필터 및 그의 제조 방법, 액정 소자 및 그의 제조 방법, 유기 el 소자 및 그의 제조 방법
JP6746888B2 (ja) ディスプレイ用支持基板、それを用いたカラーフィルターおよびその製造方法、有機el素子およびその製造方法、ならびにフレキシブル有機elディスプレイ
WO2016052323A1 (ja) ディスプレイ用支持基板、それを用いたカラーフィルターおよびその製造方法、有機el素子およびその製造方法、ならびにフレキシブル有機elディスプレイ
CN104303081B (zh) 滤色器基板、滤色器基板的制造方法、以及使用了其的图像显示装置
US7083739B2 (en) Transfer body and method using the same
JP2002327024A (ja) 樹脂フィルム、およびその用途
JP4429467B2 (ja) 透明導電性フィルム
JPH04336502A (ja) カラ−フィルタ
JPH06294907A (ja) 保護膜用組成物及びそれを用いたカラーフィルター付き基板ならびに液晶表示素子
JP2913992B2 (ja) カラーフィルタおよびその製造方法
JP2924302B2 (ja) カラーフィルタおよび液晶表示素子
JP2004314626A (ja) 保護膜およびその製造方法
JP4038846B2 (ja) 液晶表示装置用カラーフィルターの製造方法
KR100372071B1 (ko) 액정 표시 장치 및 수지 조성물
JP3420000B2 (ja) 黒色着色組成物、高耐熱性遮光部材、アレイ基板、液晶表示装置、およびアレイ基板の製造方法
JPH0439660A (ja) フォトマスク材用基板、フォトマスク材及びそれらの製造法
JPH07218717A (ja) カラーフィルターの製造方法
JP2002208475A (ja) 有機電界発光装置
JPH09255369A (ja) 高耐熱性遮光部材、アレイ基板、液晶表示装置、およびアレイ基板の製造方法
JPH07146480A (ja) 透明導電膜付きカラーフィルター基板の製造方法
JP3889459B2 (ja) 透明保護膜形成用熱硬化性樹脂組成物およびカラーフィルター
JP2000066017A (ja) カラーフィルター用熱硬化性樹脂溶液組成物、カラーフィルターならびに液晶表示装置
JP2001166126A (ja) カラーフィルターおよび液晶表示装置